JP2016174473A - コンバータ装置 - Google Patents

コンバータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016174473A
JP2016174473A JP2015053265A JP2015053265A JP2016174473A JP 2016174473 A JP2016174473 A JP 2016174473A JP 2015053265 A JP2015053265 A JP 2015053265A JP 2015053265 A JP2015053265 A JP 2015053265A JP 2016174473 A JP2016174473 A JP 2016174473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input capacitor
converter device
converter
charging
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015053265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016174473A5 (ja
Inventor
泰久 田坂
Yasuhisa Tasaka
泰久 田坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2015053265A priority Critical patent/JP2016174473A/ja
Publication of JP2016174473A publication Critical patent/JP2016174473A/ja
Publication of JP2016174473A5 publication Critical patent/JP2016174473A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】コンバータ装置の信頼性を高める。【解決手段】コンバータ装置100の出力端子116には、入力コンデンサC2を含む負荷(インバータ装置200)が接続される。DC/DCコンバータ110は、リアクトルL1、スイッチング素子SW1,SW2および出力端子116と接続される平滑コンデンサC1を含み、出力端子116にDCリンク電圧VDCを発生させる。主スイッチMC1は、DC/DCコンバータ110の入力端子112と蓄電手段102の間に設けられる。充電抵抗R1は、主スイッチMC1と並列に設けられる。異常検出部120は、出力端子116に接続される入力コンデンサC2の容量が許容値より小さいか否かを判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、コンバータ装置に関する。
直流電圧のレベルを変換したり、1次側と2次側の間で電力を相互に供給する目的で、コンバータ装置が用いられる。図1は、コンバータ装置100rの回路図である。
コンバータ装置100rは、電池やキャパシタなどの蓄電手段102と、DC/DCコンバータ110と、を備える。DC/DCコンバータ110は、昇圧(Boost)コンバータ、降圧(Buck)コンバータ、回生コンバータ、双方向DC/DCコンバータ、昇降圧コンバータなどであり、蓄電手段102の電圧Vを受け、それを昇圧してDCリンクバス104に接続される負荷200に出力する。あるいはDC/DCコンバータ110は、インバータ装置200からの回生電力を受け、蓄電手段102に回収する。
DC/DCコンバータ110は、リアクトルL1、スイッチング素子(単にスイッチとも称する)SW1,SW2、平滑コンデンサC1を備える。平滑コンデンサC1は、DCリンクバス104と接続され、DCリンクバス104の電圧(DCリンク電圧)VDCを安定化する。スイッチSW1およびスイッチSW2は、平滑コンデンサC1と並列に接続される。スイッチSW1、SW2の接続点をスイッチングノード114と称する。ダイオードD11,D12は、スイッチSW1,SW2と並列に設けられる。リアクトルL1は、DC/DCコンバータ110の入力端子112とスイッチングノード114の間に設けられる。ダイオードD21,D22は保護素子である。
DC/DCコンバータ110の図示しないコントローラは、力行運転時においてスイッチSW1、SW2をスイッチングし、蓄電手段102の電圧Vを所定の電圧レベルに昇圧し、DCリンクバス104から出力する。またこのコントローラは、回生運転時においてスイッチSW1、SW2をスイッチングし、インバータ装置200からの回生電流を、蓄電手段102に回収する。
DC/DCコンバータ110の入力端子112と蓄電手段102の間には、開閉器SW3ならびに主スイッチである電磁接触器MC1が設けられる。開閉器SW3は、DC/DCコンバータ110の起動時にオンとなり、電磁接触器MC1は、DC/DCコンバータ110の動作中にオンとなる。
コンバータ装置100rの起動時に、開閉器SW3および電磁接触器MC1を突然オンすると、蓄電手段102から平滑コンデンサC1に向かって、突入電流が流れる。突入電流は、スイッチSW1,SW2がオフであったとしても、(i)ダイオードD21およびDCリンクバス104の経路、(ii)リアクトルL1およびダイオードD12の経路に流れうる。
この問題を防止するために、電磁接触器MC1と並列に、突入電流防止用の第1充電抵抗R1が設けられる。コンバータ装置100rの起動時には、電磁接触器MC1をオンする前に、蓄電手段102から開閉器SW3および第1充電抵抗R1を経て、平滑コンデンサC1が充電される。したがって第1充電抵抗R1の抵抗値を適切に定めることで突入電流が防止される。
図1では、コンバータ装置100の負荷として、インバータ装置200が接続されている。インバータ装置200は、コンバータ装置100rからのDCリンク電圧VDCを受け、交流信号に変換して電動機などの負荷204を駆動する。
インバータ装置200は主として入力コンデンサC2とインバータ回路202を備える。インバータ回路202は、入力コンデンサC2の電圧を受け、交流電圧に変換し、負荷204を駆動する。入力コンデンサC2は、DCリンクバス104と接続され、入力されるDCリンク電圧VDCを平滑化する。電磁接触器MC2はインバータ装置200の主スイッチであり、DCリンクバス104と入力コンデンサC2の間に設けられる。入力コンデンサC2への突入電流を防止するために、電磁接触器MC2と並列に第2充電抵抗R2が設けられており、電磁接触器MC2をオンする前に、第2充電抵抗R2を介して入力コンデンサC2が充電される。
特開平7−23523号公報 特開2008−305891号公報
本発明者は、図1のコンバータ装置100rについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
使用において、コンバータ装置100rの平滑コンデンサC1とインバータ装置200の入力コンデンサC2は、並列接続される。この場合、コンバータ装置100rの第1充電抵抗R1には、平滑コンデンサC1と入力コンデンサC2それぞれの充電電流が流れることとなる。そこで仕様書において、DCリンクバス104に接続可能な入力コンデンサC2の最大値(許容値)C2MAXを定めておき、第1充電抵抗R1として、C1+C2MAXに対しても信頼性が維持されるような抵抗値および定格電力を有する部品が選定される。
コンバータ装置100rは、それを購入したユーザにより、任意の負荷(インバータ装置200)との組み合わせで使用される。この場合、インバータ装置200の入力コンデンサC2の容量値が、コンバータ装置100rの仕様書で規定された許容値C2MAXを超えることも想定される。特にメンテナンスにおいて、インバータ装置200が交換された場合や、インバータ装置200の入力コンデンサC2がメンテナンスにおいて交換された場合に、このような状況が生じうる。
DCリンクバス104に許容値C2MAXを超えるキャパシタが接続されると、第1充電抵抗R1の消費電力が定格電力を超え、第1充電抵抗R1の信頼性が低下するおそれがある。なおこのような問題を当業者の一般的な認識と捉えてはならない。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、信頼性を高めたコンバータ装置の提供にある。
本発明のある態様は、コンバータ装置に関する。コンバータ装置は、入力コンデンサを含む負荷が接続される出力端子と、リアクトル、スイッチング素子および出力端子と接続される平滑コンデンサを含み、出力端子にDCリンク電圧を発生させるDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの入力端子と蓄電手段の間に設けられる主スイッチと、主スイッチと並列に設けられる充電抵抗と、出力端子に接続される入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定する異常検出部と、を備える。
この態様によると、出力端子に接続される容量を監視することで、突入電流により充電抵抗の定格電力を超えるのを未然に防ぐことができ、信頼性を高めることができる。
異常検出部は、DCリンク電圧の立ち上がり波形にもとづいて、入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定してもよい。
DCリンク電圧は、平滑コンデンサおよび入力コンデンサの充電にともない上昇するところ、その立ち上がり波形(時定数)は、それらの合成容量に依存する。したがって電圧波形を監視することで、入力コンデンサの容量値が許容値を超えているかを判定できる。
異常検出部は、平滑コンデンサおよび入力コンデンサの充電開始後、所定時間内にDCリンク電圧がしきい値電圧を超えたか否かにもとづいて、入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定してもよい。
異常検出部は、平滑コンデンサおよび入力コンデンサの充電開始後、DCリンク電圧が所定電圧を超えるのに要する時間が、所定時間より長いか否かにもとづいて、入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定してもよい。
異常検出部は、充電開始後のある時刻tにおけるDCリンク電圧VDCを測定し、充電抵抗の抵抗値R、蓄電手段の電圧Vを用いて、式(1)
C=−t/R×1/log(1−VDC/V) …(1)
にもとづいて、平滑コンデンサおよび入力コンデンサの合成容量Cを算出してもよい。
コンバータ装置は、合成容量Cの値にもとづき、充電抵抗の好ましい値もしくは充電抵抗に追加すべき抵抗値を表示する表示器をさらに備えてもよい。
これによりコンバータ装置のメンテナンスに要する時間を大幅に短縮できる。
コンバータ装置は、主スイッチと並列な経路に、充電抵抗と直列に接続されたリレーをさらに備えてもよい。入力コンデンサの容量が許容値より大きいとき、リレーをオフしてもよい。
リレーをオフすることで、充電電流の定格電力を超えるのを防止できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、コンバータ装置の信頼性を高めることができる。
コンバータ装置の回路図である。 実施の形態に係るコンバータ装置の回路図である。 正常時における図2のコンバータ装置の動作波形図である。 異常時における図2のコンバータ装置の動作波形図である。 図5(a)、(b)は、異常検出部のブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係るコンバータ装置100の回路図である。コンバータ装置100は、主として、蓄電手段102、DC/DCコンバータ110を備える。これらについては、図1を参照して説明した通りである。
コンバータ装置100の出力端子116には、入力コンデンサC2を含むインバータ装置200が接続される。インバータ装置200の構成は、図1と同様であるが、別の構成であってもよい。また出力端子116に接続される負荷はインバータ装置には限定されない。
また開閉器SW3および主スイッチとしての電磁接触器MC1が、蓄電手段102とDC/DCコンバータ110の入力端子112の間に設けられる。電磁接触器MC1と並列な経路に、第1充電抵抗R1とリレーRY1が直列に設けられる。リレーRY1のオン、オフは、異常検出部120からの制御信号S2により制御される。開閉器SW3は、電磁開閉器であってもよいし、手動のブレーカや手動スイッチであってもよい。開閉器SW3は、開閉器SW3は、DC/DCコンバータ110の起動時にオンとなり、電磁接触器MC1は、DC/DCコンバータ110の動作中にオンとなる。
異常検出部120は、出力端子116に接続される入力コンデンサC2の容量が許容値C2MAXより小さいか否かを判定する。これは、平滑コンデンサC1と入力コンデンサC2の合成容量が、その許容値(C1+C2MAX)より小さいか否かを判定することと等価である。
異常検出部120による容量検出の方法は特に限定されないが、好ましくは異常検出部120は、第1充電抵抗R1を経由した充電に応じたDCリンク電圧VDCの立ち上がり波形にもとづいて、入力コンデンサC2の容量が許容値C2MAXより小さいか否かを判定する。
第2充電抵抗R2を無視すれば、平滑コンデンサC1と入力コンデンサC2の合成容量はC=C1+C2である。
コンバータ装置100の起動時には、蓄電手段102の電圧Vによって、第1充電抵抗R1を介して合成容量Cが充電される。このときのDCリンク電圧VDCの時間波形は、以下の式(2)で表される。
DC=V×{1−exp(−t/CR)} …(2)
Rは第1充電抵抗R1の抵抗値である。CRは時定数と称される。
たとえば異常検出部120は、平滑コンデンサC1および入力コンデンサC2の第1充電抵抗R1を介した充電開始後、所定時間τ内にDCリンク電圧VDCがしきい値電圧VTHを超えたか否かにもとづいて、入力コンデンサC2の容量が許容値C2MAXより小さいか否かを判定する。しきい値電圧VTHは所定電圧を用いてもよいし、蓄電手段102の電圧Vに基づいて定めてもよい。
そして所定時間τ内にVDC>VTHとなれば、C2<C2MAXとし正常と判定する。反対に、所定時間τの経過後に、VDC<VTHであれば、C2>C2MAXとし、異常と判定する。異常検出部120は、異常を検出すると異常検出信号S1をアサート(たとえばハイレベル)とし、それ以外では異常検出信号S1をネゲートする。
表示器130は、異常検出信号S1がアサートされると、ユーザに対してインバータ装置200の入力コンデンサC2が不適切であることを報知する。表示器130は、液晶ディスプレイなどであってもよいし、単なるLEDランプなどであってもよい。
異常検出部120は、第1充電抵抗R1を介した充電開始後のある時刻tにおけるDCリンク電圧VDCおよび蓄電手段102の電圧Vを測定する。そして既知である第1充電抵抗R1の抵抗値Rを用いて、
C=−t/R×1/log(1−VDC/V) …(3)
にもとづいて、平滑コンデンサC1および入力コンデンサC2の合成容量Cを算出する。なおコンバータ装置100の内部に蓄電手段102が搭載され、電圧Vが既知である場合には、蓄電手段102の電圧Vを測定せずに規定値を用いてもよい。
異常検出部120は、合成容量Cと、それにふさわしい第1充電抵抗R1の抵抗値を対応づけるルックアップテーブルを保持してもよい。そして異常検出部120は、算出した合成容量Cから、それにふさわしい第1充電抵抗R1の抵抗値R1’を取得し、表示器130に表示してもよい。異常検出部120は、追加すべき抵抗値(R1’−R1)を演算して表示器130に表示してもよい。
以上がコンバータ装置100の構成である。続いてその動作を説明する。
図3は、正常時における図2のコンバータ装置100の動作波形図である。はじめに開閉器SW3がターンオンし、コンバータ装置100の起動が指示される。そして時刻t0にリレーRY1がオンする。そうすると第1充電抵抗R1を介して平滑コンデンサC1および入力コンデンサC2が充電される。DCリンク電圧VDCは、式(2)に従って上昇する。
時刻t0から所定時間τ経過後の時刻t1に、VDCとVTHが比較される。VDC>VTHであるため異常検出信号S1はアサートされない。
図4は、異常時における図2のコンバータ装置100の動作波形図である。
時刻t0にリレーRY1がオンし、DCリンク電圧VDCは、式(2)に従って上昇する。入力コンデンサC2の容量が大きいと、つまり合成容量Cが大きいと、DCリンク電圧VDCの立ち上がり時間(時定数CR)が大きくなり、上昇速度が遅くなる。その結果、時刻t1においてもVDC<VTHとなり、異常検出信号S1がアサートされる。異常検出信号S1がアサートされると、その後時刻t2に速やかにリレーRY1がオフされ、第1充電抵抗R1の電流が遮断される。
以上がコンバータ装置100の動作である。
このコンバータ装置100によれば、出力端子116に接続される容量(入力コンデンサC2)を監視し、許容値CMAXより大きいか小さいかを判定することとした。そしてC2>CMAXである場合には、異常検出信号S1をアサートし、リレーRY1がオンしないように制御し、また必要に応じてユーザに通知することで、突入電流により第1充電抵抗R1の定格電力を超えるのを未然に防ぐことができ、信頼性を高めることができる。
また異常検出部120は、DCリンク電圧VDCの立ち上がり波形にもとづいて、入力コンデンサC2の容量が許容値CMAXより小さいか否かを判定することとした。
DCリンク電圧VDCは、平滑コンデンサC1および入力コンデンサC2の合成容量Cの充電にともない上昇するところ、その立ち上がり波形(時定数CR)は、それらの合成容量Cに依存する。したがって電圧波形VDCを監視することで、入力コンデンサC2の容量値が許容値CMAXを超えているかを判定できる。
また合成容量Cの値にもとづき、充電抵抗の好ましい値もしくは充電抵抗に追加すべき抵抗値を推定し、それを表示器130に表示することとした。
従来では、コンバータ装置の故障時にコンバータ装置を調査機関に輸送し、またコンバータ装置を調査するために長い時間を要したが、実施の形態に係るコンバータ装置100によれば、ユーザのところで抵抗を追加するなどの対策を採ることができ、メンテナンスや調査の時間を短縮できる。
続いて異常検出部120の構成例を説明する。図5(a)、(b)は、異常検出部120のブロック図である。図5(a)を参照する。タイマー125は時間τを測定する。A/Dコンバータ121,122は、時間τ経過後に、電圧VDC,Vをサンプリングし、デジタル値に変換する。乗算器123は、デジタル値Vに係数Kを乗算し、しきい値VTHを生成する。デジタルコンパレータ124は、A/Dコンバータ121の出力VDCと乗算器123の出力VTHを比較する。演算器126は、式(3)にもとづき合成容量Cを演算する。
図5(b)を参照する。抵抗R21,R22は、電圧Vを分圧し、しきい値VTHを生成する。電圧コンパレータ127は、電圧VDCと電圧VTHを比較する。タイマー128は時間τを測定する。ラッチ(フリップフロップ)129は、時間τ経過後に電圧コンパレータ127の出力をラッチし、異常検出信号S1を出力する。
なお図5(a)、(b)に示した異常検出部120は、一般的なマイコンあるいはアナログ回路、デジタル回路で実装可能である。また異常検出部120の構成は図5(a)、(b)には限定されず、当業者によれば同等の機能を有する別構成の異常検出部120を設計することができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
(第1変形例)
異常検出部120は、平滑コンデンサC1および入力コンデンサC2の充電開始後、DCリンク電圧VDCが所定電圧VTHを超えるのに要する時間tが、所定時間τより長いか否かにもとづいて、入力コンデンサC2の容量が許容値C2MAXより小さいか否かを判定してもよい。
(第2変形例)
蓄電手段102は、コンバータ装置100の外部に外付けされてもよい。
(用途)
トランスファークレーン、クレーン車、ショベルなどの作業機械、建設機械に油圧と電気のハイブリッドシステムが搭載される場合がある。実施の形態に係るコンバータ装置100は、これらの電気系統に好適に利用できる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…コンバータ装置、102…蓄電手段、104…DCリンクバス、110…DC/DCコンバータ、112…入力端子、114…スイッチングノード、116…出力端子、L1…リアクトル、C1…平滑コンデンサ、SW1,SW2…スイッチ、SW3…開閉器、R1…第1充電抵抗、RY1…リレー、MC1…電磁接触器、120…異常検出部、130…表示器、200…インバータ装置、202…インバータ回路、204…負荷、R2…第2充電抵抗、C2…入力コンデンサ、MC2…電磁接触器、D11,D12,D21,D22…ダイオード、121,122…A/Dコンバータ、123…乗算器、124…デジタルコンパレータ、125…タイマー、126…演算器、127…電圧コンパレータ、128…タイマー、129…ラッチ、S1…異常検出信号、S2…制御信号、V…電圧、VDC…DCリンク電圧、VTH…しきい値電圧。

Claims (8)

  1. 入力コンデンサを含む負荷が接続される出力端子と、
    リアクトル、スイッチング素子および前記出力端子と接続される平滑コンデンサを含み、前記出力端子にDCリンク電圧を発生させるDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの入力端子と蓄電手段の間に設けられる主スイッチと、
    前記主スイッチと並列に設けられる充電抵抗と、
    前記出力端子に接続される前記入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定する異常検出部と、
    を備えることを特徴とするコンバータ装置。
  2. 前記異常検出部は、前記DCリンク電圧の立ち上がり波形にもとづいて、前記入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のコンバータ装置。
  3. 前記異常検出部は、前記平滑コンデンサおよび前記入力コンデンサの充電開始後、所定時間内に前記DCリンク電圧がしきい値電圧を超えたか否かにもとづいて、前記入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンバータ装置。
  4. 前記異常検出部は、前記平滑コンデンサおよび前記入力コンデンサの充電開始後、前記DCリンク電圧が所定電圧を超えるのに要する時間が、所定時間より長いか否かにもとづいて、前記入力コンデンサの容量が許容値より小さいか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンバータ装置。
  5. 前記異常検出部は、充電開始後のある時刻tにおけるDCリンク電圧VDCを測定し、前記充電抵抗の抵抗値R、前記蓄電手段の電圧Vを用いて、
    C=−t/R×1/log(1−VDC/V
    にもとづいて、前記平滑コンデンサおよび前記入力コンデンサの合成容量Cを算出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコンバータ装置。
  6. 前記合成容量Cの値にもとづき、前記充電抵抗の好ましい値もしくは前記充電抵抗に追加すべき抵抗値を表示する表示器をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のコンバータ装置。
  7. 前記主スイッチと並列な経路に、前記充電抵抗と直列に接続されたリレーをさらに備え、
    前記入力コンデンサの容量が前記許容値より大きいとき、リレーをオフすることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコンバータ装置。
  8. 前記入力コンデンサの容量が許容値より大きいときに、異常を通知する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のコンバータ装置。
JP2015053265A 2015-03-17 2015-03-17 コンバータ装置 Pending JP2016174473A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053265A JP2016174473A (ja) 2015-03-17 2015-03-17 コンバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053265A JP2016174473A (ja) 2015-03-17 2015-03-17 コンバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016174473A true JP2016174473A (ja) 2016-09-29
JP2016174473A5 JP2016174473A5 (ja) 2018-04-19

Family

ID=57009218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015053265A Pending JP2016174473A (ja) 2015-03-17 2015-03-17 コンバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016174473A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018098836A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 住友重機械工業株式会社 電気回路およびその制御装置
CN112585856A (zh) * 2018-08-22 2021-03-30 Lg伊诺特有限公司 用于太阳能链接系统的dc-dc转换器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228370A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Panasonic Ev Energy Co Ltd 異常検出機能付きインバータ装置、電池付属異常検出機能付きインバータ装置、及び異常検出装置
JP2008228504A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toyota Motor Corp 車両駆動システム
JP2014150674A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Toyota Motor Corp 温度異常検知機能付き電圧計測装置及び電力変換装置
JP2014198969A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 住友重機械工業株式会社 ショベル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228370A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Panasonic Ev Energy Co Ltd 異常検出機能付きインバータ装置、電池付属異常検出機能付きインバータ装置、及び異常検出装置
JP2008228504A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toyota Motor Corp 車両駆動システム
JP2014150674A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Toyota Motor Corp 温度異常検知機能付き電圧計測装置及び電力変換装置
JP2014198969A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 住友重機械工業株式会社 ショベル

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018098836A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 住友重機械工業株式会社 電気回路およびその制御装置
CN112585856A (zh) * 2018-08-22 2021-03-30 Lg伊诺特有限公司 用于太阳能链接系统的dc-dc转换器
EP3843254A4 (en) * 2018-08-22 2022-07-27 LG Innotek Co., Ltd. DC VOLTAGE CONVERTER FOR SOLAR POWER SYSTEM
CN112585856B (zh) * 2018-08-22 2024-04-19 Lg伊诺特有限公司 用于太阳能链接系统的dc-dc转换器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5389302B1 (ja) 交流モータ駆動システム
JP2014038023A (ja) 地絡検出回路、電源装置
KR20180129894A (ko) 무정전 전원 장치
JP5875214B2 (ja) 電力変換システム
JP2012120376A (ja) インバータ装置
EP3447892A1 (en) Power supply system
CA2982747C (en) Emergency dimming apparatus
JP6204283B2 (ja) 無停電電源装置およびその制御方法
JP5748610B2 (ja) 充電装置
JP2016174473A (ja) コンバータ装置
JP2008005660A (ja) 回生エネルギー消費回路を備える電源装置
US11271419B2 (en) Uninterruptible power supply device
JPWO2016157391A1 (ja) 駆動装置、マトリクスコンバータ及びエレベータシステム
JP2011166954A (ja) 電動機制御装置
JP6788489B2 (ja) 電気回路およびその制御装置
US9130500B2 (en) AC motor drive device
JP2012170209A (ja) 電池システム
JP5530009B1 (ja) 電源装置
US11201614B2 (en) Load control device having multiple terminals and a clamp circuit connected therebetween
EP3275720B1 (en) Auxiliary power supply device
JP6365021B2 (ja) 絶縁検知装置
KR101531007B1 (ko) 양방향 전력 관리 장치
JP6056010B2 (ja) 電源装置
JP2008193830A (ja) 直流電源システムの制御方法
JP6310790B2 (ja) 交流電圧変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180307

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190416