JP2016173885A - 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法 - Google Patents

端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016173885A
JP2016173885A JP2015052082A JP2015052082A JP2016173885A JP 2016173885 A JP2016173885 A JP 2016173885A JP 2015052082 A JP2015052082 A JP 2015052082A JP 2015052082 A JP2015052082 A JP 2015052082A JP 2016173885 A JP2016173885 A JP 2016173885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminal insertion
heat
shrinkable tube
fixing jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015052082A
Other languages
English (en)
Inventor
勇人 青井
Isato Aoi
勇人 青井
博 須藤
Hiroshi Sudo
博 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2015052082A priority Critical patent/JP2016173885A/ja
Publication of JP2016173885A publication Critical patent/JP2016173885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電線と端子との接続部に熱収縮チューブを装着する際に、熱収縮チューブの内側の止水剤が端子の相手側接続部に流れ込むことを抑制可能な状態で、端子を容易に固定できるようにすることを目的とする。【解決手段】端子固定治具は、外側に向けて開口する端子挿入凹部52が形成され、端子挿入凹部52が、開口から端子の相手側接続部22を挿入可能な形状に形成されると共に、端子挿入凹部52の開口周縁部の少なくとも一部が、接続部11に被せられた熱収縮チューブ18Bの一方端部に当接可能に形成され、さらに、端子挿入凹部52内に挿入される相手側接続部22に形成された孔22hに対応する位置に貫通孔66hが形成された端子挿入支持部50と、端子挿入凹部52内に相手側接続部22が挿入された状態で、貫通孔66hを貫通して端子挿入凹部52内に突出して、孔22hに嵌込可能に形成された位置決めピン70とを備える。【選択図】図13

Description

この発明は、電線と端子との接続部分に熱収縮チューブを装着するための技術に関する。
特許文献1及び2は、電線と端子との接続部に熱収縮チューブを装着する際に、熱収縮チューブの内側に設けられたホットメルトが端子の相手側接続端部に流れ込むことを抑制するための技術を開示している。
特許文献1は、ワイヤーハーネスとの圧着接続部をホットメルト付熱収縮チューブで覆ったアース端子が収容されるベース本体と、このベース本体に対して開閉可能に設けられるとともに当該ベース本体に収容されたアース端子を押圧して保持する保持手段と、この保持手段をアース端子の挿入方向に開閉させる開閉手段と備えたアース端子保持具を開示している。保持手段がアース端子を押圧した状態は、ベース本体に形成されたネジ孔にねじ棒をねじ込んで保持手段である押え板を押えることによって維持される。
特許文献2は、端子が下枠の端子嵌合凹部に嵌合される工程と、ホットメルトを内方に有した熱収縮チューブが下枠から導出される端子の芯線圧着部に外挿されてチューブ一端部が下枠の堰き止め壁部に当接させられる工程と、下枠に連結された上枠が端子嵌合凹部を覆う工程と、基台に設けられたクランプレバーが下枠と上枠とを挟持する工程とを備える熱収縮チューブ組付方法を開示している。
特開2006−261065号公報 特開2013−114936号公報
しかしながら、特許文献1では、保持手段がアース端子を押圧して保持する状態を維持するために、ネジ孔にねじ棒をねじ込む必要があるため、端子の固定作業が面倒である。
また、特許文献2では、上枠で端子嵌合凹部を覆った後、クランプレバーを操作して下枠と上枠とを挟持する必要があるため、やはり、端子の固定作業が面倒である。
そこで、本発明は、電線と端子との接続部に熱収縮チューブを装着する際に、熱収縮チューブの内側の止水剤が端子の相手側接続部に流れ込むことを抑制可能な状態で、端子を容易に固定できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、端子の電線接続部と電線との接続部に熱収縮チューブを装着する際に、前記端子を固定するための端子固定治具であって、外側に向けて開口する端子挿入凹部が形成され、前記端子挿入凹部が、前記開口から前記端子の板状の相手側接続部を挿入可能な形状に形成されると共に、前記端子挿入凹部の開口周縁部の少なくとも一部が、前記接続部に被せられた前記熱収縮チューブの一方端部に当接可能に形成され、さらに、前記端子挿入凹部内に前記相手側接続部が挿入された状態で、前記相手側接続部に形成された孔に対応する位置で前記端子挿入凹部内から外側に貫通する貫通孔が形成された端子挿入支持部と、前記端子挿入凹部内に前記相手側接続部が挿入された状態で、前記貫通孔を貫通して前記端子挿入凹部内に突出して、前記孔に嵌込可能に形成された位置決めピンとを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る端子固定治具であって、前記端子挿入凹部は、間隔をあけて対向する一対の対向面と、前記一対の対向面の両側部で前記一対の対向面同士を繋ぐ一対の側面とで囲まれた形状に形成され、前記貫通孔は、前記一対の対向面の一方から外側に貫通するように形成されており、前記位置決めピンは、前記貫通孔を貫通して前記孔に嵌込まれた状態で、前記一対の対向面の他方に当接するものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る端子固定治具であって、前記端子挿入凹部の開口周縁部の全体が、前記接続部に被せられた熱収縮チューブの一方端部に当接可能なせき止め部とされているものである。
第4の態様は、第1〜第3の何れか1つの態様に係る端子固定治具であって、前記位置決めピンの基端部に、前記位置決めピンが前記貫通孔に貫通された状態で、前記端子挿入支持部の外側を通って端子挿入凹部の前記開口側に向けて延在する延在部が設けられ、前記延在部の端部が、前記相手側接続部が前記端子挿入凹部に挿入された状態で、前記接続部に被せられた前記熱収縮チューブを前記端子に向けて押付ける押付部とされているものである。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係る端子固定治具であって、前記端子挿入凹部の反対側から前記熱収縮チューブの他方端部に当接する端部位置決め部材をさらに備えるものである。
第6の態様は、第1〜第5のいずれか1つの態様に係る端子固定治具であって、前記端子挿入支持部から離れた位置で、前記端子挿入凹部に挿入された前記相手側接続部を含む前記端子から延出する電線を保持する電線保持部さらに備えるものである。
第7の態様は、第1〜第6のいずれか1つの態様に係る端子固定治具であって、前記端子挿入支持部に、前記端子挿入凹部が複数並列状態で形成されると共に、それぞれの端子挿入凹部に対応して前記貫通孔が複数形成されており、前記複数の貫通孔に対応して設けられた複数の前記位置決めピンが、前記複数の貫通孔の位置に応じた位置で同一方向に突出する姿勢でピン支持部材によって支持されているものである。
第8の態様は、第1〜第7のいずれか1つの態様に係る端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、(a)前記端子挿入凹部内に前記相手側接続部を挿入する工程と、(b)前記位置決めピンを前記貫通孔に挿入して前記孔に嵌込む工程と、(c)前記熱収縮チューブの一端部を前記端子挿入凹部の開口周縁部の少なくとも一部に当接させる工程と、(c)前記熱収縮チューブを熱収縮させる工程とを備える。
第1の態様によると、相手側接続部が端子挿入凹部に挿入された状態で、熱収縮チューブの一方端部が端子挿入凹部の開口周縁部の少なくとも一部に当接する。これにより、熱収縮チューブの内側の止水剤が開口周縁部によってせき止められ、相手側接続部側に流れ込むことが抑制される。また、相手側接続部を端子挿入凹部に挿入した状態で、位置決めピンを貫通孔に貫通させると、その位置決めピンが端子挿入凹部内に突出して相手側接続部の孔に嵌め込まれる。これにより、端子を容易に固定できる。
第2の態様によると、位置決めピンが、貫通孔を貫通して相手側接続部の孔に嵌込まれた状態で、一対の対向面の他方に当接するため、位置決めピンよってより確実に相手側接続部を固定できる。
第3の態様によると、端子挿入凹部の開口周縁部の全体がせき止め部として、止水剤が相手側接続部側に流れ込むことを抑制できる。
第4の態様によると、位置決めピンを貫通孔に貫通させると、押付部が熱収縮チューブを端子に向けて押付ける。これにより、熱収縮チューブの位置ずれを抑制しつつ、その一方端部から止水剤が漏れ出ることを抑制できる。
第5の態様によると、端部位置決め部材によって、熱収縮チューブの位置ずれを抑制できる。
第6の態様によると、端子挿入支持部から離れた位置で、電線を保持することができる。このため、端子をより確実に一定姿勢に保つことができる。
第7の態様によると、複数の端子挿入凹部内に相手側接続部を挿入した状態で、ピン支持部材によって支持された複数の位置決めピンを一括して複数の貫通孔に挿入することができる。これにより、複数の相手側接続部を一括して容易に固定し、複数の端子に対する熱収縮チューブの装着を効率よく実施できる。
第8の態様によると、端子を容易に固定することができる。また、止水剤が相手側接続部に流れ込むことを抑制しつつ、熱収縮チューブを熱収縮させることができる。
熱収縮チューブ付電線を示す平面図である。 熱収縮チューブ付電線を示す側面図である。 端子固定治具を示す平面図である。 端子固定治具を示す正面図である。 端子挿入支持部の部分平面図である。 位置決めピンを取付けた状態での端子挿入支持部の部分平面図である。 端子挿入支持部の部分正面図である。 位置決めピンを取付けた状態での端子挿入支持部の部分正面図である。 端子挿入支持部の断面図である。 位置決めピンを取付けた状態での端子挿入支持部の断面図である。 端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法を示す説明図である。 端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法を示す説明図である。 端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法を示す説明図である。 端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法を示す説明図である。 変形例に係る端子固定治具を示す平面図である。
以下、実施形態に係る端子固定治具及びその端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法について説明する。
<熱収縮チューブ付電線について>
図1は製造対象となる熱収縮チューブ付電線10を示す平面図であり、図2は同熱収縮チューブ付電線10を示す側面図である。
熱収縮チューブ付電線10は、電線12と、端子20と、熱収縮チューブ18とを備える。
電線12は、芯線部14と、芯線部14の周囲に形成された被覆部16とを備える。芯線部14は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料によって線状に形成されている。ここでは、芯線部14は、複数の素線が撚り合わされた構成とされている。もっとも、芯線部は、単線によって構成されていてもよい。被覆部16は、絶縁性樹脂材料が押出装置等により芯線部14の周りに押し出されることによって形成される。この電線12の先端部には、芯線部14が露出しており、所定長の露出芯線部14aが形成されている。
端子20は、例えば、銅又は銅合金等によって形成された板材をプレス加工等することによって形成された部材である。端子20の表面には、錫メッキ等が施されていてもよい。
この端子20は、相手側接続部22と、電線接続部24と、連結部28とを備える。相手側接続部22と電線接続部24とが連結部28を介して直線状に連なっている。
相手側接続部22は、板状に形成されている。ここでは、相手側接続部22は、楕円板状に形成されている。相手側接続部22は、円形板状、四角板状等に形成されていてもよい。相手側接続部22には、孔22hが形成されている。孔22hには、ボルト34が挿通される。孔22hは円形に形成されているが、必ずしもその必要はない。ここでは、端子20として、アース端子が想定される。
電線接続部24は、芯線圧着部25と、被覆圧着部26とを備える。芯線圧着部25に対して相手側接続部22とは反対側に被覆圧着部26が形成されている。芯線圧着部25は、底部25aの両側部に一対の圧着片25bが延出形成された構成とされている。そして、底部25a上に露出芯線部14aを配設した状態で、一対の圧着片25bが露出芯線部14aにかしめられる。また、被覆圧着部26は、底部26aの両側部に一対の圧着片26bが延出形成された構成とされている。底部26aは、底部25aと連なっている。そして、底部26a上に被覆部16の端部を配設した状態で、一対の圧着片26bが被覆部16にかしめられる。これにより、電線12の端部が端子20の電線接続部24に接続される。
なお、被覆圧着部26は省略されてもよい。また、露出芯線部が電線接続部24に対して超音波溶接、抵抗溶接、半田付等によって接続されてもよい。
連結部28は、板状に形成されており、相手側接続部22と電線接続部24の底部25aとを繋いでいる。相手側接続部22と連結部28とは、同一面状に延在している。ここでは、連結部28は、相手側接続部22よりも細く形成されているが、これは必須ではない。
熱収縮チューブ18は、端子20と電線12との接続部11を覆う部材である。ここでは、熱収縮前の熱収縮チューブ18B(以下、名称の後に付する符号を、熱収縮前の熱収縮チューブ18B、熱収縮後の熱収縮チューブ18と区別する。)が接続部11を覆った状態で熱収縮することによって、熱収縮チューブ18が形成されている。なお、熱収縮チューブ18Bは、押出成形により管状に成形された樹脂部材が、加熱された状態で太い管状へ引き伸ばされた後に冷却されることによって得られる。このようにして得られた熱収縮チューブ18Bは、加熱された場合、引き伸ばされる前の細い管状まで収縮する形状記憶特性を有する。
熱収縮チューブ18は、接続部11の外形状に応じた形状で熱収縮しており、当該接続部11の表面に可及的に密着している。また、熱収縮チューブ18Bの内側には、止水剤としてホットメルト19が設けられている。ホットメルト19は、例えば、熱収縮チューブ18Bの内周面全体に形成されている。熱収縮チューブ18Bが熱収縮する際に、本ホットメルト19が軟化又は溶融して接続部11の表面と熱収縮チューブ18の内面との隙間を可及的に埋める。この熱収縮チューブ18Bが熱収縮する際に、前記隙間に収らなかった余剰分のホットメルト19は、熱収縮チューブ18の端部からはみ出ることがある。ここでは、余剰分のホットメルト19は、熱収縮チューブ18のうち被覆部16側の端部から外方にはみ出ている。また、熱収縮チューブ18のうち相手側接続部22側の端部では、後に説明する端子固定治具40を用いて熱収縮することによって、ホットメルト19のはみ出しが抑制されている。
なお、止水剤としては、ホットメルト19の他、熱硬化性の止水剤、湿気硬化性の止水剤等が用いられてもよい。これらの場合には、接続部11に事前に止水剤を塗布しておくとよい。
上記端子20は、次のようにして接続対象となる部位に接続される。すなわち、接続対象となる部位30(例えば、アース接続部位)上に、ボルト34が立設されている。部位30におけるボルト34が立設された部分の周縁部は、金属等によって導電性部分に形成されている。そして、ボルト34を孔22hに通すようにして、部位30上に相手側接続部22を配設する。この後、ナット36を、ボルト34に締付け、部位30とナット36との間に、相手側接続部22を挟込む。これにより、相手側接続部22が部位30に対して一定姿勢で固定されると共に、相手側接続部22が部位30、ボルト34、ナット36に接触し、もって、端子20が部位30に電気的に接続される。
端子20は、上記のように部位30及びナット36に接触して、当該部位30に電気的に接続されるため、相手側接続部22の表面にホットメルト19が付着していると、相手側接続部22と部位30又はナット36との電気的な接続が不安定となる。
次に説明する端子固定治具40は、熱収縮チューブ18Bを熱収縮させる際に、その内部のホットメルト19が相手側接続部22側に流れ込むことを抑制しつつ、端子20を固定するための治具である。
<端子固定治具について>
図3は端子固定治具40を示す平面図であり、図4は端子固定治具40を示す正面図である。
端子固定治具40は、端子20の電線接続部24と電線12との接続部11に熱収縮チューブ18を装着する際に、端子20を固定するための治具である。端子固定治具40は、端子挿入支持部50と、位置決めピン70と、電線保持部80とを備えている。端子挿入支持部50と位置決めピン70とによって端子20が固定され、電線保持部80によって電線12が保持される。
図5及び図6は端子挿入支持部50の部分平面図であり、図7及び図8は端子挿入支持部50の部分正面図である。図9及び図10は、端子挿入支持部50の断面図である。図5、図7及び図9は位置決めピン70を挿入する前の状態を示しており、図6、図8及び図10は、位置決めピン70を挿入した後の状態を示している。
端子挿入支持部50は、治具フレーム42に固定されている。治具フレーム42は、金属等によって形成された部材であり、方形枠状に形成されている。
端子挿入支持部50は、長尺形状に形成されており、治具フレーム42の一対の側部43間に掛渡すように当該治具フレーム42にネジS等によって固定されている。
端子挿入支持部50には、外側に向けて開口する端子挿入凹部52が形成されている。端子挿入凹部52は、側部43の一方側に開口しており、当該開口から端子20の相手側接続部22を挿入可能な形状に形成されている。また、端子挿入凹部52の開口の周縁部54の少なくとも一部が、接続部11に被せられた熱収縮チューブ18の一方の端部に当接可能に形成されている。また、この端子挿入支持部50には、端子挿入凹部52内に相手側接続部22が挿入された状態で、その相手側接続部22の孔22hに対応する位置で、端子挿入凹部52内から外方に開口する貫通孔66hが形成されている。
より具体的には、端子挿入支持部50は、基部60と、蓋部66とを備える。これらの基部60及び蓋部66は、ホットメルト19がくっつきにくい材料によって形成されていることが好ましい。例えば、テフロン(登録商標)等の樹脂によって形成されていることが好ましい。基部60及び蓋部66のうち熱収縮チューブ18Bと接触する部分、即ち、後述する端子挿入凹部52の開口の周縁部54のみテフロン(登録商標)等の樹脂によって形成されていてもよいし、蓋部66のみテフロン(登録商標)等の樹脂によって形成されていてもよい。また、基部60及び蓋部66の全体が、熱収縮チューブ18Bを熱収縮させる際の温度に耐え得る材料によって形成されていることが好ましい。テフロン(登録商標)樹脂はこの要請を満たす。
基部60は、一対の側部43間に掛渡すように配設可能な細長い方形板状に形成されている。基部60の上面には、凹部62が形成されている。凹部62は、底面62aと、一対の側面62bによって3方を囲まれた、横断面方形状の溝状に形成されている。凹部62の一方側は、奥面62cによって閉ざされており、他方側は外側に開口している。また、凹部62のうち底面62aの反対側は開口している。
凹部62の深さ寸法は、相手側接続部22の厚み寸法と同じかこれよりも大きく(僅かに大きく)設定されている。好ましくは、凹部62の深さ寸法は、相手側接続部22の厚み寸法と同じに設定され、端子挿入凹部52内で相手側接続部22を上下方向においてがたつき無く収容できることが好ましい。凹部62の幅寸法は、相手側接続部22の最大幅寸法と同じかこれよりも大きく(僅かに大きく)設定されている。好ましくは、凹部62の幅寸法は、相手側接続部22の幅寸法と同じに設定され、相手側接続部22内で相手側接続部22をその幅方向にがたつき無く収容できることが好ましい。凹部62の開口から奥面62cまでの寸法は、相手側接続部22を収容可能な程度の大きさに設定されている。なお、奥面62cが省略され、この部分でも凹部62が開口していてもよい。
ここでは、基部60に、上記凹部62が基部60の延在方向に沿って間隔をあけて複数(ここでは5つ)形成されている。基部60の上面のうち上記各凹部62が形成された箇所以外は、同一平面上に揃うように形成されている。
蓋部66は、一対の側部43間に掛渡すように配設可能な細長い方形板状に形成されている。蓋部66の長さ寸法は、基部60の長さ寸法と同じに設定されている。また、蓋部66の幅寸法(凹部62の延在方向に沿った寸法)は、基部60の同方向の幅寸法と同じに設定されている。また、蓋部66の下面は、平面に形成されている。
この蓋部66は、その両側部を、基部60の両側部(凹部62の側方開口側の側部及びそれとは反対側の側部)と一致させた状態で、基部60の上面に重ねられている。これにより、上記凹部62の上方開口が蓋部66によって閉じられる。蓋部66の下面のうち凹部62の上方開口を塞ぐ部分が天面63aである。なお、蓋部66を基部60に重ね合せた状態で、蓋部66及び基部60が治具フレーム42に対してネジS等によって固定されている。
このように、基部60に形成された凹部62の上方開口が蓋部66によって塞がれることによって、外方に向けて開口する端子挿入凹部52が形成される。ここでは、複数の凹部62が並列状態で形成されているので、端子挿入支持部50には、複数の端子挿入凹部52が並列状態で形成される。
この端子挿入凹部52に着目すると、底面62aと天面63aとが間隔をあけて対向する一対の対向面であり、上記一対の側面62bが、当該一対の底面62a、天面63a(一対の対向面)の両側部でそれら同士を繋いでいる。端子挿入凹部52は、これらの一対の底面62a、天面63a(一対の対向面)と一対の側面とで囲まれる有底角孔状の凹部として形成されている。
この端子挿入凹部52に対して、相手側接続部22は次のように挿入される。すなわち、相手側接続部22の一方主面(電線12が配設される側である上面)を一対の対向面の一方である天面63aに対向させると共に、相手側接続部22の他方主面(下面)を一対の対向面の他方である底面62aに対向させた状態で、相手側接続部22が端子挿入凹部52内に挿入される。
相手側接続部22が端子挿入凹部52内に奥まで挿入された状態で、端子挿入凹部52の開口の周縁部54の少なくとも一部は、接続部11に被せられた熱収縮チューブ18Bの一方端部に当接可能に形成されている。
ここでは、端子挿入凹部52の開口の周縁部54の全体が、接続部11に被せられた熱収縮チューブ18Bの一方端部に当接可能なせき止め部54とされている。このせき止め部54が熱収縮チューブ18Bの端部に当接することによって、熱収縮チューブ18Bの端部から流れ出ようとするホットメルト19が相手側接続部22側に流れ込むことを抑制できる。なお、端子挿入凹部の開口の周縁部の一部が凹んでおり、その周縁部の一部が熱収縮チューブの端部に当接する構成であってもよい。
なお、端子挿入凹部52の上下方向寸法が相手側接続部22の厚み寸法と同じである場合、相手側接続部22の一対の主面は、端子挿入凹部52の底面62a及び天面63aに当接している。この状態で、せき止め部54を熱収縮チューブ18Bの端部に当接させることによって、熱収縮チューブ18Bの端部から流れ出ようとするホットメルト19が相手側接続部22側に流れ込むことをより確実に抑制できる。
位置決めピン70は、端子挿入凹部52に相手側接続部22が挿入された状態で、貫通孔66hを通じて端子挿入凹部52内に突出して、相手側接続部22の孔22hに嵌込可能に形成されている。
すなわち、蓋部66のうち各凹部62を塞ぐそれぞれの部分に、貫通孔66hが形成されている。貫通孔66hは、天面63aから外側の上向き面に貫通している。貫通孔66hは、端子挿入凹部52内に相手側接続部22側を奥まで挿入した状態で、孔22hが配設される位置に形成されている。貫通孔66hは、孔22hと同径の円形孔状に形成されている。
位置決めピン70は、孔22h及び貫通孔66hに対してがたつき無く挿入可能な丸棒状に形成されている。位置決めピン70の長さ寸法は、端子挿入凹部52の上下方向寸法に蓋部66の厚み寸法を付加した寸法以上、ここでは、当該寸法と同じに設定されている。位置決めピン70は、金属又は樹脂等によって形成される。
位置決めピン70は、複数の貫通孔66hのそれぞれに対応して複数設けられている。複数の位置決めピン70は、複数の貫通孔66hの位置に応じた位置で同一方向に突出する姿勢でピン支持部材72によって支持されている。
ピン支持部材72は、樹脂又は金属等によって形成された細長い板状部材である。ピン支持部材72の一方主面(下面)に複数の位置決めピン70が、貫通孔66hの間隔と同間隔で一列に並ぶように突出状態で支持されている。
そして、ピン支持部材72を蓋部66の上側に被せると、複数の位置決めピン70を、一括して対応する各貫通孔66hに貫通させることができるようになっている。ピン支持部材72の下面を蓋部66の上面に接触させると、各位置決めピン70の先端部は、底面62aに当接する。
また、ピン支持部材72は、延在部として、上記各位置決めピン70が各貫通孔66hに貫通された状態で、端子挿入支持部50の外側(蓋部66の上側)を通って端子挿入凹部52の開口側に向けて延在する。つまり、ピン支持部材72の一側端部は、端子挿入支持部50の一側端部よりもはみ出る。このはみ出た部分は、相手側接続部22が端子挿入凹部52に挿入された状態で、接続部11に被せられた状態でせき止め部54に接している熱収縮チューブ18Bを端子20(より具体的には連結部28の上面)に向けて押付ける押付部74である。端子20の連結部28の上面と押付部74との間に、熱収縮チューブ18Bの端部が挟み込まれ保持されるとも捉えることができる。
ここでは、押付部74は、端子挿入凹部52の開口に向けて(ここでは下方に向けて)突出している。但し、押付部74の突出端部は、端子挿入凹部52の開口の縁部よりは手前に位置している。押付部74を端子挿入凹部52の開口に向けて突出させることは必須ではない。押付部74を端子挿入凹部52の開口に向けて突出させるか否か、又、突出させる場合の突出寸法は、蓋部66の厚み、熱収縮チューブ18、18Bの厚み等に応じて定められる。
電線保持部80は、端子挿入支持部50から離れた位置で、端子挿入凹部52に挿入された相手側接続部22を含む端子20から延出する電線12を保持可能に構成されている。
より具体的には、電線保持部80は、治具フレーム42のうち一対の側部43の一方側端部のフレーム部分に固定されている。電線保持部80は、端子挿入支持部50の長さ寸法と同じ長さ寸法の長尺部材に形成されている。電線保持部80の上部には、端子挿入凹部52のそれぞれに対応する位置に電線保持溝部82が形成されている。ここでは、電線保持部80に、一対の電線支持突部83を形成すると共に、当該一対の電線支持突部83間の部分を弧状に凹ませることによって、電線保持溝部82が形成されている。電線保持溝部82は、電線12の径寸法と同じかこれよりも大きい(僅かに大きい)幅寸法に設定されている。また、電線保持溝部82の上方は開口している。そして、電線12を電線保持溝部82の上方開口から電線保持溝部82内に挿入することによって、電線12がその幅方向において一定位置に保持される。
電線12を支持する構成はこれに限られない。電線保持部には、単なる溝が形成されていてもよい。また、電線保持部は、電線を挟込んで保持するものであってもよい。
<製造方法>
上記端子固定治具40を用いて熱収縮チューブ付電線10を製造する方法について説明する。
図11では、左から右側に向けて、相手側接続部22を端子挿入凹部52に挿入する工程を経時的に示している。
まず、図11の左側及び中央、図12に示すように、端子付電線の接続部11に熱収縮チューブ18Bが被せられたものを準備し、相手側接続部22を端子挿入凹部52に挿入する。
図13に示すように、相手側接続部22を端子挿入凹部52内に奥まで挿入すると(ここでは、相手側接続部22の先端部が端子挿入凹部52の奥に接するまで挿入すると)、孔22hと貫通孔66hとが同じ位置に配設される。
また、熱収縮チューブ18Bのうち相手側接続部22側の端部は、端子挿入凹部52の開口の周縁部であるせき止め部54に接触した状態となるまで、端子挿入支持部50側に押される。
なお、相手側接続部22を端子挿入凹部52に挿入する際、電線12は、電線保持溝部82に嵌め込まれその長手方向に沿って移動可能であるため、相手側接続部22の挿入作業を容易に行える。
そして、図11の右及び図13、図14に示すように、ピン支持部材72を持って各位置決めピン70を各貫通孔66hに貫通させる。すると、位置決めピン70の先端部が端子挿入凹部52内に突出し、端子挿入凹部52内の相手側接続部22の孔22hに嵌め込まれると共に底面62aに接した状態となる。これにより、相手側接続部22が端子挿入凹部52内で固定される。
また、ピン支持部材72の押付部74は、熱収縮チューブ18Bのうち相手側接続部22側の端部であって蓋部66側の部分を、端子20に向けて押付ける。ここでは、ピン支持部材72の自重によって押付部74が熱収縮チューブ18Bの端部を押付ける。
この状態で、熱収縮チューブ18Bを、加熱装置100によって加熱し、熱収縮させる。熱収縮チューブ18Bが熱収縮すると、接続部11の外形に応じた形状に熱収縮する。熱収縮チューブ18B内のホットメルト19は、加熱装置100の熱によって軟化又は溶融し、接続部11と熱収縮チューブ18との隙間を埋めると共に、余剰分が熱収縮チューブ18の端部から流れ出ようとする。
熱収縮チューブ18のうち端子挿入支持部50側の端部は、せき止め部54に接触している。しかも、端子挿入凹部52の底面62a及び天面63aは、連結部28の両主面にも接触している。このため、その部分では、余剰分のホットメルト19は相手側接続部22に流れ込み難い。
また、熱収縮チューブ18のうち端子挿入支持部50側の端部の他の一部は、押付部74によって端子20の連結部28に向けて押付けられているため、当該熱収縮チューブ18の端部の上側の一部と端子20との間が塞がれている。この点からも、余剰分のホットメルト19は相手側接続部22に流れ込み難い。
このため、余剰分のホットメルト19が相手側接続部22側に流れ込むことが抑制されている。なお、余剰分のホットメルト19が、熱収縮チューブ18のうち電線12側の端部から外方に流れ出る分は、機能上特に問題はない。
なお、上記加熱を行う際、治具フレーム42を持って、加熱装置100の近くに移動させてもよいし、加熱装置100を治具フレーム42に支持された熱収縮チューブ18Bの近くに移動させてもよい。
<効果等>
以上のように構成された端子固定治具40及び熱収縮チューブ付電線10の製造方法によると、相手側接続部22が端子挿入凹部52に挿入された状態で、熱収縮チューブ18Bの一方の端部が端子挿入凹部52の開口周縁部の少なくとも一部であるせき止め部54に当接する。これにより、熱収縮チューブ18の内側のホットメルト19がせき止め部54によってせき止められ、相手側接続部22側に流れ込むことが抑制される。また、相手側接続部22を端子挿入凹部52に挿入した状態で、位置決めピン70が貫通孔66hに貫通され、その位置決めピン70が端子挿入凹部52内に突出して相手側接続部22の孔22hに嵌め込まれる。これにより、位置決めピン70を貫通孔66hに挿入するという簡易な作業で、端子20を容易に固定できる。
また、この状態で、位置決めピン70が底面62aに当接しているため、位置決めピン70が孔22hから脱し難く、位置決めピン70によってより確実に相手側接続部22を固定できる。なお、位置決めピン70が底面62aに当接していることは必須ではない。
端子挿入凹部52の開口の周縁部の全体が、せき止め部54として、ホットメルト19が相手側接続部22側に流れ込むことを抑制できる。
さらに、押付部74によって、熱収縮チューブ18Bの端部の一部を端子20の連結部28に向けて押付けているため、熱収縮チューブ18Bの位置ずれを抑制できると共に、その端部と端子20との隙間が塞がれ、ホットメルト19が漏れ出ることが抑制される。
また、端子挿入支持部50から離れた位置で、電線12を保持しているため、端子20がより確実に一定姿勢に保たれる。
また、端子挿入凹部52が並列状に複数形成されると共に、複数の位置決めピン70を、各貫通孔66hに対応する位置でピン支持部材72によって支持している。このため、複数の端子挿入凹部52内に相手側接続部22を挿入した状態で、ピン支持部材72によって支持された複数の位置決めピン70を一括して複数の貫通孔66hに挿入することができる。これにより、複数の相手側接続部22を一括して容易に固定し、複数の端子20に対する熱収縮チューブ18の装着を効率よく実施できる。
{変形例}
なお、上記実施形態において、図15に示す変形例のように、端子挿入凹部52の反対側から、熱収縮チューブ18Bの他方端部に当接する端部位置決め部材90を設けてもよい。ここでは、端部位置決め部材90は、端子挿入支持部50と同じ長さ寸法の長方形板状に形成されている。端部位置決め部材90は、熱収縮チューブ18Bの長さ寸法分、端子挿入支持部50から離れた位置で、治具フレーム42の一対の側部43間に掛渡すように、ネジS等によって固定されている。この端部位置決め部材90は、電線12の下側から熱収縮チューブ18Bの他方端部に当接して、熱収縮チューブ18Bが端子挿入支持部50から離れる方向に移動することを規制する。
これにより、熱収縮チューブ18Bをより確実に一定位置で熱収縮させることができる。
上記実施形態及び変形例として説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 熱収縮チューブ付電線
11 接続部
12 電線
18、18B 熱収縮チューブ
20 端子
22 相手側接続部
22h 孔
24 電線接続部
40 端子固定治具
50 端子挿入支持部
52 端子挿入凹部
54 周縁部、せき止め部
62a 底面
62b 側面
62c 奥面
63a 天面
66h 貫通孔
70 位置決めピン
72 ピン支持部材
74 押付部
80 電線保持部
90 端部位置決め部材

Claims (8)

  1. 端子の電線接続部と電線との接続部に熱収縮チューブを装着する際に、前記端子を固定するための端子固定治具であって、
    外側に向けて開口する端子挿入凹部が形成され、前記端子挿入凹部が、前記開口から前記端子の板状の相手側接続部を挿入可能な形状に形成されると共に、前記端子挿入凹部の開口周縁部の少なくとも一部が、前記接続部に被せられた前記熱収縮チューブの一方端部に当接可能に形成され、さらに、前記端子挿入凹部内に前記相手側接続部が挿入された状態で、前記相手側接続部に形成された孔に対応する位置で前記端子挿入凹部内から外側に貫通する貫通孔が形成された端子挿入支持部と、
    前記端子挿入凹部内に前記相手側接続部が挿入された状態で、前記貫通孔を貫通して前記端子挿入凹部内に突出して、前記孔に嵌込可能に形成された位置決めピンと、
    を備える端子固定治具。
  2. 請求項1に記載の端子固定治具であって、
    前記端子挿入凹部は、間隔をあけて対向する一対の対向面と、前記一対の対向面の両側部で前記一対の対向面同士を繋ぐ一対の側面とで囲まれた形状に形成され、
    前記貫通孔は、前記一対の対向面の一方から外側に貫通するように形成されており、
    前記位置決めピンは、前記貫通孔を貫通して前記孔に嵌込まれた状態で、前記一対の対向面の他方に当接する、端子固定治具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の端子固定治具であって、
    前記端子挿入凹部の開口周縁部の全体が、前記接続部に被せられた前記熱収縮チューブの一方端部に当接可能なせき止め部とされている、端子固定治具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の端子固定治具であって、
    前記位置決めピンの基端部に、前記位置決めピンが前記貫通孔に貫通された状態で、前記端子挿入支持部の外側を通って前記端子挿入凹部の前記開口側に向けて延在する延在部が設けられ、
    前記延在部の端部が、前記相手側接続部が前記端子挿入凹部に挿入された状態で、前記接続部に被せられた前記熱収縮チューブを前記端子に向けて押付ける押付部とされている、端子固定治具。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の端子固定治具であって、
    前記端子挿入凹部の反対側から前記熱収縮チューブの他方端部に当接する端部位置決め部材をさらに備える、端子固定治具。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の端子固定治具であって、
    前記端子挿入支持部から離れた位置で、前記端子挿入凹部に挿入された前記相手側接続部を含む前記端子から延出する電線を保持する電線保持部さらに備える、端子固定治具。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の端子固定治具であって、
    前記端子挿入支持部に、前記端子挿入凹部が複数並列状態で形成されると共に、それぞれの前記端子挿入凹部に対応して前記貫通孔が複数形成されており、
    前記複数の貫通孔に対応して設けられた複数の前記位置決めピンが、前記複数の貫通孔の位置に応じた位置で同一方向に突出する姿勢でピン支持部材によって支持されている、端子固定治具。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の端子固定治具を用いた熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
    (a)前記端子挿入凹部内に前記相手側接続部を挿入する工程と、
    (b)前記位置決めピンを前記貫通孔に挿入して前記孔に嵌込む工程と、
    (c)前記熱収縮チューブの一端部を前記端子挿入凹部の開口周縁部の少なくとも一部に当接させる工程と、
    (c)前記熱収縮チューブを熱収縮させる工程と、
    を備える熱収縮チューブ付電線の製造方法。
JP2015052082A 2015-03-16 2015-03-16 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法 Pending JP2016173885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015052082A JP2016173885A (ja) 2015-03-16 2015-03-16 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015052082A JP2016173885A (ja) 2015-03-16 2015-03-16 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016173885A true JP2016173885A (ja) 2016-09-29

Family

ID=57009730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015052082A Pending JP2016173885A (ja) 2015-03-16 2015-03-16 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016173885A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107046184A (zh) * 2015-12-16 2017-08-15 矢崎总业株式会社 压接端子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107046184A (zh) * 2015-12-16 2017-08-15 矢崎总业株式会社 压接端子
CN107046184B (zh) * 2015-12-16 2019-08-02 矢崎总业株式会社 压接端子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2913895B1 (en) Wire cable assembly having a terminal with an encapsulated wire end
JP5860618B2 (ja) 電線の接続方法
US10069220B2 (en) Heat-shrinkable tube attachment jig, method for manufacturing heat-shrinkable tube-equipped wire, and heat-shrinkable tube-equipped wire
JP2013239336A (ja) 圧着端子
US9601889B2 (en) Connection method of terminal
JP2017111874A (ja) ワイヤハーネスおよびその製造方法
JP6277983B2 (ja) 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法
US3744006A (en) Extrusible electrical connector and connection method
KR102172080B1 (ko) 접속 단자 및 전선 어셈블리
JP2007101334A (ja) 給湯器用温度センサ
JP2016173885A (ja) 端子固定治具及び熱収縮チューブ付電線の製造方法
US10720744B2 (en) Heat-shrinkable tube fitting jig and method for manufacturing electric wire with heat-shrinkable tube
JP6996974B2 (ja) 端子付き電線および端子付き電線の製造方法
WO2017164006A1 (ja) 熱収縮チューブ付電線、熱収縮チューブ付電線の製造方法、及び、熱収縮チューブ取付治具
US7465606B2 (en) Resistance welded solder crimp for joining stranded wire to a copper lead-frame
JP2017027884A (ja) 端子金具、端子付電線及び端子付電線の製造方法
JP6485323B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2017073312A (ja) 端子付電線及び熱収縮チューブ
US5944567A (en) Heat-activated wire terminal assembly and method
JP2014229586A (ja) ワイヤハーネス
JP2017022031A (ja) 電線の端子取付方法、端子取付構造および取付治具
JP2017079164A (ja) 熱収縮チューブ付電線の製造方法及び熱収縮チューブ付電線
JP2019139846A (ja) 熱収縮チューブ付電線
JP5907119B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法及びワイヤハーネス
JP2015015205A (ja) 止水チューブ及びワイヤハーネス製造方法