JP2016173792A - 表示装置、表示装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

表示装置、表示装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Mitsuhiro Yamashita
充裕 山下
尚史 平林
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尚史 平林
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Abstract

【課題】プレビュー画面に表示されるラベルイメージの視認性を向上可能な表示装置、表示装置の制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】本発明の表示装置を適用した携帯端末1は、ラベルイメージを表示するプレビュー画面を表示可能な表示画面11aと、ラベルに印刷する画像の並び方向を縦書きと横書きのいずれかに設定する並び方向設定部51aと、装置姿勢に応じて表示画面の表示を自動回転させる自動回転機能を有する表示制御部52と、を備え、表示制御部52は、プレビュー画面を表示しているとき、画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替える。【選択図】図4

Description

本発明は、文字や図形の並び方向に応じてプレビュー表示を行う表示装置、表示装置の制御方法およびプログラムに関する。
従来、この種の技術として特許文献1が知られている。当該特許文献1には、文章を縦書きで表示するか横書きで表示するかの並び方向(表示方向)と、縦書きおよび横書き表示時の書式と、を設定可能であり、ユーザーの指示に基づいて並び方向を変換する際、同時に書式変換を行う文章表示装置が開示されている。
一方、文字や図形の並び方向の設定が可能であり、且つプレビュー表示を行う端末として、ラベルを作成するテープ印刷装置と接続されて用いられるタブレット端末が知られている。この種のタブレット端末は、スマートフォンなど小型の表示画面でも操作できるように、ラベルの編集を行うラベル編集画面と、ラベルイメージを表示するプレビュー画面と、を切り替えて表示する構成が一般的である。また、この種のタブレット端末は、装置姿勢に応じて表示画面の表示を自動回転させる自動回転機能を有している。
特開2005−157659号公報
ところで、上記のようなタブレット端末では、ラベル編集画面で編集を行った後、プレビュー画面に切り替えて装置姿勢を90度回転させると、プレビュー画面の表示も自動回転する。ところが、プレビュー画面(表示画面)はアスペクト比が偏っているものが殆どであり、ラベルは長尺状の印刷媒体であるため、自動回転機能によって、ラベルイメージの全体が確認できなくなる場合がある。そこで、このような不具合を解決すべく、プレビュー画面では自動回転機能を無効にすることが考えられるが、ラベル編集画面からプレビュー画面に切り替えられたときに、ラベル編集画面に表示される画像(編集項目ボタンなど)の上下方向と、ラベルイメージに表示される画像(文字や図形など)の上下方向とが異なると、ラベルイメージを確認しづらいといった課題がある。これに対し、上記特許文献1に記載の発明は、操作性向上を課題しており、画面の視認性向上に関しての言及はない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、プレビュー画面に表示されるラベルイメージの視認性を向上可能な表示装置、表示装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、ラベルイメージを表示するプレビュー画面を表示可能な表示画面と、ラベルに印刷する画像の並び方向を縦書きと横書きのいずれかに設定する並び方向設定部と、装置姿勢に応じて表示画面の表示を自動回転させる自動回転機能を有する表示制御部と、を備え、表示制御部は、プレビュー画面を表示しているとき、画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替えることを特徴とする。
本発明の表示装置の制御方法は、ラベルイメージを表示するプレビュー画面を表示可能な表示画面と、装置姿勢に応じて表示画面の表示を自動回転させる自動回転機能と、を有する表示装置の制御方法であって、ラベルに印刷する画像の並び方向を縦書きと横書きのいずれかに設定する並び方向設定ステップと、プレビュー画面を表示しているとき、画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替える表示制御ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の構成によれば、プレビュー画面を表示しているとき、画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替えるため、自動回転機能によって、ラベルイメージの全体が確認できなくなる不具合を解消できる。例えば、画像の並び方向が縦書きの場合であって、プレビュー画面が縦画面となる装置姿勢から、プレビュー画面が横画面となる装置姿勢に回転された場合、自動回転機能を「有効」とすると、ラベルイメージの先端部しか表示されない虞があるが、自動回転機能を「無効」とすることで、このような不具合を解消できる。
なお、画像の並び方向とは、画像を書き進める方向(「縦書き」または「横書き」)を指す。また、画像とは、文字や記号などのキャラクターを含む概念である。この場合、1個のキャラクターを1画像と看做しても良いし、複数個のキャラクターを1画像と看做しても良い。
また、縦画面/横画面とは、表示画面の方向ではなく、プレビュー画面など表示画面に表示される画面の画面方向を指す。但し、表示画面の略全体にプレビュー画面が表示されるような場合は、表示画面の画面方向とプレビュー画面の画面方向は等しくなる。
上記の表示装置において、表示画面は、ラベルの編集を行うラベル編集画面と、プレビュー画面と、を切り替えて表示し、表示制御部は、ラベル編集画面を表示しているとき、画像の並び方向に関わらず自動回転機能を有効とすることを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーの好みに応じて、ラベル編集画面を「縦画面」または「横画面」にして、ラベルの編集を行うことができる。
上記の表示装置において、自動回転機能は、装置姿勢に応じて縦画面と横画面との間で画面方向を変更するものであり、表示制御部は、ラベル編集画面からプレビュー画面に画面切り替えが行われた場合であって、ラベル編集画面で画面切り替え操作が行われたときの画面方向とプレビュー画面の画面方向が同じ場合、ラベル編集画面の上下方向と、プレビュー画面のラベルイメージに表示される画像の上下方向とが一致するように、画像の並び方向に応じてプレビュー画面におけるラベルイメージの配置方向を変更することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ラベル編集画面に表示される画像の上下方向と、画面方向を維持したままプレビュー画面に切り替えられたときのラベルイメージに表示される画像の上下方向とが一致するため、設定した画像の並び方向によって、ラベルイメージが確認しづらくなる不具合を解消できる。
なお、縦画面とは、ラベル編集画面またはプレビュー画面の長辺方向が上下方向(各画面に表示される画像の上下方向)となる状態を指し、横画面とは、ラベル編集画面またはプレビュー画面の長辺方向が左右方向となる状態を指す。
また、プレビュー画面におけるラベルイメージの配置方向とは、プレビュー画面の長辺方向とラベルイメージの長手方向とが一致する「長辺置き」と、プレビュー画面の短辺方向とラベルイメージの長手方向とが一致する「短辺置き」のいずれかを指す。
上記の表示装置において、ラベル編集画面は、ラベルの編集結果を示す編集領域を含み、表示制御部は、ラベル編集画面を表示しているとき、画像の並び方向に関わらずラベル編集画面における編集領域の配置を固定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ラベル編集画面については、画像の並び方向に関わらず編集領域の配置を固定するため、「縦書き」、「横書き」用でそれぞれラベル編集画面のレイアウトデータを用意する必要がなく、ソフトウェア容量の増加および動作速度の低下を防止できる。
上記の表示装置において、表示制御部は、画像の並び方向が横書きに設定され且つ縦画面のラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、および画像の並び方向が縦書きに設定され且つ横画面のラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、自動回転機能を有効とし、画像の並び方向が縦書きに設定され且つ縦画面のラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、および画像の並び方向が横書きに設定され且つ横画面のラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、自動回転機能を無効とすることを特徴とする。
本発明の構成によれば、プレビュー画面を表示しているときの画面方向の変更(装置姿勢の回転)によって、ラベルイメージの全体が確認できなくなる不具合を解消できる。例えば、縦画面のラベル編集画面で縦書きの編集が行われた場合は、ラベル編集画面とラベルイメージに表示される画像の上下方向を揃えるべく縦画面のプレビュー画面に長辺置きのラベルイメージを表示するが、自動回転機能を「有効」とすると、短辺置きの配置となりラベルイメージの先端部しか表示されない虞があるため、自動回転機能を「無効」とすることで、このような不具合を解消できる。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の表示装置の制御方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
このプログラムを用いることにより、プレビュー画面に表示されるラベルイメージの視認性を向上可能な表示装置の制御方法を実現できる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成図である。 携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 テープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 (a)は、「縦画面」のラベル編集画面において「横書き」が設定された場合の表示例を示す図であり、(b)は、「縦画面」のラベル編集画面において「縦書き」が設定された場合の表示例を示す図である。 (a)は、「横画面」のラベル編集画面において「横書き」が設定された場合の表示例を示す図であり、(b)は、「横画面」のラベル編集画面において「縦書き」が設定された場合の表示例を示す図である。 (a)は、「縦画面」且つ「横書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「縦画面」のプレビュー画面の表示例を示す図であり、(b)は、「縦画面」且つ「横書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「横画面」のプレビュー画面の表示例を示す図である。 (a)は、「縦画面」且つ「縦書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「縦画面」のプレビュー画面の表示例を示す図であり、(b)は、「縦画面」且つ「縦書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「横画面」のプレビュー画面の表示例を示す図である。 (a)は、「横画面」且つ「横書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「横画面」のプレビュー画面の表示例を示す図であり、(b)は、「横画面」且つ「横書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「縦画面」のプレビュー画面の表示例を示す図である。 (a)は、「横画面」且つ「縦書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「横画面」のプレビュー画面の表示例を示す図であり、(b)は、「横画面」且つ「縦書き」設定のラベル編集画面から画面切り替えが行われた場合の「縦画面」のプレビュー画面の表示例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の表示装置、表示装置の制御方法およびプログラムについて説明する。本実施形態では、本発明の表示装置を、携帯型の情報処理端末(以下、「携帯端末1」と称する)に適用した場合を例示する。また、携帯端末1は、長尺状の印刷媒体(以下、「印刷テープT」と称する)に印刷を行ってラベルを作成するテープ印刷装置3と通信可能であるものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムSYの構成図である。同図に示すように、印刷システムSYは、携帯端末1およびテープ印刷装置3を備えている。
携帯端末1は、各種タブレット端末、スマートフォン(携帯電話)、ノート型パソコンなどによって実現される。同図では、携帯端末1として、タッチパネル11を搭載したスマートフォンを用いた例を示している。携帯端末1は、Bluetooth(登録商標)などの無線通信によってテープ印刷装置3と通信する。なお、携帯端末1とテープ印刷装置3間の通信は、USB通信やEthernet(登録商標)などの有線通信規格を用いても良い。
テープ印刷装置3は、長尺状の印刷テープTおよびインクリボンが収容されたテープカートリッジ31が装着され、携帯端末1から印刷データを受信すると、テープカートリッジ31から印刷テープTを繰り出しつつ、印刷処理および切断処理を行う。印刷テープTの印刷済み部分は、切断処理後、テープ排出口32から排出され、ラベルとして用いられる。
次に、図2および図3を参照し、携帯端末1およびテープ印刷装置3のハードウェア構成について説明する。図2は、携帯端末1のブロック図である。携帯端末1は、ハードウェア構成として、タッチパネル11、Bluetooth通信部12、内臓メモリー13および携帯端末側制御部14を備えている。
タッチパネル11は、表示画面11aおよび位置入力部11bを含む。表示画面11aは、液晶パネルなどによって実現され、後述するラベル編集画面D1およびプレビュー画面D2など各種情報を表示する(図5〜図10参照)。また、本実施形態の表示画面11aは、長辺と短辺のアスペクト比が偏っている(例えば、16:9、16:10、3:2など)。一方、位置入力部11bは、抵抗膜方式または静電容量方式によってユーザーの操作位置を検出する。Bluetooth通信部12は、Bluetooth通信規格に基づき、テープ印刷装置3とペアリング処理を行い接続確立した後、無線通信を行う。
内臓メモリー13は、例えばフラッシュROM(登録商標)によって実現され、OS(Operating System)13aや、専用アプリケーション13bを記憶する。専用アプリケーション13bは、ラベルの編集やテープ印刷装置3に印刷指示を行うためのスマートフォン用アプリケーションである。上記のラベル編集画面D1およびプレビュー画面D2は、当該専用アプリケーション13bの一機能として表示される画面であり、ユーザーの操作にしたがって切り替え表示される。
携帯端末側制御部14は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等によって実現され、上記の各部(符号11ないし符号13)と連携し、印刷データの生成処理やテープ印刷装置3との通信制御を行う。
図3は、テープ印刷装置3のブロック図である。テープ印刷装置3は、ハードウェア構成として、Bluetooth通信部33、カートリッジ検出部34、印刷機構35および印刷装置側制御部36を備えている。
Bluetooth通信部33は、Bluetooth通信規格に基づいて携帯端末1と通信を行う。カートリッジ検出部34は、テープカートリッジ31に収容された印刷テープTに関するテープ情報を検出する。テープ情報としては、印刷テープTのテープ幅、テープ種類、テープ色、インク色などを検出する。検出方法としては、テープカートリッジ31に貼付または印刷されたコード画像(バーコードや2次元コードなど)やRFID(Radio Frequency Identification)を読み取る方法、テープカートリッジ31に形成された1以上の孔の有無を検出する方法、などが考えられる。なお、検出したテープ情報(例えば、テープ幅)は、ラベルの編集項目として「フォント変更」が選択された場合のフォントサイズの選択肢表示、プレビュー画面D2におけるラベルイメージ80(図7〜図10参照)の表示などに反映される。
印刷機構35は、印刷ヘッド41、テープ送りモーター42、カッターモーター43およびテープカッター44を含む。印刷ヘッド41は、サーマルヘッドであり、繰り出された印刷テープTおよびインクリボンを、プラテンローラー(図示省略)との間に挟み込んで印刷を行う。テープ送りモーター42は、繰り出された印刷テープTを、印刷ヘッド41からテープ排出口32(図1参照)に向けて搬送する。カッターモーター43は、テープカッター44を駆動し、テープ送りを一旦停止した状態で、印刷テープTの印刷済み部分をテープ幅方向に切断する。
印刷装置側制御部36は、CPUやRAM等によって実現され、上記の各部(符号33ないし符号35)と連携し、携帯端末1との通信制御や印刷制御を行う。具体的には、テープカートリッジ31の装着時、携帯端末1との通信確立時または携帯端末1からの問い合わせがあったとき、Bluetooth通信部33を介してカートリッジ検出部34によって検出したテープ情報を携帯端末1に送信する。また、携帯端末1からBluetooth通信部33を介して印刷データを受信し、当該印刷データに基づいて印刷機構35を制御する。
次に、図4を参照し、携帯端末1の機能構成について説明する。携帯端末1は、機能構成として、ラベル編集部51、表示制御部52および出力部53を備えている。これらの機能は、主に上記の専用アプリケーション13b(図2参照)によって提供される。
ラベル編集部51は、ユーザーによるタッチパネル11の操作に基づき、ラベルの編集を行う。また、ラベル編集部51は、並び方向設定部51aを含む。当該並び方向設定部51aは、ラベルに印刷する画像の並び方向(画像を書き進める方向)を設定する(図5,図6の並び方向設定ラジオボタン74参照)。具体的には、画像を縦方向に並べる「縦書き」と、画像を横方向に並べる「横書き」と、のいずれかを設定する。なお、「画像」とは、文字や図形を含む概念である。
表示制御部52は、表示画面11aの表示制御を行うものであり、携帯端末1の端末姿勢(表示装置の装置姿勢)に応じて表示画面11aの表示を自動回転させる自動回転機能を有している。つまり、ラベル編集画面D1またはプレビュー画面D2に表示される画像がユーザーに対して正立するように(鉛直方向に近づくように)、長辺方向が上下方向となる「縦画面」と、長辺方向が左右方向となる「横画面」との間で、画面方向を切り替える。
表示制御部52は、ラベルの編集を行うラベル編集画面D1を表示しているとき、並び方向設定部51aによって設定された画像の並び方向に関わらず自動回転機能を有効とする。つまり、ラベル編集画面D1は、画像の並び方向によらず、装置姿勢に応じて「縦画面」(図5参照)と、「横画面」(図6参照)と、の間で画面方向が変更される。一方、表示制御部52は、プレビュー画面D2を表示しているとき、設定された画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替える。この点については、図7〜図10を参照し、具体例を挙げて後述する。
また、表示制御部52は、携帯端末1の装置姿勢が維持されたまま、ラベル編集画面D1からプレビュー画面D2に切り替えられた場合、ラベル編集画面D1の上下方向(ラベル編集画面D1の編集項目表示領域62に表示される各画像の上下方向)と、ラベルイメージ80に表示される画像の上下方向とが一致するように、設定された画像の並び方向に応じてプレビュー画面D2におけるラベルイメージ80の配置方向を変更する。ここで、ラベルイメージ80の配置方向は、プレビュー画面D2の長辺方向とラベルイメージ80の長手方向とが一致する「長辺置き」と、プレビュー画面D2の短辺方向とラベルイメージ80の長手方向とが一致する「短辺置き」とのいずれかに変更する。この点についても、図7〜図10を参照して後述する。
出力部53は、ユーザーによる印刷指示操作に基づき、ラベル編集部51の編集結果に基づく印刷データをテープ印刷装置3に出力する。なお、ユーザーによる印刷指示は、ラベル編集画面D1および/またはプレビュー画面D2に表示される印刷指示ボタン(図5〜図10では、図示省略)の押下、または携帯端末1に設けられる所定の操作子を操作することによって行う。
次に、図5および図6を参照し、ラベル編集画面D1の構成について説明する。両図に示すように、ラベル編集画面D1は、表示画面11aの略全体に表示される画面である。同様に、後述するプレビュー画面D2も、表示画面11aの略全体に表示される画面である(図7〜図10参照)。したがって、ラベル編集画面D1およびプレビュー画面D2のアスペクト比も偏っている。
図5(a)は、「縦画面」のラベル編集画面D1において、「横書き」が設定された場合の表示例を示す図である。ラベル編集画面D1は、「縦画面」の場合、画面上部の編集領域61と、画面中央部の編集項目表示領域62と、画面下部の画面切り替えボタン63と、を含む。画面切り替えボタン63は、表示画面11aの表示をプレビュー画面D2に切り替えるための操作子である。
編集領域61は、ラベルの編集結果を示す簡易プレビュー表示領域であり、印刷テープTのテープ幅を編集領域61の領域幅と看做したテープイメージ71と、文字や図形などの印刷画像(同図の例では、禁止マークの図形と「禁止」の文字)を模した印刷画像イメージ72と、を表示する。
編集項目表示領域62は、フォント変更ボタン73、並び方向設定ラジオボタン74、画像挿入ボタン75、バーコード/2次元コード挿入ボタン76および手書き入力ボタン77を表示する。フォント変更ボタン73は、その押下によって不図示のフォント変更画面が表示される。フォント変更画面では、フォントサイズ、フォント種類、フォント飾りなどが変更される。並び方向設定ラジオボタン74は、その押下によって画像の並び方向(「横書き」、「縦書き」のいずれか)が選択される(並び方向設定部51a,図4参照)。
画像挿入ボタン75は、その押下によって不図示の画像編集画面が表示される。画像編集画面では、イラストやロゴなどの画像が選択または作成される。バーコード/2次元コード挿入ボタン76は、その押下によって不図示のバーコード/2次元コード入力画面が表示される。バーコード/2次元コード入力画面では、バーコードや2次元コード(QRコードなど)に変換する情報が入力される。手書き入力ボタン77は、その押下によって編集領域61にペンマークが表示され、当該ペンマークをユーザーが指でドラッグさせることにより、フリーハンド入力が行われる。なお、編集項目としては、編集項目表示領域62に示したこれらの項目以外に、段落作成、枠設定、地紋設定など、一般的なテープ印刷装置(ラベルライター)に搭載される編集機能を設けても良い。
図5(b)は、「縦画面」のラベル編集画面D1において、「縦書き」が設定された場合の表示例を示す図である。この場合、図5(a)と比較し、編集領域61に表示される印刷画像イメージ72の表示方向(印刷画像イメージ72として表示される画像の並び方向)が90度回転された状態となる。その他、ラベル編集画面D1における編集領域61、編集項目表示領域62および画面切り替えボタン63の配置は変化しない。このように表示制御部52は、ラベル編集画面D1を表示しているとき、端末姿勢が変化しない限り、画像の並び方向に関わらず編集領域61の配置を固定する。
一方、図6(a)は、「横画面」のラベル編集画面D1において、「横書き」が設定された場合の表示例を示す図である。「横画面」の場合、ラベル編集画面D1は、画面上部の編集領域61と、画面下部右側の編集項目表示領域62と、画面下部左側の画面切り替えボタン63と、を含む。このように、「横画面」のラベル編集画面D1は、「縦画面」の場合(図5(a)参照)と比較してレイアウトが異なり、編集項目表示領域62に表示可能な編集項目が少なくなる。なお、非表示の編集項目については、画面スクロールにより表示可能である。また、「横画面」となったことに伴い、「縦画面」の場合と比較して編集領域61の長手方向(テープイメージ71の長手方向)が長くなる。このように「横画面」は、テープイメージ71の全体を把握しやすいレイアウトとなっている。なお、編集領域61の符号71eは、テープイメージ71の後端を示している。
図6(b)は、「横画面」のラベル編集画面D1において、「縦書き」が設定された場合の表示例を示す図である。この場合も、図6(a)と比較し、編集領域61に表示される印刷画像イメージ72の表示方向が90度回転された状態となる点だけが異なり、その他、ラベル編集画面D1における編集領域61、編集項目表示領域62および画面切り替えボタン63の配置は変化しない。
次に、図7〜図10を参照し、ラベル編集画面D1からプレビュー画面D2への画面切り替え、および端末姿勢の回転に伴う表示制御について説明する。図7は、「縦画面」且つ「横書き」設定のラベル編集画面D1から画面切り替えが行われた場合の、「縦画面」のプレビュー画面D2および「横画面」のプレビュー画面D2の表示例を示す図である。これに対し、図8は、ラベル編集画面D1における画像の並び方向の設定が「縦書き」となっている場合の表示例を示している。
例えば、図7(a),図8(a)に示すように、ラベル編集画面D1で画面切り替え操作が行われたとき(画面切り替えボタン63が押下されたとき)の画面方向のまま(「縦画面」のまま)プレビュー画面D2が表示されている場合は、ラベル編集画面D1の上下方向と、ラベルイメージ80に表示される画像の上下方向とが一致するようにラベルイメージ80を配置する。したがって、図7(a)に示すように「横書き」設定の場合は、ラベルイメージ80の長手方向が表示画面11a(プレビュー画面D2)の短辺と平行となるように「短辺置き」で配置し、図8(a)に示すように「縦書き」設定の場合は、ラベルイメージ80の長手方向が表示画面11aの長辺と平行となるように「長辺置き」で配置する。
このように、画像の並び方向に応じてラベルイメージ80の配置方向を変更することで、ラベル編集画面D1に表示される画像の上下方向と、プレビュー画面D2のラベルイメージ80に表示される画像の上下方向とが一致するため、ラベルイメージ80が確認しやすいといったメリットがある。なお、プレビュー画面D2では、ラベルイメージ80の幅方向について、表示画面11a(プレビュー画面D2)の略中央となるようにラベルイメージ80を配置する。
一方、ラベル編集画面D1で画面切り替え操作が行われたとき(画面切り替えボタン63が押下されたとき)の装置姿勢から略90度回転された装置姿勢でプレビュー画面D2が表示されている場合は、表示画面11aの長辺方向と、ラベルイメージ80の長手方向と、が一致するように、画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替える。つまり、プレビュー画面D2がラベル編集画面D1と同じ画面方向のときにラベルイメージ80が「短辺置き」となり、画面方向の変更によってラベルイメージ80が「長辺置き」に変わるような場合に自動回転機能を「有効」とする。
例えば、プレビュー画面D2が図7(a)の「縦画面」の状態から、図7(b)の「横画面」の状態となるように携帯端末1が回転された場合は、ラベルイメージ80が「短辺置き」から「長辺置き」に変わるため、プレビュー画面D2の表示も回転させる。これに対し、プレビュー画面D2が図8(a)の「縦画面」の状態から、図8(b)の「横画面」の状態となるように携帯端末1が回転された場合は、回転前の状態でラベルイメージ80が「長辺置き」であったため、プレビュー画面D2も回転を禁止する(自動回転機能を「無効」とし、ラベルイメージ80を「長辺置き」のままとする)。このように、画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替えることで、自動回転機能によって「長辺置き」から「短辺置き」に変わってしまい、ラベルイメージ80の全体が確認できなくなるといった不具合を解消できる。
なお、プレビュー画面D2を表示している状態で装置姿勢が回転された場合でも(例えば、図7(b)「横画面」の状態から、図7(a)の「縦画面」の状態に戻されても)、自動回転機能は「有効」のままとなる。つまり、プレビュー画面D2における自動回転機能の有効/無効は、ラベル編集画面D1で画面切り替え操作が行われたときの画像の並び方向の設定によって定まる。
続いて、図9および図10を参照し、「横画面」のラベル編集画面D1から画面切り替えが行われた場合の表示制御について説明する。図9は、「横書き」設定のラベル編集画面D1からの画面切り替えを示し、図10は、「縦書き」設定のラベル編集画面D1からの画面切り替えを示している。
この場合、図9(a),図10(a)に示すように、ラベル編集画面D1で画面切り替え操作が行われたときの画面方向のまま(「横画面」のまま)プレビュー画面D2が表示されている場合は、ラベル編集画面D1の上下方向と、ラベルイメージ80に表示される画像の上下方向とが一致するようにラベルイメージ80を配置する。したがって、図9(a)に示すように、「横書き」設定の場合は、ラベルイメージ80の長手方向が表示画面11aの長辺と平行となるように「長辺置き」で配置し、図10(a)に示すように「縦書き」設定の場合は、ラベルイメージ80の長手方向が表示画面11aの短辺と平行となるように「短辺置き」で配置する。つまり、図7(a),図8(a)の「縦画面」のラベル編集画面D1からの画面切り替えの場合とは、逆の配置となる。
一方、プレビュー画面D2が図9(a)の「横画面」の状態から、図9(b)の「縦画面」の状態となるように携帯端末1が回転された場合は、回転前の状態でラベルイメージ80が「長辺置き」であったため、プレビュー画面D2の表示も回転を禁止する(自動回転機能を「無効」とし、ラベルイメージ80を「長辺置き」のままとする)。これに対し、図10に示す「縦書き」設定のラベル編集画面D1からの画面切り替えは、携帯端末1の回転に伴ってラベルイメージ80が「短辺置き」(図10(a)参照)から「長辺置き」(図10(b)参照)に変わるため、プレビュー画面D2の表示も回転させる。
このように(図9,図10に示すように)、「横画面」のラベル編集画面D1で画面切り替え操作を行った場合は、「縦書き」設定のときに自動回転機能を「有効」とし、「横書き」設定のときに自動回転機能を「無効」とする。これは、図7,図8に示した「縦画面」のラベル編集画面D1で画面切り替え操作が行われた場合とは逆の設定となる。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、プレビュー画面D2については、設定された画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替えるため、自動回転機能によって、ラベルイメージ80の全体が確認できなくなる不具合を解消できる。また、例えばファイルの背表紙に貼り付けるラベルを作成する際にプレビュー画面D2に表示されたラベルイメージ80を背表紙と並べて大きさや出来上がりイメージを確認するような場合に、自動回転機能が無効となっていると便利である。一方、ラベル編集画面D1については、設定された画像の並び方向に関わらず自動回転機能を有効とするため、ユーザーの好みの画面方向(「縦画面」または「横画面」)でラベルの編集を行うことができる。
また、ラベル編集画面D1から画面方向を維持したままプレビュー画面D2に切り替えられた場合は、ラベル編集画面D1の上下方向と、ラベルイメージ80に表示される画像の上下方向とが一致するようにラベルイメージ80を配置するため、設定された画像の並び方向によって、ラベルイメージ80が確認しづらくなるといった不具合を解消できる。また、ラベル編集画面D1で画面切り替え操作が行われたときから画面方向が変更された場合は、ラベルイメージ80が「短辺置き」へと変化しないように画像の並び方向に応じて自動回転機能の有効/無効を切り替えるため、ラベル編集画面D1から画面方向を維持したままプレビュー画面D2へ切り替えられた場合の視認性を確保しつつも、自動回転機能によりラベルイメージ80の一部が視認できない状態となることを防止できる。
[変形例]
なお、上記の実施形態に関わらず、以下の変形例を採用可能である。
上記の実施形態では、ラベル編集画面D1を表示している間は、常に自動回転機能を「有効」に設定する(「縦画面」と「横画面」を切り替える)ものとしたが、「縦画面」および「横画面」のいずれか一方に固定しても良い。また、例えばラベル編集画面D1を「縦画面」に固定した場合は、「横書き」設定の場合にプレビュー画面D2の自動回転機能を「有効」とし、「縦書き」設定の場合にプレビュー画面D2の自動回転機能を「無効」とすれば良い。同様に、ラベル編集画面D1を「横画面」に固定した場合は、「縦書き」設定の場合にプレビュー画面D2の自動回転機能を「有効」とし、「横書き」設定の場合にプレビュー画面D2の自動回転機能を「無効」とすれば良い。
また、上記の実施形態では、「縦画面」且つ「縦書き」設定のラベル編集画面D1から画面切り替えが行われた場合(図8参照)、および「横画面」且つ「横書き」設定のラベル編集画面D1から画面切り替えが行われた場合(図9参照)に、自動回転機能を「無効」としたが、当該「無効」切り替え制御を、テープ長(ラベル長)がテープ幅より長くなる場合に限定しても良い。テープ長が短い場合は、プレビュー画面D2が回転されても、ラベルイメージ80の一部が欠ける心配がないためである。
また、上記の実施形態では、ラベル編集画面D1が「縦画面」の場合と「横画面」の場合で編集項目が異なるものとしたが、編集項目の種類や数について、画面方向によらず同様としても良いし、「縦画面」の場合より「横画面」の場合に編集項目を多くしても良い。
また、上記の実施形態のラベル編集画面D1およびプレビュー画面D2は、表示画面11aの略全体に表示されるものとしたが、表示画面11aの一部に表示されても良い。その場合であっても、ラベル編集画面D1/プレビュー画面D2のアスペクト比が偏っている場合、上記の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記の実施形態および変形例に示した印刷システムSY(携帯端末1およびテープ印刷装置3)における各構成要素をプログラムとして提供しても良い。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供しても良い。すなわち、コンピューターを印刷システムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。その他、本実施形態の携帯端末1の各部をクラウドコンピューティングで実現するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1:携帯端末 3:テープ印刷装置 11a:表示画面 51a:並び方向設定部 52:表示制御部 61:編集領域 62:編集項目表示領域 63:画面切り替えボタン 74:並び方向設定ラジオボタン 80:ラベルイメージ D1:ラベル編集画面 D2:プレビュー画面 SY:印刷システム T:印刷テープ

Claims (7)

  1. ラベルイメージを表示するプレビュー画面を表示可能な表示画面と、
    ラベルに印刷する画像の並び方向を縦書きと横書きのいずれかに設定する並び方向設定部と、
    装置姿勢に応じて前記表示画面の表示を自動回転させる自動回転機能を有する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記プレビュー画面を表示しているとき、前記画像の並び方向に応じて前記自動回転機能の有効/無効を切り替えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示画面は、前記ラベルの編集を行うラベル編集画面と、前記プレビュー画面と、を切り替えて表示し、
    前記表示制御部は、
    前記ラベル編集画面を表示しているとき、前記画像の並び方向に関わらず前記自動回転機能を有効とすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記自動回転機能は、前記装置姿勢に応じて縦画面と横画面との間で画面方向を変更するものであり、
    前記表示制御部は、
    前記ラベル編集画面から前記プレビュー画面に画面切り替えが行われた場合であって、前記ラベル編集画面で画面切り替え操作が行われたときの画面方向と前記プレビュー画面の画面方向が同じ場合、前記ラベル編集画面の上下方向と、前記プレビュー画面の前記ラベルイメージに表示される画像の上下方向とが一致するように、前記画像の並び方向に応じて前記プレビュー画面における前記ラベルイメージの配置方向を変更することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記ラベル編集画面は、前記ラベルの編集結果を示す編集領域を含み、
    前記表示制御部は、
    前記ラベル編集画面を表示しているとき、前記画像の並び方向に関わらず前記ラベル編集画面における前記編集領域の配置を固定することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記画像の並び方向が横書きに設定され且つ縦画面の前記ラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、および前記画像の並び方向が縦書きに設定され且つ横画面の前記ラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、前記自動回転機能を有効とし、
    前記画像の並び方向が縦書きに設定され且つ縦画面の前記ラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、および前記画像の並び方向が横書きに設定され且つ横画面の前記ラベル編集画面で画面切り替え操作が行われた場合、前記自動回転機能を無効とすることを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
  6. ラベルイメージを表示するプレビュー画面を表示可能な表示画面と、装置姿勢に応じて前記表示画面の表示を自動回転させる自動回転機能と、を有する表示装置の制御方法であって、
    ラベルに印刷する画像の並び方向を縦書きと横書きのいずれかに設定する並び方向設定ステップと、
    前記プレビュー画面を表示しているとき、前記画像の並び方向に応じて前記自動回転機能の有効/無効を切り替える表示制御ステップと、を実行することを特徴とする表示装置の制御方法。
  7. コンピューターに、請求項6に記載の表示装置の制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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