JP2016173318A - 面圧計測システム - Google Patents

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【課題】締付ボルトの締め付けに緩みが発生した場合に、緩みが発生している締付ボルトを特定することは困難である。【解決手段】本実施形態による面圧計測システムは、複数の面圧計測素子と、複数の出力線とを備える。複数の面圧計測素子は、結合対象の第1フランジに対向する第2フランジの接合面の複数箇所に配置され、接合面における複数箇所の面圧に対応する計測信号をそれぞれ出力する。複数の出力線は、複数の面圧計測素子それぞれに接続され、複数の面圧計測素子それぞれの計測信号を出力する。【選択図】図1B

Description

本発明の実施形態は、面圧計測システムに関する。
一般にプラント設備における二つの配管の接続には、図6A及び図6Bに示すフランジ継手が用いられる。このフランジ継手は、配管とフランジが継手溶接により結合されている。2つのフランジ継手におけるそれぞれのフランジの接合面がシール材を介して面接合され、トルクレンチ等の工具を用いて締付ボルト及びナットを締付ることで2つのフランジ継手は結合される。この際、締付ボルトの締付量はトルクチエックにより確認される。
これに対して、フランジの接合面におけるOリング溝に、フランジ面圧検出用のリング状の面圧計測素子を配列し、面接合された2つのフランジの接合面における面圧を計測する方法がある。この方法では、2つのフランジを結合する締付ボルト及びナットの締付時に、2つのフランジの接合面における面圧を計測することで締付作業の健全性が確認される。
特開平4−184231号公報
プラント設備において、結合されたフランジ継手からリークが発生するとプラントが緊急停止される等、運転への影響が大きい。このため、結合されたフランジ継手からのリークを未然に防止することが設備を運用する上で重要な課題となっている。
また、結合されたフランジ継手からのリークの要因として、ガスケットやパッキンの取付不良及び片締め等の、締付作業時の締付・施工管理の問題がある。この問題を未然に防ぐため、実際に施工した締付ボルト及びナットに掛かっているトルクの値を確認することが行われている。このため、一度締付た箇所を緩め再度締め付けるか、もしくは増し締めにより確認する方法が取られる。ところが、一度締め付けた箇所を緩め再度締め付ける方法で得たトルク値の精度は良いとは言い切れず、後戻り施工となる。また、増し締めによる方法は、M6未満の小さいボルトの回り始めを感じることが難しい。
また、プラント設備の運転中に、締付ボルトの締め付けに緩みが発生した場合に、緩みが発生している締付ボルトを特定することは困難である。このため、緩みが発生した場合に、全締付ボルトに対して増し締めを行うなどの対処措置に留まっているのが現状である。
本実施形態による面圧計測システムは、複数の面圧計測素子と、複数の出力線とを備える。複数の面圧計測素子は、結合対象の第1フランジに対向する第2フランジの接合面の複数箇所に配置され、接合面における複数箇所の面圧に対応する計測信号をそれぞれ出力する。複数の出力線は、複数の面圧計測素子それぞれに接続され、複数の面圧計測素子それぞれの計測信号を出力する。
締付ボルトの締め付けに緩みが発生した場合に、緩みが発生している締付ボルトの特定を容易化できる。
図1Aは、円形フランジを用いた面圧計測システムの正面図の一例を示す図である。 図1Bは、図1AのD1−D1´線断面図である。 図1Cは、図1AのD2−D2´線断面図である。 図2Aは、方形フランジを用いた面圧計測システムの正面図の一例を示す図である。 図2Bは、図2AのD3−D3´線断面図である。 図2Cは、図2AのD4−D4´線断面図である。 図3は、可搬式計測器を用いた面圧計測システムの一例を示す図である。 図4は、作業フローの一例を示す図である。 図5は、警報部を有する面圧計測システムの一例を示す図である。 図6Aは、円形フランジを用いた従来のフランジ継手の一例を示す図である。 図6Bは、図6AのD5−D5´線断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1Aは、円形フランジを用いた面圧計測システム1の正面図の一例を示す図である。図1Bは、図1AのD1−D1´線断面図である。図1Cは、図1AのD2−D2´線断面図である。まず、第1実施形態による面圧計測システム1の一例を、図1A乃至図1Cを用いて説明する。
これら図1A乃至図1Cに示すように、面圧計測システム1は、例えば、結合対象のフランジ10に対向するフランジ11の接合面における面圧の計測に用いられる面圧計測システムである。面圧計測システム1は、複数の面圧計測素子20,21,22,23と、出力線30,31,32,33を備える。
まず、複数の面圧計測素子20,21,22,23及び出力線30,31,32,33について説明する。複数の面圧計測素子20,21,22,23は、例えば、ピエゾ素子である。複数の面圧計測素子20,21,22,23は、例えば、面圧が大きくなるに従い起電力が大きくなる素子である。このため、複数の面圧計測素子20,21,22,23は、起電力に応じた大きさの計測信号をそれぞれ出力する。
図1Bに示すように、複数の面圧計測素子20,21のそれぞれが、対応する複数の棒状端子40,41の端部に形成されている。なお、面圧計測素子22,23について図1では図示を省略しているが、面圧計測素子20,21と同様に、面圧計測素子22,23のそれぞれが、対応する棒状端子42,43の端部に形成されている。図1A乃至図1Cに示すように、出力線30,31,32,33それぞれが、複数の棒状端子40、41,42,43を介して複数の面圧計測素子20,21,22,23に接続されている。
また、複数の棒状端子40,41,42,43それぞれが、おねじに形成されている。また、フランジ11において、複数の棒状端子40,41,42,43それぞれに対応する複数の挿入部が、めねじに形成されている。そして、複数の棒状端子40,41,42,43のそれぞれが、対応する複数の挿入部にねじ込まれている。これにより、複数の面圧計測素子20,21,22,23のそれぞれが、フランジ11の接合面の複数箇所に配置されている。また、ねじ込まれた複数の棒状端子40,41,42,43のそれぞれは、ねじ込みの方向と逆に回転が可能であり、挿脱が可能に構成されている。
次に、フランジ10,11及び配管50,51の構造について説明する。図1B及び図1Cに示すように、フランジ10、11が、配管50、51を結合するために用いられている。図1Aに示すように、フランジ11は、例えば、円盤状の形状であり、その中心部に配管51の形状に対応した穴部が形成されている。また、複数の棒状端子40,41,42,43と複数の締付ボルト60,61,62,63が、フランジ11の円C1の円周上に交互に等間隔に配置されている。
図1B及び図1Cに示すように、配管50,51のそれぞれは、液体、気体、及び紛体等の流体を輸送するために用いられている。フランジ10は、上述の穴部に挿入された配管50の端部に、例えば、継手溶接により結合されている。同様に、フランジ11は、配管51の端部に、例えば、継手溶接により結合されている。一般に、配管及び配管に結合されたフランジは、フランジ継手といわれている。また、一般に、円盤状の形状のフランジは、円形フランジといわれており、方形状の形状のフランジは、方形フランジといわれている。
図1A乃至図1Cに示すように、フランジ10、11の接合面は、例えば、シール材70を介して接合されている。接合されたフランジ10、11のフランジ穴それぞれに挿入された複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83がトルクレンチなどの工具で締め付けられている。これにより、配管50,51が結合されている。
また、配管50,51内を流れる流体の種類、圧力によって、フランジの形状、及びシール材等を異ならせることが一般に行われている。例えば、低圧の油、水、及び蒸気のような流体の場合、フランジ継手には、全面座のフランジと、シール材としてのシートパッキンが用いられることが一般的である。高圧の油のような流体の場合、フランジ継手には、Oリング溝付の油圧用フランジと、シール材としてのOリングが用いられることが一般的である。また、高圧の蒸気の場合、フランジ継手には、溝付フランジと、シール材としてのスパイラルガスケットが用いられることが一般的である。
次に、複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83の締め付け力の調整について説明する。フランジ10、11の接合面が均一な圧力で接合された場合、円C1の円周上の面圧はほぼ同一になる。このため、複数の面圧計測素子20,21,22、23それぞれが出力する計測信号の大きさがほぼ同一になった場合、複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83の締め付け力で生じる接合面における面圧もほぼ同一である。
これにより、複数の面圧計測素子20,21,22、23それぞれが出力する計測信号の大きさをほぼ同一にする締め付け作業を行うことで、複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83の締め付け力の調整が可能である。このように、計測信号を観察することで、複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83の締め付け力の調整を行うことができる。
次に、複数の締付ボルト60,61,62,63の中の緩んだ締付ボルトの推定について説明する。締付け作業が完了した後、上述のように、複数の面圧計測素子20,21,22、23それぞれが出力する計測信号の大きさはほぼ同一である。このため、複数の面圧計測素子20,21,22、23それぞれが出力する計測信号を継続して観察することで、緩んだ締付ボルトの推定が可能である。
例えば、締付ボルト60が緩んだ場合,図1Aに示すように、締付ボルト60に離接する棒状端子40、42から得られた計測信号の大きさは、他の棒状端子から得られた計測信号よりも小さくなる。これにより、締付ボルト60が緩んだことが推定できる。このように、複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83の締め付に緩みが発生した場合に、緩みが発生している締付ボルトの特定を容易化できる。
次に、フランジ12、13が方形フランジである場合の面圧計測システム1の一例を、図2A乃至図2Cを用いて説明する。図2Aは、方形フランジを用いた面圧計測システム1の正面図の一例を示す図である。図2Bは、図2AのD3−D3´線断面図である。図2Cは、図2AのD4−D4´線断面図である。図1と同様の構成には同一の番号を付して説明を省略する。方形フランジ12,13を用いた場合の面圧計測システム1は、複数の棒状端子44,45,46,47の配置が、円形フランジ10,11を用いた場合の面圧計測システム1と異なる。
これら図2A乃至図2Cに示すように、締付けボルト64,65,66,67が、円C2の円周上に等間隔に配置されている。また、複数の棒状端子44,45,46,47が、締付けボルト64,65,66,67をそれぞれ結ぶ方形Q1の各辺の中点に配置されている。また、複数の棒状端子44,45,46,47が、円C2と同じ中心点であり且つ円C2よりも小さい半径の円C3の円周上に等間隔に配置されている。出力線34,35,36,37それぞれが、複数の棒状端子44、45,46,47を介して複数の面圧計測素子24,25,26,27に接続されている。
まず、複数の締付ボルト64,65,66,67及びそれぞれに対応するナット84,85,86,87の締め付け力の調整について説明する。方形フランジ12,13の接合面がほぼ均一の面圧力で接合された場合、円C3の円周上の面圧はほぼ同一である。また、円C2の円周上の面圧もほぼ同一になる。
このため、複数の面圧計測素子24,25,25,27それぞれが出力する計測信号の大きさがほぼ同一になった場合、複数の締付ボルト64,65,66,67及びそれぞれに対応するナット84,85,86,87の締め付け力で生じる接合面における面圧もほぼ同一である。これにより、複数の面圧計測素子24,25,25,27それぞれが出力する計測信号の大きさをほぼ同一にする締め付け作業を行うことで、複数の締付ボルト64,65,66,67及びそれぞれに対応するナット84,85,86,87の締め付け力の調整が可能である。このように、方形フランジを用いた場合も、計測信号を観察することで複複数の締付ボルト64,65,66,67及びそれぞれに対応するナット84,85,86,87の締め付け力の調整を行うことができる。
次に、複数の締付ボルト64,65,66,67の中の緩んだ締付ボルトの推定について説明する。図1の場合と同様に、複数の面圧計測素子24,25,25,27それぞれが出力する計測信号を継続して観察することで、緩んだ締付ボルトの推定が可能である。例えば、締付ボルト64が緩んだ場合、図2Aに示すように、締付ボルト64に近接する棒状端子44、47の計測信号の大きさが、他の棒状端子から得られる計測信号よりも小さくなる。これにより、締付ボルト64が緩んだことが推定できる。このように、方形フランジを用いた場合にも、複数の締付ボルト64,65,66,67及びそれぞれに対応するナット84,85,86,87の締め付に緩みが発生した場合に、緩みが発生している締付ボルトの特定を容易化できる。
図3は、可搬式計測器90を用いた面圧計測システム1の一例を示す図である。図3を用いて可搬式計測器90を用いた面圧計測システム1の処理の一例を説明する。図3で示す面圧計測システム1は、可搬式計測器90を備えることで図1に示す面圧計測システム1と相違する。
図3に示すように、可搬式計測器90は、処理部100と、記憶部110と、表示制御部120を備える。処理部100は、複数の面圧計測素子20,21,22,23から得られた計測信号のそれぞれを、面圧に対応する計測値に変換処理する。記憶部110は、処理部100で変換処理された計測値を記憶する。表示制御部120は、処理部60で変換処理された計測値に関する情報を表示部91、92に表示させる。また、表示制御部120は、例えば、過去の計測値を確認する場合、記憶部110に記憶されている計測値に基づいて計測値に関する情報を表示部91、92に表示させる。
次に、計測値に関する情報の表示に関して説明する。処理部100は、入力された複数の面圧計測素子20、21,22,23の計測信号を、時系列な計測値にそれぞれ変換処理する。表示制御部120は、この時系列に変換処理された計測値を、複数の表示部91、92それぞれのグラフ上に表示させる。このグラフにおいて、横軸は、経過時間を示す。また、縦軸は、変換処理された計測値の値を示す。
グラフ上で複数の計測値が並んで表示されているので、複数の計測値のそれぞれをグラフ上で比較して観察できる。複数の締付ボルト60,61,62,63及びそれぞれに対応するナット80,81,82,83の締め付け力の調整に応じて、比較する複数の計測値が変動する。このため、グラフ上の計測値の変動を確認しながら、締め付け力の調整ができるので、グラフを表示しない場合と比較して締め付け作業の効率をあげることが可能である。なお、可搬式計測器90を用いた面圧計測システム1は可搬式であり、複数の棒状端子40,41,42,43をフランジ11から取り外すことも可能である。
図4は、作業フローの一例を示す図である。図4中のグラフでは、横軸は経過時間を示し、縦軸は面圧計測素子から得られた計測値の値を示す。図4中のグラフは、表示制御部120が表示部91に表示させている表示画像の一例である。
また、図4の上図(a)は、正常状態のときの計測値の時系列変化の例を示している。図4の下図(b)は、締付ボルトの締め付に異常状態が発生した場合の計測値の時系列な変化の例を示している。図4の上図(a)に示すように、正常状態の場合、締め付け作業の開始と共に面圧を示す計測値の値が増加し、管理値に達した後に締め付け作業が完了する。締め付け作業が完了した後も、計測値は管理値に維持されている。
一方、図4の下図(b)に示すように、異常状態が発生した異常時の場合、締め付け作業が完了した後に、締付ボルトの緩みが生じて計測値が管理値を外れている。管理値を外れた場合に緩んだ締付ボルトを増し締めする。これにより、計測値が再び管理値に戻っている。このように、計測値を観察することで、フランジ10、11の接合面から流体等のリークが生じる前に、締付ボルトの緩みが生じたことを検出することが可能である。これにより、増し締めを行うことでリークを防ぐことが可能である。
以上説明したように本実施形態では、複数の面圧計測素子は、結合対象のフランジに対向するフランジの接合面の複数箇所に配置されている。このため、接合面における複数箇所の面圧に対応する計測信号をそれぞれ異なる出力線を介して出力が可能である。これにより、締付ボルトの締め付けに緩みが発生した場合に、緩みが発生している締付ボルトの特定を容易化できる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態による面圧計測システム1の一例を示す図である。第2実施形態は、警報部130を更に備えることで第1実施形態と相違する。複数の面圧計測素子20,21,22,23それぞれで計測された計測信号が警報部130に入力されている。
警報部130は、例えば、図4の下図(b)に示すように、計測信号のいずれかの値が予め定められた管理値をはずれた場合に警報を出力する。また、警報部130は、警報メッセージを表示部93に表示させてもよい。さらに、また、警報部130は、音声で警報を発報してもよい。また、警報部130は、例えば、図4に示すようなグラフを表示部93に表示させてもよい。このように、施工後のフランジ接合面に掛かる面圧を連続的に監視することで、管理値を外れた面圧値が計測された場合に、自動的に警報を出力することができる。これにより、締付ボルトのいずれかに緩みが生じたことを自動で検出することができる。
また、上述したように、複数の面圧計測素子20,21,22,23それぞれで計測された計測信号の中のどの計測信号が管理値をはずれたか確認することで、緩みが生じた締付ボルトを推定することができる。
このように、締付ボルトのいずれかに緩みが生じたことを自動で検出し、緩みが生じた締付ボルトを推定することが可能である。このため、プラント設備を停止させるほどの事態となる前に、緩みが生じた締付ボルトに増し締め等の対応を行うことが可能である。これにより、施工時の健全な締め付け状態へ復旧することができる。
以上説明したように本実施形態では、計測信号のいずれかの値が予め定められた管理値をはずれた場合に警報を発報する。これにより、締付ボルトのいずれかに緩みが生じたことを検出することができる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規なシステムは、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明したシステムの形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1: 面圧計測システム、10,11,12,13: フランジ、20〜27: 面圧計測素子、30〜37: 出力線、40〜47: 棒状端子、50、51: 配管、60〜67: 締付ボルト、70 シール材、80〜87: ナット、90 可搬式計測器、91,92,93: 表示部、 100 処理部、110 記憶部、 120 表示制御部、130 警報部

Claims (10)

  1. 結合対象の第1フランジに対向する第2フランジの接合面の複数箇所に配置され、前記接合面における前記複数箇所の面圧に対応する計測信号をそれぞれ出力する複数の面圧計測素子と、
    前記複数の面圧計測素子それぞれに接続され、前記複数の面圧計測素子それぞれの計測信号を出力する複数の出力線と、
    を備える面圧計測システム。
  2. 前記複数の面圧計測素子は、複数の棒状端子の端部にそれぞれ形成されており、前記第2フランジに形成される複数の挿入部それぞれに前記複数の棒状端子が挿入される請求項1に記載の面圧計測システム。
  3. 前記複数の棒状端子のそれぞれはおねじに形成されており、めねじに形成されている前記複数の挿入部に挿脱可能に挿入される請求項2に記載の面圧計測システム。
  4. 前記第2フランジは円形であり、前記第1フランジと前記第2フランジは、複数の締付ボルトを用いて結合されており、
    前記複数の棒状端子と前記複数の締付ボルトは、同一の円周上に交互に等間隔に配置されている請求項2又は3に記載の面圧計測システム。
  5. 前記第2フランジは四角形であり、前記第1フランジと前記第2フランジは、複数の締付ボルトを用いて結合されている請求項2又は3に記載の面圧計測システム。
  6. 前記計測信号を前記複数箇所それぞれの面圧を示す計測値に変換処理する処理部と、
    前記計測値に関する情報を表示部に表示させる表示制御部と、
    を更に備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の面圧計測システム。
  7. 前記処理部は、前記計測信号を、前記複数箇所それぞれの面圧の計測値に時系列に変換処理し、前記表示制御部は、前記時系列に得られたそれぞれの計測値に関する情報を表示部に表示させる請求項6に記載の面圧計測システム。
  8. 前記表示制御部及び当該表示制御部が表示させている表示部は可搬式の計測装置内に構成される請求項7に記載の面圧計測システム。
  9. 前記計測信号のいずれかの値が予め定められた管理値をはずれた場合に警報を出力する警報部を,
    更に備える請求項1乃至8のいずれか一項に記載の面圧計測システム。
  10. 結合対象の第1フランジに対向する第2フランジの接合面の複数箇所に配置され複数の面圧計測素子の電気信号を、前記接合面における前記複数箇所の面圧を示す計測値に変換する変換部と、
    前記計測値それぞれに関する情報を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記計測値を閾値と比較して値から外れる時に警報を発報する警報部と、
    を備える計測装置。
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