JP2016173213A - ポット式燃焼器 - Google Patents

ポット式燃焼器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016173213A
JP2016173213A JP2015053910A JP2015053910A JP2016173213A JP 2016173213 A JP2016173213 A JP 2016173213A JP 2015053910 A JP2015053910 A JP 2015053910A JP 2015053910 A JP2015053910 A JP 2015053910A JP 2016173213 A JP2016173213 A JP 2016173213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
flame
mounting plate
flame adjusting
pot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015053910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6364369B2 (ja
Inventor
義方 内山
Yoshikata Uchiyama
義方 内山
朗 当山
Akira Toyama
朗 当山
中村 政晴
Masaharu Nakamura
政晴 中村
和田 博
Hiroshi Wada
博 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2015053910A priority Critical patent/JP6364369B2/ja
Publication of JP2016173213A publication Critical patent/JP2016173213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6364369B2 publication Critical patent/JP6364369B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)

Abstract

【課題】燃焼リングが熱膨張及び熱収縮の影響を受けないポット式燃焼器を提供することを課題とする。
【解決手段】ポット式燃焼器1は、燃油が供給される供給口3と、供給口3から供給された燃油を燃焼点火させる点火ヒータ4と、供給口3及び点火ヒータ4が設けられたポット2と、ポット2内に配置されて燃油の燃焼ガスが通る燃焼リング5と、を備えている。燃焼リング5は、鉛直方向に向けて配置される中空円筒状の整炎筒51と、整炎筒51の外周面51aに接合されて整炎筒51とポット2の内壁面2aとの間に配置された整炎筒取付板54と、整炎筒取付板54の外周部54aに係止されるリング状のパイロットリング56と、を備えている。整炎筒取付板54は、整炎筒51の外周面51aに対して一箇所を接合している。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、灯油等の燃油を燃焼させるストーブや、ボイラ等の暖房器具に使用されるポット式燃焼器に関する。
従来、ストーブ等の暖房器具において、ポット(バーナケース)内に灯油を供給して点火ヒータで加熱、点火して燃焼させる方式のポット式燃焼器(「ポット式バーナ」ともいう)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のポット式燃焼器は、燃焼リングの整炎筒と、整炎筒の外周面に接合されたフィンサポートと、フィンサポートに掛止されると共に整炎筒の外周面に接合されたフィンと、フィンの先端に係止されたパイロットリングと、パイロットリングを係止するねじと、このねじを内壁面に突設したポット(バーナケース)と、を備えている。
一般に、ポット式燃焼器において、整炎筒と、フィン及びパイロットリングとは、材質の相違する部材で形成されている。そして、ポット式燃焼器は、燃焼時に、整炎筒が825〜880℃、フィンが790〜930℃、パイロットリングが710〜805℃程度の温度までそれぞれ上昇する。このため、ポット式燃焼器は、燃焼する際に、整炎筒、フィン、パイロットリング等が930℃程度まで上昇することによって、常温との温度差により熱膨張と熱収縮とを繰り返している。
実開昭61−192118号公報
特許文献1に記載のポット式燃焼器は、燃焼リングがそのような熱膨張と熱収縮とを繰り返すことによって、整炎筒、フィン、パイロットリング等に内部応力が発生して、溶接箇所が変形したり、溶接箇所に亀裂等が生じたりする虞があった。
整炎筒の外周面は、フィンの内周部の複数箇所にスポット溶接で接合されてしっかりと固定されている。しかし、互いに異質の材料で形成された整炎筒とフィンとの接合部は、熱膨張と熱収縮とを繰り返すことで、接合箇所に、互い引っ張り合ったり、押し合ったりする引張応力及び圧縮応力がかかるため、劣化する虞があった。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、燃焼リングが熱膨張及び熱収縮の影響を受けないポット式燃焼器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るポット式燃焼器の発明は、燃油が供給される供給口と、前記供給口から供給された前記燃油を点火する点火ヒータと、前記供給口及び前記点火ヒータが設けられたポットと、前記ポット内に配置されて前記燃油の燃焼ガスが通る燃焼リングと、を備えたポット式燃焼器であって、前記燃焼リングは、鉛直方向に向けて配置される中空円筒状の整炎筒と、前記整炎筒の外周面に接合されて当該整炎筒と前記ポットの内壁面との間に配置された整炎筒取付板と、前記整炎筒取付板の外周部に係止されるリング状のパイロットリングと、を備え、前記整炎筒取付板は、前記整炎筒の外周面に対して一箇所を接合していることを特徴とする。
ここで、燃焼リングとは、ポット内に配置される部材であって、整炎筒と、この整炎筒の周囲に配置される整炎筒取付板等を含めていう。
かかる構成によれば、ポット式燃焼器の発明は、整炎筒取付板が、整炎筒の外周面に対して一箇所をTig溶接等で接合して固定されていることによって、整炎筒取付板及び整炎筒が熱膨張及び熱収縮しても、接合した一箇所が引っ張られたり、押圧されたりすることが無い。このため、整炎筒取付板と整炎筒とは、熱膨張及び熱収縮で繰り返しても、接合箇所に離間方向(軸方向)の内部応力がかからないので、熱膨張及び熱収縮の応力の影響を受けず、互いに接合された溶接状態を維持して接合部の耐久性を向上させることができる。つまり、整炎筒取付板と整炎筒とは、熱膨張及び熱収縮を吸収することができるので、熱膨張及び熱収縮の影響を受けない構造にすることができる。
また、前記燃焼リングは、前記整炎筒取付板に接合される取付板補強板部材を備え、前記パイロットリングは、前記整炎筒取付板及び前記取付板補強板部材の外周部に係止されていることが好ましい。
かかる構成によれば、燃焼リングは、整炎筒の外周面に設けた整炎筒取付板と取付板補強板部材との二部材でパイロットリングを係止していることによって、パイロットリングを整炎筒から脱落すること無くしっかりと保持することができる。
また、前記整炎筒は、当該整炎筒の上側開口部に配置された筒体上側補強部材と、当該整炎筒の下側開口部に配置された筒体下側補強部材と、を備え、前記筒体下側補強部材及び前記筒体上側補強部材は、前記整炎筒の外周面に対向して配置される嵌合部を有し、前記筒体下側補強部材及び前記筒体上側補強部材の一方が、前記取付板補強板部材に接合されており、前記整炎筒の前記下側開口部の開口端、あるいは、前記上側開口部の開口端は、前記筒体下側補強部材、あるいは、前記筒体上側補強部材に対して隙間を介して配置されていることが好ましい。
かかる構成によれば、整炎筒の下側開口部の開口端、あるいは、上側開口部の開口端は、筒体下側補強部材、あるいは、筒体上側補強部材に対して隙間を介して配置されていることにより、隙間によって熱膨張を吸収することができる。つまり、整炎筒の下側開口部、あるいは、上側開口部は、隙間があることによって、筒体下側補強部材、あるいは、筒体上側補強部材に対して移動可能な状態に挿入されている。このため、整炎筒が熱膨張した際に、整炎筒が、筒体下側補強部材、あるいは、筒体上側補強部材を押圧して接合部等に内部応力が発生するのを解消することができる。
また、前記整炎筒取付板及び前記取付板補強板部材は、前記整炎筒の外周面の複数箇所にそれぞれ配置され、前記複数の取付板補強板部材の下端部は、前記筒体下側補強部材の外周部にそれぞれ接合されていることが好ましい。
かかる構成によれば、複数の取付板補強板部材の下端部は、筒体下側補強部材の外周部にそれぞれ接合されていることによって、整炎筒に筒体下側補強部材が固定されていなくても、燃焼リングの全体形状を維持しつつ、整炎筒を保持することが可能となる。
また、前記パイロットリングは、互いに鉛直方向に離間して配置された二つの部材から成り、前記整炎筒取付板は、前記二つのパイロットリングの内周縁部がそれぞれ係合される係合部を有し、前記取付板補強板部材は、前記二つのパイロットリング間に介在される突出片を有していることが好ましい。
かかる構成によれば、整炎筒取付板の係合部にそれぞれ係合された二つのパイロットリングは、その二つのパイロットリング間に取付板補強板部材の突出片が介在されていることによって、突出片が両者間の距離を一定に保って支持することができる。
また、前記パイロットリングは、内周縁部が、前記係合孔及び前記突出片によって支持され、外周縁部が、前記ポットの内壁面に突設された支持突起によって支持されていることが好ましい。
かかる構成によれば、パイロットリングは、内周縁部が係合孔及び突出片によって支持され、外周縁部が支持突起によって支持されていることにより、内筒体と、整炎筒取付板及び取付板補強板部材との間にフリー構造の状態に配置されている。このため、パイロットリングは、熱膨張によって変形したり、捻じれたりするのを解消して、ポット式燃焼器の燃焼能力が低下するのを抑制することができる。
本発明によれば、燃焼リングが熱膨張及び熱収縮の影響を受けないポット式燃焼器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るポット式燃焼器の一例を示す中央部概略縦断面図である。 ポット式燃焼器の燃焼リングの中央部拡大縦断面図である。 斜め上方から見たポット式燃焼器の斜視図である。 燃焼リングの一部断面を有する拡大平面図である。 筒体下側補強部材を取り除いた燃焼リングの拡大要部底面図である。 斜め下方から見たポット式燃焼器の斜視図である。
以下、図1〜図6を参照しながら本発明の実施形態に係るポット式燃焼器の一例を説明する。
なお、以下に示す図面において、同一の部材または相当する部材には同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜省略する。また、部材のサイズ及び形状は、説明の便宜のため、変形または誇張して模式的に表す場合がある。また、V字状の「V」印と、略X字状に記された「X」印の箇所は、スポット溶接する接合箇所を示す。
<ポット式燃焼器>
図1に示すポット式燃焼器1は、石油ストーブや石油ファンヒータ等の暖房器具や、石油温水ボイラ等に使用されて、燃油を燃焼させ燃焼ガスを生じさせるバーナである。なお、ポット式燃焼器1は、1台のストーブに二つの燃焼器を搭載してストーブ暖房と、温水暖房とを行う暖房器具にも適用可能である。ポット式燃焼器1は、有底円筒状に形成されたポット2と、ポット2の側壁に取り付けられた供給口3と、供給口3に燃油を供給する電磁ポンプ(図示省略)と、ポット2内の燃油を吸引する吸引ポンプ(図示省略)と、ポット2の側壁に取り付けられた点火ヒータ4と、ポット2内に配置された燃焼リング5と、燃焼リング5に空気を供給する燃焼ファン(図示省略)と、ポット2に取り付けられた切替サーモスタット6と、を備えて構成されている。
<ポット>
ポット2は、燃油を燃焼させるポットバーナであり、全体がステンレス鋼板によって形成されている。ポット2は、有底円筒状の内筒体21と、この内筒体21の外側に配置された有底円筒状の外筒体22と、内筒体21の上端部と外筒体22の上端部とを連結したポット上板23と、内筒体21と外筒体22との間に形成された空気室24と、を主に備えている。ポット2は、内側容器状の内筒体21と、外側容器状の外筒体22とによって二重容器状に形成されている。ポット2には、供給口3及び点火ヒータ4が、内筒体21と外筒体22とに架設するようにしてそれぞれ取り付けられている。
<内筒体>
図1に示すように、内筒体21は、燃焼リング5を覆うようにして保持する収納部材である。内筒体21は、円筒形状の内側円筒部材21aと、内側円筒部材21aの下側開口部に外嵌されて接合された内筒底板部材21bと、内側円筒部材21aの内壁面2aに突設された支持突起21cと、内筒底板部材21bの内底面中央に接合された支持板21dと、一次空気孔21e、二次空気孔21f、及び三次空気孔21gと、を有して構成されている。
内側円筒部材21aには、円形の貫通孔である一次空気孔21e、二次空気孔21f、及び三次空気孔21gが多数穿孔されている。一次空気孔21eは、内側円筒部材21aの下側寄りの位置に円周方向に適宜な間隔で二重円を画くように配列されている。二次空気孔21fは、内側円筒部材21aにおいて、一次空気孔21eと三次空気孔21gの間の位置に円周方向に適宜な間隔で二重円を画くように配列されている。三次空気孔21gは、内側円筒部材21aの上側寄りの位置に円周方向に適宜な間隔で二重円を画くように配列されている。
内筒底板部材21bは、内側円筒部材21aの下側開口部を閉塞する蓋部材であり、略容器形状に形成されている。内筒底板部材21bの周壁には、円筒形状の供給口3、及び、点火ヒータ4の点火ヒータ本体41の先端部がそれぞれ内嵌される貫通孔が穿孔されている。
支持突起21cは、上下一対のパイロットリング56の外周部を下側からそれぞれ支持することによって、燃焼リング5をポット2内に吊支した状態に保持するための突起である。支持突起21cは、内側円筒部材21aから内側に向けて突出した状態に固定されたリベット、あるいは、ピンから成り、パイロットリング係止部材57(図5参照)の係止片57cに係合されている。
支持板21dは、点火用芯43の先端部が遊挿されるトンネル部を形成するための板部材である。支持板21dは、縦断面視してハット形状に突出形成されて、両端部が内筒底板部材21bの底面中央部にスポット溶接によって接合されている。
<外筒体>
図1に示すように、外筒体22は、内筒体21を、空気室24を介して収納する収納容器である。外筒体22は、円筒形状の外側円筒部材22aと、内側円筒部材21aの下側開口部に内嵌されて接合された外筒リング22bと、外筒リング22bの下面に接合された外筒底板部材22cと、を有して構成されている。
外側円筒部材22aには、点火ヒータ4及び供給口3の外側端部が挿入されて支持される貫通孔が穿孔されている。外筒リング22bは、縦断面視して略凹形状に形成された環状部材である。外筒リング22bは、内側外周面が外側円筒部材22aの下端部に接合され、下面が外筒リング22bに接合されて、外側円筒部材22aと外筒リング22bを連結させている。外筒底板部材22cは、平板部材から成る。
図1に示すように、ポット上板23は、縦断面視して段差状に形成された環状部材である。ポット上板23は、内側上端部が内側円筒部材21aの上端部外面に接合され、内側下端部が外側円筒部材22aの上端部内面に接合されている。
空気室24は、内筒体21の外側側面及び下面と、この内筒体21よりも大きい外筒体22の内面との間に形成された空間である。
<供給口>
供給口3は、不図示の燃油タンク、電磁ポンプ、オイルレベラ、供給パイプを介して供給された燃油を内筒体21内の底部に供給するものである。
<点火ヒータ>
点火ヒータ4は、供給口3から供給された燃油を点火させる点火装置である。点火ヒータ4と、点火ヒータ本体41と、点火ヒータ本体41の外周部を覆う保護筒42と、点火ヒータ本体41の先端から支持板21dに向けて配置された点火用芯43と、点火用芯43に染み込んだ燃油を加熱し、気化した燃油を着火させる着火部材43aと、を備えて構成されている。
点火用芯43は、燃油を染み込ませて吸い上げるものであり、例えば、ガラス繊維の紡織品で構成されており、着火部材43aは、赤熱して点火用芯43に染み込んだ燃油を加熱し、加熱されて気化した燃油を着火して点火用芯43に炎を形成させるものであり、例えば、ニクロム線で構成されている。
保護筒42は、点火用芯43の周囲を覆うような円筒状に形成されている。保護筒42は、一端が、外側円筒部材22aに所定の範囲だけ回動可能に固定され、他端が、内筒体21を貫通して、その内部に露出した状態に配置されている。
<燃焼リング>
図1に示すように、燃焼リング5は、燃油の燃焼ガスが通る流路を形成する部材であり、全体がステンレス鋼板によって形成されている。燃焼リング5は、中空円筒状の整炎筒51と、整炎筒51の上下開口部に設けられた筒体上側補強部材52及び筒体下側補強部材53と、整炎筒51の外周面51aに接合された整炎筒取付板54及び取付板補強板部材55と、整炎筒取付板54及び取付板補強板部材55の外周部54a,55aに係止されたパイロットリング56と、を備えている。
<整炎筒>
整炎筒51は、内側円筒部材21aの中央部に鉛直方向(上下方向)に向けて配置された多孔筒であり、気化ガスと燃焼空気との混合を促進する機能がある。図2に示すように、整炎筒51は、この整炎筒51の上側開口部51bに配置された筒体上側補強部材52と、整炎筒51の下側開口部51cに配置された筒体下側補強部材53と、を備えている。整炎筒51には、上側開口部51bと、下側開口部51cと、整炎筒51全体に多数穿孔された燃焼用空気供給孔51dと、整炎筒取付板54の折曲部54dが係合される凹溝51eと、が形成されている。図4に示すように、整炎筒51は、矩形の板部材を円筒にして重なり合った端部の複数の接合部B11をスポット溶接して円筒形状に形成されている。
図2に示すように、上側開口部51bは、筒体上側補強部材52が外嵌されて、閉塞されている。
下側開口部51cは、環状の筒体下側補強部材53が外嵌されている。下側開口部51cの開口端は、筒体下側補強部材53の内底面に対して隙間sを介して配置されている。隙間sは、整炎筒51の熱膨張を吸収するための空間であり、例えば、1.0mm程度である。このため、筒体下側補強部材53は、整炎筒51の下側開口部51cに接合されていない。
燃焼用空気供給孔51dは、内筒体21の一次〜三次空気孔21e〜21g(図1参照)よりも大きな多数の孔から成り、整炎筒51全体にパンチングで穿孔されている。
図3及び図4に示すように、凹溝51eは、整炎筒取付板54を整炎筒51の外周面51aに接合させる際の折曲部54dのガイド溝であり、外周面51aの三箇所に鉛直方向に向けて形成されている。凹溝51eは、折曲部54dの幅及び厚さに合わせて、周方向の幅及び深さを形成した溝から成る。
<筒体上側補強部材>
図2及び図3に示すように、筒体上側補強部材52は、整炎筒51の上側開口部51bを閉塞するキャップ形状の部材である。筒体上側補強部材52には、整炎筒51の外周面51aに外嵌される嵌合部52bを有している。嵌合部52bは、整炎筒51の上側開口部51bの複数の接合部B12を適宜な均等な間隔でスポット溶接されている。
<筒体下側補強部材>
筒体下側補強部材53は、整炎筒51の下側開口部51cの下端(開口端)から隙間sを介して下側開口部51cに外嵌されて配置されている。筒体下側補強部材53は、外周部53aの接合部B21を三つの取付板補強板部材55の下端部55bの一箇所にそれぞれ接合されている。
<整炎筒取付板>
図4に示すように、整炎筒取付板54及び取付板補強板部材55は、整炎筒51の外周面51aの三箇所からやや斜めに120度間隔で放射状に突設された三つのフィン状の板部材から成り、鉛直方向に延設されている。整炎筒取付板54、取付板補強板部材55及びパイロットリング56は、整炎筒51の外周面51aと、ポット2の内壁面2aとの間に配置されている(図1参照)。
図2及び図3に示すように、整炎筒取付板54は、外周部54a側の上下二箇所に切欠形成された係合部54bと、二つの係合部54bの上下に連続形成された傾斜部54cと、整炎筒51の外周面51aに当接した状態に配置させる折曲部54dと、一対のパイロットリングストッパ58間に配置される回動規制部54eと、整炎筒51に接合された接合部B13,B23と、取付板補強板部材55に接合された接合部B14,B15と、を有している(図4参照)。
整炎筒取付板54は、整炎筒51の外周面51aに対して、折曲部54dの一箇所の接合部B13(図4参照)をスポット溶接で位置決めして仮止め(仮溶接)した後、接合部B13の近傍位置の接合部B23をステンレス鋼の溶接棒によるTig溶接で接合(本溶接)されている。接合部B13,B23は、例えば、整炎筒51の鉛直方向の中央部から下側寄りの位置にある。接合部B13の溶接位置は、具体的には、長さが約125mmの整炎筒51に対して、下端から上方向に40mm上側の燃焼用空気供給孔51dと燃焼用空気供給孔51dとの間にある。接合部B23の溶接位置は、具体的には、整炎筒51の下端から上方向に53mm程度上側の燃焼用空気供給孔51dと燃焼用空気供給孔51dとの間にある。
なお、スポット溶接で整炎筒取付板54を整炎筒51に仮止め(仮溶接)する接合部B13は、仮止め作業後に行うTig溶接等の本溶接の作業を行い易くするための仮固定であって、無くても構わない。
図2に示すように、係合部54bは、二つのパイロットリング56の内周縁部56aがそれぞれ係合されて支持される切欠溝である。係合部54bは、奥側から開口縁に向けてやや斜め下りに形成されている。二つの係合部54bは、突出片55cの上側端面と下端面とに合致した位置に形成されている。つまり、上側の係合部54bは、整炎筒取付板54の外周部54aの中央部上側寄りの位置に形成されている。下側の係合部54bは、整炎筒取付板54の外周部54aの中央部下側寄りの位置に形成されている。
上側の傾斜部54cは、上側の係合部54bの開口縁から上方向に向けて水平方向の幅が縮小するように傾斜して形成されている。下側の傾斜部54cは、下側の係合部54bの開口縁から下方向に向けて水平方向の幅が縮小するように傾斜して形成されている。
図4に示すように、折曲部54dは、整炎筒51の外周面51aに鉛直方向に向けて形成された凹溝51eの内底に当接した状態に挿入配置される部位である。折曲部54dは、平面視して略L字状に折曲形成されると共に、側面視して鉛直方向に帯状に延設されている。前記したように折曲部54dは、凹溝51eの内底に押し当ててスポット溶接で鉛直方向中央部の一箇所を整炎筒51に仮接合された後に、その近傍の一箇所をTig溶接で本接合されて固定されている。
図6に示すように、回動規制部54eは、パイロットリング56に対して整炎筒51、整炎筒取付板54及び取付板補強板部材55が回動するのを規制する部位であり、三つある整炎筒取付板54のうちの一つが使用されている。回動規制部54eは、整炎筒取付板54の外周側に係合部54bを形成したことによって形成された突出片である。
<取付板補強板部材>
図2に示すように、取付板補強板部材55は、整炎筒51の外周面51aに接合された整炎筒取付板54を補強すると共に、パイロットリング56の内周縁部56aを支持する部材である。取付板補強板部材55は、二つのパイロットリング56間に介在された突出片55cを有している。取付板補強板部材55の基端(整炎筒51)側は、筒体上側補強部材52の上端部側面から整炎筒51の外周面51aを介して筒体下側補強部材53の下端部側面に亘って配置されている。取付板補強板部材55は、整炎筒取付板54に隣接した状態に配置されて、側面視して上下端部及び中央部の接合部B14,B15をスポット溶接で整炎筒取付板54に接合されている。図4に示すように、取付板補強板部材55は、平面視して、三つの整炎筒取付板54の折曲部54dの折り曲げた箇所から整炎筒取付板54に沿って120度間隔で略放射状に配置されている。
<パイロットリング>
図2に示すように、パイロットリング56は、互いに鉛直方向に離間して配置された二つのリング状の板部材から成る。パイロットリング56は、このパイロットリング56に当たった燃焼ガスが整炎筒51側に流れるように、外周縁部56bから内周縁部56aに向けて斜めに上がりに全体が形成されている。上側のパイロットリング56は、整炎筒51の中央部上側寄りの位置に配置されている。下側のパイロットリング56は、整炎筒51の中央部下側寄りの位置に配置されている。
図4に示すように、パイロットリング56には、前記内周縁部56aと、上方向に向けて折曲形成された外周縁部56bと、下側に向けてそれぞれ突出形成された係止部材位置決凸部56c及びストッパ位置決凸部56dと、を有している。パイロットリング56の下面には、支持突起21cが係合されるパイロットリング係止部材57と、整炎筒取付板54の回動規制部54eが挿入されるパイロットリングストッパ58と、が設けられている。パイロットリング56は、内周縁部が、図2に示すように、係合部54b及び突出片55cによって支持され、外周縁部が、図5に示すように、ポット2の内壁面2aに突設された支持突起21cによって支持されている。
外周縁部56bは、全周に亘って縦断面視してL字状に折曲形成されていることによって、強度が向上されると共に、内筒体21に対して、当接する面積が拡大されてガタ付き無く支持されるようになっている(図1参照)。
係止部材位置決凸部56cは、放射方向に向けて適宜な間隔を介して配置された略ダボ形状の一対の凸部から成る。なお、係止部材位置決凸部56c及びストッパ位置決凸部56dは、逆容器形状にプレス加工されて、パイロットリング係止部材57及びパイロットリングストッパ58の厚さ程度上方向に突出形成された平面視して円形のエンボスであってもよい。
図5に示すように、パイロットリング係止部材57は、パイロットリング56を内筒体21から突出した支持突起21cに支持させるための係合片である。パイロットリング係止部材57は、パイロットリング56の下面の120度間隔の三箇所に、接合部B16をそれぞれスポット溶接して固定されている(図6参照)。パイロットリング係止部材57は、接合部B16を有する固定部57aと、固定部57aに形成された位置決係合部57bと、支持突起21cが係止された係止片57cと、係止片57cに形成された離脱防止凸部57dと、を有している。
固定部57aとは、放射方向に向けて延びる平板状部位であり、パイロットリング56の下面に密着した状態で固定されている。
位置決係合部57bは、一対の係止部材位置決凸部56cが係合する半円形切欠部及び円形貫通孔であり、接合部B16の内側及び外側に形成されている。
係止片57cは、側面視して固定部57aに対して段差状に折曲形成されて、パイロットリング56の円周方向に延びる突出片である(図6参照)。この係止片57cに支持突起21cを嵌め込むことによって、燃焼リング5が内筒体21内に設置されている。
離脱防止凸部57dは、係止片57cに係止している支持突起21cが離脱するのを抑止するためのエンボスであり、係止片57cの先端寄りの位置からパイロットリング56側に向けて突設されている。
図6に示すように、パイロットリングストッパ58は、回動規制部54eが水平方向に回動するのを抑止する一対のストッパである。パイロットリングストッパ58は、互いに適宜な間隔を介して対向配置された側面視してL字形状の板部材である。パイロットリングストッパ58は、パイロットリング56に当接する部位の中央部の接合部B17をスポット溶接で接合することで、パイロットリング56の下面に固定されている。
図1に示す切替サーモスタット6は、空気室24内の温度を検出して切り替え制御する検出装置であり、外側円筒部材22aに取り付けられている。
<作用>
次に、前記したように構成されたポット式燃焼器1の作用について図1と図7とを主に各図を参照して説明する。
図1に示すように、燃油は、電磁ポンプ(図示省略)によって供給口3から内筒体21内に供給される。供給された燃油は、内筒体21内で点火用芯43に染み込んで点火用芯43の根元方向に向かって吸い上げられる。
点火用芯43の根元方向に向かって吸い上げられた燃油は、赤熱した着火部材43aにより加熱されて気化し、気化した燃油が赤熱した着火部材43aにより着火して、点火用芯43に炎が形成される。点火用芯43に形成された炎は、点火用芯43の先端に向かって拡がり、点火用芯43の先端付近の燃油が、点火用芯43の先端付近の炎により加熱されて気化し、気化した燃油が点火用芯43の先端付近の炎により点火される。そして、燃焼ファン(図示省略)によって送られる燃焼用空気で燃焼を継続する。このとき、切替サーモスタット6によって、着火、失火等の燃焼状態が検知される。
そして、燃焼ガスは、熱交換によって熱媒体を温める。燃焼ガスは、鉛直方向に向けて上昇する。整炎筒51内に入り込んだ燃焼ガスは、上昇して上方の燃焼用空気供給孔51dから整炎筒51外に出て、さらに上昇する。
また、パイロットリング56の下面の当たった燃焼ガスは、パイロットリング56の傾斜面に案内されて、内筒体21内の中央部位にある整炎筒51の燃焼用空気供給孔51d方向に向けて流れる。このため、燃焼ガスは、整炎筒51の内外に集められてから上方向に向けて上昇する。
その燃焼ガスは、整炎筒51、筒体上側補強部材52、筒体下側補強部材53、整炎筒取付板54、取付板補強板部材55、パイロットリング56等を加熱させて熱膨張させる。
次に、整炎筒51、筒体上側補強部材52、筒体下側補強部材53、整炎筒取付板54、取付板補強板部材55及びパイロットリング56の材質について説明する。
整炎筒51は、例えば、厚さ1.0mmの耐熱用オーステナイト系ステンレス鋼板によって形成されている。この耐熱用オーステナイト系ステンレス鋼板は、オーステナイト系ステンレス鋼板の中でも高温強度及び耐高温酸化性に優れると共に、フェライト系ステンレス鋼板と比較して高温強度が高く、クリープ特性、高温高サイクル疲労特性に優れている。この耐熱用オーステナイト系ステンレス鋼板の熱膨張係数は、15−6〜19−6/℃である。
筒体上側補強部材52及び筒体下側補強部材53は、厚さが1.2mmの耐高温酸化用フェライト系スレンレス鋼によって形成されている。この耐高温酸化用フェライト系スレンレス鋼は、耐熱温度が耐熱用オーステナイト系ステンレス鋼板、及び、耐熱性フェライト系ステンレス鋼板よりも優れている。
整炎筒取付板54、取付板補強板部材55及びパイロットリング56は、例えば、厚さ1.2mmの耐熱性フェライト系ステンレス鋼板によって形成されている。この耐熱性フェライト系ステンレス鋼板は、加工限界が高く、プレス加工時に現れる筋状表面凹凸が極めて小さく、溶接性が良好で、溶接部の耐食性、加工性も優れている。この耐熱性フェライト系ステンレス鋼板の熱膨張係数は、10−6〜13−6/℃であり、整炎筒51の耐熱用オーステナイト系ステンレス鋼板よりも小さい。
このように燃焼リング5の各部材は、材質が相違している。
ポット式燃焼器1は、燃焼時に、整炎筒51の中央部が880℃、整炎筒51の上部が825℃、整炎筒取付板54の下部が790℃、整炎筒取付板54の上部が930℃、下側のパイロットリング56が710℃、上側のパイロットリング56が805℃程度の温度までそれぞれ上昇する。
このため、耐熱用オーステナイト系ステンレス鋼板の整炎筒51は、900℃まで加熱された場合、100mm当たり約1.7mm熱膨張で伸びる。また、耐熱性フェライト系ステンレス鋼板の整炎筒取付板54、取付板補強板部材55及びパイロットリング56は、900℃まで加熱された場合、100mm当たり約1.2mm熱膨張で伸びる。
よって、整炎筒51は、900℃まで加熱された場合、整炎筒取付板54、取付板補強板部材55及びパイロットリング56よりも、100mm当たり約0.5mm熱膨張で伸びる。
図2に示すように、整炎筒取付板54が、整炎筒51の外周面51aに対して接合部B23の一箇所をTig溶接で接合されていることによって、整炎筒51が熱膨張しても、接合した一箇所が引っ張られたり、押圧されたりすることが無い。さらに、整炎筒51の下側開口部51cの開口端は、筒体下側補強部材53に対して隙間sを介して配置されていることにより、隙間sによって熱膨張を吸収することができる。
このため、整炎筒51と整炎筒取付板54とは、熱膨張及び熱収縮で繰り返しても、接合箇所に離間方向(鉛直方向)に移動可能な状態になっているので、内部応力がかからない。このため、熱膨張及び熱収縮の応力の影響を受けず、互いに接合された溶接状態を維持して接合部B23の耐久性を向上させることができる。つまり、整炎筒取付板54と整炎筒51とは、熱膨張及び熱収縮の影響を受けない構造になっている。
また、整炎筒51が接合されていない取付板補強板部材55は、下端部が筒体下側補強部材53の外周部53aに接合されていることによって、整炎筒51に固定されていなくても、整炎筒51を保持することができる。
また、燃焼リング5は、整炎筒51の外周面51aに設けた整炎筒取付板54の係合部54bと、取付板補強板部材55の突出片55cとの二部材で、二つのパイロットリング56を係止して保持していることによって、パイロットリング56を整炎筒51から脱落すること無くしっかりと保持することができる。
また、整炎筒取付板54の係合部54bに係合された二つのパイロットリング56は、その二つのパイロットリング56間に取付板補強板部材55の突出片55cが介在されていることによって、突出片55cが両者間の距離を一定に保って支持することができる。
また、図5に示すように、そのパイロットリング56は、内周縁部56aが係合部54b及び突出片55cによって支持され、外周縁部56bが支持突起21cによって支持されていることにより、内筒体21と、整炎筒取付板54及び取付板補強板部材55との間にフリー構造の状態に配置されている。このため、パイロットリング56は、熱膨張によって変形したり、捻じれたりするのを解消して、ポット式燃焼器1の燃焼能力が低下するのを抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。
前記実施形態では、整炎筒51の下側開口部51cの開口端と、筒体下側補強部材53との間に隙間sを形成した場合を説明したが、整炎筒51の上側開口部51b側に隙間sを設けても構わない。この場合は、整炎筒51の上側開口部51bの開口端を、筒体上側補強部材52に対して隙間sを介して配置すればよい。このようにすれば、整炎筒51は、熱膨張の際に上方向に向けて膨張を吸収可能となる。
また、図4に示すように、整炎筒取付板54及び取付板補強板部材55は、整炎筒51の外周面51aの三箇所から放射状に突設した場合を例に挙げて説明したが、外周面51aの四箇所以上の箇所から放射状に突設させてもよく、その数は特に限定されない。
1 ポット式燃焼器(ポット式バーナ)
2 ポット
2a 内壁面
3 供給口
4 点火ヒータ
5 燃焼リング
21 内筒体
21c 支持突起
51 整炎筒
51a 外周面
51b 上側開口部
51c 下側開口部
52 筒体上側補強部材
52b,53b 嵌合部
53 筒体下側補強部材
53a 外周部
54 整炎筒取付板
54a,55a 外周部
54b 係合部
55 取付板補強板部材
55b 下端部
55c 突出片
56 パイロットリング
56a 内周縁部
s 隙間

Claims (6)

  1. 燃油が供給される供給口と、
    前記供給口から供給された前記燃油を点火する点火ヒータと、
    前記供給口及び前記点火ヒータが設けられたポットと、
    前記ポット内に配置されて前記燃油の燃焼ガスが通る燃焼リングと、を備えたポット式燃焼器であって、
    前記燃焼リングは、鉛直方向に向けて配置される中空円筒状の整炎筒と、
    前記整炎筒の外周面に接合されて当該整炎筒と前記ポットの内壁面との間に配置された整炎筒取付板と、
    前記整炎筒取付板の外周部に係止されるリング状のパイロットリングと、を備え、
    前記整炎筒取付板は、前記整炎筒の外周面に対して一箇所を接合していることを特徴とするポット式燃焼器。
  2. 前記燃焼リングは、前記整炎筒取付板に接合される取付板補強板部材を備え、
    前記パイロットリングは、前記整炎筒取付板及び前記取付板補強板部材の外周部に係止されていることを特徴とする請求項1に記載のポット式燃焼器。
  3. 前記整炎筒は、当該整炎筒の上側開口部に配置された筒体上側補強部材と、
    当該整炎筒の下側開口部に配置された筒体下側補強部材と、を備え、
    前記筒体下側補強部材及び前記筒体上側補強部材は、前記整炎筒の外周面に対向して配置される嵌合部を有し、
    前記筒体下側補強部材及び前記筒体上側補強部材の一方が、前記取付板補強板部材に接合されており、
    前記整炎筒の前記下側開口部の開口端、あるいは、前記上側開口部の開口端は、前記筒体下側補強部材、あるいは、前記筒体上側補強部材に対して隙間を介して配置されていることを特徴とする請求項2に記載のポット式燃焼器。
  4. 前記整炎筒取付板及び前記取付板補強板部材は、前記整炎筒の外周面の複数箇所にそれぞれ配置され、
    前記複数の取付板補強板部材の下端部は、前記筒体下側補強部材の外周部にそれぞれ接合されていることを特徴とする請求項3に記載のポット式燃焼器。
  5. 前記パイロットリングは、互いに鉛直方向に離間して配置された二つの部材から成り、
    前記整炎筒取付板は、前記二つのパイロットリングの内周縁部がそれぞれ係合される係合部を有し、
    前記取付板補強板部材は、前記二つのパイロットリング間に介在される突出片を有していることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のポット式燃焼器。
  6. 前記パイロットリングは、内周縁部が、前記係合部及び前記突出片によって支持され、外周縁部が、前記ポットの内壁面に突設された支持突起によって支持されていることを特徴とする請求項5に記載のポット式燃焼器。
JP2015053910A 2015-03-17 2015-03-17 ポット式燃焼器 Active JP6364369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053910A JP6364369B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 ポット式燃焼器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053910A JP6364369B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 ポット式燃焼器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016173213A true JP2016173213A (ja) 2016-09-29
JP6364369B2 JP6364369B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=57009569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015053910A Active JP6364369B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 ポット式燃焼器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6364369B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5456242U (ja) * 1977-09-27 1979-04-18
JPS54134944U (ja) * 1978-03-13 1979-09-19
JPS54135742U (ja) * 1978-03-14 1979-09-20
JPS55175710U (ja) * 1979-05-31 1980-12-17
JPS5981924U (ja) * 1982-11-25 1984-06-02 東芝熱器具株式会社 石油スト−ブの燃焼装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5456242U (ja) * 1977-09-27 1979-04-18
JPS54134944U (ja) * 1978-03-13 1979-09-19
JPS54135742U (ja) * 1978-03-14 1979-09-20
JPS55175710U (ja) * 1979-05-31 1980-12-17
JPS5981924U (ja) * 1982-11-25 1984-06-02 東芝熱器具株式会社 石油スト−ブの燃焼装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6364369B2 (ja) 2018-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2037175B1 (en) Premixed burner
CN107642778B (zh) 火盖和燃烧器
JP5857502B2 (ja) 燃焼加熱器
US10359197B2 (en) Cooking range
CN107559825B (zh) 燃烧器及燃气灶具
JP6364369B2 (ja) ポット式燃焼器
EP3513123B1 (en) Premix gas burner
KR102014021B1 (ko) 난방 및 조리를 위한 스토브 어셈블리
US20190056104A1 (en) Gas fueled water heater appliance having a flame arrestor
KR200490050Y1 (ko) 화덕화염 보호장치
KR100944948B1 (ko) 버너의 내부 지지구조
JP5154137B2 (ja) 貯湯式給湯器
US10202555B2 (en) Gasification stove
WO2005064235A1 (en) Burner assembly for gas burners of radiant heating type
KR100571282B1 (ko) 가스 곤로
US1303970A (en) Gebhakdt e
JP3715255B2 (ja) 石油燃焼器具の燃焼筒
JP5127486B2 (ja) 石油燃焼器具の燃焼筒
JP5022766B2 (ja) 貯湯式給湯器
JP6389792B2 (ja) 石油燃焼装置
JP6207966B2 (ja) 石油燃焼器具の燃焼筒
US479977A (en) William j
JP2005233488A (ja) こんろ
JP5399855B2 (ja) 石油コンロの五徳
JPH0223935Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6364369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250