JP2016171646A - 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機 - Google Patents

永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016171646A
JP2016171646A JP2015049072A JP2015049072A JP2016171646A JP 2016171646 A JP2016171646 A JP 2016171646A JP 2015049072 A JP2015049072 A JP 2015049072A JP 2015049072 A JP2015049072 A JP 2015049072A JP 2016171646 A JP2016171646 A JP 2016171646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
rotor
rotating electrical
electrical machine
type rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015049072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6470598B2 (ja
JP2016171646A5 (ja
Inventor
高畑 良一
Ryoichi Takahata
良一 高畑
長谷川 修士
Shuji Hasegawa
修士 長谷川
中村 聡
Satoshi Nakamura
中村  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Original Assignee
Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd filed Critical Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Priority to JP2015049072A priority Critical patent/JP6470598B2/ja
Publication of JP2016171646A publication Critical patent/JP2016171646A/ja
Publication of JP2016171646A5 publication Critical patent/JP2016171646A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470598B2 publication Critical patent/JP6470598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】永久磁石の表面積を拡大して磁束量を増加させることができる永久磁石式回転電機並びにそれを用いる圧縮機を提供する。【解決手段】本発明による永久磁石式回転電機は、固定子鉄心と、固定子鉄心に設けられる電機子巻線とを有する固定子と、回転子鉄心12と、回転子鉄心12に埋設される、極数分の永久磁石14とを有し、空隙を介して前記固定子と対向する回転子3と、を備えるものであって、永久磁石14は、回転子3の径方向内側へ向かって凸となる円弧状の中央部40と、中央部40の両端部から回転子3の外周面へ向って延びる直線状の複数の側部41と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、界磁用の永久磁石を回転子に備えている永久磁石式回転電機に係り、特に、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、あるいは食品ショーケースなどにおける圧縮機に使用するのに好適な永久磁石式回転電機に関する。
従来、永久磁石式回転電機においては、電機子巻線となる固定子巻線に集中巻が採用されると共に、界磁に永久磁石が採用され、小形・高効率化が図られている。永久磁石式回転電機の小形・高効率化の手段として、回転軸方向に沿った永久磁石の表面積を拡大し、永久磁石の磁束量を増やすことが挙げられる。永久磁石の磁束量を増やすためには、永久磁石の形状・配置を工夫する必要がある。
永久磁石式回転電機に用いられる永久磁石の形状・配置に関する従来技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。本従来技術では、回転子に埋設した永久磁石の形状を径方向内側に凸となる略バスタブ状とする。本永久磁石の具体的な形状は、回転子の横断面において、磁化方向に対し垂直に伸びる中央部と、この中央部の周方向両端部に2つの屈曲点を有し、これら屈曲点より磁極の端部側へ向けて伸びる2つの側部を有する形状である。
特開2013−255371号公報
上記従来技術では、永久磁石を構成する中央部とその両端部に接続される側部との間に形成される2つの屈曲点において、磁化方向が急激に変化する。このため、永久磁石の表面積を拡大しても、磁束量が十分増加せず、所望の磁束量を得ることが難しい。
そこで本発明は、永久磁石の表面積を拡大して磁束量を増加させることができる永久磁石式回転電機並びにそれを用いる圧縮機を提供する。
上記課題を解決するため、本発明による永久磁石式回転電機は、固定子鉄心と、固定子鉄心に設けられる電機子巻線とを有する固定子と、回転子鉄心と、回転子鉄心に埋設される、回転子の極数分の永久磁石とを有し、空隙を介して前記固定子と対向する回転子と、を備えるものであって、永久磁石は、回転子の径方向内側へ向かって凸となる円弧状の中央部と、中央部の両端部から回転子の外周面へ向って延びる直線状の複数の側部と、を有する。
また、本発明による圧縮機は、作動流体である気体を圧縮容器内に供給する吸込みパイプと、作動流体の容積を縮小する圧縮機構と、圧縮機構を駆動する永久磁石式回転電機と、圧縮機構により圧縮された作動流体を圧縮容器外に排出する吐出パイプと、を備えものであって、永久磁石式回転電機を上記本発明による永久磁石式回転電機とする。
本発明によれば、永久磁石の表面積の拡大に見合って、有効に磁束量を増加させることができる。これにより、小形・高効率な永久磁石式回転電機および圧縮機を実現できる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1である永久磁石式回転電機の横断面図を示す。 図1に示す永久磁石式回転電機の回転子鉄心形状を示す横断面図である。 、図1に示す永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。 比較例の永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。 図1に示す永久磁石式回転電機並びに比較例のトルク特性を示す図である。 本発明の実施例2である永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。 本発明の実施例3である永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。 本発明の実施例4である圧縮機の縦断面図である。
本実施形態において、永久磁石式回転電機は、6極の回転子と、9スロットの固定子から構成される。すなわち、回転子の極数と固定子のスロット数の比が2:3である。回転子の極数、固定子のスロット数、並びにこれらの比は、本実施形態における値に限らず、他の値でも、本実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、回転子の極数は、4極あるいは8極等としても良い。なお、本実施形態は、永久磁石が回転子鉄心に埋設される、いわゆる埋込磁石型の回転電機である。
以下の説明において、「軸方向」とは回転子の回転軸方向を示し、「径方向」とは回転子の径方向を示し、「周方向」とは回転子の周方向を示す。
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1である永久磁石式回転電機の横断面図を示す。なお、本実施例1は、永久磁石式同期電動機として動作する。
図1に示すように、永久磁石式回転電機1は、固定子2と回転子3から構成される。固定子2は、ティース4とコアバック5からなる固定子鉄心6、周方向に隣接するティース4間のスロット7内であってティース4を取り囲むように巻装される集中巻の電機子巻線8より構成される。すなわち、電機子巻線8は、径方向に放射状に配されるティース4の軸心周りに巻装され、周方向に、三相巻線のU相巻線8a、V相巻線8b、W相巻線8cが相互に空隙を介して配される。ここで、永久磁石式回転電機1は、回転子3の極数が6極、固定子2のスロット数が9スロットであるから、スロットピッチは電気角で120度である。また、回転子3の中心に、円柱状のシャフト(図示せず)を収容するシャフト孔15が形成されている。
本実施例の永久磁石式回転電機1においては、三相巻線8a〜cからなる電機子巻線8に三相交流電流を流すと、回転磁界が発生する。この回転磁界によって永久磁石14および回転子鉄心12に働く電磁力により、回転子3が回転する。
なお、永久磁石式回転電機1が動作する時に固定子鉄心6および回転子鉄心12に発生する渦電流損などの鉄損を低減するために、固定子鉄心6および回転子鉄心12は、珪素鋼板などの磁性鋼板からなる薄板を複数積層した積層体によって構成することが好ましい。
図2は、図1に示す永久磁石式回転電機1の回転子鉄心形状を示す横断面図である。図2に示すように、回転子3は、シャフト孔15を形成した回転子鉄心12に横断面略U字形状の永久磁石挿入孔13を備え、永久磁石挿入孔13内にフェライトの永久磁石14を収容し固定している。回転子3は、永久磁石14を回転子3の字極数分すなわち6個備えている。永久磁石14の磁束軸がd軸となり、d軸と電気角で90°隔てられた磁極に位置する軸がq軸となる。回転子鉄心12の外周面と、ティース4の内周面との間には、径方向にギャップ長g1の空隙が形成されている。すなわち、固定子2と回転子3は空隙(g1)を介して対向する。
図3は、図1に示す永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。図3において、永久磁石14は、1極につき回転子3の径方向外側から径方向内側へ向かって伸びる2つの略直線状の側部41と、回転子3の径方向内側に向って凸となる円弧状の中央部40とに3分割されている。すなわち、永久磁石14においては、回転子3の径方向外側から径方向内側へ向かって伸びる2つの側部41が、所定の曲率で規定され、かつその略中心部が回転子内周面3aに向かう円弧状の中央部40の両端部に接続される。従って、二つの側部41は、中央部40の両端部から回転子3の外周面に向って延びている。
図3中に白抜き矢印にて示す磁化方向16は、永久磁石14を構成する中央部40の径方向内側の面と、2つの側部41の周方向内内側の面とで連続して滑らかに変化する。特に、中央部40の両端部を含む領域において、急激な磁化方向16の変化は生じ難い。これにより、確実に着磁して、永久磁石による磁束量を確保することができる。
上記のような形状により、永久磁石14の表面積を拡大して有効に磁束量を増大できると共に、永久磁石14の径方向外側における回転子鉄心断面積が大きくなり、リラクタンストルクを積極的に活用することが可能となる。
図3に示すように、中央部40において回転子内周面3aに最も近い端面40aと、回転子内周面3a(シャフト孔15の内壁表面)との距離をL1、中央部40の端面40aにおける中央部40の径方向の幅(磁石厚み)をL2、また、中央部40の端面40aとは径方向反対側に位置する面(径方向内側の面)と回転子外周面3bとの径方向の距離をL3とする。これらの距離が、L1≦L2<L3の関係となるように永久磁石14が構成される。回転子鉄心12における永久磁石14のこのような配置関係は、上記のような、磁石表面積を拡大して有効な磁束量を増大できる形状の永久磁石14の配置として好ましい。
また、永久磁石14がL1≦L2<L3の関係となるよう構成されていることにより、電機子反作用による機内磁束の高調波成分が低減され、力率改善による高トルク化が図られ、小形・高効率な永久磁石式回転電機を実現できる。また、巻線着磁による磁束量の低下を抑制でき、小形・高効率な永久磁石式回転電機が実現される。
本実施例1における永久磁石の断面形状について、より具体的に説明すると次のとおりである。
中央部40およびその両側の二つの側部41はd軸に対して左右対称に配置される。従って、1極分の永久磁石14はd軸に対して左右対称に配置される。中央部40は、d軸上に中心O’を置き、中心角(α)を同じくし、かつ中心O’よりも径方向内側に位置する、半径が異なる二つの円弧と、中央部40の幅に相当する長さL2の二つの直線によって囲まれる外形を有する。なお、二つの円弧の半径の差は中央部40の幅L2に相当する。また、側部41は、短辺の長さが中央部40の幅L2と同じである矩形状の外形を有する。中央部40の端部の直線と側部の短辺が接する。ここで、側部41の長辺は、中央部40の円弧の接線となっている。このような断面形状において、中心角αは、幾何的角度で180°よりも小さな値に設定される。従って、側部41は、径方向外側に向って開いている。すなわち、永久磁石14の軸方向に沿った表面積を増加すると共に、中央部40の端部と側部41の端部とが接する付近における永久磁石表面の曲がり具合が緩やかにできる。これにより、確実に着磁して、永久磁石14による磁束を確保することができる。
本実施例1では、さらに、図3について上述したように、永久磁石14が、回転子鉄心内で、図3においてL1≦L2<L3となるように構成および配置することにより、永久磁石14による磁束を増加してマグネットトルクを確保することができるとともに、回転子鉄心断面積を増加してリラクタンストルクを確保できる。
なお、永久磁石14の中央部40の曲率については、回転子3の大きさ(直径)および極数に応じて、適宜設定することができる。この場合においても、L1≦L2<L3の関係となるよう設定することにより、回転子3内における永久磁石14の表面積(横断面における面積)を増大でき、小形且つ高効率の永久磁石式回転電機が実現できる。また、回転子の極数を、一般的な、4極、6極あるいは8極とする場合、曲率半径が大きくなるに伴って、円弧状の中央部40の両端部から、略径方向に沿って、回転子3の外周側に向って延伸する2つの側部41の開き角は大きくなる。従って、採用する極数も考慮して、中央部40の曲率半径を設定することが好ましい。
ここで、比較例について図4を用いて説明する。
図4は、比較例の永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。本比較例は、磁石の形状の他の構成は実施例1と同様である。
図4に示すように、比較例の回転子3’は、周方向に2箇所の屈曲点42を有し、この2箇所の屈曲点42を端部とする直線状の中央部40’と、各屈曲点42より径方向外側へと延伸する略直線状の側部41’から永久磁石14’が構成される。図4中、白抜き矢印にて示す磁化方向16’は、各屈曲点42近傍にて、急激に変化する。
また、図4に示すように、中央部40’において径方向内側の面と回転子内周面3a’(シャフト孔15の内壁表面))との距離をL1、中央部40’の径方向の幅(磁石厚み)をL2、中央部40’の径方向外側の面と回転子外周面3b’との径方向の距離をL3とすると、これらの距離は、実施例1(L1≦L2<L3)とは異なり、L2<L1<L3の関係にある。このような比較例の構成では、2箇所の屈曲点42の近傍では巻線着磁によって得られる磁束量が低下する。さらに、永久磁石14’の中央部40’をより径方向内側(回転子内周面3a’側)に配置して、L1,L2,L3の関係を実施例1の関係に近づけたとしても、同様に巻線着磁による磁束が低下する。すなわち、屈曲点42の近傍では、磁化方向16’が異なる磁化が混在するため、所望の磁束量が確保されず、永久磁石14’の表面積拡大による磁束量の増加が難しい。
なお、図4の比較例において、永久磁石14’を、略直線状の側部41’と、略直線状の中央部40’とに3分割しても、同様に、屈曲点42近傍では、磁化方向16’が異なる磁化が混在するため、永久磁石14’の表面積の拡大による磁束量の増加が難しい。
次に、本実施例の永久磁石式回転電機1と、図4に示す比較例の永久磁石式回転電機1’のトルク特性について説明する。
図5は、図1に示す永久磁石式回転電機1のトルク特性を、比較例のトルク特性と共に示す図である。図5では、定格電流を1P.U.(Per Unit)とし、また、その定格電流を流す際の永久磁石式回転電機1(実施例)のトルク(高速域)を1P.U.とし、規格化している。なお、図5に示すトルクと電機子電流の関係は、本発明者による検討結果に基づく。
図5に示されるように、本実施例の永久磁石式回転電機1のトルクは、図4に示す比較例の永久磁石式回転電機1’と比べて、大きくなる。トルクの増大の度合いは、特に、高速域で大きい。よって、本実施例の永久磁石式回転電機1によれば、電機子反作用の影響による力率低下ならびに巻線着磁による磁束量の低下を改善することができ、トルク特性が向上され、小形・高効率な永久磁石式回転電機を実現できる。
なお、本実施例の永久磁石14は、回転子鉄心内で、図3に示すようにL1≦L2<L3となるように構成および配置されるが、所望の電動機仕様に応じて、L1≦L2の関係が満たされるように、永久磁石14を構成および配置しても良い。これにより、図3に示したように、永久磁石の磁化方向の変化を滑らかにすることができる。
以下、本実施例の永久磁石回転電機の製造方法に係る、永久磁石14を回転子鉄心12に設けられる永久磁石挿入孔13へ挿入するための2つの異なる組み込み方法を説明する。
第一の組み込み方法においては、先ず、横断面円弧状の中央部40の両端部に、接着剤等により2つの側部41を固定する。次に、中央部40とその両端部に2つの側部41が固定され一体化された永久磁石14を、永久磁石挿入孔13へ軸方向外側より挿入し固定する。これにより、図3に示す回転子3が得られる。
第二の組み込み方法においては、横断面円弧状の中央部40を、永久磁石挿入孔13へ軸方向外側より挿入する。その後、永久磁石挿入孔13内に挿入された中央部40の両端部に接着剤等を流し込む。続いて、2つの側部41を、それぞれ永久磁石挿入孔13へ軸方向外側より挿入する。この時、永久磁石挿入孔13へ圧入される2つの側部41により、余剰の接着剤は永久磁石挿入孔13の外部へと流出する。その後、余剰の接着剤を除去することで、図3に示す回転子3が得られる。なお、永久磁石挿入孔13内に挿入された中央部40の両端部への接着剤等の流し込みは、これら3分割された中央部40および2つの側部41を固定する上で好ましい。また、永久磁石挿入孔13内へ中央部40を挿入後、2つの側部41を中央部40の両端部に挿入することのみで、これら3分割された中央部40および2つの側部41が、永久磁石挿入孔13内で緊合されるようにしても良い。この場合、接着剤等の流し込みは省略できる。
上述したように、本実施例によれば、永久磁石の表面積拡大により確実に磁束量を確保できるので、トルク特性が向上し、小形・高効率な永久磁石式回転電機を実現できる。
また、本実施例によれば、高速域において、高負荷、ならびに電機子巻線を増加して高インダクタンスとなる場合であっても、電機子反作用による機内磁束の高調波成分を低減し、力率改善による高トルク化が図られる。また、巻線着磁によって得られる磁束量の低下を抑制できる。
なお、本実施例における1極分の永久磁石を上述したように分割することにより、永久磁石の表面積を拡大しながらも、永久磁石に働く遠心力が分散されたり、図3のような永久磁石の断面形状に起因して複雑な応力が働くことが抑制されたりする。これらにより、回転子の強度が向上する。また、永久磁石を分割することにより、永久磁石の表面積を拡大しながらも、永久磁石内に発生する渦電流を低減できる。
なお、永久磁石の分割数は、3分割に限らず、永久磁石の中央部あるいは側部をさらに分割して、4分割や5分割など3以上の分割数としても良い。但し、分割数を多くすると、上述したような組み込み方法による回転子の組み立て時間が増大する。従って、製造に要する時間やコストを考慮すると、本実施例において永久磁石を分割することによる回転電機の電気的あるいは機械的な特性あるいは性能に対する効果を得るためには、3分割が適する。
本実施例では、1極分の永久磁石が中央部と二つの側部に3分割されているが、これら中央部および二つの側部を連続した磁石材料で形成して一体化してもよい。この場合においても、実施例1と同様に、中央部の両端部を含む領域において、急激な磁化方向の変化が緩和される。
本実施例においては、永久磁石としてフェライト磁石が用いられるが、他の磁石材料からなる永久磁石、たとえば希土類永久磁石を用いても良い。本実施例における磁石材料であるフェライトは、希土類材料などの他の磁石材料に比べ、安価ではあるが、残留磁束密度が小さいが、本実施例によれば、永久磁石の表面積拡大により確実に磁束量を確保できるので、フェライト磁石を用いることにより小形・高効率な永久磁石式回転電機を実現できる。
図6は、本発明の実施例2である永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。図3と同一の構成要素に同一符号を付している。以下、主に、前述した実施例1と異なる点について説明する。
本実施例2では、実施例1と異なり、回転子鉄心12の外周部において、永久磁石を構成する2つの略直線状の側部41における径方向外側の端部に隣接する位置に、回転子鉄心12の表面から回転子鉄心の外周部内へ向かう切り欠き部(凹部)が設けられる。
図6に示すように、回転子鉄心12の外周部において、永久磁石14を構成する2つの略直線状の側部41の端部41a、すなわち回転子鉄心12の径方向外周側に位置する端部41aと対向する部分には、回転子外周面3bから回転子鉄心12の外周部内へ向かって凹むと共に、端部41aの幅方向と略平行な底面を有する切り欠き部(凹部)11が設けられる。さらに、この切り欠き部(凹部)11は、回転子3の軸方向に延伸するように設けられる。
これにより、回転子鉄心12の外周形状(回転子外周面3b)は、固定子2を構成するティース4の内周面との空隙がギャップ長g1となる円弧状部と、空隙が最大でギャップ長g2(g2>g1)となる略直線状の底面を有する切り欠き部(凹部)11とを複数ずつ有する構成となる。なお、ギャップ長g2は、図6中の端部41aと、端部41aに隣接するとともに図示しない隣接極を構成する永久磁石の端部との間において最深となる切り欠き部11の、最深深さに相当する。すなわち、回転子鉄心12の外周面において、切り欠き部11とティース4の内周面との空隙が最大のギャップ長g2となる位置は、各側部41の端部41aにおける周方向外側の端部すなわち各側部41の角部から周方向外側に位置する。従って、各切り欠き部11の周方向の長さは、各側部41の端部41aの周方向長さすなわち幅L2以上となる。
また、図6に示すように、ティース4の内周面との間にギャップ長g1の空隙を形成する回転子外周面3bの円弧状部は、角度θpが電気角で90°〜120°となるように構成されている。
本実施例によれば、切り欠き部11により、永久磁石14を構成する2つの側部の径方向外側の端部41aに対応する位置における回転子外周面3bと、ティース4の内周面とで形成される空隙のギャップ長が増大される。このため、q軸方向において磁気抵抗が増大するので、永久磁石の磁束をd軸方向に集中させることができる。これにより、電機子反作用の影響を抑制することが可能となり、機内磁束の高調波成分を低減できる。
さらに、切り欠き部11の底面が側部41の端部41aの幅方向に平行であるため、端部41aと切り欠き部11の底面との間における回転子鉄心12の部分の厚さが確保され、この部分の強度が確保される。このため、切り欠き部11を設けても、遠心力が働く永久磁石14の側部41を確実に支持することができる。
また、本実施例においても、電機子反作用の影響による力率低下ならびに巻線着磁による磁束量の低下を改善でき、トルクの低下を抑制することができると共に、小形・高効率な永久磁石式回転電機を実現できる。すなわち、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図7は、本発明の実施例3である永久磁石式回転電機の1極分の回転子鉄心形状を示す横断面図である。図3と同一の構成要素に同一符号を付している。以下、主に、前述した実施例1と異なる点について説明する。
本実施例においては、実施例1と異なり、永久磁石14における中央部40と側部41の間に回転子鉄心12の一部120が介在する。なお、永久磁石14の中央部および側部の形状並びに配置を含む他の構成は、実施例1(図3参照)と同様である。
図7に示すように、本実施例においては、1極分の永久磁石14を挿入する永久磁石挿入孔が、永久磁石挿入孔13a,13b,13cに3分割される。永久磁石孔13aには永久磁石14の中央部40が挿入され、永久磁石挿入孔13b,13cには永久磁石14の2個の側部41が挿入される。このため、永久磁石挿入孔13a,13b,13cに永久磁石14の中央部40および側部41が挿入されると、永久磁石14における中央部40と側部41の間に、永久磁石挿入孔13a,13b間および,永久磁石挿入孔13a,13c間を区切る回転子鉄心の一部120が介在する。
本実施例によれば、遠心力が働く永久磁石14の中央部40が、中央部40と側部41の間に介在する回転子鉄心12の一部120によって支持される。また、3分割される永久磁石の各部が、それぞれ個別の挿入孔に挿入されるので、永久磁石に働く遠心力が分散される。これらにより、永久磁石の表面積拡大しながらも、回転子3の強度が向上する。
図8は、本発明の実施例4である圧縮機の縦断面図である。本実施例の圧縮機には、上述の実施例1〜3のいずれかの永久磁石式回転電機が適用される。
図7に示すように、圧縮機50においては、円筒状の圧縮容器69内に、固定スクロール部材60の端板61に直立する渦巻状ラップ62と、旋回スクロール部材63の端板64に直立する渦巻状ラップ65とを備え、これら固定スクロール部材60の渦巻状ラップ62と旋回スクロール部材63の渦巻状ラップ65とが噛み合わされる。また、圧縮機50は、圧縮容器69内に、クランク軸72を介して旋回スクロール部材63に旋回力を伝達する永久磁石式回転電機1を備える。永久磁石式同期電動機として動作する永久磁石式回転電機1により、旋回スクロール部材63がクランク軸72を介して旋回運動することによって圧縮動作を行う。
具体的には、固定スクロール部材60および旋回スクロール部材63によって形成される圧縮室66a,66b,66c,66d,66eのうち、最も外径側に位置する圧縮室66a,66bが、旋回運動に伴って固定スクロール部材60および旋回スクロール部材63の中心に向かって移動することにより、容積が次第に縮小し、圧縮動作が行われる。圧縮室66a,66bが固定スクロール部材60および旋回スクロール部材63の中心近傍に達すると、吸込みパイプ71より供給される圧縮室66a,66b内の作動流体である圧縮ガス(気体)は、圧縮室66eと連通する吐出口67から圧縮容器69内に吐出される。吐出される圧縮ガスは、固定スクロール部材60およびフレーム68に設けられるガス通路(図示せず)を通ってフレーム68下部の圧縮容器69内に至り、圧縮容器69の側壁に設けられる吐出パイプ70から圧縮機50外に排出される。
また、圧縮機50を駆動する永久磁石式回転電機1は、別置のインバータ装置(図示せず)によって制御され、圧縮動作に適した回転速度で回転する。ここで、永久磁石式回転電機1は、固定子2と回転子3から構成され、回転子3に設けられるクランク軸72は、実施例1〜3(図3,6,7)におけるシャフト孔15に取付けられる。永久磁石式回転電機1によってクランク軸72が回転すると、旋回スクロール部材63は、自転せずに、クランク軸72の上部における所定の偏心量を半径とする旋回公転運動を行う。クランク軸72の内部には、油孔74が設けられ、クランク軸72の回転に伴って圧縮容器69の下部にある油溜め部73の潤滑油が油孔74を介して滑り軸受75へ供給される。このような圧縮機50に、上述の実施例1〜3のうちのいずれかの永久磁石式回転電機1を適用することより、圧縮機の効率向上が図られ、省エネ化が可能となる。
圧縮機50の製造時において、永久磁石回転電機1の組み立て工程では、着磁されていない永久磁石が回転子鉄心12に挿入されて埋設される。永久磁石式回転電機1が組み立てられた後、電機子巻線すなわち固定子巻線に大きな電流を流すことにより、回転子鉄心に埋設される永久磁石が着磁される。なお、このような巻線着磁方法に限らず、他の着磁方法を用いても良い。
ところで、現在の家庭用および業務用のエアコンでは、圧縮容器69内にR410A冷媒が封入されているものが多く、永久磁石式回転電機1の周囲温度は80℃以上となることが多い。今後、地球温暖化係数がより小さいR32冷媒の採用が進むと周囲温度はさらに上昇する。特に永久磁石14は、高温になることで磁石の残留磁束密度が低下し、同一出力を確保するために電機子電流が増加することから、前述の実施例1〜3の永久磁石式回転電機1を適用することで、効率低下を抑制することができる。
なお、本実施例4の圧縮機に上述の実施例1〜3の永久磁石式回転電機1を適用するにあたり、冷媒の種類は制限されるものではない。また、実施例1〜3の永久磁石式回転電機1は、スクロール圧縮機に限らず、ロータリ圧縮機などの他の圧縮機構を有する圧縮機にも適用できる。
本実施例によれば、小形・高効率な永久磁石式回転電機を適用することにより、省エネ化が可能な圧縮機を実現できる。また、実施例1〜3の永久磁石式回転電機を適用することにより、高速運転が可能になるなど、圧縮機の運転範囲を広げることが可能となる。
さらに、He(ヘリウム)やR32等の冷媒は、R22,R407C,R410A等の冷媒と比べて、圧縮機における隙間からの漏れが大きい。このため、低速運転時には、循環量に対する漏れの比率が大きくなるため、効率が低下する。低循環量(低速運転)時の効率向上のためには、圧縮機構部を小形化し、同じ循環量を得るために回転数を上げることで、漏れ損失を低減させることが有効である。さらに、最大循環量を確保するために、最大回転数も上げることが好ましい。これに対し、上述の実施例1〜3の永久磁石式回転電機1を圧縮機に適用することで、最大トルクおよび最大回転数を大きくすることが可能となり、かつ高速域での損失低減が可能となるため、HeやR32等の冷媒を用いる際に効率を向上することができる。
上述のように、実施例1〜3の永久磁石式回転電機を圧縮機に適用することにより、高効率な圧縮機を実現でき、省エネ化が可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、本発明による永久磁石回転電機は、圧縮機に限らず、他の機器にも適用できる。
1…永久磁石式回転電機
2…固定子
3,3’…回転子
3a, 3a’…回転子内周面
3b, 3b’…回転子外周面
4…ティース
5…コアバック
6…固定子鉄心
7…スロット
8,8a,8b,8c…電機子巻線
11…切り欠き部(凹部)
12,12’…回転子鉄心
13,13’,13a,13b,13c…永久磁石挿入孔
14,14’…永久磁石
15…シャフト孔
16, 16’…磁化方向
40…中央部
41…側部
41a…端部
42…屈曲点
50…電動圧縮機
60…固定スクロール部材
61,64…端板
62,65…渦巻状ラップ、
63…旋回スクロール部材
66a,66b,66c,66d,66e…圧縮室
67…吐出口
68…フレーム
69…圧縮容器
70…突出パイプ、
71…吸込みパイプ
72…クランク軸
73…油留め部
74…油孔
75…すべり軸受け
120…回転子鉄心の一部

Claims (10)

  1. 固定子鉄心と、前記固定子鉄心に設けられる電機子巻線とを有する固定子と、
    回転子鉄心と、前記回転子鉄心に埋設される、前記回転子の極数分の永久磁石とを有し、空隙を介して前記固定子と対向する回転子と、
    を備える永久磁石式回転電機において、
    前記永久磁石は、
    前記回転子の径方向内側へ向かって凸となる円弧状の中央部と、
    前記中央部の両端部から前記回転子の外周面へ向って延びる直線状の複数の側部と、
    を有することを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記中央部および前記複数の側部は互いに分割されていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  3. 請求項2に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記複数の側部は2個の側部であることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  4. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記複数の側部は、前記回転子の外周面へ向って開いていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  5. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記中央部おける前記回転子の内周面に最も近い端面と前記回転子の内周面との径方向距離をL1とし、前記端面における前記中央部の径方向の幅をL2とすると、L1≦L2であることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  6. 請求項5に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記中央部において前記端面とは径方向反対側に位置する面と前記回転子の外周面との径方向距離をL3とすると、L1≦L2<L3であることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  7. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記回転子鉄心は、前記複数の側部における径方向端部と対向する前記回転子の外周部に設けられる複数の凹部を有することを特徴とする永久磁石式回転電機。
  8. 請求項7に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記凹部の底面は、前記複数の側部における径方向端部の幅方向に平行であることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  9. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記永久磁石は、フェライト磁石からなることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  10. 作動流体である気体を圧縮容器内に供給する吸込みパイプと、
    前記作動流体の容積を縮小する圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動する永久磁石式回転電機と、
    前記圧縮機構により圧縮された前記作動流体を前記圧縮容器外に排出する吐出パイプと、
    を備える圧縮機において、
    前記永久磁石式回転電機は、
    固定子鉄心と、前記固定子鉄心に設けられる電機子巻線とを有する固定子と、
    回転子鉄心と、前記回転子鉄心に埋設される、前記回転子の極数分の永久磁石とを有し、空隙を介して前記固定子と対向する回転子と、
    を備え、
    前記永久磁石は、
    前記回転子の径方向内側へ向かって凸となる円弧状の中央部と、
    前記中央部の両端部から前記回転子の外周面へ向って延びる直線状の複数の側部と、
    を有することを特徴とする圧縮機。
JP2015049072A 2015-03-12 2015-03-12 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機 Active JP6470598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049072A JP6470598B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049072A JP6470598B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016171646A true JP2016171646A (ja) 2016-09-23
JP2016171646A5 JP2016171646A5 (ja) 2017-08-03
JP6470598B2 JP6470598B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=56982701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049072A Active JP6470598B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6470598B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200313479A1 (en) * 2017-12-20 2020-10-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Ipm bldc motor
CN113206564A (zh) * 2020-01-31 2021-08-03 日立金属株式会社 旋转电机
WO2023085216A1 (ja) * 2021-11-12 2023-05-19 ダイキン工業株式会社 回転子、モータ、圧縮機および空気調和装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207943A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 永久磁石同期機
JP2014155415A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Jtekt Corp 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法
JP2014204561A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社日立産機システム 永久磁石同期機
JP2014241705A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 株式会社ジェイテクト 磁石埋込型ロータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207943A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 永久磁石同期機
JP2014155415A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Jtekt Corp 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法
JP2014204561A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社日立産機システム 永久磁石同期機
JP2014241705A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 株式会社ジェイテクト 磁石埋込型ロータ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200313479A1 (en) * 2017-12-20 2020-10-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Ipm bldc motor
US11677284B2 (en) 2017-12-20 2023-06-13 Samsung Electronics Co., Ltd. IPM BLDC motor
CN113206564A (zh) * 2020-01-31 2021-08-03 日立金属株式会社 旋转电机
WO2023085216A1 (ja) * 2021-11-12 2023-05-19 ダイキン工業株式会社 回転子、モータ、圧縮機および空気調和装置
JP2023072558A (ja) * 2021-11-12 2023-05-24 ダイキン工業株式会社 回転子、モータ、圧縮機および空気調和装置
JP7381914B2 (ja) 2021-11-12 2023-11-16 ダイキン工業株式会社 回転子、モータ、圧縮機および空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6470598B2 (ja) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI569560B (zh) A permanent magnet type rotating machine, and a compressor using the same
JP6118227B2 (ja) 永久磁石回転電機およびそれを用いる圧縮機
JP5401204B2 (ja) 自己始動型永久磁石同期電動機、及び、これを用いた圧縮機と冷凍サイクル
TWI500239B (zh) Permanent magnetic synchronous motors and compressors using them
JP2007181305A (ja) 永久磁石式同期電動機及びこれを用いた圧縮機
JPWO2013141323A1 (ja) モータおよびそれを用いた電動圧縮機
JP2007074898A (ja) 永久磁石式回転電機およびそれを用いた圧縮機
JP2008245439A (ja) 電動機及びそれを用いた圧縮機
CN109923757B (zh) 永久磁铁式旋转电机及使用永久磁铁式旋转电机的压缩机
JP2005210826A (ja) 電動機
JP2012080713A (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
WO2018128006A1 (ja) 永久磁石式回転電機、及び、それを用いた圧縮機
JP6470598B2 (ja) 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機
JP2005117771A (ja) 永久磁石式同期電動機及びこれを用いた圧縮機
JP5208662B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP2016100927A (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP6518720B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP6223568B2 (ja) 永久磁石埋込型電動機、圧縮機及び冷凍空調装置
JP7126551B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
CN111953166B (zh) 永磁式旋转电机以及使用该旋转电机的压缩机
JP2017055583A (ja) 永久磁石式回転電機、並びにそれを用いる圧縮機
JP6231285B2 (ja) 永久磁石同期機およびこれを用いた圧縮機
WO2019146030A1 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170621

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150