JP2014241705A - 磁石埋込型ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】マグネットトルクが最大値近傍のロータを容易に設計することのできる磁石埋込型ロータを提供する。【解決手段】この磁石埋込型ロータ4は、円筒状のロータコア40と、ロータコア40に埋め込まれた永久磁石50とを備える。永久磁石50は、ロータコア40の軸方向に直交する断面形状がロータコア40の径方向に延びる軸線m2に対称なU字状をなすとともに、U字の内側及び外側に異なる磁極をそれぞれ有する。ここでは、永久磁石50の極数、ロータコア40の外径rrt、軸線m2上における永久磁石50のU字外周面とロータコア40の外周面との間の距離である埋込深さdmg、及び永久磁石50の着磁方向の厚さtmgを所定の条件に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、U字状の永久磁石が埋め込まれた磁石埋込型ロータに関する。
ロータの内部に界磁用の永久磁石を埋め込んだ構造からなるIPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)が知られている。このIPMモータに用いられるロータとしては、特許文献1に記載のロータがある。特許文献1に記載のロータは、その軸方向に複数枚の電磁鋼板を積層して構成された円筒状のロータコア、及びロータコアに埋め込まれた複数の永久磁石からなる。ロータコアには、外周側に向けて開くU字をなす複数の磁石挿入孔が周方向に並べて配置されており、これらの磁石挿入孔にU字状の永久磁石がそれぞれ挿入されている。一つのU字状の永久磁石は、U字の内面及び外面に異なる磁極を有しており、ロータコアの外周部分に一磁極を形成する。
特開2010−63209号公報
ところで、IPMモータの設計の際には、予め定められた出力トルクを確保しつつ、モータ全体を小型化することが求められる。特に電動パワーステアリング装置のように低速回転で高いトルクが要求されるモータにおいては、モータ全体の小型化のために、ステータコイルの励磁により形成される回転磁界とロータの永久磁石とが引き付け合う力(いわゆるマグネットトルク)が最大値近傍となるようにロータの磁石形状を設計することが有効である。すなわち、マグネットトルクが最大値近傍となるようにロータの磁石形状を設計することができれば、ロータコアを小型化することができるため、結果的にモータ全体を小型化することが可能となる。
一方、マグネットトルクを大きくするためには、永久磁石の着磁方向の厚さを厚くすること、及び永久磁石の有効面積を大きくすることが有効である。すなわち図12に示すようなU字状の永久磁石7が埋め込まれたロータコア6では、永久磁石7の着磁方向の厚さtmgを厚くするとともに、着磁方向に直交する永久磁石7の平均断面積(図中に二点鎖線Pで示す部分の面積)Smgを大きくすることで、マグネットトルクを大きくすることができる。しかしながら、永久磁石7の着磁方向の厚さtmgを厚くすると、ロータコア6の幾何学的な形状の制約により、永久磁石7の有効面積Smgが小さくなってしまう。すなわち永久磁石の厚さtmgと有効面積Smgとの間にはトレードオフの関係がある。そのため、マグネットトルクが最大値近傍となるようなロータの設計は、実験的な手法に頼らざるを得ず、その工程が非常に煩雑となっていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マグネットトルクが最大値近傍のロータを容易に設計することのできる磁石埋込型ロータを提供することにある。
上記課題を解決する磁石埋込型ロータは、円筒状のロータコアと、前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を備え、前記永久磁石は、前記ロータコアの軸方向に直交する断面形状が前記ロータコアの径方向に延びる軸線に対して対称なU字状をなすとともに、U字の内側及び外側に異なる磁極をそれぞれ有し、前記永久磁石の極数をNplとするとき、次式
から算出される各係数a,b,c、及び予め設定された誤差係数kに基づいて、前記ロータコアの外径rrt、前記軸線上における前記永久磁石のU字外周面と前記ロータコアの外周面との間の距離である埋込深さdmg、及び前記永久磁石の着磁方向の厚さtmgが、次式
を満たすように設定されている。
発明者は、U字状の永久磁石が埋め込まれたロータの磁気回路を磁気回路法(パーミアンス法)に基づいて解析した。この解析により、ロータ4の外周部分の磁束密度が、ロータ4の極数Npl、ロータの外径rrt、永久磁石の埋込深さdmg、及び永久磁石の着磁方向の厚さtmgにより定まることを見出した。そして、ロータ4の外周部分の磁束密度をシミュレーション解析したところ、ロータの外径rrt、永久磁石の埋込深さdmg、及び永久磁石の着磁方向の厚さtmgを式(1)〜式(4)を満たすように設定することで、ロータ4の外周部分の磁束密度を最大値近傍に設定できることを見出した。したがって上記構成のようにロータ4の形状を規定すれば、ロータ4の外周部分の磁束密度を最大値近傍に設定できるため、マグネットトルクが最大値近傍のロータを容易に設計することができる。
そして発明者のシミュレーション解析によれば、前記誤差係数kの値が「0.9」から「1.1」までの範囲に設定されていることが好ましい。これにより、式(4)を満たすようにロータの外径rrt、永久磁石の埋込深さdmg、及び永久磁石の着磁方向の厚さtmgを設定したとき、それらの設定値を、シミュレーション解析により得られた最適値に近づけることができるため、マグネットトルクが向上する。
一方、発明者は、ロータの極数Nplが4極の場合、式(1),(3)に基づいて各係数a,cを演算すると、それらの演算値が、シミュレーション解析により得られた最適値から大きくずれてしまうことを確認した。各係数a,cが、シミュレーション解析により得られた最適値から大きくずれると、式(4)により永久磁石の埋込深さdmg及び着磁方向の厚さtmgを適切に設定することができなくなり、結果としてマグネットトルクを最大値近傍に設定することが困難となる。
そこで、ロータの極数Nplが4極の場合に限り、各係数a,cを、シミュレーション解析により得られた最適値に設定することが好ましい。すなわち、上記磁石埋込型ロータにおいて、前記永久磁石の極数が4極であるとき、前記係数aを「9.24」に、前記係数cを「−0.788」にそれぞれ設定することが好ましい。
これにより、永久磁石の極数が4極の場合にも、マグネットトルクが最大値近傍のロータを容易に設計することができる。
この磁石埋込型ロータによれば、マグネットトルクが最大値近傍のロータを容易に設計することができる。
(a)は、磁石埋込型ロータの一実施形態について同ロータを用いたIPMモータの断面構造を示す断面図。(b)は、(a)に示す範囲Aの拡大断面構造を示す断面図。 同実施形態の磁石埋込型ロータの一部を示す平面図。 同実施形態の磁石埋込型ロータの一部を示す斜視図。 同実施形態の磁石埋込型ロータについてその磁気回路を模式的に示す図。 ロータの極数が4極の場合における永久磁石の厚さ比tmg/rrt、永久磁石の埋込深さ比dmg/rrt、及びロータの外周部分の磁束密度Bgpの関係を示すグラフ。 ロータの極数が12極の場合における永久磁石の厚さ比tmg/rrt、永久磁石の埋込深さ比dmg/rrt、及びロータの外周部分の磁束密度Bgpの関係を示すグラフ。 ロータの極数が20極の場合における永久磁石の厚さ比tmg/rrt、永久磁石の埋込深さ比dmg/rrt、及びロータの外周部分の磁束密度Bgpの関係を示すグラフ。 ロータの極数が36極の場合における永久磁石の厚さ比tmg/rrt、永久磁石の埋込深さ比dmg/rrt、及びロータの外周部分の磁束密度Bgpの関係を示すグラフ。 ロータの極数が4極、12極、20極、及び36極の場合にロータの外周部分の磁束密度が最大値近傍となるときの永久磁石50の厚さ比tmg/rrt、及び永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtの関係を示すグラフ。 ロータの極数Npl、各係数a,b,c、及びR2乗値の関係を示す図表。 (a)は、ロータの極数Nplと係数aとの関係を示すグラフ。(b)は、ロータの極数Nplと係数bとの関係を示すグラフ。(c)は、ロータの極数Nplと係数cとの関係を示すグラフ。 磁石埋込型ロータの一例についてその平面構造を示す平面図。
以下、磁石埋込型ロータの一実施形態について説明する。はじめに、本実施形態の磁石埋込型ロータを用いたIPMモータの構造について説明する。
図1(a),(b)に示すように、このIPMモータは、ハウジング1の内周面に固定されたステータ2、図示しない軸受けを介してハウジング1により軸線m1を中心に回転可能に支持されたモータシャフト3、及びステータ2の内側に配置されてモータシャフト3の外周に一体的に取り付けられるロータ4を備えている。
ステータ2は、その軸方向に複数枚の電磁鋼板が積層された構造からなり、軸線m1を中心に円筒状に形成されている。ステータ2の内周面には、径方向内側に向かって延びる複数のティース20が形成されている。各ティース20にはステータコイル21が巻回されている。
ロータ4は、軸線m1を中心に円筒状に形成されたロータコア40、及びロータコア40の内部に埋め込まれた複数の永久磁石50を備えている。
ロータコア40は、その軸方向に複数枚の電磁鋼板が積層された構造からなる。ロータコア40には、軸方向に貫通する複数の磁石挿入孔41が等角度間隔で形成されている。図1(b)に示すように、各磁石挿入孔41のロータコア軸方向(軸線m1に平行な方向)に直交する断面形状は、ロータコア径方向(軸線m1に直交する方向)に延びる軸線m2に対して対称なU字をなしている。これらの磁石挿入孔41に永久磁石50が埋め込まれている。なお、本実施形態では、ボンド磁石を磁石挿入孔41において射出成型することにより、永久磁石50がロータコア40に埋め込まれている。各永久磁石50は、磁石挿入孔41の形状に倣って、ロータコア軸方向に直交する断面形状が軸線m2に対して対称なU字をなしている。詳しくは、永久磁石50は、円弧状の屈曲部51と、屈曲部51の両端からロータコア径方向に延びる一対の延設部52とを有している。なお図1(b)には、屈曲部51と一対の延設部52との境界に二点鎖線を参考のために記載している。永久磁石50の一対の延設部52は、隣接する他の永久磁石50の延設部52とロータコア周方向に同一幅wspの隙間を隔てて対向配置されている。また一対の延設部52の端面52aとロータコア40の外周面との間に位置するロータコア40の部位をリム部42とすると、このリム部42のロータコア径方向の幅は同一の幅wrmとなっている。こうした形状からなる各永久磁石50は、U字の内側の部分及び外側の部分に異なる磁極を有している。そして図1(a)に示すように、ロータコア40には、U字の内側にN極を有する永久磁石50と、U字の内側にS極を有する永久磁石50とが周方向に交互に配置されている。これによりロータ4は、その外周部分に周方向に沿ってN極及びS極を交互に有する多極構造をなしている。
このように構成されたIPMモータでは、ステータコイル21に三相の電流が供給されると、回転磁界が形成される。この回転磁界と、永久磁石50が形成する磁界とが作用することによりロータ4にトルクが付与され、モータシャフト3が回転する。
次に、図1(a),(b)に示した構造を基本構造とするロータ4においてマグネットトルクが最大値近傍となる永久磁石50の形状を求める方法について説明する。
まず、図1〜図3に示すように、ロータ4の形状は以下の(a1)〜(a9)に示す各パラメータにより定まっている。
(a1)Npl:ロータ4の極数。なお極数Nplの値は4以上の偶数である。また本実施形態では、極数Nplは永久磁石50の個数と同一である。
(a2)rsh:図2に示すロータコア40の内径。
(a3)rrt:図2に示すロータコア40の外径。
(a4)trt:図3に示すロータコア40の軸方向の長さ。なお本実施形態では、ロータコア40の軸方向の長さと永久磁石50のロータコア軸方向の長さとが同一であるため、永久磁石50のロータコア軸方向の長さも「trt」である。
(a5)rmg:図2に示す永久磁石50の屈曲部51の曲げ半径。
(a6)dmg:図2に示す軸線m2上における永久磁石50のU字外周面とロータコア外周面との間の距離。なお以下では、この距離dmgを永久磁石50の埋込深さと言う。
(a7)tmg:図2に示す永久磁石50の着磁方向の厚さ。
(a8)wsp:図1(b)に示す永久磁石50の延設部52と、隣接する他の永久磁石50の延設部52との間の幅。なお以下では、この幅wspをスポーク幅と言う。
(a9)wrm:図1(b)に示すロータコア40のリム部42のロータコア径方向の幅。なお以下では、この幅wrmをリム幅という。
また、図1(b)に示すように、ロータコア40の外周面とステータ2のティース20との間に形成された隙間GPの幅を「lgp」とすると、その隙間の中央部の面積Sgpは次式(5)のように求めることができる。
さらに永久磁石50の有効面積Smgは、上記の各パラメータを用いて次式(6)のように求めることができる。なお本実施形態における有効面積Smgとは、着磁方向に直交する永久磁石50の平均有効表面積であり、図3に点ハッチングで示す部分の面積となる。
そして、図1〜図3に示すような形状からなるロータ4の磁気回路を磁気回路法(パーミアンス法)で解析すると、図4に示すようになる。すなわちロータ4の磁気回路は、起磁力源である永久磁石50から発せられる磁束がロータコア40のリム部42を通過して永久磁石50に戻る磁気回路と、永久磁石50から発せられる磁束がロータコア40から隙間GPを介してステータ2のティース20に流れ込み再び隙間GPを介して永久磁石50に戻る磁気回路とで表すことができる。したがって、永久磁石50から発せられる磁束を「Φmg」、ロータ4の外周部分を通過する磁束を「Φgp」、ロータコア40のリム部42を通過する磁束を「Φrm」とすると、それらの間には次式(7)の関係が成立する。
また永久磁石50の起磁力Fは、永久磁石50の保磁力HcBと永久磁石50の着磁方向の厚さtmgとの乗算値(HcB・tmg)で求めることができる。したがって、永久磁石50の磁気抵抗を「Rmg」、ロータコア40の外周面とステータ2のティース20との間に形成された隙間GPの磁気抵抗を「Rgp」とすると、ロータコア40とステータ2の材料(鉄や電磁鋼板等の軟磁性材)の透磁率が空気や永久磁石50の透磁率に比べて十分に大きく、ロータコア40及びステータ2の磁気抵抗が低い場合に、次式(8)の関係が成立する。
なおリム部42を通過する磁束Φrmは、ロータ4の極数Npl、ロータ4を構成する電磁鋼板の飽和磁化Jstr、リム幅wrm、及び永久磁石50のロータコア軸方向の長さtrtに基づいて次式(9)により求めることができる。
また永久磁石50の磁気抵抗Rmgは、永久磁石50の着磁方向の厚さtmg、永久磁石50のリコイル比透磁率μrec、真空の透磁率μ、及び永久磁石50の有効面積Smgに基づいて次式(10)により求めることができる。
さらにロータコア40の外周部分の磁気抵抗Rgpは、ロータコア40の外周面とステータ2のティース20との間に形成された隙間GPの幅lgp、その隙間GPの中央部分の面積Sgp、及び真空の透磁率μに基づいて次式(11)のように求めることができる。
そして、これらの式(7)〜式(11)の連立方程式を解くことにより、ロータ4の外周部分の磁束Φgpを次式(12)のように求めることができる。
また、式(12)により求められるロータ4の外周部分の磁束Φgpに基づいて、ロータ4の外周部分の磁束密度Bgpを次式(13)のように求めることができる。
なお、式(13)において、「Smg/(rrt・trt)」及び「Sgp/(rrt・trt)」は、式(5),(6)に基づいて次式(14),(15)のようにそれぞれ求めることができる。
ところで、ロータコア40のリム幅wrm及びスポーク幅wsp、並びにロータコア40の外周面とステータ2のティース20との間に形成された隙間GPの幅lgpは、ロータコア40の外径rrtよりも十分に小さいと考えることができる。そこで、式(13)〜式(15)における「wrm/rrt」、「wsp/rrt」、及び「lgp/rrt」のそれぞれの値を零に近似すると、式(13)〜式(15)は、以下の式(16)〜式(18)のようにそれぞれ変形することができる。
これらの式(16)〜式(18)の各項に着目すると、ロータ4の外周部分の磁束密度Bgpは、ロータ4の極数Npl、ロータコア40の外径rrtに対する永久磁石50の着磁方向の厚さtmgの比「tmg/rrt」、及びロータコア40の外径rrtに対する永久磁石50の埋込深さdmgの比「dmg/rrt」により定まっていることが分かる。
次に、式(16)〜式(18)に基づいてロータ4の外周部分の磁束密度Bgpを演算したシミュレーション解析の結果を図5〜図8に示す。なお図5〜図8は、永久磁石50の厚さ比tmg/rrtを横軸に、ロータ4の外周部分の磁束密度Bgpを縦軸に、永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtを奥行き軸にそれぞれとって、それらの関係を、極数Nplが4極、12極、20極、及び36極に設定されている場合についてそれぞれ例示したものである。
図5に示すように、4極のロータ4では、永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtを任意の値に設定した場合、永久磁石50の厚さ比tmg/rrtが零から増加すると、ロータコア40の外周部分の磁束密度Bgpが上に凸状をなすように変化する。そしてロータコア40の外周部分の磁束密度Bgpは、永久磁石50の厚さ比tmg/rrt及び永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtがグラフ上の座標点a1〜a10の値になるときに最大値近傍を示す。この磁束密度Bgpが最大値近傍を示す座標点a1〜a10を結ぶと、図中の三次元グラフの稜線nとなる。すなわち、永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtを任意の値に設定する場合、永久磁石50の厚さ比tmg/rrtを稜線n上の値に設定すれば、ロータコア40の外周部分の磁束密度Bgpを最大値近傍にすることができる。
同様に、図6〜図8に示すように、12極、20極、及び36極のロータ4では、ロータコア40の外周部分の磁束密度Bgpが、各グラフ上の座標点b1〜b10、座標点c1〜c10、座標点d1〜d10で最大値近傍を示す。したがって、各座標点を通る稜線を「n12」,「n20」,「n36」とすると、永久磁石50の厚さ比tmg/rrt及び永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtを稜線n12,n20,n36上の値に設定すれば、12極、20極、及び36極のロータ4でも同様にロータコア40の外周部分の磁束密度Bgpを最大値近傍にすることができる。
そこで本実施形態では、ロータ4の形状を規定する関数として、図5〜図8にそれぞれ示す稜線n,n12,n20,n36に対応する関数を求めることとした。
次に、図9を参照して、稜線n,n12,n20,n36に対応する形状規定関数を求める方法について説明する。図9は、永久磁石50の厚さ比tmg/rrtを横軸に、永久磁石50の埋込深さ比dmg/rrtを縦軸にとって、図5〜図8にそれぞれ示した座標点a1〜a10、座標点b1〜b10、座標点c1〜c10、及び座標点d1〜d10をそれぞれプロットしたものである。
本実施形態では、各座標点a1〜a10、座標点b1〜b10、座標点c1〜c10、及び座標点d1〜d10を通る各関数を回帰分析により求めることとした。その手順は以下の通りである。
まず、形状規定関数を、次式(19)に示すa,b,cを各項の係数とする二次方程式で表した。
そして、この式(19)により求められる値と、座標点a1〜a10の値との残差の二乗和が最小となるように各係数a,b,cを決定する、いわゆる最小二乗法により、稜線nに対応する形状規定関数を求めた。また、同様の手法により、稜線n12,n20,n36に対応する形状規定関数をそれぞれ求めた。
図10は、極数Nplを4極、12極、20極、及び36極に設定した場合を含め、極数Nplを4極〜42極の範囲の値に設定した場合について、式(19)で表される形状規定関数の各係数a,b,cを回帰分析で求めた結果を示したものである。なお図10には、各極数Nplに対応した形状規定関数のR2乗値(決定係数)も併せて示している。この図11に示す各係数a,b,cを式(19)に代入した関数が、各極数Nplにおいてロータコア40の外周部分の磁束密度Bgpを最大値近傍に設定することのできる形状規定関数となる。なお図10に示すように、各極数Nplに対応する形状規定関数のR2乗値は「1」近傍の値となっており、実際の座標点と形状規定関数との一致性は良好であることを確認した。
次に本実施形態では、図10に示すように極数Nplに応じて定まる各係数a,b,cについても回帰分析を行った。具体的には、まず、極数Nplに対する各係数a,b,cの変化傾向を把握するために、極数Nplと各係数a,b,cとの関係を図11(a)〜(c)に示すようにグラフ化した。なお図11(a)〜(c)には、図10に示した極数Nplと各係数a,b,cとの関係を、塗りつぶしの丸(●)でそれぞれ示している。そして図11(a)〜(c)にそれぞれ示される極数Nplに対する各係数a,b,cの変化傾向に着目し、各係数a,b,cを算出するための関数を、各値α〜α、β〜β,γ〜γによりそれぞれ規定される以下の式(20)〜式(22)で表すこととした。
そして、各値α〜α、β〜β,γ〜γについても、式(20)〜式(22)により求められる値と、図10に示す各係数a,b,cの値との残差の二乗和が最小となるように各値α〜α、β〜β,γ〜γを決定した。その結果、極数Nplと各係数a,b,cとの関係を示す関数として、以下の式(23)〜式(25)に示す関数を得ることができた。
図11(a)〜(c)に、これらの式(23)〜式(25)で表される関数を実線で示す。また、式(23)〜式(25)により求められる各係数a,b,cの値を、塗りつぶしの三角(▲)で示す。図11(a)〜(c)に示すように、式(23)〜式(25)により求められる各係数a,b,cの値と、図10に示した各係数a,b,cとの値は、極数Nplが6極以上の場合、ほぼ一致する。しかしながら極数Nplが4極の場合、式(23),(25)により求められる各係数a,cと、図10に示した各係数a,cとが乖離していることが分かった。そこで本実施形態では、極数Nplが4極の場合、係数a,cの値については図10に示した値をそのまま用いることとした。すなわち本実施形態では、極数Nplが4極の場合、以下の式(26)〜式(28)に基づいて各係数a,b,cを求めることとした。
また極数Nplが、6極以上の場合、式(23)〜式(25)に基づいて各係数a,b,cを求めることとした。
ところで、式(19)及び式(23)〜式(25)で表した形状規定関数は、シミュレーション解析の結果に基づく近似式である。そのため、それらの式に基づいてロータコア40の外径rrt、永久磁石50の埋込深さdmg、及び永久磁石50の着磁方向の厚さtmgを設定すると、それらの設定値は、シミュレーション解析により得られた最適値から若干ずれるおそれがある。したがって、ロータコア40の外径rrt、永久磁石50の埋込深さdmg、及び永久磁石50の着磁方向の厚さtmgの設定値を、シミュレーション解析により得られた最適値に更に近づけることができれば、マグネットトルクを更に増加させることが可能である。そこで本実施形態では、ロータ4の形状規定関数として、式(19)に代えて、次式(29)を用いることとした。なお「k」は誤差係数である。
ロータ4の形状規定関数として、式(29)で表される関数を用いれば、誤差係数kの値を適宜調整することで、ロータの外径rrt、永久磁石の埋込深さdmg、及び永久磁石の着磁方向の厚さtmgのそれぞれの設定値を、シミュレーション解析により得られた最適値に更に近づけることができる。そのためロータ4の外周部分の磁束密度が更に増加するため、マグネットトルクを向上させることができる。なお、誤差係数kは任意の値に設定可能であるが、「0.9」から「1.1」までの範囲に設定されていることが好ましい。 次に本実施形態の作用について説明する。なお、誤差係数kは「1」に設定されているとする。
例えば極数Nplが10極、外径rrtが25mmのロータ4を設計する場合、まず、式(23)〜式(25)の極数Nplに「10」を代入することで各係数a,b,cを演算する。これにより式(29)に対応する形状規定関数として、次式(30)を得ることができる。
そして、この式(30)の関係を満たすように永久磁石50の着磁方向の厚さtmg、及び永久磁石50の埋込深さdmgを設定すれば、ロータ4の外周部分の磁束密度Bgpを最大値近傍に設定することができる。すなわちマグネットトルクを最大値近傍に設定することができる。このように本実施形態によれば、マグネットトルクが最大値近傍のロータ4を容易に設計することができる。
また各係数a,b,cの演算式を、極数Nplを変数とする式(23)〜式(25)のように表せば、極数Nplが、実際にシミュレーション解析を行った4極〜42極までの範囲で設定されている場合に限らず、極数Nplが42極以上に設定されている場合でも、各係数a,b,cを最適値に近い値に設定することができる。そのため、設計対象のロータ4の極数Nplについては任意の値で良いため、設計の自由度が大幅に向上する。
以上説明したように、本実施形態のロータ4によれば以下の効果が得られる。
(1)ロータ4の極数Nplに基づいて式(23)〜式(25)から各係数a,b,cを算出することとした。そして、算出した各係数a,b,cに基づいて、ロータコア40の外径rrt、永久磁石50の埋込深さdmg、及び永久磁石50の着磁方向の厚さtmgを、式(29)を満たすように設定することとした。これによりマグネットトルクが最大値近傍のロータ4を容易に設計することができる。
(2)式(29)における誤差係数kの値を「0.9」から「1.1」までの範囲に設定することとした。これにより、ロータコア40の外径rrt、永久磁石50の埋込深さdmg、及び永久磁石50の着磁方向の厚さtmgのそれぞれの設定値を、シミュレーション解析により得られた最適値に近づけることができるため、マグネットトルクを向上させることができる。
(3)ロータ4の極数Nplが4極であるとき、係数aを「9.24」に、係数cを「−0.788」にそれぞれ設定することとした。これによりロータ4の極数Nplが4極の場合にも、マグネットトルクが最大値近傍のロータ4を容易に設計することができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、ロータコア40の外径rrt、永久磁石50の埋込深さdmg、及び永久磁石50の着磁方向の厚さtmgを、式(29)に基づいて設定したが、式(19)に基づいて設定してもよい。
・上記実施形態において、磁石挿入孔41及び永久磁石50の断面形状はU字であったが、磁石挿入孔41及び永久磁石50の断面形状はこのような形状に限定されない。磁石挿入孔41及び永久磁石50の断面形状は、U字状であればよく、例えば、屈曲部51の曲げ半径rmgを零、若しくは非常に小さくした形状であってもよい。
・上記実施形態では、永久磁石50としてボンド磁石を用いたが、永久磁石50はボンド磁石に限定されるわけではない。例えば焼結磁石を磁石挿入孔41に挿入したり、磁石挿入孔41で磁粉を圧縮成形することにより、永久磁石50をロータコア40に埋め込んでもよい。
m2…軸線、4…磁石埋込型ロータ、40…ロータコア、50…永久磁石。

Claims (3)

  1. 円筒状のロータコアと、
    前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を備え、
    前記永久磁石は、前記ロータコアの軸方向に直交する断面形状が前記ロータコアの径方向に延びる軸線に対して対称なU字状をなすとともに、U字の内側及び外側に異なる磁極をそれぞれ有し、
    前記永久磁石の極数をNplとするとき、次式
    から算出される各係数a,b,c、及び予め設定された誤差係数kに基づいて、前記ロータコアの外径rrt、前記軸線上における前記永久磁石のU字外周面と前記ロータコアの外周面との間の距離である埋込深さdmg、及び前記永久磁石の着磁方向の厚さtmgを、次式
    を満たすように設定したことを特徴とする磁石埋込型ロータ。
  2. 請求項1に記載の磁石埋込型ロータにおいて、
    前記誤差係数kの値が「0.9」から「1.1」までの範囲に設定されていることを特徴とする磁石埋込型ロータ。
  3. 請求項1又は2に記載の磁石埋込型ロータにおいて、
    前記永久磁石の極数Nplが4極であるとき、前記係数aが「9.24」に、前記係数cが「−0.788」にそれぞれ設定されていることを特徴とする磁石埋込型ロータ。
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