JP2016171422A - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さな容量のフレームバッファで画像の回転出力を可能とする。【解決手段】実施形態の画像処理装置は、入力画像を1ラインより小さなサイズの画素ブロック毎に圧縮して複数の圧縮ブロックを生成し、生成した複数の圧縮ブロックをフレームバッファに格納する符号化部と、フレームバッファに格納されている複数の圧縮ブロックの中から伸長対象の圧縮ブロックを特定してフレームバッファからリードするリード部と、リード部がリードした圧縮ブロックを伸長して伸長ブロックを生成する復号部と、伸長ブロックに基づいて、リード部が伸長対象の圧縮ブロックを特定するのに使用する位置情報、若しくは復号部が他の圧縮ブロックを伸長するのに使用するデコード情報を取得する情報取得部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明の実施態様は、画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
画像処理装置の多くは、ディスプレイに画像を出力する前に、一旦、フレームバッファに画像を格納する。バッファ容量削減のため、一部の画像処理装置は、フレームバッファに画像を格納する前に、画像を圧縮する。
一般的にディスプレイは、水平かつ順方向(左から右)に、順次、画素を走査する(以下、ディスプレイの水平かつ順方向のことを「走査方向」という)。ディスプレイに映像信号を出力するために、画像処理装置は、フレームバッファに格納されている圧縮画像を、水平かつ順方向に、順次、伸長する(以下、画像の水平かつ順方向のことを「ライン方向」という)。
特開平7−152905号公報
近年、画像の回転出力が可能な画像処理装置が増えている。例えばタブレット型端末などは、ディスプレイの回転に合わせて表示画像を回転させる。
画像を回転出力しない画像処理装置の場合、ディスプレイの走査方向と表示画像のライン方向は常に一致している。そのため、画像処理装置は、フレームバッファから画像をライン方向に沿って順次リードするだけで、走査方向に映像信号を出力できる。
しかしながら、画像の回転出力が可能な画像処理装置の場合、回転出力時、ディスプレイの走査方向と表示画像のライン方向は異なった方向となる。例えば、表示画像が90°回転している場合、走査方向はライン方向と垂直になる。また、表示画像が180°回転している場合、走査方向はライン方向と逆方向になる。そのため、画像の回転出力が可能な画像処理装置は、走査方向に映像信号を出力するために、フレームバッファに格納されている画像を、ライン方向のみならず、他の方向からもリードしなければならない。
他の方向からのリードを可能とするためには、フレームバッファに格納される画像は無圧縮であることが望ましい。しかしながら、無圧縮の画像をフレームバッファに保持することになるため、画像処理装置は大容量のフレームバッファを備える必要がある。大容量のフレームバッファは製品コストを上昇させる。
本発明が解決しようとする課題は、小さな容量のフレームバッファで画像の回転出力を可能とすることである。
実施形態の画像処理装置は、1ラインより小さなサイズの画素ブロック毎に入力画像を圧縮して複数の圧縮ブロックを生成し、生成した前記複数の圧縮ブロックをフレームバッファに格納する符号化部と、前記フレームバッファに格納されている前記複数の圧縮ブロックの中から伸長対象の圧縮ブロックを特定し、特定した前記圧縮ブロックを前記フレームバッファからリードするリード部と、前記リード部がリードした前記圧縮ブロックを伸長して伸長ブロックを生成する復号部と、前記復号部が生成した前記伸長ブロックに基づいて、前記リード部が前記伸長対象の圧縮ブロックを特定するのに使用する位置情報、若しくは前記復号部が他の圧縮ブロックを伸長するのに使用するデコード情報を取得する情報取得部と、を備える。
実施形態1の画像表示装置の外観図である。 実施形態1の画像表示装置のブロック図である。 入力画像生成部が生成する入力画像の一例である。 実施形態1の画像表示装置が備える出力画像生成部及び記憶部のブロック図である。 画像出力処理のフローチャートである。 画素ブロックを説明するための図である フレームバッファに圧縮ラインが格納された様子を示す図である。 (A)は先頭に付加情報が付された圧縮ブロックを示す図、(B)は末尾に付加情報が付された圧縮ブロックを示す図、(C)は先頭と末尾に付加情報が付された圧縮ブロックを示す図である。 表示部に無回転画像が表示された様子を示す図である。 実施形態1の無回転画像出力処理のフローチャートである。 伸長ラインが出力バッファに格納された様子を示す図である。 (A)は左回転状態の画像表示装置に右回転画像が表示された様子を示す図、(B)は標準状態の画像表示装置に右回転画像が表示された様子を示す図である。 縦ラスタ出力を説明するための図である。 右回転画像出力処理の場合の圧縮ブロックのリード順を示す図である。 右回転画像出力処理のフローチャートである。 位置情報とデコード情報のデータ構成の一例を示す図である 伸長ブロックが出力バッファに格納された様子を示す図である。 (A)は、右回転状態の画像処理装置に左回転画像が表示された様子を示す図であり、(B)は、標準状態の画像処理装置に左回転画像が表示された様子を示す図である。 逆縦ラスタ出力を説明するための図である。 左回転画像出力処理の場合の圧縮ブロックのリード順を示す図である。 左回転画像出力処理のフローチャートである。 伸長ブロックが出力バッファに格納された様子を示す図である。 (A)は、180°回転状態の画像処理装置に180°回転画像が表示された様子を示す図であり、(B)は、標準状態の画像処理装置に180°回転画像が表示された様子を示す図である。 逆横ラスタ出力を説明するための図である。 180°回転画像出力処理の場合の圧縮ブロックのリード順を示す図である。 180°回転画像出力処理の場合の圧縮ブロックのリード順を示す図である。 180°回転画像出力処理のフローチャートである。 伸長ブロックが出力バッファに格納された様子を示す図である。 実施形態2の画像表示装置が備える出力画像生成部及び記憶部のブロック図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の一例の画像表示装置100を示す図である。画像表示装置100は、例えば、タブレット型端末である。画像表示装置100は、一方の面(以下、ディスプレイ配置面という。)に、表示部110を備えている。表示部110はディスプレイ配置面の中央に位置している。また、図1の画像表示装置100は、カメラ121と、操作ボタン122とを備えている。カメラ121と操作ボタン122は、表示部110を挟んで、ディスプレイ配置面の長手方向両端に位置している。なお、カメラ121は裏面に配置されていてもよい。また、操作ボタン122は、表示部110に表示されていてもよい。
以下の説明では、理解を容易にするため、カメラ121が上側、操作ボタン122が下側となる画像表示装置100(あるいは表示部110)の状態を標準状態という。なお、この標準状態は、あくまで一例である。装置のどの状態を標準状態とするかは、装置設計者等が適宜変更可能である。
図2は、画像表示装置100のブロック図である。画像表示装置100は、表示部110と、入力部120と、制御部130と、入力画像生成部140と、出力画像生成部150と、記憶部160と、を備える。
表示部110は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)等の表示装置である。表示部110は、制御部130の制御に従って、出力画像生成部150で生成された画像を表示する。表示部110は、水平かつ順方向(図面左から右)に順次画素を走査することで、画面上に画像を表示する。なお、以下の説明では、表示部110が画素を走査する方向を「走査方向」という。本実施形態の場合、走査方向は、画像表示装置100(あるいは表示部110)が標準状態にあるときの水平かつ順方向のことである。
入力部120は、画像表示装置100に各種情報を入力するための入力装置である。入力部120には、カメラ121と、操作ボタン122と、センサー123とが含まれる。カメラ121は、画像表示装置100に画像を入力するための撮像装置である。また、操作ボタン122は、ユーザが画像表示装置100に指示を与えるためのユーザインタフェースである。また、センサー123は、画像表示装置100の傾き(回転位置)を検出する。
制御部130は、プロセッサ等の表示装置である。制御部130は、例えば不図示のROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に格納されているプログラムに従って動作することで、画像表示装置100の各部を制御する。
制御部130は、画像表示装置100(あるいは表示部110)の回転状態を判別する機能を有している。制御部130は、センサー123からの信号に基づき、画像表示装置100(あるいは表示部110)が、標準、左回転、右回転、及び180°回転のいずれの状態にあるのかを判別する。なお、左回転状態とは、画像表示装置100が標準状態から左に90°回転している状態のことである。また、右回転状態とは、画像表示装置100が標準状態から右に90°回転している状態のことである。また、180°回転状態とは、画像表示装置100が標準状態から180°回転している状態のことである。回転状態の判別結果は、適宜、制御部130から出力画像生成部150に送信される。
画像表示装置100は、PSR(Panel Self Refresh)機能を有している。本実施形態の場合、入力画像生成部140が入力画像を出力画像生成部150に送信した後、出力画像生成部150が動作している間、制御部130が入力画像生成部140の動作を停止させることで、画像表示装置100の消費電力を低減させる。
入力画像生成部140は、プロセッサ等の表示装置である。入力画像生成部140は、入力部120からの入力等に基づいて表示部110に表示する無圧縮の画像を生成する。入力画像生成部140は、制御部130の制御に従って、生成した入力画像を出力画像生成部150に送信する。なお、以下の説明では、入力画像生成部140が生成する無圧縮の画像を入力画像という。
図3は、入力画像生成部140が生成する入力画像の一例である。図中、破線は画素と画素の区切りを示している。以下の説明では、入力画像はN×M画素とする。また、入力画像の水平かつ順方向のことをライン方向という。
出力画像生成部150は、プロセッサ等の表示装置である。例えば、出力画像生成部150は、画像の圧縮伸長機能を有する半導体装置である。出力画像生成部150は、不図示のROMやRAMに格納されているプログラムに従って動作することで、種々の動作を実現する。
図4は、出力画像生成部150及び記憶部160のブロック図である。出力画像生成部150は、符号化部151、リード部152、復号部153、情報取得部154、画像回転部155、画像出力部156、及び画像出力部156を備える。なお、出力画像生成部150は、1つのプロセッサから構成されていてもよいし、複数のプロセッサから構成されていてもよい。
記憶部160は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、半導体メモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部160は、フレームバッファ161と、パラメータバッファ162と、出力バッファ163と、を含む。
フレームバッファ161は、入力画像を圧縮した圧縮画像を一時的に保持する。パラメータバッファ162は、出力画像生成部150が画像の伸長に使用する各種パラメータ(例えば、量子化係数などのデコード情報)を格納する。出力バッファ163は、出力画像生成部150が伸長し、映像信号の生成に使用する画像を格納する。
次に、画像表示装置100の動作について説明する。
入力画像生成部140が入力画像を出力画像生成部150に送信すると、制御部130は出力画像生成部150に対して画像出力処理の開始を命令する。このとき、制御部130は、入力画像生成部140に停止信号を送信して入力画像生成部140の動作を停止させる。出力画像生成部150は画像出力処理の開始命令を受信すると、「画像出力処理」を開始する。図5は画像出力処理のフローチャートである。
符号化部151は、受信した入力画像をライン毎に圧縮する。そして、符号化部151は、圧縮した入力画像(以下、圧縮画像という。)をフレームバッファ161に格納する(S101)。例えば、符号化部151は、入力画像の1ラインを単位として圧縮していく。なお、以下の説明では、符号化部151が圧縮した1ラインを圧縮ラインという。
圧縮ラインは、複数の圧縮ブロックで構成される。圧縮ブロックは、1ラインを複数個に分割した画素ブロックを圧縮したものである。例えば、画素ブロックは、n(n<N)画素からなる。nはNをk等分した値(kは任意の値)である。なお、以下の説明では、k=4とする。すなわち、画素ブロックは、N/4画素とする。
図6は入力画像の一例である。1ラインは、Bm(0)〜Bm(3)(m=0〜M−1)の4つの画素ブロックで構成される。第1画素ブロックBm(0)は、(0,m)から(N/4−1,m)までのN/4個の画素で構成される。また、第2画素ブロックBm(1)は、(N/4,m)から(2N/4−1,m)までのN/4個の画素で構成される。また、第3画素ブロックBm(2)は、(2N/4,m)から(3N/4−1,m)までのN/4個の画素で構成される。また、第4画素ブロックBm(3)は、(3N/4,m)から(N−1,m)までのN/4個の画素で構成される。
符号化部151は、入力画像の圧縮効率を高めるため、同じラインの他の画素ブロックの情報を使用して画素ブロックを圧縮する。例えば、符号化部151は、同じラインの前方(ライン方向と逆の方向)にある画素ブロックを参照ブロックとして画素ブロックを圧縮し、ブロック内でライン方向の画素を予測画素として参照してもよい(以下、このような圧縮を「前方参照圧縮」という)。例えば、画素ブロックBm(3)を圧縮するのであれば、符号化部151は1つ前方にある画素ブロックBm(2)を参照ブロックとして圧縮を実行する。例えば、符号化部151は、画素ブロックBm(2)と画素ブロックBm(3)の差分を算出し、算出した差分をランレングス符号化やハフマン符号化等を使用してエントロピー圧縮する。また、画素ブロックBm(0)を圧縮する場合は、前方に画素ブロックがないので、符号化部151は画素ブロックBm(0)単独で圧縮を実行する。
また、符号化部151は、同じラインの後方にある画素ブロックを参照ブロックとして(及び、ブロック内の逆ライン方向の画素を参照画素として)画素ブロックを圧縮してもよい(以下、このような圧縮を「後方参照圧縮」という)。例えば、画素ブロックBm(0)を圧縮するのであれば、符号化部151は1つ後方にある画素ブロックBm(1)を参照ブロックとして圧縮を実行する。画素ブロックBm(3)を圧縮する場合は、後方に画素ブロックがないので、符号化部151は画素ブロックBm(3)単独で圧縮を実行する。なお、符号化部151は、他の画素ブロックを参照せずに画素ブロック単独で圧縮することも可能である(以下、このような圧縮を「無参照圧縮」という)。
図7は、フレームバッファ161に圧縮ラインが格納された様子を示す図である。フレームバッファ161は、M個のデータ領域を有している。データ領域それぞれには、一意のアドレスが付されている。図7の例では、Adr0〜AdrM−1のアドレスが付されている。各データ領域は、少なくとも1圧縮ライン分のデータが格納可能な容量を有している。データ領域はそれぞれ、複数の領域から構成される。領域のデータサイズは任意である。図7の例では、データ領域は、0〜Fのアドレスが付された16個の領域から構成される。なお、以下の説明では、0〜Fのアドレスを領域番号という。
符号化部151は、圧縮ラインを生成する度に、新たなデータ領域に圧縮ラインを格納していく。なお、図7において、Cm(n)(m=0〜M−1、n=0〜3)は、圧縮ブロックを示している。Cm(n)は、図6の画素ブロックBm(n)に対応している。同じデータ領域に格納された複数の圧縮ブロックが1つの圧縮ラインである。例えば、Adr0のデータ領域に格納された4つの圧縮ブロックC0(0)〜C0(3)が入力画像の1ライン目の圧縮ラインである。符号化部151が使用する圧縮方式は、圧縮率を保証するため、非可逆圧縮であってもよい。例えば、符号化部151が使用する圧縮方式は、左画素を参照画素とし差分をとり量子化後、各符号化を行う非可逆圧縮である。圧縮ブロックは、図7に示すように異なる長さとなる。
符号化部151は、圧縮ブロックをフレームバッファ161に格納する際に、圧縮ブロックに付加情報を付す。付加情報は、データサイズと前方ブロック情報とから構成される。図8(A)〜(C)は、付加情報が付された圧縮ブロックの例を示している。図8(A)は、付加情報を圧縮ブロックの先頭に付している。また、図8(B)は付加情報を圧縮ブロックの末尾に付している。また、図8(C)は付加情報を圧縮ブロックの先頭と末尾に分割して付している。例えば、データサイズは先頭に、前方ブロック情報は後方に付されていてもよい。付加情報は圧縮されていなくてもよいし、付加情報単独で伸長可能に圧縮されていてもよい。
なお、データサイズとは、格納される圧縮ブロックのサイズを示す情報のことである。また、前方ブロック情報とは、同じラインの1つ前方にある圧縮ブロックを特定するための情報(例えば、開始アドレス)のことである。例えば、図7の圧縮ブロックC0(2)の場合は、付加情報として、データサイズ“3”、前方ブロック情報“2”が付されている。
圧縮画像の格納が完了したら、出力画像生成部150は、画像表示装置100の状態が標準状態か否かを判別する(S102)。画像表示装置100の状態が標準状態の場合(S102:Yes)、出力画像生成部150は、無回転画像出力処理を開始する(S200)。無回転画像出力処理では、表示部110に無回転画像を出力する。無回転画像は、画像のライン方向と表示部110の走査方向とが一致している。図9は、表示部110に無回転画像が表示された例である。画像表示装置100は、ライン方向に沿って映像信号を出力(「横ラスタ出力」ともいう。)する。図10は無回転画像出力処理のフローチャートである。以下、図10のフローチャートを参照して無回転画像出力処理について説明する。
リード部152は、圧縮ラインをフレームバッファ161からリードする(S201)。続いて、リード部152は、パラメータバッファ162からデコード情報をリードする(S202)。デコード情報は、例えば入力画像の縦横のサイズ、bit深度、圧縮ラインの圧縮率、使用圧縮規格等である。復号部153は、デコード情報を使用して、S201でリードした圧縮ラインを伸長する(S203)。
次に、画像回転部155は、伸長された圧縮ライン(以下、伸長ラインという。)を出力バッファ163に格納する(S204)。図11は、伸長ラインが格納された出力バッファ163を示す図である。図中、D0(0)、D0(1)・・・・は、圧縮ブロックC0(0)、C0(1)・・・・の伸長ブロックである。D0(0)〜D0(3)が圧縮ラインC0に対応する伸長ラインである。画像出力部156は、出力バッファ163に格納されている伸長ラインを、図11に示す(a)の矢印に沿って順次、表示部110に出力する(S205)。
出力画像生成部150は、画像1枚分(すなわち、Mライン分)の出力が完了したか判別する(S206)。出力が完了していない場合(S206:No)、処理はS201に戻る。出力が完了している場合(S206:Yes)、出力画像生成部150は無回転画像出力処理を終了する。
一方、画像表示装置100の状態が標準状態でない場合(S102:No)、出力画像生成部150は、画像表示装置100の状態が左回転状態か否かを判別する(S103)。画像表示装置100の状態が左回転状態の場合(S103:Yes)、出力画像生成部150は、右回転画像出力処理を開始する(S300)。右回転画像出力処理は、表示部110に右回転画像を出力する。右回転画像は、無回転画像に対して90°右に回転している。図12(A)は、左回転状態の画像表示装置100に右回転画像が表示された例である。理解を容易にするため、図12(B)に、標準状態の画像表示装置100に右回転画像が表示された例を示す。
画像表示装置100が右回転画像を出力する場合、図12(B)に示すように、表示部110の走査方向と表示画像のライン方向とは異なったものとなる。走査方向に沿って映像信号を出力するためには、出力画像生成部150は、図13に示す(a)の矢印のように、ライン前方から後方に向けて、映像信号を垂直に出力(「縦ラスタ出力」ともいう。)する必要がある。しかしながら、多くの場合、入力画像はライン単位で圧縮されるので、映像信号を垂直出力するためには、画像表示装置100は、M個の圧縮ラインを、一旦、伸長しなければならない。この場合、画像出力開始までの時間が長くなり、また、消費されるメモリ量も大きくなる。
そこで、出力画像生成部150は、パラメータバッファ162に伸長の経過情報(例えば、後述の位置情報162aやデコード情報162b)を保持することで、図14に示す(a)の矢印のように、圧縮ブロックをライン前方から後方に向けて垂直リードすることを可能とする。これにより、画像表示装置100は、映像信号を垂直出力するために、全ての圧縮ラインを、一旦、伸長する必要がなくなる。
なお、S101の圧縮処理が後方参照圧縮の場合、出力画像生成部150は、右回転画像出力処理を実行する前に、符号化部151に対して入力画像の再圧縮を命令する。このとき、符号化部151は、前方参照圧縮で入力画像を圧縮する。S101の圧縮処理が前方参照圧縮の場合、出力画像生成部150は、再圧縮を命令することなく、右回転画像出力処理を実行する。以下、図15のフローチャートを参照して右回転画像出力処理について説明する。
リード部152は、パラメータバッファ162から位置情報162aをリードする(S301)。位置情報162aは、復号部153が次に伸長する圧縮ブロック内のアドレスを特定する。
図16は位置情報162aのデータ構成の一例を示す図である。位置情報162aは複数のアドレス情報を含む。各アドレス情報は各ラインに対応している。例えば、最初のアドレス情報0は入力画像の最初のラインに対応している。また、最後のアドレス情報M−1は、入力画像の最後のラインに対応している。アドレス情報は、例えば、ライン中で次に伸長対象となる圧縮ブロック内画素の先頭アドレスである。復号部153がすでに圧縮ブロックC0(0)の伸長を完了しているのであれば、アドレス情報0は圧縮ブロックC0(1)の開始アドレス(すなわち、Adr0、領域番号2)となる。また、圧縮ブロックC0(0)の伸長が完了していなければ、そのアドレスを示すアドレス位置(例えばbit位置)が格納される。
なお、リード部152は、リードが図14に示す(a)の矢印の順番となるように、アドレス情報を選択する。初めに、リード部152はアドレス情報M−1をリードする。次に、リード部152はアドレス情報M−2をリードする。アドレス情報0のリードが完了したら、リード部152は、再びアドレス情報M−1をリードする。
続いて、リード部152は、リードしたアドレス情報に基づいて、フレームバッファ161から圧縮ブロックをリードする(S302)。例えば、アドレス情報が、“Adr0、領域番号2”であれば、リード部152は、フレームバッファ161からC0(1)のブロック以降をリードする。
続いて、リード部152は、パラメータバッファ162からデコード情報162bをリードする(S303)。デコード情報162bは、復号部153が圧縮ブロックを伸長するために使用する。デコード情報162bはグローバルデコード情報と複数のローカルデコード情報とから構成される。リード部152は、デコード情報162bから、グローバルデコード情報と、リードした圧縮ブロックのローカルデコード情報をリードする。
図17はデコード情報162bのデータ構成の一例を示す図である。グローバルデコード情報は、複数の圧縮ブロックで共通に使用される情報である。例えば、グローバルデコード情報は、入力画像の縦横のサイズ、bit深度、圧縮ラインの圧縮率、使用圧縮規格、1画素ブロックの画素数等の情報である。グローバルデコード情報は、例えば、右回転画像出力処理が開始される前に、制御部130によってパラメータバッファ162に格納される。
ローカルデコード情報は、圧縮ブロックそれぞれに固有の情報である。右回転画像出力処理の場合、ローカルデコード情報は、伸長対象ブロック或いは伸長対象ブロックの前方にある画素ブロックから抽出される情報である。例えば、ローカルデコード情報は、1つ前方にある画素ブロック(以下、前画素ブロックという。)の画素値の平均値であってもよいし、前画素ブロックそのものであってもよい。また、ローカルデコード情報は、ブロック内途中で打ち切った場合の参照画素、量子化係数等、圧縮伸長の際に使用される各種係数であってもよい。ローカルデコード情報は、符号化部151が使用した圧縮方法に合わせて適宜変更可能である。
デコード情報162bは複数のローカルデコード情報を含む。各ローカルデコード情報は各ラインに対応し、右回転画像出力処理の場合、同じライン中の次に伸長対象となる圧縮ブロックのデコード情報である。例えば、最初のローカルデコード情報0は入力画像の最初のラインに対応している。復号部153がすでに圧縮ブロックC0(0)の伸長を完了しているのであれば、ローカルデコード情報0は、圧縮ブロックC0(1)のデコード情報である。また、最後のローカルデコード情報M−1は、入力画像の最後のラインに対応している。
そして、復号部153は、リードしたデコード情報を使って、圧縮ブロックを伸長する(S304)。次に、情報取得部154は、パラメータバッファ162に格納されている位置情報162aおよびデコード情報162bを更新する(S305)。より具体的には、情報取得部154は、伸長対象となった圧縮ブロックの開始アドレスとデータサイズの情報とに基づいて、同一ラインで次に伸長対象となる圧縮ブロックの開始アドレスを判別する。そして、情報取得部154は、今回伸長対象となったラインのアドレス情報を更新する。
本実施形態の場合、情報取得部154は、伸長対象となった圧縮ブロックと同一ラインで、1つ後方の圧縮ブロック(以下、後続圧縮ブロックという。)を次の伸長対象として特定する。このとき、情報取得部154は、圧縮ブロックのデータサイズの情報に基づき後続圧縮ブロックの開始アドレスを特定する。例えば、圧縮ブロックC0(0)が伸長対象となったのであれば、情報取得部154は、C0(0)の開始アドレスである“Adr0領域番号2”と、C0(0)のデータサイズである“2”とに基づいて、後続圧縮ブロックの開始アドレスを“Adr0領域番号2”と判別する。そして、情報取得部154は、アドレス情報0を“Adr0、領域番号2”に書き換える。
また、情報取得部154は、伸長された圧縮ブロック(以下、伸長ブロックという。)から、後続圧縮ブロックの伸長で使用されるローカルデコード情報を抽出する。例えば、情報取得部154は、伸長ブロックの画素値の平均値を次に伸長する圧縮ブロックのローカルデコード情報として抽出する。そして、情報取得部154は、伸長対象となったラインのローカルデコード情報を更新する。例えば、圧縮ブロックC0(0)が伸長対象となったのであれば、情報取得部154は、ローカルデコード情報0を書き換える。
次に、画像回転部155は、伸長ブロックを出力バッファ163に格納する(S306)。図17は、伸長ブロックが格納された出力バッファ163を示す図である。画像回転部155は、伸長ブロックを、出力バッファ163に順次、垂直ライトする。垂直ライトとは、画像データの垂直方向とバッファのリード方向(例えば、アドレス順。図17の例であれば(a)で示す方向)が一致するように、画素データをバッファに配置していくライトである。
続いて、画像出力部156は、1ライン分の伸長ブロックが出力バッファ163に格納されているか判別する。画像出力部156は、出力バッファ163に横1列N個分(例えば、DM−1(0)からD0(0)まで)の伸長ブロックが格納されたか判別する(S307)。1ライン分の伸長ブロックが格納されていない場合(S307:No)、処理はS301に戻る。
1ライン分の伸長ブロックが格納されている場合(S307:Yes)、画像出力部156は、出力バッファ163に格納されている伸長ブロックを、アドレス順に(すなわち、図17に示す(a)の矢印に沿って)表示部110に出力する(S308)。
出力画像生成部150は、画像1枚分(すなわち、Mライン分)の出力が完了したか判別する(S309)。出力が完了していない場合(S309:No)、処理はS301に戻る。出力が完了している場合(S309:Yes)、出力画像生成部150は右回転画像出力処理を終了する。
なお、出力画像生成部150は、画像1枚分(Mライン分)を一度に表示部110に出力する必要はない。出力画像生成部150は、Mライン揃っていいなくても1ライン保持していれば、その分だけ出力することも可能である。図14の例であれば、Cm(0)の1画素をデコードして次のCm−1(0)の1画素をデコードする。1ライン分の画像が揃ったら、出力画像生成部150は表示部110に1ライン分の画像を出力する。この処理は、以下に説明する右回転画像出力処理、左回転画像出力処理、180°回転画像出力処理にも適用か可能である。
画像表示装置100の状態が左回転状態でない場合(S103:No)、出力画像生成部150は、画像表示装置100の状態が右回転状態か否かを判別する(S104)。画像表示装置100の状態が右回転状態の場合(S104:Yes)、出力画像生成部150は、左回転画像出力処理を開始する(S400)。左回転画像出力処理は、表示部110に左回転画像を出力する。左回転画像は、無回転画像に対して90°左に回転している。図18(A)は、右回転状態の画像表示装置100に左回転画像が表示された例である。理解を容易にするため、図18(B)に、標準状態の画像表示装置100に左回転画像が表示された例を示す。
画像表示装置100が左回転画像を出力する場合、図18(B)に示すように、表示部110の走査方向と表示画像のライン方向とは異なったものとなる。走査方向に沿って映像信号を出力するためには、出力画像生成部150は、図19に示す(a)の矢印のように、ライン後方から前方に向けて、映像信号を垂直に出力(「逆縦ラスタ出力」ともいう。)する必要がある。そこで、出力画像生成部150は、図20に示す(a)の矢印のように、圧縮ブロックをライン後方から前方に向けて垂直リードする。垂直リードとは、ライン方向と垂直な方向にバッファから画素データを取り出すリードである。
なお、S101の圧縮処理が前方参照圧縮の場合、出力画像生成部150は、左回転画像出力処理を実行する前に、符号化部151に対して入力画像の再圧縮を命令してもよい。このとき、符号化部151は、後方参照圧縮で入力画像を圧縮してもよい。S101の圧縮処理が後方参照圧縮或いは無参照圧縮の場合、出力画像生成部150は、再圧縮を命令することなく、左回転画像出力処理を実行する。以下、図21のフローチャートを参照して左回転画像出力処理について説明する。
リード部152は、パラメータバッファ162から位置情報162aをリードする(S401)。位置情報162aに格納されるアドレス情報は、例えば、ライン中で次に伸長対象となる圧縮ブロックの先頭アドレスである。復号部153がすでに図20に示す圧縮ブロックC0(3)の伸長を完了しているのであれば、アドレス情報0は、圧縮ブロックC0(2)の開始アドレス(すなわち、Adr0、領域番号6)となる。
なお、リード部152は、リードが図20に示す(a)の矢印の順番となるように、アドレス情報を選択する。初めに、リード部152はアドレス情報0をリードする。次に、リード部152はアドレス情報1をリードする。アドレス情報M−1のリードが完了したら、リード部152は、再びアドレス情報0をリードする。
続いて、リード部152は、リードしたアドレス情報に基づいて、フレームバッファ161から圧縮ブロックをリードする(S402)。例えば、アドレス情報が、“Adr0、領域番号6”であれば、リード部152は、フレームバッファ161からC0(2)のブロック以降をリードする。
続いて、リード部152は、パラメータバッファ162からデコード情報162bをリードする(S403)。左回転画像出力処理の場合、ローカルデコード情報は、同じライン中の次に伸長対象となる圧縮ブロックのデコード情報である。例えば、復号部153がすでに圧縮ブロックC0(3)の伸長を完了しているのであれば、ローカルデコード情報0は、圧縮ブロックC0(2)のデコード情報である。
リード部152は、デコード情報162bから、グローバルデコード情報と、リードした圧縮ブロックのローカルデコード情報をリードする。そして、復号部153は、デコード情報を使って、圧縮ブロックを伸長する(S404)。
次に、情報取得部154は、パラメータバッファ162に格納されている位置情報162aおよびデコード情報162bを更新する(S405)。より具体的には、情報取得部154は、圧縮ブロックに付加されている前方ブロック情報に基づいて、同一ラインで次に伸長対象となる圧縮ブロックの開始アドレスを判別する。そして、情報取得部154は、今回伸長対象となったラインのアドレス情報を更新する。
本実施形態の場合、情報取得部154は、伸長対象となった圧縮ブロックと同一ラインで、1つ前方の圧縮ブロック(以下、前圧縮ブロックという。)を次の伸長対象として特定する。例えば、圧縮ブロックC0(2)が伸長対象となったのであれば、情報取得部154は、アドレス情報0を“Adr0、領域番号2”に書き換える。
また、情報取得部154は、伸長ブロックから、前圧縮ブロックの伸長で使用されるローカルデコード情報を抽出する。例えば、情報取得部154は、伸長ブロックの画素値の平均値を前圧縮ブロックのローカルデコード情報として抽出する。そして、情報取得部154は、伸長対象となったラインのローカルデコード情報を更新する。例えば、圧縮ブロックC0(2)が伸長対象となったのであれば、情報取得部154は、ローカルデコード情報0を書き換える。
次に、画像回転部155は、伸長ブロックを出力バッファ163に格納する(S406)。図22は、伸長ブロックが格納された出力バッファ163を示す図である。画像回転部155は、伸長ブロックを、出力バッファ163に順次、垂直ライトする。
続いて、画像出力部156は、1ライン分の伸長ブロックが出力バッファ163に格納されているか判別する。画像出力部156は、出力バッファ163に横1列N個分(例えば、D0(3)からDM−1(3)まで)の伸長ブロックが格納されたか判別する(S407)。1ライン分の伸長ブロックが格納されていない場合(S407:No)、処理はS401に戻る。
1ライン分の伸長ブロックが格納されている場合(S407:Yes)、画像出力部156は、出力バッファ163に格納されている伸長ブロックを、アドレス順に(すなわち、図22に示す(a)の矢印に沿って)表示部110に出力する(S408)。
出力画像生成部150は、画像1枚分(すなわち、Mライン分)の出力が完了したか判別する(S409)。出力が完了していない場合(S409:No)、処理はS401に戻る。出力が完了している場合(S409:Yes)、出力画像生成部150は左回転画像出力処理を終了する。
一方、画像表示装置100の状態が右回転状態でない場合(S104:No)、出力画像生成部150は、画像表示装置100の状態が180°回転状態か否かを判別する(S105)。画像表示装置100の状態が180°回転状態の場合(S104:Yes)、出力画像生成部150は、180°回転画像出力処理を開始する(S500)。180°回転画像出力処理は、表示部110に180°回転画像を出力する。180°回転画像は、無回転画像に対して180°回転している。図23(A)は、180°回転状態の画像表示装置100に180°回転画像が表示された例である。理解を容易にするため、図23(B)に、標準状態の画像表示装置100に180°回転画像が表示された例を示す。
画像表示装置100が180°回転画像を出力する場合、図23(B)に示すように、表示部110の走査方向と表示画像のライン方向とは逆向きとなる。走査方向に沿って映像信号を出力するためには、出力画像生成部150は、図24に示す(a)の矢印のように、ライン後方から前方に向けて順次、映像信号を水平に出力(「逆横ラスタ出力」ともいう。)する必要がある。そこで、出力画像生成部150は、図25に示す(a)の矢印のように、圧縮ブロックをライン後方から前方に向けて水平リードする。水平リードとは、ライン方向に沿ってバッファから画素データを取り出すリードである。
なお、画像表示装置100が180°回転画像を出力する場合、出力画像生成部150は、図26に示す(a)の矢印のように、圧縮ブロックをライン前から後方に向けて水平リードしてもよい。そして、出力画像生成部150は、圧縮ブロックをリードした順に復号してもよい。この場合、画像表示装置100は1ライン分のバッファを別途備え、出力画像生成部150は、その1ライン分のバッファに復号した1ライン分の画像データを格納してもよい。そして、出力画像生成部150は、1ライン分のバッファから逆向きに、すなわち、ライン後方から前方に向けて画素データをリードしてもよい。こうすることで、画像表示装置100は、遅延を増加させるが、スループットを減少させることができる。
なお、S101の圧縮処理が前方参照圧縮の場合、出力画像生成部150は、180°回転画像出力処理を実行する前に、符号化部151に対して入力画像の再圧縮を命令してもよい。このとき、符号化部151は、後方参照圧縮で入力画像を圧縮してもよい。S101の圧縮処理が後方参照圧縮或いは無参照圧縮の場合、出力画像生成部150は、再圧縮を命令することなく、180°回転画像出力処理を実行する。以下、図27のフローチャートを参照して左回転画像出力処理について説明する。
リード部152は、パラメータバッファ162から位置情報162aをリードする(S501)。アドレス情報は、例えば、ライン中で次に伸長対象となる圧縮ブロックの先頭アドレスである。復号部153がすでに圧縮ブロックCM−1(3)の伸長を完了しているのであれば、アドレス情報M−1は、圧縮ブロックCM−1(2)の開始アドレス(すなわち、AdrM−1、領域番号6)となる。リード部152は、図25に示す(a)の矢印のように、ライン後方から前方に向けて順次、アドレス情報を選択する。
続いて、リード部152は、リードしたアドレス情報に基づいて、フレームバッファ161から圧縮ブロックをリードする(S502)。例えば、アドレス情報が、“AdrM−1、領域番号6”であれば、リード部152は、圧縮ブロックCM−1(2)をリードする。圧縮ブロックCM−1(2)のブロックサイズはCM−1(2)自身に付されている。
続いて、リード部152は、パラメータバッファ162からデコード情報162bをリードする(S503)。180°回転画像出力処理の場合、位置情報162aに格納されるローカルデコード情報は、同じライン中の次に伸長対象となる圧縮ブロックのデコード情報である。例えば、復号部153がすでに圧縮ブロックCM−1(3)の伸長を完了しているのであれば、ローカルデコード情報M−1は、圧縮ブロックCM−1(2)のデコード情報である。
リード部152は、デコード情報162bから、グローバルデコード情報と、リードした圧縮ブロックのローカルデコード情報をリードする。そして、復号部153は、リードしたデコード情報を使って、圧縮ブロックを伸長する(S504)。
次に、情報取得部154は、パラメータバッファ162に格納されている位置情報162aおよびデコード情報162bを更新する(S505)。より具体的には、情報取得部154は、圧縮ブロックに付加されている前方ブロック情報に基づいて、同一ラインで次に伸長対象となる圧縮ブロックの開始アドレスを判別する。そして、情報取得部154は、今回伸長対象となったラインのアドレス情報を更新する。
本実施形態の場合、情報取得部154は、伸長対象となった圧縮ブロックの1つ前方の圧縮ブロックを、次の伸長対象として特定する。例えば、圧縮ブロックCM−1(2)が伸長対象となったのであれば、情報取得部154はアドレス情報M−1を“AdrM−1、領域番号3”に書き換える。
また、情報取得部154は、伸長ブロックから、前圧縮ブロックの伸長で使用されるローカルデコード情報を抽出する。例えば、情報取得部154は、伸長ブロックの画素値の平均値を前圧縮ブロックのローカルデコード情報として抽出する。そして、情報取得部154は、伸長対象となったラインのローカルデコード情報を更新する。例えば、圧縮ブロックCM−1(2)が伸長対象となったのであれば、情報取得部154はローカルデコード情報M−1を書き換える。
次に、画像回転部155は、伸長ブロックを出力バッファ163に格納する(S506)。図28は、伸長ブロックが格納された出力バッファ163を示す図である。続いて、画像出力部156は、1ライン分の伸長ブロックが出力バッファ163に格納されているか判別する。画像出力部156は、出力バッファ163に横1列4個分(例えば、DM−1(3)からDM−1(0)まで)の伸長ブロックが格納されたか判別する(S507)。1ライン分の伸長ブロックが格納されていない場合(S507:No)、処理はS501に戻る。
1ライン分の伸長ブロックが出力バッファ163に格納されている場合(S507:Yes)、画像出力部156は、画像出力部156は、出力バッファ163に格納されている伸長ブロックを、アドレス順に(すなわち、図28に示す(a)の矢印に沿って)表示部110に出力する(S508)。
出力画像生成部150は、画像1枚分(すなわち、Mライン分)の出力が完了したか判別する(S509)。出力が完了していない場合(S509:No)、処理はS501に戻る。出力が完了している場合(S509:Yes)、出力画像生成部150は180°回転画像出力処理を終了する。
出力画像生成部150は、入力画像生成部140が停止状態から復帰しているか判別する(S105)。入力画像生成部140が停止状態から復帰していない場合(S105:N0)、処理はS102に戻る。復帰している場合(S105:Yes)、出力画像生成部150は、画像出力処理を終了する。
本実施形態によれば、画像表示装置100は、入力画像を圧縮して複数の圧縮ブロックを生成し、生成した圧縮ブロックをフレームバッファ161に格納している。しかも、圧縮ブロックは、1ラインより小さなサイズの画素ブロックを圧縮したブロックである。画像表示装置100は、1ラインより小さなサイズを単位として、フレームバッファ161から圧縮画像を取り出しできる。したがって、本実施形態は、画像を回転させて表示するために圧縮画像の全てのラインを一旦、伸長する必要がない。すなわち、画像表示装置100は、画像の回転出力のために、わざわざバッファ容量を確保する必要がない。よって、小さな容量のフレームバッファで画像の回転出力を実現できる。
なお、画像の圧縮効率は、圧縮の保証単位(ブロック)が小さなサイズであるほど低下する。しかし、本実施形態の画像表示装置100は、1ラインを単位として圧縮保証しているので、圧縮効率はあまり低下しない。しかも、圧縮ラインは、複数の圧縮ブロックで構成されている。また、画像表示装置100は、圧縮ブロック単位での伸長を可能とするために、パラメータバッファ162に伸長経過情報(位置情報およびデコード情報)を保持している。そのため、画像表示装置100は、入力画像を1ラインより小さなサイズでフレームバッファ161を伸長できる。
なお、上述の実施形態では、圧縮ブロックがフレームバッファ161に格納される際に、符号化部151が圧縮ブロックに付加情報を付すものとして説明した。しかしながら、符号化部151は、圧縮ブロックをフレームバッファ161に格納する際に、圧縮ブロックに付加情報を付さなくてもよい。この場合、出力画像生成部150は、S400の左回転画像出力処理を実行する前に、符号化部151に対して入力画像の再圧縮を命令してもよい。そして、出力画像生成部150は、再圧縮された画像に対して、S300の右回転画像出力処理と同様の処理を実行してもよい。同様に、出力画像生成部150は、S500の180°回転画像出力処理を実行する前に、符号化部151に対して入力画像の再圧縮を命令してもよい。そして、出力画像生成部150は、再圧縮された画像に対して、S200の無回転画像出力処理と同様の処理を実行してもよい。これにより付加情報を各ブロックに付加しなくても画像を伸長することが可能になるため圧縮効率が高まる。
(実施形態2)
実施形態2の画像表示装置100は、図1に示す実施形態1の画像表示装置100と同様に、表示部110と、入力部120と、制御部130と、入力画像生成部140と、出力画像生成部150と、記憶部160と、を備える。
図29は、出力画像生成部150及び記憶部160のブロック図である。記憶部160は、DRAM、SRAM、半導体メモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部160は、フレームバッファ161aと、フレームバッファ161bと、パラメータバッファ162と、出力バッファ163と、を含む。
フレームバッファ161a及びフレームバッファ161bは、入力画像を圧縮した圧縮画像を一時的に保持する。フレームバッファ161a及びフレームバッファ161bは、それぞれ、独立してデータをリードライト可能である。
符号化部151は、新たに入力画像を圧縮する度に、圧縮ブロックの格納場所を、別のフレームバッファに切り替える。例えば、符号化部151は、入力画像生成部140から画像が入力されたら、フレームバッファ161aに圧縮画像を格納する。その後、入力画像生成部140から新たに画像が入力されたら、符号化部151は、フレームバッファ161bに圧縮画像を格納する。次に入力画像生成部140から画像が入力されたら、符号化部151は、再びフレームバッファ161aに圧縮画像を格納する。
リード部152、復号部153、情報取得部154、画像回転部155、及び画像出力部156は、符号化部151と並行して動作可能である。リード部152、復号部153、情報取得部154、画像回転部155、及び画像出力部156は、符号化部151が入力画像を圧縮してフレームバッファに格納している間、もう一方のフレームバッファに格納されている圧縮画像を伸長して表示部110に出力する。例えば、符号化部151がフレームバッファ161aに圧縮画像を格納しているのであれば、復号部153、情報取得部154、画像回転部155、及び画像出力部156は、フレームバッファ161bに格納されている圧縮画像を伸長して表示部110に出力する。
画像表示装置100のその他の構成は、実施形態1の画像表示装置100と同じであるので説明を省略する。
本実施形態によれば、画像表示装置100は、複数のフレームメモリを有している。そして、符号化部151は、新たに入力画像を圧縮する度に、圧縮ブロックの格納場所を、別のフレームバッファに切り替えている。そして、リード部152、復号部153、情報取得部154、画像回転部155、及び画像出力部156は、符号化部151が入力画像を圧縮してフレームバッファに格納している間、もう一方のフレームバッファに格納されている圧縮画像を伸長して表示部110に出力するよう構成されている。そのため、画像表示装置100は、画像が出力画像生成部150に入力されてから表示部110に出力されるまでの遅延を小さくすることができる。
なお、上述の各実施形態は、それぞれ一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。例えば、上述の実施形態では、入力画像生成部140は、無圧縮の画像を出力画像生成部150に入力したが、入力画像生成部140が出力画像生成部150に入力する入力画像は圧縮画像であってもよい。このとき、符号化部151は入力画像を伸長して圧縮し直してもよいし、入力画像生成部140から取得した圧縮画像をそのままフレームバッファに格納してもよい。
また、上述の各実施形態では、符号化部151は、画像が劣化する非可逆圧縮方式を使用して画素ブロックを圧縮したが、画素ブロックを圧縮する圧縮方式は非可逆圧縮に限定されない。符号化部151は、画像が劣化しない可逆圧縮を使用して画素ブロックを圧縮してもよい。
また、上述の実施形態では、圧縮ブロックに付される付加情報がデータサイズと前方ブロック情報とから構成されるものとして説明したが、付加情報はデータサイズのみから構成されていてもよい。また、付加情報には、データサイズ及び前方ブロック情報に加えて、データサイズ及び前方ブロック情報以外の情報が含まれていてもよい。
付加情報がデータサイズのみから構成される場合、付加情報は図8(B)に示すように、圧縮ブロックの末尾に付されていてもよい。そして、左回転画像出力処理及び180°回転画像出力処理において、情報取得部154は、前圧縮ブロックの末尾に付されている付加情報(データサイズ)に基づいて前圧縮ブロックの先頭アドレスを特定してもよい。この場合、情報取得部154は、位置情報162aのアドレス情報に、前圧縮ブロックの先頭アドレスではなく、現在の圧縮ブロックの先頭アドレスを記録してもよい。
また、上述の各実施形態では、入力画像の1ラインは4個の画素ブロックで構成されるものとして説明したが、入力画像の1ラインは4個以上の画素ブロックで構成されていてもよいし、4個以下の画素ブロックで構成されていてもよい。
また、上述の各実施形態では、順方向を左から右と説明したが、装置の設計に合わせ、順方向を右から左としてもよい。
また、出力画像生成部150が一度に復号する画素数は、圧縮ブロック単位でなくてもよい。例えば、出力画像生成部150は、Cm(0)の1画素だけを伸長した後、Cm(0)の伸長処理を打ち切り、次の行の圧縮ブロック(Cm−1(0)あるいはCm+1(0))の伸長に進む。その際、出力画像生成部150は、Cm(0)のデコードに使う情報(例えば、リードアドレスやローカルデコード画素、量子化係数、ゴロムライスのKの情報)をローカルデコード情報としてパラメータバッファ162に格納する。そして、出力画像生成部150は、次にCm(0)を復号するときに、ローカルデコード情報をパラメータバッファ162から読み込み、Cm(0)の2画素目の伸長を再開する。
また、上述の各実施形態では、画像表示装置100はタブレット端末であるものとして説明したが、画像表示装置100は、テレビ、レコーダ、パーソナルコンピュータ、固定電話機、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機等、スマートフォン以外の装置であってもよい。画像表示装置100は表示部110を備えていなくてもよい。また、上述の実施形態では、本実施形態の画像処理装置の一例として画像表示装置100を示したが、画像処理装置は表示部を備えない装置であってもよい。例えば、画像処理装置は画像表示装置100に搭載される部品であってもよい。例えば、画像処理装置は、画像表示装置100の制御部130を構成する半導体チップ、若しくはその半導体チップが実装された半導体基板であってもよい。
本実施形態に係る画像表示装置100は、専用のコンピュータシステムにより実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールして、上述の処理を実行することによって画像表示装置100を構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバ装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…画像表示装置
110…表示部
120…入力部
121…カメラ
122…操作ボタン
123…センサー
130…制御部
140…入力画像生成部
150…出力画像生成部
151…符号化部
152…リード部
153…復号部
154…情報取得部
155…画像回転部
156…画像出力部
160…記憶部
161、161a、161b…フレームバッファ
162…パラメータバッファ
162a…位置情報
162b…デコード情報
163…出力バッファ

Claims (5)

  1. 1ラインより小さなサイズの画素ブロック毎に入力画像を圧縮して複数の圧縮ブロックを生成し、生成した前記複数の圧縮ブロックをフレームバッファに格納する符号化部と、
    前記フレームバッファに格納されている前記複数の圧縮ブロックの中から伸長対象の圧縮ブロックを特定し、特定した前記圧縮ブロックを前記フレームバッファからリードするリード部と、
    前記リード部がリードした前記圧縮ブロックを伸長して伸長ブロックを生成する復号部と、
    前記復号部が生成した前記伸長ブロックに基づいて、前記リード部が前記伸長対象の圧縮ブロックを特定するのに使用する位置情報、若しくは前記復号部が他の圧縮ブロックを伸長するのに使用するデコード情報を取得する情報取得部と、を備える、
    画像処理装置。
  2. 前記情報取得部は、前記伸長ブロックに基づいて、前記デコード情報を取得し、
    前記復号部は、前記情報取得部が取得した前記デコード情報を使用して前記圧縮ブロックを伸長する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記符号化部は、前記入力画像をライン単位で圧縮することにより、前記入力画像を、それぞれ複数の前記圧縮ブロックで構成される複数の圧縮ラインに変換し、前記複数の圧縮ラインをフレームバッファに格納する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記情報取得部は、前記復号部が前記伸長対象の圧縮ブロックを伸長する度に、伸長により生成された前記伸長ブロックに基づき、前記伸長対象の圧縮ブロックと同じ前記圧縮ラインにある他の前記圧縮ブロックの伸長に使用する前記デコード情報を取得し、取得した前記デコード情報をライン毎に分類して記憶部に保存し、
    前記復号部は、前記記憶部に保存されている前記デコード情報を使用して前記圧縮ブロックを伸長する、
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 1ラインより小さなサイズの画素ブロック毎に入力画像を圧縮して複数の圧縮ブロックを生成し、生成した前記複数の圧縮ブロックをフレームバッファに格納し、
    前記フレームバッファに格納されている前記複数の圧縮ブロックの中から伸長対象の圧縮ブロックを特定し、特定した前記圧縮ブロックを前記フレームバッファからリードし、
    リードした前記圧縮ブロックを伸長して伸長ブロックを生成し、
    生成した前記伸長ブロックに基づいて、前記伸長対象の圧縮ブロックを特定するのに使用する位置情報、若しくは他の圧縮ブロックを伸長するのに使用するデコード情報を取得する、
    画像処理方法。
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