JP2016171099A - リアクトル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、低背化と、コイルとコアの高さの均一化と、を図り、高放熱性と、熱伝導性樹脂の充填量の低減による低コスト化を実現するリアクトル装置を得る。【解決手段】この発明によるリアクトル装置では、リアクトルは、外鉄形であり、コアの上面とコイルの上面とが面一に、かつコアの下面とコイルの下面とが面一に構成され、コイルとコアの高さが、コイル素線の幅の2倍と、コイル素線の曲げ半径の2倍と、コイル素線をエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さとの総和である。【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、DC/DCコンバータなどに用いられるリアクトル装置に関するものである。
DC/DCコンバータに用いられる従来のリアクトル装置は、コイルおよびコイルが配置されるコアを有するリアクトルと、リアクトルを収納するケースと、を備え、コイルの断面積を大きくして銅損を低減し、良熱伝導性の接着剤やシートなどをリアクトルと冷却板との間に介在させてコイルおよびコアで発生した熱を冷却板に伝熱し、さらには良熱伝導性の樹脂をリアクトルとケースとの間に充填してコイルおよびコアで発生した熱をケースに伝達し、コイルおよびコアの発熱による温度上昇を抑制していた(例えば、特許文献1参照)。
特許第5465151号公報
従来のリアクトル装置は、リアクトルが内鉄形であるので、コイルがコアの両脚部に装着されている。そこで、リアクトルを低背化するには、極めて大きな底面積が必要となるため、リアクトルの低背化ができなかった。このため、リアクトルの下部に配置される冷却板とコイルの上部との間の熱抵抗、および冷却板とコア上部との間の熱抵抗が高くなり、リアクトルの放熱性が低下するという課題があった。
また、従来のリアクトル装置では、コイルがコアの両脚部に装着され、コアとコイルの高さが不均一である。そこで、ケース内容積に対するリアクトルの占有率が小さいので、ケース内に充填される高コストの熱伝導性樹脂の充填量が多くなり、低コスト化が図れないという課題もあった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、低背化と、コイルとコアの高さの均一化と、を図り、高放熱性と、熱伝導性樹脂の充填量の低減による低コスト化を実現するリアクトル装置を得ることを目的とする。
この発明によるリアクトル装置は、中央脚部、上記中央脚部を挟んで対向して配置される一対の外側脚部、および上記一対の外側脚部の長さ方向の両端部を連結する一対の連結部を有するコアと、平角のコイル素線を上記中央脚部にボビンを介してエッジワイズ巻きに巻いて作製されるコイルと、を備えるリアクトルと、上記リアクトルを収納するケースと、上記ケースに収納された上記リアクトルの下部に配設される冷却板と、上記コアと上記コイルとの間に充填される熱伝導性樹脂と、を備える。上記リアクトルは、上記コアの上面と上記コイルの上面とが面一に、かつ上記コアの下面と上記コイルの下面とが面一に構成され、上記コイルと上記コアの高さが、上記コイル素線の幅の2倍と、上記コイル素線の曲げ半径の2倍と、上記コイル素線をエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さとの総和である。
この発明によれば、リアクトルが外鉄形であり、コイルとコアの高さが、コイル素線の幅の2倍と、コイル素線の曲げ半径の2倍と、コイル素線をエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さとの総和であるので、リアクトルの低背化が実現される。そこで、コイルの上部と冷却板との間の熱抵抗、およびコアの上部と冷却板との間の熱抵抗が低くなり、リアクトルの放熱性が高められる。
コアの上下面が、それぞれ、コイルの上下面と面一となっているので、ケース内容積に対するリアクトルの占有率が大きくなり、高価な熱伝導性樹脂の充填量が低減され、低コスト化が図られる。
この発明の実施の形態1に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るリアクトル装置に適用されるコイル素線を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るリアクトル装置におけるリアクトルを示す平面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 低背化前のリアクトルを模式的に示す平面図である。 低背化前のリアクトルを模式的に示す断面図である。 低背化後のリアクトルを模式的に示す平面図である。 低背化後のリアクトルを模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 この発明の実施の形態3に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図である。 図12のXIII−XIII矢視断面図である。 この発明の実施の形態3に係るリアクトル装置のコアを示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係るリアクトル装置の構成を説明する一部破断平面図である。 図15のXVI−XVI矢視断面図である。 この発明の実施の形態5に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図である。 図17のXVIII−XVIII矢視断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図、図2は図1のII−II矢視断面図である。
図1および図2において、リアクトル装置100は、コイル6およびコイル6が配置される一対のE型コア2を有するリアクトル1と、リアクトル1を収納するケース8と、コイル6と一対のE型コア2との間に充填される熱伝導性樹脂9と、リアクトル1とケース8との間に充填される樹脂材12と、ケース8の下部に配設される冷却板10と、を備えている。
リアクトル1は、外鉄形であり、それぞれ、一対の外側脚部4が中央脚部3を挟んで対向して、かつ互いに平行に配列され、中央脚部3と一対の外側脚部4の長さ方向の一端部が連結部5により連結して構成されて、外側脚部4同士を接するように対向配置された一対のE型コア2と、一対のE型コア2の中央脚部3にボビン7を介してコイル素線6aをエッジワイズ巻きに巻いて作製されたコイル6と、を備える。そして、リアクトル1は、E型コア2の下面とコイル6の下面とが面一となり、E型コア2の上面とコイル6の上面とが面一となるように構成されている。
ボビン7は、電気絶縁性樹脂製であり、中央脚部3に外嵌状態に装着され、平角のコイル素線6aがエッジワイズ巻きに巻かれる巻胴部7aと、巻胴部7aの長さ方向の両端から巻胴部7aの長さ方向と直交する方向の外方に突出し、コイル6と連結部5との間の電気絶縁性を確保するフランジ部7bと、を備える。
ケース8は、良熱伝導性材料であるアルミ製であり、リアクトル1を囲繞する断面矩形の筒状の周壁部8aと、周壁部8aの下部を塞口する底部8bと、からなる、上部を開口とする箱形に作製されている。さらに、締着部8cが、それぞれ、周壁部8aの各辺の中央部の下端から外側に突出して、底部8bの外面と面一に形成されている。
リアクトル装置100を組み立てるには、まず、電気絶縁性を有する熱伝導性シート11をケース8の底部8bに敷き詰める。ついで、リアクトル1を、一対のE型コア2の下面とコイル6の下面とを熱伝導性シート11に接するように、ケース8内に収納する。ついで、リアクトル1を底部8bに押圧しつつ、熱伝導性樹脂9を一対のE型コア2内に充填、硬化し、樹脂材12を一対のE型コア2とケース8との間に充填、硬化する。ついで、リアクトル1が収納されたケース8を、冷却板10に載置し、ねじ14により締着部8cを冷却板10に締着固定して、リアクトル装置100が組み立てられる。
このように組み立てられたリアクトル装置100では、コイル6で発生した熱は、熱伝導性シート11およびケース8の底部8bを介して冷却板10に伝達され、冷却板10から放熱される。このとき、コイル6で発生した熱が熱伝導性シート11に熱伝達されるルートは、コイル6と熱伝導性シート11との接触部から熱伝導性シート11に直接熱伝達されるルートと、コイル6から熱伝導性樹脂9を介して熱伝導性シート11に熱伝達されるルートと、コイル6から熱伝導性樹脂9、外側脚部4および連結部5を介して熱伝導性シート11に熱伝達されるルートと、がある。
また、E型コア2で発生した熱の一部は、直接熱伝導性シート11に伝達され、E型コア2で発生した熱の残部は、熱伝導性樹脂9を介して熱伝導性シート11に伝達される。そして、熱伝導性シート11に伝達された熱は、ケース8の底部8bを介して冷却板10に伝達され、冷却板10から放熱される。
つぎに、E型コア2とコイル6の高さについて図2を参照しつつ説明する。
図2中、コイル素線6aの幅をWc、エッジワイズ巻きされたコイル素線6aの曲げ半径をR、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さをLとすると、コイル6の高さHは、式(1)で表される。E型コア2の高さ、すなわち外側脚部4および連結部5の高さもコイル6の高さと同じである。ここで、リアクトル1の幅方向は、中央脚部3と一対の外側脚部4の配列方向であり、奥行き方向は、中央脚部3の長さ方向であり、高さ方向は、幅方向と奥行き方向の2方向と直交する方向である。
Figure 2016171099
このように、コイル6の高さHが、コイル素線6aの幅Wcの2倍、コイル素線6aの曲げ半径Rの2倍、およびコイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLの合計値となっているので、コイル6は最小高さとなる。そして、E型コア2の下面とコイル6の下面とが面一となり、E型コア2の上面とコイル6の上面とが面一となっているので、リアクトル1の低背化が実現される。
リアクトル1の低背化により、コイル6の上部から熱伝導性樹脂9を介して熱伝導性シート11に至るルートの熱抵抗が小さくなり、かつE型コア2の上部から熱伝導性樹脂9を介して熱伝導性シート11に至るルートの熱抵抗が小さくなるので、E型コア2およびコイル6の放熱性が高められる。また、リアクトル1の低背化により、E型コア2の底面積およびコイル6の底面積が大きくなるので、E型コア2と熱伝導性シート11との接触面積、およびコイル6と熱伝導性シート11との接触面積が増大し、E型コア2およびコイル6の放熱性が高められる。
このリアクトル1は、外鉄形であり、コイル6がE型コア2の中央脚部3に装着されているので、中央脚部3の断面積を確保しつつ高さを低くすることで、リアクトル1の低背化が実現される。そこで、コイルが装着される2つの外側脚部の高さを低くすることが必要となる内鉄形に比べて、底面積の増大を抑えて、リアクトル1の低背化が可能となる。
E型コア2の下面とコイル6の下面とが面一となり、E型コア2の上面とコイル6の上面とが面一となっているので、E型コア2とコイル6の高さが均一となる。そこで、内鉄形の場合に比べて、ケース8の内容積に対するリアクトル1の占有率を大きくできるので、ケース8内に充填される熱伝導性樹脂9および樹脂材12の充填量が少なくなり、リアクトル装置100の低コスト化が図れる。
リアクトル1を底部8bに押圧しつつ、熱伝導性樹脂9を一対のE型コア2内に充填し、樹脂材12を一対のE型コア2とケース8との間に充填しているので、熱伝導性樹脂9の一対のE型コア2外への漏出、および樹脂材12の一対のE型コア内への漏出が阻止される。したがって、一対のE型コア2内と、一対のE型コア2とケース8との間とに、充填される材料を個別に選択することができる。
つまり、一対のE型コア2内に高価な熱伝導性樹脂9を充填し、E型コア2とコイル6の放熱性を確保することができる。そして、リアクトル1の低背化により、E型コア2およびコイル6の放熱性が高められるので、一対のE型コア2とケース8との間に充填される樹脂材12には、熱伝導性が求められない。そこで、樹脂材12として、安価な材料を用いることができ、リアクトル装置100の低コスト化が図られる。ここで、硬化後に高剛性を呈する材料を樹脂材12としても用いれば、リアクトル装置100の機械的強度を高めることができる。また、E型コア2の振動を伝えににくくする粘度の低い材料や振動にエネルギーを要する比重の高い材料を樹脂材12として用いれば、リアクトル装置100の電磁騒音を低減できる。
熱伝導性シート11がリアクトル1とケース8の底部8bとの間に介在しているので、E型コア2に働く電磁加振力によって生じるE型コア2の振動がケース8および冷却板10に伝わりにくくなり、リアクトル装置100の電磁騒音を低減できる。
ケース8の締着部8cが、E型コア2の中央脚部3の長さ方向外側の位置でねじ14により冷却板10に締着固定されているので、締着部8cがリアクトル1の発熱源と近くなり、熱が締着部8cの冷却板10との接触面から効果的に冷却板10に放熱される。
つぎに、リアクトル1の各寸法について図3から図5を用いて定義する。図3はこの発明の実施の形態1に係るリアクトル装置に適用されるコイル素線を示す断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るリアクトル装置におけるリアクトルを示す平面図、図5は図4のV−V矢視断面図である。
ここで、コイル素線6aの厚みをtc、コイル6の巻き数をT、ボビン7の厚みをtb、コア断面積をAe、コイル6と外側脚部4との間の距離をScとすると、リアクトル装置100の各部の寸法が一意に定義される。すなわち、中央脚部3の高さH1、中央脚部3の幅W1、外側脚部4の幅W2、E型コア2の外形幅W、コイル6の幅Wcoil、コイル6の奥行きLcoil、E型コア2の奥行きLcoreは、それぞれ、式(2)から式(8)で表される。なお、ボビン7の厚みtbは巻胴部7aおよびフランジ部7bの厚みである。また、コア断面積Aeは、磁束が通る面積であり、中央脚部3の断面積となる。
Figure 2016171099
Figure 2016171099
Figure 2016171099
Figure 2016171099
Figure 2016171099
Figure 2016171099
Figure 2016171099
つぎに、リアクトル1の低背化による熱伝導性樹脂9の使用量の低減効果について説明する。図6は低背化前のリアクトルを模式的に示す平面図、図7は低背化前のリアクトルを模式的に示す断面図、図8は低背化後のリアクトルを模式的に示す平面図、図9は低背化後のリアクトルを模式的に示す断面図である。
低背化前のリアクトル1’は、図6および図7に示されるように、中央脚部3’と中央脚部3’の両側に位置する一対の外側脚部4’を連結部5’により連結してなり、外側脚部4’同士を接するように対向配置された一対のE型コア2’と、一対のE型コア2’の中央脚部3’にボビン7’を介してエッジワイズ巻きに巻かれたコイル6’と、を備える。そして、リアクトル1’は、E型コア2’の下面とコイル6’の下面とが面一となり、E型コア2’の上面とコイル6’の上面とが面一となるように構成されている。中央脚部3’は一辺の長さをXとする断面正方形である。
ここで、中央脚部3’の幅をX、コイル素線6aの幅をWc、コイル6’の奥行き長さをLcoil、コイル6’と外側脚部4’との間の距離をScとすると、低背化前のリアクトル1’に充填される熱伝導性樹脂9の体積V1は式(9)で表される。なお、便宜上、ボビン7’の厚みをゼロとした。
Figure 2016171099
低背化後のリアクトル1は、図8および図9に示されるように、外側脚部4同士を接するように対向配置された一対のE型コア2と、一対のE型コア2の中央脚部3にボビン7を介してエッジワイズ巻きに巻かれたコイル6と、を備える。そして、リアクトル1は、E型コア2の下面とコイル6の下面とが面一となり、E型コア2の上面とコイル6の上面とが面一となるように構成されている。そして、低背化率をK(但し、K>1)とすると、中央脚部3の幅はK×Xとなる。低背化の前後で同じインダクタンスを得るためには、低背化後の中央脚部3の断面積を低背化前の中央脚部3’の断面積Xと同じとする必要があるので、中央脚部3の高さはX/Kとなる。つまり、中央脚部3は幅をK×X、高さをX/Kとする断面長方形である。なお、コイル素線6aの幅Wc、コイル6の奥行き長さLcoil、コイル6と外側脚部4との間の距離Scは、低背化前後で変わらない。
そこで、低背化後のリアクトル1に充填される熱伝導性樹脂9の体積V2は式(10)で表される。
Figure 2016171099
低背化の前後での熱伝導性樹脂9の体積の差分ΔVは式(11)で表される。
Figure 2016171099
ここで、K>1であるので、式(11)からΔVが常に正であり、低背化により熱伝導性樹脂9の使用量の低減効果が得られることがわかる。したがって、リアクトル1の低背化により、高価な熱伝導性樹脂9の使用量を低減でき、リアクトル装置100の低コスト化が図られる。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図、図11は図10のXI−XI矢視断面図である。
図10および図11において、リアクトル20は、外鉄形であり、それぞれ、中央脚部3と中央脚部3の両側に位置する一対の外側脚部4を連結部5により連結してなり、外側脚部4同士を接するように対向配置された一対のE型コア2と、一対のE型コア2の中央脚部3にボビン7を介して巻かれたコイル61と、を備える。
コイル61は、中央脚部3にボビン7を介してコイル素線6aをエッジワイズ巻きに、かつ中央脚部3の長さ方向に階段状に巻いて作製される。ここで、コイル素線6aを階段状に巻くとは、コイル素線6aの中央脚部3から中央脚部3の幅方向外方への突出量を1ターン毎に変えて、第1突出量と、第1突出量よりD(但し、0<D<Wc)だけ大きな第2突出量と、を交互にとるように巻くことを意味する。これにより、コイル61は、第1突出量で巻かれたコイル幅が狭い領域61aと、第2突出量で巻かれたコイル幅が広い領域61bと、を、中央脚部3の長さ方向に交互に配列して構成される。
ここで、コイル素線6aの幅Wc、コイル素線6aの曲げ半径R、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLは、実施の形態1と変わらない。また、リアクトル20は、E型コア2の下面とコイル61の下面とが面一となり、E型コア2の上面とコイル61の上面とが面一となるように構成されている。
実施の形態2によるリアクトル装置101は、リアクトル1に換えてリアクトル20を用いている点を除いて、実施の形態1におけるリアクトル装置100と同様に構成されている。
このリアクトル20においても、コイル素線6aの幅をWc、コイル素線6aの曲げ半径をR、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さをLとすると、コイル61の高さHは、式(1)で表される。このように、コイル61の高さHが、コイル素線6aの幅Wcの2倍、コイル素線6aの曲げ半径Rの2倍、およびコイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLの合計値となっているので、コイル61は最小高さとなり、リアクトル20の低背化が実現される。したがって、実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
このリアクトル20では、コイル61がコイル素線6aをエッジワイズ巻きに、かつ階段状に巻いて構成されているので、階段状に巻かれていないコイル6に比べて、コイル61の底面積が広くなる。そこで、コイル61と熱伝導性シート11との接触面積が大きくなり、コイル61と冷却板10との間の熱抵抗が低減される。
また、コイル61のコイル幅が広い領域61bのコイル素線6aが、コイル幅が狭い領域61aのコイル素線6aから、第2突出量と第1突出量との差分Dだけ、突出する。そこで、コイル61は、階段状に巻かれていないコイル6に比べて、熱伝導性樹脂9との接触面積が大きくなり、コイル61から熱伝導性樹脂9への放熱性が向上される。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図、図13は図12のXIII−XIII矢視断面図、図14はこの発明の実施の形態3に係るリアクトル装置のコアを示す平面図である。
図12から図14において、リアクトル21は、外鉄形であり、それぞれ、中央脚部71と中央脚部71の両側に位置する一対の外側脚部72を連結部73により連結してなり、外側脚部72同士を接するように対向配置された一対のE型コア70と、一対のE型コア70の中央脚部71にボビン7を介して巻かれたコイル62と、を備える。
非磁性部材74が、E型コア70の中央脚部71をその長さ方向に2分割するように配置され、磁気ギャップ部を構成している。さらに、非磁性部材74が、対向配置されたE型コア70の中央脚部71間に配置され、磁気ギャップ部を構成している。なお、非磁性部材74は、例えば、アルミニウムなどの非磁性金属や非磁性の樹脂材を用いることができる。
コイル62は、中央脚部71にボビン7を介してコイル素線6aをエッジワイズ巻きに、かつ中央脚部71の長さ方向に階段状に巻いて作製される。ここで、コイル素線6aを階段状に巻くとは、コイル素線6aの中央脚部71から中央脚部71の幅方向外方への突出量を複数ターン毎に変えて、第1突出量の領域と、第1突出量よりD(但し、0<D<Wc)だけ大きな第2突出量の領域と、を交互にとるように巻くことを意味する。これにより、コイル62は、第1突出量で巻かれたコイル幅が狭い領域62aと、第2突出量で巻かれたコイル幅が広い領域62bと、を中央脚部71の長さ方向に交互に配列して構成される。そして、コイル幅が広い領域62bが、中央脚部71の非磁性部材74の部分を囲繞している。また、コイル幅が狭い領域62aが、中央脚部71の鉄部分を囲繞している。
ここで、コイル素線6aの幅Wc、コイル素線6aの曲げ半径R、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLは、実施の形態1と変わらない。また、リアクトル21は、E型コア70の下面とコイル62の下面とが面一となり、E型コア70の上面とコイル62の上面とが面一となるように構成されている。
実施の形態3によるリアクトル装置は、リアクトル1に換えてリアクトル21を用いている点を除いて、実施の形態1におけるリアクトル装置100と同様に構成されている。
このリアクトル21においても、コイル素線6aの幅をWc、コイル素線6aの曲げ半径をR、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さをLとすると、コイル62の高さHは、式(1)で表される。このように、コイル62の高さHが、コイル素線6aの幅Wcの2倍、コイル素線6aの曲げ半径Rの2倍、およびコイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLの合計値となっているので、コイル62は最小高さとなり、リアクトル21の低背化が実現される。したがって、実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
このリアクトル21では、コイル62がコイル素線6aをエッジワイズ巻きに、かつ階段状に巻いて構成されているので、階段状に巻かれていないコイル6に比べて、コイル62の底面積が広くなる。そこで、コイル62と熱伝導性シート11との接触面積が大きくなり、コイル62と冷却板10との間の熱抵抗が低減される。
また、コイル62のコイル幅が広い領域62bのコイル素線6aが、コイル幅が狭い領域62aのコイル素線6aから、第2突出量と第1突出量との差分Dだけ、突出する。そこで、コイル62は、階段状に巻かれていないコイル6に比べて、熱伝導性樹脂9との接触面積が大きくなり、コイル62から熱伝導性樹脂9への放熱性が向上される。
この実施の形態3では、E型コア70の中央脚部71を長さ方向に磁気的に分離する非磁性部材74が配設されているので、リアクトル装置としての直流重畳特性が得られる。
しかし、非磁性部材74が磁気ギャップ部となるので、磁束が非磁性部材74の部位から漏れる。この漏洩磁束は、ボビン7を介してコイル6に入り、コイル62と磁気干渉する。これにより、コイル62の高周波抵抗が増加し、損失が大きくなる課題がある。この実施の形態3では、コイル素線6aが、非磁性部材74の部分を囲繞する、中央脚部71の長さ方向の範囲を、第2突出量で巻かれているので、コイル素線6aが漏洩磁束の発生源である非磁性部材74から遠ざけられる。そこで、漏洩磁束とコイル62との磁気干渉が抑制され、中央脚部71に非磁性部材74を配設することに起因する損失の増大を抑制することができる。
なお、上記実施の形態3では、非磁性部材74を中央脚部71の一部に配設して磁気ギャップ部を形成しているが、空隙部を中央脚部71の一部に形成して磁気ギャップ部を形成してもよい。
実施の形態4.
図15はこの発明の実施の形態4に係るリアクトル装置の構成を説明する一部破断平面図、図16は図15のXVI−XVI矢視断面図である。
図15および図16において、リアクトル22は、外鉄形であり、それぞれ、中央脚部3と中央脚部3の両側に位置する一対の外側脚部4を連結部5により連結してなり、外側脚部4同士を接するように対向配置された一対のE型コア2と、一対のE型コア2の中央脚部3にボビン7を介して巻かれたコイル63と、を備える。
コイル63は、中央脚部3にボビン7を介してコイル素線6aをエッジワイズ巻きに、かつ中央脚部3の長さ方向に階段状に巻いて作製される。ここで、コイル素線6aを階段状に巻くとは、コイル素線6aのボビン7から中央脚部3の幅方向外方への突出量を1ターン毎に変えて、第1突出量と、第1突出量よりD(但し、D>Wc)だけ大きな第2突出量と、を交互にとるように巻くことを意味する。これにより、コイル63は、第1突出量で巻かれたコイル幅が狭い領域63aと、第2突出量で巻かれたコイル幅が広い領域63bと、を、中央脚部3の長さ方向に交互に配列して構成される。
ここで、コイル素線6aの幅Wc、コイル素線6aの曲げ半径R、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLは、実施の形態1と変わらない。また、リアクトル22は、E型コア2の下面とコイル63の下面とが面一となり、E型コア2の上面とコイル63の上面とが面一となるように構成されている。
実施の形態4によるリアクトル装置は、リアクトル1に換えてリアクトル22を用いている点を除いて、実施の形態1におけるリアクトル装置100と同様に構成されている。
このリアクトル22においても、コイル素線6aの幅をWc、コイル素線6aの曲げ半径をR、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さをLとすると、コイル63の高さHは、式(1)で表される。このように、コイル63の高さHが、コイル素線6aの幅Wcの2倍、コイル素線6aの曲げ半径Rの2倍、およびコイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLの合計値となっているので、コイル63は最小高さとなり、リアクトル22の低背化が実現される。したがって、実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
このリアクトル22では、コイル63がコイル素線6aをエッジワイズ巻きに、かつ階段状に巻いて構成されているので、階段状に巻かれていないコイル6に比べて、コイル63の底面積が広くなる。そこで、コイル63と熱伝導性シート11との接触面積が大きくなり、コイル63と冷却板10との間の熱抵抗が低減される。
また、コイル幅が広い領域63bのコイル素線6aが、コイル幅が狭い領域63aのコイル素線6aから、第2突出量と第1突出量との差分Dだけ、突出する。そこで、コイル63は、階段状に巻かれていないコイル6に比べて、熱伝導性樹脂9との接触面積が大きくなり、コイル63から熱伝導性樹脂9への放熱性が向上される。
さらに、第2突出量と第1突出量との差分Dがコイル素線6aの幅Wcより大きいので、コイル幅が広い領域63bのコイル素線6aの直線部とコイル幅が狭い領域63aのコイル素線6aの直線部との間に隙間が形成される。そこで、熱伝導性樹脂9が、コイル幅が広い領域63bのコイル素線6aの直線部の内周側を通って、隣り合う、コイル幅が狭い領域63aのコイル素線6a間に充填され、中央脚部3に接している。そこで、コイル63と熱伝導性樹脂9との接触面積が一層大きくなり、コイル63から熱伝導性樹脂9への放熱性がさらに向上される。また、中央脚部3と熱伝導性樹脂9とが直接接触するので、熱がこもりやすい中央脚部3の放熱性が改善される。これにより、発熱部の発熱密度が下げられ、E型コア2およびコイル63を効果的に冷却することができる。
ここで、上記実施の形態3におけるリアクトルにおいて、コイル62の領域62a,62bにおける第1突出量と第2突出量との差分Dをコイル素線6aの幅Wcより大きくしてもよい。この場合、中央脚部を長さ方向に磁気的に分離する非磁性部材を配設すること起因する漏洩磁束とコイルとの磁気干渉を抑制できる効果に加えて、中央脚部の放熱性の改善効果が得られる。
実施の形態5.
図17はこの発明の実施の形態5に係るリアクトル装置の構成を説明する平面図、図18は図17のXVIII−XVIII矢視断面図である。
図17および図18において、リアクトル装置102は、コイル6およびコイル6が配置されるE型コア2を有するリアクトル1と、リアクトル1を収納するケース80と、ケース80内に充填される熱伝導性樹脂9と、ケース80の下部に配設される冷却板10と、を備えている。ケース80は、樹脂製であり、リアクトル1を囲繞する断面矩形の筒状の周壁部80aと、それぞれ、周壁部80aの各辺の中央部の下端から外側に突出して、周壁部80aの下側端面と面一に形成された締着部80cと、を備える。
リアクトル装置102を組み立てるには、まず、電気絶縁性を有する熱伝導性シート11を冷却板10の上面に敷き詰める。ついで、ケース80を、冷却板10に敷き詰められた熱伝導性シート11上に載置し、ねじ14により締着部80cを冷却板10に締着固定する。ついで、リアクトル1を、一対のE型コア2の下面とコイル6の下面とを熱伝導性シート11に接するように、ケース80内に収納する。ついで、リアクトル1を熱伝導性シート11を介して冷却板10に押圧しつつ、熱伝導性樹脂9を一対のE型コア2内に充填、硬化し、樹脂材12を一対のE型コア2とケース80の周壁部80aとの間に充填、硬化して、リアクトル装置102が組み立てられる。
実施の形態5によるリアクトル装置102は、ケース8に換えてケース80を用いている点を除いて、実施の形態1におけるリアクトル装置100と同様に構成されている。
このリアクトル1においても、コイル素線6aの幅をWc、コイル素線6aの曲げ半径をR、コイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さをLとすると、コイル63の高さHは、式(1)で表される。このように、コイル6の高さHが、コイル素線6aの幅Wcの2倍、コイル素線6aの曲げ半径Rの2倍、およびコイル素線6aをエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さLの合計値となっているので、コイル6は最小高さとなり、リアクトル1の低背化が実現される。したがって、この実施の形態5においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態5では、E型コア2とコイル6が熱伝導性シート11を介して冷却板10に直接取り付けられている。そこで、E型コア2とコイル6で発生した熱が効果的に冷却板10に伝達され、冷却板10から放熱されるので、E型コア2およびコイル6の放熱性が高められる。
このように、アルミ製のケース8に換えて樹脂製のケース80を用いても、リアクトル1の低背化とケース底部の省略とにより、E型コア2およびコイル6の放熱性を確保できるので、高放熱性を確保しつつ、リアクトル装置102の軽量化と低コスト化を実現できる。
なお、上記各実施の形態では、リアクトルのコアが一対のE型コアを対向位置して構成されているが、リアクトルのコアは、I型コアを、E型コアの一対の外側脚部を連結するように配置して構成されてもよい。
1 リアクトル、2 E型コア、3 中央脚部、4 外側脚部、5 連結部、6 コイル、6a コイル素線、7 ボビン、8 ケース、8c 締着部、9 熱伝導性樹脂、10 冷却板、11 熱伝導性シート、12 樹脂材、14 ねじ、20 リアクトル、21 リアクトル、22 リアクトル、61 コイル、62 コイル、63 コイル、74 非磁性部材(磁気ギャップ部)、70 E型コア、71 中央脚部、72 外側脚部、73 連結部、80 ケース,80a 周壁部、80c 締着部。
この発明によるリアクトル装置は、中央脚部、上記中央脚部を挟んで対向して配置される一対の外側脚部、および上記一対の外側脚部の長さ方向の両端部を連結する一対の連結部を有するコアと、1本の平角のコイル素線を上記中央脚部にボビンを介してエッジワイズ巻きに巻いて作製されるコイルと、を備えるリアクトルと、上記リアクトルを収納するケースと、上記ケースに収納された上記リアクトルの下部に配設される冷却板と、上記コアと上記コイルとの間に充填される熱伝導性樹脂と、を備える。上記リアクトルは、上記コアの上面と上記コイルの上面とが面一に、かつ上記コアの下面と上記コイルの下面とが面一に構成され、上記コイルと上記コアの高さが、上記コイル素線の幅の2倍と、上記コイル素線の曲げ半径の2倍と、上記コイル素線をエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さとの総和であり、上記コイルは、上記中央脚部の長さ方向に関して、広い幅の領域と狭い幅の領域とが混在している。

Claims (10)

  1. 中央脚部、上記中央脚部を挟んで対向して配置される一対の外側脚部、および上記一対の外側脚部の長さ方向の両端部を連結する一対の連結部を有するコアと、平角のコイル素線を上記中央脚部にボビンを介してエッジワイズ巻きに巻いて作製されるコイルと、を備えるリアクトルと、
    上記リアクトルを収納するケースと、
    上記ケースに収納された上記リアクトルの下部に配設される冷却板と、
    上記コアと上記コイルとの間に充填される熱伝導性樹脂と、を備えたリアクトル装置において、
    上記リアクトルは、上記コアの上面と上記コイルの上面とが面一に、かつ上記コアの下面と上記コイルの下面とが面一に構成され、
    上記コイルと上記コアの高さが、上記コイル素線の幅の2倍と、上記コイル素線の曲げ半径の2倍と、上記コイル素線をエッジワイズ巻きするために必要な最小の直線長さとの総和であるリアクトル装置。
  2. 上記コイル素線の厚み、上記コイル素線の幅、上記ボビンの厚み、上記コイルと上記外側脚部との間の距離、コア断面積、および上記コイルの巻き数を定義すると、上記コアの幅と奥行き、および上記コイルの幅と奥行きが、一意に定義される請求項1記載のリアクトル装置。
  3. 電気絶縁性と熱伝導性を有するシートが、上記リアクトルの下部に、上記コアと上記コイルに接して配設されている請求項1又は請求項2記載のリアクトル装置。
  4. 上記ケースが、上記中央脚部の長さ方向外方の位置で、ねじで上記冷却板に締着固定されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル装置。
  5. 上記コイルは、上記中央脚部の長さ方向に関して、広い幅の領域と狭い幅の領域とが混在している請求項1記載のリアクトル装置。
  6. 上記中央脚部を長さ方向に磁気的に分離する磁気ギャップ部が上記中央脚部に1カ所以上設けられ、
    上記中央脚部の長さ方向に関して、上記コイルの広い幅の領域が上記磁気ギャップ部に位置し、上記コイルの狭い幅の領域が上記磁気ギャップ部を除く位置に巻かれている請求項5記載のリアクトル装置。
  7. 上記コイルの広い幅の領域の内周端と上記コイルの狭い幅の領域の外周端との間に隙間が形成され、上記熱伝導性樹脂が上記隙間から上記コイルの広い幅の領域の内周側に充填されている請求項5又は請求項6記載のリアクトル装置。
  8. 電気絶縁性と熱伝導性を有するシートが、上記リアクトルの下部に、上記コアと上記コイルに接して、上記熱伝導性樹脂の漏出を阻止可能に配設されている請求項1記載のリアクトル装置。
  9. 上記熱伝導性樹脂と異なる樹脂材が上記コアと上記ケースとの間に充填されている請求項1又は請求項8記載のリアクトル装置。
  10. 上記ケースは、上記リアクトルを囲繞する、樹脂製の筒体に構成されている請求項1記載のリアクトル装置。
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