JP2016170872A - ワイヤハーネス及び当該ワイヤハーネスを備えた遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テーピングや結束バンド等の巻付要素を別途使用しなくても、電線が散けないようにする。【解決手段】複数の電線41と、複数の電線41の各端部にそれぞれ接続されるコネクタ42a、42bと、を備えたワイヤハーネス40において、複数の電線41のうち少なくともいずれか1本の特定の電線41aを、他の電線41bよりも長いものとし、特定の電線41aを、他の電線41bに対して長手方向に沿って螺旋状に巻き付け、他の電線41bを纏めて散けないようにする。【選択図】 図4
Description
本発明は、ワイヤハーネス及び当該ワイヤハーネスを備えた遊技機に関する。
例えば、パチンコ機等の遊技機においては、遊技全体を制御するための主制御装置、当該主制御装置の指令に基づいて遊技の演出を制御するための副制御装置及びその他の制御装置を備え、各制御装置はそれぞれ電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にしたワイヤハーネスにより電気的に接続される(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特に遊技機のように、ワイヤハーネスが遊技盤の裏側に多数配線されるようなものにあっては、ワイヤハーネスを配線する際、電線個々の癖や、組付け作業時等における電線個々の捻じれによって、電線が散けて部品機器の部材間に挟み込まれ易くなり、それが原因で電線が損傷したり断線する上、他の部位に不都合を招く虞がある。
また、電線の散けを防止するために、複数の電線を纏めてテーピングや結束バンド等で束ねることも考えられるが、このようにすると、テーピング、結束バンドの材料費、巻付作業工数等が増大する問題点を有する。
また、電線の散けを防止するために、複数の電線を纏めてテーピングや結束バンド等で束ねることも考えられるが、このようにすると、テーピング、結束バンドの材料費、巻付作業工数等が増大する問題点を有する。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、テーピングや結束バンド等の巻付要素を別途使用しなくても、電線が散けないようにしたワイヤハーネス及び当該ワイヤハーネスを備えた遊技機を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
第1の発明は、複数の電線と、前記複数の電線の各端部にそれぞれ接続されるコネクタと、を備えたワイヤハーネスにおいて、前記複数の電線のうち少なくともいずれか1本の特定の電線を、他の電線よりも長いものとし、前記特定の電線を、前記他の電線に対して長手方向に沿って螺旋状に巻き付け、前記他の電線を纏めて散けないようにする。
第1の発明は、複数の電線と、前記複数の電線の各端部にそれぞれ接続されるコネクタと、を備えたワイヤハーネスにおいて、前記複数の電線のうち少なくともいずれか1本の特定の電線を、他の電線よりも長いものとし、前記特定の電線を、前記他の電線に対して長手方向に沿って螺旋状に巻き付け、前記他の電線を纏めて散けないようにする。
第2の発明は、第1の発明において、前記特定の電線を、接地線とする。
第1の発明及び第2の発明により、ワイヤハーネスを構成する複数の電線を束ねるために別部材のテーピングや結束バンド等を巻き付けることなく、電線の損傷や断線を防止できる。
また、第2の発明は、接地線を、他の電線に巻き付けることにより、シールド効果が向上する。
また、第2の発明は、接地線を、他の電線に巻き付けることにより、シールド効果が向上する。
第3の発明は、第1の発明及び第2の発明に記載のワイヤハーネスにより、遊技盤の裏側に設けられる電気要素同士を互いに電気的に接続する。
本発明によると、テーピングや結束バンド等の巻付要素を別途使用しなくても、ワイヤハーネスを構成する複数の電線を散けないようにする。
以下、本発明を実施するための一実施形態を、添付図面を参照しながら詳述する。
なお、以下の実施形態は本出願の特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
なお、以下の実施形態は本出願の特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
また、本実施形態の遊技機1は、弾球遊技機(所謂パチンコ機)とするが、本発明は、回胴式遊技機(所謂パチスロ機)を含む遊技機、及び当該遊技機以外の電気機器等にも適用可能である。
なお、以下の説明において、遊技機1の各部の左右方向は、その遊技機1の正面に対面する者にとっての左右方向に合わせて説明する。
なお、以下の説明において、遊技機1の各部の左右方向は、その遊技機1の正面に対面する者にとっての左右方向に合わせて説明する。
(遊技機1の基本構造)
図1に示すように、遊技機1は、遊技場の島設備に設置される矩形枠状の外枠2と、外枠2の左枠部に蝶番(図示略)により垂直軸回りに開閉自在に取り付けられる内枠3と、内枠3に装着され、各種要素が組み付けられる遊技盤(図示略)と、遊技盤の前側にあって、内枠3の左枠部に上下の蝶番(図示略)により垂直軸回りに開閉自在に取り付けられ、遊技盤の前面を閉塞し、遊技者が透視し得る透明な板であるガラス板(又は合成樹脂板)4aを嵌め込んだガラス枠4と、遊技盤の後側に設けられ賞球や貸球等の遊技球を払出可能な賞球払出装置30a(図2参照)と、ガラス枠4の下部に設けられ、賞球払出装置30aから払い出される遊技球を貯留するための受皿部5と、ガラス枠4の下部裏側に設けられ受皿部5に貯留されている遊技球を導入して遊技盤の前面に形成される遊技領域へ向けて発射するための発射装置30b(図2参照)と、ガラス枠4の前面右下部に設けられ受皿部5に貯留された遊技球を遊技領域へ打ち出す際に操作される発射ハンドル6と、ガラス枠4の上部に設けられ遊技状況に応じた効果音を出すスピーカ装置7と、ガラス枠4の前側に設けられ遊技状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う電飾装置8と、遊技盤の後側に設置される表示装置9(図2参照)とを備える。
図1に示すように、遊技機1は、遊技場の島設備に設置される矩形枠状の外枠2と、外枠2の左枠部に蝶番(図示略)により垂直軸回りに開閉自在に取り付けられる内枠3と、内枠3に装着され、各種要素が組み付けられる遊技盤(図示略)と、遊技盤の前側にあって、内枠3の左枠部に上下の蝶番(図示略)により垂直軸回りに開閉自在に取り付けられ、遊技盤の前面を閉塞し、遊技者が透視し得る透明な板であるガラス板(又は合成樹脂板)4aを嵌め込んだガラス枠4と、遊技盤の後側に設けられ賞球や貸球等の遊技球を払出可能な賞球払出装置30a(図2参照)と、ガラス枠4の下部に設けられ、賞球払出装置30aから払い出される遊技球を貯留するための受皿部5と、ガラス枠4の下部裏側に設けられ受皿部5に貯留されている遊技球を導入して遊技盤の前面に形成される遊技領域へ向けて発射するための発射装置30b(図2参照)と、ガラス枠4の前面右下部に設けられ受皿部5に貯留された遊技球を遊技領域へ打ち出す際に操作される発射ハンドル6と、ガラス枠4の上部に設けられ遊技状況に応じた効果音を出すスピーカ装置7と、ガラス枠4の前側に設けられ遊技状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う電飾装置8と、遊技盤の後側に設置される表示装置9(図2参照)とを備える。
表示装置9は、例えば液晶ディスプレイから構成され、ガラス板4aを透して遊技者が視認可能な表示画面に遊技に係わる情報である各種キャラクタや左列、中列、右列の3列の数字等で構成される演出図柄(図示略)を変動、停止表示すると共に、そのときの遊技状態に応じた動画を表示することによって遊技の盛り上げ演出を行う。
図2に示すように、遊技機1の背面側(図示略)には、当該背面側にねじ止め固定される制御装置ケース(図示略)内に収容され、遊技全体を制御する主制御装置100と、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、演出装置20aであるスピーカ装置7、電飾装置8、表示装置9等へ制御コマンドを送信して演出に係る制御を実行する副制御装置200と、主制御装置100からの制御コマンドを受信することによって、賞球払出装置30aを制御して、受皿部5へ遊技球を払出すとともに、発射ハンドル6の回転操作量に応じて発射装置30bを制御して、遊技領域への遊技球の発射を行う払出・発射制御装置300とが設けられる。
主制御装置100は、遊技盤の裏面に取り付けられると共に、大当りを発生させるか否かを検出信号の受信に基づいて抽選する当否抽選処理により決定された変動パターンや停止図柄の情報から制御コマンドを作成し、当該コマンドを出力するCPU103と、制御プログラム及び各種データを記憶したROM101と、CPU103のワークエリアとして機能し、CPU103の演算処理のためのデータ、遊技に関連する各種抽選用乱数の生成を始めとする各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を一時的に記憶するRAM102を有して、ROM101に記憶された制御プログラムにより各部の動作を制御する。
主制御装置100の入力ポートには、発射ハンドル6、電源装置10、及び各種センサ(例えば、遊技盤の遊技領域に設けた入賞口に遊技球が入球したことを検知する検知センサ等)からの信号が入力され、また同じく出力ポートには、副制御装置200と、払出・発射制御装置300を介して賞球払出装置30a及び発射装置30bが電気的に接続される。
副制御装置200は、主制御装置100と同様に、制御プログラム及び各種データを記憶したROM(図示略)と、CPU(図示略)のワークエリアとして機能するRAM(図示略)と共に一体型のワンチップCPUとして構成され、ROMに記憶された制御プログラムにより演出装置20aを制御する。
電気要素である発射ハンドル6、電源装置10、各種センサ、各制御装置100、200、300、スピーカ装置7、電飾装置8、表示装置9、賞球払出装置30a及び発射装置30b、並びにその他の各電気要素は、それぞれが遊技盤の裏側に配線されて電源供給や信号通信に用いられる複数の電線41を束にしたワイヤハーネス40により電気的に接続される。
次に、本発明に係る要部であるワイヤハーネス40について図3、4を参照して説明する。
なお、以下の説明するワイヤハーネス40は、主制御装置100と副制御装置200とを互いに電気的に接続するものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、それ以外の電気要素同士を互いに電気的に接続するものにも適用される。
なお、以下の説明するワイヤハーネス40は、主制御装置100と副制御装置200とを互いに電気的に接続するものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、それ以外の電気要素同士を互いに電気的に接続するものにも適用される。
ワイヤハーネス40は、複数本の電線41と、各電線41の各端部に接続されるコネクタ42a、42bを含んで構成され、一方のコネクタ42a(又は42b)が主制御装置100、他方のコネクタ42b(又は42a)が副制御装置200にそれぞれ接続されることで、主制御装置100から副制御装置200に対して、電力を供給したり各種信号を送信する。
複数本の電線41のうち少なくともいずれか1本の電線(特定の電線)は、接地線41aであり、残りの複数本の電線は、信号線41bとして使用される。本実施形態では、接地線41aは1本としている。
各電線41の各端部には、それぞれ導電性の接続ピン43a、43bが接続され、各接続ピン43a、43bが各コネクタ42a、42bにそれぞれ差し込まれることによって、各電線41の各端部は、各コネクタ42a、42bにそれぞれ接続される。
複数本の信号線41bは、それぞれ略同じ長さであって、各制御装置100、200、300に給電するための給電線、各種信号を各制御装置100、200、300に送信するための信号線等を含む。
接地線41aは、信号線41bよりも長いものが使用され、全ての信号線41bを纏めて長手方向(図4における、左右方向)に沿って螺旋状に巻き付けた状態で、一端部がコネクタ42a(又は42b)、また他端部がコネクタ42b(又は42a)にそれぞれ接続される。これにより、従来のようにテーピングや結束バンド等の巻付要素を使用しないで、複数の各電線41の散け、すなわち信号線41bは勿論、巻き付けた接地線41a自身の散け、あるいは曲がり癖、ねじれ等を巻付力と摩擦とによって防止してワイヤハーネス40全体を纏めることができる。
なお、接地線41aの各コネクタ42a、42bにおけるいずれか一方又は両方への接続は、接地線41aを信号線41bに巻き付けた後に行われる。これにより、接地線41aを各コネクタ42a、42bに接続した状態では、接地線41aの巻き付きが解けることはない。
これにより、接地線41a及び複数の信号線41bの癖やねじれ状態が解消されるため、遊技機1の内枠3を開閉した場合や、遊技盤の背面に主制御装置100、副制御装置200等の電気要素を取り付ける際、接地線41aや複数の信号線41bが他の部材間に挟み込まれることを防止することができる。
また、接地線41aを信号線41bに巻き付けたことによって、ノイズ発生を抑制できる。
また、接地線41aを信号線41bに巻き付けたことによって、ノイズ発生を抑制できる。
以上により、本実施形態のワイヤハーネス40は、接地線41aや複数の信号線41bを束ねるために、テーピングや結束バンド等の巻付要素を必要とせず、またそれらを巻き付ける作業工程も不要であるため、材料費、巻付作業工数を削減して、電線41の損傷や断線を防止ができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。
(1)螺旋状に巻き付ける電線41を接地線41aではなく、他の電線41と同様の信号線41bとしてもよい。
(2)ワイヤハーネス40の仕様に応じて巻き付ける電線41(接地線41a及び信号線41b)の数は1本に限定されるものではなく、例えば、巻き付ける電線41が複数の場合、巻付性能は1本の場合よりも良好になり、また、巻き付ける複数の電線41が接地線41aとする場合、ノイズの制御(シールド効果)が1本である場合よりもより良好になる。
(1)螺旋状に巻き付ける電線41を接地線41aではなく、他の電線41と同様の信号線41bとしてもよい。
(2)ワイヤハーネス40の仕様に応じて巻き付ける電線41(接地線41a及び信号線41b)の数は1本に限定されるものではなく、例えば、巻き付ける電線41が複数の場合、巻付性能は1本の場合よりも良好になり、また、巻き付ける複数の電線41が接地線41aとする場合、ノイズの制御(シールド効果)が1本である場合よりもより良好になる。
1 遊技機
2 外枠
3 内枠
4 ガラス枠
4a ガラス板
5 受皿部
6 発射ハンドル
7 スピーカ装置
8 電飾装置
9 表示装置
10 電源装置
20a 演出装置
30a 賞球払出装置
30b 発射装置
40 ワイヤハーネス
41 電線
41a 接地線(特定の電線)
41b 信号線
42a、42b コネクタ
43a、43b 接続ピン
100 主制御装置
101 ROM
102 RAM
103 CPU
200 副制御装置
300 払出・発射制御装置
2 外枠
3 内枠
4 ガラス枠
4a ガラス板
5 受皿部
6 発射ハンドル
7 スピーカ装置
8 電飾装置
9 表示装置
10 電源装置
20a 演出装置
30a 賞球払出装置
30b 発射装置
40 ワイヤハーネス
41 電線
41a 接地線(特定の電線)
41b 信号線
42a、42b コネクタ
43a、43b 接続ピン
100 主制御装置
101 ROM
102 RAM
103 CPU
200 副制御装置
300 払出・発射制御装置
Claims (3)
- 複数の電線と、前記複数の電線の各端部にそれぞれ接続されるコネクタと、を備えたワイヤハーネスにおいて、
前記複数の電線のうち少なくともいずれか1本の特定の電線を、他の電線よりも長いものとし、前記特定の電線を、前記他の電線に対して長手方向に沿って螺旋状に巻き付け、前記他の電線を纏めて散けないようにしたことを特徴とするワイヤハーネス。 - 前記特定の電線を、接地線とすることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
- 請求項1及び2に記載のワイヤハーネスにより、遊技盤の裏側に設けられる電気要素同士を互いに電気的に接続したことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015048044A JP2016170872A (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | ワイヤハーネス及び当該ワイヤハーネスを備えた遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015048044A JP2016170872A (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | ワイヤハーネス及び当該ワイヤハーネスを備えた遊技機 |
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JP2015048044A Pending JP2016170872A (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | ワイヤハーネス及び当該ワイヤハーネスを備えた遊技機 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017099787A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 株式会社三共 | ハーネス |
JP2018156815A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | キヤノン株式会社 | 電線束、装置、画像形成装置 |
JP2018185954A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | 株式会社三共 | ハーネス |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008136547A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Aruze Corp | 遊技機用のワイヤーハーネス |
JP2010282773A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用ワイヤハーネス |
-
2015
- 2015-03-11 JP JP2015048044A patent/JP2016170872A/ja active Pending
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