JP2016170668A - 紙幣処理装置、および紙幣処理方法 - Google Patents

紙幣処理装置、および紙幣処理方法 Download PDF

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田 洋一郎 岩
田 暁 人 黒
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Abstract

【課題】小型化することができる紙幣処理装置、および当該紙幣処理装置を用いた紙幣処理方法を提供する。【解決手段】実施形態による紙幣処理装置100は、装置本体部1と、装置本体部1内に設けられ、紙幣を搬送する搬送部3と、搬送部3に設けられ、搬送部3により搬送される紙幣の識別および計数を行う識別部4と、通常運用時において、識別部4により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す収納部5と、通常運用時において、識別部4により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す収納部6と、搬送部3を制御する制御部8とを備え、収納部5は、装置本体部1に着脱可能に構成されるとともに、回収動作時に収納部6から繰り出された第2の金種の紙幣を収納する。【選択図】図2

Description

本発明は、紙幣処理装置および紙幣処理方法、より詳しくは、通常運用時において金種別の収納部として機能するとともに補充回収カセットとしても機能する収納部を有する紙幣処理装置、当該紙幣処理装置を用いた紙幣処理方法に関する。
金融機関等で従来利用されている紙幣処理装置には、補充および回収の際に、補充回収用のカセット(以下、単に「補充回収カセット」という。)を取り付けるものがある(特許文献1)。補充回収カセットは、金種別収納部の機能とは異なる機能、即ち回収機能および補充機能を備えている。
上記の紙幣処理装置では、紙幣の補充時に、補充用の紙幣を収納した補充回収カセットを紙幣処理装置に取り付け、補充回収カセット内の紙幣を紙幣処理装置内に設けられた金種別の収納部に装填するとともに、紙幣の回収時に、空の補充回収カセットを紙幣処理装置に取り付け、金種別の収納部に収納された紙幣を補充回収カセットに回収する。
特開2001−101483号公報
しかしながら、特許文献1に記載の紙幣処理装置では、金種別の収納部とは異なる回収機能や補充機能を有するカセットを収容するためのスペースが装置内に必要になる。このため、紙幣処理装置が大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、小型化することができる紙幣処理装置、および当該紙幣処理装置を用いた紙幣処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る紙幣処理装置は、
装置本体部と、
前記装置本体部内に設けられ、紙幣を搬送する搬送部と、
前記搬送部に設けられ、前記搬送部により搬送される紙幣の識別および計数を行う識別部と、
通常運用時において、前記識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第1の収納部と、
前記通常運用時において、前記識別部により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第2の収納部と、
前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記第1の収納部は、前記装置本体部に着脱可能であるとともに、回収動作時に前記第2の収納部から繰り出された前記第2の金種の紙幣を収納することを特徴とする。
また、前記紙幣処理装置において、
金種ごとの紙幣の在高を確定する在高確定部をさらに備え、
前記識別部は、前記第1の収納部と前記第2の収納部との間における前記搬送部に設けられ、
前記回収動作時において、前記制御部が前記第1の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第2の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第1の収納部から前記第2の収納部に搬送される前記第1の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第1の金種の紙幣の在高を確定し、その後、前記制御部は前記第2の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第1の収納部に戻し入れられるように前記搬送部を制御し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第2の金種の紙幣の在高を確定するようにしてもよい。
また、前記紙幣処理装置において、
金種ごとの紙幣の在高を確定する在高確定部をさらに備え、
前記識別部は、前記第1の収納部と前記第2の収納部との間における前記搬送部に設けられ、
前記回収動作時において、前記制御部は前記第1の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第2の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第1の収納部に戻し入れられるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第1の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第1の金種の紙幣の在高を確定し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第2の金種の紙幣の在高を確定するようにしてもよい。
また、前記紙幣処理装置において、
金種ごとの紙幣の在高を確定する在高確定部と、
前記第1の収納部に収納されている前記第1の金種の紙幣の枚数または金額を入力する入力部と、をさらに備え、
前記回収動作時において、前記在高確定部は、前記入力部を介して入力された前記第1の金種の紙幣の枚数または金額に基づいて、前記第1の金種の紙幣の在高を確定し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第2の金種の紙幣の在高を確定するようにしてもよい。
また、前記紙幣処理装置において、
前記第1の収納部は、補充動作時に前記第2の収納部に補充するための前記第2の金種の紙幣を繰り出すようにしてもよい。
また、前記紙幣処理装置において、
前記第1の収納部は、収納すべき紙幣を所定の面から繰り入れ、収納している紙幣を前記所定の面から繰り出すように構成されてもよい。
また、前記紙幣処理装置において、
前記通常運用時において、前記識別部により第3の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第3の収納部をさらに備え、
前記第1の収納部は、前記回収動作時に前記第3の収納部から繰り出された前記第3の金種の紙幣を収納し、前記補充動作時に前記第3の収納部に補充するための前記第3の金種の紙幣を繰り出すようにしてもよい。
本発明に係る紙幣処理装置は、
装置本体部と、
前記装置本体部内に設けられ、紙幣を搬送する搬送部と、
前記搬送部に設けられ、前記搬送部により搬送される紙幣の識別および計数を行う識別部と、
通常運用時において、前記識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第1の収納部と、
前記通常運用時において、前記識別部により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第2の収納部と、
前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記第1の収納部は、前記装置本体部に着脱可能であるとともに、補充動作時に前記第2の収納部に補充するための前記第2の金種の紙幣を繰り出すことを特徴とする。
本発明に係る紙幣処理方法は、
搬送部と、識別部と、通常運用時において、前記識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第1の収納部と、前記通常運用時において、前記識別部により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第2の収納部と、前記搬送部を制御する制御部と、金種ごとの在高を確定する在高確定部と、を備える紙幣処理装置を用いた紙幣処理方法であって、
前記制御部が、前記第1の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第2の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するステップと、
前記制御部が、前記第2の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第1の収納部に戻し入れられるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が、前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第1の金種の紙幣の枚数を計数するステップと、
前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部が、前記第1の金種の紙幣の在高を確定するステップと、
前記制御部が、前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数するステップと、
前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部が、前記第2の金種の紙幣の在高を確定するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明では、第1の収納部が、識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出すように構成されている。さらに、第1の収納部は、装置本体部に着脱可能であり、回収動作時に第2の収納部から繰り出された第2の金種の紙幣を収納するように、および/または、補充動作時に第2の収納部に補充するための第2の金種の紙幣を繰り出すように構成されている。
このように本発明では、第1の収納部が、金種別の収納部としての機能に加えて、補充カセットおよび/または回収カセットとしても機能する。これにより、装置内に、金種別の収納部とは異なる機能を有する補充カセットや回収カセットを設けるためのスペースが必要なくなり、紙幣処理装置を小型化することができる。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置100の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置100の内部構成図である。 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置100の機能ブロック図である。 収納部5の繰り入れ・繰り出し方式を説明するための模式図である。 紙幣処理装置100内の紙幣を回収する回収処理に係る実施例1を説明するためのフローチャートである。 図5Aに続く、紙幣処理装置100内の紙幣を回収する回収処理に係る実施例1を説明するためのフローチャートである。 紙幣処理装置100の回収動作を示す図である。 紙幣処理装置100の回収動作を示す図である。 紙幣処理装置100の回収動作を示す図である。 紙幣処理装置100内の紙幣を回収する回収処理に係る実施例2を説明するためのフローチャートである。 紙幣処理装置100に紙幣を補充する補充処理に係る実施例を説明するためのフローチャートである。 図8Aに続く、紙幣処理装置100に紙幣を補充する補充処理に係る実施例を説明するためのフローチャートである。 紙幣処理装置100の補充動作を示す図である。 紙幣処理装置100の補充動作を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付す。
<紙幣処理装置100>
まず、図1〜図3を参照して、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置100について説明する。図1は紙幣処理装置100の外観斜視図であり、図2は紙幣処理装置100の内部構成図である。図3は、紙幣処理装置100の機能ブロック図である。
紙幣処理装置100は、入金機能、出金機能、補充(装填)機能および回収機能を有する。入金機能は、顧客から受け取った紙幣を装置内に収納するための機能である。出金機能は、顧客に紙幣を渡すために、装置内の紙幣を出金口(後述の出金部15)から出金するための機能である。装填機能は、紙幣処理装置100に紙幣を補充するための機能である。回収機能は、装置内の紙幣の在高を適切に維持するために、装置内の紙幣を装置外に回収するための機能である。
紙幣処理装置100は、図1〜図3に示すように、装置本体部(筐体)1と、入金部2と、搬送部3と、識別部4と、収納部5(第1の収納部)と、収納部6(第2の収納部)と、収納部7(第3の収納部)と、制御部8と、在高確定部9と、出金部15と、リジェクト部16と、記憶部17と、通信部18と、入力部19とを備えている。以下、各構成要素について説明する。
入金部2は、装置本体部1内に紙幣を入金するように構成されている。より詳しくは、入金部2は、外部から紙幣を受け入れ、受け入れた紙幣を搬送部3に1枚ずつ繰出す。なお、入金部2は、紙幣収納カセット(図示せず)が取り付け可能であり、紙幣収納カセットから繰り出された紙幣を入金するように構成されていてもよい。
搬送部3は、装置本体部1内に設けられ、紙幣を搬送するように構成されている。入金時においては、搬送部3は、入金部2から繰り出され、装置本体部1内に受け入れた紙幣を収納部5〜7または出金部15に搬送する。また、出金時においては、搬送部3は、収納部5〜7に収納された紙幣を出金部15またはリジェクト部16に搬送する。また、搬送部3は、後述するように、収納部5,6,7間で紙幣を搬送する。
識別部4は、搬送部3に設けられている。識別部4は、例えば、図2に示すように、収納部5と、収納部6,7との間における搬送部3に設けられている。
識別部4は、搬送部3により搬送される紙幣の識別および計数を行う。識別部4は、各種センサ(例えば、磁気センサ、蛍光センサ、金属スレッドセンサ、厚みセンサ、イメージセンサ等)を有する。
収納部5〜7は、通常運用時において、搬送部3により搬送された紙幣を収納し、また、収納した紙幣を繰り出し可能に構成されている。ここで、「通常運用時」とは、回収動作および補充動作を行っていない時を指し、例えば、入金時または出金時である。
収納部5は、図2に示すように、一時保留部5aと、集積部5bとを有する。同様に、収納部6は一時保留部6aと集積部6bとを有し、収納部7は一時保留部7aと集積部7bとを有する。一時保留部5a〜7aは、所定枚数(例えば100枚)の紙幣を一時的に保留する。集積部5b〜7bは、一時保留部5a〜7aの下方に設けられている。集積部5b〜7bは、上下に移動可能なステージを有し、このステージの上に紙幣が集積される。
収納部5〜7は、一時保留部5a〜7aの紙幣が所定枚数に達した場合、あるいは、制御部8から収納指示を受信した場合に、一時保留部5a〜7aに保留された紙幣を集積部5b〜7bに収納する。
収納部5〜7は、通常運用時において、金種別に紙幣を収納する。具体的には、収納部5は、識別部4により5千円(第1の金種)であると識別された紙幣を収納する。収納部6は、識別部4により一万円(第2の金種)であると識別された紙幣を収納する。収納部7は、識別部4により千円(第3の金種)であると識別された紙幣を収納する。
なお、収納部5は、五千円以外の金種(千円または一万円)を収納してもよい。好ましくは、収納部5は、紙幣処理装置100が取り扱う金種のうち最も流通量の少ない金種を収納する。また、収納部の数は、3つに限るものではなく、2つでもよいし、4つ以上でもよい。例えば、紙幣処理装置100は、取り扱う金種の数に応じた数の収納部を備える。
また、収納部5〜7が収納する金種は設定可能であってもよい。例えば、操作者は入力部19を介して収納部5〜7が収納する金種をそれぞれ設定することが可能である。金種が設定された場合、設定情報は記憶部17に記憶される。
3つの収納部5〜7のうち、収納部5は、紙幣処理装置100の装置本体部1に着脱可能に構成された紙幣収納カセットである。収納部5は、回収動作時においては機内の紙幣を回収する回収カセットとして機能し、補充動作時においては機内に紙幣を補充する補充カセットとして機能する。
即ち、収納部5は、回収動作時に、収納部6から繰り出された一万円札、および収納部7から繰り出された千円札を収納するように構成されている。さらに、収納部5は、補充動作時に、収納部6に補充するための一万円札、および収納部7に補充するための千円札を繰り出すように構成されている。
なお、収納部5は、回収機能および補充機能のうちいずれか一方のみを有してもよい。
なお、収納部5は、例えば略直方体形状であり、図2および図4(1)に示すように、収納すべき紙幣を所定の面(図2および図4(1)では左側の面)から繰り入れ、収納している紙幣を当該面から繰り出すように構成されており、繰出と繰入を一つの機構で行う。このため、繰出機構と繰入機構をそれぞれ備える紙幣収納カセットと比べて部品点数を少なくできる。また、紙幣収納カセットを小型化することができるとともに、コストも低減することができる。
また、収納部5は、図4(2)に示すように、収納すべき紙幣を第1の面(図4(2)では左側の面)から繰り入れ、収納している紙幣を第1の面と反対側の第2の面から繰り出すように構成されてもよい。この場合、紙幣処理装置100は、収納部5の第2の面と識別部4とを繋ぐ搬送路をさらに備える。
出金部15は、図1および図2に示すように、収納部5〜7に収納された紙幣を装置本体部1の外部に出金(投出)するように構成されている。また、出金部15は、入金部2から入金された紙幣のうち、識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣も外部に投出する。
リジェクト部16は、収納部5〜7に収納された紙幣を出金する場合に、識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣を収納する。
記憶部17は、紙幣処理装置100を制御する各種プログラムおよびデータを格納する不揮発性メモリ(ROM、HDD、SSD等)と、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となる揮発性メモリ(RAM等)を含む。この記憶部17は、収納部5〜7に収納されている紙幣の在高に関する情報(在高データ)を記憶してもよい。
通信部18は、紙幣処理装置100が外部の情報処理装置と通信を行うために設けられている。情報処理装置は、例えば、紙幣処理装置100の管理装置、チェックアウトカウンター等に配置される紙幣精算装置である。
入力部19は、操作者の指示を受け付けるように構成されている。例えば、入力部19は、図1に示すように、装置本体部1の外面に取り付けられたタッチパネルであり、操作者の指示を受け付けるとともに、各種メッセージや紙幣処理結果等を表示する。なお、入力部19は、タッチパネルに限らず、ボタン類、キーボード、カードリーダ等であってもよい。
制御部8は、記憶部17に記憶されたプログラムを実行して紙幣処理装置100の全体を制御するように構成されている。例えば、制御部8は、搬送部3を制御して、ある場所の紙幣を別の場所に搬送する。
在高確定部9は、収納部5〜7に収納されている紙幣の金種ごとの在高を確定する。在高確定部9により確定された在高は記憶部17に記憶されたり、表示部を兼ねる入力部19に表示される。なお、制御部8が所定のプログラムを実行することにより、在高確定部9を実現してもよい。
上記のように、本実施形態に係る収納部5は、通常運用時において所定の金種の紙幣を収納する金種別収納部として機能し、回収動作時において回収カセットとして機能し、補充動作時において補充カセットとして機能する。よって、本実施形態によれば、従来のように補充回収カセット専用のスペースを装置本体部1内に設ける必要がなくなり、紙幣処理装置を小型化することができる。
なお、本発明に係る紙幣処理装置は、入金機能および出金機能を有する入出金機でもよいし、あるいは、出金機能を有し、入金機能を有しない出金機でもよい。
次に、上記の紙幣処理装置100による回収動作に係る2つの実施例について説明する。
<回収動作の実施例1>
図5Aおよび図5Bのフローチャート、および、図6A,図6B、図6Cを参照して、紙幣処理装置100の回収動作に係る実施例1について説明する。図5Aおよび図5Bは、紙幣処理装置100内の紙幣を回収する回収処理を説明するためのフローチャートである。図6A、図6Bおよび図6Cは、紙幣処理装置100の回収動作を示す図である。なお、図6A(1)は、回収動作を始める前の状態を示している。収納部5,6,7には、五千円札、一万円札、千円札がそれぞれ収納されている。
まず、図6A(2)に示すように、制御部8が、収納部5に収納された五千円札が収納部6に搬送されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部5から収納部6に搬送される五千円札の枚数を計数する(ステップS11)。ステップS11において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部6ではなく、リジェクト部16に搬送される。
より詳しくは、ステップS11では以下のように紙幣の搬送制御が行われる。収納部6に搬送された五千円札は、図6A(2)に示すように、一時保留部6aに保留される。一時保留部6aが一杯になった場合には、図6B(1)に示すように、五千円札は集積部6bに収納される。さらに五千円札が収納部6に搬送されて一時保留部6aおよび集積部6bが一杯になった場合には、制御部8は搬送部3を制御し、収納部5に収納されていた五千円札を収納部7に搬送する。収納部7に搬送された五千円札は、図6B(2)に示すように、一時保留部7aに保留される。一時保留部7aが一杯になった場合には、五千円札は集積部7bに収納される。さらに五千円札が収納部7に搬送されて一時保留部7aおよび集積部7bが一杯になった場合には、制御部8は、搬送部3を制御し、収納部5に収納されていた五千円札をリジェクト部16に搬送する。
なお、制御部8は、収納部5に収納された五千円札が収納部6または収納部7に適宜振り分けられるように搬送部3を制御してもよい。例えば、制御部8は、収納部5に収納された五千円札が所定枚数ごとに収納部6と収納部7に交互に搬送されるように搬送部3を制御してもよい。
搬送部3による五千円札の搬送、および識別部4による五千円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部5に収納された五千円札の在高を確定する(ステップS12)。在高確定部9は確定した在高を記憶部17に記憶してもよいし、入力部19に表示してもよい。
次に、図6C(1)に示すように、制御部8が、収納部6に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御する(ステップS13)。なお、五千円札が収納部7にも収納されている場合には、制御部8は、収納部7に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御する。
より詳しくは、ステップS13では以下のように紙幣の搬送制御が行われる。収納部6に収納された紙幣が順次繰り出されてゆき、収納部6から収納部5に搬送される紙幣が識別部4により一万円札と識別された場合、制御部8は収納部6からの紙幣の繰出を停止する。そして、制御部8は、搬送路上にある紙幣(五千円札と一万円札)が収納部5に搬送されるように搬送部3を制御し、当該紙幣を一時保留部5aに保留する。
その後、制御部8は、一時保留部5aに保留された紙幣(五千円札と一万円札)を繰り出し、識別部4で五千円札と識別された紙幣が収納部7に搬送され、一万円札と識別された紙幣が収納部6に搬送されるように搬送部3を制御する。
そして、一時保留部5aの紙幣が全て無くなると、制御部8は一時保留部5aからの繰出を停止する。ステップS13において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、リジェクト部16に搬送される。
次に、図6C(1)に示すように、制御部8は、収納部7に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御し、収納部7に収納された千円札が収納部5に回収されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4は、収納部7から収納部5に搬送される千円札の枚数を計数する(ステップS14)。ステップS14において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部5ではなく、リジェクト部16に搬送される。
搬送部3による千円札の搬送、および識別部4による千円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部7に収納された千円札の在高を確定する(ステップS15)。
収納部7に収納されていた全ての紙幣(五千円札と千円札)が収納部5に搬送されると、図6C(2)に示すように、制御部8は、収納部6に収納されている一万円札が収納部5に搬送されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部6から収納部5に搬送される一万円札の枚数を計数する(ステップS16)。ステップS16において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部5ではなく、リジェクト部16に搬送される。
搬送部3による一万円札の搬送、および識別部4による一万円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部6に収納された一万円札の在高を確定する(ステップS17)。
上記の回収動作を行うことにより、収納部5〜7に収納されていた紙幣が、収納部5の下から五千円札、千円札、一万円札の順に集積された状態に回収される。なお、一万円札と千円札の回収順序は上記と逆であってもよい。
実施例1では、回収動作時に、収納部5に割り当てられた金種(五千円)の在高を確定させてから収納部6,7に割り当てられた金種(一万円、千円)の在高を確定させる。このため、後述の補充動作による説明から理解されるように、収納部5に回収した紙幣を次回(例えば翌朝)に装填する際における紙幣の装填時間を短くすることができる。
このように実施例1では、収納部5から収納部6,7に搬送される途中(往路)で五千円札の計数を行い、収納部5に収納された五千円札の在高を確定する。
<回収動作の実施例2>
次に、図7のフローチャートを参照して、紙幣処理装置100の回収動作に係る実施例2について説明する。実施例2と実施例1との相違点は、五千円札を計数するタイミングである。即ち、実施例1では五千円札を往路で計数したのに対し、実施例2では収納部6,7から収納部5に搬送される途中(復路)で五千円札を計数する。なお、回収動作を始める前の状態では、実施例1と同様に、収納部5,6,7には、五千円札、一万円札、千円札がそれぞれ収納されている(図6A(1)参照)。
まず、制御部8が、収納部5に収納された五千円札が収納部6に搬送されるように搬送部3を制御する(ステップS21)。ステップS21において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部6ではなく、リジェクト部16に搬送される。
より詳しくは、ステップS21では以下のように紙幣の搬送制御が行われる。収納部6に搬送された五千円札は、一時保留部6aに保留される。一時保留部6aが一杯になった場合には、五千円札は集積部6bに収納される。さらに五千円札が収納部6に搬送されて一時保留部6aおよび集積部6bが一杯になった場合には、制御部8は搬送部3を制御し、収納部5に収納されていた五千円札を収納部7に搬送する。収納部7に搬送された五千円札は、一時保留部7aに保留される。一時保留部7aが一杯になった場合には、五千円札は集積部7bに収納される。さらに五千円札が収納部7に搬送されて一時保留部7aおよび集積部7bが一杯になった場合には、制御部8は、搬送部3を制御し、収納部5に収納されていた五千円札をリジェクト部16に搬送する。ステップS21において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、リジェクト部16に搬送される。
次に、制御部8が、収納部6に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部6から収納部5に搬送される五千円札の枚数を計数する(ステップS22)。なお、五千円札が収納部7にも収納されている場合には、制御部8は、収納部7に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御する。
より詳しくは、ステップS22では以下のように紙幣の搬送制御が行われる。収納部6に収納された紙幣が順次繰り出されてゆき、収納部6から収納部5に搬送される紙幣が識別部4により一万円札と識別された場合、制御部8は収納部6からの紙幣の繰出を停止する。そして、制御部8は、搬送路上にある紙幣(五千円札と一万円札)が収納部5に搬送されるように搬送部3を制御し、当該紙幣を一時保留部5aに保留する。
その後、制御部8は、一時保留部5aに保留された紙幣(五千円札と一万円札)を繰り出し、識別部4で五千円札と識別された紙幣が収納部7に搬送され、一万円札と識別された紙幣が収納部6に搬送されるように搬送部3を制御する。
そして、一時保留部5aの紙幣が全て無くなると、制御部8は一時保留部5aからの繰出を停止する。ステップS22において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、リジェクト部16に搬送される。
次に、制御部8が、収納部7に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御し、収納部7に収納された千円札が収納部5に回収されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部7から収納部5に搬送される五千円札および千円札の枚数を計数する(ステップS23)。
搬送部3による五千円札と千円札の搬送、および識別部4による五千円札と千円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部5に収納された五千円札および千円札の在高を確定する(ステップS24)。
ステップS24以降のステップは、実施例1で説明したステップS16以降と同様であるので、詳しい説明は省略する。
実施例2では、実施例1と同様に、回収動作時に、収納部5に割り当てられた金種(五千円)の在高を確定させてから収納部6,7に割り当てられた金種(一万円、千円)の在高を確定させる。このため、収納部5に回収した紙幣を次回(例えば翌朝)に装填する際における紙幣の装填時間を短くすることができる。
さらに、実施例2では、収納部6,7から収納部5に搬送される途中(復路)で五千円札の計数を行い、収納部5に収納された五千円札の在高を確定する。このため、より確実に五千円札の枚数を計数し在高を確定させることができる。
実施例1,2で説明した回収動作では、収納部5と収納部6,7との間で五千円札を搬送する際に識別部4により五千円札の計数を行い、収納部5の在高を確定したが、これに限らず、次に説明するように、操作者の入力に基づいて在高を確定してもよい。
入力部19は、操作者の入力操作により、収納部5に収納されている五千円札の枚数、または金額(例えば五千円札の枚数×5000)を入力する。そして、在高確定部9は、回収動作時において、入力部19を介して入力された五千円札の枚数、または金額に基づいて、五千円札の在高を確定する。入力部19が五千円札の枚数を入力した場合、在高確定部9は、その枚数を五千円札の在高とする。また、入力部19が金額を入力した場合、在高確定部9は、その金額を5000で割って得られた数を五千円札の在高とする。
なお、入力部19は、記憶部17に記憶された在高データに基づいて収納部5に収納されている五千円札の枚数を表示するとともに、確認ボタンを表示してもよい。そして、在高確定部9は、確認ボタンが操作者によりクリックされた場合に、入力部19に表示された五千円札の枚数を五千円札の在高とする。
また、一万円札および千円札の在高の確定方法については、五千円札の場合と同様に、入力部19が入力した情報に基づいて在高を確定してもよいし、あるいは、上記の実施例1,2と同様に識別部4による計数結果に基づいて在高を確定してもよい。
次に、上記の紙幣処理装置100による補充動作に係る実施例について説明する。
<補充動作の実施例>
図8Aおよび図8Bのフローチャート、および、図9A,図9Bを参照して、紙幣処理装置100の補充動作に係る実施例について説明する。図8Aおよび図8Bは、紙幣処理装置100に紙幣を補充する補充処理を説明するためのフローチャートである。図9Aおよび図9Bは、紙幣処理装置100の補充動作を示す図である。
補充動作の開始前において、装置本体部1に装着された収納部5には、図9A(1)に示すように、下から五千円札、千円札、一万円札の順に紙幣が収納されている。なお、この収納順序は一例に過ぎず、五千円札が一番下に収納されていればよい。より一般的に言えば、通常運用時において収納部5に収納される金種の紙幣が一番下(あるいは一番奥)に収納されていればよい。よって、千円札と一万円札の収納順序が逆でもよいし、あるいは、千円札と一万円札が混在してもよい。
まず、図9A(2)に示すように、制御部8が、収納部5に収納された一万円札が収納部6に搬送されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部5から収納部6に搬送される一万円札の枚数を計数する(ステップS31)。ステップS31において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部6ではなく、リジェクト部16に搬送される。
搬送部3による一万円札の搬送、および識別部4による一万円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部5に収納された一万円札の在高を確定する(ステップS32)。
次に、図9B(1)に示すように、制御部8が、収納部5に収納された千円札が収納部7に搬送されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部5から収納部7に搬送される千円札の枚数を計数する(ステップS33)。 ステップS33において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部7ではなく、リジェクト部16に搬送される。
搬送部3による千円札の搬送、および識別部4による千円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部5に収納された千円札の在高を確定する(ステップS34)。
次に、図9B(2)に示すように、制御部8が、収納部5に収納された五千円札が収納部6に搬送されるように搬送部3を制御するとともに、識別部4が、収納部5から収納部6に搬送される五千円札の枚数を計数する(ステップS35)。ステップS35において識別部4によりリジェクト紙幣と識別された紙幣は、収納部6ではなく、リジェクト部16に搬送される。
収納部6に搬送された五千円札は一時保留部6aに保留される。なお、一時保留部6aが一杯になった場合には、図9B(2)に示すように、制御部8は搬送部3を制御し、収納部5に収納された五千円札を収納部7に搬送する。収納部7に搬送された五千円札は、一時保留部7aに保留される。
搬送部3による五千円札の搬送、および識別部4による五千円札の計数が完了すると、在高確定部9が、収納部5に収納された五千円札の在高を確定する(ステップS36)。
次に、制御部8が、収納部6に収納された五千円札が収納部5に戻し入れられるように搬送部3を制御する(ステップS37)。より詳しくは、収納部6の一時保留部6aに保留された五千円札が収納部5に戻し入れられる。また、五千円札が一時保留部7aにも保留されている場合には、一時保留部7aに保留された五千円札は収納部5に戻し入れられる。これにより、前述の図6A(1)に示すように、収納部5,6,7に、五千円札、一万円札、千円札がそれぞれ収納された状態となる。
なお、識別部4は、収納部6に収納された五千円札を収納部5に戻し入れる際に(即ち、復路において)、五千円札の枚数の計数を行ってもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 装置本体部(筐体)
2 入金部
3 搬送部
4 識別部
5 収納部(紙幣収納カセット)
6,7 収納部
5a,6a,7a 一時保留部
5b,6b,7b 集積部
8 制御部
9 在高確定部
15 出金部
16 リジェクト部
17 記憶部
18 通信部
19 入力部
100 紙幣処理装置

Claims (9)

  1. 装置本体部と、
    前記装置本体部内に設けられ、紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、前記搬送部により搬送される紙幣の識別および計数を行う識別部と、
    通常運用時において、前記識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第1の収納部と、
    前記通常運用時において、前記識別部により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第2の収納部と、
    前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1の収納部は、前記装置本体部に着脱可能であるとともに、回収動作時に前記第2の収納部から繰り出された前記第2の金種の紙幣を収納することを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 金種ごとの紙幣の在高を確定する在高確定部をさらに備え、
    前記識別部は、前記第1の収納部と前記第2の収納部との間における前記搬送部に設けられ、
    前記回収動作時において、前記制御部が前記第1の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第2の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第1の収納部から前記第2の収納部に搬送される前記第1の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第1の金種の紙幣の在高を確定し、その後、前記制御部は前記第2の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第1の収納部に戻し入れられるように前記搬送部を制御し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第2の金種の紙幣の在高を確定することを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 金種ごとの紙幣の在高を確定する在高確定部をさらに備え、
    前記識別部は、前記第1の収納部と前記第2の収納部との間における前記搬送部に設けられ、
    前記回収動作時において、前記制御部は前記第1の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第2の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第1の収納部に戻し入れられるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第1の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第1の金種の紙幣の在高を確定し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第2の金種の紙幣の在高を確定することを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  4. 金種ごとの紙幣の在高を確定する在高確定部と、
    前記第1の収納部に収納されている前記第1の金種の紙幣の枚数または金額を入力する入力部と、をさらに備え、
    前記回収動作時において、前記在高確定部は、前記入力部を介して入力された前記第1の金種の紙幣の枚数または金額に基づいて、前記第1の金種の紙幣の在高を確定し、その後、前記制御部が前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数し、前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部は前記第2の金種の紙幣の在高を確定することを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記第1の収納部は、補充動作時に前記第2の収納部に補充するための前記第2の金種の紙幣を繰り出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  6. 前記第1の収納部は、収納すべき紙幣を所定の面から繰り入れ、収納している紙幣を前記所定の面から繰り出すように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  7. 前記通常運用時において、前記識別部により第3の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第3の収納部をさらに備え、
    前記第1の収納部は、前記回収動作時に前記第3の収納部から繰り出された前記第3の金種の紙幣を収納し、前記補充動作時に前記第3の収納部に補充するための前記第3の金種の紙幣を繰り出すことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  8. 装置本体部と、
    前記装置本体部内に設けられ、紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、前記搬送部により搬送される紙幣の識別および計数を行う識別部と、
    通常運用時において、前記識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第1の収納部と、
    前記通常運用時において、前記識別部により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第2の収納部と、
    前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1の収納部は、前記装置本体部に着脱可能であるとともに、補充動作時に前記第2の収納部に補充するための前記第2の金種の紙幣を繰り出すことを特徴とする紙幣処理装置。
  9. 搬送部と、識別部と、通常運用時において、前記識別部により第1の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第1の収納部と、前記通常運用時において、前記識別部により第2の金種であると識別された紙幣を収納し、収納した紙幣を繰り出す第2の収納部と、前記搬送部を制御する制御部と、金種ごとの在高を確定する在高確定部と、を備える紙幣処理装置を用いた紙幣処理方法であって、
    前記制御部が、前記第1の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第2の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するステップと、
    前記制御部が、前記第2の収納部に収納された前記第1の金種の紙幣が前記第1の収納部に戻し入れられるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が、前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第1の金種の紙幣の枚数を計数するステップと、
    前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部が、前記第1の金種の紙幣の在高を確定するステップと、
    前記制御部が、前記第2の収納部に収納された前記第2の金種の紙幣が前記第1の収納部に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、前記識別部が前記第2の収納部から前記第1の収納部に搬送される前記第2の金種の紙幣の枚数を計数するステップと、
    前記識別部による計数が完了すると、前記在高確定部が、前記第2の金種の紙幣の在高を確定するステップと、
    を備えることを特徴とする紙幣処理方法。
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