JP2016170652A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
請求項1の発明は、対象とする第1の会議に関連付けられた情報と類似する情報を関連付けている第2の会議を抽出する第1の抽出手段と、前記第2の会議における検討項目を、前記第1の会議における検討項目の候補として抽出する第2の抽出手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
設計業務において、設計者は想定される問題を予め考慮し、要求に沿って設計を行う。
しかし、部品やモジュールの共通化が進み、1つの部品の設計変更が影響を与える範囲が大きくなっており、不具合が発生した際の影響も大きくなっている。
また、近年では調達、生産、流通までも含めた検討が求められており、検討を行わなければいけない範囲も広がっている。
それに加えて製品の寿命が短くなっていることなどから、設計から市場への導入までの納期が短くなっており、設計も含めた意思決定を速やかに行うことが求められている。
このような問題を対応するためPLM(product life cycle management)と呼ばれる手法が提唱されている。PLMとは、工業製品開発の企画段階から設計、生産、さらに出荷後のユーザーサポートなどすべての過程において製品を包括的に管理する手法である。
PLMを実現するためのソフトウェアがPLMシステムである。PLMシステムは製品ライフサイクル全体を一元的に管理するシステムであり、部品表、図面、ワークフロー、ドキュメントライフサイクルなどの情報を取り扱うことができる。
PLMシステムでは複数の部門にまたがるような情報を一元管理して、意思決定を速やかに行えるようにすることを目的の1つとしている。
会議を開始する前には、議題から担当者が検討に必要な情報を用意し、必要に応じて会議の前に情報を集めておく。
会議で検討を進めていく過程で事前に用意した情報では判断ができないことがある。このようなときにはPLMシステムで一元管理された情報を利用する。
判断に必要な情報がない場合もある。そのようなときには次回の検討項目として、担当者が宿題項目として持ち帰る。データ収集のために実験が必要であったり、取引先などの在庫情報の様に手元に情報がなかったり、必要な情報を用意するために時間がかかる場合がある。必要な情報がそろうまで意思決定は持ち越されることとなる。
また、同じような課題を扱ってはいるが主催者が異なる会議体が存在することがある。意思決定の結果、承認された情報は共有されるが、意思決定の過程で検討された事項が共有されることは少ない。そのため同じ検討課題が重複して検討されることとなる。
特許文献1に記載の技術では、予め設計変更に至った要因を特定するための複数の質問を用意しておき、設計変更が行われた度に好適な順序で質問をして設計変更の要因をユーザーが入力する手段を提供する。
特許文献2に記載の技術では、情報を基本情報と付随する情報とで分けて管理することで、設計業務の各工程で異なっている製品情報を少ない工数で取り扱う手段を提供する。
特許文献1で示された手段は、設計根拠の蓄積には有効ではあるが、事前にすべての設計根拠を網羅するように質問文を作成することは難しく、また質問文のメンテナンスに大きな工数がかかる。
特許文献2で示された手段は、設計や製造などの工程間での情報の共有には有効ではあるが、具体的に検討すべき事項の列挙の支援とはならない。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態は、特に、設計業務に係わる会議を対象とした場合、設計業務において漏れなく迅速に意思決定ができるように、過去の設計業務において検討した事項から、現在の課題に合わせた検討事項の候補を設計者に提示する機能を提供する。設計者は、提示された候補を参考にすることで、抜け漏れの防止を行うことができる。また、将来検討する可能性が高い検討項目が前倒しして実施されることが期待される。また、この機能の実現のための知識(データ)のメンテナンスコストは、比較的少なくて済むようになる。
なお、会議は、複数人が集まって話し合うことであればよく、会合、相談、議論、集会、ミーティング等を含む。また、会議は、一箇所に集まる必要はなく、電子会議システム等を用いて、遠隔地に参加者が分散していてもよい。
一般的に、会議には、(1)決定事項:その会議における結論、(2)検討事項(以下、アクションともいう):計画又は実行すべきこと、の2つが必要である。決定事項は、その会議固有のものであるが、検討事項は、過去の会議におけるものを流用することができる場合がある。
会議情報格納モジュール120は、関連情報登録モジュール110、類似会議抽出モジュール150と接続されている。会議情報格納モジュール120は、過去に開催された会議の情報を記憶する。具体的には、関連情報登録モジュール110によって受け付けられた会議に関する関連情報を記憶している。
製品情報格納モジュール130は、類似会議抽出モジュール150と接続されている。製品情報格納モジュール130は、製品に関する情報を記憶する。例えば、会議の議題の対象となる製品の型番、製造会社、材料、性能等の情報を記憶している。なお、製品には、サービスを含み、有償、無償を問わない。
会議情報受付モジュール140は、類似会議抽出モジュール150と接続されている。会議情報受付モジュール140は、ユーザーの操作に応じて、会議情報を受け付ける。会議情報受付モジュール140が受け付ける会議情報は新たな会議(第1の会議)に関する情報であって、例えば、関連情報登録モジュール110が受け付ける関連情報と同等の情報である。
次に、検討項目抽出モジュール160は、抽出した検討項目に対して、第1の会議に合わせた修正を行うようにしてもよい。また、検討項目抽出モジュール160は、さらに、第1の会議に関連する情報を予め定められた規則に適用して、その第1の会議における検討項目を生成するようにしてもよい。また、検討項目抽出モジュール160は、検討項目だけではなく、検討項目の解決に必要な人・部門の候補を抽出するようにしてもよい。
検討項目表示・選択モジュール170は、検討項目抽出モジュール160と接続されている。検討項目表示・選択モジュール170は、ユーザーに検討項目を提示し、ユーザーが選択する手段を提供する。例えば、液晶画面、スピーカー等の提示装置を用いて提示し、選択する手段として、前述のマウス、キーボード等が該当する。
ユーザー端末210、会議情報DB装置220、製品情報DB装置230、情報処理装置240は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。
例えば、ユーザー端末210は関連情報登録モジュール110、情報処理装置240への指示、情報処理装置240からの処理結果の表示を行うモジュールによって構成され、会議情報DB装置220は会議情報格納モジュール120によって構成され、製品情報DB装置230は製品情報格納モジュール130によって構成され、情報処理装置240は会議情報受付モジュール140、類似会議抽出モジュール150、検討項目抽出モジュール160、検討項目表示・選択モジュール170によって構成されている。また、情報処理装置240、会議情報DB装置220、製品情報DB装置230による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
ステップS302では、会議情報受付モジュール140は、初期課題を受け付ける。図4は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。本実施の形態は、課題受付画面400を表示する。ユーザーは、課題受付画面400への書き込みを行う。課題受付画面400には、課題受付欄410、会議一覧表示領域420が表示されている。会議一覧表示領域420には、新規作成アイコン430が表示されている。
「外部から購入している部品Cの供給が終了(ターミネイト)する」という課題が与えられた状況であるとする。
最初に、図4の例に示すように、本実施の形態の会議情報管理システムに課題(「部品Cの供給終了」)が入力される。
次に、初回の会議を会議情報管理システム上で作成する。会議を作成した例を図5に示す。会議一覧表示領域420内に、ユーザーの操作に応じて、「耐熱電線検討会1」アイコン530を作成する。例えば、新規作成アイコン430の「+」部分が選択されると、新規作成アイコン430の複製を作成し、その複製の名称欄に「耐熱電線検討会1」と記載され、「耐熱電線検討会1」アイコン530を生成する。
会議を作成した(ステップS304)後に、会議に関連する情報を受け付ける。例えば、図6の例に示す会議情報画面600を表示する。例えば、図5の例に示した「耐熱電線検討会1」アイコン530が選択(クリック)されると、会議情報画面600を表示する。会議情報画面600には、会議名欄610、参加者欄620、決定事項欄630、アクション欄640、関連情報表示領域650を表示する。アクション欄640は、未検討項目確認ボタン645を有している。ただし、この時点(初回会議実施前)では、未検討項目確認ボタン645の表示は、選択できないことを示すために薄く表示している。
本例では、受け付ける情報は会議名(会議名欄610)と参加者(参加者欄620)と関連情報(関連情報表示領域650)とするが、会議開催の日付や開催場所等の情報を追加できるようにしてもよい。会議名は、主催者(ユーザー)が任意の名前をつけるものとする。本例では“耐熱電線検討会1”と会議名欄610に入力されたものとする。
会議の参加者は、主催者が決定するものとするが、部品Cを使用している製品に関係するメンバーとしてもよい。本例では“山田太郎”、“鈴木一郎”、“田中誠”と参加者欄620に入力されたものとする。
初回の会議で使用する文書“変更要求”、“部品C在庫数”を作成し、関連情報として関連情報表示領域650に登録する。関連情報表示領域650に、変更要求文書652、部品C在庫数文書654を表示する。
ステップS310では、会議情報受付モジュール140は、会議情報を更新する。
ステップS308での会議終了後、会議で決定した事項とアクションを会議情報に反映する。本例では、初回の会議での決定事項欄630は「なし」、アクション欄640は「部品Cの変更候補のリストアップ」が入力されたものとする。初回会議実施後の状態を図7の例に示す。なお、この時点(初回会議実施後)では、未検討項目確認ボタン645の表示は、選択できることを示すために濃く表示している。
次に、現在の会議の未検討の検討項目を確認する。本例では、アクション記入欄のリンク「未検討項目確認ボタン645」がクリックされることで、未検討の検討項目の抽出処理を起動する。
未検討の検討項目を表示するために、まず、類似会議抽出モジュール150が類似会議の抽出を行う。会議間の類似度の計算は予め決められたアルゴリズムによって行う。本例では、会議間の類似度の計算は、会議に関連付けられたテキスト(課題、決定事項、アクション等)に含まれる単語ベクトルの内積を用いる。類似度の計算を行う際には、それぞれの属性の類似度を同じ重みで用いてもよいし、フィールド毎に重み付けを行ってもよい。また、類似する会議は、類似度の最も近い1件の会議、類似度上位の予め定められた件数の会議、閾値より高い又は以上の類似度をもつすべての会議、のいずれの方法を用いてもよい。本例では、図8の例で示すような会議情報が見つかったとする。会議情報画面(類似会議)800には、会議名欄810、参加者欄820、決定事項欄830、アクション欄840、関連情報表示領域850を表示する。これらの構造は、図6の例に示した会議情報画面600と同等のものである。ただし、過去の会議における会議情報であるので、アクション欄840内に未検討項目確認ボタン645の表示は不要である。なお、図8に示す例は、会議情報画面(類似会議)800を表示することなく、類似する会議情報のデータ構造を示しているものとしてもよい。過去の会議であるので、決定事項欄830、アクション欄840、関連情報表示領域850等には情報が入力されている。また、関連情報表示領域850には、不具合まとめ文書852、耐熱評価実験結果文書854が表示されている。
類似した会議のアクション欄840に記録されている項目を、次に検討すべき検討項目として抽出する。その際、過去の検討項目をそのまま用いてもよいし、再利用しやすいように編集してもよい。例えば、「部品Hの変更候補のリストアップ」を、対象とする会議の課題から抽出した語句を用いて、「部品Cの変更候補のリストアップ」と修正してもよい。
また、継続して会議が行われている場合は、ステップS312で抽出した類似会議の以後に開催された会議の検討項目を用いてもよい。この場合、会議情報には、前回又は次回の会議情報を示す情報が含まれており、検討項目抽出モジュール160は、次回の会議情報を辿ることによって、類似会議以降の会議を抽出し、それぞれの会議から検討項目を抽出すればよい。
また、収集した検討項目に重複する項目が含まれる場合は削除しておいてもよい。また、類似する検討項目は、1つの検討項目としてまとめる処理を行うようにしてもよい。例えば、検討項目が類似するか否かは、前述のように、単語ベクトルの内積を用いるようにしてもよい。そして、類似する検討項目のうち、最も多い文字数の検討項目を選択してもよい。また、類似する語句毎に予め定められた規則(例えば、予め用意した辞書内にある語句を選択する、使用回数が最も多い語句を選択する等の規則)を適用して選択し、それらの選択した語句を組み合わせて検討項目を生成するようにしてもよい。
また、検討項目から行動すべき語句だけを抽出するようにしてもよい。つまり、検討項目から目的語を削除するようにしてもよい。目的語は、会議によって異なる場合が多いからである。
本例では、図9の例に示すように、類似するとして抽出した会議に含まれる検討項目のみを使用するものとする。
ここでは、図9の例に示すように、ユーザーに抽出した検討項目を表示する。検討項目候補一覧画面900には、検討項目候補一覧表示領域910、戻るボタン920を表示する。検討項目候補一覧表示領域910には、アクション欄840内の検討項目を1項目毎に表示し、それぞれ追加リンク912を付加して表示している。そして、追加リンク912が選択された場合、その項目を会議における検討項目として追加する。
例えば、会議開催者は、抽出された検討項目のリスト(検討項目候補一覧表示領域910内)を参考にして、次回の会議で検討するべき項目を現在の会議に補う。本例では、図9に示す検討項目候補一覧画面900内の追加リンク912Bがクリックされると、図10の例に示すように、その検討項目(「変更候補の耐久性比較」)を現在の会議のアクション欄640に追記する。追加すべき項目がなければ会議入力の画面に戻る。ユーザーは追加された検討項目を必要に応じて編集する。
アクション欄640の更新が完了したら、会議情報管理システムはアクション欄640に未実施のものがないかを確認する。本例では、アクション欄640が空又は“なし”と記入されているときにすべて実施されていると判断する。未実施のものがある場合(具体的には、アクション欄640が空ではなく、“なし”とも記入されていない場合)には、次回の会議を作成する。会議を作成したときには、前回の会議へのリンクを作成しておく。
図11は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。この例は、3回の会議が行われた場合を示している。つまり、会議一覧表示領域420には、「耐熱電線検討会1」アイコン530、「耐熱電線検討会2」アイコン1132、「耐熱電線検討会3」アイコン1134、新規作成アイコン430を表示し、「耐熱電線検討会1」アイコン530、「耐熱電線検討会2」アイコン1132、「耐熱電線検討会3」アイコン1134の順番に継続して会議が行われたことを示す矢印を表示している。
つまり、一回目の会議「耐熱電線検討会1」と同様に、二回目の会議「耐熱電線検討会2」、三回目の会議「耐熱電線検討会3」を実施する。連続した会議を終了し、アクション欄640の見直しを完了した段階で、未実施の項目が無くなったとき、この課題の一連の会議を完了する。
例えば、製品情報格納モジュール130は、技術標準書A格納モジュール1232、部品表格納モジュール1234、技術標準書B格納モジュール1236を有している。
会議情報1222の内容として、「課題:部品Cの供給が終了」がある。
初回の会議が行われる。会議情報1224は、「耐熱電線検討会1」の会議の結果として、決定事項情報1224A、アクション情報1224Bがある。
決定事項情報1224Aとして「なし」、アクション情報1224Bとして「部品Cの変更候補のリストアップ」、「変更候補の耐久性比較」が記載される。そして、会議の結果として、変更要求文書652が、技術標準書A格納モジュール1232に追加される。
次に、継続した2回目の会議が行われる。会議情報1226は、「耐熱電線検討会2」の会議の結果として、決定事項情報1226A、アクション情報1226Bがある。そして、会議の結果として、部品表格納モジュール1234内の情報に耐久性調査結果文書1254を反映した変更が加えられる。
決定事項情報1226Aとして「部品Aで使用している部品Cを部品C’に変更」、アクション情報1226Bとして「部品C’の特性調査」、「技術標準書案の作成」が記載される。
そして、継続した3回目の会議(最後の会議)が行われる。会議情報1228は、「耐熱電線検討会3」の会議の結果として、決定事項情報1228A、アクション情報1228Bがある。そして、会議の結果として、部品C’に関する技術標準書文書1256が、技術標準書B格納モジュール1236に追加される。
決定事項情報1228Aとして「部品C’を標準化」、アクション情報1228Bとして「なし」が記載される。アクション情報1228Bに「なし」が記載されているので、最後の会議であると判断される。
なお、決定事項情報1224A、決定事項情報1226A、決定事項情報1228Aは、決定事項欄630に対応し、アクション情報1224B、アクション情報1226B、アクション情報1228Bは、アクション欄640に対応する。
なお、図13に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図13に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図13に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…会議情報格納モジュール
130…製品情報格納モジュール
140…会議情報受付モジュール
150…類似会議抽出モジュール
160…検討項目抽出モジュール
170…検討項目表示・選択モジュール
210…ユーザー端末
220…会議情報DB装置
230…製品情報DB装置
240…情報処理装置
290…通信回線
1232…技術標準書A格納モジュール
1234…部品表格納モジュール
1236…技術標準書B格納モジュール
Claims (4)
- 対象とする第1の会議に関連付けられた情報と類似する情報を関連付けている第2の会議を抽出する第1の抽出手段と、
前記第2の会議における検討項目を、前記第1の会議における検討項目の候補として抽出する第2の抽出手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2の抽出手段によって抽出された検討項目に対して、前記第1の会議に合わせた修正を行う修正手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2の抽出手段は、さらに、前記第1の会議に関連する情報を予め定められた規則に適用して、該第1の会議における検討項目を生成する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
対象とする第1の会議に関連付けられた情報と類似する情報を関連付けている第2の会議を抽出する第1の抽出手段と、
前記第2の会議における検討項目を、前記第1の会議における検討項目の候補として抽出する第2の抽出手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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