JP7131139B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7131139B2
JP7131139B2 JP2018127972A JP2018127972A JP7131139B2 JP 7131139 B2 JP7131139 B2 JP 7131139B2 JP 2018127972 A JP2018127972 A JP 2018127972A JP 2018127972 A JP2018127972 A JP 2018127972A JP 7131139 B2 JP7131139 B2 JP 7131139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
column
information
module
community
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018127972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020009036A (ja
Inventor
直樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2018127972A priority Critical patent/JP7131139B2/ja
Priority to US16/455,766 priority patent/US20200013016A1/en
Publication of JP2020009036A publication Critical patent/JP2020009036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7131139B2 publication Critical patent/JP7131139B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/103Workflow collaboration or project management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/01Social networking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/535Tracking the activity of the user

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、複数の端末装置とサーバー装置とがネットワークに接続されて構成される情報提示システムにおいて、上記サーバー装置は、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置間で行われるメッセージ情報の送受信を行う送受信手段と、この送受信手段で受信されるメッセージ情報を記憶する第1の記憶手段と、上記送受信手段で送受信されるメッセージ情報の送受信元である上記端末装置において、(a)メッセージ情報の「作成」、既存メッセージ情報の「閲覧」、既存メッセージ情報に対する「返信」、「転送」及び「削除」を含む複数の操作のうちのどの操作が行われたかを示す操作の種類、(b)操作の種類が「閲覧」、「返信」、「転送」及び「削除」の場合には操作対象の既存メッセージ情報のID、(c)操作の種類が「作成」、「返信」及び「転送」の場合には作成されたメッセージ情報のID、(d)操作の日時、及び(e)当該端末装置のユーザーIDを含む操作履歴を記憶する第2の記憶手段と、前記操作履歴から求めた作成されたメッセージ情報の既存メッセージ情報への前記操作の種類に応じた依存度と、当該作成されたメッセージ情報と当該既存メッセージ情報との間の内容の類似度とに基づいて、各メッセージ情報に対し、当該メッセージ情報から他のメッセージ情報への関係の強さを示す関連度を算出する関連度算出手段と、上記端末装置から検索要求がされた際、当該検索要求に含まれる検索条件に基づいて上記第1の記憶手段に記憶されているメッセージ情報を検索する検索手段と、上記検索手段の検索結果としてのメッセージ情報と、当該検索結果としてのメッセージ情報との間の前記関連度が予め定められた閾値以上のメッセージ情報とを含むメッセージ集合を求める手段と、前記メッセージ集合と、当該メッセージ集合中のメッセージ情報の数の時間的推移を示す情報を提示する第1の提示手段と、を含むことが開示されている。
特許文献2には、複数のユーザーがネットワーク上でコミュニケーションを行うことにより形成されるWeblogコミュニティを追跡するWeblogコミュニティ追跡装置であって、ある時点T1で抽出された各Weblogコミュニティについて、一定基準以上のコメント、トラックバックを受けている1つ以上のWeblogを貢献的メンバーとして、該コメントと該トラックバックの回数から求められた貢献度と共に該貢献的メンバー毎にデータベースに格納する貢献的メンバー情報抽出手段と、前記T1から一定時間が経過した後の時刻T2において、前記貢献的メンバー情報抽出手段で抽出された貢献的メンバーのWeblogを含むWeblogコミュニティを対象に、前記データベースに格納されている前記貢献的メンバーの貢献度の合計値が最大の、又は、所定の値以上のWeblogコミュニティを検索する追跡手段と、を有することが開示されている。
特許文献3には、仮想コミュニティのメンバーであるユーザーのユーザー端末に、仮想コミュニティに対する文書データの投稿及び前記文書データの閲覧を行うためのコミュニティ画面を提供し、前記文書データを、前記文書データの集合であるスレッドごとに管理する文書データ管理装置であって、既存の第1仮想コミュニティに属するスレッドを継承する第2仮想コミュニティを生成するための設定情報を取得する取得手段と、前記設定情報に基づいて、前記第1仮想コミュニティのメンバーと前記第2仮想コミュニティのメンバーとの間の差異を検出する検出手段と、前記差異に基づいて、前記第1仮想コミュニティから前記第2仮想コミュニティに継承されるスレッドの優先度を決定する決定手段と、前記第1仮想コミュニティから継承されたスレッドを前記優先度が高い順に並べたスレッド一覧を含む、前記第2仮想コミュニティのコミュニティ画面を、前記ユーザー端末に表示させる第1表示制御手段と、を備えることが開示されている。
特許第3914082号公報 特許第4425846号公報 特許第5296146号公報
複数のユーザーが参加するコミュニティにおいて、ユーザー間でのコミュニケーションが行われ、そして、そのコミュニティにおける成果として文書等が作成される。このようなコミュニティにおいて、例えば、ユーザーの脱退等のイベントが発生する。ユーザーが脱退する前に、そのユーザーの知見を他のメンバーに伝承しないと、そのコミュニティにおいてそのユーザーの知見が消失してしまうことになる。
本発明は、ユーザーの脱退等のイベントが将来発生する場合は、そのイベントに関連するユーザー等に対してアクション要請を通知することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、複数のユーザーが参加するコミュニティ内のユーザー間における、該コミュニティ内のコミュニケーション又は該コミュニティにおける成果への関与の度合いの差を検出する検出手段と、予め定められたイベントが将来発生する場合は、前記検出手段によって検出された差に基づいて、該イベントに関連する第1のユーザー又は該第1のユーザーとの差がある第2のユーザーへアクション要請を通知する通知手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記イベントは、前記コミュニティからの脱退又は長期の離脱であり、前記第1のユーザーは、脱退者又は長期の離脱者である、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記第2のユーザーは、前記第1のユーザーよりも関与の度合いが低いユーザーである、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記通知手段は、前記第1のユーザーよりも関与の度合いが高いユーザーへの通知は行わない、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記通知手段は、前記第2のユーザーとして、前記第1のユーザーとコミュニケーションを行ったことがあるユーザー、又は、前記第1のユーザーとともに前記成果に関与したユーザーを選出する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記通知手段は、さらに、前記第2のユーザーとして、前記第1のユーザーに対して予め定められた動作を行ったユーザーであることを条件とする、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、コンピュータを、複数のユーザーが参加するコミュニティ内のユーザー間における、該コミュニティ内のコミュニケーション又は該コミュニティにおける成果への関与の度合いの差を検出する検出手段と、予め定められたイベントが将来発生する場合は、前記検出手段によって検出された差に基づいて、該イベントに関連する第1のユーザー又は該第1のユーザーとの差がある第2のユーザーへアクション要請を通知する通知手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、ユーザーの脱退等のイベントが将来発生する場合は、そのイベントに関連するユーザー等に対してアクション要請を通知することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、コミュニティからの脱退又は長期の離脱が将来発生する場合は、脱退者又は長期の離脱者等に対してアクション要請を通知することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、第1のユーザーよりも関与の度合いが低いユーザーに対してアクション要請を通知することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、第1のユーザーよりも関与の度合いが高いユーザーに対しては、アクション要請の通知を不要とすることができる。
請求項5の情報処理装置によれば、第1のユーザーとコミュニケーションを行ったことがあるユーザー、又は、第1のユーザーとともに成果に関与したユーザーに対してアクション要請を通知することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、アクション要請の通知先であるユーザーを、第1のユーザーに対して予め定められた動作を行ったユーザーとすることができる。
請求項7の情報処理プログラムによれば、ユーザーの脱退等のイベントが将来発生する場合は、そのイベントに関連するユーザー等に対してアクション要請を通知することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 メンバー管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 スレッド管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 成果物管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ログ管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 関与度差異検出テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 引き継ぎ指示テンプレートテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による表示例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、複数人のユーザー(以下、メンバーともいう)が参加するバーチャルコミュニティ(以下、コミュニティともいう)におけるコミュニケーションを支援するものであって、図1の例に示すように、アクセス制御モジュール105、ワークスペース情報保存モジュール110、関与度差異検出モジュール115、引き継ぎ指示モジュール120を有している。情報処理装置100は、コラボレーションシステムの一部の機能を担っている構成としてもよい。また、コミュニティとは、コラボレーションシステム等のように共同作業を支援するシステムで管理する複数人のユーザーを含むグループである。
情報処理装置100は、脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170と接続されている。なお、脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170は、それぞれ複数あってもよい。脱退予定メンバー用ユーザー端末150は、脱退予定であるメンバー152によって用いられる端末である。メンバー用ユーザー端末170は、脱退予定メンバー152以外のメンバー172によって用いられる端末である。
なお、脱退予定メンバー用ユーザー端末150とメンバー用ユーザー端末170を区別する必要はなく、脱退予定メンバー用ユーザー端末150内のワークスペースアクセスモジュール160とメンバー用ユーザー端末170内のワークスペースアクセスモジュール175は同等のものであり、脱退予定メンバー用ユーザー端末150内の引き継ぎ情報確認モジュール165とメンバー用ユーザー端末170内の引き継ぎ情報確認モジュール180は同等のものであり、メンバー用ユーザー端末170内にメンバー脱退通知モジュール155を含めてもよい。また、脱退等をすることを通知する必要が生じたときに、メンバー152の操作によって、メンバー脱退通知モジュール155、に相当するプログラムを脱退予定メンバー用ユーザー端末150内にダウンロードしてきてもよい。
脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170は、情報処理装置100との通信が可能であり、例えば、パーソナルコンピュータ(ノートPCを含む)、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)等である。
コミュニティでは、メンバーが流動化することが多い。前述の特許文献に記載の技術ではコミュニティでのメンバーの関与・貢献を評価することはできている。しかし、コミュニティ内のあるメンバーが脱退等したときにどう対処すればよいかという観点がなかった。ある事柄が決まった経緯や背景情報が、そのことに関わったメンバーが脱退等することで失われる。なお、脱退等には、脱退、長期の離脱が含まれる。以下、例示する場合は、脱退を用いて説明する。コミュニティには、企業間コラボレーション等の他に、会社等の組織を含めてもよい。つまり、その組織全体で1つのコミュニティを形成していてもよい。したがって、脱退には、退職等も含まれる。
本実施の形態は、例えば、以下のような処理を行う。特に、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものであり、この説明を用いて限定解釈することは意図していない。そして、この説明部分のみを用いて、特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載したものであること(特許法第36条第6項第1号)の判断を行うべきではないことは当然である。
情報処理装置100は、コミュニティに属するあるメンバーによってコミュニティから脱退する予定が通知されると、そのメンバーが関わったコミュニケーション(ワークスペース、メッセージスレッド等)又は成果物について、他のメンバーがそれらとどのように関わったかを判定する。そして、その判定に基づいて、そのメンバーないし他のメンバーに対して、情報処理装置100が脱退予定前に引き継ぎのコミュニケーション又は資料作成を行うように促す。
引き継ぎを促す判定は、そのメンバーが他のメンバーに較べて、
(1)成果物への貢献が大きい(筆頭著者、担当ページ数が多い、レビュワーを担当等)
(2)コミュニケーションへの関与が大きい(投稿数、質問に対する有効な回答数、ファシリテーターを担当など)
ということから行われる。
アクセス制御モジュール105は、ワークスペース情報保存モジュール110、引き継ぎ指示モジュール120、脱退予定メンバー用ユーザー端末150のメンバー脱退通知モジュール155、ワークスペースアクセスモジュール160、引き継ぎ情報確認モジュール165、メンバー用ユーザー端末170のワークスペースアクセスモジュール175、引き継ぎ情報確認モジュール180と接続されている。アクセス制御モジュール105は、脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170との通信を行い、脱退等の予定の通知を受け取ること、その脱退等にともなうアクション要請の通知等を行う。通知として、例えば、電子メール、チャット、電子掲示板、ソーシャルメディアを用いた通知、プッシュ通知、自動音声応答による電話発信等があり、電話発信として、例えば、Lync(登録商標)等を用いて行えばよい。
具体的には、アクセス制御モジュール105は、コラボレーションシステム(情報処理装置100)のワークスペースにメンバーがアクセスする際に、ワークスペース情報保存モジュール110に保存された認証情報と認可情報に基づき、メンバーの認証と、メンバーに与えられた認可情報に応じてワークスペースにおける操作を制限する機能を持つ。
また、メンバー脱退等の通知を受信したときは、そのメンバーの情報を引き継ぎ指示モジュール120へ渡す。
また、引き継ぎ指示モジュール120から引き継ぎ情報を渡されたときは、その情報に含まれるメンバーに対して引き継ぎ情報を通知する機能を持つ。
ワークスペース情報保存モジュール110は、アクセス制御モジュール105、関与度差異検出モジュール115、引き継ぎ指示モジュール120と接続されている。ワークスペース情報保存モジュール110は、メンバーの情報、メンバー間のコミュニケーションに関わる情報等を記憶している。例えば、スレッド、成果物である文書等、後述するメンバー管理テーブル300、スレッド管理テーブル400、成果物管理テーブル500、ログ管理テーブル600、関与度差異検出テーブル800、引き継ぎ指示テンプレートテーブル900等を記憶している。
具体的には、ワークスペース情報保存モジュール110は、コラボレーションシステム(情報処理装置100)内のワークスペースに関する情報を保存する機能を持つ。
ワークスペースに関する情報とは、ワークスペース名、ワークスペースのメンバー、ワークスペースで交わされたメッセージや文書、メンバーに対する認証情報、メッセージや文書に対するワークスペース参加者の認可情報等の情報が含まれている。
関与度差異検出モジュール115は、ワークスペース情報保存モジュール110、引き継ぎ指示モジュール120と接続されている。関与度差異検出モジュール115は、複数のユーザーが参加するコミュニティ内のユーザー間における、そのコミュニティ内のコミュニケーション又はそのコミュニティにおける成果への関与の度合いの差を検出する。ここで「関与」には、貢献を含む。関与度差異検出モジュール115は、例えば、コミュニティメンバーの間に、あるスレッドや成果物への関与の度合いに差があることを検出する。
具体的には、関与度差異検出モジュール115は、引き継ぎ指示モジュール120から渡されたメンバー情報をトリガーとして、メッセージスレッドないし文書への関与について、前記渡されたメンバーとは関与に差がある他のメンバーを検出する。そして、前記渡されたメンバー、検出された他のメンバー、関与に差があるメッセージスレッド又は文書の情報、関連の種類からなる情報を引き継ぎ指示モジュール120へ渡す機能を持つ。
関与度差異検出モジュール115では、あるメンバーの関与が他のメンバーを上回るケースを保存している(図8の例を用いて後述する)。このケースを利用して、メンバー間の関与差を検出する。
少しでも差があれば検出してもよいし、重み付けや閾値(関数)を設けてある程度の差が生じたときに検出してもよい。
引き継ぎ指示モジュール120は、アクセス制御モジュール105、ワークスペース情報保存モジュール110、関与度差異検出モジュール115と接続されている。引き継ぎ指示モジュール120は、予め定められたイベントが将来発生する場合は、関与度差異検出モジュール115によって検出された差に基づいて、そのイベントに関連する第1のユーザー又はその第1のユーザーとの差がある第2のユーザーへアクション要請を通知する。引き継ぎ指示モジュール120は、例えば、特定のイベントをトリガーとして、関与度差異検出モジュール115によって検出された差に基づいたアクション要請を、検出された差があるコミュニティメンバーへ通知する。
通知を行う時期として、予め定められたイベントが将来発生することを検知した場合(例えば、検知したらすぐに)であってもよいし、将来発生する日時の予め定められた期間前(例えば、イベント発生の1週間前等)であってもよい。
「予め定められたイベント」として、コミュニティからの脱退又は長期の離脱がある。そして、「第1のユーザー」は、脱退者又は長期の離脱者である。「長期の離脱」として、例えば、長期の休暇等が該当する。なお、長期は、予め定められた期間を越える場合としてもよい。その場合の閾値としての期間は、コミュニティ、スケジュール(スケジュール内のフェーズ)等によって異なる値としてもよい。例えば、スケジュールにおいて、納期直前の場合は短い期間(例えば、2日間等)を閾値とし、計画策定の場合は長期の期間(例えば、7日間等)を閾値としてもよい。
特定のイベントがコミュニティのメンバーの脱退である場合、アクション要請は脱退するメンバーの知見を他のメンバーに伝承することになる。つまり、メンバーの脱退にともなう知見の消失を、脱退前にアクションを起こすことで防ぐことができる。
また、第2のユーザーは、第1のユーザーよりも関与の度合いが低いユーザーとしてもよい。つまり、脱退者の知見を、その知見を有していないメンバーに伝承することになる。
また、引き継ぎ指示モジュール120は、第1のユーザーよりも関与の度合いが高いユーザーへの通知は行わないようにしてもよい。つまり、脱退者の知見を、他のメンバーが有している場合は、伝承する必要がないことになる。脱退者及び関与の度合いが高いユーザーへの負担を軽減させている。
また、引き継ぎ指示モジュール120は、第2のユーザーとして、第1のユーザーとコミュニケーションを行ったことがあるユーザー、又は、第1のユーザーとともに成果に関与したユーザーを選出するようにしてもよい。
そして、引き継ぎ指示モジュール120は、さらに、第2のユーザーとして、第1のユーザーに対して予め定められた動作を行ったユーザーであることを条件としてもよい。
また、引き継ぎ指示モジュール120は、メンテナンス又は伝承が不要なスレッドや成果物については、アクション要請を実施しないようにしてもよい。例えば、古い資料(作成された日時から予め定められた期間が経過している成果物、既に公開されている成果物等)が該当する。つまり、知見の消失を防ぐ必要がないものについてはアクションが不要となる。
具体的には、引き継ぎ指示モジュール120は、アクセス制御モジュール105から渡されたメンバー情報をトリガーとして、メンバーに対する引き継ぎ指示情報を作成し、アクセス制御モジュール105へその情報を渡す機能を持つ。
引き継ぎ指示情報は、例えば、次の内容を有している。
・脱退するメンバーのIDと氏名
次から列挙するものは1組の情報となる。脱退するメンバーに対して複数組存在する場合がある。
・関連するメンバーのIDと氏名[複数の場合あり]
・関連する文書のIDと文書名、又は、メッセージスレッドのIDとメッセージ名
・アクション要請が記載された文章(図9の例を用いて後述する)
脱退予定メンバー用ユーザー端末150は、メンバー脱退通知モジュール155、ワークスペースアクセスモジュール160、引き継ぎ情報確認モジュール165を有している。
メンバー脱退通知モジュール155は、情報処理装置100のアクセス制御モジュール105と接続されている。メンバー脱退通知モジュール155は、メンバーの操作に応じて、コラボレーションシステム(情報処理装置100)のグループのメンバーから脱退することを、コラボレーションシステム(情報処理装置100)へ通知する機能を持つ。
ワークスペースアクセスモジュール160は、情報処理装置100のアクセス制御モジュール105と接続されている。ワークスペースアクセスモジュール160は、コラボレーションシステム(情報処理装置100)のワークスペースにメンバーがアクセスして、他のメンバーとのメッセージ交換、文書の登録・編集・削除ができる機能を持つ。
引き継ぎ情報確認モジュール165は、情報処理装置100のアクセス制御モジュール105と接続されている。引き継ぎ情報確認モジュール165は、コラボレーションシステム(情報処理装置100)から通知された引き継ぎ情報を、メンバーが確認する機能を持つ。引き継ぎ情報は、引き継ぎ指示モジュール120によって生成されるものである。
メンバー用ユーザー端末170は、ワークスペースアクセスモジュール175、引き継ぎ情報確認モジュール180を有している。
ワークスペースアクセスモジュール175は、情報処理装置100のアクセス制御モジュール105と接続されている。ワークスペースアクセスモジュール175は、ワークスペースアクセスモジュール160と同等の機能を有しており、コラボレーションシステム(情報処理装置100)のワークスペースにメンバーがアクセスして、他のメンバーとのメッセージ交換、文書の登録・編集・削除ができる機能を持つ。
引き継ぎ情報確認モジュール180は、情報処理装置100のアクセス制御モジュール105と接続されている。引き継ぎ情報確認モジュール180は、引き継ぎ情報確認モジュール165と同等の機能を有しており、コラボレーションシステム(情報処理装置100)から通知された引き継ぎ情報を、メンバーが確認する機能を持つ。引き継ぎ情報は、引き継ぎ指示モジュール120によって生成されるものである。
アクション要請(引き継ぎ指示情報)の作成の概略は、次のように行われる。
1.脱退予定メンバー用ユーザー端末150からアクセス制御モジュール105へ脱退通知が行われる。アクセス制御モジュール105は、脱退するメンバーの情報(ワークスペース情報保存モジュール110内の情報)を関与度差異検出モジュール115へ渡す。
2.関与度差異検出モジュール115は、引き継ぐべきユーザー(脱退するメンバーよりも関与の度合いが低いユーザー)を抽出する。
3-1.引き継ぎ指示モジュール120は、関与度差異検出モジュール115から返された情報のうち「関連の種類」(図8の例に示す関与度差異検出テーブル800の関連の種類欄820、図9の例に示す引き継ぎ指示テンプレートテーブル900の関連の種類欄905)から、アクション要請の記述を生成する。
3-2.引き継ぎ指示モジュール120は、脱退するメンバーの情報と、関与度差異検出モジュール115から返された情報と、生成されたアクション要請の記述から、引き継ぎ指示情報を作成する。
4.引き継ぎ指示モジュール120は、アクセス制御モジュール105へ引き継ぎ指示情報を渡す。アクセス制御モジュール105は、脱退予定メンバー用ユーザー端末150(メンバー152)、引き継ぐべきユーザーに該当するメンバー用ユーザー端末170(メンバー172)に引き継ぎ指示情報を送信する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170A、メンバー用ユーザー端末170B、メンバー用ユーザー端末170C、メンバー用ユーザー端末170D、スレッド管理装置210、文書管理装置220は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、スレッド管理装置210、文書管理装置220による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
メンバー152、メンバー172等によってコミュニティが形成されており、情報処理装置100でそのコミュニティにおけるコミュニケーション処理が行われる。そして、文書管理装置220によって、そのコミュニティにおける成果物である文書が管理され、スレッド管理装置210によって、そのコミュニティにおけるコミュニケーションが管理されている。なお、文書(ファイルともいわれる)とは、テキストデータ、数値データ、図形データ、画像データ、動画データ、音声データ等、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。具体的には、文書は、文書作成プログラム(いわゆるワープロソフト)によって作成された文書、画像読取装置(スキャナ等)で読み込まれた画像、Webページ等を含む。
メンバー152(脱退予定メンバー用ユーザー端末150)から脱退の通知を受け取った場合は、メンバー152の知見が他のメンバー172に伝承されるように、情報処理装置100は引き継ぎを行うように促すアクション要請を通知する。
図3は、メンバー管理テーブル300のデータ構造例を示す説明図である。ワークスペース情報保存モジュール110は、メンバー管理テーブル300を記憶している。メンバー管理テーブル300によって、ユーザー、そのユーザーが属しているグループを管理している。
メンバー管理テーブル300は、ユーザーID欄305、ユーザー名欄310、所属グループ数欄315、グループID欄320、グループ名欄325を有している。ユーザーID欄305は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID:IDentification)を記憶している。ユーザー名欄310は、そのユーザーの名前を記憶している。所属グループ数欄315は、そのユーザーが所属しているグループの数を記憶している。この後、所属グループ数欄315内の数だけ、グループID欄320とグループ名欄325の組が続く。グループID欄320は、本実施の形態において、グループを一意に識別するための情報(グループID)を記憶している。グループ名欄325は、そのグループの名前を記憶している。この他に、ユーザー認証のための情報等を記憶していてもよい。
図4は、スレッド管理テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。ワークスペース情報保存モジュール110は、スレッド管理テーブル400を記憶している。スレッド管理テーブル400によって、ユーザー間で行われたコミュニケーションの情報(具体的には、スレッド)を管理している。
スレッド管理テーブル400は、スレッドID欄405、スレッド件名欄410、日時欄415、作成者ID欄420、グループID欄425、コメント者ID欄430、参照者ID欄435を有している。スレッドID欄405は、本実施の形態において、スレッドを一意に識別するための情報(スレッドID)を記憶している。スレッド件名欄410は、そのスレッドの件名を記憶している。日時欄415は、そのスレッドが作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者ID欄420は、そのスレッドを作成した作成者のユーザーIDを記憶している。グループID欄425は、グループIDを記憶している。コメント者ID欄430は、そのスレッドに対してコメントを行ったコメント者のユーザーIDを記憶している。参照者ID欄435は、そのスレッドを参照した参照者のユーザーIDを記憶している。作成者ID欄420、コメント者ID欄430、参照者ID欄435から、脱退者と関係を有していたユーザーを抽出することができるようになる。具体的には、作成者ID欄420、コメント者ID欄430、参照者ID欄435から脱退者のユーザーIDを検索し、そのスレッドにおける作成者ID欄420、コメント者ID欄430、参照者ID欄435から他のユーザーのユーザーIDを抽出すればよい。
図5は、成果物管理テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。ワークスペース情報保存モジュール110は、成果物管理テーブル500を記憶している。成果物管理テーブル500によって、ユーザー間で行われたコミュニケーションの成果物(具体的には、文書)を管理している。
成果物管理テーブル500は、成果物ID欄505、成果物名称欄510、日時欄515、作成者ID欄520、グループID欄525、共同作成者ID欄530、承認者ID欄535、参照者ID欄540を有している。成果物ID欄505は、本実施の形態において、成果物を一意に識別するための情報(成果物ID)を記憶している。成果物名称欄510は、その成果物の名称を記憶している。日時欄515は、その成果物が作成された日時を記憶している。作成者ID欄520は、その成果物を作成した作成者のユーザーIDを記憶している。グループID欄525は、グループIDを記憶している。共同作成者ID欄530は、その成果物を作成した共同作成者のユーザーIDを記憶している。承認者ID欄535は、その成果物を承認した承認者のユーザーIDを記憶している。参照者ID欄540は、その成果物を参照した参照者のユーザーIDを記憶している。作成者ID欄520、共同作成者ID欄530、承認者ID欄535、参照者ID欄540から、脱退者と関係を有していたユーザーを抽出することができるようになる。具体的には、作成者ID欄520、共同作成者ID欄530、承認者ID欄535、参照者ID欄540から脱退者のユーザーIDを検索し、その成果物における作成者ID欄520、共同作成者ID欄530、承認者ID欄535、参照者ID欄540から他のユーザーのユーザーIDを抽出すればよい。
図6は、ログ管理テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。ワークスペース情報保存モジュール110は、ログ管理テーブル600を記憶している。ログ管理テーブル600によって、ユーザーがコミュニティで行った操作(いわゆるログ)を管理している。
ログ管理テーブル600は、ユーザーID欄605、日時欄610、対象ID欄615、操作欄620を有している。ユーザーID欄605は、ユーザーIDを記憶している。日時欄610は、そのユーザーによって行われた操作の日時を記憶している。対象ID欄615は、対象となったID(例えば、スレッドID、成果物ID)を記憶している。操作欄620は、そのユーザーがその対象に対して行った操作(例えば、スレッド又は成果物の作成、コメント付与、承認、参照等)を記憶している。
ログ管理テーブル600を用いて、脱退者と関係を有していたユーザーを抽出することができるようになる。具体的には、脱退者が操作対象としたスレッド、成果物と同じものに対して、操作を行ったユーザーを抽出すればよい。
図7は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS702では、アクセス制御モジュール105は、メンバーAから脱退通知を受け取る。
ステップS704では、関与度差異検出モジュール115は、メンバーAが関連するスレッド、成果物を特定する。具体的には、スレッド管理テーブル400、成果物管理テーブル500を用いて、メンバーAが関連したスレッド、成果物を抽出すればよい。
ステップS706では、関与度差異検出モジュール115は、ステップS704で特定したスレッド、成果物に関わるメンバーB(一般的には、複数あり)を特定する。具体的には、スレッド管理テーブル400、成果物管理テーブル500、ログ管理テーブル600を用いて、メンバーAが関連したスレッド、成果物に関わったメンバーBを抽出すればよい。
ステップS708では、関与度差異検出モジュール115は、ステップS704で特定したスレッド、成果物に対して、メンバーAとメンバーBのそれぞれの関与の度合いを評価する。例えば、関与度差異検出テーブル800を用いて関与の度合いを評価する。
図8は、関与度差異検出テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。関与度差異検出テーブル800は、関与度差異検出モジュール115によって用いられる。関与度差異検出テーブル800は、メンバーM1の関与がメンバーM2を上回るケース例を示している。
関与度差異検出テーブル800は、対象欄805、前提欄810、状況欄815、関連の種類欄820を有している。対象欄805は、対象(例えば、メッセージ、メッセージスレッド、まとめメッセージ、文書等)を記憶している。前提欄810は、状況欄815を適用するための前提を記憶している。状況欄815は、状況を記憶している。関連の種類欄820は、関連の種類を記憶している。この関連の種類欄820は、対象欄805、前提欄810、状況欄815に合致した場合のメンバーM1とメンバーM2の関連の種類を示している。図9の例に示す引き継ぎ指示テンプレートテーブル900の関連の種類欄905で用いられる。
関与度差異検出モジュール115は、対象欄805の対象に対して、前提欄810の条件が満たされ、かつ、状況欄815の条件を満たすメンバーM2を抽出する。つまり、関与度差異検出テーブル800は、「第2のユーザーとして、第1のユーザーとコミュニケーションを行ったことがあるユーザー、又は、第1のユーザーとともに成果に関与したユーザー」を規則としたもの、又は、「第1のユーザーに対して予め定められた動作を行ったユーザーであることを条件」の一例を示している。
関与度差異検出テーブル800の1行目は、「メッセージスレッド」を対象とし、「M1,M2ともに書き込み」を前提とし、「M2がスタートさせたスレッドにM1が書き込み。M1の書き込みに対してM2が謝意を示す書き込みをすれば重みを大きくする」を状況とし、「コメント」を関連の種類としている。
関与度差異検出テーブル800の2行目は、「メッセージorメッセージスレッド」を対象とし、「M1書き込み、M2読む」を前提とし、「M1がスタートさせたスレッドorM1が書き込んだメッセージを、M2が複数回読んでいる。読む頻度、お気に入り登録があれば重みを大きくする」を状況とし、「参照」を関連の種類としている。
関与度差異検出テーブル800の3行目は、「まとめメッセージ」を対象とし、「まとめの参照先にM1が書き込み、M2読む」を前提とし、「まとめメッセージを、M2が複数回読んでいる。読む頻度、お気に入り登録があれば重みを大きくする」を状況とし、「参照」を関連の種類としている。
関与度差異検出テーブル800の4行目は、「文書」を対象とし、「M1,M2ともに書き込み」を前提とし、「著者順がM1の方がM2より先」を状況とし、「共著」を関連の種類としている。
関与度差異検出テーブル800の5行目は、「文書」を対象とし、「M1,M2ともに書き込み」を前提とし、「M2が作成した文書を、M1が承認している」を状況とし、「承認」を関連の種類としている。
関与度差異検出テーブル800の6行目は、「文書」を対象とし、「M1書き込み、M2読む」を前提とし、「M1が作成した文書を、M2が複数回読んでいる。読む頻度、お気に入り登録があれば重みを大きくする」を状況とし、「参照」を関連の種類としている。
スレッド管理テーブル400、成果物管理テーブル500、ログ管理テーブル600を参照して、状況欄815の条件に合致しているか否かを判断することができる。
ステップS710では、引き継ぎ指示モジュール120は、ステップS708の処理結果を用いて、メンバーAの関与はメンバーBを上回るか否かを判断し、上回る場合はステップS712へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS799)。
ステップS712では、引き継ぎ指示モジュール120は、メンバーAとメンバーBに対して、ステップS704で特定したスレッド、成果物に関する引き継ぎを行うように通知する。例えば、引き継ぎ指示テンプレートテーブル900を用いて通知用の文章を生成する。
図9は、引き継ぎ指示テンプレートテーブル900のデータ構造例を示す説明図である。引き継ぎ指示テンプレートテーブル900は、引き継ぎ指示モジュール120によって用いられる。
引き継ぎ指示テンプレートテーブル900は、関連の種類欄905、他のメンバー欄910、対象欄915、アクションの文章欄920を有している。関連の種類欄905は、関連の種類を記憶している。他のメンバー欄910は、他のメンバーを記憶している。対象欄915は、対象を記憶している。アクションの文章欄920は、アクション要請の文章を記憶している。
引き継ぎ指示テンプレートテーブル900には、関与度差異検出モジュール115から返される「関連の種類」(図8の例に示した関与度差異検出テーブル800の関連の種類欄820)とアクション要請の文章のテンプレートとが、関連づけて保存されている。
アクションの文章欄920内のテンプレートは、文章の一部が変数(つまり、穴埋め式)になっていて、関与度差異検出モジュール115から返されるユーザーの名前、文書又はメッセージスレッドが変数の値になる。
なお、アクションの文章欄920内のテンプレートは、メンバーM1が脱退するメンバーとする。そして、テンプレート中の{x}は、変数として文章が置き換わることを示している。
引き継ぎ指示テンプレートテーブル900の1行目は、関連の種類が「コメント」であって、他のメンバーが「M2,M3,・・,Mn」であって、対象が「メッセージスレッド」である場合に、アクション要請の文章として「{M1の氏名}はメッセージスレッド{メッセージスレッドのID}:“{メッセージスレッドの件名}”について{M2,・・,Mn}へコメントしています。この件について引き継ぎが必要であればこれらのメンバーとコンタクトしてください。」を表示する。
引き継ぎ指示テンプレートテーブル900の2行目は、関連の種類が「参照」であって、他のメンバーが「M2,M3,・・,Mn」であって、対象が「文書」である場合に、アクション要請の文章として「{M1の氏名}が関わった文書{文書ID}:“{メッセージスレッドの件名}”に対して{M2,・・,Mn}が参照しています。この件について引き継ぎが必要であればこれらのメンバーとコンタクトしてください。」を表示する。
引き継ぎ指示テンプレートテーブル900の3行目は、関連の種類が「承認」であって、他のメンバーが「M2,M3,・・,Mn」であって、対象が「文書」である場合に、アクション要請の文章として「{M1の氏名}が承認した文書{文書ID}:“{メッセージスレッドの件名}”には{M2,・・,Mn}が関わっています。この件について引き継ぎが必要であればこれらのメンバーとコンタクトしてください。」を表示する。
図10は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。ステップS712で、通知が行われた脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170での表示例を示すものである。
図10(a)の例に示すメッセージ1000Aは、脱退予定メンバー用ユーザー端末150の表示装置に表示される。
メッセージ1000Aには、例えば、「富士太郎さん あなたは、メッセージスレッドID:S0001「ABC」について、富士花子さん、東京次郎さんへコメントしています。この件について引き継ぎが必要であれば、これらのメンバーとコンタクトしてください。」が表示される。
図10(b)の例に示すメッセージ1000Bは、メンバー用ユーザー端末170の表示装置に表示される。
メッセージ1000Bには、例えば、「富士花子さん 富士太郎さんは、メッセージスレッドID:S0001「ABC」について、あなた、東京次郎さんへコメントしています。この件について引き継ぎが必要であれば、これらのメンバーとコンタクトしてください。」が表示される。
また、コミュニティ内でToDo情報が用いられている場合は、さらに、以下のような処理を行ってもよい。
まず、ToDo情報は少なくとも次のものを含む。また、このToDo情報は、ワークスペース情報保存モジュール110に記憶されている。
・期限
・実施/未実施[いずれか一つ]
・ToDoの記述(つまり、やるべきことを記述した文章)
・ToDoを実施するユーザーのID[複数の場合あり]
・ToDoを設定したユーザーのID
・ToDoに関連する文書又はメッセージスレッドのID[未設定の場合あり]
・ToDoの実施を確認するユーザーのID[未設定の場合あり]
関与度差異検出モジュール115では、アクセス制御モジュール105から渡された脱退するメンバーについて、そのユーザーがToDoを実施するユーザー、ToDoの実施を確認するユーザー又はToDoを設定したユーザーとなっているToDoを、ワークスペース情報保存モジュール110から検索する。
検索されたToDoから次のような規則にしたがって差異を検出する。
・「実施を確認するユーザー」は「実施するユーザー」よりも関与の度合いが高い。
・「実施を設定したユーザー」は「実施するユーザー」よりも関与の度合いが高い。
・「実施するユーザー」かつ「関連する文書ないしメッセージスレッドがある」かつ「ToDoの記述が「レビュー」「コメント」「承認」等」である場合、「実施するユーザー」は「関連する文書ないしメッセージスレッド中のユーザー」よりも関与の度合いが高い。
・実施するユーザーが複数であって、関連する文書又はメッセージスレッドがあるときは、それらから複数ユーザーの関与の差異を検出する。
そして、引き継ぎ指示モジュール120では、ToDoへの関与の差異から引き継ぎ情報を生成し、これをToDoに関与したメンバーへ通知する。併せて、アクション要請をToDoの記述としたToDoを新たに作成するようにしてもよい。また、脱退するメンバーの脱退予定日が脱退通知に含まれる構成とした場合は、作成するToDoの期限を脱退予定日までの日付に設定するようにしてもよい。
なお、本実施の形態(情報処理装置100、脱退予定メンバー用ユーザー端末150、メンバー用ユーザー端末170)としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図11に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1101を用い、記憶装置としてRAM1102、ROM1103、HD1104を用いている。HD1104として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。アクセス制御モジュール105、関与度差異検出モジュール115、引き継ぎ指示モジュール120、メンバー脱退通知モジュール155、ワークスペースアクセスモジュール160、引き継ぎ情報確認モジュール165、ワークスペースアクセスモジュール175、引き継ぎ情報確認モジュール180等のプログラムを実行するCPU1101と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1102と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1103と、ワークスペース情報保存モジュール110等としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1104と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等に対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいてデータを受け付ける受付装置1106と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1105と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1107、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1108により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図11に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…アクセス制御モジュール
110…ワークスペース情報保存モジュール
115…関与度差異検出モジュール
120…引き継ぎ指示モジュール
150…脱退予定メンバー用ユーザー端末
152…メンバー
155…メンバー脱退通知モジュール
160…ワークスペースアクセスモジュール
165…引き継ぎ情報確認モジュール
170…メンバー用ユーザー端末
172…メンバー
175…ワークスペースアクセスモジュール
180…引き継ぎ情報確認モジュール
210…スレッド管理装置
220…文書管理装置
290…通信回線

Claims (6)

  1. 複数のユーザーが参加するコミュニティ内のユーザー間における、該コミュニティ内のコミュニケーション又は該コミュニティにおける成果への関与の度合いの差を検出する検出手段と、
    予め定められたイベントが将来発生する場合は、前記検出手段によって検出された差に基づいて、該イベントに関連する第1のユーザー又は該第1のユーザーとの差がある第2のユーザーへアクション要請を通知する通知手段
    を有し、
    前記イベントは、前記コミュニティからの脱退又は長期の離脱であり、
    前記第1のユーザーは、脱退者又は長期の離脱者である、
    情報処理装置。
  2. 前記第2のユーザーは、前記第1のユーザーよりも関与の度合いが低いユーザーである、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知手段は、前記第1のユーザーよりも関与の度合いが高いユーザーへの通知は行わない、
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知手段は、前記第2のユーザーとして、前記第1のユーザーとコミュニケーションを行ったことがあるユーザー、又は、前記第1のユーザーとともに前記成果に関与したユーザーを選出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知手段は、さらに、前記第2のユーザーとして、前記第1のユーザーに対して予め定められた動作を行ったユーザーであることを条件とする、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    複数のユーザーが参加するコミュニティ内のユーザー間における、該コミュニティ内のコミュニケーション又は該コミュニティにおける成果への関与の度合いの差を検出する検出手段と、
    予め定められたイベントが将来発生する場合は、前記検出手段によって検出された差に基づいて、該イベントに関連する第1のユーザー又は該第1のユーザーとの差がある第2のユーザーへアクション要請を通知する通知手段
    として機能させ
    前記イベントは、前記コミュニティからの脱退又は長期の離脱であり、
    前記第1のユーザーは、脱退者又は長期の離脱者である、
    情報処理プログラム。
JP2018127972A 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置及び情報処理プログラム Active JP7131139B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127972A JP7131139B2 (ja) 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置及び情報処理プログラム
US16/455,766 US20200013016A1 (en) 2018-07-05 2019-06-28 Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium storing information processing program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127972A JP7131139B2 (ja) 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020009036A JP2020009036A (ja) 2020-01-16
JP7131139B2 true JP7131139B2 (ja) 2022-09-06

Family

ID=69102615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018127972A Active JP7131139B2 (ja) 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置及び情報処理プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20200013016A1 (ja)
JP (1) JP7131139B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000348090A (ja) 1999-06-04 2000-12-15 Fujitsu Ltd アクション情報管理システム
JP2004102923A (ja) 2002-09-12 2004-04-02 Toshiba Solutions Corp ワークフロー引継システム及びワークフロー引継方法
JP2008181278A (ja) 2007-01-24 2008-08-07 Toshiba Corp コミュニケーション支援システム
JP2012138014A (ja) 2010-12-27 2012-07-19 Mizuho Information & Research Institute Inc 権限管理システム、権限管理方法及び権限管理プログラム
US20160350696A1 (en) 2015-05-26 2016-12-01 International Business Machines Corporation Integrating dynamic interpersonal relationships in an organization hierarchy

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000348090A (ja) 1999-06-04 2000-12-15 Fujitsu Ltd アクション情報管理システム
JP2004102923A (ja) 2002-09-12 2004-04-02 Toshiba Solutions Corp ワークフロー引継システム及びワークフロー引継方法
JP2008181278A (ja) 2007-01-24 2008-08-07 Toshiba Corp コミュニケーション支援システム
JP2012138014A (ja) 2010-12-27 2012-07-19 Mizuho Information & Research Institute Inc 権限管理システム、権限管理方法及び権限管理プログラム
US20160350696A1 (en) 2015-05-26 2016-12-01 International Business Machines Corporation Integrating dynamic interpersonal relationships in an organization hierarchy

Also Published As

Publication number Publication date
US20200013016A1 (en) 2020-01-09
JP2020009036A (ja) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11102156B2 (en) Presentation of organized personal and public data using communication mediums
US20230370415A1 (en) Systems and methods for converting emails to chat conversations
JP6515468B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
US10504048B2 (en) Systems and methods for enterprise content curation
CN101281526B (zh) 信息处理装置、信息处理系统和信息处理方法
US9507758B2 (en) Collaborative matter management and analysis
US20190325064A1 (en) Contextual aggregation of communications within an applicant tracking system
US20130013546A1 (en) Providing community for customer questions
US10642870B2 (en) Data processing systems and methods for automatically detecting and documenting privacy-related aspects of computer software
US20190073213A1 (en) Sending updates associated with a transaction platform to a distribution group of users associated with a messaging service
US20200052921A1 (en) Collaborative communications environment with participant flexibility
US11900326B2 (en) Method of managing strategy-map executable by computer, server performing the same and storage media storing the same
JP5861445B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2008250558A (ja) ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、検索システム、検索方法、及びプログラム
US11294939B2 (en) Data processing systems and methods for automatically detecting and documenting privacy-related aspects of computer software
JP2008250556A (ja) ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、及びプログラム
CN107526759B (zh) 信息处理设备和信息处理方法
JP7131139B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6759720B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
US20190378090A1 (en) System for social versioning
KR102323017B1 (ko) 폴더 연동형 업무객체 관리 장치, 이에 의해 수행되는 폴더 연동형 업무객체 관리 방법 및 이를 저장하는 기록매체
JP7106873B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
KR102054724B1 (ko) 폴더 연동형 업무 평가 관리 장치, 이에 의해 수행되는 폴더 연동형 업무 평가 방법 및 이를 저장하는 기록매체
JP6943113B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6520246B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7131139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150