JP2016169902A - 散水装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外気湿度Hoを検知する外気湿度センサ12と、外気温度Toを検知する外気温度センサ13と、熱交換器の風下に設置され、散水マット10を通過する空気の空気温度Tdを検知する空気温度センサ15と、を備え、外気温度センサで13検知する外気温度Toと空気温度センサ15で検知する空気温度Tdとの温度差Tdiff、および、外気湿度センサ12で検知する外気湿度Hoに基づいて給水弁58を開閉する制御部56を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、必要以上に給水され、水を排出してしまうことのない散水装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記制御部は、前記外気温度Toと前記外気湿度Hoに基づいて最大温度差Tmaxを算出し、前記温度差Tdiffが前記最大温度差Tmaxに近づくにつれて散水量を減少させてもよい。
図1は、本実施の形態に係る冷凍機1を冷媒サイクル30と共に説明する図である。
図1に示す冷媒サイクル30は、冷凍機1と、ショーケース100と、これらをつなぐユニット間配管101とから構成されている。冷凍機1には、圧縮機37と、凝縮器31と、送風機32とが内蔵されている。ショーケース100には、膨張弁33と、蒸発器35とが内蔵されている。39は、冷媒管である。凝縮器31の風上には、散水マット10が、取付け具(不図示)により取付けられている。
空気を通し易い散水マットとして、例えば不織布状の繊維体が好ましい。また、散水マット10は、資源の有効利用の観点から廃プラスチックをリサイクルして繊維状に再加工したものを使用することが好ましい。散水マット10の形状は凝縮器31における空気吸入面を略カバーする程度の形状が望ましく、厚みについては、その素材・形状にもよるが、数センチ程度のものでよい。また、散水マット10は伸縮可能な素材を選択することで設置を容易にすることができる。
本実施の形態によれば、冷却水は、給水管51からすだれ状となって散水マット10を伝って流下しつつ、凝縮器31に向かって通過する空気Kを冷却する。凝縮器31への吸込み空気Kを冷却した冷却水は、排水管52を経て貯水槽61へ流下する。貯水槽61の冷却水は、ポンプ62により再び循環用配水管63を経て、給水用電磁弁58を開くことにより給水管51に供給され、散水マット10の上部に供給される。冷却水はこのように凝縮器31に流れ込む空気Kを冷却しながら循環する。
給水管51の先端にはヘッダ51Aが設けられている。ヘッダ51Aは、冷却水を散水マット10の上部分に均等に散水するものであり、その底部には、多数の散水孔が穿設され、該散水孔から略均一に冷却水を落下させる。
空気温度センサ15は、冷凍機制御基板53に接続され、外気湿度センサ12および外気温度センサ13は、センサユニット54に接続されている。外気湿度センサ12、外気温度センサ13および空気温度センサ15は、通信線57により給水弁コントローラ55に接続され、給水弁コントローラ55は、同じく通信線57によりマスターコントローラ(制御部)56に接続されている。
マスターコントローラ(制御部)56は、外気湿度センサ12の湿度と、外気温度センサ13の温度と、空気温度センサ15の温度とに基づいて、後述のように、給水弁コントローラ55を制御する。給水弁コントローラ55は、給水用電磁弁58を開閉する。給水用電磁弁58が開閉されることで、散水マット10の上部のヘッダ51Aへの水道水の断水/通水が行われて、散水マット10への通水が行われる。
図2のフローで示される状態判定処理が、データ計測サイクルごとに実行され、散水マット10の状態がリアルタイムに判定・変更される。
まず、弁制御処理が開始(S70)されると、マスターコントローラ56が、外気温度センサ13の外気温度To、外気湿度センサ12の外気湿度Ho、および、空気温度センサ15の空気温度Tdを取得する(S71)。
次に、マスターコントローラ56により、外気温度Toと外気湿度Hoとにより最大温度差Tmaxが算出される。
また、外気温度センサで検知する外気温度Toと空気温度センサで検知する空気温度Tdとの温度差Tdiffが算出される(S72)。
散水マット10に十分な水が供給されたとすると、それ以上に、散水マット10に水が供給されたとしても、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdは低下しない。この状態に至ったときの、外気温度センサ13で検知する外気温度Toと、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdとの温度差を、最大温度差Tmaxとして定義し、最大温度差Tmaxは、湿り空気線図に基づいて、外気温度Toと外気湿度Hoとにより求まる。
本実施の形態では、マスターコントローラ56により、外気温度Toと外気湿度Hoとにより、そのときの最大温度差Tmaxが、リアルタイムに算出される。
図3中で、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdが、点Aから低下しつづけて点Bに近づくと、外気温度センサで検知する外気温度Toと空気温度センサで検知する空気温度Tdの温度差が、最大温度差Tmaxと一致する。
この状態では、それ以上に、散水マット10に水が供給されたとしても、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdは低下しない。
すなわち、図3に示すように、外気温度Toおよび空気温度Tdの温度差Tdiffが、最大温度差Tmaxに近づくと、それ以上の給水が無駄になる。
そのため、上記決定した散水量に基づいて、給水弁コントローラ55により、給水用電磁弁58の弁開度が絞られ、散水マット10への散水量が減じられる。もちろん、温度差Tdiffが、最大温度差Tmaxから離れると、それ以上の給水が必要となるため、再度、散水量を決定し、この散水量に基づいて、給水用電磁弁58の弁開度が調整される(S74)。図3中左方向では散水量を多くし、図3中右方向では散水量を少なくする。これにより弁制御処理を終了する(S75)。
最大温度差Tmaxは、外気温度Toおよび外気湿度Hoから算出し、あらかじめテーブルとして記憶することが望ましい。
図4(A)は、散水マット10に通水がなされる前の散水マット10が乾燥している状態を示す。図4(A)の状態では、外気温度センサ13の温度(To)と空気温度センサ15の温度の温度差Tdiffが殆どなく、温度差Tdiffが最大温度差Tmaxから離れており、散水マット10は乾燥状態にある。この乾燥状態において、散水マット10へ通水が開始される。
図4(A)(B)では、散水マット10が乾燥している状態から散水が開始される。図5は、散水マット10が乾燥している状態から散水を開始したときの、当システムの温度推移を示している。このときには、図5に示すように、最初は散水量が多くなり、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdが急激に低下し、その後に、外気温度センサ13の温度(To)と空気温度センサ15との温度差Tdiffが、徐々に、最大温度差Tmaxに近づく。ヘッダ51Aからの散水は継続し、温度差Tdiffがさらに最大温度差Tmaxに近づき、点Cのあたりでは、温度差Tdiffが最大温度差Tmaxとほぼ一致する。点Cのあたりでは、給水用電磁弁58の弁開度が大きく絞られ、一旦、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdが上昇し、再び、ヘッダ51Aからの給水を受けて、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdが反転下降し、これを繰り返す。
図6は、散水マット10が十分に濡れている状態から散水を開始したときの、当システムの温度推移を示している。このときには、すでに上述の温度差Tdiffが最大温度差Tmaxに近づいている。したがって、図5の点C以降の温度の推移となる。実際には、図6に示すように、外気温度センサ13で検知する外気温度Toと、空気温度センサ15で検知する空気温度Tdとが、交互に上下を繰り返しながら温度が推移することになる。
図4(C)の状態では、マスターコントローラ56の制御により、給水用電磁弁58の弁開度が大きく絞られた状態で制御されるため、給水の無駄が少なくなる。
また、温度差Tdiffが、最大温度差Tmaxから離れると、それ以上の給水が必要となるため、再度、散水量が決定されて、この散水量に基づき給水用電磁弁58の弁開度が開かれ、散水マット10への散水量が多く調整される。
したがって、本実施の形態によれば、散水マット10への給水量の細かい制御が可能になり、より節水の効果が高められる。
また、本実施の形態によれば、空気温度センサ15を、散水マット10の下部に備えたため、給水開始後、散水マット10全体が濡れるまで給水用電磁弁58を開くことができ、散水効果を最大限に引き出すことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、図4に示すフローにおける状態判定処理が、データ計測サイクルごとに実行され、散水マット10の状態がリアルタイムに判定・変更されるため、不必要な給水が減り、節水が可能となる。
例えば、マスターコントローラ56による制御において、図4に示す処理フローに係わらず、負荷(蒸発器35)が除霜運転に入り、或いは、サーモオフに入ったとき、冷凍機1の給水用電磁弁58を強制的に閉じてもよい。
また、例えば、上記貯水槽61には、レジオネラ除菌剤を入れることにより、衛生・環境の向上を図ることができる。しかも、上記除菌剤を月に1回程度交換することにより、好ましい環境状況を維持できる。なお、貯水槽61の水温はセンサ(図示せず)により常時監視し、設定温度以上になった場合は貯水槽の冷却水を排水し、同時に新たに例えば水道水を貯水槽に供給するようにしてもよい。
また、貯水槽61の冷却水は環境状態の維持のため1回/日強制排水してもよい。水道水を直接散水マット10に流してもよい。
また、例えば、5mm厚さの散水マット単体を7枚積層する仕様とし、これを、汚れに応じて最外層のゴミが付着した散水マット単体を順次分離して一枚ずつ剥がして取外すようにしてもよい。
このようにすることで、簡単に散水マット単体の更新が可能となり、目詰まりによる冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、例えば、更なる変形例として、30mm程度の1枚の散水マット単体に対して、その室外側に取外し用の、例えば5mm厚さの散水マット単体を1枚以上重ねて設ける構成としてもよい。
10 散水マット
12 外気湿度センサ
13 外気温度センサ
15 空気温度センサ
30 冷媒サイクル
31 凝縮器
33 膨張弁
35 蒸発器
37 圧縮機
55 給水弁コントローラ
56 マスターコントローラ
58 給水用電磁弁
To 外気温度
Ho 外気湿度
Td 空気温度
Tmax 最大温度差
Tdiff 温度差
Claims (2)
- 冷凍機の熱交換器の風上に設置された散水マットに給水弁を介して水を滴下することで、前記散水マットを通過する空気から水の蒸発に伴い気化熱を奪い、凝縮負荷を低減する散水装置において、
外気湿度Hoを検知する外気湿度センサと、
外気温度Toを検知する外気温度センサと、
前記熱交換器の風下に設置され、前記散水マットを通過する空気の空気温度Tdを検知する空気温度センサと、を備え、
前記外気温度センサで検知する外気温度Toと前記空気温度センサで検知する空気温度Tdとの温度差Tdiff、および、前記外気湿度センサで検知する外気湿度Hoに基づいて、前記給水弁を開閉する制御部を備えたことを特徴とする散水装置。 - 前記制御部は、前記外気温度Toと前記外気湿度Hoに基づいて最大温度差Tmaxを算出し、前記温度差Tdiffが前記最大温度差Tmaxに近づくにつれて散水量を減少させることを特徴とする請求項1記載の散水装置。
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