JP2016168726A - 液体収容体ユニット、液体供給装置、ケース、及び、液体消費装置 - Google Patents

液体収容体ユニット、液体供給装置、ケース、及び、液体消費装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体消費装置の筺体にケース本体を取り付けるための取付部材が外部から容易に視認できないように構成される技術を提供する。【解決手段】液体消費装置の筺体に取り付けられる液体収容体ユニットは、液体消費装置に供給するための液体を収容可能な液体収容部と、液体を液体収容部に注入可能な液体注入口と、を有する液体収容体と、液体収容体を収容するケース本体であって、筺体と向かい合う背面と、背面と対向する正面と、有するケース本体と、ケース本体の底部における正面よりも背面に近い部分に設けられ、筺体にケース本体を着脱自在に取り付けるためのケース取付部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、液体消費装置に用いられる技術に関する。
従来、液体消費装置の筺体に取り付けられた液体収容体ユニットが知られている(例えば、特許文献1)。この液体収容体ユニットは、液体収容体と、液体収容体を収容するケースとを有する。ケースは、液体消費装置の筺体にねじによって取り付けられている。
特開2014−54827号公報
特許文献1の技術では、ねじが外部から容易に視認できる位置に配置されている。よって、液体収容体ユニットの使用時において、一般の利用者がねじを緩めてケースを筺体から容易に取り外すことができる。ケースを筺体から取り外す場合、液体収容体と液体消費装置とを接続する液体供給チューブ等の液体消費装置及び液体収容体ユニットの構成部材が損傷する可能性があった。構成部材が損傷することで、液体が外部に漏れ出す場合がある。よって、一般の利用者が液体収容体ユニットを用いる状態である通常の液体収容体ユニットの使用状態において、ねじが外部から容易に視認できないように構成される技術が望まれていた。
一方、液体消費装置や液体収容体ユニットの点検等のメンテナンスを行う際に、ケースが筺体から取り外される場合がある。例えば、チューブ内部の洗浄を行ったり、チューブや液体収容体等の構成部材の交換を行ったりするというメンテナンスが行われる際に、ケースが筺体から取り外される場合がある。よって、液体消費装置や液体収容体ユニットのメンテナンスを行う際には、筺体からケースを容易に取り外すことができる技術が望まれていた。
上記の各種課題は、ケースを筺体に取り付ける部材にねじを用いた技術に限らず、ケースを筺体に着脱自在に取り付けるために取付部材を用いる技術に共通する。また、従来の技術において、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体消費装置の筺体に取り付けられる液体収容体ユニットが提供される。この液体収容体ユニットは、前記液体消費装置に供給するための液体を収容可能な液体収容部と、前記液体を液体収容部に注入可能な液体注入口と、を有する液体収容体と、前記液体収容体を収容するケース本体であって、前記筺体と向かい合う背面と、前記背面と対向する正面と、有するケース本体と、前記ケース本体の底部における前記正面よりも前記背面に近い部分に設けられ、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるためのケース取付部と、を備える。
この形態によれば、ケース取付部がケース本体の底部のうち正面よりも背面に近い部分に設けられている。これにより、一般の利用者によってケース取付部が視認される可能性を低減できる。
(2)上記形態の液体収容体ユニットであって、前記ケース取付部と前記ケース本体とは一体的に設けられていても良い。
この形態によれば、ケース取付部とケース本体とが一体的に設けられているため、ケース取付部が紛失される可能性を低減できる。
(3)上記形態の液体収容体ユニットであって、前記ケース取付部は、2つ設けられ、一方の前記ケース取付部としての第1のケース取付部と他方の前記ケース取付部としての第2のケース取付部とは所定方向に沿って配置され、前記液体収容体ユニットは、更に、前記近い部分おける、前記所定方向について前記第1と第2のケース取付部との間に位置する部分設けられた中間取付部であって、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるための中間取付部を有しても良い。
この形態によれば、ケース取付部に加え中間取付部を用いて筺体にケース本体を着脱できる。また、一般の利用者によって中間取付部が視認される可能性を低減できる。
(4)上記形態の液体収容体ユニットであって、前記中間取付部の少なくとも一部と前記ケース本体とは一体的に設けられていても良い。
この形態によれば、中間取付部の少なくとも一部とケース本体とが一体的に設けられているため、中間取付部の少なくとも一部が紛失される可能性を低減できる。
(5)上記形態の液体収容体ユニットであって、前記中間取付部は、締結部材と、前記締結部材が挿通される取付孔と、を含み、前記ケース本体の前記底部は、前記取付孔が形成された取付孔形成壁と、凹部であって、前記液体収容体ユニットの使用状態において、前記液体収容体ユニットの設置面と対向する面が凹部底面を形成する凹部と、を有し、前記取付孔形成壁は、前記凹部の一部を区画形成し、前記凹部底面と交差しても良い。
この形態によれば、凹部の一部を区画形成する取付孔形成壁に取付孔が形成されている。よって、中間取付部を取り扱う際の作業空間として凹部を用いることができるため、中間取付部を用いてケース本体を筺体に着脱する作業を容易に行うことができる。
(6)上記形態の液体収容体ユニットであって、前記液体収容体ユニットを把持可能な把持部として機能しても良い。
この形態によれば、凹部が把持部としても機能するため、凹部とは別に把持部を設ける必要が無い。
(7)上記形態の液体収容体ユニットであって、更に、開閉自在に前記ケース本体に取り付けられたカバーと、前記ケース本体の上部に設けられ、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるための上部取付部と、前記カバーの開閉に関らず前記上部取付部を被覆する被覆部材と、を有しても良い。
この形態によれば、上部取付部が被覆部材によって被覆されていることから、一般の利用者によって上部取付部が視認される可能性を低減できる。
(8)上記形態の液体収容体ユニットであって、前記上部取付部の少なくとも一部と前記ケース本体とは一体的に設けられていても良い。
この形態によれば、上部取付部の少なくともに一部とケース本体とが一体的に設けられているため、上部取付部の少なくとも一部が紛失される可能性を低減できる。
(9)本発明の他の一形態によれば、液体供給装置が提供される。この液体供給装置は、上記形態に記載の液体収容体ユニットと、前記液体収容体と前記液体消費装置とを接続し、前記液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給チューブとを備える。
この形態によれば、ケース取付部がケース本体の底部における正面よりも背面に近い部分に設けられている。これにより、一般の利用者によってケース取付部が視認される可能性を低減できる。
(10)本発明の他の一形態によれば、液体消費装置の筺体に取り付けられるケースが提供される。このケースは、前記液体消費装置に供給するための液体を収容する液体収容体を収容するためのケース本体であって、前記筺体と向かい合う背面と、前記背面とは反対側に位置する正面と、を有するケース本体と、前記ケース本体の底部のうち前記正面よりも前記背面に近い部分に設けられ、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるためのケース取付部と、を備える。
この形態によれば、ケース取付部がケース本体の底部における正面よりも背面に近い部分に設けられている。これにより、一般の利用者によってケース取付部が視認される可能性を低減できる。
(11)本発明の他の一形態によれば、筺体と、前記筺体に取り付けられた上記形態に記載のケースと、を備える、液体消費装置が提供される。
この形態によれば、一般の利用者によってケース取付部が視認される可能性を低減できる液体消費装置が提供される。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態において、液体収容体と、ケース本体と、ケース取付部と、の複数の要素の内の1つ以上の要素を備えた装置としても実現可能である。すなわち、この装置は、液体収容体を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、ケース本体を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、ケース取付部を有していても良く、有していなくても良い。このような各種形態によれば、装置の小型化、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決できる。また前述した液体収容体ユニット、液体供給装置、又は、ケースの各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、液体収容体ユニット、液体供給装置、ケースの他に、液体収容体ユニットと液体消費装置とを備える液体消費システム、ケースの液体消費装置への取付機構等の態様で実現することができる。
本発明の第1実施形態としての液体消費システムの外観図である。 右側面を説明するための図である。 液体収容体の模式図である。 液体収容体ユニットの外観斜視図である。 液体収容体ユニットを説明するための第1の図である。 液体収容体ユニットを説明するための第2の図である。 液体収容体ユニットを説明するための第3の図である。 カバーとケース本体との分解斜視図である。 ケース本体の正面図である。 カバーが閉じた状態を示す図である。 カバーが開いた状態を示す図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての液体消費システム1の外観図である。図1には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。なお、他の図においても必要に応じて図1に対応するXYZ軸が描かれている。
液体消費システム(液体噴射システム)1は、液体消費装置(液体噴射装置)としてのプリンター10と、液体収容体ユニット30とを備える。液体消費システム1(液体収容体ユニット30)の使用状態では、プリンター10及び液体収容体ユニット30はX軸方向とY軸方向とによって規定される水平な面に設置される。すなわち、Z軸方向が鉛直方向(上下方向)となる。また、−Z軸方向が鉛直下方向となり、+Z軸方向が鉛直上方向となる。液体消費システム1(液体収容体ユニット30)の使用状態は、液体収容体ユニット30からプリンター10に液体としてのインクが供給可能な状態である。
プリンター10は、インクジェットプリンターである。プリンター10は、液体としてのインクを用紙等の記録媒体に吐出する記録ヘッド14と、記録ヘッド14を内部に収容する筺体12とを備える。筺体12は、略直方体形状である。筺体12は、前面(第1面,第1壁)102と、左側面(第2面,第2壁)104と、右側面(第3面,第3壁)106と、上面(第4面,第4壁)107と、底面(第5面,第5壁)108と、背面(第6面,第6壁)109と、を備える。各面102,104,106,107,108,109は、プリンター10の外殻である筺体12を構成する。前面102には用紙等の記録媒体が排出される排出トレイ16が設けられている。
前面102と背面109とは対向する。左側面104と右側面106とは対向する。前面102と背面109と左側面104と右側面106とは、プリンター10の設置面に対して略垂直な面である。上面107と底面108とは対向する。上面107と底面108とは、プリンターの設置面に対して略水平な面である。左側面104と右側面106とはそれぞれ前面102及び背面109と交差する。ここで、「略垂直」や「略水平」とは、完全に「垂直」又は「水平」である意味に加え、概ね「垂直」又は「水平」である意味を含む。つまり、各面102,104,106,107,108,109は、完全な平面ではなく凹凸等を含む面であるので、外観において概ね「垂直」又は概ね「水平」であれば良い。
左側面104と右側面106とが対向する方向がX軸方向である。前面102と背面109とが対向する方向がY軸方向である。上面107と底面108とが対向する方向がZ軸方向である。X軸方向はプリンター10の「幅方向」であり、Y軸方向はプリンター10の「奥行方向」であり、Z軸方向はプリンター10の「高さ方向」である。
記録ヘッド14は、主走査方向(X軸方向)に移動可能に構成されている。記録媒体が筺体12の内部をY軸方向に沿って搬送されると共に、記録ヘッド14からインクが吐出されることで記録媒体に印刷(記録)が行われる。なお、本実施形態では、記録ヘッド14は主走査方向に移動可能なように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、記録ヘッド14は、X軸方向に沿って延び、位置が固定されたラインヘッドであっても良い。
液体収容体ユニット30は、筺体12の外壁面に取り付けられている。液体収容体ユニット30は、後述する各種取付部材によって着脱自在に筺体12に対して取り付けられている。本実施形態では、液体収容体ユニット30は、筺体12の右側面106に取り付けられている。液体収容体ユニット(タンクユニット)30は、ケース40と、ケース40の内部に配置された複数の液体収容体50K〜50Yとを有する。複数の液体収容体50K〜50Yのそれぞれは、一部分(後述する上限部LMが設けられた識別面502)が外部から視認可能なようにケース40内に配置されている。これにより、ケース40の外側から液体収容体50K〜50Yに収容されたインクの量(インク液面)を把握できる。複数の液体収容体50K〜50YはY軸方向に沿って配列されている。
ケース40は、液体収容体50K〜50Yを収容するケース本体44と、開閉自在にケース本体44に取り付けられたカバー42とを有する。カバー42は、閉じた状態において、主にケースの上面である第5面405を構成する。ケース40の詳細構成については後述する。
液体収容体50Kは、ブラックのインクを収容する。液体収容体50Cは、シアンのインクを収容する。液体収容体50Mは、マゼンタのインクを収容する。液体収容体50Yは、イエローのインクを収容する。複数の液体収容体50K〜50Yはそれぞれ、対応する流通管(液体供給チューブ)99K〜99Yによって記録ヘッド14と連通している。複数の液体収容体50K〜50Yのそれぞれに収容されたインクは、プリンター10が備えるポンプ等の供給機構(図示せず)によって、対応する流通管99K〜99Yを通って記録ヘッド14に供給される。このように流通管99K〜99Yは、液体収容体50K〜50Yとプリンター10(詳細には、記録ヘッド14)とを接続し、プリンター10にインクを供給するために用いられる。ここで、液体収容体ユニット30と流通管99とは、液体収容体50のインクをプリンター10に供給するための液体供給装置を構成する部材である。
複数の液体収容体50K〜50Yを区別することなく用いる場合は、符号「50」を用いる。また、複数の液体供給チューブ99K〜99Yを区別することなく用いる場合は、符号「99」を用いる。なお、液体収容体50の個数は4つであったがこれに限定されるものではない。例えば、液体収容体50の個数は3つ以下であっても良いし、5つ以上であっても良い。また、液体収容体ユニット30は、筺体12の右側面106に取り付けられていたが、筺体12の他の面(例えば、左側面104)に取り付けられていても良い。
図2は、右側面106を説明するための図である。図2は、筺体12から液体収容体ユニット30が取り外された状態の図である。液体消費装置10は、液体収容体ユニット(詳細にはケース本体44)を着脱自在に取り付けるための装置側取付機構190を有する。装置側取付機構190は、右側面106の一部とて捉えることもできる。装置側取付機構190は、筺体12の高さ方向(Z軸方向)について、筺体12の底面を含む範囲に位置している。装置側取付機構190は、少なくとも1つ(本実施形態では3つ)の装置側上部取付部112と、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の装置側下部取付部114と、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の装置側本体取付部192と、を備える。装置側取付機構190の各部112,114,192の個数は上記に限定されるものではなく、本実施形態で設けられた個数よりも多くて少なくても良い。
装置側本体取付部192は、液体収容体ユニット30が備えるケース取付部(詳細は後述)が解除可能に係止される部分である。本実施形態では、2つの装置側本体取付部192のうち、前面102側に位置する一方を「第1の装置側本体取付部192A」とも呼び、背面109側に位置する他方を「第2の装置側本体取付部192B」とも呼ぶ。第1と第2の装置側本体取付部192A,192Bは、右側面106の底部に形成されている。第1と第2の装置側本体取付部192A,192Bは、所定方向としてのY軸方向(図1に示す液体収容体50の配列方向)に沿って配置されている。装置側本体取付部192は、後述するケース取付部が挿入される穴状である。
2つの装置側下部取付部114は、液体収容体ユニット30が備える中間取付部の雄ねじ(詳細は後述)が取り付けられる部分である。装置側下部取付部114は、内周面に雌ねじが形成された筒状部材である。2つの装置側下部取付部114は、Y軸方向に沿って配置されている。装置側下部取付部114は、Y軸方向に沿った方向について、第1と第2の装置側本体取付部192A,192Bとの間に位置する。
3つの装置側上部取付部112は、鉛直方向について、装置側下部取付部114よりも上方に位置する。3つの装置側上部取付部112は、液体収容体ユニット30が備える上部取付部としての雄ねじ(詳細は後述)が取り付けられる部分である。装置側下部取付部114は、内側に雌ねじが形成された筒状部材である。3つの装置側下部取付部114は、Y軸方向に沿って配置されている。
図3は、液体収容体50の模式図である。図4は、液体収容体ユニット30の外観斜視図である。図4は、カバー42が完全に開いた状態を示している。また、図4に示す液体収容体50Kは、液体注入口52から栓部材200が取り外されている。
液体収容体50(図3)は、プリンター10に供給するためのインクを収容可能な液体収容部51と、液体収容部51にインクを注入可能な液体注入口(液体補充口、液体受入口)52と、大気を液体収容部51に導入するための大気導入口56と、インクを外部(本実施形態ではプリンター10)に向けて導出するための液体導出部54とを備える。
液体注入口52は、筒状である。液体収容体50から記録ヘッド14にインクを供給する際の液体収容体ユニット30の使用状態、及び、液体注入口52からインクを液体収容部51に注入する際の液体収容体ユニット30の注入状態において、液体注入口52は鉛直上方向に向かって開口している。液体注入口52は、使用状態において栓部材200(図4)によって塞がれている。液体導出部54には、流通管99(図1)が接続される。液体収容部51のインクは、液体導出部54と流通管99とを通って記録ヘッド14に向かって流通する。液体収容部51のインクの消費に伴って、液体収容部51のインク液面が低下すると共に大気導入口56から液体収容部51に空気が導入される。液体収容部51のインクが少なくなった場合、図4の液体収容体50Kのように、利用者は栓部材200を液体注入口52から取り外して、液体注入口52からインクを液体収容部51に注入する。
液体収容体50(図3)は、液体収容体ユニット30の使用状態において、設置面に対して立設する識別面502を有する。識別面502は、液体収容部51の一部を構成する。識別面502は透明又は半透明の部材であり、外部から液体収容部51のインク面を識別できる。識別面502には液体収容部51に収容可能なインクの上限を識別するための上限部LMが設けられている。上限部LMは、水平な直線部を有する。利用者は、直線部にインク面が到達したことを目安として、液体収容部51へのインク注入を停止する。
ケース40は、図1に示すように、閉じた状態において略直方体形状である。ケース40(図4)は、外殻を構成する第1面401〜第6面406を有する。第1面(ケース第1壁、ケース正面)401と第2面(ケース第2壁、ケース背面)402とは対向する。第3面(ケース第3壁、ケース第1側面)403と第4面(ケース第4壁、ケース第2側面)404とは対向する。カバー42が閉じた状態において、第5面(ケース第5壁、ケース上面)405と第6面(ケース第6壁、ケース底面)406とは対向する。本実施形態では、第1面401と第2面402とはX軸方向に対向し、第3面403と第4面404とはY軸方向に対向し、第5面405と第6面406とはZ軸方向に対向する。第1面401〜第4面404は設置面に対して略垂直な面である。第5面405はケース40の上面を構成し、第6面406はケース40の底面を構成する。X軸方向はケース40の「奥行き方向」であり、Y軸方向はケース40の「幅方向」であり、Z軸方向はケース40の「高さ方向」である。
第1面401は、上限部LMを外部から視認可能なように構成された視認部445を有する。視認部445は、第1面401に形成された開口である。なお、他の実施形態では、視認部445は開口に代えて、開口する部分を透明な部材又は半透明な部材によって形成しても良い。第2面402は、筺体12(図1)にねじ等の取付部材によって取り付けられている。第2面402は、流通管99(図1)を配置するために開口(図示せず)が形成されている。このように、第2面402は筺体12と向かう合う背面であり、第1面401は液体収容体50を収容する空間を挟んで背面109と対向する正面である。
ケース本体44は、液体注入口52の一部(上端部)が外側に位置するように液体収容体50を収容する。ケース本体44は、主に第1面401〜第4面404、第6面406を形成する。ケース本体44は、第1ケース本体44Aと第2ケース本体44Bとを有する。
第1ケース本体44Aは、主に第1面401,第2面402,第3面403,及び,第4面404を構成する。第2ケース本体44Bは、主に、第6面406を構成する。すなわち、第2ケース本体44Bは、ケース本体44の底部である。第1ケース本体44Aと第2ケース本体44Bとは、ねじ等の取付部材によって互いに取り付けられている。なお、他の実施形態では、第1ケース本体44Aと第2ケース本体44Bとは一体成形などによって一体的に設けられていても良い。ケース本体44(ケース40)の底部としての第2ケース本体44Bは、鉛直方向について、液体注入口52及び視認部445よりも下方に位置する。また、底部としての第2ケース本体44Bは、設置面と接するケース40の底面を構成する。
カバー42(図3)は、主に上面である第5面405を形成する。図4に示すように、カバー42は、第2面402(図1の筺体12)側の端部である軸側端部40faと、第1面401側の端部である自由端部40fbとを有する。カバー42は、軸側端部40faを中心として自由端部40fbが回転することで開閉する。
図5は、液体収容体ユニット30を説明するための第1の図である。図6は、液体収容体ユニット30を説明するための第2の図である。図7は、液体収容体ユニット30を説明するための第3の図である。図5では、理解の容易のために、第2ケース本体44Bが第1ケース本体44Aから取り外された時の第2ケース本体44Bを示している。図5〜図7を用いて、主にケース本体44の筺体12への取付構造、及び、凹部49の構成について説明する。
第2ケース本体44B(図5)のうち、ケース本体44の背面としての第2面402(図4)側端部を第1の側端部43faとし、ケース本体44の正面としての第1面401側端部を第2の側端部43fbとする。
底部としての第2ケース本体44Bは、液体収容体ユニット30の使用状態において設置面と対応する外側底面としての第6面406と、第6面406の第1の側端部43faから立設する下部取付面492とを有する。第6面406は、液体収容体ユニット30の使用状態において水平な略平面である。下部取付面492は、液体収容体ユニット30の使用状態において、垂直な略平面である。下部取付面492は、筺体12と対向する。下部取付面492は、第2面(ケース背面)402の一部を構成する。
第6面406には、凹部49が形成されている。凹部49は、下部取付面492から第2の側端部43fbまで延びる。すなわち、凹部49の第2の側端部43fb側は開口する。凹部49は、凹部底面499と、第1凹部側面497と、第2凹部側面498と、取付孔形成壁としての凹部背面496とを有する。凹部49は、これらの面499,497,498,496によって区画形成されている。
凹部底面499は、液体収容体ユニット30の使用状態において設置面と対向する。第1凹部側面497、第2凹部側面498、及び、凹部背面496は、凹部底面499と交差する。本実施形態では、第1凹部側面497、第2凹部側面498、及び、凹部背面496は、凹部底面499から鉛直下方向に向かって延びる。第1凹部側面497及び第2凹部側面498は、Y軸方向に対向する。凹部背面496は、下部取付面492の一部である。凹部49のうち、凹部背面496と対向する側は、液体収容体ユニット30が設置面に設置された状態において、人の手が凹部49内に挿入可能な程度の大きさに開口する開口部495を有する。プリンター10と液体収容体ユニット30とを含む液体消費システム1を運ぶときに、開口部495から凹部49内に手を挿入して凹部49を把持できる。よって、凹部49は把持部としても機能する。
凹部背面496には、後述する中間取付部の構成部材である締結部材BTaが挿通される取付孔434が形成されている。本実施形態では、取付孔434は2つ設けられている。2つの取付孔434は、所定方向としてのY軸方向に沿って配置されている。取付孔434は、所定方向について、第1と第2のケース取付部436Aの間に位置する。なお、取付孔434の個数は上記に限定されるものではなく、1つであって良いし3つ以上であっても良い。
液体収容体ユニット30は、筺体12(図1)にケース本体44を着脱自在に取り付けるためのケース取付部436(図5)及び中間取付部702(図6)を有する。図5に示すように、ケース取付部436は、ケース本体44の底部としての第2ケース本体44Bのうち、第1面401(図4)よりも第2面402に近い部分に設けられている。本実施形態では、ケース取付部436は、下部取付面492に設けられている。ケース取付部436は、2つ設けられている。2つのケース取付部436のうち、一方を「第1のケース取付部436A」と呼び、他方を「第2のケース取付部436B」と呼ぶ。第1と第2のケース取付部436A,436Bは同じ構成である。よって、第1と第2のケース取付部436A,436Bとを区別することなく用いる場合は、「ケース取付部436」を用いる。
第1と第2のケース取付部436A,436Bは、所定方向(Y軸方向、液体収容体50の配列方向)に沿って配置されている。第1のケース取付部436Aは、第2ケース本体44Bのうち第4面404側の端部に配置されている。第2のケース取付部436Bは、第2ケース本体44Bのうち第3面403側の端部に配置されている。
ケース取付部436は、自身の弾性を利用して固定する方式であるスナップフィットを採用している。ケース取付部436は、下部取付面492から筺体12側に突出する取付本体部430と、取付本体部430の先端側に配置された係止部439とを有する。ケース取付部436は、ケース本体44(詳細には第2ケース本体44B)と一体成形によって一体的に設けられている。図7に示すように、装置側本体取付部192(詳細には、穴状の縁部分)との接触によって取付本体部430が弾性的に変形した後に、その形状が弾性復帰して係止部439が装置側本体取付部192に係止される。この係止は、ケース40を筺体12から引き離すように移動させることで解除できる。なお、他の実施形態では、ケース本体44とケース取付部436とが溶着等によって一体的に設けられていても良い。また、ケース本体44とケース取付部436とが別体で取り外し可能に設けられていても良い。
中間取付部702は、締結部材BTaと、取付孔434とを含む(図5)。取付孔434は、第2ケース本体44Bと一体的に設けられている。締結部材BTaは、ねじである。本実施形態では、締結部材BTaは棒状の雄ねじである。1つの締結部材BTaと1つの取付孔434とを含む中間取付部702は2つ設けられている。2つの中間取付部702は、所定方向としてのY軸方向について第1と第2のケース取付部436A,436Bとの間に設けられている。また、2つの中間取付部702は、第2ケース本体44Bのうち、第1面401(図4)よりも第2面402に近い部分に設けられている。なお、中間取付部702の個数は上記に限定されるものではなく、1つであって良いし3つ以上であっても良い。また他の実施形態において、締結部材BTaは、ねじに限らず、リベットやピン等を用いても良い。
図6に示すように、締結部材BTaは、中間取付部702の構成部材である取付孔434(図5)に挿通されると共に装置側下部取付部114(図2)に螺合する。これにより、ケース本体44(詳細には、第2ケース本体44Bの下側部分)が中間取付部702によって筺体12に取り付けられる。
図8は、カバー42とケース本体44との分解斜視図である。なお、図8において栓部材200(図4)の図示は省略している。図9は、ケース本体44の正面図である。図8及び図9を用いて、ケース本体44の筺体12への取付構造をさらに説明する。
液体収容体ユニット30は、筺体12にケース本体44を着脱自在に取り付けるための上部取付部703を有する。上部取付部703は、締結部材BTbと、取付孔432とを含む。取付孔432は、第1ケース本体44Aと一体的に設けられている。本実施形態では、締結部材BTbは棒状の雄ねじである。1つの締結部材BTbと1つの取付孔432とを含む上部取付部703は3つ設けられている。図9に示すように、3つの上部取付部703は、所定方向についてのY軸方向に沿って並んで配置されている。なお、上部取付部703の個数は上記に限定されるものではなく、2つ以下であって良いし4つ以上であっても良い。また他の実施形態において、締結部材BTbは、ねじに限らず、リベットやピン等を用いても良い。
3つの締結部材BTbは、ケース本体44(ケース40)の上部448に形成された上部取付部703の構成部材である取付孔432に挿通されると共に装置側上部取付部112(図2)に螺合する。これにより、ケース本体44(詳細には、第2ケース本体44Bの上側部分)が上部取付部703によって筺体12に取り付けられる。上部448は、鉛直方向について、液体注入口52及び視認部445よりも上方に位置する。上部448は、筺体12と対向する壁であり、第2面(ケース背面)402の一部を構成する。取付孔432(図8)は、締結部材BTbの数に対応して3つ設けられている。
以上のように、ケース取付部436(図5),中間取付部702(図6),及び,上部取付部703(図8)によって、ケース本体44は筺体12に着脱自在に取り付けられている。ここで、ケース本体44の筺体12への取付は以下の手順によって行われる。まず、ケース取付部436を装置側本体取付部192に係止させる(図7)。これにより、ケース本体44が筺体12に仮止めされる。次に、締結部材BTb及び締結部材BTbを用いてケース本体44を筺体12に取り付ける。このように、中間取付部702及び上部取付部703を用いた筺体12へと取付作業に先だってケース取付部436を用いたケース本体44の取付作業が行わる。また、ケース本体44の筺体12からの取り外しは以下の手順によって行われる。すなわち、締結部材BTb及び締結部材BTbを取り外し、次いで、ケース40を筺体12から引き離すことでケース取付部436と装置側本体取付部192との係止を解除する。これにより、ケース本体44が筺体12から取り外される。
図10は、カバー42が閉じた状態を示す図である。図11は、カバー42が完全に開いた状態を示す図である。図10及び図11に示すように、上部取付部703はカバー42の開閉に関らずカバー42によって被覆されている。詳細には、上部取付部703は、液体収容体ユニット30を正面としての第1面401から見た場合に、カバー42の開閉に関らずカバー42によって覆われている。よって、本実施形態では、カバー42は、被覆部材としても機能する。他の実施形態では、被覆部材はカバー42とは異なる別の部材であっても良い。例えば、被覆部材は板状の部材であって、上部取付部703を被覆するように上部448に取り付けられていても良い。
上記実施形態によれば、図5及び図6に示すように、ケース取付部436がケース本体44の底部44Bのうち、第1面(ケース正面)401よりも第2面(ケース背面)402に近い部分に設けられている。これにより、液体消費システム1を用いる一般の利用者にケース取付部436が視認される可能性を低減できる。よって、一般の利用者がケース40を筺体12から取り外す可能性を低減できる。一方で、液体収容体ユニット30のメンテナンス作業時には、筺体12からケース40を取り外すことができるため、メンテナンス作業の効率が向上できる。
また上記実施形態によれば、図5に示すように、ケース取付部436とケース本体44とが一体的に設けられているため、ケース取付部436が紛失される可能性を低減できる。また、ケース取付部として、ねじのようなケース本体44とは別の部材を用いる必要が無いため、ケース本体44の筺体12への着脱を容易に行うことができる。また、上部取付部703の一部(取付孔432)及び中間取付部702の一部(取付孔434)は、ケース本体44と一体的に設けられている。これにより、上部取付部703の一部や中間取付部702の一部が紛失される可能性を低減できる。
また上記実施形態によれば、図5及び図6に示すように、液体収容体ユニット30は、中間取付部702を有する。中間取付部702は、ケース本体44の底部44Bのうち、第1面(ケース正面)401よりも第2面(ケース背面)402に近い部分に設けられている。これにより、ケース取付部436に加え中間取付部702を用いて筺体12にケース本体44を着脱できる。また、また、一般の利用者によって中間取付部702が視認される可能性を低減できる。特に、本実施形態では、ケース取付部436によってケース本体44を筺体12に仮止めした後に、中間取付部702を用いてケース本体44を筺体12に取り付ける。これにより、ケース本体44の筺体12への取付作業を容易に行うことができると共に、通常の液体収容体ユニット30の使用状態において、ケース本体44が筺体12から外れる可能性を低減できる。
また上記実施形態によれば、図5に示すように、凹部49の一部を区画形成する取付孔形成壁496に取付孔434が形成されている。これにより、凹部49を中間取付部702を取り扱う際の作業空間として用いることができるため、中間取付部702の締結部材BTaの締め付け又は取り外しを容易に行うことができる。すなわち、ケース本体44を筺体12に着脱する作業を容易に行うことができる。また、上記実施形態によれば、凹部49が把持部としても機能するため、凹部49とは別に把持部を設ける必要が無い。
また上記実施形態によれば、図10及び図11に示すように、被覆部材として機能するカバー42によって上部取付部703が被覆されている。これにより、一般の利用者によって上部取付部703が視認される可能性を低減できる。これにより、一般の利用者がケース40を筺体12から取り外す可能性を低減できる。また、カバー42が被覆部材としても機能するため、被覆部材としてカバー42とは別の部材を設ける必要が無い。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B−1.第1変形例:
上記実施形態において、中間取付部702(図5)はケース本体44と一体的に設けられた取付孔434とケース本体44とは別体の締結部材BTaであったが、これに限定されるものではない。例えば、中間取付部702の全ての構成部材がケース本体44と一体的に設けられていても良い。具体的には、中間取付部702は、ケース取付部436のように自身の弾性を利用して固定する方式であるスナップフィットを採用しても良い。中間取付部702とケース本体44とが一体的に設けられることで、中間取付部702が紛失される可能性を低減できる。また、ねじのようなケース本体44とは別の部材を用いる必要が無いため、ケース本体44の筺体12への着脱を容易に行うことができる。
B−2.第2変形例:
上記実施形態において、上部取付部703(図8)はケース本体44と一体的に設けられた取付孔432とケース本体44とは別体の締結部材BTbであったが、これに限定されるものではない。例えば、上部取付部703の全ての構成部材がケース本体44と一体的に設けられていても良い。具体的には、上部取付部703は、ケース取付部436のように自身の弾性を利用して固定する方式であるスナップフィットを採用しても良い。上部取付部703とケース本体44とが一体的に設けられることで、上部取付部703が紛失される可能性を低減できる。また、ねじのようなケース本体44とは別の部材を用いる必要が無いため、ケース本体44の筺体12への着脱を容易に行うことができる。
B−3.第3変形例:
ケース取付部436,中間取付部702,及び、上部取付部703は、ケース本体44に筺体12を着脱自在に取り付けることができる部材であれば上記実施形態に限定されるものではない。ケース取付部436と中間取付部702と上部取付部703との少なくとも一つは、自身の弾性を利用して筺体12に係止される部材(スナップフィット)であっても良いし、磁石であっても良いし、面ファスナーであっても良い。ケース取付部436,中間取付部702,上部取付部703の少なくとも一つに磁石を用いた場合、筺体12にはケース40側の磁石に吸引されるような力が働く磁石を設ける。また、ケース取付部436,中間取付部702,上部取付部703の少なくとも一つに面ファスナーを用いた場合、筺体12にはケース40側の面ファスナーに貼り付けたり剥がしたりできる面ファスナーを設ける。
ケース取付部436と、中間取付部702及び上部取付部703とは、上記実施形態のごとく取付機構が異なる部材を用いることが好ましい。こうすることで、異なる種類の取付機構を用いてケース本体44を筺体12に着脱自在に取り付けることができる。例えば、上記実施形態のように、ケース取付部436は係止によって筺体12にケース本体44を取り付け、中間取付部702及び上部取付部703は締結によって筺体12にケース本体44を取り付ける。
B−4.第4変形例:
上記実施形態では、中間取付部702及び上部取付部703を有していたが、少なくともいずれか一方を省略しても良い。
B−5.第5変形例:
上記実施形態では、液体収容体ユニット30がケース40と液体収容体50とを備えていたが、本発明は、液体収容体50を省略してケース40としても実施可能である。
B−6.第6変形例:
上記実施形態では、液体収容体50やケース40は筺体12の外側に配置されていたが(図1)、筺体12の内側に配置されていても良い。筺体12の内側に液体収容体50やケース40が配置される場合、筺体12の一部は液体収容体50やケース40を外部から操作できるように開閉可能に構成されていることが好ましい。また、図1に示す筺体12と液体収容体ユニット30とを収容する収容ケースを有しても良い。
B−7.第7変形例:
上記実施形態では、液体収容体ユニット30は、プリンター10にインクを供給するための液体収容体50と、液体収容体50を収容するためのケース40を有していたが、他の液体を収容する液体収容体および他の液体を消費する液体消費装置に本発明を適用しても良い。他の液体を収容する液体収容体が用いられる液体消費装置を以下に列挙する。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射記録装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体消費装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置
(6)潤滑油の噴射装置
(7)樹脂液の噴射装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を消費する液体消費装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体消費装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体消費装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体消費ヘッドを備える液体消費装置
なお、「液滴」とは、液体消費記録装置又は液体消費装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体消費記録装置又は液体消費装置が液体を噴射できるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。また、紫外線を照射して硬化可能なUVインクをこの液体収容部に収容してプリンターに接続した場合は、設置面から液体収容袋が浮くため、設置面の熱が液体収容部に伝って硬化する可能性が低減する。
B−8.第8変形例:
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態や変形例の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…液体消費システム
10…プリンター
12…筺体
14…記録ヘッド
16…排出トレイ
30…液体収容体ユニット
40…ケース
40fa…軸側端部
40fb…自由端部
42…カバー
43fa…第1の側端部
43fb…第2の側端部
44…ケース本体
44A…第1ケース本体
44B…第2ケース本体(底部)
49…凹部
50(50C,50M,50Y,50K)…液体収容体
51…液体収容部
52…液体注入口
54…液体導出部
56…大気導入口
99(99C,99M,99Y,99K)…流通管(液体供給チューブ)
102…前面
104…左側面
106…右側面
107…上面
108…底面
109…背面
112…装置側上部取付部
114…装置側下部取付部
190…装置側取付機構
192…装置側本体取付部
192A…第1の装置側本体取付部
192B…第2の装置側本体取付部
200…栓部材
401…第1面
402…第2面
403…第3面
404…第4面
405…第5面
406…第6面
430…取付本体部
432,434…取付孔
436…ケース取付部
436A…第1のケース取付部
436B…第2のケース取付部
439…係止部
445…視認部
448…上部
492…下部取付面
495…開口部
496…取付孔形成壁(凹部背面)
497…第1凹部側面
498…第2凹部側面
499…凹部底面
502…識別面
702…中間取付部
703…上部取付部
BTa…締結部材
BTb…締結部材
LM…上限部

Claims (11)

  1. 液体消費装置の筺体に取り付けられる液体収容体ユニットであって、
    前記液体消費装置に供給するための液体を収容可能な液体収容部と、前記液体を液体収容部に注入可能な液体注入口と、を有する液体収容体と、
    前記液体収容体を収容するケース本体であって、前記筺体と向かい合う背面と、前記背面と対向する正面と、有するケース本体と、
    前記ケース本体の底部における前記正面よりも前記背面に近い部分に設けられ、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるためのケース取付部と、を備える液体収容体ユニット。
  2. 請求項1に記載された液体収容体ユニットであって、
    前記ケース取付部と前記ケース本体とは一体的に設けられている、液体収容体ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液体収容体ユニットであって、
    前記ケース取付部は、2つ設けられ、
    一方の前記ケース取付部としての第1のケース取付部と他方の前記ケース取付部としての第2のケース取付部とは所定方向に沿って配置され、
    前記液体収容体ユニットは、更に、
    前記近い部分における、前記所定方向について前記第1と第2のケース取付部との間に位置する部分に設けられた中間取付部であって、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるための中間取付部を有する、液体収容体ユニット。
  4. 請求項3に記載の液体収容体ユニットであって、
    前記中間取付部の少なくとも一部と前記ケース本体とは一体的に設けられている、液体収容体ユニット。
  5. 請求項3又は請求項4に記載された液体収容体ユニットであって、
    前記中間取付部は、締結部材と、前記締結部材が挿通される取付孔と、を含み、
    前記ケース本体の前記底部は、
    前記取付孔が形成された取付孔形成壁と、
    凹部であって、前記液体収容体ユニットの使用状態において、前記液体収容体ユニットの設置面と対向する面が凹部底面を形成する凹部と、を有し、
    前記取付孔形成壁は、前記凹部の一部を区画形成し、前記凹部底面と交差する、液体収容体ユニット。
  6. 請求項5に記載された液体収容体ユニットであって、
    前記凹部は、前記液体収容体ユニットを把持可能な把持部として機能する、液体収容体ユニット。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の液体収容体ユニットであって、更に、
    開閉自在に前記ケース本体に取り付けられたカバーと、
    前記ケース本体の上部に設けられ、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるための上部取付部と、
    前記カバーの開閉に関らず前記上部取付部を被覆する被覆部材と、を有する、液体収容体ユニット。
  8. 請求項7に記載の液体収容体ユニットであって、
    前記上部取付部の少なくとも一部と前記ケース本体とは一体的に設けられている、液体収容体ユニット。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の液体収容体ユニットと、
    前記液体収容体と前記液体消費装置とを接続し、前記液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給チューブとを備える、液体供給装置。
  10. 液体消費装置の筺体に取り付けられるケースであって、
    前記液体消費装置に供給するための液体を収容する液体収容体を収容するためのケース本体であって、前記筺体と向かい合う背面と、前記背面とは反対側に位置する正面と、を有するケース本体と、
    前記ケース本体の底部のうち前記正面よりも前記背面に近い部分に設けられ、前記筺体に前記ケース本体を着脱自在に取り付けるためのケース取付部と、を備える、ケース。
  11. 筺体と、前記筺体に取り付けられた請求項10に記載のケースと、を備える、液体消費装置。
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