JP2016168510A - 排水処理装置および排水処理方法 - Google Patents

排水処理装置および排水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備を小型化するとともに、排気ガスの洗浄に使用した液体中の固体の回収効率を向上する排水処理装置および排水処理方法を提供する。
【解決手段】凝集剤と希釈水とを混合して生成した凝集剤溶液と、遠心分離機3により分離された固体とを混合した後に脱水処理を行い、この脱水処理により分離された固体を貯留し、脱水処理により分離された液体を遠心分離機3の上流側に還流させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガスの洗浄に使用した液体を処理する排水処理装置および排水処理方法に関するものであり、詳しくは設備を小型化するとともに、排気ガスの洗浄に使用した液体中の固体の回収効率を向上する排水処理装置および排水処理方法に関するものである。
船舶の主機等から発生する排気ガスに海水を接触させて、排気ガス中の煤塵や硫化物を海水中に回収する排気ガス処理装置が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1は、スクラバーからの排水を遠心分離により固体と液体とに分離し、固体をスラッジタンクに貯留し、液体を船外に排出する排気ガス処理装置を提案する。
スラッジタンクに貯留された廃棄物である固体は、海に捨てることができず港まで運搬される。船舶の航行期間は例えば30日間〜100日間など長期間となるので、この間に発生する固体を貯留するスラッジタンクは例えば30m〜100mなど比較的大容量となる。
船舶では主機やタンク等を設置するためのスペースが限られているので、大容量のスラッジタンクを設置するためには貨物等の収容スペースを削らなくてはならないなどの不具合が生じる。
特許第3868352号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は設備を小型化するとともに、排気ガスの洗浄に使用した液体中の固体の回収効率を向上する排水処理装置および排水処理方法を提供することにある。
上記の目的を達成する第一の本発明の排水処理装置は、排気ガスの洗浄に使用した液体を貯留するバッファタンクと、このバッファタンクに貯留された液体を固液分離する遠心分離機と、この遠心分離機により分離された固体を貯留するスラッジタンクとを備える排水処理装置において、凝集剤と希釈水とを混合して凝集剤溶液を生成する凝集剤調整槽と、前記遠心分離機により分離された固体と前記凝集剤溶液とを混合した後に脱水処理を行なう脱水機と、この脱水機により分離された液体を前記遠心分離機の上流側に供給する還流ラインとを備えることを特徴とする。
第一の本発明の排水処理方法は、排気ガスの洗浄に使用した液体を遠心分離機で固液分離して、得られた固体を貯留する排水処理方法において、凝集剤と希釈水とを混合して生成した凝集剤溶液と、前記遠心分離機により分離された固体とを混合した後に脱水処理を行い、この脱水処理により分離された固体を貯留するとともに、前記脱水処理により分離された液体を前記遠心分離機の上流側に還流させることを特徴とする。
第二の本発明の排水処理装置は、排気ガスの洗浄に使用した液体を貯留するバッファタ
ンクと、このバッファタンクに貯留された液体を固液分離する遠心分離機と、この遠心分離機により分離された固体を貯留するスラッジタンクとを備える排水処理装置において、前記バッファタンクから供給される液体を固液分離する遠心分離機と、この遠心分離機により分離された液体を貯留する第二バッファタンクと、この第二バッファタンクから供給される液体を固液分離する第二遠心分離機と、凝集剤と希釈水とを混合する凝集剤調整槽と、前記遠心分離機および前記第二遠心分離機により分離された固体と前記凝集剤調整槽から供給される凝集剤溶液とを混合した後に脱水処理を行なう脱水機と、この脱水機により分離された液体を前記遠心分離機または前記第二遠心分離機の少なくとも一方の上流側に供給する還流ラインとを備えることを特徴とする。
第二の本発明の排水処理方法は、排気ガスの洗浄に使用された液体を遠心分離して、得られた固体を貯留する排水処理方法において、排気ガスの洗浄に使用した液体を遠心分離機で固液分離して、得られた液体を第二遠心分離機で固液分離して、凝集剤と希釈水とを混合した凝集剤溶液と、前記遠心分離機および第二遠心分離機により分離された固体とを混合した後に脱水処理を行い、この脱水処理により分離された固体を貯留するとともに、前記脱水処理により分離された液体を前記遠心分離機または前記第二遠心分離機の少なくとも一方の上流側に還流させることを特徴とする。
本発明によれば、凝集剤により遠心分離機、第二遠心分離機から排出された固体を凝集できるので、脱水機の脱水効率を向上することができる。これにより脱水機から排出された固体の含水率を低減させて容積を小さくすることができるので、スラッジタンクの容量を小さくし、排水処理装置を小型化することができる。
未反応の凝集剤を含む液体を還流ラインにより遠心分離機等に供給して、遠心分離機内の固体を凝集させることにより、遠心分離機等による固液分離の効果を向上するには有利である。
遠心分離機、第二遠心分離機から選ばれる少なくとも一つにより分離された液体の少なくとも一部を、凝集剤調整槽に供給する希釈水還流ラインを備える構成にすることができる。遠心分離機等により分離された液体に含まれている未反応の凝集剤を凝集剤調整槽に回収できるので、凝集剤の消費量を抑制するには有利である。
脱水機は、スクリュープレス式脱水機、フィルタープレス式脱水機、ローラープレス式脱水機から選ばれる少なくとも一つで構成することができる。
バッファタンク、第二バッファタンクから選ばれる少なくとも一つに貯留される液体の電気伝導率を測定する電気伝導率センサと、この電気伝導率センサで取得される値に基づき凝集剤調整槽から供給すべき凝集剤溶液の量を決定して供給する流量制御部とを備える構成にすることができる。凝集剤の分散を阻害して凝集効果を低下させる塩類の濃度を、電気伝導率の測定により知ることができるので、バッファタンク内の液体の塩類濃度に関わらず所定の凝集効果を維持することができる。
電気伝導率の値が予め定めた値以下の場合には予め定められた基準注入率に基づき凝集剤溶液の供給量を設定し、電気伝導率の値が予め定めた値を超えた場合には基準注入率に基づき決定された凝集剤溶液の供給量の1.05倍以上1.50倍以下とすることができる。凝集剤の凝集効果が低下するときに、凝集剤溶液の供給量を増加させることができるので、凝集効果を維持するには有利である。
本発明の排水処理装置を例示する説明図である。 排水処理装置の別の実施形態を例示する説明図である。 排水処理装置の別の実施形態を例示する説明図である。
以下、本発明の排水処理装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように本発明の排水処理装置1は、船舶等から排出される排気ガスに予め船舶に搭載されている工業用水または清水や、造水器で海水から生成した清水などの水等を接触させて、排ガス中の煤塵や硫化物を水中に回収する排気ガス処理装置(以下、スクラバーということもある)に併設され、スクラバーから排出される液体(以下、スクラバー排水ということもある)を処理する装置である。
排気ガスの洗浄に使用されスクラバーから排水されたスクラバー排水は、バッファタンク2に一時的に貯留された後に、ポンプP1により遠心分離機3に送られる。遠心分離機3は、例えばディスク型遠心分離機で構成され、比重差と遠心力によりスクラバー排水中の固形分(固体)を回転するディスクの外周側へ移動させ、液体をディスクの中心側に移動させる。遠心分離機3は、スクラバー排水を固液分離できる機能を有していればよく、ディスク型遠心分離機に限らない。
遠心分離機3により分離された液体は、第二バッファタンク4に一時的に貯留された後に、ポンプP2により第二遠心分離機5に送られる。第二遠心分離機5は、遠心分離機3と同じ機種で構成してもよく、異なる機種で構成してもよい。第二遠心分離機5で分離されるべき液体は、遠心分離機3で分離されるべき液体に比べて固形分が少ないので、例えば第二遠心分離機5に供給される水の処理量を減少させて、ディスク内での滞留時間を長くすることが望ましい。また第二遠心分離機5で分離されるべき液体の量は、遠心分離機3に比べて少ないので、第二遠心分離機5を遠心分離機3よりも小型とすることができる。
遠心分離機3および第二遠心分離機5では、一定時間ごとにディスク内の固形分が排出される。煤塵等で構成されるこの固形分は、その周囲に多くの水等が付着した状態であり、流動性を有している。この固形分はそれぞれポンプP3、P4により混合槽6に送られる。
第二遠心分離機5により分離された液体の少なくとも一部は、希釈水還流ライン7を経由して希釈水として凝集剤調整槽8に送られる。希釈水として使用されない液体は三方弁15を介して第二バッファタンク4に送られる。排気ガス中に含まれる水蒸気が凝縮することによりスクラバーを循環する水の量が増加することがあり、このような場合は三方弁15を介して船外に排出することができる。凝集剤調整槽8では、希釈水還流ライン7から送られる希釈水と、凝集剤供給部9から供給される凝集剤とが混合され凝集剤溶液が生成される。凝集剤としては、ポリアクリルアミド系の有機系凝集剤(高分子凝集剤)を利用することが望ましいが、これに限らずポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ポリ硫酸第二鉄などの無機系凝集剤と高分子凝集剤とを組み合わせて利用してもよい。
凝集剤調整槽8では、凝集剤に希釈水を加えるとともに撹拌する。凝集剤が希釈水中に分散した状態となるので、本明細書では便宜上、この液体を凝集剤溶液と呼ぶことがある。凝集剤に加える希釈水の量は凝集剤の種類やその性質により異なるが、凝集剤の重量に対し50〜200倍程度の希釈水を加えて凝集剤溶液を生成する。
凝集剤調整槽8で調整された凝集剤溶液は、ポンプP5により混合槽6に送られる。遠
心分離機3および第二遠心分離機5から送られてくる固形分と、凝集剤調整槽8から送られてくる凝集剤溶液とを混合槽6で例えば1〜5分程度混合する。混合槽6では、固形分が凝集剤により凝集してフロック(集合体)を形成する。
凝集剤によりフロックを形成した固形分は、ポンプP6により脱水機10に送られる。脱水機10の脱水処理により固形分の含水率はさらに下がり、減容化した状態でスラッジタンク11に送られ貯留される。脱水機10は、例えばスクリュープレス式脱水機で構成される。脱水機10はこれに限らず、固形分と液体とを分離できる機能を有していればよく、例えばフィルタープレス式脱水機やローラープレス式脱水機やこれらを組み合わせたもので構成することができる。
凝集剤を添加した後に脱水機10により脱水処理を行なうので、固形分から液体を分離させ易くなり、脱水効率を向上させるには有利である。凝集剤の添加と脱水処理を行わない場合に比べて、スラッジタンク11に送られる固形分(以下、スラッジということがある)の体積を50〜85%程度に減らすことができる。そのため従来は例えば30mの容積を有するスラッジタンクが必要であったとすると、本発明の採用によりこのスラッジタンク11の容積を15.0〜25.5m程度まで小さくすることができる。即ち排水処理装置1を小型化することができる。
排水処理装置1の小型化により、排水処理装置1を船舶に搭載しても貨物室等のスペースを圧迫することを抑制できる。航行期間が長期となり発生するスラッジの量が比較的多くなるような場合であっても、排水処理装置1の設置により対応することができる。
遠心分離機3および第二遠心分離機5は、その構造上、固形分を排出する頻度が低いと、ディスクの外周側に固形分が堆積していき、遠心分離機に供給された流体が遠心力等により移動できる範囲が狭くなり、遠心分離の効率が低下してしまう。一方で、固形分を頻繁に排出すると固形分に随伴して排出される液体の量が増えて、スラッジタンク11で貯留すべきスラッジの体積が大きくなってしまう問題があったので、固形分を排出する頻度を高くすることができなかった。
本発明の排水処理装置1では、脱水機10による脱水処理の後にスラッジをスラッジタンク11に貯留するので、この問題が生じない。そのため、遠心分離機から固形分を排出する頻度を高くして、遠心分離機の分離効果を向上することができる。従来例えば一時間に一回固形分を排出していたとすると、排水処理装置1の採用により一時間に三回〜五回程度固形分を排出する構成にすることができる。
脱水機10により分離された液体は、還流ライン12を介して第二遠心分離機5の上流側、即ち供給口側に送られ、第二バッファタンク4から送られてくる液体とともに第二遠心分離機5に供給される。脱水機10により分離された液体は未反応の凝集剤を含んでいるので、第二バッファタンク4から送られてくる液体中の固形分と反応してフロックを形成する。第二遠心分離機5内では固形分がフロックを形成するので、第二遠心分離機5による固液分離の効果を向上するには有利である。
凝集剤供給部9から供給された凝集剤の一部は、脱水機10と第二遠心分離機5とを経由した後に、希釈水還流ライン7を通って凝集剤調整槽8に戻ってくる。未反応の凝集剤を回収して再利用できるので、凝集剤の消費量を抑制するには有利である。
脱水機10により分離された液体を遠心分離機3の上流側、即ち供給口側に送る還流ライン13を備える構成にしてもよい。遠心分離機3に連結される還流ライン13と、第二遠心分離機5に連結される還流ライン12とは、両方設置してもよく、いずれか一方でも
よい。
ポンプを設置する位置は上記に限らず適宜変更することができる。各機器を異なる高さに配置することにより、ポンプを使用せずに位置エネルギを利用して各流体を移動させる構成にしてもよい。その際、各流体の流量を制御するためのバルブを適宜設置することができる。
バッファタンク2の上澄み液を第二バッファタンク4に送り、第二バッファタンク4内の流体をポンプP7によりスクラバーに送る構成にしてもよい。この構成により一部の流体をスクラバーと排水処理装置1との間で循環させることができるので、スクラバーに必要となる水等の量を抑制することができる。水等の量の抑制できるので、排水処理装置1が処理すべき流体の量を抑制することができ、排水処理装置1を小型化するには有利である。この場合、スクラバーと排水処理装置1との間で水等を循環させつつ、この水等の一部を排水処理装置1により処理する。
凝集剤調整槽8から混合槽6に供給される凝集剤溶液の量は、ジャーテストにより決定することが望ましい。ジャーテストとは、遠心分離機3および第二遠心分離機5から排出される固形分のサンプルを複数の容器に分け、このサンプルにそれぞれ異なる注入率で凝集剤溶液を添加する。ここで注入率(%)とは固形分の体積(L)に対する凝集剤溶液の体積(L)の割合(%)である。
複数のサンプルの中で、良質のフロックが形成され、上澄み液の濁度が最も低くなった容器の注入率が最適な条件となる。このときの注入率を基準注入率(%)として設定する。固形分の性状が一定であれば、基準注入率は変化しないので予め設定しておくことができる。
船舶の運転方法が変わったり、経年劣化等により主機の状態が変わったりなど、固形分の性状が変化して最適な注入率が変わってしまう場合がある。そのためこのような事態が予想される場合は、再度ジャーテストを行い、新たな基準注入率を設定することが望ましい。
排水処理装置1による排水処理を行なう場合は、遠心分離機3および第二遠心分離機5から一回目のバッチで排出された固形分と、凝集剤溶液とを混合する。このときの凝集剤溶液の量は予め定められた基準注入率に基づき決定される。遠心分離機3および第二遠心分離機5から固形分を排出する頻度は例えば二十分に一回程度とすることができる。排出された固形分の体積が例えば20L程度であり、基準注入率が10〜30%程度とすると、凝集剤調整槽8から混合槽6に供給される凝集剤溶液の量は2〜6L程度となる。凝集剤調整槽8には流量制御部14が併設され、この流量制御部14により混合槽6に供給される凝集剤溶液の量を制御する。
混合槽6に供給された凝集剤溶液に含まれている凝集剤の量を基準として指数100とした場合、脱水機10から還流ライン12に送られる液体に含まれる凝集剤の量の指数は10〜20程度となる。つまり混合槽6に供給された凝集剤の内、指数で80〜90程度の凝集剤は固形分と反応してフロックを形成し、この固形分とともにスラッジタンク11に送られる。
混合槽6および脱水機10で未反応であった凝集剤は、第二遠心分離機5に送られた液体中の固形分を凝集させる。第二遠心分離機5から排出された液体に含まれる凝集剤の指数は1〜4程度となる。つまり第二遠心分離機5に供給された凝集剤の内、指数で6〜19程度は固形分と反応してフロックを形成し、この固形分とともに混合槽6に送られる。
凝集剤が第二遠心分離機5内に供給されるので、第二遠心分離機5における遠心分離効果を向上するには有利である。第二遠心分離機5に実験用の排水を供給して、第二遠心分離機5から排水される液体の濁度を測定したところ40〜50NTU(NephelometricTurbidity Unit)となった。これと同じ実験用の排水を、還流ライン12を介して指数が10〜20程度の凝集剤を含む液体とともに第二遠心分離機5に供給して、第二遠心分離機5から排水される液体の濁度を測定したところ20〜30NTUとなった。少量の凝集剤であっても第二遠心分離機5に供給することにより遠心分離効果を向上することができることがわかる。
第二遠心分離機5から排出された液体を全て希釈水として希釈水還流ライン7を介して凝集剤調整槽8に送れば、指数で1〜4程度の凝集剤を回収できる。そのため遠心分離機3および第二遠心分離機5から二回目のバッチで排出された固形分に凝集剤溶液を加える場合には、指数で96〜99程度の凝集剤を含むように凝集剤溶液の量を減らすことができる。凝集剤の消費量を抑制できるので、凝集剤を保管するスペースを減少させ、凝集剤購入に必要となるコストを抑制することができる。
各段階における凝集剤の量の指数は一例であり、第二遠心分離機5や脱水機10の性能等により異なる値となることもある。またスクラバー排水の性状によっては凝集剤の機能が阻害され、スラッジに付随する凝集剤の量の指数が減少し、希釈水として凝集剤調整槽8に回収する凝集剤の量の指数が増加することがある。
バッファタンク2内に設置した電気伝導率センサでバッファタンク2内のスクラバー排水の電気伝導率を測定し、この値に基づき混合槽6に供給する凝集剤溶液の量を流量制御部14で制御してもよい。スクラバー排水の電気伝導率は、スクラバー排水の塩類濃度に比例する。塩類などの溶解性成分濃度が高い物質は、高分子凝集剤のイオン性官能基の解離を抑制するので、凝集剤の十分な分散を抑制する。即ちスクラバー排水の電気伝導率が比較的大きくなると、凝集剤により凝集効果が低下する。
そこで流量制御部14は、電気伝導率センサで取得した値と予め定めた値とを比較し、電気伝導率が予め定めた値以下の場合には、基準注入率により決定される量の凝集剤溶液を混合槽6に供給する。電気伝導率が予め定めた値を超えた場合には、基準注入率により決定される凝集剤溶液の量の1.05倍以上1.50倍以下、望ましくは1.10倍以上1.20倍以下となる量の凝集剤溶液を混合槽6に供給する。混合槽6に供給される凝集剤溶液の量を増加させることで、凝集効果を維持または向上することができる。
また電気伝導率が予め定めた値を超えた場合に、バッファタンク2から第二バッファタンク4にスクラバー排水を移動させ、このバッファタンク2に真水等を加えることにより、電気伝導率を下げる制御を行ってもよい。
電気伝導率センサを第二バッファタンク4に設置してもよく、バッファタンク2および第二バッファタンク4の両方に設置してもよい。
バッファタンク2内に設置したpHセンサでバッファタンク2内のスクラバー排水のpHを測定し、この値に基き苛性ソーダ等のpH調整剤の添加量を決定し、pH調整剤をバッファタンク2に供給する構成にしてもよい。各凝集剤は凝集効果を発揮できる最適なpHの範囲が決まっているので、スクラバー排水のpHを調整することにより、凝集剤の凝集効果を維持または向上することができる。
pHセンサを第二バッファタンク4に設置して、第二バッファタンク4にpH調整剤を
添加する構成にしてもよい。バッファタンク2および第二バッファタンク4の両方にpHセンサを設置して、それぞれのタンクにpH調整剤を添加する構成にしてもよい。
図2に例示するように排水処理装置1は、第二バッファタンク4を設置しない構成にすることができる。第二バッファタンク4を設置しないので、排水処理装置1を小型化するには有利である。この実施形態では、遠心分離機3により分離された液体の一部が三方弁15を介して第二遠心分離機5に送られ、一部が希釈水還流ライン7を介して希釈水として凝集剤調整槽8に供給される。脱水機10で分離された液体は、還流ライン13を介して遠心分離機3の上流側、即ち供給口側に送られ、バッファタンク2から送られてくる液体とともに遠心分離機3に供給される。
混合槽6に供給された凝集剤溶液に含まれている凝集剤の量を基準として指数100とした場合、脱水機10から還流ライン13に送られる液体に含まれる凝集剤の量の指数は10〜20程度となる。脱水機10で未反応であった指数で10〜20程度の凝集剤は遠心分離機3に供給される。遠心分離機3から排出された液体に含まれる凝集剤の指数は1〜4程度となり、この凝集剤は第二遠心分離機5に供給される。
つまり遠心分離機3および第二遠心分離機5に凝集剤を含む液体が供給されるので、遠心分離機3および第二遠心分離機5の両方において遠心分離の効果を向上するには有利である。
脱水機10により分離された液体を第二遠心分離機5の上流側、即ち供給口側に送る還流ライン12を備える構成にしてもよい。遠心分離機3に連結される還流ライン13と、第二遠心分離機5に連結される還流ライン12とは、両方設置してもよく、いずれか一方でもよい。
バッファタンク2に貯留された液体の上澄み液をポンプP7によりスクラバーに送る構成にしてもよい。このとき遠心分離機3で分離された液体の一部が三方弁15を介してスクラバーに送られる構成にしてもよい。この構成によりスクラバーと排水処理装置1との間で水等を循環させることができるので、排水処理装置1で処理すべき水等の量を抑制するには有利である。
図3に例示するように排水処理装置1は、第二バッファタンク4および第二遠心分離機5を設置しない構成にすることができる。第二バッファタンク4および第二遠心分離機5を設置しないので、排水処理装置1を小型化するには有利である。この実施形態では、遠心分離機3により分離された液体の一部が三方弁15の切り替えによりスクラバーまたは船外に送られる。また遠心分離機3により分離された液体は、希釈水還流ライン7を介して希釈水として凝集剤調整槽8に送られる。
遠心分離機3で分離された固体と凝集剤調整槽8から供給される凝集剤溶液とを、脱水機10に直接供給する構成にしてもよい。混合槽6を設置しないので排水処理装置1を小型化するには有利である。
混合槽6を設置しないので、遠心分離機3で分離された固体と凝集剤溶液との接触が十分に進まず、凝集効果が低下する可能性がある。しかし、未反応の凝集剤の量が増えてこの凝集剤が遠心分離機3に供給されるので、遠心分離機3における遠心分離の効果が向上する。そのため混合槽6を設置しなくても、スラッジタンク11に排出されるスラッジの体積を許容範囲内におさめることができる。
本発明の排水処理装置1は、船舶等に設置して利用する場合に限らず、工場等でも利用
することができる。
1 排水処理装置
2 バッファタンク
3 遠心分離機
4 第二バッファタンク
5 第二遠心分離機
6 混合槽
7 希釈水還流ライン
8 凝集剤調整槽
9 凝集剤供給部
10 脱水機
11 スラッジタンク
12 還流ライン
13 還流ライン
14 流量制御部
15 三方弁

Claims (11)

  1. 排気ガスの洗浄に使用した液体を貯留するバッファタンクと、このバッファタンクに貯留された液体を固液分離する遠心分離機と、この遠心分離機により分離された固体を貯留するスラッジタンクとを備える排水処理装置において、
    凝集剤と希釈水とを混合して凝集剤溶液を生成する凝集剤調整槽と、前記遠心分離機により分離された固体と前記凝集剤溶液とを混合した後に脱水処理を行なう脱水機と、この脱水機により分離された液体を前記遠心分離機の上流側に供給する還流ラインとを備えることを特徴とする排水処理装置。
  2. 排気ガスの洗浄に使用した液体を貯留するバッファタンクと、このバッファタンクに貯留された液体を固液分離する遠心分離機と、この遠心分離機により分離された固体を貯留するスラッジタンクとを備える排水処理装置において、
    前記バッファタンクから供給される液体を固液分離する遠心分離機と、この遠心分離機により分離された液体を貯留する第二バッファタンクと、この第二バッファタンクから供給される液体を固液分離する第二遠心分離機と、凝集剤と希釈水とを混合する凝集剤調整槽と、前記遠心分離機および前記第二遠心分離機により分離された固体と前記凝集剤調整槽から供給される凝集剤溶液とを混合した後に脱水処理を行なう脱水機と、この脱水機により分離された液体を前記遠心分離機または前記第二遠心分離機の少なくとも一方の上流側に供給する還流ラインとを備えることを特徴とする排水処理装置。
  3. 前記遠心分離機、前記第二遠心分離機から選ばれる少なくとも一つにより分離された液体の少なくとも一部を、前記凝集剤調整槽に供給する希釈水還流ラインを備える請求項1または2に記載の排水処理装置。
  4. 前記脱水機が、スクリュープレス式脱水機、フィルタープレス式脱水機、ローラープレス式脱水機から選ばれる少なくとも一つで構成される請求項1〜3のいずれかに記載の排水処理装置。
  5. 前記バッファタンク、前記第二バッファタンクから選ばれる少なくとも一つに貯留される液体の電気伝導率を測定する電気伝導率センサと、この電気伝導率センサで取得される値に基づき前記凝集剤調整槽から供給すべき前記凝集剤溶液の量を決定して供給する流量制御部とを備える請求項1〜4のいずれかに記載の排水処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の排水処理装置が設置されることを特徴とする船舶。
  7. 排気ガスの洗浄に使用した液体を遠心分離機で固液分離して、得られた固体を貯留する排水処理方法において、
    凝集剤と希釈水とを混合して生成した凝集剤溶液と、前記遠心分離機により分離された固体とを混合した後に脱水処理を行い、この脱水処理により分離された固体を貯留するとともに、前記脱水処理により分離された液体を前記遠心分離機の上流側に還流させることを特徴とする排水処理方法。
  8. 排気ガスの洗浄に使用された液体を遠心分離して、得られた固体を貯留する排水処理方法において、
    排気ガスの洗浄に使用した液体を遠心分離機で固液分離して、得られた液体を第二遠心分離機で固液分離して、凝集剤と希釈水とを混合した凝集剤溶液と、前記遠心分離機および第二遠心分離機により分離された固体とを混合した後に脱水処理を行い、この脱水処理により分離された固体を貯留するとともに、前記脱水処理により分離された液体を前記遠心分離機または前記第二遠心分離機の少なくとも一方の上流側に還流させることを特徴と
    する排水処理方法。
  9. 前記遠心分離機、前記第二遠心分離機から選ばれる少なくとも一つにより分離された液体の少なくとも一部を前記希釈水として前記凝集剤と混合する請求項7または8に記載の排水処理方法。
  10. 前記脱水処理が、スクリュープレス式脱水機、フィルタープレス式脱水機、ローラープレス式脱水機から選ばれる少なくとも一つで行われる請求項7〜9のいずれかに記載の排水処理方法。
  11. 前記排気ガスの洗浄に使用した液体の電気伝導率を測定し、この電気伝導率の値が予め定めた値以下の場合には予め定められた基準注入率に基づき前記凝集剤溶液の供給量を設定し、電気伝導率の値が前記予め定めた値を超えた場合には前記基準注入率に基づき決定された前記凝集剤溶液の供給量の1.05倍以上1.50倍以下の供給量を設定する請求項7〜10のいずれかに記載に排水処理方法。
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