JP2016167710A - 画像再生装置及び画像再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動画像から容易に良好な静止画データを生成することができる撮像装置を提供する。【解決手段】 動画像を撮像及び記録し、記録された動画像から静止画像を生成可能な撮像装置において、動画撮影中は、露光期間中の像ブレを補正してフレーム間の振れ情報をメタデータに記録する。動画データを動画像として生成する場合には、メタデータに記録されている振れ情報に応じた動きぼけを付加して動画像を生成し、動画データを静止画像として生成する場合には、動きぼけを付加せずに静止画像を生成することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影された動画像から静止画を生成する画像再生装置に関し、撮影状態の良好な静止画像データを得ることを目的とする。
近年、動画撮影が可能な撮像装置の多画素化が急速に進んでいる。FullHDサイズの動画を撮影する撮像装置は既に広く普及し、4K、2K動画撮影が可能な撮像装置も徐々に市場に出始めている。
このような動画像の高精細化によって、動画像の各フレームの画像も静止画として使用するのに十分な画素数を有するようになってきている。これによって、動画像の各フレームから静止画を生成する使用方法が今後更に広がっていくものと考えられる。
特開平6−233316号公報
動画像から静止画を生成する際の課題として、像ブレ補正の制御方法が異なるという点がある。静止画の場合、被写体像の露光期間中に発生する像ブレを補正する制御を行う。
つまり、動画像から静止画を生成する場合、動画像を構成する任意のどのフレームに着目してもフレーム内に像ブレが無いことが望まれる。しかしながら、このように撮影された画像を動画像として再生した合、画像中に含まれる移動物体の動きが不連続に表示され、画像を観察する観察者が他重像を知覚してしまうという視覚上の画像劣化が発生してしまう。
そのため、動画像の場合は露光期間中の残像(動きぼけ)を残し、画像中の動きを自然に見せるようにするのが望ましい。
このように画像中に動きのあるような動画像を撮影した場合に、動画像と静止画をそれぞれ良好に生成することは考慮されていなかった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、動画像から静止画を生成する場合に像ブレの無い良好な画像を生成することができ、動画像として再生した場合でも違和感の無い画像を生成することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、振れ検出手段の出力に基いて第1の像ブレ補正手段によって像ブレが補正された動画像である動画データを動画像として再生するとともに前記動画データの所定のフレーム画像を静止画像として再生する再生手段と、前記フレーム画像に対してフレーム間の動きによって生じる動きぼけを付加する動きぼけ付加手段と、を有する画像再生装置であって、
前記再生手段は、前記動画データを前記動画像として再生する場合、前記動画データのフレーム画像間に生じる第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加して動画像を再生し、前記動画データを前記静止画像として再生する場合、前記第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加せずに前記静止画像を再生することを特徴とする。
本発明によれば、動画像から静止画を生成する場合に像ブレの無い良好な画像を生成することができ、動画像として再生した場合でも違和感の無い画像を生成することができる撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図 像ブレ補正制御部117の構成例を示すブロック図 システム制御部101の詳細を説明するためのブロック図 像ブレ補正制御部117の制御方法の例を説明するためのグラフ 動画像に動きぼけを付加する制御方法の例を説明するための図 動画像に像ブレ補正と動きぼけを付加する制御方法の例を説明するための図 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る制御の詳細を説明するフローチャート
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態にかかる撮像装置の全体的な構成について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる撮像装置100の構成例を模式的に示したブロック図である。
図1において、システム制御部101は、撮像装置100の全体の動作を制御するためのブロックである。システム制御部101は、例えばCPU、RAMおよびROMを有し、ROMにあらかじめ記憶されたプログラムに従い、RAMを作業領域として用いながら、撮像装置100を制御する。
なお、後述する各処理は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)として主にシステム制御部101によって実行されるものとする。
撮像レンズ102は、ズーム、フォーカス、絞り、像ブレ補正等の機能を有した従来一般の撮像レンズが適用できる。第1の像ブレ補正手段としてのシフトレンズ103は、光軸と垂直方向に移動可能なレンズで、像面に結像される被写体像の位置を移動させることができる。
撮像装置に加わる振れを打ち消すようにシフトレンズ103を移動することにより、撮像画像の像ブレを補正することができる。
撮像素子104は、例えばXYアドレス方式のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等で構成される。
そして、撮像レンズ102が形成する光学像を光電変換して電荷を蓄積し、その電荷を読み出すことで複数の画素からなる画像信号をカメラ信号処理部106に供給する。
また、撮像素子104は撮像素子駆動部105によって駆動され、例えばNTSCフォーマットに準拠したビデオ信号の場合は60Hzの周期で被写体像を取り込むように動作する。
また、撮像素子駆動部105からの制御信号によって蓄積した電荷を掃き出すことができ、これによって露光時間(蓄積時間)を制御する電子シャッタ機能を有している。撮像素子駆動部105は、露光期間中かブランキング期間中かを示すブランキング信号を像ブレ補正制御部117に供給する。
カメラ信号処理部106は、撮像素子104から出力された画像信号にホワイトバランス調整やガンマ補正などの信号処理を施し、映像信号に変換して出力する。
エンコーダ107はカメラ信号処理部106から出力された映像信号を所定の形式の動画データに変換する。また動画像を構成するフレーム画像をJPEGなどの静止画データに変換することも可能である。
記録媒体制御部108は、記録媒体109を制御して、動画データや静止画データあるいはメタデータなどの記録・読出しを行う。記録媒体109は、半導体メモリ等の情報記録媒体やハードディスク等の磁気記録媒体である。
デコーダ110は、記録媒体109に記録されている各種形式の動画データ・静止画データをデコードして映像信号を生成する。
第2の像ブレ補正手段としての像ブレ補正部111は、動画像に含まれる像ブレを補正するもので、元の画像から所定の範囲を切り出し、そしてフレーム単位で画像の切り出し位置を制御することにより、フレーム間に生じた像ブレを電子的に補正する。
動きぼけ生成部112は、元画像から異なる解像度の画像を生成し、フレーム間の動きに応じて画像の位置をずらして合成することにより、動きぼけを画像に付加する。
本実施形態の画像再生装置は、動きぼけ生成部112及びシステム制御部101を有する。
静止画生成部113は、動画像を構成するフレーム画像のなかから所定の画像をキャプチャして静止画像を生成する。
表示制御部114は、カメラ信号処理部106から出力された映像信号に基づく画像(カメラスルー画)の他、設定メニュー画像、記録済みの画像など用途に応じて加工した映像信号を出力して表示デバイス115に画像を表示させる。表示デバイス115は液晶表示素子(LCD)等であり、表示制御部114により生成された画像を表示する。
撮像装置100は、撮影中の場合には、カメラ信号処理部106から出力される映像信号をエンコーダ107に供給して記録媒体に記録すると同時に、映像信号を表示制御部114に供給してカメラスルー画を表示する。
また、記録済みの画像データを再生する場合には、動きぼけ生成部112或いは静止画生成部113から出力される映像信号を表示制御部114に供給して再生画像を表示する。さらに再生された映像信号は、再度デコーダ110に供給することにより、再生画像を再度記録することが可能である。
角速度センサ116は撮像装置100に加わる振れの検出を行うためのセンサであり、検出された振れ信号は像ブレ補正制御部117に供給されて像ブレ補正の制御に用いられる。
図2は、図1における像ブレ補正制御部117を更に詳細に説明するためのブロック図である。像ブレ補正制御部117は、角速度センサ116から出力される角速度情報に基づいて撮像装置100に加わる振れを検出して、それを打ち消すようにシフトレンズ103を駆動することにより、撮像画像に発生する像ブレを補正する。
角速度センサ116は、光軸に直交する一平面上で互いに直交した検出軸をなすように、水平方向の回転軸(Yaw)と垂直方向の回転軸(Pitch)との2軸方向に二つの角速度センサを配置している。
なお、それぞれの軸における信号処理及びシフトレンズ103の駆動制御は、両軸とも同じ処理で実現することができるので、以降は片方の軸についてのみ説明するものとする。
角速度センサ116は、撮像装置100に加わる振れの角速度を検出し、角速度に応じた電圧を出力する。A/D変換器201は角速度センサ116から出力される電圧をデジタルデータに変換し、角速度データとして取り込む。
HPF202は、角速度データの低周波数成分を除去して、敏感度補正部203に供給する。
敏感度補正部203は、シフトレンズ103を像ブレ補正に適切な(好ましくは最適な)変位量で駆動させるためである。そして、シフトレンズ103の偏心敏感度(即ち、シフトレンズの変位量に対する像面上の結像位置の変位量の比率によって求まる係数)を角速度データに乗じて、角速度データの振幅を変換する。
敏感度補正部203から出力された角速度データは、積分器204で1階積分することにより角変位データに変換する。なお、ここで行われる積分演算は、飽和を防止するために不完全積分となっており、一般的に知られている1次LPFで演算される。
積分器204で算出された角変位データは、飽和防止制御部205において、シフトレンズ103が機械的な可動範囲の端に突き当たらないように制限をかけて出力される。具体的には、シフトレンズ103の機械的な可動範囲の内側に制御範囲の上限値を設け、角変位データが制御範囲を超えないように制限をかける。また、センタリング制御部206では、パンニングやチルティングといったユーザーの意図した動作がなされたかどうかを判定し、シフトレンズの位置を中央に戻すように制御を行う。
具体的には、飽和防止制御部205に設けられた制御範囲の更に内側に所定の閾値を設け、角変位データが閾値を超えた場合にはパンニングが行われたと判定する。
判定結果は、センタリング制御部206に通知され、パンニングと判定された場合には、HPF202のカットオフ周波数を高くして積分器204に入力される角速度データを制限したり、積分器204に入力される角速度データから所定のオフセットを差し引く。
或いは、積分器204で行われるLPF演算のカットオフ周波数を高くして、積分器204の出力が中央に戻るように制御する。このように、パンニングやチルティング等のユーザーが意図した振れがなされた場合であっても、シフトレンズ103の可動範囲に収まるように制御することが可能となる。
このようにして、飽和防止制御部205は最終的なシフトレンズ103の変位量である駆動目標位置を算出する。
位置検出部207は、シフトレンズ103の位置を検出して位置に応じた電圧を出力し、アンプ208で適切な電圧範囲の信号に増幅さる。そしてA/D変換器209によってデジタルデータ化され、位置データとして取り込まれる。
制御フィルタ210は、シフトレンズの駆動目標位置と位置データの差分である偏差データが入力され、増幅及び位相補償等の種々の信号処理を施してパルス幅変調部211に出力される。
パルス幅変調部211は、制御フィルタ210の出力を、パルス波のデューティー比を変化させる波形(即ちPWM波形)に変調して、モータ駆動部212に供給する。モータ213は、例えばボイス・コイル型モータであり、モータ駆動部212によって駆動されることにより、シフトレンズ103は光軸と垂直な方向に移動する。
そして、移動したシフトレンズ103の位置は位置検出部207で検出されて次の偏差データが算出されるというフィードバックループが形成されており、駆動目標位置と位置データの差分が小さくなるように制御される。
このように角速度センサ116で検出した振れに応じてシフトレンズ103を駆動することで像ブレを補正することが出来る。
また、像ブレ補正制御部117には、撮像素子駆動部105で生成されるブランキング信号が供給されている。ブランキング信号は、撮像素子104が露光期間中か、或いはブランキング期間中かを判定するための信号であり、ブランキング期間中にはシフトレンズ103を制御範囲の補正中心位置に戻すためのセンタリング処理を行う。
ブランキング信号はセンタリング制御部206に供給され、センタリング制御部206はブランキング期間中と判定された場合には、積分器204で行われるLPF演算のカットオフ周波数を高くして、積分器204の出力が中央に戻るように制御する。
また、A/D変換器209の出力であるシフトレンズ103の位置データ、即ち像ブレ補正量をシステム制御部101に供給しており、フレーム間の像ブレを演算するために用いられる。
図3は、システム制御部101で行われる制御の詳細を説明するためのブロック図である。振れ情報生成部301は、角速度センサ116から供給される撮像装置100の振れデータと、像ブレ補正制御部117から供給される像ブレ補正量から、撮像された動画像のフレーム間の像ブレ量を演算する。
また、振れ情報生成部301には、撮像素子駆動部105からのブランキング信号が供給されており、撮像されている動画像と同期を取りながら、各フレームに対応した像ブレ量を演算して出力する。
メタデータ生成部302は、振れ情報生成部301から像ブレ量に基づいて所定の形式のメタデータを生成し、エンコーダ107で生成される動画データと対応づけて記録媒体109に記録する。
メタデータ読出し部303は、動画データに対応づけられて記録されているメタデータを読出し、デコーダ110で生成された動画像の各フレームに対応した像ブレ量を抽出して出力する。
補正量演算部304は、メタデータ読出し部303から供給される像ブレ量に基づいて、像ブレ補正部111の像ブレ補正量及び、動きぼけ生成部112で付加される動きぼけ量を演算する。
図4は、システム制御部101および像ブレ補正制御部117で行われる処理について、更に詳細に説明するためのグラフである。
図4において、垂直同期信号は撮像素子104における駆動タイミングを決めるための信号であり、各フレームの撮像制御の同期を取るために用いられる。ここでは、説明のため、図4の最初のフレームをF0、2番目のフレームをF1、3番目のフレームをF2としている。
ブランキング信号は、撮像素子駆動部105から出力される信号であり、各フレームにおいて、露光期間かあるいはブランキング期間かを示す信号である。
図4(a)は、撮像装置100に加わる振れデータ(角変位データ)を示しており、図3の振れ情報生成部301で算出されるデータである。振れ情報生成部301では、角速度センサ116の出力である角速度データを一階積分することにより振れデータ(角変位データ)を算出する。
ここで算出される振れデータは、撮像装置100に加わる振れの角変位そのものを示しているものであって、像ブレ補正に用いられる補正量を示す信号ではないことに注意されたい。また、各フレームにおいて、ブランキング信号がブランキング期間から露光期間に切り替わった時刻の振れデータをB0、B1、B2としている。
図4(b)は、像ブレ補正制御部117で演算される像ブレ補正の補正量データであり、即ち、光学式のシフトレンズ103の駆動目標位置である。また、各フレームにおいて、ブランキング信号がブランキング期間から露光期間に切り替わった時刻の補正量データをC0、C1、C2としている。
図4(c)は、振れ情報生成部301で生成されるフレーム画像間の振れデータであり、像ブレ量としてメタデータ生成部302に供給されるデータである。また、フレームF0とフレームF1の間の振れデータをM1、フレームF1とフレームF2の間の振れデータをM2としている。
なお、M0は図示しないフレームF0の前のフレームとフレームF0の間の振れデータを示しており、0となっている。
まず、像ブレ補正制御部117で生成される補正量データについて説明する。撮像装置100に図4(a)に示すような振れが加わったとき、像ブレ補正制御部117では、ブランキング信号によって補正量データの生成方法が異なっている。
図4(b)に示すように、フレームF0のブランキング期間では、センタリング制御が行われるので、補正量データは、略0を示すC1の値となる。そしてブランキング信号が露光期間中となったとき、像ブレ補正制御部117は振れデータに基づいて像ブレ補正を行うようにシフトレンズ103を駆動する。このときの補正量データは、フレームF0の露光中の振れデータから(B0−C0)を減算することによって算出される。
フレームF1のブランキング期間では、像ブレ補正制御部117ではセンタリング制御が行われ、シフトレンズ103を中央位置に戻すように駆動する。C1は、センタリング制御によって中央に向かって移動した結果の補正量データである。
そして、ブランキング信号が露光期間中となったとき、像ブレ補正制御部117は再度振れデータに基づいて像ブレ補正を行うようにシフトレンズ103を駆動する。このときの補正量データは、フレームF1の露光中の振れデータから(B1−C1)を減算することによって算出される。
フレームF2のブランキング期間では、像ブレ補正制御部117ではセンタリング制御が行われ、シフトレンズ103を中央位置に戻すように駆動する。C2は、センタリング制御によって中央に向かって移動した結果の補正量データである。
そして、ブランキング信号が露光期間中となったとき、像ブレ補正制御部117は再度振れデータに基づいて像ブレ補正を行うようにシフトレンズ103を駆動する。このときの補正量データは、フレームF2の露光中の振れデータから(B2−C2)を減算することによって算出される。
このような制御を像ブレ補正制御部117で行うことによって、露光期間中は像ブレ補正をおこなうようにシフトレンズ103を駆動し、ブランキング期間中はシフトレンズ103を中心位置に向かうように制御することができる。
このように制御することにより、画像データから静止画を生成した場合に、露光期間中の像ブレが補正された良好な画像を得ることが出来る。
次に、振れ情報生成部301で生成されるフレーム画像間の振れデータについて説明する。ここで算出するフレーム画像間の振れデータとは、即ち、シフトレンズ103で補正できなかった補正残りである。
従って、フレーム間に生じた振れからフレーム間に補正した補正量を減算することによって算出することが出来る。図4(a)に示すように、フレームF0からフレームF1の間に生じた振れデータをΔB1とすると、ΔB1=B1−B0で算出することができる。
また、同様にフレームF1からフレームF2の間に生じた振れデータをΔB2とすると、ΔB2=B2−B1である。
また、図4(b)に示すようにフレームF0からフレームF1の間で像ブレ補正した補正量をΔC1とすると、ΔC1=C1−C0で算出することができる。同様にフレームF1からフレームF2の間で像ブレ補正した補正量は、ΔC2=C2−C1である。
そして、図4(c)に示すように、フレームF0からフレームF1の間の振れデータM1は、M1=ΔB1−ΔC1、フレームF1からフレームF2の間の振れデータM2は、M2=ΔB2−ΔC2として算出することが出来る。
つまり、動画データを動画像として再生する場合、動画データのフレーム画像間の像ブレを電子的に補正するための第2の像ブレ補正手段(電子防振)を用いて第1の振れ情報に基いてフレーム画像間の像ブレを補正する。
そして、第1の振れ情報から第2の像ブレ補正手段で補正した補正結果を減算した値を第2の振れ情報として生成し、第2の振れ情報に基いた動きぼけを付加して動画像を再生する。
このようにして、露光期間中は像ブレ補正をおこなうようにシフトレンズ103を駆動し、ブランキング期間中はシフトレンズ103を中心位置に向かうように制御するとともに、フレーム間の振れデータを算出することができる。
振れ情報生成部301で算出された振れデータは、メタデータとして画像データとともに記録され、動画再生時にはメタデータに記録された振れデータに基づいて像ブレ補正部111を制御する。
このように制御することにより、画像データを動画像として再生する場合には、フレーム間の像ブレを補正することが可能となり、動画像として再生した場合の像ブレを補正し、良好な動画像を鑑賞することができる。
上記のように、動画データを動画像として再生する場合、動画データのフレーム画像間に生じる第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加して動画像を再生する。そして、動画データを静止画像として再生する場合、第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加せずに静止画像を再生する。
次に図5を参照して、動きぼけ生成部112で行われる、動き量に基づいた動きぼけの付加について説明する。図5(a)は、nフレーム目に撮像された被写体の位置を被写体(n)とし、図5(a)のフレームの次のフレームに撮像された画像を図5(b)に示している。
図5(b)では、撮像装置100に振れが加わったために、被写体(n)の位置から被写体(n+1)の位置に移動したことを示している。nフレーム目からn+1フレーム目の間には、撮像画像の露光期間中も含めて、撮像装置100に振れが加わっているが、像ブレ補正制御部117で行われる制御によって露光期間中の像ブレは補正された画像になっている。
このとき、フレーム画像を静止画として鑑賞した場合には、像ブレが補正された良好な画像として得ることができるが、動画像として再生した場合には、移動物体の動きが不連続に表示され、他重像を知覚してしまうという視覚上の画像劣化が発生する。
そのため、動画像として再生する際には、動きぼけ生成部112によって動きぼけを付加することにより、移動物体の動きが不連続に表示されるのを防ぐ。
図5(b)において、被写体(n)から被写体(n+1)の位置の変化を示す動き量は、図4で説明したように算出した振れデータと撮像レンズ102の焦点距離から一意に求めることが出来る。
すなわち、動き量をM、フレーム間の振れデータ(角度)をθ、焦点距離をfとすると、M=f・tanθで算出することが出来る。また、動き量は画面垂直方向と水平方向の成分を持ったベクトルであるので、振れデータを水平方向と垂直方向のそれぞれで算出して動き量を求める。
図5(c)ではこのようにして求めた動き量に基づいて動きぼけを付加する。図5(c)では、n+1フレーム目の画像に対して、被写体(n+1)を起点として、動き量(ベクトル量)の逆向きのベクトルを動きぼけとして付加する。
このように動きぼけを付加することにより、被写体(n)から被写体(n+1)に移動した際の被写体の動きによる時間的な不連続を解消する。そして、動画再生時の画像中に含まれる移動物体の動きが不連続に表示され、画像を観察する観察者が他重像を知覚してしまうという視覚上の画像劣化が発生してしまうのを防ぐことができる。
図5で説明した動きぼけの付加は、像ブレ補正部111でフレーム間の像ブレを補正した場合は考慮されていない。以下に図6を用いて、像ブレ補正部111でフレーム間の像ブレを補正した場合の動きぼけの付加について説明する。
図6(a)、(b)は、図5(a)、(b)と同じく、撮像装置100に振れが加わった時の被写体の位置の変化を示しており、被写体(n)および被写体(n+1)の位置も図5と同一である。
図6(c)は、記録された画像データを動画像として再生する際に、像ブレ補正部111においてフレーム画像間の像ブレを補正した補正結果の画像を示している。
像ブレ補正部111では、メタデータに記録されているフレーム間の振れデータ(振れ情報生成部301の出力)に基づいて像ブレ補正を行う。
但し、像ブレ補正の補正範囲は有限であるので、振れデータをそのまま像ブレ補正に用いると、像ブレ補正の補正範囲の端に突き当たり、それ以降は像ブレ補正が出来なくなってしまう。
そのため、振れデータをそのまま像ブレ補正に用いるのではなく、フィルタ処理等によって減衰したデータを用いて像ブレ補正を行う。
図6(c)において、動き量は振れデータから算出した値を用いているのに対して、像ブレ補正量は減衰された値を用いている。図6(d)は、像ブレ補正を行った画像に対して、更に動きぼけ生成部112で動きぼけを付加した図である。ここで付加する動きぼけは、nフレーム目の被写体(n)の位置から、n+1フレーム目の画像に対して像ブレ補正を行った後の被写体位置までが、動画像として見える動きになるので、この動き量に対応した動きぼけを付加する。
すなわち、図5で説明した動き量Mから像ブレ補正量を減算した値に基づいて動きぼけを付加する。
このように動きぼけを付加することにより、被写体(n)から被写体(n+1)に移動した際に、フレーム画像間の像ブレを補正するとともに、被写体の動きによる時間的な不連続を解消することができる。
図9は、本発明の実施形態1に係る制御を示すフローチャートである。図9に示される処理は、例えば1m秒など、所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS101において、撮像装置100の動作状態を判別する。
撮像装置100が撮影中であれば、ステップS102に進み、撮影中でなければステップS111に進む。ステップS102において、角速度センサ116の出力をA/D変換し、角速度データを取得する。
ステップS103において、ブランキング信号を参照して露光期間中かどうかを判定し、露光期間中であればステップS104へ進み、ブランキング期間中であればステップS105に進む。
ステップS104において、角速度データに基づいて、シフトレンズ103で補正するための像ブレの補正量データを演算する。
ステップS105においては、シフトレンズ103を徐々に中央位置にセンタリングするように補正量データを設定する。
ステップS106において、上記のように演算した補正量データに基づいてシフトレンズ103を駆動する。ステップS103からステップS106までの処理は、像ブレ補正制御部117で行われる制御である。
次にステップS107において、角速度データに基づいて装置に加わる振れデータを演算する。ステップS108において、ブランキング信号を参照して、露光期間中への切り替わりが発生したかどうかを判定する。
露光期間中への切り替わりと判定された場合はステップS109に進み、それ以外の場合は処理を終了する。ステップS108の判定処理は、画像の撮像タイミングに合わせてフレーム単位で処理を実行するためのタイミングを生成する処理である。
ステップS109において、撮像画像のフレーム間の振れデータを算出する。フレーム間の振れデータの演算においては、ステップS104或いはステップS105で算出した補正量データを保持しておき、一つ前のフレームとの差分を演算する(図4におけるΔC(n))。
また、ステップS107で算出した振れデータを保持しておき、同様に一つ前のフレームとの差分を演算する(図4におけるΔB(n))。
そして、ΔB(n)からΔC(n)を減算することにより、フレーム間の振れデータM(n)を算出する。
ステップS110において、撮像された動画データを記録媒体109に記録するとともに、ステップS108で算出したフレーム間振れデータM(n)を動画データのフレームに関連付けるようにメタデータに記録して、処理を終了する。以上ステップS102からステップS110は、システム制御部101において、撮影中に行われる処理である。
次にステップS111において、撮像装置100の動作状態が動画再生モードかどうかを判定する。動画再生モードであればステップS112に進み、そうでなければステップS119に進む。
ステップS112では、記録媒体109から動画データを読出してデコーダ110でフレーム画を生成する。ステップS113では、記録媒体109からメタデータを読出し、動画像のフレームに関連付けられて記録されているフレーム間振れデータを抽出する。
ステップS114では、フレーム間振れデータを減衰及び積分等の処理を施して、像ブレ補正部111でフレーム間の像ブレを補正するための像ブレ補正量を算出する。ステップS115において、算出した像ブレ補正量を像ブレ補正部111に設定し、フレーム間の像ブレを補正する。
ステップS116において、フレーム間振れデータから像ブレ補正量を減算することにより、像ブレ補正部111の出力画像に残るフレーム間の動き量を算出する。ステップS117において、ステップS116で算出した動き量を動きぼけ生成部112に設定し、画像に動きぼけを付加する。
ステップS118では、動きぼけ生成部112から出力された動画像を表示制御部114に供給し、表示デバイス115に表示する。以上ステップS112からステップS118は、動画データを動画像として再生する場合に実行される処理である。
次に、ステップS119において、撮像装置100の動作状態が静止画再生モードかどうかを判定する。静止画再生モードであればステップS120に進み、そうでなければ処理を終了する。ステップS120では、記録媒体109から動画データを読出してデコーダ110でフレーム画を生成する。
ステップS121では、静止画生成部113において、デコーダ110から出力されるフレーム画のうち、所定のフレーム画を静止画像として生成する。
ステップS122において、生成された静止画像を表示制御部114に供給し、表示デバイス115に表示する。以上ステップS120からステップS122は、動画データから静止画像を生成し、再生する場合に実行される処理である。
以上説明してきたように、本発明においては、動画撮影中は、露光期間中の像ブレを補正してフレーム間の振れ情報をメタデータに記録する。
そして、動画データを動画像として生成する場合には、メタデータに記録されている振れ情報に応じた動きぼけを付加して動画像を生成し、動画データを静止画像として生成する場合には、動きぼけを付加せずに静止画像を生成する構成とした。
これにより、動画像から静止画を生成する場合に像ブレの無い良好な画像を生成することができ、動画像として再生した場合でも違和感の無い画像を生成することができる撮像装置を提供することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
(実施形態2)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の一例として、レンズ交換式のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。なお、図7において、図1と同様の構成には、同じ符号を付し、説明は省略する。
図7の撮像装置100は、図1の構成に対し撮像レンズ102、シフトレンズ103、角速度センサ116、像ブレ補正制御部117が削除された構成となっている。また、図7の撮像装置100は、別体の交換式レンズ400と接続可能な構成となっている。交換式レンズ400は、ズーム、フォーカス、絞り等の機能を有した従来一般の撮像レンズを備えている。
また、撮像レンズの一部には、撮像画像のブレを光学的に補正するシフトレンズ103を備え、シフトレンズ103を制御するための加速度センサ116と像ブレ補正制御部117を備える構成となっている。このように交換式レンズ400は、像ブレを光学的に補正するために必要な構成を備えている。
また、撮像装置100と交換式レンズ400は電気的に接続可能な構成なっており、例えばシリアルインターフェース等を通じて相互にデータの受け渡しが可能である。
角速度センサ116は、交換レンズ400及び撮像装置100に加わる振れを検出し、その角速度情報を像ブレ補正制御部117に供給するとともに、図示しないシリアルインターフェースを介して撮像装置100のシステム制御部101にも供給される。
像ブレ補正制御部117は、角速度センサ116で検出された角速度情報に基づいて、撮像画像に生じる像ブレを補正するようにシフトレンズ103を駆動する。
また、像ブレ補正制御部には、撮像装置100に備えられている撮像素子駆動部105からブランキング信号が、電気的な信号として供給されている。像ブレ補正制御部117で行われる像ブレ補正の制御は実施形態1で説明した図2の構成と同じであるので、詳細は省略する。
また、像ブレ補正制御部117からは、補正量データが図示しないシリアルインターフェースを介して撮像装置100のシステム制御部101に供給されている。この補正量データは、実施形態1で説明した図4の補正量データと同じである。
システム制御部101には、実施形態1で説明した図3の構成と同じであるが、角速度センサ116から出力される角速度データと、像ブレ補正制御部117から出力される補正量データが交換式レンズ400から供給されている点が異なる。このような構成とすることで、システム制御部101で行われる制御の詳細は実施形態1の図4で説明した制御と同一の制御で実現することが可能である。
以上のように、本発明の実施形態2においては、撮像レンズを交換式レンズとしてカメラ本体と別体とし、光学的な像ブレ補正を交換式レンズで行うようにした。また、角速度データ及び交換式レンズ内部で行った補正量データを、カメラ本体に通知することで、フレーム間の像ブレ補正及び動きぼけを付加することが可能となる。
このように、カメラ本体と交換式レンズを組み合わせた構成においても、動画像から静止画を生成する場合に像ブレの無い良好な画像を生成することができる。そして、動画像として再生した場合でも違和感の無い画像を生成することができる撮像装置を提供することができる。
(実施形態3)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る装置の一例として、撮像レンズ及び撮像手段を備えない画像再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図8において、図1と同様の構成には、同じ符号を付し、説明は省略する。
図8の画像再生装置500は、図1の撮像装置100の構成に対し、システム制御部101、撮像レンズ102が削除された構成となっている。また、シフトレンズ103、撮像素子104、撮像素子駆動部105、カメラ信号処理部106、角速度センサ116、像ブレ補正制御部117が削除された構成となっている。
画像再生装置500は、撮像手段を備えない再生専用の装置であるが、記憶媒体109に記録されている動画データとそれに付随するメタデータに記録された情報に基づいて、動画像の再生時に像ブレ補正を施すことが可能な構成となっている。
記憶媒体109の動画データ及びメタデータには、実施形態1又は実施形態2の装置で撮像した動画データと、それに関連づけられた像ブレ量があらかじめ記録されている。記録媒体制御部108は、記録媒体109から動画データ或いは静止画データを読出しデコーダ110に供給する。
また、記録媒体109のメタデータを読み出してメタデータ読出し部303に供給する。デコーダ110は、記録媒体109に記録されている各種形式の動画データ・静止画データをデコードして映像信号を生成する。
像ブレ補正部111は、動画像に含まれる像ブレを補正するもので、元の画像から所定の範囲を切り出し、そしてフレーム単位で画像の切り出し位置を制御することにより、フレーム間に生じた像ブレを補正する。
動きぼけ生成部112は、元画像から異なる解像度の画像を生成し、フレーム間の動きに応じて画像の位置をずらして合成することにより、動きぼけを画像に付加する。
静止画生成部113は、動画像を構成するフレーム画像のなかから所定の画像をキャプチャして静止画像を生成する。
表示制御部114は、動きぼけ生成部112で生成される画像データ又は静止画生成部113で生成される設定メニュー画像など用途に応じて加工した映像信号を出力して表示デバイス115に画像を表示させる。表示デバイス115は液晶表示素子(LCD)等であり、表示制御部114により生成された画像を表示する。さらに再生された映像信号は、再度デコーダ110に供給することにより、再生画像を再度記録することが可能である。
補正量演算部304では、動画データに関連付けられて記録されている像ブレデータに基づいて、像ブレ補正部111で補正するためのフレーム間の像ブレ補正量と、動きぼけ生成部112で付加される動きぼけ量を演算する。ここで演算される像ブレ補正量及び動きぼけ量は実施形態1で説明した制御と同一であるので詳細は省略する。
以上のように、本発明の実施形態3においては、あらかじめ動画データと関連付けられているメタデータのフレーム間の振れデータに基づいて、動画データの像ブレの補正と動きぼけの付加を行う構成とした。
このような構成とすることで、撮像手段を持たない画像再生装置においても動画像のフレーム間の像ブレ補正及び動きぼけを付加することが可能となる。このように、動画像から静止画を生成する場合に像ブレの無い良好な画像を生成することができ、動画像として再生した場合でも違和感の無い画像を生成することができる撮像装置を提供することができる。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した各実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するのである。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
また、本発明はデジタルカメラのような撮影を主目的とした機器にかぎらず、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、撮像装置を内蔵もしくは外部接続する任意の機器に適用可能である。従って、本明細書における「撮像装置」は、撮像機能を備えた任意の電子機器を包含することが意図されている。
100 撮像装置
101 システム制御部
102 撮像レンズ
103 シフトレンズ
104 撮像素子
105 撮像素子駆動部
106 カメラ信号処理部
107 エンコーダ
108 記録媒体制御部
109 記録媒体
110 デコーダ
111 像ブレ補正部
112 動きぼけ生成部
113 静止画生成部
114 表示制御部
115 表示デバイス
116 角速度センサ
117 像ブレ補正制御部
201 A/D変換器
202 HPF
203 敏感度補正部
204 積分器
205 飽和防止制御部
206 センタリング制御部
207 位置検出部
208 アンプ
209 A/D変換器
210 制御フィルタ
211 パルス幅変調部
212 モータ駆動部
213 モータ
301 振れ情報生成部
302 メタデータ生成部
303 メタデータ読出し部
304 補正量演算部
400 交換式レンズ

Claims (8)

  1. 振れ検出手段の出力に基いて第1の像ブレ補正手段によって像ブレが補正された動画像である動画データを動画像として再生するとともに前記動画データの所定のフレーム画像を静止画像として再生する再生手段と、前記フレーム画像に対してフレーム間の動きによって生じる動きぼけを付加する動きぼけ付加手段と、を有する画像再生装置であって、
    前記再生手段は、前記動画データを前記動画像として再生する場合、前記動画データのフレーム画像間に生じる第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加して動画像を再生し、前記動画データを前記静止画像として再生する場合、前記第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加せずに前記静止画像を再生することを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記第1の像ブレ補正手段は、前記振れ検出手段の出力に基いて前記動画データの各フレーム画像の露光期間中に生じる像ブレを光学的に補正し、
    前記生成手段は、前記振れ検出手段の出力と前記第1の像ブレ補正手段の補正結果に基いて前記動画データのフレーム画像間の画像の動き量を算出して前記第1の振れ情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 前記第1の像ブレ補正手段は、露光期間である場合、前記振れ検出手段の出力に基いて露光期間中に生じる像ブレを光学的に補正し、ブランキング期間である場合、前記第1の像ブレ補正手段を補正中心位置に向かわせる制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像再生装置。
  4. 前記再生手段は、前記動画データを前記動画像として再生する場合、前記動画データのフレーム画像間の像ブレを電子的に補正するための第2の像ブレ補正手段を用いて前記第1の振れ情報に基いてフレーム画像間の像ブレを補正し、前記第1の振れ情報から前記第2の像ブレ補正手段で補正した補正結果を減算した値を第2の振れ情報として生成し、前記第2の振れ情報に基いた動きぼけを付加して動画像を再生する請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像再生装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像再生装置と、前記振れ検出手段の出力に基いて第1の像ブレ補正手段によって光学的に像ブレが補正された動画像を動画データとして記録する記録手段と、前記動画データのフレーム画像間に生じる第1の振れ情報を生成する生成手段と、を有する撮像装置。
  6. 振れ検出手段の出力に基いて第1の像ブレ補正手段によって像ブレが補正された動画像を動画データとして記録する記録工程と、前記動画データのフレーム画像間の第1の振れ情報を生成する生成工程と、前記動画データを動画像として再生するとともに前記動画データの所定のフレーム画像を静止画像として再生する再生工程と、前記フレーム画像に対してフレーム間の動きによって生じる動きぼけを付加する動きぼけ付加工程と、を有する画像再生方法であって、
    前記再生工程は、前記動画データを前記動画像として再生する場合、前記第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加して動画像を再生し、前記動画データを前記静止画像として再生する場合、前記第1の振れ情報に基いた動きぼけを付加せずに前記静止画像を再生することを特徴とする画像再生方法。
  7. 請求項6に記載の画像再生方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラム。
  8. コンピュータに、請求項6に記載の画像再生方法の各工程を実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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