JP2016166801A - 漏油検知器 - Google Patents

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准一 岩崎
Junichi Iwasaki
准一 岩崎
晃典 岡田
Akinori Okada
晃典 岡田
優至 打合
Yuji Uchiai
優至 打合
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Abstract

【課題】微小の油漏れを高感度で安定的に検知可能にする。【解決手段】支持部22と、支持部22に螺旋状に巻き付けられた光ファイバ10とを備えて構成されている。光ファイバ10の一端に光源26が接続され、光ファイバ10の他端に受光器28が接続されている。よって、光ファイバ10が水面を通過する回数が多くなり、油類と接触する面積が大きくなる。この結果、微小な漏油を高感度で検知することができ、支持部22への光ファイバ10の巻き数の多少により、所望の検出感度に容易に設定できる。【選択図】図2

Description

この発明は、漏油検知器に関するものである。
光ファイバを用いた漏油検知器は、すでに商品化されている。光ファイバ型小型オイルリークモニタ(例えば、IHIエスキューブ社のOLM−S−S)がその例である。この光ファイバを用いた漏油検知器では、光ファイバに油類が付着したときに、油類の高い屈折率により光ファイバ内を伝播する光が光ファイバ外に漏れることを利用して、漏油検知を行っている。
また、光ファイバ内に、波長の異なる2種の光を伝播させ、伝播する光の減少量の違いから、河川、海、プールなど水面に浮遊する油種を判定する油種判定装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許5568347号
ここで、上述した従来の光ファイバ型小型オイルリークモニタは、センサ部の長さが短いため、産業機器から漏れる微小な油類や、床へ流出する微小な油類の検知には不向きである。
また、上述の特許文献1に開示された油種判定装置は、水面に浮遊する油類と検知素子である光ファイバの接触面積が小さいため、微小の油類の検知には不向きである。また、水面に対して、垂直方向に長い構造となるため、大きな波揺れ等により不安定になる場合も想定される。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、微小の油漏れも高感度で安定的に検知可能な、漏油検知器を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の漏油検知器は、支持部と、支持部に螺旋状に巻き付けられた光ファイバとを備えて構成されている。また、この漏油検知器の好適な実施形態によれば、光ファイバの一端に光源が接続され、光ファイバの他端に受光器が接続されている。
また、この漏油検知器の支持部は、円筒又は円柱形状であるのが良い。さらに、支持部の長手方向の両端にフローター又は床面設置用器具などの姿勢保持具を備えるのが良い。
この発明の漏油検知器では、光ファイバが支持部に螺旋状に巻き付けられている。このため、支持部への光ファイバの巻き数を多くすれば、検出感度が高くなり、巻き数を少なくすれば、検出感度が低くなる。このように、用途に応じて感度調節ができる。また、水面の油類を検出する場合、光ファイバが水面を通過する回数が多くなり、油類と接触する面積が大きくなる。この結果、微小な漏油を高感度で検知することができる。
また、支持部の長さを長尺にすることで、複数の漏油検知器を用いることなく、長尺物からの漏油を容易に検知できる。
漏油検知の原理を説明するための模式図である。 第1実施形態の漏油検知器を説明するための概略図である。 第1実施形態の漏油検知器の使用状態を説明するための概略図である。 第2実施形態の漏油検知器を説明するための概略図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
先ず、図1を参照して、光ファイバを用いた漏油検知の原理について説明する。図1は、漏油検知の原理を説明するための模式図である。なお、断面を示すハッチングなどは、省略してある。
この実施形態では、シングルモードファイバである通信用ファイバと異なり、導波モードの他に放射モードやクラッドモードが存在するファイバをセンサ用ファイバとして用いている。この特性を積極的に利用することで、漏油検知を行うことができる。
センサ用ファイバ(以下、単に光ファイバとも称する。)10は、コア12と、コア12を被覆するクラッド14を備えて構成される。コア12の屈折率は、クラッド14の屈折率よりも高い。この構成例では、コア12の屈折率を、1.46程度とし、クラッド14の屈折率を、1.38程度としている。
コア12内の光は、コア12とクラッド14の境界で全反射しながら、導波モード(図中、矢印Iで示す。)の光として、光ファイバ10内を伝播する。クラッド14の周囲が、屈折率が1程度の空気や、1.33の水である場合、コア12からクラッド14に漏れた、クラッドモードの光(図中、矢印IIで示す。)は、クラッド14(光ファイバ10)の表面で反射され、再びコア12へ導波される。
これに対し、屈折率が1.45〜1.55の油類がクラッド表面に付着した場合、クラッドモードの光は、クラッドの表面でクラッドよりも屈折率の高い油類側に漏れてしまう(図中、矢印IIIで示す)。このため、受光器に到達する光の量が減少する。このようにして、受光器に到達する光の減少量を測定することにより、光ファイバ10への油類の付着の有無が判定されるので、漏油検知器として利用することができる。
(第1実施形態)
図2を参照して、第1実施形態の漏油検知器(第1漏油検知器とも称する。)を説明する。図2は、第1漏油検知器の構造を説明するための概略図である。
第1漏油検知器20は、支持部22と、支持部22に巻き付けられた光ファイバ10とを備えて構成されている。
支持部22は、円筒、円柱、角柱など、底面に直交する方向が長手方向である、任意好適な形状にすることができる。
光ファイバ10は、支持部22の長手方向を軸として、この軸の周囲を回転しながら長手方向に進行する態様で、いわゆる螺旋状(又は、蔓巻線状)に、支持部22に巻き付けられている。また、支持部22の長手方向の両端には、姿勢保持具が取り付けられている。
第1漏油検知器20は、例えば、水面上の油類を検出するために用いられる。このため、姿勢保持具として、浮き(フローター)24が取り付けられている。
光ファイバ10の一端には光源26が接続され、他端には受光器28が接続されている。第1漏油検知器20では、光源26から光ファイバ10を経て、受光器28が受け取った光の減少量から、光ファイバ10の表面への油の付着を検知できる。これら、光源26及び受光器28については、任意好適な従来公知の構成にすることができる。
図3を参照して、第1漏油検知器の使用状態を説明する。図3は、第1漏油検知器の使用状態を説明するための概略図である。図3では、姿勢保持具、光源、受光器など、図示を一部省略している。
第1漏油検知器20では、光ファイバ10が支持部22に螺旋状に巻き付けられている。このため、特許文献1に開示されている従来の漏油検知器に比べて、光ファイバ10が水面を通過する回数が多くなり、油類と接触する面積が大きくなる。この結果、微小な漏油を高感度で検知することができる。
また、支持部20への光ファイバ10の巻き数を多くすれば、検出感度が高くなり、巻き数を少なくすれば、検出感度が低くなる。このように、用途に応じて感度調節ができる。
図2に示すように、支持部22の長手方向の両端には、フローター24が設けられている。水面に浮遊する油類の検知を行う場合、支持部22の長手方向の中心軸が水面とほぼ同じ高さの平面内に位置するように、支持部22及びフローター24を設計するのが良い。このように構成することで、水面に対して支持部22の垂直位置が低くなるので、波等による揺れにも安定した計測状態を保つことができる。
また、支持部22を円筒又は円柱形状に構成すると、大波等により支持部22が回転したとしても、検出感度等に影響を与えることなく安定した検知を行うことができる。この場合、フローター24も球状あるいは立方体状として、回転した場合に、支持部22及びフローター24が回転前と同様の姿勢を保つようにするのが良い。
漏油検知について行った、実証実験について説明する。この実証実験に用いた漏油検知器は、支持部を直径90mm、長さ120mmの円筒とした。また、光ファイバを支持部の両側で計20回水面を横切る巻き数とした。面積1570cm程度の水面に50ccの油(屈折率1.5程度)を滴下して、滴下前後の光量の変化を測定した。
この結果、波長630nmの光については、滴下後の光量は、滴下前の75%程度となり、油類を的確に検知できることが確かめられた。
(第2実施形態)
図4を参照して、第2実施形態の漏油検知器(以下、第2漏油検知器とも称する。)を説明する。図4は、第2漏油検知器を説明するための概略図である。
第2漏油検知器は、第1漏油検知器と、姿勢保持具の構成が異なっていて、他の構成は同様に構成される。このため、重複する説明を省略することもある。
第2漏油検知器40は、例えば、変圧器等の産業機器46の直下に配置され、これら産業機器46からの漏油を検知するために用いられる。このため、姿勢保持具として、床面設置用器具(スタンド)44が取り付けられている。
第2漏油検知器40では、光ファイバ10が支持部に螺旋状に巻き付けられている。この構造によれば、支持部22の長さを長尺にすることで、複数の漏油検知器を用いることなく、長尺物からの漏油を容易に検知できる。
また、第1漏油検知器20と同様に、支持部22への光ファイバ10の巻き数の多少により、所望の検出感度に容易に設定できる。
(変形例)
この発明は、上述した各実施形態に限定されない。例えば、姿勢保持具は、フローターやスタンドだけでなく、漏油検知器を壁面に取り付けたり、天井からぶら下げたりするのに好適な構成にしても良い。また、用途によっては、姿勢保持具を設けない構成にすることもできる。
10 光ファイバ
12 コア
14 クラッド
20 第1漏油検知器
22 支持部
24 フローター
26 光源
28 受光器
40 第2漏油検知器
44 スタンド(床面設置用器具)
46 産業機器

Claims (6)

  1. 支持部と、
    前記支持部に螺旋状に巻き付けられた光ファイバと
    を備えることを特徴とする漏油検知器。
  2. 前記光ファイバの一端に光源が接続され、
    前記光ファイバの他端に受光器が接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の漏油検知器。
  3. 前記支持部が円筒又は円柱形状である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の漏油検知器。
  4. 前記支持部の長手方向の両端に姿勢保持具を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の漏油検知器。
  5. 前記姿勢保持具は、フローターである
    ことを特徴とする請求項4に記載の漏油検知器。
  6. 前記姿勢保持具は、床面設置用器具である
    ことを特徴とする請求項4に記載の漏油検知器。
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