JP2011033411A - 傾斜角度計測素子、傾斜計 - Google Patents
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Abstract
【課題】計測システムが安価な光ファイバセンサを用いた傾斜計測素子及びこれを備えた傾斜計を提供する。
【解決手段】傾斜角度計測素子10は、被計測対象物に固定される基台11と、基台11に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子12と、ヘテロコア部HPを有し入射端から入射された光の一部が光ファイバ2とヘテロコア部HPとの界面で漏洩する光ファイバセンサ1とを備える。基台11への固定点Aと振り子12への固定点Bとの間にヘテロコア部HPが位置するように光ファイバセンサ1を固定する。
【選択図】図1
【解決手段】傾斜角度計測素子10は、被計測対象物に固定される基台11と、基台11に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子12と、ヘテロコア部HPを有し入射端から入射された光の一部が光ファイバ2とヘテロコア部HPとの界面で漏洩する光ファイバセンサ1とを備える。基台11への固定点Aと振り子12への固定点Bとの間にヘテロコア部HPが位置するように光ファイバセンサ1を固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ファイバセンサを用いた傾斜角度計測素子、及びこれを備えた傾斜計に関する。
近年、地震や大雨による崖崩れなどの自然災害や、構造疲労による建造物のひび割れ、崩落などの災害が社会問題化しつつある。これらの災害に対し、地盤や建造物に傾斜計を設置して常時傾斜角度を監視し、被害を回避する様々な研究が行われている。
従来の一般的な傾斜計は、被計測対象物に固定される基台に軸支された振り子を備え、この振り子の揺動角度をポテンショメータ等の電気式角度センサにより検出する電気的なものである。しかし、このような電気的あるいは磁気的な傾斜計は、落雷などの電磁波によりノイズ混入が生じ易く、漏電などによる発火の恐れがあるという問題があった。
そこで、光ファイバセンサを用いた傾斜計が提案されている。光ファイバセンサを用いた傾斜計は、落雷などの電磁波によるノイズの影響を受けないので、屋外に好適に設置される。また、漏電などによる発火の恐れがないので、従来の電気的や磁気的な傾斜計では困難な可燃性の液中、気中に設置することも可能となる。
傾斜計の光ファイバセンサには、光学的な歪みを検知するFBG(Fiber Bragg Grating: 光ファイバブラッグ回折格子)が一般的に用いられている。FBGは、ブラッグ波長と呼ばれる特定波長の光を反射する機能を有する。ブラッグ波長はFBGに作用する張力(歪み)に応じて変化するため、FBGを歪み検知センサとして利用している。
例えば、特許文献1には、筐体と、筐体内部の天井面から垂下し柔軟性を有する錘保持部材と、錘保持部材の下部に取り付けられた錘と、錘保持部材の外周面上に鉛直方向に固定され、光ファイバに接続された2つのFBG部とを備える傾斜計が開示されている。この傾斜計は、筐体の傾斜による錘保持部材の歪みをFBG部の歪みから検知して傾斜角度を計測する。
特許文献2には、筒状本体と、筒状本体の内部に回動自在に支持されたプーリー状回動板と、プーリー状回動板に連結された錘と、筒状本体の上部壁に一端が固定され、2つのFBG部が垂下するようにプーリー状回動板の下部湾曲部外周に沿って敷設された光ファイバとを備える傾斜計が開示されている。この傾斜計は、筒状本体の傾斜によるプーリー状回動板の揺動による2つのFBG部の伸張を検知して傾斜角度を計測する。
しかしながら、上記特許文献1,2に開示されたようなFBGセンサを用いた傾斜計は、スペクトル計測が必要であるとともに、温度依存性があるため、計測システムが高価になる問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、計測システムが安価な光ファイバセンサを用いた傾斜角度計測素子及びこれを備えた傾斜計を提供することを目的とする。
本発明の傾斜角度計測素子は、被計測対象物に固定される基台と、該基台に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子と、コア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備える光ファイバ、及び該光ファイバに接続され、該光ファイバのコアと異なる径のコア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備えるヘテロコア部を有し、入射端から入射された光の一部が前記光ファイバと前記ヘテロコア部との界面で漏洩する光ファイバセンサとを備え、前記基台への固定部と前記振り子への固定部との間にヘテロコア部が位置するように前記光ファイバセンサを固定することを特徴とする。
本発明の傾斜角度計測素子によれば、被計測対象物の傾斜角度に応じて、被計測対象物に固定される基台が鉛直に垂下する振り子に対して傾斜する。この基台の傾斜に伴い、光ファイバセンサの固定部間の距離が変化するため、固定部間の光ファイバセンサの曲げに変化が生じる。そして、光ファイバセンサは界面で伝送される光が漏洩するヘテロコア部を有しており、界面近傍での曲げにより光の漏洩量が異なる。そのため、光の漏洩量、即ち光強度の変化を計測することにより、基台の傾斜角度を計測することが可能となる。従って、上記従来のスペクトル計測が必要なFBGセンサとは異なり、フォトダイドード(PD)や電荷結合素子(CCD)などの安価な受光素子を用いた光強度計測により傾斜角度が計測可能となるとともに、温度依存性がないので、計測システムは安価になる。
また、本発明の傾斜角度計測素子において、前記光ファイバのコア径が9μm、前記ヘテロコア部のコア径が5μmであり、前記両固定部の間隔が25mmから40mmであることが好ましい。この場合、実験結果から、傾斜角度と光の漏洩量、即ち光の伝送損失との関係が一意性を有するとともに、光の伝送損失が大きくなることがわかった。そのため、傾斜角度を精度良く計測することが可能となる。
本発明の傾斜角度計測素子は、被計測対象物に固定される基台と、該基台に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子と、コア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備える光ファイバ、及び該光ファイバに接続され、該光ファイバのコアと異なる径のコア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備えるヘテロコア部を有し、入射端から入射された光の一部が前記光ファイバと前記ヘテロコア部との界面で漏洩する光ファイバセンサとを備え、前記基台からの突出部と前記振り子との間にU字状に屈曲する前記光ファイバセンサを挟み込み、該U字状の頂点近傍にヘテロコア部が位置することを特徴とする。
本発明の傾斜角度計測素子によれば、被計測対象物の傾斜角度に応じて、被計測対象物に固定される基台が鉛直に垂下する振り子に対して傾斜する。この基台の傾斜に伴い、光ファイバセンサの挟み込み間の距離が変化するため、特にU字状の頂点付近の光ファイバセンサの曲げに変化が生じる。そして、光ファイバセンサは界面で伝送される光が漏洩するヘテロコア部をU字状の頂点近傍に有しており、界面近傍での曲げにより光の漏洩量が異なる。そのため、光の漏洩量、即ち光強度の変化を計測することにより、基台の傾斜角度を計測することが可能となる。従って、上記従来のスペクトル計測が必要なFBGセンサとは異なり、PDやCCDなどの安価な受光素子を用いた光強度計測により傾斜角度が計測可能となるとともに、温度依存性がないので、計測システムは安価になる。
本発明の傾斜計は、上記本発明の傾斜角度計測素子と、前記光ファイバセンサの入射端に設けられた光源と、前記光ファイバセンサの出射端に設けられた受光部とを備えることを特徴とする。
本発明の傾斜計によれば、上記本発明の傾斜角度計測素子が備える効果を有する傾斜計を得ることができる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る傾斜計(傾斜角度計測計)を図面を参照して説明する。
本発明の第1実施形態に係る傾斜計(傾斜角度計測計)を図面を参照して説明する。
図1を参照して、この傾斜計は、被計測対象物に固定される傾斜角度計測素子10を備えている。傾斜角度計測素子10は、光ファイバセンサ1を有しており、光ファイバセンサ1の入射端に光源20が、光ファイバセンサ1の出射端に受光部30がそれぞれ接続されている。
傾斜角度計測素子10は、光ファイバ2の中途部にヘテロコア部HPを有する光ファイバセンサ1と、被計測対象物に固定される基台11と、基台11に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子12とを備えている。
光ファイバセンサ1は、入射端側の光ファイバ2aと出射端側の光ファイバ2bとからなる光ファイバ2、及び光ファイバ2a,2b間に挿入されたヘテロコア部HPとか構成されている。ヘテロコア部HPは、光ファイバ2aと光ファイバ2bとの間に設けられ、伝送される光の一部を漏洩(リーク)する。
基台11は、被測定対象物に載置される底壁部13と底壁部13から鉛直上方に延びる垂直壁部14とを備えており、金属などの硬質素材からなる。
振り子12は、基台11の垂直壁部14に固定され水平方向に軸心を有する支軸15に、図示しないベアリングなどの軸受部材を介して回動自在に支持されている。これにより、振り子12は、所定の垂直面を揺動平面として、基台11に対して揺動可能となっている。振り子12の下部には錘16が設けられおり、基台11の揺動に拘わらず、錘16の自重によって振り子12は常に鉛直に垂下する。
光ファイバ2aの一部分が基台11の垂直壁部14に第1の固定部材(クランパ)17により固定され、光ファイバ2bの一部分が振り子12に第2の固定部材(クランパ)18により固定されている。
固定部材17,18は、ここでは、垂直壁部14や振り子12に固定された金属製の固定板と、硬質ゴムからなる覆板とからそれぞれ構成されている。詳細は図示しないが、光ファイバ2a,2bの外周に合わせた溝が固定板の上面に凹設されており、この溝に光ファイバ2a,2bを収容した状態で、接着剤等によって固定板上に覆板を固定している。これにより、光ファイバ2a,2bが固定部材17,18に対して移動不能となっており、光ファイバ2aが固定点Aで基台11に固定され、光ファイバ2bが固定点Bで振り子12に固定されることになる。なお、固定点A,Bは、振り子12の揺動平面内、あるいはその近傍に位置することが、傾斜角度計測素子10の小型化の観点から好ましい。
光ファイバ2aは、水平に形成された溝に収容されることにより、固定部材17により基台11に対して水平に固定されている。一方、光ファイバ2bは、振り子12が最小計測可能角度θ1に傾斜したときに水平となるように形成された溝に収容されており、振り子12の傾斜角度に応じて、基台11に対する角度が変化するようになっている。なお、振り子12が基台11に対して相対的に反時計回り方向へ傾斜したときの傾斜角度を負、逆に、振り子12が基台11に対して相対的に時計回り方向へ傾斜したときの傾斜角度を正とする。
図2(a)及び図2(b)を参照して、ヘテロコア部HPは、ここでは、コア3と、その外周部に設けられたクラッド4とを有する短いシングルモード光ファイバである。例えば、コア3の径は5μmであり、クラッド4の径は125μmであり、長さは1.0mmから2.0mmである。長さは、1.5mmであることが最も好ましい。一方、光ファイバ2a,2bはともに、コア5と、その外周部に設けられたクラッド6とを有する長いシングルモード光ファイバである。例えば、コア5の径は9μmであり、クラッド6の径は125μmである。このように、ヘテロコア部HPのコア径は、光ファイバ2a,2bのコア径よりも小さくなるように構成されている。ヘテロコア部HPと光ファイバ2のクラッド4,6の外周部に樹脂などからなる保護層を設けてもよい。なお、図1では、ヘテロコア部HPが光ファイバ2a,2bより太く図示されているが、これは理解を容易化するためである。実際には、ヘテロコア部HPと光ファイバ2a,2bとの太さは同等である。
なお、ヘテロコア部HP、光ファイバ2の双方、あるいは一方が、マルチモード光ファイバであってもよい。ただし、ヘテロコア部HP及び光ファイバ2がシングルモード光ファイバであれば、外部からの影響がより受け難いので好ましい。また、ヘテロコア部HPのコア径が、光ファイバ2のコア径よりも大きくなるように構成されていてもよい。また、ヘテロコア部HPが、光ファイバ2のコア5の屈折率あるいはクラッド6の屈折率と同等の屈折率を有する素材からなるものであってもよい。この場合も、コア3の径が、0あるいはクラッド4の径と同じである一種のヘテロコア構造であると考えることが可能である。
ヘテロコア部HPと光ファイバ2a,2bとは、長手方向に直交する界面7でコア3,5が接合するように、略同軸に、放電による融着などによって接合されている。なお、コア5に予めスリットを形成しておき、溶融延伸することによって、ヘテロコア部HPを形成してもよい。また、コア3,5の径が漸次変化するものであってもよい。
このように、光ファイバ2a,2bの中途部にヘテロコア部HPが存在しているので、界面7におけるコア径の相違によって、光の一部がヘテロコア部HPのクラッド4に漏洩し、伝送される光が損失される。ヘテロコア部HP及びその近傍の光ファイバ2の曲率が大きいほど、光の伝送損失量(漏洩量)W(以下、「光損失W」という)が大きくなる。
図1を参照して、光ファイバセンサ1の入射端である光ファイバ2aの一端部には、半導体発光ダイオード(LED)や半導体レーザなどの発光素子を有する光源20が接続されている。光ファイバセンサ1の出射端である光ファイバ2bの一端部には、フォトダイドード(PD)や電荷結合素子(CCD)などの受光素子を有する光パワーメータなどの受光部30が接続されている。さらに、受光部30には、CPUやメモリ等を備えた検出部40が接続されている。
光ファイバ2aの固定部材17による固定点Aと、光ファイバ2bの固定部材18による固定点Bとの間に、ヘテロコア部HPが位置している。振り子12の傾斜角度θが負の値であるとき、固定点A,Bの間隔Lは大きくなり、固定点A,B間の光ファイバセンサ1は伸びて直線状に近づくので、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径は大きくなり、光損失Wは小さくなる。一方、振り子12の傾斜角度θが正の値であるとき、固定点A,Bの間隔Lは狭く、固定点A,B間の光ファイバセンサ1の屈曲が大きくなるので、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径は小さくなり、光損失Wは大きくなる。
そこで、例えば、光源20から一定強度の光を出射し、傾斜角度θと光損失Wとの関係を予め計測しておき、検出部40にデータとして格納しておく。これにより、検出部40は、光損失Wから基台11の傾斜角度θを導出する。
本実施形態に係る傾斜計は、上記従来のスペクトル計測が必要なFBGセンサとは異なり、PDやCCDなどの安価な受光素子からなる受光部30により光損失Wを計測することによって、傾斜角度を計測することができる。また、光ファイバセンサ1の光損失Wには、温度依存性がない。そのため、安価な傾斜計を提供することが可能となる。
〔検証モデル〕
傾斜計の動作を検証するため、検証モデルを作成し、実験を行った。以下、この検証モデル及び実験結果を図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするため、検証モデルの部材には傾斜計の部材と同じ符号を付している。
傾斜計の動作を検証するため、検証モデルを作成し、実験を行った。以下、この検証モデル及び実験結果を図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするため、検証モデルの部材には傾斜計の部材と同じ符号を付している。
図3を参照して、検証モデルでは、振り子12を回動可能に軸支しており、実験者が振り子12を揺動させ、所望の位置で振り子12を仮固定可能となるように構成されている。
振り子12が最小計測可能角度である角度θ1、ここでは−15度に傾斜したとき、固定点Bは点B1に位置し、固定点A,B(B1)間の間隔L1が35mmとなり、振り子12が最大計測可能角度である角度θ2、ここでは+15度に傾斜したとき、固定点Bは点B2に位置し、固定点A,B(B2)の間隔L2が30mmとなるように設定されている。これにより、振り子12が計測可能範囲(θ1からθ2)内で揺動することにより、振り子12の傾斜角度θに応じて、点A,B間の間隔LがL1とL2との範囲内で変化することになる。なお、このとき、振り子12の中心Oと固定点Bまでの距離Rは9.66mmとなる。
振り子12の傾斜角度がθ1であるとき、固定点A,B(B1)の間隔LはL1と大きく、固定点A,B間の光ファイバセンサ1は伸びて直線状となるので、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径は非常に大きくなり、光損失Wは非常に小さくなる。一方、振り子12の傾斜角度がθ2であるとき、固定点A,B(B2)の間隔LはL2と狭く、固定点A,B間の光ファイバセンサ1は大きく屈曲するので、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径は非常に小さくなり、光損失Wは大きくなる。そして、振り子12の傾斜角度θがθ1からθ2に変動するに従い、固定点A,B間の間隔LはL1からL2に徐々に減少し、固定点A,B間の光ファイバセンサ1は徐々に大きく屈曲する。
〔実験1〕
このように構成した検証モデルを用いて、振り子12の角度θを−15度から0.1度ずつ+15度まで増加させ、その後、逆に0.1度ずつ−15度まで減少させながら、光損失Wを計測した。この実験結果のグラフを図4に示す。この実験1では、ヘテロコア部HPの長さが1.1mmの光ファイバセンサ1を用い、点A,B間の略中心にヘテロコア部HPが位置するよう、ヘテロコア部HPの中央が点Aから16.5mmの距離に位置させて光ファイバセンサ1を固定した。光源20として、波長1300nmのLEDを用いた。
このように構成した検証モデルを用いて、振り子12の角度θを−15度から0.1度ずつ+15度まで増加させ、その後、逆に0.1度ずつ−15度まで減少させながら、光損失Wを計測した。この実験結果のグラフを図4に示す。この実験1では、ヘテロコア部HPの長さが1.1mmの光ファイバセンサ1を用い、点A,B間の略中心にヘテロコア部HPが位置するよう、ヘテロコア部HPの中央が点Aから16.5mmの距離に位置させて光ファイバセンサ1を固定した。光源20として、波長1300nmのLEDを用いた。
図4から、傾斜角度θと光損失Wとは計測可能角度範囲(傾斜角度θが−15度から+15度)の略全域に亘って、傾斜角度θの増加・減少に伴って光損失Wが略線形的(単調)に増加・減少しており、傾斜角度θと光損失Wとが一意性(一対一対応性)を有することがわかった。また、振り子12の傾斜動作方向に拘わらず傾斜角度θに対する光損失Wは一定であり、再現性を有することもわかった。従って、本実施形態の傾斜計は、傾斜計として非常に有用であることが実証された。
ただし、傾斜角度θが−15度から−13度の範囲では、傾斜角度θと光損失Wとの線形性と再現性が崩れている。これは、この角度範囲では、光ファイバセンサ1に微小な曲げしか付与されず、固定点A,B間に生じる曲げがヘテロコア部HP近傍の曲げになる場合とならない場合とが生じるため、連続的にヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径が減少しないことによると考えられる。また、傾斜角度θが−15度から変動し始めるとき、固定点A,B間の水平距離は減少するが、垂直距離は増加するので、固定点A,B間の距離が全体として極僅かしか変化しないことによるとも考えられる。
〔実験2〕
次に、固定点Aと点B1間の間隔L1を50mm、60mm、70mmとしたときの、光損失Wを計測した。この実験結果を図5に示す。なお、各間隔L1において点B1,B2間の間隔は5mmと同一である。他の条件は、実験1と同様である。
次に、固定点Aと点B1間の間隔L1を50mm、60mm、70mmとしたときの、光損失Wを計測した。この実験結果を図5に示す。なお、各間隔L1において点B1,B2間の間隔は5mmと同一である。他の条件は、実験1と同様である。
図5から、固定点Aと点B1間の間隔L1を50mm、60mm、70mmとしたとき、傾斜角度θと光損失Wとが線形的にも一意的にも対応しないことがわかった。これは、傾斜角度θの変動に応じて、曲げの頂点の位置が移動することや、動作する固定部材18の動きが曲線状であることなどのため、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径が複雑に変動するためであると考えられる。また、固定点Aと点B1間の間隔L1を50mm、60mm、70mmとしたとき、光損失Wの最大値は0.3dB以下と、間隔L1が35mmとしたとき(図4参照)の光損失Wの最大値約0,9dBより低いことがわかった。光損失Wが低いとノイズ等を考慮して計測誤差が大きくなるので、この点からも、間隔L1は35mmのほうが好ましいことがわかった。図示しない他の実験結果から、間隔L1は、30mmから40mmであることが好ましいことがわかった。なお、間隔L1が30mm未満であると、屈曲が非常に大きくなり光ファイバセンサ1が破損する恐れが大きくなるので、好ましくない。
〔実験3〕
次に、ヘテロコア部HPの位置を変えたときの光損失Wを計測した。この実験結果を図6に示す。なお、ヘテロコア部HPの位置は、光ファイバセンサ1が直線状となるとき、即ち、傾斜角度θがθ1(−15度)となるときに、固定点Aからヘテロコア部HPの中央との距離lによって表す。固定点Aと点B1間の間隔L1は35mmであり共通である。他の条件は、実験1と同様である。
次に、ヘテロコア部HPの位置を変えたときの光損失Wを計測した。この実験結果を図6に示す。なお、ヘテロコア部HPの位置は、光ファイバセンサ1が直線状となるとき、即ち、傾斜角度θがθ1(−15度)となるときに、固定点Aからヘテロコア部HPの中央との距離lによって表す。固定点Aと点B1間の間隔L1は35mmであり共通である。他の条件は、実験1と同様である。
図6から、固定点Aからヘテロコア部HPの固定点A側の界面7までの距離lが18.5mmであるときに、光損失Wが最大になることがわかった。また、距離lが20.6mm,22.6mmであるときも、光損失Wが大きくなることがわかった。傾斜角度θに応じて固定点Bにおける光ファイバセンサ1の延伸方向が変化するなどの複雑な要因があるため、図6の結果を理由付けることは困難である。なお、距離lが少なくとも16.6mmから24.5mmの範囲内にあるときには、傾斜角度θと光損失Wとの間には、略線形性と一意性があることもわかった。
〔実験4〕
次に、実験1から3の実験結果を考慮して最適であると考えられ実証モデルを作成し、光損失Wを計測した。なお、詳細は記載しないが、ヘテロコア部HPの長さを1.1mm、1.5mm、2.0mmと変化させて実験した結果、長さ1.5mmのとき、光損失Wが良好な線形性を示すなかで、光損失Wが最大となった。そこで、この実証モデルは、固定点Aと点B1との間隔L1が35mm、固定点Aと点B1との間隔L2が30mm、ヘテロコア部HPの長さが1.5mmの光ファイバセンサ1を用い、固定点Aからヘテロコア部HPの固定点A側の界面7との距離lが18.5mmとなるように位置させて光ファイバセンサ1を固定した。光源20として、波長1300nmのLEDを用いた。このときの実験結果を図7に示す。
次に、実験1から3の実験結果を考慮して最適であると考えられ実証モデルを作成し、光損失Wを計測した。なお、詳細は記載しないが、ヘテロコア部HPの長さを1.1mm、1.5mm、2.0mmと変化させて実験した結果、長さ1.5mmのとき、光損失Wが良好な線形性を示すなかで、光損失Wが最大となった。そこで、この実証モデルは、固定点Aと点B1との間隔L1が35mm、固定点Aと点B1との間隔L2が30mm、ヘテロコア部HPの長さが1.5mmの光ファイバセンサ1を用い、固定点Aからヘテロコア部HPの固定点A側の界面7との距離lが18.5mmとなるように位置させて光ファイバセンサ1を固定した。光源20として、波長1300nmのLEDを用いた。このときの実験結果を図7に示す。
図7から、傾斜角度θと光損失Wとは傾斜角度θが−8度から+22度の範囲全域に亘って、傾斜角度θと光損失Wが良好な線形性を有することがわかった。従って、前記の範囲を計測可能範囲とすれば、本実施形態の傾斜計は非常に優れたものとなる。
そこで、−8度の傾斜角度を初期に振り子12に付与する、即ち、振り子12が角度θ1(−15度)傾斜したときに、光ファイバセンサ1の点B1での方向が水平方向から下方に22度傾斜させることにより、計測可能範囲が−15度から+15度の全範囲で、傾斜角度θと光損失Wとが良好な線形性を有する傾斜計を得ることができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る傾斜計を図面を参照して説明する。
本発明の第2実施形態に係る傾斜計を図面を参照して説明する。
この傾斜計は、第1実施形態に係る傾斜計と類似するので、異なる構成についてのみ説明する。図8を参照して、この傾斜計は、被計測対象物に固定される傾斜角度計測素子50を備えている。
傾斜角度計測素子50は、光ファイバ2の中途部にヘテロコア部HPを有する光ファイバセンサ1と、被計測対象物に固定される基台11と、基台11に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子51とを備えている。
振り子51は、基台11の垂直壁部14に固定され水平方向に軸心を有する支軸15に、図示しないベアリングなどの軸受部材を介して回動自在に支持されている。振り子51の下部には錘16が設けられている。基台11の揺動に拘わらず、錘16の自重によって振り子51は常に鉛直に垂下する。
光ファイバ2aの一部分が基台11の垂直壁部14に固定部材52により固定され、光ファイバ2bが振り子51の突起部53の先端と当接するように構成されている。
固定部材52は、垂直壁部14から突出するように形成されており、固定部材52の振り子51側の面に接着剤等によって光ファイバ2aの一部分が固定されている。
光ファイバセンサ1は、固定部材52と突起部53に水平方向外側から挟み込まれることにより、U字状に屈曲した状態で配設されている。そして、U字状の頂点近傍にヘテロコア部HPが位置している。
図9(a)を参照して、振り子51の傾斜角度がθ1(負の値)であるとき、点C,D間の間隔は広くなり、点C,D間の光ファイバセンサ1の屈曲が小さくなるので、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径は大きくなり、光損失Wは小さくなる。一方、図9(b)を参照して、振り子51の傾斜角度がθ2(正の値)であるとき、点C,Dの間隔は狭くなり、点C,D間の光ファイバセンサ1の屈曲が大きくなるので、ヘテロコア部HP近傍の擬似曲率半径は小さくなり、光損失Wは大きくなる。
このように、本実施形態の傾斜計においても、振り子51の傾斜角度θに応じて、光ファイバセンサ1の光損失Wが線形的に変化させることが可能であるので、良好な傾斜計となる。
本実施形態に係る傾斜計は、上記従来のスペクトル計測が必要なFBGセンサとは異なり、PDやCCDなどの安価な受光素子からなる受光部30により光損失Wを計測することによって、傾斜角度を良好に計測することができる。また、光ファイバセンサ1の光損失Wには、温度依存性がない。そのため、安価な傾斜計を提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、光ファイバ2aを点Cで固定し、光ファイバ2bを点Dで突起部53に当接するように構成したが、これに限定されない。例えば、光ファイバ2aを点Cで垂直壁部14から突出する部材に当接させ、光ファイバ2bを点Dで突起部53に固定するように構成してもよい。また、両点C,Dともに固定するよう、あるいは当接するように構成してもよい。
なお、本発明は実施形態に限定されるものではない。例えば、光ファイバ2aの中途部に光カプラを設け、光カプラで別の光ファイバを分岐させるとともに、光ファイバ2bの端部に銀蒸着などによって鏡を形成した反射部を設けてもよい。この場合、前記分岐された光ファイバの端部が出射端となり、この出射端に受光部30を接続すればよい。
また、光ファイバ2aの端部にOTDR(Optical time-domain reflectometer)装置を接続して、OTDR装置から入射されたセンサ光の後方へのレイリー散乱光をOTDR装置自身が計測するものであってもよい。この場合、1本の光ファイバセンサに複数のヘテロコア部HPを設けて、各ヘテロコア部HP近傍の曲率変化を検出することにより、複数箇所の傾斜を監視することも可能となる。ただし、OTDR装置を用いた場合には、リアルタイム計測することができない。
また、傾斜角度計測素子10,50を、振り子12,51の揺動平面を交差させて2個設けることにより、2方向の傾斜角度を計測することが可能となる。さらに、例えば、基台に点支持され自由揺動可能な1個の振り子を設け、この振り子に2本の光ファイバセンサを固定することにより、2方向の傾斜角度を計測可能な傾斜角度計測素子を構成してもよい。
1…光ファイバセンサ、 2,2a,2b…光ファイバ、 3,5…コア、 4,6…クラッド、 7…界面、 10,50…傾斜角度計測素子、 11…基台、 12,51…振り子、 17,18,52…固定部材、 20…光源、 30…受光部、 40…検出部、 53…突出部、 A,B…固定点、 HP…ヘテロコア部。
Claims (4)
- 被計測対象物に固定される基台と、
該基台に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子と、
コア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備える光ファイバ、及び該光ファイバに接続され、該光ファイバのコアと異なる径のコア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備えるヘテロコア部を有し、入射端から入射された光の一部が前記光ファイバと前記ヘテロコア部との界面で漏洩する光ファイバセンサとを備え、
前記基台への固定部と前記振り子への固定部との間にヘテロコア部が位置するように前記光ファイバセンサを固定することを特徴とする傾斜角計測素子。 - 前記光ファイバのコア径が9μm、前記ヘテロコア部のコア径が5μmであり、前記両固定部の間隔が25mmから40mmであることを特徴とする請求項1に記載の傾斜計測素子。
- 被計測対象物に固定される基台と、
該基台に揺動自在に設けられ鉛直に垂下する振り子と、
コア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備える光ファイバ、及び該光ファイバに接続され、該光ファイバのコアと異なる径のコア及び該コアの外周に設けられたクラッドを備えるヘテロコア部を有し、入射端から入射された光の一部が前記光ファイバと前記ヘテロコア部との界面で漏洩する光ファイバセンサとを備え、
前記基台からの突出部と前記振り子との間にU字状に屈曲する前記光ファイバセンサを挟み込み、該U字状の頂点近傍にヘテロコア部が位置することを特徴とする傾斜角計測素子。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の傾斜角計測素子と、
前記光ファイバセンサの入射端に設けられた光源と、
前記光ファイバセンサの出射端に設けられた受光部とを備えることを特徴とする傾斜計。
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