JP2016166246A - 薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法 - Google Patents

薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法を提供すること。
【解決手段】2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫、植物又は植物の栽培担体に施用する工程を含むことを特徴とする、前記有害昆虫の防除方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法に関する。
従来、有害昆虫を防除する農薬の有効成分として、多くの化合物が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。また、これらの化合物に対して、感受性の低下した、種々有害昆虫の存在が報告されている(例えば、非特許文献2参照。)。
国際公開第2013/018928号 国際公開第2014/104407号
The Pesticide Manual−17thedition (BCPC刊);ISBN 978−1−901396−88−1 Arthropod Pesticide Resistance Database(http://www.pesticideresistance.org/)
本発明は、薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、優れた防除効力を有する有害昆虫の防除方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、優れた防除効力を有する有害昆虫の防除方法を見出すべく検討した結果、下記式
Figure 2016166246
〔式中、nは1又は2を表す。〕
で示される化合物、即ち、2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール(以下、本化合物(1)と記す。)及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾール(以下、本化合物(2)と記す。)が、薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、優れた防除効力を有することを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]本化合物(1)及び本化合物(2)からなる群より選ばれる1種以上の化合物(以下、本化合物と記すことがある。)の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫に施用する工程を含む、前記有害昆虫の防除方法。
[2]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(Acetylcholinesterase (AChE) inhibitors)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[3]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤(GABA-gated chloride channel blockers)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[4]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ナトリウムチャネルモジュレーター剤(Sodium channel modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[5]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤(Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) competitive modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[6]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤( Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) allosteric modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[7]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤(Glutamate-gated chloride channel (GluCl) allosteric modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[8]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、幼若ホルモン類似剤(Juvenile hormone mimics)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[9]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤(Chordotonal organ TRPV channel modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[10]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤(Microbial disruptors of insect midgut membranes)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[11]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤(Uncouplers of oxidative phosphorylation via disruption of the proton gradient)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[12]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤(Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) channel blockers)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[13]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、キチン生合成阻害剤(Inhibitors of chitin biosynthesis, type 0、Inhibitors of chitin biosynthesis, type 1)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[14]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮阻害剤(Moulting disruptors, Dipteran)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[15]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト剤(Ecdysone receptor agonists)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[16]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤(Voltage-dependent sodium channel blockers)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[17]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(Inhibitors of acetyl CoA carboxylase)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[18]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、リアノジン受容体モジュレーター剤(Ryanodine receptor modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]に記載の方法。
[19]有害昆虫が、半翅目害虫(Hemiptera)である、[1]〜[18]何れかに記載の方法。
[20]有害昆虫が、鱗翅目害虫(Lepidoptera)である、[1]〜[18]何れかに記載の方法。
[21]有害昆虫が、鞘翅目害虫(Coleoptera)である、[1]〜[18]何れかに記載の方法。
[22]有害昆虫が、双翅目害虫(Diptera)である、[1]〜[18]何れかに記載の方法。
[23]本化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫に施用する工程が、本化合物と不活性担体とを含む組成物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫に施用する工程である、[1]〜[22]何れかに記載の方法。
[24]本化合物の有効量を、植物又は植物の栽培担体に施用する工程を含む、薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法。
[25]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(Acetylcholinesterase (AChE) inhibitors)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[26]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤(GABA-gated chloride channel blockers)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[27]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ナトリウムチャネルモジュレーター剤(Sodium channel modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[28]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤(Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) competitive modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[29]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤( Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) allosteric modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[30]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤(Glutamate-gated chloride channel (GluCl) allosteric modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[31]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、幼若ホルモン類似剤(Juvenile hormone mimics)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[32]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤(Chordotonal organ TRPV channel modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[33]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤(Microbial disruptors of insect midgut membranes)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[34]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤(Uncouplers of oxidative phosphorylation via disruption of the proton gradient)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[35]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤(Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) channel blockers)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[36]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、キチン生合成阻害剤(Inhibitors of chitin biosynthesis, type 0、Inhibitors of chitin biosynthesis, type 1)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[37]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮阻害剤(Moulting disruptors, Dipteran)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[38]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト剤(Ecdysone receptor agonists)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[39]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤(Voltage-dependent sodium channel blockers)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[40]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(Inhibitors of acetyl CoA carboxylase)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[41]薬剤感受性の低下した有害昆虫が、リアノジン受容体モジュレーター剤(Ryanodine receptor modulators)に対する感受性の低下した有害昆虫である、[24]に記載の方法。
[42]有害昆虫が、半翅目害虫(Hemiptera)である、[24]〜[41]何れかに記載の方法。
[43]有害昆虫が、鱗翅目害虫(Lepidoptera)である、[24]〜[41]何れかに記載の方法。
[44]有害昆虫が、鞘翅目害虫(Coleoptera)である、[24]〜[41]何れかに記載の方法。
[45]有害昆虫が、双翅目害虫(Diptera)である、[24]〜[41]何れかに記載の方法。
[46]植物又は植物の栽培担体に施用する工程が、種子、栄養繁殖器官又は苗に施用する工程である、[24]〜[45]何れかに記載の方法。
[47]植物が、トウモロコシ、ダイズ、ワタ、コムギ、テンサイ、セイヨウアブラナ又はイネである、[24]〜[45]何れかに記載の方法。
[48]植物又は植物の栽培担体に施用する工程が、トウモロコシ種子、ダイズ種子、ワタ種子、コムギ種子、テンサイ種子、セイヨウアブラナ種子又はイネ種子に施用する工程である、[24]〜[45]何れかに記載の方法。
[49]薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除するための本化合物の使用。
[50]薬剤感受性の低下した有害昆虫によって媒介される昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌から植物を保護するための本化合物の使用。
本発明によれば、薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除することができる。
本化合物(1)は、国際公開第2014/104407号に記載の化合物1−9であり、本化合物(2)は、国際公開第2014/104407号に記載の化合物1−10であり、何れも当該明細書に記載の方法により製造することができる。
本発明において、本化合物は、結晶状態、非結晶状態、及び溶媒に溶解された状態の、何れの状態のものをも含む。
本発明において、本化合物は、単一の結晶形であっても、複数の結晶形を任意の割合で含む混合物であってもよく、本化合物(1)及び本化合物(2)を任意の割合で含む混合物であってもよい。
本化合物は、塩の形態をとりうることもあり、例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸等の酸と混合することにより製造できる。
本化合物の塩としては、
本化合物の塩酸塩;
本化合物の硫酸塩;
本化合物のリン酸塩;
本化合物の硝酸塩;等の無機酸塩、
本化合物のメタンスルホン酸塩;
本化合物のパラトルエンスルホン酸塩;
本化合物のベンゼンスルホン酸塩;
本化合物のカンファースルホン酸塩;等のスルホン酸塩等が挙げられる。
本化合物は、単独で又は他の化合物もしくは生物農薬の有効成分と混合して製剤化し、本明細書に記載の方法で施用することができる。また、本化合物を含有する製剤と、他の化合物又は生物農薬の有効成分(例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、除草剤、共力剤、薬害軽減剤及び微生物資材等)を含有する製剤とを混合して、本明細書に記載の方法で施用することができる。さらに、本化合物を含有する製剤及び他の化合物又は生物農薬の有効成分を含有する製剤を、混合せずに一定の間隔を空けて施用することもできる。
本化合物は、結晶、非晶質の何れの形態をとるものも製剤化して、本明細書に記載の方法で施用することができる。
本発明において、本化合物は通常、本化合物と、固体担体、液体担体、ガス状担体等の不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤、固着剤、分散剤、安定剤等の製剤用補助剤を添加して、水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、フロアブル剤、粒剤、微粒剤、粉剤、ドライフロアブル剤、乳剤、水性液剤、油剤、マイクロカプセル剤、スプレー剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤、樹脂製剤、ペースト状製剤等に製剤化されて用いられる。製剤化された本化合物は、そのまま又はその他の不活性成分(水、砂、植物油等)を添加して使用することもできるし、他の化合物又は生物農薬の有効成分(殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、除草剤、共力剤、薬害軽減剤及び微生物資材)と混用することもできる。
これらの製剤は、本化合物を通常0.1〜99重量%、好ましくは0.2〜90重量%を含有する。
本発明において、製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ろう石クレー、ベントナイト、酸性白土等)、タルク類、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)、合成樹脂(ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−プロピレン共重合体等)、軽石、方解石、海泡石、白雲石、カンラン石、輝石、角閃石、長石、アルミナ、バーミキュライト、パーライト、エラストマー、プラスチック、セラミックス、金属、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻、タバコの茎等の微粉末及び粒状物が挙げられる。
液体担体としては、水、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジオキサン、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、炭酸プロピレン及び植物油(大豆油、綿実油等)等が挙げられる。
ガス状担体としては、例えばフルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル及び炭酸ガスが挙げられる。
樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は該基材中に化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得られ、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の樹脂製剤に加工できる。これらの樹脂製剤は、例えばシート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルトリメチルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えば固着剤や分散剤、消泡剤、安定化剤、防腐剤、具体的にはカゼイン、ゼラチン、多糖類(デンプン、アラビヤガム、セルロース誘導体、アルギン酸、ザンサンガム等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2、6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA (2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、植物油、鉱物油、脂肪酸又はそのエステルが挙げられる。
また、製剤には着色料を添加してもよい。着色料としては、赤色色素、青色色素、緑色色素、黄色色素等が挙げられる。具体的には、モナゾールレッド、シアニングリーン、プルシアンブルー、ブリリアントブルー等が挙げられる。特に、粒剤、微粒剤の場合には、施用する際や施用した後に粒剤、微粒剤を確認しやすいため、着色料の添加が好ましい。後述するように、本化合物を植物の種子又は栄養繁殖器官に処理する場合にも、処理したことを確認しやすいため、着色料の添加が好ましい。
さらに、不凍剤として、例えばグリセリン、エチレングリコール及びプロピレングリコールを加えてもよい。
本発明は、本化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫、植物又は植物の栽培担体に施用することにより行われる。
本発明を実施するにあたって、本化合物の施用量は、植物の種類、防除対象である有害昆虫の種類や発生程度、製剤形態、施用時期、施用場所、施用方法、気象条件等によって変化させ得るが、通常1000m2あたり0.05〜1000000g、好ましくは1000m2あたり0.5〜200000gである。本化合物が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常、本化合物の濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤、スプレー剤、エアゾール剤等は、通常そのまま施用する。
本発明において防除することのできる有害昆虫について説明する。
一般に、有害昆虫における薬剤感受性の低下とは、薬剤の使用基準に準じて薬剤を使用しても、期待される防除効力を発揮できない現象が繰返し観察される、有害昆虫個体群における感受性の遺伝的変化のことを表す{Insecticide Resistance Action Committee(IRAC、殺虫剤抵抗性対策委員会;以下IRACと記すことがある。)による定義}。
従って、本発明において、ある有害昆虫個体群の薬剤感受性が低下した状態であるか否かは、その有害昆虫個体群の薬剤感受性の程度を、薬剤感受性の高い同種害虫の系統(以下、感受性系統と記す。例えば、薬剤による淘汰がない実験室内などの環境で長期間にわたって累代飼育された系統など。)の薬剤感受性の程度と比較する手順によって判断することができる。
つまり、有害昆虫個体群の半数の個体を致死させる薬剤濃度を半数致死濃度(LC50値; 50% Lethal Concentration)と定義するが、本発明において、ある有害昆虫個体群におけるLC50値と、感受性系統におけるLC50値の比(抵抗性比又はRS比)が10以上に達するときに、その有害昆虫個体群は薬剤感受性の低下した有害昆虫であることを意味する(以下、かかる個体群を感受性低下系統と記すことがある)。
前記の防除効力とは、有害昆虫に対する致死効果を指すだけでなく、食害抑制効果、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌の伝播抑制効果、忌避効果、植物への定着阻害効果、産卵抑制効果、不妊効果、次世代産出抑制効果、交尾行動阻害効果、脱皮阻害効果、羽化阻害効果、及び作物の保護効果なども含む。
本発明において防除することができる有害昆虫としては、具体的には例えば、以下のものが挙げられる。
半翅目害虫(Hemiptera):ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、キタウンカ(Javesella pellucida)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、Tagosodes orizicolus等のウンカ科(Delphacidae);ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)等のヨコバイ科(Cicadellidae);Mahanarva posticata、Mahanarva fimbriolata等のコガシラアワフキムシ科(Cercopidae);マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ヨーロッパリンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、Rosy apple aphid(Dysaphis plantaginea)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ヒエノアブラムシ(Melanaphis sacchari)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、カンシャワタアブラムシ(Ceratovacuna lanigera)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)等のアブラムシ科(Aphididae);ブドウネアブラムシ(Daktulosphaira vitifoliae)、Pecan phylloxera(Phylloxera devastatrix)、Pecan leaf phylloxera(Phylloxera notabilis)、Southern pecan leaf phylloxera(Phylloxera russellae)等のネアブラムシ科(Phylloxeridae);ツガカサアブラムシ(Adelges tsugae)、Adelges piceae、ヒメカサアブラムシ(Aphrastasia pectinatae)等のカサアブラムシ科(Adelgidae);イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、Malayan rice black bug(Scotinophara coarctata)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ムラサキシラホシカメムシ(Eysarcoris annamita)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、Brown stink bug(Euschistus heros)、Red banded stink bug(Piezodorus guildinii)、Oebalus pugnax、Dichelops melacanthus等のカメムシ科(Pentatomidae);Burrower brown bug(Scaptocoris castanea)等のツチカメムシ科(Cydnidae);ホソヘリカメムシ(Riptortus pedestris)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)等のホソヘリカメムシ科(Alydidae);ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、アシビロヘリカメムシ(Leptoglossus australis)等のヘリカメムシ科(Coreidae);カンシャコバネナガカメムシ(Caverelius saccharivorus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissus leucopterus)等のナガカメムシ科(Lygaeidae);アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、フタトゲムギカスミカメ(Stenodema calcarata)、サビイロカスミカメ(Lygus lineolaris)等のカスミカメムシ科(Miridae);オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、チャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)、ヒサカキワタフキコナジラミ(Pealius euryae)等のコナジラミ科(Aleyrodidae);シュロマルカイガラムシ(Abgrallaspis cyanophylli)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、等のマルカイガラムシ科(Diaspididae);ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)等のカタカイガラムシ科(Coccidae);イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、キイロワタフキカイガラムシ(Icerya seychellarum)等のワタフキカイガラムシ科(Margarodidae);ナスコナガイガラムシ(Phenacoccus solani)、クロテンコナカイガラムシ(Phenacoccus solenopsis)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Planococcus comstocki)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ガハニコナカイガラムシ(Pseudococcus calceolariae)、ナガオコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinus)、タトルミーリーバグ(Brevennia rehi)等のコナカイガラムシ科(Pseudococcidae);ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ナシキジラミ(Cacopsylla pyrisuga)、チュウゴクナシキジラミ(Cacopsylla chinensis)、ジャガイモトガリキジラミ(Bactericera cockerelli)、Pear psylla(Cacopsylla pyricola)等のキジラミ科(Psyllidae);プラタナスグンバイ(Corythucha ciliata)、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)等のグンバイムシ科;トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ科(Cimicidae)及びGiant Cicada(Quesada gigas)等のセミ科(Cicadidae)のセミ類。
鱗翅目害虫(Lepidoptera):ニカメイガ(Chilo suppressalis)、Darkheaded stem borer(Chilo polychrysus)、White stem borer(Scirpophaga innotata)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、Rupela albina、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、Marasmia patnalis、イネハカジノメイガ(Marasmia exigua)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、European corn borer(Ostrinia nubilalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、モンキクロノメイガ(Herpetogramma luctuosale)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)、ライスケースワーム(Nymphula depunctalis)、Sugarcane borer(Diatraea saccharalis)等のツトガ科(Crambidae);モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等のメイガ科(Pyralidae);ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Mythimna separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、シロナヨトウ(Spodoptera mauritia)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)、アフリカシロナヨトウ(Spodoptera exempta)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、イネキンウワバ(Plusia festucae)、Soybean looper(Chrysodeixis includens)、トリコプルシア属(Trichoplusia spp.)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)等ヘリオティス属、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)等ヘリコベルパ属、Velvetbean caterpillar(Anticarsia gemmatalis)、Cotton leafworm(Alabama argillacea)、Hop vine borer(Hydraecia immanis)等のヤガ科(Noctuidae);モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ科(Pieridae);ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、スモモヒメシンクイ(Grapholita dimorpha)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)、カンシャシンクイハマキ(Tetramoera schistaceana)、Bean Shoot Borer(Epinotia aporema)、Citrus fruit borer(Ecdytolopha aurantiana)等のハマキガ科(Tortricidae);チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)のホソガ科(Gracillariidae);モモシンクイガ(Carposina sasakii)等のシンクイガ科(Carposinidae);Coffee Leaf miner(Leucoptera coffeela)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)等のハモグリガ科(Lyonetiidae);マイマイガ(Lymantria dispar)等リマントリア属、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)等ユープロクティス属等のドクガ科(Lymantriidae);コナガ(Plutella xylostella)等のコナガ科(Pluteliidae);モモキバガ(Anarsia lineatella)、イモキバガ(Helcystogramma triannulellum)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、Tuta absoluta等のキバガ科(Gelechiidae);アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ科(Arctiidae);Giant Sugarcane borer(Telchin licus)等のカストニアガ科(Castniidae);ヒメボクトウ(Cosus insularis)等のボクトウガ科(Cossidae);ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)等のシャクガ科(Geometridae);ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)等のイラガ科(Limacodidae);カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)等のニセマイコガ科(Stathmopodidae);クロメンガタスズメ(Acherontia lachesis)等のスズメガ科(Sphingidae);キクビスカシバ(Nokona feralis)等のスカシバガ科(Sesiidae);イネツトムシ(Parnara guttata)等のセセリチョウ科(Hesperiidae)。
総翅目害虫(Thysanoptera):ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、モトジロアザミウマ(Echinothrips americanus)等のアザミウマ科(Thripidae);イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等のクダアザミウマ科(Phlaeothripidae)。
双翅目害虫(Diptera):タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ科(Anthomyiidae);シュガービートルートマゴット(Tetanops myopaeformis)等のハネフリバエ科(Ulidiidae);イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ科(Agromyzidae);イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ科(Chloropidae);ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、ナスミバエ(Bactrocera latifrons)、オリーブミバエ(Bactrocera oleae)、クインスランドミバエ(Bactrocera tryoni)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等のミバエ科(Tephritidae);イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トウヨウイネクキミギワバエ(Hydrellia philippina)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)等のミギワバエ科(Ephydridae);オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)等のショウジョウバエ科;オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ科(Phoridae);オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ科;チバクロバネキノコバエ(Bradysia difformis)等のクロバネキノコバエ科(Sciaridae);ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)等のタマバエ科(Cecidomyiidae);Diopsis macrophthalma等のシュモクバエ科(Diopsidae);キリウジガガンボ(Tipula aino)、Common cranefly(Tipula oleracea)、European cranefly(Tipula paludosa)等のガガンボ科(Tipulidae)。
鞘翅目害虫(Coleoptera):ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ノザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、メキシカンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera zeae)、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata)、Cucurbit Beetle(Diabrotica speciosa)、ビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcata)、クビアカクビホソハムシ(Oulema melanopus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、グレープ・コラスピス(Colaspis brunnea)、コーン・フレアビートル(Chaetocnema pulicaria)、サツマイモヒサゴトビハムシ(Chaetocnema confi)、ポテト・フレアビートル(Epitrix cucumeris)、イネトゲハムシ(Dicladispa armigera)、Grape Colaspis(Colaspis brunnea)、southern corn leaf beetle(Myochrous denticollis)、ヨツモンカメノコハムシ(Laccoptera quadrimacu)、タバコノミハムシ(Epitrix hirtipennis)等のハムシ科(Chrysomelidae);Seedcorn beetle(Stenolophus lecontei)、Slender seedcorn beetle(Clivina impressifrons)等のオサムシ科(Carabidae);ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、アオドウガネ(Anomala albopilosa)、マメコガネ(Popillia japonica)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、European Chafer(Rhizotrogus majalis)、クロマルコガネ(Tomarus gibbosus)、Holotrichia属、ジューン・ビートル(Phyllophaga crinita)等Phyllophaga属等のコガネムシ科(Scarabaeidae);ワタミヒゲナガゾウムシ(Araecerus coffeae)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、シロスジオサゾウムシ(Rhabdoscelus lineatocollis)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、Southern Corn Billbug(Sphenophorus callosus)、Soybean stalk weevil(Sternechus subsignatus)、Sgarcane wiivil(Sphenophorus levis)、サビヒョウタンゾウムシ(Scepticus griseus)、トビイロヒョウタンゾウムシ(Scepticus uniformis)、ブラジルマメゾウムシ(Zabrotes subfasciatus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、Coffee Berry Borer(Hypothenemus hampei)等のゾウムシ科(Curculionidae);コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)等のゴミムシダマシ科(Tenebrionidae)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のテントウムシ科(Coccinellidae);ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)等のナガシンクイムシ科(Bostrychidae);ヒョウホンムシ科(Ptinidae);ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、Migdolus fryanus等のカミキリムシ科(Cerambycidae);オキナワカンシャクシコメツキ(Melanotus okinawensis)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)等のコメツキムシ科(Agriotes sp.、Aelous sp.、Anchastus sp.、Melanotus sp.、Limonius sp.、Conoderus sp.、Ctenicera sp.);アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等のハネカクシ科(Staphylinidae)。
直翅目害虫(Orthoptera):トノサマバッタ(Locusta migratoria)、モロッコトビバッタ(Dociostaurus maroccanus)、オーストラリアトビバッタ(Chortoicetes terminifera)、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、Brown Locust(Locustana pardalina)、Tree Locust(Anacridium melanorhodon)、Italian Locust(Calliptamus italicus)、Differential grasshopper(Melanoplus differentialis)、Two striped grasshopper(Melanoplus bivittatus)、Migratory grasshopper(Melanoplus sanguinipes)、Red-Legged grasshopper(Melanoplus femurrubrum)、Clearwinged grasshopper(Camnula pellucida)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)、Yellow-winged locust(Gastrimargus musicus)、Spur-throated locust(Austracris guttulosa)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、タイワンツチイナゴ(Patanga succincta)等のバッタ科(Acrididae);ケラ(Gryllotalpa africana)等のケラ科(Gryllotalpidae);ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)、エンマコオロギ(Teleogryllus emma)等のコオロギ科(Gryllidae);Mormon cricket(Anabrus simplex)等のキリギリス科(Tettigoniidae)。
膜翅目害虫(Hymenoptera):ファイヤーアント(Solenopsis spp.)科、Brown leaf-cutting ant(Atta capiguara)等のアリ科(Formicidae)等。
本発明は、前記した有害昆虫の中でも、半翅目害虫、鱗翅目害虫、双翅目害虫及び鞘翅目害虫の防除に特に好ましく適用される。
本発明によれば、薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除することができるが、具体的には、以下の群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下した有害昆虫を防除することできる。
群A:アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
IRACによる作用分類において、グループ1に属する化合物である、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl:NAC)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb:BPMC)、ホルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、キシリルカルブ(xylylcarb);アセフェート(acephate)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、カズサホス(cadusafos)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クマホス(coumaphos)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、ファンフル(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion:MEP)、フェンチオン(fenthion:MPP)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ヘプテノホス(heptenophos)、イミシアホス(imicyafos)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロピル−O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラートまたはイソカルボホス(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate or isocarbophos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オメトエート(omethoate)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル(parathion-methyl)、フェントエート(phenthoate:PAP)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホキシム(phoxim)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロペタムホス(propetamphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、キナルホス(quinalphos)、スルホテップ(sulfotep)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、チオメトン(thiometon)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon:DEP)及びバミドチオン(vamidothion)からなる群。
群B:GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類において、グループ2に属する化合物である、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)及びフルフィプロール(flufiprole)からなる群。
群C:ナトリウムチャネルモジュレーター剤
IRACによる作用分類において、グループ3に属する化合物である、アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパビフェントリン(kappa-bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、べータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、シータシペルメトリン(theta-cypermethrin)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シグマシペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エンペントリン(empenthrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデスリン(kadethrin)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパテフルトリン(kappa- tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ベンフルトリン(benfluthrin)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメスリン(flumethrin)、フラメトリン(furamethrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)及びジメフルトリン(dimefluthrin)からなる群。
群D:ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤
IRACによる作用分類において、グループ4に属する化合物である、又はニコチン性アセチルコリン受容体に作用することが知られている化合物である、アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、ジクロロメソチアズ(dicloromezotiaz)及び下記式
Figure 2016166246
で示される化合物(CAS登録番号1363400-41-2、以下、殺虫化合物αと記すことがある)からなる群。
群E:ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ5に属する化合物である、スピノサド(spinosad)からなる群。
群F:グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ6に属する化合物である、アバメクチン(abamectin)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、レピメクチン(lepimectin)及びミルベメクチン(milbemectin)からなる群。
群G:幼若ホルモン類似剤
IRACによる作用分類においてグループ7に属する化合物である、ヒドロプレン(hydroprene)、キノプレン(kinoprene)、メトプレン(methoprene)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)及びピリプロキシフェン(pyriproxyfen)からなる群。
群H:弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ9に属する化合物である、ピメトロジン(Pymetrozine)及びピリフルキナゾン(Pyrifluquinazon)からなる群。
群I:微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤
IRACによる作用分類においてグループ11に属する、生物農薬の有効成分である、バチルス・チューリンゲンシス菌(Bacillus thuringiensis、BD#32株、AQ52株等、アイザワイ亜種(subsp. aizawai、ABTS-1857 株等)、クリスターキ亜種(subsp. kurstaki、HD-1株、BMP 123株等)、テネブリオシス亜種 (subsp. tenebriosis、NB 176株等)、イスラエレンシス変種 (var. israelensis)、アエジプチ変種(var.aegypti)、コルメリ変種(var. colmeri )、ダームスタデいンシス変種(var. darmstadiensis)、デンドロリムス変種(var. dendrolimus)、ガレリア変種(var. galleriae)、ジャポネンシス変種(var. japonensis)、モリソニ亜種(subsp. morrisoni)、サンディエゴ変種(var. san diego)、チューリンゲンシス亜種(subsp. thuringiensis、MPPL002株等)、7216変種(var. 7216)、T36変種(var. T36) )、鱗翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシン(Cry1A、Cry1Ab、改変されたCry1Ab(一部を欠損したCry1Ab)、Cry1Ac、Cry1Ab-Ac(Cry1AbとCry1Acが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry1C、Cry1F、Cry1Fa2(修飾されたcry1F)、moCry1F(修飾されたCry1F)、Cry1A.105(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry2Ab2、Cry2Ae、Cry9C、Vip3A、Vip3Aa20等)、鞘翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシン(Cry3A、mCry3A(修飾されたCry3A)、Cry3Bb1、Cry34Ab1、Cry35Ab1等)、及びバチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)からなる群。
群J:プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤
IRACによる作用分類においてグループ13に属する化合物である、クロルフェナピル(chlorfenapyr)及びスルフルラミド(sulfluramid)からなる群。
群K:ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類においてグループ14に属する化合物である、ベンスルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ−2ナトリウム塩またはビスルタップ(thiosultap-disodium or bisultap)、及びチオスルタップ−1ナトリウム塩またはモノスルタップ(thiosultap-monosodium or monosultap)からなる群。
群L:キチン生合成阻害剤
IRACによる作用分類においてグループ15及び16に属する化合物である、ビストリフルロン(bistrifluron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)及びブプロフェジン(buprofezin)からなる群。
群M:脱皮阻害剤
IRACによる作用分類においてグループ17に属する化合物である、シロマジン(Cyromazine)からなる群。
群N:脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト剤
IRACによる作用分類においてグループ18に属する化合物である、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)及びテブフェノジド(tebufenozide)からなる群。
群O:電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類においてグループ22に属する化合物である、インドキサカルブ(indoxacarb)及びメタフルミゾン(metaflumizone)からなる群。
群P:アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤
IRACによる作用分類においてグループ23に属する化合物である、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)及びスピロテトラマト(spirotetramat)からなる群。
群Q:リアノジン受容体モジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ28に属する化合物である、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニルプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cycloniliprole)、フルベンジアミド(flubendiamide)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シハロジアミド(cyhalodiamide)及び下記式
Figure 2016166246
で示される化合物(SYP−9080;CAS登録番号1104384-14-6)からなる群。
群R:弦音器官モジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ29に属する化合物である、フロニカミド(Flonicamid)からなる群。
本発明は、前記した群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性が低下した有害昆虫の防除に特に好ましく適用される。
前記の群A〜群Rに属する化合物又は生物農薬の有効成分は、いずれも公知の化合物又は生物農薬の有効成分であり、これらは市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
本発明によれば、薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除することができるが、本発明が好ましく適用される薬剤感受性の低下した有害昆虫としては、例えば、以下の有害昆虫が挙げられる。
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Lから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Hから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Hから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、群Hから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、群Hから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群Lから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Hに属するピメトロジン及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、群Hに属するピメトロジン及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、群Hに属するピメトロジン及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Lから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Hに属するピメトロジン及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、群Hに属するピメトロジン及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、群Hに属するピメトロジン及び群Lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群Cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Cから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Cから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Cから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群Cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Cから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Cから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Cから選ばれる1種以上の化合物、群Dから選ばれる1種以上の化合物、及び群Hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群Nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群Oから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群Nから選ばれる1種以上の化合物、及び群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群Oから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群Nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群Nから選ばれる1種以上の化合物、及び群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群Nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャハマキ;
群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャハマキ;
群Nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;
群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;
群Nから選ばれる1種以上の化合物、及び群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群Bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群Bから選ばれる1種以上の化合物、及び群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
本発明は、本化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫、植物又は植物の栽培担体に施用することにより行われるが、植物には、有害昆虫の生息している若しくは有害昆虫の生息することが予想される植物が含まれ、植物の栽培担体には、植物を栽培している若しくは栽培する予定の植物の栽培担体、又は有害昆虫の生息している若しくは生息することが予想される植物の栽培担体が含まれる。
本発明において、植物には、植物の茎葉、植物の花器、植物の穂、植物の果実、植物の樹幹、植物の枝、植物の樹冠、植物の種子、及び植物の栄養繁殖器官が含まれる。植物の栄養繁殖器官としては、例えば、塊根(tuberous root)、鱗茎(bulb)、球茎(corm又はsolid bulb)、塊茎(tuber)、根茎(rhizome)、匍匐枝(stolon)、担根体(rhizophore)、茎断片(cane cuttings)、むかご(propagule)及びつる(vine cutting)が挙げられる。なお、匍匐枝は、ランナー(runner)と呼ばれることもあり、むかごは、肉芽(broad bud)や珠芽(bulbil)と呼ばれることもある。つるとは、サツマイモやヤマノイモ等の苗条(葉及び茎の総称、shoot)を意味する。本発明において、苗には実生苗(seedling)及び苗木(sapling)が含まれる。
本発明において、本化合物を使用できる植物としては、例えば次が挙げられる。
トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ラッカセイ(ピーナッツ)、サイトウ(インゲンマメ)、ライマメ、アズキ、ササゲ、リョクトウ、ウラドマメ、ベニバナインゲン、タケアズキ、モスビーン、テパリービーン、ソラマメ、エンドウ、ヒヨコマメ、レンズマメ、ルーピン、キマメ、アルファルファ、ソバ、テンサイ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等の農作物、
ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ベルペッパー、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、スカッシュ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル、ラベンダー等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等の野菜類、
仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等の果樹、茶、クワ、花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)、花卉、観葉植物、シバ類、牧草類。
前記した植物の中でも、ダイズ、トウモロコシ、ワタ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、エンバク、イネ、ソルガム、サトウキビ、ラッカセイ、ダイズ及びラッカセイを除くマメ類、テンサイ、ナタネ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、バレイショ、サトウキビ及び野菜類が好ましく、特にトウモロコシ、ダイズ、ワタ、コムギ、テンサイ、セイヨウアブラナ、イネ及びアブラナ科野菜が好ましい。
前記した植物の品種は、一般的に栽培される品種であれば限定されない。
前記した植物は、ハイブリッド技術により育種された植物であってもよい。
本発明において、ハイブリッド技術により育種された植物とは、2つの異なった系統の品種を交配して得られる一代雑種であり、一般に、両親のどちらよりも優れた形質を持つ雑種強勢(一般に、収量ポテンシャルの増加、生物的及び非生物的ストレス因子に対する抵抗性の向上等をもたらす)の特性を有す植物である。
前記した植物は、遺伝子組換え技術を用いて改変された植物であってもよい。例えば、国際アグリバイオ事業団(INTERNATINAL SERVICE for the ACQUISITION of AGRI−BIOTECH APPLICATIONS, ISAAA)の電子情報サイト中(http://www.isaaa.org/)の遺伝子組換え作物の登録データベース(GM APPROVAL DATABASE)に収載された植物があげられる。より具体的には、遺伝子組換え技術により、環境ストレス耐性、病害耐性、除草剤耐性、害虫耐性等を付与された植物、又は、生長や収量に関する形質、生産物の品質、稔性形質等を改変された植物であってもよい。
本発明において、本化合物を使用できるイネは、イネ属(Oryza)の一年生植物のうち、栽培種であるOryza sativa、Oryza glaberrima、及びこれらの雑種を指し、ジャポニカ種、ジャバニカ種、インディカ種の何れであってもよく、また、うるち米、もち米、酒米、飼料用米の何れであってもよい。イネの品種は特に限定されるものではなく、交配によって作出された品種であってもよく、遺伝子組み換え技術によって作出された品種でもよい。病害虫に対する抵抗性が付与された品種に施用する場合は、特に省力的な防除法とすることができる。かかる抵抗性品種の例として、抵抗性遺伝子Bph1、bph2、Bph3、bph4、bph5、bph6、bph7、bph8、Bph9、Bph10、bph11、bph12、bph13、Bph14、bph15、Bph16、Bph17、Bph18、bph19、bph20、bph21、BPH25、BPH26、Bph27等が組込まれたトビイロウンカ抵抗性品種、Wbph1、Wbph2、Wbph3、wbph4、Wbph5、Wpbh6、Wbph7、Wpbh8等が組込まれたセジロウンカ抵抗性品種、Qsbph2b、Qsbph3、Qsbph3b、Qsbph3c、Qsbph3d、Qsbph4、Qsbph8、Qsbph11、Qsbph11d、Qsbph11e、Qsbph11f、Qsbph11g、Qbph12a等を組込んだヒメトビウンカ抵抗性品種、Glh1、Glh2、Glh3、glh4、Glh5、Glh6、Glh7、Glh8、Glh9、glh10、Grh1、Grh2、Grh3、Grh4、Grh5、Grh6、Zlh1、Zlh2、Zlh3等が組込まれたヨコバイ類抵抗性品種、Pi1、Pi3、Pi5、Pi7、Pi9、Pi11、Pi12、Pi21、Pi36、Pi37、Pia、Pib、Pid、Pid−2、Pid−3、Pif、Pii、Pik、Pik−1、Pik−2、Pik−5、Pik−h、Pik−m、Pik−p、Pik−s、Pish、Pita、Pita−2、Pitq、Piz、Piz−5、Piz−t、Pib、Pb1等が組込まれたいもち病抵抗性品種を挙げることができる。これらの遺伝子は1つだけが組込まれていてもよいが、複数が同時に組込まれていてもよい。また、異なる抵抗性遺伝子が組込まれた複数の品種を混合して栽培するマルチラインであってもよい。
本発明は、本化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫、植物又は植物の栽培担体に施用することにより行われるが、本発明において、植物への施用方法としては、例えば、植物の茎葉、花器、穂、果実、樹幹、枝若しくは樹冠への施用、植物の種子又は栄養繁殖器官への施用、苗への施用等が挙げられる。
本発明において、植物の茎葉、花器、穂、果実、樹幹、枝若しくは樹冠への施用方法としては、例えば、散布、塗布、注入等が挙げられ、散布方法としては人力噴霧機(圧縮ガスを利用して噴射するエアゾール式の噴霧機や、圧縮ガスを利用しないハンドスプレー式の噴霧機も含む)、動力噴霧機、ブームスプレーヤ若しくはパンクルスプレーヤを用いて行う地上散布や、航空散布若しくは無人ヘリコプターを用いて行う空中散布等が挙げられる。
本発明において、本化合物を植物の種子又は栄養繁殖器官に施用する方法としては、例えば、植物の種子又は栄養繁殖器官に本化合物を含有する製剤あるいはその希釈溶液を粉衣、塗沫または塗布する方法、本化合物を含有する製剤に植物の種子又は栄養繁殖器官を浸漬させる方法、本化合物を含有する製剤あるいはその希釈溶液を植物の種子又は栄養繁殖器官に吹き付ける方法、及び本化合物を含有する担体で植物の種子又は栄養繁殖器官をコートする方法(例えばフィルムコート処理、ペレットコート処理等)が挙げられる。これらの方法において本化合物を処理する量は植物の種子又は栄養繁殖器官100kgあたり通常0.2〜5000g、好ましくは0.5〜1000gの範囲である。好ましい剤型は乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル剤等の水性の液体懸濁製剤であり、顆粒水和剤、ドライフロアブル剤の水懸濁液も好ましい。
かかる植物としては、特にダイズ、トウモロコシ、ワタ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、エンバク、イネ、ソルガム、サトウキビ、ラッカセイ、ダイズ及びラッカセイを除くマメ類、テンサイ、ナタネ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、バレイショ、サトウキビ及び野菜類に好ましく適用される。
本発明において、苗への施用には、移植又は定植を行う植物の育苗期における施用も含まれる。苗への施用方法としては、例えば、散布、浸漬、潅注が挙げられる。
本発明において、植物の種子、栄養繁殖器官又は苗は、殺菌剤で処理されていることが好ましいが、必ずしも必要ではない。殺菌剤で処理する場合は、植物の種子又は栄養繁殖器官を1種類以上の殺菌剤で処理した後、使用する。市販の処理された植物の種子又は栄養繁殖器官等を購入して使用してもよいし、処理された植物の種子又は栄養繁殖器官等から育てられた苗を購入して使用してもよい。
本発明は、本化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫、植物又は植物の栽培担体に施用することにより行われるが、本発明において植物の栽培担体とは、特に根を生えさせる支持体を示すものであり、材質は特に制限されないが、植物が生育しうる材質であればよく、土壌、育苗マット、水等であってもよく、具体的な素材としては例えば、砂、軽石、バーミキュライト、珪藻土、ゲル状物質、高分子物質、ロックウール、グラスウール、木材チップ、バーク等であってもよい。植物の栽培担体に施用する場合、散布や潅注、滴下等により表面に施用したり、表面に処理した後に覆土や耕転等により植物の栽培担体中に混和する、注入機等を用いて植物の栽培担体中に注入することが可能である。ペースト肥料等の農業資材と混和した上でこれらの処理を行うことも可能である。具体的な施用場所としては、植物の種子、栄養繁殖器官又は苗を播種若しくは植え付けする際の穴若しくは溝、株元、株間、畝間、植物の生育地の全面、水面、苗床等が挙げられる。
苗床への施用方法としては、植物の種子、栄養繁殖器官又は苗の播種又は植え付け前の植物の栽培担体に本化合物を混和する、植物の栽培担体に植物の種子又は栄養繁殖器官を播種又は植えつけた後に本化合物を混和した植物の栽培担体で覆土する等も好ましい。
本発明において、植物の栽培担体への施用方法としては、例えば、土壌処理、水耕液処理等が挙げられる。
本発明における土壌処理とは、例えば、有害昆虫による摂食等の被害から保護しようとする植物の根圏(植物を栽培する予定の場所で、栽培を始めることにより根圏となる場所も含む)に本化合物を施用することにより、有害昆虫を直接防除するか、あるいは植物体内部に根部等から本化合物を浸透移行させて有害昆虫を防除する方法であり、具体的には、例えば、植穴処理(植穴散布、植穴処理土壌混和)、株元処理(株元散布、株元土壌混和、株元灌注、育苗期後半株元処理)、植溝処理(植溝散布、植溝土壌混和)、作条処理(作条散布、作条土壌混和、生育期作条散布)、播種時作条処理(播種時作条散布、播種時作条土壌混和)、全面処理(全面土壌散布、全面土壌混和)、側条処理、水面処理(全面水面施用、額縁水面施用)、その他土壌散布処理(生育期粒剤葉面散布、樹冠下又は主幹周辺散布、土壌表面散布、土壌表面混和、播穴散布、畦部地表面散布、株間散布)、その他灌注処理(土壌灌注、育苗期灌注、薬液注入処理、地際部灌注、薬液ドリップイリゲーション、ケミゲーション)、育苗箱処理(育苗箱散布、育苗箱灌注、育苗箱薬液湛水)苗床処理(苗床散布、苗床灌注、水苗代苗床散布)、苗浸漬、育苗培土混和処理(床土混和、覆土混和)、播種時覆土前散布、播種時覆土後散布、茎注入処理、樹幹注入処理、樹幹散布処理、その他処理(鋤き込み、表土混和、雨落ち部混和、植位置処理、粒剤花房散布、ペースト肥料混和)が挙げられる。
本発明における水耕液処理とは、例えば、有害昆虫による摂食等の被害から保護しようとする植物の植物体内部に根部等から浸透移行させるために水耕液等に本化合物を施用することにより、該植物を有害昆虫による被害から保護する方法であり、具体的には、例えば、水耕液混和、水耕液混入などが挙げられる。
また、シート状やひも状、テープ状、網状の樹脂、紙、布等の担体に浸漬、含浸、塗布、練り込み等の方法で本化合物を含ませた製剤を、植物に巻き付ける、植物近傍に張り渡す、株元土壌に敷く、植物の栽培域を覆う等の方法により施用することもできる。
本化合物をイネに施用する場合、育苗地に施用してもよく、水田や乾田に施用してもよいし、イネ種子に施用してもよい。水田に施用する場合には、移植栽培のイネに使用してもよいし、直播栽培のイネに使用してもよい。育苗地には、育苗箱又は水稲用育苗トレイや苗床が含まれる。
育苗箱に施用する場合、施用する時期はイネの播種時から移植時までの期間であれば特に限定されないが、例えば播種時覆土前処理、播種時覆土後処理、播種前床土混和処理、播種前覆土混和処理、播種時床土混和処理、播種時覆土混和処理、緑化期処理、移植当日処理、移植同時処理が挙げられる。移植7日前から移植前日に施用してもよく、また播種時から移植までの期間のいつでも施用できる。
播種から移植までの期間は、稚苗(2.5葉期前後の苗)、中苗(3.5葉期前後の苗)又は成苗(4.5葉期前後の苗)によって異なり、また、気象条件などによっても育苗期間は変動するが、何れの場合にも施用できる。
本化合物の製剤、例えば練りこみ粒剤やサンドコーティング粒剤を育苗箱に散布してもよく、本化合物の製剤を希釈した溶液を育苗箱に潅注してもよい。また、本化合物の製剤を床土や覆土と混和することによっても施用することができる。育苗培地としては、イネ育苗用の培土であれば特に制限はなく、土壌以外の育苗マットを使用してもよい。本化合物を施用した苗は、プール育苗によって栽培してもよい。
本化合物を水田に施用する場合には、移植栽培のイネに使用してもよいし、直播栽培のイネに使用してもよい。水田に施用する方法は特に限定されるものではないが、本化合物をそのまま、又は製剤化してイネ茎葉部に施用する方法、水田土壌に施用する方法、及び湛水状態の水田の水面に施用する方法等が挙げられる。また、水口や灌漑装置等の水田への水の流入元に乳剤、フロアブル等の薬液を処理することにより、水の供給に伴い省力的に施用することもできる。イネ茎葉部に施用する時期としては、育苗期から収穫までのいつの時期でもよい。使用する製剤としては、粉剤、微粒剤などのそのままの形態で施用する製剤、及びフロアブル剤、ドライフロアブル剤、水和剤、顆粒水和剤、SE剤、水溶剤、顆粒水溶剤、液剤、マイクロエマルジョン剤、EW剤、油剤、サーフ剤又は乳剤などの、希釈して散布する製剤があげられる。散布機器は特に通常使用される機器であればよく、手回し散布器、動力散布機、パンクルスプレーヤー、ラジコンヘリ、有人ヘリなどを使用できる。また、機器を使わず、手で散布してもよい。
水田土壌に施用する方法としては、水田土壌の全面に処理する方法(全面処理)、イネを播種する際に設ける溝に処理する方法(播種溝処理)、イネの種子の直下0〜10センチメートルに処理する方法、イネの株又は種子の近傍にすじ状又は点状に処理する方法(側条処理)等が挙げられる。
水田土壌に施用する場合、ペースト肥料、粒状肥料等の農業資材と混和して、又はこれらと同時に施用することもできる。本化合物を施用する時期は、イネの播種前又は移植前であってもよく、播種又は移植と同時であってもよいし、播種直後又は移植直後であってもよい。
播種又は移植と同時に施用する場合は、播種機又は移植機に取付けたアッタチメントを用いて施用してもよく、その他の方法で施用してもよい。
また、全面処理の場合は、播種又は移植後の注水までの期間、中干し期、又は間断灌漑期であってもよい。本化合物を使用する際は、水田の土壌表面が乾いている状態であってもよいし、土壌表面が湿っているものの湛水がない状態(水深0cm)であってもよい。湛水状態の水田の水面に施用する場合は、播種あるいは移植後から収穫までの期間のいつでもよく、通常のイネの管理で保たれる水深であれば施用することができる。
本化合物を水田に施用する場合であって直播栽培のイネに使用する場合、又は、本化合物を施用したイネ種子を直播栽培に使用する場合、イネ種子は、鉄粉(酸化鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉及び電解鉄粉等)、過酸化カルシウム、モリブデン化合物(モリブデン単体、酸化モリブデン、モリブデン酸とその塩、モリブドりん酸とその塩、及びモリブドケイ酸とその塩が挙げられる。モリブデン酸の塩としては、例えば、モリブデン酸カルシウム、モリブデン酸マグネシウム、モリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸ナトリウム、及びモリブデン酸カリウムが挙げられる。モリブドりん酸塩としては、モリブドりん酸アンモニウム、モリブドりん酸ナトリウム、及びモリブドりん酸カリウム等)等の被覆材で表面処理されたものであってもよい。これらの被覆材は各々を単独で用いる他、任意の比率で混合して用いることもでき、また必要に応じ、増量やイネ種子への固着向上等の目的で焼石膏やモンモリロナイト等の鉱物粉末等の補助剤を添加することができる。過酸化カルシウムと焼石膏と鉱物粉末の混合物は市販品として入手可能であり、例えば、カルパー粉粒剤16(保土谷UPL株式会社製)が挙げられる。イネ種子とは、水田等の土壌に播種する前の状態のイネの種子を意味する。本化合物を施用したイネ種子は、乾田、湿田、水田に直播して栽培することができ、また、育苗箱に播種して栽培してもよい。前記水田としては、湛水若しくは潤土状態にある水田が挙げられ、湛水状態にある水田とは、耕起、水入れ、代かき等を行った上で、必要に応じてさらに水入れした状態の水田をいう。また、潤土状態にある水田とは、該湛水状態から落水処理を行う等により湛水状態と同程度に水分量を維持し、且つ土壌表面が露出する状態にある水田をいう。本化合物の製剤は、イネ種子に粉衣して施用できるが、催芽前のイネ種子を本化合物を含有する溶液に浸漬、又は催芽後に本化合物を含有する溶液を噴霧して処理してもよい。また、何れの処理方法においても、薬害軽減剤を併用してもよい。
本化合物をイネに施用する場合、イネ種子の催芽は、水中に浸漬することで行ってもよいし、水中に浸漬した後湿潤状態に保持することで行ってもよい。湿潤状態とは、水中に浸漬した後のイネ種子の表面の一部又は全部が外気と接すことができ、且つ該イネ種子の水分を保持できる状態を意味し、例えば、水中に浸漬した後のイネ種子を稲藁や布などの通気性材料で被覆し、被覆した材料の上から必要に応じて散水することや、イネ種子を水中に浸漬する際に用いた網状体若しくは袋状体の材料に、イネ種子をそのまま収容しておくことで実現される。
本化合物をイネに施用する場合、育苗地、水田、種子の何れに施用する場合でも、種子伝染性病害虫を防除するために消毒した種子を用いることができる。具体的には、プロクロラズ、トリフルミゾール、ペフラゾエート、オキソリニック酸、イプコナゾール、フルジオキソニル、カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅、塩基性塩化銅、フェニトロチオン、カルタップ塩酸塩などの化学農薬、あるいはトリコデルマ アトロビリデ、タラロマイセス フラバス、シュードモナスCAB−02、バチルス シンプレクスなどの微生物を有効成分とする薬剤で、浸漬処理、塗沫処理又は粉衣処理された種子を用いることができる。
イネが播種される若しくは移植されるか、又は播種された若しくは移植された水田にカルタップ塩酸塩、メタアルデヒド(metaldehyde)、チオシクラム、イプロベンホス及び燐酸第二鉄からなる群より選ばれる1種以上を施用すると、スクミリンゴガイ、モノアラガイ類等を効果的に防除することができる。また、除草活性化合物を施用することによって、水田で発生する雑草を防除することができる。除草活性化合物を施用する時期は、除草活性化合物によるイネへの薬害が問題とならない時期であれば、特に限定されるものではない。
水田で使用できる除草活性化合物としては、例えばアジムスルフロン(azimsulfuron)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron-methyl)、クロリムロンエチル(chlorimuron-ethyl)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、イマゾスルフロン(halosulfuron-methyl)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(Pyrazosulfuron-ethyl)、シノスルフロン(cinosulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネート(molinate)、エスプロカルブ(esprocarb)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ジメピペレート(dimepiperate)、スエップ(swep)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、テニルクロール(theny1ch1or)、シメトリン(simetryn)、ジメタメトリン(dimethametryn)、メチルダイムロン(methyl-daimuron)、プロパニル(propanil)、メフェナセット(mefenacet)、フルフェナセット(flufenacet)、クロメプロップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、ブロモブチド(bromobutide)、ダイムロン(daimuron)、クミルロン(cumy1uron)、エトベンザニド(etobenzanid)、ベンタゾン(bentazon)、トリジファン(tridiphane)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone-ethyl)、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole-ethyl)、イソキサジフェンエチル (isoxadifen-ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、クロマゾン(clomazone)、マレイン酸ヒドラジド (maleic hydrazide)、ピリデート(pyridate)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、シンメチリン(cinmethylin)、べンフレセート(benfuresate)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ペントキサゾン(pentoxazone)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、カフェンストロール(cafenstrole)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、ピリミノバックメチル(pyriminobac-methyl)、ビスビリバックナトリウム(bispyribac-sodium)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、トリアファモン(triafamone)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリフタリド(pyriftalid)、インダノファン(indanofan)、ACN、ベンゾビシクロン(bennzobicyclon)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、メソトリオン(Mesotrione)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、ジチオピル(dithiopyr)、ダラポン(da1apon)、クロルチアミド(chlorthiamid)、ペノキススラム(penoxsulam)、アニロホス(anilofos)、ベンスリド(bensulide)、ブタミホス(butamifos)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマザモックスアンモニウム塩(imazamox-ammonium)、イマザピック(imazapic)、イマザピックアンモニウム塩(imazapic-ammonium)、イマザピル(imazapyr)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタピル(imazethapyr)、ペンディメタリン(pendimethalin)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェノキサプロップPエチル(fenoxaprop-P-ethyl)、メタミホップ(metamifop)、ピラクロニル(pyraclonil)、キンクロラック(quinclorac)、2、4−D及びその塩、MCP及びその塩、MCPA及びその塩、MCPB及びその塩、ピペロホス(piperophos)、フルオキシピル(fluoxypyr)、シクロピモレート(cyclopyrimorate)等が挙げられる。
本化合物を、イネを育苗している場所に施用する場合、その施用量は、防除対象である有害昆虫の種類や発生程度、製剤形態、気象条件等によって変化させ得るが、イネを育苗している場所1m2あたり通常0.05〜1000g、好ましくは0.5〜200gである。本化合物を、イネの育苗箱に施用する場合、その施用量は、育苗箱1箱(横約60cm、縦約30cm)あたり通常0.1〜35g、好ましくは0.2〜20gである。
本発明により、植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、養分)に応じて、植物の苗立ち率の向上、生育の向上、高温又は低温に対する耐性又は許容度の向上、渇水、過湿又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、成熟の促進、収穫量の増加、種子又は果実の数、大きさ又は重量の増大、植物の高さの増大、植物体重の増加、葉の緑色の向上、健全葉数の増加、葉面積の増加、より早い開花、着花数又は着果数の増大、結実率の増大、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、グルテン強度の向上、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上及び/又は加工性の向上などが可能な場合もある。
本発明において、本化合物は、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌による植物病害から植物を保護するために用いることもできる。本化合物は、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌を媒介する薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、防除効力を発揮することによって昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌による植物病害から植物を保護する。
かかる昆虫媒介性ウイルスとしては、例えば次のものが挙げられる。
イネ矮化ウイルス(Rice tungro spherical virus)、イネツングロ桿菌状ウイルス(Rice tungro bacilliform virus)、イネグラッシースタントウイルス(Rice grassy stunt virus)、イネラギッドスタントウイルス(Rice ragged stunt virus)、イネ縞葉枯ウイルス(Rice stripe virus)、黒条萎縮ウイルス(Rice black streaked dwarf virus)、イネ南方黒すじ萎縮ウイルス(Southern rice black-streaked dwarf virus)、稲こぶ萎縮ウイルス(Rice gall dwarf virus)、イネ白葉病(Rice hoja blanca virus)、イネ黄葉ウイルス(Rice yellow stunt virus)、Rice yellow mottle virus、イネ萎縮ウイルス(Rice dwarf virus)、ムギ北地モザイクウイルス(Northern cereal mosaic virus)オオムギ黄萎ウイルス(Barley yellow dwarf virus)、オオムギ微斑ウイルス(Barley mild mosaic virus)、オオムギ黄萎PAVウイルス(Barley yellow dwarf virus-PAV)、ムギ類黄萎RPSウイルス(Cereal yellow dwarf virus-RPS)、コムギ黄葉ウイルス(Wheat yellow leaf virus)、Oat sterile dwarf virus、Wheat streak mosaic virus、
トウモロコシ萎縮モザイクウイルス(Maize dwarf mosaic virus)、Maize stripe virus、Maize chlorotic mottle virus、Maize chlorotic dwarf virus、Maize rayado fino virus、サトウキビモザイクウイルス(Sugarcane mosaic virus)、Fiji disease virus、Sugarcane yellow leaf virusダイズ微斑モザイクウイルス(Soybean mild mosaic virus)、ソテツえそ萎縮ウイルス(Cycas necrotic stunt)、ダイズ矮化ウイルス(Soybean dwarf virus)、レンゲ萎縮ウイルス(Milk vetch dwarf virus)、ダイズモザイクウイルス(Soybean mosaic virus)、アルファルファモザイクウイルス(Alfalfa mosaic virus)、インゲンマメ黄斑モザイクウイルス(Bean yellow mosaic virus)、インゲンマメモザイクウイルス(Bean common mosaic virus)、インゲンマメ南部モザイクウイルス(Southern bean mosaic virus)、ラッカセイ矮化ウイルス(Peanut stunt virus)、ソラマメウイルトウイルス1(Broad bean wilt virus 1)、ソラマメウイルトウイルス2(Broad bean wilt virus 2)、ソラマメえそモザイクウイルス(Broad bean necrosis virus)、ソラマメ葉脈黄化ウイルス(Broad bean yellow vein virus)、クローバ葉脈黄化ウイルス(Clover yellow vein virus)、ラッカセイ斑紋ウイルス(Peanut mottle virus)、タバコ条斑ウイルス(Tobacco streak virus)、Bean pod mottle virus、Cowpea chlorotic mottle virus、Mung bean yellow mosaic virus、Soybean crinkle leaf virus、、
トマト退緑ウイルス(Tomato chlorosis virus)、トマト黄化えそウイルス(Tomato spotted wilt virus)、トマト黄化葉巻ウイルス(Tomato yellow leaf curl virus)、トマトアスパーミィウイルス(Tomato aspermy virus)、トマトインフェクシャスクロロシスウイルス(Tomato infectious chlorosis virus)、ジャガイモ葉巻ウイルス(Potato leafroll virus)、ジャガイモYウイルス(Potato virus Y)、メロン黄化えそウイルス(Melon yellow spot virus)、メロンえそ斑点ウイルス(Melon necrotic spot virus)、スイカモザイクウイルス(Watermelon mosaic virus)、キュウリモザイクウイルス(Cucumber mosaic virus)、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(Zucchini yellow mosaic virus)、カブモザイクウイルス(Turnip mosaic virus)、カブ黄化モザイクウイルス(Turnip yellow mosaic virus)、カリフラワーモザイクウイルス(Cauliflower mosaic virus)、レタスモザイクウイルス(Lettuce mosaic virus)、セルリーモザイクウイルス(Celery mosaic virus)、ビートモザイクウイルス(Beet mosaic virus)、ウリ類退緑黄化ウイルス(Cucurbit chlorotic yellows virus)、トウガラシ退緑ウイルス(Capsicum chlorosis virus)、ビートシュードイエロースウイルス(Beet pseudo yellows virus)、リーキ黄色条斑ウイルス(Leak yellow stripe virus)、タマネギ萎縮ウイルス(Onion yellow dwarf virus)、サツマイモ斑紋モザイク病(Sweet potato feathery mottle virus)、サツマイモ縮葉モザイク病(Sweet potato shukuyo mosaic virus)、イチゴ斑紋ウイルス(Strawberry mottle virus)、イチゴマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry mild yellow edge virus)、イチゴシュードマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry pseudo mild yellow edge virus)、イチゴクリンクルウイルス(Strawberry crinkle virus)、イチゴべインバンディングウイルス(Strawberry vein banding virus)、ウメ輪紋ウイルス(plum pox virus)、キク茎えそウイルス(Chrysanthemum stem necrosis virus)、インパチェンスえそ斑点ウイルス(Impatiens necrotic spot virus)、アイリス黄斑ウイルス(Iris yellow spot virus)、ユリ微斑ウイルス(Lily mottle cirus)、ユリ潜在ウイルス(Lilly symptomless virus)、チューリップモザイクウイルス等(Tulip mosaic virus)等。
かかる昆虫媒介性細菌としては、例えば次のものが挙げられる。
イネ萎黄病ファイトプラズマ(Candidatus Phytoplasma oryzae)、Candidatus Phytoplasma asteris、Maize bushy stunt phytoplasma、カンキツグリーニング病菌アジア型(Candidatus Liberbacter asiaticus)、カンキツグリーニング病菌アフリカ型(Candidatus Liberbacter africanus)、カンキツグリーニング病菌アメリカ型(Candidatus Liberbacter americanus)等。
本発明において、本化合物は、他の化合物又は生物農薬の有効成分(例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、共力剤、薬害軽減剤及び微生物資材)と混用又は併用することができる。本化合物と混用又は併用することができる他の化合物又は生物農薬の有効成分としては、以下のものが挙げられる。
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤としては、前記群A〜群Rに属する化合物又は生物農薬の有効成分に加え、以下が挙げられる。
臭化メチル(methyl bromide)、クロルピクリン(chloropicrin)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、弗化アルミニウムナトリウム(sodium aluminium fluoride or chiolite)、ホウ砂(borax)、ホウ酸(boric acid)、八ホウ酸二ナトリウム(disodium octaborate)、ホウ酸ナトリウム(sodium borate)、メタホウ酸ナトリウム(sodium metaborate)、吐酒石(tartar emetic)、ダゾメット(dazomet)、メタム(metam)、クロフェンテジン(clofentezine)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ジフロビダジン(diflovidazin)、エトキサゾール(etoxazole)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、アゾシクロチン(azocyclotin)、シヘキサチン(cyhexatin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、プロパルギット(propargite)、テトラジホン(tetradifon)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、アセキノシル(acequinocyl)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ビフェナゼート(bifenazate)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、ロテノン(rotenone)、リン化アルミニウム(aluminium phosphide)、リン化カルシウム(calcium phosphide)、りん化水素(phosphine)、リン化亜鉛(zinc phosphide)、シアン化カルシウム(calcium cyanide)、シアン化カリウム(potassium cyanide)、シアン化ナトリウム(sodium cyanide)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ピフルブミド(pyflubumide)、アミトラズ(amitraz)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、キノメチオナート(chinomethionat)、ジコホル(dicofol)、ピリダリル(pyridalyl)、石灰硫黄合剤(lime sulfur)、硫黄(sulfur)、アフィドピロペン(afidopyropen)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フロメトキン(flometoquin)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、チオキサザフェン(tioxazafen)、マシン油(machine oil)、アフォキソラネル(afoxalaner)、フルララネル(fluralaner)、ブロフラニリド(broflanilide)、フルキサメタミド(fluxametamide)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1241050-20-3)およびその立体異性体、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1118626-57-5)およびその立体異性体、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1239276-34-6)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1204608-98-9)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1353559-47-3)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1229023-00-0)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1477919-27-9)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1477923-37-7)およびその立体異性体、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1429513-53-0)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1609007-65-9)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号885026-50-6)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1449021-97-9)、
ニコチン(nicotine)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、ニームオイル(Neem tree (Azadirachta indica) oil)、スリナムニガキ木材抽出成分(wood extract of Quassia amara)、リアノジン(Ryanodine)、ヤドリギ抽出成分(extract of Viscum album)、タンジー抽出成分(extract of Tanacetum vulgare)、ニガヨモギ抽出成分(extract of Artemisia absinthium)、セイヨウイラクサ抽出成分(extract of Urtica dioica)、ヒレハリソウ抽出成分(extract of Symphytum officinale)、アメリカアリタソウ種子油(oil of the seeds of Chenopodium anthelminticum)、セイヨウオシダ乾燥葉(dried leaves of Dryopteris filix-mas)、Celastrus angulatus樹皮(bark of Celastrus angulatus)、アリタソウ抽出成分(natural extracts or simulated blend of Chenopodium ambrosioides)、Cassia nigricans抽出成分(extract of Cassia nigricans)等。
殺菌剤としては、以下が挙げられる。
(1)DMI殺菌剤(脱メチル化阻害剤)
アザコナゾール(azaconazole)、ビテルタノール(bitertanol)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾールM(diniconazole−M)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、キンコナゾール(quinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルトリアホール(flutriafol)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イプコナゾール(ipconazole)、メトコナゾール(metconazole)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ヌアリモール(nuarimol)、オキスポコナゾール(oxpoconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、シメコナゾール(simeconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、テトラコナゾール(tetraconazole)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、α−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール(CAS登録番号1229605-96-2)、(αS)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール(CAS登録番号1229606-46-5)、(αR)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール(CAS登録番号1229606-02-3)、2−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン(CAS登録番号1342260-19-8)、2−{[(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン(CAS登録番号1638897-70-7)、2−{[(2S,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン(CAS登録番号1638897-71-8)、2−{[(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン(CAS登録番号1638897-72-9)、2−{[(2S,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン(CAS登録番号1638897-73-0)、1−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト(CAS登録番号1342260-26-7)、1−{[(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト(CAS登録番号1638897-82-1)、1−{[(2S,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト(CAS登録番号1638897-84-3)、1−{[(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト(CAS登録番号1638897-86-5)、1−{[(2S,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト(CAS登録番号1638897-89-8)、5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1394057-11-4)、(1R,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801930-06-2)、(1S,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801930-07-3)、(1R,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801919-53-8)、(1S,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801919-54-9)、(1R,2R,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801919-55-0)、(1S,2S,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801919-56-1)、(1R,2S,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801919-57-2)、(1S,2R,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801919-58-3)、メチル=3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(CAS登録番号1791398-02-1)、メチル=(1R,2S,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2R,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2R,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2S,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2R,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2S,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2S,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2R,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1394057-13-6)、(1R,2S,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801930-08-4)、(1S,2R,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1801930-09-5)、(1R,2R,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1638898-08-4)、(1S,2S,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1638898-10-8)、(1R,2R,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1638898-13-1)、(1S,2S,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1638898-16-4)、(1R,2S,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1638898-20-0)、(1S,2R,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(CAS登録番号1638898-24-4)、メフェントリフルコナゾール(CAS登録番号1417782-03-6)、イプフェントリフルコナゾール(CAS登録番号1417782-08-1)、(R)−2−[2−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェニル]−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペント−3−イン−2−オール(CAS登録番号1801919-59-4)、(R)−2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール(CAS登録番号1616236-94-2)、(R)−1−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−シクロプロピル−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノール(CAS登録番号1801919-60-7、(R)−2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(CAS登録番号1801919-61-8)、ジフェノジコナゾール(difenodiconazole CAS登録番号 930581-38-7)、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン(CAS登録番号847749-37-5)等。
(2)アミン系殺菌剤
アルジモルフ(aldimorph)、ドデモルフ(dodemorph)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、ピペラリン(piperalin)、スピロキサミン(spiroxamine)、トリデモルフ(tridemorph)等。
(3)ベンゾイミダゾール系殺菌剤
ベノミル(benomyl)、カルベンダジム(carbendazim)、フベリダゾール(fuberidazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオファネート(thiophanate)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)等。
(4)ジカルボキシイミド系殺菌剤
クロゾリネート(chlozolinate)、イプロジオン(iprodione)、プロシミドン(procymidone)、ビンクロゾリン(vinclozolin)等。
(5)アニリノピリミジン系殺菌剤
シプロジニル(cyprodinil)、メパニピリム(mepanipyrim)、ピリメタニル(pyrimethanil)等。
(6)フェニルピロール系殺菌剤
フェンピクロニル(fenpiclonil)、フルジオキソニル(fludioxonil)等。
(7)QoI殺菌剤(Qo阻害剤)
アゾキシストロビン(azoxystrobin)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、ファモキサドン(famoxadone)、フェンアミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、マンデストロビン(mandestrobin)、メトミノストロビン(metominostrobin)、オリサストロビン(orysastrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)等。
(8)PA殺菌剤(フェニルアミド系殺菌剤)
ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシルM又はキララキシル(benalaxyl-M or kiralaxyl)、フララキシル(furalaxyl)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシルMまたはメフェノキサム(metalaxyl-M or mefenoxam)、オキサジキシル(oxadixyl)、オフラセ(ofurace)等。
(9)カルボン酸アミド系殺菌剤
ジメトモルフ(dimethomorph)、フルモルフ(flumorph)、ピリモルフ(pyrimorph)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアバリカルブイソプロピル(benthivalicarb-isopropyl)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、バリフェナレート(valifenalate)等。
(10)SDHI殺菌剤(コハク酸脱水素酵素阻害剤)
ベノダニル(benodanil)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ビキサフェン(bixafen)、ボスカリド(boscalid)、カルボキシン(carboxin)、フェンフラム(fenfuram)、フルオピラム(fluopyram)、フルトラニル(flutolanil)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フラメトピル(furametpyr)、イソフェタミド(isofetamid)、イソピラザム(isopyrazam)、メプロニル(mepronil)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、セダキサン(sedaxane)、チフルザミド(thifluzamide)、ピラジフルミド(pyraziflumid、CAS登録番号942515-63-1)、N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1255733-83-5)、N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(5−クロロ−2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1255734-28-1)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen、CAS登録番号1228284-64-7)、3−ジフルオロメチル−N−メトキシ−1−メチル−N−[(1R)−1−メチル−2−(2,4,6−トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1639015-48-7)、3−ジフルオロメチル−N−メトキシ−1−メチル−N−[(1S)−1−メチル−2−(2,4,6−トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1639015-49-8)、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号141573-94-6)、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチルインダン−4−イル]ピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1352994-67-2)、3−ジフルオロメチル−N−(7−フルオロ−1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1383809-87-7)、3−ジフルオロメチル−N−[(3R)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチルインダン−4−イル]−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド(CAS登録番号1513466-73-3)等。
(11)ジチオカーバメート系殺菌剤
フェルバム(ferbam)、マンコゼブまたはマンゼブ(mancozeb or manzeb)、マンネブ(maneb)、メチラム(metiram)、プロピネブ(propineb)、チウラム(thiram)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)等。
(12)MBI−R剤(還元酵素阻害型メラニン生合成阻害剤)
フサライド(phthalide or fthalide)、ピロキロン(pyroquilone)、トリシクラゾール(tricyclazole)等。
(13)MBI−D剤(シタロン脱水酵素阻害型メラニン合成阻阻害剤)
カルプロパミド(carpropamide)、ジクロシメット(diclocymet)、フェノキサニル(fenoxanil)等。
(14)その他の殺菌剤
アシベンゾラルSメチル(acibenzolar-S-methyl)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アミスルブロム(amisulbrom)、アニラジン(anilazine)、ビフェニル(biphenyl)、ブラストサイジンS(blasticidin-S)、ブピリメート(bupirimate)、キャプタホール(captafol)、キャプタン(captan)、キノメチオナート(chinomethionat or quinomethionate)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、ブロモタロニル(bromothalonil)、シアゾファミド(cyazofamid)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフルメトリム(diflumetorim)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジノカップ(dinocap)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(dodine)、エクロメゾールまたはエトリジアゾール(echlomezol or etridiazole)、エジフェンホス(edifenphos)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモール(ethirimol)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、酢酸トリフェニル錫(fentin acetate)、塩化トリフェニル錫(fentin chloride)、水酸化トリフェニル錫(fentin hydroxide)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、ホルペット(folpet)、フルオロホルペット(fluorofolpet)、ホセチル(fosetyl)、グアザチン(guazatine)、ヒメキサゾール(hymexazol)、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン三酢酸塩(iminoctadine triacetate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソチアニル(isotianil)、カスガマイシン(kasugamycin)、ラミナリン(laminarin)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メトラフェノン(metrafenone)、オクチリノン(octhilinone)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、ペンシクロン(pencycuron)、ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、亜リン酸(phosphorous acid)、亜リン酸のナトリウム塩(sodium phosphite)、亜リン酸のアンモニウム塩(ammonium phosphite)、亜リン酸のカリウム塩(potassium phosphite)、ポリオキシン(polyoxins)、プロベナゾール(probenazole)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロキナジド(proquinazid)、プロチオカルブ(prothiocarb)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリオフェノン(pyriofenone)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テブフロキン(tebufloquin)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、チアジニル(tiadinil)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トルプロカルブ(tolprocarb)、トリアゾキシド(triazoxide)、バリダマイシンA(validamycin A)、ゾキサミド(zoxamide)、プロパミジン(propamidine)、チモール(Thymol)、ニンニク抽出成分(extract of Allium sativum)、キラヤ科植物抽出成分(Quillaja extract)、ベラトリン(Veratrine)、キンレンカ抽出成分(extract of Tropaeolum majus)、オークの葉および樹皮(leaves and bark of Quercus)、マスタードパウダー(Yellow mustard powder)、スギナ抽出成分(extract of Equisetum arvense)、キチン(Chitin)、キヌアのサポニン(Saponins of Chenopodium quinoa)、塩基性塩化銅、水酸化第二銅、塩基性硫酸銅、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩[II](Dodecylbenzenesulphonic acid bisethylenediamine copper [II] salt、DBEDC)、有機銅、硫黄(sulfur)、3−クロロ−5−フェニル−6−メチル−4−(2,6−ジフルオロフェニル)ピリダジン(CAS登録番号1358061-55-8)、3−シアノ−5−フェニル−6−メチル−4−(2,6−ジフルオロフェニル)ピリダジン(CAS登録番号1358061-60-5)、
下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号517875-34-2)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号167173-85-5)、下記式
Figure 2016166246
で表される化合物(CAS登録番号1202946-82-4)、ジピメティトロン(dipymetitrone、CAS登録番号16114-35-5)、N’−[4−({3−[(4−クロロフェニル)メチル]−1,2,4−チアジアゾール−5−イル}オキシ)−2,5−ジメチルフェニル]−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(CAS登録番号1202781-91-6)、キノフメリン(CAS登録番号861647-84-9)、2−{3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}−3−クロロフェニル=メタンスルホナ−ト(CAS登録番号1360819-11-9)、4−(2−ブロモー4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロー6−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルー1Hーピラゾールー5−アミン(CAS登録番号1362477-26-6)、3−(3,4−ジクロロイソチアゾールー5−イルメトキシ)−ベンゾイソチアゾール 1,1−ジオキシド(CAS登録番号957144-77-3)、2,2−ジメチル−9−フルオロ−5−(キノリン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン(CAS登録番号1207749-50-5)、2−[6−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−メチルピリジン−2−イル]キナゾリン(CAS登録番号1257056-97-5)、5−フルオロ−2−[(4−メチルフェニル)メトキシ]− 4−ピリミジンアミン(CAS登録番号1174376-25-0)、5−フルオロー4−イミノー3−メチルー1−トシルー3,4−ジヒドロピリミジンー2(1H)−オン(CAS登録番号1616664-98-2)、N’−(2,5−ジメチル−4−フェノキシフェニル)−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(CAS登録番号1052688-31-9)、N’−{4−[(4,5−ジクロロチアゾール−2−イル)オキシ]−2,5−ジメチルフェニル}−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(CAS登録番号929908-57-6)、フェナマクリル(phenamacril CAS登録番号 3336-69-4)、(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルアクリル酸エチル(CAS登録番号39491-78-6)、N−[(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル]−N−エチル−6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−アミン(CAS登録番号 1446247-98-8)、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(CAS登録番号 1472649-01-6)、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(CAS登録番号 1472648-92-2)等。
植物成長調整剤としては、以下が挙げられる。
インドール酪酸(4-indol-3-ylbutyric acid)、エチクロゼート(ethychlozate)、1-ナフチルアセトアミド(2-(1-naphtyl)acetamide)、4-CPA(4-chlorophenoxyacetic acid)、ジクロルプロップ(dichlorprop-trolamine)、1−ナフタレン酢酸ナトリウム(sodium 1-naphthaleneacetate)、MCPB(4-(4-chloro-o-tolyoxy)butyric acid)、マレイン酸ヒドラジド(Maleic hydrazide)、エテホン(ethephon)、AVG(aminoethoxyvinylglycine)、1-メチルシクロプロペン(1-methylcyclopropene)、クロルメコート(chlormequat-chloride)、メピコート(mepiquat−chloride)、ジベレリンA3(Gibberellin A3)に代表されるジベレリンA(Gibberellin A)、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニコナゾールP(uniconazole-P)、パクロブトラゾール(pacrobutrazol)、フルルプリミドール(flurprimidol)、プロヘキサジオンカルシウム(prohexandione-calcium)、トリネキサパック(trinexapac)、トリネキサパックエチル(trinexapac-ethyl)、ダミノジッド(daminozide)、アブシシン酸(abscisic acid)、カイネチン(Kinetin)、ベンジルアデニン(benzyladenine)、1,3−ジフェニルウレア、ホルクロルフェヌロン(forchlorfenuron)、チジアズロン(thidiazuron)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、アミノレブリン酸塩酸塩(5-aminolevulinic acid hydrochloride)、ペンディメタリン(pendimethalin)、デシルアルコール(decyl alcohol)、イナベンフィド(inabenfide)、ブトルアリン(butralin)、アシミドール(acymidol)、メフルイジド(mefluidide)、過酸化カルシウム(caicium peroxide)、ヒドロキシイソキサゾール(hymexazol)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、ヒメキサゾール(hymexazol)、コリン(choline chloride)、シアナミド(cyanamide)、ピラフルフェンアチル(pyraflufen-ethyl)、ジクワット(diquat dibromide)、ストレプトマイシン(streptmycin)、シアン酸(sodium cyanate)、石灰硫黄(calcium polysilfide)、塩化カルシウム(caicium chloride)、硫酸カルシウム(calcium sulfate)、炭酸カルシウム(calcium carbonate)、ギ酸カルシウム(calcium formate)、4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミノ酪酸、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸。
薬害軽減剤としては、以下が挙げられる。
ベノキサコール(benoxacor)、クロキントセット(cloquintocet)、クロキントセトメキシル(cloquintocet-mexyl)、シオメトリニル(cyometrinil)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonon)、ジエトレート(dicyclonon)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole-ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フルラゾール(flurazole)、フリラゾール(furilazole)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルジエチル(mefenpyr-diethyl)、MG191(2-(dichloromethyl)-2-methyl-1,3-dioxolane)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、アリドクロール(allidochlor)、イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェンエチル(isoxadifen-ethyl)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、フルクソフェニム(fluxofenim)、メフェネート(mephenate)、ナフタリックアンヒドライド(naphthalic anhydride)、ダイムロン(daimuro)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、1,8−ナフタル酸無水物(1,8-naphthalic anhydride)、AD−67(4-(dichloroacetyl)-1-oxa-4-azospiro [4.5] decane)。
微生物資材としては、以下が挙げられる。
バチルス・フィルムス(Bacillus firmus、CNCM I―1582株等)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、ヒルステラ・ロッシリエンシス(Hirsutella rhossiliensis)、ヒルステラ・ミネソテンシス(Hirsutella minnesotensis)、モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatopagus)、パスツーリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae、Pn-1株等)、パスツーリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)、パスツーリア・ウスガエ(Pasteuria usgae)、バーティシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)、ハーピンタンパク(Harpin protein、Erwinia amylovora由来のハーピンタンパク等)、バチルス・チューリンゲンシス菌(Bacillus thuringiensis、BD#32株、AQ52株等、アイザワイ亜種(subsp. aizawai、ABTS-1857 株等)、クリスターキ亜種(subsp. kurstaki、HD-1株、BMP 123株等)、テネブリオシス亜種 (subsp. tenebriosis、NB 176株等)、イスラエレンシス変種 (var. israelensis)、アエジプチ変種(var.aegypti)、コルメリ変種(var. colmeri )、ダームスタディエンシス変種(var. darmstadiensis)、デンドロリムス変種(var. dendrolimus)、ガレリア変種(var. galleriae)、ジャポネンシス変種(var. japonensis)、モリソニ亜種(subsp. morrisoni)、サンディエゴ変種(var. san diego)、チューリンゲンシス亜種(subsp. thuringiensis、MPPL002株等)、7216変種(var. 7216)、T36変種(var. T36) )、バチルス sp.(Bacillus sp.、AQ175株、AQ177株、AQ178株等)、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis、QST713株、AQ743株、AQ153株、FZB24株、MBI600株、D747株、HAI0404株、Y1336株、QST30002/AQ30002株、QST30004/AQ30004株等)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens、IN937a株、FZB42株、FZB24株、B3株等)、バチルス・シンプレクス(Bacillus simplex、CGF2856株等)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus、GB34株、QST2808株、AQ717株等)、バチルス・アシドカルダリウス(Bacillus acidocaldarius)、バチルス・アシドテレストリス(Bacillus acidoterrestris)、バチルス・アルグリ(Bacillus argri)、バチルス・アルボラクティス(Bacillus Albolactis)、バチルス・アルカリフィルス(Bacillus alcalophilus)、バチルス・アルベイ(Bacillus alvei)、バチルス・アミノグルコシディカス(Bacillus aminoglucosidicus)、バチルス・アミノボランス(Bacillus aminovorans)、バチルス・アミロリティカス(Bacillus amylolyticus)、バチルス・アネウリノリティカス(Bacillus aneurinolyticus)、バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus )、バチルス・アゾトフォーマンス(Bacillus azotoformans)、バチルス・バディウス(Bacillus badius)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus、CNCM 1-1562 株等)、バチルス・キチノスポラス(Bacillus chitinosporus、AQ746株等)、バチルス・サーキュランス(Bacillus circulans)、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フォスティディオサス(Bacillus fastidiosus)、バチルス・ラクティコラ(Bacillus lacticola)、バチルス・ラクチモルバス(Bacillus lactimorbus)、バチルス・ラクティス(Bacillus lactis)、バチルス・ラテロスポルス(Bacillus laterosporus)、バチルス・ラウツス (Bacillus lautus)、バチルス・レンチモルブス(Bacillus Lentimorbus)、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・マロカヌス(Bacillus maroccanus)、バリオボラックス・パラドクス(Variovorax paradoxus、CGF4526株等)、バチルス・メチエンス(Bacillus metiens)、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides、AQ726株、J(BMJ)株等)、バチルス・ナットウ(Bacillus natto)、バチルス・ネマトシダ(Bacillus nematocida)、バチルス・ニグリフィカンス(Bacillus nigrificans)、バチルス・二グラム(Bacillus nigrum)、バチルス・パントテニチカス(Bacillus pantothenticus)、バチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)、バチルス・シクロサッカロリチカス(Bacillus psychrosaccharolyticus)、バチルス・サイアメンシス(Bacillus siamensis)、バチルス・スミシイ(Bacillus smithii)、バチルス・ユニフラジェレイト(Bacillus uniflagellate)、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis、SS86-3株、SS86-4株、SS86-5株、2904株等)、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus、64株、1111株、1645株、1647株等)、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana、ATCC74040株、GHA株等)、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus、Apopka 97株等)、ペキロマイセス・リラシナス(Paecilomyces lilacinus、251株等)、ペキロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)、ペキロマイセス・バリオッティ(Paecilomyces variotii、Q-09 株等)、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum、T39株、T22株、DSM 14944株、DB 104株、21株、kd株、SF株、ESALQ-1306株、ESALQ-1303株、IIHR-Th-2株等)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride、SKT-1株等)、トリコデルマ・アルブム(Trichoderma album)、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum、ICC012株等)、トリコデルマ・アトリロビリデ(Trichoderma atroviride、CNCM 1-1237株等)、トリコデルマ・ガムシー(Trichoderma gamsii、ICC080株等)、トリコデルマ・コニンギ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・リグノラム(Trichoderma lignorum)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polysporum、EVII 206039株等)、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens、G-41株等)、トリコデルマ spp.(Trichoderma spp.、商標名:ExcaliburTM、Excalibre-SATM、Graph-Ex SATM、NaturallTM、SabrExTM)、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecani)、バーティシリウム・アルボアトラム(Verticillium alboatrum、WCS850株等)、バーティシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)、バーティシリウム・ダリエ(Verticillium dahliae)、パスツーリア・ペネトランス (Pasteuria penetrans)由来の生芽胞及び産生結晶毒素、生芽胞及び産生結晶毒素、アグロバクテリウム・ラジオバクター、エルビニア・カロトボーラ(Erwinia carotovora、CGE234M403株等)、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens、G7090株等)、シュードモナス・エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa)、シュードモナス・オーレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia、M54株、J82株等)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis、MA342株等)、シュードモナス・プロラディクス(Pseudomonas proradix)、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、シュードモナス・レシノボランス(Pseudomonas resinovorans)、シュードモナス・シリンゲ(Pseudomonas syringae)、タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus、SAY-Y-94-01株等)、ブラディリゾビウム・ジャポニカム(Bradyrhizobium japonicum)、ブラディリゾビウム・エルカニ(Bradyrhizobium elkani)、リゾビウム・レグミノサルム bv. トリフォリ(Rhizobium leguminosarum bv. trifolii)、リゾビウム・レグミノサルム bv. ファゼオリ(Rhizobium leguminosarum bv. phaseoli)、リゾビウム・レグミノサルム bv.ビシアエ(Rhizobium leguminosarum bv. viciae)、 シノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)、リゾビウム spp.(Rhizobium spp.、商標名:Excalibre-SATM、Graph-Ex SATM、MegaPackTM)、アンペロマイセス・キスカリス(Ampelomyces quisqualis、AQ10株等)、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans、DSM14940株、DSM14941株等)、アシェルソニア・アレイロデス(Aschersonia aleyrodes)、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae、PRAA4-1T株等)、デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans、RAY209株等)、ラクトバチルス・アシドフィルス( Lactobacillus acidophilus)、リゾバクター・アンチバイオチクス(Lysobacter antibioticus、13-1株等)、リゾバクター・エンザイモゲネス(Lysobacter enzyogenes、C3株等)、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei、III3DT-1A株、III2E株、46C3株、2771株等)、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)、パエニバチルス・ポピリア(Paenibacillus popilliae)、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、ペクトバクテリウム・カロトボラム(Pectobacterium carotovorum)、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus、AQ719株等)、セラチア・エントモフィラ(Serrtia entomophila)、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens、SRM株、R35株等)、ストレプトマイセス・カンディダス(Streptomyces candidus)、ストレプトマイセス・コロンビエンシス(Streptomyces colombiensis)、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus、K61株、QST6047株等)、ストレプトマイセス・ゴシキエンシス(Streptomyces goshikiensis)、ストレプトマイセス・グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトマイセス・ラベンズレ(Streptomyces lavendulae)、ストレプトマイセス・リジカス(Streptomyces lydicus、WYCD108株、WYEC108株等)、ストレプトマイセス・プラシナス(Streptomyces prasinus)、ストレプトマイセス・リモサス(Streptomyces rimosus)、ストレプトマイセス・サラセティカス(Streptomyces saraceticus)、ストレプトマイセス・ベネズエラ(Streptomyces venezuelae)、ストレプトマイセス sp.(Streptomyces sp. NRRL B-30145)、キサントモナス・カンペストリス(Xanthomonas campestris)、ゼノラブダス・ルミネッセンス(Xenorhabdus luminescens)、ゼノラブダス・ネマトフィラ(Xenorhabdus nematophila)、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus、NRRL21882株等)、アルスロボトリス・スペルバ(Arthrobotrys superba)、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila、O株等)、ケトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum)、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides、H39株等)、コニディオボラス・オブスキュラス(Conidiobolus obscurus)、コニオシリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans、CON/M/91-8株)、ジロホスホラ・アロペクリ(Dilophosphora alopecuri)、エントモフトラ・ビルレンタ(Entomophthora virulenta)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum、Fo47株等)、グリオクラディウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum、J1446株)、ヒルステラ・トンプソニ(Hirsutella thompsonii)、ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganteum)、レカニシリウム・レカニ(Lecanicillium lecanii、KV01株等)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae、F52株等、アクリダム変種(var. acridum))、メタリジウム・フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メチニコビア・フルクチコラ(Metschnikowia fructicola、NRRLY-30752)、ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea)、ムコール・ヒエマリス(Mucor hiemalis)、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus、QST 20799株、620株等)、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus、A3-5株等)、ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria、AARC-0255株等)、ノムラエア・リリー(Nomuraea rileyi、SA86101株、GU87401株、SR86151株、CG128株、VA9101株等)、オフィオストマ・ピリフェルム(Ophiostoma piliferum、D97株等)、パンドラ・デルファシス(Pandora delphacis)、ペニシリウム・ビライー(Penicillium bilaii、ATCC22348株等)、ペニシリウム・ヴァーミキュラタム(Penicillium vermiculatum)、フレビオプシス・ギガンテア(Phlebiopsis gigantea)、ピキア・アノマラ
(Pichia anomala、WRL-076株等)、ポコニア・クラミドスポリア(Pochonia chlamydosporia)、シュードザイマ・フロキュローサ(Pseudozyma flocculosa、PF-A22UL株等)、ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum、DV74株等)、スポロトリクス・インセクトルム(Sporothrix insectorum)、ツカムレラ・パウロメタボラ(Tsukamurella paurometabola)、ウロクラジウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)、ズーフトラ・ラディカンズ(Zoophtora radicans)、ノゼマ・ロクスタエ(Nosema locustae)、テロハニア・ソレノプシス(Thelohania solenopsis)、バイリモルファspp.(Vairimorpha spp、Q-09株等)、アドクソフィエス・オラナ顆粒病ウイルス(Adoxophyes orana granulosis virus (GV))、アグロチス・セゲエツム核多角体病ウイルス(Agrotis segetum nuclear polyhedrosis virus (NPV))、アンチカルシア・ゲマタリス核多角体病ウイルス(Anticarsia gemmatalis mNPV)、オートグラファ・カリフォルニア核多角体病ウイルス(Autographa californica mNPV)、ビストン・サプレッサリア核多角体病ウイルス(Biston suppressaria NPV)、ボンビックス・モリ核多角体病ウイルス(Bombyx mori NPV)、クリプトフレビア・ロイコトレタ顆粒病ウイルス(Cryptophlebia leucotreta GV)、シジア・ポモネラ顆粒病ウイルス(Cydia pomonella GV)、デンドロリムス・プンクタタス細胞質多面体ウイルス(Dendrolimus punctatus cypovirus)、ヘリコベルパ・アルミゲラ核多角体病ウイルス(Helicoverpa armigera NPV)、ヘリコベルパ・ゼア核多角体病ウイルス(Helicoverpa zea NPV)、レウコマ・サリシス核多角体病ウイルス(Leucoma salicis NPV)、リュマントリア・ディスパル核多角体病ウイルス(Lymantria dispar NPV)、ネオディプリオン・アビエンティス核多角体病ウイルス(Neodiprion abietis NPV)、ネオディプリオン・レコンテイ核多角体病ウイルス(Neodiprion lecontei NPV)、ネオディプリオン・セルティファー核多角体病ウイルス(Neodiprion sertifer NPV)、オルギア・シュードツガタ核多角体病ウイルス(Orgyia pseudotsugata NPV)、プトリマエア・オペルキュレラ顆粒病ウイルス(Phthorimaea operculella GV)、ピエリス・ラパエ顆粒病ウイルス(Pieris rapae GV)、プルテラ・キシロステラ顆粒病ウイルス(Plutella xylostella GV)、スポドプテラ・アルブラ核多角体病ウイルス(Spodoptera albula mNPV)、スポドプテラ・エグゼンプタ核多角体病ウイルス(Spodoptera exempta mNPV)、スポドプテラ・エクシグア核多角体病ウイルス(Spodoptera exigua mNPV)、スポドプテラ・フルギペルタ核多角体病ウイルス(Spodoptera frugiperda mNPV)、スポドプテラ・リットラリス核多角体病ウイルス(Spodoptera littoralis mNPV)、スポドプテラ・リツラ核多角体病ウイルス(Spodoptera litura NPV)、アブレビタ・コウカシア(Abbreviata caucasica)、アクアリアspp.(Acuaria spp.)、アガメルミス・デカウデタ(Agamermis decaudata)、アラントネマspp.(Allantonema spp.)、アンフィメルミスspp.(Amphimermis spp.)、ベジンギア・シリディコラ(Beddingia siridicola)、ボビエネマspp.(Bovienema spp.)、カメロニアspp.(Cameronia spp.)、キトウッディエラ・オボフィラメンタ(Chitwoodiella ovofilamenta)、コントルティェンカスspp.(Contortylenchus spp.)、コリシメルミスspp.(Culicimermis spp.)、ディプロトライズspp.(Diplotriaena spp.)、エンピドメルミスspp.(Empidomermis spp.)、フィリプジバイム・レイプサンダ(Filipjevimermis leipsandra)、ガストロメルミスspp.(Gastromermis spp.)、ゴンギロネマspp.(Gongylonema spp.)、ジノポエシリア・シュウドバイパラ(Gynopoecilia pseudovipara)、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)、ヘテロラブディティス・バウジャルディ(Heterorhabditis baujardi)、ヘテロラブディティス・ヘリオティジス(Heterorhabditis heliothidis)、ヘテロラブディティス・インディカ(Heterorhabditis indica)、ヘテロラブディティス・マレレイタス(Heterorhabditis marelatus)、ヘテロラブディティス・メギディス(Heterorhabditis megidis)、ヘテロラブディティス・ゼアランディカ(Heterorhabditis zealandica)、ヘキサメルミスspp.(Hexamermis spp.)、ハイドロメルミスspp.(Hydromermis spp.)、イソメルミスspp.(Isomermis spp.)、リモメルミスspp.(Limnomermis spp.)、マウパシナ・ウェイシ(Maupasina weissi)、メルミス・ナイグレッセンス(Mermis nigrescens)、メソメルミスspp.(Mesomermis spp.)、ネオメソメルミスspp.(Neomesomermis spp.)、ネオパラサイティレンサス・ラグロッシ(Neoparasitylenchus rugulosi)、オクトマイオメルミスspp.(Octomyomermis spp.)、パララサイタフェレンクスspp.(Parasitaphelenchus spp.)、パラサイトルハブディティスspp.(Parasitorhabditis spp.)、パラサイティレンクスspp.(Parasitylenchus spp.)、ペルティリメルミス・キュリシス(Perutilimermis culicis)、ファスマラブディティス・ヘルマフロディータ(Phasmarhabditis hermaphrodita)、フィサロプテラspp.(Physaloptera spp.)、プロトレラタスspp.(Protrellatus spp.)、プテライゴデルマティタスspp.(Pterygodermatites spp.)、ロマノメルミスspp.(Romanomermis spp.)、ソウレイタム・ケイダラチェンス(Seuratum cadarachense)、スファエルラリオプシスspp.(Sphaerulariopsis spp.)、スピルラ・ガイアネンシス(Spirura guianensis)、スタイナーネマ・カーポカプサエ (Steinernema carpocapsae)、スタイナーネマ・フェルティアエ(Steinernema feltiae)、スタイナーネマ・グラセライ(Steinernema glaseri)、スタイナーネマ・クラッセイ(Steinernema kraussei)、スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)、スタイナーネマ・スカプテリス(Steinernema scapterisci)、スタイナーネマ・スカラバエイ(Steinernema scarabaei)、スタイナーネマ・シアムカヤイ(Steinernema siamkayai)、ストレルコバイメルミス・プテルセニ(Strelkovimermis peterseni)、スバルラ spp.(Subulura spp.)、サルプレティレンクス・エロンゲイタス(Sulphuretylenchus elongatus)、テトラメレスspp.(Tetrameres spp.)等
共力剤としては、以下が挙げられる。
ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、セサメックス(sesamex)、スルホキシド(sulfoxide)、N−(2−エチルへキシル)−8,9,10−トリノルボルン−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(MGK 264)、N−デクリイミダゾール(N−declyimidazole)、WARF−アンチレジスタント(WARF-antiresistant)、TBPT(S, S, S-tributyl phos- phorotrithioate)、TPP(triphenyl phosphate)、IBP(diisopropyl S-benzyl phosphorothiolate)、PSCP(phenyl saligenin cyclic phosphonate)、ヨウ化メチル(CH3I)、t−フェニルブテノン(t−phenylbutenone)、ジエチルマレエート(diethylmaleate)、DMC(1,1-bis-(p-chloro-phenyl)methyl carbinol)、FDMC(bis-(p-chlorophenyl)-trifluoromethyl caxbinol)、ETP(1,1,1-trichloro-2,3-expoxypropane)、ETN(1,2-epoxy-1,2,3,4-tetrahydronapthalene)等。
以下、本発明を製剤例、適用例及び試験例にてさらに詳しく説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。
まず、製剤例を示す。
製剤例1
本化合物(1)又は本化合物(2)10部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部並びに水を混合し全量を100部とし、湿式粉砕法で微粉砕することによりフロアブル製剤を得る。
製剤例2
本化合物(1)又は本化合物(2)10部、ソルビタントリオレエート1.5部、並びにポリビニルアルコール2部を含む水溶液28部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液を加え全量を90部とし、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合し、フロアブル製剤を得る。
製剤例3
本化合物(1)又は本化合物(2)10部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、並びに合成含水酸化珪素残部を加え全量を100部とし、よく粉砕混合することにより水和剤を得る。
製剤例4
本化合物(1)又は本化合物(2)2部、合成含水酸化珪素微粉末1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト20部及びカオリンクレー残部を加え全量を100部とし、混合する。ついで、この混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で造粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例5
本化合物(1)又は本化合物(2)0.5部、タルク10部及びカオリンクレー残部を加え全量を100部とし、よく粉砕混合することにより粉剤を得る。
製剤例6
本化合物(1)又は本化合物(2)20部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)15部並びに水を混合し全量を100部とし、湿式粉砕法で微粉砕することによりフロアブル製剤を得る。
次に本化合物の植物の種子への適用例を示す。
適用例1
ソルガム乾燥種子100kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
また、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlに、さらにオキサベトリニルを180グラム添加して、同様に塗沫処理することにより各処理種子を得ることもできる。
適用例2
ソルガム乾燥種子100kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。また、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlに、さらにフルキソフェニムを40グラム添加して塗沫処理することにより各処理種子を得ることもできる。
適用例3
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種10mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。トウモロコシは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えトウモロコシでもよい。
適用例4
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種40mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例5
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種100mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例6
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例3で作製した水和剤の何れか1種50gを粉衣処理することにより、各処理種子を得る。
適用例7
ダイズ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種20mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。ダイズは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えダイズでもよい。
適用例8
ダイズ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種100mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例9
ワタ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種50mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。ワタは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えワタでもよい。
適用例10
セイヨウアブラナ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種50mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。セイヨウアブラナは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えセイヨウアブラナでもよい。
適用例11
セイヨウアブラナ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種10mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例12
コムギ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種50mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例13
乾燥したイネ種子(乾燥籾)10kgを網袋に入れて、ベンレート(登録商標)水和剤(ベノミル水和剤、住友化学株式会社製)の50倍水希釈液に10分間浸漬した後、水道水に3日間浸漬する。水切りしたイネ種子を、回転パン式イネ種子コーティングマシンに入れて回転させながら、還元鉄粉5kg、焼石膏600g、並びに製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種100gの5倍水希釈液を加え、粉衣した後、さらに焼石膏300gを粉衣する。その後、イネ種子をコーティングマシンから取り出してビニールシート上に厚さが1cm以下となるように分散させてから静置して乾燥させることにより、各処理種子を得る。
適用例14
乾燥したイネ種子(乾燥籾)10kgを網袋に入れて、スターナ(登録商標)水和剤(オキソリニック酸水和剤、住友化学株式会社製)の20倍水希釈液に10分間浸漬した後、水道水に3日間浸漬する。水切りしたイネ種子を、回転パン式イネ種子コーティングマシンに入れて回転させながら、カルパー(登録商標)粉粒剤16(過酸化カルシウム粉粒剤、保土谷UPL株式会社)20kg及び製剤例3で作製した水和剤100gを加え、粉衣する。その後、イネ種子をコーティングマシンから取り出してビニールシート上に厚さが1cm以下となるように分散させてから静置して乾燥させることにより、各処理種子を得る。
次に、本発明の効果を試験例により示す。
試験例1
本化合物(1)及び本化合物(2)を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。また、本化合物(1)又は本化合物(2)に代えて、トリフルメゾピリム、フルピラジフロン又は殺虫化合物αを用い、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。イミダクロプリド及びチアメトキサムについては、市販品であるアドマイヤー水和剤(バイエルクロップサイエンス株式会社製)及びアクタラ顆粒水和剤(シンジェンタジャパン株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたキュウリ(Cucumis sativus)の苗(第2本葉展開期)にワタアブラムシの成虫と幼虫の合計約30頭(成虫と幼虫はほぼ同数)を接種し、接種した虫の逃亡を防ぐため地上部全体にプラスチック製カップを被せ、温室内(25℃)に置く。
ワタアブラムシの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2014年に宮崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
接種1日後、この苗に前記試験用薬液のいずれか1種を、苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、地上部全体にプラスチック製カップを被せ、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、ワタアブラムシを接種し、地上部全体にプラスチック製カップを被せ、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
散布6日後(無処理区は接種7日後)、生存虫数を観察し、その観察結果から、式1)によって防除価を求める。その防除価から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
式1);防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
前記群Dのニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤であるトリフルメゾピリム、フルピラジフロン、殺虫化合物α、イミダクロプリド及びチアメトキサムを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(宮崎)が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例2
本化合物(1)及び本化合物(2)を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。また、本化合物(1)又は本化合物(2)に代えて、フルピラジフロン及び殺虫化合物αを用い、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。イミダクロプリドについては、市販品であるアドマイヤー水和剤(バイエルクロップサイエンス株式会社製)を、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたイネ(Oryza sativa)の苗(第2.5葉期)に前記試験用薬液のいずれか1種を苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、風乾後地上部全体にプラスチック製カップを被せ、その中にトビイロウンカ3齢幼虫を20頭ずつ放飼し、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、プラスチック製カップを被せ、トビイロウンカ3齢幼虫を放飼し、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、トビイロウンカの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2014年に鹿児島県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼7日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、下記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
式2);補正死虫率(%)={1−Tai/Cai}×100
式中の文字は以下の意味を表す。
Cai:無処理区の観察時の生存虫数
Tai:処理区の観察時の生存虫数
前記群Dのニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤であるフルピラジフロン、殺虫化合物α及びイミダクロプリドを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(鹿児島)が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する薬剤感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例3
本化合物(1)及び本化合物(2)を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。フルベンジアミド、クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールについては、市販品であるフェニックス顆粒水和剤(日本農薬株式会社製)、プレバソンフロアブル5(日産化学株式会社製)及びベネビアOD(クミアイ化学工業株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
キャベツ(Brassicae oleracea)(第8〜10本葉展開期)の葉を直径5.2cmの円形に切除し、前記試験用薬液のいずれか1種約100mlに60秒間浸漬する。風乾したキャベツ葉をろ紙を敷いた200ml容量のプラスチック製カップに入れ、その中にコナガ3齢幼虫を10頭ずつ放飼し、供試虫の逃亡を防ぐためプラスチック製の蓋をして実験室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液に浸漬しないこと以外は処理区と同様に、ろ紙を敷いた200ml容量のプラスチック製カップにキャベツ葉を入れ、その中にコナガ3齢幼虫を10頭ずつ放飼し、プラスチック製の蓋をして実験室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、コナガの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2014年に熊本県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼3日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、前記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
前記群Qのリアノジン受容体モジュレーター剤であるフルベンジアミド、クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(熊本)が、リアノジン受容体モジュレーター剤に対する薬剤感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がリアノジン受容体モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例4
本化合物(1)及び本化合物(2)を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。また、本化合物(1)又は本化合物(2)に代えて、フルピラジフロン及び殺虫化合物αを用い、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。イミダクロプリド、エトフェンプロックス、フィプロニル、エチプロール、ブプロフェジンについては、市販品であるアドマイヤー顆粒水和剤(バイエルクロップサイエンス株式会社製)、トレボン乳剤(三井化学アグロ株式会社製)、プリンスフロアブル(BASFジャパン株式会社製)、キラップフロアブル(バイエルクロップサイエンス株式会社製)、アプロードフロアブル(日本農薬株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたイネ(Oryza sativa)の苗(第2.5葉期)に前記試験用薬液のいずれか1種を苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、風乾後地上部全体にプラスチック製カップを被せ、その中にヒメトビウンカ3齢幼虫を20頭ずつ放飼し、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、プラスチック製カップを被せ、ヒメトビウンカ3齢幼虫を放飼し、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、ヒメトビウンカの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2014年に長崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼7日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、前記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
前記群Dのニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤であるフルピラジフロン、殺虫化合物α及びイミダクロプリド、前記群BのGABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤であるフィプロニル及びエチプロール、前記群Cのナトリウムチャネルモジュレーター剤であるエトフェンプロックス並びに前記群Lのキチン生合成阻害剤であるブプロフェジンを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(長崎)が、これらの薬剤に対する感受性の低下した感受性低下系統(多種薬剤感受性低下系統)であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であることから、本化合物が前記多種薬剤感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例5
本化合物(1)及び本化合物(2)を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。フィプロニル及びエチプロールについては、市販品であるプリンスフロアブル(BASFジャパン株式会社製)及びキラップフロアブル(バイエルクロップサイエンス株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたイネ(Oryza sativa)の苗(第2.5葉期)に前記試験用薬液のいずれか1種を苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、風乾後地上部全体にプラスチック製カップを被せ、その中にセジロウンカの3齢幼虫を20頭ずつ放飼し、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、プラスチック製カップを被せ、セジロウンカの3齢幼虫を放飼し、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、セジロウンカの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2014年に長崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼7日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、前記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
前記群BのGABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤であるフィプロニル及びエチプロールを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(長崎)が、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤に対する薬剤感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がGABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例6
適用例3で得られたトウモロコシ種子を、播種機を用いて5cmの深さに15cm間隔で播種する。群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワームなどのDiabrotica属に属するハムシ科の幼虫、及びAgriotes属やMelanotus属に代表されるコメツキムシ科の幼虫(ワイヤーワームと総称される)に対して高い防除効果を得ることができる。トウモロコシ種子に処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例7
適用例7で得られたダイズ種子を播種することによって、群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したタネバエの幼虫に対して高い防除効果を得ることができる。ダイズに処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して高い防除効果を得ることができる。線虫防除剤が含まれている場合はサツマイモネコブセンチュウに対して高い防除効果を得ることができる。
試験例8
適用例10で得られたセイヨウアブラナ種子を播種することによって、群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したハムシ科の幼虫に対して高い防除効果を得ることができる。セイヨウアブラナ種子に処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例9
イネの播種から移植直前の育苗期間中、製剤例4で得られた粒剤を、育苗箱(横約60cm、縦約30cm)当たり50g散布し、覆土して育苗する。用いる種籾には播種前にイプコナゾールと水酸化第二銅の混合剤で種子消毒してあるものを用いる。2.5葉期に育ったイネ苗を、田植え機を用いて水田に移植する。移植後は水稲用除草剤や殺虫剤を必要に応じて散布する。群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに高い防除効果を得ることができる。特に、群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに対して極めて高い防除効果を得ることができる。製剤に殺菌剤が含まれている場合は、いもち病、紋枯れ病など、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に高い防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例10
イネの播種から移植直前の育苗期間中、製剤例1又は2で得られたフロアブル剤の水希釈液を、3.5葉期に育ったイネの苗に潅水装置を利用して潅注処理する。イネの苗を育苗箱(横約60cm、縦約30cm)で育苗している場合には、製剤例1又は2で得られたフロアブル剤の100倍水希釈液を箱当たり500ml潅注処理する。潅注処理したイネの苗を、田植え機で水田に移植する。群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに高い防除効果を得ることができる。特に、群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに対して極めて高い防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例11
適用例13又は14で得られたイネの種籾を水田に播種する。この際、10アール当たりの播種量は乾籾で4kgである。群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに高い防除効果を得ることができる。特に、群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに対して極めて高い防除効果を得ることができる。適用例13又は14で用いた製剤に殺菌剤が含まれている場合は、いもち病、紋枯れ病など、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に高い防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例12
イネの種子24kgを布袋につめ、袋ごと水に24時間浸漬する。浸漬後のイネ種子を、上記の袋ごとコンクリート地面の上に置き、乾燥しないよう適宜水をかけながら36時間静置する。静置後に布袋から取り出したイネ種子をシート上に拡げてここに、製剤例3で得られた水和剤の水希釈液を散布し、シート上で十分に掻き混ぜる。予め耕起、水入れ、代かき等を行った上で、落水処理を行うことで、湛水深を2cm程度に維持された水田に、前記の薬液を処理したイネ種子を均一に手で直接ばら撒くことで播種する。群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イッテンオオメイガに高い防除効果を得ることができる。特に、群Dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに対して極めて高い防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例13
キャベツの定植10日前から定植当日の育苗期間中、製剤例1又は2で得られたフロアブル剤の100倍水希釈液をセル成型育苗トレイ(横約60cm、縦約30cm)当たり500ml潅注処理し、畑に定植する。群A〜群Rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したコナガ科、ヤガ科及びシロチョウ科に属する有害昆虫に対して高い防除効果を得ることができる。特に、群Qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガに対して極めて高い防除効果を得ることができる。

Claims (50)

  1. 2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫に施用する工程を含む、前記有害昆虫の防除方法。
  2. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  3. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  4. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ナトリウムチャネルモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  5. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  6. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  7. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  8. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、幼若ホルモン類似剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  9. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  10. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  11. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  12. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  13. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、キチン生合成阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  14. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  15. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮ホルモン受容体アゴニスト剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  16. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  17. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  18. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、リアノジン受容体モジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項1に記載の方法。
  19. 有害昆虫が、半翅目害虫である、請求項1〜請求項18何れかに記載の方法。
  20. 有害昆虫が、鱗翅目害虫である、請求項1〜請求項18何れかに記載の方法。
  21. 有害昆虫が、鞘翅目害虫である、請求項1〜請求項18何れかに記載の方法。
  22. 有害昆虫が、双翅目害虫である、請求項1〜請求項18何れかに記載の方法。
  23. 2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫に施用する工程が、2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物と不活性担体とを含む組成物の有効量を、薬剤感受性の低下した有害昆虫に施用する工程である、請求項1〜請求項22何れかに記載の方法。
  24. 2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物の有効量を、植物又は植物の栽培担体に施用する工程を含む、薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法。
  25. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  26. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  27. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ナトリウムチャネルモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  28. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  29. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  30. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  31. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、幼若ホルモン類似剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  32. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  33. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  34. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  35. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  36. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、キチン生合成阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  37. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  38. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、脱皮ホルモン受容体アゴニスト剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  39. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  40. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  41. 薬剤感受性の低下した有害昆虫が、リアノジン受容体モジュレーター剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、請求項24に記載の方法。
  42. 有害昆虫が、半翅目害虫である、請求項24〜請求項41何れかに記載の方法。
  43. 有害昆虫が、鱗翅目害虫である、請求項24〜請求項41何れかに記載の方法。
  44. 有害昆虫が、鞘翅目害虫である、請求項24〜請求項41何れかに記載の方法。
  45. 有害昆虫が、双翅目害虫である、請求項24〜請求項41何れかに記載の方法。
  46. 植物又は植物の栽培担体に施用する工程が、種子、栄養繁殖器官又は苗に施用する工程である、請求項24〜請求項45何れかに記載の方法。
  47. 植物が、トウモロコシ、ダイズ、ワタ、コムギ、テンサイ、セイヨウアブラナ又はイネである、請求項24〜請求項45何れかに記載の方法。
  48. 植物又は植物の栽培担体に施用する工程が、トウモロコシ種子、ダイズ種子、ワタ種子、コムギ種子、テンサイ種子、セイヨウアブラナ種子又はイネ種子に施用する工程である、請求項24〜請求項45何れかに記載の方法。
  49. 薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除するための2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物の使用。
  50. 薬剤感受性の低下した有害昆虫によって媒介される昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌から植物を保護するための2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール及び2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾールからなる群より選ばれる1種以上の化合物の使用。
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