JP2016165874A - インクジェット記録方法 - Google Patents

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正悟 竹本
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博文 一ノ瀬
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Kohei Nakagawa
光平 中川
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秀一 岡崎
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裕子 西脇
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Abstract

【課題】往復記録を行う場合にも、光沢性及び光学濃度のムラが抑制された画像を記録可能なインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】 記録ヘッドの主走査方向における往方向及び復方向のいずれにおいてもインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法であって、前記インクが、第1顔料及び第2顔料を含有する水性インクであり、前記第1顔料が、顔料の粒子表面に結合した樹脂Aにより分散されてなり、前記第2顔料が、顔料の粒子表面に吸着した樹脂Bにより分散されてなることを特徴とするインクジェット記録方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット記録方法に関する。
近年、インクジェット記録方法により、銀塩写真やオフセット印刷で実現されているような高精細で高発色性の画像を記録することが可能となっている。インクジェット記録方法に用いるインクとして、耐ガス性や耐光性などの堅牢性が向上した画像を記録すべく、顔料を色材として含有するインク(顔料インク)が広く使用されるようになっている。
顔料は本質的に水に溶解しないため、水性インクの色材として顔料を用いる場合には、何らかの手法により水性媒体中に顔料を分散する必要がある。その手法としては、例えば、自己分散顔料、樹脂分散顔料、樹脂結合顔料などの分散方式に大別される。そして、分散方式の異なる複数の顔料を併用したインクについての提案もある。特許文献1には自己分散顔料及び樹脂分散顔料を含有するインク、特許文献2には自己分散顔料及び樹脂結合顔料を含有するインク、がそれぞれ開示されている。記録媒体として光沢紙などを用い、記録される画像に光沢性が求められるインクには、樹脂を利用する分散方式が採用されることが多い。
特開2000−239589号公報 特表2010−519366号公報
近年では高速記録のために、記録ヘッドの主走査方向における往方向及び復方向のいずれにおいてもインクを吐出して記録を行う、往復記録が行われるようになっている。色材として自己分散顔料のみを含有するインクに比して、樹脂分散顔料を含有するインクや樹脂結合顔料を含有するインクを用いれば、光沢性の良好な画像を得ることができる。
しかし、本発明者らの検討の結果、このような樹脂を利用する分散方式を利用したインクを用いて往復記録を行った場合、以下のような現象が生じることがわかった。すなわち、往方向で記録した領域と復方向で記録した領域との間で画像の光沢性や光学濃度にムラが生じ、これらの両方を抑制することはできていなかった。さらに、特許文献1及び2に記載された、分散方式の異なる複数の顔料を併用したインクを用いた場合においても光沢性にムラが生じることがわかった。
したがって、本発明の目的は、往復記録を行う場合にも、光沢性及び光学濃度のムラが抑制された画像を記録可能なインクジェット記録方法を提供することにある。
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明にかかるインクジェット記録方法は、記録ヘッドの主走査方向における往方向及び復方向のいずれにおいてもインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法であって、前記インクが、第1顔料及び第2顔料を含有する水性インクであり、前記第1顔料が、顔料の粒子表面に結合した樹脂Aにより分散されてなり、前記第2顔料が、顔料の粒子表面に吸着した樹脂Bにより分散されてなることを特徴とする。
本発明によれば、往復記録を行う場合にも、光沢性及び光学濃度のムラが抑制された画像を記録可能なインクジェット記録方法を提供することができる。
往復記録により画像を記録する状態を示す模式図である。 本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置の一例を模式的に示す図であり、(a)はインクジェット記録装置の主要部の斜視図、(b)はヘッドカートリッジの斜視図である。
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、さらに本発明を詳細に説明する。なお、水性インクのことを、単に「インク」と記載することがある。また、物性値は、特に断りのない限り、常温(25℃)における値とする。
本発明者らは、従来の顔料インクを用いて往復記録により得た画像の、往方向で記録した領域と復方向で記録した領域との間に生じた光沢性のムラ(以下、「光沢ムラ」と記載する)及び光学濃度のムラ(以下、「濃度ムラ」と記載する)を観察した。その結果、光沢ムラが生じた画像においては、顔料層に存在する樹脂量にムラがあり、画像全体としての光の屈折率や画像表面の顔料層の平滑性が異なっていることがわかった。このような現象が生じるのは、記録媒体への樹脂の浸透の程度が異なる領域があるためと推測される。また、濃度ムラが生じた画像においては、インクの溢れが生じている領域があることによって、画像全体としての濃度が異なっていることがわかった。このような現象が生じるのは、記録媒体への液体成分の浸透の程度が異なる領域があるためと推測される。
以下、顔料の分散方式と、画像の濃度ムラ及び光沢ムラとの関係を、往復記録により画像を記録する状態を説明する模式図である図1を利用して説明する。図1では、5が往方向で記録する領域、6が復方向で記録する領域であり、各領域における一部のドットを模式的に示している。ここで、本発明においては、顔料の分散方式を以下のように定義する。「樹脂分散顔料」は、顔料の粒子表面に樹脂が物理的に吸着し、この樹脂の作用によって分散される顔料であることとする。「樹脂結合顔料」は、顔料の粒子表面に樹脂を含む官能基が化学的に結合し、この樹脂の作用によって分散される顔料であることとする。「自己分散顔料」は、顔料の粒子表面にアニオン性基を含む官能基(官能基が樹脂を含む場合を除く)が結合し、このアニオン性基の作用によって分散される顔料であることとする。
(A)樹脂分散顔料を用いる場合
記録媒体に樹脂分散顔料を含有するインクが付与される場合、顔料を分散している樹脂のうちの一部は、液体成分の流れに伴い、記録媒体に浸透し、記録媒体の細孔は樹脂により埋められる。
往方向で記録する領域5では、ドット群1、ドット群2の順序でインクが記録媒体に付与され、各ドット群では記録媒体にインクが付与された順序にしたがって、液体成分及び樹脂が記録媒体に浸透し始める。往方向の記録が終了した際のドット群1は、インクの付与から時間が経っているため、液体成分及び樹脂の浸透がほぼ終了し、記録媒体の細孔は樹脂により埋められている。ドット群2は、インクの付与から時間が経っていないため、液体成分及び樹脂の浸透が進行している。
復方向で記録する領域6では、ドット群3、ドット群4の順序でインクが記録媒体に付与され、各ドット群の一部は、往方向で形成されたドット群2及びドット群1にそれぞれ重なる。先ず、液体成分及び樹脂の浸透が進行しているドット群2に、ドット群3となるインクが付与されると、ドット群3となるインクの液体成分及び樹脂の一部はドット群2の方向に流れていきながら、記録媒体に浸透していく。また、液体成分及び樹脂の浸透が終了し、記録媒体の細孔は樹脂により埋められているドット群1に、ドット群4となるインクが付与されると、ドット群4となるインクの液体成分及び樹脂は記録媒体に浸透しづらいため、顔料層中やその表面に樹脂が残留する。
このようにして、ドット群1及びドット群4の重なる領域と、ドット群2及びドット群4の重なる領域と、においては、樹脂の浸透の程度が異なる。その結果、画像の領域によって樹脂が存在する位置が異なるようになり、画像全体としての光の屈折率や画像表面の顔料層の平滑性も異なるようになるため、光沢ムラが生じると考えられる。
(B)樹脂結合顔料を用いる場合
記録媒体に樹脂結合顔料を含有するインクが付与される場合、顔料の粒子表面に樹脂が結合しているため、液体成分の流れに伴う樹脂の浸透は生じない。ただし、樹脂は液体成分を保持する作用を持つため、樹脂分散顔料と比較するとより長い期間、樹脂の近傍に液体成分が存在する。
往方向で記録する領域5では、ドット群1、ドット群2の順序でインクが記録媒体に付与され、各ドット群では記録媒体にインクが付与された順序にしたがって、液体成分が記録媒体に浸透し始める。往方向の記録が終了した際のドット群1は、インクの付与から時間が経っているため、液体成分の浸透がほぼ終了している。ドット群2は、インクの付与から時間が経っていないため、液体成分の浸透が進行している。ここで、顔料の粒子表面に結合している樹脂が液体成分を保持する作用が生じ、樹脂分散顔料の場合と比較して液体成分の浸透は遅くなる。
復方向で記録する領域6では、ドット群3、ドット群4の順序でインクが記録媒体に付与され、各ドット群の一部は、往方向で形成されたドット群2及びドット群1にそれぞれ重なる。先ず、液体成分の浸透が進行しているものの遅いドット群2に、ドット群3となるインクが付与されると、記録媒体により液体成分が吸収される速度に比して、液体成分が過多となって浸透が追いつかず、インクの溢れが生じる。また、液体成分の浸透が終了しているドット群1に、ドット群4となるインクが付与されると、樹脂分散顔料の場合とは異なり記録媒体の細孔が樹脂により埋められていないため、液体成分が浸透する。
このようにして、ドット群1及びドット群4の重なる領域と、ドット群2及びドット群4の重なる領域と、においては、インクの溢れの程度が異なる。その結果、画像の領域によって顔料の存在量が異なるようになり、濃度ムラが生じると考えられる。
(C)樹脂分散顔料及び自己分散顔料を用いる場合
記録媒体に樹脂分散顔料及び自己分散顔料を含有するインクが付与される場合、上記(A)の場合と同様の理由から、光沢ムラが生じると考えられる。これに加えて、樹脂分散顔料及び自己分散顔料を比較すると、樹脂分散顔料の樹脂の一部は記録媒体に浸透してしまっているため、自己分散顔料の濡れ性が高い傾向となる。したがって、ドット群1及びドット群2の自己分散顔料が存在する部位の濡れ性が高くなるため、復方向で記録する領域6では、ドット群3及びドット群4のいずれについても、自己分散顔料が存在する部位に顔料が集まって定着しやすくなる。すると、画像全体としての光の屈折率や画像表面の顔料層の平滑性が異なるようになるため、光沢ムラが生じると考えられる。
(D)樹脂結合顔料及び自己分散顔料を用いる場合
記録媒体に樹脂結合顔料及び自己分散顔料を含有するインクが付与される場合、以下の理由から光沢ムラが生じると考えられる。すなわち、上記(C)の場合と類似しているが、樹脂結合顔料及び自己分散顔料を比較すると、樹脂があるために、樹脂結合顔料の濡れ性が高い傾向となる。したがって、ドット群1及びドット群2の樹脂結合顔料が存在する部位の濡れ性が高くなるため、復方向で記録する領域6では、ドット群3及びドット群4のいずれについても、樹脂結合顔料が存在する部位に顔料が集まって定着しやすくなる。すると、画像全体としての光の屈折率や画像表面の顔料層の平滑性が異なるようになるため、光沢ムラが生じると考えられる。
(E)樹脂結合顔料及び樹脂分散顔料を用いる場合(本発明)
記録媒体に樹脂結合顔料及び樹脂分散顔料を含有するインクが付与される場合、上記(A)及び(B)の場合と同様の理由から、光沢ムラ及び濃度ムラが生じると予測された。これに加えて、樹脂結合顔料及び樹脂分散顔料を比較すると、樹脂分散顔料の樹脂の一部は記録媒体に浸透してしまっているため、樹脂結合顔料の濡れ性が高い傾向となり、上記(C)及び(D)と同様の理由から、光沢ムラが生じると予測された。
しかし、上記の予測とは異なり、実際には、樹脂結合顔料及び樹脂分散顔料を組み合わせることによって、光沢ムラ及び濃度ムラの両方を抑制することができた。この理由を本発明者らは以下のように推測している。
往方向で記録する領域5では、ドット群1、ドット群2の順序でインクが記録媒体に付与され、各ドット群では記録媒体にインクが付与された順序にしたがって、液体成分及び樹脂が記録媒体に浸透し始める。ここで、樹脂結合顔料の樹脂と樹脂分散顔料の樹脂との間に相互作用が生じるとともに、各樹脂により液体成分を保持する作用が生じる。結果として、ドット群1及びドット群2のそれぞれにおける樹脂の浸透量のばらつきが低減されるとともに、液体成分の保持量も近しくなり、これによって樹脂の流動性が保たれる。これにより、樹脂分散顔料の樹脂の一部が記録媒体に浸透しても、近傍に存在する樹脂結合顔料の樹脂により濡れ性が大幅に低下することもなくなる。したがって、樹脂結合顔料と樹脂分散顔料の濡れ性が同等に保たれる。このような理由から、ドット群1及びドット群2の状態は互いに同等となる。
復方向で記録する領域6では、ドット群3、ドット群4の順序でインクが記録媒体に付与され、各ドット群の一部は、往方向で形成されたドット群2及びドット群1にそれぞれ重なる。このとき、往方向で記録する領域5と同様の現象が生じ、ドット群3及びドット群4の状態は互いに同等となる。そして、状態が互いに同等であるドット群1及びドット群2に、状態が互いに同等であるドット群3及びドット群4がそれぞれ重なり、さらに、樹脂結合顔料と樹脂分散顔料の濡れ性が同等に保たれている。
このような理由から、顔料が均一に定着しやすくなり、また、インクの溢れも生じることがないため、光沢ムラ及び濃度ムラの両方を抑制することができると考えられる。
<インクジェット記録方法>
本発明のインクジェット記録方法は、上記で説明した本発明のインクをインクジェット方式の記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録する方法である。インクを吐出する方式としては、インクに力学的エネルギーを付与する方式や、インクに熱エネルギーを付与する方式が挙げられる。本発明においては、インクに熱エネルギーを付与してインクを吐出する方式を採用することが特に好ましい。本発明のインクを用いること以外、インクジェット記録方法の工程は公知のものとすればよい。
図2は、本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置の一例を模式的に示す図であり、(a)はインクジェット記録装置の主要部の斜視図、(b)はヘッドカートリッジの斜視図である。インクジェット記録装置には、記録媒体32を搬送する搬送手段(不図示)、及びキャリッジシャフト34が設けられている。キャリッジシャフト34にはヘッドカートリッジ36が搭載可能となっている。ヘッドカートリッジ36は記録ヘッド38及び40を具備しており、インクカートリッジ42がセットされるように構成されている。ヘッドカートリッジ36がキャリッジシャフト34に沿って主走査方向に往復搬送される間に、記録ヘッド38及び40から記録媒体32に向かってインク(不図示)が吐出される。そして、記録媒体32が搬送手段(不図示)により副走査方向に搬送されることによって、記録媒体32に画像が記録される。
<インク>
以下、本発明のインクジェット記録方法で用いるインクを構成する各成分について説明する。
(顔料)
本発明で用いるインクは、第1顔料及び第2顔料を含有する。顔料の種類としては、当該技術分野で公知の、カーボンブラックなどの無機顔料、有機顔料を挙げることができる。第1顔料及び第2顔料の顔料種は、互いに異なっていても、また、互いに同一であってもよい。本発明における「顔料種が同一」とは、顔料の化学構造が同じであることを意味する。すなわち、カーボンブラックの場合、粒子径などの物理的な特性が異なっていても、「顔料種が同一」として扱う。また、有機顔料の場合、カラーインデックスナンバー(いわゆるC.I.ナンバー)が同じであれば、粒子径などの物理的な特性が異なっていても、「顔料類が同一」として扱う。各顔料の濡れ性が同等となることによって、光沢ムラをより高いレベルで抑制することができるため、第1顔料及び第2顔料の顔料種は、互いに同一であることが好ましい。これに加えて、樹脂と顔料との相互作用が生じやすく、光沢ムラをより高いレベルで抑制することができるため、第1顔料及び第2顔料の顔料種は、いずれもカーボンブラックであることが好ましい。
インク中の第1顔料(顔料分)の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.05質量%以上10.00質量%以下であることが好ましく、0.10質量%以上5.00質量%以下であることがさらに好ましい。インク中の第2顔料の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.05質量%以上10.00質量%以下であることが好ましく、0.10質量%以上5.00質量%以下であることがさらに好ましい。また、インク中の顔料の合計含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.10質量%以上15.00質量%以下であることが好ましく、1.00質量%以上5.00質量%以下であることがさらに好ましい。
第1顔料の含有量(質量%)が、第2顔料の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.25倍以上4.00倍以下であることが好ましい。前記質量比率が0.25倍未満であると、第2顔料が相対的に多くなりすぎるため、ドット群1及びドット群4の重なる領域と、ドット群2及びドット群4の重なる領域と、において樹脂が存在する位置が異なりやすく、光沢ムラを十分に抑制できない場合がある。前記質量比率が4.00倍超であると、第1顔料が相対的に多くなりすぎるため、ドット群1及びドット群4の重なる領域と、ドット群2及びドット群4の重なる領域と、において、インクの溢れの程度が異なりやすく、濃度ムラを十分に抑制できない場合がある。
(樹脂)
第1顔料及び第2顔料の分散のためには、それぞれ、樹脂A及び樹脂Bを用いる。第1顔料は、顔料の粒子表面に結合した樹脂Aにより分散されてなる、いわゆる「樹脂分散顔料」である。また、第2顔料は、顔料の粒子表面に吸着した樹脂Bにより分散されてなる、いわゆる「樹脂結合顔料」である。以下、樹脂A及び樹脂Bとして用いることができる樹脂について説明する。
樹脂としては、アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、及びポリウレタン系樹脂などを挙げることができる。なかでも、水溶性のアクリル樹脂が好ましい。以下の記載における「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」及び「メタクリル」を意味する。アクリル樹脂としては、(メタ)アクリル酸に由来するユニットや、アクリルエステルに由来するユニットなどのアクリル成分を少なくとも有するものであればよい。より具体的には、親水性ユニット及び疎水性ユニットを構成ユニットとして有する樹脂であることが好ましい。
親水性ユニットは、例えば、親水性基を有するモノマーを重合することで形成することができる。親水性基を有するモノマーの具体例としては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などのカルボキシ基を有するモノマー;スチレンスルホン酸などのスルホン酸基を有するモノマー;(メタ)アクリル酸−2−ホスホン酸エチルなどのホスホン酸基を有するモノマー;これらの酸性モノマーの無水物や塩などのアニオン性モノマー;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ基を有するモノマーを挙げることができる。アニオン性モノマーの塩を構成するカチオンとしては、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、有機アンモニウムなどのイオンを挙げることができる。
疎水性ユニットは、例えば、疎水性基を有するモノマーを重合することで形成することができる。疎水性基を有するモノマーの具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ベンジル(メタ)アクリレートなどの芳香環を有するモノマー;エチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、(イソ)プロピル(メタ)アクリレート、(n−、iso−、t−)ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどの脂肪族基を有するモノマーなどを挙げることができる。
樹脂が水溶性であるか否かについては、以下に示す方法にしたがって判断することができる。まず、酸価相当の水酸化カリウムにより中和された樹脂を含む液体(樹脂固形分:10質量%)を用意する。次いで、用意した液体を純水で10倍(体積基準)に希釈して試料溶液を調製する。そして、試料溶液中の粒子の粒径を測定した場合に、粒径を有する粒子が測定されない場合に、その樹脂は水溶性であると判断することができる。この際の測定条件は、例えば、以下のようにすることができる。
[測定条件]
SetZero:30秒
測定回数:3回
測定時間:180秒
粒度分布測定装置としては、動的光散乱式の粒度分析計(例えば、商品名「UPA−EX150」、日機装製)などを使用することができる。勿論、使用する粒度分布測定装置や測定条件などは上記に限られるものではない。
樹脂の重量平均分子量は、1,000以上30,000以下であることが好ましく、3,000以上20,000以下であることがさらに好ましく、3,000以上15,000以下であることが特に好ましい。樹脂の重量平均分子量は、JISハンドブック化学分析 K0124に準拠し、ゲルパーミエーションクロマトグラフ法(GPC法)により測定することができる。
樹脂の酸価は、100mgKOH/g以上500mgKOH/g以下であることが好ましい。中でも、100mgKOH/g以上300mgKOH/g以下であることが好ましく、100mgKOH/g以上250mgKOH/g以下であることがさらに好ましい。樹脂の酸価は、電位差滴定により求めることができる。
樹脂Aの酸価a及び樹脂Bの酸価bは、a≧bの関係を満たすことが好ましい。a≧bである場合、以下の理由から、光沢ムラをより効果的に抑制することができる。すなわち、樹脂Aよりも樹脂Bの疎水性が高くなるため、第2顔料の粒子近傍に樹脂Bが留まりやすくなって液体成分を保持する作用が生じやすくなる。これに、樹脂Aが持つ液体成分の保持作用が相まって、各樹脂の流動性が保たれるようになるため、各顔料の濡れ性が同等となり、光沢ムラをより効果的に抑制することができる。一方、a<bであると、樹脂Aは液体成分を保持する作用を持つものの、樹脂Bは親水性が高くなり第2顔料の粒子近傍に留まりにくくなって、液体成分を保持する作用が弱くなる。したがって、各樹脂の流動性が若干低くなり、各顔料の濡れ性にばらつきが生じて、光沢ムラを十分に抑制できない場合がある。
(第1顔料:樹脂結合顔料)
本発明で用いるインクは、第1顔料として、顔料の粒子表面に結合した樹脂Aにより分散されてなる、いわゆる樹脂結合顔料を含有する。顔料の粒子表面と樹脂Aとは、直接結合していてもよいし、他の原子団を介して結合していてもよいが、本発明においては「他の原子団」が存在する場合を含めて、「顔料の粒子表面に樹脂Aが結合している」と表記する。
他の原子団(−R−)としては、例えば、炭素原子数1乃至12の直鎖状又は分岐状のアルキレン基、フェニレン基やナフチレン基などのアリーレン基、アミド基、スルホン酸基、イミノ基、アミノ基、カルボニル基、エステル基、エーテル基などを挙げることができる。また、これらの基を組み合わせた基であってもよい。さらには、他の原子団が、アルキレン基及びアリーレン基の少なくとも一方と、水素結合性を有する基(アミド基、スルホン酸基、イミノ基、アミノ基、カルボニル基、エステル基、エーテル基)とを含むことが好ましい。特に、他の原子団が、−C−(CH−NH−の構造(nは1乃至12)を含むことが好ましい。
樹脂Aの重量平均分子量は、上記した樹脂の好適な重量平均分子量の範囲の中でも、10,000以上であることが特に好ましい。重量平均分子量が10,000未満であると、第1顔料の樹脂Aが近傍にある第2顔料に十分に作用することができず、各顔料の濡れ性に差が生じやすくなるため、光沢ムラを十分に抑制することができない場合がある。また、樹脂Aは、顔料に対する質量比率で、0.25倍以上0.75倍以下であることが好ましい。すなわち、第1顔料の、樹脂A分/顔料分の質量比率が0.25倍以上0.75倍以下であることが好ましい。
(第2顔料:樹脂分散顔料)
本発明で用いるインクは、第2顔料として、顔料の粒子表面に吸着した樹脂Bにより分散されてなる、いわゆる樹脂分散顔料を含有する。樹脂Bの疎水性ユニットと顔料の粒子表面との疎水性相互作用などにより、顔料の粒子表面に樹脂Bが吸着してなる。したがって、第2顔料は第1顔料とは異なり、樹脂Bが顔料の粒子表面には結合していない。
樹脂Bの重量平均分子量は、上記した樹脂の好適な重量平均分子量の範囲の中でも、10,000未満であることが好ましい。また、樹脂Bは、顔料に対する質量比率で、0.25倍以上0.75倍以下であることが好ましい。すなわち、第2顔料の、樹脂B/顔料の質量比率が0.25倍以上0.75倍以下であることが好ましい。
(水性媒体)
本発明のインクセットを構成する各インクは、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を含有する水性インクである。水は、脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、50.0質量%以上95.0質量%以下であることが好ましく、70.0質量%以上90.0質量%以下であることがさらに好ましい。
水溶性有機溶剤は、水溶性であれば特に制限はなく、アルコール、多価アルコール、ポリグリコール、グリコールエーテル、含窒素極性溶媒、含硫黄極性溶媒などを用いることができる。インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、5.0質量%以上90.0質量%以下、さらには10.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。水溶性有機溶剤の含有量が上記した範囲を外れると、高いレベルのインクの吐出安定性が十分に得られない場合がある。
(その他の成分)
本発明のインクには、上記した成分以外にも必要に応じて、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの多価アルコール類や、尿素やその誘導体などの、常温で固体の水溶性有機化合物を含有してもよい。さらに、本発明のインクは、必要に応じて、界面活性剤、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、及びその他の水溶性樹脂など、種々の添加剤を含有してもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。なお、成分量に関して「部」及び「%」と記載しているものは特に断らない限り質量基準である。
<顔料分散液の調製>
(顔料分散液1)
比表面積が220m/gで、DBP吸油量が112mL/100gのカーボンブラック(顔料)500g、アミノフェニル−2−サルフェートエチル−スルホン(APSES)45g、蒸留水900gを反応器に仕込んだ。そして、温度55℃、回転数300rpmで20分間撹拌した。この混合物に、25%の亜硝酸ナトリウム水溶液40gを15分間かけて添加し、さらに蒸留水50gを加えた。そして、60℃で2時間反応させた。反応物を蒸留水で希釈しながら取り出し、固形分の含有量が15.0%となるように調整した。この後、遠心分離により不純物を除去し、分散液Aを得た。この分散液A中には、APSESが結合した顔料が含まれていた。
次いで、この分散液A中の顔料に結合した基のモル数を求めるために、以下の操作を行った。ナトリウムイオン電極(1512A−10C;堀場製作所製)を用いて、分散液中のナトリウムイオン濃度を測定し、顔料の固形分あたりのモル数に換算した。次いで、室温で、ペンタエチレンヘキサミン(PEHA)溶液に、固形分の含有量が15.0%である分散液Aを強力に撹拌しながら1時間かけて滴下した。このときのPEHA溶液中のPEHA濃度は、上記で測定したナトリウムイオンのモル数の2〜3倍量とし、溶液量は分散液Aと同量とした。この混合物を48時間撹拌した後、不純物を除去し、分散液Bを得た。この分散液B中には、粒子表面にAPSESを介してPEHAが結合した顔料が含まれ、固形分の含有量が10.0%であった。
水溶性樹脂(スチレン−アクリル酸共重合体、重量平均分子量16,500、酸価240mgKOH/g)を溶解させた水溶液に、上記で得られた固形分の含有量が10.0%である分散液Bの500gを撹拌しながら滴下した。この際に用いた前記水溶液は、上記スチレン−アクリル酸共重合体190gに1,800gの蒸留水を加え、樹脂を中和するのに必要な水酸化ナトリウムを加え、撹拌により溶解させて調製したものである。そして、上記の混合物をパイレックス(登録商標)蒸発皿に移し、温度150℃で15時間加熱し、液体成分を蒸発させ、その後乾燥物を室温に冷却した。次いで、水酸化ナトリウムでpHを9.0に調整した蒸留水中に、この乾燥物を添加し、分散機を用いて分散させた。さらに撹拌下で1.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を添加して、液体のpHを10〜11に調整した。この後、脱塩を行い、不純物と粗大粒子を除去し、顔料分散液1を得た。顔料分散液1の特性を表1に示す。
(顔料分散液2〜6)
水溶性樹脂の表1に示すように変更した以外は顔料分散液1と同様にして顔料分散液2〜6を調製した。顔料分散液2〜6の特性を表1に示す。
(顔料分散液7)
顔料をC.I.ピグメントブルー15:3に変更した以外は顔料分散液1と同様にして顔料分散液7を調製した。顔料分散液7の特性を表1に示す。
(顔料分散液8〜14)
表2に示す種類の顔料15.0部、樹脂分散剤の水溶液25.0部、及びイオン交換水60.0部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散した。なお、カーボンブラックとしては、比表面積が220m/gで、DBP吸油量が112mL/100gのものを用いた。また、樹脂分散剤の水溶液としては、表2に示す酸価及び重量平均分子量のスチレン−アクリル酸共重合体を、酸価の0.95当量となる水酸化ナトリウムで中和した樹脂(固形分)の含有量が20.0%の水溶液を用いた。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。さらに、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、適量のイオン交換水を加えて顔料分散液を調製した。顔料分散液8〜14の特性を表2に示す。
(顔料分散液15)
比表面積が220m/gで、DBP吸油量が112mL/100gのカーボンブラック(顔料)300gを水1000mLに入れて撹拌した後、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素濃度12%)450gを滴下して、温度100〜105℃で10時間撹拌した。次いで、限外ろ過により精製した後、適量のイオン交換水を添加して顔料の含有量を調整し、顔料の含有量が10.0%である顔料分散液15を得た。
<インクの調製>
表3及び4の上段に示す各成分(単位:%)を混合し、十分撹拌した後、ポアサイズが0.8μmであるセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過を行い、各インクを調製した。なお、表3及び4中の「アセチレノールE100」は、川研ファインケミカル製の界面活性剤(アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物)の商品名である。表3及び4の下段にはインクの特性を示した。
<評価>
上記で得られた各インクを充填したインクカートリッジを、熱エネルギーによりインクを吐出する記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置(商品名「PIXUS Pro 9500」、キヤノン製)にセットした。本実施例においては、解像度が600dpi×600dpiで、1/600インチ×1/600インチの単位領域に3.5ngのインクを8滴付与して記録したベタ画像を「記録デューティが100%である」と定義する。そして、記録媒体(商品名「キヤノン写真用紙・光沢 [ゴールド]」、キヤノン製)に、16パスの双方向(往復)記録により、記録デューティが100%である5cm×5cmのベタ画像を記録して記録物を得た。得られた記録物を常温の環境に24時間置いた後、往方向と複方向で記録された領域間の光沢ムラ及び濃度ムラの状態を目視で確認し、以下に示す評価基準にしたがって画像の光沢ムラ及び濃度ムラを評価した。評価結果を表5に示す。本発明においては、下記の各項目の評価基準で「A」及び「B」を許容できるレベル、「C」を許容できないレベルとした。
(光沢ムラの評価基準)
A:光沢ムラが生じていなかった。
B:わずかな光沢ムラが生じていた。
C:顕著な光沢ムラが生じていた。
(濃度ムラの評価基準)
A:濃度ムラが生じていなかった。
B:わずかな濃度ムラが生じていた。
C:顕著な濃度ムラが生じていた。

Claims (6)

  1. 記録ヘッドの主走査方向における往方向及び復方向のいずれにおいてもインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法であって、
    前記インクが、第1顔料及び第2顔料を含有する水性インクであり、
    前記第1顔料が、顔料の粒子表面に結合した樹脂Aにより分散されてなり、
    前記第2顔料が、顔料の粒子表面に吸着した樹脂Bにより分散されてなることを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記第1顔料の含有量(質量%)が、前記第2顔料の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.25倍以上4.00倍以下である請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記樹脂Aの酸価a及び前記樹脂Bの酸価bが、a≧bの関係を満たす請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記樹脂Aの重量平均分子量が、10,000以上である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
  5. 前記第1顔料、及び、前記第2顔料の顔料種が、互いに同一である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
  6. 前記第1顔料、及び、前記第2顔料の顔料種が、いずれもカーボンブラックである請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
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