JP2016164445A - 予圧付与機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受を組み付ける際の組付効率および組付精度を向上させる。
【解決手段】一端が開口端22aで、他端が有底端22bである円筒状の収容部22を有する軸受ハウジング21と、収容部22に収容される予圧ばね24と、予圧ばね24よりも開口端22a側で収容部22に収容されるとともに、予圧ばね24を有底端22b側に押さえ付けて収縮させた状態で収容部22に係止されるワッシャー25と、を備える予圧付与機構20において、ワッシャー25の周縁に、径方向外側に突出する突出部25aが設けられるとともに、収容部22の周壁に、突出部25aが移動可能な通路26が形成されており、通路26には、突出部25aの開口端22a側への移動を規制し、かつ、突出部25aの有底端22b側への移動を許容する係止部26dが設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】一端が開口端22aで、他端が有底端22bである円筒状の収容部22を有する軸受ハウジング21と、収容部22に収容される予圧ばね24と、予圧ばね24よりも開口端22a側で収容部22に収容されるとともに、予圧ばね24を有底端22b側に押さえ付けて収縮させた状態で収容部22に係止されるワッシャー25と、を備える予圧付与機構20において、ワッシャー25の周縁に、径方向外側に突出する突出部25aが設けられるとともに、収容部22の周壁に、突出部25aが移動可能な通路26が形成されており、通路26には、突出部25aの開口端22a側への移動を規制し、かつ、突出部25aの有底端22b側への移動を許容する係止部26dが設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、回転軸を回転自在に支持する軸受に予圧を付与する予圧付与機構に関する。
例えば特許文献1には、ブラケットの端部に形成された収容部(凸状の保持部)に収容される軸受に対して、予圧ばねによって予圧を付与する機構が開示されている。この予圧付与機構においては、収容部にまず予圧ばねが配置され、その次に、ワッシャー、軸受が収容される。軸受を収容部に収容する際、軸受がワッシャーを介して予圧ばねを軸方向に押さえ付けることで予圧ばねが収縮し、その結果発生する予圧ばねの弾性力が軸受に対する予圧となる。
しかしながら、特許文献1のように、軸受を収容部に収容する際に、予圧ばねを自然長から押さえ付けて収縮させるとなると、相当な弾性力に抗しながら軸受を押し込む必要がある。しかも、同時に軸受の軸合せ(芯出し)を行う必要があるため、組み付け作業が困難となり、組付効率や組付精度が悪化するおそれがあった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、軸受に予圧を付与する予圧付与機構と軸受とを組み付ける際の組付効率および組付精度を向上させることを目的とする。
本発明は、回転軸を回転自在に支持する軸受に予圧を付与する予圧付与機構であって、一端が開口端で、他端が有底端である円筒状の収容部を有する軸受ハウジングと、前記収容部に収容される予圧ばねと、前記予圧ばねよりも前記開口端側で前記収容部に収容されるとともに、前記予圧ばねを前記有底端側に押さえ付けて収縮させた状態で前記収容部に係止されるワッシャーと、を備え、前記ワッシャーの周縁に、径方向外側に突出する突出部が設けられるとともに、前記収容部の周壁に、前記突出部が移動可能な通路が形成されており、前記通路には、前記突出部の前記開口端側への移動を規制し、かつ、前記突出部の前記有底端側への移動を許容する係止部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、収容部に収容された予圧ばねを押さえ付けるワッシャーに設けられた突出部を、収容部の周壁に形成された通路の係止部に位置させることで、ワッシャーを係止することができる。係止部に位置する突出部は、開口端側への移動が規制されているので、予圧ばねの弾性力によりワッシャーが開口端側に戻されることはなく、予圧ばねを収縮させた状態を確実に維持できる。一方、係止部に位置する突出部は、有底端側への移動は許容されているので、軸受が収容部に収容される際には、軸受がワッシャーを有底端側に押さえ付けることで、予圧ばねをさらに収縮させることができる。その結果、軸受に予圧ばねの弾性力を作用させることができ、軸受に予圧を付与することが可能となる。以上のように、本発明によれば、ワッシャーの突出部を係止部に位置させることで、ワッシャーによって予圧ばねを収縮させた状態のASSY(アセンブリ)を構成することができる。したがって、このASSYに軸受を組み付ける際には、予圧ばねを自然長から収縮させる必要がなくなり、軸受の軸合せも容易となるため、組付効率および組付精度を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明にかかる予圧付与機構の実施形態について説明する。図1は、本発明にかかる予圧付与機構が設けられた軸受部の断面図である。本実施形態の軸受部1は、不図示の電動圧縮機のインペラに連結された回転軸2に対して設けられるものであり、回転軸2を回転自在に支持する軸受10と、軸受10に予圧を付与するための予圧付与機構20とを備える。なお、本発明が適用可能なのは電動圧縮機に限定されず、他の装置に適用することももちろん可能である。
軸受10は、ラジアル荷重とアキシャル荷重との両方を支持可能なアンギュラ玉軸受であり、外輪10a、内輪10b、および外輪10aと内輪10bとに挟まれた複数の玉10cによって構成される。ただし、軸受10は、アンギュラ玉軸受に限定されず、他の種類のものとしてもよい。軸受10は、回転軸2の端部に外嵌されるとともに、後述の軸受ハウジング21の収容部22に隙間嵌めされる。
軸受ハウジング21は、一端(図1の上端)が開口端22aで、他端(図1の下端)が有底端22bである円筒状の収容部22と、有底端22bの周囲に形成されたフランジ部23とからなる。収容部22には、有底端22b側から順番に、予圧ばね24、ワッシャー25、軸受10が収容される。これら各部材が収容部22に収容された状態においては、軸受10の外輪10aが、ワッシャー25を介して予圧ばね24を有底端22b側に押圧することで、予圧ばね24が収縮した状態となっている。その結果、予圧ばね24の弾性力が、ワッシャー25を介して軸受10の外輪10a、複数の玉10c、内輪10bに作用し、軸受10および回転軸2に軸方向への予圧が付与されることになる。軸受ハウジング21は、電動圧縮機のケーシング30に形成された開口30aに収容部22が挿入された状態で、フランジ部23が不図示のボルト等によってケーシング30に固定される。
図2は、予圧付与機構の組付手順を示す斜視図である。なお、図2では、予圧ばね24を明瞭に図示するため、予圧ばね24に網掛けを付している。ここでは、まず、予圧付与機構20を構成する軸受ハウジング21、予圧ばね24およびワッシャー25のそれぞれの詳細について説明する。
軸受ハウジング21は、上述のように、開口端22aと有底端22bとを有する円筒状の収容部22と、有底端22bの周りに形成されたフランジ部23とからなる。収容部22の周壁には、後述するワッシャー25の突出部25aが移動可能なスリット状の通路26が形成されている。この通路26は、周方向に180度の等間隔で2つ形成されており、2つの通路26は、収容部22の中心軸に対して互いに対称である。
図3は、通路の形状を示す拡大図である。図3に示すように、通路26は、開口端22aから有底端22b側に向かって形成された押込用通路26aと、押込用通路26aから周方向に向かって形成された接続用通路26bと、接続用通路26bから開口端22a側に向かって折返し形成された係止用通路26cとからなり、全体としてJ字形状となっている。
係止用通路26cが形成されているのは、開口端22aの手前までであり、係止用通路26cの開口端22a側の端部Aは、開口端22a側および周方向両側の三方が周壁で囲まれ、有底端22b側のみが開放されている。つまり、係止用通路26cの開口端22a側の端部Aは、突出部25aの開口端22a側および周方向両側への移動を規制し、かつ、突出部25aの有底端22b側への移動を許容する係止部26dとして機能する。
図2に戻って、説明を続ける。予圧ばね24は、コイル形状を有する圧縮ばねであり、自然長より収縮することで、自然長に戻ろうとする弾性力が発生し、この弾性力が予圧となる。
ワッシャー25は、リング形状を有しており、その周縁に径方向外側に突出する突出部25aが設けられている。この突出部25aは、通路26と同様に、周方向に180度の等間隔で2つ設けられており、各突出部25aが通路26に係合した状態で通路26を移動可能となっている。また、ワッシャー25の一方側の面には、円筒状の凹部25bが形成されており、凹部25bが開口端22a側を向くように、ワッシャー25は収容部22に収容される。凹部25bは、周方向に180度の等間隔で2つ形成されている。凹部25bの機能については、後で詳細に説明する。
次に、図2および図3を参照しつつ、予圧付与機構20の組付手順について説明する。まず、軸受ハウジング21の収容部22に予圧ばね24を収容する(図2のa図参照)。このとき、予圧ばね24が有底端22bに当接するように、予圧ばね24は収容される。次に、ワッシャー25の各突出部25aが通路26の押込用通路26a内に位置するように、ワッシャー25を収容部22に収容する(図2のb図参照)。続いて、突出部25aが押込用通路26aと接続用通路26bとの境界部(押込用通路26aの有底端22b側の端部)に至るまで、ワッシャー25を有底端22b側に押し込む。
突出部25aが押込用通路26aと接続用通路26bとの境界部に至ると、次に、ワッシャー25を周方向(図2で時計回り方向)に回転させる。このとき、突出部25aは接続用通路26bを移動する。突出部25aが接続用通路26bと係止用通路26cとの境界部(係止用通路26cの有底端22b側の端部)に至ると、ワッシャー25の押し込みを解除することで、予圧ばね24の弾性力によりワッシャー25が開口端22a側へ戻される。そして、突出部25aが係止部26dに位置することで、ワッシャー25が軸受ハウジング21に係止され(図2のc図参照)、予圧ばね24を収縮させた状態の予圧付与機構20のASSYが完成する。
軸受10は、予圧付与機構20のASSYの開口端22aから収容部22に挿入される。この際、軸受10の先端がワッシャー25に当接するまでは、予圧ばね24の弾性力に抗する必要がないので、軸受10の軸合せを容易に行うことができる。軸受10の先端がワッシャー25に当接した後は、軸受10によってワッシャー25が有底端22b側に若干押し込まれ、突出部25aが係止用通路26c内を位置Aから位置Bに移動する(図3参照)。その結果、図1に示すように、予圧ばね24の弾性力が、ワッシャー25を介して軸受10の外輪10a、複数の玉10c、内輪10bに作用し、軸受10および回転軸2に軸方向への予圧が付与される状態を実現できる。
ところで、上述の組付作業を行うに際し、予圧ばね24の弾性力に抗しながら、ワッシャー25を周方向に回転させるのは容易ではない。そこで、本実施形態では、ワッシャー25を回転させるための回転用治具を別途用意している。
図4は、ワッシャーおよび回転用治具の斜視図である。上述のように、ワッシャー25の開口端22a側の面には、2つの凹部25bが形成されている。回転用治具40には、凹部25bに係合可能な凸部40aが2つ設けられている。2つの凸部40aの位置は、2つの凹部25bに対応した位置となっている。また、回転用治具40には、ワッシャー25を周方向に回転させる際に、力を作用させるための操作部40bが設けられている。
このように構成された回転用治具40を用いる場合、回転用治具40の各凸部40aをワッシャー25の凹部25bに係合させた状態で、操作部40bを回すことで、ワッシャー25を容易に周方向に回転させることができる。さらに、本実施形態のように、回転用治具40を係合させるための係合部を有底の凹部25bとすることで、回転用治具40によってワッシャー25の押し込みも行うことができる。
(効果)
以上のように、本実施形態の予圧付与機構20によれば、ワッシャー25の突出部25aを通路26の係止部26dに位置させることで、予圧ばね24を収縮させた状態で、軸受ハウジング21、予圧ばね24およびワッシャー25が一体となったASSYを構成することができる。したがって、このASSYに軸受10を組み付ける際には、予圧ばね24を自然長から収縮させる必要がなくなり、軸受10の軸合せも容易となるため、組付効率および組付精度を向上させることが可能となる。
以上のように、本実施形態の予圧付与機構20によれば、ワッシャー25の突出部25aを通路26の係止部26dに位置させることで、予圧ばね24を収縮させた状態で、軸受ハウジング21、予圧ばね24およびワッシャー25が一体となったASSYを構成することができる。したがって、このASSYに軸受10を組み付ける際には、予圧ばね24を自然長から収縮させる必要がなくなり、軸受10の軸合せも容易となるため、組付効率および組付精度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、係止用通路26cの開口端22a側の端部が係止部26dとなっており、係止部26dに位置する突出部25aが周方向には移動できないようになっている。このため、係止部26dに位置する突出部25aが意図せず周方向に移動し、ワッシャー25が軸受ハウジング21から外れてしまうことを防止でき、予圧付与機構20を確実にASSYの状態で維持することができる。
また、本実施形態では、ワッシャー25の突出部25aが周方向に複数設けられるとともに、突出部25aと対応する周方向の各位置に通路26が設けられている。このため、ワッシャー25を複数箇所で軸受ハウジング21に係止させることができ、ワッシャー25の一部が予圧ばね24の弾性力によって開口端22a側に浮いてしまうことを抑えることができる。
また、本実施形態では、複数の突出部25aが周方向において等間隔に設けられるとともに、複数の通路26が突出部25aと同じ間隔で周方向において等間隔に設けられているので、予圧ばね24の弾性力が、周方向において概ね均一にワッシャー25によって受け止められる。このため、ワッシャー25の一部が予圧ばね24の弾性力によって開口端22a側に浮いてしまうことをより確実に防止できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
例えば、収容部22の周壁に形成される通路26の形状は、上記実施形態で示したものに限定されず、適宜変更することが可能である。その一例について、図5を参照しつつ、説明する。
図5のa、b図に示すように、押込用通路26aおよび係止用通路26cの少なくともいずれか一方を、軸方向に対して傾斜させてもよい。このように、押込用通路26aまたは係止用通路26cを傾斜させることで、接続用通路26bの長さを短くすることができ、通路26の加工に要する時間を短縮することができる。なお、押込用通路26aまたは係止用通路26cの一部のみを軸方向に対して傾斜させるようにしてもよい。
また、図5のc図に示すように、通路26を、開口端22aから有底端22b側に向かって形成された押込用通路26aと、押込用通路26aから周方向に向かって形成された接続用通路26bと、接続用通路26bからさらに有底端22b側に向かって形成された予圧用通路26eとによって構成してもよい。この場合には、予圧用通路26eの開口端22a側の端部Aが、ワッシャー25の突出部25aを係止させる係止部26fとして機能する。軸受10を予圧付与機構20に組み付けることによって、突出部25aは予圧用通路26e内を位置Aから位置Bに移動する。
ここで、図3や図5のa、b図のように、接続用通路26bから開口端22a側に向かって折返す係止用通路26cを設けるようにした場合、この係止用通路26cは周方向において押込用通路26aから離間している必要があるので、通路26全体の周方向の寸法を小さくすることには限界がある。
しかしながら、図5のc図のように、接続用通路26bからさらに有底端22b側に向かう予圧用通路26eを設けるようにした場合、この予圧用通路26eは周方向において押込用通路26aから離間している必要はなく、ワッシャー25の突出部25aが係止部26fで係止可能な程度に、予圧用通路26eの周方向位置が押込用通路26aからずれていればよい。よって、接続用通路26bの長さを大幅に短くすることができ、ひいては通路26全体の周方向の寸法を小さくすることができる。したがって、軸受10の径が小さい場合、すなわち軸受ハウジング21の収容部22の径が小さい場合でも、図5のc図の形状であれば、周方向に複数の通路26を設けることができるので好適である。
もちろん、例示したもの以外にも、通路26の形状は適宜変更が可能であり、例えば各通路26a〜26c、26eは必ずしも直線状である必要はなく、湾曲していたり、屈曲している箇所があったりしてもよい。また、接続用通路26bは、必ずしも周方向に沿って形成される必要はなく、周方向に対して傾斜していてもよい。
また、上記実施形態では、通路26をスリット状のものとしたが、通路26を収容部22の周壁の内周面に形成した溝状のものとしてもよい。
また、上記実施形態では、回転用治具40が係合可能な係合部として、ワッシャー25の表面に凹部25bを形成し、回転用治具40に凸部40aを設けるものとした。しかしながら、ワッシャー25に凸部を設け、回転用治具40に凹部を設けるようにしてもよい。また、ワッシャー25に設ける係合部は、凹凸形状のものに限定されず、周縁部に形成された切欠きや、軸方向に貫通する貫通孔であってもよい。
2:回転軸
10:軸受
20:予圧付与機構
21:軸受ハウジング
22:収容部
22a:開口端
22b:有底端
24:予圧ばね
25:ワッシャー
25a:突出部
25b:凹部(係合部)
26:通路
26a:押込用通路
26b:接続用通路
26c:係止用通路
26d:係止部
26e:予圧用通路
40:回転用治具
10:軸受
20:予圧付与機構
21:軸受ハウジング
22:収容部
22a:開口端
22b:有底端
24:予圧ばね
25:ワッシャー
25a:突出部
25b:凹部(係合部)
26:通路
26a:押込用通路
26b:接続用通路
26c:係止用通路
26d:係止部
26e:予圧用通路
40:回転用治具
Claims (7)
- 回転軸を回転自在に支持する軸受に予圧を付与する予圧付与機構であって、
一端が開口端で、他端が有底端である円筒状の収容部を有する軸受ハウジングと、
前記収容部に収容される予圧ばねと、
前記予圧ばねよりも前記開口端側で前記収容部に収容されるとともに、前記予圧ばねを前記有底端側に押さえ付けて収縮させた状態で前記収容部に係止されるワッシャーと、
を備え、
前記ワッシャーの周縁に、径方向外側に突出する突出部が設けられるとともに、前記収容部の周壁に、前記突出部が移動可能な通路が形成されており、
前記通路には、前記突出部の前記開口端側への移動を規制し、かつ、前記突出部の前記有底端側への移動を許容する係止部が設けられていることを特徴とする予圧付与機構。 - 前記通路は、前記開口端から前記有底端側に向かって形成された押込用通路と、前記押込用通路から周方向に向かって形成された接続用通路と、前記接続用通路から前記開口端側に向かって折返し形成された係止用通路とを有しており、
前記係止用通路の前記開口端側の端部が、前記係止部となっている請求項1に記載の予圧付与機構。 - 前記係止部は、前記突出部の周方向への移動を規制する請求項2に記載の予圧付与機構。
- 前記通路は、前記開口端から前記有底端側に向かって形成された押込用通路と、前記押込用通路から周方向に向かって形成された接続用通路と、前記接続用通路からさらに前記有底端側に向かって形成された予圧用通路とを有しており、
前記予圧用通路の前記開口端側の端部が、前記係止部として機能する請求項1に記載の予圧付与機構。 - 前記突出部が周方向に複数設けられるとともに、前記突出部と対応する周方向の各位置に前記通路が設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の予圧付与機構。
- 前記複数の突出部が周方向において等間隔に設けられるとともに、前記複数の通路が前記突出部と同じ間隔で周方向において等間隔に設けられている請求項5に記載の予圧付与機構。
- 前記ワッシャーの前記開口端側の面に係合部が設けられており、
前記ワッシャーを周方向に回転させるための回転用治具が、前記係合部に係合可能である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の予圧付与機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044955A JP2016164445A (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 予圧付与機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044955A JP2016164445A (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 予圧付与機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016164445A true JP2016164445A (ja) | 2016-09-08 |
Family
ID=56876705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015044955A Pending JP2016164445A (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 予圧付与機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016164445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3835607A1 (en) * | 2019-12-10 | 2021-06-16 | Weg Equipamentos Elétricos S.A. | Rotating electric machine, method for fastening a rolling bearing retaining ring and rolling bearing retaining ring |
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