JP2016163125A - 固体撮像装置 - Google Patents

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和拓 鈴木
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Abstract

【課題】中赤外領域から遠赤外領域を利用した、物質弁別性能に優れるとともに像情報が得られる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】固体撮像装置1は、赤外光を被写体に照射する光源2と、結像光学部材3と、赤外線検出素子4と、波長透過フィルタアレイ5とを持つ。赤外線検出素子は、検出する波長帯に感度を有する複数の画素が2次元アレイ状に配列する。波長透過フィルタアレイ5は、結像光学部材3と赤外線検出素子4との間で赤外線検出素子4に近接して設けられ、透過する波長帯のうち、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタ5が平面上に配列する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、固体撮像装置に関する。
遠赤外(FIR;Far Infrared,8〜15μm)領域は、ヒトの体温付近に黒体放射強度ピークのある電磁波波長帯である。一方、FIRより短波長側の中赤外(MIR;Mid Infrared,3〜5μm)領域は、200〜400℃と比較的高温で黒体放射強度ピークとなる電磁波波長帯である。
このような黒体放射強度の関係から、MIR領域の電磁波検出技術は、主に高温物体や火事現場等での検知に用いられてきた。一方、MIR〜FIRの全域には、分子の振動および回転による物質固有の吸収ピークがあり、特に、2〜20μm帯のIRスペクトルを得ると、分子構造に関する情報が得られる。より正確には、特定の官能基(アルコール、アミン、ケトン、脂肪族等)が存在するかについて同定することが可能であり、どの波長に吸収を持つかの情報を組み合わせてデータベースと照合することで、物質を同定することができる。
そのようなMIR〜FIR領域を利用した赤外分光分析手法は、FT−IR分析法を始め、有機化学等の分析では広く使用されている。FT−IR装置(分光:マイケルソン干渉計、検出器:冷却型MCT等)は、波長分解精度に優れ、広く用いられている装置であるが、サンプル単体の情報を得る分析器であり、空間分布(カメラ像情報)を得る構成ではない。また、赤外分光器(分光:フィルタ等、検出器:冷却型MCT等)と呼ばれる装置も、同様にサンプル単体の情報を得るものがほとんどである。一方、像情報とその像点の赤外スペクトルを得るものとして、赤外分光顕微鏡が注目されているが、かなり高価格である。
特開2006−220623号公報
本発明が解決しようとする課題は、MIR〜FIR領域を利用した、物質弁別性能に優れるとともに像情報が得られる固体撮像装置を提供することである。
実施形態の固体撮像装置は、赤外光を被写体に照射する光源と、結像光学部材と、赤外線検出素子と、波長透過フィルタアレイとを持つ。赤外線検出素子は、検出する波長帯に感度を有する複数の画素が2次元アレイ状に配列する。波長透過フィルタアレイは、結像光学部材と赤外線検出素子との間で赤外線検出素子に近接して設けられ、透過する波長帯のうち、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタが平面上に配列する。
第1の実施形態の固体撮像装置の構成を示す系統図。 第1の実施形態の固体撮像装置の構成する撮像モジュールの断面図。 第1の実施形態における撮像モジュールの主要部の構成を示す拡大断面図。 第1の実施形態における共鳴層のパターンを示す平面図。 第1の実施形態における撮像モジュール6平面構造を示す斜視図。 透過波長帯(λ)とスペクトルデータとの対応関係を示す模式図。 第1の実施形態の固体撮像装置を用いた、被写体の物質同定方法及び二次元像情報の取得方法を示す模式図。 固体撮像装置が内蔵されたスマートフォンの平面図。 固体撮像装置が内蔵されたタブレット端末の平面図。 固体撮像装置及び画像表示装置が搭載された自動車の一例を示す平面図。 固体撮像装置及び画像表示装置が搭載された自動車の他の例を示す平面図。 異なる透過波長帯の複数のフィルタを組み合わせて一組にしたユニットの2次元配列図とスペクトルデータとの対応関係を示す模式図。 共鳴層のパターンの他の例を示す平面図。 第2の実施形態における撮像モジュール主要部の構成を示す拡大断面図。 第3の実施形態における撮像モジュール主要部の構成を示す拡大断面図。 第4の実施形態における撮像モジュール主要部の構成を示す拡大断面図。 第5の実施形態における撮像モジュール主要部の構成を示す拡大断面図。 固体撮像装置の変形例の構成を示す系統図。
以下、実施形態の固体撮像装置を、図面を参照して説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態の固体撮像装置の構成の一例について、説明する。
図1は、第1の実施形態の固体撮像装置の構成を示す系統図である。図1に示すように、本実施形態の固体撮像装置1は、赤外光Iを被写体(被測定物)Sに照射する光源2と、被写体Sを透過する赤外光Iを結像させるレンズ(結像光学部材)3と、赤外線検出素子4と波長透過フィルタアレイ5とが一体化した撮像モジュール6と、を備える。本実施形態の固体撮像装置1は、撮像モジュール6(赤外線検出素子4)によって得られた波長情報から、被写体Sの物質同定や像情報が得られる、アクティブ型赤外ハイパースペクトル撮像装置である。
光源2は、検出する波長帯(λC1〜λC2)を含む赤外光Iを被写体Sに照射する熱型(非分散型)光源である。ここで、波長帯(λC1〜λC2)としては、中赤外〜遠赤外(すなわち、2〜30μm)の領域を含むものであれば、特に限定されるものではない。このような光源2としては、具体的には、例えば、白熱フィラメント、フィラメント式赤外光源、高輝度セラミック光源、ハロゲンランプ、高圧水銀光源が挙げられる。
レンズ3は、被写体(被測定物)からの赤外線Iを赤外線検出素子4へ取り込む撮像光学系として機能する結像光学部材である。レンズ3としては、集光した各空間位置(X,Y,Z)での光強度を、像として投影することができるものであれば、特に限定されるものではない。
撮像モジュール6は、赤外線検出素子4と波長透過フィルタアレイ5とが積層されて一体化したものである。撮像モジュール6は、レンズ(結像光学部材)3により集光された赤外光Iの強度を信号電圧に変換し、その信号を出力する素子として機能する。
なお、赤外線検出素子4は、像情報を取得するため複数の画素(熱電変換素子として、例えば、マイクロボロメータ等)がX−Y平面上に2次元アレイ状で配列された2次元赤外線検出センサである。
図2は、本実施形態の固体撮像装置1の構成する撮像モジュール6の断面図である。図2に示すように、撮像モジュール6は、波長透過フィルタアレイ層7と、赤外線検出素子層8と、支持層9とを備え、これらが積層されて概略構成されている。また、撮像モジュール6は、撮像領域と、周辺回路領域と、の複数の領域を有している。
波長透過フィルタアレイ層7は、撮像領域にもうけられた波長透過フィルタアレイ5から構成されている。
赤外線検出素子層8の撮像領域には、例えば、マイクロボロメータアレイを有する非冷却型赤外線検出器(光検出部)10が設けられている。ここで、マイクロボロメータは、入射赤外線を赤外線吸収部で熱に変換した上で、この微弱な熱により生じる感熱部の温度変化を熱電変換部により電気的信号に変換し、この電気的信号を読み出すことで赤外線画像情報を得る素子である。上記赤外線吸収部の材料によっては、広い波長帯域の赤外線(例えば3〜30μm)を吸収することができるため、MCT(テルル化カドミウム水銀;HgCdTe)のように材料固有のバンドギャップで感度波長が決まる化合物型の固体撮像素子よりも広い波長帯域で感度を有する構成が可能である。
一方、赤外線検出素子層8の周辺回路領域には、読み出し回路11、配線層12、外部への電極である貫通電極13、電極パッド14、不要な光の侵入を防止する金属遮光膜からなる遮光層15等が設けられている。
支持層9は、支持基板16から構成されており、支持基板接合部17を介して赤外線検出素子層8と接合されている。換言すると、赤外線検出素子層8と支持層9とが積層されて、赤外線検出素子4が構成されている。
ところで、赤外線検出素子層8では、入射赤外線を熱に変換してその熱を電気的信号に変換する光検出部(赤外線吸収構造と熱電変換部からなる)10を熱的に周囲から分離して、熱電変換効率を向上することが必要である。そこで、光検出部10周辺のシリコン基板と素子分離酸化膜とをエッチング除去して空洞化すると共に、空洞部18を真空状態にすることにより、支持基板16への熱の拡散を抑える構成となっている。
なお、撮像領域には、有効画素と、参照画素(図示略)とが設けられている。ここで、参照画素とは、OB(Optical Black;光学的黒)、TB(Thermal Black;熱的黒)等のことを指しており、それぞれ黒レベル(オフセットレベル)の参照に用いられる。光学的黒画素の上部には、金属遮光膜が形成されている。この金属遮光膜は、後述する金属パターン層と同一の金属で形成されていても良い。
一方、周辺回路領域には、撮像素子の画素アレイの各画素を駆動する駆動回路部(図示せず)と、画素領域から出力される信号を処理する画素信号処理回路部(図示せず)とが設けられている。
上記駆動回路部は、例えば、駆動する画素を垂直方向に水平ライン(行)単位で順次選択する垂直選択回路、列単位で順次選択する水平選択回路、それらを各種パルスにて駆動するTG(タイミングジェネレータ)回路、等を有する。
上記画素信号処理回路部は、画素領域からのアナログ電気信号をデジタル変換するAD変換回路、ゲイン調整やアンプ動作を行うゲイン調整/アンプ回路、デジタル信号の補正処理などを行うデジタル信号処理回路、等を有する。
図3は、撮像モジュール6の主要部の構成の一例を示す拡大断面図(X−Z平面図)である。図3に示すように、赤外線検出素子層8は、表面に真空部である空洞部18が設けられた半導体基板19と、半導体基板19の空洞部18を囲む領域に形成された配線部20と、配線部20に接続され、配線部20より内側で半導体基板19の空洞部18上に配置された支持脚21と、支持脚21に接続されて支持脚21より内側で半導体基板19の空洞部18上に支持された光検出部10とを有する。
波長透過フィルタアレイ層7は、赤外線検出素子層8を構成する半導体基板19側に積層されている。また、波長透過フィルタアレイ層7は、共鳴層22と、干渉層23と、を有して構成されており、光入射方向(図3中に示すZ軸の正方向)側から、共鳴層22、干渉層23となるように積層されて構成されている。
共鳴層22は、金属薄膜からなる周期構造の金属パターン層22A,22Bと、遮光層15とから構成されている。金属薄膜の材質(すなわち、金属)としては、特に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、タングステン(W)、銅(Cu)及びそれらの合金が用いられる。
なお、金属パターン層22A,22Bと、遮光層15とは、同一の金属薄膜で形成されていてもよいし、異なる金属薄膜で形成されていてもよい。
図4は、共鳴層22のパターンの一例を示す平面図(X−Y平面図)である。図4に示すように、金属パターン層22A,22Bは、矩形(略正方形)状の金属薄膜からなる金属パターンが所定のパターン周期(ピッチ)及びパターン間隔をもって、2次元アレイ状に配列して構成されている。一方、遮光層15は、全面が金属パターンで覆われている。
具体的には、画素領域(1)では、金属パターン層22Aは、パターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)となっている。また、画素領域(2)では、金属パターン層22Bは、パターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)となっている。
ところで、金属パターン層22A,22Bを一例とする金属パターンのパターン周期(Γ)が、表面プラズモン−ポラリトン(SPP:Surface Plasmon Polariton)赤外光共鳴波長を決定することが知られている。そして、共鳴が起こった波長帯の光が透過することで、波長透過フィルタとして機能することとなる。
ここで、上記SPPとは、金属中自由電子の振動であるプラズモンと、誘電体中を進行する光がカップリングした連成波(ポラリトン)であり、界面を進行する粗密波である。例えば、Z=0にある金属(誘電率:ε)と誘電体(誘電率:ε)との界面に、X方向に進行するときのSPPの波数kは、以下の式(1)で表される。
Figure 2016163125
上記式(1)中、ωは角周波数(1/s)を、cは高速(m/s)を表している。
上記SPPは、境界面への閉じ込めと、界面近傍の電場増強とが特徴である。したがって、上記式(1)では、以下の式(2)の関係を満たす必要がある。
ε + ε<0 ・・・(2)
また、金属の誘電率εはωによって変化するため、関数ε(ω)で表される。特に、プラズマ周波数ωを用いて、以下の式(3)で表される。
Figure 2016163125
したがって、上記(2)、(3)より、SPPの存在するωは以下の式(4)で表される。
Figure 2016163125
一方、SPPは縦波であり、真空中から金属薄膜にp偏光を照射しただけでは励起できず、波数kを上げる必要がある。励起のための波数増加に、グレーティング構造が用いられ、特に波数kのグレーティング(周期(Γ)の凹凸)はk=2π/Γで表される。その整数n倍と、入射光波数(k=2πsinθ/λin)とを足したものがSPPの波数(kspp=2π/λspp)に一致したとき(すなわち、下記式(5)の関係を満たすとき)、入射光とSPPとがカップリングして、共鳴波長λsppのSPPが励起される。
Figure 2016163125
以上説明したように、各波長透過フィルタは、金属パターンのパターン周期(Γ)が透過中心波長λを決める。また、金属パターン間の間隔(s)は、透過率、透過波長の半値幅等に影響する。なお、1次元方向のSPPの原理を説明したが、2次元方向についても同様の原理が拡張可能である。
図3に示すように、干渉層23は、膜厚da2,db2の共振層24と、膜厚da1,db1の透過層25とを有して構成されている。また、干渉層23は、光入射方向(図3中に示すZ軸の正方向)側から、共振層24、透過層25となるように積層されて構成されている。
共振層24を構成する膜としては、所望の赤外域の透過率が十分高い材料であって、且つ高屈折率の材料であれば、特に限定されるものではない。このような高屈折率材料としては、具体的には、例えば、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、ヒ化ガリウム(GaAs)等が挙げられる。
透過層25を構成する膜としては、所望の赤外域の透過率が十分高い材料であって、且つ低屈折率の材料であれば、特に限定されるものではない。このような低屈折率材料としては、具体的には、例えば、シリコン酸化膜(SiO)、セレン化亜鉛(ZnSe)、硫黄化亜鉛(ZnS)等が挙げられる。また、低屈折率材料として、シリコン(Si)を赤外波長以下に微細凹凸加工し、低屈折材料をその穴に埋め込むことで低屈折材料としてもよい。
干渉層23を構成する共振層24及び透過層25の膜厚は、透過させる中心波長λで設計されている。
例えば、共振層24では、構成する材料の屈折率をnd2としたとき、膜厚d=λ/2nd2とすることが好ましい。膜厚を光学的膜厚の1/2波長にすることで、共振層24の薄膜中で共振が起こり、透過率が増加する。
一方、透過層25では、λiの波長の反射を防止し、透過率を高めるため、構成する材料の屈折率をnd1としたとき、d=λ/4nd1とすることが好ましい。
なお、本実施形態における撮像モジュール6では、図3及び図4に示すように、画素領域(1)と画素領域(2)とで異なる透過波長λ、λを透過させるフィルタが設けられた構成となっている。すなわち、波長透過フィルタアレイ層7は、透過させる中心波長λによって、共鳴層22を構成する金属パターン層22A,22Bのパターン周期(Γ)と、干渉層23を構成する共振層24および透過層25の膜厚d,dとが調整された、それぞれ異なる波長を透過するフィルタを複数備えた構成となっている。
図5は、本実施形態の固体撮像装置1を構成する撮像モジュール6の平面構造を示す斜視図である。また、図6は、透過波長帯(λ)とスペクトルデータとの対応関係を示す模式図である。
図5に示すように、撮像モジュール6は、赤外線検出素子層8(赤外線検出素子4)と、波長透過フィルタアレイ層7(波長透過フィルタアレイ5)とが積層されて、一体化されている。また、波長透過フィルタアレイ5には、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタがX−Y平面上に配列されている。
赤外線検出素子層8の平面構造は、撮像領域26及び周辺回路領域27を有し、周辺回路領域には読み出し回路28等を有する。また、撮像領域26は、赤外光検出部29が2次元上に配列した2次元赤外線検出器となっている。
本実施形態を構成する撮像モジュール6において、波長透過フィルタアレイ5は、Y方向には同一の波長帯を透過させるフィルタであるが、X方向には徐々に透過波長が変化するリニアバリアブルフィルタ(LVF; Linear Variable Filter)である。すなわち、波長透過フィルタアレイ5は、X−Y平面上のX方向には、透過する波長帯域が連続的に変化する波長透過フィルタが配列されており、Y方向には、透過する波長帯域が同一の波長透過フィルタが配列されている。
また、図6に示すように、1次元方向(X方向)に透過波長が変化するとき、取得する光強度Iは、2次元赤外線検出センサである赤外線検出素子層8の検出座標を(x,y)としたとき、その強度がI(x=λi,y)という関係となっており、xが波長λiと対応する。
次に、本実施形態の固体撮像装置1の主要部である撮像モジュール6の製造方法の一例について、説明する。
先ず、図2及び図3に示すように、半導体基板19の一方の面側の画素領域(撮像領域)には、半導体製造技術によって、光検出部10、配線部20、支持脚21の配線部を形成する。一方、同時に周辺回路領域には、読み出し回路11、配線層12、貫通電極13、電極パッド14等を形成する。その後、トレンチ加工技術により支持脚21を形成し、異方性エッチング手法等によって、光検出部10下部をエッチングして半導体基板19から分離し、真空部となる空洞部18を形成する。このようにして、赤外線検出素子層8を形成する。
次に、支持層(支持基板)9と赤外線検出素子層8との接合を高真空中で行ない、赤外線検出素子層8の空洞部18を高真空とする。これにより、支持基板16や半導体基板19への熱の拡散を抑え、光検出部(赤外線検出器)10の赤外線への感度を高めることができる。
次に、図3に示すように、半導体基板19の他方の面上に、低屈折材料からなる被膜を形成し、画素領域(1)、画素領域(2)及び周辺回路領域における膜厚をエッチング等によって調整して透過層25を形成する。次いで、透過層25の表面上に高屈折材料からなる被膜を形成し、同様に膜厚を調整して共振層24を形成する。すなわち、透過層25及び共振層24からなる干渉層23を形成する。
次に、干渉層23の表面上に金属被膜を形成し、一般的なフォトリソグラフィ等のパターン形成技術によって、画素領域(1)にはパターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)の金属パターン層22Aを、画素領域(2)にはパターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)の金属パターン層22Bを、そして、参照画素には遮光層15を、一括形成する。このようにして、干渉層23と金属パターン層22とからなる波長透過フィルタアレイ層7を形成する。すなわち、赤外線検出素子4を構成する半導体基板19上に、波長透過フィルタアレイ5を積層して一体化する。
以上のようにして、撮像モジュール6を製造することができる。
次に、本実施形態の固体撮像装置1の使用方法、すなわち、被写体の物質同定方法及び二次元像情報の取得方法の一例について、説明する。
図7は、固体撮像装置1を用いた、被写体の物質同定方法及び二次元像情報の取得方法を示す模式図である。
具体的には、図1に示すように、先ず、熱型(非分散型)の光源2から赤外光Iが照射される。ここで、図7中に示すステップS1は、光源2から照射される赤外光Iの強度と波長の関係を示している。
次に、図1に示すように、光源2から照射された赤外光Iは、被測定物(被写体)Sを通過する。ここで、図7中に示すステップS2は、被測定物Sを通過後の赤外光Iの強度と波長の関係を示している。ステップS2に示すように、透過後のスペクトルは、被測定物で吸収があった波長帯(Δλ)ではその光強度が、被測定物の吸収特性に応じて低下する。
次に、図1に示すように、被測定物Sを通過後の赤外光Iをレンズ3で集光し、各空間位置(X,Y,Z)での光強度を、像として投影されたセンサ面の座標を(x,y)としたとき、像光強度I(x,y)として、強度低下を撮像モジュール6でサンプリングする。ここで、図7中に示すステップS3は、撮像モジュール6のある行(yi)が得る分光情報(波長情報)を示している。
本実施形態の固体撮像装置1は、撮像モジュール(赤外線検出素子)6によって得られる波長情報から、被測定物(被写体)Sの物質を弁別して同定することが可能であるとともに、当該被写体Sの像情報を得ることができる。以下、物質の同定方法と画像合成方法とに分けて説明する。
先ず、物質、分子の赤外領域の吸収特性から、物質を弁別する方法の一例を記す。
各種官能基は固有の吸収強度・吸収エネルギー(波数)を有する。吸収波長(周波数)と構造との関係の傾向としては、まず、振動数が高い(短波長側)吸収となるのは、構成原子が軽い場合であり、C−H結合、O−H結合、N−H結合のような水素との単結合による伸縮振動では、水素が軽いため高い振動数(短波長)に現れる。よって、逆に、構成原子の質量が増せば、低周波数(長波長)側の吸収となる。
また、2原子の結合が強い場合も振動数が高い(短波長側)吸収となる。例えば、三重結合は、二重結合あるいは単結合よりも高い周波数で吸収し、三重結合(C=C)が波数2200cm−1(λ=4.55μm)に対して、2重結合(C=C)は1640cm−1(λ=6.1μm)、単結合(C−C)は1000cm−1(λ=10μm)で吸収を示す。
また、赤外で吸収を示すガス(気体分子)も数多く存在する。例えば、アルコール類(メタノール、エタノール等)や、CO、CO、NOxやSOなどが赤外領域で強い吸収を示す代表的な気体分子である。一方、対称中心を持つ分子(H,O,N等)は赤外吸収を起こさない。赤外光吸収は、分子の振動により双極子モーメントが変化し、それが光の電気的ベクトルと相互作用することに由来するためである。
これらの分子吸収のスペクトル情報を取得するには、測定用連続光源から赤外光を照射し、その強度は試料に吸収がある波長帯では弱められので、この強度低下を全波数(波長)領域で測定する。なお、透過幅Δλのみを通すフィルタを用いることで、それぞれの波長帯(Δλ)毎に検出することができる。
取得したスペクトルは、図7に示すように、処理部30に送られる。処理部30では、分光情報を分光情報データベース部31に照会し、吸収帯の位置及び強度の類似性が比較されて化合物の同定が行われる。そして、図7のステップS4に示すように、処理部30から被測定物Sの物質同定結果が得られる。
次に、スペクトル画像の合成方法の一例について、説明する。
被写体Sが投影された像座標(x,y)の完全なスペクトル情報I(x,y,λ)を得るためには、固体撮像装置1または被写体SをX方向にスイープさせて連続撮影する。合成の合わせは、HS(Hyper Spectle)画像そのもので合成しても良いし、カメラ装置に可視カメラを組み込み、可視視点を元にHS画像の合成を行ってもよい。なお、1次元フィルタを合成してつなぐ方法は、近年の画像処理合成技術の進歩により携帯電話等のカメラにも搭載される一般的機能になっており、プッシュブルーム方式と呼ばれる。この方式は、分光バンド数がかなり多くても、空間解像度を大幅に損なわない構成である。
ここで、固体撮像装置1または被写体SをX方向にスイープさせて連続撮影して得られた撮像モジュール6からの分光情報(波長情報)は、図7に示すように像情報の合成処理部32に送られる。この合成処理部32において、像情報の合成処理が行われる。そして、図7のステップS5に示すように、合成処理部32から被測定物Sの二次元像情報が得られる。
なお、図7に示す処理部30、分光情報データベース部31及び合成処理部32は、固体撮像装置1が有していてもよいし、固体撮像装置1が組み込まれた機器が有していてもよい。さらに、分光情報データベース部31及び合成処理部32が外部に設けられており、有線又は無線の通信手段によって固体撮像装置1からスペクトル情報を送信し、物質同定結果又は二次元像情報を受信する構成であってもよい。
第1の実施形態の固体撮像装置1は、デジタルカメラ、携帯電話(スマートフォンも含む)等の各種モバイル端末や、監視カメラ、インターネットを利用したウェブカメラ等の撮像装置に使用される。
図8は、本実施形態の固体撮像装置1を搭載したカメラを備えるスマートフォン61を示す平面図である。スマートフォン61は、カメラ(不図示)と、タッチパネル62と、を備える。カメラは、例えば、スマートフォン61の正面上部に設けた場合、スマートフォン61の正面を撮影することができる。また、タッチパネル62は、スマートフォン正面中央に設けられ、カメラにより撮影した画像を表示することができる。
図9は、本実施形態の固体撮像装置1を搭載したカメラを備えるタブレット71を示す平面図である。タブレット71は、カメラ(不図示)と、タッチパネル72と、を備える。カメラは、例えば、タブレット71の正面上部に設けた場合、タブレット71の正面を撮影することができる。また、タッチパネル72は、タブレット正面中央に設けられ、カメラにより撮影した画像を表示することができる。
図10は、本実施形態の固体撮像装置1を搭載したカメラ82を備える車81の一例を示す斜視図である。車81は、カメラ82と、ディスプレイ83と、を備える。カメラ82は、車81の前方端部に設けられ、車81の前方を撮影することができる。また、ディスプレイ83は、車81の運転席正面に設けられ、カメラ82で撮影した画像を表示することができる。カメラ82により撮影した画像をディスプレイ83で確認することにより、例えば駐車の際に、夜間であっても死角を確認することができる。
図11は、本実施形態の固体撮像装置1を搭載したカメラ92を備える車91の他の例を示す斜視図である。車91は、カメラ92と、ディスプレイ93と、を備える。カメラ92は、車91の後方端部に設けられ、車91の後方を撮影することができる。また、ディスプレイ93は、車91の運転席正面に設けられ、カメラ92で撮影した画像を表示することができる。カメラ92により撮影した画像をディスプレイ93で確認することにより、夜間であっても後方を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態の固体撮像装置1によれば、赤外光Iを被写体Sに照射する光源2と、レンズ(結像光学部材)3と、検出する波長帯に感度を有する複数の画素がX−Y平面上に2次元アレイ状に配列する赤外線検出素子4と、透過する波長帯のうち、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタがX−Y平面上に配列する波長透過フィルタアレイ5とを備え、赤外線検出素子(赤外線検出素子層)4と波長透過フィルタアレイ(波長透過フィルタアレイ層)5とが一体化した撮像モジュール6を構成しているため、物質弁別性能に優れるとともに像情報が得られる固体撮像装置である。
また、本実施形態の固体撮像装置1は、それぞれ固有の波長を透過する波長透過フィルタを並べた波長透過フィルタアレイ5を、複数の赤外検出画素の直上に形成するため、波長透過フィルタと画素との位置合わせ精度が向上する。したがって、機器の小型化が可能である。
また、本実施形態の固体撮像装置1は、波長透過フィルタアレイ層7が共鳴層22と干渉層23とを有する構成となっている。このため、共鳴層22において金属パターンのサイズ及び干渉層23の膜厚を変更することによって、個々のフィルタの透過波長を変化させることが容易である。
また、波長透過フィルタアレイ層7を構成する共鳴層22によって狭い透過波長帯域性能を実現することができる。これにより、近い波長帯での分子固有吸収ピークを分離することができるため、物質弁別性能をより向上させることができる。
また、本実施形態の固体撮像装置1は、波長帯域毎にサンプリングする赤外ハイパースペクトル法に適用することができる。これにより、計測対象や環境に影響を与えにくい効果が得られる。また、光の吸光度を測定するため高速測定が可能であり、複数対象の同時測定を行うことができる。さらに、複数の波長で複数対象の同時測定を行うことにより、温暖化ガス計測(冷媒ガス計測)、車排ガス計測、室内大気のモニタリング、呼気中アルコール分析、非侵襲血液計測等の分野への適用が可能となる。
さらに、本実施形態の固体撮像装置1は、上記分野の情報をイメージング(像情報)で取得することができるため、得られる情報が飛躍的に多くなる。これにより、多数人の同時検知が可能となり、例えば、群集の中で酒気帯びの人物を検出する等のスクリーニング装置としても適用可能性を有する。
なお、本実施形態の固体撮像装置1の構成は一例である。
第1の実施形態では、固体撮像装置1の一例として、光源2から被写体Sに赤外光Iを照射し、被写体Sを透過する赤外光Iをレンズ3で結像させて撮像モジュール6(すなわち、赤外線検出素子4)で検出する構成を一例として説明したが、被写体Sを反射する赤外光をレンズ3で結像させて撮像モジュール6で検出する構成にも適用可能である。このような構成に適用した場合、第1の実施形態の固体撮像装置1と同様な効果を得ることができる。
また、第1の実施形態では、波長透過フィルタアレイ5は、X−Y平面上のX方向(一の方向)には、透過する波長帯域が連続的に変化する波長透過フィルタが配列されており、Y方向(他の方向)には、透過する波長帯域が同一の波長透過フィルタが配列された構成を一例として説明したが、これに限定されるものではない。X−Y平面上のY方向に、透過する波長帯域が連続的に変化する波長透過フィルタが配列されており、X方向に、透過する波長帯域が同一の波長透過フィルタが配列された構成としてもよい。この場合、ここで、固体撮像装置または被写体をスイープさせる方向はY方向となる。
また、波長透過フィルタアレイは、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタを組み合わせて一組としたユニットが、X−Y平面上に2次元アレイ状に配列される構成としてもよい。具体的には、波長透過フィルタアレイは、可視センサに一般的に用いられるBayerフィルタ(B,G1,G2,Rの4枚1組で構成)のように、異なる波長帯域のn枚のフィルタ(λ1,λ2,・・・,λn)を一組にして、それらを2次元的にモザイク(マトリックス)状に並べて構成しても良い。ここで、図12には、一例として、異なる透過波長帯の9枚のフィルタを組み合わせて一組のユニットにした2次元配列図とスペクトルデータとの対応関係を示す。
また、第1の実施形態では、共鳴層22を構成する金属薄膜からなる金属パターン層として、図4に示すように、2次元的に配列された矩形(略正方形)状の場合を一例として説明しているが、これに限定されない。ここで、図13は、共鳴層のパターンの他の例を示す平面図(X−Y平面図)である。
図13中の(A)〜(D)に示すように、金属パターン層のパターン形状としては、具体的には、例えば、正円形(丸型)、六角形、矩形(長方形)及び二重円形等が挙げられる。また、金属パターン層の周期構造は、2次元方向であってもよいし、1次元方向であってもよい。さらに、金属パターン層の周期配列としては、正方配列、六方配列等が挙げられる。なお、上述したように、パターン周期(Γ)が透過中心波長λを決め、パターン間の間隔(s)が透過率及び透過波長の半値幅等に影響する。
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態の固体撮像装置における撮像モジュールの構成の一例を示す拡大断面図(X−Z平面図)である。
図14に示すように、第2の実施形態の固体撮像装置を構成する撮像モジュール206は、波長透過フィルタアレイ層207を構成する共鳴層(金属パターン層)22が、画素領域によってパターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)が異なる点で第1の実施形態の撮像モジュール6と共通し、波長透過フィルタアレイ層207の干渉層223を構成する共振層224及び透過層225が画素領域によらず膜厚が均一である点で異なる構成となっている。したがって、第1の実施形態の固体撮像装置1における撮像モジュール6と共通する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略する。
図14に示すように、干渉層223は、画素領域(1)及び画素領域(2)のいずれにおいても、膜厚dの共振層224と、膜厚dの透過層225とを有して構成されている。
ここで、各透過フィルタは、金属パターン層のパターン周期(Γ)によって、透過させる中心波長λiが決まる。本実施形態における撮像モジュール206によれば、波長透過フィルタアレイ層207を構成する共鳴層(金属パターン層)22の構成が第1の実施形態の撮像モジュール6と共通しているため、干渉層223の膜厚構成が異なっていても、画素領域(1)では透過波長λ、画素領域(2)では透過波長λとなる波長透過フィルタアレイが得られる。
一方、共振層224及び透過層225の膜厚d,dは、透過フィルタアレイがλc1〜λc2まで透過波長が変化するとき、その中心波長(λ’=(λc1+λc2)/2)、もしくはそれに近い値とすることが好ましい。
第2の実施形態の固体撮像装置によれば、第1の実施形態の固体撮像装置と同様に、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタがX−Y平面上に配列された波長透過フィルタアレイ層207を有する撮像モジュール206を含む構成であるため、撮像モジュール206によって得られる波長情報から、被測定物の物質を弁別して同定することが可能であるとともに、その像情報を得ることができる。
また、第2の実施形態によれば、金属層のパターンと対応させて共振層及び透過層の膜厚を変化させないため、半導体基板19上に容易に波長透過フィルタアレイ層207を積層することができる。
(第3の実施形態)
図15は、第3の実施形態の固体撮像装置における撮像モジュールの構成の一例を示す拡大断面図(X−Z平面図)である。
図15に示すように、第3の実施形態の固体撮像装置を構成する撮像モジュール306は、波長透過フィルタアレイ層307を構成する共鳴層(金属パターン層)322が、画素領域によってパターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)が異なる点、及び干渉層323を構成する共振層324及び透過層325が画素領域によってそれぞれ膜厚が異なる点で第1の実施形態の撮像モジュール6と共通し、赤外線検出素子層308を構成する半導体基板319がレンズ状に形成されており、その上に波長透過フィルタアレイ層307が形状を追従するように積層されている点で異なる構成となっている。したがって、第1の実施形態の固体撮像装置1における撮像モジュール6と共通する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略する。
ここで、各透過フィルタは、金属パターン層のパターン周期(Γ)によって、透過させる中心波長λiが決まる。本実施形態における撮像モジュール306によれば、波長透過フィルタアレイ層307を構成する共鳴層(金属パターン層)322の構成が第1の実施形態の撮像モジュール6と共通しているため、画素領域(1)では透過波長λ、画素領域(2)では透過波長λとなる波長透過フィルタアレイが得られる。
また、共振層324の膜厚は、第1の実施形態と同様に、透過波長λiの反射を防止し、透過率を高めるため、その材料の屈折率をnd1としたとき、d=λ/4nd1とされている。
また、透過層325の膜厚は、第1の実施形態と同様に、その材料の屈折率をnd2としたとき、膜厚d=λ/2nd2とされている。膜厚を光学的膜厚の1/2波長にすることによって、透過層325の薄膜中で共振が起こり、透過率が増加する。
第3の実施形態の固体撮像装置によれば、第1の実施形態の固体撮像装置と同様に、撮像モジュール306によって得られる波長情報から、被測定物の物質を弁別して同定することが可能であるとともに、その像情報を得ることができる。
また、第3の実施形態の固体撮像装置によれば、撮像モジュール306を構成する半導体基板319をレンズ形状に加工し、その上部に波長透過フィルタアレイ層307が積層された構造となっている。このような構造にすることで、撮像モジュール306は、光検出部10により効果的に光を集光し、光検知効率を向上させることができる。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態の固体撮像装置における撮像モジュールの構成の一例を示す拡大断面図(X−Z平面図)である。
図16に示すように、第4の実施形態の固体撮像装置を構成する撮像モジュール406は、波長透過フィルタアレイ層407を構成する共鳴層(金属パターン層)22が、画素領域によってパターン周期(Γ)、パターン間間隔(s)が異なる点、及び干渉層23を構成する共振層24及び透過層25が画素領域によってそれぞれ膜厚が異なる点で第1の実施形態の撮像モジュール6と共通し、支持層409上に波長透過フィルタアレイ層407が形成されているとともに、支持基板416側から赤外線を照射する点で異なる構成となっている。したがって、第1の実施形態の固体撮像装置1における撮像モジュール6と共通する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略する。
支持層409を構成する支持基板416の材料としては、所望の赤外域の透過率が十分高い材料、例えば、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)等を用いることが好ましい。これにより、光検出部10に効果的に光を透過させることができる。
ここで、各透過フィルタは、金属パターン層のパターン周期(Γ)によって、透過させる中心波長λiが決まる。本実施形態における撮像モジュール406によれば、波長透過フィルタアレイ層407を構成する共鳴層(金属パターン層)22の構成が第1の実施形態の撮像モジュール6と共通しているため、画素領域(1)では透過波長λ、画素領域(2)では透過波長λとなる波長透過フィルタアレイが得られる。
また、共振層24の膜厚は、第1の実施形態と同様に、透過波長λiの反射を防止し、透過率を高めるため、その材料の屈折率をnd1としたとき、d=λ/4nd1とされている。
また、透過層25の膜厚は、第1の実施形態と同様に、その材料の屈折率をnd2としたとき、膜厚d=λ/2nd2とされている。膜厚を光学的膜厚の1/2波長にすることによって、透過層25の薄膜中で共振が起こり、透過率が増加する。
なお、共振層24及び透過層25の膜厚d,dは、透過フィルタアレイがλc1〜λc2まで透過波長が変化するとき、その中心波長(λ’=(λc1+λc2)/2)、もしくはそれに近い値としてもよい。
第4の実施形態の固体撮像装置によれば、第1の実施形態の固体撮像装置と同様に、撮像モジュール406によって得られる波長情報から、被測定物の物質を弁別して同定することが可能であるとともに、その像情報を得ることができる。
また、第4の実施形態によれば、赤外線検出素子4の形成と、支持基板416上への波長透過フィルタアレイ層407の形成とを並行して進めることができるため、撮像モジュール406の製造時間を短縮することができる。
(第5の実施形態)
図17は、第5の実施形態の固体撮像装置における撮像モジュールの構成の一例を示す拡大断面図(X−Z平面図)である。
図17に示すように、第5の実施形態の固体撮像装置を構成する撮像モジュール506は、支持層409上に波長透過フィルタアレイ層407が形成されているとともに、支持基板416側から赤外線を照射する点で第4の実施形態の撮像モジュール406と共通し、波長透過フィルタアレイ層407を構成する共鳴層(金属パターン層)22が赤外線検出素子層8側となるように、支持層409と赤外線検出素子層8とが積層されている点で異なる構成となっている。したがって、第1及び第4の実施形態における撮像モジュール6,406と共通する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略する。
第5の実施形態の固体撮像装置によれば、第1の実施形態の固体撮像装置と同様に、撮像モジュール506によって得られる波長情報から、被測定物の物質を弁別して同定することが可能であるとともに、その像情報を得ることができる。
また、第5の実施形態によれば、第4の実施形態の固体撮像装置と同様に、赤外線検出素子4の形成と、支持基板416上への波長透過フィルタアレイ層407の形成とを並行して進めることができるため、撮像モジュール506の製造時間を短縮することができる。
さらに、第5の実施形態によれば、波長透過フィルタアレイ層407を光検出部10に近接して設けることができる。これにより、隣接するセルに入射する透過波長λa、λbの混入量を低減させ、波長分解能を高めることができる。
なお、第1〜第5の実施形態の固体撮像装置の構成は一例であり、これに限定されない。
第1〜第5の実施形態では、赤外線検出素子と波長透過フィルタアレイとが一体化した撮像モジュールを用いる場合を例に説明したが、図18に示すように、波長透過フィルタアレイ5を、レンズ(結像光学部材)3と赤外線検出素子4との間であって赤外線検出素子4に近接させる構成としてもよい。具体的には、波長透過フィルタアレイと、赤外線検出素子の撮像領域との位置合わせをして、密着させて用いることが好ましい。このような構成により、赤外線検出素子4によって得られる波長情報から、被測定物Sの物質を弁別して同定することが可能であるとともに、その像情報を得ることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、赤外光を被測定物(被写体)に照射する光源2と、レンズ(結像光学部材)3と、検出する波長帯に感度を有する複数の画素がX−Y平面上に2次元アレイ状に配列する赤外線検出素子4と、透過する波長帯のうち、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタがX−Y平面上に配列する波長透過フィルタアレイ5とを備える構成であるため、物質弁別性能に優れるとともに像情報が得られる固体撮像装置を提供することができる。さらに、赤外線検出素子4によって得られる波長情報から、被測定物の物質を弁別して同定することが可能であるとともに、その像情報を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…固体撮像装置、2…光源、3…レンズ(結像光学部材)、4…赤外線検出素子、5…波長透過フィルタアレイ、6,206,306,406,506…撮像モジュール、7,207,307,407…波長透過フィルタアレイ層、8…赤外線検出素子層、9,409…支持層、10…非冷却型赤外線検出器(光検出部)、11…読み出し回路、12…配線層、13…貫通電極、14…電極パッド、15…遮光層(金属遮光膜)、16,416…支持基板、17…支持基板接合部、18…空洞部(真空部)、19…半導体基板、20…配線部、21…支持脚、22,322…共鳴層、22A,22B…金属パターン層、23,223,323…干渉層、24,224,324…共振層、25,225,325…透過層、26…撮像領域、27…周辺回路領域、28…読み出し回路、29…赤外光検出部、61…スマートフォン、62…タッチパネル、71…タブレット、72…タッチパネル、81,91…車、82,92…カメラ、83,93…ディスプレイ

Claims (16)

  1. 検出する波長帯を含む赤外光を被写体に照射する光源と、
    前記被写体を透過又は反射した前記赤外光を結像させる結像光学部材と、
    前記波長帯に感度を有する複数の画素が2次元アレイ状に配列された赤外線検出素子と、
    前記結像光学部材と前記赤外線検出素子との間であって前記赤外線検出素子に近接して設けられ、前記波長帯のうち、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタが平面上に配列された波長透過フィルタアレイと、を備え、
    前記赤外線検出素子によって得られる波長情報から、前記被写体の物質を同定するとともに、前記被写体の像情報を取得する、固体撮像装置。
  2. 前記赤外線検出素子と前記波長透過フィルタアレイとが積層されて一体化されている、請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記波長透過フィルタアレイは、前記平面上のいずれか一の方向に、透過する波長帯域が連続的に変化する波長透過フィルタが配列され、
    前記一の方向と直行する他の方向に、透過する波長帯域が同一の波長透過フィルタが配列される、請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記波長透過フィルタアレイは、透過する波長帯域が異なる複数の波長透過フィルタを組み合わせたユニットが2次元アレイ状に配列される、請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記波長透過フィルタアレイは、共鳴層と干渉層との積層構造を有し、
    前記共鳴層を前記結像光学部材側、前記干渉層を前記赤外線検出素子側となるように配する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記共鳴層は、金属薄膜からなる周期構造の金属パターン層である、請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記金属薄膜が、アルミニウム、銀、金、タングステン及び銅からなる群のうち、いずれか1の金属又は2種以上の金属の合金からなる、請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記干渉層は、高屈折率材料からなる共振層と、低屈折率材料からなる透過層と、を有する、請求項5又は6に記載の固体撮像装置。
  9. 前記高屈折率材料が、シリコン又はゲルマニウムである、請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記低屈折率材料が、酸化シリコン、セレン化亜鉛及び硫化亜鉛のいずれかである、請求項8又は9に記載の固体撮像装置。
  11. 前記波長透過フィルタは、前記金属パターン層のパターン周期によって透過する波長帯域が異なる、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記金属パターン層と同一の金属薄膜で形成される遮光層を有する、請求項6乃至11のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  13. 前記赤外線検出素子は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられたマイクロボロメータアレイと、支持基板と、を有し、前記半導体基板と前記支持基板との間に前記マイクロボロメータアレイが封止されるように積層されている、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  14. 前記波長透過フィルタアレイが、前記赤外線検出素子の前記半導体基板側に積層されている、請求項13に記載の固体撮像装置。
  15. 前記半導体基板がレンズ状に形成されている、請求項14に記載の固体撮像装置。
  16. 前記波長透過フィルタアレイが、前記支持基板上に設けられている、請求項13に記載の固体撮像装置。
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