JP2016162354A - 車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラム - Google Patents

車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、走行する車両の車軸数を特定することができる車軸数検出装置を提供する。【解決手段】車軸数検出装置100は、車両の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像を撮影する撮影装置10Cから撮影画像を取得する画像取得部101と、画像取得部101が取得した撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部106に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、撮影画像に含まれるタイヤを抽出するタイヤ抽出部102と、タイヤの抽出結果に基づいて、車両の車軸数を特定する車軸数特定部103と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路に用いられる料金収受設備(入口、出口料金所等)は、利用者との料金収受処理の効率化のため、利用者からの紙幣、硬貨等の受付や釣銭の支払い等を自動で行う料金自動収受機と、走行する車両の車種区分を判別する車種判別システム(車種判別装置)と、を備えている。
この場合、料金自動収受機は、車種判別システムによって判別された車種区分に応じた額の料金を利用者から徴収する。
また、上述の車種判別システムは、車両の通過を一台ずつ分離して検知可能な車両検知器と、走行する車両のタイヤによる踏み付けを検出可能な踏板と、を備えている。
車種判別システムは、一般に、車種区分の判別のための情報の一つとして、車両の「車軸数」を用いている。車種判別システムは、車両検知器において一台の車両の通過を検出している間に上記踏板が踏まれた回数を検出することで当該車両の「車軸数」を特定することができる。
しかしながら、上述の仕組みによれば、車種判別システムは、車体の全てが車両検知器を通過し終わった後でなければ、車両の車軸数を特定することができない。したがって、従来、高速道路等に設けられた料金収受設備においては、走行する全ての車両についての車軸数を特定できるようにする目的で、走行する車両の最大車長(例えば、18m)を考慮して、車種判別システムと料金自動収受機との間隔が当該最大車長以上となるように設置されている。
なお、特許文献1には、車両の斜め前方から撮影した画像により車両特徴抽出を行い、車種判別を正確に行なえる車種判別システムが開示されている。
特開平11−086185号公報
しかしながら、高速道路等における上記料金収受設備の立地条件によっては、車種判別システム(車両検知器、踏板)と料金自動収受機との間隔を最大車長以上とする設置スペースを確保することが困難な場合がある。そうすると、料金収受設備においては、車種区分を判別するために必要な情報である車軸数を特定することができず、走行する車両の車種区分を詳細に判別することができない。そのため、利用者に対し、十分に細分化された車種区分に応じた料金設定を行うことができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、走行する車両の車軸数を特定することができる車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、車両(A)の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像(D)を撮影する撮影装置(10C)から前記撮影画像を取得する画像取得部(101)と、前記画像取得部が取得した前記撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部(106)に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、前記撮影画像に含まれるタイヤを抽出するタイヤ抽出部(102)と、前記タイヤの抽出結果に基づいて、前記車両の車軸数を特定する車軸数特定部(103)と、を備える車軸数検出装置(100)である。
このようにすることで、車両の運転座席が料金自動収受機に到達する前の段階で、当該車両のタイヤを含む撮影画像を取得できる。したがって、車両の運転座席が料金自動収受機に到達する前の段階において、取得した撮影画像に基づいて車両の車軸数を特定できる。以上より、上述の車軸数検出装置は、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、走行する車両の車軸数を特定することができる。
また、本発明の一態様によれば、上述の車軸数検出装置は、前記車両が走行する車線(L)の所定位置に埋設された踏板(10B)を通じて、当該車線を走行する車両による前記踏板の踏み付け回数を取得する踏み付け回数取得部(104)と、前記踏み付け回数取得部が取得した前記踏み付け回数と、前記車軸数特定部が特定した車軸数の特定結果と、に基づいて、前記パターンマッチング処理に用いる判定条件を調整するパターンマッチング処理学習部(105)と、を更に備える。
ここで、撮影画像同士のパターンマッチング処理は、対比する撮影画像によってはタイヤの抽出結果に誤差(誤抽出、抽出抜け)が生じることが想定される。そこで、上記のような構成とすることで、パターンマッチング処理に基づく車軸数の特定結果と実際の車軸数とが一致するように、パターンマッチング処理が最適化されるので、車軸数を一層高精度に特定することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記画像取得部は、前記車両の車体の車線方向における、異なる一部がそれぞれ撮影された複数の撮影画像を取得し、前記タイヤ抽出部は、複数の撮影画像の各々に含まれる前記タイヤを抽出し、前記車軸数特定部は、複数の前記撮影画像の各々に含まれるタイヤの数を数えるタイヤ計数部(103b)と、一の前記撮影画像に含まれるタイヤと他の前記撮影画像に含まれるタイヤとが同一のタイヤか否かを判定する同一タイヤ判定部(103a)と、を有し、前記タイヤ計数部は、前記同一タイヤ判定部が同一と判定した複数のタイヤについては一のタイヤとみなして前記タイヤの数を数える。
このようにすることで、車両の車体全体が一つの撮影画像の撮影範囲内に収まらないような場合であっても、連続撮影により複数の撮影画像を取得することで、走行中の車両の一方側の側面から視認可能なタイヤ全てを写像として捉えることができる。また、複数の撮影画像に渡って写されたタイヤが同一のタイヤであった場合には、タイヤの数を重複して数えないようにするので、上記タイヤの数を精度よく特定することができる。したがって、車両の一方側の側面から視認できるタイヤの数が当該車両の車軸数に一致することを利用して、当該車両の車軸数を精度よく特定することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記画像取得部は、前記車両の車体の車線方向における全部が撮影された一つの撮影画像を取得し、前記タイヤ抽出部は、前記一つの撮影画像に含まれる前記タイヤを抽出し、前記車軸数特定部は、前記一つの撮影画像に含まれる全てのタイヤの数を数えるタイヤ計数部を有する。
このようにすることで、一回の撮影で取得された一つの撮影画像のみに基づいて、車両の全てのタイヤの数を特定することができるので、車軸数の特定に要する処理を簡素化、かつ、高速化することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記タイヤ抽出部は、隣接タイヤ数別に分類された前記参照画像とのパターンマッチング処理を行う。
ここで、取得された撮影画像によっては、隣接して設けられた複数のタイヤを一つ一つ精度よく抽出することが困難となる場合が想定される。そこで、上記のような構成とすることで、隣接して設けられたタイヤ群が写された参照画像とのパターンマッチング処理を経て、取得された撮影画像から当該タイヤ群の抽出を行うことができる。したがって、隣接して設けられたタイヤ群を、撮影画像から精度よく抽出することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記画像取得部は、車線方向に視野を拡大可能な光学素子(10C3)を有して前記車両の車体の車線方向における全部が含まれる範囲を撮影可能とされた前記撮影装置から前記撮影画像を取得する。
このようにすることで、上記光学素子に対し一般的なカメラを組み合わせて用いることができるので、特殊な仕様のカメラを用いない簡素な構成とすることができる。
また、本発明の一態様によれば、前記タイヤ抽出部は、シングルタイヤかダブルタイヤかの構成別に分類された前記参照画像とのパターンマッチング処理を行う。
このようにすることで、パターンマッチング処理において、シングルタイヤ、ダブルタイヤのいずれの分類に属する参照画像に基づいて抽出されたタイヤかを参照することで、車両の車軸数ばかりでなく、当該車両のタイヤの構成がシングルタイヤかダブルタイヤかを判別することができる。
また、本発明の一態様は、上述の車軸数検出装置と、前記車軸数検出装置が検出した車軸数に基づいて、前記車両の車種区分を判別する車種区分判別部(11)と、を備える車種判別システム(10)である。
また、本発明の一態様は、車両の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像を撮影する撮影装置から前記撮影画像を取得するステップと、取得した前記撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、前記撮影画像に含まれるタイヤを抽出するステップと、前記タイヤの抽出結果に基づいて、前記車両の車軸数を特定するステップと、を有する車軸数検出方法である。
また、本発明の一態様は、車軸数検出装置のコンピュータを、車両の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像を撮影する撮影装置から前記撮影画像を取得する画像取得手段、前記画像取得手段が取得した前記撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、前記撮影画像に含まれるタイヤを抽出するタイヤ抽出手段、前記タイヤの抽出結果に基づいて、前記車両の車軸数を特定する車軸数特定手段、として機能させるプログラムである。
上述の車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラムによれば、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、走行する車両の車軸数を特定することができる。
第1の実施形態に係る料金収受設備の全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受設備と車両との位置関係を示す図である。 第1の実施形態に係る車種判別システムの機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係るタイヤ抽出部の機能を説明する第1の図である。 第1の実施形態に係るタイヤ抽出部の機能を説明する第2の図である。 第1の実施形態に係る車軸数特定部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係るパターンマッチング処理学習部の機能を説明する図である。 第2の実施形態に係る撮影装置の構造を示す図である。 第2の実施形態に係るタイヤ抽出部の機能を説明する第1の図である。 第2の実施形態に係るタイヤ抽出部の機能を説明する第2の図である。 第2の実施形態の変形例に係る車軸数特定部の機能を説明する図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る車種判別システムについて、図1〜図7を参照ながら説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る料金収受設備の全体構成を示す図である。
第1の実施形態に係る料金収受設備1は、有料道路である高速道路の出口料金所(料金形式によっては入口料金所)に設けられ、高速道路の利用者から、当該利用者が乗車する車両Aの車種区分に応じた額の料金の収受を行うための設備である。
図1に示す例では、高速道路の利用者が乗車する車両Aは、出口料金所に設けられた料金収受設備1において高速道路側から一般道路側へと通じる車線Lを走行している。車線Lの両側にはアイランドIが敷設されており、料金収受設備1を構成する各種装置が設置されている。
以下、車線Lが延在する方向(図1における±X方向)を「車線方向」と記載し、また、車線Lの車線方向における高速道路側(図1における+X方向側)を「上流側」、又は、車両Aの「進行方向手前側」とも記載する。また、車線Lの車線方向における一般道路側(図1における−X方向側)を「下流側」、又は、車両Aの「進行方向奥側」とも記載する。
図1に示すように、料金収受設備1は、車種判別システム10と、料金自動収受機20と、発進制御機40と、発進側車両検知器50と、を備えている。
車種判別システム10は、車線Lを走行する車両Aの車種区分(例えば、「軽自動車」、「普通車」、「中型車」、「大型車」及び「特大車」等の区分)を判別する装置である。
車種判別システム10は、車線Lの上流側に設けられ、アイランドI上に設けられた各種検出センサ(進入側車両検知器10A、撮影装置10C)と、車線Lの路面上に埋設された踏板(踏板10B)と、を有してなる。
料金自動収受機20は、車線Lを走行する車両Aの運転者等(利用者)に課金額等を提示して、料金収受処理を行う機械である。料金自動収受機20の前面(車線L側を向く面)には、課金額を提示するディスプレイや紙幣、硬貨又はクレジットカード等を受け付ける受け付け口等が設けられている。
料金自動収受機20は、車種判別システム10の下流側におけるアイランドI上に設けられ、車種判別システム10によって判別された車両Aの車種区分に応じた金額を課金する。
発進制御機40は、料金自動収受機20の下流側に設けられ、車線Lを走行する車両Aの発進の制御を行う装置である。例えば、発進制御機40は、車線Lに進入した車両Aの運転者等が、料金自動収受機20を通じて必要な金額の支払いを完了するまで車両Aを発進させないように車線Lを閉塞する。また、支払いが完了した際には、車両Aを退出すべく、車線Lを開放する。
発進側車両検知器50は、車線Lの最も下流側に設けられ、車両Aの料金収受設備1からの退出を検知する。
図1に示すように、車種判別システム10は、進入側車両検知器10Aと、踏板10Bと、撮影装置10Cと、主制御装置10Dと、を備えている。
進入側車両検知器10Aは、アイランドI上に設けられ、車線Lを車線幅方向(±Y方向)に挟んで対向する投光塔及び受光塔を通じて、車線Lを走行する車両A(車体)の存在の有無を判別し、車両A一台分の通過(進入)を検出する。
踏板10Bは、車線Lの路面上において車線幅方向に伸びるように配置され、内部に仕込まれた通電センサを通じて走行する車両Aのタイヤによる踏み付けを検出する。ここで、進入側車両検知器10Aと踏板10Bとの車線方向(±X方向)における位置は同じとされている。これにより、進入側車両検知器10Aによって車両Aの通過が検知されている最中における、踏板10Bの踏み付け回数を取得することで、車両Aの車軸数を高精度に検出することができる。
撮影装置10Cは、車線Lの上流側におけるアイランドI上に設けられ、進行方向奥側(−X方向側)から進行方向手前側(+X方向側)に向かって、車線Lを走行する車両Aのタイヤを含む撮影画像を撮影する。即ち、撮影装置10Cは、車線Lを走行する車両Aのタイヤを斜め前方から撮影画像中に捉えることができる。また、撮影装置10Cは、一般的な動画撮影用のビデオカメラ等であってよく、例えば、連続撮影により1秒間に30枚の撮影画像を取得できる。
主制御装置10Dは、車種判別システム10全体の動作を司る。具体的には、主制御装置10Dは、進入側車両検知器10A、踏板10Bからの各種検出信号、及び、撮影装置10Cからの撮影画像等を受け付けるとともに、当該受け付けた各種情報に基づいて、走行する車両Aの車種区分を一意に判別する。
また、主制御装置10Dは、車種区分の判別結果を直ちに料金自動収受機20に通知する。これにより、料金自動収受機20は、車両Aとの料金収受処理において、車種判別システム10によって判別された車種区分に応じた額を課金することができる。
なお、本実施形態において、主制御装置10Dは、車種判別システム10(例えば、図1に示すように、進入側車両検知器10A)に内蔵されている態様で図示しているが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態においては、主制御装置10DがアイランドI上、又は、遠隔地に設置された車種判別システム10以外の装置に内蔵され、通信ネットワーク等で接続される態様であってもよい。
図2は、第1の実施形態に係る料金収受設備と車両との位置関係を示す図である。
図2は、車体サイズが大きい車種区分(「大型車」、「特大車」)に属する車両Aが料金収受設備1に進入した場合の例を示している。
図2に示すように、第1の実施形態に係る料金収受設備1において、料金自動収受機20とその上流側に配置された踏板10Bとの間隔は、間隔d1(例えば、6メートル程度)とされている。ここで、「大型車」(又は「特大車」)である車両Aの車線方向の長さ(車長d2)が、間隔d1よりも大きい場合を考える。
図2に示す例によれば、車長d2(>間隔d1)の車両Aの運転座席(即ち、車両Aの車体の進行方向奥側の端)が料金自動収受機20に到達した段階において、車両Aの車体の進行方向手前側の一部は、踏板10Bの上を通過していない状態にある。そうすると、車種判別システム10は、運転座席に搭乗する運転者から料金自動収受機20を通じて料金の支払いを受け付ける料金収受処理の段階で、踏板10Bの検出結果に基づいては車両Aの車軸数を特定できない。
一方、撮影装置10Cは、アイランドI上において、撮影方向Nが車線Lの下流側から上流側を向き、かつ、車線方向(走行する車両Aの側面)に対し傾斜するように設置されている。これにより、撮影装置10Cは、「大型車」(又は、「特大車」)に属する車両Aの車体のうち、踏板10Bの上を通過していない部分のタイヤを斜め前方から、車両進入時点からの連続撮影で取得した撮影画像(後述)のいずれかで撮影できる。
(車種判別システムの機能構成)
図3は、第1の実施形態に係る車種判別システムの機能構成を示す図である。
図3に示すように、車種判別システム10は、進入側車両検知器10Aと、踏板10Bと、撮影装置10Cと、主制御装置10Dと、を備えている。進入側車両検知器10A、踏板10B及び撮影装置10Cの各種機能及び位置関係については、図1、図2を用いて説明した通りである。
本実施形態に係る主制御装置10Dは、車軸数検出装置100と、車種区分判別部11と、を備えている。
車軸数検出装置100は、撮影装置10Cにより取得される車両Aについての撮影画像に基づいて、当該車両Aの車軸数を検出する。
また、車種区分判別部11は、車軸数検出装置100が検出した車両Aの車軸数に基づいて、当該車両Aの車種区分を判別する。なお、車種区分判別部11は、上記車軸数に加え、例えば、踏板10Bから取得可能なトレッド幅、又は、図1に図示しない車高検知器、車長検知器、ナンバープレート読取機から取得可能な車両Aの車高情報、車長情報、ナンバープレート情報(プレートサイズ、色等)に基づいて、当該車両Aの車種区分を判別するものであってもよい。
車種区分判別部11は、車種区分の判別結果を料金自動収受機20に出力する。車種区分の判別結果を受け付けた料金自動収受機20は、当該車種区分に応じた額の料金の支払いを求める。
車軸数検出装置100は、更に、画像取得部101と、タイヤ抽出部102と、車軸数特定部103と、踏み付け回数取得部104と、パターンマッチング処理学習部105と、を備えている。
画像取得部101は、撮影装置10Cが一定のレート(例えば30フレーム/秒)で取得する撮影画像を逐次取得する。
タイヤ抽出部102は、画像取得部101が取得した撮影画像と、走行する車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部106に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、上記撮影画像に含まれるタイヤを抽出する。
車軸数特定部103は、タイヤ抽出部102によるタイヤの抽出結果に基づいて、車両Aの車軸数を特定する。具体的には、車軸数特定部103は、車両Aについて撮影された複数の撮影画像の各々に含まれるタイヤの数を数えることで、車両Aの車軸数を特定する。ここで、車軸数特定部103は、車両Aの一方側の側面(例えば、図1における−Y方向側の側面)から視認できるタイヤの数は、当該車両Aの車軸数に一致することを利用している。
踏み付け回数取得部104は、車線L上の所定位置(進入側車両検知器10A(図1)と同じ位置)に埋設された踏板10Bを通じて、車両Aによる踏板10Bの踏み付け回数を取得する。具体的には、踏み付け回数取得部104は、進入側車両検知器10Aによる車両Aの通過が検知されている間における、踏板10Bの踏み付け回数をカウントする。踏み付け回数取得部104が取得した踏み付け回数は、車両Aの実際の車軸数を示す検出値となる。
また、第1の実施形態に係る車軸数特定部103は、同一タイヤ判定部103aと、タイヤ計数部103bと、を備えている。
同一タイヤ判定部103aは、一定のレート(30フレーム/秒)で取得される複数の撮影画像のうち一の撮影画像に含まれる車両Aのタイヤと、他の撮影画像に含まれる車両Aのタイヤと、が同一のタイヤか否かを判定する。
タイヤ計数部103bは、複数の撮影画像の各々に含まれるタイヤの数を数える。この場合において、タイヤ計数部103bは、同一タイヤ判定部103aが同一と判定した複数のタイヤについては一のタイヤとみなしてタイヤの数を数える。
以下、図3に示した車種判別システム10の各種機能構成について、より詳細に説明する。
(タイヤ抽出部の機能)
図4、図5は、それぞれ、第1の実施形態に係るタイヤ抽出部の機能を説明する第1の図、第2の図である。
画像取得部101は、撮影装置10Cによる30フレーム/秒の連続撮影の中で、車両Aの車体の車線方向における、異なる一部(車線方向に関して位置が異なる部分)がそれぞれ撮影された複数の撮影画像を取得する(本実施形態においては、各撮影画像には、車両Aの車体のうち互いに重複する部分が含まれているものとする)。例えば、画像取得部101は、図4に示すような車両Aの一部が撮影された撮影画像Dを取得する。
図4に示すように、撮影画像Dには、「特大車」に属する車両A(図1、図2)の車体の一部を進行方向奥側から進行方向手前側に向かって斜めから見た様子が写されている。タイヤ抽出部102は、撮影画像Dと予め記憶部106に記憶された複数の参照画像Drefとのパターンマッチング処理を行い、車両Aのタイヤ及びその周辺の車体の一部を含むタイヤ含有画像Tを抽出する。
図5に示すように、記憶部106には、複数の参照画像Drefが予め記憶されている。参照画像Drefは、撮影装置10Cと同様の撮影方向、撮影条件で複数種類の車両別に撮影された複数の撮影画像であって、少なくとも各車両のタイヤ及びその周辺の車体の一部を含む画像である。
また、複数の参照画像Drefは、記憶部106において、車両の車体におけるタイヤの取り付け位置別(「1軸目」か「2軸目以降」か)、及び、タイヤの構成別(「シングルタイヤ」か「ダブルタイヤ」か)に予め分類されて記憶されている。
タイヤ抽出部102は、撮影画像D(図4)と複数の参照画像Dref(図5)とのパターンマッチング処理を行う。タイヤ抽出部102が行うパターンマッチング処理は、各参照画像Drefをテンプレートとし、撮影画像Dの中から当該テンプレート(参照画像Dref)との「一致度」が高い(所定の判定閾値TH(後述)以上となる)領域を抽出する、一般的な画像識別技術に基づくものであってよい。
具体的には、一の分類に属する複数の参照画像Drefの各画像上に示された共通する特徴(例えば、「タイヤ」の写像として共通する輪状の図形等)と類似する特徴を有する領域を、撮影画像Dの中から探索する。その際、各々の類似の度合いを「一致度」として数値化し、撮影画像Dのうち当該一致度が所定の判定閾値以上となる領域を抽出する。
タイヤ抽出部102は、撮影画像Dのうち上記のように分類された参照画像Drefを通じて一致度が高い領域をタイヤ含有画像Tとして抽出する。
なお、タイヤ抽出部102は、タイヤの取り付け位置別、及び、タイヤの構成別に分類された参照画像Drefのうち、いずれの分類に属する参照画像Drefに基づいてタイヤ含有画像Tを抽出したか、に基づいて、当該タイヤ含有画像Tに含まれるタイヤの取り付け位置及び構成(シングルタイヤかダブルタイヤか)を特定することができる。
(車軸数特定部の機能)
図6は、第1の実施形態に係る車軸数特定部の機能を説明する図である。
タイヤ抽出部102は、画像取得部101により取得された複数の撮影画像D(D0、D1、・・・)の各々に対して上述したパターンマッチング処理を行い、複数のタイヤ含有画像Tを抽出する。
そして、車軸数特定部103の同一タイヤ判定部103aは、複数の撮影画像Dから抽出されたタイヤ含有画像Tの各々に含まれる複数のタイヤが、同一のタイヤか否かを判定する。
以下、同一タイヤ判定部103aの機能について、図6を参照しながら順を追って説明する。
撮影画像D0は、車線Lを走行する車両Aが撮影装置10Cの撮影範囲内に入った直後に取得された撮影画像である。図6に示すように、撮影画像D0には、車両Aの車体前方端(−X方向側の端)の一部が含まれているが、車両Aのタイヤ全体は含まれていない。したがって、タイヤ抽出部102は、撮影画像D0に対するパターンマッチング処理の結果、当該撮影画像D0からタイヤ含有画像Tを抽出しない。したがって、この時点では、タイヤの数はカウントされない。
撮影画像D1は、撮影画像D0が取得された段階から車両Aが進行方向奥側に更に走行した所定時間経過後に取得された撮影画像である。図6に示すように、撮影画像D1には、車両Aの1軸目のタイヤ全体が含まれている。したがって、タイヤ抽出部102は、撮影画像D1に対するパターンマッチング処理の結果、当該撮影画像D1から1軸目のタイヤを含むタイヤ含有画像T11を抽出する。
ここで、タイヤ含有画像T11に含まれるタイヤは、走行する車両Aについて、タイヤ抽出部102によって初めて抽出されたタイヤである。したがって、タイヤ計数部103bは、タイヤ抽出部102の抽出結果であるタイヤ含有画像T11に基づいて、車両Aの1軸目のタイヤをカウントする。
撮影画像D2は、撮影画像D1が取得された段階から更に所定時間経過後に取得された撮影画像である。図6に示すように、撮影画像D2には、撮影画像D1と同じ車両Aの1軸目のタイヤ全体(及び、2軸目のタイヤの一部)が含まれている。したがって、タイヤ抽出部102は、撮影画像D2に対するパターンマッチング処理の結果、当該撮影画像D2から1軸目のタイヤを含むタイヤ含有画像T21を抽出する(2軸目のタイヤは一部欠けているため抽出されない)。
ここで、同一タイヤ判定部103aは、前回取得した撮影画像D1から抽出されたタイヤ含有画像T11と、今回新たに取得した撮影画像D2から抽出されたタイヤ含有画像T21と、の各々に含まれるタイヤが同一のタイヤか否かを判定する。
具体的には、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T21が抽出された時点で、撮影画像D1から抽出されたタイヤ含有画像T11と、撮影画像D2から抽出されたT21と、の一致度を算出する。
各タイヤの周辺の車体を含むタイヤ含有画像T11とタイヤ含有画像T21との一致度が所定の判定閾値以上となる場合には、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T11、タイヤ含有画像T21の各々に含まれる各タイヤが同一のタイヤであると判定する。ここで、タイヤ含有画像T11、タイヤ含有画像T21の各々に含まれるタイヤは、実際には、いずれも車両Aの1軸目のタイヤ(同一のタイヤ)である。したがって、タイヤ含有画像T11とタイヤ含有画像T21との一致度は判定閾値以上となり、その結果、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T11とタイヤ含有画像T21との各々に含まれるタイヤが同一であると判定する。
タイヤ計数部103bは、タイヤ含有画像T21に含まれるタイヤが既に計数済みのタイヤ(タイヤ含有画像T11に含まれるタイヤ)と同一のタイヤであるものとみなし、タイヤ含有画像T21に基づいて車両Aのタイヤの数をカウントしない。
撮影画像D3は、撮影画像D2が取得された段階から更に所定時間経過後に取得された撮影画像である。図6に示すように、撮影画像D3には、撮影画像D1、D2と同じ車両Aの1軸目のタイヤ全体と、2軸目のタイヤ全体と、が含まれている。したがって、タイヤ抽出部102は、パターンマッチング処理の結果、撮影画像D3から、1軸目のタイヤ、2軸目のタイヤの各々に対応する2つのタイヤ含有画像T31、T32を抽出する。
同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T31、T32が抽出された時点で、前回取得した撮影画像D2から抽出されたタイヤ含有画像T21と、今回新たに取得した撮影画像D3から抽出されたT31、T32と、の一致度を算出する。
ここで、タイヤ含有画像T21、タイヤ含有画像T31の各々に含まれるタイヤは、いずれも車両Aの1軸目のタイヤ(同一のタイヤ)である。したがって、タイヤ含有画像T21とタイヤ含有画像T31との一致度は判定閾値以上となり、その結果、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T21とタイヤ含有画像T31との各々に含まれるタイヤが同一であると判定する。
一方、タイヤ含有画像T32に含まれるタイヤは、車両Aの2軸目のタイヤ(タイヤ含有画像T21に含まれるタイヤとは別のタイヤ)である。したがって、タイヤ含有画像T21とタイヤ含有画像T32との一致度は判定閾値未満となり、その結果、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T21とタイヤ含有画像T32との各々に含まれるタイヤは同一ではないと判定する。
タイヤ計数部103bは、タイヤ含有画像T31に含まれるタイヤが既に計数済みのタイヤ(タイヤ含有画像T21に含まれるタイヤ)と同一のタイヤであるものとみなし、タイヤ含有画像T31に基づいて車両Aのタイヤの数をカウントしない。
一方、タイヤ含有画像T32に含まれるタイヤは、これまでに取得された撮影画像D0〜D2に含まれるタイヤとは異なる新たなタイヤである。したがって、タイヤ計数部103bは、タイヤ抽出部102の抽出結果であるタイヤ含有画像T32に基づいて、車両Aの2軸目のタイヤをカウントする。
撮影画像D4は、撮影画像D3が取得された段階から更に所定時間経過後に取得された撮影画像である。図6に示すように、撮影画像D4には、2軸目のタイヤ全体と、3軸目のタイヤ全体と、が含まれている。なお、この段階では、車両Aの1軸目のタイヤは撮影装置10Cの撮影範囲から外れている。したがって、タイヤ抽出部102は、パターンマッチング処理の結果、撮影画像D4から、2軸目のタイヤ、3軸目のタイヤの各々に対応する2つのタイヤ含有画像T41、T42を抽出する。
同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T41、T42が抽出された時点で、前回取得した撮影画像D3から抽出されたタイヤ含有画像T31、T32と、今回新たに取得した撮影画像D4から抽出されたタイヤ含有画像T41、T42と、の各組み合わせ別の一致度を算出する。
その結果、タイヤ含有画像T31と、タイヤ含有画像T41、T42と、の一致度はいずれも判定閾値未満となり、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T31に含まれるタイヤと、タイヤ含有画像T41、T42の各々に含まれるタイヤと、が同一ではないと判定する。
更に、タイヤ含有画像T32とタイヤ含有画像T41との一致度は判定閾値以上、タイヤ含有画像T32とタイヤ含有画像T42との一致度は判定閾値未満となる。したがって、同一タイヤ判定部103aは、タイヤ含有画像T32に含まれるタイヤとタイヤ含有画像T41に含まれるタイヤとは同一であり、かつ、タイヤ含有画像T32に含まれるタイヤとタイヤ含有画像T42に含まれるタイヤとは同一ではないと判定する。
タイヤ計数部103bは、タイヤ含有画像T41に含まれるタイヤが既に計数済みのタイヤ(タイヤ含有画像T32に含まれるタイヤ)と同一のタイヤであるものとみなし、タイヤ含有画像T41に基づいて車両Aのタイヤの数をカウントしない。
一方、タイヤ含有画像T42に含まれるタイヤは、これまでに取得された撮影画像D0〜D3に含まれるタイヤとは異なる新たなタイヤである。したがって、タイヤ計数部103bは、タイヤ抽出部102の抽出結果であるタイヤ含有画像T42に基づいて、車両Aの3軸目のタイヤをカウントする。
同一タイヤ判定部103a及びタイヤ計数部103bは、以上の処理を、車両Aの走行中に取得される一連の撮影画像D(D0、D1、D2、・・・)の全てについて実行することで、車両Aの車軸数を特定することができる。
車軸数特定部103は、車両Aについての車軸数の特定結果、及び、各タイヤの構成(シングルタイヤかダブルタイヤか)についての情報を、車種区分判別部11に出力する。車種区分判別部11は、車軸数特定部103から取得した各種情報(車軸数等)に基づいて、車両Aの車種区分を判別し、当該判別の結果を料金自動収受機20に出力する。
なお、上述したように、撮影装置10Cは、走行する車両Aの車体後端を撮影できるような視野を確保すべく、車線Lの下流側から上流側に向けて、車線方向に対し傾斜する方向から撮影するものとしている(図2参照)。そうすると、同一のタイヤであっても、取得された撮影画像Dにおける左側の領域(撮影装置10Cと撮影対象との距離が近い側)で写された写像と、撮影画像Dにおける右側の領域(撮影装置10Cと撮影対象との距離が遠い側)で写された写像と、でタイヤの写像のサイズが異なる。
そこで、同一タイヤ判定部103aは、複数のタイヤ含有画像Tに含まれる各タイヤが同一のタイヤか否かを判定するにあたり、抽出された各タイヤ含有画像Tが存在する撮影画像D上の位置に応じて当該タイヤ含有画像Tのサイズを調整する(正規化する)処理を行った後で、一致度を算出する。
このようにすることで、撮影画像D上の位置(領域)に応じたタイヤの写像サイズの変動成分が排されるため、複数の撮影画像Dに含まれるタイヤが同一のタイヤか否か、をより精度よく判定することができる。
なお、同一タイヤ判定部103aの処理は、上記態様には限定されない。例えば、他の実施形態に係る同一タイヤ判定部103は、撮影装置10Cが30フレーム/秒のフレームレートで連続撮像することで取得された複数の撮影画像Dのうち、一のフレームに取得された撮影画像Dとその次のフレームに取得された撮影画像Dとを比較し、各々から抽出されたタイヤ含有画像Tの画像上の位置が重なっている場合は、当該タイヤ含有画像Tに含まれる各タイヤが同一のタイヤである、と判定するようにしてもよい。
(パターンマッチング処理学習部の機能)
図7は、第1の実施形態に係るパターンマッチング処理学習部の機能を説明する図である。
図7に示すグラフは、タイヤ抽出部102のパターンマッチング処理により算出された、撮影画像D(図4)と参照画像Dref(図5)との一致度(縦軸)を、連続して取得された複数の撮影画像Dの各々(横軸)について示している。
パターンマッチング処理学習部105は、踏み付け回数取得部104が取得した踏み付け回数と、車軸数特定部103が特定した車両Aの車軸数の特定結果と、に基づいて、タイヤ抽出部102のパターンマッチング処理に用いる判定条件を調整する。
ここで、まず図2を参照しながら、「大型車」(又は、「特大車」)に属する車両Aが料金収受設備1に進入した場合における車種判別システム10の処理の流れを説明する。
上述したように、車両Aの運転座席が料金自動収受機20に到達した段階において、車両Aの車体の進行方向手前側の一部は、踏板10Bの上を通過していない状態にある。しかし、撮影装置10Cは、踏板10Bよりも上流側(進行方向手前側)の所定範囲を撮影可能に設けられているので、画像取得部101は、踏板10B上を通過する前のタイヤを含む撮影画像を取得できる。したがって、同段階において、車軸数特定部103は、取得された撮影画像に基づいて車両Aの車軸数を特定でき、また、車種区分判別部11は、当該特定された車軸数に基づいて車両Aの車種区分を判別できる。
料金自動収受機20による料金収受処理が完了した後、車両Aは、料金収受設備1から退出すべく、車線Lの下流側(進行方向奥側)に向かって走行する。ここで、踏み付け回数取得部104は、料金収受処理完了後における車両Aの進行方向奥側への走行の際、車両Aの車体後方端(+X方向側の端)が進入側車両検知器10Aを通過し終わるまでの間に踏板10Bが踏み付けられた回数を取得する。即ち、踏み付け回数取得部104は、料金自動収受機20による料金収受処理の完了後において、車両Aの実際の車軸数を示す検出値である踏板10Bの踏み付け回数を取得する。
ここで、パターンマッチング処理学習部105は、車軸数特定部103が特定した車軸数の特定結果(即ち、パターンマッチング処理に基づいて取得された車軸数の特定結果)と、車両Aの車体後端が進入側車両検知器10Aを退出した後に取得された踏み付け回数(即ち、車両Aの実際の車軸数)と、を比較する。比較の結果、車軸数特定部103による車軸数の特定結果が、踏み付け回数取得部104による踏み付け回数と一致していた場合には、パターンマッチング処理学習部105は、当該車軸数特定部103による車軸数の特定結果が正しく、タイヤ抽出部102によるパターンマッチング処理にタイヤの誤抽出又は抽出の抜けが無かったものと判断する。したがって、この場合、パターンマッチング処理学習部105は、タイヤ抽出部102に対し、パターンマッチング処理に用いる判定条件を調整する処理(判定閾値THを変更する処理)を行わない。
一方、上記比較の結果、車軸数特定部103による車軸数の特定結果が、踏み付け回数取得部104による踏み付け回数よりも少なかった場合には、タイヤ抽出部102によるパターンマッチング処理にタイヤの抽出の抜けがあったことが想定される。したがって、この場合、パターンマッチング処理学習部105は、タイヤ抽出部102に対し、パターンマッチング処理に用いる判定条件を調整する。
ここで、例えば、実際の車軸数が“4”である車両Aについての一連の撮影画像D(D0、D1、D2、・・・)に対するパターンマッチング処理の結果、各撮影画像Dと参照画像Drefとの一致度が、図7に示すように算出された場合を考える。
図7によれば、各撮影画像Dに写された車両Aの1軸目、2軸目及び4軸目のタイヤについては参照画像Drefとの一致度が判定閾値THを上回り、車両Aの3軸目のタイヤについては参照画像Drefとの一致度が判定閾値THを下回っている。この場合、タイヤ抽出部102は、各撮影画像Dから、1軸目、2軸目及び4軸目のタイヤを含むタイヤ含有画像T(図4)を抽出するが、3軸目のタイヤを含むタイヤ含有画像Tを抽出しない。その結果、車軸数特定部103は、車両Aの実際の車軸数は“4”であるにもかかわらず車軸数を“3”と特定する。
一方、パターンマッチング処理学習部105は、車両Aの料金収受設備1からの退出時において、踏み付け回数取得部104を通じて、踏み付け回数“4”を取得する。この時点で、パターンマッチング処理学習部105は、タイヤ抽出部102によるパターンマッチング処理の結果に基づく車軸数の特定結果“3”が、実際の車軸数を示す踏み付け回数“4”よりも小さいことを把握する。この結果を受けて、パターンマッチング処理学習部105は、車両Aについての一連の撮影画像Dの中からタイヤ含有画像Tの抽出抜けが発生しているものと判断し、タイヤ抽出部102によるパターンマッチング処理の判定に用いられる判定閾値THの引き下げを行う。これにより、一連の撮影画像Dの中からタイヤ含有画像Tが抽出されやすくなる(この例では、3軸目のタイヤが正しく抽出されやすくなる)ので、パターンマッチング処理の最適化が図られる。
なお、タイヤ抽出部102によるパターンマッチング処理の結果に基づく車軸数の特定結果が、実際の車軸数(踏み付け回数)よりも大きかった場合には、パターンマッチング処理学習部105は、タイヤ含有画像Tの誤抽出が発生しているものと判断し、パターンマッチング処理の判定に用いられる判定閾値THの引き上げを行う。
なお、パターンマッチング処理学習部105は、過去に料金収受設備1を走行した複数の車両についての車軸数に関する情報を蓄積し、これらを総合的に考慮して判定閾値THを調整する。具体的には、パターンマッチング処理学習部105は、パターンマッチング処理に基づく車軸数の特定結果と実際の車軸数(踏み付け回数)との相違の度合いを、過去に走行した複数の車両について算出し、蓄積する。そして、パターンマッチング処理学習部105は、パターンマッチング処理に基づく車軸数の特定結果が実際の車軸数(踏み付け回数)を下回る頻度が高い場合には判定閾値THを引き上げる。また、パターンマッチング処理学習部105は、パターンマッチング処理に基づく車軸数の特定結果が実際の車軸数(踏み付け回数)を上回る頻度が高い場合には判定閾値THを引き下げる。
これにより、パターンマッチング処理に基づく車軸数の特定結果が実際の車軸数(踏み付け回数)と異なる度合いが最小となるように、判定閾値THの最適化が図られる。
また、パターンマッチング処理学習部105は、一致度が低かったタイヤ含有画像T(調整処理前の判定閾値THに満たなかったタイヤ含有画像T)を、新たな参照画像Drefとして記憶部106に追加する処理を行う。このようにすることで、次に同種の車両Aが走行した際に、新たに追加された参照画像Drefとのパターンマッチング処理を通じて、タイヤ含有画像Tを正しく抽出することができる。
このようなパターンマッチング処理学習部105の処理によれば、パターンマッチング処理に用いる参照画像Drefを効率よく収集することができる。
なお、上記「判定条件を調整する」とは、具体的には、「判定閾値THの引き下げ又は引き上げを行う」こと、及び、「一致度が判定閾値THに満たなかったタイヤ含有画像Tを、新たな参照画像Drefとして記憶部106に追加する」ことの少なくとも何れか一方を意味するものとする。
(作用効果)
以上、第1の実施形態に係る車種判別システム10によれば、画像取得部101は、車両Aの進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、車線Lを走行する車両Aのタイヤを含む撮影画像Dを撮影可能な撮影装置10Cから当該撮影画像Dを取得する。また、タイヤ抽出部102は、取得された撮影画像Dと、複数の車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部106に記憶された複数の参照画像Drefと、のパターンマッチング処理を行い、撮影画像Dに含まれるタイヤを抽出する。そして、車軸数特定部103は、タイヤ抽出部102によるタイヤの抽出結果に基づいて、車両Aの車軸数を特定する。
このようにすることで、車種判別システム10は、車両Aの運転座席が料金自動収受機20に到達する前の段階で、当該車両Aの車体後方端までのタイヤを含む撮影画像を取得できる。したがって、車両Aの運転座席が料金自動収受機20に到達した段階で、車種判別システム10は、取得された撮影画像に基づいて車両Aの車軸数を特定でき、更に、当該特定された車軸数に基づいて車両Aの車種区分を判別することができる。
また、車種判別システム10は、車両Aが写された撮影画像Dと、予め用意された画像であって複数の車両のタイヤ周辺が写された参照画像Drefと、のパターンマッチング処理に基づいて車両Aのタイヤの数(即ち、車軸数)を特定する。したがって、撮影画像Dから車両Aの車軸数を高精度に特定することができる。
以上より、車種判別システム10は、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、走行する車両の車種区分を詳細に判別できる。
また、第1の実施形態に係る車種判別システム10によれば、踏み付け回数取得部104は、踏板10Bを通じて、車線Lを走行する車両Aによる踏板10Bの踏み付け回数を取得する。そして、パターンマッチング処理学習部105は、取得された踏み付け回数と、車軸数特定部103が特定した車軸数の特定結果と、に基づいて、パターンマッチング処理に用いる判定条件を調整する。
撮影画像同士のパターンマッチング処理は、対比する撮影画像によってはタイヤの抽出結果に誤差(誤抽出、抽出抜け)が生じることが想定される。しかし、このようにすることで、パターンマッチング処理に基づく車軸数の特定結果と実際の車軸数とが一致するように、パターンマッチング処理が最適化されるので、車軸数を一層高精度に特定することができる。
また、第1の実施形態に係る車種判別システム10によれば、車軸数特定部103は、複数の撮影画像Dの各々に含まれるタイヤの数を数えるタイヤ計数部103bと、複数の撮影画像Dのうち一の撮影画像Dに含まれるタイヤと他の撮影画像Dに含まれるタイヤとが同一のタイヤか否かを判定する同一タイヤ判定部103aと、を有する。そして、タイヤ計数部103bは、同一タイヤ判定部103aが同一と判定した複数のタイヤについては一のタイヤとみなしてタイヤの数を数える。
このようにすることで、車両Aの車体全体が一つの撮影画像Dの撮影範囲内に収まらないような場合であっても、連続撮影により複数の撮影画像Dを取得することで、走行中の車両Aの全てのタイヤを写像として捉えることができる。これにより、車両のタイヤの数を精度よく特定することができる。また、複数の撮影画像Dに渡って写されたタイヤが同一のタイヤであった場合には、タイヤの数を重複して数えないようにするので、車両Aのタイヤの数を一層精度よく特定することができる。
また、第1の実施形態に係る車種判別システム10によれば、タイヤ抽出部102は、シングルタイヤかダブルタイヤかの構成別に分類された参照画像Drefとのパターンマッチング処理を行う。
このようにすることで、パターンマッチング処理において、シングルタイヤ、ダブルタイヤのいずれの分類に属する参照画像Drefに基づいて抽出されたタイヤ(タイヤ含有画像T)かを参照することで、車両Aのタイヤの構成がシングルタイヤかダブルタイヤかを判別することができる。したがって、車種区分を判別するための情報として、車軸数ばかりでなく、車両Aが有するタイヤの構成(シングルタイヤかダブルタイヤか)を取得することができるので、一層精度よく車種区分を判別することができる。
以上、第1の実施形態に係る車種判別システム10について詳細に説明したが、第1の実施形態に係る車種判別システム10の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、第1の実施形態に係る車種判別システム10によれば、上述した通り、取得された撮影画像Dにおける左側の領域と、右側の領域と、で撮影画像Dにおけるタイヤの写像のサイズが異なる(図6等を参照)。
そこで、他の実施形態に係る複数の参照画像Drefは、記憶部106において、撮影画像Dにおける所定の領域別に予め分類されて記憶されていてもよい。具体的には、参照画像Drefは、「画像右側」、「画像中央」、「画像左側」等と分類される。この場合、タイヤ抽出部102は、例えば、撮影画像Dのうち左側の所定領域(左側1/3)に属する画像については、「画像左側」に分類された参照画像Drefとのパターンマッチング処理を行う。
このようにすることで、取得された撮影画像Dにおける左側の領域、中央の領域、右側の領域の各々に対し、撮影されたタイヤの写像のサイズに応じた適切な参照画像Drefとのパターンマッチング処理を行うことができる。
また、第1の実施形態では、複数の撮影画像Dの各々には、車両Aの車体のうち互いに重複する部分が含まれているものとして説明したが、他の実施形態においてはこれに限定されない。即ち、他の実施形態においては、複数の撮影画像Dは、車両Aの車体のうち重複する部分を互いに含まないように取得される態様であってもよい。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態に係る車種判別システムについて、図8〜図10を参照ながら説明する。
(撮影装置の構造)
図8は、第2の実施形態に係る撮影装置の構造を示す図である。
図8に示すように、第2の実施形態に係る撮影装置10Cは、カメラ本体部10C1と、収容ケース10C2と、シリンドリカルレンズ10C3と、を有して構成される。
カメラ本体部10C1は、レンズを通じて集光された外光に基づいて所定の撮影範囲を含む撮影画像D(図4)を取得する一般的なカメラである。
収容ケース10C2は、カメラ本体部10C1の筐体全体を覆うように設けられたケースであって、屋外に設置されるカメラ本体部10C1を粉塵や雨滴等から保護する目的で設けられる。
シリンドリカルレンズ10C3は、収容ケース10C2に設けられたレンズである。シリンドリカルレンズ10C3は、収容ケース10C2における、カメラ本体部10C1の光軸R(撮影方向N)上に設けられ、高さ方向(±Z方向)を軸とする凹型の湾曲面を有している。
カメラ本体部10C1は、収容ケース10C2に設けられたシリンドリカルレンズ10C3を通じて外部からの光を集光することで、撮影範囲(画角)を水平方向に広角化させることができる。これにより、カメラ本体部10C1は、車線Lを走行する車両Aの車体の車線方向における全部が含まれる範囲を撮影可能とされる。
(タイヤ抽出部の機能)
図9、図10は、それぞれ、第2の実施形態に係るタイヤ抽出部の機能を説明する第1の図、第2の図である。
第2の実施形態において、撮影装置10Cは、例えば、進入側車両検知器10Aからの検知信号に基づいて、車両Aが車線方向における進入側車両検知器10Aの位置に到達したタイミングで一回のみ撮影を行う。ここで、図9は、上記タイミングにおける一回の撮影で取得された撮影画像D’の例を示している。
第2の実施形態に係る画像取得部101は、シリンドリカルレンズ10C3(図8)を有して画角が水平方向に広角化された撮影装置10Cから撮影画像D’を取得する。図9に示すように、撮影画像D’には、「特大車」に属する車両Aの車体の車線方向における車体前方端(−X方向側の端)から車体後方端(+X方向側の端)までの全部が含まれて撮影されている。即ち、カメラ本体部10C1がシリンドリカルレンズ10C3を通して車両Aを撮影することで、当該車両Aの写像が水平方向に圧縮されて写された撮影画像D’が得られる。これにより、車長d2(図2)が最も長い「特大車」の車両Aであっても、一つの撮影画像D’の撮影範囲内に当該車両Aの車線方向における車体全体を含めることができる。
タイヤ抽出部102は、第1の実施形態と同様に、車両Aの車体全体が写された一つの撮影画像D’と、予め記憶部106に記憶された複数の参照画像Drefと、のパターンマッチング処理を行い、車両Aのタイヤを含むタイヤ含有画像Tを抽出する。
図10に示すように、記憶部106には、複数の参照画像Dref(Dref1、Dref2、Dref3)が予め記憶されている。参照画像Drefは、撮影装置10Cと同様の撮影方向、撮影条件で複数種類の車両別に撮影された複数の撮影画像であって、少なくとも各車両のタイヤ及びその周辺の車体の一部を含む画像である。
また、第2の実施形態に係る複数の参照画像Drefは、記憶部106において、隣接タイヤ数別(「1軸」、「2軸隣接」又は「3軸隣接」)に予め分類されて記憶されている。
ここで、「1軸」の分類に属する参照画像Dref1は、車両Aにおいて、車線方向に隣接するタイヤが存在しない単一のタイヤのみを含む撮影画像である。また、「2軸隣接」の分類に属する参照画像Dref2は、車両Aにおいて、車線方向に2つ隣接して設けられたタイヤ群を含む撮影画像である。同様に、「3軸隣接」の分類に属する参照画像Dref3は、車両Aにおいて、車線方向に3つ隣接して設けられたタイヤ群を含む撮影画像である。
タイヤ抽出部102は、一つの撮影画像D’(図9)と複数の参照画像Dref(Dref1、Dref2、Dref3)とのパターンマッチング処理を経て、当該撮影画像D’に含まれる全てのタイヤ(タイヤ含有画像T)を抽出する。具体的には、タイヤ抽出部102は、撮影画像D’と隣接タイヤ数別に分類された参照画像Dref(Dref1、Dref2、Dref3)とのパターンマッチング処理を通じて、一致度が高い領域をタイヤ含有画像T(Ta、Tb、Tc)として抽出する(図9参照)。
なお、タイヤ抽出部102は、隣接タイヤ数別に分類された参照画像Dref(Dref1、Dref2、Dref3)のうち、いずれの分類に属する参照画像Drefに基づいて各タイヤ含有画像T(Ta、Tb、Tc)を抽出したか、に基づいて、各タイヤ含有画像Tの各々に含まれるタイヤの数を特定することができる。
例えば、図9に示す例では、タイヤ抽出部102は、パターンマッチング処理を経て、「1軸」に属する参照画像Dref1と一致度が高い領域として、撮影画像D’からタイヤ含有画像Ta、Tbを抽出する。同様に、タイヤ抽出部102は、パターンマッチング処理を経て、「2軸隣接」に属する参照画像Dref2と一致度が高い領域として、撮影画像D’からタイヤ含有画像Tcを抽出する。
第2の実施形態に係る車軸数特定部103(タイヤ計数部103b)は、タイヤ抽出部102による抽出結果に基づいて、一つの撮影画像D’に含まれる全てのタイヤの数を数える。図9に示す例では、タイヤ計数部103bは、1つのタイヤを含むタイヤ含有画像Ta、Tbと、2つのタイヤを含むタイヤ含有画像Tcと、を参照し、各タイヤ含有画像Ta、Tb、Tcに含まれるタイヤの数を合計することで、車両Aの車軸数を“4”を特定する。
(作用効果)
以上、第2の実施形態に係る車種判別システム10によれば、画像取得部101は、シリンドリカルレンズ10C3(図8)を有して車両Aの車体の車線方向における全部が含まれる範囲を撮影可能とされた撮影装置10Cから一つの撮影画像D’(図9)を取得する。そして、タイヤ抽出部102は、一つの撮影画像D’に含まれるタイヤを抽出し、車軸数特定部103は、タイヤ抽出部102によるタイヤの抽出結果に基づいて、一つの撮影画像D’に含まれる全てのタイヤの数を数える。
このようにすることで、車種判別システム10は、一回の撮影で取得された一つの撮影画像D’のみに基づいて、車両Aの全てのタイヤの数(車軸数)を特定することができる。したがって、車軸数の特定に要する処理、及び、車種区分の判別処理を簡素化、かつ、高速化することができる。
また、一般的なカメラ(カメラ本体部10C1)とシリンドリカルレンズ10C3とを組み合わせて用いることで、特殊な仕様のカメラを用いない簡素な構成で、車両Aの車体全体を含む撮影画像D’を取得することができる。したがって、車種判別システム10の製造コストを抑えることができる。
また、第2の実施形態に係る車種判別システム10によれば、タイヤ抽出部102は、隣接タイヤ数別に分類された参照画像Dref(Dref1、Dref2、Dref3)とのパターンマッチング処理を行う。
ここで、シリンドリカルレンズ10C3により車両Aの写像を水平方向に圧縮して撮影した場合、車両Aの写像の一部(特に車体後方端側)が明瞭に写らないことが想定される。そうすると、写像が水平方向に圧縮されて写された撮影画像D’から、「2軸隣接」、「3軸隣接」等、隣接して設けられた複数のタイヤを一つ一つ精度よく抽出することが困難となる場合が想定される。
そこで、本実施形態のように、「2軸隣接」、「3軸隣接」として設けられた2つ又は3つのタイヤ群が含まれる参照画像Dref(Dref1、Dref2、Dref3)を予め用意するとともに、撮影画像D’に対し当該参照画像Drefを対比の対象とするパターンマッチング処理を行う。このようにすることで、「2軸隣接」、「3軸隣接」として設けられたタイヤ群を、その分類単位で撮影画像D’から精度よく抽出することができる。したがって、一つの撮影画像D’に基づく車両Aの車軸数の特定精度を高めることができる。
(第2の実施形態の変形例)
以上、第2の実施形態に係る車種判別システム10について詳細に説明したが、第2の実施形態に係る車種判別システム10の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
図11は、第2の実施形態の変形例に係る車軸数特定部の機能を説明する図である。
本変形例に係るタイヤ抽出部102は、第2の実施形態と同様に、車両Aの車体全体が写された一つの撮影画像D’と、予め記憶部106に記憶された複数の参照画像Drefと、のパターンマッチング処理を行う。
一方、本変形例に係る参照画像Drefは、図11に示すように、複数種類の車両の実際の車軸数別(「2軸車」、「3軸車」、「4軸車」、「5軸車」)、及び、各車両の車体における取り付け位置別(「1軸目」、「2軸目」、・・・)に分類されて、予め記憶部106に記憶される。
ここで、例えば、「2軸車の1軸目」の分類に属する参照画像Drefは、実際の車軸数が“2”の車両の1軸目に属するタイヤのみを含む撮影画像である。また、「2軸車の2軸目」の分類に属する参照画像Drefは、実際の車軸数が“2”の車両の2軸目に属するタイヤのみを含む撮影画像である。また、「3軸車の1軸目」の分類に属する参照画像Drefは、実際の車軸数が“3”の車両の1軸目に属するタイヤのみを含む撮影画像である。
同様に、例えば、「4軸車の3・4軸目」の分類に属する参照画像Drefは、実際の車軸数が“4”の車両において、2つ隣接して設けられた3・4軸目のタイヤ群を含む撮影画像である。
タイヤ抽出部102は、車両Aの車体全体が写された一つの撮影画像D’(図9)に対し、上記のような各分類別に記憶された複数の参照画像Drefの各々についてのパターンマッチング処理を行う。そして、タイヤ抽出部102は、各参照画像Drefと、撮影画像D’のうち当該参照画像Drefに相当する領域との一致度を、各参照画像Drefの上記分類別に取得する(図11参照)。
そして、本変形例に係る車軸数特定部103は、高い一致度が得られた参照画像Drefの分類に基づいて、撮影画像D’に写された車両Aの車軸数を特定する。
具体的には、タイヤ抽出部102は、例えば、図9に例示する撮影画像D’に対し、各分類別の参照画像Drefとのパターンマッチング処理を行う。その結果、例えば、撮影画像D’から、「4軸車の1軸目」、「4軸車の2軸目」、「4軸車の3・4軸目」、「5軸車の1軸目」及び「5軸車の2軸目」に属する参照画像Drefとの一致度が高い領域が抽出されたとする(図11)。
この場合、車軸数特定部103は、取得された撮影画像D’と高い一致度を有する参照画像Drefが、「4軸車」の分類の中から最も多く得られたことを参照し、撮影画像D’に写された車両Aの車軸数を“4”と特定する。
以上のように、車種判別システム10は、参照画像Drefを、複数種類の車両の実際の車軸数別に分類するとともに、取得された撮影画像D’がいずれの参照画像Drefとの一致度が高いか、に基づいて、車両Aの車軸数を特定してもよい。
また、この場合において、車軸数特定部103は、パターンマッチング処理を通じて実際に撮影画像D’から抽出されたタイヤの数と、高い一致度を有する参照画像Drefが最も多く得られた分類「n軸車」の“n”(n=2、3、4、・・・)と、を比較して、“n”の方が大きい場合には、車両Aの車軸数を“n”と特定する。このようにすることで、パターンマッチング処理を通じて撮影画像D’から全てのタイヤを正しく抽出することができなかった場合であっても、車両Aの車軸数を正しく取得することができる。
ただし、パターンマッチング処理を通じて撮影画像D’から抽出されたタイヤの数に比べて上記“n”の値が小さい場合は、(n軸車である)車両Aが更に被牽引車を牽引している可能性が考えられる。そのため、この場合は、車軸数特定部103は、参照画像Drefの分類(「n軸車」)によって特定される車軸数(“n”)ではなく、パターンマッチング処理により実際に抽出したタイヤ数を車両Aの車軸数として特定するものとする。
また、第2の実施形態に係る撮影装置10Cは、一般的なカメラ(カメラ本体部10C1)にシリンドリカルレンズ10C3を組み合わせて画角を広角化させるものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、撮影装置10Cは、カメラ本体部10C1自身が専用の広角レンズを備える態様であってもよい。
また、第2の実施形態に係る撮影装置10Cは、シリンドリカルレンズ10C3が、収容ケース10C2に取り付けられる態様として説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、シリンドリカルレンズ10C3は、収容ケース10C2の内側又は外側に別途設けられる態様であってもよい。
また、上述のシリンドリカルレンズ10C3は、車線Lの車線方向に視野を拡大可能な光学素子としての一態様に過ぎず、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。他の実施形態に係る上記光学素子は、例えば、凸面鏡であってもよい。この場合、撮影装置10Cは、当該凸面鏡で反射された光を取り込んで撮影を行う。
また、第2の実施形態(及びその変形例)に係る車種判別システム10は、第1の実施形態と同様の学習機能(踏み付け回数取得部104及びパターンマッチング処理学習部105)を備えていてもよい。
また、第2の実施形態(及びその変形例)に係る車種判別システム10において、第1の実施形態と同様に、参照画像Drefが、更に、タイヤの構成別(シングルタイヤかダブルタイヤか)に分類されていてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、車種判別システム10の主制御装置10Dの各種機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行うものとしている。ここで、上述した主制御装置10Dの各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、主制御装置10Dは、各種機能構成が単一の装置筐体に収められる態様に限定されず、主制御装置10Dが有する各種機能構成が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 料金収受設備
10 車種判別システム
10A 進入側車両検知器
10B 踏板
10C 撮影装置
10C1 カメラ本体部
10C2 収容ケース
10C3 シリンドリカルレンズ
10D 主制御装置
100 車軸数検出装置
101 画像取得部
102 タイヤ抽出部
103 車軸数特定部
103a 同一タイヤ判定部
103b タイヤ計数部
104 踏み付け回数取得部
105 パターンマッチング処理学習部
106 記憶部
11 車種区分判別部
20 料金自動収受機
40 発進制御機
50 発進側車両検知器
L 車線
A 車両
I アイランド
d1 間隔
d2 車長
N 撮影方向
R 光軸
D 撮影画像
T タイヤ含有画像
TH 判定閾値

Claims (10)

  1. 車両の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像を撮影する撮影装置から前記撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部が取得した前記撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、前記撮影画像に含まれるタイヤを抽出するタイヤ抽出部と、
    前記タイヤの抽出結果に基づいて、前記車両の車軸数を特定する車軸数特定部と、
    を備える車軸数検出装置。
  2. 前記車両が走行する車線の所定位置に埋設された踏板を通じて、当該車線を走行する車両による前記踏板の踏み付け回数を取得する踏み付け回数取得部と、
    前記踏み付け回数取得部が取得した前記踏み付け回数と、前記車軸数特定部が特定した車軸数の特定結果と、に基づいて、前記パターンマッチング処理に用いる判定条件を調整するパターンマッチング処理学習部と、
    を更に備える請求項1に記載の車軸数検出装置。
  3. 前記画像取得部は、前記車両の車体の車線方向における、異なる一部がそれぞれ撮影された複数の撮影画像を取得し、
    前記タイヤ抽出部は、複数の撮影画像の各々に含まれる前記タイヤを抽出し、
    前記車軸数特定部は、
    複数の前記撮影画像の各々に含まれるタイヤの数を数えるタイヤ計数部と、
    一の前記撮影画像に含まれるタイヤと他の前記撮影画像に含まれるタイヤとが同一のタイヤか否かを判定する同一タイヤ判定部と、を有し、
    前記タイヤ計数部は、前記同一タイヤ判定部が同一と判定した複数のタイヤについては一のタイヤとみなして前記タイヤの数を数える
    請求項1又は請求項2に記載の車軸数検出装置。
  4. 前記画像取得部は、前記車両の車体の車線方向における全部が撮影された一つの撮影画像を取得し、
    前記タイヤ抽出部は、前記一つの撮影画像に含まれる前記タイヤを抽出し、
    前記車軸数特定部は、前記一つの撮影画像に含まれる全てのタイヤの数を数えるタイヤ計数部を有する
    請求項1又は請求項2に記載の車軸数検出装置。
  5. 前記タイヤ抽出部は、隣接タイヤ数別に分類された前記参照画像とのパターンマッチング処理を行う
    請求項4に記載の車軸数検出装置。
  6. 前記画像取得部は、車線方向に視野を拡大可能な光学素子を有して前記車両の車体の車線方向における全部が含まれる範囲を撮影可能とされた前記撮影装置から前記撮影画像を取得する
    請求項4又は請求項5に記載の車軸数検出装置。
  7. 前記タイヤ抽出部は、シングルタイヤかダブルタイヤかの構成別に分類された前記参照画像とのパターンマッチング処理を行う
    請求項4に記載の車軸数検出装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の車軸数検出装置と、
    前記車軸数検出装置が検出した車軸数に基づいて、前記車両の車種区分を判別する車種区分判別部と、
    を備える車種判別システム。
  9. 車両の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像を撮影する撮影装置から前記撮影画像を取得するステップと、
    取得した前記撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、前記撮影画像に含まれるタイヤを抽出するステップと、
    前記タイヤの抽出結果に基づいて、前記車両の車軸数を特定するステップと、
    を有する車軸数検出方法。
  10. 車軸数検出装置のコンピュータを、
    車両の進行方向奥側から進行方向手前側に向かって、当該車両のタイヤを含む撮影画像を撮影する撮影装置から前記撮影画像を取得する画像取得手段、
    前記画像取得手段が取得した前記撮影画像と、車両のタイヤを含む画像であって予め記憶部に記憶された複数の参照画像と、のパターンマッチング処理を行い、前記撮影画像に含まれるタイヤを抽出するタイヤ抽出手段、
    前記タイヤの抽出結果に基づいて、前記車両の車軸数を特定する車軸数特定手段、
    として機能させるプログラム。
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