JP2016162329A - 運転支援装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】装置自身と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させる。
【解決手段】移動体に搭載される運転支援装置は、移動体の状況、及び移動体周辺の状況のうちの少なくとも一方を表す移動状況情報を取得し(S120)、運転質問に対する正答である出題正解を移動状況情報に基づいて生成する(S130〜S150)。さらに、運転支援装置は、運転質問を音声で出力し(S180)、運転質問に対する音声での回答を出題正解に照合することで、回答の正誤を判定する(S210)。なお、運転質問は、移動体の運転に関する質問であって、移動状況情報に応じて正答が変化する質問である。
【選択図】図3
【解決手段】移動体に搭載される運転支援装置は、移動体の状況、及び移動体周辺の状況のうちの少なくとも一方を表す移動状況情報を取得し(S120)、運転質問に対する正答である出題正解を移動状況情報に基づいて生成する(S130〜S150)。さらに、運転支援装置は、運転質問を音声で出力し(S180)、運転質問に対する音声での回答を出題正解に照合することで、回答の正誤を判定する(S210)。なお、運転質問は、移動体の運転に関する質問であって、移動状況情報に応じて正答が変化する質問である。
【選択図】図3
Description
本発明は、乗員の覚醒状態を維持するように支援する運転支援装置、及びプログラムに関する。
従来、自動車に搭載される運転支援装置であって、乗員の覚醒度を、乗員が覚醒している覚醒状態に維持する運転支援装置が知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された運転支援装置では、装置から乗員に対して質問を発し、乗員からの質問に対する回答を引き出すことで、運転支援装置と乗員との間で会話を実現することがなされる。
この特許文献1に記載された運転支援装置では、装置から乗員に対して質問を発し、乗員からの質問に対する回答を引き出すことで、運転支援装置と乗員との間で会話を実現することがなされる。
この特許文献1に記載された運転支援装置では、乗員との間で会話を実現することで、運転者を覚醒状態に維持している。
しかしながら、特許文献1の運転支援装置から発せられるメッセージは、「運転者に回答を要求するような何らかの質問」であり、例えば、「そろそろ食事にしませんか」のように、自動車の運転に関係性の低い質問である。
しかしながら、特許文献1の運転支援装置から発せられるメッセージは、「運転者に回答を要求するような何らかの質問」であり、例えば、「そろそろ食事にしませんか」のように、自動車の運転に関係性の低い質問である。
このように、自動車の運転に関係性の低い質問が運転支援装置から発せられると、運転者は、運転とは無関係な事項に集中してしまい、自動車の運転に対する集中力が低下する可能性があった。
つまり、従来の技術では、装置自身と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることが困難であった。
そこで、本発明は、装置自身と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることを目的とする。
そこで、本発明は、装置自身と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、移動体に搭載される運転支援装置(50)に関する。
運転支援装置は、状況取得手段(50,S120)と、正答生成手段(50,S130〜S150)と、質問出力手段(50,S180)と、正誤判定手段(50,S210)とを備えている。
運転支援装置は、状況取得手段(50,S120)と、正答生成手段(50,S130〜S150)と、質問出力手段(50,S180)と、正誤判定手段(50,S210)とを備えている。
状況取得手段は、当該移動体の状況、及び当該移動体周辺の状況のうちの少なくとも一方を表す情報である移動状況情報を取得する。正答生成手段は、運転質問に対する正答である出題正解を、状況取得手段で取得した移動状況情報である現移動状況情報に基づいて生成する。ここで言う運転質問とは、移動体の運転に関する質問であって、移動状況情報に応じて正答が変化する質問である。
さらに、正誤判定手段は、質問出力手段で出力された運転質問に対する音声での回答を
、正答生成手段で生成した出題正解に照合することで、回答の正誤を判定する。
まず、会話によって、利用者を覚醒状態に維持できるという知見(例えば、厚生労働科学研究費補助金労働安全衛生総合研究事業,「交通労働災害防止のための安全管理手法の高度化に関する研究」,平成19年度 総括・分担研究報告書,主任研究員 中村隆広 平成20(2008)年4月)が得られている。
、正答生成手段で生成した出題正解に照合することで、回答の正誤を判定する。
まず、会話によって、利用者を覚醒状態に維持できるという知見(例えば、厚生労働科学研究費補助金労働安全衛生総合研究事業,「交通労働災害防止のための安全管理手法の高度化に関する研究」,平成19年度 総括・分担研究報告書,主任研究員 中村隆広 平成20(2008)年4月)が得られている。
本発明の運転支援装置は、このような知見に基づくものであり、装置自身からの運転質問に対して利用者が回答することで、運転支援装置と利用者との間で会話を成立させることができる。
この結果、運転支援装置によれば、利用者を覚醒状態に維持することが可能となる。
また、このような運転支援装置では、利用者に対して出力される運転質問を、移動体の運転に関する質問としている。このため、運転者は、運転質問に対する回答を考える際に、移動体の運転について意識することとなる。このように、運転支援装置によれば、移動体の運転について運転者に意識させることができ、移動体の運転に集中させることができる。
また、このような運転支援装置では、利用者に対して出力される運転質問を、移動体の運転に関する質問としている。このため、運転者は、運転質問に対する回答を考える際に、移動体の運転について意識することとなる。このように、運転支援装置によれば、移動体の運転について運転者に意識させることができ、移動体の運転に集中させることができる。
以上のことから、運転支援装置によれば、装置自身と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることができる。
しかも、運転支援装置では、利用者に対して出力する運転質問の出題正解は、移動状況情報に応じて時々刻々と変化する。このため、運転者は、運転質問が出題されるたびに、その運転質問に対する回答を考えなければならず、利用者の覚醒度を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることを長期間に渡って実現できる。
しかも、運転支援装置では、利用者に対して出力する運転質問の出題正解は、移動状況情報に応じて時々刻々と変化する。このため、運転者は、運転質問が出題されるたびに、その運転質問に対する回答を考えなければならず、利用者の覚醒度を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることを長期間に渡って実現できる。
ところで、本発明は、移動体に搭載されるコンピュータ(50)が実行するプログラムであってもよい。
このようなプログラムは、状況取得手順(S120)と、正答生成手順(S130〜S150)と、質問出力手順(S180)と、正誤判定手順(S190〜S210)とを、コンピュータに実行させる。
このようなプログラムは、状況取得手順(S120)と、正答生成手順(S130〜S150)と、質問出力手順(S180)と、正誤判定手順(S190〜S210)とを、コンピュータに実行させる。
このうち、状況取得手順では、移動状況情報を取得する。正答生成手順では、運転質問に対する正答である出題正解を現移動状況情報に基づいて生成する。質問出力手順では、運転質問を音声で出力する。正誤判定手順では、出力された運転質問に対する音声での回答を出題正解に照合することで、回答の正誤を判定する。
このように、本発明がプログラムとしてなされていれば、記録媒体から必要に応じてコンピュータにロードさせて起動することや、必要に応じて通信回線を介してコンピュータに取得させて起動することにより用いることができる。そして、コンピュータに各手順を実行させることで、そのコンピュータを運転支援装置として機能させることができる。
なお、ここで言う記録媒体には、例えば、DVD−ROM、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な電子媒体を含む。
なお、「特許請求の範囲」及び「課題を解決するための手段」の欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、「特許請求の範囲」及び「課題を解決するための手段」の欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<運転支援システム>
図1に示すように、運転支援システム1は、内燃機関を有した四輪自動車に搭載されるシステムであり、四輪自動車の運転を支援する運転支援を実行するシステムである。ここで言う運転支援には、四輪自動車の運転者の覚醒度を、人が覚醒している覚醒状態での覚醒度として規定された覚醒状態閾値以上に維持することを含む。すなわち、本実施形態の運転支援システム1には、例えば、運転者を覚醒状態に維持する覚醒維持システムを含む。
<運転支援システム>
図1に示すように、運転支援システム1は、内燃機関を有した四輪自動車に搭載されるシステムであり、四輪自動車の運転を支援する運転支援を実行するシステムである。ここで言う運転支援には、四輪自動車の運転者の覚醒度を、人が覚醒している覚醒状態での覚醒度として規定された覚醒状態閾値以上に維持することを含む。すなわち、本実施形態の運転支援システム1には、例えば、運転者を覚醒状態に維持する覚醒維持システムを含む。
この運転支援システム1は、ナビゲーション装置10と、周辺認識装置20と、乗員状況認識装置22と、自車状況取得装置24と、音声入力装置26と、音声出力装置30と、記憶装置40と、運転支援電子制御装置(以下、「運転支援ECU」と称す)50とを備えている。
ナビゲーション装置10は、目的地までの経路を案内する周知の装置である。このナビゲーション装置10は、位置検出器12と、入力装置14と、ナビ記憶装置16と、ナビゲーション電子制御装置(以下、「ナビECU」と称す)18とを備えている。
位置検出器12は、自車両の現在位置及び進行方向の方位の検出に必要な情報を検出する。この位置検出器12には、例えば、周知のGPS受信機、ジャイロセンサ、及び地磁気センサが含まれる。
入力装置14は、情報の入力を受け付ける周知の装置である。この入力装置14には、例えば、周知のスイッチ群やタッチパネルを含む。
また、ナビ記憶装置16は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブや、フラッシュメモリによって構成されている。このナビ記憶装置16には、地図データが格納される。この地図データには、ノードデータ、リンクデータ、コストデータ、地形データ、マークデータ、交差点データ、施設データ等の周知の各種データが含まれている。このうち、施設データは、道路上に設置された各種標識などの位置及び内容を表す。
また、ナビ記憶装置16は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブや、フラッシュメモリによって構成されている。このナビ記憶装置16には、地図データが格納される。この地図データには、ノードデータ、リンクデータ、コストデータ、地形データ、マークデータ、交差点データ、施設データ等の周知の各種データが含まれている。このうち、施設データは、道路上に設置された各種標識などの位置及び内容を表す。
ナビECU18は、ROM,RAM,CPUを備えた周知の電子制御装置であり、目的地までの経路を案内するナビゲート処理を実行すると共に、自車両の現在位置や道路の制限速度などの情報を運転支援ECU50に出力する。
周辺認識装置20は、自車両の周辺の状況を周辺情報として取得する装置である。ここで言う周辺情報には、自車両の周辺に存在する物体である物標、例えば、先行車両の状況を示す情報と、自車両の周辺の環境に関する情報とを含む。
この周辺認識装置20には、車外撮像装置と、物標検出装置とが含まれている。
車外撮像装置は、画像を撮像する周知の撮像装置であり、自車両の周辺の状況を撮像するように配置されている。この車外撮像装置は、撮像した画像を画像解析することで、少なくとも、道路標識の内容を認識した結果を、自車両の周辺の環境に関する情報として取得する。
車外撮像装置は、画像を撮像する周知の撮像装置であり、自車両の周辺の状況を撮像するように配置されている。この車外撮像装置は、撮像した画像を画像解析することで、少なくとも、道路標識の内容を認識した結果を、自車両の周辺の環境に関する情報として取得する。
また、物標検出装置は、探査波を送信し、その探査波の反射波を受信した結果に基づいて、自車両の周辺に存在する物標を検出する。ここで言う探査波は、電磁波であっても良いし、光波であってもよいし、音波であってもよい。すなわち、物標検出装置は、レーダ
装置であってもよいし、レーザレーダであってもよいし、ソナーであってもよい。
装置であってもよいし、レーザレーダであってもよいし、ソナーであってもよい。
この物標検出装置においては、自車両の周辺に存在する物標(例えば、先行車両)までの距離を、先行車両の状況を示す情報として取得する。さらに、物標検出装置は、物標が存在する方位を、先行車両の状況を示す情報として取得してもよい。
なお、電磁波を探査波とする場合、その電磁波は、時間軸に沿ってパルス状に変化させてもよい(即ち、パルスレーダとして構成してもよい)し、時間軸に沿って漸次増減するように周波数変調されていてもよい(即ち、FMCWレーダとして構成してもよい)。後者の物標検出装置であれば、自車両と物標との間の相対速度を、先行車両の状況を示す情報として取得できる。本実施形態においては、物標検出装置の1つとしてFMCWレーダを備えることとして説明する。
乗員状況認識装置22は、自車両の運転者の状況を認識する装置である。この乗員状況認識装置22には、運転者の状況として運転者の覚醒度を認識する覚醒度推定装置を含む。
この覚醒度推定装置は、運転者の目を含む画像を撮像し、その画像を画像解析した結果に基づく運転者の目の開度に応じて覚醒度を算出する周知の装置であってもよい。また、覚醒度推定装置は、運転者の生体情報に基づく周知の手法から覚醒度を算出する周知の装置であってもよい。ここで言う運転者の生体情報には、脳波や、心拍数、心拍揺らぎ、脈波、皮膚コンダクタンスなどを含む。さらに言えば、覚醒度推定装置は、自車両の挙動のばらつき度合いから運転者の覚醒度を算出する周知の装置であってもよい。ここで言う自車両の挙動とは、自車両の車幅方向に沿ったふらつきや、ステアリング操作量のばらつきなどである。
自車状況取得装置24は、各種センサを備えている。この各種センサは、自車両の状況を検出するセンサであり、少なくとも、速度センサと、アクセル開度センサとを含む。ここで言う速度センサは、自車両の走行速度(移動速度)を検出する周知のセンサである。アクセル開度センサは、アクセル開度を検出する周知のセンサである。
音声入力装置26は、入力された音声を電気信号に変換して運転支援ECU50に入力するマイクロホンである。音声出力装置30は、運転支援ECU50からの音声信号を音声に変換して出力する周知のスピーカである。
さらに、記憶装置40は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブや、フラッシュメモリによって構成されている。この記憶装置40には、詳しくは後述する運転支援処理にて出力する運転質問が複数種類格納されている。この運転質問には、速度関連質問42と、前方物関連質問44と、燃費関連質問46とが含まれる。
速度関連質問42は、自車両及び当該自車両が移動する周辺の速度に関する質問である。この速度関連質問42として、図2に示すように、例えば、自車両の走行速度を質問する「自車速度は、何[km/h]ですか?」や、自車両が走行している道路の制限速度を質問する「制限速度は、何[km/h]ですか?」が含まれる。さらに、速度関連質問42として、自車両と制限速度との速度差分を質問する「超過速度は、何[km/h]ですか?」などが含まれる。
前方物関連質問44は、自車両及び自車両の前方に位置する前方物標との関係に関する質問である。この前方物関連質問44として、図2に示すように、例えば、物標(例えば
、先行車両)速度を質問する「先行車の速度は、何[km/h]ですか?」や、物標との相対速度を質問する「前車との速度差は、何[km/h]ですか?」が含まれる。さらに、前方物関連質問44として、物標との車間距離を質問する「先行車との車間距離は、何[m]ですか?」や、自車両が物標に到達するまでの衝突余裕時間(即ち、タイム・トゥ・コリジョン(TTC))を質問する「TTCは、何[s]ですか?」が含まれている。
、先行車両)速度を質問する「先行車の速度は、何[km/h]ですか?」や、物標との相対速度を質問する「前車との速度差は、何[km/h]ですか?」が含まれる。さらに、前方物関連質問44として、物標との車間距離を質問する「先行車との車間距離は、何[m]ですか?」や、自車両が物標に到達するまでの衝突余裕時間(即ち、タイム・トゥ・コリジョン(TTC))を質問する「TTCは、何[s]ですか?」が含まれている。
燃費関連質問46は、自車両の消費燃料量に関する質問である。この燃費関連質問46として、自車両の瞬間燃費を質問する「瞬間燃費は、何[km/l]ですか?」や、目的地までの距離を質問する「目的地までの距離は、何[km]ですか?」が含まれる。さらに、燃費関連質問46として、目的地までの移動に要する消費燃料の量を質問する「目的地までに消費する燃料量は、何[l]ですか?」が含まれる。
運転支援ECU50は、ROM52,RAM54,CPU56を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された周知の制御装置である。ROM52は、電源を切断しても記憶内容を保持する必要のあるデータやプログラムを記憶する。RAM54は、データを一時的に格納する。CPU56は、ROM52またはRAM54に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。
運転支援ECU50のROM52には、運転者の覚醒度を覚醒状態閾値以上に維持するように、運転質問を出力して回答を受け付けることで会話を成立される運転支援処理を、運転支援ECU50が実行するための処理プログラムが格納されている。
<運転支援処理>
次に、運転支援ECU50が実行する運転支援処理について説明する。
<運転支援処理>
次に、運転支援ECU50が実行する運転支援処理について説明する。
この運転支援処理は、予め規定された時間間隔で起動される。
この運転支援処理が起動されると、図3に示すように、運転支援ECU50は、まず、乗員状況認識装置22にて推定した運転者の覚醒度が覚醒状態閾値未満であるか否かを判定する(S110)。このS110での判定の結果、運転者の覚醒度が覚醒状態閾値以上であれば(S110:NO)、即ち、運転者が眠気を感じていなければ、運転支援ECU50は、本運転支援処理を終了する。
この運転支援処理が起動されると、図3に示すように、運転支援ECU50は、まず、乗員状況認識装置22にて推定した運転者の覚醒度が覚醒状態閾値未満であるか否かを判定する(S110)。このS110での判定の結果、運転者の覚醒度が覚醒状態閾値以上であれば(S110:NO)、即ち、運転者が眠気を感じていなければ、運転支援ECU50は、本運転支援処理を終了する。
一方、S110での判定の結果、運転者の覚醒度が覚醒状態閾値未満であれば(S110:YES)、即ち、運転者が眠気を感じていれば、運転支援ECU50は、運転支援処理をS120へと移行させる。そのS120では、運転支援ECU50は、移動状況情報を取得する。
このS120で取得する移動状況情報は、運転質問に対する正答である出題正答の生成に用いる情報である。具体的に移動状況情報には、周辺情報に加えて、目的地までの距離、自車両の走行速度、アクセル開度などが含まれる。この移動状況情報は、車載ネットワークを介して、ナビゲーション装置10、周辺認識装置20、乗員状況認識装置22、自車状況取得装置24などから取得される。なお、車載ネットワークによる通信は、CAN(CAN:Controller Area Network)を用いて実現してもよい。
続いて、運転支援処理では、運転支援ECU50は、記憶装置40に格納されている複数の燃費関連質問46それぞれを取得する(S130)。さらに、S130では、運転支援ECU50は、燃費関連質問46それぞれに対する出題正答を生成する。
この燃費関連質問46に対する出題正答の生成は、S120で取得する移動状況情報に基づいて実施される。具体的には、「瞬間燃費は、何[km/l]ですか?」という速度
関連質問42に対しては、移動状況情報に含まれるアクセル開度に基づく周知の手法によって算出した結果を出題正答として生成する。なお、瞬間燃費とは、単位時間かつ単位距離当たりの内燃機関の燃料消費量である。
関連質問42に対しては、移動状況情報に含まれるアクセル開度に基づく周知の手法によって算出した結果を出題正答として生成する。なお、瞬間燃費とは、単位時間かつ単位距離当たりの内燃機関の燃料消費量である。
さらに、「目的地までの距離は、何[km]ですか?」という燃費関連質問46に対しては、移動状況情報中の“目的地までの距離”を出題正答として生成する。また、「目的地までに消費する燃料量は、何[l]ですか?」という燃費関連質問46に対しては、“目的地までの距離”に“瞬間燃費”を乗算した結果を出題正答として生成する。
さらに、運転支援処理では、運転支援ECU50は、記憶装置40に格納されている複数の前方物関連質問44それぞれを取得する(S140)。さらに、S140では、運転支援ECU50は、前方物関連質問44それぞれに対する出題正答を生成する。
この前方物関連質問44に対する出題正答の生成は、S120で取得する移動状況情報に基づいて実施される。具体的には、「先行車の速度は、何[km/h]ですか?」という前方物関連質問44に対しては、“自車両の走行速度”に“自車両と前方物との間の相対速度”を加算した結果を出題正答として生成する。さらに、「前車との速度差は、何[km/h]ですか?」という前方物関連質問44に対しては、移動状況情報中の“自車両と物標との間の相対速度”を出題正答として生成する。また、「先行車との車間距離は、何[m]ですか?」という前方物関連質問44に対しては、移動状況情報中の“物標までの距離”を出題正答として生成する。さらに、「TTCは、何[s]ですか?」という前方物関連質問44に対しては、“先行車両との車間距離”と“先行車両との相対速度”に基づく周知の手法によって算出した結果を出題正答として生成する。
さらに、運転支援処理では、運転支援ECU50は、記憶装置40に格納されている複数の速度関連質問42それぞれを取得する(S150)。さらに、S150では、運転支援ECU50は、速度関連質問42それぞれに対する出題正答を生成する。
この速度関連質問42に対する出題正答の生成は、S120で取得する移動状況情報に基づいて実施される。具体的には、「自車速度は、何[km/h]ですか?」という速度関連質問42に対しては、移動状況情報に含まれる“自車両の走行速度”を出題正答として生成する。さらに、「制限速度は、何[km/h]ですか?」という速度関連質問42に対しては、移動状況情報中の“自車両が走行している道路の制限速度”を出題正答として生成する。また、「超過速度は、何[km/h]ですか?」という速度関連質問42に対しては、移動状況情報中の“自車両の走行速度”と“自車両が走行している道路の制限速度”との速度差分を出題正答として生成する。
続いて、運転支援処理では、運転支援ECU50は、運転質問の出題順序を特定する(S160)。このS160では、運転支援ECU50は、運転支援処理の起動が初回である場合には、規定された乱数に従って、速度関連質問42、前方物関連質問44、燃費関連質問46の出題順序を特定する。一方、S160では、運転支援ECU50は、運転支援処理の起動が2回目以降である場合には、詳しくは後述するS250にて設定された速度関連質問42、前方物関連質問44、燃費関連質問46の出題順序を特定する。なお、本実施形態における出題順序には、速度関連質問42、前方物関連質問44、燃費関連質問46の各質問種類の出題順序に加えて、速度関連質問42、前方物関連質問44、燃費関連質問46それぞれ種類の中で各質問を出題する順序も含む。
そして、運転支援処理では、運転支援ECU50は、各運転質問に対する回答に必要となる必要情報を音声出力装置30に出力する(S170)。必要情報を受信した音声出力装置30は、必要情報を音声によって報知する。
ここで言う必要情報の一例として、例えば、「目的地までに消費する燃料量は、何[km]ですか?」という燃費関連質問46に対する、“目的地までの距離”と“瞬間燃費”とが考えられる。必要情報のその他の一例として、「先行車の速度は、何[km/h]ですか?」という前方物関連質問44に対する、“自車両の走行速度”と“自車両と前方物との間の相対速度”とが考えられる。
さらに、必要情報のその他の一例として、「TTCは、何[s]ですか?」という前方物関連質問44に対する、“先行車両との車間距離”と“先行車両との相対速度”とが考えられる。必要情報のその他の一例として、「超過速度は、何[km/h]ですか?」という速度関連質問42に対する、“自車両の走行速度”と“自車両が走行している道路の制限速度”とが考えられる。
続いて、運転支援処理では、運転支援ECU50は、運転質問を1つ出力する(S180)。具体的にS180では、運転支援ECU50は、S160にて特定された出題順序に従って、現時点で出題すべき運転質問を表す音声信号を音声出力装置30へと出力する。その音声出力装置30は、運転質問を音声によって出題する。
さらに、運転支援処理では、運転支援ECU50は、音声入力装置26を介して入力された音声を取得する(S190)。このS190で、運転支援ECU50が取得する音声は、S180にて運転質問を出題してから、予め規定された時間が経過するまでの間に入力された音声である。
続いて、運転支援ECU50は、S180にて出題された運転質問に対する回答を取得する(S200)。このS200において運転支援ECU50が回答を取得する手法は、S190にて取得した音声に対して音声認識を実行し、その音声認識の結果を、S180にて出題された運転質問に対する回答を取得することであってもよい。
さらに、運転支援ECU50は、S200で取得した回答の正誤を判定する(S210)。具体的にS210では、運転支援ECU50は、S200で取得した回答を、S180で出題された運転質問に対する出題正答に照合する。この照合の結果、回答が出題正答に一致していれば、当該回答が正答(正解)であるものと判定する。一方、照合の結果、回答が出題正答と不一致であれば、当該回答が誤答(不正解)であるものと判定する。
そして、S210で正誤判定の結果、S200で取得した回答が誤答であれば(S220:NO)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS170へと戻す。このS170では、運転支援ECU50は、S180にて出力した運転質問の必要情報を出力する。さらに、S180では、運転支援ECU50は、先に出題した運転質問を再度出力する。
一方、S210での正誤判定の結果、S200で取得した回答が正答であれば(S220:YES)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS230へと移行させる。
そのS230では、運転支援ECU50は、同一種類の全ての運転質問を出題済みであるか否かを判定する。このS230での判定の結果、同一種類の全ての運転質問を出題済みでなければ(S230:NO)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS170,S180へと戻す。そのS170,S180では、運転支援ECU50は、S160で特定した出題順序に従って、S180にて出力した運転質問と同一種類の運転質問の中で新たな運転質問、及びその運転質問の必要情報を出力する。その後、運転支援ECU50は、S190〜S230までのステップを実行する。
そのS230では、運転支援ECU50は、同一種類の全ての運転質問を出題済みであるか否かを判定する。このS230での判定の結果、同一種類の全ての運転質問を出題済みでなければ(S230:NO)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS170,S180へと戻す。そのS170,S180では、運転支援ECU50は、S160で特定した出題順序に従って、S180にて出力した運転質問と同一種類の運転質問の中で新たな運転質問、及びその運転質問の必要情報を出力する。その後、運転支援ECU50は、S190〜S230までのステップを実行する。
なお、S230での判定の結果、同一種類の全ての運転質問を出題済みであれば(S2
30:YES)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS240へと移行させる。そのS240では、運転支援ECU50は、全ての種類の運転質問を出題済みであるか否かを判定する。
30:YES)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS240へと移行させる。そのS240では、運転支援ECU50は、全ての種類の運転質問を出題済みであるか否かを判定する。
このS240での判定の結果、全ての種類の運転質問を出題済みでなければ(S240:NO)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS170,S180へと戻す。そのS170,S180では、運転支援ECU50は、S160で特定した出題順序に従って、先のS180にて出力した運転質問と異なる種類の運転質問の中で1つの運転質問、及びその1つの運転質問の必要情報を出力する。その後、運転支援ECU50は、S190〜S220までのステップを実行する。
一方、S240での判定の結果、全ての種類の運転質問を出題済みであれば(S240:YES)、運転支援ECU50は、運転支援処理をS250へと移行させる。そのS250では、運転支援ECU50は、出題順序を決定する。
この出題順序の決定は、各運転質問に対する正答率に基づいて決定する。具体的には、正答率が低い運転質問ほど、早期に出題されるように出題順序を決定する。すなわち、出題順序は、速度関連質問42、前方物関連質問44、燃費関連質問46の各質問種類の正答率が低いほど、その質問種類を早期に出題するように決定する。さらに、出題順序は、その質問種類の中で正答率が低い運転質問ほど早期に出題するように決定する。
その後、本運転支援処理を終了し、次の起動タイミングまで待機する。
つまり、運転支援処理では、移動状況情報を取得し、その取得した移動状況情報に基づいて、各運転質問の出題正答を生成する。そして、運転支援処理では、運転質問を音声出力装置30から放音し、運転質問に対する乗員の回答を受け付ける。
つまり、運転支援処理では、移動状況情報を取得し、その取得した移動状況情報に基づいて、各運転質問の出題正答を生成する。そして、運転支援処理では、運転質問を音声出力装置30から放音し、運転質問に対する乗員の回答を受け付ける。
さらに、運転支援処理では、運転質問に対する乗員の回答が正答であれば、次の運転質問を出力し、運転質問に対する乗員の回答が誤答であれば、その運転質問を改めて出力する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、運転支援システム1においては、音声出力装置30からの運転質問に対して利用者が回答することで、運転支援システム1と利用者との間で会話を成立させることができる。
[実施形態の効果]
以上説明したように、運転支援システム1においては、音声出力装置30からの運転質問に対して利用者が回答することで、運転支援システム1と利用者との間で会話を成立させることができる。
このような会話によって、利用者を覚醒状態に維持できるという知見(例えば、厚生労働科学研究費補助金労働安全衛生総合研究事業,「交通労働災害防止のための安全管理手法の高度化に関する研究」,平成19年度 総括・分担研究報告書,主任研究員 中村隆広 平成20(2008)年4月)が得られている。
したがって、運転支援システム1によれば、利用者(ひいては、運転者)を覚醒状態に維持することが可能となる。
特に、運転支援処理では、回答に際して計算を実施する必要がある質問を運転質問として出力している。このため、運転支援システム1の利用者(運転者)は、運転質問に対する回答を導き出すため、頭を使うこととなる。これにより、運転支援システム1によれば、利用者の覚醒度を高い状態に維持し易くできる。
特に、運転支援処理では、回答に際して計算を実施する必要がある質問を運転質問として出力している。このため、運転支援システム1の利用者(運転者)は、運転質問に対する回答を導き出すため、頭を使うこととなる。これにより、運転支援システム1によれば、利用者の覚醒度を高い状態に維持し易くできる。
また、運転支援システム1では、運転者に対して出力される運転質問を、自車両の運転に関する質問としている。このため、運転者は、運転質問に対する回答を考える際に、自車両の運転について意識することとなる。
特に、運転支援処理では、運転者からの回答が誤答であれば、その誤答となった運転質問を再度出力している。これにより、運転支援システム1によれば、一つの運転質問に対する回答が正答となるまで、その運転質問について利用者に考えさせることができる。
これらのことから、運転支援システム1によれば、自車両の運転について運転者に意識させることができ、自車両の運転に集中させることができる。
以上のことから、運転支援システム1によれば、運転支援システム1と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、自車両の運転に利用者を集中させることができる。
以上のことから、運転支援システム1によれば、運転支援システム1と利用者との間の会話によって、利用者を覚醒状態に維持しつつ、自車両の運転に利用者を集中させることができる。
しかも、運転支援システム1では、利用者に対して出力する運転質問の出題正解は、移動状況情報に応じて時々刻々と変化する。このため、運転者は、運転質問が出題されるたびに、その運転質問に対する回答を考えなければならい。これにより、運転支援システム1によれば、利用者を覚醒状態に維持しつつ、移動体の運転に利用者を集中させることを長期間に渡って実現できる。
また、運転支援処理では、運転質問を出題する前に必要情報を報知している。この必要情報の報知により、運転支援システム1においては、運転質問に対して一切回答ができなくなる事態を低減でき、運転支援の有効性を高めることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の運転支援処理では、運転者の覚醒度が覚醒状態閾値未満である場合に、S120以降のステップを実行していたが、本発明において、S120以降のステップを実行する条件は、これに限るものではない。すなわち、本発明においては、運転支援処理のS110が省略されていてもよい。
また、上記実施形態の運転支援処理においては、各質問種類の全ての運転質問を出題していたが、本発明においては、各質問種類の中で1つの運転質問を出題するように、運転支援処理を構築してもよい。この場合の運転支援処理は、S230が省略されていてもよい。
さらに、上記実施形態の運転支援処理においては、全ての質問種類について出題していたが、本発明においては、少なくとも1つの質問種類の運転質問を出題するように、運転支援処理を構築してもよい。
さらに言えば、本発明においては、少なくとも1つの運転質問が出題されれば、その出題される運転質問の種類はどのようなものであってもよいし、運転質問の内容もどのようなものであってもよい。
なお、上記実施形態では、運転支援ECU50を備えたシステムとして、自動車に搭載される運転支援システム1を想定していたが、運転支援ECU50を備えたシステムが搭載される対象は、これに限るものではない。すなわち、運転支援ECU50を備えたシステムが搭載される対象は、移動体であれば、電車であってもよいし、船舶であってもよいし、航空機であってもよい。
なお、上記実施形態の構成の一部を省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。ま
た、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
た、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
また、本発明は、前述した運転支援装置の他、運転支援を実施するためにコンピュータが実行するプログラム、覚醒状態に利用者を維持するように装置を制御する制御方法等、種々の形態で実現することができる。
1…運転支援システム 10…ナビゲーション装置 12…位置検出器 14…入力装置 16…ナビ記憶装置 18…ナビECU 20…周辺認識装置 22…乗員状況認識装置 24…自車状況取得装置 26…音声入力装置 30…音声出力装置 40…記憶装置 50…運転支援ECU 52…ROM 54…RAM 56…CPU
Claims (13)
- 移動体に搭載される運転支援装置(50)であって、
当該移動体の状況、及び当該移動体周辺の状況のうちの少なくとも一方を表す情報である移動状況情報を取得する状況取得手段(50,S120)と、
前記移動体の運転に関する質問であって、前記移動状況情報に応じて正答が変化する質問である運転質問に対する正答である出題正解を、前記状況取得手段で取得した移動状況情報である現移動状況情報に基づいて生成する正答生成手段(50,S130〜S150)と、
前記運転質問を音声で出力する質問出力手段(50,S180)と、
前記質問出力手段で出力された運転質問に対する音声での回答を、前記正答生成手段で生成した出題正解に照合することで、前記回答の正誤を判定する正誤判定手段(50,S210)と
を備えることを特徴とする運転支援装置。 - 前記現移動状況情報に基づいて計算を実施する必要がある質問を、前記運転質問とする
ことを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。 - 前記状況取得手段は、前記移動体の移動速度、及び当該移動体が移動する周辺の環境の制限速度のうちの少なくとも一方を前記移動状況情報として取得し、
前記正答生成手段及び前記質問出力手段は、
前記移動体の移動速度及び当該移動体が移動する周辺の環境の制限速度のうちの少なくとも一方に関する速度関連質問を、前記運転質問とする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転支援装置。 - 前記質問出力手段は、
前記状況取得手段で取得した、前記移動体の移動速度、及び前記制限速度のうちの少なくとも一方を報知する第1情報報知手段(50,S170)
を備えることを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。 - 前記状況取得手段は、前記移動体の移動速度、及び前記移動体の前方に存在する物体である前方物までの距離のうちの少なくとも一方を前記移動状況情報として取得し、
前記正答生成手段及び前記質問出力手段は、
前記移動体と前記前方物との関係に関する前方物関連質問を、前記運転質問とする
ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記質問出力手段は、
前記状況取得手段で取得した、前記移動体の移動速度、及び前記前方物までの距離のうちの少なくとも一方を報知する第2情報報知手段(50,S170)
を備えることを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。 - 前記移動体は、内燃機関を備え、
前記状況取得手段は、少なくとも、前記内燃機関の単位時間かつ単位距離当たりの燃料消費量である瞬間燃費を、前記移動状況情報として取得し、
前記正答生成手段及び前記質問出力手段は、
前記移動体の消費燃料量に関する燃費関連質問を、前記運転質問とする
ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記質問出力手段は、
前記状況取得手段で取得した、前記瞬間燃費を報知する第3情報報知手段(50,S1
70)
を備えることを特徴とする請求項7に記載の運転支援装置。 - 前記正誤判定手段で正誤を判定した結果、前記回答が誤答であれば、同一の運転質問を前記質問出力手段から再度出力し、前記回答が正答であれば、その正答となった前記運転質問とは異なる運転質問を前記質問出力手段から出力する質問選択手段(50,S160,S180,S220)
を備えることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 少なくとも2つ以上の運転質問の中から、前記質問出力手段での出題の順序を決定する順序決定手段(50,S160,S250)
を備えることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の運転支援装置。 - 前記順序決定手段は、
前記正誤判定手段で正誤を判定した結果、正答率が低い運転質問から順に出題するように、前記運転質問の出題順序を決定する
ことを特徴とする請求項10に記載の運転支援装置。 - 前記順序決定手段は、
設定された乱数に従って、前記運転質問の出題順序を決定する
ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の運転支援装置。 - 移動体に搭載されるコンピュータ(50)が実行するプログラムであって、
当該移動体の状況、及び当該移動体周辺の状況のうちの少なくとも一方を表す情報である移動状況情報を取得する状況取得手順(S120)と、
前記移動体の運転に関する質問であって、前記移動状況情報に応じて正答が変化する質問である運転質問に対する正答である出題正解を、前記状況取得手順で取得した移動状況情報である現移動状況情報に基づいて生成する正答生成手順(S130〜S150)と、
前記運転質問を音声で出力する質問出力手順(S180)と、
前記質問出力手順で出力された運転質問に対する音声での回答を、前記正答生成手順で生成した出題正解に照合することで、前記回答の正誤を判定する正誤判定手順(S190〜S210)とを、
前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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