JP2016161885A - 画像形成装置 - Google Patents

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浩洋 山本
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Abstract

【課題】定着ローラに挟み込まれた状態にて詰まった記録シートであっても、該記録シートを取り除く際の記録シートの破断を抑制することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】一端側に開口部11を有する本体フレーム10と、開口部11を通して本体フレーム10に着脱可能であり、現像剤を担持する感光体ドラム51を有するプロセスカートリッジ50と、本体フレーム10の他端側且つ感光体ドラム51の上方に設けられ、加熱ローラ61と加熱ローラ61に圧接する加圧ローラ62とを有し、加熱ローラ61と加圧ローラ62との圧接箇所を通過する用紙Sに現像剤像を熱定着する定着装置60と、定着装置60の下方を覆うように設けられ、他端側から一端側の開口部11へ向かって延びるカバー部材400とを備え、カバー部材400は、圧接箇所よりも用紙Sの搬送方向上流側にて、他端側の端部に設けられた第1ローラ部67を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置の技術に関し、より詳しくは、画像形成過程において、搬送途中に詰まった記録シートを破断することなく取り除くための技術に関する。
一般的に、レーザービームプリンター等のような電子写真方式による画像形成装置は、記録紙(記録シート)に形成されたトナー像を熱定着させることによって、記録シートに画像を形成するように構成されている。
ここで、前記画像形成装置は、記録シートを保持するシート収容部、トナー像が形成される感光体ドラムを有する作像カートリッジ、感光体ドラムにレーザーを照射する光学系ユニット、およびトナー像を熱定着させる一対の定着ローラなどで構成される(例えば、「特許文献1」を参照)。
特開平6−43702号公報
前述の画像形成装置においては、画像形成過程に記録シートが詰まった場合、装置本体の上部に設けられた蓋部材を開いて作像カートリッジを取り外し、該作像カートリッジが配置されていたスペースを利用して、詰まった記録シートを取り除く構成となっている。
しかしながら、詰まった記録シートが定着ローラに挟み込まれている場合、このような記録シートを取り除く際に、周辺の壁や、定着ローラを覆う定着カバーなどと接触し、鋭角状に折れ曲がった状態で引き出されることが多い。
その結果、壁の縁や定着カバーの稜線などによって記録シートが破断し、破片が装置本体内に残ってしまうおそれがあった。
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、たとえ定着ローラに挟み込まれた状態にて詰まった記録シートであっても、該記録シートを取り除く際の記録シートの破断を抑制することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明における画像形成装置は、一端側に開口部を有する筐体と、前記開口部を通して前記筐体に対して着脱可能であり、現像剤を担持する感光体を有するプロセスカートリッジと、前記筐体の他端側且つ前記感光体の上方に設けられ、加熱部材と該加熱部材に圧接する圧接部材と、を有し、前記加熱部材および前記圧接部材の圧接箇所を通過する記録シートに現像剤像を熱定着する定着部と、前記定着部の下方において前記定着部を覆うように設けられ、前記他端側から前記一端側の前記開口部へ向かって延びるカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記圧接箇所よりも前記記録シートの搬送方向上流側において、前記他端側の端部に設けられた第1ローラ部を有することを特徴とする。
このような構成からなる画像形成装置によれば、記録シートの紙詰り処理(ジャム処理)を行う際、圧接箇所にて挟持された記録シートは、カバー部材の下面の端部と当接されることなく、常に回動可能な第1ローラ部の外周面に沿って屈曲され、上方へと引き出されることとなり、記録シートの破断を抑制することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第1ローラ部は、第1所定幅を有する前記記録シートの幅方向一方側端部に当接する第1当接部と、前記第1所定幅を有する前記記録シートの他方側端部に当接する第2当接部と、を有するように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、記録シートを引き出す際の破断が幅方向の端部より始まることが多いところ、第1ローラ部によって、記録シートの幅方向の両端部を常に保持することができ、記録シートの破断を抑制することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第1ローラ部は、前記第1当接部を有する第1ガイドローラと、前記第2当接部を有する第2ガイドローラと、を備え、前記第2ガイドローラは、前記第1ガイドローラに対して前記記録シートの幅方向に離間した位置に配置されるように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、未定着トナーが付着した記録シートの表面上において、第1ガイドローラ及び第2ガイドローラが実際に接触する箇所を限定しつつ、接触領域を狭めることができる。
よって、第1ガイドローラ及び第2ガイドローラの外周面に付着して装置内に残る未定着トナーの量を、少なくすることができる。
その結果、このような装置内に残る未定着トナーによって、画質不良が引き起こされるのを防止することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第1所定幅よりも幅方向の長さが短い第2所定幅を有する記録シートを搬送可能に設けられ、前記第1ローラ部は、前記第2所定幅の記録シートの幅方向一方側端部に当接する第3当接部と、前記第2所定幅の記録シートの幅方向他方側端部に当接する第4当接部と、を有するように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、数種類の記録シートに対して、常に幅方向の両端部を保持することができ、各記録シートの破断を抑制することができるとともに、第1ローラ部の外周面に付着して装置内に残る未定着トナーの量を、少なくすることができ、当該未定着トナーによって画質不良が引き起こされるのを防止することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第1ローラ部は、前記第3当接部に当接する第3ガイドローラと、前記第4当接部に当接する第4ガイドローラと、を備え、前記第1ガイドローラ、前記第2ガイドローラ、前記第3ガイドローラ及び前記第4ガイドローラは、前記記録シートの幅方向において互いに離間しているように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、数種類の記録シートに対して、第1ローラ部の外周面に付着して装置内に残る未定着トナーの量を、さらに少なくすることができ、当該未定着トナーによって画質不良が引き起こされるのを防止することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記カバー部材の下面において、前記第1ローラ部よりも前記開口部側に設けられ、かつ前記第1ローラ部と平行に位置する第2ローラ部を設けるように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、記録シートの紙詰り処理(ジャム処理)を行う際、第1ローラ部を通過した記録シートは、カバー部材の下面の端部と当接されることなく、更に回動可能な第2ローラ部の外周面に沿って屈曲され、上方へと引き出されることとなり、記録シートの破断をより確実に抑制することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第2ローラ部は、前記記録シートの、幅方向の中央部のみに接触するように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、記録シートを引き出す際に特に荷重が集中する中央部に特化して、第2ローラ部を配置することとなり、未定着トナーが付着した記録シートの表面上において、当該第2ローラ部の外周面と実際に接触を限定しつつ、接触領域を狭めることができる。
その結果、第2ローラ部によって、より効果的に記録シートを支持することができるとともに、第2ローラ部の外周面に付着して装置内に残る未定着トナーの量を、少なくすることができ、当該未定着トナーによって画質不良が引き起こされるのを防止することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記定着部の下方には、前記記録シートの幅方向に延出し、且つ上面中央にて取手部を有するプロセスカートリッジが着脱可能に配設され、前記第2ローラ部は、前記取手部の上方において、少なくとも一部が前記取手部における前記幅方向の領域内に位置するように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、例えば、プロセスカートリッジの着脱作業を行う際、取手部を把持する作業者の手の甲が定着部と接触したとしても、第2ローラ部を介して接触することとなり、より安全性を高めることができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第1ローラ部は、前記定着部の前記圧接箇所へと搬送される前記記録シートの搬送経路に臨んで配置されるように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、例え未定着トナーが付着した記録シートの表面が、静電気等によって定着部に引き寄せられたとしても、前記記録シートは、回動可能な第1ローラ部の外周面と接触することとなる。
よって、第1ローラ部は、記録シートの搬送速度と同調しつつ回転するため、記録シートの表面と、第1ローラ部の外周面との間において摩擦が発生し難く、画質不良の発生を抑制することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記第1ローラ部は、導電性部材によって形成されるように構成されることがより好ましい。
このような構成からなる画像形成装置によれば、静電気等の発生を抑制し、未定着トナーが付着した記録シートの表面が、定着部側に引き寄せられるのを防止することができる。
また、本発明における画像形成装置において、前記定着部の上方には、上下方向に開閉可能に配設され、且つ前記プロセスカートリッジの着脱時に開状態となるトップカバーが設けられ、該トップカバーの開閉動作に関わらず、前記加熱部材と前記圧接部材との圧接状態を維持するように構成されることがより好ましい。
このように、本発明における画像形成装置は、例えば、ニップ解放機構等が備えられておらず、トップカバーの開閉動作とは無関係に圧接箇所での圧接状態を常に維持し、記録シートの挟持状態を保持するような構成からなる画像形成装置であっても、記録シートの紙詰り処理(ジャム処理)を行う際の、記録シートの破断を抑制することができる。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に係る画像形成装置によれば、たとえ定着ローラに挟み込まれた状態にて詰まった記録シートであっても、該記録シートを取り除く際の記録シートの破断を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体的な構成を示した断面側面図。 トップカバーが開放状態にある場合の、レーザプリンタの全体的な構成を示した断面側面図。 定着装置の周辺を示した拡大断面側面図。 可動ガイド部と保持部の構成を示した図であって、(a)は可動ガイド部が第1位置にある場合を示した拡大断面側面図、(b)は可動ガイド部が第2位置にある場合を示した拡大断面側面図。 トップカバーが開放状態にある場合の、定着装置の周辺を示した拡大断面側面図。 定着装置に装着されたカバー部材に備えられる第1ガイドローラおよび第2ガイドローラの配置構成を示した図であって、(a)は各種類の用紙の幅方向の両端部の位置に合わせて複数の第1ガイドローラを一直線上に配置する場合を示した概略正面図、(b)は各記用紙の中央部との当接を避けるように二本の第1ガイドローラを一直線上に離間して配置する場合を示した概略正面図、(c)は各種類の用紙の幅方向の両端部と当接する一本の長尺の第1ガイドローラを配置する場合を示した概略正面図、(d)は任意の間隙寸法をもって複数の第1ガイドローラを一直線上に等間隔で配置する場合を示した概略正面図。 レーザプリンタの全体的な構成を示した断面正面図。
以下、本発明を具現化する実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
[レーザプリンタ(画像形成装置)1の概略構成]
先ず、本発明に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の全体構成について、図1および図2を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にして各方向を規定する。
即ち、図1および図2において、左側を「前」、右側を「後」とし、紙面の手前側を「右」、奥側を「左」と規定する。また、図1および図2において、上側および下側を各々「上」「下」と規定する。
図1に示すように、レーザプリンタ1には、筐体の一例としての本体フレーム10や、本体フレーム10の上部に配設されるトップカバー20などが備えられる。
そして、本体フレーム10の内部には、給紙部30、露光装置40、プロセスカートリッジ50および定着部の一例としての定着装置60や、記録シートの一例としての用紙Sを本体フレーム10の外部に排出可能な排出部70などが配設されている。
トップカバー20は、本体フレーム10の後部に位置する支点(図示せず)を有し、該支点を中心にして前後方向に回動可能に配設される。
これにより、トップカバー20は、図2に示すような本体フレーム10上部の一端側である前端側に形成された開口部11を開放する「開放位置」と、図1に示すような開口部11を閉塞する「閉塞位置」との間において、本体フレーム10に対して開閉可能に構成される。
給紙部30は、給紙トレイ31や給紙機構32などにより構成される。
給紙トレイ31は、積層された複数枚の用紙Sを収容可能に構成され、本体フレーム10内の下部に着脱可能に挿設される。
また、給紙機構32は、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、一対の搬送ローラ35とにより構成される。
給紙ローラ33は、用紙Sに接触して、用紙Sを給紙トレイ31から分離ローラ34に向って搬送する。
分離ローラ34は、給紙ローラ33の下流側において給紙ローラ33よりも後側に設けられており、給紙ローラ33によって搬送された用紙Sを1枚ずつに分離する。
一対の搬送ローラ35は、分離ローラ34の下流側において略前後方向に並んで配置されており、搬送経路を挟んで前側に設けられた搬送ローラ35aと、後側に設けられた搬送ローラ35bとを備えている。
また、一対の搬送ローラ35は、分離ローラ34によって分離された用紙Sを、後述するプロセスカートリッジ50に供給可能に構成される。
露光装置40は、図示せぬレーザー光源、ポリゴンミラー、およびレンズ等により構成され、給紙部30の上方前寄りに配設される。
そして、入力された画像データに基づきレーザー光源より出射されたレーザー光は、ポリゴンミラーによる反射やレンズの透過などを経て露光装置40より照射され(図1中の矢印Aを参照)、後述する感光体ドラム51の表面上を高速走査する。
プロセスカートリッジ50は、用紙Sに現像剤像としてのトナー像を形成するためのものである。
プロセスカートリッジ50は、感光体の一例としての感光体ドラム51、帯電器52、転写ローラ53、現像ローラ54、供給ローラ55、および図示せぬ層厚規制ブレードや、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部57などにより構成される。
詳しく述べると、感光体ドラム51と転写ローラ53とは、略前後方向において並んで配置されており、搬送経路を挟んで前側に感光体ドラム51が設けられ、後側に転写ローラ53が設けられている。
また、現像ローラ54は、感光体ドラム51の前側下方に配置されており、供給ローラ55は、現像ローラ54の前側下方に配置されている。
さらに、トナー収容部57は、供給ローラ55の前側に配置されている。
そして、帯電器52によって、トナーを担持する感光体ドラム51の表面が一様に帯電された後、露光装置40より照射されたレーザー光によって露光されることにより、感光体ドラム51の表面上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
その後、現像ローラ54によって、トナー収容部57内のトナーを感光体ドラム51に供給することにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。
このような状態において、給紙部30から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と転写ローラ53との間を通過することにより、感光体ドラム51上のトナー像が用紙S上に形成される。
なお、プロセスカートリッジ50は、図2に示すように、トップカバー20を「開放位置」に回動させた状態において、開口部11を通して本体フレーム10の内部に着脱可能に装着される。
また、プロセスカートリッジ50は、本体フレーム10に装着されたときには、本体フレーム10の内部において、後側寄りに配置される。
また、プロセスカートリッジ50を本体フレーム10から取り出すときには、後側下方から前側上方に向って移動させることにより、本体フレーム10の外側へ移動することができる。
逆に、プロセスカートリッジ50を本体フレーム10へ取り付けるときには、前側上方から後側下方に向って移動させることにより、本体フレーム10へ取り付けることができる。
定着装置60は、用紙S上に形成されたトナー像を熱定着するためのものである。
定着装置60は、図1に示すように、本体フレーム10上部の他端側である後端側、且つ本体フレーム10に装着されたプロセスカートリッジ50の感光体ドラム51の上方に配設される。
定着装置60には、後述するように、加熱部材の一例としての加熱ローラ61や、圧接部材の一例としての加圧ローラ62等が備えられる。
また、加熱ローラ61は、加圧ローラ62に圧接される。
詳しく述べると、加熱ローラ61は、感光体ドラム51の上方に設けられ、感光体ドラム51と同様に、搬送経路を挟んで前側に設けられている。
加圧ローラ62は、前後方向において、加熱ローラ61と並んで配置されており、加熱ローラ61よりも上下方向において少し上方に配置されている。
また、加圧ローラ62は、転写ローラ53の上方に設けられ、転写ローラ53と同様に、搬送経路を挟んで後側に設けられている。
そして、このような構成からなる定着装置60において、トナー像が転写された用紙Sが、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間の圧接箇所(ニップ位置N1)を通過することにより、トナー像は用紙S上に熱定着される。
ここで、図3に示すように、加熱ローラ61と加圧ローラ62との圧接箇所は、所定の幅があり、その幅をαと定義し、αにおける上流側端部をα1と定義し、αにおける下流側端部をα2と定義する。また、ニップ位置N1は、このαの中央位置であると定義する。
排出部70は、左右において複数の排出ローラ71が設けられており、それぞれの排出ローラ71は、上下方向において一対となって配置されている。
また、一対の排出ローラ71は、トップカバー20の内側(下側)において略上下方向に並んで配置されており、搬送経路を挟んで上側に設けられた排出ローラ71aと、下側に設けられた排出ローラ71bとを備えている。
そして、排出部70は、トップカバー20が「閉塞位置」にある場合、加熱ローラ61の前斜め上方に位置するように、トップカバー20に配設される。
このような構成からなる排出部70において、トナー像が熱定着された用紙Sは、排出ローラ71によって本体フレーム10の外部へと排出され、トップカバー20に形成された排紙トレイ21上に積載される。
このようにして配置されたレーザプリンタ1において、用紙Sは、本体フレーム10の下部において前側から後側へ向かって搬送され、その後上方へ向かって搬送され、本体フレーム10の上部において後側から前側へ向かって搬送される。
[定着装置(定着部)60の詳細構成]
次に、前述した定着装置60の構成について、図2乃至図7を用いて詳細に説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にして各方向を規定する。
即ち、図3乃至図5において、左側を「前」、右側を「後」とし、紙面の手前側を「右」、奥側を「左」とし、上側および下側を各々「上」「下」と規定する。また、図6及び図7において、左側を「右」、右側を「左」とし、紙面の手前側を「後」、奥側を「前」とし、上側および下側を各々「上」「下」と規定する。
図3に示すように、定着装置60は、前述の加熱ローラ61や加圧ローラ62に加え、これらの加熱ローラ61や加圧ローラ62等を支持するフレーム63、加熱ローラ61より用紙Sを剥離するための剥離部材64、および電子部品のサーミスタ65などにより構成される。
加熱ローラ61は、金属製の中空丸棒部材によって形成され、その内周部には、ハロゲンランプ61Hが挿設されている。
そして、加熱ローラ61は、用紙Sに接触しつつハロゲンランプ61Hからの熱を用紙S上のトナーに伝達し、用紙S上のトナーを加熱するように構成されている。
加圧ローラ62は、芯金の周囲に弾性層を固着させて形成される。
また、加圧ローラ62は、加熱ローラ61の後斜め上方において、加熱ローラ61と平行、且つ加熱ローラ61の外周面に対して圧接するように配置される。
そして、これらの加熱ローラ61および加圧ローラ62の何れか一方には、図示せぬ駆動モータが連結されており、当該駆動モータによる駆動力が伝達されて一方が回転駆動することで、他方が摩擦力によって従動回転される。
これにより、用紙Sは、加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1より繰出され、排出部70へと搬送される。
なお、本実施形態における加熱ローラ61および加圧ローラ62は、特に限定されるものではなく、例えば、これらの加熱ローラ61および加圧ローラ62の代替品として、可撓性を有する無端状のベルト等を用いても良い。
剥離部材64は、先端部が側面視略鋭角状に形成された部材からなり、先端部が加熱ローラ61の外周面上部に接触するように、フレーム63に取り付けられている。
サーミスタ65は、加熱ローラ61の温度を検出するためのものであり、非接触式の温度センサによって構成される。
サーミスタ65は、加熱ローラ61を挟んで加圧ローラ62との反対側であって、加熱ローラ61から離間した状態で加熱ローラ61の外周面に対向して配置される。
そして、サーミスタ65によって検出された温度情報は、図示せぬ制御装置に出力され、加熱ローラ61のハロゲンランプ61Hの制御に利用される。
フレーム63は、定着装置60の筐体として設けられる部材である。
フレーム63には、後述するカバー部材400やルーフ部材500が装着される。
そして、これらのカバー部材400やルーフ部材500、およびトップカバー20によって、加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1より繰出された用紙Sを排出部70に向かって案内する、搬送経路Pが形成される。
搬送経路Pは、経路の下側を形成する第1搬送ガイド100、および経路の上側を形成する第2搬送ガイド200とトップカバー20などにより構成される。
そして、用紙Sは、第1搬送ガイド100によってトナー像が形成された側の面である画像形成面S1をガイドされ、また第2搬送ガイド200やトップカバー20によって画像形成面S1とは反対側の面である裏面S2をガイドされ、排出部70へと搬送される。
なお、以下の説明においては、用紙Sの搬送方向を単に「搬送方向」という。
第1搬送ガイド100において、搬送経路Pに面したガイド面110は、加熱ローラ61の上方から排出部70に向けて略前後方向に延出し、搬送方向下流側に向かって斜め下方に傾斜している。
そして、ガイド面110の搬送方向上流側の端部には、ガイドローラ120が設けられる。
ガイドローラ120は、その上を用紙Sが通過するように配置され、用紙Sの搬送による用紙Sとの摩擦力によって従動回転するように構成される。
第2搬送ガイド200は、加熱ローラ61の上方、且つガイドローラ120を含む第1搬送ガイド100の搬送方向上流側の部分に対向配置され、加熱ローラ61の上方から排出部70に向かって延出するよう構成される。
第2搬送ガイド200の搬送方向下流側の端部である下流側端部201は、排出部70の排出ローラ71との間において、前後方向に所定の間隔をあけて配置されている。
つまり、第2搬送ガイド200は、搬送経路Pの上側のうち後側の部分を形成している。
一方、トップカバー20は、搬送経路Pの上側のうち前側の部分を形成している。
具体的には、トップカバー20の搬送経路Pに臨んだ面にはガイドリブ22が前後方向に延出して設けられている。
そして、ガイドリブ22は、トップカバー20が「閉塞位置」にある場合において、下流側端部201と排出ローラ71との間に位置するように配置される。
これにより、第1搬送ガイド100と第2搬送ガイド200との間を通って搬送されてきた用紙Sは、ガイドリブ22によって、排出部70に向かって画像形成面S1をガイドされることとなる。
ところで、トップカバー20は、「閉塞位置」にある状態において、下流側端部201と排出部70との間の部分、および第2搬送ガイド200をともに覆うように構成されている。
また、トップカバー20は、「開放位置」にある状態にて、下流側端部201と排出部70との間の部分を開放する(露出させる)ように構成されている。
このように、トップカバー20を「開放位置」に回動させることで、下流側端部201と排出部70との間の部分、即ち搬送経路Pの一部を露出させることができる。
また、後述する可動ガイド部220を上方に回動させることによって、第2搬送ガイド200を露出させることができる。
ここで、第2搬送ガイド200の構成について説明する。
第2搬送ガイド200は、用紙Sの裏面S2の左右方向の端部をガイドするように構成された図示せぬ固定ガイド部や、これらの固定ガイド部に隣接して設けられた可動ガイド部220などを有して構成される。
ここで、図4に示すように、可動ガイド部220は、後方に向かって延出する延出部222を有し、フレーム63および固定ガイド部に対して、延出部222の左右方向外側の面の後部に設けられた回動軸220Aを中心にして回動可能に構成されている。
これにより、可動ガイド部220は、図3に示すような第1搬送ガイド100に対向して用紙Sをガイド可能な「第1位置」と、図5に示すような第1搬送ガイド100の搬送方向上流側の部分(搬送経路P)を開放する「第2位置」との間で本体フレーム10に対して移動する(動く)ように構成される。
なお、図4に示すように、可動ガイド部220は、付勢部材としてのコイルバネ66によって常に「第1位置」に向けて付勢されており、トップカバー20を「閉塞位置」から「開放位置」に回動させた直後においては、図4(a)に示す「第1位置」に位置している。
一方、可動ガイド部220は、「第1位置」から図4(b)に示す「第2位置」に回動させた後には、後述する保持部521によって「第2位置」に保持されるように構成されている。
コイルバネ66は、上端部において、延出部222の中央付近に形成された鉤状の係止部222Aに係止され、また、下端部において、係止部222Aの下方であって後述するルーフ部材500の前壁に形成された鉤状の係止部510に係止されている。
これにより、コイルバネ66は、その復元力によって可動ガイド部220を「第1位置」に向けて付勢している。
なお、係止部510は、係止部222Aよりも左側に設けられているため、より詳しく言うと、コイルバネ66は、可動ガイド部220を下斜め左方に向けて付勢している。
保持部521は、延出部222の左端面に対向するルーフ部材500のリブ(図示せず)より右側に向けて突出する略円柱状の凸部として形成される。
一方、延出部222の左端面には、外側に向けて突出する側面略円弧状の被保持部222Bが形成されており、可動ガイド部220は、フレーム63に対して回動可能、且つ、左右方向に若干平行移動可能に支持されている。
そして、図4(a)に示すように、可動ガイド部220が「第1位置」にある場合、被保持部222Bの端面と、保持部521の端面とは互いに当接した状態となっている。
一方、図4(b)に示すように、可動ガイド部220が「第2位置」にある場合、コイルバネ66の付勢力により可動ガイド部220が若干左側にスライド移動して被保持部222Bが保持部521の側面に後から当接することとなり、可動ガイド部220の回動が規制される。
次に、フレーム63、およびフレーム63に装着されるカバー部材400やルーフ部材500の構成について説明する。
図3に示すように、フレーム63には、剥離部材64やサーミスタ65が取り付けられている。
また、フレーム63の上部には、ガイドローラ120を含み、第1搬送ガイド100の搬送方向上流側の部分が形成されている。
カバー部材400は、フレーム63に組み付けられることでフレーム63の一部分、具体的にはフレーム63の上部前寄りの部分から下部までを覆う部材である。
また、カバー部材400は、前壁420、下壁430および後壁440によってフレーム63を覆うことで、サーミスタ65をも覆うように構成されている。
詳しく述べると、前壁420は、カバー部材400の最も前側の面を形成し、前側上方から後側下方へ向かって延びている。
また、下壁430は、前壁420の下端部から延び、前壁420よりも水平方向に近づく角度において、前側上方から後側下方へ傾斜する下壁部430Aと、下壁部430Aの後側端部から略水平方向に向かって延びる下壁部430Bと、を有している。
また、後壁440は、下壁430(下壁部430B)の後端部から、略鉛直方向(上下方向)に向って上方へ延びている。
なお、後壁440の上端部は、加熱ローラ61の下方において、加熱ローラと所定の間隔をあけた位置に配置されている。
加圧ローラ62の下方には、前側上部から後側下部へ向かって傾斜するガイド壁69が設けられており、ガイド壁69の前側には、プロセスカートリッジ50から搬送された用紙Sを搬送する第1定着前ガイド69Aが設けられている。
また、カバー部材400の後壁440に後側には、第1定着前ガイド69Aと対向する位置に配置される第2定着前ガイド440Aが設けられている。
なお、第2定着前ガイド440Aは、通常は用紙Sが当接しないようになっているが、用紙Sが当接した場合には、用紙Sを定着装置60へ向かって案内する。
また、第1定着前ガイド69Aおよび第2定着前ガイド440Aは、加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1に向かって用紙Sをガイドするように、左右方向において複数並んで配置されている。
下壁430は、加熱ローラ61とプロセスカートリッジ50(図1を参照)を隔てるように、サーミスタ65とプロセスカートリッジ50との間に配置されている。換言すると、カバー部材400の下壁430は、定着装置60に備えられるフレーム63の下方において、定着装置60を覆うように設けられ、本体フレーム10上部の後端側(他端側)から、前端側(一端側)の開口部11へ向かって延設される。
カバー部材400の上壁410には、前述した第1搬送ガイド100が一体に形成されている。
また、前壁420は、トップカバー20が閉じられたときに、左右方向にわたって複数箇所がトップカバー20と当接するように構成されている。
これにより、カバー部材400とトップカバー20の間からのレーザプリンタ1内への外気の流入を抑制できるので、カバー部材400に沿って流れる空気によりカバー部材400の温度が変化することを抑制できる。
その結果、サーミスタ65へのカバー部材400内の温度変化の影響を抑制できるので、加熱ローラ61の温度を精度良く検出することができる。
カバー部材400において、下壁430のプロセスカートリッジ50と対向する下面には、装着ガイドリブ431が設けられる。装着ガイドリブ431は、本体フレーム10内へのプロセスカートリッジ50の装着をガイドするためのものであり、下方に向けて突出しつつ略前後方向に延出して形成され、左右方向に並んで複数配設される。
詳しく述べると、装着ガイドリブ431は、下壁部430Aと略平行な方向において、前側上方から後側下方に向って延びており、装着ガイドリブ431の後端部は、後壁440とほぼ同じ位置にまで延びている。
そして、図2に示すように、装着ガイドリブ431は、プロセスカートリッジ50の装着方向(矢印Bの方向)に略沿って、定着装置60と、本体フレーム10に装着された鎖線で示すプロセスカートリッジ50との間に向かうように延出している。
ここで、図3に示すように、下壁430において、プロセスカートリッジ50の装着方向における下流側端部には、左右方向に延出する第1ローラ部67が設けられる。
換言すると、加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1(圧接箇所)よりも用紙Sの搬送方向上流側であって、本体フレーム10上部の後端側(他端側)の端部における下壁430の端部において、カバー部材400には第1ローラ部67が配置されている。
このような第1ローラ部67を設けることにより、例えば、後述するような、プロセスカートリッジ50と定着装置60との間で発生した紙詰りの処理(ジャム処理)を行う際、ニップ位置N1(圧接箇所)にて挟持された用紙Sは、カバー部材400の下面の端部と当接されることなく、常に回動可能な第1ローラ部67の外周面に沿って屈曲され、前斜め上方へと引き出されることとなり、用紙Sの破断を抑制することができる。
具体的には、第1ローラ部67は、真円形状をしており、第1軸部67Bと、第1軸部67B周りを覆う第1回転部67Cとを有しており、図示しない第1軸受部に対して第1軸部67Bが回転することによって、第1回転部67Cも回転する。
また、第2定着前ガイド440Aは、第1回転部67Cの最も後側に位置する67C1の位置と、圧接箇所の上流側端部であるα1とを結ぶ線よりも、前側に位置している。
よって、ジャム処理を行う際、用紙Sは、第2定着前ガイド440Aに当接することなく、第1回転部67Cに当接することによって、用紙Sの破断がさらに抑制される。
また、第1回転部67Cの最も下側に位置する67C2は、装着ガイドリブ431の下端部よりも、下側に位置している。
よって、ジャム処理を行う際、用紙Sは、装着ガイドリブ431に当接することがなく、用紙Sの破断を抑制することができる。
なお、第1回転部67Cは、第1軸部67Bに対して回転し、第1軸部67Bが、図示しない第1軸受部に対して固定されている構成でもよい。
また、このような構成を有することにより、第1ローラ部67は、定着装置60内の加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1(圧接箇所)へと搬送される、用紙Sの搬送経路に臨んで配置されることとなる。
詳しく述べると、第1ローラ部67は、第1定着前ガイド69Aと対向する位置に配置されている。
よって、例え未定着トナーが付着した用紙Sの表面が、静電気等によって定着装置60に引き寄せられたとしても、用紙Sは、回動可能な第1ローラ部67の外周面と接触することとなる。
従って、第1ローラ部67は、用紙Sの搬送速度と同調しつつ回転するため、用紙Sの表面と、第1ローラ部67の外周面との間において摩擦が発生し難く、画質不良の発生を抑制することができる。
第1ローラ部67は、図6(a)に示すように、左右方向に同軸上に軸支される複数(例えば、本実施形態においては4個)のガイドローラ67A・67A・67A・67Aによって構成される。
また、第1ローラ部67を構成する各ガイドローラ67Aは、導電性部材によって形成される。
このような第1ローラ部67を設けることにより、静電気等の発生を抑制し、未定着トナーが付着した用紙Sの表面が、定着装置60側に引き寄せられるのを防止することができる。
ここで、本実施形態においては、例えば、幅方向(左右方向)の異なる3種類の用紙S(以下、適宜、幅方向の長さが長いものから順に、用紙S10>用紙S20>用紙S30と記載する)が用いられている。
そして、紙詰りの処理(ジャム処理)を行うために用紙Sを前斜め上方へと引き出す際において、ガイドローラ67Aは、少なくとも、何れかの用紙Sの片側端部を、外周面にて支持可能(当接可能)な位置に各々配置される。
具体的には、3種類の用紙S10・S20・S30の内の、幅方向の長さが最も長い第1所定幅を有する用紙S10において、その幅方向の右側(一方側)端部に当接する第1当接部となる外周面を有する第1ガイドローラ67A1が配置され、また、その幅方向の左側(他方側)端部に当接する第2当接部となる外周面を有する第2ガイドローラ67A2が配置される。
なお、これらの第1ガイドローラ67A1および第2ガイドローラ67A2は、ともに、幅方向の長さが最も長い用紙S10の幅方向の各端部に対して、さらに外側に延出するように構成されている。
これにより、斜め上方へと引き出される用紙S10が、多少幅方向にガタついたとしても、これらの第1ガイドローラ67A1および第2ガイドローラ67A2は、常に用紙S10の両端部と当接されることとなる。
また、第1所定幅よりも幅方向の長さが短い第2所定幅を有する用紙S30において、その幅方向の右側(一方側)端部に当接する第3当接部となる外周面を有する第3ガイドローラ67A3が配置され、また、その幅方向の左側(他方側)端部に当接する第4当接部となる外周面を有する第4ガイドローラ67A4が配置される。
なお、本実施形態においては、用紙S10と用紙S20との間における、幅方向の長さの差が小さいため、用紙S20の右側端部および左側端部についても、第1ガイドローラ67A1および第2ガイドローラ67A2によって当接される構成となっている。
しかしながら、これに限定されるものではなく、用紙S20の右側端部および左側端部と当接する位置に、第1ガイドローラ67A1および第2ガイドローラ67A2とは別個のガイドローラを、新たに設ける構成としても良い。
このように、一般的に用紙Sを引き出す際の破断は幅方向の端部より始まることが多いところ、本実施形態によれば、第1ローラ部67によって、用紙Sの幅方向の両端部を常に保持することができるため、用紙Sの破断を抑制することができる。
また、第1ローラ部67を構成する複数の第1ガイドローラ67A1、第2ガイドローラ67A2、第3ガイドローラ67A3、および第4ガイドローラ67A4は、互いに左右方向(用紙Sの幅方向)に離間した位置に配置されている。
このような構成を有することにより、用紙Sの未定着トナーが付着した側の面(画像形成面S1)において、複数の第1ガイドローラ67A1、第2ガイドローラ67A2、第3ガイドローラ67A3、および第4ガイドローラ67A4が実際に接触する箇所を限定しつつ、接触領域を狭めることができる。
よって、これらの第1ガイドローラ67A1、第2ガイドローラ67A2、第3ガイドローラ67A3、および第4ガイドローラ67A4の外周面に付着して装置内に残る未定着トナーの量を、少なくすることができる。その結果、このような装置内に残る未定着トナーによって、画質不良が引き起こされるのを防止することができる。
ところで、図3に示すように、カバー部材400の下面において、前壁420の下壁430側の端部近傍には、第2ローラ部68が、第1ローラ部67と平行に設けられる。
換言すると、第2ローラ部68は、カバー部材400の下面において、第1ローラ部67よりも本体フレーム10の開口部11側にて、第1ローラ部67と平行に設けられる。
具体的には、第2ローラ部68は、真円形状をしており、第2軸部68Bと、第2軸部68B周りを覆う第2回転部68Cとを有しており、図示しない第2軸受部に対して第2軸部68Bが回転することによって、第2回転部68Cも回転する。
また、下壁430および前壁420の下端部は、第1回転部67Cの最も下側に位置する67C2の位置と、第2回転部68Cの最も下側に位置する68C1とを結ぶ線よりも、上側に位置している。
よって、ジャム処理を行う際、用紙Sは、下壁430および前壁420の下端部に当接することなく、第2回転部68Cに当接することによって、用紙Sの破断をさらに抑制される。
なお、第2回転部68Cは、第2軸部68Bに対して回転し、第2軸部68Bが、図示しない第2軸受部に対して固定されていてもよい。
このような第2ローラ部68を設けることにより、例えば、紙詰りの処理(ジャム処理)を行うために用紙Sを前斜め上方へと引き出す際、第1ローラ部67を通過した用紙Sは、カバー部材400の下面の端部と当接されることなく、更に回動可能な第2ローラ部68の外周面に沿って屈曲され、上方へと引き出されることとなり、用紙Sの破断をより確実に抑制することができる。
第2ローラ部68は、図6(a)に示すように、左右方向に延出するガイドローラ68Aによって構成される。
ガイドローラ68Aは、最も幅狭の用紙S30における幅方向の長さに比べて、より短い全長をもって形成され、カバー部材400の左右方向中央部に配置される。
これにより、ガイドローラ68Aからなる第2ローラ部68は、常に、各種類の用紙S(S10・S20・S30)の、幅方向(左右方向)の中央部のみに接触することとなる。
このようなガイドローラ68Aからなる第2ローラ部68を設けることにより、例えば、紙詰りの処理(ジャム処理)を行うために用紙Sを前斜め上方へと引き出す際、特に荷重が集中する中央部に特化して第2ローラ部68を配置することとなり、未定着トナーが付着した用紙Sの表面上において、第2ローラ部68の外周面と実際に接触する範囲を限定しつつ、接触領域を狭めることができる。
その結果、第2ローラ部68によって、より効果的に用紙Sを支持することができるとともに、第2ローラ部68の外周面に付着して装置内に残る未定着トナーの量を、少なくすることができ、当該未定着トナーによって画質不良が引き起こされるのを防止することができる。
ここで、図2に示すように、本体フレーム10内において、定着装置60の下方には、用紙Sの幅方向(左右方向)に延出するプロセスカートリッジ50が、装着方向(矢印Bの方向)に向かって着脱可能に配設される。
そして、図7に示すように、プロセスカートリッジ50の上面中央には、取手部58が配設される。
また、第2ローラ部68は、取手部58の上方において、少なくとも外周面の一部の領域(本実施形態においては全ての領域)が、取手部58における幅方向の領域内(図7中の寸法Cによって示された範囲)に位置するように構成されている。
このようなガイドローラ68Aからなる第2ローラ部68を設けることにより、例えば、プロセスカートリッジ50の着脱作業を行う際、取手部58を把持する作業者の手の甲が定着装置60下部のカバー部材400と接触したとしても、第2ローラ部68を介して接触することとなり、より安全性を高めることができる。
[ジャム処理の手順]
次に、本実施形態におけるレーザプリンタ1において、不意に発生した用紙Sの紙詰りの処理(ジャム処理)を行う際の手順について、図1、図2、図4および図5を用いて説明する。
ジャム処理を行う場合、先ず図2に示すように、トップカバー20を開放位置に回動させる。
これにより、図5に示すように、鎖線で示す第2搬送ガイド200の下流側端部201と排出ローラ71との間の部分、即ち搬送経路Pの一部が開放される。
よって、ジャムした用紙(図示せず)の先端がこの付近にある場合には、可動ガイド部220を回動させることなく、容易に用紙を取り出すことができる。
なお、トップカバー20を開放位置に回動させた直後において、加熱ローラ61の近傍に設けられた第2搬送ガイド200の可動ガイド部220は、コイルバネ66の付勢力によって鎖線で示す「第1位置」にある。
よって、第2搬送ガイド200よりも加熱ローラ61に近接する部分は、可動ガイド部220によって覆われた状態となっている。
これにより、ジャム処理の際に、ユーザが加熱ローラ61周辺の加熱された部分に直接触れてしまうことを防止することができる。
また、第1搬送ガイド100が設けられたカバー部材400や、第2搬送ガイド200が設けられたルーフ部材500は、加熱ローラ61を支持するフレーム63に対して着脱可能、即ちフレーム63と別部材として形成されている。
そのため、フレーム63からの、ジャム処理のときにユーザが触れる可能性のある第1搬送ガイド100や第2搬送ガイド200などへの熱の伝達を抑制することができる。
一方、ジャムした用紙(図示せず)の先端が、第1搬送ガイド100と「第1位置」にある第2搬送ガイド200との間にある場合、トップカバー20を開くだけではジャム処理が不可能なため、可動ガイド部220を鎖線で示す「第1位置」から実線で示す「第2位置」に回動させる。
具体的には、図4(a)に示す「第1位置」から図4(b)に示す「第2位置」に向かって、可動ガイド部220を回動させていくと、被保持部222Bが保持部521の後方に向かって移動し、被保持部222Bの端面と保持部521の端面との当接が解除される。
その結果、コイルバネ66の付勢力によって可動ガイド部220が左方向にスライド移動することで、被保持部222Bが保持部521の後側に移動し、保持部521の側面に後から当接する。これにより、保持部521によって可動ガイド部220の回動が規制されるため、可動ガイド部220は開いた状態の「第2位置」に保持される。
可動ガイド部220を「第2位置」に回動させると、図5に示すように、搬送経路Pの略全体を開放することができるため、ジャムした用紙を露出させ、容易に取り出すことができる。
ジャム処理が終了したら、可動ガイド部220を「第2位置」から「第1位置」に回動させる。
具体的には、図4(b)に示す「第2位置」から図4(a)に示す「第1位置」に向かって、可動ガイド部220に所定以上の力を加えると、被保持部222Bが保持部521の端面を乗り上げることとなり、保持部521による保持が解除される。
そして、コイルバネ66の付勢力によって、可動ガイド部220は自動的に「第1位置」に回動する。
その後、トップカバー20を「閉塞位置」に回動させることで、レーザプリンタ1は画像形成が可能な状態となる。
このように、本実施形態では、保持部521による保持を解除することで可動ガイド部220が自動的に「第1位置」に移動するので、ジャム処理の際の操作性を向上させることができる。
プロセスカートリッジ50と定着装置60との間でジャムが発生した場合には、図2に示すように、トップカバー20を「開放位置」に回動させて、本体フレーム10よりプロセスカートリッジ50を取り外す。
その後、加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1にて挟持された用紙(図2において、鎖線で示した用紙SA)を、前斜め上方へと引出し、開口部11を介して用紙SAを取り出すことができる。
この際、図3に示すように、ニップ位置N1より略垂下された用紙(図3において、鎖線で示した用紙SA)は、カバー部材400の下壁430における端部にて鋭角状に折れ曲げられることとなるが、本実施形態では、第1ローラ部67の外周面に沿って屈曲されることとなり、用紙SAの破断を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、定着装置60に対して、例えばニップ解放機構等が備えられておらず、トップカバー20の開閉動作とは無関係に、加熱ローラ61と加圧ローラ62とのニップ位置N1での圧接状態を常に維持し、用紙SAの挟持状態を保持するような構成となっている。
このような構成であった場合、定着装置60のニップ位置N1において用紙SAの紙詰り処理(ジャム処理)が起きたときに、用紙SAがニップ位置N1において強い力で挟持された状態となる。
これにより、ユーザは強い力で用紙SAを引っ張る必要があり、より用紙SAが破断し易くなってしまう。
しかしなら、第1ローラ部67および第2ローラ部68を設けることによって、用紙SAの破断を効果的に抑制することができる。
ところで、図1に示すように、本実施形態においては、本体フレーム10内における、プロセスカートリッジ50の装着面に沿って鏡面部材12が貼設されている。
鏡面部材12は、給紙機構32より繰出された用紙Sの搬送経路と交差するようにして配置され、図2に示すように、プロセスカートリッジ50が取り外された状態において、開口部11より、搬送経路上の用紙SAの状態を容易に視認可能な構成となっている。
より具体的には、鏡面部材12によって定着装置60のニップ位置N1付近を反射させることができ、定着装置60付近の用紙SAの位置を認識しやすくなる。つまり、例えば、ニップ位置N1より僅かに垂下された状態によって、紙詰りを起こした用紙であっても、鏡面部材12を介して、容易に視認することができる。
これにより、ユーザは、用紙SAの位置を確認しながら、ジャム処理をすることができる。
[第2実施形態のレーザプリンタ(画像形成装置)1Aの構成]
次に、本発明に係る画像形成装置の別実施形態として、第2実施形態におけるレーザプリンタ1Aの構成について、図6(b)を用いて説明する。
第2実施形態のレーザプリンタ1Aは、前述した第1実施形態としてのレーザプリンタ1と略同等な構成を有する一方、第1ローラ部267の構成について、第1実施形態のレーザプリンタ1と相違する。
よって、以下の説明においては、主に第一実施形態のレーザプリンタ1との相違点について記載し、当該レーザプリンタ1との同等な構成についての記載は省略する。
第2実施形態のレーザプリンタ1において、第1ローラ部267は、左右方向に同軸上に軸支される複数(例えば、本実施形態においては2個)のガイドローラ267A・267Aによって構成される。
そして、紙詰りの処理(ジャム処理)を行うために用紙Sを前斜め上方へと引き出す際において、各ガイドローラ267Aは、少なくとも、何れかの用紙S(用紙S10・S20・S30)の片側端部を、外周面にて支持可能(当接可能)な位置に各々配置される。
具体的には、3種類の用紙S10・S20・S30の内、幅方向の長さが最も長い第1所定幅を有する用紙S10において、その幅方向の右側(一方側)端部に当接する第1当接部、および第1所定幅よりも幅方向の長さが短い第2所定幅を有する用紙S30において、その幅方向の右側(一方側)端部に当接する第3当接部を同時に満たす外周面を有する第1ガイドローラ267A1が配置される。
また、用紙S10において、その幅方向の左側(他方側)端部に当接する第2当接部、および用紙S30において、その幅方向の左側(他方側)端部に当接する第4当接部を同時に満たす外周面を有する第2ガイドローラ267A2が配置される。
このような構成からなる第1ローラ部267であっても、例えば、プロセスカートリッジ50と定着装置60との間で発生した紙詰りの処理(ジャム処理)を行う際、ニップ位置N1(圧接箇所)にて挟持された用紙Sは、カバー部材400の下面の端部と当接されることなく、常に回動可能な第1ローラ部267の外周面に沿って屈曲され、前斜め上方へと引き出されることとなり、用紙Sの破断を抑制することができる。
[第3実施形態のレーザプリンタ(画像形成装置)1Bの構成]
次に、本発明に係る画像形成装置の別実施形態として、第3実施形態におけるレーザプリンタ1Bの構成について、図6(c)を用いて説明する。
第3実施形態のレーザプリンタ1Bは、前述した第1実施形態としてのレーザプリンタ1と略同等な構成を有する一方、第1ローラ部367の構成について、第1実施形態のレーザプリンタ1と相違する。
よって、以下の説明においては、主に第一実施形態のレーザプリンタ1との相違点について記載し、当該レーザプリンタ1との同等な構成についての記載は省略する。
第3実施形態のレーザプリンタ1Bにおいて、第1ローラ部367は、左右方向に延出する1個のガイドローラ367Aによって構成される。
そして、紙詰りの処理(ジャム処理)を行うために用紙Sを前斜め上方へと引き出す際において、各ガイドローラ367Aは、全ての用紙S(用紙S10・S20・S30)の両端部を、外周面にて支持可能(当接可能)な位置に配置される。
具体的には、3種類の用紙S10・S20・S30の内、幅方向の長さが最も長い第1所定幅を有する用紙S10において、その幅方向の右側(一方側)端部に当接する第1当接部、および第1所定幅よりも幅方向の長さが短い第2所定幅を有する用紙S30において、その幅方向の右側(一方側)端部に当接する第3当接部、並びに、用紙S10において、その幅方向の左側(他方側)端部に当接する第2当接部、および用紙S30において、その幅方向の左側(他方側)端部に当接する第4当接部を同時に満たす外周面を有するように、ガイドローラ367Aは構成される。
このような構成からなる第1ローラ部367であっても、例えば、プロセスカートリッジ50と定着装置60との間で発生した紙詰りの処理(ジャム処理)を行う際、ニップ位置N1(圧接箇所)にて挟持された用紙Sは、カバー部材400の下面の端部と当接されることなく、常に回動可能な第1ローラ部267の外周面に沿って屈曲され、前斜め上方へと引き出されることとなり、用紙Sの破断を抑制することができる。
[第4実施形態のレーザプリンタ(画像形成装置)1Dの構成]
次に、本発明に係る画像形成装置の別実施形態として、第4実施形態におけるレーザプリンタ1Dの構成について、図6(d)を用いて説明する。
第4実施形態のレーザプリンタ1Dは、前述した第1実施形態としてのレーザプリンタ1と略同等な構成を有する一方、第1ローラ部467の構成について、第1実施形態のレーザプリンタ1と相違する。
よって、以下の説明においては、主に第一実施形態のレーザプリンタ1との相違点について記載し、当該レーザプリンタ1との同等な構成についての記載は省略する。
第4実施形態のレーザプリンタ1Dにおいて、第1ローラ部467は、左右方向に同軸上に軸支される任意の数(複数)のガイドローラ467A・467A・・・によって構成される。
また、これらのガイドローラ467A・467A・・・は、任意の離間間隔を有して配置される。
そして、紙詰りの処理(ジャム処理)を行うために用紙Sを前斜め上方へと引き出す際において、各ガイドローラ467Aは、少なくとも、何れかの用紙S(用紙S10・S20・S30)の平面上の任意の箇所を、外周面にて支持可能(当接可能)な構成となっている。
このような構成からなる第1ローラ部467であっても、例えば、プロセスカートリッジ50と定着装置60との間で発生した紙詰りの処理(ジャム処理)を行う際、ニップ位置N1(圧接箇所)にて挟持された用紙Sは、カバー部材400の下面の端部と当接されることなく、常に回動可能な第1ローラ部467の外周面に沿って屈曲され、前斜め上方へと引き出されることとなり、用紙Sの破断を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態においては、第1ローラ部67が下壁430の端部に設けられていたが、これに限定せず、装着ガイドリブ431に設けられていてもよい。
また、本発明の実施形態においては、下壁430の下に装着ガイドリブ431が設けられていたが、本発明はこれに限らず、装着ガイドリブ431が設けられていなくてもよい。
また、本発明の実施形態においては、各ガイドローラ67Aが、導電性部材によって形成されていたが、これに限らず、導電性材料でなくてもよい。
また、本実施形態においては、定着装置60に対して、例えばニップ解放機構等が備えられていないが、これに限らず、ニップ解放機構が備えられていてもよい。
また、本発明の実施形態においては、第1ローラ部67および第2ローラ部68は、真円形状であったが、これに限らず、楕円形状や星形形状等でもよい。
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
10 本体フレーム(筐体)
11 開口部
20 トップカバー
50 プロセスカートリッジ
51 感光体ドラム(感光体)
58 取手部
60 定着装置(定着部)
61 加熱ローラ(加熱部材)
62 加圧ローラ(圧接部材)
67 第1ローラ部
67A1 第1ガイドローラ
67A2 第2ガイドローラ
67A3 第3ガイドローラ
67A4 第4ガイドローラ
68 第2ローラ部
400 カバー部材
S 用紙(記録シート)
S10 用紙(記録シート)
S30 用紙(記録シート)

Claims (11)

  1. 一端側に開口部を有する筐体と、
    前記開口部を通して前記筐体に対して着脱可能であり、現像剤を担持する感光体を有するプロセスカートリッジと、
    前記筐体の他端側且つ前記感光体の上方に設けられ、加熱部材と該加熱部材に圧接する圧接部材と、を有し、前記加熱部材および前記圧接部材の圧接箇所を通過する記録シートに現像剤像を熱定着する定着部と、
    前記定着部の下方において前記定着部を覆うように設けられ、前記他端側から前記一端側の前記開口部へ向かって延びるカバー部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、前記圧接箇所よりも前記記録シートの搬送方向上流側において、前記他端側の端部に設けられた第1ローラ部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1ローラ部は、
    第1所定幅を有する前記記録シートの幅方向一方側端部に当接する第1当接部と、
    前記第1所定幅を有する前記記録シートの他方側端部に当接する第2当接部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1ローラ部は、
    前記第1当接部を有する第1ガイドローラと、
    前記第2当接部を有する第2ガイドローラと、
    を備え、
    前記第2ガイドローラは、前記第1ガイドローラに対して前記記録シートの幅方向に離間した位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1所定幅よりも幅方向の長さが短い第2所定幅を有する記録シートを搬送可能に設けられ、
    前記第1ローラ部は、
    前記第2所定幅の記録シートの幅方向一方側端部に当接する第3当接部と、
    前記第2所定幅の記録シートの幅方向他方側端部に当接する第4当接部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1ローラ部は、
    前記第3当接部に当接する第3ガイドローラと、
    前記第4当接部に当接する第4ガイドローラと、
    を備え、
    前記第1ガイドローラ、前記第2ガイドローラ、前記第3ガイドローラ及び前記第4ガイドローラは、前記記録シートの幅方向において互いに離間している、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記カバー部材の下面において、
    前記第1ローラ部よりも前記開口部側に設けられ、かつ前記第1ローラ部と平行に位置する第2ローラ部を設ける、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の画像成型装置。
  7. 前記第2ローラ部は、
    前記記録シートの、幅方向の中央部のみに接触する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着部の下方には、
    前記記録シートの幅方向に延出し、且つ上面中央にて取手部を有するプロセスカートリッジが着脱可能に配設され、
    前記第2ローラ部は、
    前記取手部の上方において、少なくとも一部が前記取手部における前記幅方向の領域内に位置する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1ローラ部は、
    前記定着部の前記圧接箇所へと搬送される前記記録シートの搬送経路に臨んで配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1ローラ部は、導電性部材によって形成される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記定着部の上方には、
    上下方向に開閉可能に配設され、且つ前記プロセスカートリッジの着脱時に開状態となるトップカバーが設けられ、
    該トップカバーの開閉動作に関わらず、
    前記加熱部材と前記圧接部材との圧接状態を維持する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10の何れか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018146743A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 富士ゼロックス株式会社 搬送装置及び画像形成装置

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