JP2016161067A - 無段変速機及びアクチュエータ - Google Patents

無段変速機及びアクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】加工工程を増やさず、ハウジングの内部に異物が侵入しづらいシール性を保ち、アクチュエータの内部で発生した摩耗粉を外部に排出するアクチュエータ及びそれを用いた無段変速機を提供する。
【解決手段】無段変速機のプーリを任意に移動させるアクチュエータのハウジング11には、ボールねじ機構20のねじ軸(出力軸)24を収容した円筒部材25が形成され、円筒部材25の内周面にはねじ軸24を摺動可能にシールするシール部材50を固定する固定溝14cが形成される。シール部材50はUパッキンが好ましく、その開ロ部51を円筒部材25の開口側に向けて固定溝14cに固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、無段変速機、特に車両用のベルト式無段変速機(Vベルト式無段変速機とも呼ばれる)及びそれに好適なアクチュエータに関する。
車両用ベルト式無段変速機は、入力側の駆動プーリと出力側の従動プーリにベルト(Vベルト)を巻回し、プーリの溝幅を変更することでベルトとプーリの接触半径を変更し、それにより変速比(減速比)を無段階に変更する装置である。
プーリの溝幅を可変とするために、プーリは固定シーブと可動シーブとの組合せで構成され、これらのうち、可動シーブをプーリ軸方向に移動させることでプーリ溝幅を変更する。この可動シーブの移動に電動アクチュエータが用いられている。
しかしながら、電動アクチュエータをエンジンハウジング(変速機ハウジング)内に収納すると、受熱、放熱などの面で問題が多い。そこで、本出願人は特許文献1に示す無段変速機及びアクチュエータを提案した。この無段変速機では、可動シーブに揺動部材の一端を連結し、この揺動部材の他端を電動アクチュエータで直線方向に移動させることで可動シーブを移動し、溝幅を変更するのであるが、これにより電動アクチュエータをエンジンハウジング(変速機ハウジング)の外部に配置することが可能となり、受熱や放熱の問題を回避することができる。
特開2009−79759号公報
しかしながら、特許文献1に記載される無段変速機及びアクチュエータでは、ハウジングに形成された貫通穴から外部に突出する出力軸の外周面を摺接可能にシールするシール部材が、貫通穴の内径面で固定されて設けられている。
ここで、シール部材の貫通穴への固定構造としては、貫通穴にシール部材を嵌合した後、止め輪でシール部材を軸方向に固定する構造が挙げられる。
しかし、この固定構造では、シール部材を嵌合する穴に加えて、ハウジングに止め輪の溝を加工する必要があり、加工工程が多くなるという課題がある。
また、アクチュエータのシール部材より内側には出力軸の摺動部分があり、長期間使用すると摩耗粉の発生は避けられない。この摩耗粉が出力軸を構成するボールねじのボール転動部に入り込んでしまうと、圧痕や剥離の原因となりやすく、アクチュエータとしての寿命を低下させる恐れがある。よって、アクチュエータの内部に摩耗粉をためておくのは好ましくない。
また、アクチュエータの内部が温度差や出力軸の位置変動によって負圧となった場合に、アクチュエータの外側からダストや水の浸入を許容してしまうと、侵入したダストのかみ込みや、内部部品の錆発生等でよりアクチュエータとしての寿命を低下させる恐れがある。
また、シール部材としてOリング等を採用した場合、接触面積が大きく、摺動抵抗が大きいため摩耗しやすかったり、出力軸の偏芯量を許容できず、摩耗が促進される結果、摩耗粉が多く生じる可能性がある点で改善の余地があった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、加工工程を増やさず、ハウジングの内部に異物が侵入しづらいシール性を保ち、アクチュエータの内部で発生した摩耗粉を外部に排出するアクチュエータ及びそれを用いた無段変速機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためのアクチュエータのある態様は、ハウジングと、
上記ハウジングに取付けられた電動モータと、
上記電動モータが発生した回転力を伝達する減速機構及びその減速機構を介して上記電動モータの回転力を入力する回転運動要素と、
上記回転運動要素に伝達された回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と、上記ボールねじ機構を収納するボールねじ機構収納部と、
上記ボールねじ機構収納部に連通する円筒部材とを有し、
上記円筒部材の内周面には、上記ボールねじ機構のねじ軸に摺接するシール部材が固定された円環状の固定溝が形成され、
上記シール部材は、一方の端面に環状溝が形成された円環状をなし、上記環状溝を上記円筒部材の開口側に向けて上記固定溝に設置される。
また、上記アクチュエータにおいては、上記シール部材がUパッキンであることが好ましい。
また、上記アクチュエータにおいては、上記シール部材がニトリルゴムからなることが好ましい。
また、上記アクチュエータにおいては、上記円筒部材は、上記固定溝より上記ハウジングの内側の内径をdiとし、上記固定溝より上記ハウジングの外側での内径をdoとしたとき、di<doであることが好ましい。
また、上記目的を達成するための無段変速機のある態様は、プーリ軸に固定され一体的に回転する固定シーブと、
上記プーリ軸に沿って軸線方向に移動可能に支持された可動シーブと、
上記固定シーブと可動シーブとの間に配置されたベルトと、
上記可動シーブを軸線方向に移動させてプーリ溝幅を可変するアクチュエータとを備え、
上記アクチュエータは、電動モータと、上記電動モータが発生した回転力を伝達する減速機構と、上記減速機構を介して上記電動モータの回転力を入力する回転運動要素と、上記回転運動要素の回転量に応じて軸線方向に変位するボールねじ機構と、一端が上記ボールねじ機構に連結され、かつ他端が上記可動シーブに連結し且つ揺動可能な揺動部材と、
上記ボールねじ機構を収納するボールねじ機構収納部と、
上記ボールねじ機構収納部に連通する円筒部材とを有し、
上記円筒部材の内周面には、上記ボールねじ機構のねじ軸に摺接するシール部材が固定された円環状の固定溝が形成され、
上記シール部材は、一方の端面に環状溝が形成された円環状をなし、上記環状溝を上記円筒部材の開口側に向けて上記固定溝に設置される。
また、上記無段変速機においては、上記シール部材がUパッキンであることが好ましい。
また、上記無段変速機においては、上記シール部材がニトリルゴムからなることが好ましい。
また、上記無段変速機においては、上記円筒部材は、上記固定溝より上記ハウジングの内側の内径をdiとし、上記固定溝より上記ハウジングの外側での内径をdoとしたとき、di<doであることが好ましい。
本発明によれば、加工工程を増やさず、ハウジングの内部に異物が侵入しづらいシール性を保ち、アクチュエータの内部で発生した摩耗粉を外部に排出するアクチュエータ及びそれを用いた無段変速機を提供することができる。
アクチュエータの一実施形態を示す正面図である。 アクチュエータの一実施形態を示す側面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図3の要部拡大図である。 無段変速機の構成を示す概略図である。
以下、本発明のアクチュエータ及び無段変速機の実施形態について図面を参照して説明する。
(アクチュエータ)
図1は、本発明に係るアクチュエータの一実施形態を示す正面図、図2は側面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。
図1に示すように、アクチュエータ(直動アクチュエータ)10は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金でダイキャスト成形された主ハウジング11A及び副ハウジング11Bを有する。
<主ハウジング>
主ハウジング11Aは、図3に示すように、電動モータ12を前面側に装着するモータ装着部13と、このモータ装着部13と並列に配設されたボールねじ機構20を背面側に装着するボールねじ機構装着部14とを有する。これらモータ装着部13及びボールねじ機構装着部14は、互いの中心軸が平行となるように形成されている。
<モータ装着部>
モータ装着部13は、前面側に形成された電動モータ12の取付フランジ12aを取付けるフランジ取付部13aと、このフランジ取付部13aの背面側に形成された電動モータ12の大径部12bを挿入する大径孔部13bと、この大径孔部13bの背面側に連通する電動モータ12の小径部12cを挿入する小径孔部13cと、この小径孔部13cの背面側に連通するピニオン収納部13dとを有する。
<ボールねじ機構装着部>
ボールねじ機構装着部14は、背面側に形成したモータ装着部13の小径孔部13cに対応する位置に形成したボールねじ機構収納部14aと、このボールねじ機構収納部14aに連通して前方に延長する円筒部材14bとを有する。この円筒部材14bの端部にはシール部材50が設置されている。
<副ハウジング>
副ハウジング11Bは、図3に示すように、主ハウジング11Aの背面側に形成したピニオン収納部13d及びボールねじ機構収納部14aを覆う形状に構成されている。この副ハウジング11Bは、主ハウジング11Aのピニオン収納部13d及びボールねじ機構収納部14aに対応するピニオン収納部16及びボールねじ機構収納部17を形成し、さらに下部側にブリーザ18を形成している。ここで、ボールねじ機構収納部17には背面側にボールねじ収納部17aを形成している。このボールねじ収納部17aの後述するボールねじナット22の軸方向端面と接触する位置にスラストニードル軸受17bを配置している。
<電動モータ>
電動モータ12は、図3に示すように、その出力軸12dの先端にピニオンギヤ15を装着している。そして、電動モータ12をモータ装着部13に装着する。この電動モータ12の装着は、電動モータ12をピニオンギヤ15側からモータ装着部13に挿入して、ピニオンギヤ15をピニオン収納部13dに収納した状態で、取付フランジ12aをフランジ取付部13aに取付けることにより行う。
<ボールねじ機構>
ボールねじ機構20は、主ハウジング11A及び副ハウジング11Bのボールねじ機構収納部14a及び17にシール付の転がり軸受21a及び21bによって回転自在に支持した回転運動要素としてのボールねじナット22と、このボールねじナット22に多数のボール(図示せず)を介して螺合する直線運動要素としてのボールねじ軸24とを備えている。
<ボールねじナット>
ボールねじナット22は、例えば、図4に示すように、内周面にボールねじ溝25a及びボール循環溝25bを形成した円筒部材25で構成している。ここで、ボールねじナット22のボール循環方式としては、コマ式、一体溝(S溝)式、チューブ式等が挙げられるがいずれでもよい。
<円筒部材>
この円筒部材25は、外周面における軸方向の両端部側をボールねじ機構収納部14aに転がり軸受21a及び21bを介して回転自在に支持されている。そして、円筒部材25の外周面の転がり軸受21a及び21bの内輪間にインボリュートスプライン軸部25cを形成している。さらに、正面から見て扇状の係止部となるストッパ部25dを円筒部材25の前面側端面に一体に突出形成している。
ここで、ストッパ部25dは、回転運動要素となるボールねじナット22のボールねじ溝25a及び循環溝25bの少なくとも一方の溝加工前に成形し、ボールねじ溝25a及び循環溝25bの少なくとも一方の加工基準とすることが好ましい。
また、円筒部材25は、インボリュートスプライン軸部25cに例えばガラス繊維入り合成樹脂材等を射出成形したドリブンギヤ26をスプライン結合している。このドリブンギヤ26は電動モータ12の出力軸12dに装着されたピニオンギヤ15に噛合している。ドリブンギヤ26には、内周面にインボリュートスプライン軸部25cに噛合するインボリュートスプライン孔部26aを形成している。
そして、ドリブンギヤ26を円筒部材25に装着するには、先ずドリブンギヤ26のインボリュートスプライン孔部26aを円筒部材25のインボリュートスプライン軸部25cに噛合させる。次いで、ドリブンギヤ26の内周面側の軸方向端部に転がり軸受21a及び21bの内輪を当接させるように圧入嵌合する。これにより、ドリブンギヤ26を円筒部材25に軸方向及び回転方向に移動不可能に固定できる。
ボールねじ軸24は、図3及び図4に示すように、主ハウジング11Aに形成した円筒部材14b及び副ハウジング11Bに形成したボールねじ収納部17aに装着されている。このボールねじ軸24は、軸方向の中央部より後端側に形成されたボールねじ部31と、このボールねじ部31の前端側に連接するボールねじ部31より小径のインボリュートスプライン軸部32と、このインボリュートスプライン軸部32の前端に連接するインボリュートスプライン軸部32より小径で、先端に二面幅33aを形成した連結軸部33とで構成されている。
<シール部材>
図3及び図4に示すように、円筒部材25の開口側端部の内周面には、円環状の固定溝14cが形成されている。この固定溝14cには、ボールねじ機構20のねじ軸(ボールねじ軸)24に摺接するシール部材50が固定されている。
ここで、固定溝14cが形成されている円筒部材25は、固定溝14cより主ハウジング11Aの内側の内径をdi、固定溝14cより主ハウジング11Aの外側の内径をdoとしたとき、di<doとなっていることが好ましい。これにより、シール部材50の円筒部材25への挿入が行いやすくなる。
また、シール部材50は、一方の端面に環状溝51が形成された円環状をなし、環状溝51を円筒部材25の開口側に向けて固定溝14cに設置される。
このシール部材50は、環状をなす基部50Aと、軸方向の一方の端部に内周リップ52及び外周リップ53を一体に備える形状をなす、いわゆる「Uパッキン」や「Vパッキン」であることが好ましい。
また、シール部材50の材料としては、ニトリルゴムが好ましい。
このような構成をなすことにより、シール部材50を円筒部材25に固定する止め輪を廃することができ、加工コストを低減できる。
また、シール部材50の環状溝51の開口する向き(シール部材50の内周リップ52及び外周リップ53がそれぞれ突出する向き)を主ハウジング11Aの外側、すなわち円筒部材25の開口側に向けてシール部材50を配置することにより、主ハウジング11A内部が外部に対して負圧となったときにシール部材50の接触面圧が上昇する。従って、主ハウジング11Aの内部が負圧となった場合に主ハウジング11Aの外部の異物が侵入することを防止できる。
また、シール部材50のリップ52,53が外側(円筒部材25の開口側)に向いているため、主ハウジング11Aの内部の摩耗粉等は外側に掻き出されやすいという効果を奏する。
また、シール部材50は、許容できる軸の偏芯量が大きく、かつ一方の端部にリップ52,53が形成されているため、摺動抵抗が小さく摩耗しにくいという効果も奏する。
(無段変速機)
次に、本発明の無段変速機の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態の無段変速機の構成を示す概要図である。図5に示すように、本実施形態の無段変速機は、エンジン1のクランクシャフト2から無段変速機内の駆動プーリ3に伝達された車両駆動力は、ベルト(Vベルト)4を介して従動プーリ5に伝達され、更にファイナルギヤ6から駆動輪に伝達される。
駆動プーリ3も従動プーリ5も、共に固定シーブ3a、5aと可動シーブ3b、5bの組合せで構成されており、本実施形態では駆動プーリ3の可動シーブ3bをアクチュエータ10でプーリ軸方向に移動させて溝幅を変更する。
従動プーリ5の可動シーブ5bにはバネ201とダンパ202が取付けられており、駆動プーリ3の溝幅の変更に伴ってベルト4の接触半径が変化すると、そのベルト4の移動に伴って可動シーブ5bがプーリ軸方向に移動して自動的に溝幅が変更される。
また、駆動プーリ3の可動シーブ3bにもリターンスプリング203が取付けられている。なお、シーブ(sheave)は、それ自体がロープをかけるプーリの意味を有するが、本実施形態では、プーリの溝を形成する何れか一方の円錐体を意味する。
駆動プーリ3の可動シーブ3bには、揺動部材8の一端が連結されている。揺動部材8の中央部は、例えばピンなどの揺動結合構造9によって、例えば変速機ハウジングに揺動可能に連結されている。従って、本実施形態では、揺動部材8の他端をアクチュエータ10によってプーリ軸と平行に直線方向に移動すれば、駆動プーリ3の可動シーブ3bをプーリ軸方向に移動して当該駆動プーリ3の溝幅を変更することができる。なお、駆動プーリ3の可動シーブ3bも、従動プーリ5の可動シーブ5bも軸受204及び軸受ホルダ205を介してリターンスプリング203や揺動部材8、或いはバネ201やダンパ202に連結されている。具体的には、軸受204の内輪が可動シーブ3b、5bに嵌合され、外輪が軸受ホルダ205に嵌合される。
従って、軸受204の内輪は可動シーブ3b、5bと一緒に回転するが、外輪及び軸受ホルダ205は回転しない。
このように構成されることによって、本実施形態の無段変速機は、アクチュエータ10の直動運動によって可動プーリを左右に自在に位置を制御することで、ベルトの張力を自在に制御する。ここで、アクチュエータ10のみでなく、アシストバネを用いれば、アクチュエータ10の小型化・フェール時に必要な逆作動力も低く設定できる。
そして、加工工程を増やさず、ハウジングの内部に異物が侵入しづらいシール性を保ち、アクチュエータの内部で発生した摩耗粉を外部に排出するアクチュエータ10を用いることによって、長寿命の無段変速機を提供することができる。
以上、アクチュエータ及び無段変速機の各実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
10…アクチュエータ、11A…主ハウジング、11B…副ハウジング、12…電動モータ、14c…固定溝、20…ボールねじ機構、24…ボールねじ軸、25…円筒部材、50…シール部材、51…環状溝

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに取付けられた電動モータと、
    前記電動モータが発生した回転力を伝達する減速機構及びその減速機構を介して前記電動モータの回転力を入力する回転運動要素と、
    前記回転運動要素に伝達された回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と、前記ボールねじ機構を収納するボールねじ機構収納部と、
    前記ボールねじ機構収納部に連通する円筒部材とを有し、
    前記円筒部材の内周面には、前記ボールねじ機構のねじ軸に摺接するシール部材が固定された円環状の固定溝が形成され、
    前記シール部材は、一方の端面に環状溝が形成された円環状をなし、前記環状溝を前記円筒部材の開口側に向けて前記固定溝に設置されたことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記シール部材がUパッキンである請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記シール部材がニトリルゴムからなる請求項1又は2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記円筒部材は、前記固定溝より前記ハウジングの内側の内径をdiとし、前記固定溝より前記ハウジングの外側での内径をdoとしたとき、di<doである請求項1〜3の何れか一項に記載のアクチュエータ。
  5. プーリ軸に固定され一体的に回転する固定シーブと、
    前記プーリ軸に沿って軸線方向に移動可能に支持された可動シーブと、
    前記固定シーブと可動シーブとの間に配置されたベルトと、
    前記可動シーブを軸線方向に移動させてプーリ溝幅を可変するアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、電動モータと、前記電動モータが発生した回転力を伝達する減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転力を入力する回転運動要素と、前記回転運動要素の回転量に応じて軸線方向に変位するボールねじ機構と、一端が前記ボールねじ機構に連結され、かつ他端が前記可動シーブに連結し且つ揺動可能な揺動部材と、
    前記ボールねじ機構を収納するボールねじ機構収納部と、
    前記ボールねじ機構収納部に連通する円筒部材とを有し、
    前記円筒部材の内周面には、前記ボールねじ機構のねじ軸に摺接するシール部材が固定された円環状の固定溝が形成され、
    前記シール部材は、一方の端面に環状溝が形成された円環状をなし、前記環状溝を前記円筒部材の開口側に向けて前記固定溝に設置されたことを特徴とする無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019206602A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 Nok株式会社 摺動シール部材用ポリアミン加硫性カルボキシル基含有水素化ニトリルゴム組成物

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