JP2016160753A - エンジン付きエアコンプレッサ - Google Patents

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Osamu Sato
佐藤  修
滋 秋元
Shigeru Akimoto
滋 秋元
直利 中嶋
Naotoshi Nakajima
直利 中嶋
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Abstract

【課題】従来の低吐出圧・大流量エンジンコンプレッサと同等の仕事量を確保できる小型・軽量のエンジンコンプレッサを提供する。【解決手段】本発明のエンジンコンプレッサは、圧縮空気を貯留するタンク3内の空気圧力に応じて、コンプレッサを加圧運転状態とアンロード状態との間で切り替える切替手段と、コンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジンの回転上昇に対して、コンプレッサの加圧再開を遅延させる遅延手段とを具備する。遅延手段は、コンプレッサの圧縮室とエアタンクとの間に設けられたアンロード弁29と、アンロード弁を作動させるパイロット弁31と、アンロード弁とパイロット弁との間に設けられた作動空気用流路52と、この流路52の作動空気を時間をかけて排気する絞り弁33とを具備する。このような特徴によれば、高圧化を無理なく実現でき、さらにエンジン出力の最適化、小型・軽量化が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン駆動式のエアコンプレッサ(空気圧縮機)に関するものであり、特に高圧のエアコンプレッサに関するものである。
建築現場での釘打ち等に広く使用される高圧エア工具類のエア供給源として、特許文献1に開示されたような電動モータ駆動によるエアコンプレッサが一般的に知られている。このような電動モータ駆動によるエアコンプレッサは、交流100V等の電源が安定供給される現場において、広く一般的に使用されている。
しかしながら、そのような電源がない場所での作業、供給電源が不安定な場所、電源容量が不足するような場所、その他電源事情が悪い建築現場などでは、上記のようなモータ駆動式のコンプレッサが使えないため、エンジン駆動式のエアコンプレッサを使う必要がある。
図3は、従来のエンジンコンプレッサの空気圧回路を示す回路図である。同図において、図3(a)は加圧運転時の状態を示しており、図3(b)はアンロード時の状態を示している。
図3に示すとおり、従来のエンジンコンプレッサは、主として、
・圧縮エアを貯留するエアタンク3、
・コンプレッサ駆動用のエンジン7、
・エンジン7の回転速度を上げ下げする調速装置21、
・調速装置21を作動させるための調速装置作動バルブ23、
・コンプレッサのシリンダ12とエアタンク3との間に設けられた逆止弁27、
・逆止弁27とシリンダ12との間に設けられたアンロード弁29、
・アンロード弁29を作動させるためのパイロット弁31、
・エアタンク3内の圧縮エアを所定圧力に減圧して出力するための減圧弁35、
・シリンダ11,12から吐出された圧縮エアを冷却する冷却器37、
・吸気用のフィルタ39、などを具備している。
図3(a)に示す加圧運転状態において、パイロット弁31およびアンロード弁29は「閉弁」状態にある。この閉弁状態で、パイロット弁31は、エアタンク3に通ずる流路66と作動空気用流路52との連通を遮断するとともに、作動空気用流路52を大気開放している。アンロード弁29は、シリンダ12に通ずる流路65とエアタンク3に通ずる流路63とを連通させている。
また、図3(b)に示すアンロード状態において、パイロット弁31およびアンロード弁29は「開弁」状態にある。この開弁状態で、パイロット弁31は、エアタンク3に通ずる流路66と作動空気用流路52とを連通させている。アンロード弁29は、シリンダ12に通ずる流路65とエアタンク3に通ずる流路63との連通を遮断するとともに、シリンダ12に通ずる流路65を大気開放している。
上述した構成のエンジンコンプレッサにおいて、エアタンク3内の空気圧力が所定圧力を超えると、図3(a)に示す加圧運転状態から図3(b)に示すアンロード状態に切り替わる。このとき、所定圧力を超えたエアタンク3の空気圧力を受けてパイロット弁31が開弁するとともに、同時にアンロード弁29が開弁する。また同時に、作動空気用流路55に接続されている調速装置作動バルブ23が調速装置21を作動させて、エンジン回転速度を下げてアイドル回転させる。
一方、圧縮エアの消費が進行して、エアタンク3内の空気圧力が所定圧力を下回ると、図3(b)に示すアンロード状態から図3(a)に示す加圧運転状態に復帰する。このとき、エアタンク3の空気圧力が低下しているためにパイロット弁31がもとの閉弁状態に復帰し、同時に、アンロード弁29が閉弁する。また同時に、作動空気用流路55に連通する調速装置作動バルブ23が調速装置21を作動させて、エンジン7の回転速度を加圧に適した速度に加速させる。
したがって、従来のエンジンコンプレッサでは、アンロード状態(図3(b))から加圧運転状態(図3(a))に復帰するときに、エンジン回転速度の加速開始と同時に、アンロード弁29が閉弁してコンプレッサによる加圧が再開するようになっている。つまり、従来のエンジンコンプレッサでは、アンロード状態から加圧運転状態に復帰するときに、エンジンが加速開始するタイミングに対して、コンプレッサによる加圧再開のタイミングが同時であるため、エンジンの加速開始と同時にコンプレッサが全負荷運転となる。
特開2014−29140号公報
エンジンコンプレッサはモータコンプレッサに比べ、一般的に低吐出圧・大流量型であり、そのためエアタンクが大型で重厚長大となるので、モータコンプレッサに比べて持運びが不便になるなどの短所がある。
そこで、吐出圧力を高圧化することにより仕事量を確保しながらエアタンクを小型化して、エンジンコンプレッサを全体として小型化・軽量化することが、本願出願人によって検討されている。
しかしながらその場合、アンロード運転を終了して再加圧運転を再開する時に(つまりアンロード運転から通常の加圧運転に復帰するときに)、エンジンにかかる負荷が従来のエンジンコンプレッサよりも増大することになり、コンプレッサの仕事量が低下するといった問題が生じる。
また、エンジンの軽量化や小型化などの要求を満たすためにエンジン回転速度を極力低減したいが、前述した従来のエンジンコンプレッサでは、アンロード運転終了・再加圧開始時にコンプレッサ駆動トルクによるエンジンへの負荷が過大となって、エンジン停止・再加圧不能に陥るか、エンジン回転不安定となり排出ガス悪化・回転安定時間増大などの問題が発生する。
そこで上述した従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、エンジンコンプレッサのエンジンにかかる負荷を更に軽減して、従来の低吐出圧・大流量エンジンコンプレッサと同等の仕事量を確保できる小型・軽量のエンジンコンプレッサを提供することにある。
上記目的は、
圧縮空気を貯留するエアタンク内の空気圧力に応じて、エアコンプレッサを加圧運転状態とアンロード状態との間で切り替える切替手段と、
エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジンの回転上昇のタイミングに対して、コンプレッサの加圧再開のタイミングを遅延させる遅延手段と、を具備するエンジン付きエアコンプレッサによって達成される。
前記遅延手段は、
エアコンプレッサの圧縮室とエアタンクとの間に設けられたアンロード弁と、
前記アンロード弁を作動させるためのパイロット弁と、
前記アンロード弁と前記パイロット弁との間に設けられた作動空気用流路と、
前記流路の作動空気を時間をかけて排気するための絞り機構と、
を具備する。
前記遅延手段は、
エアコンプレッサの圧縮室とエアタンクとの間に設けられたアンロード弁と、
エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジン回転が上昇開始するタイミングに対して、前記アンロード弁が閉弁するタイミングを遅延させるための制御手段と、を具備する。
1段側のボア径d1、2段側のボア径d2、1段側のストロークL1、2段側のストロークL2が下記関係にある多段エアコンプレッサである。
1段側の吸込圧力Pと吐出圧力P、及び2段側の吸込圧力Pと吐出圧力Pが次式で表される多段エアコンプレッサである。
本発明では、エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジンの加速開始のタイミングに対して、コンプレッサの加圧が再開するタイミングを遅延させる。コンプレッサの加圧再開が遅延している間は、コンプレッサ駆動トルクによるエンジンへの負荷が軽減される。
このように、加圧運転再開時のエンジン側の回転復帰に対して、コンプレッサ側の加圧再開を遅らせることで、加圧運転再開時にエンジンにかかる負荷が大幅に軽減される。したがって、アンロード時のエンジン回転速度を大幅に低減しても、アンロード運転終了・再加圧開始時のコンプレッサ駆動トルクによるエンジンへの負荷が小さくて済み、エンジン停止や再加圧不能に陥ることがない。
また、本発明によれば、加圧運転再開時にエンジンにかかる負荷が大幅に軽減されるので、アンロード時のエンジン回転を大幅に低減することが可能になる(あるいはアンロード時にエンジンを停止できる)。その結果、エンジンコンプレッサに求められているエンジンの軽量化や小型化などの要求を満たすことが可能になる。
また、アンロード時のエンジン回転数を大幅に低減できる結果(あるいはアンロード時にエンジンを停止できる結果)、エアコンプレッサの耐久性が向上して寿命が延びるとともに、メンテナンスコストが低減する。さらに、従来のエンジンコンプレッサよりも燃費が良くなるとともに、排出ガスが少なくなり、騒音が低減するので、環境への負荷が軽減されるといった格別の効果が達成される。
そして、本発明の要部である遅延手段を盛込むことにより、エンジン排気量・出力を大きくすることなく、エアコンプレッサの吐出圧を高圧化することが可能となり、従来の低吐出圧・大流量エンジンコンプレッサと同等の仕事量を確保できる小型・軽量エンジンコンプレッサが実現できる。
なお、従来の低吐出圧・大流量型のエンジンコンプレッサの場合、加圧運転時とアンロード時のエンジン回転速度の比は0.6〜0.7程度である。そして、エンジンコンプレッサを高圧化する場合には、エンジンへの負荷増大により、0.8〜0.9程度まで上げる必要がある。これに対し、本発明のエンジンコンプレッサの場合には、アンロード時のエンジン回転速度を通常のエンジンアイドル回転速度近傍まで下げることができるので、回転速度比0.4〜0.5程度まで低減可能となる。
また本発明では、アンロード弁を作動させるパイロット弁からの作動空気排出流路に絞り機構を設け、この絞り機構を介して作動空気を時間をかけて排気することで、アンロード弁の閉弁をエンジン回転復帰に対して遅延させる。つまり、エンジンの回転速度がある程度復帰するまで、アンロード弁の閉弁を遅らせる。これにより、コンプレッサ側の無負荷運転から全負荷運転への移行時間を長くして、回転復帰時のエンジン側への負荷を軽減する。
また本発明では、上述した絞り機構の代わりに、時間遅れ回路などの制御手段(電気回路)を設けて、アンロード弁の閉弁タイミングを電気的に遅延させることも可能である。この特徴により、前記と同様のエンジン負荷軽減効果を達成することができる。なお、エンジン始動用にスターターモータおよびバッテリを装備するものであれば、電磁弁および時間遅れ回路などを設けることが可能である。
本発明の第1実施形態の空気圧回路を示す回路図であって、図1(a)は、加圧運転時(ロード時/負荷運転時/通常運転時)の状態を示しており、図1(b)はアンロード運転時(アイドル回転時/無負荷運転時)の状態を示しており、図1(c)はアンロード状態から加圧運転状態に復帰するときの様子を示している。 本発明の第2実施形態の空気圧回路を示す回路図であって、図2(a)は、加圧運転時(ロード時/負荷運転時/通常運転時)の状態を示しており、図2(b)はアンロード運転時(アイドル回転時/無負荷運転時)の状態を示しており、図2(c)はアンロード状態から加圧運転状態に復帰するときの様子を示している。 従来技術の空気圧回路を示す回路図であって、図3(a)は、加圧運転時の状態を示しており、図3(b)はアンロード運転時の状態を示している。
以下、エンジン駆動タイプの二段式高圧エアコンプレッサを具体例に挙げて、本発明の具体的実施形態について説明する。
(エンジンコンプレッサの概略構成)
はじめに、図1に基づいて、二段式エアコンプレッサの概略構成について説明する。
本実施形態で例示する高圧エアコンプレッサは、可搬型の二段式エアコンプレッサとして構成されている。
本実施形態のエンジン駆動式高圧エアコンプレッサは、
生成した圧縮空気を貯留するためのエアタンク3と、
このエアタンク3の上に設けられたコンプレッサ本体5と、
このコンプレッサ本体5を駆動させるためのエンジン7と、
を備えている。
コンプレッサ本体5は、クランクケースに設けられた一段側シリンダ11(低圧用のシリンダ)と、この一段側シリンダに対し往復動するピストンと、クランクケースに設けられた二段側シリンダ12(高圧用のシリンダ)と、この二段側シリンダに対し往復動するピストンと、を具備している。
シリンダ11,12は円筒状に形成され、該シリンダの先端側にはそれぞれ、従来装置と同様にシリンダヘッドが搭載されている。シリンダヘッド内にはそれぞれ、空気を吸い込む吸込室と、圧縮空気を吐出する吐出室とが画成されている。また、シリンダ11,12内にはそれぞれ、ピストンの先端側にあるピストン本体が収容され、各シリンダ内に圧縮室を画成している。
一段側のボア径d1、二段側のボア径d2、一段側のストロークL1、二段側のストロークL2は、[d1≧d2,L1≧L2]の関係にある。
また、一段側の吸込圧力Pと吐出圧力P、及び二段側の吸込圧力Pと吐出圧力Pは次式で表される。
上記構成において、エンジン7が駆動すると、回転シャフトに連結されたピストンが往復動する。ピストンは、吸込室から圧縮室内に空気を吸い込む吸込行程と、圧縮室内の空気を圧縮して吐出室に吐出する圧縮行程とを繰り返し、圧縮空気を生成する。
一段側シリンダ11で圧縮された空気は、シリンダヘッドの吐出室を介して二段側へ送出され、二段側シリンダ12において更に圧縮される。二段側シリンダ12で生成された高圧の圧縮空気は、シリンダヘッドの吐出室を介して吐出され、外部のエアタンク3に貯留される。エアタンク3に貯留された圧縮空気は、釘打ち機などの用途に供される。
(エンジンコンプレッサの空気圧回路)
本実施形態のエアコンプレッサは、通常の加圧運転の間は、通常どおり空気を圧縮してエアタンク3に貯留する。そして、エアタンク3の空気圧力が所定値(規定値)を超えると、通常の加圧運転からアンロード運転に移行してエンジン7をアイドル回転まで減速させる。
エアタンク3内の圧縮空気がエア工具等により消費されて、エアタンク3の空気圧力が所定値(規定値)を下回ると、再びエンジン回転を加速させて通常の加圧運転に復帰し、コンプレッサ本体5での加圧を再開する。
通常の加圧運転のときにはエンジン7は高速で回転し、アンロード運転のときにはエンジン7は低速で回転する。アンロード運転時のエンジン回転速度は、可能な限り低速に設定される。
以下、図1に基づいて、上述したエンジンコンプレッサが具備する空気圧回路について説明する。図1(a)は、加圧運転時(ロード時/負荷運転時/通常運転時)の状態を示しており、図1(b)はアンロード運転時(アイドル回転時/無負荷運転時)の状態を示しており、図1(c)はアンロード状態から加圧運転状態に復帰するときの様子を示している。
図1に示すとおり、本実施形態のエンジンコンプレッサは、主として、
・加圧によって圧縮エアを生成するコンプレッサ本体5、
・生成された圧縮エアを貯留するエアタンク3、
・コンプレッサを駆動させる動力源として機能するエンジン7、
を含んで構成されている。
エアタンク3の上に設けられたコンプレッサ本体5は、
・エンジン7の回転速度を上げ下げする調速装置21、
・調速装置21を作動させるための調速装置作動バルブ23、
・調速装置作動バルブ23を作動させるためのエンジン調速装置パイロット弁25、
・シリンダ12(エア圧縮室)とエアタンク3との間に設けられた逆止弁27、
・逆止弁27とシリンダ12(エア圧縮室)との間に設けられたアンロード弁29、
・アンロード弁29を作動させるためのパイロット弁31、
・パイロット弁31の排気用ポートに接続されている絞り弁33(絞り機構)、
・エアタンク3内の圧縮エアを所定圧力に減圧して出力するための減圧弁35、
・シリンダ11,12(エア圧縮室)から吐出された圧縮エアを冷却する冷却器37、
・吸気用のフィルタ39、などを具備している。
エンジン7は、コンプレッサのピストンを往復動させる。加圧運転時にコンプレッサのピストンが往復動することで、シリンダ11,12内で空気が圧縮され、圧縮エアが生成される。生成された圧縮エアは流路65,63,64を介してエアタンク3に送り込まれる。
調速装置21は、調速装置作動バルブ23の動作に応じて、エンジン7の回転速度を加速または減速させる。通常の加圧運転時には、エンジン回転速度は高速にセットされ、アンロード運転時には、エンジン回転速度は低速(アイドル回転)にセットされる。
調速装置作動バルブ23は、図示しないリンク機構を介して調速装置21に連結されている。この調速装置作動バルブ23は、作動空気用流路51を介してエンジン調速装置パイロット弁25と連通している。なお、本実施形態で使用する「流路」は、例えば、エア配管などの管路や、エアホースなどで構成されている。
エンジン調速装置パイロット弁25は、調速装置作動バルブ23を作動させるための構成である。このエンジン調速装置パイロット弁25は、図1(a)に示す閉弁状態で、エアタンク3に通ずる流路61と作動空気用流路51との連通を遮断するとともに、調速装置作動バルブ23に通ずる作動空気用流路51を大気開放している。また図1(b)に示す開弁状態で、エアタンク3に通ずる流路61と作動空気用流路51とを連通させている。
エアタンク3内の空気圧が所定圧力(規定圧力)を超えると、その空気圧によって、図1(b)に示す如くエンジン調速装置パイロット弁25が開弁する。
一方、エアタンク3内の空気圧が所定圧力(規定圧力)を下回ると、図1(c)に示す如く、エンジン調速装置パイロット弁25が空気圧に抗して閉弁する。
逆止弁27は、アンロード弁29とエアタンク3の入口側との間を繋ぐ流路63,64の途中に設けられている。
アンロード弁29は、逆止弁27と二段側シリンダ12(二段側のエア圧縮室)との間を繋ぐ流路63,65の途中に設けられており、エアタンク3からの空気圧を受けて開弁する。
図1(a)に示す加圧運転状態において、アンロード弁29は「閉弁」状態にある。この閉弁状態で、アンロード弁29は、シリンダ12に通ずる圧縮空気用流路65とエアタンク入口側に通ずる流路63とを連通させている。したがって図1(a)に示す加圧運転状態では、アンロード弁29が閉弁している結果、コンプレッサ本体のシリンダ11,12内で加圧が行われて、圧縮空気がエアタンク3に送り込まれる。
図1(b)に示すアンロード状態において、アンロード弁29は「開弁」状態にある。この開弁状態で、アンロード弁29は、シリンダ12に通ずる流路65とエアタンク入口側に通ずる流路63との連通を遮断するとともに、シリンダ12に通ずる流路65を大気開放している。したがって図1(b)に示すアンロード状態では、アンロード弁29が開弁して流路65を大気開放している結果、コンプレッサ本体による加圧が行われず、エンジン7に対する負荷は軽減される(またはエンジン7に対する負荷が無くなる)。
パイロット弁31は、アンロード弁29とエアタンク出口側との間を繋ぐ流路52,66の途中に設けられており、エアタンク3からの空気圧を受けて開弁する。
図1(a)に示す加圧運転状態において、パイロット弁31は「閉弁」状態にある。この閉弁状態で、パイロット弁31は、エアタンク出口側に通ずる流路66と作動空気用流路52との連通を遮断するとともに、作動空気用流路52を大気開放している。
図1(b)に示すアンロード状態において、パイロット弁31は「開弁」状態にある。この開弁状態で、パイロット弁31は、エアタンク出口側に通ずる流路66と作動空気用流路52とを連通させている。
絞り弁33は、パイロット弁31の空気圧排気用ポートに接続されており、流路52の作動空気を時間をかけて徐々に排気させる手段(アンロード弁29を時間をかけて閉弁させる手段)として機能する。絞り弁33(絞り機構)の具体例としては、例えば、微小パイプやオリフィスなどが挙げられる。このような絞り弁33を、例えばパイロット弁31の空気圧排気用ポートに取り付けて、該絞り弁を通過させて流路52内の作動空気を排気することにより、アンロード弁29の閉弁を遅らせることができ、その結果、負荷急増によるエンジン停止を防止できる。
なお、絞り弁33が作動空気を排気する時間(つまり遅延時間)は、例えば、数秒程度に設定される。その排気時間(遅延時間)は、絞り弁33のサイズや構造により最適化することが可能である。
なお、特許請求の範囲に記載した「切替手段」は、本実施形態では、
・エンジン7の回転速度を上げ下げする調速装置21と、
・調速装置21を作動させるための調速装置作動バルブ23と、
・調速装置作動バルブ23を作動させるためのエンジン調速装置パイロット弁25と、
で構成されている。
このような構成の切替手段を設けることで、圧縮空気を貯留するエアタンク3内の空気圧力に応じて、コンプレッサを加圧運転状態とアンロード状態との間で切り替える(移行させる)ことが可能になる。
また、特許請求の範囲に記載した「遅延手段」は、本実施形態では、
・シリンダ12(圧縮室)とエアタンク3との間に設けられたアンロード弁29と、
・アンロード弁29を作動させるためのパイロット弁31と、
・アンロード弁29とパイロット弁31との間に設けられた作動空気用流路52と、
・作動空気用流路52の作動空気を時間をかけて排気するための絞り弁33(絞り機構)と、で構成されている。
このような構成の遅延手段を設けることで、コンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジン7の回転上昇のタイミングに対して、コンプレッサの加圧再開のタイミングを遅延させることが可能になる。
(エンジンコンプレッサの加圧運転/アンロード運転の切り替え動作)
上記構成のエンジンコンプレッサにおいて、エアタンク3内の空気圧力が所定圧力(規定値)を超えると、図1(a)に示す加圧運転状態から図1(b)に示すアンロード状態に移行する。このとき、エアタンク3から所定圧力以上(規定値以上)の空気圧を受けてパイロット弁31が開弁し、同時に、作動空気用流路52とエアタンク出口側に通ずる流路66とが連通し、その結果、アンロード弁29がエアタンク3からの空気圧を受けて開弁する。また同時に、作動空気用流路53に接続されているエンジン調速装置パイロット弁25が、エアタンク3から所定圧力以上(規定値以上)の空気圧を受けて開弁し、該空気圧によって調速装置作動バルブ23を作動させる。これによって、調速装置作動バルブ23がリンク機構を介して調速装置21を作動させ、エンジン回転をアイドル回転(低速回転)に減速させる。
つまり、パイロット弁31が開弁すると、それと同時に(同じタイミングで)、アンロード弁29が開弁するとともに、エンジン回転が減速し始める。
なお、パイロット弁31とエンジン調速装置パイロット弁25を閉弁させる「所定圧力以上の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。
アンロード時のエンジン回転速度は極力低速になるように設定する。これにより、アンロード運転の間、排出ガスが減って環境負荷が低減し、また、燃費低減と騒音低減を図ることができる。また、アンロード運転のときに、エンジン7が極力低速でアイドル回転するようになれば、スタータ、バッテリ、制御回路といったエンジン再始動用の構成が不要となる。さらに、アンロード時においてエンジン回転を可能な限り低減させることで、エアコンプレッサの耐久性が大幅に向上して、メンテナンスコストが低減するといった格別の効果が達成される。
一方、図1(b)に示すアンロード状態において、圧縮空気の消費が進行して、エアタンク3内の空気圧力が所定圧力(規定値)を下回ると、アンロード運転が終了して、図1(c)に示す如くアンロード状態から加圧運転状態に復帰する。その際、図1(c)に示すように、エアタンク3の空気圧力が所定圧力以下に低下しているために、空気圧に抗してパイロット弁31がもとの閉弁状態に復帰する。この復帰動作を受けて作動空気用流路52は大気に開放されることになるが、図1に示すとおり、パイロット弁31の空気圧排気用ポートには絞り弁33が設けられているので、作動空気用流路52内の圧縮空気は(一気にではなく)時間をかけて徐々に排気される。
したがって、図1(c)に示すアンロード状態への復帰の際、アンロード弁29の閉弁タイミングは、パイロット弁31の閉弁タイミングと同時ではなく、それよりも遅れることになる。
なお、パイロット弁31を閉弁状態に復帰させる「所定圧力以下の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。
また、図1(c)に示すようにアンロード状態から加圧運転状態に復帰する際、エアタンク3の空気圧力が所定圧力以下(規定値以下)に低下しているために、パイロット弁31がもとの閉弁状態に復帰すると同時に、エンジン調速装置パイロット弁25がもとの閉弁状態に復帰する。この復帰動作を受け、調速装置作動バルブ23が、リンク機構を介して調速装置21を作動させ、低速のアイドル回転だったエンジン7の回転速度を加圧に適した速度まで加速させる。
なお、エンジン調速装置パイロット弁25を閉弁状態に復帰させる「所定圧力以下の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。
つまり、本実施形態のエンジンコンプレッサでは、アンロード状態から加圧運転状態に復帰する際に、パイロット弁31の閉弁と同時に、エンジン7が加速し始めるが、アンロード弁29はエンジン7の加速開始よりも遅れて閉弁することになる。したがって、エアコンプレッサがアンロード状態から加圧運転状態に復帰するときに、エンジン7が加速開始するタイミングに対して、コンプレッサによる加圧が再開するタイミングが遅延することになる。そして、絞り弁33の機能によって遅延している間、コンプレッサは無負荷運転から全負荷運転に徐々に移行し、エンジンの回転数がある程度上昇した段階で、アンロード弁29が閉じきってコンプレッサ本体による加圧が再開するので、負荷急増によるエンジン停止が防止できる。
よって、上述した特徴を具備する本発明のエンジンコンプレッサによれば、高圧化を無理なく実現でき、さらにエンジン出力の最適化、小型・軽量化が可能となる。
(第2実施形態)
次に、図2に基づいて、本発明のエンジン付きエアコンプレッサの第2実施形態について説明する。図2(a)は、加圧運転時(ロード時/負荷運転時/通常運転時)の状態を示しており、図2(b)はアンロード運転時(アイドル回転時/無負荷運転時)の状態を示しており、図2(c)はアンロード状態から加圧運転状態に復帰するときの様子を示している。
なお、図1に示す第1実施形態と同様の構成については、図2において同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示すとおり、第2実施形態のエンジンコンプレッサは、
・エンジン7の回転速度を上げ下げする調速装置21、
・調速装置21を作動させるための調速装置作動バルブ23、
・調速装置作動バルブ23を作動させるためのエンジン調速装置パイロット弁25、
・シリンダ12(エア圧縮室)とエアタンク3との間に設けられた逆止弁27、
・逆止弁27とシリンダ12(エア圧縮室)との間に設けられたアンロード弁29、
・アンロード弁29を作動させるためのソレノイドバルブ41、
・ソレノイドバルブ41を電気的に開閉するための電気回路作動時間制御手段43、
・エアタンク3内の圧縮エアを所定圧力に減圧して出力するための減圧弁35、
・シリンダ11,12(エア圧縮室)から吐出された圧縮エアを冷却する冷却器37、
・吸気用のフィルタ39、などを具備している。
ソレノイドバルブ41は、アンロード弁29とエアタンク出口側との間を繋ぐ流路52,66の途中に設けられており、電気回路作動時間制御手段43に電気的に接続されている。このソレノイドバルブ41は、電気回路作動時間制御手段43から送信される信号に基づいて開閉する。
図2(a)に示す加圧運転状態において、ソレノイドバルブ41は「閉弁」状態にある。この閉弁状態で、ソレノイドバルブ41は、エアタンク出口側に通ずる流路66と作動空気用流路52との連通を遮断するとともに、作動空気用流路52を大気開放している。
図2(b)に示すアンロード状態において、ソレノイドバルブ41は「開弁」状態にある。この開弁状態で、ソレノイドバルブ41は、エアタンク出口側に通ずる流路66と作動空気用流路52とを連通させている。
電気回路作動時間制御手段43は、主として、
・流路67等を介してエアタンク3の空気圧をモニターする圧力センサーと、
・エアタンク3の空気圧に応じてソレノイドバルブ41を電気的に開閉する電気回路と、
・エアタンク3の空気圧が所定値(規定値)を超えたときに、ソレノイドバルブ41が開弁するように前記電気回路を制御し、エアタンク3の空気圧が所定値(規定値)を下回ったときに、所定の遅延タイミングで、ソレノイドバルブ41が閉弁するように前記電気回路を制御する制御回路と、を具備している。
この電気回路作動時間制御手段41は、エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジン回転が上昇開始するタイミングに対して、アンロード弁29が閉弁するタイミングを遅延させる役割を担っている。
電気回路作動時間制御手段41によってアンロード弁29の閉弁を遅らせる時間(つまり遅延時間)は、任意の時間に設定することが可能であり、例えば数秒程度に設定される。
なお、特許請求の範囲に記載の「遅延手段」は、第2実施形態の場合、アンロード弁29とソレノイドバルブ41と電気回路作動時間制御手段43とで構成されている。また、特許請求の範囲に記載の「制御手段」は、第2実施形態の場合、電気回路作動時間制御手段43で構成されている。
次に、第2実施形態のエンジンコンプレッサの加圧運転/アンロード運転の切り替え動作について説明する。
第2実施形態のエンジンコンプレッサにおいて、エアタンク3内の空気圧力が所定圧力(規定値)を超えると、図2(a)に示す加圧運転状態から図2(b)に示すアンロード状態に移行する。このとき、電気回路作動時間制御手段41が、流路67等を介してエアタンク3から所定圧力以上(規定値以上)の空気圧を受けて、ソレノイドバルブ41を電気的に開弁する。同時に、作動空気用流路52とエアタンク出口側に通ずる流路66とが連通し、その結果、アンロード弁29がエアタンク3からの空気圧を受けて開弁する。また同時に、作動空気用流路53に接続されているエンジン調速装置パイロット弁25が、エアタンク3から所定圧力以上(規定値以上)の空気圧を受けて開弁し、該空気圧によって調速装置作動バルブ23を作動させる。これによって、調速装置作動バルブ23がリンク機構を介して調速装置21を作動させ、エンジン回転をアイドル回転(低速回転)に減速させる。
つまり、電気回路作動時間制御手段43の電気的制御によってソレノイドバルブ41が開弁すると、それと同時に、アンロード弁29が開弁するとともに、エンジン回転が減速し始める。
なお、電気回路作動時間制御手段43がソレノイドバルブ41を電気的に開弁する「所定圧力以上の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。同じく、エンジン調速装置パイロット弁25を開弁させる「所定圧力以上の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。
アンロード時のエンジン回転速度は極力低速になるように設定する。これにより、アンロード運転の間、排出ガスが減って環境負荷が低減し、また、燃費低減と騒音低減を図ることができる。なお、本実施形態ではアンロード運転の間、エンジン7をアイドル回転(低速回転)させるが、アンロード時にエンジンを停止させてもよい。
一方、図2(b)に示すアンロード状態において、圧縮空気の消費が進行して、エアタンク3内の空気圧力が所定圧力(規定値)を下回ると、アンロード運転が終了して、図2(c)に示す如くアンロード状態から加圧運転状態に復帰する。
その際、エアタンク3の空気圧力が所定圧力以下(規定値以下)に低下したことを受けて、エンジン調速装置パイロット弁25が空気圧に抗してもとの閉弁状態に復帰する。この復帰動作を受け、調速装置作動バルブ23が、リンク機構を介して調速装置21を作動させ、低速のアイドル回転だったエンジン7の回転速度を加圧に適した速度まで加速させる。
なお、エンジン調速装置パイロット弁25を閉弁状態に復帰させる「所定圧力以下の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。
また、図2(c)に示すようにアンロード状態から加圧運転状態に復帰する際、エアタンク3の空気圧力が所定圧力以下に低下したことを受けて、電気回路作動時間制御手段43がソレノイドバルブ41をもとの閉弁状態に復帰させる。
ただし、ソレノイドバルブ41が閉弁状態に復帰するときには、電気回路作動時間制御手段43の制御回路の作用によって、所定の遅延タイミングで、ソレノイドバルブ41を閉弁させる。具体的には、エンジン回転が上昇開始するタイミング(エンジン調速装置パイロット弁25が閉弁するタイミング)に対して、ソレノイドバルブ41が閉弁するタイミングを遅延させる。そして、ソレノイドバルブ41が閉弁すると同時に、アンロード弁29が閉弁する。
したがって、第2実施形態では、エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジン回転が上昇開始するタイミングに対して、アンロード弁29が閉弁するタイミングが遅延することになる。
なお、電気回路作動時間制御手段43がソレノイドバルブ41を閉弁状態に復帰させる「所定圧力以下の空気圧」は特に限定されず、任意の空気圧に設定することができる。
つまり、第2実施形態のエンジンコンプレッサでは、アンロード状態から加圧運転状態に復帰する際に、エンジン調速装置パイロット弁25の閉弁と同時に、エンジンが加速し始めるが、アンロード弁29はエンジンの加速開始よりも遅れて閉弁することになる。したがって、エアコンプレッサがアンロード状態から加圧運転状態に復帰するときに、エンジン7が加速開始するタイミングに対して、コンプレッサによる加圧が再開するタイミングが遅延することになる。そして、エンジン7の回転数がある程度上昇した段階で、アンロード弁29が遅れて閉弁してコンプレッサ本体による加圧が再開するので、負荷急増によるエンジン停止が防止できる。
よって、上述した特徴を具備する本発明のエンジンコンプレッサによれば、高圧化を無理なく実現でき、さらにエンジン出力の最適化、小型・軽量化が可能となる。
(他の実施形態・変形例)
上述した実施形態は、本発明の一実施形態を例示したものであり、特許請求の範囲に記載の本発明には、種々の実施形態や変形例が含まれる。
例えば上述した実施形態では、本発明の一例として二段式のエアコンプレッサを挙げたが、本発明は、一段式のエアコンプレッサまたは三段式以上のエアコンプレッサに適用することも可能である。
また上述した実施形態では、アンロード状態においてエンジンをアイドル回転(低速回転)させているが、アンロード状態でエンジンを停止させ、加圧運転に復帰する際にエンジンを再始動させてもよい。
3 エアタンク
5 コンプレッサ本体
7 エンジン
11 一段側シリンダ(低圧用のシリンダ)
12 二段側シリンダ(高圧用のシリンダ)
21 調速装置(切替手段)
23 調速装置作動バルブ(切替手段)
25 エンジン調速装置パイロット弁(切替手段)
27 逆止弁
29 アンロード弁(遅延手段)
31 パイロット弁(遅延手段)
33 絞り弁(絞り機構/遅延手段)
35 減圧弁
37 冷却器
39 フィルタ
41 ソレノイドバルブ(遅延手段)
43 電気回路作動時間制御手段(遅延手段)
51 作動空気用流路
52 作動空気用流路(遅延手段)
53 作動空気用流路
55 作動空気用流路
61 流路
63 流路
64 流路
65 流路
66 流路
67 流路

Claims (5)

  1. 圧縮空気を貯留するエアタンク内の空気圧力に応じて、エアコンプレッサを加圧運転状態とアンロード状態との間で切り替える切替手段と、
    エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジンの回転上昇に対して、コンプレッサの加圧再開を遅延させる遅延手段と、を具備するエンジン付きエアコンプレッサ。
  2. 前記遅延手段は、
    エアコンプレッサの圧縮室とエアタンクとの間に設けられたアンロード弁と、
    前記アンロード弁を作動させるためのパイロット弁と、
    前記アンロード弁と前記パイロット弁との間に設けられた作動空気用流路と、
    前記流路の作動空気を時間をかけて排気するための絞り機構と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のエンジン付きエアコンプレッサ。
  3. 前記遅延手段は、
    エアコンプレッサの圧縮室とエアタンクとの間に設けられたアンロード弁と、
    エアコンプレッサをアンロード状態から加圧運転状態に復帰させるときに、エンジン回転が上昇開始するタイミングに対して、前記アンロード弁が閉弁するタイミングを遅延させるための制御手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のエンジン付きエアコンプレッサ。
  4. 1段側のボア径d1、2段側のボア径d2、1段側のストロークL1、2段側のストロークL2が下記関係にある多段エアコンプレッサである、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエンジン付きエアコンプレッサ。
  5. 1段側の吸込圧力Pと吐出圧力P、及び2段側の吸込圧力Pと吐出圧力Pが次式で表される多段エアコンプレッサである、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のエンジン付きエアコンプレッサ。
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