JP2016159945A - スクイズ式計量混合容器 - Google Patents

スクイズ式計量混合容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016159945A
JP2016159945A JP2015039587A JP2015039587A JP2016159945A JP 2016159945 A JP2016159945 A JP 2016159945A JP 2015039587 A JP2015039587 A JP 2015039587A JP 2015039587 A JP2015039587 A JP 2015039587A JP 2016159945 A JP2016159945 A JP 2016159945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
communication
liquid
container body
tube portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015039587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6362168B2 (ja
Inventor
角田 義幸
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2015039587A priority Critical patent/JP6362168B2/ja
Publication of JP2016159945A publication Critical patent/JP2016159945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6362168B2 publication Critical patent/JP6362168B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

【課題】2液をそれぞれ計量して容易に混合できる2液スクイズ式計量容器を提供する。【解決手段】一対の圧搾可能な容器本体2の口頭部10へ、混合ヘッド30の連結底壁34から垂下する連結筒部36をそれぞれ嵌合し、連結底壁34からヘッド周壁40と連続させてヘッド周壁40の少なくとも下部を左右に仕切る仕切り壁44を起立して、混合ヘッド30の内部のうち仕切り壁より上方の部分を連続空間Cとして残して、仕切り壁44とヘッド周壁40と連結底壁34の各半部34a、34bとで形成される一対の計量室Rを形成し、計量室R毎に、各口頭部10上方の底壁部分から、連通口50を開口する連通筒部46をそれぞれ立設し、容器本体2の圧搾操作により計量室Rで一定量の液体を計量できるように設け、蓋体60を閉塞したときに容器本体2と各計量室Rとの連通を連通遮断手段Dで遮るように設けた。両計量室内の液体を連続空間Cを介して混合できる。【選択図】図1

Description

本発明は、スクイズ式計量混合容器に関する。
従来、単一の容器体を弾性圧搾して内部の液体を計量室内へ圧送し、計量した液体を吐出口から取り出すように設けたスクイズ式計量容器が知られている(特許文献1)。
特開2002−104467
例えば食品関係のドレッシングやつゆ、或いはさまざまな用途において、2液を混合して用いることが一般に行われている。上述の食品関係の内容物の場合に、利用者の嗜好から2液の混合割合に変化を加えたいという要請や、また健康上の観点から特定の成分(塩分や脂肪分など)を含む液を計量して使用したいという要請がある。食品以外のものの場合でも2液をそれぞれ計量できると利便性が向上する。2液をそれぞれ特許文献1の計量容器に収納して、それぞれ計量した液体を取り皿などに吐出して混ぜることもできるが、2つの計量容器が必要となり、また作業に手間がかかる。
本発明の目的は、2液をそれぞれ計量して混合することが容易な2液スクイズ式計量容器を提供することである。
第1の手段は、
口頭部10を有する左右一対の圧搾可能な容器本体2と、
両口頭部10と連結され、これら口頭部10から供給される液体を混合して吐出口42から吐出するように形成した混合ヘッド30と、
を具備し、
混合ヘッド30は、
各口頭部10の外面へ連結する連結筒部36を連結底壁34の左右半部34a、34bからそれぞれ垂設するとともに、連結底壁34の周辺部からヘッド周壁40を起立してなるヘッド本体32と、
ヘッド周壁40の上面で形成する吐出口42を液密に閉塞する蓋体60とからなり、
ヘッド本体32は、連結底壁34から、ヘッド周壁40と連続させて、ヘッド周壁40の少なくとも下部を左右に仕切る仕切り壁44を起立して、混合ヘッド30の内部のうち仕切り壁44より上方の部分を連続空間Cとして残して、仕切り壁44とヘッド周壁40の内面と連結底壁34の各半部34a、34bとで形成される一対の計量室Rを形成し、
計量室R毎に、各口頭部10上方の底壁部分から、連通口50を開口する連通筒部46をそれぞれ立設して、容器本体2の圧搾操作により計量室Rで一定量の液体を計量できるように設けており、
少なくとも蓋体60を閉塞したときに上記容器本体2と各計量室Rとの連通を連通遮断手段Dで遮るように設け、両計量室R内の液体を連続空間Cを介して混合できるように構成している。
本手段は、図1及び図5に示すように、混合ヘッド30の連結底壁34から、ヘッド周壁40と連続させて、ヘッド周壁40の少なくとも下部を左右に仕切る仕切り壁44を起立して、仕切り壁44とヘッド周壁40の内面と連結底壁34の各半部34a、34bとで形成される一対の計量室Rを形成することを提案している。混合ヘッド30の内部のうち仕切り壁44より上方の部分を連続空間Cとして残している。従って、これにより容器の正立状態において、容器本体2の圧搾操作により、2液をそれぞれ各計量室内に計量したのち、蓋体60を閉蓋閉塞で撹拌することで、両計量室R内の液体を連続空間Cを介して混合できるように構成している。各容器体の圧搾力を加減することで、任意の割合の2液を調合できる。
本明細書において「倒立」とは混合ヘッドを下側に位置させた状態を、「正立」とは混合ヘッドを上側に位置させた状態をいい、容器を把持してそれぞれの状態にしたときを含む。
また「連通遮断手段」とは、蓋体を閉塞することで連通を遮る手段、及び、容器を倒立(傾倒)することで連通を遮る手段の何れも含む意味である。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記ヘッド本体32は、液位を水平方向から透視可能に形成している。
本手段では、図1に示すように、混合ヘッド30のヘッド本体32は、液位を水平方向から透視可能に形成することを提案している。これにより、混合液体の混合比率を調整し易い。なお、「液位を外部から透視可能に形成し」とは、液位を外部から透視可能な材料(透明又は半透明)で形成すること、或いはヘッド周壁の一部に透視窓を設けることを含む。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
上述の連通遮断手段Dとして、上記蓋体60の裏面から垂下したシール筒部68が、閉蓋時に上記連通口50を遮蔽するように形成している。
本手段では、図1に示すように、蓋体60の裏面に付設したシール筒部68が連通筒部46の連通口50を遮蔽するように設けることを提案している。正確な計量を可能とするためである。
第4の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
上述の連通遮断手段Dとして、上記連通筒部46内で連通口50の下側に位置する連通遮断弁VSが、倒立時に閉じるように形成している。
本手段は、図4に示すように、上記連通筒部46内で連通口50の下側に位置する連通遮断弁VSを設け、この連通遮断弁VSが倒立時に閉じるように形成している。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記容器本体2は、
口頸部6を有する容器体4と、
上記口頸部6に嵌合させた装着筒部12の上端から内向きフランジ13を介して口筒部16を起立してなる口頭部10とを有し、
上記口筒部16を連通筒部46の内面に液密に嵌合させるとともに、上記装着筒部12の外面に連結筒部36を嵌合させている。
本手段では、図1に示す如く、容器本体2の口頭部10を容器体4と別体として設けている。この口頭部10は、装着筒部12の上端から内向きフランジ13を介して口筒部16を起立してなり、装着筒部12を容器体4の口頸部6に嵌合させるとともに、口筒部16を混合ヘッド30の連通筒部46内に液密に嵌合できるように設けている。
第6の手段は、第5の手段を有し、かつ
上記容器体4は、内層4b及び外層4aからなるとともに内層4bの減容が可能に形成し、外層のうち口頸部6形成部分に通気孔7を穿設した二重容器体であり、
口頸部6から連通筒部46へ連続する液体流路Lと隔てて、装着筒部12及び連結筒部36の間隙から内向きフランジ13に穿設した空気孔h1を経て上記通気孔7へ至る外気導入路Aを形成し、この外気導入路Aの途中に外気導入弁VAを設けた。
本手段では、図5に示すように容器体4を二重容器体としている。二重容器体は、内層が外層から剥離するデラミ容器体の他に、口頸部以外の箇所で予め内層と外層との間に隙間を設けた二重容器体を含むものとする。混合ヘッド30の連結筒部36及び口筒部16には図6に示すように外気導入路Aを形成している。
第1の手段に係る発明によれば、正立状態で各容器本体2内から連通筒部46を介して混合ヘッド30の内部へ送り出した液体を各計量室R内で計量した後に連続空間Cを介して混合させることができるので、2液をそれぞれ計量して撹拌混合することが容易にでき、混合比率の調整も可能である。
第2の手段に係る発明によれば、上記ヘッド本体32は、液位を側方から透視可能で形成したから、各計量室Rの液位を容易に目視でき、それぞれの液位を見ながら容器体の圧搾の程度を加減することで、混合比率の調整も容易である。
第3の手段に係る発明によれば、閉蓋操作により蓋体60から垂下したシール筒部68で上記連通口50を閉塞させ、各計量室R内の液体を混合させるから、混合状態で連通口から混合ヘッド30への液体の流入を確実に防止できる。
第4の手段に係る発明によれば、上記連通筒部46内の連通遮断弁VSが倒立(傾倒)時に閉じるから、閉蓋して混合操作をするときだけでなく、開蓋して混合液体を吐出するために容器を倒立(傾倒)状態としたときにも、連通口50から液体が出ることがない。
第5の手段に係る発明によれば、口頭部10の口筒部16を混合ヘッド30の連通筒部46内に液密に嵌合したから、連通筒部46から口頭部10と混合ヘッド30との間へ液漏れを生ずることを防止できる。
第6の手段に係る発明によれば、ヘッド本体32の連結筒部36及び口頭部10の装着筒部12の間を通る外気導入路Aを形成したので、本発明を二重容器体に好適に適用できる。
本発明の第1実施形態に係るスクイズ式計量混合容器を正面方向から見た一部断面図である。 図1のスクイズ式計量混合容器の平面図である。 図1のスクイズ式計量混合容器を側方から見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスクイズ式計量混合容器を側方から見た断面図である。 本発明の第3実施形態に係るスクイズ式計量混合容器を正面方向から見た断面図である。 図1のスクイズ式計量混合容器の要部拡大断面図である。
図1から図3は本発明の第1実施形態に係るスクイズ式計量混合容器を示している。
このスクイズ式計量混合容器は、左右一対の容器本体2と、吸上げ管20と、混合ヘッド30とで構成している。これら各部材は、例えば合成樹脂材で形成することができる。なお、本明細書において、図3の右側を「後方」と、同図の左側を前方と、これらと直交する方向を左右方向と称するものとする。
容器本体2は、胴部の圧搾操作により口頭部10から内容物を取り出すことが可能に構成している。本実施形態の容器本体2は、容器体4と、口頭部10とで構成している。しかしながら、これらの形状は適宜変更することができる。
上記容器体4は、弾性圧搾可能な胴部から肩部を介して口頸部6を起立している。
上記口頭部10は、装着筒部12の上端から内向きフランジ13を介して口筒部16を起立している。口筒部16の内面には係止リブ17を周設している。装着筒部12は上記口頸部6の外面に嵌合(図示例では螺合)している。図示例では、装着筒部12の上部に嵌合溝部12aを周設している。また上記内向きフランジ13の裏面から、口頸部6内面に液密に嵌合する密嵌筒部14を垂下している。
吸上げ管20は、管壁の上部を係止リブ17に突き当てるまで口筒部16内へ嵌着して、管壁の残りを容器体4の底部へ垂下している。
混合ヘッド30は、ヘッド本体32と、蓋体60とで構成されている。
上記ヘッド本体32は、左右方向に長い連結底壁34を有し、連結底壁34の左右半部34a、34bからそれぞれ一対の連結筒部36を垂下するとともに、連結底壁34の周辺部からヘッド周壁40を起立している。上記連結筒部36の内面下部には当接リブ36aを周設し、この当接リブを嵌合溝部12a内に嵌着しており、これにより混合ヘッド30と左右一対の容器本体2とを連結している。図示例の連結底壁34では、図2に示す平面形状で楕円形の底壁部分の左右両端から三日月状の延長壁部35を延設しており、その楕円形の底壁部分の周端からヘッド周壁40を起立するとともに、上方から見て上記延長壁部35の縁部と重なる円筒状の連結筒部36を垂下している。しかしながら、これらの形状は適宜変更することができる。
また上記連結底壁34からは、ヘッド周壁40の少なくとも下部を左右に仕切る仕切り壁44を起立している。仕切り壁44の前後両端は、ヘッド周壁40に連結して、連結底壁34の左右半部34a、34bの一方と仕切り壁44とヘッド周壁40の内面とで計量室Rを形成している。これら計量室Rは、並列に形成されており、混合ヘッド30の内部空間のうち仕切り壁44より上方の部分(連続空間Cという)を経由して連続している。
上記ヘッド周壁40のうち計量室Rに対応する部分には、計量目盛Gを形成するとよい。計量目盛G及び計量室R内の液位を外部から目視できるように、ヘッド周壁40は、透視可能な構成とすることがよい。具体的には、混合ヘッド30を透視可能な材料(透明材料又は半透明材料)で形成したり、ヘッド周壁40の一部に透視窓を形成すればよい。蓋体60を開蓋して、後述の吐出口42を介して上側から計量目盛Gを見ることも可能であるが、ヘッド周壁40を水平方向から透視することで、より正確に計量ができる。計量目盛Gは、複数の目盛線により構成すること、2つの計量室の計量目盛Gが一方向から見て双方視界に入る場所(図示例ではヘッド周壁40の前壁部又は後壁部)に配置することが好ましく、これにより、計量する2液の量の割合を容易に調整できる。
上記ヘッド周壁40の内側からは、上記口頸部6と連通する有頂の連通筒部46を隆起している。各連通筒部46は、各連結底壁34のうち各連結筒部36の内側の部分を隆起してなる。連通筒部46には横向きの連通口50を開口している。連通筒部46の頂壁を省略して上端開口を連通口とすることもできるが、利用者が容器体を強く圧搾したときに上方へ液体が飛び出す可能性がある。図示例の構成ではそうした不都合を生じにくい。この連通口50は、上記仕切り壁44の上端より上方に位置しており、容器体4が弾性復元するときに、計量室Rから連通筒部46へ液体が吸い戻されることがないようにしている。
図示例の連通筒部46は、下方の大径部46aから、中径部46cを経て、連通口50を開口する上方の小径筒部46bへと段階的に縮径している。図示例では、図1に示すように、中径部46cは大径部46aに対して左右内寄りに偏心させて形成している。同様に連通筒部46及び口筒部16も口頸部6の中心線に対して左右方向内寄りに偏心させて配置している。こうすることで、並置した一対の容器体の口頸部の中心線の間隔に比べてシール筒部68の筒軸の間隔が狭くなり、混合ヘッド30が嵩張らないようにしている。
上記ヘッド周壁40の上端面は吐出口42を形成する。ヘッド周壁40の後壁上部はヒンジ41を介して蓋体60を連結して、吐出口42を液密に開閉可能に設けている。好適な図示例では、ヘッド周壁40の上端に鍔部52を周設するとともに、鍔部52より上方へ係合筒部54を突出している。これら鍔部52の上面及び係合筒部54の内外周面を、蓋体60側へ液密に当接してシール機構Sとしている。さらに図示例では吐出口42の前側には、外側へ弯曲するリップ56を形成している。しかしながら、ヒンジ41形成箇所を除く吐出口42の口縁全体をリップとしてもよい。尚、リップ56側に設けている係合筒部54は、曲面(R)形状となっているので、リップと同様の機能を有する。
蓋体60は、蓋頂壁62の外周から外周壁部64及び内周壁部66を二重筒状に垂下するとともに、外周壁部64の後部を上記鍔部52の後部へヒンジ連結させている。そして外周壁部64の下面を上記鍔部52の上面に、また外周壁部64の下端部内面及び内周壁部66の下端部外面を係合筒部54の内外周面にそれぞれ液密に当接させて、前述のシール機構Sを構成している。上記外周壁部64の前壁部には図2に示すように指掛け片65を付設している。さらに蓋頂壁62の裏面から左右一対のシール筒部68を垂下している。これらシール筒部68の下端部を、既述連通筒部46の中径部46c外面へ液密に嵌合しており、この構造により、容器体の内部と計量室Rとの連通を遮断する連通遮断手段Dを構成している。
上記構成において、図1の状態から蓋体60を開き、一方の容器体4の胴部を圧搾すると、容器体4内の第1種の液体が連通筒部46の連通口50を介して、計量室R内へ入るので、ヘッド周壁40を透視して計量室Rの液位を目視し、計量目盛Gを用いて計量する。同様に他方の容器体4の胴部を圧搾して第2種の液体について計量を行う。これらの操作は同時に行っても構わないが、2液を異なる割合で調合するときには、順次行った方が確実に計量できる。
計量作業が終了した後に、蓋体60を閉じて吐出口42を密閉するとともに、各シール筒部68で連通口50を計量室Rに対して遮蔽する。そして各計量室R内の液体を、連続空間Cを介して混合させる。2液がドレッシングなどの成分であるときには、計量混合容器を十分にシェイクさせ、混合液体を撹拌させる。次に計量混合容器を正立状態で蓋体60を開いて、混合液体を吐出口42から吐出させる。
ドレッシングなどの調味料その他の食品に適用する場合、料理の用途や使用者の健康状態に合わせて、2液の使用量や摂取量を調整することができ、例えば塩分や油分の含有量が多い液体の使用量を控えることが容易となる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。この説明において第1実施形態と同じ構成については、解説を省略する。
図4は本発明の第2実施形態に係るスクイズ式計量混合容器を示している。本実施形態では、容器体と計量室との連通を遮る連通遮断手段Dとして、連通筒部46内に連通遮断弁VSを設けている。連通遮断弁VSは、口筒部16の上端内面に周設した環状弁座25と、環状弁座25及び口筒部16の上端の間に挿入された玉弁58とで形成している。環状弁座25の下面は、上内方へ傾斜するテーパ面となっている。正立状態で容器体4を圧搾すると、吸上げ管20から口筒部16内へ圧送された液体は、玉弁58の側面を通過して玉弁58と環状弁座25の下面との隙間を通り、連通口50から計量室R内へ流出する。液体の計量及び混合作業が完了した後に容器体を倒立(傾倒)状態とすると、玉弁58は環状弁座25に着座して連通遮断弁VSが閉じる。玉弁58は、口筒部16の下端開口から図示の位置まで挿入可能に設けている。
図5及び図6は本発明の第3実施形態に係るスクイズ式計量混合容器を示している。本実施形態の容器体4を、剛性を有する外層4aと柔軟で収縮可能な内層4bを剥離可能に積層してなるデラミ容器体としている。デラミ容器体の口頸部6部分の外層4aには、通気孔7を穿設して、内層4bが外層4aから剥離したときに外層4aと内層4bとの間に空気が入るように形成している。なお、デラミ容器体に代えて、口頸部以外の箇所で予め内層と外層との間に隙間を設けた二重容器体としてもよい。
また本実施形態では、容器体4の口頸部6と口頭部10との間に内蓋部材18及び弁部材26を組み込んでいる。
上記内蓋部材18は、図6に示すように、吸上げ管20の上端からリング状の蓋板21を介して取付筒部22を起立してなり、取付筒部22を口頸部6の上端と口頭部10の内向きフランジ13との間に挟持させている。取付筒部22の下部には、第2透孔h2を穿設している。上記蓋板21の径方向中間部には、環状の上向き嵌合溝部24を周設している。上向き嵌合溝部24の外側では、リング状蓋板21の裏面から、口頸部6内面に液密に嵌着する筒壁21aを垂下している。上向き嵌合溝部24の内側の蓋板部分は、平坦な弁座部48に形成している。
図示例では、上記上向き嵌合溝部24の上方に位置させて、内向きフランジ13の裏面に下向き嵌合溝部15を形成している。この下向き嵌合溝部15の外側には内向きフランジ13を貫通する第1透孔(空気孔)h1を穿設している。
上記弁部材26は、弁筒26aの上下方向中間部に複数の弾性支承片26cを介して液用弁板26bを支承させている。弁筒26aの下部は上向き嵌合溝部24に、弁筒26aの上部は下向き嵌合溝部15にそれぞれ液密に嵌着させている。また図示例では、弁筒26aの外面から外向きフランジ状のエア用弁板26dを一体に突設し、このエア用弁板26dを、第1透孔h1の外側の内向きフランジ部分裏面に当接させて、外気導入弁Aを形成している。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
弁筒26aは、吸上げ管20から連通筒部46へ連続する液体流路Lと、その外側に形成する外気導入路Aとを区分する隔壁としても機能する。外気導入路Aは、装着筒部12及び連結筒部36の間隙から、第1透孔h1、第2透孔h2を経て、通気孔7へ至るように形成されている。連結筒部36の当接リブ36aには、空気の通り道として図示の如くスリット(間欠)を縦設するとよい。なお、容器体4の口頸部6の基部は大外径部6aに形成されており、この大外径部6aの外面に装着筒部の下端部を気密に圧接している。
口頭部10に対して各容器体の口頸部6は着脱が容易であり、内容物を使い切った容器体を取り外して詰め替え用の容器体を取り付けることが簡単に行える。
2…容器本体 4…容器体 4a…外層 4b…内層
6…口頸部 7…通気孔
10…口頭部 12…装着筒部 12a…嵌合溝部
13…内向きフランジ 14…密嵌筒部 15…下向き嵌合溝部
16…口筒部 17…係止リブ
18…内蓋部材 20…吸上げ管 21…蓋板 21a…筒壁
22…取付筒部 24…上向き嵌合溝部 25…環状弁座
26…弁部材 26a…弁筒 26b…液用弁板 26c…連結片
26d…エア用弁板
30…混合ヘッド 32…ヘッド本体 34…連結底壁 34a、34b…同半部
35…延長壁部 36…連結筒部 36a…当接リブ
40…ヘッド周壁 41…ヒンジ 42…吐出口
44…仕切り壁 46…連通筒部 46a…大径部
46c…中径部 46b…小径部 48…第2弁座 50…連通口 52…鍔部
54…係合筒部 56…リップ 58…玉弁
60…蓋体 62…蓋頂壁 64…外周壁部 65…指掛け片
66…内周壁部 68…シール筒部
A…外気導入路 C…連続空間 D…連通遮断手段 G…計量目盛
h1…第1透孔(空気孔) h2…第2透孔
R…計量室 S…シール機構 VS…連通遮断弁

Claims (6)

  1. 口頭部(10)を有する左右一対の圧搾可能な容器本体(2)と、
    両口頭部(10)と連結され、これら口頭部(10)から供給される液体を混合して吐出口(42)から吐出するように形成した混合ヘッド(30)と、
    を具備し、
    混合ヘッド(30)は、
    各口頭部(10)の外面へ連結する連結筒部(36)を連結底壁(34)の左右半部(34a、34b)からそれぞれ垂設するとともに、連結底壁(34)の周辺部からヘッド周壁(40)を起立してなるヘッド本体(32)と、
    ヘッド周壁(40)の上面で形成する吐出口(42)を液密に閉塞する蓋体(60)とからなり、
    ヘッド本体(32)は、連結底壁(34)から、ヘッド周壁(40)と連続させて、ヘッド周壁(40)の少なくとも下部を左右に仕切る仕切り壁(44)を起立して、混合ヘッド(30)の内部のうち仕切り壁(44)より上方の部分を連続空間(C)として残して、仕切り壁(44)とヘッド周壁(40)の内面と連結底壁(34)の各半部(34a、34b)とで形成される一対の計量室(R)を形成し、
    計量室(R)毎に、各口頭部(10)上方の底壁部分から、連通口(50)を開口する連通筒部(46)をそれぞれ立設して、容器本体(2)の圧搾操作により計量室(R)で一定量の液体を計量できるように設けており、
    少なくとも蓋体(60)を閉塞したときに上記容器本体(2)と各計量室(R)との連通を連通遮断手段(D)で遮るように設け、両計量室(R)内の液体を連続空間(C)を介して混合できるように構成したことを特徴とするスクイズ式計量混合容器。
  2. 上記ヘッド本体(32)は、液位を水平方向から透視可能に形成したことを特徴とする、請求項1記載のスクイズ式計量混合容器。
  3. 上述の連通遮断手段(D)として、上記蓋体(60)の裏面から垂下したシール筒部(68)が、閉蓋時に上記連通口(50)を遮蔽するように形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のスクイズ式計量混合容器。
  4. 上述の連通遮断手段(D)として、上記連通筒部(46)内で連通口(50)の下側に位置する連通遮断弁(VS)が、倒立時に閉じるように形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のスクイズ式計量混合容器。
  5. 上記容器本体(2)は、
    口頸部(6)を有する容器体(4)と、
    上記口頸部(6)に嵌合させた装着筒部(12)の上端から内向きフランジ(13)を介して口筒部(16)を起立してなる口頭部(10)とを有し、
    上記口筒部(16)を連通筒部(46)の内面に液密に嵌合させるとともに、上記装着筒部(12)の外面に連結筒部(36)を嵌合させたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のスクイズ式計量混合容器。
  6. 上記容器体(4)は、内層(4b)及び外層(4a)からなるとともに内層(4b)の減容が可能に形成し、外層のうち口頸部(6)形成部分に通気孔(7)を穿設した二重容器体であり、
    口頸部(6)から連通筒部(46)へ連続する液体流路(L)と隔てて、装着筒部(12)及び連結筒部(36)の間隙から内向きフランジ(13)に穿設した空気孔(h1)を経て上記通気孔(7)へ至る外気導入路(A)を形成し、この外気導入路(A)の途中に外気導入弁(VA)を設けたことを特徴とする、請求項5に記載のスクイズ式計量混合容器。
JP2015039587A 2015-02-27 2015-02-27 スクイズ式計量混合容器 Active JP6362168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015039587A JP6362168B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 スクイズ式計量混合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015039587A JP6362168B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 スクイズ式計量混合容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016159945A true JP2016159945A (ja) 2016-09-05
JP6362168B2 JP6362168B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=56846079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015039587A Active JP6362168B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 スクイズ式計量混合容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6362168B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108211831A (zh) * 2018-02-26 2018-06-29 中山德尚伟业生物科技有限公司 一种流体混合装置
WO2019124679A1 (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 김은상 이종 화합물 토출 계량용기

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48108653U (ja) * 1972-03-18 1973-12-15
US4838457A (en) * 1988-05-09 1989-06-13 Swahl James C Lotion blending and dispensing unit
JPH1149249A (ja) * 1997-07-29 1999-02-23 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd 容 器
JP2007022545A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Yoshinori Watanabe ワンタッチ計量ボトルキャップ、大さじ小さじ要らず
JP2007176589A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp 液体計量キャップ
JP2010274999A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ付き二連式容器
JP2013244995A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出容器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48108653U (ja) * 1972-03-18 1973-12-15
US4838457A (en) * 1988-05-09 1989-06-13 Swahl James C Lotion blending and dispensing unit
JPH1149249A (ja) * 1997-07-29 1999-02-23 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd 容 器
JP2007022545A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Yoshinori Watanabe ワンタッチ計量ボトルキャップ、大さじ小さじ要らず
JP2007176589A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp 液体計量キャップ
JP2010274999A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ付き二連式容器
JP2013244995A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019124679A1 (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 김은상 이종 화합물 토출 계량용기
CN108211831A (zh) * 2018-02-26 2018-06-29 中山德尚伟业生物科技有限公司 一种流体混合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6362168B2 (ja) 2018-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2678879C1 (ru) Мерное устройство
CN105050913A (zh) 两种内容物的混合容器
JP6362168B2 (ja) スクイズ式計量混合容器
CN107380692B (zh) 一种可计量倒出液体的容器盖
US20130193169A1 (en) Container capable of pouring out liquid in fixed quantity
US11247834B2 (en) Mixing vessel adaptable to any receiving vessel
JP2017100748A (ja) 注出容器
JP2007176589A (ja) 液体計量キャップ
US9415897B2 (en) Container assembly
JP2016094203A (ja) 計量キャップ
JP2007084107A (ja) 粉体又は粒体用可変計量振出し容器
JP2020525084A (ja) イェルバ・マテ又はその類似物を水と混合するための容器を有する吸引器具のための構造的構成
US11241705B2 (en) Fluid metering and dispenser device
JP6422271B2 (ja) 吐出容器
JP6332694B2 (ja) 吐出兼用噴出容器
JP5949990B1 (ja) シェイカー兼用飲用コップ
JP2013010560A (ja) 定量栓
JP6137996B2 (ja) スクイズ式計量容器
JP4962953B2 (ja) 計量注出容器
JP2012166843A (ja) 計量機能付きキャップ
JP2575259Y2 (ja) 液体計量注出容器
US11639247B2 (en) Dual chambered canteen with interchangeable spouts
JP2017197277A (ja) 計量装置付容器
KR200316557Y1 (ko) 벽걸이형 분말 저장 투입 용기
KR102114214B1 (ko) 액체 정량 유출용 캡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6362168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150