JP2016159492A - 液体貯留装置及び液体消費装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タンクの注入口から外したキャップの紛失を防止でき、注入口の適切な閉塞と引き抜き時の操作性向上とを両立しうるキャップを備えた液体貯留装置を提供すること。
【解決手段】 液体が貯留される液体貯留室、及び液体貯留室と外部とを仕切る壁部を貫通して形成された注入口を有するタンクと、注入口に挿脱可能に装着されて注入口を閉塞可能なキャップとを備え、キャップは、注入口に取り付けられたときに注入口の通路部分に位置して通路部分を閉塞する第1部分と、第1部分に接続されてタンクの外部に位置する第2部分と、第2部分に一端が接続され、タンク外の第2部分を注入口の軸線方向に投影した領域から外れた箇所に他端が接続された弾性素材から成るアーム部分とを有し、第1部分の外周面において、アーム部分の他端の位置に対応する領域を含む一部分に、注入口のタンク内方縁部に係合してキャップの抜けを防止する第1突起が設けられている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、インクジェット式プリンタなどの液体消費装置に用いられる液体貯留装置に関する。
従来、インクを補充可能な大容量のタンクと、当該タンクから供給されたインクをノズルから吐出して記録用紙に文字、画像などを記録する記録ヘッドとを有するプリンタ(液体消費装置の一例)が知られている(例えば、特許文献1参照)。タンクにはインクの注入口が設けられ、この注入口はキャップによって開閉可能となっている。キャップを外せば、注入口からタンク内へインクが補充可能となっている。
特開2014−37058号公報
しかしながら、上記キャップは、ユーザがインクを補充するために注入口から取り外して、キャップに着いたインクで周辺が汚れないように周囲に置くと、外されたキャップをユーザが紛失するおそれがある。
また、キャップが注入口にきつく嵌め込まれていると、ユーザがインクを補充するためにキャップを外すときに、強い力でキャップを引き抜かなければならない。すると、キャップが勢いよく外れ、その勢いでキャップに付着したインクが飛散し、ユーザの指や注入口の周辺に付着して汚すおそれがある。
そこで、本発明は、タンクの注入口から外したキャップの紛失を防止でき、且つ、注入口の適切な閉塞とユーザによる引き抜き時の操作性向上とを両立しうるキャップを備えた液体貯留装置及び液体消費装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る液体貯留装置は、液体消費部に供給される液体が貯留される液体貯留室、及び、当該液体貯留室と外部とを仕切る壁部を貫通して形成された前記液体貯留室に液体を注入するための注入口、を有するタンクと、前記注入口に挿脱可能に装着されて当該注入口を閉塞可能なキャップと、を備え、前記注入口を画定する前記壁部及び当該注入口に装着する前記キャップの部分のうちの一方は弾性素材から成り、前記キャップは、前記注入口に取り付けられたときに当該注入口の通路部分に位置して当該通路部分を閉塞する第1部分と、当該第1部分に接続されて前記タンクの外部に位置する第2部分と、前記第2部分に一端が接続され、前記タンク外の前記第2部分を前記注入口の軸線方向に投影した領域から外れた箇所に他端が接続された弾性を有するアーム部分と、を有し、前記第1部分の外周面において、前記アーム部分の前記他端の位置に対応する領域を含む一部分に、前記注入口のタンク内方縁部に係合して前記キャップの抜けを防止する第1突起が設けられている。
この構成により、注入口から第1部分を外したキャップは タンク外に接続されたアーム部分の他端によりタンク外に保持することができる。これにより、キャップの紛失を防止できる。また、キャップの第1部分を注入口内の通路部分に挿入することで注入口を適切に閉塞することができ、注入口を閉塞した状態では第1部分の外周面の一部分に設けた第1突起が注入口のタンク内方縁部に係合して、弾性素材から成るアーム部分の戻り力に対抗して注入口を閉塞した状態を適切に保つことができる。
また、別の観点から、本発明に係る液体貯留装置は、液体消費部に供給される液体が貯留される液体貯留室、及び、当該液体貯留室と外部とを仕切る壁部を貫通して形成された前記液体貯留室に液体を注入するための注入口、を有するタンクと、前記注入口に挿脱可能に装着されて当該注入口を閉塞可能なキャップと、を備え、前記注入口を画定する前記壁部及び当該注入口に装着する前記キャップの部分のうちの一方は弾性素材から成り、前記キャップは、前記注入口に取り付けられたときに当該注入口の通路部分に位置して当該通路部分を閉塞する第1部分と、当該第1部分に接続されて前記タンクの外部に位置する第2部分と、前記第2部分に一端が接続され、前記タンク外の前記第2部分を前記注入口の軸線方向に投影した領域から外れた箇所に他端が接続された弾性を有するアーム部分と、を有し、前記第1部分の外周面において、前記アーム部分の前記他端の位置に対応する領域を含む一部分は、当該一部分を除く他部分よりも、前記注入口のタンク内方縁部との摩擦係合力が大となるように構成されている。
この構成により、注入口から第1部分を外したキャップは タンク外に接続されたアーム部分の他端によりタンク外に保持することができる。これにより、キャップの紛失を防止できる。また、キャップの第1部分を注入口内の通路部分に挿入することで注入口を適切に閉塞することができるとともに、注入口を閉塞した状態では、第1部分の外周面において、アーム部分の他端の位置に対応する領域を含む一部分が、その一部分を除く他部分よりも注入口のタンク内方縁部との摩擦係合力が大きいので、弾性を有するアーム部分の戻り力に対抗して注入口を閉塞した状態を適切に保つことができる。
また、第1部分の外周面の他部分とタンク内方縁部との摩擦係合力は、第1部分の外周面の一部分とタンク内方縁部とのようなアーム部分の戻り力に対抗するだけの摩擦係合力を必要とせず、注入口を閉鎖できるだけの小さな摩擦係合力に設定できるので、摩擦係合力の合計は必要以上に大きくならず、キャップ引き抜き時の操作性を好適に維持することができる。
本発明によれば、タンクの注入口から外したキャップは、タンク外に保持して紛失を防止できる。また、キャップで注入口を閉塞した状態では弾性を有するアーム部分の戻り力に対抗して閉塞した状態を適切に保ちながら、ユーザによるキャップ引き抜き時に要する引き抜き力が大きくなることを抑制し、キャップ引き抜き時の操作性を好適に維持できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタンクを備えたインクジェット式プリンタの一例を示す斜視図であり、(A)はカバー閉の状態の斜視図、(B)はカバー開の状態の斜視図である。 図2は、プリンタ部の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るタンクの正面図である。 図4は、カバーを開放してタンクの注入口をキャップで塞いだ状態を示す縦断面図である。 図5は、カバーを開放してタンクの注入口のキャップを外した状態を示す縦断面図である。 図6は、図5に示す第1実施形態に係るキャップの側面図である。 図7は、図6に示すキャップの下面図である。 図8は、図4に示す注入口をキャップで閉塞した状態を示すキャップ部分の拡大断面図である。 図9は、キャップの異なる実施形態を示す図面であり、(A)は第2実施形態に係るキャップの先端部分を示す側面図、(B)は第3実施形態に係るキャップの先端部分を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、液体消費装置の一例として、インクジェット式複合機プリンタ10(以下、単に「複合機」ともいう)を例に説明する。この例の複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における、上下・前後・左右方向の概念は、図1の複合機10に示す上下方向7、前後方向8、左右方向9と一致するものとする。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[複合機10の全体構成]
図1(A)、(B)に示すように、複合機10は、略直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に文字や画像を記録するプリンタ部11を有している。プリンタ部11の筐体14の前壁14Aで、且つ左右方向9の中央部には、開口13が設けられている。開口13の上方には、操作パネル17が設けられている。操作パネル17には、入力ボタン17A及び液晶ディスプレイ17Bが設けられている。
上記開口13には、給送トレイ20と排出トレイ21が設けられている。給送トレイ20は、ユーザによって複合機10に対して前後方向8に挿抜される。給送トレイ20には、積層された複数の用紙12が入れられる。給送トレイ20の上方に、排出トレイ21が位置している。
そして、筐体14の右方向の前部には、インクを貯留するタンク100が設けられている。タンク100は、筐体14の内部に収容されており、ユーザが筐体14から容易に取り外すことができないように固定されている。
タンク100の前面は、筐体14の前壁14Aに形成された開口22を通じて、複合機10の外部に露出される。筐体14には、開口22を覆う閉位置(図1(A))と、開口22を露出させる開位置(図1(B))との間で回動可能なカバー70が設けられている。カバー70は、開口22に対応した大きさの外形となっている。
カバー70は、下部が左右方向9に延びる回動軸70A周りで回動可能なように、筐体14に支持されている。カバー70は、閉位置において、タンク100の前部を覆って、筐体14の前壁14Aの一部をなすようになっている。カバー70は、開位置において、タンク100の前部を筐体14の外部へ露出させる。
図1(A)に示すように、カバー70の前面の中央部分には窓74が設けられている。窓74は、光が透過可能なものであり、例えば、開口に可視光が透過可能な透明な素材が嵌め込まれることによって構成される。窓74は、上下方向7においてタンク100の前部を視認可能な大きさとなっている。
なお、窓74は開口のみから構成されてもよいが、その場合は、窓74の大きさは、カバー70が閉位置にあるときに、タンク100の前部を外部から見て、後述するように、インクの残量を確認できる大きさであることが好ましい。
[プリンタ部11]
図2に示すように、上記プリンタ部11は、複数の用紙12が入れられる給送トレイ20と、給送トレイ20の用紙12を送り出す給送部15と、給送部15から送られた用紙12を記録部(液体消費部)24に送る搬送ローラ部54と、用紙12に文字や画像を記録する記録部24と、記録部24で記録された用紙12を排出する排出ローラ部55と、排出ローラ部55から排出された用紙12を受ける排出トレイ21とを備えている。
給送部15は、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(図示略)によって、用紙12を搬送向き16に搬送するように回転させられる。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。この給送部15により、給送トレイ20に入れられた用紙12を搬送経路65へ給送する。
搬送経路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。搬送経路65には、給送トレイ20の後端部から、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を経て記録部24に用紙12を送る経路がある。搬送経路65内における用紙12の搬送向き16を、一点鎖線の矢印で示す。この搬送経路65は、複合機10の左右方向9における中央部分に設けられている。
搬送ローラ部54は、記録部24よりも搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60とピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータ(図示略)によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送ローラ60とピンチローラ61との間で挟持されて搬送向き16に搬送される。
記録部24は、搬送経路65を挟んで上下方向7に対向配置されたキャリッジ23とプラテン42とを有している。キャリッジ23は、記録ヘッド39を備えている。記録ヘッド39は、下面に複数のノズル40が設けられている。この記録ヘッド39に、上記タンク100からインクが供給される。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42によって下方から支持されている用紙12に向けて記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、用紙12に文字や画像が記録される。
排出ローラ部55は、記録部24よりも搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62と拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータ(図示略)によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、排出ローラ62と拍車63との間で挟持されて搬送向き16に搬送される。排出ローラ部55から排出された用紙12は、排出トレイ21の上部に排出される。
[タンク100]
図1(A)、(B)及び図3に示すように、タンク100は、概ね直方体の外形を呈する。タンク100は、インク室111を外部から仕切る壁部を有している。壁部は、前面に、内部の液面を視認可能で上向き及び下向きに延びる視認壁101を有している。また、この視認壁101に接続され、視認壁101と交差する向きに延びる側面を画定する第2側壁103と、視認壁101に接続されてインク室111の上面を画定する上壁104と、インク室111の内底面を画定する底壁105とを有している。
また、この実施形態のタンク100は、内部空間が左右方向9に、4つのインク室111B、111M、111C、111Yが並設されている。4つのインク室111B、111M、111C、111Yは液体貯留室の一例であり、末尾のアルファベット(B、M、C、Y)がインクの色を示している。なお、インク室111B、111M、111C、111Yを総称して、「インク室111」と表記することがある。
各インク室111B、111M、111C、111Yの間は、各インク室111B、111M、111C、111Yの空間を形成するように第1側壁102で仕切られている。このタンク100の後面は、第1側壁102、第2側壁103、上壁104、底壁105の後端面にフィルム120(図4)が溶着されることによって封止(閉塞)される。
インク室111Bにはブラックインクが貯留され、インク室111Mにはマゼンタインクが貯留され、インク室111Cにはシアンインクが貯留され、インク室111Yにはイエローインクが貯留される。各色インクは、液体の一例である。インク室111の数及びインクの色は上記の例に限定されない。また、4つのインク室111B、111M、111C、111Yの中で、インク室111Bが最も右に配置され、インク室111Yが最も左に配置されている。インク室111Bは、他のインク室111M、111C、111Yより容積が大きい。
上記視認壁101と上壁104の角部は、傾斜壁101Bに形成されている。この傾斜壁101Bには、各インク室111B、111M、111C、111Yにインクを注入するための注入口112B、112M、112C、112Yが設けられている。なお、注入口112B、112M、112C、112Yを総称して、「注入口112」と表記することがある。
注入口112は、タンク100の傾斜壁101Bを厚み方向に貫通して形成され、対応するインク室111をタンク100の外部に連通させる。この実施形態では、円形断面の注入口112となっている。この実施形態の注入口112は、タンク100の傾斜壁101Bに形成されており、筐体14に固定した状態では、外側且つ斜め上方を向いている。すなわち、注入口112は、上下方向7及び前後方向8に対して傾斜した軸線方向L(図5)で斜めに開口している。
また、この実施形態では、タンク100の視認壁101にインク補充線110が設けられている。インク補充線110は、ユーザにインクを補充するタイミングを知らせる線である。このインク補充線110は、タンク100の視認壁101にインク補充線シールを貼ってもよい。また、複合機10のカバー70にインク補充線を設けてもよい。なお、視認壁101の上部には、インク満量線109も設けられている。さらに、インクの色などの表示は、タンク100に色シールなどを貼っても、カバー70に各インク色を表示したものなどでもよい。
上記図1(B)に示されるように、タンク100の注入口112は、カバー70を開位置とすることで、開口22を通じて複合機10の外部に露出される。各注入口112B、112M、112C、112Y(図3)には、着脱可能なキャップ113B、113M、113C、113Yがそれぞれ取り付けられている。なお、キャップ113B、113M、113C、113Yを総称して、「キャップ113」と表記することがある。キャップ113は、筐体14に支持されたカバー70を開位置に位置させた状態で、注入口112から外して注入口112を開放することができ、その注入口112からインク室111内にインクを注入することができる。
また、この実施形態のタンク100は、透光性を有する樹脂で形成されており、その視認壁101の上部の傾斜壁101Bに上記注入口112が設けられていている。そのため、ユーザは視認壁101を通じて目視で液面を確認しながら上部の注入口112からインクを補充することができる。これにより、適切な量のインクを容易に補充できる。
[キャップ113]
図4,5は、タンク部分の縦断面であり、上記インク室111B部分の断面を示している。図4に示すように、注入口112に取り付けられるキャップ113は、注入口112に密着して注入口112を閉塞させる。各キャップ113B、113M、113C、113Yは、同一形状であるため、以下、総称であるキャップ113と称して詳細な構成を説明する。
キャップ113は、注入口112の通路部分114に挿入されて、通路部分114を閉塞する柱状の第1部分115と、この第1部分115と連続して注入口112の外部に位置する大径柱状の第2部分116とを有している。この第2部分116には、中心から外れた偏在位置に一端が接続されたアーム部分117が設けられている。このアーム部分117は、他端がタンク100の上部と筐体14との間に接続(挟持)されている。これにより、キャップ113は、タンク100と筐体14との間に、容易に取り外しできないよう固定されている。
キャップ113は、図4に示すように第1部分115で注入口112を閉塞した状態では、アーム部分117が上向きに凸となるよう屈曲された状態となる。この閉塞状態でタンク100の各インク室111においてインクが消費されると、ユーザは、カバー70を閉位置から開位置へ回動させて、筐体14の開口22を通じてタンク100の注入口112へアクセスが可能な状態にする(図4の状態)。
そして、図5に示すように、キャップ113の第1部分115及び第2部分116を注入口112から外す。注入口112から外した第1部分115及び第2部分116は、アーム部分117の弾性によって上向きに延びた状態で自立し、注入口112の周辺にスペースが形成される。このように注入口112を開放すると、この注入口112からインク室111B内にインクを補充することができる。
インクの補充を終えると、注入口112にキャップ113の第1部分115を挿入して注入口112を封止する(図4の状態)。その後、カバー70を開位置から閉位置へ回動させる(図1(A)の状態)。
図6は、図5に示す第1実施形態に係るキャップ113の側面図であり、図7は、図6に示すキャップ113の下面図である。この実施形態では、キャップ113が弾性素材で形成されている。キャップ113を形成する弾性素材としては、例えば、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材が用いられる。
上記アーム部分117は、上記第2部分116に一端117Aが接続され、上記タンク100外の第2部分116を上記注入口112の軸線方向Lに投影した領域から外れた箇所に他端117Bが接続されている。この実施形態のアーム部分117は、一端117Aが、第2部分116における他端117Bの位置に対応する位置に接続されている。つまり、第2部分116の中心位置から偏在する位置に一端117Aが接続されている。アーム部分117の他端117Bは、上記タンク100外に接続される(図8)。なお、アーム部分117は、一端117Aが第2部分116の中心位置に接続され、その中心位置から他端117Bに向けて延びるものでもよい。また、注入口112の軸線方向Lとは、注入口112の断面の中心を通る線であり、注入口断面が円の場合は、円の中心を通る線である。
アーム部分117は、平面視(図7)において所定幅Wを有し、側面視(図6)において所定厚Tを有している。アーム部分117の所定幅Wと所定厚Tは、アーム部分117の伸長方向に直交する方向の長さと厚みである。アーム部分117の所定幅Wの寸法と、所定厚Tの寸法との比率としては、例えば、4:1〜6:1程度に設定することができる。アーム部分117は、使用状態(図4,5)において横長の矩形状断面となり、上下方向7には外部負荷に応じて適度に屈曲する柔軟性を有し、左右方向9には容易に屈曲しないようにしている。
以上説明したアーム部分117は、キャップ113を注入口112から外したときに、キャップ113を注入口112から離れた空間位置に移動させ、かつその空間位置でキャップ113を保持して自立できるように、剛性と弾性を有するように構成されていればよく、その空間位置でキャップ113を保持して自立するためには、キャップ113の第1部分115を注入口112から外した瞬間においてアーム部分117が屈曲状態から元に戻ろうとする力が、アーム部分117の重量とキャップ113の重量(第1部分115、第2部分116、円錐状部分140等を含む総重量)によるアーム部分117を撓ませようとする力より大きいことが必要である。
上記第1部分115は、この実施形態では上記注入口112の通路部分114の断面形状に対応した円柱状の断面に形成されている。また、第1部分115は、上記注入口112の通路部分114の軸線方向Lの長さに応じた長さに形成されている。第1部分115の軸線方向L(注入口112の軸線方向Lと同一であり、同一の「軸線方向L」と表記する)の長さは、以下に説明する第1突起130をタンク内方縁部100Aに位置させることができる長さとなっている。また、円柱状の第1部分115の先端には、先端に向けて縮径する円錐状部分140が設けられている。この円錐状部分140は、第1部分115の先端に設けることで、第1部分115を注入口112に挿入するときの案内部となる。なお、第1部分115は、注入口112の断面形状に応じた形状とすればよく、例えば、楕円状の断面に形成されたものでもよい。
そして、この第1部分115の外周面において、上記アーム部分117の他端117Bの位置に対応する領域の一部分に、上記注入口112のタンク内方縁部100Aに係合してキャップ113(第1部分115)の抜けを防止する第1突起130が設けられている。すなわち、上記第1部分115の外周面において、上記アーム部分117の他端117Bへ延びる方向に対応する領域で、アーム部分117の所定幅Wの中心から周方向に対称の範囲に第1突起130が設けられている。この第1突起130は、第1部分115の外周面から直交する方向に所定の高さH1を有している。第1突起130の高さは、注入口112の通路部分114に挿入した状態で、少し圧縮される高さに設定されている。
上記第1突起130の「他端117Bの位置に対応する領域」は、第1部分115を下面から見た状態(図7)で、円形断面の第1部分115の軸線方向Lを中心とし、この軸線方向Lからアーム部分117の幅Wの中心を通って他端117Bへ延びる仮想線Vを中心として、第1部分115の周方向に対称角度の範囲θとした扇形状の領域である。この実施形態の第1突起130は、第1部分115の外周面において、アーム部分117の幅中心から対称に90°の範囲で、180°の範囲θに設けられている。第1突起130を設ける好ましい範囲θは、例えば、軸線方向Lに沿って見た状態で、アーム部分117の幅中心から、例えば、−45°〜45°の範囲に設けるのが好ましい。
また、第1突起130は、アーム部分117の他端117Bの位置に対応する領域を含む一部分に設けられていることで、第1部分115の全周にわたって設けられている場合に比べて第1部分115を注入口112から操作性よく引き抜くことができる。すなわち、第1突起130を第1部分115の全周ではなく周囲の一部に設けることで、第1部分115の装着荷重を抑え、ユーザによる引き抜き時の操作性向上を図っている。
さらに、上記第1部分115の外周面における、上記第1突起130と上記第2部分116との間の領域には、上記注入口112の通路部分114に接してインクの流出を防止する第2突起131が設けられている。第2突起131は、例えば、半円状断面で突出するように形成されている。この第2突起131は、上記第1部分115を周回して設けられており、この実施形態では、第1部分115の軸線方向Lに2本並設されている。第2突起131の高さH1は、上記第1突起130の高さH1と同一になっている。この第2突起131により、注入口112が全周にわたって閉塞され、インク室111が密閉される。
また、この実施形態のキャップ113では、アーム部分117の下面に、アーム部分117の伸長方向に延びる2本の溝117Cが設けられている。この溝117Cは、厚み方向に浅い溝となっている。この溝117Cを設けることで、アーム部分117がねじれ難いようにしている。
さらに、この実施形態では、アーム部分117と第2部分116との接続部分に、上記第1部分115とは反対方向に突出する把持部141が設けられている。この把持部141は、第1部分115を注入口112から抜き取る時にユーザが持つ部分である。この把持部141は設けられていなくてもよく、その場合にユーザは、第2部分116を持ってキャップ113の抜き取り操作を行える。
なお、注入口112を画定する壁部である通路部分114が弾性素材で形成されている場合、キャップ113の第1部分115は硬質プラスチック等で形成されていてもよい。
図8は、上記キャップ113で注入口112を閉塞した状態を示すキャップ部分の拡大断面図である。図示するように、キャップ113の第1部分115を注入口112の通路部分114に挿入し、第2部分116を注入口112の外側端部に当接させることで注入口112の閉塞が完了する。この閉鎖状態では、第1部分115に設けられた第1突起130が注入口112のタンク内方縁部100Aに位置し、第1突起130とタンク内方縁部100Aとが係合した状態となる。また、第2部分116の下面が、注入口112のタンク外方縁部100Bに当接している。これにより、注入口112の通路部分114は、第1部分115の第2突起131によって閉塞された状態となる。
このような閉塞状態では、弾性素材で形成されたキャップ113のアーム部分117が上向きに凸となるよう屈曲された状態となるため、このアーム部分117が上向きに延びた状態に戻ろうとする復元力によって第1部分115を注入口112から抜く方向に戻り力Pが作用する。しかも、この戻り力Pは、第2部分116を注入口112の軸線方向Lに投影した領域から外れた箇所にアーム部分117の他端117Bが接続(挟持)されているため、注入口112の軸線方向Lに対して斜めに作用する。より具体的には、第1部分115のうち、アーム部分117が設けられた位置に対応する部分(後側部分)に対し、その反対側の部分(前側部分)よりも大きな引き抜き力が作用する。
しかしながら、上記したように、第1突起130を、アーム部分117が設けられた位置に対応する領域を含むように設けているため、この第1突起130がタンク内方縁部100Aに係合して、これらの摩擦係合力が大きくなり、アーム部分117の戻り力Pに対抗して注入口112の閉塞状態を保つことができる。つまり、屈曲させられたアーム部分117は弾性による戻り力Pで延びた状態に戻ろうとするが、上記第1突起130がタンク内方縁部100Aに係合してアーム部分117の戻り力Pに対抗するので、注入口112の閉塞状態を保持することができる。
一方、注入口112を開放するときには、第1突起130が第1部分115の全周の内のアーム部分117に対応した一部にのみ設けられているため、過大な操作荷重を要することなく操作性よく引き抜くことができる。すなわち、第1部分115の全周の内の第1突起130が形成された一部を除く他部とタンク内方縁部100Aとの摩擦係合力は、アーム部分117の戻り力Pに対抗するだけの大きさは必要なく、キャップ113と注入口112との閉鎖を維持するだけの小さい摩擦係合力にできるため、キャップ113を引き抜くときの引き抜き力を必要以上に大きくすることなく、操作性を好適に維持することができる。従って、第1部分115を注入口112から抜き取る時にインクを飛散させることなく注入口112を開放することができる。また、第1部分115を注入口112の通路部分114に挿入する時も、過大な操作荷重を必要としない。
次に、キャップ113の他の実施形態について説明する。第2実施形態のキャップ113は、上記第1実施形態のキャップ113とは第1突起132が異なっている。図9(A)では、当該キャップ113の第1部分115を拡大して図示している。この第2実施形態においては、第1突起132についてのみ説明するが、その他の構成は上記第1実施形態のキャップ113と同じであるため、対応する構成には同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態の第1突起132は、上記第1部分115の軸線方向Lに所定寸法Rを有し、且つ、第1部分115の周方向に延設された帯状の突起となっている。つまり、第1突起132は、キャップ113の第1部分115を注入口112に装着したときに、注入口112の軸線方向Lと平行に延び、且つ第1部分115の周方向に延びる帯状となっている。そのため、注入口112のタンク内方縁部100Aに係合する第1突起132が面となっている。この第1突起132の高さH1は、上記第1実施形態の第1突起130と同じ高さH1に設定されている。また、この第1突起132も、アーム部分117の所定幅Wを含む、約180°の範囲に設けられている。
この第2実施形態の第1突起132によれば、第1部分115を注入口112の通路部分114に挿入すると、第1突起132が所定寸法Rの範囲でタンク内方縁部100Aに係合して、キャップ113で注入口112を閉塞した状態を適切に保つことができる。
また、第2実施形態の第1突起132によれば、第1部分115の軸線方向Lに所定寸法Rを有しているため、注入口112の通路部分114の長さが異なるタンク100でも、第1突起132の所定寸法Rの範囲内でタンク内方縁部100Aに係合させることができる。そのため、注入口112の通路部分114が異なる長さのタンク(液体貯留装置)100にも適用できる。
さらに、この第2実施形態のキャップ113によっても、注入口112に挿入する時及び注入口112から抜き取る時の操作時には、第1突起132が第1部分115の全周の内のアーム部分117に対応した一部にのみ設けられているため、過大な操作荷重を要することなく操作性よく引き抜くことができる。従って、第1部分115を注入口112から抜き取る時にインクを飛散させることなく注入口112を開放することができる。また、第1部分115を注入口112の通路部分114に挿入する時も、過大な操作荷重を必要としない。
第3実施形態のキャップ113は、上記第1実施形態及び第2実施形態のキャップ113とは第1突起133が異なっている。図9(B)では、当該キャップ113の第1部分115を拡大して図示している。この第3実施形態のキャップ113についても、第1突起133についてのみ説明し、その他の構成は上記第1実施形態のキャップ113と同じであるため、対応する構成に同一符号を付してその説明は省略する。
第3実施形態の第1突起133は、上記第1部分115の外周面から突出する爪状の突起となっている。つまり、第1突起133は、第1部分115の先端部における円錐状部分140から連続するような傾斜面で第2部分116の方向に延び、所定の高さH2で第1部分115の軸線方向Lに延びた爪状に形成されている。この第1突起133の高さH1は、上記第1実施形態の第1突起130に比べて高い高さH2に設定されている。この実施形態の場合、第2突起131の高さH1に比べて第1突起133の高さH2が高いので、上記第1実施形態及び第2実施形態に比べると挿脱時の操作荷重は大きくなる。また、この第1突起133も、アーム部分117の所定幅Wを含む、約180°の範囲に設けられている。
この第3実施形態の第1突起133によれば、第1部分115を注入口112の通路部分114に挿入すると、爪状の第1突起133がタンク内方縁部100Aに係合して、注入口112を閉塞した状態を適切に保つことができる。この実施形態では、第1突起133が爪状に形成されているため、上記第1実施形態の第1突起130及び第2実施形態の第1突起132に比べて、抜けにくい係合となる。
また、この第3実施形態のキャップ113によっても、第1突起133が第1部分115の全周の内のアーム部分117に対応した一部にのみ設けられているため、過大な操作荷重を要することなく操作性よく引き抜くことができる。従って、第1部分115を注入口112から抜き取る時にインクを飛散させることなく注入口112を開放することができる。また、第1部分115を注入口112の通路部分114に挿入する時も、過大な操作荷重を必要としない。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態に係るタンク(液体貯留装置)100によれば、キャップ113の第1部分115を注入口内の通路部分114に挿入することで注入口112を適切に閉塞することができる。また、注入口112を閉塞した状態では、第1部分115の外周面の一部分に設けた第1突起130,132,133が注入口112のタンク内方縁部100Aに係合して得られる大きな摩擦係合力により、アーム部分117の戻り力Pに対抗して注入口112を閉塞した状態を適切に保つことができる。
そして、インク室(液体貯留室)111に貯留したインク(液体)が減少し、ユーザが注入口112を閉塞しているキャップ113を引き抜く時には、過大な操作荷重を要することなく引き抜くことができる。そのため、ユーザがキャップ113の引き抜き時に、キャップ113の第1部分115に付着したインク(液体)を周辺に飛散させることを防止でき、またユーザの指を汚すことも防止できる。
さらに、上記タンク(液体貯留装置)100を備えた複合機(液体消費装置)10(図1)によれば、タンク100にインクを補充するためにキャップ113を引き抜くときに操作性よく引き抜けるので、キャップ113に付着したインクをカバー70や周囲の筐体14などに飛散させることなく注入口112を開放することができる。そのため、効率良くインクを補充することができる。
[その他の実施形態例]
上記した実施形態では、第1部分115に設けられる第1突起130,132,133として複数の例を示したが、第1突起130,132,133の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態では、インクを液体の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、インクに代えて、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液、或いは記録ヘッド39のノズル40の乾燥を防止するために記録ヘッド39のノズル40近傍に噴霧される水等を液体としてもよい。
また、上記した実施形態では、アーム部分117は、キャップ113と一体的にゴムやエラストマーのような弾性変形可能な素材で形成されていたが、キャップ113を注入口112から外したときにキャップ113が自立でき、かつ弾性を有するように構成されていればよく、例えば、金属製のコイルバネによって構成されていてもよい。
また、上記した実施形態では、4色のインクを貯留するタンク100を例に説明したが、1つの液体を貯留するタンクや、より多くの種類の液体を貯留するタンクであっても、同様に適用することはできる。
10 インクジェット式複合機プリンタ
24 記録部(液体消費部)
100 タンク
100A タンク内方縁部
100B タンク外方縁部
101 視認壁
101B 傾斜壁
102 第1側壁
103 第2側壁
104 上壁
105 底壁
111 インク室(液体貯留室)
112 注入口
113 キャップ
114 通路部分
115 第1部分
116 第2部分
117 アーム部分
130 第1突起
131 第2突起
132 第1突起
133 第1突起
P 戻り力
L 軸線方向
θ 範囲

Claims (9)

  1. 液体消費部に供給される液体が貯留される液体貯留室、及び、当該液体貯留室と外部とを仕切る壁部を貫通して形成された前記液体貯留室に液体を注入するための注入口、を有するタンクと、
    前記注入口に挿脱可能に装着されて当該注入口を閉塞可能なキャップと、を備え、
    前記注入口を画定する前記壁部及び当該注入口に装着する前記キャップの部分のうちの一方は弾性素材から成り、
    前記キャップは、
    前記注入口に取り付けられたときに当該注入口の通路部分に位置して当該通路部分を閉塞する第1部分と、
    当該第1部分に接続されて前記タンクの外部に位置する第2部分と、
    前記第2部分に一端が接続され、前記タンク外の前記第2部分を前記注入口の軸線方向に投影した領域から外れた箇所に他端が接続された弾性を有するアーム部分と、を有し、
    前記第1部分の外周面において、前記アーム部分の前記他端の位置に対応する領域を含む一部分に、前記注入口のタンク内方縁部に係合して前記キャップの抜けを防止する第1突起が設けられている、
    液体貯留装置。
  2. 前記アーム部分の前記一端は、前記第2部分における前記他端の位置に対応する位置に接続されている、
    請求項1に記載の液体貯留装置。
  3. 前記第1部分の外周面において、前記第1突起と前記第2部分との間の領域には、前記注入口の通路部分に接して液体の流出を防止する第2突起が、前記第1部分を周回して設けられている、
    請求項1又は2に記載の液体貯留装置。
  4. 前記アーム部分は所定幅を有し、
    前記第1突起は、前記第1部分の外周面において、前記アーム部分の幅に対応する領域を含む範囲に設けられている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体貯留装置。
  5. 前記第1突起は、前記第1部分の軸線方向に所定寸法を有し、且つ、前記第1部分の周方向に延設された帯状の突起である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体貯留装置。
  6. 前記第1突起は、前記第1部分の外周面から突出する爪状の突起である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体貯留装置。
  7. 前記第1部分の外周面における前記一部分は、前記第1部分の外周面の当該一部分を除く他部分よりも、前記注入口の前記タンク内方縁部との摩擦係合力が大きい、請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体貯留装置。
  8. 液体消費部と
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体貯留装置と、
    前記液体消費部と前記液体貯留装置の少なくとも一部分が収容された筐体とを備える、液体消費装置。
  9. 液体消費部に供給される液体が貯留される液体貯留室、及び、当該液体貯留室と外部とを仕切る壁部を貫通して形成された前記液体貯留室に液体を注入するための注入口、を有するタンクと、
    前記注入口に挿脱可能に装着されて当該注入口を閉塞可能なキャップと、を備え、
    前記注入口を画定する前記壁部及び当該注入口に装着する前記キャップの部分のうちの一方は弾性素材から成り、
    前記キャップは、
    前記注入口に取り付けられたときに当該注入口の通路部分に位置して当該通路部分を閉塞する第1部分と、
    当該第1部分に接続されて前記タンクの外部に位置する第2部分と、
    前記第2部分に一端が接続され、前記タンク外の前記第2部分を前記注入口の軸線方向に投影した領域から外れた箇所に他端が接続された弾性を有するアーム部分と、を有し、
    前記第1部分の外周面において、前記アーム部分の前記他端の位置に対応する領域を含む一部分は、当該一部分を除く他部分よりも、前記注入口のタンク内方縁部との摩擦係合力が大となるように構成されている、
    液体貯留装置。
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