JP2016158450A - バスバーモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーの全てのバスバー間の距離を減少させることでインダクタンスを低減する。【解決手段】U相平板部24−1U,24−2Uは、電流の方向と垂直な断面において180°の角度を成し、V相平板部24−1V,24−2Vは、電流の方向と垂直な断面において90°の角度を成し、W相平板部24−1W,24−2Vは、電流の方向と垂直な断面において90°の角度を成す。U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vが互いに平行に近接配置され、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wが互いに平行に近接配置され、V相平板部24−2VとW相平板部24−2Wが互いに平行に近接配置されている。【選択図】図3
Description
本発明は、第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーを備えるバスバーモジュールに関する。
下記特許文献1では、三相インバータに三相バスバーが設けられ、三相バスバーが回転電機の三相巻線に接続される。
インバータ等のパワーモジュールにおいては、回路の信頼性向上のためにサージ電圧を低減することが要求される。サージ電圧ΔVは、回路のインダクタンスLと電流変化率di/dtを用いて、ΔV=L×di/dtの関係で表される。したがって、サージ電圧ΔVを低減するためには、インダクタンスLを低減することが要求される。また、パワーモジュール回路においては、平板導体のバスバーが一般的に用いられるが、平行平板のインダクタンスLは、透磁率μと平板の幅wと平板の長さaと平板間の距離hを用いて、L=μ×a×h/wの関係で表される。したがって、インダクタンスLを低減するためには、平板間の距離hを減少させることが要求される。ただし、特許文献1のように、三相(U相、V相、W相)のバスバーが全て平板状である場合は、U相、V相、W相全てのバスバー間の距離を減少させることは困難であるため、インダクタンスLを低減することは困難であり、サージ電圧ΔVを低減することは困難である。
本発明に係るバスバーモジュールは、第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーの全てのバスバー間の距離を減少させることでインダクタンスを低減することを目的とする。
本発明に係るバスバーモジュールは、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るバスバーモジュールは、第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーを備えるバスバーモジュールであって、第1バスバーは、電流の方向と垂直な断面において所定の第1角度を成す一対の第1平板部を含み、第2バスバーは、電流の方向と垂直な断面において所定の第2角度を成す一対の第2平板部を含み、第3バスバーは、電流の方向と垂直な断面において所定の第3角度を成す一対の第3平板部を含み、第1平板部の一方と第2平板部の一方が互いに平行に近接配置され、第1平板部の他方と第3平板部の一方が互いに平行に近接配置され、第2平板部の他方と第3平板部の他方が互いに平行に近接配置されていることを要旨とする。
本発明の一態様では、一対の第1平板部同士が繋がる部分と一対の第2平板部同士が繋がる部分と一対の第3平板部同士が繋がる部分が互いに近接配置されていることが好適である。
本発明の一態様では、一対の第1平板部の成す第1角度が180°であり、一対の第2平板部の成す第2角度が90°であり、一対の第3平板部の成す第3角度が90°であることが好適である。
本発明の一態様では、一対の第1平板部の成す第1角度、一対の第2平板部の成す第2角度、及び一対の第3平板部の成す第3角度がいずれも120°であることが好適である。
本発明の一態様では、一対の第1平板部同士が繋がる部分と一対の第2平板部同士が繋がる部分との間で第1平板部の一方と第2平板部の一方が互いに平行に近接配置され、一対の第1平板部同士が繋がる部分と一対の第3平板部同士が繋がる部分との間で第1平板部の他方と第3平板部の一方が互いに平行に近接配置され、一対の第2平板部同士が繋がる部分と一対の第3平板部同士が繋がる部分との間で第2平板部の他方と第3平板部の他方が互いに平行に近接配置されていることが好適である。
本発明の一態様では、一対の第1平板部の成す第1角度、一対の第2平板部の成す第2角度、及び一対の第3平板部の成す第3角度がいずれも60°であることが好適である。
本発明の一態様では、第1平板部の一方と第2平板部の一方との間、第1平板部の他方と第3平板部の一方との間、及び第2平板部の他方と第3平板部の他方との間に、絶縁材が設けられていることが好適である。
本発明によれば、第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーの全てのバスバー間の距離を減少させることができ、インダクタンスを低減することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るバスバーモジュールを備える回転電機駆動システムの構成例を示す図である。本実施形態に係る回転電機駆動システムについては、例えば車両の駆動システムに用いることができる。
二次電池12は、充放電可能な直流電源として設けられている。コンデンサ14は、インバータ16の正側ライン(電源ライン)PLと負側ライン(グランドライン)NL間に二次電池12と並列に設けられている。インバータ16は、正側ラインPLと負側ラインNL間で互いに並列接続された三相のアーム31U,31V,31Wを備える。U相アーム31Uは、正側ラインPLと負側ラインNL間で互いに直列接続された一対のU相スイッチング素子32U,33Uを含み、U相スイッチング素子32U,33U間の中点36UにU相ライン38Uが接続されている。同様に、V相アーム31Vは、正側ラインPLと負側ラインNL間で互いに直列接続された一対のV相スイッチング素子32V,33Vを含み、V相スイッチング素子32V,33V間の中点36VにV相ライン38Vが接続され、W相アーム31Wは、正側ラインPLと負側ラインNL間で互いに直列接続された一対のW相スイッチング素子32W,33Wを含み、W相スイッチング素子32W,33W間の中点36WにW相ライン38Wが接続されている。
モータジェネレータ(回転電機)18の三相の巻線19U,19V,19Wは、端子台として設けられたバスバーモジュール20を介して、インバータ16の三相のライン38U,38V,38Wと電気的に接続されている。バスバーモジュール20は、三相のバスバー21U,21V,21Wを備え、モータジェネレータ18のU相巻線19Uとインバータ16のU相ライン38UがU相バスバー21Uを介して接続され、モータジェネレータ18のV相巻線19Vとインバータ16のV相ライン38VがV相バスバー21Vを介して接続され、モータジェネレータ18のW相巻線19Wとインバータ16のW相ライン38WがW相バスバー21Wを介して接続されている。
インバータ16は、三相のスイッチング素子32U,33U,32V,33V,32W,33Wをオンオフするスイッチング駆動により、二次電池12からの直流電圧を120°ずつ位相が異なる三相の交流電圧に変換してモータジェネレータ18の三相巻線19U,19V,19Wへ供給する。モータジェネレータ18は、インバータ16からの交流電力を受けて回転駆動可能である。モータジェネレータ18が発生する動力は、例えば車両の走行に用いられる。一方、インバータ16でモータジェネレータ18の三相巻線19U,19V,19Wの交流電力を直流に変換して、二次電池12に回収して充電を行うことも可能である。
バスバーモジュール20の構成例を図2,3に示す。図2はバスバーモジュール20の斜視図を示し、図3は図2における電流の方向に垂直な断面図を示す。バスバーモジュール20において、U相バスバー(第1バスバー)21Uは、導体により構成され、インバータ16のU相ライン38Uと接続されるインバータ側U相端子部22Uと、モータジェネレータ18のU相巻線19Uと接続されるモータ側U相端子部23Uと、インバータ側U相端子部22Uとモータ側U相端子部23U間を接続し、U相ライン38UとU相巻線19U間の交流電流(U相電流)が流れる一対のU相平板部(第1平板部)24−1U,24−2Uとを含む。同様に、V相バスバー(第2バスバー)21Vも、導体により構成され、インバータ16のV相ライン38Vと接続されるインバータ側V相端子部22Vと、モータジェネレータ18のV相巻線19Vと接続されるモータ側V相端子部23Vと、インバータ側V相端子部22Vとモータ側V相端子部23V間を接続し、V相ライン38VとV相巻線19V間の交流電流(V相電流)が流れる一対のV相平板部(第2平板部)24−1V,24−2Vとを含む。そして、W相バスバー(第3バスバー)21Wも、導体により構成され、インバータ16のW相ライン38Wと接続されるインバータ側W相端子部22Wと、モータジェネレータ18のW相巻線19Wと接続されるモータ側W相端子部23Wと、インバータ側W相端子部22Wとモータ側W相端子部23W間を接続し、W相ライン38WとW相巻線19W間の交流電流(W相電流)が流れる一対のW相平板部(第3平板部)24−1W,24−2Wとを含む。
U相平板部24−1U,24−2Uは、電流の流れる方向に沿って繋がっており、長手方向が電流の方向に相当する。同様に、V相平板部24−1V,24−2Vも電流の流れる方向に沿って繋がっており、W相平板部24−1W,24−2Wも電流の流れる方向に沿って繋がっており、長手方向が電流の方向に相当する。つまり、U相平板部24−1U,24−2U同士が繋がる部分である接続部24−3U、V相平板部24−1V,24−2V同士が繋がる部分である接続部24−3V、及びW相平板部24−1W,24−2W同士が繋がる部分である接続部24−3Wは、電流の方向(長手方向)に沿って延びている。U相平板部24−1U,24−2Uは、電流の方向(長手方向)と垂直な図3の断面において180°の角度(第1角度)を成し、この断面の形状が直線形状である。V相平板部24−1V,24−2Vは、その接続部24−3Vで電流の方向に沿って折り曲げられ、電流の方向と垂直な図3の断面において90°の角度(第2角度)を成し、この断面の形状がL字形状である。W相平板部24−1W,24−2Wも、その接続部24−3Wで電流の方向に沿って折り曲げられ、電流の方向と垂直な図3の断面において90°の角度(第3角度)を成し、この断面の形状がL字形状である。つまり、電流の方向と垂直な図3の断面において、U相平板部24−1U,24−2U同士の成す角度と、V相平板部24−1V,24−2V同士の成す角度と、W相平板部24−1W,24−2W同士の成す角度の和が360°である。U相平板部24−1U,24−2U、V相平板部24−1V,24−2V、及びW相平板部24−1W,24−2Wにおいて、長手方向及び板厚方向と垂直な方向の幅は、いずれもwで互いに等しい。
U相平板部24−1U,24−2U同士が繋がる接続部24−3Uと、V相平板部24−1V,24−2V同士が繋がる接続部(V相平板部24−1V,24−2Vの折り曲げ部)24−3Vと、W相平板部24−1W,24−2W同士が繋がる接続部(W相平板部24−1W,24−2Wの折り曲げ部)24−3Wは、互いに微小空隙(例えば1〜2mm程度)をあけて近接配置されている。U相平板部の一方24−1UとV相平板部の一方24−1Vは、板厚方向に微小空隙(例えば1〜2mm程度)をあけて近接した状態で互いに平行に対向配置されている。U相平板部の他方24−2UとW相平板部の一方24−1Wは、板厚方向に微小空隙(例えば1〜2mm程度)をあけて近接した状態で互いに平行に対向配置されている。V相平板部の他方24−2VとW相平板部の他方24−2Wは、板厚方向に微小空隙(例えば1〜2mm程度)をあけて近接した状態で互いに平行に対向配置されている。U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vの間隔、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wの間隔、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2Wの間隔は互いに等しい。そして、U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vとの対向部分の幅、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wとの対向部分の幅、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2Wとの対向部分の幅は互いに等しい。さらに、U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vとの対向部分の長手方向長さ、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wとの対向部分の長手方向長さ、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2Wとの対向部分の長手方向長さも互いに等しい。インバータ側U相端子部22UはU相平板部24−1U,24−2Uの一端部に接続され、モータ側U相端子部23UはU相平板部24−1U,24−2Uの他端部に接続されている。インバータ側V相端子部22VはV相平板部24−1Vの一端部に接続され、モータ側V相端子部23VはV相平板部24−1Vの他端部に接続されている。インバータ側W相端子部22WはW相平板部24−1Wの一端部に接続され、モータ側W相端子部23WはW相平板部24−1Wの他端部に接続されている。
インバータ16のスイッチング駆動の際には、バスバー21U,21V,21W等のインダクタンスの影響を受けてサージ電圧が発生する。ここで、三相のバスバー21U,21V,21Wが図4に示すように平行配置された比較例を考えると、例えばスイッチング素子32U,33Vをオンしたときは、U相ライン38UからV相ライン38Vへ電流が流れることで、バスバー21U,21Vには図4の矢印Aに示すような互いに逆方向の電流が流れる。その際には、バスバー21Uとバスバー21Vで形成される図4のループBの面積に応じてバスバー21U,21Vの自己インダクタンスが大きくなり、その結果、例えば図5の破線に示すようにサージ電圧が上昇する。さらに、図4の比較例では、バスバー21V,21Wの間隔がバスバー21U,21Vの間隔より大きいため、例えばスイッチング素子32V,33Wをオンしたときは、バスバー21Vとバスバー21Wで形成されるループ面積に応じてバスバー21V,21Wの自己インダクタンスがバスバー21U,21Vの自己インダクタンスに比べてさらに大きくなり、自己インダクタンスのばらつきも大きくなる。
これに対して本実施形態では、U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vが互いに平行に近接配置されていることで、例えばスイッチング素子32U,33Vのオンによりバスバー21U,21Vに図6の矢印Aに示すような互いに逆方向の電流が流れるときは、バスバー21U(U相平板部24−1U)とバスバー21V(V相平板部24−1V)で形成される図6のループCの面積が図4のループBの面積に比べて小さくなり、バスバー21U,21Vの自己インダクタンスが小さくなる。そして、V相平板部24−2VとW相平板部24−2Wが互いに平行に近接配置されていることで、例えばスイッチング素子32V,33Wのオンによりバスバー21V,21Wに互いに逆方向の電流が流れるときも同様に、バスバー21V(V相平板部24−2V)とバスバー21W(W相平板部24−2W)で形成されるループ面積が小さくなり、バスバー21V,21Wの自己インダクタンスが小さくなる。さらに、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wが互いに平行に近接配置されていることで、例えばスイッチング素子32W,33Uのオンによりバスバー21W,21Uに互いに逆方向の電流が流れるときも同様に、バスバー21W(W相平板部24−1W)とバスバー21U(U相平板部24−2U)で形成されるループ面積が小さくなり、バスバー21W,21Uの自己インダクタンスが小さくなる。その際には、バスバー21U,21Vに電流が流れるときの自己インダクタンス、バスバー21V,21Wに電流が流れるときの自己インダクタンス、及びバスバー21W,21Uに電流が流れるときの自己インダクタンスのばらつきも小さくなる。
このように、本実施形態によれば、U相バスバー21UとV相バスバー21VとW相バスバー21Wの全てのバスバー間の距離を減少させることができるので、自己インダクタンスを低減することができる。その結果、例えば図5の実線に示すように、インバータ16のスイッチング駆動時のサージ電圧を低減することができる。
バスバーモジュール20の他の構成例を図7,8に示す。図7はバスバーモジュール20の斜視図を示し、図8は図7における電流の方向に垂直な断面図を示す。図7,8の構成例では、図2,3の構成例と比較して、U相平板部24−1U,24−2Uは、その接続部24−3Uで電流の方向に沿って折り曲げられ、電流の方向と垂直な図8の断面において120°の角度を成す。同様に、V相平板部24−1V,24−2Vも、その接続部24−3Vで電流の方向に沿って折り曲げられ、電流の方向と垂直な図8の断面において120°の角度を成し、W相平板部24−1W,24−2Wも、その接続部24−3Wで電流の方向に沿って折り曲げられ、電流の方向と垂直な図8の断面において120°の角度を成す。なお、接続部24−3U,24−3V,24−3Wを互いに近接配置する場合、U相平板部24−1U,24−2U同士の成す角度、V相平板部24−1V,24−2V同士の成す角度、及びW相平板部24−1W,24−2W同士の成す角度については、図2,3の構成例や図7,8の構成例以外にも、これらの角度の和が360°である条件で様々な角度を設定することが可能である。
バスバーモジュール20の他の構成例を図9,10に示す。図9はバスバーモジュール20の斜視図を示し、図10は図9における電流の方向に垂直な断面図を示す。図9,10の構成例では、図7,8の構成例と比較して、U相平板部24−1U,24−2Uは、電流の方向と垂直な図10の断面において60°の角度を成し、この断面の形状がV字形状である。同様に、V相平板部24−1V,24−2Vも、電流の方向と垂直な図10の断面において60°の角度を成し、この断面の形状がV字形状であり、W相平板部24−1W,24−2Wも、電流の方向と垂直な図10の断面において60°の角度を成し、この断面の形状がV字形状である。つまり、電流の方向と垂直な図10の断面において、U相平板部24−1U,24−2U同士の成す角度と、V相平板部24−1V,24−2V同士の成す角度と、W相平板部24−1W,24−2W同士の成す角度の和が180°である。
さらに、図9,10の構成例では、U相平板部24−1U,24−2U同士が繋がる接続部(U相平板部24−1U,24−2Uの折り曲げ部)24−3Uと、V相平板部24−1V,24−2V同士が繋がる接続部(V相平板部24−1V,24−2Vの折り曲げ部)24−3Vと、W相平板部24−1W,24−2W同士が繋がる接続部(W相平板部24−1W,24−2Wの折り曲げ部)24−3Wは、互いに所定の距離をおいて(近接させずに)配置されている。U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vは、接続部24−3Uと接続部24−3Vとの間の位置で、互いに平行に近接配置されている。U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wは、接続部24−3Uと接続部24−3Wとの間の位置で、互いに平行に近接配置されている。V相平板部24−2VとW相平板部24−2Wは、接続部24−3Vと接続部24−3Wとの間の位置で、互いに平行に近接配置されている。V字のU相平板部24−1U,24−2Uの内側にV相平板部24−1Vが位置し、V字のV相平板部24−1V,24−2Vの内側にW相平板部24−2Wが位置し、V字のW相平板部24−1W,24−2Wの内側にU相平板部24−2Uが位置する。図9,10の構成例によれば、図2,3の構成例や図7,8の構成例と比較して、バスバーモジュール20に必要なスペースが小さくなる。なお、接続部24−3U,24−3V,24−3Wを互いに近接させずに距離をおいて配置する場合、U相平板部24−1U,24−2U同士の成す角度、V相平板部24−1V,24−2V同士の成す角度、及びW相平板部24−1W,24−2W同士の成す角度については、図9,10の構成例以外にも、これらの角度の和が180°である条件で様々な角度を設定することが可能である。
以上の実施形態では、U相平板部24−1UとV相平板部24−1V間、U相平板部24−2UとW相平板部24−1W間、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2W間に空隙が形成されているものとした。ただし、本実施形態では、U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vとの間、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wとの間、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2Wとの間に、電気的絶縁を行うための絶縁材(例えば厚さ1〜2mm程度)を設けることも可能である。絶縁材を設けることで、U相平板部24−1UとV相平板部24−1Vの電気的接触、U相平板部24−2UとW相平板部24−1Wの電気的接触、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2Wの電気的接触を防ぐことができる。さらに、絶縁材の厚さを一定とすることで、U相平板部24−1UとV相平板部24−1V間の距離、U相平板部24−2UとW相平板部24−1W間の距離、及びV相平板部24−2VとW相平板部24−2W間の距離を一定に保つことができ、インダクタンスのばらつきを抑えることができる。
以上の実施形態では、バスバーモジュール20を、インバータ16とモータジェネレータ18を接続するための端子台に適用した例について説明した。ただし、本実施形態に係るバスバーモジュール20については、例えばインバータ16の三相のライン38U,38V,38Wや、インバータ16の正側ラインPL及び負側ラインNL等に適用することも可能である。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
12 二次電池、14 コンデンサ、16 インバータ、18 モータジェネレータ、19U U相巻線、19V V相巻線、19W W相巻線、20 バスバーモジュール、21U U相バスバー、21V V相バスバー、21W W相バスバー、22U インバータ側U相端子部、22V インバータ側V相端子部、22W インバータ側W相端子部、23U モータ側U相端子部、23V モータ側V相端子部、23W モータ側W相端子部、24−1U,24−2U U相平板部、24−1V,24−2V V相平板部、24−1W,24−2W W相平板部、24−3U,24−3V,24−3W 接続部、31U U相アーム、31V V相アーム、31W W相アーム、32U,33U U相スイッチング素子、32V,33V V相スイッチング素子、32W,33W W相スイッチング素子、38U U相ライン、38V V相ライン、38W W相ライン、NL 負側ライン、PL 正側ライン。
Claims (7)
- 第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーを備えるバスバーモジュールであって、
第1バスバーは、電流の方向と垂直な断面において所定の第1角度を成す一対の第1平板部を含み、
第2バスバーは、電流の方向と垂直な断面において所定の第2角度を成す一対の第2平板部を含み、
第3バスバーは、電流の方向と垂直な断面において所定の第3角度を成す一対の第3平板部を含み、
第1平板部の一方と第2平板部の一方が互いに平行に近接配置され、
第1平板部の他方と第3平板部の一方が互いに平行に近接配置され、
第2平板部の他方と第3平板部の他方が互いに平行に近接配置されている、バスバーモジュール。 - 請求項1に記載のバスバーモジュールであって、
一対の第1平板部同士が繋がる部分と一対の第2平板部同士が繋がる部分と一対の第3平板部同士が繋がる部分が互いに近接配置されている、バスバーモジュール。 - 請求項2に記載のバスバーモジュールであって、
一対の第1平板部の成す第1角度が180°であり、一対の第2平板部の成す第2角度が90°であり、一対の第3平板部の成す第3角度が90°である、バスバーモジュール。 - 請求項2に記載のバスバーモジュールであって、
一対の第1平板部の成す第1角度、一対の第2平板部の成す第2角度、及び一対の第3平板部の成す第3角度がいずれも120°である、バスバーモジュール。 - 請求項1に記載のバスバーモジュールであって、
一対の第1平板部同士が繋がる部分と一対の第2平板部同士が繋がる部分との間で第1平板部の一方と第2平板部の一方が互いに平行に近接配置され、
一対の第1平板部同士が繋がる部分と一対の第3平板部同士が繋がる部分との間で第1平板部の他方と第3平板部の一方が互いに平行に近接配置され、
一対の第2平板部同士が繋がる部分と一対の第3平板部同士が繋がる部分との間で第2平板部の他方と第3平板部の他方が互いに平行に近接配置されている、バスバーモジュール。 - 請求項5に記載のバスバーモジュールであって、
一対の第1平板部の成す第1角度、一対の第2平板部の成す第2角度、及び一対の第3平板部の成す第3角度がいずれも60°である、バスバーモジュール。 - 請求項1〜6のいずれか1に記載のバスバーモジュールであって、
第1平板部の一方と第2平板部の一方との間、第1平板部の他方と第3平板部の一方との間、及び第2平板部の他方と第3平板部の他方との間に、絶縁材が設けられている、バスバーモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015036382A JP2016158450A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | バスバーモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015036382A JP2016158450A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | バスバーモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016158450A true JP2016158450A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56826670
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016158450A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11431239B2 (en) | 2018-07-25 | 2022-08-30 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Power converter |
-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015036382A patent/JP2016158450A/ja active Pending
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US11431239B2 (en) | 2018-07-25 | 2022-08-30 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Power converter |
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