JP2016158143A - 無線通信装置、無線通信ネットワークシステム、無線通信方法、及び、無線通信プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信ネットワークシステム、無線通信方法、及び、無線通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信ネットワークシステムの可用性を向上させる。
【解決手段】ネットワークと端末との間の通信を中継する無線通信装置であって、所定の物理量を検出するセンサと、所定の物理量に基づいて通信不能リスクを算出し、通信不能リスクが所定の閾値以上である場合に、他の無線通信装置に、ネットワークと端末との間の通信の中継処理の引き継ぎを通知する制御部と、を備える無線通信装置である。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信ネットワークシステム、無線通信方法、及び、無線通信プログラムに関する。
例えば、山岳部等、地形や環境のために、光回線等の有線での通信設備が敷設困難な場所では、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等のアクセスポイント(AP)を用いて無線
通信ネットワークシステムが構築されることがある。また、無線通信ネットワークシステムでは、APは、例えば、防犯用監視カメラ等のログ情報を収集して蓄積していたり、クーポン配布サービス等のために、ユーザアクセスのログ情報を収集したりする。
図1は、無線通信ネットワークシステムが構築される山岳部の地形の一例を示す図である。図1に示される例では、山岳部は、スキー場として使用される部分と、雪崩の発生が予想される予想危険区、一般人の立ち入りを禁止する立ち入り危険区、進入不可区等を含む。図1に示される例では、スキー場をカバーするように無線通信ネットワークシステムが構築されている。
図2は、図1に示されるスキー場をカバーするように構築される無線通信ネットワークシステムの構成の一例を示す図である。無線通信ネットワークシステムは、スキー場に加え、スキー場周辺の予想危険区等の所定の位置に設置された複数のAP P1と、スキー場とは離れた雪崩の影響を受けない位置に存在する監視運用サーバP2とを含む。
APは、使用目的に応じて、例えば、ビーコン信号等の監視信号を送出し、ユーザ端末を接続するアクセスポイントとして動作する場合と、監視信号を送出せずに各アクセスポイント間の無線通信を中継するブリッジとして動作する場合とがある。ブリッジとして動作するAPは、図中、「BR(BRidge)」と表記される。以降、単に「AP」と表記される場合には、アクセスポイントとして動作するAPを示すこととする。以降、装置としてのアクセスポイントは、無線中継装置と表記する。
監視運用サーバP2は、無線中継装置P1を監視して障害検知の処理を行ったり、雪崩予測システムP3から雪崩警報メッセージを受信して無線通信ネットワークシステム内の各無線中継装置P1に雪崩警報メッセージを通知したりする。雪崩予測システムP3は、例えば、地形、気候、積雪状態等から雪崩の発生を予測するシステムである。また、監視運用サーバP2は、無線通信ネットワークシステムとインターネットを接続する役割も果たす。
特開2010−28369号公報 特開2003−18073号公報
しかしながら、図2に示されるような無線通信ネットワークシステムでは、自然災害の一例として、雪崩が発生した場合には、AP#1自身も雪崩に巻き込まれる可能性がある。AP#1が雪崩に巻き込まれて動作不能となった時点で、BRが正常であっても、AP
#1の動作が停止してしまうために、端末はネットワークに接続できなくなり、無線通信が断絶してしまう。
本発明の一態様は、無線通信ネットワークシステムの可用性の向上させる無線通信装置、無線通信ネットワークシステム、無線通信方法、及び、無線通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の態様の一つは、ネットワークと端末との間の通信を中継する無線通信装置であって、所定の物理量を検出するセンサと、所定の物理量に基づいて通信不能リスクを算出し、通信不能リスクが所定の閾値以上である場合に、他の無線通信装置に、ネットワークと端末との間の通信の中継処理の引き継ぎを通知する制御部と、を備える無線通信装置である。
開示の無線通信装置、無線通信ネットワークシステム、無線通信方法、及び、無線通信プログラムによれば、無線通信ネットワークシステムの可用性を向上させることができる。
無線通信ネットワークシステムが構築される山岳部の地形の一例を示す図である。 図1に示されるスキー場をカバーするように構築される無線通信ネットワークシステムの構成の一例を示す図である。 雪崩発生により、AP#1及びBRの相対的な位置関係が変化せずに、AP#1及びBRが移動する場合の処理の一例を示す図である。 雪崩発生により、BRの一部が通信不能に陥る場合の処理の一例を示す図である。 雪崩発生により、AP#1が通信不能に陥る場合の処理の一例を示す図である。 無線中継装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 無線中継装置の機能構成の一例を示す図である。 位置情報/LC管理DBに保持される位置情報/LC管理テーブルの一例である。 AP−LC管理DBに保持されるAP−LC管理テーブルの一例である。 AP/BR経路管理DBに保持されるAP/BR経路管理テーブルの一例である。 加速度センサリスク管理DBに保持される加速度センサリスク管理テーブルの一例である。 加速度センサリスク閾値管理DBに保持される加速度センサリスク閾値管理テーブルの一例である。 地形情報管理DBに保持される地形情報管理テーブルの一例である。 LC危険度要因テーブルの一例である。 地形リスク要因テーブルの一例である。 APとして動作する無線中継装置における雪崩対応処理のフローチャートの一例である。 APとして動作する無線中継装置における雪崩対応処理のフローチャートの一例である。 移動先LCリスク計算処理のフローチャートの一例である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る無線通信ネットワークシステムは、図2に示される無線通信ネットワークシステムと同様に、AP及び複数のBRと、監視運用サーバと、雪崩予測システムとを含む。また、第1実施形態では、無線通信ネットワークシステムは、Wi−Fiのネットワークであるとする。
雪崩が発生し、AP及びBRが該雪崩に巻き込まれる場合、AP及びBRへの雪崩による影響には、例えば、以下の3つのケースが予測される。
(1)AP及びBRの相対的な位置関係が変化せずに、AP及びBRが移動する場合。
(2)BRの一部が通信不能に陥る場合。
(3)APが通信不能に陥る場合。
いずれの場合にも、第1実施形態では、AP及びBRは、以下の処理を行う。AP及びBRは、それぞれ、加速度センサを備え、周期的に重力、振動、衝撃等を監視し、自装置の移動の有無を監視している。自装置の移動を検出すると、AP及びBRは、無線信号の電波強度を上げて電波の到達範囲を広げ、隣接するAP−BR間、又は、BR−BR間で通信の確認を行う。
APは、自装置の移動を検出すると、上記処理に加え、監視運用サーバ2への疎通確認と、移動先において自装置が通信不能に陥るリスクの判定とを行う。自装置が通信不能に陥るリスクは、例えば、崖や植木の多い場所である等の移動先の地形や、移動先の積雪の状態等に依る。APは、自装置が移動先において通信不能に陥る可能性が高いと判定すると、安全な地域に位置するBRにAPの役割を引き継ぐ。
図3は、雪崩発生により、AP及びBRの相対的な位置関係が変化せずに、AP及びBRが移動する場合の処理の一例を示す図である。第1実施形態に係る無線通信ネットワークシステム100は、例えば、スキー場等に敷設されるWi−Fiのネットワークを構築する複数の無線中継装置1、監視運用サーバ2、雪崩予測システム3を含む。無線中継装置1には、APと複数のBRとが含まれており、これらは、APから監視運用サーバ2までの経路を形成している。
(1)雪崩が発生し、(2)AP及びBRが山の下方へ移動した場合には、AP及びBRは、雪崩による自装置の移動を検出し、無線信号の電波強度を上げて、隣接する無線中継装置1間、AP−監視運用サーバ2間の通信の確認を行う。図3では、相対的な位置関係が変化せずにAP及びBRは移動することを想定しているので、AP及びBR間での通信が確保され、無線通信及び通信サービスは継続される。
(3)その後、AP及びBRがさらに下方に移動した場合でも、同様の処理が繰り返し行われる。AP及びBRの何れかが通信不能に陥らない場合には、継続して無線通信及通信サービスは継続される。
なお、(2)の時点で、APは、通信不能に陥るリスクを判定するが、図3では、APは通信不能に陥るリスクが低いため、APは継続してAPの役割を行う。
図4は、雪崩発生により、BRの一部が通信不能に陥る場合の処理の一例を示す図である。(1)雪崩が発生し、(2)AP及びBRが山の下方へ移動した場合には、AP及び
BRは、雪崩による自装置の移動を検出し、無線信号の電波強度を上げて、隣接する無線中継装置1間、AP−監視運用サーバ2間の通信の確認を行う。この時点では、AP及びBRのいずれも通信不能に陥っておらず、継続して通信が行われている。
(3)その後、AP及びBRがさらに下方に移動し、該移動の過程で1台のBRが通信不能に陥る場合には、通信不能となったBRの隣接BRは、さらに電波強度を上げて、別のBRへの接続を試みる。電波強度が上がれば電波の到達範囲も広がるので、該通信不能となったBRの隣接BRは、新たな隣接BR又はAPを検出することができ、無線通信を継続することができる。なお、(2)の時点で、APは、通信不能に陥るリスクを判定するが、図4に示される例では、APは通信不能に陥るリスクが低いため、APは継続してAPの役割を行う。
図5は、雪崩発生により、APが通信不能に陥る場合の処理の一例を示す図である。(1)雪崩が発生し、(2)AP及びBRが山の下方へ移動した場合には、AP及びBRは、雪崩による自装置の移動を検出し、無線信号の電波強度を上げて、隣接する無線中継装置1間、AP−監視運用サーバ間の通信の確認を行う。この時点では、AP及びBRのいずれも通信不能に陥っておらず、継続して通信が行われている。
(3)その後、AP及びBRがさらに下方に移動し、移動先でAPが通信不能に陥る。図5に示される例では、(2)の時点で、APは自装置が通信不能に陥る可能性が高いことを判定しており、安全な地域に位置するBRにAPの役割を引き継ぐ。そのため、(3)の時点では、APは通信不能であっても、APの役割を引き継いだBRによって無線通信及び通信サービスが継続される。
<装置構成>
図6は、無線中継装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。無線中継装置1は、例えば、アクセスポイント、小型無線基地局等である。無線中継装置1は、「無線通信装置」の一例である。無線中継装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、R
AM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、補助記憶装置14、無線インタフェース15、ネットワークインタフェース16、加速度センサ17、GPS受信器18を備え、これらはバス19によって電気的に接続される。
CPU 11は、ROM 13又は補助記憶装置14に保持されたOSや様々なアプリケーションプログラムをRAM 12にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 11は、1つに限られず、複数備えられてもよい。
RAM 12は、CPU 11に、ROM 13又は補助記憶装置14に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする揮発性の記憶媒体である。RAM 12は、例えば、DRAM(Dynamic RAM
)、SRAM(Static RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、のような半導体メモ
リである。ROM 13は、BIOS(ベーシックインプット/アウトプットシステム)
等のプログラムを保持する不揮発性の記憶媒体である。
補助記憶装置14は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 11が使用するデータを格納する。補助記憶装置14は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、又はハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶媒体である。補助記憶装置14は、例えば、オペレーティングシステム(OS),雪崩対応プログラム14P,その他様々なアプリケーションプログラムを保持する。雪崩対応プログラム14Pは、雪崩による移動を検出した場合に通信継続のための処理を行うためのプログラムである。
無線インタフェース15は、第1実施形態では、Wi−Fiの無線通信回路である。無線通信ネットワークシステムが3G、LTE(Long Term Evolution)のネットワークで
ある場合には、無線インタフェース15は、3G,LTEの無線通信回路である。無線中継装置1は、無線インタフェース15を通じて、他の無線中継装置1及びユーザ端末と接続する。ネットワークインタフェース16は、例えば、光ケーブル,LAN(Local Area
Network)ケーブル等の有線のネットワーク回線のケーブルを接続する回路である。無線中継装置1は、例えば、ネットワークインタフェース16を通じて監視運用サーバ2と接続する。従って、ネットワークインタフェース16は、監視運用サーバ2と接続されない無線中継装置1については省略可能である。
なお、図6に示される無線中継装置1のハードウェア構成は、一例であり、上記に限られず、実施の形態に応じて適宜構成要素の省略や置換、追加が可能である。例えば、無線中継装置1は、可搬記録媒体駆動装置を備え、SDカード等の可搬記録媒体を補助記憶装置として使用してもよい。また、無線中継装置1は、監視用のカメラと接続し、該カメラの映像を収集、蓄積してもよい。
図7は、無線中継装置1の機能構成の一例を示す図である。無線中継装置1は、機能構成として、雪崩対応処理部101、位置情報/LC管理データベース(以降、DB)102、加速度センサリスク閾値管理DB 103、AP−LC管理DB 104、加速度センサリスク管理DB 105、AP/BR経路管理DB 106、加速度センサ解析制御部107、地形情報管理DB 109、受信処理部111、送信処理部112、データ収集部121、収集データ管理DB 122を含む。
データ収集部121は、CPU 11が補助記憶装置14に格納されるデータ収集プログラムを実行することによって、達成される機能構成である。また、データ収集プログラムのインストール又は実行によって、補助記憶装置14の記憶領域に収集データ管理DB
122が作成される。また、収集データ管理DB 122は、RAM 12の記憶領域の一部も用いる。収集データ管理DB 122に用いられるRAM 12の記憶領域は、補助記憶装置14の記憶領域に格納される前の収集データが保持される領域である。
データ収集部121は、例えば、ユーザのアクセスログや、監視用のカメラ等のセンサによって収集されたデータを収集データ管理DB 122に格納する。また、データ収集部121は、例えば、所定の周期で、収集データ管理DB 122に格納されたデータを監視運用サーバ2に送信する。送信されたデータは、収集データ管理DB 122から削除されるようにしてもよい。データ収集部121は、第1実施形態では、無線中継装置1がAPとして動作する場合に起動され、無線中継装置1がBRとして動作する場合には起動されない。
収集データ管理DB 122には、例えば、ユーザのアクセスログ、監視カメラの映像データ、その他センサによって取得されたデータ等が格納される。
加速度センサ解析制御部107は、加速度センサ17のドライバである。加速度センサ解析制御部107は、所定の周期で、加速度センサ17から入力される検出値から、重力、振動、衝撃等の物理量の値を取得する。例えば、加速度センサ17が静電容量検出方式のものである場合には、加速度センサ17からは静電容量の変化量が検出値として加速度センサ解析制御部107に入力される。加速度センサ17の測定周期は、例えば、マイクロ秒オーダーである。加速度センサ解析制御部107は、取得した重力、振動、衝撃等の値を、雪崩対応処理部101に出力する。以降、加速度センサ解析制御部107によって加速度センサ17の検出値から取得される重力、振動、衝撃等の値を、便宜上、「加速度
センサ17の検出値」と称する。
雪崩対応処理部101は、CPU 11が雪崩対応プログラム14Pを実行することによって達成される機能構成の一つである。また、雪崩対応プログラム14Pのインストール、又は、実行によって、補助記憶装置14の記憶領域に、位置情報/LC管理データベース102、加速度センサリスク閾値管理DB 103、AP−LC管理DB 104、加速度センサリスク管理DB 105、AP/BR経路管理DB 106、地形情報管理DB 109が作成される。ただし、図7に例示される無線中継装置1の各処理部の少なくとも一部は、ハードウェア回路であってもよい。
雪崩対応処理部101は、加速度センサ17の検出値と位置情報とに基づいて、自装置が雪崩に巻き込まれているか否かを判定する。第1実施形態では、雪崩に巻き込まれているか否かは、自装置が移動しているか否かによって判定される。位置情報は、例えば、所定の周期でGPS受信器18から入力される。GPSの位置情報の取得周期は、例えば、ミリ秒オーダーである。GPS受信器18は、「位置情報取得部」の一例である。
無線中継装置1がAPとして動作する場合の雪崩対応処理部101の処理は、以下の通りである。自装置が雪崩に巻き込まれていると判定した場合には、雪崩対応処理部101は、通信不能となる可能性を示す通信不能リスクを算出する。通信不能リスクには、例えば、加速度センサ解析制御部107から入力される物理量に基づいて算出される自装置の転倒の可能性を示す加速度センサリスクと、移動先の地形リスク及びLC危険度とに基づく、移動先における転倒の可能性を示す移動先リスクと、がある。移動先リスクは、「第2の通信不能リスク」の一例である。
通信不能リスクが所定の閾値よりも大きい場合には、雪崩対応処理部101は、自装置が通信不能に陥る可能性が高いことを判定し、APの役割を安全な地域に位置するBRに引き継ぐために、該BRに通知を送信する。該通知は、送信処理部112を経由して送信される。また、該通知とともに、雪崩対応処理部101は、収集データ管理データベース122に格納されるデータを読出し、該当のBRに送信する。なお、雪崩対応処理部101の処理の詳細は、後述される。雪崩対応処理部101は、「制御部」の一例である。
無線中継装置1がBRとして動作する場合の雪崩対応処理部101の処理は、以下の通りである。APから、APとして動作するように指示する通知を受信すると、雪崩対応処理部101は、自装置の動作モードをAPからBRに変更し、データ収集部121を起動させる。
受信処理部111、送信処理部112は、それぞれ、OSの機能の一つであって、雪崩対応プログラム14P等のアプリケーションとミドルウェア及びOSとのインタフェースである。例えば、受信処理部111は、無線インタフェース15によって受信電波から電気信号、OSによって該電気信号から変換されたデータを受信し、雪崩対応処理部101に出力する。
例えば、送信処理部112は、雪崩による通信不能のリスクが高いと判定した雪崩対応処理部101によって読み出された、収集データ管理DB 122に格納されるデータを監視運用サーバ2に送信する。送信処理部112から送信されたデータは、例えば、OSによってデータから電気信号、無線インタフェース15によって電気信号から電波に変換されて送信される。
次に、各データベースに格納される情報について説明する。第1実施形態では、各データベースは、それぞれ、情報をテーブルで保持する。なお、以下に説明される各データベ
ースに格納される各テーブルの構成は一例であって、各データベースに格納される各テーブルの構成は、以下に説明されるものに限定されない。
図8は、位置情報/LC管理DB 102に保持される位置情報/LC管理テーブルの一例である。位置情報/LC管理テーブルは、無線通信ネットワークシステム100内に存在するLCの情報を格納している。LC(LoCation)は、無線通信ネットワークシステム100がカバーする通信範囲がブロック分けされたものであり、第1実施形態では矩形である。各LCには、識別番号が付与されている。なお、LCの形状は、矩形に限定されず、範囲が重複しなければ、無線通信ネットワークシステム100が構築される地形に応じたいかなる形状であってもよい。また、各LCのサイズは、同じであっても異なっていてもよく、限定されない。
位置情報/LC管理テーブルには、無線通信ネットワークシステム100内の各LCの識別情報(LC−ID)と、各LCの緯度、経度の情報とが対応付けられて格納されている。第1実施形態では、LCの形状は矩形が想定されているので、位置情報/LC管理テーブルには、LCの矩形の対角線上にある2つの頂点を示す緯度、経度が格納されていればよい。具体的には、緯度1、経度1には、それぞれ、LCの矩形の対角線上にある2つの頂点の緯度、経度のうち、例えば緯度の小さい方の値が格納される。緯度2、経度2には、それぞれ、LCの矩形の対角線上にある2つの頂点の緯度、経度のうち、例えば緯度の大きい方の値が格納される。
位置情報/LC管理テーブルは、無線通信ネットワークシステム100内の全無線中継装置1において、同じ内容のものが保持される。位置情報/LC管理テーブルは、無線通信ネットワークシステム100の管理者によって予め構築され、例えば、監視運用サーバ2経由で、又は、無線中継装置1に直接入力されることによって保持される。また、位置情報/LC管理テーブルは、無線通信ネットワークシステム100内で、LCの構成に変更があった場合に、管理者によって更新される。
図9は、AP−LC管理DB 104に保持されるAP−LC管理テーブルの一例である。AP−LC管理テーブルは、自無線中継装置1の所在LCを保持する。AP−LC管理テーブルは、事前に管理者によって設定される。また、AP−LC管理テーブルは、自無線中継装置1の配置に変更があった場合に、例えば、監視運用サーバ2経由で、又は、無線中継装置1に直接入力されることによって所在LCの値が更新される。
第1実施形態では、AP−LC管理テーブルには、自無線中継装置1の識別情報(AP−ID)と所属するLCの識別情報とが対応付けられて格納される。
図10は、AP/BR経路管理DB 106に保持されるAP/BR経路管理テーブルの一例である。AP/BR経路管理テーブルは、自装置から宛先までの全経路を保持するテーブルである。第1実施形態では、AP/BR経路管理テーブルには、自装置から監視運用サーバ2までの全経路が保持される。宛先までの経路は、例えば、システム管理者によって静的に設定されて入力されたものであってもよいし、無線通信のルーティングプロトコルによって動的に求められたものであってもよい。AP/BR経路管理テーブルは、各無線中継装置1でそれぞれ構築及び保持され、経路に変更があった場合に、随時更新される。
図10に示されるAP/BR経路管理テーブルでは、経路の識別情報(経路ID)と、経路の状態(Status)と、経由するLC数(N)と、経路上の各LCに関する情報(ホップX)と、無線通信の終端となる無線中継装置1のID(着AP)と、が対応付けて格納される。経路の状態は、例えば、Status=0の場合、該経路が運用中経路で
あることが示される。Statusの値が0以外の場合には、予備経路であることが示される。また、例えば、Statusの値が小さいほど、運用経路に選択される優先度が高いことが示されるようにしてもよい。
経路上の各LCに関する情報には、例えば、該LCのID、該LC内に存在する無線中継装置1の数、該LC内に存在する無線中継装置1のIDが含まれる。AP/BR経路管理テーブルでは、無線中継装置1のIDは、第1実施形態では、無線中継装置1がAPとして動作している場合には、AP#Xと付される。無線中継装置1がBRとして動作している場合には、無線中継装置1のIDは、BR#Xと付与される。
図11は、加速度センサリスク管理DB 105に保持される加速度センサリスク管理テーブルの一例である。加速度センサリスク管理テーブルには、自装置の転倒のリスク要因と、該要因の階級ごとの評価点数とが格納される。自装置の転倒のリスク要因として、第1実施形態では、重力、振動、衝撃が用いられる。ただし、自装置の転送のリスク要因は、これらに限定されない。
重力は、加速度センサ17によって検知される、装置に継続的にかかる圧力であり、単位は、Gである。振動は、加速度センサ17によって検知される、装置の振動であり、単位は、dBである。衝撃は、加速度センサ17によって検知される、所定時間の間に装置にかかる圧力であり、単位はGである。衝撃の計測時間は、重力の計測時間に比べて極短い。
各要因の階級分け及び各要因の評価点数は、無線通信ネットワークシステム100の管理者によって設定される。各要因の階級分け及び各要因の各階級の評価点数は、図11に示されるものに限られない。
第1実施形態では、加速度センサリスクは、重力、振動、衝撃のそれぞれの評価点数を乗算して算出される。すなわち、雪崩対応処理部101は、重力、振動、衝撃のそれぞれの検出値を、加速度センサ解析制御部107から取得し、加速度センサリスク管理テーブルからそれぞれの評価点数を取得し、乗算することで加速度センサリスクを算出する。ただし、加速度センサリスクの算出方法は、これに限定されない。
図12は、加速度センサリスク閾値管理DB 103に保持される加速度センサリスク閾値管理テーブルの一例である。加速度センサリスク閾値管理テーブルには、自装置の転倒を判定するための加速度センサリスクの閾値が格納される。加速度センサリスク閾値管理テーブルは、各無線中継装置1に保持される。また、加速度センサリスク閾値管理テーブルは、予め、システム管理者によって設定され、システム管理者によって加速度センサリスク閾値の値が変更された場合に更新される。
図13は、地形情報管理DB 109に保持される地形情報管理テーブルの一例である。地形情報管理テーブルには、無線通信ネットワークシステム100内に含まれる全LCの、動的に変化する雪崩の発生要因及び静的な雪崩の発生要因のそれぞれに基づいて算出された、雪崩の発生又は影響を受ける可能性を示す情報が格納される。動的に変化する雪崩の発生要因に基づいて算出されたLCの雪崩の発生又は影響を受ける可能性を示す情報を、以降、LC危険度、と称する。静的な雪崩の発生要因に基づいて算出されたLCの雪崩の発生又は影響を受ける可能性を示す情報を、以降、地形リスク、と称する。
LC危険度及び地形リスクは、第1実施形態では、該LCに移動した場合に自装置が転倒し通信不能となる可能性を示す移動先リスクを判定するために用いられる。LC危険度、地形リスクは、いずれもその値が大きいほど危険度が高いことを示す。LC危険度及び
地形リスクは、第1実施形態では、監視運用サーバ2によって所定の周期で算出される。ただし、これに限られず、LC危険度及び地形リスクは、雪崩予測システム3によって算出されてもよい。
地形情報管理テーブルは、監視運用サーバ2から各無線中継装置1に転送され、各無線中継装置1に保持される。LC危険度及び地形リスクは、監視運用サーバ2により算出される所定の周期で更新される。地形情報管理テーブルは、「記憶部」の一例である。
図13に示される例では、LC危険度は、1.0から21までの、1.0単位刻みの値をとる。地形リスクは、1.0から20までの1.0単位刻みの値を取る。LC危険度、地形リスクの詳細については、後述される。
図14は、LC危険度要因テーブルの一例である。LC危険度要因テーブルは、監視運用サーバ2に保持されており、監視運用サーバ2のLC危険度の算出に用いられる。
LC危険度要因テーブルには、LC内の動的に変化する雪崩発生の要因と、該要因の階級ごとの評価点数とが格納される。LC内の動的に変化する雪崩の発生要因には、例えば、温度の変化量(温度変化度)、降水量、積雪量、風速、積雪の深さ(積雪深)、積雪による雪質の変化(積雪変質)等がある。
温度変化度は、所定周期で計測される気温の前回の計測からの変化量である。図14で示される例では、温度変化度として、直近の一時間で計測された温度変化度の平均値が用いられている。降水量は、例えば、計測地点において所定時間の間に降った雨の体積を、該計測地点の面積で除した値であり、0.5mm単位で表される。積雪量は、計測地点において所定時間の間に降った雪の体積を該計測地点の面積で除した値であり、cm単位で表される。
各要因の階級分け及び各要因の評価点数は、無線通信ネットワークシステム100の管理者によって設定される。各要因の階級分け及び各要因の各階級の評価点数は、図14に示されるものに限られない。
第1実施形態では、LC危険度は、温度変化度、降水量、積雪量、風速、積雪深、積雪変質のそれぞれの評価点数を乗算して算出される。ただし、LC危険度の算出方法は、これに限定されない。
図15は、地形リスク要因テーブルの一例である。地形リスク要因テーブルは、監視運用サーバ2に保持される。地形リスク要因テーブルは、監視運用サーバ2の地形リスクの算出に用いられる。地形リスク要因テーブルには、静的な雪崩の発生要因と、該要因の階級ごとの評価点数とが格納される。静的な雪崩の発生要因には、例えば、傾斜、植生等がある。植生とは、該LC内の植物被覆、すなわち、植物の生息状態である。
各要因の階級分け及び各要因の評価点数は、無線通信ネットワークシステム100の管理者によって設定される。各要因の階級分け及び各要因の各階級の評価点数は、図15に示されるものに限られない。
第1実施形態では、地形リスクは、傾斜、植生それぞれの評価点数を乗算して算出される。ただし、地形リスクの算出方法は、これに限定されない。
<処理の流れ>
図16A及び図16Bは、APとして動作する無線中継装置1における雪崩対応処理の
フローチャートの一例である。図16A及び図16Bに示されるフローチャートは、例えば、APの稼働中、所定の周期で繰り返し実行される。図16A及び図16Bのフローチャートが繰り返し実行される所定の周期は、例えば、ミリ秒オーダーで、加速度センサ17のセンシング周期よりも長い周期である。なお、図16A及び図16Bのフローチャートを実行する実体は雪崩対応プログラム14を実行するCPU 11であるが、便宜上、雪崩対応処理部101を主体として説明する。
OP1では、雪崩対応処理部101は、加速度センサ17の重力、振動、衝撃の検出値と位置情報とから、自装置の移動を確認する。自装置の移動は、例えば、重力、振動、衝撃の検出値、位置情報、の変化によって総合的に判定される。次に処理がOP2に進む。
OP2では、雪崩対応処理部101は、自装置が移動中であるか否かを判定する。自装置が移動中であることは、重力、振動、衝撃の検出値、位置情報、のうちの少なくとも一つが所定時間継続して変化していることによって判定される。自装置が移動中である場合には(OP2:YES)、処理がOP3に進む。自装置が移動していない場合には(OP2:NO)、図16Aに示される処理が終了する。
OP3では、雪崩対応処理部101は、電波強度を上げて監視運用サーバ2への通信確認を行う。電波強度は所定の上げ幅で段階的に上げられてもよい。又は、電波強度は、無線中継装置1の最大電波強度まで一気に上げられてもよい。監視運用サーバ2への通信確認は、例えば、監視運用サーバ2に対してPINGメッセージを送信することによって行われる。次に処理がOP4に進む。
OP4では、雪崩対応処理部101は、監視運用サーバ2への現用経路が継続して使用可能か否かを判定する。この判定は、OP3の通信確認において送信されたPINGメッセージに対する監視運用サーバ2からの応答があるか否かによって判定される。監視運用サーバ2への経路が継続して使用可能である場合には(OP4:YES)、処理がOP5に進む。監視運用サーバ2への経路が継続して使用できない場合には(OP4:NO)、処理が図16BのOP9に進む。
OP9からOP11は、監視運用サーバ2への現用経路が使用できない場合の処理である。OP9では、雪崩対応処理部101は、代替経路があるか否かを判定する。代替経路の有無は、AP/BR経路管理テーブル(図10)を参照することによって判定される。代替経路がある場合には(OP9:YES)、処理がOP10に進む。代替経路がない場合には(OP9:NO)、図16A及び図16Bに示される処理が終了する。この場合には、APとして動作する無線中継装置1が監視運用サーバ2との通信を維持できずに、配下の端末の通信が断絶されてしまう。
OP10では、雪崩対応処理部101は、代替経路の通信確認を行う。この場合の通信確認は、例えば、代替経路上の自装置の最も近くに位置するBRから監視運用サーバ2まで順番にPINGメッセージ送信することによって行われる。次に処理がOP11に進む。
OP11では、雪崩対応処理部101は、代替経路を用いて監視運用サーバ2へ通信可能か否かを判定する。この判定は、例えば、OP10において、代替経路上の全BRと監視運用サーバ2からPINGメッセージの応答を受信したか否かを判定することによって行われる。代替経路を用いて監視運用サーバ2へ通信可能である場合には(OP11:YES)、処理が図16AのOP5に進む。代替経路を用いて監視運用サーバ2へ通信可能でない場合には(OP11:NO)、処理がOP9に進み、AP/BR経路管理テーブル内の次の代替経路について、OP9からOP11の処理が行われる。OP9において、A
P/BR経路管理テーブル内に次の代替経路がない場合には(OP9:NO)、図16A及び図16Bに示される処理が終了する。
OP5では、移動先LCリスク計算処理が行われる。移動先LCリスク計算処理は、APとして動作する無線中継装置1が、移動先のLCにおいて通信から脱落するか否かを判定する処理である。移動先LCリスク計算処理の詳細については、後述される。移動先LCリスク計算処理が終了すると、次に処理がOP6に進む。
OP6では、雪崩対応処理部101は、移動先LCリスク計算処理の結果が、移動先LCにおいて自装置の通信からの脱落有か否かを判定する。通信からの脱落有の場合には(OP6:YES)、処理がOP7に進む。通信からの脱落がない場合には(OP6:NO)、処理がOP8に進む。
OP7では、雪崩対応処理部101は、経路上の安全なLC内にあるBRへ、収集データ管理DB 122内のデータを送信し、APとして動作するように依頼を通知する。APから、APとして動作するように依頼を受けたBRは、自装置の設定をBRからAPに変更し、以降、ビーコン信号の出力、端末接続情報の蓄積等のAPとしての動作を開始する。
雪崩対応処理部101は、例えば、経路上のBRは、自装置と同じ速度、同じ方向に移動すると想定し、加速度センサ17の検出値と位置情報とに基づいて、経路上の各BRの移動先のLCを予測する。また、雪崩対応処理部101は、経路上の各BRの移動先のLCの地形リスクとLC危険度とから、経路上の各BRの脱落の判定を行い、脱落の可能性の低いBRを経路上の安全なLC内にあるBRとして選択する。経路上の各BRの脱落の判定は、例えば、後述の移動先LCリスク計算処理に準ずる。なお、経路上の安全なLC内にあるBRが複数存在する場合には、雪崩対応処理部101は、例えば、自装置の最も近くに位置するBRを選択する。次に処理がOP8に進む。
OP8では、雪崩対応処理部101は、人命救助のための情報収集をデータ収集部121に依頼する。データ収集部121は、雪崩対応処理部101からの依頼を受けて、例えば、周囲の端末検知用ビーコン信号を送出し、周囲の端末のMACアドレス等の情報を収集する。また、無線中継装置1が嗅覚センサを備えている場合には、データ収集部121は、嗅覚センサで血液臭等を検知してもよい。その後、図16Aに示される処理が終了する。
図17は、図16AのOP5の移動先LCリスク計算処理のフローチャートの一例である。OP21では、雪崩対応処理部101は、加速度センサ17の「重力」、「振動」、「衝撃」の検出値より、加速度センサリスクを算出する。加速度センサリスクは、第1実施形態では、「重力」、「振動」、「衝撃」のそれぞれの評価点数を乗算して算出される。次に処理がOP22に進む。
OP22では、雪崩対応処理部101は、加速度センサリスクが転倒の閾値を超えているか否かを判定する。加速度センサリスクが転倒の閾値を超えていない場合には(OP22:NO)、処理がOP23に進む。加速度センサリスクが転倒の閾値を超えている場合には(OP22:YES)、処理がOP27に進む。OP27では、雪崩対応処理部101は、自装置が通信から脱落する可能性が高いことを判定する。その後、処理が、図16AのOP6に進む。
OP23では、雪崩対応処理部101は、移動速度を算出して移動先のLCを判定し、移動先リスクを算出する。例えば、雪崩対応処理部101は、2点の位置情報から算出さ
れる移動距離を、該2点の位置情報の取得時刻の差分で割ることによって、移動速度を算出する。また、雪崩対応処理部101は、移動速度に用いた2点の位置情報と、該2点の位置情報の取得時刻とから、移動方向も取得できる。雪崩対応処理部101は、例えば、算出した移動速度と移動方向とから、所定時間経過後の移動先のLCを判定する。例えば、1秒後に無線中継装置1が位置するLCが移動先LCとして判定される。移動先リスクは、地形情報管理テーブルから移動先LCのLC危険度と地形リスクとして取得される。次に処理がOP24に進む。
OP24では、雪崩対応処理部101は、算出した移動先リスクが移動先リスク閾値を超えているか否かを判定する。この判定は、例えば、移動先リスク閾値がLC危険度と地形リスクとのそれぞれに用意されており、移動先LCのLC危険度及び地形リスクが、それぞれの移動先リスク閾値を超えるか否かによって判定されてもよい。また、移動先リスク閾値は、移動先LCのLC危険度と地形リスクとを変数とする所定の演算式から得られる値に対して用意されており、移動先LCのLC危険度と地形リスクと該演算式とから得られた値が移動先リスク閾値を超えるか否かによって判定されてもよい。
移動先リスクが移動先リスク閾値を超える場合には(OP24:YES)、処理がOP27に進む。OP27では、雪崩対応処理部101は、自装置が通信から脱落する可能性が高いことを判定する。その後、処理が、図16AのOP6に進む。移動先リスクが移動先リスク閾値を超えない場合には(OP24:NO)、処理がOP25に進む。
OP25、OP26では、雪崩対応処理部101は、OP23、OP24と同様の処理を繰り返し行う。すなわち、OP25では、雪崩対応処理部101は、移動先リスクを再計算する。OP26では、移動先リスクが移動先リスク閾値を超えるか否かを判定する。これは、OP23、OP24の処理から時間が経過し、無線中継装置1の状況も変化することが考えられ、2重チェックを行うためである。
移動先リスクが移動先リスク閾値を超える場合には(OP26:YES)、処理がOP27に進む。OP27では、雪崩対応処理部101は、自装置が通信から脱落する可能性が高いことを判定する。その後、処理が、図16AのOP6に進む。移動先リスクが移動先リスク閾値を超えない場合には(OP26:NO)、無線中継装置1が通信継続可能な状態であることが判定され、図17に示される処理が終了する。
図16A、図16B、図17では、APとして動作する無線中継装置1の処理について説明された。BRとして動作する無線中継装置1は、例えば、図16AのOP1からOP4の処理を行う。具体的には、BRは、加速度センサ17の検出値から自装置の移動を検出し、移動中である場合には、電波強度を上げて隣接するBR又はAPとの通信確認を行う。通信不可能な場合には、BRは、隣接のBR又はAPからの応答を受信するまで、又は、最大電波強度になるまで、電波強度を上げて隣接するBR又はAPとの通信確認を繰り返し行う。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、APとして動作する無線中継装置1は、通信不能リスクを判定し、通信から脱落する可能性が高いと判定した場合には、安全なLC内のBRにAPとしての動作を依頼する。これによって、APが通信から脱落したとしても、BRとして動作していた他の無線中継装置1が新たにAPとして動作するので、配下の端末は新たにAPとして動作する無線中継装置1に接続することで通信を継続することができる。すなわち、第1実施形態によれば、無線通信ネットワークシステムの可用性を高めることができる。
また、第1実施形態では、APとして動作する無線中継装置1は、自装置が移動中であ
る場合には、移動先LCを予測し、移動先LCにおける移動先リスクを算出して、移動先において自装置が通信から脱落する可能性が高いか否かを判定する。これによって、例えば、雪崩等の時々刻々状況が変化するような災害に見舞われた場合にも、先回りして対応することができ、通信の断絶する可能性を低減させることができる。
また、第1実施形態では、APは、APとしての動作をBRに依頼する場合に、収集したデータの引き継ぎも行うので、例えば、該APが雪崩に巻き込まれて故障しデータも消失する場合でも、収集されたデータは消滅することなく救済される。
また、第1実施形態では、移動先リスクが移動先リスク閾値未満である場合に、再度移動先リスクを算出し、移動先リスク閾値以上か否かの判定を行う。これによって、時々刻々変化する状況に応じて、より精密に、自装置が通信から脱落する可能性が高いか否かを判定することができる。
また、第1実施形態では、APは、BRにAPとしての動作を引き継いだ後にも、周辺の情報を収集するため、APが通信不能な状態に陥ってもデータが消失しなければ、該APに蓄積された情報を収集することによって、人命救助の一助となる。
<その他>
第1実施形態では、通信不能リスクの一つとして、加速度センサリスクが用いられる。ただし、通信不能リスクとして、加速度センサリスクの他にも、例えば、無線中継装置1が備えるセンサの検出値を用いることができる。無線中継装置1が備えるセンサの一例として、着氷センサがある。着氷センサは、装置自身が凍っていることを検出するセンサである。例えば、図17のOP21において着氷センサの検出値が取得され、OP22で凍っているか否かが判定されてもよい。また、加速度センサの検出値と、着氷センサの検出値との両方を組み合わせて、通信不能リスクが判定されてもよい。
また、第1実施形態では、APは、通信から脱落する可能性が高いと判定した場合には、監視運用サーバ2への経路上のBRにAPとしての役割や収集したデータを引き継ぐ。ただし、これに限られず、例えば、該APの近くに位置する無線中継装置1であれば、監視運用サーバ2への他の経路上の無線中継装置1であっても、APとしての役割や収集したデータを引き継いでもよい。
監視運用サーバ2への経路上に位置するBR以外の無線中継装置1にAPとしての役割と収集データとを引き継ぐことは、例えば、予め他の経路上の無線中継装置1のIPアドレス等を保持することで可能である。なお、他の経路上の無線中継装置1は、AP、BRを含み、AP、BRのいずれであってもAPとしての役割を引き継ぐことが可能である。
第1実施形態は、自然災害として、雪崩を例に説明されたが、第1実施形態で説明された無線通信ネットワークシステムへの自然災害の影響を抑えるための技術の適用は雪崩に限定されない。加速度リスク、LC危険度、地形リスク等を、対象の自然災害に適したものに設定することによって、例えば、洪水、地震、土石流、等にも適用することができる。
第1実施形態では、無線通信ネットワークシステムは、Wi−Fiで構築されることを前提として説明されたが、第1実施形態で説明された技術の適用は、Wi−Fiで構築された無線通信ネットワークシステムに限定されない。例えば、WiMax等のその他のいずれの無線通信技術で構築された無線通信ネットワークシステムにも、第1実施形態で説明された技術は適用可能である。
<記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる非一時的な記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM(Read Only Memory)等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コンピ
ュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
1 アクセスポイント
2 監視運用サーバ
3 雪崩予測システム
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 補助記憶装置
14P 雪崩対応プログラム
15 無線インタフェース
17 加速度センサ
101 雪崩対応処理部
102 位置情報/LC管理データベース
103 加速度センサリスク閾値管理データベース
104 AP−LC管理データベース
105 加速度センサリスク管理データベース
106 AP/BR経路管理データベース
107 加速度センサ解析制御部
109 地形情報管理データベース

Claims (8)

  1. ネットワークと端末との間の通信を中継する無線通信装置であって、
    所定の物理量を検出するセンサと、
    前記所定の物理量に基づいて通信不能リスクを算出し、前記通信不能リスクが所定の閾値以上である場合に、他の無線通信装置に、前記ネットワークと前記端末との間の通信の中継処理の引き継ぎを通知する制御部と、
    を備える無線通信装置。
  2. 位置情報を取得する位置情報取得部と、
    少なくとも自装置から前記ネットワークまでの経路を含む範囲内の各区域に関する情報を記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記センサは加速度センサであり、
    前記制御部は、
    前記所定の物理量に基づいて、自装置が移動中であるか否かを判定し、
    自装置が移動中である場合には、前記位置情報の変化に基づいて移動先の区域を予測し、
    該移動先の区域に関する情報に基づいて、第2の通信不能リスクを算出し、
    前記第2の通信不能リスクが第2の閾値以上である場合に、前記他の無線通信装置に前記引き継ぎを通知する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記自装置の位置情報の変化に基づいて前記経路上の他の無線通信装置の移動先の区域を予測し、該移動先の区域に関する情報に基づいて、該他の通信装置の通信不能リスクを算出し、該通信不能リスクが前記所定の閾値未満となる他の無線通信装置に、前記引き継ぎを通知する、
    請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の通信不能リスクが前記第2の閾値未満である場合に、前記第2の通信不能リスクを再度算出し、算出した第2の通信不能リスクが前記第2の閾値以上であるか否かを判定する、
    請求項2又は3に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記所定の物理量に基づいて、自装置の移動を検出した場合に、電波の出力電圧を所定量上げて、所定の宛先に対して通信確認メッセージを送信する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. ネットワークと端末との間の通信を中継する第1の無線通信装置と、
    前記第1の無線通信装置と前記ネットワークとの間の通信を中継する第2の無線通信装置と、
    を含む無線通信ネットワークシステムであって、
    前記第1の無線通信装置は、
    所定の物理量を検出するセンサと、
    前記所定の物理量に基づいて通信不能リスクを算出し、前記通信不能リスクが所定の閾値以上である場合に、前記第2の無線通信装置に、前記ネットワークと前記端末との間の通信の中継処理の引き継ぎを通知する制御部と、
    を備え、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記第1の無線通信装置から前記通知を受信した場合に、前記ネットワークと前記端
    末との間の通信の中継処理を開始する制御部、
    を備える、
    無線通信ネットワークシステム。
  7. ネットワークと端末との間の通信を中継する無線通信装置が、
    センサから所定の物理量を取得し、
    前記所定の物理量に基づいて通信不能リスクを算出し、前記通信不能リスクが所定の閾値以上である場合に、他の無線通信装置に、前記ネットワークと前記端末との間の通信の中継処理の引き継ぎを通知する、
    無線通信方法。
  8. ネットワークと端末との間の通信を中継する無線通信装置に、
    センサから所定の物理量を取得させ、
    前記所定の物理量に基づいて通信不能リスクを算出させ、前記通信不能リスクが所定の閾値以上である場合に、他の無線通信装置に、前記ネットワークと前記端末との間の通信の中継処理の引き継ぎを通知させる、
    ための無線通信プログラム。
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