JP2016157377A - 緊急時蓄電池配送システム - Google Patents

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欣訓 岡本
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Abstract

【課題】在宅医療患者の使用している医療機器の電源の状況を的確に把握し、緊急時に在宅医療患者のもとへ迅速に予備の蓄電池を配送することができる緊急時蓄電池配送システムを提供すること。【解決手段】本発明の緊急時蓄電池配送システムは、ネットワークに接続される管理装置と、ネットワークに接続され、在宅医療患者の所在地情報、前記在宅医療患者が使用している医療機器の情報、前記医療機器に接続された予備蓄電池の情報、配送用蓄電池の情報を少なくとも格納するデータベースと、ネットワークに接続され、医療機器の情報および予備蓄電池の情報を取得してデータベースに送信する情報収集装置と、ネットワークに接続される端末装置と、を備える。このシステムにおいて、管理装置は、緊急時にデータベースに格納された稼働可能時間に基づいて、ネットワークを介して端末装置へ配送用蓄電池の配送に必要な情報を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、緊急時に在宅医療患者に蓄電池を配送する緊急時蓄電池配送システムに関し、特に災害時に系統電源などの主電源が停止した際に在宅医療患者のもとへ、いち早く予備の蓄電池を配送することができる緊急時蓄電池配送システムに関する。
自宅で療養を行う在宅医療患者の多くは、人工呼吸器、酸素濃縮器、透析装置、吸引器、電動エアマットなど、電源に依存する機器を使用している。これらの機器は、通常は系統電源を使用して動作し、停電など系統電源から電力が供給されない場合にはバックアップ用の蓄電池を用いて動作を継続している。
在宅医療患者に対する災害時の対応として、特許文献1には、通信手段を通して在宅療法患者の使用する医療機器に接続されるモニターセンターと、在宅療法患者の個人情報を格納するデータベースを有する在宅療法患者救援システムが開示される。このシステムでは、災害発生時に、データベースを検索し、重症患者順にリストして、順次に関連機関より救済処理を行うようにしている。
また、特許文献2には、医療機器利用者の所在地、医療機器の利用情報を格納する利用者データベースと、このデータベースを検索する端末装置を設けた在宅医療支援システムが開示される。このシステムでは、災害予想または災害時に災害対象区域の在宅医療機器の利用者を自動検索して、被災予想または被災区域の在宅医療機器利用者を迅速に支援するようにしている。
また、特許文献3には、在宅患者の近傍に配置されてこの患者の治療に用いられる在宅医療機器の、運転状況の把握、異常発生又は異常発生予測の知得、治療実行の確認の内の少なくともいずれかの情報を、医療機器情報端末が遠隔の監視情報端末へ送信してこの在宅医療機器を用いた治療の遠隔監視を行う工程を有する在宅医療機器管理方法が開示される。
特開2003−122855号公報 特開2002−320675号公報 特開2008−113861号公報
しかしながら、災害等が発生して地域に甚大な影響が及ぶと、自治体からの支援が届くまで時間がかかり、それまでの間に予備蓄電池を使い果たしてしまう可能性がある。従来のいずれのシステムにおいても、在宅医療患者が実際に使用する機器の動作状況や予備蓄電池の情報などを正確に把握し、緊急時に医療機器の状態や支援者の状況に合わせて的確に予備の蓄電池を在宅医療患者のもとへ配送することについては考慮されていない。
本発明は、在宅医療患者の使用している医療機器の電源の状況を的確に把握し、緊急時に在宅医療患者のもとへ迅速に予備の蓄電池を配送することができる緊急時蓄電池配送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の緊急時蓄電池配送システムは、ネットワークに接続される管理装置と、ネットワークに接続され、在宅医療患者の所在地情報、前記在宅医療患者が使用している医療機器の情報、前記医療機器に接続された予備蓄電池の情報、配送用蓄電池の情報を少なくとも格納するデータベースと、ネットワークに接続され、医療機器の情報および予備蓄電池の情報を取得してデータベースに送信する情報収集装置と、ネットワークに接続される端末装置と、を備える。
このシステムにおいて、情報収集装置は、予め定められたタイミングで医療機器の稼働状況および予備蓄電池の蓄電容量を取得して前記データベースに送信する。データベースは、情報収集装置から送信される医療機器の稼働状況および予備蓄電池の蓄電容量を在宅医療患者ごとに逐次更新して格納し、さらに、予備蓄電池による医療機器の稼働可能時間を在宅医療患者ごとに格納する。管理装置は、緊急時にデータベースに格納された稼働可能時間に基づいて、ネットワークを介して端末装置へ配送用蓄電池の配送に必要な情報を送信する。
このような構成によれば、データベースには在宅医療患者ごとに患者が使用している医療機器の稼働状況、予備蓄電池の蓄電容量が逐次更新して格納されるため、常に最新の情報をデータベースに集約することができる。また、緊急時には、このデータベースに格納された稼働可能時間に基づいてネットワークを介して端末装置へ配送用蓄電池の配送に必要な情報を送信するため、端末装置に送られた情報によって在宅医療患者のもとへ配送用蓄電池を効率良く配送することができる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、データベースは、複数の在宅医療患者の情報を格納し、管理装置は、データベースに格納された複数の在宅医療患者のそれぞれに対応した稼働可能時間に応じて配送用蓄電池の配送の順番を求めるようにしてもよい。このような構成によれば、予備蓄電池による医療機器の稼働可能時間に応じて効率良く配送用蓄電池を配送することができる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、データベースは、端末装置の場所の情報をさらに格納し、配送用蓄電池の情報は、配送用蓄電池の蓄電容量および配置場所の情報を含み、管理装置は、端末装置の場所の情報、配送用蓄電池の配置場所の情報、および在宅医療患者の所在地の情報から端末装置の位置から配送用蓄電池の配置場所を経由して在宅医療患者の所在地までの配送予想時間を演算し、配送予想時間および稼働可能時間から端末装置の現在の場所から配送用蓄電池の配置場所を経由して在宅医療患者の所在地までの経路の情報をネットワークを介して端末装置へ送信するようにしてもよい。
このような構成によれば、緊急時、データベースに格納された端末装置の場所の情報、配送用蓄電池の蓄電容量および配置場所の情報、在宅医療患者の所在地、在宅医療患者ごとの医療機器の稼働可能時間に基づき、端末装置へ最適な経路を伝えることができる。端末装置を所持する配送者は、端末装置に送られた情報に従って配送用蓄電池の配置場所に向かい、配送用蓄電池を受け取った後、指定された在宅医療患者のもとへ配送用蓄電池を届ける。データベースには、最新の情報が格納されているため、在宅医療患者の実態に即して効率良く配送用蓄電池を届けることが可能になる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、管理装置は、複数の在宅医療患者のそれぞれに対応した稼働可能時間から配送用蓄電池の配送にかかる予想時間を差し引いた残余の時間から得られる余裕度に応じて配送用蓄電池の配送の順番を求めるようにしてもよい。このような構成によれば、予備蓄電池による稼働の余裕度によって配送用蓄電池の配送順を求めることができる。すなわち、余裕度の低い在宅医療患者へいち早く配送用蓄電池を届けることができる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、データベースは、在宅医療患者の緊急連絡先を格納し、管理装置は、配送用蓄電池の配送に必要な情報を端末装置へ送信した際、配送の対象となった在宅医療患者の緊急連絡先へ連絡を送信するようにしてもよい。このような構成によれば、在宅医療患者に配送用蓄電池が配送されたことを知らせることができ、在宅医療患者に安心感を与えることができる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、複数の管理装置と、複数のデータベースと、複数の端末装置と、を備えていてもよい。この場合、複数の管理装置のうちの第1管理装置、複数のデータベースのうちの第1データベース、および複数の端末装置のうちの第1端末装置は第1領域を管轄し、複数の管理装置のうちの第2管理装置、複数のデータベースのうちの第2データベース、および複数の端末装置のうちの第2端末装置は第2領域を管轄する。
このシステムにおいて、平常時には、第1データベースは第1領域内の在宅医療患者における医療機器の稼働状況、予備蓄電池の蓄電容量、稼働可能時間を第1領域内の在宅医療患者ごとに格納する。また、第2データベースは第2領域内の在宅医療患者における医療機器の稼働状況、予備蓄電池の蓄電容量、稼働可能時間を第2領域内の在宅医療患者ごとに格納する。
そして、緊急時には、第1管理装置は、第1データベースおよび第2データベースにそれぞれ格納された稼働可能時間に基づいて、ネットワークを介して第1端末装置および第2端末装置の少なくとも一方へ配送用蓄電池の配送に必要な情報を送信する。
このような構成によれば、平常時には第1領域内の情報を収集して第1データベースに格納し、第2領域内の情報を収集して第2データベースに格納しておく。緊急時には、第1データベースおよび第2データベースの情報を用いて第1端末装置および第2端末装置の少なくとも一方に情報を送信するため、管轄の枠を超えて配送用蓄電池を迅速に在宅医療患者のもとへ配送することができる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、管理装置は、医療機器の稼働状況および予備蓄電池の蓄電容量から予備蓄電池による医療機器の稼働可能時間を演算してデータベースに送信するようにしてもよい。このような構成によれば、管理装置によって最新の稼働可能時間を演算してデータベースに格納しておくことができる。
本発明の緊急時蓄電池配送システムにおいて、情報収集装置は、医療機器の稼働状況および予備蓄電池の蓄電容量から予備蓄電池による医療機器の稼働可能時間を演算してデータベースに送信するようにしてもよい。このような構成によれば、情報収集装置によって最新の稼働可能時間を演算してデータベースに格納しておくことができる。稼働可能時間を情報収集装置によって演算することで、管理装置に負荷をかけることなく最新の稼働可能時間をデータベースに集約しておくことができる。
第1実施形態に係る緊急時蓄電池配送システムの構成を例示する模式図である。 (a)〜(c)は、データベースの一例を示す図である。 システムの動作を例示するフローチャートである。 システムの動作を例示するフローチャートである。 (a)および(b)は、リストの例を示す図である。 (a)および(b)は、リストの例を示す図である。 端末装置の情報の表示例を示す図である。 端末装置の情報の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る緊急時蓄電池配送システムの構成を例示する模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る緊急時蓄電池配送システムの構成を例示する模式図である。
図1に表したように、本実施形態に係る蓄電池配送システムは、緊急時に在宅医療患者PAのもとへ、いち早く配送用蓄電池BTを届けるためのシステムである。
ここで、緊急とは、在宅医療患者PAが使用する医療機器MEの主電源(例えば、系統電力91)が停止する状態または停止する可能性のある状態のことをいう。医療機器MEの多くは、災害(天災、人災)などによって医療機器MEに電力を供給する系統電力91が停止した場合、バックアップ用の電源(予備蓄電池SB)を備えている。本実施形態に係る緊急時蓄電池配送システム(以下、単に「システム」とも言う。)では、予備蓄電池SBによる稼働可能時間内に在宅医療患者PAのもとへ更なる予備の蓄電池である配送用蓄電池BTを迅速に届けるために用いられる。
特に、災害発生時に自治体、消防、レスキューなどの大がかりな救援が到着するまでの間、予備蓄電池SBだけでは電力不足になる可能性がある。本実施形態に係るシステムでは、このような状況を考慮し、救援到着までの間、電力を維持するための蓄電池(配送用蓄電池BT)を在宅医療患者PAのもとへ効率良く届ける支援ツールとして用いられる。
本実施形態に係るシステムは、管理装置10と、データベース20と、情報収集装置30と、端末装置40と、を備える。管理装置10はネットワークNに接続され、ネットワークNを介して各種の情報の収集や利用(検索など)を管理する。管理装置10は、例えば管理センターMC内に設置される。管理装置10はコンピュータを備え、管理ソフトウェアによって情報の管理を行う。ネットワークNはインターネットのほか、専用の通信回線やローカルなネットワークであってもよい。また、ネットワークNは無線、有線を問わない。
データベース20はネットワークNに接続される。データベース20は、在宅医療患者PAの所在地情報、在宅医療患者PAが使用している医療機器MEの情報、医療機器MEに接続された予備蓄電池SBの情報、配送用蓄電池BTの情報を少なくとも格納する。
データベース20は、情報収集装置30から送信される医療機器MEの種類、医療機器MEの稼働状況および予備蓄電池SBの蓄電容量を在宅医療患者PAごとに逐次更新して格納する。医療機器MEとしては、人工呼吸器、酸素濃縮器、透析装置、吸引器、電動エアマット、電動ベッドなど、電源に依存する機器が含まれる。
さらに、データベース20は、予備蓄電池SBによる医療機器MEの稼働可能時間を在宅医療患者PAごとに格納する。これにより、データベース20には、在宅医療患者PAごとの医療機器MEの稼働状況や予備蓄電池SBによる稼働可能時間などの最新情報が格納されることになる。
情報収集装置30はネットワークNに接続される。情報収集装置30は、医療機器MEの情報および予備蓄電池SBの情報を取得してデータベース20に送信する。情報収集装置30は、予め定められたタイミングで医療機器MEの稼働状況や予備蓄電池SBの蓄電容量を取得し、ネットワークNを介してデータベース20へ送信する機能を有する。
情報収集装置30は、医療機器MEに組み込まれていても、外部に接続されていてもよい。例えば、情報収集装置30は、医療機器MEの電源を入れたときや、稼働中の一定期間ごとに医療機器MEの消費電力や予備蓄電池SBの現在の蓄電容量などの情報を収集して送信する。
また、情報収集装置30は、医療機器MEに予備蓄電池SBを新たに追加した場合もその情報を収集して送信する。情報収集装置30は予備蓄電池SBに設けられていてもよい。また、情報収集装置30は電源を供給するためのソケットに設けられていてもよい。この場合、医療機器MEや予備蓄電池SBをこのソケットに接続することで、ソケットに設けられた情報収集装置30がソケット経由で情報を収集し、ネットワークNを介してデータベース20へ送信する。
端末装置40は、ネットワークNに接続される。端末装置40は携帯電話、タブレット型端末、ノート型コンピュータなど可搬性に優れた端末である。配送用蓄電池BTを配送するスタッフSFは端末装置40を所持している。例えば、地域のボランティアがスタッフSFとなる。
ここで、配送用蓄電池BTはサービスステーションSSで管理されている。サービスステーションSSは、例えば防災備蓄所、防災避難場所、自立発電施設、公民館、役所、病院、ショッピングセンターなどに設けられる。配送用蓄電池BTは常に満充電状態になっていることが望ましい。サービスステーションSSでは、系統電力91や自然エネルギー発電による自立発電電力92によって配送用蓄電池BTに充電を行う。特に、気象条件に対する依存性の低い自然エネルギー(水流(水の位置エネルギー)、地熱エネルギー、バイオマスエネルギーなど)を利用した自立発電電力92は、災害時に系統電力91が停止しても安定して電力を供給することができるため有効である。
サービスステーションSSはネットワークNに接続されていてもよい。ネットワークNに接続されることで、配送用蓄電池BTの蓄電状況、在庫状況などの最新情報をデータベース20に送ることができる。
本実施形態に係るシステムにおいて、管理装置10は、緊急時にデータベース20に格納された医療機器MEの予備蓄電池SBによる稼働可能時間に基づいて、ネットワークNを介して端末装置40へ配送用蓄電池BTの配送に必要な情報を送信する。これにより、緊急時に、スタッフSFは端末装置40で受信した配送用蓄電池BTの配送に必要な情報を参照して、在宅医療患者PAのもとへ配送用蓄電池BTを効率良く配送することができる。
(データベースの例)
図2(a)〜(c)は、データベースの一例を示す図である。
図2(a)にはデータベース20に格納される第1データテーブルDT1が例示される。第1データテーブルDT1には、在宅医療患者PAの患者名ごとに、所在地、連絡先、使用している医療機器ME、医療機器MEの使用電力、予備蓄電池SBの蓄電容量などが格納される。これらのほかに、予備蓄電池SBの充電状況(満充電、充電中、残り容量など)を格納してもよい。医療機器ME、使用電力および予備蓄電池SBに関する情報は、情報収集装置30から所定のタイミングで送信される。したがって、最新の情報がデータベース20に格納されることになる。
図2(b)にはデータベース20に格納される第2データテーブルDT2が例示される。第2データテーブルDT2には、配送を行うスタッフSFの名前ごとに、端末ID、端末現在地などが格納される。また、スタッフSFごとの機動力が格納されていてもよい。端末IDは、例えば端末装置40の電話番号である。端末現在地は、例えば端末装置40に内蔵されたGPS(Global Positioning System)で取得した緯度および経度の情報である。端末現在地は所定のタイミングで端末装置40からネットワークNにプッシュ通知してデータベース20に送られる。したがって、スタッフSFがどこにいても、災害時には的確に情報を送信することができる。機動力は、スタッフSFの移動の速さの指標である。移動時間を計算する際に考慮される。
図2(c)にはデータベース20に格納される第3データテーブルDT3が例示される。第3データテーブルDT3には、配送用蓄電池BTごとに、備蓄場所住所、備蓄場所名称、蓄電容量などが格納される。これらのほかに、配送用蓄電池BTの充電状況(満充電、充電中、残り容量など)を格納してもよい。
(システムの動作)
次に、本実施形態に係るシステムの動作について説明する。
図3および図4は、本実施形態に係るシステムの動作を例示するフローチャートである。
図3には平常時の動作のフローチャートが表され、図4には緊急時の動作のフローチャートが表される。
先ず、図3のステップS101に示すように、緊急時か否かの判断を行う。例えば、緊急地震速報などの災害情報や系統電力の停電の情報が入った場合には緊急時であると判断する。このような情報が入っていない場合には緊急時ではないと判断する。
緊急時ではない場合、ステップS102に示すように、医療機器MEおよび予備蓄電池SBの情報を収集する。医療機器MEおよび予備蓄電池SBの情報は情報収集装置30によって所定のタイミングで収集され、ネットワークNを介してデータベース20に送信される。
次に、ステップS103に示すように、配送用蓄電池BTの情報を収集する。サービスステーションSSがネットワークNに接続されている場合には、配送用蓄電池BTの情報はネットワークNを介してデータベース20に送信される。
次に、ステップS104に示すように、端末装置40の情報を収集する。例えば、端末装置40のGPSによって取得した現在位置の情報を収集してネットワークNを介してデータベース20に送信する。
次に、ステップS105に示すように、データベース20の更新を行う。すなわち、先のステップS102〜S104で収集した情報の更新を行う。データベース20には医療機器ME、予備蓄電池SB、配送用蓄電池BTおよび端末装置40の最新の情報が格納される。
ステップS106では処理を繰り返すか否かの判断を行う。処理を繰り返す場合には、ステップS101〜ステップS105の処理を繰り返す。これにより、データベース20に格納される情報は、最新の情報に更新される。
次に、ステップS101で緊急時であると判断した場合の処理について説明する。
先ず、図4のステップS201に示すように、医療機器MEおよび予備蓄電池SBの情報を取得する。管理装置10は、データベース20にアクセスして、データベース20に格納された医療機器MEおよび予備蓄電池SBの情報を取得する。
次に、ステップS202に示すように、稼働可能時間の取得を行う。管理装置10は、ステップS202で取得した医療機器MEおよび予備蓄電池SBの情報に基づいて、その医療機器MEの予備蓄電池SBによる稼働可能時間を演算する。なお、稼働可能時間は情報収集装置30によって演算してもよい。情報収集装置30で稼働可能時間を演算すれば、管理装置10の負荷が軽減される。情報収集装置30は、演算した稼働可能時間をデータベース20に送信する。この場合、ステップS202において管理装置10は、データベース20に格納された稼働可能時間を取得する。
次に、ステップS203に示すように、端末装置40の情報の取得を行う。管理装置10は、データベース20にアクセスして、データベース20に格納された端末装置40のIDや位置情報などを取得する。
次に、ステップS204に示すように、リストの作成を行う。図5(a)〜図6(b)は、リストの例を示す図である。図5(a)および図6(a)にはリストの前半部分が表され、図5(b)および図6(b)にはリストの後半部分が表される。
リストは、在宅医療患者PAの患者名に対応して、所在地、医療機器MEの情報、稼働可能時間、配送予想時間、余裕度、配送用蓄電池BTの情報、スタッフSFの名前、ステータス、スタッフSFの現在位置、端末IDなどを表している。
リストの作成にあたり、管理装置10は、先ず各在宅医療患者PAの所在地から最も近いサービスステーションSSを決定する。次に、移動可能なスタッフSFの位置情報からスタッフSFと最寄りのサービスステーションSSとの対応付けを行う。次に、サービスステーションSSに対応付けされたスタッフSFのそれぞれについて、そのサービスステーションSSに決定された在宅医療患者PAの所在地までの配送予想時間を演算する。
ここで、配送予想時間は、スタッフSFの所持する端末装置40の位置情報から最寄りのサービスステーションSSを経由して在宅医療患者PAの所在地に到着するまでの予想時間である。例えば、地図情報に基づき、スタッフSFが徒歩で移動するとした場合の所要時間を計算して配送予想時間が決定される。
この配送予想時間は、スタッフSFの機動力に応じて重み付け計算を行って求めてもよい。つまり、機動力の高いスタッフSFについては標準的な移動時間よりも短くする係数を掛ける。反対に機動力の低いスタッフSFについては標準的な移動時間よりも長くする係数を掛ける。同じ在宅医療患者PAのもとへ配送を行うことができるスタッフSFが複数いる場合には、配送予想時間の最も短いスタッフSFが割り当てられる。
スタッフSFが割り当てられた後は、余裕度の演算を行う。余裕度は、稼働可能時間から配送予想時間を差し引いた残余の時間である。すなわち、稼働可能時間が短くても、直ぐに配送用蓄電池BTが到着する場合には余裕度は長くなる。一方、稼働可能時間が長くても、配送用蓄電池BTの到着まで時間を要する場合には余裕度は短くなる。なお、1人の在宅医療患者PAで複数の医療機器MEを使用している場合には、余裕度の短い方を基準とする。
図5(a)および(b)には、管理装置10で取得した稼働可能時間の順に並べられたリストが示される。このリストを余裕度の順に並べ変えて表示すると、図6(a)および(b)に示すリストのようになる。
ステータスは、配送用蓄電池BTの配送を行うスタッフSFの状況を示す情報である。ステータスとしては、例えば「配送中」、「応答待ち」、「配送完了」が挙げられる。配送に関する情報を送信したスタッフSFから応答が入らない場合には「応答待ち」、応答が入った後、配送完了の情報が入るまでは「配送中」、配送完了の情報が入れば「配送完了」が表示される。
次に、図4のステップS205に示すように、端末装置40へ配送情報を送信する処理を行う。管理装置10は、先に作成したリストに基づき、ネットワークNを介して各スタッフSFの端末装置40へ各スタッフSFに対応した配送用蓄電池BTの配送情報を送信する。
次に、ステップS206に示すように、端末装置40からの情報の受信を行う。すなわち、端末装置40で配送用蓄電池BTの配送情報を受信したスタッフSFは、受信確認の応答を行う。管理装置10はこの応答を受信する。一定時間、応答を受信しなかった場合には、管理装置10から応答のないスタッフSFの端末装置40に問い合わせを自動送信するようにしてもよい。
次に、ステップS207に示すように、在宅医療患者PAへ配送情報を送信する処理を行う。スタッフSFから応答を受信した管理装置10は、在宅医療患者PAに配送用蓄電池BTの配送が行われる旨の情報を在宅医療患者PAの連絡先に送る。これにより、在宅医療患者PAは配送用蓄電池BTの手配が行われたことを知ることができる。
(端末装置の表示例)
次に、端末装置40による情報の表示例について説明する。
図7(a)〜図8は、端末装置の情報の表示例を示す図である。
管理装置10から端末装置40へ配送用蓄電池BTの配送に必要な情報を送信した場合、端末装置40のモニタ41にはその情報に基づく表示が行われる。端末装置40には、予め本実施形態のシステムに対応したアプリケーションをインストールしておく。このアプリケーションの実行によって、端末装置40の現在位置の情報が所定のタイミングでネットワークNに自動的に送信される。
図4のステップS205に示す端末装置40への配送情報の送信が行われると、図7(a)に示すように、端末装置40のモニタ41に配送情報を受信した旨の表示が行われる。この表示状態で例えばモニタ41をタッチすると、図7(b)に示すように、配送可能か否かを問い合わせる表示が行われる。この表示で「できません」を選択すると、管理装置10へその旨が送信され、管理装置10はそのスタッフSFを配送要員から除外する。一方、「可能です」を選択すると、管理装置10へその旨が送信され、管理装置10は詳しい配送情報をその端末装置40へ送信する。
端末装置40には図7(c)に示すようなガイド表示が行われる。図8には、図7(c)のガイド表示の詳細が表される。端末装置40のモニタ41には、リストの情報に基づいたガイド表示が行われる。ガイド表示としては、例えば、現在位置、配送用蓄電池BTの備蓄場所、配送先の住所、現在位置から備蓄場所までの予想経由時間、備蓄場所から配送先までの予想配送時間が示される。また、配送用蓄電池BTの番号(図8に示す例ではBT1)、余裕度(図8に示す例では1時間)も示される。
さらに、モニタ41には、現在位置から備蓄場所を経由した配送先までの地図情報および経路情報が表される。スタッフSFは、モニタ41に表示される地図情報および経路情報に従い進んでいく。ナビゲーション機能によって表示や音声によって方向を指示するようにしてもよい。スタッフSFは道に詳しくなくても地図情報や経路情報、ナビゲーション機能によって迅速に進んでいくことが可能になる。
図8に示す例には第1スタッフSF1に対するガイド表示が表される。端末装置40のモニタ41に表示されたこのガイド表示に従い、第1スタッフSF1は、第1サービスステーションSS−1を経由し、配送用蓄電池BT1を持って、在宅医療患者PA1へ配送用蓄電池BT1を届けることになる。
第1スタッフSF1は、配送途中で配送先に連絡を取りたい場合、「配送先連絡」のアイコンIC2を選択する。これにより、配送先の在宅医療患者PA1の連絡先に連絡を入れることができる。また、「センター連絡」のアイコンIC3を選択すると、管理装置10が配備された管理センターに連絡を入れることができる。
配送が完了したら、第1スタッフSF1はモニタ41の「配送完了」のアイコンIC1を選択する。これにより、配送用蓄電池BT1の配送が完了した旨の情報がネットワークNを介して管理装置10へ送られる。管理装置10は、図5(b)および図6(b)に表したリストのステータスの項目へ「配送完了」の表示を行う。
本実施形態のシステムを用いることで、データベース20には在宅医療患者PAごとに患者が使用している医療機器MEの稼働状況、予備蓄電池SBの蓄電容量が逐次更新して格納されるため、常に最新の情報をデータベース20に集約することができる。また、緊急時には、このデータベース20に格納された稼働可能時間に基づいてネットワークNを介して端末装置40へ配送用蓄電池BTの配送に必要な情報を送信するため、端末装置40に送られた情報によって在宅医療患者PAのもとへ配送用蓄電池BTを効率良く配送することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る緊急時蓄電池配送システムの説明を行う。
図9は、第2実施形態に係る緊急時蓄電池配送システムの構成を例示する模式図である。
図9には、複数の管轄領域にシステムが導入された例が表される。管轄領域とは、例えば行政区域、電力系統の区域、自治会の区域なのである。図9には、複数の管轄領域の例として、第1領域R1および第2領域R2が示される。
第1管理装置10−1、第1データベース20−1および第1サービスステーションSS−1は第1領域R1を管轄する。第1端末装置40−1は、第1領域R1の管轄として管理される。また、第2管理装置10−2、第2データベース20−2および第2サービスステーションSS−2は第2領域R2を管轄する。第2端末装置40−2は、第2領域R2の管轄として管理される。
平常時においては、第1管理装置10−1は第1領域R1内の在宅医療患者PA1の使用する医療機器MEや予備蓄電池SBの情報、第1サービスステーションSS−1に備蓄された配送用蓄電池BTの情報、および第1端末装置40−1の情報の管理を行う。第1データベース20−1には、第1領域R1内の在宅医療患者PA1、医療機器ME、第1サービスステーションSS−1の配送用蓄電池BTに関する情報、および第1端末装置40−1の情報が格納される。
同様に、平常時においては、第2管理装置10−2は第2領域R2内の在宅医療患者PA2およびPA3の使用する医療機器MEや予備蓄電池SBの情報、第2サービスステーションSS−2に備蓄された配送用蓄電池BTの管理を行う。第2データベース20−2には、第2領域R2内の在宅医療患者PA2およびPA3、医療機器ME、第2サービスステーションSS−2の配送用蓄電池BTに関する情報、および第2端末装置40−2の情報が格納される。
つまり、平常時においては、それぞれ管轄の領域の情報をそれぞれの管理装置およびデータベースで管理することで情報の集約の効率化を図る。
緊急時においては、第1管理装置10−1は、第1データベース20−1および第2データベース20−2にそれぞれ格納された稼働可能時間に基づいて、ネットワークNを介して第1端末装置40−1および第2端末装置40−2の少なくとも一方へ配送用蓄電池BTの配送に必要な情報を送信する。また、第2管理装置10−2は、第2データベース20−2および第1データベース20−1にそれぞれ格納された稼働可能時間に基づいて、ネットワークNを介して第2端末装置40−2および第1端末装置40−1の少なくとも一方へ配送用蓄電池BTの配送に必要な情報を送信する。
緊急時には、第1データベース20−1および第2データベース20−2の情報を用いることで、管轄の枠を超えて配送用蓄電池BTを迅速に在宅医療患者PAのもとへ配送することができる。
例えば、緊急時に第2管理装置10−2でリストを作成する場合、第2管理装置10−2は自ら管轄する第2領域R2の第2データベース20−2に加え、他の管轄である第1領域R1の第1データベース20−1のデータも検索対象にする。
その結果、第1領域R1および第2領域R2を合わせた全体で最も効率の良い配送順が決定される。例えば、第2領域R2の在宅医療患者PA3の所在地から最も近いサービスステーションSSが、第1領域R1の第1サービスステーションSS−1だとする。この場合、第2管理装置10−2は、第2端末装置40−2を処理する第2スタッフSF2へ、第1領域R1の第1サービスステーションSS−1へ配送用蓄電池BTを取りにいく指示を与える。
さらに、第2管理装置10−2は、第2スタッフSF2へ、第1領域R1の第1サービスステーションSS−1から配送用蓄電池BTを第2領域R2の在宅医療患者PA3のもとへ届ける指示を与える。
この指示を受けた第2スタッフSF2は、第2領域R2から第1領域R1の第1サービスステーションSS−1へ向かい(矢印T1参照)、配送用蓄電池BTを受け取って第1サービスステーションSS−1から第2領域R2の在宅医療患者PA3の所在地へ向かう(矢印T2参照)。
このように、緊急時においては、管轄の枠を超えて最適な配送経路をスタッフSFに与えることができ、配送用蓄電池BTを迅速に在宅医療患者PAのもとを配送することが可能になる。
なお、第2実施形態では第1領域R1および第2領域R2の2つの領域についてシステムを適用した例を説明したが、さらに多くの領域について本実施形態のシステムを適用することも可能である。この場合、1つの領域について、この領域と少なくとも隣接する領域についてデータベースを共有したリスト作成を行うようにすればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る緊急時蓄電池配送システムによれば、在宅医療患者PAの使用している医療機器MEの電源の状況を的確に把握し、緊急時に在宅医療患者PAのもとへ迅速に予備の蓄電池(配送用蓄電池BT)を配送することができるようになる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、広域的な緊急の場合を例としたが、例えば平常時において在宅医療患者PAが使用する予備蓄電池SBの状態が著しく低下(劣化)した場合も緊急時とみなして、スタッフSFに配送用蓄電池BTを届けさせるよう指示するようにしてもよい。また、緊急時において作成するリストの項目は一例であり、上記説明した以外の項目をリスト内に設けてもよい。また、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
10…管理装置
10−1…第1管理装置
10−2…第2管理装置
20…データベース
20−1…第1データベース
20−2…第2データベース
30…情報収集装置
40…端末装置
40−1…第1端末装置
40−2…第2端末装置
41…モニタ
BT…配送用蓄電池
ME…医療機器
N…ネットワーク
PA…在宅医療患者
R1…第1領域
R2…第2領域
SB…予備蓄電池
SF…スタッフ
SS…サービスステーション

Claims (8)

  1. ネットワークに接続される管理装置と、
    前記ネットワークに接続され、在宅医療患者の所在地情報、前記在宅医療患者が使用している医療機器の情報、前記医療機器に接続された予備蓄電池の情報、配送用蓄電池の情報を少なくとも格納するデータベースと、
    前記ネットワークに接続され、前記医療機器の情報および前記予備蓄電池の情報を取得して前記データベースに送信する情報収集装置と、
    前記ネットワークに接続される端末装置と、
    を備え、
    前記情報収集装置は、予め定められたタイミングで前記医療機器の稼働状況および前記予備蓄電池の蓄電容量を取得して前記データベースに送信し、
    前記データベースは、前記情報収集装置から送信される前記医療機器の稼働状況および前記予備蓄電池の蓄電容量を前記在宅医療患者ごとに逐次更新して格納し、さらに、前記予備蓄電池による前記医療機器の稼働可能時間を前記在宅医療患者ごとに格納し、
    前記管理装置は、緊急時に前記データベースに格納された前記稼働可能時間に基づいて、前記ネットワークを介して前記端末装置へ前記配送用蓄電池の配送に必要な情報を送信することを特徴とする緊急時蓄電池配送システム。
  2. 前記データベースは、複数の前記在宅医療患者の情報を格納し、
    前記管理装置は、前記データベースに格納された前記複数の在宅医療患者のそれぞれに対応した前記稼働可能時間に応じて前記配送用蓄電池の配送の順番を求める、請求項1記載の緊急時蓄電池配送システム。
  3. 前記データベースは、前記端末装置の場所の情報をさらに格納し、
    前記配送用蓄電池の情報は、前記配送用蓄電池の蓄電容量および配置場所の情報を含み、
    前記管理装置は、
    前記端末装置の場所の情報、前記配送用蓄電池の配置場所の情報、および前記在宅医療患者の所在地の情報から前記端末装置の位置から前記配送用蓄電池の配置場所を経由して前記在宅医療患者の所在地までの配送予想時間を演算し、
    前記配送予想時間および前記稼働可能時間から前記端末装置の現在の場所から前記配送用蓄電池の配置場所を経由して前記在宅医療患者の所在地までの経路の情報を前記ネットワークを介して前記端末装置へ送信する、請求項1または2に記載の緊急時蓄電池配送システム。
  4. 前記管理装置は、前記複数の在宅医療患者のそれぞれに対応した前記稼働可能時間から前記配送用蓄電池の配送にかかる予想時間を差し引いた残余の時間から得られる余裕度に応じて前記配送用蓄電池の配送の順番を求める、請求項3記載の緊急時蓄電池配送システム。
  5. 前記データベースは、前記在宅医療患者の緊急連絡先を格納し、
    前記管理装置は、前記配送用蓄電池の配送に必要な情報を前記端末装置へ送信した際、配送の対象となった前記在宅医療患者の前記緊急連絡先へ連絡を送信する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の緊急時蓄電池配送システム。
  6. 複数の前記管理装置と、複数の前記データベースと、複数の前記端末装置と、を備え、
    前記複数の管理装置のうちの第1管理装置、前記複数のデータベースのうちの第1データベース、および前記複数の端末装置のうちの第1端末装置は第1領域を管轄し、
    前記複数の管理装置のうちの第2管理装置、前記複数のデータベースのうちの第2データベース、および前記複数の端末装置のうちの第2端末装置は第2領域を管轄し、
    平常時、前記第1データベースは前記第1領域内の前記在宅医療患者における前記医療機器の稼働状況、前記予備蓄電池の蓄電容量、前記稼働可能時間を前記第1領域内の前記在宅医療患者ごとに格納し、前記第2データベースは前記第2領域内の前記在宅医療患者における前記医療機器の稼働状況、前記予備蓄電池の蓄電容量、前記稼働可能時間を前記第2領域内の前記在宅医療患者ごとに格納し、
    緊急時、前記第1管理装置は、前記第1データベースおよび前記第2データベースにそれぞれ格納された前記稼働可能時間に基づいて、前記ネットワークを介して前記第1端末装置および前記第2端末装置の少なくとも一方へ前記配送用蓄電池の配送に必要な情報を送信する、請求項1〜5のいずれか1つに記載の緊急時蓄電池配送システム。
  7. 前記管理装置は、前記医療機器の稼働状況および前記予備蓄電池の蓄電容量から前記予備蓄電池による前記医療機器の稼働可能時間を演算して前記データベースに送信する、請求項1〜6のいずれか1つに記載の緊急時蓄電池配送システム。
  8. 前記情報収集装置は、前記医療機器の稼働状況および前記予備蓄電池の蓄電容量から前記予備蓄電池による前記医療機器の稼働可能時間を演算して前記データベースに送信する、請求項1〜6のいずれか1つに記載の緊急時蓄電池配送システム。
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