JP2012105129A - 災害対応支援システム、災害対応支援サーバ、災害対応支援方法及び災害対応支援プログラム - Google Patents

災害対応支援システム、災害対応支援サーバ、災害対応支援方法及び災害対応支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被災人数の把握を容易とすることで災害対応を効果的に支援すること。
【解決手段】本発明にかかる災害対応支援サーバは、所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、災害情報を受信した場合に、記憶部に記憶されたリスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて記憶部に格納する位置情報収集部と、記憶部に格納された位置情報に基づき、グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害対応支援システム、災害対応支援サーバ、災害対応支援方法及び災害対応支援プログラムに関し、特に、災害情報に応じて被災状況を把握するための災害対応支援システム、災害対応支援サーバ、災害対応支援方法及び災害対応支援プログラムに関する。
2007年10月から気象庁により緊急地震速報(Earthquake Early Warning)が一般向けに提供されることとなった。緊急地震速報は、主要動の到達前に速報を行うことが可能である。そのため、地震による被害が発生する前に何らかの対応を取ることが可能であり、緊急地震速報の通知を活用したシステムが求められている。
特許文献1には、災害発生時の利用者の安否状態を把握することのできる安否確認システムに関する技術が開示されている。特許文献1に開示される安否確認システムは、利用者が所持する携帯端末と、携帯端末の現在位置情報に基づいて利用者の安否状態を監視するセンタ装置とを備えている。携帯端末は、災害情報配信装置から災害情報を受信したときに、センタ装置に災害受信信号を送信する。センタ装置は、携帯端末から災害受信信号を受信したときに、携帯端末の現在位置情報に基づいて携帯端末の移動の有無を確認し、携帯端末の移動が確認できない場合には、携帯端末の利用者が非常状態であると判定する。
特開2010−087683号公報
しかしながら、特許文献1では、一人一人の所在を照会することにより個人レベルでの安否の確認はできるが、特定の組織等のグループに所属するメンバー全員の被災状況を把握することが煩雑であるという問題点があった。例えば、被災者の避難場所への誘導や救出作業等の災害対応をする当該組織内の責任者にとっては、避難対象及び救出対象の人数の規模に応じた対応を判断する必要がある。そのため、一人一人の所在を照会することは、緊急時の迅速な対応には適さない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、組織内の被災人数の把握を容易とすることで災害対応を効果的に支援するための災害対応支援システム、災害対応支援サーバ、災害対応支援方法及び災害対応支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる災害対応支援システムは、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末と、所定のグループに属する前記複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、災害情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記リスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて前記記憶部に格納する位置情報収集手段と、前記記憶部に格納された位置情報と、前記受信した災害情報とに基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握手段と、を備えるサーバと、を有する。
本発明の第2の態様にかかる災害対応支援サーバは、所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、災害情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記リスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて前記記憶部に格納する位置情報収集部と、前記記憶部に格納された位置情報と、前記受信した災害情報とに基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握部と、を備える。
本発明の第3の態様にかかる災害対応支援方法は、災害情報を受信し、所定のグループに属する複数の携帯端末に対して位置情報の取得を要求し、前記要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて記憶部に格納し、前記記憶部に格納された位置情報と、前記受信した災害情報とに基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する。
本発明の第4の態様にかかる災害対応支援プログラムは、コンピュータに、災害情報を受信する処理と、所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求する処理と、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて記憶部に格納する処理と、前記記憶部に格納された位置情報と、前記受信した災害情報とに基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握処理と、を実行させる。
本発明により、組織内の被災人数の把握を容易とすることで災害対応を効果的に支援するための災害対応支援システム、災害対応支援サーバ、災害対応支援方法及び災害対応支援プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる災害対応支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる災害対応支援方法の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる被災状況情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援方法の処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援方法の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる更新後の被災状況情報の例を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる災害対応支援システム100の構成を示すブロック図である。災害対応支援システム100は、災害対応支援サーバ1と、携帯端末2a、2b、・・・2nとを備える。携帯端末2a〜2nは、自己の現在の位置情報を取得することができる。災害対応支援サーバ1は、災害情報3を受け付け、携帯端末2a〜2nとの通信を試みることで、携帯端末2a〜2nを所持するユーザが属するグループにおける被災状況の把握を支援するコンピュータシステムである。災害情報3は、上述した緊急地震速報の他、例えば、津波予測の情報、台風警報、火災に関する情報など、種々の災害に関する情報として外部から配信されたものとする。
災害対応支援サーバ1は、図示しない構成として、CPU等の制御装置を備えた汎用的なコンピュータに、本発明の実施の形態1にかかる災害対応支援処理が実装されたプログラムが動作することにより実現可能である。災害対応支援サーバ1は、少なくとも記憶部11と、位置情報収集部12と、状況把握部13とを備える。
記憶部11は、少なくともリスト111と、位置情報112とを記憶する記憶装置である。リスト111は、記憶部11に予め記憶されている。リスト111は、所定のグループに属する携帯端末2a〜2nのリストである。位置情報112は、携帯端末2a〜2nのそれぞれにより取得された現在の位置を示す情報である。
位置情報収集部12は、災害情報3を受信した場合に、記憶部11に記憶されたリスト111内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて記憶部11に格納する。
状況把握部13は、記憶部11に格納された位置情報112に基づき、グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する。ここで、被災状況とは、携帯端末が位置する場所の周辺環境がどの程度の災害状況下に置かれているかを示す情報である。さらには、被災状況とは、当該携帯端末を所持するユーザの安全性の確保の度合を示す情報である。そのため、例えば、収集された位置情報ごとに被災状況を定義してもよい。また、各携帯端末において位置情報を取得できたか否か、又は位置情報収集部12からの要求に対する応答の有無等により被災状況を定義してもよい。または、異なる位置情報であっても災害の中心地から一定程度離れており、周辺環境の危険性が同程度である場合などには、同一の被災状況として定義してもよい。例えば、状況把握部13は、複数の携帯端末について実際の位置情報が異なっていても、条件が近い場所に存在する場合には、同一の被災状況に分類して被災状況情報を生成する。また、被災状況情報とは、被災状況ごとの被災者数の規模等を表す情報である。つまり、被災状況情報とは、各携帯端末が複数の被災状況のいずれに該当するかに基づき、当該グループ全体の状況について表現したものである。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる災害対応支援方法の処理の流れを示すフローチャートである。まず、災害対応支援サーバ1は、災害情報3を受信する(S11)。次に、位置情報収集部12は、リスト内111の全ての携帯端末2a〜2nに対して位置情報の取得を要求する(S12)。そして、位置情報収集部12は、携帯端末2a〜2nから受信した複数の位置情報と、各携帯端末とを対応付けて記憶部11に位置情報112として格納する(S13)。その後、状況把握部13は、被災状況情報を生成する(S14)。すなわち、状況把握部13は、位置情報111に基づいて、リスト111に含まれる携帯端末2a〜2nのそれぞれをより近い被災状況に分類して被災状況情報を生成する。
このように、本発明の実施の形態1では、複数の携帯端末の個別の存在確認の結果自体ではなく、グループ全体の被災状況の把握するための被災状況情報を用いることにより、組織内の被災人数の把握を容易とすることで災害対応を効果的に支援することができる。
<発明の実施の形態2>
続いて、上述した実施の形態1の一実施例として本発明の実施の形態2について説明する。図3は、本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援システム200の構成を示すブロック図である。災害対応支援システム200は、監視センタ41と、災害対応支援サーバ42と、ネットワーク43と、救出機関44と、人工衛星45と、基地局461、・・・、46nと、携帯端末471、472、473、・・・、47mとを備える。
監視センタ41は、災害情報3を受信し、災害対応支援サーバ42へ通知を行う装置であり、例えば、任意のコンピュータシステムである。災害対応支援サーバ42は、監視センタ41から災害情報3の通知を受け付け、ネットワーク43及び基地局461〜46nを介して携帯端末471〜47mとの通信を行う。災害対応支援サーバ42は、上述した災害対応支援サーバ1の一例である。災害対応支援サーバ42は、携帯端末471〜47mから個別に受信した災害発生当時の位置情報を格納する。ネットワーク43は、インターネット網等の通信網である。救出機関44は、消防署等に設置された災害時の情報を受け付けるコンピュータシステムである。救出機関44は、少なくとも災害対応支援サーバ42からの通知を受け付けることが可能であるものとする。基地局461〜46nは、エリア内の携帯端末との通信を行う。
携帯端末471〜47mは、上述した携帯端末2a〜2nの一例であり、基本機能としてGPS(Global Positioning System)機能が搭載されたものである。携帯端末471〜47mは、GPS機能により人工衛星45と通信することにより位置情報を取得でき、現在位置を把握可能となる。一方、携帯端末471〜47mは、地下に存在している場合には、人工衛星45との通信が行えないため、GPS機能による位置情報の取得が行えない。但し、この場合であっても、地下に存在する基地局との通信により、GPS機能以外の通信機能が使用可能な場合もある。また、携帯端末471〜47mは、周辺地図を表示する機能を有していてもよい。さらに、携帯端末471〜47mは、基地局情報や加速度センサーなどにより詳しい位置及び階層情報なども取得できる機能を有していてもよい。
災害対応支援サーバ42は、携帯端末471〜47mからの位置情報に基づき、全社員や全生徒など大人数の被災位置情報を被災状況情報により提供することができる。そして、災害対応支援サーバ42は、位置情報により避難する際などで行方不明になった者の被災場所を特定することができる。また、災害対応支援サーバ42は、救出機関44に救出対象者や行方不明者を通知することにより救出や捜索を支援することができる。
図4は、本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援サーバ42の構成を示すブロック図である。災害対応支援サーバ42は、CPU(Central Processing Unit)51と、RAM(Random Access Memory)52と、ROM(Read Only Memory)53と、通信部54と、ハードディスク55とを備える。
ハードディスク55は、不揮発性記憶装置である。ハードディスク55は、OS551、災害対応支援プログラム552、携帯端末リスト553、避難場所情報554、位置情報556及び被災状況情報557を格納する。ここで、災害対応支援プログラム552は、本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援処理が実装されたコンピュータプログラムである。携帯端末リスト553は、上述したリスト111の一例であり、携帯端末471〜47mの識別情報及び位置情報取得要求の宛先情報その他、所有者、電話番号及び電子メールアドレス等の一覧である。避難場所情報554は、所定の地域ごとに災害時における避難場所を示す位置情報である。災害情報555は、災害情報3が格納された際の情報である。位置情報556は、携帯端末471〜47mから受信した際に格納される位置情報である。位置情報556は、携帯端末リスト553と対応付けて格納される。被災状況情報557は、携帯端末リスト553に属する各携帯端末が複数の被災状況のいずれかに分類された結果である。本発明の実施の形態2にかかる被災状況情報557は、少なくとも各携帯端末が分類された被災状況ごとに該当数が集計された値を含むものとする。
CPU51は、災害対応支援サーバ42における各種処理、RAM52、ROM53、通信部54及びハードディスク55へのアクセス等を制御する。通信部54は、監視センタ41と、ネットワーク43を介して救出機関44及び基地局461〜46nを含む外部との通信を行う。
災害対応支援サーバ42は、CPU51が、RAM52、ROM53又はハードディスク55に格納されたOS551、災害対応支援プログラム552等を読み込み、実行する。これにより、災害対応支援サーバ42は、災害対応支援処理を実現することができる。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる被災状況情報の例を示す図である。図5では、「グループID」として、G1、G2等の複数のグループを識別する情報が登録されていることを示す。グループIDは、予めハードディスク55等に携帯端末リスト553ごとに登録済みであるものとする。「総数」は、グループIDに対応する携帯端末リスト553に所属する携帯端末数を示す。「被災エリア内」には、「捜索対象」「救出待ち」「避難中」「避難済み」の被災状況が含まれることを示す。「被災エリア外」も被災状況の一つであることを示す。そして、これらの被災状況について、該当する携帯端末の数の集計結果が登録されていることを示す。尚、集計については、携帯端末一台あたり、一人には限定されず、例えば、各携帯端末から携帯端末を所持しない子供等を含めて複数人の通知があった場合には、その分の数値を加算するようにしてもよい。
ここで、「捜索対象」とは、例えば、携帯端末を所持するユーザが行方不明であるため捜索が必要である被災状況を示す。また、「救出待ち」とは、例えば、およその位置がわかるが救出が必要である被災状況、携帯端末から位置情報以外の何らかの情報により救出の意思表示がされた被災状況又は位置情報が所定期間変化しないことから所持するユーザの救出が必要である被災状況等を示す。「避難中」とは、現在位置が把握できており、当該携帯端末を所持するユーザが自力で避難場所への移動が可能な被災状況又は避難場所への移動中である被災状況等を示す。「避難済み」とは、位置情報が所定の避難場所であることを示し、所持するユーザの安全が確保された被災状況等を示す。「被災エリア外」とは、被災地以外にいるため、災害対応の対象外である被災状況等であることを示す。尚、被災状況情報及び各被災状況の内容及び名称は、これに限定されないことは勿論である。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末471の構成を示すブロック図である。尚、携帯端末472〜47mについても同等の構成であるため、図示及び説明を省略する。携帯端末471は、通信部601と、GPS通信部602と、表示部603と、CPU604と、入力部605と、RAM606と、音源処理部607と、音声処理部608と、スピーカ609と、レシーバ610と、マイク611とを備える。
携帯端末471は、CPU604で各部の制御を実現する。そして、携帯端末471は、災害発生時に、災害情報3に基づく災害対応支援サーバ42からの位置情報取得要求を、基地局461を介して通信部601により受信し、GPS通信部602により人工衛星45との通信を試みて位置情報を取得する。携帯端末471は、取得した位置情報を一旦、RAM606に格納する。そして、携帯端末471は、取得した位置情報を電子メール等で基地局461及びネットワーク43を介して災害対応支援サーバ42への応答として送信する。また、携帯端末471は、地下などに位置する場合、人工衛星45との通信が行えず、その際、位置情報を取得できなかった旨を基地局461へ応答する。このとき、基地局461は、例えば、災害対応支援サーバ42に対して自己の基地局の位置情報を応答する。その他の携帯端末471の構成は、一般的なものであるため詳細な説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援方法の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。尚、図7では、基地局を代表して基地局461、携帯端末を代表して携帯端末471のみの動作について記載し、他の構成については説明を省略する。まず、監視センタ41は、災害情報3を受信する(S21)。次に、監視センタ41は、災害対応支援サーバ42へ災害情報3を通知する(S22)。このとき、監視センタ41は、災害情報3自体を転送してもよいし、災害情報3に所定の加工を加えて、災害対応支援サーバ42に必要な情報のみを通知してもよい。
続いて、災害対応支援サーバ42は、位置情報取得要求の要求先のリストを取得する(S23)。すなわち、災害対応支援サーバ42は、ハードディスク55に格納された携帯端末リスト553から各携帯端末の宛先を取得する。ここでは、災害対応支援サーバ42は、携帯端末471の宛先を取得する。そして、災害対応支援サーバ42は、基地局461へ位置情報取得要求を送信する(S24)。そして、基地局461は、位置情報取得要求を携帯端末471へ転送する(S25)。携帯端末471は、位置情報取得要求を受信すると、人工衛星45に対してGPS測定を行う(S26)。ここでは、GPS測定が成功したものとする。そこで、携帯端末471は、人工衛星45から現在の位置情報を取得する(S27)。そして、携帯端末471は、取得した位置情報を基地局461へ送信する(S28)。また、基地局461は、携帯端末471から受信した位置情報を災害対応支援サーバ42へ送信する(S29)。このとき、携帯端末471がGPS測定に失敗した場合、基地局461は、自己の位置情報を携帯端末471の位置情報として災害対応支援サーバ42へ送信してもよい。また、基地局461は、携帯端末471から所定時間内に応答が得られない場合、その旨を災害対応支援サーバ42へ応答する。
その後、災害対応支援サーバ42は、携帯端末471から取得した位置情報に基づき、被災状況情報を生成する(S30)。これにより、災害対応支援サーバ42では、携帯端末からの応答に基づき所定のグループ内のメンバーの被災位置情報及び被災人数の把握を行うことを支援することができる。ここで、携帯端末471の位置情報が避難場所情報554ではない場合には、災害対応支援サーバ42は、携帯端末471に対して避難誘導を行う(S31)。例えば、避難場所情報554までの経路をナビゲーションする指示を送信してもよい。また、他の携帯端末からの応答状態や応答内容に基づき、捜索対象、救出対象等に分類される携帯端末が存在する場合には、その旨を救出機関44へ通知する(S32)。
図8は、本発明の実施の形態2にかかる災害対応支援サーバ42における災害対応支援方法の処理の流れを示すフローチャートである。まず、災害対応支援サーバ42は、監視センタ41から災害情報3等を受信する(S41)。次に、災害対応支援サーバ42は、位置情報取得要求の対象となる携帯端末を特定する(S42)。具体的には、上述したように、災害対応支援サーバ42は、ハードディスク55に格納された携帯端末リスト553を参照することにより、対象となる携帯端末を特定する。
そして、災害対応支援サーバ42は、特定された携帯端末に対して位置情報取得要求を送信する(S43)。以下では、位置情報取得要求の送信先である携帯端末のいずれかを対象とした処理とする。つまり、実際には、複数の携帯端末について以降の処理が並列して実行されるものとする。
まず、災害対応支援サーバ42は、所定時間内に応答があったか否かを判定する(S44)。所定時間内に応答がないと判定した場合、又は、基地局から無応答との返信があった場合、当該携帯端末が基地局との通信ができない被災状況であると判断できる。これは、携帯端末自体が破壊されるほどの被害があったか、基地局自体が破壊されたために応答がない可能性もあり、行方不明として扱う必要があるためである。このとき、災害対応支援サーバ42は、「捜索対象」に1単位を加算する(S45)。1単位とは、例えば、携帯端末当たり"1"である。
ステップS44において所定時間内に応答があった場合、災害対応支援サーバ42は、当該応答が被災エリア内の基地局からのものであるか否かを判定する(S46)。ここで、基地局が被災エリア内か否かについては、災害情報3やその他追加的に取得される情報から総合的に判断できるものとする。被災エリア内の基地局からの応答でない場合、当該携帯端末は災害対応の対象外であり、当該携帯端末を所持するユーザが安全な被災状況であると判断できる。そのため、災害対応支援サーバ42は、「被災エリア外」に1単位を加算する(S47)。例えば、会社周辺で災害が発生した場合に、遠隔地へ出張中の社員は、被災していない可能性が高い。しかし、もし、「被災エリア外」の被災状況に分類されていなければ、被災の現場にて行方不明者として扱われ、不要な捜索に労力が費やされてしまう可能性がある。よって、ステップS46の判定により不要な労力を削減でき、より重要なことに対応の労力を費やすことができる。
ステップS46において被災エリア内の基地局からの応答である場合、災害対応支援サーバ42は、当該携帯端末がGPS測定に成功したか否かを判定する(S48)。具体的には、災害対応支援サーバ42は、携帯端末から受信した電子メール等に位置情報等が含まれているか否かを判定する。GPS測定に失敗した場合、少なくとも当該携帯端末は、基地局との通信が可能な状況であると判断できる。そのため、災害対応支援サーバ42は、当該携帯端末の位置情報を推定する(S49)。例えば、上述したように、応答した基地局の位置情報を当該携帯端末の位置情報とみなしてもよい。尚、GPS測定に失敗した場合には、地下等である場合が含まれるため、ここでは、少なくとも避難場所情報554ではなく、当該携帯端末を所持するユーザが安全な状況ではないものとする。
ステップS48においてGPS測定に成功した場合、災害対応支援サーバ42は、位置情報が避難場所情報554であるか否かを判定する(S50)。位置情報が避難場所情報554である場合、当該携帯端末を所持するユーザが安全な状況であると判断できる。そのため、災害対応支援サーバ42は、「避難済み」に1単位を加算する(S51)。尚、GPS測定に失敗した場合であっても、基地局の位置情報が避難場所情報554である場合には、同様にステップS51を実施すればよい。
ステップS49の後又はステップS50において位置情報が避難場所情報554でない場合、災害対応支援サーバ42は、当該携帯端末を所持するユーザが避難可能か否かを判定する(S52)。例えば、災害対応支援サーバ42は、当該携帯端末へ避難可否の応答を要求するか、当該携帯端末自身からその旨を通知してもよい。避難可能である場合、当該携帯端末を所持するユーザが避難場所情報554へ移動する必要がある状況と判断できる。そのため、災害対応支援サーバ42は、「避難中」に1単位を加算し(S54)、併せて、避難誘導を行う(S55)。
ステップS52において避難不可能である場合、当該携帯端末を所持するユーザが安全な状況ではないと判断できる。そのため、災害対応支援サーバ42は、「救出待ち」に1単位を加算する(S53)。
以上のステップS44〜S56の処理により、災害対応支援サーバ42は、携帯端末ごとに被災状況を分類し、各被災状況について該当数を集計することにより被災状況情報557を生成する。そして、この間、災害対応支援サーバ42は、適宜、被災状況情報557を救出機関44へ通知する。これにより、救出機関44においても捜索対象や救出待ちといった被災状況のユーザの人数及び位置情報を把握できるため、災害対応作業を円滑に行うことができる。
また、組織における災害対応者が災害対応支援サーバ42へアクセスして、被災状況情報557を参照することにより、当該組織における被災者の被災状況を容易に把握することができるため、災害対応を迅速に判断し、被害を抑えることを支援することができる。
また、社員や生徒などの被災したときの位置情報が災害対応支援サーバ42に通知され、位置情報556として格納される。これにより、災害対応者や関係者が災害対応支援サーバ42へアクセスすることにより、救援作業位置の特定及び避難必要人数の把握を容易にすることが可能となる。尚、地下街などで、GPS測定できなかった場合は、基地局情報などを元に位置情報が災害対応支援サーバ42に通知されるため、最低限の被災位置を特定することが可能となる。また、避難後、点呼を取る際に、点呼者の携帯端末から災害対応支援サーバ42の被災状況情報557及び位置情報556を参照することにより、被災時の位置情報を元に、被災人数の特定を把握することができ、行方不明者の特定が容易となる。
さらに、災害対応支援サーバ42は、被災状況情報557が生成された後に、複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して被災状況情報557を更新する。例えば、「避難中」に分類されていた携帯端末を所持するユーザが避難場所情報554への移動が完了した際には、当該携帯端末から位置情報が災害対応支援サーバ42へ通知される。そして、災害対応支援サーバ42は、「避難中」から1単位を減算し、「避難済み」に1単位を加算する。また、「捜索対象」及び「救出待ち」についても同様に、再分類された被災状況に応じて適宜、被災状況情報557が更新される。
図9は、本発明の実施の形態2にかかる更新後の被災状況情報の例を示す図である。ここでは、図5の例で「捜索対象」「救出待ち」及び「避難中」に分類された携帯端末の全てが「避難済み」に分類されたことを示す。
このように、被災後の捜索及び救出活動についてもリアルタイムな被災状況が被災状況情報557に反映され、関係者での情報共有がなされるため、継続して有効な災害対応を支援することができる。
本発明の実施の形態2の第一の効果は、特定のメンバーに対し、緊急災害情報を受信した際の位置情報を第三者が一度に情報を収集することが出来、点呼などする際の人数把握の時間を省き、早急に避難を開始することが可能となる。
また、本発明の実施の形態2の第二の効果は、緊急災害情報を受信したときには、災害発生直前であり、基地局、通信網などにまだダメージがまだ出ていないと想定され、特定メンバーの被災位置情報を入手しやすく、情報把握を容易とすることが可能となる。
さらに、本発明の実施の形態2の第三の効果は、特定メンバーの人数、被災位置特定をする為、通勤時間帯や休日など把握しづらい時間帯においても情報を確実に収集することが出来、会社機能の復旧を速やかに行なうことが可能となる。
また、本発明の実施の形態2は、次のように言い換えることができる。状況把握手段は、位置情報収集手段からの要求に対する応答の有無及び前記位置情報の取得有無に基づき、グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類する。さらに、状況把握手段は、位置情報収集手段からの要求に対する応答がない携帯端末について、被災状況を救出が必要であるものとして分類し、所定の救出機関へその旨を通知する。
尚、本発明の実施の形態2では、地震発生時の緊急地震速報などを監視センタなどで受信した際に、予め設定しておいた組織単位のメンバー保有の携帯端末のGPS機能及び基地局情報などを用いて情報を収集する。そして、これらの収集した情報に基づき、組織単位の情報を集計したものを被災状況情報として生成する。これにより、例えば、会社の全従業員や学校の全生徒などの人数、被災位置の把握を容易にし、一度に社内にいる人員の把握、避難した後の行方不明者の把握等を目指すものである。特に、災害情報受信時に情報を得ることにより、インフラ破壊前に情報を収集することができると想定される。そのため、人数及び位置情報把握を容易にすることができる。また、収集した被災人数及び位置情報を元に、被害状況の把握及び消防などへ被災状況の詳しい情報を伝えることができ、迅速な災害対応を実現することが可能である。
<その他の発明の実施の形態>
本発明の背景としては、第一に、災害発生時において避難人数の把握などが困難な場合があった。第二に、災害発生時に避難先で安全を確認できない人の位置情報を把握など困難な場合があった。第三に、災害発生時に避難人数点呼対応などにより時間がかかり、避難経路確保に問題が発生する可能性がある場合があった。これに対して、本発明の実施の形態2により、緊急災害情報受信時に被災メンバーの携帯端末位置情報を収集するサーバ機能と、緊急災害情報受信時に社内や学校などにいる被災人数情報を収集するサーバ機能と、避難先で行方不明者の人数を確認し、逃げ遅れた人などの情報を収集するサーバ機能とを提供することができる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1) 自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末と、
所定のグループに属する前記複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、
災害情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記リスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて前記記憶部に格納する位置情報収集手段と、
前記記憶部に格納された位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握手段と、
を備えるサーバと、
を有する災害対応支援システム。
(付記2) 前記状況把握手段は、各携帯端末が分類された前記被災状況ごとに該当数を集計して前記被災状況情報を生成することを特徴とする付記1に記載の災害対応支援システム。
(付記3) 前記状況把握手段は、前記被災状況情報が生成された後に、前記複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して前記被災状況情報を更新することを特徴とする付記1又は2に記載の災害対応支援システム。
(付記4) 前記状況把握手段は、前記位置情報収集手段からの要求に対する応答の有無及び前記位置情報の取得有無に基づき、前記グループに属する各携帯端末を前記複数の被災状況のいずれかに分類することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の災害対応支援システム。
(付記5) 前記状況把握手段は、前記位置情報収集手段からの要求に対する応答がない携帯端末について、前記被災状況を救出が必要であるものとして分類し、所定の救出機関へその旨を通知することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の災害対応支援システム。
(付記6) 所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、
災害情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記リスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて前記記憶部に格納する位置情報収集部と、
前記記憶部に格納された位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握部と、
を備える災害対応支援サーバ。
(付記7) 前記状況把握部は、各携帯端末が分類された前記被災状況ごとに該当数を集計して前記被災状況情報を生成することを特徴とする付記6に記載の災害対応支援サーバ。
(付記8) 前記状況把握部は、前記被災状況情報が生成された後に、前記複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して前記被災状況情報を更新することを特徴とする付記6又は7に記載の災害対応支援サーバ。
(付記9) 前記状況把握部は、前記位置情報収集部からの要求に対する応答の有無及び前記位置情報の取得有無に基づき、前記グループに属する各携帯端末を前記複数の被災状況のいずれかに分類することを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載の災害対応支援サーバ。
(付記10) 前記状況把握部は、前記位置情報収集部からの要求に対する応答がない携帯端末について、前記被災状況を救出が必要であるものとして分類し、所定の救出機関へその旨を通知することを特徴とする付記6乃至9のいずれか1項に記載の災害対応支援サーバ。
(付記11) 災害情報を受信し、
所定のグループに属する複数の携帯端末に対して位置情報の取得を要求し、
前記要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付け、
前記受信した位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する、
災害対応支援方法。
(付記12) 各携帯端末が分類された前記被災状況ごとに該当数を集計して前記被災状況情報を生成することを特徴とする付記11に記載の災害対応支援方法。
(付記13) 前記被災状況情報が生成された後に、前記複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して前記被災状況情報を更新することを特徴とする付記11又は12に記載の災害対応支援方法。
(付記14) 前記要求に対する応答の有無及び前記位置情報の取得有無に基づき、前記グループに属する各携帯端末を前記複数の被災状況のいずれかに分類することを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載の災害対応支援方法。
(付記15) 前記要求に対する応答がない携帯端末について、前記被災状況を救出が必要であるものとして分類し、所定の救出機関へその旨を通知することを特徴とする付記11乃至14のいずれか1項に記載の災害対応支援方法。
(付記16) コンピュータに、
災害情報を受信する処理と、
所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求する処理と、
当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて記憶部に格納する処理と、
前記記憶部に格納された位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握処理と、
を実行させる災害対応支援プログラム。
(付記17) 前記状況把握処理は、各携帯端末が分類された前記被災状況ごとに該当数を集計して前記被災状況情報を生成することを特徴とする付記16に記載の災害対応支援プログラム。
(付記18) 前記状況把握処理は、前記被災状況情報が生成された後に、前記複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して前記被災状況情報を更新することを特徴とする付記16又は17に記載の災害対応支援プログラム。
(付記19) 前記状況把握処理は、前記要求に対する応答の有無及び前記位置情報の取得有無に基づき、前記グループに属する各携帯端末を前記複数の被災状況のいずれかに分類することを特徴とする付記16乃至18のいずれか1項に記載の災害対応支援プログラム。
(付記20) 前記状況把握処理は、前記要求に対する応答がない携帯端末について、前記被災状況を救出が必要であるものとして分類し、所定の救出機関へその旨を通知することを特徴とする付記16乃至19のいずれか1項に記載の災害対応支援プログラム。
100 災害対応支援システム
1 災害対応支援サーバ
11 記憶部
111 リスト
112 位置情報
12 位置情報収集部
13 状況把握部
2a 携帯端末
2b 携帯端末
2n 携帯端末
3 災害情報
200 災害対応支援システム
41 監視センタ
42 災害対応支援サーバ
43 ネットワーク
44 救出機関
45 人工衛星
461 基地局
46n 基地局
471 携帯端末
472 携帯端末
473 携帯端末
47m 携帯端末
51 CPU
52 RAM
53 ROM
54 通信部
55 ハードディスク
551 OS
552 災害対応支援プログラム
553 携帯端末リスト
554 避難場所情報
555 災害情報
556 位置情報
557 被災状況情報
601 通信部
602 GPS通信部
603 表示部
604 CPU
605 入力部
606 RAM
607 音源処理部
608 音声処理部
609 スピーカ
610 レシーバ
611 マイク

Claims (10)

  1. 自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末と、
    所定のグループに属する前記複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、
    災害情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記リスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて前記記憶部に格納する位置情報収集手段と、
    前記記憶部に格納された位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握手段と、
    を備えるサーバと、
    を有する災害対応支援システム。
  2. 前記状況把握手段は、各携帯端末が分類された前記被災状況ごとに該当数を集計して前記被災状況情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の災害対応支援システム。
  3. 前記状況把握手段は、前記被災状況情報が生成された後に、前記複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して前記被災状況情報を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の災害対応支援システム。
  4. 前記状況把握手段は、前記位置情報収集手段からの要求に対する応答の有無及び前記位置情報の取得有無に基づき、前記グループに属する各携帯端末を前記複数の被災状況のいずれかに分類することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の災害対応支援システム。
  5. 前記状況把握手段は、前記位置情報収集手段からの要求に対する応答がない携帯端末について、前記被災状況を救出が必要であるものとして分類し、所定の救出機関へその旨を通知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の災害対応支援システム。
  6. 所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリストを予め記憶する記憶部と、
    災害情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記リスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求し、当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて前記記憶部に格納する位置情報収集部と、
    前記記憶部に格納された位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握部と、
    を備える災害対応支援サーバ。
  7. 前記状況把握部は、各携帯端末が分類された前記被災状況ごとに該当数を集計して前記被災状況情報を生成することを特徴とする請求項6に記載の災害対応支援サーバ。
  8. 前記状況把握部は、前記被災状況情報が生成された後に、前記複数の携帯端末のいずれかにおける位置情報が変更したことを検出した場合に、当該位置情報が変更した携帯端末を再分類して前記被災状況情報を更新することを特徴とする請求項6又は7に記載の災害対応支援サーバ。
  9. 災害情報を受信し、
    所定のグループに属する複数の携帯端末に対して位置情報の取得を要求し、
    前記要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付け、
    前記受信した位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する、
    災害対応支援方法。
  10. コンピュータに、
    災害情報を受信する処理と、
    所定のグループに属し、自己の現在の位置情報を取得する複数の携帯端末のリスト内の全ての携帯端末に対して位置情報を要求する処理と、
    当該要求の応答として受信した複数の位置情報を各携帯端末と対応付けて記憶部に格納する処理と、
    前記記憶部に格納された位置情報に基づき、前記グループに属する各携帯端末を複数の被災状況のいずれかに分類して当該グループにおける被災状況情報を生成する状況把握処理と、
    を実行させる災害対応支援プログラム。
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