JP2016156929A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016156929A
JP2016156929A JP2015034126A JP2015034126A JP2016156929A JP 2016156929 A JP2016156929 A JP 2016156929A JP 2015034126 A JP2015034126 A JP 2015034126A JP 2015034126 A JP2015034126 A JP 2015034126A JP 2016156929 A JP2016156929 A JP 2016156929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
forming apparatus
density
image forming
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015034126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016156929A5 (ja
Inventor
横山 健
Takeshi Yokoyama
健 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015034126A priority Critical patent/JP2016156929A/ja
Priority to US15/042,699 priority patent/US20160248943A1/en
Publication of JP2016156929A publication Critical patent/JP2016156929A/ja
Publication of JP2016156929A5 publication Critical patent/JP2016156929A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6075Corrections to the hue
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
    • G03G15/5058Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding
    • G03G2215/00569Calibration, test runs, test prints

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)

Abstract

【課題】画像品質を保ちつつ、ユーザビリティを向上させること。
【解決手段】濃度制御を実行する画像形成装置であって、画像レベルを段階的に変化させた複数の画像を提示するプリンタエンジン121と(S2)、複数の画像の中から選択された許容レベルと(S3)、画像レベルごとの濃度制御を実行するか否かに関する情報とに基づいて、濃度制御を実行するか否かを判断するCPU131と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関し、例えば、経時変化や環境変化などに応じて画像形成条件を調整する画像品質維持工程を有する画像形成装置の制御方法に関する。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式のカラー画像形成装置には、転写材に形成された定着済みの画像(以下、出力画像)の安定性が求められている。特に、濃度や色成分のバランス、色ずれに関する安定性は画像の品質に影響を与えるため、定期的に画像品質を維持するための工程(以下、画像品質維持工程)が必要となる。画像品質維持工程は、印刷動作に影響を与えないように実施することが望ましいが、印刷動作と並行して実施できない場合には印刷動作を停止して実行する必要があり、画像形成動作の生産性が低下するおそれがある。例えば、特許文献1では、電子写真方式のカラー画像形成装置の画像品質維持工程として、濃度制御について開示されている。濃度制御とは、例えば次のような制御である。各色のトナーによる複数の濃度検知用トナー像(以下、パッチ)を含む階調パターンを中間転写体上や感光体上等に形成し、形成された未定着のパッチの濃度を濃度検知用のセンサ(以下、濃度センサ)によって検知する。そして、濃度センサの検知結果に基づいて、画像データと濃度の関係(以下、ガンマ)が所定のガンマになるように制御する。濃度制御は、画像形成装置内の温湿度がある設定値を超えて環境変化が確認された場合や、印刷を繰り返すこと等により現像剤や感光体の帯電状況が変化することが予測された場合など、濃度の安定性の確保が懸念されるタイミングで実行される。濃度制御の実行中には印刷動作が行えず、生産性が低下するという課題がある。
一方、所定の頻度やタイミングでの画像品質維持工程の実施は、画像形成装置を使用するユーザによっては必ずしも適切とは限らない。形成された画像について異常と認識する度合い(異常認識度合い(異常認識レベルともいう))には、個人差や画像の種類による差がある。例えば、画像品質の変化を重視するユーザには、所定の頻度で画像品質維持工程が実施されたとしても、画像品質の安定性がユーザの要求を満たさない場合がある。一方、画像品質の変化をあまり重視しないユーザには、同じ所定の頻度で画像品質維持工程が実施されたとしても、画像品質維持工程が過剰に実施されたと感じる場合もある。このようなユーザにとっては、画像品質の低下よりも、画像品質維持工程によるダウンタイムが発生することによる生産性の低下の方が重要となる。また、濃度制御を例にすると、テキスト画像よりも写真画像やグラフィック画像の方が濃度変動に影響を受けやすい傾向がある。
ここで、図7に示すような、画像品質維持工程の実施のタイミングを外部から設定可能とする構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。尚、図7の詳細は後述する。この構成によれば、「画質優先モード」、「生産性優先モード」など複数の画像品質維持工程の実行頻度を設定可能とし、ユーザによりモードが選択される構成となっている。これにより、ユーザの状況に応じて生産性と画像品質の向上との適度なバランスを選択することができる。
特開平04−036776号公報 特開2004−233767号公報
しかし、従来のような「画質優先モード」、「生産性優先モード」など複数の画像品質維持工程の実行頻度の選択方法では、次のような課題がある。即ち、モードを選択した後少なくとも次の画像品質維持工程まで画像出力を実施しなければ、画像品質の安定性のレベルが、所定の範囲にあるか否かを判断することができない。そのため、画像品質の安定性のレベルが所定の範囲内になかった場合、再度、モードを選択しなおす等の作業が必要となる。このように、従来例では、画像品質維持工程の実行頻度を容易に変更することはできるが、ユーザの要求に合っていない場合もあり得る。更に、画像品質の安定性のレベルが所定の範囲内にない場合には、再調整を行う必要があり、ユーザビリティが低下するおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、画像品質を保ちつつ、ユーザビリティを向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)画像調整制御を実行する画像形成装置であって、画像の品質を示す指標を段階的に変化させた複数の画像を提示する提示手段と、前記複数の画像の中から選択された画像に対応する指標と、段階的に変化させた指標ごとの前記画像調整制御を実行するか否かに関する情報とに基づいて、前記画像調整制御を実行するか否かを判断する判断手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、画像品質を保ちつつ、ユーザビリティを向上させることができる。
実施例1〜3のカラー画像形成装置の全体構成を示すブロック図、断面図 実施例1、2の濃度センサの構成を示す図 実施例1のテーブルの保存処理を説明するフローチャート 実施例1の画像データの変換前後の関係を示すグラフ、濃度制御の実施頻度の変更処理を示すフローチャート 実施例1〜3の出力された転写材を示す図、表示部に表示された複数の画像を示す図 実施例3のカラーセンサの構成を示す図 従来例の濃度制御の実施頻度の変更処理を示すフローチャート
[従来の画像品質維持工程の実施頻度の変更処理]
実施例との比較のために、従来の画像調整制御である画像品質維持工程の実施頻度を変更する処理を説明する。図7は、後述するコントローラ122(図1(a)参照)による、従来の濃度補正制御(以下、濃度制御ともいう)実行の指示の判断に関する制御処理を示すフローチャートである。ステップ(以下、Sとする)401でコントローラ122の後述するCPU131は、後述するプリンタエンジン121(図1(a)参照)から濃度制御の実行が必要との通知を受信したか否かを判断する。S401でCPU131は、濃度制御の実行が必要との通知を受信していないと判断した場合は制御処理を終了し、受信したと判断した場合はS402の処理に進む。S402でCPU131は、現在のプリンタの設定が「画質優先モード」に設定されているか否かを判断する。S402でCPU131は、現在のプリンタが「画質優先モード」に設定されていると判断した場合は、S405の処理に進む。S405でCPU131は、濃度制御の実行コマンドをプリンタエンジン121へ送信する。
S402でCPU131は、現在のプリンタが「画質優先モード」に設定されていないと判断した場合、即ち、「生産性優先モード」に設定されていると判断した場合は、S403の処理に進む。S403でCPU131は、プリンタエンジン121に対して、濃度制御の実行が必要との通知を送信することとなった要因(濃度制御実行要求の要因と図示)を送信するよう要求し、プリンタエンジン121から要因に関する情報を受信する。S404でCPU131は、濃度制御実行要求の要因に関する情報に基づき、濃度制御を実行する必要があるか否か(濃度制御実行の必要性)を判断する。S404でCPU131は、濃度制御を実行する必要がある、即ち、濃度制御を実行すると判断した場合、S405の処理に進む。S405でCPU131は、濃度制御を実行する必要がない、即ち、濃度制御を実行しないと判断した場合、濃度制御の実行コマンドをプリンタエンジン121に送信することなく制御処理を終了する。
S404でCPU131が濃度制御実行要求の要因に関する情報に基づき濃度制御実行の必要性を判断する際の基準となる情報は、プリンタエンジン121の仕様から決定されている。例えば、濃度制御実行の必要性を判断する際の基準となる情報は、表1に示すような情報である。表1では、濃度制御実行要求の要因ごとに濃度制御を実行するか否かの判断が対応付けられている。尚、表1の情報は、「濃度制御実行要求の要因と判断」テーブルとして後述するメモリ132に格納されている。
Figure 2016156929
表1では、一列目が濃度制御実行要求の要因であり、前回濃度制御を実行してから転写材の通紙枚数が1000枚に到達したという要因や、プロセスカートリッジが交換されたという要因が挙げられている。また、表1の一列目には、転写ユニットが交換されたという要因、温湿度が所定値以上変化したという要因、プリンタが所定時間放置されたという要因が挙げられている。表1は、二列目が各要因に応じた判断結果を示し、濃度制御を実行するか実行しないかの情報が格納されている。
例えば、プリンタエンジン121の仕様が、「プロセスカートリッジが交換された際には、濃度制御を実行しなければプリンタエンジン121は画像品質を保証できない」というものである場合、次のようになる。即ち、この場合には、表1に示すように、「プロセスカートリッジ交換」には「実行する」という判断が対応付けされることとなる。このような仕様のプリンタエンジン121の場合、CPU131は、図7のS403で受信した濃度制御実行要求の要因が「プロセスカートリッジ交換」である場合に、濃度制御を「実行する」と判断し、S405の処理に進む。一方、CPU131がS403で受信した濃度制御実行要求の要因が「1000枚通紙」である場合には、CPU131は、表1の情報から濃度制御を「実行しない」と判断する。このように、画像品質を満たすための調整は必ず行いつつ、ユーザの設定によっては不要となる調整(濃度制御)はスキップする等、画像品質調整工程の実施頻度を変更することが可能な構成となっている。
図1から図4を用い、実施例1について説明する。本実施例は、段階的に画像品質のレベルを変更した複数の画像を出力し、画像品質のレベルが異なる複数の画像の中から画像品質を許容できるレベルの画像を選択する。そして、選択された画像の画像品質のレベルに関する情報に基づいて、画像調整制御である画像品質維持工程の実施頻度を変更する。
[画像形成装置]
本実施例の電子写真方式のカラー画像形成装置は、画像処理部と画像形成部から構成され、図1(a)は画像処理部と画像形成部を含むカラー画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。また、図1(b)は画像形成部としてのカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図であり、一例として、中間転写体を採用したタンデム方式の構成について説明するが、画像形成装置の構成はこの構成に限定されない。画像処理部であるコントローラ122と画像形成部(形成手段)であるプリンタエンジン121は、ビデオインターフェース(以下、VIF)により接続され、コントローラ122は外部端末であるホストコンピュータ123に接続されている。
コントローラ122には、画像品質を維持するために実行される工程(以下、画像品質維持工程)の実行条件を記憶する記憶手段としてのメモリ132がある。メモリ132には、画像品質維持工程の実行条件として、本実施例特有の構成である「濃度制御実行要求の要因と判断」テーブル134(以下、単にテーブル134とする)が記憶されている。本実施例のテーブル134は、上述した表1のように、濃度制御実行要求の要因ごとに濃度制御を実行するか否かの判断が対応付けられているテーブルである。更に、メモリ132には、色変換に用いる不図示のカラーマッチングテーブル、不図示の色分解テーブル、不図示のPWM(Pulse Width Modulation)テーブル及び濃度補正テーブル133が記憶されている。濃度補正テーブル133は、濃度制御で決定される情報が格納されており、算出方法については後述する。また、コントローラ122は、メモリ132に記憶された濃度制御の実行条件(テーブル134)から、画像品質維持工程を実行するか否かを判断する判断手段であるCPU131を有している。
プリンタエンジン121は、濃度センサ42、プロセスカートリッジ51Y、51M、51C、51K、濃度センサ42による検知結果を処理するCPU56を有している。また、プリンタエンジン121は、温湿度センサ50、表示部602、後述する画像レベルを画像形成装置に入力する際に用いられる入力手段である操作部603、メモリ606を有している。
次にコントローラ122における処理について説明する。CPU131は、メモリ132に予め記憶されているカラーマッチングテーブルを用い、ホストコンピュータ123等から送信されてくる画像の色を表すRGB信号を、カラー画像形成装置の色再現域に合わせたデバイスRGB信号に変換する。次に、CPU131は、メモリ132に記憶されている色分解テーブルを用い、デバイスRGB信号をカラー画像形成装置のトナー色材色であるCMYK信号に変換する。CPU131は、各々のカラー画像形成装置に固有の階調−濃度特性を補正するために用いられる濃度補正テーブル133により、CMYK信号を階調−濃度特性の補正を加えたC’M’Y’K’信号に変換する。CPU131は、補正後のC’M’Y’K’信号にハーフトーン処理を行ってC’’M’’Y’’K’’信号に変換する。CPU131は、メモリ132に予め記憶されているPWMテーブルを用い、C’’M’’Y’’K’’信号に対応する、後述するスキャナ24Y、24M、24C、24Kの露光時間Tc、Tm、Ty、Tkへ変換する。尚、プリンタエンジン121が濃度補正テーブル133及びテーブル134を有している構成としてもよい。この場合、プリンタエンジン121が濃度補正テーブル133やテーブル134に基づき判断した結果を、コントローラ122に通知するようにしてもよい。
次に、図1(b)のカラー画像形成装置を用い画像形成動作について説明する。現像色の数分、並置したステーションごとのプロセスカートリッジ51Y、51M、51C、51Kは、感光体である感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを有している。ここで、Yはイエロー色、Mはマゼンタ色、Cはシアン色、Kはブラック色を表しており、以下、色を表す添え字Y、M、C、Kは必要な場合を除き省略する。プロセスカートリッジ51には、帯電手段である帯電ローラ23、感光ドラム22のクリーニング手段であるクリーナ35、トナー容器25、現像手段である現像器26が配置されている。まず、図中矢印方向(反時計回り方向)に回転する感光ドラム22は、帯電ローラ23により帯電される。コントローラ122が変換した露光時間Tc、Tm、Ty、Tkに基づきスキャナ24の光源が点灯され、光源からの露光光により感光ドラム22の表面が選択的に露光されることで、感光ドラム22上には静電潜像が形成される。現像器26から感光ドラム22上の静電潜像にトナーが供給され、各感光ドラム22上には各色のトナー像が形成される。
また、一次転写ローラ36が感光ドラム22に対向し、中間転写ベルト27を狭持するように配置される。中間転写ベルト27は図中矢印方向(時計回り方向)に回転しており、一次転写ローラ36は中間転写ベルト27の回転と共に従動回転する。そして、一次転写ローラ36と感光ドラム22間の電位差によって、中間転写ベルト27上に感光ドラム22上の単色のトナー像が転写される。各感光ドラム22上の単色のトナー像は同期をとりながら中間転写ベルト27上に重畳転写され、中間転写ベルト27上には多色のトナー像が形成される。一方、給紙カセット21から転写材Sの給紙が開始され、転写材Sは、中間転写ベルト27と二次転写ローラ28とのニップ部に搬送される。中間転写ベルト27に二次転写ローラ28が接触しながら転写材Sを狭持搬送し、転写材Sに中間転写ベルト27上の多色のトナー像が転写される。
定着器30は、転写材Sを搬送させながら、転写材S上に転写された未定着の多色のトナー像を溶融定着させる。定着器30は、転写材Sを加熱する定着ローラ31と転写材Sを定着ローラ31に圧接させるための加圧ローラ32とを備えている。未定着の多色のトナー像を担持した転写材Sは、定着ローラ31と加圧ローラ32により挟持搬送されるとともに、熱及び圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。トナー像が定着された後の転写材Sは、その後不図示の排出ローラによって不図示の排紙トレイに排出されて画像形成動作が終了する。定着後の画像を担持した転写材Sが、不図示の排紙トレイに排出されることを、画像の出力ともいう。クリーニング手段であるクリーニング装置29は、転写材Sに転写されずに中間転写ベルト27上に残ったトナーをクリーニングする。中間転写ベルト27上に形成された4色の多色のトナー像を転写材Sに転写した後に中間転写ベルト27上に残ったトナーは、クリーニング装置29によってクリーニングされ、クリーニング装置29に付属するクリーナ容器に回収される。濃度センサ42については後述する。
[濃度センサ]
濃度センサ42は、中間転写ベルト27へ向けて中間転写ベルト27の長手方向(中間転写ベルト27の移動方向に直交する方向)の中心位置に配置されている。濃度センサ42は、中間転写ベルト27の表面上に形成されたトナーパッチを検知し、検知結果はトナー濃度の測定に用いられる。濃度センサ42の構成の一例を図2に示す。濃度センサ42は、LED等の赤外の波長領域で発光する発光素子45、フォトダイオード等の受光素子43、赤外光を受光した受光素子43から出力されたデータを処理する不図示のIC等、これらを収容する不図示のホルダーにより構成される。発光素子45は、中間転写ベルト27の法線方向に対して45度の角度で設置されており、赤外光を中間転写ベルト27上のトナーパッチ44に照射させる。受光素子43は、中間転写ベルト27の法線方向に対して発光素子45と対称な位置に設置されており、トナーパッチ44からの正反射光を検知する。尚、トナーパッチ44の構成は公知であるため説明を省略する。
中間転写ベルト27の表面が光沢性を有するため、受光素子43は中間転写ベルト27の表面が露出している状態のときには中間転写ベルト27からの反射光を検知する。一方、中間転写ベルト27にトナー像が形成された場合、トナー像の濃度が増加するに従って、正反射光を検知する受光素子43からの出力信号レベルは次第に減少していく。これは、トナーが中間転写ベルト27の表面を覆い隠すことより乱反射成分が増加し、正反射成分が減少するからである。尚、濃度センサ42は、正反射光を受光した受光素子43から出力される信号レベルに基づいて不図示のICによりトナー濃度を算出している。
[濃度補正制御]
次に、画像の品質を維持するための制御(上述した画像品質維持工程)である濃度補正制御について説明する。濃度補正制御は、公知の手法を用いている。具体的には、階調を変えた複数のトナーパッチ44を中間転写ベルト27上に形成し、中間転写ベルト27上に形成されたトナーパッチ44の濃度を、濃度センサ42により測定する。CPU131は、濃度センサ42により測定されたトナーパッチ44の濃度に基づいて、画像データと濃度の関係(以下、ガンマ)を求める。次に、CPU131は、所定のガンマが得られるよう、画像データを変換する濃度補正テーブル133を決定する。尚、濃度補正制御については公知であるため、詳細な説明は省略する。
[画像品質維持工程の実行判断方法]
次に図3、図4(a)を用い、本実施例の画像品質維持工程の実行判断方法について説明する。本実施例では、上述した画像形成部によって、画像の品質を示す指標を段階的に変化させた複数の画像を形成する。図3では、予め段階的に画像品質のレベル(以下、画像レベル)を変更した画像を複数の転写材S上に形成する。そして、図3では、画像レベルが異なる複数の画像の中から画像品質の許容範囲を決定するためのレベル(以下、許容レベル)の画像を選択し、選択した結果をコントローラ122のメモリ132に記憶する。尚、図3の処理は、例えば画像形成装置を設置した際や、ユーザやサービスマンにより実行を指示された際等に実行される。
また、本実施例では、画像レベルを表す指標を濃度とし、画像レベルの変更として画像濃度を変更する。図4(a)は、後述するテストチャートの形成の際に用いられる変換前後の画像データの関係を示しており、横軸に変換前の画像データ(%)を、左縦軸にその画像データに濃度変化の変換を実施した変換後の画像データ(%)を示す。また、図4(a)は、右縦軸には濃度を示し、例えば、画像データ25%に対して濃度0.38、画像データ75%に対して濃度1.13等、変換後の画像データ(%)に対応する濃度を示している。尚、図4(a)の画像データと、変換後の画像データの関係を示す情報(後述する表2でもある)は、コントローラ122のメモリ132に記憶されているものとするが、プリンタエンジン121のメモリ606に記憶されていてもよい。
S1でコントローラ122のCPU131は、画像品質維持工程として濃度制御を実施するよう、プリンタエンジン121へ濃度制御の実行(実行コマンド)を指示する。プリンタエンジン121は、コントローラ122から濃度制御の実行を指示されると、上述した濃度補正制御を実行する。このように、本実施例では、S1で濃度制御を実行し、濃度が補正された状態でS2以降の処理を実施する。尚、前回の濃度補正制御を実行してから、例えば画像形成枚数や経過時間等の条件に応じて、濃度補正制御の実行が必要ないと判断された場合には、必ずしもS1の処理を実行しなくてもよい。プリンタエンジン121による濃度制御が終了すると、S2でCPU131は、プリンタエンジン121に濃度を複数段階変更したテストチャートを形成するよう指示する。尚、プリンタエンジン121が形成するテストチャートの画像は、任意の画像であり、予めコントローラ122のメモリ132に保存されている。そして、プリンタエンジン121は、メモリ132に保存された情報をコントローラ122を介して読み出し、読み出された情報に基づいてテストチャートの画像を転写材S上に形成する。
ここで、テストチャートの画像の濃度は、図4(a)に示す変換前の画像データと変換後の画像データの関係により決定される。本実施例では、変換前の画像データである元画像(図4(a)ではオリジナルと図示)も含め、元画像に対して濃度を濃い側に4段階変化させた画像(レベル1〜4)をそれぞれ転写材Sに各1枚ずつ形成し、合計5枚を出力する。ここで、元画像は、画像の品質を示す指標(本実施例では濃度)を変化させない画像である。また、レベル1からレベル番号が増えるに従い、変換後の画像データの濃度は濃くなり、レベル4の方がレベル1よりも濃度が濃い。
図4(a)に示した画像データの関係において、元画像の画像データの特定の階調(0%、25%、50%、75%、100%)における濃度と、それらの変換後の濃度の対応関係を表2に示している。
Figure 2016156929
例えば、元画像の画像データ(以下、階調ともいう)が50%では、元画像の濃度は0.75であり、レベル1では0.81、レベル2では0.87、レベル3では0.93、レベル4では0.99となる。このように、レベル1からレベル4の画像データは、元画像の画像データより高濃度の画像データに変換されている。これにより、段階的に濃度を変更し画像レベルを変更した画像形成が可能となっている。
表2に示すように、階調50%では、画像レベルを1段階変化させると濃度が約0.06ずつ変化し、元画像とレベル4では約0.24の濃度差が発生することとなる。本実施例では、画像レベルが1段階(ステップ)変化すると濃度差0.06の刻み(ステップ幅)で変化し、元画像との濃度差が最大(最大レンジ)で0.24となって、画像濃度を段階的に変更していることとなる。また、濃度差の最大レンジ0.24はプリンタエンジン121の特性から決定されており、濃度補正制御を実施しなかった場合の、例えば、経時変化や環境変化などを起因として起こり得る最大の濃度変動値から決定される。また、濃度差の最大レンジとステップ幅は、例えば操作部603を介して入力する等、外部入力により任意に選択してもよい。例えば、濃度変動を許容可能な状況であれば、濃度差の最大レンジを大きく設定する。この場合、濃度差のステップ幅を大きくすることで、テストチャートの出力枚数(印刷される転写材Sの枚数)の増加を防止することができる。一方、濃度変動を許容可能ではない状況の場合には、プリンタエンジン121の特性よりも濃度差の最大レンジを小さくすればよい。尚、画像濃度を濃い側に変化させたテストチャートを形成する場合について説明したが、画像濃度を薄い側に変化させたり、濃い側、薄い側の両方に変化させたりしたテストチャートを形成させる構成としてもよい。このように、テストチャートの濃度変化のさせ方については、プリンタエンジン121の特性に合わせ、決定すればよい。
本実施例のテストチャートには、指標に関する情報である、画像レベルに対応する識別記号が印刷されている。ユーザは、元画像を比較対象の基準とし、画像レベルを変更した複数の画像の中から、濃度安定性の許容限界となる画像レベルを選択する。より詳細には、ユーザは、元画像が形成された転写材Sを比較対象の基準とし、次の複数の転写材Sの中から、濃度安定性の許容限界となる1枚の転写材Sを選択する。即ち、レベル1の画像が形成された転写材S、レベル2の画像が形成された転写材S、レベル3の画像が形成された転写材S、レベル4の画像が形成された転写材Sの中から、濃度安定性の許容限界となる画像レベルを選択する。尚、本実施例では、各濃度の画像を1枚の転写材Sに形成する構成とした。しかし、必ずしも別々の転写材Sに形成する必要はなく、例えば、1枚の転写材に複数の画像を形成してもよい。
ここで、図5(a)に、画像レベルの異なる画像が形成された転写材Sを示す。図5(a)は、左から、元画像が形成された転写材S1、レベル1の画像が形成された転写材S2、レベル2の画像が形成された転写材S3、レベル3の画像が形成された転写材S4を示す。尚、本実施例では、画像レベルの異なる画像を転写材Sに形成する構成としている。しかし、例えば、図5(b)に示すように、画像形成装置が有する操作部603の表示部602に、画像レベルの異なる画像を表示させて、ユーザに操作部603により選択させる構成としてもよい。この場合は、転写材Sの消費を抑えることができる。このように、画像の品質を示す指標を段階的に変化させた複数の画像を提示する提示手段として、転写材Sに画像を形成させたり、操作部603の表示部602に表示させたりする。
ユーザは、画像形成装置の操作部603を用いて、選択した画像レベルに対応するテストチャートに印刷された識別番号を入力する。S3でCPU131は、プリンタエンジン121を介して操作部603から入力されたテストチャートの画像レベルに対応する識別番号の情報を取得する。S3でCPU131が取得した画像レベルを、以降、許容レベルとし、本実施例では許容レベルの濃度変動が生じた場合には、濃度制御を実行するようにする。例えば、許容レベルとしてレベル3が選択されている場合、レベル1、2までの濃度変動であれば許容範囲となり濃度制御は実行されないが、レベル3、4の濃度変動は許容されず濃度制御が実行される。尚、画像レベルに対応する識別番号は、上述したように操作部603から入力する構成だけでなく、プリンタに接続されたホストコンピュータ123を介して入力される構成としてもよい。
S4でCPU131は、取得した識別番号の情報に基づいて、メモリ132に保存された「濃度制御実行要求の要因と変動レベル」テーブルを参照し、濃度制御実行要求の要因別に濃度制御を実行するか否かの判断を許容レベルに応じて決定する。ここで、「濃度制御実行要求の要因と変動レベル」テーブルとは、次のようなテーブルである。即ち、濃度制御実行要求の要因と、ユーザにより選択された許容限界となる画像レベル(識別番号)とを照合し、濃度制御を実行するか否かを判断するための基準となる情報を決定するためのテーブルである。また、濃度制御実行要求の要因とは、濃度制御を実行するタイミングを決定する要因を意味する。表3に、「濃度制御実行要求の要因と変動レベル」テーブル(以下、単に表3という)の一例を示す。第二の情報である表3は、複数の画像の中から選択された画像に対応する指標(本実施例では濃度)と、段階的に変化させた指標ごとに濃度制御を実行するか否かの判断が対応付けられた表である。
Figure 2016156929
表3の一列目には複数の濃度制御実行要求の要因が挙げられている。また、表3の二列目から五列目には、上述したレベル1からレベル4について、一列目の要因に対して濃度制御を実施するか実施しないかの情報が記憶されている。例えば、レベル1では、全ての要因について濃度制御を「実施する」という情報が記憶されている。また、レベル4では、「積算印字5000枚」や「相対湿度変化70%以上」という要因については濃度制御を「実施する」が、それ以外の要因では濃度制御を「実施しない」という情報が記憶されている。また、同じ「所定時間の放置」という要因に対して、レベル1、2では濃度制御を「実施する」が、レベル3、4では濃度制御を「実施しない」という情報が記憶されている。このように、本実施例では、画像レベルに応じて、同じ要因であっても濃度制御を実施するか否かの判断が異なっている。
濃度制御実行要求の要因には、画像形成装置が電源オンしたこと、スリープ(休眠)状態から復帰したこと、積算の印字枚数が所定の枚数となったこと、電源がオンされてから未使用のまま所定時間放置されたこと、が挙げられている。また、濃度制御実行要求の要因には、相対湿度の変化が所定値となったこと、消耗品であるプロセスカートリッジ51が交換されたこと、プロセスカートリッジ51が交換された後の通紙枚数が所定の枚数となったこと、が挙げられている。尚、相対湿度変化とは、前回の濃度制御が実行されたときに求められた相対湿度からの変化量であり、図1(a)の温湿度センサ50により検知された情報に基づき求められる。また、プロセスカートリッジ51が交換された後の通紙枚数が所定の枚数となったことが要因として挙げられているのは、プロセスカートリッジ51が交換された後は短い時間でも濃度変動が大きくなる場合があるからである。更に、濃度制御実行要求の要因には、画像形成プロセスに用いられる部品として二次転写ローラ28や中間転写ベルト27を含む転写ユニットが交換されたことが挙げられている。
これらの要因に応じた濃度変動レベルはプリンタエンジン121の特性から決められており、その濃度変動レベルと画像レベルは対応付けされている。また、画像レベルと要因別の濃度制御を実施するか否かの判断は、表3により対応付けされている。例えば、「プロセスカートリッジ51を交換した場合は、濃度が最大でレベル3変動する可能性がある」という特性のプリンタエンジンの場合、次のようになる。例えば、許容レベルをレベル4としている場合には、この要因による濃度変動は許容範囲となるが、許容レベルをレベル1、2、3としている場合には、この要因による濃度変動は許容範囲とはならない。このため、濃度制御は、レベル3以上(レベル1〜3)が選択された場合に実施され、レベル4が選択された場合には実施しないこととなる(表3)。尚、ここでいうレベル3以上とは、レベル3を含む厳しい条件を意味しているため、レベル1〜3ということになる。
また、「前回の濃度制御実施時から、相対湿度変化が50%以上ある場合は、濃度が最大でレベル2変動する可能性がある」という特性のプリンタエンジンの場合、次のようになる。例えば、許容レベルをレベル3、4としている場合には、この要因による濃度変動は許容範囲となるが、許容レベルをレベル1、2としている場合には、この要因による濃度変動は許容範囲とはならない。このため、濃度制御は、レベル2以上(レベル1、2)が選択された場合に実施され、レベル2未満(レベル3、4)が選択された場合には実施しないこととなる(表3)。尚、ここでいうレベル2以上とは、レベル2を含む厳しい条件を意味しているため、レベル1、2ということになる。また、レベル2未満とは、レベル2よりも許容範囲が広い条件を意味しているため、レベル3、4ということになる。
S5でCPU131は、コントローラ122のメモリ132に濃度制御実行要求の判断基準を上書き保存する。例えば、ユーザにより選択された許容レベルが「レベル3」である場合、表3のレベル3の列が、新たな濃度制御実行要求の判断基準として、具体的には、新たなテーブル134としてメモリ132に保存されることになる。このように、CPU131は、第一の情報であるテーブル134を更新する更新手段としても機能する。以上、予め段階的に画像レベルを変化させた画像を複数の転写材Sに形成し、複数の転写材Sに形成された濃度の異なる画像の中から画像品質の許容レベルを選択し、選択した結果を画像形成装置の記憶手段に保存する構成について説明した。
[濃度制御の実施頻度の変更処理]
次に、図4(b)を用い、図3のS5でCPU131によって更新された濃度制御実行要求の判断基準(更新されたテーブル134)に基づいて、濃度制御の実施頻度を変更する本実施例の制御処理を説明する。図4(b)は、濃度制御実行要求の判断基準から濃度制御実行の必要性を判断するフローチャートである。S12でコントローラ122のCPU131は、印刷ごとに図3のS5でメモリ132のテーブル134に上書き保存した濃度制御実行要求の判断基準を参照し、濃度制御を実施するか否かを判断する。S12でCPU131は、濃度制御を実施すると判断した場合、S13で濃度制御を実行する。S12でCPU131は、濃度制御を実施しないと判断した場合、濃度制御を実行することなく処理を終了する。
以上説明した構成によれば、本実施例では以下に示す効果を奏する。画像品質として濃度の安定性をより重視するユーザにとっては、画像品質維持工程の実行頻度を増やし、濃度の安定性が高い設定が可能となる。また、濃度の安定性をあまり重視しないユーザにとっては、濃度補正制御の実行頻度を下げることができ、ダウンタイムによる生産性の低下を防止できる。そして、濃度変動のレンジは、転写材Sに形成された画像を確認した上で選択された情報に基づくもので、精度が高く、許容限界を超えることがない。即ち、濃度変動のレンジが所定の範囲を超えることのない画像品質維持工程の実行頻度設定を一回の工程で実現できる。
また、ユーザが画像品質の安定性を重視して画像レベルの「レベル1」を選択した場合、表3に示すように全ての要因について濃度補正制御が実行される。即ち、積算の印字枚数が100枚に達するごとに濃度制御が実施され、相対湿度変化も10%以上と比較的頻繁に起こりうる相対湿度変化でも濃度制御が実施される。このように、画像品質の安定性をより重視するユーザが必要とするレベルの画像品質の安定化を実現できる。また、生産性をより重視して画像レベルの「レベル4」が選択された場合、「積算印字5000枚」と「相対湿度変化70%以上」という要因の際に濃度制御が実施され、必要最小限の画像品質を満たしつつダウンタイムを最小限にする設定も可能となる。ここで、積算印字枚数5000枚という要因は、プロセス部品の経時変化の可能性が高い場合に対応しており、相対湿度変化70%以上という要因は、過度な環境変化があった場合に対応している。
以上説明したように、ユーザが求める画像品質に応じて最適な頻度で画像品質維持工程を実施することが可能となる。本実施例では、生産性の向上と画像品質の向上について、より最適なバランスを容易に、かつ、精度よく選択することが可能となり、ユーザビリティを向上することができる。尚、本実施例では、転写材Sに形成する画像(テストチャート)は予め画像形成装置に記憶されているデータを用いたが、例えばユーザが実際に転写材S上に形成する画像でもよい。ユーザが実際に転写材Sに形成する画像をテストチャートとして用いる場合、実際に出力される印刷物で許容レベルを設定できるため、より精度の高い選択が可能となる。
尚、図3のS2で転写材Sに形成される画像には、画像品質維持工程の実行条件である、濃度補正制御の頻度やタイミングを表す指標を同時に印刷してもよい。濃度補正制御の頻度と濃度の安定性のバランスを転写材1枚のテストチャート内に明示することで、テストチャートからユーザに多くの情報を示すことが可能となる。これにより、ユーザによる画像レベルの選択の際に、濃度補正制御のタイミングが加わることで、選択のためのより多くの情報を提示できるようになる。また、画像レベルの選択がユーザによって行われる構成を説明してきたが、サービスマンによって選択されるようにしてもよい。また、画像形成装置がネットワークに接続され、グループで利用されるネットワークプリンタの場合には、ユーザごとに濃度補正制御の頻度を設定する構成としてもよい。そして、これから印刷を実行するユーザによって選択された判断基準に沿って、画像品質維持工程が実行される構成とすればよい。また、画像の異常認識度合い(異常認識レベル)には画像の種類による差もある。一般的に、テキスト画像よりも写真画像やグラフィック画像の方が画像の異常に影響を受ける。このように、画像の種類によって許容レベルが異なるため、画像の種類ごとに画像品質維持工程の実行タイミングを決定する構成としてもよい。
また、印刷物の利用方法は様々であり、手持ち資料として個人的に用いる場合、第三者に配布するような資料の場合、また、課金対象となる印刷物の場合等がある。そして、これらの利用方法に応じた異常認識レベルがある。よって、例えば利用方法に応じた画像レベルを複数個用意しておくことで、画像品質維持工程の実行タイミングを複数通り選択可能としておく構成としてもよい。このような構成では、印刷時にプリンタドライバから印刷物の利用方法を想定した画像品質維持工程の実行タイミングを選択してもよい。また、本実施例で説明した、画像品質維持工程を実施する必要が生じた要因、及び、要因別の画像レベルは、本実施例の画像形成装置における構成での一例であり、本発明を適用する画像形成装置の構成により異なる。
以上、本実施例によれば、画像品質を保ちつつ、ユーザビリティを向上させることができる。
実施例2では、画像品質維持工程として、レジストレーション補正制御(レジストレーション制御ともいう)について説明する。複数色のトナー像を重ねてカラー画像を形成するカラー画像形成装置では、印刷物上で各色が所定の位置に正確に印刷されていること、即ち、色ずれを発生しないことが、製品の品質上重要視される。色ずれの要因としては、スキャナ24の照射位置ずれや感光ドラム22の角速度むら等が挙げられる。レジストレーション補正制御は、4色の位置関係を求めるため、各色の作像開始タイミングを管理しながら一色ずつ画像を形成し、検出手段により各色の画像を検出し、色ずれ量を検出する。色ずれ量の検出には濃度センサ42が兼用されることが多く、色ずれ検出用のパッチを中間転写ベルト27上に形成することにより行われる。即ち、レジストレーション補正も濃度補正制御と同様、印刷動作と並行して実施できない制御であり、印刷動作とは別に実行する必要があるため、印刷出力の生産性が低下するおそれがある。尚、レジストレーション補正制御については、公知の技術であるため説明を省略する。
[画像品質維持工程の実行判断方法]
図3、表4、図4(b)を用い、画像品質維持工程としてレジストレーション補正制御の実行判断方法について説明する。図3、図4(b)は濃度補正制御に関しての説明であるが、濃度補正制御をレジストレーション補正制御に置き換えて説明する。S1でコントローラ122のCPU131は、レジストレーション制御を実施するようプリンタエンジン121に実行を指示する。CPU131からレジストレーション制御が指示されると、プリンタエンジン121はレジストレーション制御を実行する。尚、濃度補正制御と同様に、前回のレジストレーション制御を実行してから、例えば画像形成枚数や経過時間等の条件に応じて、レジストレーション制御の実行が必要ないと判断された場合には、必ずしもS1の処理は実行しなくてもよい。S2でCPU131は、プリンタエンジン121によるレジストレーション制御が終了すると、副走査方向の書き出し位置を複数段階変化させたテストチャートをそれぞれ転写材S上に形成するようプリンタエンジン121に指示する。ここで、副走査方向とは、転写材Sの搬送方向である。
本実施例では、元の画像1枚、色ずれ量を4段階変化させた画像(レベル1〜4)をそれぞれ各1枚、つまり合計5枚を印刷する。画像レベルを1段階変化させると色ずれ量が約40μm変化する。即ち、レベル1では色ずれ量が40μm、レベル2では色ずれ量が80μm、レベル3では色ずれ量が120μm、レベル4では色ずれ量が約160μmとなるように、色ずれを意図的に発生させた画像を転写材S上に形成する。また、色ずれ量のステップ40μmは副走査方向の分解能から決定される。
S3でCPU131は、ユーザによって選択された色ずれ量の許容限界となるレベルに対応する識別番号を、操作部603を介して取得する。S4でCPU131は、S3で取得した識別番号の情報に基づいて、レジストレーション制御実行要求の要因別にレジストレーション制御を実行するか否かの判断を決定する。このとき、CPU131は、メモリ132に保存された表4の「レジストレーション制御実行要求の要因と変動レベル」テーブル(以下、単に表4という)を参照し、レジストレーション制御を実行するか否かの判断を決定する。ここで、表4は、レジストレーション制御実行要求の要因と、ユーザにより選択された許容限界となる許容レベルとを照合し、レジストレーション制御を実施するか否かを判断するための判断基準となる情報を決定するためのテーブルである。また、レジストレーション制御実行要求の要因とは、レジストレーション制御を実行するタイミングを決定する要因を意味する。第二の情報である表4は、複数の画像の中から選択された画像に対応する指標(本実施例では位置ずれ)と、段階的に変化させた指標ごとにレジストレーション制御を実行するか否かの判断が対応付けられた表である。
Figure 2016156929
色ずれを引き起こす特有の要因には機内温度変化があり、機内温度が変化することによりプリンタエンジン121の部材が温度によって膨張又は収縮することで、スキャナ24から感光ドラム22へのレーザの照射位置が変化する。例えば、「機内温度変化が30℃である場合は、色ずれが最大で120μm変動する可能性がある」という特性のプリンタエンジンである場合、次のようになる。例えば、許容レベルをレベル4(位置ずれ量160μm)としている場合には、この要因による位置ずれ量は許容範囲となる。しかし、許容レベルをレベル1(位置ずれ量40μm)、レベル2(位置ずれ量80μm)、レベル3(位置ずれ量120μm)としている場合には、この要因による位置ずれ量は許容範囲とはならない。このため、レジストレーション制御は、レベル3以上(レベル1〜3)が選択された場合に実施され、レベル4が選択された場合には実施しないこととなる(表4)。尚、機内温度は、図1(a)の温湿度センサ50により検知する。また、ここでいうレベル3以上とは、レベル3を含む厳しい条件を意味しているため、レベル1〜3ということになる。
S5でCPU131は、メモリ132のテーブル134に選択されたレベルに対応するレジストレーション制御実行要求の判断基準を上書き保存する。このように、CPU131は、第一の情報であるテーブル134を更新する更新手段としても機能する。尚、本実施例では、許容レベルが選択される前にS1でレジストレーション補正制御を実行しているが、許容レベルが選択された後にレジストレーション補正制御を実行してもよい。以上、予め段階的に位置ずれ量の画像レベルを変化させた複数の画像を出力し、複数の画像から画像品質の許容レベルを選択させ、選択された許容レベルに応じた結果を、画像形成装置のテーブル134に記憶する。
[レジストレーション補正制御の頻度変更処理]
図4(b)のS12でCPU131は、印刷ごとに図3のS5でテーブル134に上書き保存したレジストレーション制御実行要求の判断基準に基づき、レジストレーション制御の必要性を判断する。S12でCPU131は、レジストレーション制御を実施すると判断した場合、S13でレジストレーション制御を実行し、レジストレーション制御を実施しないと判断した場合、レジストレーション制御を実施することなく処理を終了する。
以上説明したように、本実施例には以下に示す効果を奏する。画像品質として色ずれの安定性をより重視するユーザにとっては、画像品質維持工程の実行頻度を増やし、色ずれの安定性が高い設定が可能となる。また、色ずれの安定性をあまり重視しないユーザにとっては、レジストレーション補正制御の実行頻度を下げることができ、ダウンタイムによる生産性の低下を防止できる。そして、この色ずれ変動のレンジは、画像を確認して選択されるため、精度が高く、許容限界を上回ることはない。つまり、色ずれ変動のレンジが所定の範囲を超えることのない画像品質維持工程の実行頻度設定を一回の工程で実現できる。尚、実施例1では濃度補正制御、実施例2ではレジストレーション補正制御実行の必要性の判断及び実行指示の判断に関して説明した。画像品質維持工程により実施される制御としては、これらの他にも、例えばカラー画像の色成分バランスや、ライン幅、ベタ濃度やその他の調整に関しても同様に適用できる。
以上、本実施例によれば、画像品質を保ちつつ、ユーザビリティを向上させることができる。
実施例1では、画像品質維持工程として、濃度センサ42で未定着トナー像を読み取る濃度補正制御について説明した。実施例3では、定着後の転写材S上の単色トナー画像の濃度、又はフルカラー画像の色度を検知する濃度又は色度センサ(以下、カラーセンサという)による色補正制御ついて説明する。
カラーセンサを用いた色補正制御では、転写材S上で最終的な印刷物を検知するため、感光ドラム22や中間転写ベルト27上の未定着トナー像を検知する場合よりも精度の高い検知が可能である。その一方で、色補正制御は、カラーセンサによる検知のために画像形成動作を伴うため、通常の印刷動作と並行して実施できない制御であり、印刷動作とは別に実行する必要がある。即ち、転写材S上での色補正制御を実施することで、印刷出力の生産性が低下する可能性がある。
図6(a)は、フィルター方式のカラーセンサ46の構成を示す図である。カラーセンサ46は、例えば光源となる発光素子53として白色光源を用い、受光素子54aとして赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過特性の異なる3種のフィルターを介した素子群54bで構成される。このフィルター方式のカラーセンサ46により得られるRGB出力から、各トナー色の濃度検知が可能となる。また、カラーセンサ46により得られたRGB出力には、数学的な処理を施すことで色度を近似することもできる。尚、カラーセンサ46は、分光測光式のカラーセンサでもよい。
図6(b)は、分光測光方式のカラーセンサ46の構成を示す図である。分光測光方式のカラーセンサ46の場合、トナーパッチ44に発光素子102から白色光105を照射する。トナーパッチ44に照射された白色光105は、トナーパッチ44により反射され、反射光106は集光レンズ107を介して回折格子108によって分光される。尚、反射光106は、プリズムによって分光されてもよい。また、トナーパッチ44は、単色のトナーにより単色トナー像として形成してもよいし、複数色のトナー像を混色して混色トナー像として形成してもよい。ラインセンサ101は、回折格子108によって波長ごとに分散された分散光の強度を検出する。ラインセンサ101は、所定の範囲の波長の光を所定の間隔で検出するセンサであり、ラインセンサ101の構成を図6(c)に示す。ラインセンサ101は、3から138までの有効画素と、暗出力補正用及び有効画素の対称性を向上させ素子間ばらつきを低減させるために端部に設けた計4つのダーク画素(1、2、139、140)から構成されている。ラインセンサ101によって検出された強度に基づいて、光源の光の波長分布やセンサの分光感度が補正されてトナーパッチ44の分光反射率が求められる。このように、分光測光方式のカラーセンサ46により分光反射率を求めれば、求めた分光反射率に基づいて、例えばCIE−XYZやCIE−Labなどの絶対色度値を算出することができる。
転写材S上のトナーパッチ44の濃度や色度が求まれば、それらの制御方法は様々ある。例えば、求めた濃度から色分解テーブルの補正を実行したり、色度からメモリ132に記憶されているカラーマッチングテーブルや色分解テーブルなどの補正を実行したりする方法等がある。尚、補正方法は公知であり、詳細な説明を省略する。
[画像品質維持工程の実行判断方法]
図3、表5、図4(b)を用い、画像品質維持工程として、転写材S上での色補正制御の一つである、転写材上における単色トナー画像の濃度制御(以下、転写材上濃度制御という)の実行判断方法について説明する。転写材上濃度制御は、転写材S上のトナーパッチ44の濃度から、色分解テーブルの補正を実行する制御である。また、図3、図4(b)は未定着トナー画像の濃度補正制御に関しての説明であるが、濃度補正制御を転写材上濃度制御に置き換えて説明する。
S1でコントローラ122のCPU131は、転写材上濃度制御を実施するようプリンタエンジン121に実行を指示する。CPU131から転写材上濃度制御が指示されると、プリンタエンジン121は中間転写ベルト27上にトナーパッチ44を形成することで、未定着トナー画像の濃度補正制御を実施する。濃度補正制御を実施することで未定着トナー画像の濃度を適正化した後、カラーのトナーパッチ44を転写材S上に転写し、定着処理を経て転写材上濃度制御を実行する。
S2でCPU131は、プリンタエンジン121による転写材上濃度制御が終了すると、濃度を複数段階変更したテストチャートをそれぞれ転写材S上に形成するようプリンタエンジン121に指示する。プリンタエンジン121は、メモリ132に保存された情報を読み出し、読み出された情報に基づいてテストチャートを形成する。ここで、テストチャートの画像濃度は、図4(a)に示す変換前の画像データと変換後の画像データの関係により決定される。
S3でCPU131は、ユーザによって選択された濃度安定性の許容限界となるレベルに対応する識別番号を、操作部603を介して取得する。S4でCPU131は、S3で取得した識別番号の情報に基づいて、転写材上濃度制御実行要求の要因別に転写材上濃度制御を実行するか否かの判断を決定する。このとき、CPU131は、メモリ132に保存された表5の「転写材上濃度制御実行要求の要因と変動レベル」テーブル(以下、単に表5という)を参照し、転写材上濃度制御を実行するか否かの判断を決定する。ここで、表5は、転写材上濃度制御実行要求の要因と、ユーザにより選択された許容限界となる許容レベルとを照合し、転写材上濃度制御を実施するか否かを判断するための判断基準となる情報を決定するためのテーブルである。また、転写材上濃度制御実行要求の要因とは、転写材上濃度制御を実行するタイミングを決定する要因を意味する。第二の情報である表5は、複数の画像の中から選択された画像に対応する指標(本実施例では転写材S上の濃度)と、段階的に変化させた指標ごとに転写材上濃度制御を実行するか否かの判断が対応付けられた表である。
Figure 2016156929
転写材S上の濃度を変化させる要因には、二次転写ローラ28や中間転写ベルト27を含む転写ユニットの交換、定着器30の交換、転写材Sの種類の変更がある。画像レベルと要因別の転写材上濃度制御を実施するか否かの判断は、表5により対応付けされている。例えば、「定着器30を交換した場合は、転写材S上の濃度が最大でレベル2変動する可能性がある」という特性のプリンタエンジンである場合、次のようになる。例えば、許容レベルをレベル4や3としている場合には、この要因による濃度変動は許容範囲となるが、許容レベルをレベル1、2としている場合には、この要因による濃度変動は許容範囲とはならない。このため、濃度制御は、レベル2以上(レベル1、2)が選択された場合に実施され、レベル3以下(レベル3、4)が選択された場合には実施しないこととなる。
また、転写材S上の濃度を変化させる要因には転写材の種類の変更があり、詳しくは、転写材の物性として電気抵抗、表面粗さ、転写材の素材などに起因している。ユーザによる転写材Sの変更タイミングで転写材上濃度補正制御を実施することが、色安定性の観点からは望ましい。しかし、例えば本実施例では、レベル4が選択された生産性を重視する場合のみ、転写材上濃度補正制御を実施しないこととしている。
S5でCPU131は、メモリ132のテーブル134に選択されたレベルに対応する転写材上濃度補正制御実行要求の判断基準を上書き保存する。このように、CPU131は、第一の情報であるテーブル134を更新する更新手段としても機能する。以上、予め段階的に画像レベルを変化させた複数の画像を出力し、複数の画像から画像品質の許容レベルを選択させ、選択された許容レベルに応じた結果を、画像形成装置のテーブル134に記憶する。
[転写材上濃度補正制御の頻度変更処理]
図4(b)のS12でCPU131は、印刷ごとに図3のS5でテーブル134に上書き保存した転写材上濃度補正制御実行要求の判断基準に基づき、転写材上濃度補正制御の必要性を判断する。S12でCPU131は、転写材上濃度補正制御を実施すると判断した場合、S13で転写材上濃度補正制御を実行し、転写材上濃度補正制御を実施しないと判断した場合、転写材上濃度補正制御を実施することなく処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、画像品質として色安定性を保ちつつ、ユーザビリティを向上させることができる。
121 プリンタエンジン
131 CPU
134 テーブル

Claims (26)

  1. 画像調整制御を実行する画像形成装置であって、
    画像の品質を示す指標を段階的に変化させた複数の画像を提示する提示手段と、
    前記複数の画像の中から選択された画像に対応する指標と、段階的に変化させた指標ごとの前記画像調整制御を実行するか否かに関する情報とに基づいて、前記画像調整制御を実行するか否かを判断する判断手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像調整制御を実行するか否かに関する情報に基づいて、前記画像調整制御を実行するタイミングを決定する要因ごとに前記画像調整制御を実行するか否かの判断が対応付けられた情報を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記提示手段は、転写材に画像を形成する形成手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記提示手段は、表示手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択された画像に対応する指標に応じて、前記画像調整制御が実行されるタイミングが変化することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記タイミングは、画像の種類に応じて調整することが可能であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記提示手段は、前記指標を変化させない画像を提示し、
    前記選択された画像は、前記指標を変化させなかった画像と前記指標を段階的に変化させた画像とが比較されることによって選択された画像であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記選択された画像に対応する指標に関する情報が入力される入力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記提示手段は、前記指標に関する情報を含む画像を提示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像調整制御を実行するタイミングを決定する要因ごとに前記画像調整制御を実行するか否かの判断が対応付けられた情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像調整制御は、画像の濃度を補正する濃度補正制御であり、
    前記指標は、濃度であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像調整制御は、色ずれを補正するレジストレーション補正制御であり、
    前記指標は、色ずれ量であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像調整制御は、カラーセンサによる制御であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 画像調整制御を実行する画像形成装置の制御方法であって、
    画像の品質を示す指標を段階的に変化させた複数の画像を提示手段により提示する提示工程と、
    前記複数の画像の中から一の画像が選択される選択工程と、
    選択された画像に対応する指標と、段階的に変化させた指標ごとの前記画像調整制御を実行するか否かに関する情報とに基づいて、前記画像調整制御を実行するか否かを判断する判断工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  15. 前記画像調整制御を実行するか否かに関する情報に基づいて、前記画像調整制御を実行するタイミングを決定する要因ごとに前記画像調整制御を実行するか否かの判断が対応付けられた情報を更新する更新工程を備えることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 前記提示手段は、転写材に画像を形成する形成手段であることを特徴とする請求項14又は15に記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 前記提示手段は、表示手段であることを特徴とする請求項14又は15に記載の画像形成装置の制御方法。
  18. 前記選択された画像に対応する指標に応じて、前記画像調整制御が実行されるタイミングが変化することを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  19. 前記タイミングは、画像の種類に応じて調整することが可能であることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置の制御方法。
  20. 前記提示工程では、前記指標を変化させない画像を提示し、
    前記選択工程では、前記指標を変化させなかった画像と前記指標を段階的に変化させた画像とが比較されることによって画像が選択されることを特徴とする請求項14乃至19のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  21. 前記選択された画像に対応する指標に関する情報が入力手段により入力される入力工程を備えることを特徴とする請求項14乃至20のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  22. 前記提示工程では、前記指標に関する情報を含む画像を提示することを特徴とする請求項14乃至21のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  23. 前記画像調整制御を実行するタイミングを決定する要因ごとに前記画像調整制御を実行するか否かの判断が対応付けられた情報を記憶手段に記憶する記憶工程を備えることを特徴とする請求項14乃至22のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  24. 前記画像調整制御は、画像の濃度を補正する濃度補正制御であり、
    前記指標は、濃度であることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  25. 前記画像調整制御は、色ずれを補正するレジストレーション補正制御であり、
    前記指標は、色ずれ量であることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  26. 前記画像調整制御は、カラーセンサによる制御であることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
JP2015034126A 2015-02-24 2015-02-24 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Pending JP2016156929A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015034126A JP2016156929A (ja) 2015-02-24 2015-02-24 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
US15/042,699 US20160248943A1 (en) 2015-02-24 2016-02-12 Image forming apparatus and method of controlling image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015034126A JP2016156929A (ja) 2015-02-24 2015-02-24 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016156929A true JP2016156929A (ja) 2016-09-01
JP2016156929A5 JP2016156929A5 (ja) 2018-04-05

Family

ID=56690090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015034126A Pending JP2016156929A (ja) 2015-02-24 2015-02-24 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20160248943A1 (ja)
JP (1) JP2016156929A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008197542A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Sharp Corp 画像形成装置
US20100046013A1 (en) * 2008-08-19 2010-02-25 Xerox Corporation Applications, systems and methods for identifying and monitoring critical colors in customer print jobs
JP2010122377A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2015001608A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6701011B1 (en) * 1997-01-20 2004-03-02 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method and storage medium
US20020118381A1 (en) * 2001-02-27 2002-08-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Color-correcting method and color-correcting system
JP2005062320A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Konica Minolta Photo Imaging Inc 試し焼きプリント及び試し焼きプリント作成システム並びに試し焼きプリント作成方法
US7843604B2 (en) * 2006-12-28 2010-11-30 Ricoh Company, Limited Image correcting device, image forming apparatus, and image correcting method
WO2012050203A1 (ja) * 2010-10-15 2012-04-19 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
US20120133961A1 (en) * 2010-11-30 2012-05-31 Henderson Thomas A Producing calibration target for printer
JP2013025185A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6229283B2 (ja) * 2013-03-26 2017-11-15 株式会社リコー 画像処理装置、表示端末及び画像表示システム、並びに、画像処理方法、表示端末の制御方法、画像表示システムの制御方法及びそれらの方法のプログラム
US9756222B2 (en) * 2013-06-26 2017-09-05 Nvidia Corporation Method and system for performing white balancing operations on captured images

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008197542A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Sharp Corp 画像形成装置
US20100046013A1 (en) * 2008-08-19 2010-02-25 Xerox Corporation Applications, systems and methods for identifying and monitoring critical colors in customer print jobs
JP2010122377A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2015001608A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160248943A1 (en) 2016-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1594014B1 (en) Color image forming apparatus and color control method therefor
US20170097593A1 (en) Image forming apparatus
JP2007086439A (ja) カラー画像形成装置
US8755085B2 (en) Image forming apparatus for forming color image having tint easy to see for user
US20200041929A1 (en) Image forming apparatus capable of performing gradation correction, method of controlling same, and storage medium
US9684272B2 (en) Image forming apparatus
US10462312B2 (en) Information processing apparatus for setting image-quality adjustment information and image forming apparatus management system including the same
US8570545B2 (en) Image forming apparatus having a plurality of image forming units, initial adjustment method for the image forming apparatus, and computer readable medium recording program for causing the image forming apparatus to perform initial adjustment
US9933740B2 (en) Image forming apparatus that generates conversion condition based on measurement result and first coefficient, and where chromatic color image is formed after predetermined number of monochrome images, generates conversion condition based on new measurement result and second coefficient
JP2006235490A (ja) カラー画像形成装置における色校正方法、及び、カラー画像形成装置
US10788780B2 (en) Image forming apparatus and correction control program
JP4827417B2 (ja) 画像形成装置
JP4236255B2 (ja) カラー画像形成装置及びカラー制御方法
JP2005321569A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2016156929A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP6965550B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、補正制御方法および補正制御プログラム
JP2010217601A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
CN110673450B (zh) 图像形成装置及其控制方法
JP2019186809A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2019153947A (ja) 印刷物生産支援システム
US10642554B2 (en) Control apparatus for assigning a print job, image forming apparatus, image forming system, and program
JP2006309083A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP6930210B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
JP6859632B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及び画像濃度補正方法
JP6827718B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20171201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190606

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190723