JP2016156533A - 穀物のγ−アミノ酪酸富化装置 - Google Patents

穀物のγ−アミノ酪酸富化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加湿温風の温度の変動を抑制することで、穀物のγ−アミノ酪酸富化処理を均一なものとし、仕上がり後の穀物の品質を安定させることができる穀物のγ−アミノ酪酸富化装置を提供する。
【解決手段】穀物を貯留するタンク1と、空気を加湿する加湿部9を有する加湿温風生成部6と、を備える穀物のγ−アミノ酪酸富化装置であって、前記加湿温風生成部から前記タンクへ加湿温風を供給し、前記タンク内の穀物を前記加湿温風により加温加湿し、前記タンクから前記穀物を加温加湿した後の加湿温風を排出して前記加湿温風生成部へと循環させる循環経路を備える穀物のγ−アミノ酪酸富化装置において、前記加湿部は蒸気による加湿部であり、前記加湿部の下流側には前記タンク内へ供給される加湿温風に水を供給する加水部12を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、籾米、玄米、豆類、麦等の穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させる穀物のγ−アミノ酪酸富化装置に関する。
従来、籾米等の穀物に含まれるγ−アミノ酪酸(通称「ギャバ(GABA)」)の含有量を富化させる装置が知られている(特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載されたγ−アミノ酪酸富化装置は、籾米を貯留するタンクと、該タンクの一側に配設されて前記タンク内へ加湿温風を送風する送風洞と、前記タンクの他側に配設されて前記タンク内から加湿温風を排風する排風洞を備える。
前記タンク内には、前記送風洞から加湿温風が送風される多孔壁を有する複数の送風管と、前記排風洞へ前記加湿温風を排風する多孔壁を有する複数の排風管が平行して横設される。
また、前記γ−アミノ酪酸富化装置は、送風ファン、熱交換器及び蒸気混合器を順次配設してなる加湿温風生成装置を備える。
前記加湿温風生成装置では、前記送風ファンにより供給される空気が前記熱交換器で加温され、該加温された空気が前記蒸気混合器で加湿されて加湿温風が生成される。
前記加湿温風生成装置で生成される加湿温風は、前記送風洞から前記送風管に送風された後、該送風管の多孔壁から前記タンク内へ流出して籾米を加温加湿する。その後、前記加湿温風は吸引ファンの作用により前記排風管の多孔壁から該排風管へ流入し、前記排風洞から機外へ排風される。
その際、籾米をγ−アミノ酪酸の富化に適した温度及び湿度の加湿温風により加温加湿することで、前記籾米の胚芽等に含まれるグルタミン酸がγ−アミノ酪酸に転換され、当該γ−アミノ酪酸が胚乳に移行して、前記籾米に含まれるγ−アミノ酪酸が富化される。
ところで、本発明者らは、先に、加湿温風を機外へ排風することによるエネルギーのロス及び環境への影響を考慮して、加湿温風を循環利用するタイプのγ−アミノ酪酸富化装置を開発した(非公開、図5を参照。)。
図5に示す穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、送風ファン107により供給される空気を、送風洞102、送風管103、タンク101、排風管104、排風洞105、そして前記送風ファン107へと循環させる循環経路を有する。
前記γ−アミノ酪酸富化装置において、加湿温風生成装置106で生成される加湿温風は、前記送風洞102から前記送風管103に送風された後、該送風管103の多孔壁から前記タンク101内へ流出して穀物を加温加湿する。その後、前記加湿温風は前記排風管104の多孔壁から該排風管105へ流入し、前記排風洞105から前記送風ファン107へと還流する。
前記γ−アミノ酪酸富化装置は、その運転に際し、前記タンク101内において穀物を加温加湿する際の加湿温風が、穀物のγ−アミノ酪酸の富化に適した温度となるよう前記加湿温風生成装置106の熱交換器108で加熱量が制御され、穀物のγ−アミノ酪酸の富化に適した湿度となるよう前記加湿温風生成装置106の蒸気混合器109で加湿量が制御される。
そして、その運転中は、加湿温風を循環利用する結果、前記蒸気混合器109で供給される蒸気の熱量により前記加湿温風の温度を維持できるため、前記熱交換器108を停止させて省エネルギー効果を高めることができる。
ところが、前記蒸気混合器109で供給される蒸気は熱量が大きく、前記加湿温風の温度が必要以上に上昇してしまう問題がある。
そのため、前記γ−アミノ酪酸富化装置には、前記排風洞105と前記送風ファン107を連結する経路に排気弁112及び吸気弁113が設けられ、前記排気弁112を開放して高温となった加湿温風を排気し、前記吸気弁113を開放して外気を吸気して、前記加湿温風の温度を調整している。
しかしながら、前記γ−アミノ酪酸富化装置は、その運転中に前記排気弁112及び前記吸気弁113の開閉を繰り返すため、加湿温風の温度が大きく変動し、穀物のγ−アミノ酪酸富化処理が不均一となる結果、仕上がり後の穀物の品質にバラツキが生じる問題がある。
特開2010−243119号公報
そこで、本発明は、加湿温風の温度の変動を抑制することで、穀物のγ−アミノ酪酸富化処理を均一なものとし、仕上がり後の穀物の品質を安定させることができる穀物のγ−アミノ酪酸富化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
穀物を貯留するタンクと、
空気を加湿する加湿部を有する加湿温風生成部と、
を備える穀物のγ−アミノ酪酸富化装置であって、
前記加湿温風生成部から前記タンクへ加湿温風を供給し、前記タンク内の穀物を前記加湿温風により加温加湿し、前記タンクから前記穀物を加温加湿した後の加湿温風を排出して前記加湿温風生成部へと循環させる循環経路を備える穀物のγ−アミノ酪酸富化装置において、
前記加湿部は蒸気による加湿部であり、前記加湿部の下流側には前記タンク内へ供給される加湿温風に水を供給する加水部を設けることを特徴とする。
前記加湿温風生成部は、空気を送風する送風部、空気を加温する加温部、空気を加湿する加湿部を順次配設してなることが好ましい。
本発明は、前記加水部が、水を噴霧するノズルを有することが好ましい。
本発明は、前記タンクの一側には、前記加湿温風生成部から供給される加湿温風を前記タンク内へ送風する送風洞、前記タンクの他側には、前記タンク内から前記加湿温風を排風する排風洞を配設し、前記タンク内には、前記送風洞から前記加湿温風が送風される多孔壁を有する複数の送風管と、前記排風洞へ前記加湿温風を排風する多孔壁を有する複数の排風管とを横設し、前記送風洞に供給される加湿温風の温度に基づいて、前記加水部における水の供給を制御することが好ましい。
また、本発明は、前記送風洞に供給される加湿温風の湿度に基づいて、前記加湿部における蒸気の供給を制御することが好ましい。
本発明は、前記加水部が、前記送風洞内に設けられることが好ましい。
本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、加湿部の下流側に、タンク内へ供給される加湿温風に水を供給する加水部を設けてなるので、その運転中、前記加湿部で供給される蒸気の熱量により温度が上昇した加湿温風を、循環経路において外部に排気し、また外気を吸気することなく、前記加水部における水の供給により前記加湿温風の温度を調整することができる。
したがって、本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置によれば、加湿温風の温度の変動を抑制することができるので、穀物のγ−アミノ酪酸富化処理を均一なものとし、仕上がり後の穀物の品質を安定させることができる。
また、本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置によれば、加湿温風の温度の変動を抑制することができるので、穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させるに際し、仕上がり時間を正確に予測することが可能となる。
さらに、本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置によれば、加湿温風の温度及び湿度の調整を容易に行うことができるので、γ−アミノ酪酸を富化させるのに必要な穀物の水分量及び穀温の維持管理が容易となる。
本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、前記加水部が、水を噴霧するノズルを有するものであれば、前記ノズルから噴霧される水の蒸発潜熱により、前記加湿温風の温度上昇を効果的に抑制することができる。
本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、前記タンクの一側に、前記加湿温風生成部から供給される加湿温風を前記タンク内へ送風する送風洞が配設され、前記送風洞に供給される加湿温風の温度に基づいて、前記加水部における水の供給を制御するものであれば、穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させるのに適した温度の加湿温風を前記タンク内に供給することができる。また、本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、前記送風洞に供給される加湿温風の湿度に基づいて、前記加湿部における蒸気の供給を制御するものであれば、穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させるのに適した湿度の加湿温風を前記タンク内に供給することができる。
本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、前記加水部が前記送風洞内に設けられるものであれば、従来のγ−アミノ酪酸富化装置を利用して前記加水部を簡単に設けることが可能となる。
本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置の概略正面断面図。 図1のγ−アミノ酪酸富化装置をA−A断面から見た概略側面図。 図1のγ−アミノ酪酸富化装置における加湿温風の温度変化の一例のグラフ。 図5のγ−アミノ酪酸富化装置における加湿温風の温度変化の一例のグラフ。 本発明の比較例としての穀物のγ−アミノ酪酸富化装置の概略正面断面図。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置の概略正面断面図を示す。また、図2は図1のγ−アミノ酪酸富化装置をA−A断面から見た概略側面図であって、特に送風洞内の様子の説明図を示す。
本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、穀物を貯留するタンク1と、該タンク1の一側に配設されて前記タンク1内へ加湿温風を送風する送風洞2と、前記タンク1の他側に配設されて前記タンク1内から加湿温風を排風する排風洞5を備える。
前記タンク1内には、前記送風洞2から加湿温風が送風される多孔壁を有する複数の送風管3と、前記排風洞5へ前記加湿温風を排風する多孔壁を有する複数の排風管4が平行して横設される。
前記γ−アミノ酪酸富化装置は、送風ファン7、熱交換器8及び蒸気混合器9を順次配設してなる加湿温風生成装置6を備える。
前記加湿温風生成装置6では、前記送風ファン7により供給される空気が前記熱交換器8で加温され、該加温された空気が前記蒸気混合器9で加湿されて加湿温風が生成される。
前記γ−アミノ酪酸富化装置は、送風ファン7により供給される空気を、送風洞2、送風管3、タンク1、排風管4、排風洞5、そして前記送風ファン7へと循環させる循環経路を有する。
前記γ−アミノ酪酸富化装置において、前記加湿温風生成装置6で生成される加湿温風は、前記送風洞2から前記送風管3に送風された後、該送風管3の多孔壁から前記タンク1内へ流出して穀物を加温加湿する。その後、前記加湿温風は前記排風管4の多孔壁から該排風管4へ流入し、前記排風洞5から前記送風ファン7へと還流する。
ここで、前記タンク1は、上方に穀物供給口10、下方に繰出バルブ11を有し、前記γ−アミノ酪酸富化装置は、前記繰出バルブ11から繰り出される穀物を前記穀物供給口10へ還流させることで前記穀物を循環させて、前記タンク1内に貯留する穀物を上方から下方へ流動させながら加温加湿することができる。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、さらに水を噴霧するための加水ノズルを有する。前記加水ノズルは加水パイプ12に形成されており、該加水パイプ12は前記蒸気混合器9の下流側であって前記送風洞2内に配設されている。
また、前記γ−アミノ酪酸富化装置には、図示しない温度計及び湿度計が前記送風洞2内に配設されている。
前記γ−アミノ酪酸富化装置は、その運転に際し、前記タンク1内において穀物を加温加湿する際の加湿温風が、前記穀物のγ−アミノ酪酸の富化に適した温度となるよう、前記送風洞2内で計測される加湿温風の温度に基づいて前記加湿温風生成装置6の熱交換器8における加熱量が制御され、穀物のγ−アミノ酪酸の富化に適した湿度となるよう、前記送風洞2内で計測される加湿温風の湿度に基づいて前記加湿温風生成装置6の蒸気混合器9における加湿量が制御される。
そして、前記γ−アミノ酪酸富化装置は、その運転中は、前記蒸気混合器9で供給される蒸気の熱量により前記加湿温風の温度が維持されるため、前記熱交換器8を停止させるが、前記加湿温風の温度が必要以上に上昇してしまう場合には、前記送風洞2内の温度計で計測される加湿温風の温度に基づいて前記加水ノズルから水を噴霧し、前記噴霧した水の蒸発潜熱により前記加湿温風の温度上昇を抑制する。
図3は、本発明の実施の形態のγ−アミノ酪酸富化装置において、送風洞2内に配設した温度計で計測される加湿温風の温度変化の一例のグラフを示す。図4は、本発明の比較例として、図5に記載したγ−アミノ酪酸富化装置において、送風洞102内で計測される加湿温風の温度変化の一例のグラフを示す。
前記両装置とも、運転開始後の約1時間は、穀物が熱を吸収して穀温が上昇する時間帯であるため、各熱交換器8,108により加湿温風の加熱量を制御した。そして、その後は、各蒸気混合器9,109から供給される蒸気の熱量により前記加湿温風の温度が維持されるため、前記各熱交換器8,108を停止し、前記蒸気の熱量により上昇する加湿温風の温度を、前者では、加水ノズルからの水の噴霧により調整し、後者では、排気弁112及び吸気弁113の開閉により調整した。
図3に示すように、本発明の実施の形態におけるγ−アミノ酪酸富化装置では、送風洞2内で計測される加湿温風の温度の変動が小さく、運転を開始して約1時間を経過した後は、一定の温度を維持できていることが分かる。
他方、図4に示すように、本発明の比較例としてのγ−アミノ酪酸富化装置は、送風洞102内で計測される加湿温風の温度の変動が大きく、一定の温度を維持できていないことが分かる。
図3と図4の比較から、本発明における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、加水ノズルを有するので、前記加水ノズルから噴霧される水の蒸発潜熱により、前記加湿温風の温度上昇を効果的に抑制できていることが分かる。
したがって、本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、本発明の比較例と比べ、加湿温風の温度の変動を抑制することができるので、穀物のγ−アミノ酪酸富化処理を均一なものとし、仕上がり後の穀物の品質を安定させることができる。
そして、本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置によれば、本発明の比較例と比べ、加湿温風の温度の変動を抑制することができるので、穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させるに際し、仕上がり時間を正確に予測することが可能となる。
穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させるには、穀物の水分量を上昇させること(玄米の場合、例えば3%wb)、及び上昇した前記穀物の水分量を維持しつつ穀温を所定値で所定時間維持すること(例えば70℃で3時間)が必要である。
本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置によれば、その運転中において、加水ノズルからの水の噴霧により加湿温風の温度を、蒸気混合器9で供給される蒸気により加湿温風の湿度を、それぞれ目標温度、目標湿度(例えば70℃、90%)に容易に調整することができるので、γ−アミノ酪酸を富化させるのに必要な穀物の水分量及び穀温の維持管理が容易となる。
本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、送風洞2内に温度計及び湿度計が配設され、前記送風洞2内で計測される加湿温風の温度及び湿度に基づいて前記加湿温風の温度及び湿度が制御されるので、穀物に含まれるγ−アミノ酪酸を富化させるのに適した温度及び湿度の加湿温風を前記タンク1内に供給することができる。
本発明の実施の形態における穀物のγ−アミノ酪酸富化装置において、加水ノズルからの水の噴霧、及び水を噴霧する場合の噴霧量は、送風洞2に供給される加湿温風の温度に基づいて制御すればよく、常に水を噴霧し続ける必要はない。
なお、本発明の穀物のγ−アミノ酪酸富化装置において、加水ノズルは、蒸気混合器9の下流側であって、タンク1内へ供給される加湿温風に水を供給できるのであれば、送風洞2内以外に配設することもできる。
また、本発明の穀物のγ−アミノ酪酸富化装置において、空気を加温する手段は、熱交換器8に限るものでなく、他の手段を用いることもできる。
本発明は、上記実施の形態に限るものでなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
本発明の穀物のγ−アミノ酪酸富化装置は、加湿温風の温度の変動を抑制することで、穀物のγ−アミノ酪酸富化処理を均一なものとし、仕上がり後の穀物の品質を安定させることができるので、実用的な価値が高い。
1 タンク
2 送風洞
3 送風管
4 排風管
5 排風洞
6 加湿温風生成装置
7 送風ファン
8 熱交換器
9 蒸気混合器
10 穀物供給口
11 操出バブル
12 加水パイプ
101 タンク
102 送風洞
103 送風管
104 排風管
105 排風洞
106 加湿温風生成装置
107 送風ファン
108 熱交換器
109 蒸気混合器
112 排気弁
113 吸気弁

Claims (4)

  1. 穀物を貯留するタンクと、
    空気を加湿する加湿部を有する加湿温風生成部と、
    を備える穀物のγ−アミノ酪酸富化装置であって、
    前記加湿温風生成部から前記タンクへ加湿温風を供給し、前記タンク内の穀物を前記加湿温風により加温加湿し、前記タンクから前記穀物を加温加湿した後の加湿温風を排出して前記加湿温風生成部へと循環させる循環経路を備える穀物のγ−アミノ酪酸富化装置において、
    前記加湿部は蒸気による加湿部であり、前記加湿部の下流側には前記タンク内へ供給される加湿温風に水を供給する加水部を設けることを特徴とする穀物のγ−アミノ酪酸富化装置。
  2. 前記加水部は、水を噴霧するノズルを有する請求項1記載の穀物のγ−アミノ酪酸富化装置。
  3. 前記タンクの一側には、前記加湿温風生成部から供給される加湿温風を前記タンク内へ送風する送風洞、前記タンクの他側には、前記タンク内から前記加湿温風を排風する排風洞を配設し、
    前記タンク内には、前記送風洞から前記加湿温風が送風される多孔壁を有する複数の送風管と、前記排風洞へ前記加湿温風を排風する多孔壁を有する複数の排風管とを横設し、
    前記送風洞に供給される加湿温風の温度に基づいて、前記加水部における水の供給を制御する請求項1又は2記載の穀物のγ−アミノ酪酸富化装置。
  4. 前記加水部は、前記送風洞内に設けられる請求項3記載の穀物のγ−アミノ酪酸富化装置。
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