JP2016156058A - プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法 - Google Patents

プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016156058A
JP2016156058A JP2015034610A JP2015034610A JP2016156058A JP 2016156058 A JP2016156058 A JP 2016156058A JP 2015034610 A JP2015034610 A JP 2015034610A JP 2015034610 A JP2015034610 A JP 2015034610A JP 2016156058 A JP2016156058 A JP 2016156058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
thermal spray
wire
resin
plasma spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015034610A
Other languages
English (en)
Inventor
達郎 清水
Tatsuro Shimizu
達郎 清水
池田 誠
Makoto Ikeda
誠 池田
吉岡 秀樹
Hideki Yoshioka
秀樹 吉岡
朝博 長谷
Tomohiro Hase
朝博 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Himeji Metalicon Co Ltd
Hyogo Prefectural Government
Original Assignee
Himeji Metalicon Co Ltd
Hyogo Prefectural Government
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Himeji Metalicon Co Ltd, Hyogo Prefectural Government filed Critical Himeji Metalicon Co Ltd
Priority to JP2015034610A priority Critical patent/JP2016156058A/ja
Publication of JP2016156058A publication Critical patent/JP2016156058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/16Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed
    • B05B7/22Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed electrically, magnetically or electromagnetically, e.g. by arc
    • B05B7/222Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed electrically, magnetically or electromagnetically, e.g. by arc using an arc
    • B05B7/224Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed electrically, magnetically or electromagnetically, e.g. by arc using an arc the material having originally the shape of a wire, rod or the like
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】プラズマ溶射において、セラミックス微粒子の粒径が0.1〜10μmのものを凝集させることなく、プラズマジェットへ安定的に送給できるプラズマ溶射装置および方法を提供する。
【解決手段】プラズマジェットを溶射方向に噴射する溶射ノズルと、プラズマジェットに対して溶射材料を供給する溶射材料供給部とを有し、プラズマジェットによって溶射材料を被溶射材にプラズマ溶射する装置であって、溶射材料は、熱分解しガス化する樹脂とセラミックス微粒子との複合材料をワイヤ状にした複合ワイヤである。プラズマ溶射は大気圧中で行われ、減圧チャンバーが不要である。複合ワイヤにおいて、樹脂に混入させるセラミックス微粒子は、平均粒径が5μm以下のものを用い、緻密なセラミックス膜を作製する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池の緻密電解質膜や、耐食性、耐化学薬品性及び耐プラズマ性が向上された緻密セラミックス膜を作製するための微粒子プラズマ溶射装置及び方法に関するものである。
近年、燃料電池に対するニーズは急速に高まってきており、長寿命で、かつ、低コスト化を実現した燃料電池の開発が求められている。燃料電池の中で、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、クリーンで高効率な新しいエネルギー変換システムとして期待が高まっている。SOFCは、既に製品として市場に出ているが、耐久性向上とコスト低減が課題である。SOFCはイオン伝導体である電解質を、混合電導性を有する燃料極と空気極で挟んだ構造であり、電解質には緻密でガス透過性および電子伝導性が無いことが要求される。
現在、SOFCの電解質は、750〜1000℃の高温域で作動するが、高温のために電極−電解質界面反応による寿命の限界を早めることになっており、そのため、SOFCの電解質が600℃程度の中温度域でも従来並みの発電出力できることが求められる。
この一方で、作動温度が低くなると、電解質抵抗の増加や電極の触媒能力の低下により発電能力が低下してしまう。このため、電解質材料として、中温度域でも高い性能を示すことが必要であり、中温度域でも高いイオン伝導度を示すセリア系(GDC,SDC)、ランタンガレート系(LSGM,LSGMC)、スカンジウム(Sc)安定化ジルコニア、アパタイト型ランタンシリケートなどが研究されている。
特に、アパタイト型ランタンシリケートは、中温度域で高いイオン伝導度を有し、イオン伝導の活性エネルギーが低く、希少金属も含まず、広い酸素分圧で純粋なイオン伝導性を示すことから実用化が期待されている。アパタイト型ランタンシリケートは、融点が1600℃以上と非常に高く、薄くて緻密な焼結体(セラミックス膜)を作製することは困難である。そのため、電解質膜を作製するためには、プラズマ溶射法が用いられる。プラズマ溶射法は、10000℃以上のプラズマジェットを熱源として成膜材料を溶融させながら被溶射材に吹き付けて薄膜を形成する方法である。
図13は、従来のプラズマ溶射の原理図を示している。図13に示されるように、従来のプラズマ溶射では、微粒子溶射粉末2cを粉末供給装置4cに投入して、微粒子溶射粉末2cをプラズマジェット3aに供給し、粉末を溶射することで、基板15の表面に皮膜14を形成している。しかし、従来のプラズマ溶射では、微粒子溶射粉末2cを粉末供給装置4cに投入しようとすると供給経路で粉末が凝集して閉塞を起こし、また仮に、微粒子溶射粉末2cをプラズマジェット3aまで供給できたとしてもプラズマジェット3aに弾かれてしまい、成膜が容易でなかった。
例えば、溶射ノズルから噴射される溶射粒子により耐溶融金属部材に溶射皮膜を生成する溶射皮膜の生成方法であって、溶射粒子として粒子径が15μm以下の微粒子を用いる技術が知られている(特許文献1を参照)。溶射粒子に、粒子径が15μm以下の微粒子を用いるのは、セラミックスのような熱伝導性の低い材料を瞬間的に加熱し、溶融する場合、粉末の粒度が細かい方が優れているからである。また溶射粉末が細かいと皮膜の面粗さは細かく、形成した皮膜に対する後の表面の仕上げ工程が省略できるといった利点もある。
しかし、特許文献1に用いられる溶射粒子は、粒子径が15μm以下であるが、5μm未満の微粒子溶射粉末は使用することが困難である。なぜなら、微粒子溶射粉末を従来からの粉末供給装置に投入し、溶射を試みると、どこかの部分で閉塞したり、吐出時に脈動が起こる等の問題が発生するからである。また、仮に微粒子溶射粉末をプラズマジェットまで供給できたとしてもプラズマジェットに弾かれてしまい、十分な成膜が作製できないという問題もある。
また、減圧チャンバー内で、軸方向粉末送給式プラズマ溶射ガンに粒径10μm以下の原料粉末を供給してプラズマ溶射することにより、部材の表面に皮膜を形成するプラズマ溶射法が知られている(特許文献2を参照)。特許文献2に開示された技術では、減圧チャンバー内で、軸方向粉末送給式プラズマ溶射ガンに粒径10μm以下の原料粉末を供給してプラズマ溶射することにより、部材の表面に皮膜を形成するもので、微粉の原料粉末を軸方向粉末送給式プラズマ溶射ガンに供給して減圧条件下でプラズマ溶射することにより、ほぼ完全に溶解した原料粉末を高速でワークに衝突させることが可能となり、気孔率1%以下の緻密な皮膜を密着性良く形成するものである。
しかし、かかるプラズマ溶射法では、減圧下で行う場合、装置本体を減圧チャンバーに入れる必要がある。そうすると、被成膜物のサイズが制約を受けてしまい、また、生産効率も低下してしまう。しかも、更に緻密な皮膜を作製するために、粒径を更に小さくしようとした場合には、減圧下で行ったとしても限界がある。
そこで、燃料と酸素を用いるフレーム溶射において、微粉末からなる溶射粉末をエチルアルコール、メチルアルコール、灯油の媒体を用いてスラリー状にした溶射粉末と、燃焼ガスとしてアセチレンからなる混合物を噴射するフレーム溶射技術が知られている(特許文献3を参照)。
しかし、特許文献3に開示された技術は、基本的にウェットプロセスであり、液体を使用するためメンテナンスが困難である。また、溶射微粉末をスラリー状にする媒体として、エチルアルコール、メチルアルコール、灯油を用いることから安全面で問題がある。
この他、マイクロプラズマ中に極微量の溶液原料を効率的に霧化・供給させる方法として、マイクロプラズマガス供給ラインの上流又は途中において、同ラインとほぼ直交するように液体を供給し、液体をマイクロプラズマにより反応、分解又は霧化させ、マイクロプラズマ下流に設置した基体上に反応生成物又は微粒子をデポジットさせる技術が知られている(特許文献4を参照)。しかし、特許文献4に開示された技術についても、液体の溶液原料を使用するため、メンテナンスの困難性や安全面での問題は避けられない。
さらに、溶射金属として互いに異種の金属単体よりなる2本以上の線状体又は棒状体を用い、これらの線状体又は棒状体を1つの溶融装置に同時に送り込みながら連続的に溶融させ、これらの溶融金属を高速ガスによって被溶射面に微粒子状に吹きつける金属溶射法が知られている(特許文献5を参照)。しかし、特許文献5に開示された金属溶射法では、溶射金属として金属単体からなるものを用いており、緻密なセラミックス膜を作製できるものではない。
以上述べたように、燃料電池の電解質などに用いられるような緻密なセラミックス膜を作製するためには、プラズマ溶射法が用いられるが、セラミックス微粒子の粒径が0.1〜10μmのものは、凝集し易く、プラズマジェットへの送給は困難であった。
国際公開パンフレットWO2011−10400 特開平10−226869号公報 特開2009−161789号公報 特開2006−274290号公報 特開昭63−190156号公報
かかる状況に鑑みて、本発明は、プラズマ溶射において、セラミックス微粒子の粒径が0.1〜10μmのものを凝集させることなく、プラズマジェットへ安定的に送給できるプラズマ溶射装置および方法を提供することを目的とする。
上記課題を達成すべく、本発明のプラズマ溶射装置は、プラズマジェットを溶射方向に噴射する溶射ノズルと、プラズマジェットに対して溶射材料を供給する溶射材料供給部とを有し、プラズマジェットによって溶射材料を被溶射材にプラズマ溶射する装置であって、溶射材料は、熱分解しガス化する樹脂と、セラミックス微粒子との複合材料を、ワイヤ状にした複合ワイヤであることを特徴とする。
溶射材料を樹脂とセラミックス微粒子の複合材料とし、ワイヤ状とすることで、粒径0.1〜10μmのセラミックス微粒子を、凝集させることなく、プラズマジェットへ安定的に送給することができる。複合ワイヤは、サブミクロンのセラミックス微粒子を、溶融した樹脂中に混入して均一に混合し、ワイヤ状に加工したものであり、線径は1〜5mm程度である(但し、線径が限定されるものではない)。
ここで、熱分解しガス化する樹脂は、高温で熱処理を行うことにより完全に熱分解してガス化する樹脂のことを指し、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン6、ナイロン6,6などの脂肪族ポリアミド、ポリ乳酸などの脂肪族ポリエステルが挙げられる。
また、セラミックス微粒子は、具体的な種類としては、例えば、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、ジルコニア(ZrO)、チタニア(TiO)などの酸化物を単独で、あるいは混合して用いることができる。
本発明のプラズマ溶射装置では、プラズマ溶射は大気圧中で行われ、減圧チャンバーが不要である。減圧下で行う場合、装置本体を減圧チャンバーに入れる必要があるが、被成膜物のサイズの制約や、生産効率の低下の要因となる。そのため、プラズマ溶射は大気圧中で行われ、減圧チャンバーが不要とした。装置本体を減圧チャンバーに入れる必要はないので、被成膜物のサイズの制約は無く、また、生産効率の低下も起こらない。
本発明のプラズマ溶射装置では、セラミックス微粒子は、平均粒径が5μm以下のものを用いるのが好ましい。更に好ましくは、平均粒径が3μm以下のものを用いる。溶射材料を樹脂とセラミックス微粒子の複合材料とし、ワイヤ状とすることで、平均粒径が5μm以下のセラミックス微粒子を、凝集させることなく、プラズマジェットへ安定的に送給することができるため、緻密なセラミックス膜を作製することが可能である。
本発明のプラズマ溶射装置では、熱分解しガス化する樹脂の代替としてセルロース繊維を用いてもよい。あるいは、樹脂にセルロース繊維が配合されたものを複合材料に用いてもよい。
セルロース繊維の場合、プラズマジェットに送出した際に、軟化することなく溶融することから、複合ワイヤの母材として有用である。
本発明のプラズマ溶射装置における溶射材料供給部は、複合ワイヤをローラの送り出し機構により調節された一定速度でプラズマジェットに対して送出するワイヤ送出速度調節機構と、複合ワイヤをプラズマジェットに誘導する円筒状ガイドの位置および角度を調節するガイド位置調節機構を備えたものであることが好ましい。
ワイヤ送出速度調節機構により、複合ワイヤを一定速度でプラズマジェットに対して送出し、一定速度で溶射材料を供給できることになる。ワイヤ送出速度調節機構は、複合ワイヤを2本のローラの間を通して、ローラの回転により複合ワイヤを送り出しする。
ガイド位置調節機構により、複合ワイヤをプラズマジェット中に送出する位置を調整することが可能になる。プラズマジェット中の熱分布は、プラズマ発生源からの距離に応じて温度が下がっていくが、その下がり方は急激な温度勾配となっている。プラズマ発生源が最も高いため、複合ワイヤを送り出す位置を、溶射ノズル先端からどの距離にするかは複合ワイヤの送出速度と溶融速度の兼ね合いで重要である。また、プラズマジェットは、溶射ノズルの軸方向に出射されるが、ある広がりをもって出射される。そのため、溶射ノズルの軸上に複合ワイヤの先端部を送り出す場合、軸上に位置する先端より手前の複合ワイヤがプラズマジェット中の高温により溶融することになる。複合ワイヤをプラズマジェットに送り出す角度が、溶射ノズルの軸に直交する場合よりも、所定の角度をつけて溶射ノズル先端に近づくように、溶射ノズルの軸に対して斜めに送り出す方が、より緻密なセラミックス膜を作製できることがわかり、ガイド位置調節機構を設けて、複合ワイヤをプラズマジェットに誘導する円筒状ガイドの位置および角度を調節することにした。
ここで、上記のワイヤ送出速度調節機構は、ローラの押え付けスプリングを有することが好ましい。ワイヤ送出速度調節機構は、複合ワイヤを2本のローラの間を通して、ローラの回転により複合ワイヤを送り出しするが、2本のローラの内、少なくとも1本のローラに複合ワイヤを押え付ける方向に復元力が働くスプリングを設けることにより、複合ワイヤの線径の違いをスプリングが吸収して、複合ワイヤを送り出すことができる。
本発明のプラズマ溶射装置における溶射材料供給部は、プラズマ溶射を行うロボットのアーム部に取付けられ、複合ワイヤのガイド用チューブが柔軟性を有することが好ましい。溶射材料供給部は、プラズマ溶射を行うロボットのアーム部に取付ける場合、溶射材料供給部の設置場所について、設置スペース、安定性、アームのバランス性、プラズマ源との離隔などを考慮した設置が必要である。そのため設置場所によっては、複合ワイヤを連続して直線的にプラズマジェット中に送出できないこともある。複合ワイヤのガイド用チューブに柔軟性を持たせることで、複合ワイヤを曲げるようにする。そのため、ガイド用チューブには、柔軟性のあるポリウレタンを使用し、折れる可能性があるテフロン(登録商標)チューブは用いないことにする。
次に、本発明のプラズマ溶射方法を説明する。本発明のプラズマ溶射方法は、プラズマジェットによって溶射材料を被溶射材にプラズマ溶射する方法において、溶射材料は、熱分解しガス化する樹脂と、セラミックス微粒子との複合材料を、ワイヤ状にした溶射材料を用いることを特徴とする。
本発明のプラズマ溶射方法において、プラズマ溶射は大気圧中で行う。プラズマ溶射を大気圧中で行うことで、被溶射材を減圧チャンバーに入れる必要はなく、被成膜物のサイズの制約は無く、また、生産効率の低下も起こらない。
また、本発明のプラズマ溶射方法において、熱分解しガス化する樹脂の代替としてセルロース繊維、或は、樹脂にセルロース繊維が配合されたものを複合材料に用いることでもよい。上述の如く、セルロース繊維の場合、プラズマジェットに送出した際に、軟化することなく溶融することから、複合ワイヤの母材として有用である。
本発明によれば、粒径0.1〜10μmのセラミックス微粒子を、プラズマジェットへ安定的に送給して、固体酸化物形燃料電池の緻密電解質膜や、耐食性、耐化学薬品性及び耐プラズマ性が向上された緻密セラミックス膜を作製することができるといった効果がある。
実施例1のプラズマ溶射の原理図 実施例1のプラズマ溶射装置の説明図を示し、(1)は溶射材料、(2)は樹脂ワイヤのプラズマジェットへの投入前、(3)は樹脂ワイヤのプラズマジェットへの投入後を示している。 実施例1のプラズマフレームの熱分布図 実施例1のプラズマ溶射装置における微粒子の供給及び溶射構造の概要図 溶射試料のX線回折グラフ 溶射試料のSEM観察画像 溶射材料供給部の構成図 ワイヤ送出速度調節機構の構造図 ワイヤ送出速度調節機構の取付図 ワイヤ送出速度調節機構のロボットのアーム部への取り付け例を示した図 ガイド位置調節機構の説明図 他の実施形態の溶射材料供給部の構造図 従来のプラズマ溶射の原理図
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1のプラズマ溶射装置の原理図を示し、図2(1)は樹脂とアルミナ微粒子の樹脂ワイヤのイメージ、図2(2)は樹脂ワイヤのプラズマジェットへの投入前、図2(3)は樹脂ワイヤのプラズマジェットへの投入後を示している。
図1に示されるように、実施例1のプラズマ溶射では、樹脂2bにアルミナ微粒子2aを混入した樹脂ワイヤ2を溶射材料供給部4に投入して、樹脂ワイヤ2をプラズマジェット3aに供給し、樹脂2bを熱分解しガス化させて、アルミナ微粒子2aのみを溶射することで、基板15の表面に皮膜14を形成している。プラズマガスがカソード3dとアノード3eの間を通ってやってきて、カソード3dとアノード3eの間で高電圧を受けてプラズマ状態になりプラズマジェット3aとして噴出される。
図2(1)に示されるように、樹脂ワイヤ2は、樹脂2bと溶射粒子であるアルミナ微粒子2aから成る。図2(2)(3)に示されるように、樹脂ワイヤ2をプラズマジェット3a内へ投入すると、熱分解性の樹脂は分解されガス化し(2b)、溶射粒子であるアルミナ微粒子2aのみがプラズマ溶射される。アルミナ微粒子2aは、プラズマジェット3aによって、基板に吹きつけられ、皮膜が形成されることになる。
図3は、実施例1のプラズマ溶射装置におけるプラズマフレームの熱分布図を示している。図3に示されるように、プラズマフレーム3cは領域ごとに温度が異なり、プラズマ発生源に近づくほど高温である。
アノード3eより発生したプラズマは、発生源が最も温度が高く(30000℃)、終端に向かって温度が下がってくる。溶射粉末はできるだけ温度の高い領域で溶融させることが重要であり、図3に示されるところの、20000℃あるいは10000℃のホットスポット領域に溶射粉末を投入させるのが望ましい。そのためには、なるべくカソード3d表面近傍で供給を行うことが重要である。但し、カソード3d表面に近付けすぎると熱による供給経路の溶損あるいはスピッティングなどの問題を生じることがある。
図4は、実施例1のプラズマ溶射装置1におけるアルミナ微粒子の供給及び溶射構造の概要図を示している。図4に示されるように、樹脂ワイヤ2の供給速度が遅すぎると、高温領域に達するまでに樹脂2bが熱分解してしまいアルミナ微粒子2aが低温領域にしか届かない。逆に供給速度が早すぎると、高温領域を通過してしまうことになる。このように、最適な供給速度が存在増すため、樹脂ワイヤ2の供給速度を制御することが必要である。
実施例1のプラズマ溶射装置1を用いて、アルミナ微粒子2aをプラズマ溶射した実験結果を説明する。下記表1は、実施例1のプラズマ溶射装置を用いてプラズマ溶射するアルミナ微粒子2aの溶射条件を示している。
下記表1に示すように、平均粒径1.2μmのアルミナ微粒子2aを40%又は60%含んだ樹脂で作製した樹脂ワイヤ2を、プラズマ溶射ガン3に供給し、被溶射材としてステンレス板を用いて、ステンレス板上にアルミナ微粒子2aをプラズマ溶射させて、セラミックス膜(試料膜1、試料膜2)を作製した。
樹脂の送り速度は、アルミナ微粒子2aを40%含んだものを2.2(cm/s)、アルミナ微粒子2aを60%含んだものを1.8(cm/s)にした。溶射ノズル先端からの溶射距離、樹脂ワイヤ2を冷却するための不活性ガス(Arを使用)の供給量、溶射材料の投入角度などのその他条件は同じにした。不活性ガス(Ar)は、プラズマジェット3aの熱で加熱される樹脂ワイヤ2の冷却のために用いている。なお、溶射ノズル径は9mm、樹脂ワイヤ2の径は4mm、溶射材料の投入角度は100〜105°とし、ロボットアームの移動速度は300mm/sとした。
図5は、実験により作製したセラミックス膜のX線回折図形を示したものである。図5に示されるように、試料膜1,2のいずれからもαアルミナ相とγアルミナ相の回折図形が観察された。α相は原料微粒子と同じ結晶相であり、未溶融のまま基板に付着したもの、γ相はプラズマ中で溶融した後基板上で凝固したものと考えられる。すなわち、実施例1のプラズマ溶射装置1によって、完全溶融ではないものの、一旦溶融したアルミナ微粒子2aの付着が確認できた。
なお、図5中の矢印は、αアルミナ相あるいはγアルミナ相による回折ピーク値を図示している。
図6は、試料膜1及び試料膜2の断面を研磨してSEM(Scanning Electron Microscope)観察した結果を示した図である。
膜厚は50〜80μmであり、全体的に溶融して緻密化した部分が多く確認される。一部、分断したり粒状の部分も見られるが、今後、プラズマ条件の最適化により膜全体が緻密化できる可能性が十分にあると言える。
図7は、溶射材料供給部の構成図を示している。図7に示されるように、樹脂ワイヤ供給装置16には送りローラ20が設けられ、送りローラ20により樹脂ワイヤ供給装置16から溶射材料供給部4へと樹脂ワイヤ2が送給される。樹脂ワイヤ供給装置16と溶射材料供給部4の間隔は3〜5m程度である。これは、プラズマ熱源と樹脂ワイヤ2に十分な間隔が必要であり、またロボットの動作を干渉しない位置に置く必要があるからである。また、溶射材料供給部4には投入口10が設けられ、樹脂ワイヤ冷却用の不活性ガスを溶射材料供給部4内に流すことができる。不活性ガスは、樹脂ワイヤ2をプラズマジェット3aに送り込むための供給経路であるパイプ9を冷却し、供給経路のパイプ9の内部に異物を蓄積させない目的で使用される。
図8は、ワイヤ送出速度調節機構の構造図を示している。図8に示されるように、溶射材料供給部4の中には、送りローラ(5a,5b)、バネ6が設けられている。バネ6はブラケット17aにより、送りローラ5aはブラケット17bにより固定されている。送りローラ(5a,5b)は、樹脂ワイヤ2を狭持しながら回転することにより送り出す。また、樹脂ワイヤ2は、ワイヤ導入管19から溶射材料供給部4の中に導入され、ワイヤ導出管18から送り出される。
バネ6が設けられることにより、異なる径の樹脂ワイヤ2が送られてきたとしても、送りローラ(5a,5b)の狭持力を調節し、安定して樹脂ワイヤ2を送り出すことが可能である。
図9は、実施例1の溶射材料供給部の取付図を示している。図9に示されるように、プラズマ溶射ガン3は、ロボットのアーム部8により支えられている。溶射材料供給部4は、プラズマ溶射ガン3の真上に取り付けられている。溶射材料供給部4をロボットのアーム部8の真上に導入する場合は、溶射材料を安定供給でき、またスペースを有効に使用できるという利点がある。また、横から導入する場合のように樹脂ワイヤ2が途中で曲がってしまうという問題が起こらない点も利点である。
しかし、固定用の治具が必要になったり、またバランスが悪くなり、ロボットの速度を上げた場合には不安定になるので、溶射材料供給部4をロボットのアーム部8の横から導入することも可能である。この場合、樹脂ワイヤ2が途中で曲がることが予想されることから、柔軟で屈曲性があるポリウレタンチューブ内を挿通させて、プラズマジェット3aに送り出すのがよい。
図10は、ロボットのアーム部に溶射材料供給部の取り付け、ロボットアームを動作させたイメージを示している。溶射材料供給部4は、プラズマ溶射ガン3が移動するとそれに追従して移動する。移動の際にも、送りローラ5は溶射材料供給部4の内部で可動し得るので、安定して樹脂ワイヤ2を送給することができる。
溶射材料供給部4が設けられていない場合、樹脂2bが軟らかい材質の場合、樹脂ワイヤ2が撓んで詰まってしまい搬送は難しい。また、ロボットの動きに追従ができないという問題もある。
次に、図11を参照して、ガイド位置調節機構について説明する。図11(1)に示されるように、樹脂ワイヤ2の投入角度はプラズマジェット3aから75°の角度の場合、プラズマジェット3aの高温部である中心付近まで樹脂ワイヤ2を送り込めず、溶射材料が十分に溶融しない。
一方、図11(2)に示されるように、図11(1)とは治具7の取り付け方向が逆(=投入角度105°)にした場合、ノズルから投入点の距離が短くなり、プラズマジェット3aの高温部に樹脂ワイヤ2を投入しやすくできる。樹脂ワイヤ2の投入角度は、溶射材料供給部4に設けられたガイド位置調節機構により調整可能であり、具体的には、樹脂ワイヤ2をガイドするガイド線材の位置や傾きを調節する。
図12は、他の実施形態の溶射材料供給部の構造図を示している。
図12に示されるように、溶射材料供給部40には、送りローラ(51,52)が設けられている。本実施例ではバネ6は設けられていないが、その代わりに、送りローラ(51,52)は、それぞれ細筒部(51a,52a)と太筒部(51b,52b)を有しており、細筒部(51a,52a)は樹脂ワイヤ21を狭持し、太筒部(51b,52b)は樹脂ワイヤ22を狭持している。かかる状態で、送りローラ(51,52)が回転することで、樹脂ワイヤ(21,22)が送り出される構造である。
図12に示されるように、樹脂ワイヤ21は樹脂ワイヤ22よりも径が太いワイヤである。また、パイプ(91,92)もそれぞれ径が異なり、径の異なるワイヤに対応して挿通させるパイプを変更する仕様である。
本実施例では、樹脂ワイヤ21はパイプ91に挿通され、樹脂ワイヤ22はパイプ92に挿通されている。送りローラ52の可動はDCモータ11により行う。DCモータ11は配線13を通じてコントローラ12と接続されており、使用者はコントローラ12を操作して樹脂ワイヤ2の送り出しを行う。溶射材料供給部40は、樹脂ワイヤ2を送給するためのものであり、プラズマ溶射ガン3に付属できる程度の軽量小型のものである。樹脂ワイヤ2の供給時に脈動無しに動作し、送り出せるため、樹脂ワイヤ2の取り付け、取り外しは容易である。
樹脂ワイヤ2の送り速度は0〜50 mm/s(送りモータ0〜300rpm程度)の範囲で可変できるものである。樹脂ワイヤ2の送り速度については、送りの駆動となるDCモータ11を、PWM制御などによって回転数を可変できる構造となっている。
樹脂ワイヤ供給装置16とは制御系での連動はなく、各々の送り速度は樹脂ワイヤ供給装置16のセンサー位置を調整しながら決定するものである。また、装置内部には不活性ガスを充填し、ワイヤ供給口9aより不活性ガスを送ることができるような気密性を有するものである。
なお、送りローラ(51,52)は、上下連動し、ワイヤ径の変動への追随性を有することが好ましい。
本発明は、固体酸化物形燃料電池の緻密電解質膜や、耐食性、耐化学薬品性及び耐プラズマ性が向上された緻密セラミックス膜を作製するためのプラズマ溶射装置に有用である。
1 プラズマ溶射装置
2,21,22 樹脂ワイヤ
2a アルミナ微粒子
2b 樹脂
2c 微粒子溶射粉末
3 プラズマ溶射ガン
3a プラズマジェット
3c プラズマフレーム
3d カソード
3e アノード
4,40 溶射材料供給部
4c 粉末供給装置
5,20,51,52 送りローラ
6 バネ
7 治具
8 アーム部
9,91,92 パイプ
9a ワイヤ供給口
10 投入口
11 DCモータ
12 コントローラ
13 配線
14 皮膜
15 基板
16 樹脂ワイヤ供給装置
17a,17b ブラケット
18 ワイヤ導出管
19 ワイヤ導入管

Claims (10)

  1. プラズマジェットを溶射方向に噴射する溶射ノズルと、前記プラズマジェットに対して溶射材料を供給する溶射材料供給部とを有し、前記プラズマジェットによって前記溶射材料を被溶射材にプラズマ溶射する装置であって、
    前記溶射材料は、熱分解しガス化する樹脂とセラミックス微粒子との複合材料を、ワイヤ状にした複合ワイヤであることを特徴とするプラズマ溶射装置。
  2. 前記プラズマ溶射は大気圧中で行われ、減圧チャンバーが不要であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ溶射装置。
  3. 前記セラミックス微粒子は、平均粒径が5μm以下のものを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ溶射装置。
  4. 前記樹脂の代替としてセルロース繊維、或は、前記樹脂がセルロース繊維を配合したものを前記複合材料に用いたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプラズマ溶射装置。
  5. 前記溶射材料供給部は、
    前記複合ワイヤをローラの送り出し機構により調節された一定速度で前記プラズマジェットに対して送出するワイヤ送出速度調節機構と、
    前記複合ワイヤを前記プラズマジェットに誘導する円筒状ガイドの位置および角度を調節するガイド位置調節機構、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のプラズマ溶射装置。
  6. 前記ワイヤ送出速度調節機構において、
    前記ローラの押え付けスプリングを有することを特徴とする請求項5に記載のプラズマ溶射装置。
  7. 前記溶射材料供給部は、プラズマ溶射を行うロボットのアーム部に取付けられ、前記複合ワイヤのガイド用チューブが柔軟性を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のプラズマ溶射装置。
  8. プラズマジェットによって溶射材料を被溶射材にプラズマ溶射する方法において、
    前記溶射材料は、熱分解しガス化する樹脂と、セラミックス微粒子との複合材料を、ワイヤ状にした溶射材料を用いることを特徴とするプラズマ溶射方法。
  9. 前記プラズマ溶射は、大気圧中で行うことを特徴とする請求項8に記載のプラズマ溶射方法。
  10. 前記樹脂の代替としてセルロース繊維、或は、前記樹脂がセルロース繊維を配合したものを前記複合材料に用いることを特徴とする請求項8又は9に記載のプラズマ溶射方法。
JP2015034610A 2015-02-24 2015-02-24 プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法 Pending JP2016156058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015034610A JP2016156058A (ja) 2015-02-24 2015-02-24 プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015034610A JP2016156058A (ja) 2015-02-24 2015-02-24 プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016156058A true JP2016156058A (ja) 2016-09-01

Family

ID=56825156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015034610A Pending JP2016156058A (ja) 2015-02-24 2015-02-24 プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016156058A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216778A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 日本コーティング工業株式会社 皮膜および該皮膜の形成方法
CN115522159A (zh) * 2022-10-31 2022-12-27 广东电网有限责任公司广州供电局 干式空心电抗器表面裂纹等离子体喷涂修复装置
WO2023213927A1 (fr) 2022-05-04 2023-11-09 Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen Cordon flexible destinée à l'alimentation d'une torche de projection thermique et dispositf de projection thermique

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216778A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 日本コーティング工業株式会社 皮膜および該皮膜の形成方法
WO2023213927A1 (fr) 2022-05-04 2023-11-09 Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen Cordon flexible destinée à l'alimentation d'une torche de projection thermique et dispositf de projection thermique
FR3135214A1 (fr) 2022-05-04 2023-11-10 Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen Cordon pour projection thermique
CN115522159A (zh) * 2022-10-31 2022-12-27 广东电网有限责任公司广州供电局 干式空心电抗器表面裂纹等离子体喷涂修复装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8629371B2 (en) Method and apparatus for fine particle liquid suspension feed for thermal spray system and coatings formed therefrom
WO2009143626A1 (en) Method and system for producing coatings from liquid feedstock using axial feed
Fauchais et al. Suspension and solution plasma spraying of finely structured layers: potential application to SOFCs
Rampon et al. Influence of suspension characteristics on coatings microstructure obtained by suspension plasma spraying
AU2010242747B2 (en) In-situ plasma/laser hybrid scheme
JP4310251B2 (ja) コールドスプレー用ノズル及びコールドスプレー被膜の製造方法
US20180044772A1 (en) Reactive Spray Formation of Coatings and Powders
US20110003084A1 (en) Process of Making Ceria-Based Electrolyte Coating
JP2007184269A (ja) プラズマとコールドスプレーとを組み合わせた方法および装置
JP2016156058A (ja) プラズマ溶射装置及びプラズマ溶射方法
CN101183716A (zh) 固体氧化物燃料电池三合一电极的制备方法
US20130224393A1 (en) Plasma Spray Method
CN102691027B (zh) 用于制造离子传导膜的等离子体喷涂方法
JPH10226869A (ja) プラズマ溶射法
JP2003129212A (ja) 溶射方法
CN110158018B (zh) 一种Al/AlN复合涂层及其制备方法
JP7491508B2 (ja) 成膜装置、成膜方法及び成膜体
Hwang et al. A nanostructured YSZ film coating by liquid suspension injection into an APS plasma flame
Mailhot et al. Supersonic induction plasma spraying of dense YSZ electrolyte membranes
Platenkin et al. Process Development for obtaining functional layers for solid oxide fuel cells from liquid precursors using plasma sputtering technology
Xu et al. Suspension plasma spray of yttria stabilized zirconia coatings
KR101160297B1 (ko) 하이브리드 코팅 장치
Jia et al. Induction plasma spraying of Samaria doped ceria as electrolyte for solid oxide fuel cells
JP2021161501A (ja) 成膜装置及びセラミックス膜の製造方法
Ando et al. TiO 2 Film Deposition by Atmospheric Thermal Plasma CVD Using Laminar and Turbulence Plasma Jets