JP2016154313A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract


【課題】ハイサイドの出力素子を直接に高速でオン/オフすることができるレベルシフト回路を提供する。
【解決手段】一実施形態のレベルシフト回路は、入力電圧をレベルシフトした出力電圧を生成する第1トランジスタと、該第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、第2乃至第5トランジスタと、第1および第2パルス信号生成回路とを持つ。第2トランジスタは、前記第1トランジスタを駆動するために前記第1トランジスタのゲートに第1の電流を流す。第3トランジスタは、前記第1トランジスタをオフにするために前記制御回路のトランジスタのゲートに第2の電流を与える。前記第4および第5トランジスタは、前記第1トランジスタがオフ、オンに切り替わるときに前記第2および第1の電流をそれぞれ増加させる。前記第1および第2パルス回路は、前記第4および第5トランジスタの駆動をそれぞれ制御する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、レベルシフト回路に関する。
複数の電源を有する半導体装置には、異なる高電位側電源間で信号レベルをシフトするレベルシフト回路が設けられることがある。
レベルシフト回路で出力素子を直接駆動する場合、多くのバイアス電流が必要となって消費電力が増大し、また、動作速度が遅いという問題点がある。このため、一般的にハイサイド側のドライバ回路としてバッファ回路が設けられる。
しかしながら、バッファ回路の分だけ回路構成が複雑になりチップコストが上昇してしまう。
特開2013−115601号公報
本発明が解決しようとする課題は、ハイサイドの出力素子を直接に高速でオン/オフすることができるレベルシフト回路を提供することである。
一実施形態のレベルシフト回路は、入力電圧をレベルシフトした出力電圧を生成する第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、第2乃至第5トランジスタと、第1および第2パルス信号生成回路とを持つ。第2トランジスタは、前記第1トランジスタを駆動するために前記第1トランジスタのゲートに第1の電流を流す。第3トランジスタは、前記第1トランジスタをオフにするために前記制御回路のトランジスタのゲートに第2の電流を与える。前記第4トランジスタは、前記第1トランジスタがオフにスイッチングするときに、前記第2の電流を増加させるよう設けられる。前記第5トランジスタは、前記第1トランジスタがオンにスイッチングするとき、前記第1の電流を増加させるよう設けられる。前記第1パルス信号生成回路は、前記第4トランジスタの駆動を制御する。前記第2パルス信号生成回路は、前記第5トランジスタの駆動を制御する。
実施形態1によるレベルシフト回路の概略構成を示す回路図の一例。 図1に示すレベルシフト回路の動作を説明するためのタイミングチャートの一例。 実施形態2によるレベルシフト回路の概略構成を示す回路図の一例。 図1に示すレベルシフト回路の誤動作の一態様を説明するためのタイミングチャートの一例。 実施形態3によるレベルシフト回路の概略構成を示す回路図の一例。 図5に示すレベルシフト回路の動作を説明するためのタイミングチャートの一例。 実施形態4によるレベルシフト回路の概略構成を示す回路図の一例。 図7に示すレベルシフト回路の動作を説明するためのタイミングチャートの一例。 図7に示すレベルシフト回路の一変形例の概略構成を示す回路図の一例。 図7に示すレベルシフト回路の他の変形例の概略構成を示す回路図の一例。
以下、実施形態のいくつかについて図面を参照しながら説明する。図面において、同一の部分には同一の参照番号を付し、その重複説明は適宜省略する。
以下では、出力ハイサイド素子がPchannel型MISFET(etal−nsulator−emiconductor ield−ffect ransistor)(以下、単に「Pch MISトランジスタ」という),出力ローサイド素子がNchannel型MISFET(以下、単に「Nch MISトランジスタ」という)で構成され、レベルシフトが必要な高耐圧出力スイッチに適用される駆動回路を例として取り挙げて説明する。このような駆動回路は、例えば、高速応答、低消費電力および低コストが求められる半導体スイッチング素子のゲートドライバICやDC−DCコンバータICの出力回路として使用可能である。しかしながら、このような用途に限ることなく、民生用機器および産業用機器に用いられる半導体装置に広く適用可能である。
(1)実施形態1
図1は、実施形態1によるレベルシフト回路を備える出力スイッチング素子駆動回路の概略構成を示す回路図の一例である。図1に示すように、本実施形態の出力スイッチング素子駆動回路は、レベルシフト回路100と、ハイサイドスイッチング素子HSS1と、ローサイドスイッチング素子LSS1とを備える。
本実施形態において、ハイサイドスイッチング素子HSS1は、例えば第1トランジスタに対応し、ソースが高電位側電源Vccbに接続され、ドレインが出力端子Voutに接続され、ゲートがハイサイド出力Pout1に接続されたPch MISトランジスタで構成される。
また、本実施形態において、ローサイドスイッチング素子LSS1は、ソースが低電位側電源(接地電位)Vssに接続され、ドレインが出力端子Voutに接続され、ゲートがローサイド出力Pout2に接続されたNch MISトランジスタで構成される。
出力スイッチング素子駆動回路の出力Voutには、例えばコイル、コンデンサおよび抵抗などを含む負荷200が接続される。
レベルシフト回路100は、制御部1、ゲート制御回路20、ソースフォロア回路30、本実施形態において特徴的な駆動電流増大回路40、定電流源11、Nch MISトランジスタNMT1、NMT2、論理積回路AND1およびバッファBUFF1を含む。
レベルシフト回路100は、高電位側電源Vccaおよび高電位側電源Vccaよりも電圧の高い高電位側電源Vccbが供給され、入力端子Pinを介して入力信号の電圧(以下、単に「入力電圧」という)Vinが入力され、入力電圧Vinを昇圧してレベルシフトされた出力電圧を端子Pout(出力端子)1から出力する。
制御部10は、否定論理和回路NOR1とインバータINV1を含む。
否定論理和回路NOR1は、ノードN1とノードN2との間に設けられ、高電位側電源Vccaと低電位側電源(接地電位)Vssが供給される。否定論理和回路NOR1は、入力電圧Vinが一方の入力端子IT1に入力され、他方の入力端子IT2がノードN3に接続されてバッファBUFF1の出力電圧(ローサイドスイッチング素子LSS1のゲート電圧)が入力され、これらの電圧の否定論理和を出力する。
インバータINV1は、ノードN2と駆動電流増大回路40との間に設けられ、高電位側電源Vccaと低電位側電源(接地電位)Vssが供給される。インバータINV1は、否定論理和回路NOR1の出力電圧が入力され、これと逆位相の信号を出力する。
駆動電流増大回路40は、パルス信号生成回路41,42と、Nch MISトランジスタNMT7,NMT8とを含む。
パルス信号生成回路41は、遅延回路Delay1と論理積回路AND11とを有する。
遅延回路Delay1は、入力端子がノードN6に接続され、出力端子がノードN5に接続され、インバータINV1の出力信号INV1_outが入力され、出力信号INV1_outの立ち上がり信号に対して所定期間だけ遅延した信号をノードN5に出力する。
論理積AND11は、ノードN5に接続された反転入力端子と、ノードN7に接続された非反転入力端子と、Nch MISトランジスタNMT7のゲートに接続された出力端子とを有する。論理積AND11は、遅延回路1から出力された遅延信号が反転入力端子から入力され、インバータINV1の出力信号が非反転入力端子入力され、これらの信号の論理積をパルス信号tw1としてNch MISトランジスタNMT7のゲートに出力する。
Nch MISトランジスタNMT7は、本実施形態において例えば第4トランジスタに対応し、ドレインがノードN10に接続され、ソースが低電位側電源(接地電位)Vssに接続される。
パルス信号生成回路42は、遅延回路Delay2と論理積回路AND12とを有する。
論理積回路AND12は、ノードN9に接続された非反転入力端子と、遅延回路Delay2の出力端子に接続された反転入力端子と、Nch MISトランジスタNMT8のゲートに接続された出力端子とを有する。
Nch MISトランジスタNMT8は、本実施形態において例えば第5トランジスタに対応し、ドレインがノードN16に接続され、ソースが低電位側電源(接地電位)Vssに接続され、ゲートが論理積AND12の出力端子に接続される。
遅延回路Delay2は、入力端子がノードN8に接続され、出力端子が論理積AND12の反転入力に接続され、否定論理和回路NOR1の出力信号NOR1_outが入力され、、出力信号NOR1_outの立ち上がり信号に対して所定期間だけ遅延した信号を論理積回路AND12の反転入力端子に出力する。
論理積回路AND12は、反転入力端子が遅延回路Delay1の出力端子に接続され、非反転入力端子がノード9に接続される。論理積回路AND12は、遅延回路Delay1から出力された遅延信号が反転入力端子から入力され、否定論理和回路NOR1の出力信号が非反転入力端子に入力され、これらの信号の論理積をNch MISトランジスタNMT8のゲートに出力する。
ゲート制御回路20は、Pch MISトランジスタPMT5と、Pch MISトランジスタPMT6と、ツェナーダイオードD2,D3とを含む。
Pch MISトランジスタPMT5は、ソースが高電位側電源Vccbに接続され、ゲートがノードN15に接続され、ドレインがノードN14に接続される。Pch MISトランジスタPMT6は、ソースが高電位側電源Vccbに接続され、ゲートがノードN13に接続され、ドレインがノードN15に接続される。
ツェナーダイオードD2は、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲート耐圧と同等以下の耐圧、例えば5Vの耐圧を有し、カソードが高電位側電源Vccbに接続され、アノードがノードN14に接続される。ツェナーダイオードD3は、カソードが高電位側電源Vccbに接続され、アノードがノードN22に接続される。
ソースフォロア回路30は、Nch MISトランジスタNMT3とNch MISトランジスタNMT4とを含む。Nch MISトランジスタNMT3は、本実施形態において例えば第3トランジスタに対応し、ドレインがノードN14を介してPch MISトランジスタPMT5のドレインに接続され、ゲートが高電位側電源Vccaに接続され、ソースがノードN10に接続される。Nch MISトランジスタNMT3は、ハイサイドスイッチング素子HSS1がオフのときにPch MISトランジスタPMT6のゲートから低電位側電源(接地電位)Vssに向かって電流I1を流す。本実施形態において、電流I1は例えば第2の電流に対応する。
Nch MISトランジスタNMT4は、本実施形態において例えば第2トランジスタに対応し、ドレインがノードN21を介してPch MISトランジスタPMT6のドレインに接続され、ゲートが高電位側電源Vccaに接続され、ソースがノードN16に接続される。Nch MISトランジスタNMT4は、ハイサイドスイッチング素子HSS1がオンのときにハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートから低電位側電源(接地電位)Vssに向かってハイサイドスイッチング素子HSS1を駆動するための電流(以下、「HSS1駆動電流」という)電流I2を流す。本実施形態において、電流I2は例えば第1の電流に対応する。
Nch MISトランジスタNMT4は、ドレインから、入力電圧Vinを昇圧してレベルシフトされた電圧を出力し、ノードN21を介してハイサイド出力Pout1へ出力する。
Nch MISトランジスタNMT1は、本実施形態において例えば第7トランジスタに対応し、ドレインがノードN10に接続され、ソースがノードN11を介して定電流源11に接続され、ゲートがノードN7,N6を介してインバータINV1の出力端子に接続されてインバータINV1の出力電圧が入力される。Nch MISトランジスタNMT2は、本実施形態において例えば第6トランジスタに対応し、ドレインがノードN16に接続され、ソースがノードN11を介して定電流源11に接続され、ゲートがノードN2に接続されて否定論理和回路NOR1の出力電圧が入力される。
定電流源11は、一端がノードN11を介してNch MISトランジスタNMT1のソースおよびNch MISトランジスタNMT2のソースに接続され、他端が低電位側電源(接地電位)Vssに接続され、一定の電流I11をNch MISトランジスタNMT1,NMT2の各ソースから低電位側電源(接地電位)Vss側に流す。
論理積回路AND1は、第1の入力端子IT3がノードN5に接続され、第2の入力端子IT4がノードN1に接続され、出力端子がバッファBUFF1の入力端子に接続され、入力電圧Vinと遅延回路Delay1の出力電圧との論理積をバッファBUFF1に出力する。バッファBUFF1は、入力端子が論理積回路AND1の出力端子に接続され、出力端子がローサイドスイッチング素子LSS1のゲートに接続され、論理積回路AND1の出力電圧に基づいて駆動電圧を生成してローサイド出力Pout2から出力する。バッファBUFF1からの駆動電圧は、ノードN3を介して否定論理和回路NOR1の入力端子IT2に入力される。
本実施形態のレベルシフト回路100の動作について図2のタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、時刻T1において、入力電圧VinがH(ハイ)からL(ロー)になると、論理積回路AND1の出力がH(ハイ)からL(ロー)になるため、バッファBUFF1の出力BUFF1_outもH(ハイ)からL(ロー)になる。出力BUFF1_outは、ローサイドスイッチング素子LSS1の駆動電圧であるため、ローサイドスイッチング素子LSS1のゲートソース間電圧LSS1_VGSが低下し、時刻T2でL(ロー)になるとローサイドスイッチング素子LSS1がオフになる。
バッファBUFF1の出力電圧BUFF1_outはノードN3を介して否定論理和回路NOR1の他方の入力端子に入力されるので、ローサイドスイッチング素子LSS1がオフになった時刻T2において否定論理和回路NOR1の出力NOR1_outがL(ロー)からH(ハイ)に反転し、これにより、Nch MISトランジスタNMT2がオンとなる。
この結果、ツェナーダイオードD3、Nch MISトランジスタNMT4、Nch MISトランジスタNMT2および定電流源11が導通してハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートから低電位側電源(接地電位)Vssに向かってHSS1駆動電流I2が流れる。これにより、ノードN21の電圧がH(ハイ)からL(ロー)に反転し、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートソース間電圧HSS1_VGSがH(ハイ)からL(ロー)へ低下し始める。
さらに、時刻T2では否定論理和回路NOR1の出力がL(ロー)からH(ハイ)に反転するので、論理積回路AND12の出力がL(ロー)からH(ハイ)に反転し、これにより、パルス信号生成回路42がパルス信号tw2を出力する。
パルス信号tw2の入力と同時にNch MISトランジスタNMT8のゲートソース間電圧NMT8_VGSがL(ロー)からH(ハイ)に反転してNch MISトランジスタNMT8がNch MISトランジスタNMT2のオンと同時にオンになり、ドレイン電流ID(NMT8)が流れる。これにより、HSS1駆動電流I2はドレイン電流ID(NMT8)の分だけ増大し、
I2=I11+ID(NMT8)
となる。
ここで、ドレイン電流ID(NMT8)の大きさは、Nch MISトランジスタNMT4およびNch MISトランジスタNMT8の素子サイズで決定される。従って、
I11<<ID(NMT8)
となるようにトランジスタNMT4,NMT8の素子サイズを設定することにより、HSS1駆動電流I2を大幅に増大させることが可能である。
ハイサイドスイッチング素子HSS1のオン時スイッチング時間をton(HSS1)とすると、その値は次式の通りに近似される。
ton(HSS1)≒入力容量Ciss(HSS1)×VD3/I2
従って、ドレイン電流ID(NMT8)の値を適切に設定することにより、バッファ回路を使用することなく、ハイサイドスイッチング素子HSS1を直接に高速でオンさせることができる。
なお、時刻T2の直後でインバータINV1の出力INV1_outはH(ハイ)からL(ロー)に反転し、これによりNch MISトランジスタNMT1はオフになる。
ドレイン電流ID(NMT8)の分だけ増大したHSS1駆動電流I2により、時刻T2から時刻T3までの短い時間でハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートソース間電圧HSS1_VGSがL(ロー)のレベルまで低下すると、時刻T3でハイサイドスイッチング素子HSS1がオンになる。
次いで、時刻T2における否定論理和回路NOR1の出力H(ハイ)は、遅延回路Delay2に入力される。そして時刻T4で遅延回路Delay2の出力がL(ロー)からH(ハイ)になる。これにより、時刻パルス信号生成回路42からのパルス信号tw2の出力が停止する。Nch MISトランジスタNMT8はそのゲートソース間電圧NMT8_VGSがH(ハイ)からL(ロー)に反転するためオフになる。従って、HSS1駆動電流I2の値は電流源11による電流I11の値にまで低減する。
このように本実施形態では、ハイサイドスイッチング素子HSS1がオフからオンへスイッチングするタイミングにあわせて、Nch MISトランジスタNMT8がオン状態となるよう、パルス信号tw2の出力期間が設定されている。図2のタイミングチャートにおいては、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートソース間電圧HSS1_VGSがH(ハイ)からL(ロー)にスイッチングするタイミングにあわせて、Nch MISトランジスタNMT8のゲートソース間電圧NMT8_VGSがH(ハイ)の状態になる。
したがって、HSS1駆動電流I2を増大させるためのパルス信号tw2はハイサイドスイッチング素子HSS1のスイッチングに必要な期間に出力されるので、Nch MISトランジスタNMT8がオンする際の消費電力は、ハイサイドスイッチング素子HSS1の動作周期OTにおいて、ドレイン電流ID(NMT8)が常時バイアスされる場合に比較してtw2/OTとなり、非常に小さく抑えることができる。
このように、HSS1駆動電流I2の値は、ハイサイドスイッチング素子HSS1をオフからオンにスイッチングする間多く流れ、ハイサイドスイッチング素子HSS1がオンになった後は定電流源11による電流I11の値にまで低減する。したがって、本実施形態のレベルシフト回路100は、ハイサイドスイッチング素子HSS1を直接に高速でオンにスイッチングできると共に、消費電力を低減することができる。
次に、時刻T5で入力電圧VinがL(ロー)からH(ハイ)になると、否定論理和回路NOR1の出力がH(ハイ)からL(ロー)に反転し、これにより、Nch MISトランジスタNMT2がオフとなる一方、インバータINV1の出力がL(ロー)からH(ハイ)に反転してNch MISトランジスタNMT1がオンになる。
この結果、ツェナーダイオードD2、Nch MISトランジスタNMT3、Nch MISトランジスタNMT1および定電流源11が導通する。これにより、ノードN14の電位がH(ハイ)からL(ロー)に反転し、Pch MISトランジスタPMT6がオンとなり、Pch MISトランジスタPMT6のゲートから低電位側電源(接地電位)Vssに向かってハイサイドスイッチング素子HSS1をオフにするためのオフスイッチPch MISトランジスタPMT6の駆動電流(以下、「PMT6駆動電流」という)I1が流れる。
同時に、時刻T5で遅延回路Delay1の出力電圧Delay1_outは未だL(ロー)であるため、論理積回路AND11の出力がL(ロー)からH(ハイ)に反転する。すなわち、パルス信号生成回路41が動作してパルス信号tw1が出力される。
Nch MISトランジスタNMT7はパルス信号tw1をそのゲートに入力することでNch MISトランジスタNMT1のオンと同時にオンになり、ドレイン電流ID(NMT7)を流す。これにより、PMT6駆動電流I1はドレイン電流ID(NMT7)の分だけ増大し、
I1=I11+ID(NMT7)
となる。
ここで、ドレイン電流ID(NMT7)の大きさは、Nch MISトランジスタNMT3およびNch MISトランジスタNMT7の素子サイズで決定される。したがって、
I11<<ID(NMT7)
となるようにトランジスタNMT3,NMT7の素子サイズを設定することにより、PMT6駆動電流I1を大幅に増大させることが可能である。
これにより、Nch MISトランジスタNMT7を使用しない場合と比較してPch MISトランジスタPMT6を高速に駆動してハイサイドスイッチング素子HSS1を時刻T6の手前でオフさせることができる。
ハイサイドスイッチング素子HSS1が確実にオフになった後の時刻T6において、遅延回路Delay1の出力Delay1_outがL(ロー)からH(ハイ)に反転して論理積回路AND1の出力がL(ロー)からH(ハイ)に反転する。し、ローサイドスイッチング素子LSS1のゲートソース間電圧LSS1_VGSが上昇を始め、時刻T7でローサイドスイッチング素子LSS1がオンする。
このように、本実施形態によれば、パルス信号tw1を出力する論理積回路AND11によって、Pch MISトランジスタPMT6の駆動電流を増大させることで、ハイサイドスイッチング素子HSS1は高速にスイッチングオフすることができる。また、回路規模・サイズの大きいオフ検出回路を特に使用することなく、ハイサイドスイッチング素子HSS1が確実にオフになった後に、ローサイドスイッチング素子LSS1がオンすることができる。すなわち、遅延回路Delay1の出力信号によってローサイドスイッチング素子LSS1のターンオン時間が遅延する。デッドタイム(インバータINVからH(ハイ)を出力することによってハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートソース間電圧HSS1_VGSがH(ハイ)からL(ロー)に下がり始めてから、ローサイドスイッチング素子LSS1のゲートソース間電圧LSS1_VGSが上昇を始めるまでの時間)を設け、その結果、ハイサイドスイッチング素子HSS1とローサイドスイッチング素子LSS1との間で貫流電流が流れることを防止することができる。
(2)実施形態2
図3は、実施形態2によるレベルシフト回路120を備える出力スイッチング素子駆動回路の概略構成を示す回路図の一例である。
図1との対比により明らかなように、本実施形態の出力スイッチング素子駆動回路は、Nch MISトランジスタであるハイサイドスイッチング素子HSS2をさらに含むほか、図1のレベルシフト回路100に代えて、ハイサイドスイッチング素子HSS2の駆動回路9を有するレベルシフト回路120を含む。ハイサイドスイッチング素子HSS2は、本実施形態において例えば第7トランジスタに対応する。駆動回路9は、本実施形態において例えば第1回路に対応し、Pch MISトランジスタPMT19とツェナーダイオードD1と定電流源13で構成される。本実施形態の出力スイッチング素子駆動回路のその他の構成は、図1に示す出力スイッチング素子駆動回路と実質的に同一である。
ハイサイドスイッチング素子HSS2は、ハイサイドスイッチング素子HSS1と並列に接続されるように、ドレインが高電位側電源Vccbに接続され、ソースが出力端子Voutに接続され、ゲートがPch MISトランジスタPMT19のソースドレインに接続される。Pch MISトランジスタPMT19は、Pch MISトランジスタPMT5にカスコード接続されるように、ソースがノード14に接続され、ドレインがNch MISトランジスタNMT3のドレインに接続され、ゲートがノードN31を介してツェナーダイオードD1のアノードに接続される。ツェナーダイオードD1は、ハイサイドスイッチング素子HSS2のゲート耐圧と同等以下の耐圧、例えば5Vの耐圧を有し、カソードが高電位側電源Vccbに接続され、アノードがノードN31を介して定電流源13に接続される。定電流源13は、一端がノードN31に接続され、他端が低電位側電源(接地電位)Vssに接続される。
入力電圧VinがH(ハイ)からL(ロー)になると、ローサイドスイッチング素子LSS1がオフになる。インバータINV1の出力電圧はL(ロー)からH(ハイ)になり、これにより、Nch MISトランジスタNMT2がオンとなり、Nch MISトランジスタNMT4もオンになる。この結果、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートから低電位側電源(接地電位)Vssに向かってHSS1駆動電流I2が流れる。これにより、ノードN21の電圧がH(ハイ)からL(ロー)に反転し、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートソース間電圧HSS1_VGSがH(ハイ)からL(ロー)へ低下し始める。
次いで、パルス信号生成回路42がパルス信号tw2を出力し、Nch MISトランジスタNMT8のゲートソース間電圧NMT8_VGSがL(ロー)からH(ハイ)に反転してNch MISトランジスタNMT8がオンになり、ドレイン電流ID(NMT8)が流れる。これにより、HSS1駆動電流I2はドレイン電流ID(NMT8)の分だけ増大し、
I2=I11+ID(NMT8)
となる。
上述した実施形態1と同様に、Nch MISトランジスタNMT4およびNch MISトランジスタNMT8の素子サイズを適宜選択することにより、
I11<<ID(NMT8)
となるようにドレイン電流ID(NMT8)の値を適切に設定することにより、バッファ回路を使用することなく、ハイサイドスイッチング素子HSS1を直接に高速でオンさせることができる。
また、ノードN21の電圧がH(ハイ)からL(ロー)に反転することにより、Pch MISトランジスタPMT5がオンし、これと同時に、Pch MISトランジスタPMT5にカスコード接続されたPch MISトランジスタPMT19もオンとなり、ハイサイドスイッチング素子HSS2を高速にオンさせる。
入力電圧VinがL(ロー)からH(ハイ)になると、インバータINV1の出力電圧はH(ハイ)からL(ロー)になり、Nch MISトランジスタNMT2がオフになる。一方、インバータINV2の出力はL(ロー)からH(ハイ)になるので、Nch MISトランジスタNMT1がオンとなる。
Nch MISトランジスタNMT1のオンと共にNch MISトランジスタNMT3,PMT19もオンになる。これにより、Pch MISトランジスタPMT5、Pch MISトランジスタPMT19,Nch MISトランジスタNMT3,NMT1および定電流源11が導通し、ノードN14の電位がH(ハイ)からL(ロー)に反転し、Pch MISトランジスタPMT6がオンとなり、Pch MISトランジスタPMT6のゲートから低電位側電源(接地電位)Vssに向かってハイサイドスイッチング素子HSS1をオフにするためのPMT6駆動電流I1が流れる。
次いで、パルス信号生成回路41からパルス信号tw1が出力され、Nch MISトランジスタNMT7のゲートソース間電圧NMT7_VGSがL(ロー)からH(ハイ)に反転してNch MISトランジスタNMT7がオンになり、ドレイン電流ID(NMT7)が流れる。これにより、PMT6駆動電流I1はドレイン電流ID(NMT7)の分だけ増大し、
I1=I11+ID(NMT7)
となる。
上述した実施形態1と同様に、Nch MISトランジスタNMT3およびNch MISトランジスタNMT7の素子サイズを適宜選択することにより、
I11<<ID(NMT7)
となるようにドレイン電流ID(NMT7)の値を適切に設定することにより、Nch MISトランジスタNMT7を使用しない場合と比較してPch MISトランジスタPMT6を高速に駆動してハイサイドスイッチング素子HSS1を時刻T6の手前でオフさせることができる。
また、Pch MISトランジスタPMT5およびNch MISトランジスタNMT7のオンにより、ハイサイドスイッチング素子HSS2のゲート電圧が急速に低下し、これによりハイサイドスイッチング素子HSS2がオフとなる。
本実施形態によれば、ゲートがツェナーダイオードD1のアノードに接続され、Pch MISトランジスタPMT5にカスコード接続されたPch MISトランジスタPMT19のドレインにハイサイドスイッチング素子HSS2のゲートが接続されるので、低電位側電源(接地電位)Vssから高電位側電源Vccbまでの全電圧に亘る電位振幅を実現することができる。これにより、並列接続のハイサイドスイッチング素子HSS1,HSS2を簡易な構成で直接に駆動することが可能になる。
(3)実施形態3
実施形態1による出力スイッチング素子駆動回路では、ハイサイドスイッチング素子HSS1がオフの間、Pch MISトランジスタPMT6がオン状態を持続してハイサイドスイッチング素子HSS1のゲート電位を高電位側電源Vccbと同一にしている(ゲートソース間電圧HSS1_VGSの真理値=H)。
しかしながら、例えば負荷200などの外部素子から高電位側電源Vccbの電圧に対してマイナス方向の電圧がハイサイドスイッチング素子HSS1のドレイン側に印加されてハイサイドスイッチング素子HSS1の帰還容量Crssが放出されることにより、図4のタイミングチャートで符号300に示すように、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲート電位が低電位側電源(接地電位)Vss側へ引かれる場合がある。
実施形態1の出力スイッチング素子駆動回路によれば、ハイサイドスイッチング素子HSS1が、バッファ回路を介することなくレベルシフト回路100の出力で直接駆動される。ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲート電位がマイナス側へ引かれてPch MISトランジスタPMT5の閾値を超えてPch MISトランジスタPMT5のゲートに印加されると、Pch MISトランジスタPMT5がオンになってしまうことがある。
Pch MISトランジスタPMT5がオンになると、高電位側電源Vccbとほぼ同一の電位がPch MISトランジスタPMT6のゲートに印加されることにより、Pch MISトランジスタPMT6がオフになる。これによりハイサイドスイッチング素子HSS1のオフを維持することができなくなり、また、ハイサイドスイッチング素子HSS1の帰還容量Crssが引き抜かれる経路も特に存在しないことから、ハイサイドスイッチング素子HSS1はオン状態を維持してしまう。
このとき、図4のタイミングチャートで符号400に示すように、ハイサイドスイッチング素子HSS1とローサイドスイッチング素子LSS1とがほぼ同時にオンとなって過大な貫通電流が流れ、回路装置に多大なダメージを与える恐れがある。
本実施形態は、上述した誤動作を抑制するための素子が追加された回路構成を提供するものである。
図5は、本実施形態によるレベルシフト回路130を備える出力スイッチング素子駆動回路の概略構成を示す回路図の一例である。図6は、図5に示すレベルシフト回路の動作を説明するためのタイミングチャートの一例である。
図5に示すように、本実施形態の出力スイッチング素子駆動回路は、図1に示すレベルシフト回路100の構成に加えてハイサイドスイッチング素子HSS1用のオフスイッチとして機能するPch MISトランジスタPMT9、および、ハイサイドスイッチング素子HSS1のオフ時にノードN21とハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートとを電気的に切り離すダイオードD4が追加されたレベルシフト回路130を含む。
ダイオードD4は、カソードがノードN21に接続され、アノードがハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートに接続される。
Pch MISトランジスタPMT9は、ソースが高電位側電源Vccbに接続され、ドレインがノード23を介してハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートに接続され、ゲートがPch MISトランジスタPMT5のドレインに接続される。
ハイサイドスイッチング素子HSS1は、オン時にはダイオードD4を介してレベルシフト回路130からHSS1駆動電流I2が入力されて駆動される。この時の駆動電流I2は、実施形態1において前述した通り、
I2=I11+ID(NMT8)
となり、ハイサイドスイッチング素子HSS1のオン時スイッチング時間ton(HSS1)は、本実施形態では
ton(HSS1)≒入力容量Ciss(HSS1)×(VD3−VF4)/I2
で近似されるので、ドレイン電流ID(NMT8)の値を適切に設定すれば、バッファ回路を使用することなく、上述した実施形態1と同様に、ハイサイドスイッチング素子HSS1を直接に高速でオンさせることができる。
一方、本実施形態では、ダイオードD4とPch MISトランジスタPMT9とが設けられるので、ハイサイドスイッチング素子HSS1のオフ時にはハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートとPch MISトランジスタPMT5のゲートとが電気的に切り離される。したがって接続先の外部素子からのノイズにより一時的に低下したハイサイドスイッチング素子HSS1のゲートソース間電圧HSS1_VGSはPch MISトランジスタPMT5のゲートに印加されない。そのため出力スイッチング素子は安定して動作することができる。
なお、図5に示す構成に加えて、ツェナーダイオードD3のアノードとダイオードD4のカソードとの間に順方向ダイオードを追加してもよい。これにより、ハイサイドスイッチング素子HSS1のゲート駆動電圧VGS_HSS1がツェナーダイオードD3の電圧VD3に確実に近似し、ハイサイドスイッチング素子HSS1のオン抵抗が改善する。また、ダイオードD4に代えてオフスイッチや抵抗を用いてもよい。
(4)実施形態4
図7は、実施形態4によるレベルシフト回路140を備える出力スイッチング素子駆動回路の概略構成を示す回路図の一例である。本実施形態の出力スイッチング素子駆動回路は、図1に示す回路構成に加え、ハイサイドスイッチング素子HSS1がオフの間にハイサイド側の出力が反転することを防止するための反転防止回路60をさらに含む。本実施形態の出力スイッチング素子駆動回路のその他の構成は、図1に示す回路と実質的に同一である。
反転防止回路60は、本実施形態において例えば第2回路に対応し、抵抗R1と、カレントミラー回路62と、Nch MISトランジスタNMT12,NMT13と、定電流源14とを含む。
カレントミラー回路62は、Pch MISトランジスタPMT10,PMT11を含む。Pch MISトランジスタPMT10,PMT11のソースは共に高電位側電源Vccbに接続され、ゲートは共にPch MISトランジスタPMT10のドレインに接続される。
抵抗R1は、一端がノードN21に接続され、他端がPch MISトランジスタPMT5のゲートに接続されると共に、Pch MISトランジスタPMT11のドレインに接続される。
Nch MISトランジスタNMT12,NMP13は、Pch MISトランジスタPMT10にカスコード接続される。すなわち、Nch MISトランジスタNMT12は、ドレインがPch MISトランジスタPMT10のドレインに接続され、ゲートが高電位側電源Vccaに接続され、ソースがNch MISトランジスタNMT13のドレインに接続される。Nch MISトランジスタNMT13のゲートはインバータINV1の出力端子に接続され、Nch MISトランジスタNMT13のソースは定電流源14の一端に接続される。定電流源14の他端は、低電位側電源(接地電位)Vssに接続される。
入力電圧VinがL(ロー)からH(ハイ)になってインバータINV1の出力もL(ロー)からH(ハイ)になると、Nch MISトランジスタNMT13がオンとなり、Pch MISトランジスタPMT10、Nch MISトランジスタNMT12,NMP13および定電流源14が導通し、高電位側電源Vccbから低電位側電源(接地電位)Vssに向かって電流I4が流れる。この時、カレント比に応じた電流ID(PMT11)がPch MISトランジスタPMT11のドレインから抵抗R1に流れる。
抵抗R1の抵抗値をR1、Pch MISトランジスタPMT5のゲートソース間電圧をPMT5_VGSとすると、PMT5_VGSは、
PMT5_VGS=HSS1_VGS − R1×ID(PMT11)
と表すことができる。
Pch MISトランジスタPMT5の閾値電圧をPMT5_Vthとすると、想定されるHSS1_VGSに対して次式
PMT5_Vth>HSS1_VGS − R1×ID(PMT11)
が成立するようにR1とID(PMT11)とを任意に設定すれば、図8のタイミングチャートに示すように、レベルシフト回路140のハイサイド側出力の反転を防止することができる。
図7に示す形態では、Pch MISトランジスタPMT11のドレイン電流ID(PMT11)の値をカレントミラー回路62で設定する例を取り上げて説明したが、これに限るものではなく、代替可能な構成として様々なものを利用することができる。
例えば図9の変形例1に示すように、Pch MISトランジスタPMT10のソースと高電位側電源Vccbとの間に、Pch MISトランジスタPMT10と同様のPch MISトランジスタPMT14を、Pch MISトランジスタPMT10と同様の接続態様で介挿して多段構成にしてもよい。
また、例えば図10の変形例2に示すように、Pch MISトランジスタPMT10に代えてツェナーダイオードD5および抵抗R2を用いてPch MISトランジスタPMT11をスイッチして使用し、そのオン抵抗Ron(PMT11)を利用してもよい。この場合、Pch MISトランジスタPMT11のゲートは、ノードN31を介して抵抗R2の一端に接続されると共に、ノードN31を介してツェナーダイオードD5のアノードに接続される。抵抗R2の他端とツェナーダイオードD5のカソードは共に高電位側電源Vccbに接続される。
本実施形態によれば、反転防止回路60によりハイサイドスイッチング素子HSS1がオフの時にハイサイド側の出力Voutが反転しないので、出力スイッチング素子はより安定して動作することができる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態のレベルシフト回路によれば、パルス信号tw2を生成するパルス信号生成回路42と、パルス信号tw2によりオンしてHSS1駆動電流I2を増大させるNch MISトランジスタNMT8とを持つことにより、バッファ回路を使用することなく、ハイサイドスイッチング素子HSS1を直接に高速でオンさせることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…制御部、20…ゲート制御回路、30…ソースフォロワ回路、40…駆動電流増大回路、41,42…パルス信号生成回路、60…反転防止回路、100,120,130,140…レベルシフト回路、D1〜D3,D5…ツェナーダイオード、D4…ダイオード、Delay1,Delya2…遅延回路、HSS1…ハイサイドスイッチング素子、I2…HSS1駆動電流、I2…PMT6駆動電流、Vin…入力電圧、Vout…出力電圧、Vss…接地電位、NMT1〜NMT4,NMT7〜NMT8,NMT12,NMT13…Nch MISトランジスタ、LSS1…ローサイドスイッチング素子、PMT5,PMT6,PMT10,PMT11,PMT14,PMT19…Pch MISトランジスタ、R1,R2…抵抗、tw1…第1パルス信号、tw2…第2パルス信号。

Claims (7)

  1. 入力電圧をレベルシフトした出力電圧を生成する第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、
    前記第1トランジスタを駆動するために前記第1トランジスタのゲートに第1の電流を与える第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタをオフにするために前記制御回路のトランジスタのゲートに第2の電流を与える第3トランジスタと、
    前記第1トランジスタがオフにスイッチングするとき、前記第2の電流を増加させるよう設けられた第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタがオンにスイッチングするとき、前記第1の電流を増加させるよう設けられた第5トランジスタと、
    前記第4トランジスタの駆動を制御する第1パルス信号生成回路と、
    前記第5トランジスタの駆動を制御する第2パルス信号生成回路と、を備える、
    レベルシフト回路。
  2. 前記第4トランジスタは前記第3トランジスタに直列接続されるとともに前記第1パルス信号生成回路から出力する第1パルス信号を入力する制御端子を有し、
    前記第5トランジスタは前記第2トランジスタに直列接続されるとともに前記第2パルス信号生成回路から出力する第2パルス信号を入力する制御端子を有することを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
  3. 前記低電位側電源に一端が接続され、前記第1トランジスタに直列に他端が接続され、前記第1のトランジスタとは逆導電型の第6トランジスタをさらに備え、
    前記第1パルス信号生成回路は、入力信号に対し遅延する遅延信号を出力する遅延回路を含み、
    前記第6トランジスタは、前記入力信号と前記遅延信号とに基づいて駆動されることを特徴とする請求項1に記載に記載のレベルシフト回路。
  4. 前記前記第1のトランジスタに並列に接続された、前記第1のトランジスタとは逆導電型の第7トランジスタと、
    前記第7トランジスタを駆動する第1回路をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載に記載のレベルシフト回路。
  5. 前記第1のトランジスタがオフの時に前記第1のトランジスタのゲートを前記制御回路から電気的に切り離す第1の素子をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
  6. 前記第1の素子はダイオードおよびトランジスタを含むことを特徴とする請求項5に記載に記載のレベルシフト回路。
  7. 前記第1のトランジスタがオフの時に該オフ状態を前記第5トランジスタがオンするまで固定する第2回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載に記載のレベルシフト回路。
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