JP2020088842A - ハイサイドトランジスタの駆動回路、スイッチング回路、dc/dcコンバータのコントローラ - Google Patents

ハイサイドトランジスタの駆動回路、スイッチング回路、dc/dcコンバータのコントローラ Download PDF

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Abstract

【課題】ハイサイドトランジスタを正確に駆動できる駆動回路を提供する。【解決手段】NチャンネルまたはNPN型のハイサイドトランジスタMHの駆動回路が提供される。レベルシフト回路320は、入力信号HINをレベルシフトする。差動変換回路330は、入力信号HINを差動信号に変換し、オープンドレイン形式で出力する。アシスト回路350は、ラッチ回路340に、入力信号HINと同期してアシスト電流IASST_SET,IASST_RSTを注入する。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイサイドトランジスタの駆動回路に関する。
DC/DCコンバータ、電力変換装置やモータ駆動回路などのさまざまなアプリケーションにおいて、パワートランジスタおよびその駆動回路(ゲート駆動回路)を含むスイッチング回路が用いられる。
図1は、スイッチング回路の回路図である。スイッチング回路100Rは、ハイサイドトランジスタMH、ローサイドトランジスタML、ハイサイド駆動回路200R、ローサイド駆動回路110を備える。
ハイサイドトランジスタMHは、入力端子(あるいは入力ライン)INとスイッチング端子(あるいはスイッチングライン)VSの間に設けられ、ローサイドトランジスタMLは、スイッチング端子VSと接地端子GNDの間に設けられる。ハイサイド駆動回路200Rは、制御入力HINに応じて、ハイサイドトランジスタMHを駆動し、ローサイド駆動回路110は制御入力LINに応じてローサイドトランジスタMLを駆動する。
ハイサイドトランジスタMHがオン、ローサイドトランジスタMLがオフのとき、スイッチング端子VSには入力電圧VINが発生し、ハイサイドトランジスタMHがオフ、ローサイドトランジスタMLがオンのとき、スイッチング端子VSには接地電圧VGND(0V)が発生する。ハイサイドトランジスタMHおよびローサイドトランジスタMLが両方オフの期間、スイッチング端子VSはハイインピーダンスとなる。スイッチング回路100Rは、この3状態を切り替えることで、図示しない負荷に電力を供給する。
ハイサイドトランジスタMHとして、N型(Nチャンネル)が用いられる場合がある。ハイサイドトランジスタMHをターンオンさせ、オン状態を維持するためには、そのゲートソース間に、FETのゲートしきい値VGS(th)を超える電圧を印加する必要がある。ハイサイドトランジスタMHがオンのとき、スイッチングラインVSの電圧V、すなわちハイサイドトランジスタMHのソース電圧は、入力電圧VINと実質的に等しいから、ハイサイドトランジスタMHのオンを維持するためには、ハイサイドトランジスタMHのゲートに、VIN+VGS(th)より高いゲート信号を印加する必要がある。
入力電圧VINよりも高いゲート信号を発生するために、ブートストラップ回路が設けられる。ブートストラップ回路は、ブートストラップキャパシタC1および整流素子D1を含む。ブートストラップキャパシタC1は、ブートストラップ端子(あるいはブートストラップライン)VBと、スイッチング端子VSの間に設けられる。ブートストラップ端子VBには、整流素子D1を介して直流電圧VREG(>VGS(th))印加される。
スイッチング電圧Vがロー(0V)のとき、キャパシタC1は、整流素子D1を介して充電され、その両端間電圧は、ΔV=VREG−Vfとなる。Vfは整流素子D1の電圧降下である。スイッチング電圧Vが上昇すると、ブートストラップ端子VBの電圧Vは、V=V+ΔVを維持しながら上昇する。ブートストラップ回路により、VB端子とVS端子間の電位差が、ΔVに保たれる。
ハイサイド駆動回路200Rは、バッファ(ドライバ)210およびレベルシフト回路220を備える。バッファ210の上側電源端子には電圧Vが供給され、その下側電源端子には電圧Vが供給される。バッファ210は、Vをハイ、Vをローとするゲート電圧をハイサイドトランジスタMHのゲートに供給する。
レベルシフト回路220は、ロジックレベル(VDD−0V)の2値の制御信号HINを、V−Vの2値の中間信号HIN’に変換する。
図2は、ハイサイド駆動回路200Rの回路図である。レベルシフト回路220は、パルス発生器222、インバータ224,226,228,230およびロジック回路232を含む。
パルス発生器222は、制御信号HINのポジエッジ、ネガエッジを検出し、第1エッジ信号Ep、第2エッジ信号Enを生成する。第1インバータ224は、第1エッジ信号Epを受け、反転セット信号\SETを出力する(\は論理反転を表す、図中、バーで示す)。第2インバータ226は、第2エッジ信号Enを受け、反転セット信号\RSTを出力する。
インバータ228,230は、反転セット信号\SET,反転リセット信号\RSTを反転し、セット信号SET,リセット信号RSTを生成する。ロジック回路232は、セット信号SETに応じてオンレベル、リセット信号RSTに応じてオフレベルとなる制御パルスSpを生成する。
特開2012−70333号公報
本発明者は、図2のハイサイド駆動回路200Rについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
入力電圧VINが、数十V〜100Vを超えるようなアプリケーションでは、第1インバータ224や第2インバータ226を構成するトランジスタに、高耐圧が要求される。高耐圧のトランジスタは、ドレインソース間、ドレインゲート間、ドレイン基板間に、無視できない寄生容量Cp1,Cp2を有する。この寄生容量Cp1、Cp2の影響によって、反転セット信号\SET、反転リセット信号\RSTに遅延が発生すると、ロジック回路232に、正しいセット信号SET,リセット信号RSTを伝達することができず、誤動作の一因となる。
この問題を解決するために、ロジック回路232に、セット信号SETとリセット信号RSTの同時発生をマスクするアプローチが考えられる。ところがこのアプローチを採用すると、スイッチングの遷移中(たとえばハイサイドトランジスタMHのターンオン動作中であって、ターンオンの完了前)に、リセット信号RSTが発生した場合に、リセット信号RSTがマスクされてハイサイドトランジスタMHを直ちにターンオフできないという問題が生ずる。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、ハイサイドトランジスタを正確に駆動できる駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、NチャンネルまたはNPN型のハイサイドトランジスタの駆動回路に関する。駆動回路は、入力信号をレベルシフトするレベルシフト回路と、レベルシフト回路の出力に応じて、ハイサイドトランジスタを駆動するバッファと、を備える。レベルシフト回路は、入力信号を差動信号に変換するオープンドレイン型の差動変換回路と、差動変換回路の差動出力をトリガとして状態遷移するラッチ回路と、ラッチ回路に入力信号と同期してアシスト電流を注入するアシスト回路と、を含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、ハイサイドトランジスタを確実に駆動できる。
スイッチング回路の回路図である。 ハイサイド駆動回路の回路図である。 実施の形態に係るスイッチング回路の回路図である。 図3の駆動回路の動作波形図である。 実施例1に係る駆動回路の回路図である。 図6(a)は、ロジック回路の構成例を示す回路図であり、図6(b)は、パルス発生器の構成例を示す回路図である。 図5の駆動回路の動作波形図である。 ロジック回路の第1の構成例を示す回路図である。 ロジック回路の第2の構成例を示す回路図である。 実施例2に係る駆動回路の回路図である。 DC/DCコンバータのコントローラの回路図である。 駆動回路を備えるインバータ装置の回路図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、ハイサイドトランジスタの駆動回路に関する。駆動回路は、入力信号をレベルシフトするレベルシフト回路と、レベルシフト回路の出力に応じて、ハイサイドトランジスタを駆動するバッファと、を備える。レベルシフト回路は、入力信号を差動信号に変換するオープンドレイン型の差動変換回路と、差動変換回路の差動出力をトリガとして状態遷移するラッチ回路と、ラッチ回路に、入力信号と同期してアシスト電流を注入するアシスト回路と、を含む。
アシスト回路によって電流を注入することにより、寄生容量に起因する電流を相殺することができる。これにより、ラッチ回路の状態遷移を速めることができ、レベルシフト回路は、入力信号をバッファに高速に伝達することができる。
アシスト回路は、入力信号のポジエッジから所定時間、アサートされる第1パルス信号と、入力信号のネガエッジから所定時間、アサートされる第2パルス信号と、を発生するパルス発生器と、第1パルス信号をゲートに受けるNチャンネルの第1トランジスタと、ブートストラップラインと接続され、第1トランジスタの電流を折り返す第1カレントミラー回路と、第2パルス信号をゲートに受けるNチャンネルの第2トランジスタと、ブートストラップラインと接続され、第2トランジスタの電流を折り返す第2カレントミラー回路と、を含んでもよい。
アシスト回路は、第1トランジスタと第1カレントミラー回路の間に挿入される高耐圧の第3トランジスタと、第2トランジスタと第2カレントミラー回路の間に挿入される高耐圧の第4トランジスタと、をさらに含んでもよい。
第1トランジスタおよび第2トランジスタは高耐圧トランジスタであり、第1カレントミラー回路、第2カレントミラー回路と直接接続されてもよい。
アシスト回路は、第1カレントミラー回路の入力ノードとスイッチングラインの間に設けられる第1ダイオードと、第2カレントミラー回路の入力ノードとスイッチングラインの間に設けられる第2ダイオードと、をさらに含んでもよい。
差動変換回路は、入力信号に応じた相補的な第1信号と第2信号を生成するロジック回路と、第1信号をゲートに受ける高耐圧のNチャンネルの第5トランジスタと、第2信号をゲートに受ける高耐圧のNチャンネルの第6トランジスタと、を含んでもよい。
差動変換回路は、入力信号に応じた相補的な第1信号と第2信号を生成するロジック回路と、第1信号をゲートに受けるNチャンネルの第5トランジスタと、第2信号をゲートに受けるNチャンネルの第6トランジスタと、ソースが第5トランジスタのドレインと接続され、ドレインがラッチ回路と接続される高耐圧のNチャンネルの第7トランジスタと、ソースが第6トランジスタのドレインと接続され、ドレインがラッチ回路と接続される高耐圧のNチャンネルの第8トランジスタと、を含んでもよい。
ラッチ回路は、それぞれのソースがブートストラップラインと接続され、ゲートとドレインがクロスカップルされたPチャンネルの第9トランジスタおよび第10トランジスタと、ゲートがスイッチングラインと接続され、ソースが第9トランジスタのドレインと接続される高耐圧の第11トランジスタと、ゲートがスイッチングラインと接続され、ソースが第10トランジスタのドレインと接続される高耐圧の第12トランジスタと、を含んでもよい。
駆動回路は、第11トランジスタおよび第12トランジスタそれぞれのゲートと、スイッチングラインの間に設けられた抵抗をさらに備えてもよい。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また、「信号A(電圧、電流)が信号B(電圧、電流)に応じている」とは、信号Aが信号Bと相関を有することを意味し、具体的には、(i)信号Aが信号Bである場合、(ii)信号Aが信号Bに比例する場合、(iii)信号Aが信号Bをレベルシフトして得られる場合、(iv)信号Aが信号Bを増幅して得られる場合、(v)信号Aが信号Bを反転して得られる場合、(vi)あるいはそれらの任意の組み合わせ、等を意味する。「応じて」の範囲は、信号A、Bの種類、用途に応じて定まることが当業者には理解される。
図3は、実施の形態に係るスイッチング回路100の回路図である。スイッチング回路100は、入力(VIN)ピン、ブートストラップ(VB)ピン、スイッチング(VS)ピン、接地(GND)ピンを備える。以下の説明では、ピンを、端子やラインとも称する。
スイッチング回路100は、ハイサイドトランジスタMH、ローサイドトランジスタML、ハイサイド駆動回路300およびローサイド駆動回路110を備え、それらが半導体チップに集積化されたIC(Integrated Circuit)である。
ハイサイドトランジスタMHは、NチャンネルまたはNPN型であり、VINピンとVSピンの間に設けられる。ローサイドトランジスタMLは、ハイサイドトランジスタMHと同型であり、VSピンとGNDピンの間の設けられる。図1と同様に、スイッチング回路100はいわゆるブートストラップ回路によって、ブートストラップラインVBに入力電圧VINよりも高いハイレベル電圧(V)を生成する。レギュレータ120は、安定化された内部電圧VREGを発生し、ダイオードD1を介してブートストラップキャパシタC1を充電する。スイッチング回路100に対して、外部の電源から適切な電圧レベルに安定化された直流電圧が供給される場合、レギュレータ120は省略してもよい。
ローサイド駆動回路110は、制御信号LINにもとづいてローサイドトランジスタMLを駆動する。
ハイサイド駆動回路300は、制御信号HINにもとづいて、ハイサイドトランジスタMHを駆動する。ハイサイド駆動回路(以下、単に駆動回路ともいう)300は、バッファ(ドライバ)310およびレベルシフト回路320を備える。
レベルシフト回路320は、GNDピンの電圧をロー、電源電圧VCCをハイとするロジックレベルの入力信号HINを、ブートストラップラインVBの電圧Vをハイ、スイッチングラインVSの電圧Vをローとする中間信号LVSFTOUTに変換する。バッファ310は、レベルシフト回路320の出力LVSFTOUTに応じて、ハイサイドトランジスタMHを駆動する。
レベルシフト回路320は、差動変換回路330、ラッチ回路340、アシスト回路350を備える。差動変換回路330は、入力信号HINを差動信号VSET,VRSTに変換するロジック回路334と、オープンドレイン型(オープンコレクタを含む)の出力段332を有する。差動信号の一方(正相信号)であるVSET信号がハイとなると、出力段332の一方のトランジスタM11がオンとなり、差動信号の他方(逆相信号)であるVRST信号がハイとなると、出力段332の他方のトランジスタM12がオンとなる。
ラッチ回路340は、差動変換回路330の差動出力(電流信号として表記する)ISET,IRSTをトリガとして状態遷移する。ラッチ回路340の回路形式によっては、図5に示すように、ラッチ回路340の後段に、ロジック回路360を追加してもよい。
図3には、寄生容量Cp1,Cp2が示される。これは、差動変換回路330の出力段332を構成するトランジスタの寄生容量や、ラッチ回路340の内部の寄生容量を模式的にまとめて示したものである。
アシスト回路350は、ラッチ回路340に、入力信号HINと同期してアシスト電流IASST_SET,IASST_RSTを注入することにより、状態遷移を加速させる。図3ではラッチ回路340をブラックボックスとして示しており、その構成は特に限定されない。アシスト電流IASST_SET,IASST_RSTの注入先となるノードは、ラッチ回路340の遷移を加速できるように、ラッチ回路340の回路形式に応じて決めればよい。
以上が駆動回路300の構成である。続いてその動作を説明する。図4は、図3の駆動回路300の動作波形図である。入力信号HINは、時刻tにローからハイに、時刻tにハイからローに遷移する。入力信号HINのハイは、ハイサイドトランジスタMHのオンに対応し、入力信号HINのローは、ハイサイドトランジスタMHのオフに対応する。
時刻tより前は、入力信号HINはローであるから、ハイサイドトランジスタMHはオフであり、スイッチングラインVSの電位Vは、ローである。
時刻tにおいて入力信号HINがハイに遷移すると、差動変換回路330は、セットのトリガとなる電流ISETをラッチ回路340からシンクする。このセット電流ISETによって、ラッチ回路340の第1内部ノードND1の電位がローに引っ張られ、ラッチ回路340はセット状態に向かって遷移しはじめ、LVSFTOUT信号がハイに遷移しはじめる。その後、ハイサイドトランジスタMHがターンオンすると、スイッチングラインVSの電位Vが上昇し、ブートストラップラインVBの電圧Vも上昇する。
ラッチ回路340をセット状態に維持するためには、第1内部ノードND1と相補的な第2内部ノードND2の電位が、第1内部ノードND1の電位よりも高くなければならない。ところが寄生容量Cp2は、第2内部ノードND2の電位の上昇を妨げる。
アシスト回路350は、入力信号HINのポジエッジに応答して、アシスト電流IASST_SETを発生する。このアシスト電流IASST_SETは、第2内部ノードND2および寄生容量Cp2側に供給される。アシスト電流IASST_SETは、第2内部ノードND2の電位を上昇させる方向に作用するため、寄生容量Cp2の影響をキャンセルすることができ、ラッチ回路340を、セット電流ISETにもとづいて速やかにセット状態に遷移させることができる。
時刻tにおいて入力信号HINがローに遷移すると、差動変換回路330は、リセットのトリガとなる電流IRSTをラッチ回路340からシンクする。このリセット電流IRSTによって、ラッチ回路340の第2内部ノードND2の電位がローに引っ張られ、ラッチ回路340がリセット状態に向かって遷移しはじめ、LVSFTOUT信号がローに遷移しはじめる。その後、ハイサイドトランジスタMHがターンオフすると、スイッチングラインVSの電位Vが低下し、ブートストラップラインVBの電圧Vも低下する。
ラッチ回路340をリセット状態に維持するためには、第1内部ノードND1の電位が、第2内部ノードND2の電位よりも高くなければならない。ところが寄生容量Cp1は、第1内部ノードND1の電位の上昇を妨げる。
アシスト回路350は、入力信号HINのネガエッジに応答して、アシスト電流IASST_RSTを発生する。このアシスト電流IASST_RSTは、第1内部ノードND1および寄生容量Cp1側に供給される。アシスト電流IASST_RSTは、第1内部ノードND1の電位を上昇させる方向に作用するため、寄生容量Cp1の影響をキャンセルすることができ、したがってラッチ回路340を、リセット電流IRSTにもとづいて速やかにリセット状態に遷移させることができる。
以上が駆動回路301の動作である。この駆動回路301によれば、アシスト回路350によって、入力信号HINと同期したアシスト電流IASST_SET,IASST_RSTを生成し、寄生容量Cp1,Cp2の影響をキャンセルすることができる。これにより、ラッチ回路340の状態遷移を速めることができ、レベルシフト回路320は、入力信号HINをバッファ310に高速に伝達することができる。
本発明は、図3のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
(実施例1)
図5は、実施例1に係る駆動回路301の回路図である。
アシスト回路350は、パルス発生器352、第1トランジスタM21〜第4トランジスタM24、第1カレントミラー回路354、第2カレントミラー回路356を含む。パルス発生器352は、入力信号HINのポジエッジから所定時間τ、アサート(たとえばハイ)される第1パルス信号(以下、VSET_ASST信号)と、入力信号HINのネガエッジから所定時間τ、アサートされる第2パルス信号(以下、VRST_ASST信号)と、を発生する。
なお、第1カレントミラー回路354および第1トランジスタM21の組み合わせは、VSET_ASST信号に応じてオン、オフが切り替え可能な第1電流源と把握することができ、同様に、第2カレントミラー回路356および第2トランジスタM22の組み合わせを、VRST_ASST信号に応じてオン、オフが切り替え可能な第2電流源と把握できる。したがって、第1カレントミラー回路354や第2カレントミラー回路356を、別の構成の電流源に置換してもよい。
ラッチ回路340は、第9トランジスタM31〜第12トランジスタM34を含む。第9トランジスタM31および第10トランジスタM32は、PチャンネルMOSFETであり、それらのソースはブートストラップラインVBと接続され、ゲートとドレインがクロスカップルされる。
第11トランジスタM33および第12トランジスタM34は、Pチャンネルの高耐圧素子であり、それらのゲートは、スイッチングラインVSと接続され、電圧Vでバイアスされている。第11トランジスタM33のソースは第9トランジスタM31のドレインと接続される。第12トランジスタM34のゲートは第10トランジスタM32のドレインと接続される。
抵抗R31は、第11トランジスタM33および第12トランジスタM34それぞれのゲートと、スイッチングラインVSの間に設けられる。抵抗R31によって、トランジスタM33,M34のゲート破壊を防止できる。
ロジック回路360は、ラッチ回路340の相補的な出力信号SET,\SETを受け、中間信号LVSFTOUTを生成する。図5では、ラッチ回路340の一方の出力Qのみが取り出されているが、2つの出力SET、\SETをロジック回路360に与えてもよい。
Nチャンネルの第1トランジスタM21は、VSET_ASST信号をゲートに受ける。第1カレントミラー回路354は、ブートストラップラインVBと接続され、第1トランジスタM21の電流IN1を折り返し、IASST_SET信号を生成する。第1カレントミラー回路354の出力ノードは、ラッチ回路340の第10トランジスタM32のドレインと接続される。
Nチャンネルの第2トランジスタM22は、VRST_ASST信号をゲートに受ける。第2カレントミラー回路356は、ブートストラップラインVBと接続され、第2トランジスタM22の電流IN2を折り返し、IASST_RST信号を生成する。第2カレントミラー回路356の出力ノードは、第9トランジスタM31のドレインと接続される。
第3トランジスタM23、第4トランジスタM24は、高耐圧のトランジスタであり、第1トランジスタM21と第1カレントミラー回路354の間に、第2トランジスタM22と第2カレントミラー回路356の間に挿入される。第3トランジスタM23および第4トランジスタM24のゲートには定電圧VREGが印加され、適切にバイアスされている。
高耐圧素子としては、DMOS(Double-Diffused MOS)構造のトランジスタが好適であるが、その他の構造を有するトランジスタ、たとえばHVMOS(High Voltage MOSFET)、LDMOS(Lateral Diffusion MOSFET)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、SiC(Silicon Carbide)−JFET、SIC−MOSFETなどを用いてもよい。特に高耐圧素子であると明記されないその他のトランジスタについては、通常の耐圧を有するMOSFETである。
第1ダイオードD21は、第1カレントミラー回路354の入力ノードN1とスイッチングラインVSの間に設けられる。第1ダイオードD21によって、ノードN1の電位を、V−Vfを下限としてクランプでき、第1カレントミラー回路354に過電圧が印加されるのを防止できる。第2ダイオードD22は、第2カレントミラー回路356の入力ノードN2とスイッチングラインVSの間に設けられる。第2ダイオードD22によって、ノードN2の電位を、V−Vfを下限としてクランプでき、第2カレントミラー回路356に過電圧が印加されるのを防止できる。
続いて差動変換回路330について説明する。差動変換回路330は、オープンドレイン形式の出力段332と、ロジック回路334を含む。
ロジック回路334は、入力信号HINに応じた相補的な第1信号VSETと第2信号VRSTを生成する。たとえば、VSETはHINと同一論理を有し、VRSTはHINの反転論理を有する。
出力段332は、第5トランジスタM11〜第8トランジスタM14を含む。Nチャンネルの第5トランジスタM11は、ソースが接地され、第1信号VSETをゲートに受ける。Nチャンネルの第6トランジスタM12は、ソースが接地され、第2信号VRSTをゲートに受ける。
Nチャンネルの第7トランジスタM13は高耐圧素子であり、ソースが第5トランジスタM11のドレインと接続され、ドレインがラッチ回路340の一方の内部ノードN3(図3の第1内部ノードND1に対応)と接続される。Nチャンネルの第8トランジスタM14は高耐圧素子であり、ソースが第6トランジスタM12のドレインと接続され、ドレインがラッチ回路340の他方の内部ノードN4(図3の第2内部ノードND2)と接続される。第7トランジスタM13および第8トランジスタM14のゲートには定電圧VREGが印加され、適切にバイアスされている。
図6(a)は、ロジック回路334の構成例を示す回路図であり、図6(b)は、パルス発生器352の構成例を示す回路図である。
図6(a)を参照する。たとえば2個のインバータINV1,INV2によって構成してもよい。なおロジック回路334の構成は図6(a)のそれに限定されず、当業者によれば同じ機能を有するさまざまな変形例を考えることができる。
図6(b)を参照する。パルス発生器352は、エッジ検出回路370,372、ワンショット回路374,376を含む。エッジ検出回路370,372はそれぞれ、入力信号HINのポジエッジ、ネガエッジを検出する。ワンショット回路374は、エッジ検出回路370の出力(ポジエッジ検出信号)に応答して、所定時間τ、ハイレベルとなるVSET_ASST信号を生成する。ワンショット回路376は、エッジ検出回路372の出力(ネガエッジ検出信号)に応答して、所定時間τ、ハイレベルとなるVRST_ASST信号を生成する。
以上が駆動回路301の構成である。続いてその動作を説明する。図7は、図5の駆動回路301の動作波形図である。
入力信号HINは、時刻tにローからハイに遷移する。VSET信号は、HIN信号と同相であり、VRST信号は、HIN信号と逆相である。時刻tにVSET信号がハイとなると第5トランジスタM11がターンオンし、電流ISETが流れる。電流ISETは、ラッチ回路340をセットのトリガーである。電流ISETが流れると、第9トランジスタM31のドレイン(ノードN3、図3の第1内部ノードND1)の電位が低下し、ラッチ回路340をセット状態とするように作用する。
時刻tにHIN信号がハイに遷移すると、所定時間τの間、VSET_ASST信号がハイとなる。これにより第1トランジスタM21に電流IN1が流れ、第1カレントミラー回路354からアシスト電流IASST_SETが出力される。アシスト電流IASST_SETは、第10トランジスタM32のドレイン(ノードN4)の電位を上昇させ、したがってラッチ回路340のセット状態への遷移をアシストすることができる。
入力信号HINは、時刻tにハイからローに遷移する。HIN信号と逆相のVRST信号は、時刻tにローからハイに遷移する。VRST信号がハイとなると第6トランジスタM12がターンオンし、電流IRSTが流れる。電流IRSTは、ラッチ回路340をリセットのトリガーである。電流IRSTが流れると、第10トランジスタM32のドレイン(ノードN4)の電位が低下し、ラッチ回路340をリセット状態とするように作用する。
時刻tにHIN信号がローに遷移すると、所定時間τの間、VRST_ASST信号がハイとなる。これにより第2トランジスタM22に電流IN2が流れ、第2カレントミラー回路356からアシスト電流IASST_RSTが出力される。アシスト電流IASST_RSTは、第9トランジスタM31のドレイン(ノードN3)の電位を上昇させ、したがってラッチ回路340のリセット状態への遷移をアシストすることができる。
以上が、パルス発生器352が生成するVSET_ASST信号、VRST_ASST信号にもとづく能動的なアシスト動作である。アシスト回路350は、能動的なアシスト動作に加えて、以下で説明する受動的なアシスト動作を行うことができる。
通常、スイッチングラインVSの電位Vは制御信号HINに応じてスイッチングするものであるが、外乱の影響によってスイッチングラインVSの電位Vが変動する場合もある。外乱によりスイッチングラインVSの電圧Vが上昇すると、ブートストラップラインVBの電圧Vも上昇する。このときラッチ回路340のノードN3,N4の電位も、ブートストラップラインVBの電圧Vに追従して上昇させる必要がある。アシスト回路250は、ノードN3,N4の電位の上昇をアシストする。
VSラインの電圧Vが上昇すると、DMOSトランジスタであるトランジスタM231,M24の寄生容量Cp3,Cp4を充電するための充電電流IN1、IN2が流れる。この充電電流IN1,IN2がカレントミラー回路354、356によってコピーされ、アシスト電流IASST_SET,IASST_RSTが、ノードN3,N4に供給される。これによりラッチ回路240のノードN3,N4の電位を、ブートストラップラインVBの電圧Vの上昇に追従して急速に上昇させることができる。以上が受動的なアシスト動作である。
続いてロジック回路360について説明する。
図8は、ロジック回路360の第1の構成例(360A)を示す回路図である。ロジック回路360Aは、インバータINV1,INV2を含む。セット信号SETは、二段のインバータINV1,INV2を経由して、LVSFTOUT信号として出力される。あるいはインバータINV2を省略して、初段のインバータINV1に反転セット信号\SETを入力してもよい。
ラッチ回路340に関して、トランジスタM33,M34のゲート耐圧が低い場合には、ツェナーダイオードZD31,ZD32を設けるとよい。ツェナーダイオードZD31はトランジスタM33のゲートとブートストラップラインVBの間に設けられ、ツェナーダイオードZD32はトランジスタM34のゲートとブートストラップラインVBの間に設けられる。この場合、セット信号SET,反転セット信号\SETはそれぞれ、Vをハイレベル、V−V+VGSPをローレベルとしてスイングする。VはツェナーダイオードZD31,ZD32のツェナー電圧である。
ロジック回路360Aは、Vをハイ、V−V+VGSPをローとするセット信号SETを、Vをハイ、Vをローとする出力LVSFTOUTに変換するレベルシフタとして機能する。
続いて、図8のロジック回路360Aにおいて生じうる2つの問題を説明する。
インバータ受けのロジック回路360Aの入力のしきい値VTH(INV)は、VとVの中点である。したがってスイッチング電圧Vが負電圧に振れると、それに追従してしきい値VTH(INV)が低くなる。しきい値VTH(INV)が、ロジック回路360Aの入力のローレベル(V−V+VGSP)より低くなると、ラッチ回路340の状態遷移が、LVSFTOUT信号に反映されなくなる。つまり、スイッチングが停止するという問題が生ずる。これが第1の問題である。
ブートストラップラインVBの電圧Vは、スイッチング電圧Vに追従して高速に変動する。上述のように、ノードN3,N4には寄生容量Cp5,Cp6が存在し、電荷が蓄えられている。電圧Vが高速に低下するとき、それに追従してノードN3,N4の電位も低下しようとするが、そのためには寄生容量Cp5,Cp6から電荷を放電する必要がある。この電荷は、トランジスタM31,M32のボディダイオードを介してブートストラップラインVBに流れ込む。その結果、ノードN3,N4の電位は、V+Vに跳ね上がる。もし仮に、SET信号がロー(V−V−VGSP)の状態で、電圧Vが急激に低下したとすると、SET信号がV+Vに跳ね上がり、後段のロジック回路360Aのしきい値を超えるため、LVSFTOUT信号がハイとなって誤動作を引き起こす。これが第2の問題である。
第1、第2の問題は、以下の第2の構成例によって解決される。図9は、ロジック回路360の第2の構成例(360B)を示す回路図である。ロジック回路360は、第13トランジスタM35〜第18トランジスタM40、抵抗R32を含む。第13トランジスタM35および第14トランジスタM36はPMOSトランジスタであり、第15トランジスタM36および第18トランジスタM40はNMOSトランジスタである。トランジスタM35,M37はCMOSインバータ362を形成し、トランジスタM36,M39はCMOSインバータ364を形成する。CMOSインバータ362の入力には、ラッチ回路340からの反転セット信号\SETが供給され、その出力はトランジスタM40のゲートと接続される。
CMOSインバータ364の入力には、ラッチ回路340からのセット信号SETが供給され、その出力はトランジスタM38のゲートと接続される。抵抗R32は、ラッチ回路340の出力が不定(ハイインピーダンス)となったときに、SET信号の論理をロー、すなわちスイッチングトランジスタをオフにするために設けられる。
以上がロジック回路360Bの構成である。続いてその動作を説明する。ロジック回路360Bは、Vをハイ、V−V+VGSPをローとするセット信号SET、反転セット信号\SETを、Vをハイ、Vをローとする出力LVSFTOUTに変換するレベルシフタとして機能する。またロジック回路360Bは、セット信号SET、反転セット信号\SETに応じて状態が遷移するラッチ回路として動作する。すなわちロジック回路360Bは、レベルシフタ兼ラッチ回路と把握できる。
ロジック回路360Bによれば、図8のロジック回路360Aで生ずる問題を解決できる。その理由を以下に説明する。
一見すると、図9のロジック回路360Bは、インバータ入力を有するように見えるが、トランジスタM38,M40が挿入されているため、電圧Vを基準とするPMOS入力を有する。つまりロジック回路360の入力のしきい値VTHは、インバータ受けのしきい値VTH(INV)(すなわちVとVの中点)ではなく、VTH=V−VGS(th)である。VGS(th)は、PMOSトランジスタM35,M36のしきい値電圧である。
図9のロジック回路360Bは、インバータ入力でなく、PMOS入力を有しているため、スイッチング電圧Vの変動にかかわらず、一定のしきい値VTH=V−VGS(th)を有する。したがってセット信号SET(\SET)のローレベル(V−V+VGSP)は、しきい値VTHを下回ることが可能であり、ロジック回路360Bは、ラッチ回路340の状態を、後段の回路に確実に伝搬できる。つまり第1の問題を解決できる。
加えて、ロジック回路360Bは、ブートストラップラインVBの電圧Vの急激な低下に対してもロバストである。電圧Vの変動前の初期状態において、SET信号がハイ、\SET信号がローであるとする。このときLVSFTOUT信号がハイであり、トランジスタM40には相対的に高いゲート電圧が印加され、トランジスタM38に相対的に低いゲート電圧が印加されている。したがって、トランジスタM38のインピーダンスは、トランジスタM40のインピーダンスよりも高くなっている。
この初期状態から、電圧Vが急激に低下したとする。そうすると、上述のように、SET信号、\SET信号が、V+Vに跳ね上がり、PMOSトランジスタM35,M36が両方オフとなる。
トランジスタM37およびM38のペアを第1ソースフォロア、トランジスタM38およびM40のペアを第2ソースフォロアと考える。2個のソースフォロアには、等しい電圧V+Vが入力されているが、負荷インピーダンスに着目すると、トランジスタM38のインピーダンスの方が、トランジスタM40のインピーダンスよりも高い。したがってトランジスタM37のドレインの電位と、M39のドレインの電位を比較すると、トランジスタM37のドレインの電位の方が相対的に高くなるから、LVSOUT信号はハイを維持することができる。また、ハイのLVSFTOUT信号によってトランジスタM40のインピーダンスがさらに低くなり、LVSFTOUT信号が一層、ハイ側に傾くようにフィードバックがかかる。
電圧Vの変動前の初期状態において、SET信号がロー、\SET信号がハイであるとする。このときLVSFTOUT信号がローであり、トランジスタM40には相対的に低いゲート電圧が印加され、トランジスタM38に相対的に高いゲート電圧が印加されている。したがって、トランジスタM40のインピーダンスは、トランジスタM38のインピーダンスよりも高くなっている。
この初期状態から、電圧Vが急激に低下したとする。そうすると、上述のように、SET信号、\SET信号が、V+Vに跳ね上がり、PMOSトランジスタM35,M36が両方オフとなる。
この場合、2個のソースフォロアにおいて、トランジスタM37のドレインの電位と、M39のドレインの電位を比較すると、トランジスタM37のドレインの電位の方が相対的に低くなるから、LVSOUT信号はローを維持することができる。また、ローのLVSFTOUT信号によってトランジスタM40のインピーダンスがさらに高くなり、LVSFTOUT信号が一層、ロー側に傾くようにフィードバックがかかる。
(実施例2)
図10は、実施例2に係る駆動回路302の回路図である。図5の駆動回路301との相違点を説明する。図10の差動変換回路330は、図5の駆動回路301からトランジスタM13,M14を省略し、トランジスタM11,M12を高耐圧素子に置き換えている。また図10のアシスト回路350は、図5のアシスト回路350からトランジスタM23,M24を省略し、トランジスタM21,M22を高耐圧素子に置き換えている。
図10の駆動回路302によっても、図5の駆動回路301と同様の効果を得ることができる。
(用途)
続いて駆動回路300(301,302)の用途を説明する。駆動回路300は、DC/DCコンバータに用いることができる。図11は、DC/DCコンバータ500のコントローラ400の回路図である。DC/DCコンバータ500は同期整流型の降圧(Buck)コンバータであり、コントローラ400に加えて、キャパシタC1,C2およびインダクタL1を備える。
コントローラ400は、ハイサイドトランジスタMH、ローサイドトランジスタML、パルス変調器410、ローサイド駆動回路420および駆動回路(ハイサイド駆動回路)300を備える。パルス変調器410は、DC/DCコンバータ500の出力(出力電圧あるいは出力電流、あるいは負荷の状態)が目標に近づくようにパルス信号HIN,LINを生成する。たとえばパルス変調器410は、出力電圧VOUTを目標電圧VREFに近づけてもよいし(定電圧制御)、出力電流IOUTを目標電流IREFに近づけてもよい(定電流制御)。
ハイサイド駆動回路300は、パルス信号HINにもとづいてNチャンネルまたはNPN型のハイサイドトランジスタMHを駆動する。またローサイド駆動回路420は、パルス信号LINにもとづいてローサイドトランジスタMLを駆動する。
駆動回路300は、インバータ装置に用いることができる。図12は、駆動回路300を備えるインバータ装置600の回路図である。インバータ装置600は、三相インバータ610と、U相、V相、W相の駆動回路620U,620V,620Wを備える。三相インバータ610は、ハイサイドトランジスタMHU,MHV,MHWと、ローサイドトランジスタMLU,MLV,MLWを有する。駆動回路620#(#=U,V,W)は、ハイサイド駆動回路300とローサイド駆動回路630を含む。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1変形例)
実施の形態ではハイサイドトランジスタMHをNチャンネルMOSFETとして説明したが、NPN型バイポーラトランジスタであってもよいし、IGBTであってもよい。この場合、ゲート、ソース、ドレインを、ベース、エミッタ、ドレインと読み替えればよい。
(第2変形例)
実施の形態では、ハイサイドトランジスタMHが駆動回路300と同じICに集積化される場合を説明したがその限りでなく、ハイサイドトランジスタMHは、ディスクリート部品であってもよい。
(第3変形例)
図11のDC/DCコンバータ500において、ローサイドトランジスタMLをダイオードに置換してもよい。またDC/DCコンバータ500のトポロジーは降圧型に限定されず、ハイサイドトランジスタを備える他の形式であってもよい。
(第4変形例)
スイッチング回路100の用途は、DC/DCコンバータやインバータ装置に限定されない。たとえばスイッチング回路100は、双方向コンバータ、バッテリの充電回路、オーディオ用のD級アンプにも適用可能である。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100 スイッチング回路
MH ハイサイドトランジスタ
ML ローサイドトランジスタ
300,301,302 駆動回路
310 バッファ
320 レベルシフト回路
330 差動変換回路
332 出力段
334 ロジック回路
340 ラッチ回路
350 アシスト回路
352 パルス発生器
M21 第1トランジスタ
M22 第2トランジスタ
M23 第3トランジスタ
M24 第4トランジスタ
354 第1カレントミラー回路
356 第2カレントミラー回路
370 エッジ検出回路
M11 第5トランジスタ
M12 第6トランジスタ
M13 第7トランジスタ
M14 第8トランジスタ
M31 第9トランジスタ
M32 第10トランジスタ
M33 第11トランジスタ
M34 第12トランジスタ
400 コントローラ
410 パルス変調器
420 ローサイド駆動回路
500 DC/DCコンバータ

Claims (21)

  1. NチャンネルまたはNPN型のハイサイドトランジスタの駆動回路であって、
    入力信号をレベルシフトするレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路の出力に応じて、前記ハイサイドトランジスタを駆動するバッファと、
    を備え、
    前記レベルシフト回路は、
    前記入力信号を差動信号に変換するオープンドレイン型の差動変換回路と、
    前記差動変換回路の差動出力をトリガとして状態遷移するラッチ回路と、
    前記ラッチ回路に、前記入力信号と同期してアシスト電流を注入するアシスト回路と、
    を含むことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記アシスト回路は、
    前記入力信号のポジエッジから所定時間、アサートされる第1パルス信号と、前記入力信号のネガエッジから所定時間、アサートされる第2パルス信号と、を発生するパルス発生器と、
    前記第1パルス信号をゲートに受けるNチャンネルの第1トランジスタと、
    ブートストラップラインと接続され、前記第1トランジスタの電流を折り返す第1カレントミラー回路と、
    前記第2パルス信号をゲートに受けるNチャンネルの第2トランジスタと、
    前記ブートストラップラインと接続され、前記第2トランジスタの電流を折り返す第2カレントミラー回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記アシスト回路は、
    前記第1トランジスタと前記第1カレントミラー回路の間に挿入される高耐圧の第3トランジスタと、
    前記第2トランジスタと前記第2カレントミラー回路の間に挿入される高耐圧の第4トランジスタと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは高耐圧トランジスタであり、前記第1カレントミラー回路、前記第2カレントミラー回路と直接接続されることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  5. 前記アシスト回路は、
    前記第1カレントミラー回路の入力ノードとスイッチングラインの間に設けられる第1ダイオードと、
    前記第2カレントミラー回路の入力ノードと前記スイッチングラインの間に設けられる第2ダイオードと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の駆動回路。
  6. 前記アシスト回路は、
    前記入力信号のポジエッジから所定時間、アサートされる第1パルス信号と、前記入力信号のネガエッジから所定時間、アサートされる第2パルス信号と、を発生するパルス発生器と、
    前記第1パルス信号のアサートに応答して、第1アシスト電流を生成する第1電流源と、
    前記第2パルス信号のアサートに応答して、第2アシスト電流を生成する第2電流源と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  7. 前記差動変換回路は、
    前記入力信号に応じた相補的な第1信号と第2信号を生成するロジック回路と、
    前記第1信号をゲートに受ける高耐圧のNチャンネルの第5トランジスタと、
    前記第2信号をゲートに受ける高耐圧のNチャンネルの第6トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動回路。
  8. 前記差動変換回路は、
    前記入力信号に応じた相補的な第1信号と第2信号を生成するロジック回路と、
    前記第1信号をゲートに受けるNチャンネルの第5トランジスタと、
    前記第2信号をゲートに受けるNチャンネルの第6トランジスタと、
    ソースが前記第5トランジスタのドレインと接続され、ドレインが前記ラッチ回路と接続される高耐圧のNチャンネルの第7トランジスタと、
    ソースが前記第6トランジスタのドレインと接続され、ドレインが前記ラッチ回路と接続される高耐圧のNチャンネルの第8トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動回路。
  9. 前記ラッチ回路は、
    それぞれのソースがブートストラップラインと接続され、ゲートとドレインがクロスカップルされたPチャンネルの第9トランジスタおよび第10トランジスタと、
    ゲートがスイッチングラインと接続され、ソースが前記第9トランジスタのドレインと接続される高耐圧の第11トランジスタと、
    ゲートが前記スイッチングラインと接続され、ソースが前記第10トランジスタのドレインと接続される高耐圧の第12トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の駆動回路。
  10. 前記ラッチ回路の後段に設けられるレベルシフタ兼ラッチ回路をさらに備え、
    前記レベルシフタ兼ラッチ回路は、
    ソースが前記ブートストラップラインと接続され、ゲートが前記第9トランジスタのドレインと接続されたPチャンネルの第13トランジスタと、
    ソースが前記ブートストラップラインと接続され、ゲートが前記第10トランジスタのドレインと接続されたPチャンネルの第14トランジスタと、
    ドレインが前記第13トランジスタのドレインと接続され、ゲートが前記第9トランジスタのドレインと接続されたNチャンネルの第15トランジスタと、
    ドレインが前記第14トランジスタのドレインと接続され、ゲートが前記第10トランジスタのドレインと接続されたNチャンネルの第16トランジスタと、
    ドレインが前記第15トランジスタのソースと接続され、ゲートが前記第14トランジスタのドレインと接続され、ソースが前記スイッチングラインと接続されたNチャンネルの第17トランジスタと、
    ドレインが前記第16トランジスタのソースと接続され、ゲートが前記第13トランジスタのドレインと接続され、ソースが前記スイッチングラインと接続されたNチャンネルの第18トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の駆動回路。
  11. 前記第11トランジスタおよび前記第12トランジスタそれぞれのゲートと、前記スイッチングラインの間に設けられた抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項9または10に記載の駆動回路。
  12. 入力ラインとスイッチングラインの間に設けられるハイサイドトランジスタと、
    前記スイッチングラインと接地ラインの間に設けられるローサイドトランジスタと、
    前記ハイサイドトランジスタを駆動する請求項1から11のいずれかに記載の駆動回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング回路。
  13. DC/DCコンバータのコントローラであって、
    前記DC/DCコンバータの出力が目標に近づくようにパルス信号を生成するパルス変調器と、
    前記パルス信号にもとづいてNチャンネルまたはNPN型のハイサイドトランジスタを駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記駆動回路は、
    前記パルス信号をレベルシフトするレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路の出力に応じて、前記ハイサイドトランジスタを駆動するバッファと、
    を備え、
    前記レベルシフト回路は、
    前記パルス信号を差動信号に変換するオープンドレイン型の差動変換回路と、
    前記差動変換回路の差動出力をトリガとして状態遷移するラッチ回路と、
    前記ラッチ回路に、前記パルス信号と同期してアシスト電流を注入することにより、状態遷移を加速させるアシスト回路と、
    を含むことを特徴とするコントローラ。
  14. 前記アシスト回路は、
    前記入力信号のポジエッジから所定時間、アサートされる第1パルス信号と、前記入力信号のネガエッジから所定時間、アサートされる第2パルス信号と、を発生するパルス発生器と、
    前記第1パルス信号をゲートに受けるNチャンネルの第1トランジスタと、
    ブートストラップラインと接続され、前記第1トランジスタの電流を折り返す第1カレントミラー回路と、
    前記第2パルス信号をゲートに受けるNチャンネルの第2トランジスタと、
    前記ブートストラップラインと接続され、前記第2トランジスタの電流を折り返す第2カレントミラー回路と、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載のコントローラ。
  15. 前記アシスト回路は、
    前記第1トランジスタと前記第1カレントミラー回路の間に挿入される高耐圧の第3トランジスタと、
    前記第2トランジスタと前記第2カレントミラー回路の間に挿入される高耐圧の第4トランジスタと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のコントローラ。
  16. 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは高耐圧トランジスタであり、前記第1カレントミラー回路、前記第2カレントミラー回路と直接接続されることを特徴とする請求項14に記載のコントローラ。
  17. 前記アシスト回路は、
    前記第1カレントミラー回路の入力ノードとスイッチングラインの間に設けられる第1ダイオードと、
    前記第2カレントミラー回路の入力ノードと前記スイッチングラインの間に設けられる第2ダイオードと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載のコントローラ。
  18. 前記アシスト回路は、
    前記入力信号のポジエッジから所定時間、アサートされる第1パルス信号と、前記入力信号のネガエッジから所定時間、アサートされる第2パルス信号と、を発生するパルス発生器と、
    前記第1パルス信号のアサートに応答して、第1アシスト電流を生成する第1電流源と、
    前記第2パルス信号のアサートに応答して、第2アシスト電流を生成する第2電流源と、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載のコントローラ。
  19. 前記差動変換回路は、
    前記入力信号に応じた相補的な第1信号と第2信号を生成するロジック回路と、
    前記第1信号をゲートに受ける高耐圧のNチャンネルの第5トランジスタと、
    前記第2信号をゲートに受ける高耐圧のNチャンネルの第6トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項13から18のいずれかに記載のコントローラ。
  20. 前記差動変換回路は、
    前記入力信号に応じた相補的な第1信号と第2信号を生成するロジック回路と、
    前記第1信号をゲートに受けるNチャンネルの第5トランジスタと、
    前記第2信号をゲートに受けるNチャンネルの第6トランジスタと、
    ソースが前記第5トランジスタのドレインと接続され、ドレインが前記ラッチ回路と接続される高耐圧のNチャンネルの第7トランジスタと、
    ソースが前記第6トランジスタのドレインと接続され、ドレインが前記ラッチ回路と接続される高耐圧のNチャンネルの第8トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項13から18のいずれかに記載のコントローラ。
  21. 前記ラッチ回路は、
    それぞれのソースがブートストラップラインと接続され、ゲートとドレインがクロスカップルされたPチャンネルの第9トランジスタおよび第10トランジスタと、
    ゲートがスイッチングラインと接続され、ソースが前記第9トランジスタのドレインと接続される高耐圧の第11トランジスタと、
    ゲートが前記スイッチングラインと接続され、ソースが前記第10トランジスタのドレインと接続される高耐圧の第12トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項13から20のいずれかに記載のコントローラ。
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