JP2016154189A - 有機半導体膜の製造方法、製造装置および電気二重層トランジスタ - Google Patents

有機半導体膜の製造方法、製造装置および電気二重層トランジスタ Download PDF

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【課題】被加工面が加工された有機半導体膜を容易に得ることができる有機半導体膜の製造方法、製造装置および電気二重層トランジスタを提供する。
【解決手段】有機半導体膜をエッチングする製造装置19において、イオン液体18中で被加工面に電圧を印加することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機半導体膜の製造方法、製造装置および電気二重層トランジスタに関するものである。
有機半導体を用いたトランジスタは、柔軟・軽量で、かつ安価に製造可能な次世代デバイスの根幹となるため、産学・国内・国外を問わず様々な研究が進められている。例えば、有機半導体材料で形成された薄膜(以下、有機半導体膜という)とゲート電極の間に、ゲート絶縁層としてイオン液体を配置した電気二重層トランジスタは、動作電圧が非常に小さいので、期待されている。
最近では、実際の回路基板に有機半導体膜を用いたトランジスタをどのように実装するかという点が喫緊の課題となっている。有機半導体膜は、電荷移動度が高くさまざまな電子回路への応用が期待されるので、高精度で自在に加工することができれば、実用化への大きな前進となる。有機半導体膜の加工方法としてプリント技術を応用した方法や、レーザーエッチング技術(例えば特許文献1)を用いた方法が検討されてきた。
特開2011−249498号公報
しかしながら、上記従来の加工方法では、マイクロメートルオーダーの加工が限界であり、10ナノメートルスケールの微細加工が実用化されている無機半導体技術とは大きな差があるのが現状である。有機半導体でナノメートルスケールの加工が可能となれば、応答時間を高速化することができ、これまで想定されていない用途に適用することが可能となる。
本発明は被加工面が加工された有機半導体膜を容易に得ることができる有機半導体膜の製造方法、製造装置および電気二重層トランジスタを提供することを目的とする。
本発明に係る有機半導体膜の製造方法は、有機半導体膜をイオン液体に浸漬して被加工面をエッチングする工程を備える有機半導体膜の製造方法において、前記イオン液体中で前記被加工面に電圧を印加する工程を含むことを特徴とする。
本発明に係る製造装置は、有機半導体膜をエッチングする製造装置において、イオン液体中で被加工面に電圧を印加することを特徴とする。
本発明に係る電気二重層トランジスタは、有機半導体膜を備える電気二重層トランジスタにおいて、前記有機半導体膜が、イオン液体中で電圧を印加して被加工面をエッチングされたことにより結晶性に優れた表面を有することを特徴とする。
本発明によれば、イオン液体中で被加工面に電圧を印加することにより、有機半導体材料がイオン液体中に溶出するので、容易に被加工面をエッチングすることができる。したがって、被加工面が加工された有機半導体膜を容易に得ることができる。
本実施形態に係る電気二重層トランジスタの構成を示す模式図である。 本実施形態に係る製造装置の構成を示す模式図である。 有機半導体膜の製造方法を段階的に示す縦断面図であり、図3Aはイオン液体に被加工膜を浸漬した状態、図3Bは被加工面に電圧を印加した状態、図3Cはエッチングにより凹部が形成された段階を示す図である。 ルブレンで形成された被加工膜のFM-AFMで測定した結果を示す図であり、図4Aは大気中で測定したFM-AFM写真、図4Bは図4Aにおける白線の形状測定を行った結果を示すグラフである。 ルブレンで形成された被加工膜のFM-AFMで測定した結果を示す図であり、図5Aはイオン液体中で測定したFM-AFM写真、図5Bは図5Aにおける白線の形状測定を行った結果を示すグラフである。 ルブレンで形成された被加工膜のFM-AFMで測定した結果を示す図であり、図6Aはイオン液体中で電圧を印加しながら測定したFM-AFM写真、図6Bは図6Aにおける白線の形状測定を行った結果を示すグラフである。 ペンタセンで形成された被加工膜のAFMで測定した結果を示す図であり、図7Aは大気中で測定したAFM写真、図7Bは図7Aにおける白線の形状測定を行った結果を示すグラフである。 ペンタセンで形成された被加工膜のFM-AFMで測定した結果を示す図であり、図8Aはイオン液体中で測定したFM-AFM写真、図8Bは図8Aにおける白線の形状測定を行った結果を示すグラフである。 ペンタセン形成された被加工膜のFM-AFMで測定した結果を示す図であり、図9Aはイオン液体中で電圧を印加しながら測定したFM-AFM写真、図9Bは図9Aにおける白線の形状測定を行った結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1に示す電気二重層トランジスタ10は、ソース電極12、ドレイン電極14、これら電極12,14に接触している有機半導体膜16、当該有機半導体膜16に隣り合ったゲート絶縁層としてのイオン液体18、及び、当該イオン液体18に接触しているゲート電極20を備える。ソース電極12、ドレイン電極14、及びゲート電極20は、特に限定されないが、例えば金や銀で形成することができる。
有機半導体膜16は、電圧をかけることでイオン化され、分子量が比較的小さい有機半導体材料で形成されるのが好ましい。また、有機半導体材料は、後述するイオン液体に比べ極性が低いことが好ましい。さらに有機半導体材料は、中性状態ではイオン液体18に対し溶出しにくく、酸化または還元されて極性が上がった際に溶出する性質を有することが好ましい。有機半導体材料は、例えば、ルブレン、ペンタセンを用いることができる。本実施形態に係る有機半導体膜16は、後述する製造方法で、被加工面が所定の形態にエッチングされているという特徴を有する。
イオン液体18は、イオン(アニオン、カチオン)のみから構成される「塩」であって、室温で液体である化合物を用いることができる。イオン液体18は、有機半導体材料より酸化及び還元されにくいことが好ましく、特に限定されるものではないが、例えば、以下に示す陽イオンと陰イオンを組み合わせたものを用いることができる。
(1)陽イオン
イミダゾリウム系陽イオン: 1-methyl-3-methylimidazolium(MMI),1-ethyl-3-methylimidazolium(EMI),1-propyl-3-methylimidazolium(PMI),1-butyl-3-methylimidazolium(BMI),1-pentyl-3-methylimidazolium(PeMI),1-hexyl-3-methylimidazolium(HMI),1-oxyl-3-methylimidazolium(OMI),1,2-dimethyl-3-propylimidazolium(DMPI);
ピリジニウム系陽イオン:1-methly-1-propylpiperridinium(PP13),1-methyl-1-propylpyrrolidinium(P13),1-methyl-1-butylpyrrolidinium(P14),1-butyl-1-methylpyrrolidinium(BMP);
アンモニウム系陽イオン:trimethyl propyl ammonium(TMPA),trimethyl octyl ammonium(TMOA)、trimethyl hexyl ammonium(TMHA),trimethyl pentyl ammonium(TMPeA),trimethyl butyl ammonium(TMBA);
ピラゾリウム系陽イオン: 1-ethyl-2,3,5-trimethylpyrazolium(ETMP),1-butyl-2,3,5-trimethylpyrazolium(BTMP),1-propyl-2,3,5-trimethylpyrazolium(PTMP),1-hexyl-2,3,5-trimethylpyrazolium(HTMP);
(2)陰イオン
bis(trifluoromethanesulfonyl)imide(TFSI),bis(fluorosulfonyl)imide(FSI),bis(per
fluoroethylsulfonyl)imide(BETI),tetrafluoroborate(BF4),hexafluorophosphate(PF6
);
上記のように構成された電気二重層トランジスタ10は、ソース電極12とゲート電極20間に電圧を印加すると、イオン液体18と有機半導体膜16の界面に電気二重層(図示しない)が形成される。これにより、電気二重層トランジスタ10は、低電圧で駆動することができる。
次に、有機半導体膜16の製造方法を説明する。まず、有機半導体材料を用いて被加工膜を作製する。被加工膜の製造方法は特に限定しないが、表面が平坦であることが望ましい。例えばPhysical Vapor Transport法(物理的輸送成長法)や、塗布法によって作製した単結晶を用いることができる。Physical Vapor Transport法は、温度差を有する管状路を用い、高温部で有機半導体材料を昇華させ、ガスフローによって低温部へ送り、当該低温部で結晶化させることにより、単結晶を得ることができる。
上記のようにして得られた被加工膜は、上記と同様のイオン液体18中で電圧を印加する。そうすると、被加工面から有機半導体材料が溶出し、被加工面がエッチングされた有機半導体膜16を得ることができる。
イオン液体18中で印加される電圧は、電気二重層トランジスタ10においてソース電極12とゲート電極20間に印加される電圧よりも高く、大きさを変えることによってエッチングレートを変えることができるが、最適な値は適用する有機半導体材料によって変わり得る。例えば、有機半導体材料としてルブレンを用いる場合、0.6〜0.8Vで、深さ20〜30nm程度の加工をすることができる。
本実施形態の場合、有機半導体膜16は、上記イオン液体18中で被加工面に電圧を印加しながら、電極としての探針が被加工面上を移動することにより、所定形状にエッチングすることができる。探針28は、被加工面に接触する必要はないが、接触してもよい。例えば、有機半導体材料としてルブレンを用いる場合、電圧0.2〜0.8V、探針の移動速度(以下、走査速度)0〜3500nm/sの範囲で制御することにより、穴や溝を形成することができる。探針は、特に限定されないが、シリコン、金、カーボンナノチューブで形成することができる。探針の先端の直径は、より小さい方が、より直径の小さい穴やより幅の小さい溝を形成することができる。例えば、探針28は、先端径が10nm程度のものを用いることができる。
電圧は、周期的に被加工面に印加することとしてもよい。この場合、エッチングには、図2に示す製造装置19を用いるのが好ましい。製造装置19は、試料極22、参照極24、対極26、探針28の4個の電極を備える。当該4個の電極22,24,26,28は、ポテンショスタット30に接続されている。試料極22は、例えば金で形成することができる。参照極24及び対極26は、白金で形成することができる。製造装置19は、試料にかかる力を極力小さくできることが好ましく、本実施形態の場合、探針28が周波数変調方式によって微細に振動し得るように形成されている。例えば、探針28は、周波数を80〜350kHz、振幅を0.2〜5nmで、振動させてもよい。
試料極22は、有機半導体で形成された被加工膜17が接続されている。4個の電極22,24,26,28及び被加工膜17をイオン液体18に浸漬する。被加工膜17の周囲には、陽イオン及び陰イオンが存在する(図3A)。この状態で製造装置19は、参照極24と試料極22間又は参照24極と探針28間に独立に電圧を印加しながら、被加工膜17表面である被加工面を探針28で走査する。探針28が所定周期で振動しながら被加工面上を移動することにより、被加工面に周期的にホールが注入される(図3B)。
これにより正電荷を帯びた有機半導体分子が極性の高いイオン液体18へ容易に溶出する(図3C)。そうすると被加工面に凹部32が形成される。このようにしてエッチングすることにより、所望の有機半導体膜16を得ることができる。
上記したようにイオン液体18中で被加工面に電圧を印加することにより、有機半導体材料がイオン液体18中に溶出するので、容易に被加工面をエッチングすることができる。したがって、容易に所望の形状を有する有機半導体膜を得ることができる。
本実施形態に係る有機半導体膜16の製造方法では、印加する電圧の大きさによってエッチングレートを変えることができる。例えば、印加する電圧を低電圧とし、走査速度を速くして被加工面を広く走査した場合、単原子層のみを表面から削り取ることにより、結晶性の良い面を有する有機半導体膜16を得ることができる。したがって本実施形態に係る製造方法で得られた結晶性のよい有機半導体膜16を用いることにより、電荷移動度が高い電気二重層トランジスタ10を得ることができる。
また、印加する電圧を高電圧とし、走査速度を遅くして被加工面の一カ所を集中的に走査した場合、被加工面を深く削り取ることにより、被加工膜17に深い穴を形成したり被加工膜17を切断したりすることができる。
上記の方法を用い、有機半導体材料としてルブレンを用いた有機半導体膜16を形成した。まずルブレンをPhysical Vapor Transport法で金電極上に貼り付けることで、厚さ数マイクロメートルの被加工膜17を形成した。
作製した被加工膜17を、大気中において製造装置19として周波数変調方式の原子間力顕微鏡(Frequency Modulation-AFM; FM-AFM)を用いて測定した結果を図4に示す。FM-AFMは、タッピングモードAFM(アジレントテクノロジー社製)を周波数変調方式で使用できるように改造した装置を用いた。なお、FM-AFMの使用条件は、周波数を260kHz、探針28の振幅を4.4nm、走査速度を1050nm/sとした。探針は、シリコンの微細加工技術で形成された先端径が10nmのものを用いた。図4Bは、形状測定の結果を示すグラフで、縦軸が高さ(nm)、横軸が走査距離(nm)を示す。本図から、被加工膜17は、3nm程度の凹凸が確認できる。
次いで、被加工膜17をイオン液体18に浸漬し、イオン液体18中でFM-AFMで測定した結果を図5に示す。FM-AFMの使用条件は、周波数を120kHz、探針28の振幅を0.9nm、走査速度を3000nm/sとした。本図から、被加工膜17の凹凸が1.4nm程度に小さくなっている。このことから、被加工膜17は、イオン液体18に浸漬するだけで、被加工膜17の有機半導体材料が溶出していることが分かる。
さらに、イオン液体18中で、探針28で電圧を印加しながら被加工膜17表面を走査しときのFM-AFMで測定した結果を図6に示す。FM-AFMの使用条件は、周波数を100kHz、探針28の振幅を1.0nm、走査速度を2040nm/sとした。電圧は、走査方向へ探針28を移動させながら、0.2V〜0.8Vに変化させた。探針28から電圧を印加しながら被加工膜17表面を走査することにより、深さ20nm程度にわたって有機半導体材料が溶出し、エッチングされたことが確認できた。また本実施形態の製造方法によれば、電圧の大きさに比例して、溶出する有機半導体材料が増えるので、より深い穴を形成することができる。
同様に、有機半導体材料としてペンタセンを用いた有機半導体膜16を形成した。まずペンタセンをPhysical Vapor Transport法で金電極上に貼り付けることで、厚さ数マイクロメートルの被加工膜17を形成した。
作製した被加工膜17を、大気中において製造装置19としてタッピングモードAFMを用いて測定した結果を図7に示す。なお、AFMの使用条件は、周波数を300kHz、探針28の振幅を1.0nm、走査速度を5200nm/sとした。図7Bは、形状測定の結果を示すグラフで、縦軸が高さ(nm)、横軸が走査距離(nm)を示す。本図から、被加工膜17は、200nm程度の凹凸が確認できる。
さらに、被加工膜17をイオン液体18に浸漬し、イオン液体18中でFM-AFMで測定した結果を図8に、イオン液体18中で、探針28で電圧を印加しながら被加工膜17表面を走査しときのFM-AFMで測定した結果を図9に示す。FM-AFMの使用条件は、周波数を100kHz、探針28の振幅を0.9nm、走査速度を4850nm/sとした。ペンタセンで作製された被加工膜17は、ルブレンで作製された被加工膜17と同様、探針28で電圧を印加しながら被加工膜17表面を走査することにより、深さ20nm程度にわたって有機半導体材料が溶出し、エッチングされたことが確認できた。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、試料極22と探針28の間に電圧を印加することにより被加工面にホールを注入する場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、被加工面に探針28とは別の電極を接触させ、当該電極と試料極22の間に電圧を印加することにより被加工面にホールを注入してもよい。
上記実施形態では、有機半導体材料としてルブレン、ペンタセンを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、有機半導体材料として、テトラシアノキノジメタン(TCNQ)を用いることもできる。この場合、負電荷を帯びた有機半導体分子がイオン液体18へ溶出することにより、被加工面に凹部32を形成することができる。
上記実施形態では、ポテンショスタット30を用いて参照極24と試料極22間又は参照24極と探針28間に独立に電圧を印加しながら、被加工面を探針28で走査する場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、試料極22には電圧を印加せず、探針28のみに電圧を印加して被加工面を探針28で走査してもよい。
また、試料極22、参照極24、対極26、探針28は、ポテンショスタット30に接続されている場合について説明したが、ポテンショスタット30を用いずに、探針28と試料極22間に電圧を印加してもよい。
10 電気二重層トランジスタ
16 有機半導体膜
18 イオン液体
19 製造装置

Claims (7)

  1. 有機半導体膜をイオン液体に浸漬して被加工面をエッチングする工程を備える有機半導体膜の製造方法において、
    前記イオン液体中で前記被加工面に電圧を印加する工程を含むことを特徴とする有機半導体膜の製造方法。
  2. 前記電圧を印加する工程において、前記被加工面上を探針が移動することにより前記被加工面を所定形状にエッチングすることを特徴とする請求項1記載の有機半導体膜の製造方法。
  3. 前記探針は、振動しながら前記被加工面上を移動することを特徴とする請求項2記載の有機半導体膜の製造方法。
  4. 前記被加工面を単原子層ずつエッチングし、結晶性に優れた表面を得ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の有機半導体膜の製造方法。
  5. 有機半導体膜をエッチングする製造装置において、イオン液体中で被加工面に電圧を印加することを特徴とする製造装置。
  6. 前記被加工面に電圧を印加する電極を備えていることを特徴とする請求項5記載の製造装置。
  7. 有機半導体膜を備える電気二重層トランジスタにおいて、前記有機半導体膜が、イオン液体中で電圧を印加して被加工面をエッチングされたことにより結晶性に優れた表面を有することを特徴とする電気二重層トランジスタ。
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