JP2016152446A - 発信地域指定サーバ、発信地域指定システム、および、発信地域指定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体端末のユーザが遠方の地域にいながらも、自身の生活拠点に関連するサービスを受けられるようにすること。【解決手段】発信地域指定サーバ1は、着信先特定用テーブル11の生活圏フラグが生活圏を優先させる旨であるときには、呼制御信号に付されている発信者IDをもとに、発信者生活圏テーブル13から対応する生活圏情報を読み取り、その読み取った生活圏情報と着信代表番号との組み合わせをもとに、着信先特定用テーブル11から対応する着信番号を特定し、特定した着信番号に向けて呼制御信号を転送する。【選択図】図2

Description

本発明は、発信地域指定サーバ、発信地域指定システム、および、発信地域指定方法の技術に関する。
公衆電話網において、発信地域指定サービスが提供されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。この発信地域指定サービスでは、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換える。そのため、企業などが契約した受付用電話番号毎に発信地域と着信電話番号との対応が設定されたデータベースを参照することにより、発信端末の在圏地域に応じて着信電話番号の選択が行われる。
特開平6−225019号公報
NTTコミュニケーションズ、"フリーダイヤル(発信地域指定)"、[online]、[2015年2月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.ntt.com/freedial/popup/popup2.html〉
移動体端末の普及(特にスマホ)により、固定電話のみで実現していたサービスを移動体端末でも利用したいというニーズが高まっている。しかし、特許文献1などに記載された従来の技術は、発信端末として位置が変化しない固定端末のみ対応可能なシステムであり、発信端末として移動通信端末機は対応不可である。よって、発信地域指定サービスを移動体端末に対応させるように、拡張する必要がある。
以下に、位置が変動する移動通信端末機の位置を特定し、この位置情報を通信網に通知し、動的に変動する発信者の位置情報に応じた呼接続を行うことにより、これまで固定通信端末機のみに対応した発信地域指定システムを、移動端末機にも対応可能なように拡張させることを検討する。
図9(a)は、検討例の発信地域指定サービスを示す説明図である。
複数のオペレータ端末3zには、同じ受付用電話番号が割り当てられている。移動体端末であるユーザ端末2zの発信地域に応じてどのオペレータ端末3zを着信先とするかが、切り換わる。
例えば、東京を生活圏とするユーザのユーザ端末2zが、東京から発信した場合、発信地域(東京)を担当するオペレータ端末3zへ接続される。
一方、京都から別のユーザ端末2zが発信した場合、発信地域(京都)を担当する東京とは別のオペレータ端末3zへ接続される。
図9(b)は、図9(a)の発信地域指定サービスの問題点を示す説明図である。
例えば、東京を生活圏とするユーザのユーザ端末2zが、東京から京都に移動したとする。そして、移動先の京都からユーザ端末2zが発信した場合、発信地域(京都)を担当するオペレータ端末3zへ接続される(実線矢印)。しかし、このユーザは、自身の生活圏である東京を担当するオペレータ端末3zへの接続を希望している(破線矢印)。
このように、移動体端末の現在位置を単に発信地域とするだけでは、移動体端末の生活圏を考慮した発信地域指定サービスを実現できない場合がある。
そこで、本発明は、移動体端末のユーザが遠方の地域にいながらも、自身の生活拠点に関連するサービスを受けられるようにすることを、主な課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の発信地域指定サーバは、着信代表IDごとに、その着信代表IDあての呼制御信号の発信地域として、生活圏を優先させるか否かを示す生活圏フラグと、発信地域ごとの着信番号とを対応づける着信先特定用データと、
発信者IDごとに、その発信者の生活圏情報を対応づける生活圏特定用データと、がそれぞれ格納されている記憶手段と、
前記呼制御信号の通知を受け、その呼制御信号の着番号である前記着信代表IDをもとに、前記着信先特定用データから対応する前記生活圏フラグを読み込み、
前記生活圏フラグが生活圏を優先させる旨であるときには、前記呼制御信号に付されている前記発信者IDをもとに、前記生活圏特定用データから対応する前記生活圏情報を読み取り、その読み取った生活圏情報と前記着信代表IDとの組み合わせをもとに、前記着信先特定用データから対応する着信番号を特定し、
前記生活圏フラグが生活圏を優先させない旨であるときには、前記呼制御信号に付されている発信端末の現在位置と前記着信代表IDとの組み合わせをもとに、前記着信先特定用データから対応する着信番号を特定し、
前記通知された前記呼制御信号の着番号を前記着信代表IDから前記特定した着信番号へと置き換えてから、前記特定した着信番号に向けて前記呼制御信号を転送する制御部とを有することを特徴とする。
これにより、生活圏フラグが生活圏を優先させるときには、事前登録された生活圏情報が発信端末の現在位置よりも優先して発信地域とみなされるので、移動体端末のユーザが遠方の地域にいながらも、自身の生活拠点に関連するサービスを受けられるようにすることができる。
本発明は、前記生活圏特定用データには、前記発信者IDごとに、その発信者の生活圏情報に加えて、その発信端末番号が対応づけられており、
前記生活圏フラグが生活圏を優先させる旨であるときには、前記呼制御信号に付されている前記発信者IDをもとに、前記生活圏特定用データから対応する前記生活圏情報に加えて、対応する前記発信端末番号を読み取り、
前記呼制御信号を転送するときに、前記読み取った発信端末番号を発番号とすることを特徴とする。
これにより、発信端末からの呼制御信号に対して発信端末番号を直接記載する必要がなくなるので、Webアクセスの呼制御信号にも対応した発信地域指定サービスを提供できる。
本発明は、前記発信端末の契約時に入力される前記発信者IDと、その発信者の生活圏情報との対応情報を受け付け、その受け付けた対応情報を前記生活圏特定用データに登録することを特徴とする。
これにより、ユーザは発信端末を直接操作することなく、通信事業者のオペレータなどに生活圏情報の登録を契約時に代行してもらえる。
本発明は、前記発信地域指定サーバと、前記発信端末とを含めて構成され、
前記発信端末が、自身の位置測定手段により測定した位置情報を、前記生活圏特定用データに登録することを特徴とする。
これにより、最新で正確な位置情報を生活圏情報として登録できる。
本発明は、前記発信地域指定サーバと、外部データベースシステムとを含めて構成され、
前記外部データベースシステムが、前記発信端末から書き込まれる位置情報を、前記生活圏特定用データに登録することを特徴とする。
これにより、発信端末のユーザは、生活圏情報の登録専用の操作を習得しなくても、日常的に活用している外部データベースシステムを経由して、生活圏情報として登録できる。
本発明によれば、移動体端末のユーザが遠方の地域にいながらも、自身の生活拠点に関連するサービスを受けられるようにすることができる。
図1(a)は、発信地域指定システムの登録処理を示す説明図である。図1(b)は、図1(a)の発信地域指定システムの呼接続処理を示す説明図である。 図2は、図1の発信地域指定システムのうちの、発信地域指定サーバと、ユーザ端末との詳細を示す構成図である。 図3(a)は、着信先特定用テーブルを示す構成図である。図3(b)は、発信者生活圏テーブルを示す構成図である。図3(c)は、CA特定用テーブルを示す構成図である。 図4は、発信地域指定システムの登録処理を示すフローチャートである。 図5は、方形区画番号算出部の処理を示す説明図である。 図6は、発信地域指定システムの呼接続処理の第1例を示すシーケンス図である。 図7は、発信地域指定システムの呼接続処理の第2例を示すシーケンス図である。 図8は、発信地域指定システムの呼接続処理の第3例を示すシーケンス図である。 図9(a)は、検討例の発信地域指定サービスを示す説明図である。図9(b)は、図9(a)の発信地域指定サービスの問題点を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、発信地域指定システムの登録処理を示す説明図である。発信地域指定システムは、発信地域指定サーバ1と、ユーザ端末2と、オペレータ端末3と、外部DB2cとがネットワークで接続されて構成される。
これらの発信地域指定システムの各装置は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとハードディスク(記憶手段)とネットワークインタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を動作させる。
ユーザ端末2は、オペレータ端末3に発呼するためにユーザが使用する端末である。オペレータ端末3は、ユーザ端末2からの発呼を着信する端末である。外部DB2cは、例えば、Facebook(登録商標)などのSNS(Social Networking Service)サーバであり、ユーザ端末2から投稿記事とともに、そのユーザ端末2の位置情報(緯度経度情報)が適宜書き込まれる。
発信地域指定サーバ1は、他装置(ユーザ端末2、オペレータ端末3、外部DB2c)から、ユーザ端末2の生活圏(例えば、東京)の位置情報(緯度経度情報)の登録を受け付ける。
図1(b)は、図1(a)の発信地域指定システムの呼接続処理を示す説明図である。
図9(b)と比較すると、移動先の京都からの発信は、直接京都のオペレータ端末3に転送される代わりに、発信地域指定サーバ1に転送される。そして、発信地域指定サーバ1は、図1(a)で事前登録されたユーザ端末2の生活圏(=東京)を考慮して、ユーザ端末2の現在地(京都)よりも生活圏(東京)を優先させて発信地域とみなし、その発信地域を担当するオペレータ端末3へと呼接続を転送する。
これにより、このユーザは、移動先の京都にいながら、自身の生活圏である東京を担当するオペレータ端末3への接続を享受できる。
図2は、図1の発信地域指定システムのうちの、発信地域指定サーバ1と、ユーザ端末2との詳細を示す構成図である。
発信地域指定サーバ1は、着信先特定用テーブル11と、着信検索部12と、発信者生活圏テーブル13と、発信検索部14と、CA特定用テーブル15と、CA検索部16と、方形区画番号算出部17と、制御部18と、呼信号処理部19aと、通信部19bと、NTP(Network Time Protocol)サーバ19cとを含めて構成される。
ユーザ端末2は、呼制御部21と、メディア処理部22と、マイク23と、カメラ24と、通信部25と、電話帳26と、ブラウザ27と、位置情報取得部29と、GPS(Global Positioning System)29aと、A−GPS(Assisted GPS)29bと、無線通信部29cとを含めて構成される。
発信検索部14は、ユーザ端末2を使用するユーザごとに、その生活圏を示す情報を発信者生活圏テーブル13に登録するとともに、要求に応じて検索する(詳細は、図3(b))。
着信検索部12は、着信先を示す情報(着信代表番号または着信URL(Uniform Resource Locator))ごとに、特定された発信区域(発信元CA)に対応する着信番号を、着信先特定用テーブル11から検索する(詳細は、図3(a))。
方形区画番号算出部17は、ユーザ端末2を使用するユーザの現在地または生活圏を示す緯度経度情報からその方形区画座標を算出する(詳細は、図5)。
CA検索部16は、方形区画座標をもとに、ユーザ端末2の発信区域(発信元CA)をCA特定用テーブル15から検索する(詳細は、図3(c))。
呼信号処理部19aは、ユーザ端末2からの発呼をオペレータ端末3への着呼として中継するように呼制御を実施する。
制御部18は、呼信号処理部19aからの通知を受け、発信地域指定サーバ1の各構成要素を適宜実行させる。
通信部19bは、発信地域指定システムの他装置(ユーザ端末2、オペレータ端末3など)と接続するインタフェースである。なお、通信部19bが接続するネットワークの種別は、例えば、移動体通信網、IP(Internet Protocol)通信網、および、公衆電話網が例示される。
NTPサーバ19cは、ネットワークに接続される各装置の時計を正しい時刻へ同期する。
呼制御部21は、他の装置との間で通信を行なうための回線の接続や切断を行う。
メディア処理部22は、マイク23を介して入力される音声データ、および、カメラ24を介して入力される画像データを、通信部25を介して他の装置との間で送受信する制御を司る。
電話帳26には、ユーザ端末2やオペレータ端末3などの各装置との間で呼制御信号をやりとりするための電話番号やURLが登録されている。
ブラウザ27は、利用者の操作にしたがって所望のWebページ画面を表示したり、データの入力を受け付けたりする。
位置情報取得部29は、GPS29a、A−GPS29b、および無線通信部29cによって測位された位置情報のなかから、所定の優先順位でいずれか1つの位置情報を選択して取得する。この優先順位は、(1)A−GPS29b、(2)GPS29a、(3)無線通信部29cとすることが好ましい。
GPS29aは、地球を周回している複数のGPS衛星9aから測位信号(GPS信号)を受信することによって、自身の緯度経度および高度を測位する。
A−GPS29bは、GPS衛星9aからの測位信号に加えて、GPS信号に含まれるデータの一部を移動体通信網の基地局9bから高速受信することで、測位エリアを拡大するとともに測位時間を短縮する。
無線通信部29cは、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)規格などの無線通信を行う無線ルータ9cが保持している緯度経度の位置情報に基づいて自身の緯度経度を測位する。
図3(a)は、着信先特定用テーブル11を示す構成図である。
着信先特定用テーブル11は、着信代表番号と、着信URLと、生活圏フラグと、接続先CAコードと、CA名と、接続先の着信番号とを対応づけて構成される。なお、CA(Charge Area)とは、電話の料金区域であり、CAコードとはCAの識別情報であり、CA名とは料金区域の識別名である。
ユーザ端末2がオペレータ端末3の着信先(着信代表ID)として着信代表番号または着信URLを指定した発呼を送信すると、着信検索部12は、対応する発信地域ごとの接続先情報(接続先CAコードと、そのCAコードが示すCA名と、そのCA名を担当する接続先であるオペレータ端末3の着信番号)を検索する。
なお、生活圏フラグが「○」であるときには、ユーザ端末2の現在地よりも生活圏を優先させて発信地域とみなす。
例えば、武蔵野市を生活圏とするユーザについて、そのユーザ端末2の現在地=京都から「0120-xxxx」あてに発呼された場合、生活圏フラグが「○」であるので、着信先特定用テーブル11の「接続先CAコード=武蔵野市」に該当し、発信地域指定サーバ1は、着信番号「0422-59-xxxx」へと接続する。
一方、生活圏フラグが「×」であるときには、ユーザ端末2の現在地を生活圏よりも優先させて発信地域とみなす。
例えば、国分寺を生活圏とするユーザについて、そのユーザ端末2の現在地=京都から「0123-vvvv」あてに発呼された場合、生活圏フラグが「×」であるので、着信先特定用テーブル11の「接続先CAコード=京都」に該当し、発信地域指定サーバ1は、着信番号「075-200-xxxx」へと接続する。
図3(b)は、発信者生活圏テーブル13を示す構成図である。
発信者生活圏テーブル13は、発信端末番号と、発信者IDと、生活圏情報(生活圏と、生活圏CAコードと、CA名)とを対応づけて構成される。
ユーザ端末2に割り当てられた電話番号である発信端末番号と、ユーザ端末2に割り当てられたIMEI(International Mobile Equipment Identity)やMAC(Media Access Control)アドレスなどの固有のIDである発信者IDとは、それぞれ発信者を特定する情報である。
1人の発信者を特定する情報ごとに、1つの生活圏情報(生活圏と、生活圏CAコードと、CA名)が登録される。
図3(c)は、CA特定用テーブル15を示す構成図である。
CA特定用テーブル15は、料金区域(CA)ごとに、その方形区画番号(Xnca,Ynca)と、CAコードと、CA名とが対応づけて構成される。CA検索部16は、方形区画番号算出部17が求めた方形区画番号(Xnca,Ynca)を検索キーとして、CA特定用テーブル15から対応するCAコードと、CA名とを抽出する。
図4は、発信地域指定システムの登録処理を示すフローチャートである。本フローチャートの開始前の準備として、制御部18は、NTPサーバ19cと定期的に同期を取ることで、正しい時刻を発信地域指定サーバ1に設定しておく。
S101は、開始契機を待つ処理である。以下に示すように、制御部18は、発信者生活圏テーブル13に登録する生活圏情報の情報源に応じた開始契機になるまで待つ。
オペレータ端末3からの登録:ユーザがユーザ端末2を初回契約したとき。
ユーザ端末2からの登録:ユーザが生活圏にいる深夜などの時間帯。または、ユーザがユーザ端末2を操作して、生活圏情報の送信指示を出したとき。
外部DB2cからの登録:外部DB2cにユーザ端末2の緯度経度情報が書き込まれたとき。または、1ヶ月に1回などの所定期間ごと。
S102は、対象者のリストアップ処理である。制御部18は、発信者生活圏テーブル13の発信者IDのうち、全ての発信者、または、対応する生活圏が未記入の発信者を、今回の発信者生活圏テーブル13への登録対象者として、その発信端末番号または発信者IDをリストアップする。
よって、図4のフローチャートを開始する前に、オペレータ端末3などは、発信地域指定システムにおいて生活圏の情報を活用したいユーザの発信端末番号と発信者IDとを、あらかじめ発信者生活圏テーブル13に登録しておく。
S111〜S118は、S102でリストアップされた対象者を一人ずつ選択するループである。
S112は、生活圏情報の情報源に応じた分岐処理である。制御部18は、情報源がオペレータ端末3からの場合(S112,オペレータ端末)はS113へ、情報源がユーザ端末2からの場合(S112,ユーザ端末)はS114へ、情報源が外部DB2cからの場合(S112,外部DB)はS115へ、それぞれ処理を分岐させる。
S113は、オペレータ端末3から緯度経度情報(またはその変換結果である生活圏情報のCAコード)を取得する処理である。
S114は、ユーザ端末2から緯度経度情報を取得する処理である。
制御部18は、S102で取得した発信端末番号または発信者IDを用いて、ユーザ端末2の位置情報取得部29に対して、そのユーザ端末2の緯度経度情報を取得する旨の要求を送信する。その応答として、制御部18は、ユーザ端末2の緯度経度情報を取得する。
または、契約者は、自身の契約端末であるユーザ端末2を介して、自身の生活圏情報を発信者生活圏テーブル13に登録する。この登録処理は、例えば、ユーザ端末2内のブラウザ27を介して、HTTPなどのプロトコルを利用して、アクセスされる。
S115は、外部DB2cから緯度経度情報を取得する処理である。制御部18は、クラウドなどの外部ネットワークを介して、外部DB2cに登録されている生活圏情報を抽出する。
S116は、S113〜S115のいずれかで取得した緯度経度情報をCAコードへ変換する処理である。そのため、まず方形区画番号算出部17は、ユーザ端末2を使用するユーザの現在地または生活圏を示す緯度経度情報からその方形区画座標を算出する(詳細は、図5)。次に、CA検索部16は、算出された方形区画座標をもとに、ユーザ端末2の発信区域(発信元CA)をCA特定用テーブル15から検索する。なお、S113〜S115のいずれかで取得した生活圏情報がすでにCAコードの形式である場合、S116の変換処理は省略できる。
S117は、S116で変換されたCAコードの登録処理である。制御部18は、S111〜S118のループで選択された対象者の発信者IDと対応づけて、S116で変換されたCAコードを、発信者生活圏テーブル13に登録する。
なお、このS117の登録処理について、S114,S115で緯度経度情報を取得した場合は、あらかじめ事前登録された契約者の特定情報(発信端末番号、発信者ID)に対して、S116で変換されたCAコードを対応づける。
一方、S113でオペレータ端末3を経由する場合は、契約者の特定情報(発信端末番号、発信者ID)とその契約者の生活圏情報(緯度経度情報から変換されるCAコード)との対応情報が、契約者(端末所有者)の代理でオペレータ端末3などを介して、入力される。
図5は、方形区画番号算出部17の処理(S116)を示す説明図である。方形区画番号算出部17は、ユーザ端末2の緯度経度情報からその方形区画座標を算出する。
方形区画座標とは、国内の通信事業者が共通して用いる国内の任意の地点を示すための座標である。方形区画座標のCA原点(0,0)は、与論島と沖縄本島との中間付近の緯度経度=(θica,θkca)の位置に設けられている。
例えば、東京の方形区画座標は、東西方向の距離(2Yca)と南北方向の距離(2Xca)とを組み合わせて、(2Yca,2Xca)とする。なお、距離に乗数2を用いるのは、1区画の大きさが縦横2km単位だからである。方形区画番号算出部17は、東京の緯度経度=(θi,θk)から、東京の方形区画座標(2Yca,2Xca)を求めるため、以下の式を計算する。
2Yca=Re・(θk−θkca)・cosθica
2Xca=Re・(θi−θica)
ただし、「Re」は地球の半径を示し、「Re・(θk−θkca)」はCA原点の緯度の半径を示し、「θk-θkca」はCA原点の経度と東京の経度との差を示し、「θi−θica」はCA原点の緯度と東京の緯度との差を示す。
方形区画番号とは、国内全域を市内通話料金で通話できる通話区域である単位料金区域(MA:Message Area)に分割するときの最小単位である料金区域(CA)のそれぞれについて、その代表地点の位置を方形区画座標によって表したものである。
換言すると、方形区画番号とは、各方形区画の代表地点のうちの方形区画座標からの距離が最小となる代表地点について、その方形区画の番号である。
方形区画番号算出部17は、例えば、東京の方形区画座標(2Yca,2Xca)から東京の方形区画番号(Xca,Yca)を求めるために、両座標の順序を入れ替え、両座標の値を2で除算する。
以下、図6〜図8の各シーケンス図を参照して、発信地域指定システムの呼接続処理を説明する。これらのシーケンス図およびその説明では、以下の表記を用いる。
「who:」は、ユーザ端末2の使用者であり、発信者を示す情報である。具体的には、発信者生活圏テーブル13の発信端末番号や発信者IDが記載される。
「from:」は、ユーザ端末2の発信地域を示す情報である。着信先特定用テーブル11では接続先CAコードやCA名に該当し、発信者生活圏テーブル13では生活圏CAコードやCA名に該当する。
「to:」は、着信先であるオペレータ端末3を示す情報である。着信先は、ユーザ端末2によって発呼時に代表指定されるもの(着信先特定用テーブル11の着信代表番号や着信URL)と、その代表に対して発信地域をもとに特定された接続先指定されるもの(着信先特定用テーブル11の接続先の着信番号)とがある。
さらに、ある信号Aに含まれるデータa,b,cが存在するとき、「信号A(データa/データb/データc)」と表記する。この表記は、信号Aに含まれる最小限のデータ群を例示したものであり、列挙されない別のデータ(データd)が信号Aに含まれることとしてもよい。
図6は、発信地域指定システムの呼接続処理の第1例を示すシーケンス図である。この第1例では、着信代表番号あての発呼について、ユーザの生活圏(武蔵野市)をユーザ端末2の発信地域とみなすことを特徴とする。
S201は、電話発信処理である。ユーザ端末2は、電話発信時に自身の現位置情報を取得し、SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御信号(who:発番号=080-2552-xxxx/from:京都/to:0120-xxxx)に含めてから呼信号処理部19aに送信(電話発信)する。なお、呼制御信号に含まれる各データは、次の通りである。
・who:発番号=080-2552-xxxx(図では「080-**」と略)は、発信者生活圏テーブル13の第1行のものである。
・from:京都は、ユーザ端末2の現位置情報(緯度・経度)である。
・to:代表番号=0120-xxxx(図では「0120-**」と略)は、着信先特定用テーブル11の第1行のものである。
S202は、発信通知処理である。
呼信号処理部19aは、S201の呼制御信号(who:発番号=080-2552-xxxx/from:京都/to:0120-xxxx)をそのまま制御部18に通知(自動的にルーチング)する。
S211は、生活圏確認処理である。制御部18は、着信先特定用テーブル11(着信検索部12)に対して、S202の呼制御信号に含まれる(to:0120-xxxx)を検索キーとして、その生活圏フラグが○か×かを確認させる。
S212は、確認応答処理である。今回は、図3(b)で示したとおり生活圏フラグが○であるので、着信検索部12は、その旨を制御部18に応答する。
S213は、生活圏要求処理である。制御部18は、発信者生活圏テーブル13(発信検索部14)に対して、S202の呼制御信号に含まれる各データを含むクエリ(who:080-2552-xxxx/from:京都/to:0120-xxxx)を通知し、そのクエリに合致する生活圏情報を要求する。なお、生活圏情報はユーザ(who:)に対応づけられているので、その他の情報(from:とto:)はクエリから省略してもよい。
S214は、生活圏応答処理である。発信検索部14は、S213のクエリの(who:080-2552-xxxx)から発信者生活圏テーブル13を検索し、その検索結果である生活圏CAコード(42200=武蔵野市)を制御部18に応答する。
S215は、着信先確認処理である。制御部18は、着信先特定用テーブル11(着信検索部12)に対して、S214で得たfrom:を含むクエリ(who:080-2552-xxxx/from:42200=武蔵野市/to:0120-xxxx)を通知し、そのクエリに合致する接続先の着信番号を要求する。なお、(who:080-2552-xxxx)は今回の検索で使用しないので、クエリから省略してもよい。
S216は、着信先応答処理である。着信検索部12は、S215のto:0120-xxxxを着信先特定用テーブル11の着信代表番号から検索し、S215のfrom:42200=武蔵野市を着信先特定用テーブル11の接続先CAコード&CA名から検索し、双方の検索条件に同時に一致するレコードの接続先の着信番号(0422-59-xxxx)を着信先として取得し、その着信先(to:0422-59-xxxx)を制御部18に応答する。
S221は、発信要求処理である。制御部18は、S202への応答として、呼信号処理部19aに対して、呼制御信号(who:080-2552-xxxx/from:京都/to:0422-59-xxxx)を発信要求する。ここで、S202のto:が生活圏を考慮したS216の着信先(to:0422-59-xxxx)へと変換されている。
S222は、発信転送処理である。呼信号処理部19aは、S221の呼制御信号の(to:0422-59-xxxx)を着番号とし、(who:=080-2552-xxxx)を発番号とした発呼を着番号のオペレータ端末3に発信転送する。
S223で、S201の発呼とS222の着呼とが接続されることで、ユーザ端末2とオペレータ端末3とが通話可能となる。
図7は、発信地域指定システムの呼接続処理の第2例を示すシーケンス図である。この第2例では、着信URLあてのweb発信について、ユーザの生活圏(武蔵野市)をユーザ端末2の発信地域とみなすことを特徴とする。
S301は、web発信処理である。ユーザ端末2は、web発信時に自身の現位置情報を取得し、HTTP(HyperText Transfer Protocol)などのセッション制御信号(who:3533xxxxxxxxxxx/from:京都/to:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jp)に含めてから呼信号処理部19aに送信(電話発信)する。なお、セッション制御信号に含まれる各データは、次の通りである。
・who:3533xxxxxxxxxxx(図では「3533xxx」と略)は、IMEIなどの発信者IDである。
・from:京都は、ユーザ端末2の現位置情報(緯度・経度)である。
・to:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jp(図では「〜seikatsu〜」と略)は、WebサーバのドメインURLなどのサーバ運営者情報である。このWebサーバが、from:の現位置情報の取得をユーザ端末2に要求する。
S302は、発信通知処理である。
呼信号処理部19aは、S301のセッション制御信号(who:3533xxxxxxxxxxx/from:京都/to:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jp)をそのまま制御部18に通知(自動的にルーチング)する。
S311は、生活圏確認処理である。制御部18は、着信先特定用テーブル11(着信検索部12)に対して、S302のセッション制御信号に含まれる(to:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jp)を検索キーとして、その生活圏フラグが○か×かを確認させる。
S312は、確認応答処理である。今回は、図3(b)で示したとおり生活圏フラグが○であるので、着信検索部12は、その旨を制御部18に応答する。
S313は、生活圏要求処理である。制御部18は、発信者生活圏テーブル13(発信検索部14)に対して、S302のセッション制御信号に含まれる各データを含むクエリ(who:3533xxxxxxxxxxx/from:京都/to:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jp)を通知し、そのクエリに合致する生活圏情報を要求する。なお、生活圏情報はユーザ(who:)に対応づけられているので、その他の情報(from:とto:)はクエリから省略してもよい。
S314は、生活圏応答処理である。発信検索部14は、S313のクエリの(who:3533xxxxxxxxxxx)から発信者生活圏テーブル13を検索し、その検索結果である生活圏CAコード(42200=武蔵野市)と、対応する発信端末番号(who:080-2552-xxxx)とを制御部18に応答する。
S315は、着信先確認処理である。制御部18は、着信先特定用テーブル11(着信検索部12)に対して、S314で得たwho:とfrom:とを含むクエリ(who:080-2552-xxxx/from:42200=武蔵野市/to:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jp)を通知し、そのクエリに合致する接続先の着信番号を要求する。なお、(who:080-2552-xxxx)は今回の検索で使用しないので、クエリから省略してもよい。
S316は、着信先応答処理である。着信検索部12は、S315のto:http://www.kosetsuzoku.seikatsuken.jpを着信先特定用テーブル11の着信URLから検索し、S315のfrom:42200=武蔵野市を着信先特定用テーブル11の接続先CAコード&CA名から検索し、双方の検索条件に同時に一致するレコードの接続先の着信番号(0422-59-xxxx)を着信先として取得し、その着信先(to:0422-59-xxxx)を制御部18に応答する。
S321は、発信要求処理である。制御部18は、S302への応答として、呼信号処理部19aに対して、呼制御信号(who:080-2552-xxxx/from:京都/to:0422-59-xxxx)を発信要求する。ここで、S302のto:が生活圏を考慮したS316の着信先(to:0422-59-xxxx)へと変換されている。
S322は、発信転送処理である。呼信号処理部19aは、S321の呼制御信号の(to:0422-59-xxxx)を着番号とし、(who:=080-2552-xxxx)を発番号とした発呼を着番号のオペレータ端末3に発信転送する。さらに、呼信号処理部19aは、S322bにおいて、S301のweb発信をしたユーザ端末2に対しても、S322の発呼(発番号と着番号を入れ替えたもの)を発信転送する。つまり、呼信号処理部19aは、3rd party callとして、ユーザ端末2とオペレータ端末3との接続を仲介する。
S323で、S322、S322bの呼が接続されることで、ユーザ端末2とオペレータ端末3とが通話可能となる。
図8は、発信地域指定システムの呼接続処理の第3例を示すシーケンス図である。この第3例では、着信URLあてのweb発信について、ユーザの現在地(京都)をユーザ端末2の発信地域とみなすことを特徴とする。
S401は、web発信処理である。ユーザ端末2は、web発信時に自身の現位置情報を取得し、HTTPなどのセッション制御信号(who:3533xxxxxxxxxxx/from:京都/to:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jp)に含めてから呼信号処理部19aに送信(電話発信)する。なお、セッション制御信号に含まれる各データは、次の通りである。
・who:3533xxxxxxxxxxx(図では「3533xxx」と略)は、IMEIなどの発信者IDである。
・from:京都は、ユーザ端末2の現位置情報(緯度・経度)である。
・to:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jp(図では「〜notseikatsu〜」と略)は、WebサーバのドメインURLなどのサーバ運営者情報である。このWebサーバが、from:の現位置情報の取得をユーザ端末2に要求する。
S402は、発信通知処理である。
呼信号処理部19aは、S401のセッション制御信号(who:3533xxxxxxxxxxx/from:京都/to:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jp)をそのまま制御部18に通知(自動的にルーチング)する。
S411は、生活圏確認処理である。制御部18は、着信先特定用テーブル11(着信検索部12)に対して、S402のセッション制御信号に含まれる(to:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jp)を検索キーとして、その生活圏フラグが○か×かを確認させる。
S412は、確認応答処理である。今回は、図3(b)で示したとおり生活圏フラグが×であるので、着信検索部12は、その旨を制御部18に応答する。
S413は、発信端末番号の要求処理である。制御部18は、発信者生活圏テーブル13(発信検索部14)に対して、S402のセッション制御信号に含まれる各データを含むクエリ(who:3533xxxxxxxxxxx/from:京都/to:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jp)を通知し、そのクエリに合致する生活圏情報を要求する。なお、発信端末番号はユーザ(who:)に対応づけられているので、その他の情報(from:とto:)はクエリから省略してもよい。
S414は、発信端末番号の応答処理である。発信検索部14は、S413のクエリの(who:3533xxxxxxxxxxx)から発信者生活圏テーブル13を検索し、その検索結果である発信端末番号(who:080-2552-xxxx)を制御部18に応答する。
ここで、制御部18は、ユーザ端末2の現位置情報である(from:京都)のデータ形式を緯度経度情報からCAコードへ変換する旨の計算を行う(S415a)。この変換処理は、S116で説明したとおり、方形区画番号算出部17、CA検索部16によって行われる。
S415は、着信先確認処理である。制御部18は、着信先特定用テーブル11(着信検索部12)に対して、S414で得たwho:とS415aで計算されたfrom:とを含むクエリ(who:080-2552-xxxx/from:58000=京都/to:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jp)を通知し、そのクエリに合致する接続先の着信番号を要求する。なお、(who:080-2552-xxxx)は今回の検索で使用しないので、クエリから省略してもよい。
S416は、着信先応答処理である。着信検索部12は、S415のto:http://www.kosetsuzoku.notseikatsuken.jpを着信先特定用テーブル11の着信URLから検索し、S415のfrom:58000=京都を着信先特定用テーブル11の接続先CAコード&CA名から検索し、双方の検索条件に同時に一致するレコードの接続先の着信番号(075-200-xxxx)を着信先として取得し、その着信先(to:075-200-xxxx)を制御部18に応答する。
S421は、発信要求処理である。制御部18は、S402への応答として、呼信号処理部19aに対して、呼制御信号(who:080-2552-xxxx/from:京都/to:075-200-xxxx)を発信要求する。ここで、S402のto:が現在地を考慮したS416の着信先(to:075-200-xxxx)へと変換されている。
S422は、発信転送処理である。呼信号処理部19aは、S421の呼制御信号の(to:075-200-xxxx)を着番号とし、(who:=080-2552-xxxx)を発番号とした発呼を着番号のオペレータ端末3に発信転送する。さらに、呼信号処理部19aは、S422bにおいて、S401のweb発信をしたユーザ端末2に対しても、S422の発呼(発番号と着番号を入れ替えたもの)を発信転送する。つまり、呼信号処理部19aは、3rd party callとして、ユーザ端末2とオペレータ端末3との接続を仲介する。
S423で、S422、S422bの呼が接続されることで、ユーザ端末2とオペレータ端末3とが通話可能となる。
以上、図6〜図8を参照して、発信地域指定システムの呼接続処理を説明した。
なお、図7、図8のweb発信処理(S301,S401)のセッション制御信号に含めるwho:として、発信者ID(3533xxxxxxxxxxx)の代わりに、発信端末番号(080-2552-xxxx)を用いてもよい。そのときには、発信検索部14は、発信者ID(3533xxxxxxxxxxx)から発信端末番号(080-2552-xxxx)を求めなくてもよいので、図7ではS314で発信端末番号(080-2552-xxxx)を応答に含める処理を省略でき、図8ではS413,S414の処理を省略できる。
また、図6〜図8の各発信処理(S201,S301,S401)の各信号に含めるwho:について、ユーザ端末2が社内供用電話であるなど、ユーザ端末2の契約者(所有者)から、今回の発呼したユーザが一意に特定できない場合もある。その場合には、発呼時に発信地域指定サーバ1からガイダンスで発呼するユーザの発信者ID(APIKeyなど)の入力を促し、入力された発信者IDを各発信信号に含めるwho:として用いてもよい。
そのとき、今回入力された発信者IDに対する生活圏情報が発信者生活圏テーブル13に未登録であるときには、図4のS111〜S118内の処理を再度実行し、外部DB2cなどから新たに生活圏情報を取得して、発信者生活圏テーブル13に登録してもよい。
以上説明した本実施形態の発信地域指定システムは、移動通信端末機(ユーザ端末2)を所有するユーザの現在地情報に基づいて拠点(オペレータ端末3)に着信させるシステムである。ここで、発信地域指定サーバ1は、ユーザ端末2の生活圏情報を取得し、発信者生活圏テーブル13にて管理する。そして、発呼時には、発信地域指定サーバ1は、発信者生活圏テーブル13から読み込んだ生活圏の近傍に位置する適切な拠点(オペレータ端末3)に着信させる(図2参照)。生活圏とは、生活拠点であり、生活上適切な地域とも言える。
なお、発信者生活圏テーブル13には、生活圏情報と対応づけてユーザの特定情報がIMEIなどの形式で格納される。そして、ユーザ端末2は、登録時と発呼時とで同じ(または対応可能な)ユーザの特定情報を用いることで、発呼信号のユーザを特定できる。ユーザの特定情報は、Webページなどからのアクセス信号においてHTTPベースのプロトコル内に記載可能である。
これにより、ユーザ端末2のユーザは、遠方の地域にいながらも、自身の生活拠点に紐づいた電話応対などのサービスを受けることが可能となる。また、電話応対を主な業務とする事業者としても、顧客の生活圏に即した迅速な対応が可能となり、顧客満足度向上にもつながる。
1 発信地域指定サーバ
2 ユーザ端末
2c 外部DB
3 オペレータ端末
11 着信先特定用テーブル(着信先特定用データ)
12 着信検索部
13 発信者生活圏テーブル(生活圏特定用データ)
14 発信検索部
15 CA特定用テーブル
16 CA検索部
17 方形区画番号算出部
18 制御部
19a 呼信号処理部
19b 通信部
19c NTPサーバ
21 呼制御部
22 メディア処理部
23 マイク
24 カメラ
25 通信部
26 電話帳
27 ブラウザ
29 位置情報取得部
29a GPS
29b A−GPS
29c 無線通信部

Claims (6)

  1. 着信代表IDごとに、その着信代表IDあての呼制御信号の発信地域として、生活圏を優先させるか否かを示す生活圏フラグと、発信地域ごとの着信番号とを対応づける着信先特定用データと、
    発信者IDごとに、その発信者の生活圏情報を対応づける生活圏特定用データと、がそれぞれ格納されている記憶手段と、
    前記呼制御信号の通知を受け、その呼制御信号の着番号である前記着信代表IDをもとに、前記着信先特定用データから対応する前記生活圏フラグを読み込み、
    前記生活圏フラグが生活圏を優先させる旨であるときには、前記呼制御信号に付されている前記発信者IDをもとに、前記生活圏特定用データから対応する前記生活圏情報を読み取り、その読み取った生活圏情報と前記着信代表IDとの組み合わせをもとに、前記着信先特定用データから対応する着信番号を特定し、
    前記生活圏フラグが生活圏を優先させない旨であるときには、前記呼制御信号に付されている発信端末の現在位置と前記着信代表IDとの組み合わせをもとに、前記着信先特定用データから対応する着信番号を特定し、
    前記通知された前記呼制御信号の着番号を前記着信代表IDから前記特定した着信番号へと置き換えてから、前記特定した着信番号に向けて前記呼制御信号を転送する制御部とを有することを特徴とする
    発信地域指定サーバ。
  2. 前記生活圏特定用データには、前記発信者IDごとに、その発信者の生活圏情報に加えて、その発信端末番号が対応づけられており、
    前記制御部は、前記生活圏フラグが生活圏を優先させる旨であるときには、前記呼制御信号に付されている前記発信者IDをもとに、前記生活圏特定用データから対応する前記生活圏情報に加えて、対応する前記発信端末番号を読み取り、
    前記呼制御信号を転送するときに、前記読み取った発信端末番号を発番号とすることを特徴とする
    請求項1に記載の発信地域指定サーバ。
  3. 前記制御部は、前記発信端末の契約時に入力される前記発信者IDと、その発信者の生活圏情報との対応情報を受け付け、その受け付けた対応情報を前記生活圏特定用データに登録することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の発信地域指定サーバ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の発信地域指定サーバと、前記発信端末とを含めて構成され、
    前記発信端末は、自身の位置測定手段により測定した位置情報を、前記生活圏特定用データに登録することを特徴とする
    発信地域指定システム。
  5. 請求項1または請求項2に記載の発信地域指定サーバと、外部データベースシステムとを含めて構成され、
    前記外部データベースシステムは、前記発信端末から書き込まれる位置情報を、前記生活圏特定用データに登録することを特徴とする
    発信地域指定システム。
  6. 発信地域指定サーバは、記憶手段と、制御部とを有しており、
    前記記憶手段には、
    着信代表IDごとに、その着信代表IDあての呼制御信号の発信地域として、生活圏を優先させるか否かを示す生活圏フラグと、発信地域ごとの着信番号とを対応づける着信先特定用データと、
    発信者IDごとに、その発信者の生活圏情報を対応づける生活圏特定用データと、がそれぞれ格納されており、
    前記制御部は、
    前記呼制御信号の通知を受け、その呼制御信号の着番号である前記着信代表IDをもとに、前記着信先特定用データから対応する前記生活圏フラグを読み込み、
    前記生活圏フラグが生活圏を優先させる旨であるときには、前記呼制御信号に付されている前記発信者IDをもとに、前記生活圏特定用データから対応する前記生活圏情報を読み取り、その読み取った生活圏情報と前記着信代表IDとの組み合わせをもとに、前記着信先特定用データから対応する着信番号を特定し、
    前記生活圏フラグが生活圏を優先させない旨であるときには、前記呼制御信号に付されている発信端末の現在位置と前記着信代表IDとの組み合わせをもとに、前記着信先特定用データから対応する着信番号を特定し、
    前記通知された前記呼制御信号の着番号を前記着信代表IDから前記特定した着信番号へと置き換えてから、前記特定した着信番号に向けて前記呼制御信号を転送することを特徴とする
    発信地域指定方法。
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