JP2015192185A - 呼接続方法および呼接続システム - Google Patents

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真吾 小俣
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Abstract

【課題】単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を発信端末の在圏地域に応じて切り換えるサービスの適用対象を、移動通信端末にまで拡大する。【解決手段】呼の着信先を特定する着信番号管理サーバ1は、複数の料金区域の識別情報と、それぞれの料金区域の代表地点の位置情報とが格納される料金区域情報と、個々の受付用電話番号毎に、料金区域によって識別される発信地域と着信電話番号とを対応付けるための着信番号管理情報と、を記憶し、移動通信端末2から受付用電話番号に発信された場合には、移動通信端末2が自身で測位した位置情報を取得し、前記料金区域情報を参照することで、取得した位置情報に対応する料金区域を移動通信端末2が在圏する発信地域として特定し、前記着信番号管理情報を参照して、特定した発信地域に対応付けられた着信電話番号への呼接続を指示する。【選択図】図1

Description

本発明は、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続方法および呼接続システムに関する。
公衆電話網やIP(Internet Protocol)通信網において、従来より、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための技術が知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。これらの従来技術では、企業などが契約した受付用電話番号毎に発信地域と着信電話番号との対応が設定されたデータベースを参照することにより、発信端末の在圏地域に応じて着信電話番号の選択が行われる。
一方、特許文献2には、GPS(Global Positioning System)受信機を搭載した移動通信端末が、測位した自身の位置情報をSIP(Session Initiation Protocol)サーバに送信し、受信した位置情報から移動通信端末が在圏する料金区域を特定する技術が開示されている。
特開平6−225019号公報 特開2008−124980号公報
NTTコミュニケーションズ、"フリーダイヤル(発信地域指定)"、[online]、[2014年3月13日検索]、インターネット〈URL:http://www.ntt.com/freedial/popup/popup2.html〉
しかし、特許文献1に記載の技術は、位置が変化しない固定通信端末だけを対象とするものであり、移動通信端末には適用することができない。また、非特許文献1に記載の技術は、固定通信端末からの発信の場合については市内通話料金が適用される単位料金区域毎に着信電話番号を設定可能であるが、移動通信端末からの発信については概ね県単位でしか着信電話番号を設定することができない。
また、特許文献2に記載の技術は、移動通信端末が在圏する料金区域を特定することが可能であるが、GPS衛星からのGPS信号が受信できない屋内などでは位置情報を取得できず、在圏する料金区域を特定できない場合があるという課題があった。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続方法および呼接続システムの適用対象範囲を、移動通信端末にまで拡大することを目的とする。
前記の目的を達成するために、第一の本発明は、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続方法であって、前記発信端末には移動通信端末が含まれ、前記前記呼の着信先を特定する着信番号管理サーバの記憶部には、複数の料金区域の識別情報と、それぞれの料金区域の代表地点の位置情報とが格納される料金区域情報と、前記受付用電話番号毎に、前記料金区域によって識別される前記発信地域と着信電話番号とを対応付けるための着信番号管理情報と、が記憶され、前記着信番号管理サーバは、前記移動通信端末から前記受付用電話番号に呼が発信された場合には、当該移動通信端末が自身で測位した緯度経度を含む位置情報を取得し、前記料金区域情報を参照することにより、前記自身で測位した緯度経度に該当する位置と前記代表地点との間の距離が最小となる料金区域を、当該移動通信端末が在圏する発信地域として特定し、前記着信番号管理情報を参照することにより、特定した前記発信地域に対応付けられた前記着信電話番号への呼接続を指示するものとした。
このようにすることで、移動通信端末についてもそれが在圏する料金区域の単位で、呼の着信先を切り換えることができる。
また第二の本発明は、前記の呼接続方法において、前記移動通信端末が自身で測位する位置情報は、GPS測位、A-GPS測位、Wi-Fi測位、およびIPアドレスに基づく位置データベース検索のうちの、いずれか1以上の方法によって測位されるものとした。
このようにすることで、GPS衛星からのGPS信号が受信できない屋内などにおいても、移動通信端末が自身の位置を測位できた場合には、移動通信端末が在圏する料金区域を特定することができる。
また第三の本発明は、前記の呼接続方法において、前記着信番号管理サーバは、前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれている場合は、当該着信電話番号への呼接続を指示し、前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれていない場合は、前記呼の接続を拒否するものとした。
このようにすることで、任意の発信地域から発信された呼を所定の着信電話番号に呼を着信させるか、呼の接続を拒否するかを、受付用電話番号の契約者が選択することができる。
また第四の本発明は、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続システムであって、前記発信端末には移動通信端末が含まれ、前記呼の着信先を特定する着信番号管理サーバは、複数の料金区域の識別情報と、それぞれの料金区域の代表地点の位置情報とが格納される料金区域情報と、前記受付用電話番号毎に、前記料金区域によって識別される前記発信地域と着信電話番号とを対応付けるための着信番号管理情報と、を記憶する記憶部と、前記移動通信端末から前記受付用電話番号に呼が発信された場合には、当該移動通信端末が自身で測位した緯度経度を含む位置情報を取得し、前記料金区域情報を参照することにより、前記自身で測位した緯度経度に該当する位置と前記代表地点との間の距離が最小となる料金区域を、当該移動通信端末が在圏する発信地域として特定する発信区域特定手段と、前記着信番号管理情報を参照することにより、特定した前記発信地域に対応付けられた前記着信電話番号への呼接続を指示する呼接続指示手段と、を備えるものとした。
このようにすることで、移動通信端末についてもそれが在圏する料金区域の単位で、呼の着信先を切り換えることができる。
また第五の本発明は、前記の呼接続システムにおいて、前記移動通信端末は、GPS測位、A-GPS測位、Wi-Fi測位、およびIPアドレスに基づく位置データベース検索のうちの、いずれか1以上の方法によって自身の位置を測位する位置情報取得手段を備えるものとした。
このようにすることで、GPS衛星からのGPS信号が受信できない屋内などにおいても、移動通信端末が自身の位置を測位できた場合には、移動通信端末が在圏する料金区域を特定することができる。
また第六の本発明は、前記の呼接続システムにおいて、前記呼接続指示手段は、前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれている場合は、当該着信電話番号への呼接続を指示し、前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれていない場合は、前記呼の接続を拒否するものとした。
このようにすることで、任意の発信地域から発信された呼を所定の着信電話番号に呼を着信させるか、呼の接続を拒否するかを、受付用電話番号の契約者が選択することができる。
本発明によれば、単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続方法および呼接続システムの適用対象範囲を、移動通信端末にまで拡大することができる。
本発明の実施形態に係る発信地域別着信先制御システムの接続構成例を示す図である。 移動通信端末の機能構成例を示す図である。 着信番号管理サーバの機能構成例を示す図である。 CA情報テーブルの構成およびデータ例を示す図である。 着信先選択情報テーブルの構成およびデータ例を示す図である。 着信番号管理サーバによる着信先制御処理の例を示すフローチャートである。 移動通信端末のWebブラウザを用いた位置情報取得および送信処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、適宜図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る発信地域別着信先制御システムの接続構成例を示す図である。図1に示すように、発信地域別着信先制御システム(呼接続システム)100は、スマートフォンなどの移動通信端末2を収容する移動体通信網6と、固定電話機3を収容する公衆電話網8と、IP電話機やIP電話機能が搭載されたパソコンなどの固定通信端末4を収容するIP通信網7とが相互に接続されたネットワークにおいて、単一の受付用電話番号に発信された呼を、着信番号管理サーバ1の制御によって、発信地域に応じて複数の着信端末5のうちのいずれかに着信させるシステムである。
ここで、発信端末となる移動通信端末2は、GPS衛星9からの測位信号(GPS信号)を受信することにより、概ね10m程度の精度で自身の緯度軽度を測位することができる。また、移動通信端末2は、GPS信号に含まれるデータの一部を移動体通信網6の基地局61から受信することにより、GPS測位と同等の精度で測位エリアの拡大と測位時間の短縮が可能なA-GPS(Assisted GPS)による測位も可能である。また、移動通信端末2が、屋内などに設置されるWi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)ルータ62を介して移動体通信網6に無線LAN(Local Area Network)接続される場合には、Wi-Fiルータ62が保持している位置情報に基づく測位も可能である。さらに、移動通信端末2が、アクセスポイント等のゲートウェイ装置(図示せず)を介してIP通信網7に接続される場合には、IP通信網7上で提供される位置情報データベースサービスを用いて当該ゲートウェイ装置の位置情報を取得することができる。
着信番号管理サーバ1は、移動体通信網6、IP通信網7、および公衆電話網8に収容される端末からの受付用電話番号への着信要求を受け付け、受付用電話番号の契約者と取り決めた内容に基づいて、発信地域に応じた着信電話番号への呼接続を指示する。ただし、呼接続を拒否すべき発信地域からの着信要求については、接続不可である旨を発信端末に通知し呼接続は行わない。これにより、受付用電話番号の契約者は、利用者に単一の電話番号を周知するだけで、発信地域毎に着信先となる着信端末5を切り換えたり、所望の発信地域以外からの着信を拒否したりすることが可能となる。
図2は、移動通信端末の機能構成例を示す図である。図2に示すように、移動通信端末2は、GPS測位部21a、A-GPS測位部21b、Wi-Fi測位部21c、位置情報取得部(位置情報取得手段)22、入出力部23、送信許諾部24、Webブラウザ25、メディア処理部26、呼制御部27、通信部28を備えている。
GPS測位部21aは、地球を周回している複数のGPS衛星9(図1参照)から測位信号(GPS信号)を受信することによって、自身の緯度経度および高度を測位する。この測位には概ね数分乃至数十分の時間を要するが、同時に複数の測位信号が受信できない屋内などでは測位不能となってしまう。A-GPS測位部21bは、GPS衛星9(図1参照)からの測位信号に加えて、GPS信号に含まれるデータの一部を移動体通信網6の基地局61から高速受信することで、測位エリアを拡大するとともに測位時間を短縮する。Wi-Fi測位部21cは、Wi-Fiルータ62が保持している緯度経度の位置情報に基づいて自身の緯度経度を測位する。
位置情報取得部22は、GPS測位部21a、A-GPS測位部21b、およびWi-Fi測位部21cによって測位された位置情報のなかから、所定の優先順位でいずれか1つの位置情報を選択して取得する。この優先順位は、A-GPS測位部21b>GPS測位部21a>Wi-Fi測位部21cとすることが好ましい。また、これらいずれの測位部によっても測位ができない場合には、位置情報取得部22は、通信部28を介してIP通信網7で提供される位置情報データベースサービスにアクセスすることで、ゲートウェイ装置のIPアドレスを用いて位置情報を取得する。
入出力部23は、移動通信端末2の利用者に対して音声や画像データを提供し、利用者による入力操作を受け付ける。送信許諾部24は、移動通信端末2が取得した自身の位置情報の外部への送信許諾可否を利用者に問い合わせ、送信許諾可の場合にのみ取得した位置情報を外部に送信する。Webブラウザ25は、利用者の操作にしたがって所望のWebページ画面を表示したり、データの入力を受け付けたりする。メディア処理部26は、入出力部23を介して入出力される音声や画像のデータを、通信部28を介して他の装置との間で送受信する制御を司る。呼制御部27は、他の装置との間で通信を行なうための回線の接続や切断を行う。通信部28は、基地局61、Wi-Fiルータ62、およびゲートウェイ装置との間で無線信号または有線信号の送受信を行う。
図3は、着信番号管理サーバの機能構成例を示す図である。図3に示すように、コンピュータによって構成される着信番号管理サーバ1は、制御部10と記憶部20と通信部17とを備えている。また、制御部10には、不図示のCPU(Central Processing Unit)が所定の制御プログラムを実行することによってそれぞれの機能が具現化される呼制御指示部(呼接続指示手段)11、着信先選択部12、発信元CA(Charge Area)検索部(発信区域特定手段)13、方形区画座標算出部14、着信要求受付部15、およびWebサーバ16を備える。ハードディスク装置やフラッシュメモリなどによって構成される記憶部20には、1以上の着信先選択情報テーブル(着信番号管理情報)18とCA情報テーブル(料金区域情報)19とが記憶され保持される。
通信部17は、移動体通信網6、IP通信網7、および公衆電話網8に接続され、それら各網に接続される不図示の呼制御装置などとの間でデータ通信を行う。着信要求受付部15は、各網の呼制御装置から所定形式の受付用電話番号への着信要求を受け付ける。受付用電話番号の形式としては、「0120−xxxxxx」や「0800−yyy−yyyy」、「0088−zz−zzzz」などがある。Webサーバ16は、移動通信端末2や固定通信端末4に搭載されるWebブラウザからの受付用電話番号への着信要求を受け付ける。
方形区画座標算出部14は、受付用電話番号への着信要求とともに送信されてくる発信端末の緯度経度を示す位置情報から発信区域(発信元CA)の特定に必要となる方形区画座標を算出する。方形区画座標については後記にて説明する。発信元CA検索部13は、算出された方形区画座標との距離が最小となる方形区画番号を有する料金区域(CA)を、CA情報テーブル19のなかから検索することにより、発信端末の発信区域(発信元CA)を特定する。
着信先選択部12は、特定された発信区域(発信元CA)に対応する着信番号を、受信した受付用電話番号に該当する着信先選択情報テーブル18のなかから検索することにより、着信電話番号を決定する。なお、特定された発信区域に対応する着信番号が着信先選択情報テーブル18のなかに登録されていない場合には、当該発信区域からの着信要求は受付不可であると判断する。
呼接続指示部11は、着信先選択部12によって決定された着信電話番号を収容する網の呼制御部(図示せず)に対して、通信部17を介して当該着信電話番号への着信を指示する。なお、着信先選択部12によって受付不可と判断された着信要求については、発信元の網の呼制御部に対して、通信部17を介して当該着信要求は受付不可である旨を通知する。
図4は、CA情報テーブルの構成およびデータ例を示す図である。図4に示すように、CA情報テーブル19には、方形区画番号(Xnca,Ynca)、CAコード(料金区域の識別情報)、CA名(料金区域の識別名)の各フィールドを有するCA情報レコードが、料金区域(CA)の数だけ登録される。
ここで、方形区画番号を説明するために、まずその元となる方形区画座標について説明する。方形区画座標とは、国内の通信事業者が共通して用いる国内の任意の地点を示すための座標である。この方形区画座標は、与論島と沖縄本島との中間付近に設けられているCA原点からの南北方向の距離(Xca)と東西方向の距離(Yca)とによって2次元平面上の位置を表すものである。ただし、距離は2km単位で表される。
方形区画番号とは、国内全域を市内通話料金で通話できる通話区域である単位料金区域(MA:Message Area)に分割するときの最小単位である料金区域(CA)のそれぞれについて、その代表地点の位置を方形区画座標によって表したものである。図4のデータ例を参照すると、「東京」CAの代表地点は、CA原点の北側904km、東側1114kmに位置し、「武蔵野三鷹」CAの代表地点は、「東京」CAの代表地点の北側2km、西側18kmに位置していることがわかる。通常、市外通話料金は、発信元のCAと着信先のCAとの両者の方形区画番号から算出される両者の代表地点間の距離に基づいて課金される。
図5は、着信先選択情報テーブルの構成およびデータ例を示す図である。図5(a)は、国内全域からの着信を受け付けるための着信先選択情報テーブル18aの例であり、図5(b)は、特定の発信区域からの着信だけを受け付けるための着信先選択情報テーブル18bの例である。図5に示すように、着信先選択情報テーブル18には、受付用電話番号、発信元CAコード、着信番号の各フィールドを有する着信先選択情報レコードが、必要な発信元CAコードと着信番号との組の数だけ登録される。
例えば、図5(a)の着信先選択情報テーブル18aの2行目のレコードは、受付用電話番号「0120−xxxxxx」への着信要求の発信区域を示す発信元CAコードが「32000」(東京CA)である場合には、着信番号「03−aaaa−aaaa」に着信すべきことを表している。なお、着信先選択情報テーブル18aの最終行のレコードの発信元CAコード「00000」は、それよりも前の行で指定されたいずれの発信元CAコードにも一致しなかった発信区域からの着信要求を着信させるべき着信番号を表している。これにより、例えば、東京周辺からの着信要求は「03−aaaa−aaaa」に、名古屋周辺からの着信要求は「052−bbb−bbbb」に、大阪周辺からの着信要求は「06−cccc−cccc」に着信させ、それ以外の全国各地からの着信要求は例えば「03−aaaa−aaaa」に着信させるというような運用が可能となる。
これに対し、図5(b)の着信先選択情報テーブル18bの3行からなるレコードは、受付用電話番号「0800−yyy−yyyy」への着信要求を、発信元CAコードが「32000」(東京CA)、「42200」(武蔵野三鷹CA)、「42300」(国分寺CA)である場合にだけ別々の着信番号に着信させる場合を示している。これら3つの発信区域以外からの着信要求は、すべて着信が拒否されることとなる。
図6は、着信番号管理サーバによる着信先制御処理の例を示すフローチャートである。移動通信端末2から受付用電話番号(例えば、「0120−xxxxxx」)に発信すると、移動体通信網6を介して当該受付用電話番号への着信要求が、着信番号管理サーバ1に送信される。着信番号管理サーバ1の着信要求受付部15がこの着信要求を受け付けることで、図6に示した着信先制御処理が開始される。
送信される着信要求には、着信先の受付用電話番号とともに、移動通信端末2が測位した自身の緯度経度を示す位置情報が含まれている。まず、ステップS61にて、方形区画座標算出部14は、(式1)および(式2)によって受信した緯度経度(θi,θk)から方形区画座標(Yca,Xca)を算出する。ここで、(θica,θkca)は、CA原点の緯度経度を表し、Reは、地球の赤道半径(6378.137km)を表す。
Figure 2015192185
次に、ステップS62にて、発信元CA検索部13は、算出した方形区画座標(Yca,Xca)が国内の位置を示すが否かを判定し、国内であれば(ステップS62でYes)ステップS63に、国内でなければ(ステップS62でNo)ステップS66に処理を進める。ここで、国内か否かの判定は、例えば、日本全域を幾つかの矩形領域に分割してそのいずれかに方形区画座標で示される位置が含まれるか否かを判定することにより行うことができる。
ステップS63では、発信元CA検索部13は、CA情報テーブル19のなかから方形区画座標(Yca,Xca)に最も近い方形区画番号(Ynca,Xnca)を有するCAコードを検索する。ここで、最も近い方形区画番号とは、(Ynca−Yca)+(Xnca−Xca)の値が最小となるものをいう。
次の、ステップS64では、着信先選択部12は、受付用電話番号(例えば、「0120−xxxxxx」)に該当する着信先選択情報テーブル18aのなかに、検索したCAコードに該当する着信番号があるか否かを判定する。その結果、該当する着信番号があれば(ステップS64でYes)ステップS65に、該当する着信番号がなければ(ステップS64でNo)ステップS66に処理を進める。
ステップS65では、呼接続指示部11は、着信先選択情報テーブル18から取得した着信番号への呼接続を指示して処理を終了する。一方、ステップS66では、着信先選択部12は、着信先選択情報テーブル18のなかに発信元CAコードが「00000」となっている全域対象の着信番号があるか否かを判定する。その結果、該当する着信番号があれば(ステップS66でYes)ステップS65に、該当する着信番号がなければ(ステップS66でNo)ステップS67に処理を進める。このとき、ステップS65では、呼接続指示部11は、着信先選択情報テーブル18から取得した全域対象の着信番号への呼接続を指示して処理を終了する。一方、ステップS67では、呼接続指示部11は、着信番号未登録である旨を要求元に通知して処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、在圏する発信区域の位置が変化する移動通信端末に対しても、固定電話機や固定通信端末に対して提供されてきたものと同様な、発信端末の在圏地域に応じた着信電話番号の選択サービスを提供することができる。
また、以上の実施形態では、移動通信端末において電話の発信操作が行われたときに、呼制御信号とともに位置情報を送信するものとしたが、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等を用いて、端末のWebブラウザと着信番号管理サーバ内のWebサーバとの間で交信するものとしてもよい。図7は、移動通信端末のWebブラウザを用いた位置情報取得および送信処理の例を示すフローチャートである。移動通信端末2の利用者がWebブラウザを操作することにより、基地局61またはWi-Fiルータ62を介して着信番号管理サーバ1内のWebサーバ16に接続した時点で、図7に示した位置情報取得および送信処理が開始される。
まず、ステップS71にて、利用者がWebサイトの画面に表示されている受付用電話アイコンを選択したものとする。このアイコンの選択操作が移動通信端末2のWebブラウザ25によって検知されると、次に、ステップS72にて、Webサーバ16からJavaScript(登録商標)等で記述された位置情報取得機能を起動するためのプログラムがダウンロードされ実行される。それにより、続くステップS73にて、Webブラウザ25によって、位置情報の送信許諾可否の入力ウィンドウが表示される。
次にステップS74にて、Webブラウザ25は、ユーザが送信許諾を可とする入力操作を行った場合は(ステップS74で可)ステップS75a〜S75dに処理を進め、スーザが送信許諾を否とする入力操作を行った場合は(ステップS74で否)ステップS78に処理を進める。
ステップS75a〜S75dの処理は、位置情報取得部22によってそれぞれ並行に実行され、続くステップS76にて、所定時間の間に得られた位置情報のうち、最も優先順位が高いものが選択される。この選択の優先順位は、A-GPSによる位置情報>GPSによる位置情報>Wi-Fiによる位置情報>IPアドレスによる位置情報 の順とする。なお、最も優先順位が高いA-GPSによる位置情報が取得された場合には、その時点で他の3つの位置情報の取得処理は中止してもよい。
次にステップS77では、位置情報取得部22は、ステップS76で選択された位置情報と、受付用アイコンに対応付けられている受付用電話番号とを、通信部28を介して着信番号管理サーバ1に送信したのち、処理を終了する。一方、ステップS78では、位置情報取得部22は、位置不明である旨と、受付用アイコンに対応付けられている受付用電話番号とを、通信部28を介して着信番号管理サーバ1に送信したのち、処理を終了する。
以上にて、本発明を実施する形態の説明を終えるが、本発明の実施の態様はこれに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の変更が可能である。例えば、着信先選択情報テーブルに、着信番号に加えて店舗情報などの着信先に関する付加情報を登録しておくことにより、単に電話接続を行うだけでなく、発信者の位置に応じた各種の情報提供システムを実現することも可能である。
1 着信番号管理サーバ
2 移動通信端末
3 固定電話機
4 固定通信端末
5 着信端末
6 移動体通信網
7 IP通信網
8 公衆電話網
9 GPS衛星
10 制御部
11 呼接続指示部(呼接続指示手段)
12 着信先選択部
13 発信元CA検索部(発信区域特定手段)
14 方形区画座標算出部
15 着信要求受付部
16 Webサーバ
17 通信部
18,18a,18b 着信先選択情報テーブル(着信番号管理情報)
19 CA情報テーブル(料金区域情報)
20 記憶部
21a GPS測位部
21b A-GPS測位部
21c Wi-Fi測位部
22 位置情報取得部(位置情報取得手段)
23 入出力部
24 送信許諾部
25 Webブラウザ
26 メディア処理部
27 呼制御部
28 通信部
61 基地局
62 Wi-Fiルータ
100 発信地域別着信先制御システム(呼接続システム)

Claims (6)

  1. 単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続方法であって、
    前記発信端末には移動通信端末が含まれ、
    前記呼の着信先を特定する着信番号管理サーバの記憶部には、
    複数の料金区域の識別情報と、それぞれの料金区域の代表地点の位置情報とが格納される料金区域情報と、
    前記受付用電話番号毎に、前記料金区域によって識別される前記発信地域と着信電話番号とを対応付けるための着信番号管理情報と、が記憶され、
    前記着信番号管理サーバは、
    前記移動通信端末から前記受付用電話番号に呼が発信された場合には、当該移動通信端末が自身で測位した緯度経度を含む位置情報を取得し、前記料金区域情報を参照することにより、前記自身で測位した緯度経度に該当する位置と前記代表地点との間の距離が最小となる料金区域を、当該移動通信端末が在圏する発信地域として特定し、
    前記着信番号管理情報を参照することにより、特定した前記発信地域に対応付けられた前記着信電話番号に前記呼を着信させる
    ことを特徴とする呼接続方法。
  2. 請求項1に記載の呼接続方法において、
    前記移動通信端末が自身で測位する位置情報は、GPS測位、A-GPS測位、Wi-Fi測位、およびIPアドレスに基づく位置データベース検索のうちの、いずれか1以上の方法によって測位される
    ことを特徴とする呼接続方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の呼接続方法において、
    前記着信番号管理サーバは、
    前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれている場合は、当該着信電話番号に前記呼を着信させ、
    前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれていない場合は、前記呼の接続を拒否する
    ことを特徴とする呼接続方法。
  4. 単一の受付用電話番号に発信された呼の着信先を、発信端末が在圏する発信地域に応じて切り換えるための呼接続システムであって、
    前記発信端末には移動通信端末が含まれ、
    前記呼の着信先を特定する着信番号管理サーバは、
    複数の料金区域の識別情報と、それぞれの料金区域の代表地点の位置情報とが格納される料金区域情報と、
    前記受付用電話番号毎に、前記料金区域によって識別される前記発信地域と着信電話番号とを対応付けるための着信番号管理情報と、を記憶する記憶部と、
    前記移動通信端末から前記受付用電話番号に呼が発信された場合には、当該移動通信端末が自身で測位した緯度経度を含む位置情報を取得し、前記料金区域情報を参照することにより、前記自身で測位した緯度経度に該当する位置と前記代表地点との間の距離が最小となる料金区域を、当該移動通信端末が在圏する発信地域として特定する発信区域特定手段と、
    前記着信番号管理情報を参照することにより、特定した前記発信地域に対応付けられた前記着信電話番号に前記呼を着信させる呼接続指示手段と、
    を備えることを特徴とする呼接続システム。
  5. 請求項4に記載の呼接続システムにおいて、
    前記移動通信端末は、GPS測位、A-GPS測位、Wi-Fi測位、およびIPアドレスに基づく位置データベース検索のうちの、いずれか1以上の方法によって自身の位置を測位する位置情報取得手段
    を備えることを特徴とする呼接続システム。
  6. 請求項4または請求項5に記載の呼接続システムにおいて、
    前記呼接続指示手段は、
    前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれている場合は、当該着信電話番号に前記呼を着信させ、
    前記着信番号管理情報のなかに、任意の発信地域から発信された呼を着信させるための着信電話番号が含まれていない場合は、前記呼の接続を拒否する
    ことを特徴とする呼接続システム。
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