JP2016152419A - 基地局アンテナの設置作業支援システムおよび基地局アンテナの設置作業支援方法 - Google Patents

基地局アンテナの設置作業支援システムおよび基地局アンテナの設置作業支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な操作を必要とせず、アンテナの設置状況がエリア設計時に定めた設置条件に一致しているかどうかを、確認できるようにする。
【解決手段】基地局のアンテナに取り付けた通信装置で測定したアンテナの設置方位および/または設置角度の測定結果を基地局を特定する情報とともに通信回線を介してサーバーに送信し、サーバーにおいて予め格納しておいたエリア設計情報と、通信装置から送信されてきた測定結果を比較して、比較結果を通信回線を介して前記通信装置へ送信し、通信装置は、サーバーから受信した比較結果を、表示部に表示する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、無線通信システムにおける基地局アンテナの設置作業支援に関する。
携帯端末の普及に伴い、無線通信事業者各社は、通信のつながりやすさの向上や、高速な無線通信サービスを提供するエリアの拡大を進めている。携帯端末は、基地局が発する電波がカバーするエリア内でしか使用できず、カバーエリア外では通信不能となってしまう。そのため無線通信事業者各社は、電波が届かずカバーエリア外になるところができないように、エリア設計を行い、各地に基地局を設置している。基地局は、アンテナと、アンテナから送受信する信号を処理する無線処理部とで構成されている。無線処理部は、交換機(コアネットワーク)に繋がっている。
基地局のアンテナには、指向性のないアンテナを用いる場合と、指向性のあるアンテナを用いる場合がある。指向性のないアンテナの場合には、基地局の設置時にアンテナの設置方向を気にする必要はなく、仰角を設定する程度である。しかし指向性のあるアンテナの場合には、アンテナの設置方向と仰角の設定により基地局のカバーエリアが決まるため、設置時のアンテナ調整作業が非常に重要となる。
指向性のあるアンテナを基地局に用いるのは、セクタ分割を実施することが目的であることが多い。例えば、2本のアンテナを用いてセルを180°ずつ2セクタに分けた場合、1セクタ辺りのアンテナの通信容量負荷は、1セクタ360°構成の基地局に比べて、1/2になる。一般的には、アンテナの指向性を考慮し、120°ずつ3セクタ構成や、60°ずつ6セクタ構成とする場合が多い。近年は、データ通信トラフィック量の増加に伴い、従来よりも3セクタや6セクタ構成の基地局を採用する場合が増えてきており、指向性のあるアンテナの重要性が増してきている。
指向性のあるアンテナを用いる場合は、エリア設計時および基地局設置時のアンテナの調整作業が複雑になる。無線通信システムにおいては、携帯端末が基地局のカバーエリアをまたがって移動した場合でも、通信が途切れないようにする必要がある。指向性のあるアンテナを用いている場合は、アンテナの方向がずれていると、隣接しあう基地局のカバーエリアの間に電波が届かない空白エリアができてしまい、通信が途切れてしまう。
また基地局やアンテナは、一度設置した後も、周波数の追加やMIMO(Multiple Input Multiple Output)のような新しいアンテナ技術に対応するため、数年ごとに新製品に置き換えられ、日々基地局の工事が実施されている。
実際の工事の現場では、指向性のあるアンテナを設置する際に、アンテナの方向が設計した方向からずれてしまうことが発生する。多くの工事現場では、アンテナの方向を確認する際に、衛星写真や地図を利用し、写真や地図の建物を目印にして、アンテナの方向を設定する。ところが、写真や地図は真上から見たものであるため、写真や地図上で目印として指定された建物と、アンテナから見える建物を一致させることが難しい。また、周囲に目印になる建物が乏しい場合は、目標物による方向判別が困難である。そのため、アンテナ設置時に、アンテナの設置方向を写真に撮影しておき、その写真を後日に精査することが行われるが、その際に設置方向の間違いが判明した場合、基地局への再度赴く必要があるため、アンテナの方向の再調整に大きな手間と時間、コストがかかってしまう。
基地局設置時に、アンテナの角度を確認する別の方法として、方向計等を用いる方法もある。しかし、一般的にアンテナの設置場所は支持柱の上であることも多く、そのような場合では高所作業となるため、安全に使用可能な装置が必要となる。また、設置後工事書類としてアンテナを設定した方向の写真を撮影する必要があるが、方向計を含めて写真を撮影することは、高所作業においては困難である。
基地局のアンテナの方位角、傾斜、高さのような情報を自動的に計測するための技術として、特許文献1がある。特許文献1には、磁北基準の方位が設定された状態において、基地局アンテナのパネル上の3個以上の点の距離及び角度を測定して3次元的座標値を算出し、3次元的座標値に基づいて、アンテナの傾斜及び測定された点を含む平面に対する方向ベクターを計算し、任意に測定した2点で構成された基準直線に対する方向ベクターを計算し、平面の方向ベクターと基準直線の方向ベクターを比較してアンテナの方位角と傾斜とを算出し、所定の基準方位角及び傾斜との誤差値を算出する方法が記載されている。
特開2004−286752号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、アンテナを設置する場合に、高所作業においてもその場で複雑な操作を必要とせず、アンテナの設置状況がエリア設計時に定めた設置条件に一致しているかどうかを、確認できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシステムは、一例として、基地局アンテナの方位を測定する方位センサーと、基地局アンテナの角度を測定する角度センサーと、方位センサーと角度センサーを制御し測定処理を行う測定機能部と、測定結果を基地局を特定する情報とともに通信回線を介して送信するとともに通信回線を介して情報を受信する通信機能部と、測定機能部を動作させるための情報の入力および前記通信回線を介して受信した情報を出力する入出力インターフェースを備え、基地局のアンテナに取り付けられる通信装置と、無線通信システム内の基地局それぞれについて、エリア設計時に設定した設置方位および設置角度の情報を有し、通信装置から受信した、基地局の方位および/または角度の測定結果と前記エリア設計時に設定した情報と比較し、比較した結果を、通信装置に通信回線を介して送信するサーバーとから構成したものである。
本発明によれば、アンテナを設置する場合に、高所作業においてもその場で複雑な操作を必要とせず、アンテナの設置状況がエリア設計時に定めた設置条件に一致しているかどうかを確認できる。
3セクタ構成のアンテナの概略図である。 本発明の一実施例におけるスマートフォンのアンテナ取り付け装置の構成例を示す図である。 アンテナ取り付け装置およびアンテナの断面図である。 本発明の一実施例におけるアンテナ取り付け装置のスマートフォン固定部の構成を示す図である。 本発明の一実施例におけるスマートフォン固定方法を説明する図である。 アンテナの方角の測定手順を説明する図である。 本発明の一実施例におけるアンテナ設置作業支援システムの全体構成を説明する図である。 本発明の一実施例におけるサーバーの構成を説明する図である。 本発明の一実施例におけるサーバーのソフトウェア構成を示す図である。 本発明の一実施例におけるスマートフォンの構成を説明する図である。 本発明の一実施例におけるスマートフォンのソフトウェア構成を説明する図である。 サーバーにあらかじめ格納しておくデータの一例を説明する図である。 本実施例のスマートフォンからサーバーに送付するデータの例を示す図である。 サーバーの設定データテーブルのデータ格納イメージを説明する図である。 サーバーのデータテーブルのデータ格納イメージを説明する図である。 本発明の一実施例におけるスマートフォンの動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施例におけるサーバーの動作を説明するフローチャートである。 スマートフォンの画面表示例を示す図である。 スマートフォンの画面表示例を示す図である。 スマートフォンの画面表示例を示す図である。 スマートフォンの画面表示例を示す図である。 スマートフォンの画面表示例を示す図である。
本発明の実施例においては、工事対象の基地局と異なる無線通信事業者を利用して通信を行うスマートフォンに、基地局のアンテナの設置状態を測定するアプリケーションを搭載し、また、アンテナにスマートフォンを固定するため治具を備えておく、そして、基地局の設置工事等でアンテナの調整が必要な場合に、工事担当者が、アンテナに備えた治具にスマートフォンを固定してアプリケーションを起動し、スマートフォンのアプリケーションによって、アンテナの方向や角度を測定するとともにアンテナの取り付け方向の画像の撮像を行って、スマートフォンの通信機能を用いて測定した情報と基地局を特定する情報とをサーバーに送信する。サーバーでは、スマートフォンから受信した情報と、サーバーに格納してあるエリア設計情報とを比較してアンテナが正しく設置されているかどうかの判断を行い、判断結果をスマートフォンへ送信する。工事担当者は、サーバーから送信されてきた判断結果をスマートフォンの画面で確認しながら、必要に応じてアンテナの再調整を行い、アンテナを設置する。
スマートフォンが通信を行う基地局は、工事対象の基地局がまた電波を送信していな状態の場合には、工事対象の基地局の無線通信事業者であってもよい。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず、スマートフォンをアンテナに取り付けるための装置について説明する。
図1は、3セクタ構成のアンテナの概略図である。
3セクタ構成のアンテナは、図1に示すように、支持柱100に3セクタ分の円柱状のアンテナ101a〜101cを取り付ける。基地局の指向性アンテナは、円柱状であることが一般的であり、本実施例でも円柱状のアンテナの場合を例として説明する。
図2は、本発明の一実施例におけるスマートフォンのアンテナ取り付け装置の構成例を示す図である。
アンテナ取り付け装置200は、アンテナ101にアンテナ取り付け装置200を取り付けるためのアンテナかぶせ部201を有する。安全のために、アンテナ101を高所で支持柱等に付ける前に、アンテナを101地上で横倒しの状態でアンテナ取り付け装置200を取り付けることを前提にしている。
アンテナかぶせ部201をアンテナ101にかぶせた後、アンテナ固定部202を用いて、アンテナ取り付け装置200をアンテナ101に固定する。ここでは、ネジでしめる例を示しているが、クリップ等の他の固定方法でも構わない。アンテナ取り付け装置200をアンテナに固定した後、スマートフォン固定部203にスマートフォンを固定する。
図3に、アンテナ取り付け装置およびアンテナの断面図を示す。
アンテナ取り付け装置200は、アンテナ101の上端に、かぶせる形で取り付け、その上にスマートフォンをスマートフォン固定部203で固定する。
図4は、本発明の一実施例におけるアンテナ取り付け装置のスマートフォン固定部の構成を示す図である。
スマートフォン固定部203は、可動式部品401を組み合わせて使用する。角度固定部400は、スマートフォン固定部203と可動式部品401を繋ぎ合わせる役目をもつ。また、角度固定部400を軸にして可動式部品400は角度を変更することができ、角度固定部400を調整することで、その角度を保持する。可動式部品401には、スマートフォン固定部品402を備える。
次に、スマートフォンを固定する方法について説明する。
図5は、本発明の一実施例においてスマートフォンを固定する方法を説明する図である。
スマートフォン固定部品402に、スマートフォン500を格納する。スマートフォンの落下を防ぐため、バンド501を取り付ける。
アンテナ形状は、円柱状のものを例にとって説明したが、円柱状のものだけでなく、他の形状のアンテナに対してもアンテナかぶせ部の形状を変更することで、同様に実施可能である。
次に、スマートフォンを用いたアンテナ状態の測定手順について説明する。
図6は、アンテナ方角の測定手順を説明する図である。
アンテナ101には、指向性アンテナの指向方向の中心目印601が付いているのが一般的である。本実施例においては、アンテナ取り付け装置200のアンテナかぶせ部201に、指向性アンテナの指向方向の中心目印が見えるような確認窓600(中心目印を確認するための穴)を設けておく。アンテナかぶせ部201取り付け時に、アンテナかぶせ部201の確認窓600からアンテナについている指向方向の中心目印601がのぞくようにし、アンテナかぶせ部201の中心方向とアンテナの指向方向の中止目印601を合わせて取り付けておくことで、アンテナの指向方向とスマートフォンの固定方向を合わせることができる。このようにしてスマートフォンを取り付け、スマートフォンに搭載された方角センサーアプリケーションを用いてアンテナの設置方角等を測定する。アンテナから写真を撮影する際には、アンテナの上で、スマートフォン固定部203の可動式部品401の角度を任意に変更し、写真の撮影を行う。また、可動式部品401の角度を設定しないことで、アンテナの仰角を測定することができる。
次に、本実施例のアンテナ設置作業支援システムの構成および設置作業時におけるスマートフォンに搭載したアプリケーションとサーバーの動作について説明する。
図7は、本発明の一実施例におけるアンテナ設置作業支援システムの全体構成を説明する図である。
アンテナ設置作業支援システムは、工事対象の基地局のアンテナに固定されたスマートフォン500と、スマートフォン500がモバイル通信により通信を行う工事対象の基地局と異なる無線通信事業者の基地局703と、基地局703が接続されている工事対象の基地局と異なる無線通信事業者のコアネットワークの交換機702と、コアネットワークとインターネット701を介して接続された基地局設置作業支援サーバー700(以下、単にサーバーと称する)から構成される。サーバー700は、通常、工事現場から離れた場所に設置される。
図8(a)は、本発明の一実施例におけるサーバーの構成を説明する図である。
図8(b)は、本発明の一実施例におけるサーバーの機能ブロック図である。
図8(a)において、サーバー700は、情報処理装置800と、補助記憶装置801と、通信装置802と、入出力装置803から構成される。情報処理装置800は、本実施例のアンテナ設置作業支援のための情報の処理を行うとともに、サーバーの各部の制御を行う。補助記憶装置801は、情報処理装置800の処理の結果生成された情報等の記憶や、エリア設計により設定されたアンテナの設置条件が格納されたデータテーブルを保存する。通信装置802は、インターネットを介して無線通信システムの構成と通信する機能を持つ。入出力装置803は、ディスプレイ804や、キーボード805より構成される。
次に、サーバー700の機能ブロックを説明する。
図8(b)に示すように、サーバー700は、OS(Operating System)806上に、アプリケーション807が存在する。アプリケーションは、入出力インターフェース制御808、通信機能809、データベース制御810、情報処理811の機能を持つ。
次に、スマートフォンの構成および機能ブロックを説明する。
図9(a)は、本発明の一実施例におけるスマートフォンの構成を説明する図である。
図9(b)は本発明の一実施例におけるスマートフォンの機能ブロック図である。
図9(a)において、スマートフォンは、情報処理装置900、補助記憶装置901、通信装置、入出力装置903、センサー905を備える。情報処理装置900、通常のスマートフォンの処理および本発明のアンテナ設置作業支援のためのアプリケーションプログラムに基づく情報の処理を行う。補助記憶装置901は、本発明のアンテナ設置作業支援のためのアプリケーションプログラムにより測定した情報等を記憶する。通信装置902は、通常のスマートフォンの通信機能を持つ。入出力装置1003は、通常のスマートフォンの入出力機能でありタッチパネル904で構成される。センサー905は、方位センサー906、角度センサー907、カメラ908で構成される。
図9(b)は、スマートフォン500の機能ブロック図である。
スマートフォンのOS909上に、アプリケーション910が存在する。アプリケーションは、入出力インターフェース制御911、通信機能912、方位、角度測定機能913、カメラ制御914、情報処理915の機能を持つ。
図10(a)は、サーバーにあらかじめ格納しておくデータの一例を説明する図である。
現地で基地局の設置工事およびアンテナ状態の測定を行う前に、あらかじめ無線通信事業者のオペレータが、サーバーのデータベースの設定データテーブル1000にデータを入力し、保持しておく。設定データテーブル1000には、基地局番号1001、セクタ1002、方位1003、仰角1004のデータを保持しておく。撮影角度1005は、基地局の設置工事を行う現地の状況に合わせて設置時に決定するため、新規工事の場合はデータを保持しない。既存局工事の場合は、前回撮影した際の値を保持する。許容誤差1006には、方位1007、仰角1008について、許容可能な誤差の値を保持しておく。許容誤差の値は、すべての局に共通して許容する誤差の範囲を保持する。認証情報1009には、ID1010、パスワード1011を保持する。認証情報として設定するこれらの値には、工事担当者に固有のIDとパスワードを設定しておく。パスワードは、工事担当者が任意に変更可能なパスワードとする。
図10(b)は、本実施例のスマートフォンに格納するデータの例を示す図である。
スマートフォンの補助記憶装置には、現地で入力したデータや、現地でスマートフォンに搭載したアプリケーションを用いて測定したデータを格納する。スマートフォンの設定データテーブル1012の基地局番号1013、セクタ1014は、工事担当者が入力する。スマートフォンに搭載したアプリケーションに基づき、各種センサーを用いて測定した方位1015、仰角1016、また撮影角度1017のデータもそれぞれスマートフォンの設定データテーブルに格納する。認証1018には、工事担当者が入力する工事担当者のID1019、IDに対応するパスワード1020を格納する。写真1021には、工事担当者が撮影した画像データ1022を格納する。
図11(a)は、サーバーの設定データテーブルのデータ格納イメージを説明する図である。
サーバーの設定データテーブルは、基地局番号ごとに作成し、補助記憶装置801に保持する。基地局番号001の設定データテーブル1100は、基地局番号001のセクタごとにデータテーブル1101を持つ。データテーブルには、セクタの番号、方位、仰角、写真撮影時の角度などのデータが記載される。基地局番号002の設定データテーブル1102も同様に、データテーブル1103を持つ。同様に、各基地局番号に対して、各々設定データテーブルを持つ。
図11(b)は、サーバーのデータテーブルのデータ格納イメージを説明する図である。
この図に示すデータテーブルは、システム内の基地局に共通して適用するもので、サーバーの補助記憶装置801に保持する。認証データテーブル1104は、工事担当者に割り振られたIDとIDに対応するパスワードを保持し、アクセスしてくるスマートフォンを識別するために使用する。許容誤差データテーブル1105には、方位の許容誤差、仰角の許容誤差を記載する。
図12は、本発明の一実施例におけるスマートフォンの動作を説明するフローチャートである。
本実施例では、これらの処理は、スマートフォンに搭載したアプリケーションプログラムを実行することで行う。スマートフォンのアプリケーションプログラムには、あらかじめサーバーのアドレスを設定しておく。また、測定を始める際に、あらかじめアプリケーションプログラムを立ち上げておく。
アプリケーションプログラムの開始(S1200)後、工事担当者はIDとパスワードを入力(S1201)し、サーバーに送信(S1202)する。この後、スマートフォンはサーバー待ち受け(S1203)の状態となる。
IDとパスワードが一致し、認証結果がOKだった場合、スマートフォンはアクセス許可を受信(S1204)する。その後、工事担当者は、工事対象の基地局の基地局番号とセクタを入力(S105)し、測定項目を選択(S1206)する。測定項目は、仰角、方角、写真である。スマートフォンは選択された項目の測定、撮影(S1207)を行い、これらの測定データをサーバーへ送信(S1208)する。この後、スマートフォンはサーバー待ち受け(S1209)の状態となる。
スマートフォンは、サーバーから、測定値がOKか(S1210)判定を受信する。OKの場合、スマートフォンのタッチパネルにOK表示(S1211)を行い、動作を終了する(S1212)。OKで無い場合、NGの内容を表示(S1213)し、動作を終了する。
ステップ1204において、サーバーにおける認証処理の結果がOKでなかった場合、アクセス不許可を受信し、工事担当者はIDとパスワードを再入力(S1201)し、サーバーに送信(S1202)する。この後、スマートフォンはサーバー待ち受け(S1203)の状態となる。
図13は、本発明の一実施例におけるサーバーの動作を説明するフローチャートである。
サーバーは、スマートフォンから送信されてきたIDとパスワードを受け取り、IDとパスワードを認証(S1301)する。認証の結果、OKだった場合は(S1302)、サーバー内のデータベースへのアクセス許可をスマートフォンへ送信(S1303)する。認証の結果がOKでなかった場合は、アクセス不許可を理由と共にスマートフォンに送信(S1304)する。
アクセス許可を送信後、サーバーは、現地のスマートフォンから基地局番号、セクタ、測定データを受信(S1305)する。サーバーは、スマートフォンから受信したデータの中から基地局番号を参照(S1306)し、さらにセクタを参照(S1307)することで、データベースから該当の基地局の設定データテーブルのセクタのデータを呼び出す。サーバーは、データベースの値とスマートフォンが現地で測定して送信してきた測定値を比較し、測定データの(S1308)判定をする。OKの場合、サーバーは、スマートフォンから受信した測定値をデータベースに新たに保存(S1309)し、スマートフォンに判定結果がOKである旨送信(S1310)する。判定の結果OKでない場合には、スマートフォンにNG内容を送信(S1312)する。
図14ないし図18は、本発明の一実施例におけるスマートフォンの画面表示例を示す図である。
図14は、図12のステップ1201の、認証時のIDとパスワードの入力画面の表示例である。工事担当者は、図14に例を示す画面で、工事担当者自身のIDとパスワードの入力を行い、サーバーに送信する。
図15は、図12のステップ1205、ステップ1206における基地局番号とセクタの入力および測定項目の選択画面の表示例である。工事担当者は、図15に例を示す画面で、基地局番号、セクタ、測定項目の選択を行い、スマートフォンのアプリケーションプログラムにより選択した測定項目について測定を行い、基地局番号、セクタ、測定データをサーバーに送信する。
図16は、図12のステップ1207において、スマートフォンのアプリケーションプログラムが、工事担当者が選択した項目の測定を行う時のスマートフォンの画面表示例である。図16では、方向(方角)測定の場合を示している。
図17は、図12のステップ1211におけるスマートフォンの画面表示例を示す図である。スマートフォンは、サーバーから測定内容がOKである旨の判定を受け取ると、図17には、方向(方角)測定結果の内容がOKであった場合の例を示している。
図18は、図12のステップ1213におけるスマートフォンの画面表示例を示す図である。スマートフォンは、サーバーから測定内容がOKでない旨の判定を受け取ると、図18に示すように測定データがNGであった旨と、サーバーから送られて来たNGの内容を表示する。図18の例では、方向(方角)測定データが、サーバーに設定されている方位許容誤差+5°を超えており、NGである場合を示している。工事担当者は、この結果を受け、NGであることを了解して、または応答を保留して再度アンテナの方向の調整を行い、再測定を行ってサーバーに再測定結果を送信する。
以上説明した実施例によれば、工事担当者が、高所におけるアンテナ設置作業においても、専用のアプリケーションプログラムを搭載したスマートフォンを所定の固定部に固定してタッチパネルを操作するだけで、アンテナの設置状態の確認ができ、アンテナを設計通りに取り付けることが可能となる。
100 支持柱
101 アンテナ
200 アンテナ取り付け装置
201 アンテナかぶせ部
202 アンテナ固定部
203 スマートフォン固定部
400 角度固定部
401 可動式部品
402 スマートフォン固定部品
500 スマートフォン
501 バンド
600 確認窓の中心方向
601 アンテナの指向方向の中心目印
700 サーバー
701 インターネット
702 交換機
703 基地局
800 情報処理装置
801 補助記憶装置
802 通信装置
803 入出力装置
804 ディスプレイ
805 キーボード
900 情報処理装置
901 補助記憶装置
902 通信装置
903 入出力装置
904 タッチパネル
905 センサー
906 方位センサー
907 角度センサー
908 カメラ

Claims (10)

  1. 基地局アンテナの方位を測定する方位センサーと、基地局アンテナの角度を測定する角度センサーと、前記方位センサーと前記角度センサーを制御し測定処理を行う測定機能部と、測定結果を基地局を特定する情報とともに通信回線を介して送信するとともに通信回線を介して情報を受信する通信機能部と、前記測定機能部を動作させるための情報の入力および前記通信回線を介して受信した情報を出力する入出力インターフェースを備え、基地局のアンテナに取り付けられる通信装置と、
    無線通信システム内の基地局それぞれについて、エリア設計時に設定した設置方位および設置角度の情報を有し、前記通信装置から受信した、基地局の方位および/または角度の測定結果と前記エリア設計時に設定した情報と比較し、比較した結果を、前記通信装置に通信回線を介して送信するサーバーと、
    から構成されることを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援システム。
  2. 請求項1に記載の基地局アンテナの設置作業支援システムであって、
    前記通信装置は、角度調節可能な状態で前記アンテナに取り付けられるとともに、カメラを有し、前記カメラで撮影した画像をサーバーに送信することを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援システム。
  3. 請求項1に記載の基地局アンテナの設置作業支援システムであって、
    前記測定機能部を動作させるための情報は、基地局アンテナの設置作業者のID、パスワード、設置作業を行う基地局番号およびセクタ情報であることを特徴とする、基地局アンテナの設置作業支援システム。
  4. 請求項1または2に記載の基地局アンテナの設置作業支援システムであって、
    前記サーバーが有するエリア設計時に設定した設置方位、設置角度のそれぞれに許容誤差を設定しておき、前記サーバーは、通信装置から送られてきた測定結果が前記許容誤差の範囲内であれば、基地局アンテナが正しく設置されている旨の比較結果を送信することを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援システム。
  5. 請求項1または2に記載の基地局アンテナの設置作業支援システムであって、
    前記通信装置はスマートフォンであり、前記測定機能部を動作させるための情報の入力およびサーバーから受信した比較結果は、タッチパネルより入力または表示されることを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援システム。
  6. 基地局のアンテナに取り付けた通信装置で測定したアンテナの設置方位および/または設置角度の測定結果を基地局を特定する情報とともに通信回線を介してサーバーに送信し、
    サーバーにおいて予め格納しておいたエリア設計情報と、前記通信装置から送信されてきた測定結果を比較して、比較結果を通信回線を介して前記通信装置へ送信し、
    前記通信装置は、サーバーから受信した比較結果を、表示部に表示することを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援方法。
  7. 請求項6に記載の基地局アンテナの設置作業支援方法であって、
    前記通信装置は、角度調節可能な状態で前記アンテナに取り付けられるとともに、カメラを有し、前記カメラで撮影した画像をサーバーに送信することを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援方法。
  8. 請求項6に記載の基地局アンテナの設置作業支援方法であって、
    前記基地局を特定する情報は、設置作業を行う基地局の基地局番号およびセクタ情報であることを特徴とする、基地局アンテナの設置作業支援方法。
  9. 請求項6または7に記載の基地局アンテナの設置作業支援方法であって、
    前記サーバーが有するエリア設計情報に許容誤差を設定しておき、前記サーバーは、通信装置から送られてきた測定結果が前記許容誤差の範囲内であれば、基地局アンテナが正しく設置されている旨の比較結果を通信装置へ送信することを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援方法。
  10. 請求項6または7に記載の基地局アンテナの設置作業支援方法であって、
    前記通信装置はスマートフォンであり、前記サーバーから受信した比較結果は、タッチパネルに表示されることを特徴とする基地局アンテナの設置作業支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110221317A (zh) * 2018-11-30 2019-09-10 武汉滨湖电子有限责任公司 一种基于模块化的北斗寻北天线高精度安装方法

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CN110221317A (zh) * 2018-11-30 2019-09-10 武汉滨湖电子有限责任公司 一种基于模块化的北斗寻北天线高精度安装方法
CN110221317B (zh) * 2018-11-30 2023-08-01 武汉滨湖电子有限责任公司 一种基于模块化的北斗寻北天线高精度安装方法

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