JP2016149318A - 発光装置 - Google Patents

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Shuichi Seki
修一 関
真滋 中嶋
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Abstract

【課題】複数の有機EL素子が並んでいる発光装置において、最も端に位置する有機EL素子が、他の有機EL素子と比較して劣化することを抑制する。
【解決手段】複数の発光部140は第1の方向に沿って並んでおり、有機層を有している。隔壁170は絶縁層の上に形成されており、複数の発光部140の隣に位置している。複数の発光部140の並びにおいて、最も外側に位置する発光部140は発光部141であり、最も中央に位置する発光部140は発光部142である。そして、隔壁170のうち、発光部141の隣に位置する部分(第1部分172)の体積は、隔壁170のうち発光部142の隣に位置する部分(第2部分174)の体積よりも小さい。
【選択図】図6

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年は、発光装置などの光源として、有機EL素子を用いることが増えている。有機EL素子は、第1電極と第2電極の間に有機層を挟んだ構成を有している。そして有機EL素子の発光エリアを画定するために、発光装置は絶縁層を有している。一方、有機層は水分に弱い。特許文献1には、上記した絶縁層には、製造プロセスに起因して水分が入り込んでいるため、この水分に起因して、発光装置にダークスポットが発生したり輝度が低下する、と記載されている。
そして特許文献1には、絶縁層から水分が放出されることを抑制するために、絶縁層に、シリカゲルや酸化チタンなどのフィラーを混ぜることが記載されている。
特開2004−235014号公報
有機EL素子を有する発光装置において、第2電極を分離するために、上記した絶縁層の上に隔壁を設けることがある。この隔壁は、複数の有機EL素子に沿って延在している場合が多い。そして、この隔壁は、絶縁層と同様に、有機層を劣化させるガス(例えば水分)を放出することがある。また、隔壁は、有機EL素子の並びよりも長い場合が多い。この場合、最も端に位置する有機EL素子は、他の有機EL素子と比較して、多くのガスに晒されるため、暗くなりやすい。
本発明が解決しようとする課題としては、最も端に位置する有機EL素子が、他の有機EL素子と比較して劣化することを抑制することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基板と、
前記基板に形成され、第1の方向に沿って並んでおり、有機層を有する複数の発光部と、
前記複数の発光部を画定する絶縁層と、
前記絶縁層の上に形成され、前記複数の発光部の隣に位置する隔壁と、
を備え、
前記隔壁のうち、最も外側に位置する前記発光部の隣に位置する第1部分の体積は、前記隔壁のうち、最も中央に位置する前記発光部の隣に位置する第2部分の体積よりも小さい発光装置である。
実施形態に係る発光装置の平面図である。 図1から隔壁、第2電極、有機層、及び絶縁層を取り除いた図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 隔壁の形状の例を示す図である。 隔壁の形状の例を示す図である。 隔壁の形状の例を示す図である。 隔壁の形状の例を示す図である。 変形例に係る発光装置の要部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10の平面図である。図2は、図1から隔壁170、第2電極130、有機層120、及び絶縁層150を取り除いた図である。図3は図1のA−A断面図であり、図4は図1のB−B断面図であり、図5は図1のC−C断面図である。図6は、隔壁170の構成を説明するための図である。なお、図1及び図2において、説明のため、点線で封止層160を示している。
発光装置10は、図1〜図5に示すように、基板100、複数の発光部140、絶縁層150、及び隔壁170を備えている。複数の発光部140は第1の方向(例えば図1におけるx方向)に沿って並んでおり、有機層120を有している。絶縁層150は複数の発光部140を画定している。隔壁170は絶縁層150の上に形成されており、複数の発光部140の隣に位置している。複数の発光部140の並びにおいて、最も外側に位置する発光部140は発光部141であり、最も中央に位置する発光部140は発光部142である。そして図6に示すように、隔壁170のうち、発光部141の隣に位置する部分(第1部分172)の体積は、隔壁170のうち発光部142の隣に位置する部分(第2部分174)の体積よりも小さい。以下、詳細に説明する。
本図に示す例において、発光装置10は表示装置であり、基板100、第1電極110、複数の第1端子112、複数の第2端子132、発光部140、絶縁層150、複数の開口152、複数の開口154、複数の第1引出配線114、有機層120、第2電極130、複数の第2引出配線134、及び複数の隔壁170を有している。
発光装置10がボトムエミッション型である場合、基板100は、例えばガラスや透光性の樹脂などの透光性の材料で形成されている。ただし、発光装置10がトップエミッション型である場合、基板100は透光性を有さない材料で形成されていてもよい。基板100は、例えば矩形などの多角形である。基板100は可撓性を有していてもよい。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特に基板100がガラスである場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。基板100が樹脂である場合、基板100は、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、又はポリイミドを用いて形成されている。また、基板100が樹脂である場合、水分が基板100を透過することを抑制するために、基板100の少なくとも一面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されている。
発光部140は有機EL素子を有している。この有機EL素子は、第1電極110、有機層120、及び第2電極130をこの順に積層させた構成を有している。発光部140は、表示装置の画素ごとに設けられている。
第1電極110は、光透過性を有する透明電極である。透明電極を構成する透明導電材料は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。なお、第1電極110は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよい。
有機層120は発光層を有している。有機層120は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層を積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層120は蒸着法で形成されてもよい。また、有機層120のうち少なくとも一つの層、例えば第1電極110と接触する層は、インクジェット法、印刷法、又はスプレー法などの塗布法によって形成されてもよい。なお、この場合、有機層120の残りの層は、蒸着法によって形成されている。また、有機層120のすべての層が、塗布法を用いて形成されていてもよい。
第2電極130は、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。この場合、第2電極130は遮光性を有している。第2電極130の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。ただし、第2電極130は、第1電極110の材料として例示した材料を用いて形成されていてもよい。第2電極130は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。
なお、上記した第1電極110及び第2電極130の材料は、発光装置10がボトムエミッション型の場合である。発光装置10がトップエミッション型である場合、第1電極110の材料と第2電極130の材料は逆になる。すなわち第1電極110の材料には上記した第2電極130の材料が用いられ、第2電極130の材料には上記した第1電極110の材料が用いられる。
また、第1電極110は、第2の方向(図1におけるY方向)にライン状に延在している。そして第1電極110の端部は、第1引出配線114に接続している。第1引出配線114は、第1電極110と同様の材料からなる導電層を有している。この導電層は、第1電極110と一体になっている。本図に示す例において、第1引出配線114の端部が第1端子112になっている。また、第1端子112は複数設けられているため、第1引出配線114も複数設けられている。
第1引出配線114の上には、導体層180が形成されてもよい。導体層180は、第1引出配線114よりも低抵抗な材料、例えば金属によって形成されている。導体層180は多層構造を有していてもよい。この場合、導体層180は、例えば、Mo又はMo合金などの金属層である第1導電層、Al又はAl合金などの金属層である第2導電層、及び、Mo又はMo合金などの金属層である第3導電層をこの順に積層した構成を有している。第2導電層の厚さは、例えば50nm以上1000nm以下である。好ましくは100nm以下である。また第1導電層及び第3導電層は、第2導電層よりも薄く、例えば30nm以下、好ましくは25nm以下である。なお、導体層180は第1端子112を覆っていてもよいし、覆っていなくてもよい。
絶縁層150は、図1、及び図3〜図5に示すように、複数の第1電極110上及びその間の領域に形成されている。絶縁層150には、複数の開口152及び複数の開口154が形成されている。複数の第2電極130は、第1電極110と交差する方向(例えば直交する方向:図1におけるX方向)に互いに平行に延在している。そして、複数の第2電極130の間には、詳細を後述する隔壁170が延在している。開口152は、平面視で第1電極110と第2電極130の交点に位置している。具体的には、複数の開口152は、第1電極110が延在する方向(図1におけるY方向)に並んでいる。また、複数の開口152は、第2電極130の延在方向(図1におけるX方向)にも並んでいる。このため、複数の開口152はマトリクスを構成するように配置されていることになる。
開口154は、平面視で複数の第2電極130のそれぞれの一端側と重なる領域に位置している。また開口154は、開口152が構成するマトリクスの一辺に沿って配置されている。そしてこの一辺に沿う方向(例えば図1におけるY方向、すなわち第1電極110に沿う方向)で見た場合、開口154は、所定の間隔で配置されている。開口154からは、第2引出配線134の一部分が露出している。そして、第2引出配線134は、開口154を介して第2電極130に接続している。
第2引出配線134は、第2電極130を第2端子132に接続する配線であり、第1電極110と同一の材料からなる導電層を有している。この導電層は第1電極110から分離している。第2引出配線134の一端側は開口154の下に位置しており、第2引出配線134の他端側は、絶縁層150の外部に引き出されている。そして本図に示す例では、第2引出配線134の他端側は第2端子132となっている。そして第2引出配線134の上には、導体層180が形成されてもよい。導体層180は第2端子132を覆っていてもよいし、覆っていなくてもよい。なお、本図に示す例において、第2端子132は複数設けられている。このため、第2引出配線134も複数設けられている。
開口152と重なる領域には、有機層120が形成されている。有機層120の正孔注入層は第1電極110に接しており、有機層120の電子注入層は第2電極130に接している。このため、発光部140は、開口152と重なる領域それぞれに位置していることになる。
なお、図3及び図4に示す例では、有機層120を構成する各層は、いずれも開口152の外側まではみ出している場合を示している。そして図1に示すように、有機層120は、隔壁170が延在する方向において、隣り合う開口152の間にも連続して形成されていてもよいし、連続して形成していなくてもよい。ただし、図5に示すように、有機層120は、開口154には形成されていない。
第2電極130は、図1〜図4に示すように、第1の方向(図1におけるX方向)に延在している。そして隣り合う第2電極130の間には、隔壁170が形成されている。隔壁170は、第2電極130と平行すなわち第1の方向に延在している。隔壁170の下地は、例えば絶縁層150である。隔壁170は、例えばポリイミド系樹脂などの感光性の樹脂であり、露光及び現像されることによって、所望のパターンに形成されている。なお、隔壁170はポリイミド系樹脂以外の樹脂、例えばエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂、二酸化珪素等の無機材料で構成されていても良い。
隔壁170は、断面が台形の上下を逆にした形状(逆台形)になっている。すなわち隔壁170の上面の幅は、隔壁170の下面の幅よりも大きい。このため、隔壁170を第2電極130より前に形成しておくと、蒸着法やスパッタリング法を用いて、第2電極130を基板100の一面側に形成することで、複数の第2電極130を一括で形成することができる。また、隔壁170は、有機層120を分断する機能も有している。
また、第1端子112及び第2端子132には、FPC(Flexible Printed Circuit)などの導通部材が接続される。本図に示す例では、第1端子112及び第2端子132は基板100の同一の辺(第1辺)に沿って配置されている。このため、導通部材としてFPCを用いた場合、第1端子112及び第2端子132を、一つのFPCに接続することができる。
発光装置10は、さらに封止層160を有している。封止層160は発光部140を封止するために設けられている。封止層160は、基板100のうち発光部140が形成されている面に形成されており、発光部140を覆っている。封止層160は、例えば絶縁材料、さらに具体的には無機材料によって形成されている。また、封止層160の厚さは、好ましくは300nm以下である。また封止層160の厚さは、例えば50nm以上である。封止層160は、ALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成されている。ALD法を用いることにより、封止層160の段差被覆性は高くなる。ただし封止層160は、他の成膜法、例えばCVD法やスパッタリング法を用いて形成されていてもよい。この場合、封止層160は、SiO又はSiNなど絶縁膜によって形成されており、その膜厚は、例えば10nm以上1000nm以下である。
図6〜図9は、隔壁170の形状の例を示す図である。上記したように隔壁170は、発光部140が並んでいる方向(図中x方向:第1の方向)に延在している。発光部140の並び(第1の方向)において、最も外側に位置する発光部140を発光部141として、最も中央に位置する発光部140を発光部142とする。隔壁170の長さは、発光部140の並びよりも長い。図中x方向において、隔壁170のうち発光部141の外側に位置する部分の長さLは、例えば30μm以上である。
そして、隔壁170のうち発光部141の隣に位置する部分(第1部分172)の体積は、隔壁170のうち発光部142の隣に位置する部分(第2部分174)の体積よりも小さい。本図のように、隔壁170が発光部140の並びに沿って延在している場合、第1部分172は、第1の方向(図中x方向)において、隔壁170のうち発光部141と重なる部分であり、第2部分174は、第1の方向において、隔壁170のうち発光部142と重なる部分である。また、すべての隔壁170は同一の工程で形成されている場合、隔壁170の高さはいずれの場所においてもほぼ等しい(例えば高さの最大値は高さの最小値の110%以下)。そして、基板100に垂直な方向から見た場合(例えば図3の上側から見た場合)において、第1部分172の平面積は、第2部分174の平面積よりも大きくなる。
例えば図6に示す第1例では、第1部分172には複数の開口が形成されているが、第2部分174にはこのような開口が形成されていないか、又はこの開口の割合が低い。図6に示す例において、第1部分172のy方向の幅は第2部分174のy方向の幅と等しい。
また、図7に示す第2例では、第1部分172及び第2部分174は、いずれも開口を一つずつ有している。ただし、第1部分172が有する開口は、第2部分174が有する開口よりも、x方向において長い。
なお、図6及び図7に示す例において、隔壁170に設けられた開口は隔壁170を貫通している必要はなく、例えば溝になっていてもよい。
また、図8に示す第3例では、第1部分172のy方向の幅は、第2部分174のy方向の幅よりも細くなっている。隔壁170は、第1部分172から第2部分174にかけて階段状に太くなって行ってもよいし、連続的に太くなって行ってもよい。なお、本図に示す例において、隔壁170には、図6又は図7に示した開口が設けられていてもよい。
また、図9に示す第4例では、隔壁170は、主隔壁175と補助隔壁176を有している。主隔壁175は、発光部140に沿って延在している部分であり、第1〜第3の例における隔壁170に相当している。補助隔壁176は、隣り合う発光部140の間に配置されている。そして、発光部141の隣に位置する補助隔壁176の体積は、発光部142の隣に位置する補助隔壁176の体積よりも小さい。例えば発光部141の隣に位置する補助隔壁176の第1の方向(x方向)の幅は、発光部142の隣に位置する補助隔壁176のx方向の幅と同じである。そして、発光部141の隣に位置する補助隔壁176の第2の方向(y方向)の長さは、発光部142の隣に位置する補助隔壁176のy方向の長さよりも小さい。このようにすると、隣り合う発光部140の間隔を均一にしながら、補助隔壁176の体積を変えることができる。なお、発光部141とその隣の発光部140の間には、補助隔壁176は設けられなくてもよい。
次に、本実施形態における発光装置10の製造方法を説明する。まず、基板100上に第1電極110、第1端子112、第2端子132、及び第1引出配線114,134を形成する。
次いで、第1引出配線114上及び第2引出配線134上を含む領域に、導体層180となる導電膜を形成する。次いで、この導電膜を、例えばフォトリソグラフィー法を利用して所定のパターンにする。これにより、導体層180が形成される。
次いで、第1電極110上に、絶縁層150を形成し、さらに絶縁層150の上に隔壁170を形成する。隔壁170は、例えば隔壁170となる感光膜を塗布法により形成し、この感光膜を露光及び現像することにより、形成される。この際、隔壁170の第1部分172及び第2部分174も、上述した形状に形成される。また、隔壁170が主隔壁175及び補助隔壁176を有している場合も、この工程において主隔壁175及び補助隔壁176が形成される。
次いで、有機層120、第2電極130、及び封止層160を形成する。
隔壁170からガスが放出された場合、このガスは、絶縁層150を介して発光部140の有機層120に到達し、有機層120を劣化させると考えられる。ここで、隔壁170は、発光部140の並びよりも長い。このため、発光部141に到達するガスの量が、発光部142に到達するガスの量よりも多くなりやすい。このため、発光部141は発光部142よりも劣化してしまう。この場合、発光部141のダークスポットが発光部142のダークスポットよりも大きくなったり、発光部141の輝度が発光部142の輝度よりも低くなってしまう。
これに対して本実施形態によれば、隔壁170のうち発光部141の隣に位置する部分の体積は、隔壁170のうち発光部142の隣に位置する部分の体積よりも小さい。このため、隔壁170から放出されるガスのうち発光部141に到達する量と、このガスのうち発光部142に到達する量との差は小さくなる。従って、発光部141と発光部142の劣化度合いの差は小さくなる。
また、隔壁170を形成するときの露光パターンを変更するのみでよいため、発光装置10の製造コストはほとんど増えない。
(変形例)
図10は、変形例に係る発光装置10の要部の構成を示す図であり、実施形態における図8に対応している。本変形例に係る発光装置10は、発光部141が発光部142よりも大きい点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
発光部141を発光部142よりも大きくするためには、絶縁層150を形成するときに、発光部141となる開口152を、発光部142となる開口152よりも大きくすればよい。なお、発光部141となる開口152のy方向の幅は、発光部142となる開口152のy方向の幅と等しくてもよい。この場合、発光部141となる開口152のx方向の幅は、発光部142となる開口152のx方向の幅よりも広くなる。
本変形例によっても、実施形態と同様の理由により、隔壁170から放出されるガスのうち発光部141に到達する量と、このガスのうち発光部142に到達する量との差は小さくなる。従って、発光部141と発光部142の劣化度合いの差は小さくなる。また、発光部141は発光部142よりも大きい。このため、発光部141が発光部142よりも劣化した場合、発光部141と発光部142の輝度の差や発光面積の差は縮まり、その後、等しくなってから広がる。従って、発光部141と発光部142の面積が等しい場合と比較して、発光部141と発光部142の輝度の差や発光面積の差は広がりにくい。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
110 第1電極
120 有機層
130 第2電極
140 発光部
141 発光部
142 発光部
150 絶縁層
160 封止層
170 隔壁
172 第1部分
174 第2部分
175 主隔壁
176 補助隔壁

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板に形成され、第1の方向に沿って並んでおり、有機層を有する複数の発光部と、
    前記複数の発光部を画定する絶縁層と、
    前記絶縁層の上に形成され、前記複数の発光部の隣に位置する隔壁と、
    を備え、
    前記隔壁のうち、最も外側に位置する前記発光部の隣に位置する第1部分の体積は、前記隔壁のうち、最も中央に位置する前記発光部の隣に位置する第2部分の体積よりも小さい発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記隔壁は、前記複数の発光部に沿って延在しており、
    前記第1部分は、前記隔壁のうち、前記第1の方向において前記最も外側に位置する前記発光部と重なる領域であり、
    前記第2部分は、前記隔壁のうち、前記第1の方向において前記最も中央に位置する前記発光部と重なる領域である発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記第1部分の幅は前記第2部分の幅よりも細い発光装置。
  4. 請求項2又は3に記載の発光装置において、
    前記隔壁は開口を有しており、
    前記第2部分における前記開口の割合は、前記第1部分における前記開口の割合よりも小さいか、または0である発光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記隔壁は、
    前記複数の発光部に沿って延在している主隔壁と、
    前記複数の発光部の間に位置する補助隔壁と、
    を備え、
    最も外側に位置する前記発光部に対向する前記補助隔壁の体積は、最も中央に位置する前記発光部に対向する前記補助隔壁の体積よりも小さいか、または0である発光装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記最も外側に位置する前記発光部は、前記最も中央に位置する前記発光部よりも大きい発光装置。
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