JP2016147710A - ラベルプリンタ - Google Patents

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JP2016147710A JP2015134926A JP2015134926A JP2016147710A JP 2016147710 A JP2016147710 A JP 2016147710A JP 2015134926 A JP2015134926 A JP 2015134926A JP 2015134926 A JP2015134926 A JP 2015134926A JP 2016147710 A JP2016147710 A JP 2016147710A
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宗平 田代
Sohei Tashiro
宗平 田代
健吾 青山
Kengo Aoyama
健吾 青山
圭来 松浦
Yoshiki Matsuura
圭来 松浦
直毅 駒井
Naoki Komai
直毅 駒井
卓 土井口
Suguru Doiguchi
卓 土井口
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

【課題】予約発行された台紙付きラベルをそのまま放置しても、ラベルは台紙に貼り付いたままであるから、問題にはならないが、台紙レスラベルでは、複数枚連ねた状態で発行されたラベルをラベルプリンタから取り去ると、粘着面が剥き出しのままになっているから、発行されたラベルシートの取り扱いを誤ると、ラベル同士が貼り付いたり、周囲に貼り付いたりする。また、複数商品のラベル発行予約を行った後に、作業順序が入れ替わると、予約発行されたラベルシートの取り扱いに困る。こうした問題のないラベルプリンタを提供する。【解決手段】予約された商品の印字ラベルを予約枚数分順次発行するラベルプリンタPであって、商品を指定する指定手段5と、指定された商品のラベル発行枚数を入力する入力手段6と、ラベル発行中に、前記指定手段による商品の指定と前記入力手段によるラベル発行枚数の入力とを受け付けて予約登録する登録手段7とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、複数商品の印字内容と発行枚数を予約して、予約された各商品の印字ラベル
を予約枚数ずつ連続発行させるラベルプリンタに関する。
スーパーマーケット等において、惣菜や弁当等に一定金額の定額ラベルを貼り付けると
きは、ラベルプリンタで一度に複数枚の定額ラベルを連続発行させ、それを盛り付け台に
並べられた弁当等に一枚ずつ貼り付けている。
こうした定額ラベルを発行するラベルプリンタとしては、下記特許文献1に記載のもの
が知られている。このラベルプリンタは、台紙付きラベルを使用するもので、複数の商品
について、印字内容と発行枚数を予約しておき、貼り付け作業に際しては、予約された各
商品の定額ラベルを設定枚数ずつ連続発行させている。
しかし、最近使われるようになった、ラベルの粘着面に台紙(剥離紙)が貼付されてい
ない、所謂、台紙レスラベルでは、ラベルを印字する度に、それをラベルロールから切断
して発行していくので、これまでの台紙付きラベルのように、シート状に連なった状態で
ラベル発行させることはできない。そこで、本出願人は、特願2014−218786号において、複数枚の台紙レスラベルをシート状に連ねた状態で連続発行する新たなラベルプリンタを出願した。
このラベルプリンタによれば、ラベルが発行される都度、先行ラベルの後端部に後続ラ
ベルの先端部を次々と貼り付けていくので、一枚ずつ発行された台紙レスラベルでありな
がら、シート状に連なったラベルを連続発行させることができる。
特公平2−1742号公報
ところで、盛り付け台に並べられた弁当等の商品に定額ラベルを順次貼り付けていく作
業では、商品の種類とそれに貼付するラベルとの不一致は避けねばならないので、複数商
品のラベル発行予約をするときは、作業順序と、予約ラベルの発行順序とを一致させてお
く必要がある。ここで、作業順序とは、例えば、最初に幕の内弁当を10個作り、続いて
日替わり弁当を20個作るという順序である。この順序が入れ替わったり、他の商品が割り込んだりすると、既に発行された定額ラベルを一時退避させておく必要がある。
従来の台紙付きラベルでは、発行されたラベルをそのまま放置しても、ラベルは台紙に
貼り付いたままであるから、問題にはならなかった。しかし、台紙レスラベルでは、複数
枚連ねた状態で発行されたラベルをラベルプリンタから取り去ると、粘着面が剥き出しの
ままになっているから、発行されたラベルシートの取り扱いを誤ると、ラベル同士がくっ
付いたり、ラベルがラベル発行装置や、その周囲の物や壁や床に貼り付いたりして、ラベルが使用できなくなる問題がある。
また、複数商品のラベル発行予約を行った場合に、作業順序が急に入れ替わったり、追加の商品が割り込まれたりすると、予約発行されたラベルシートの取り扱いに困るという問題がある。
本発明は、こうした問題を解決することのできる新たなラベルプリンタを提供することを課題とする。
本発明に係るラベルプリンタは、予約された商品の印字ラベルを予約枚数分順次発行す
るようにしたラベルプリンタであって、商品を指定する指定手段と、指定された商品のラ
ベル発行枚数を入力する入力手段と、ラベル発行中に、前記指定手段による商品の指定と
前記入力手段によるラベル発行枚数の入力とを受け付けて予約登録する登録手段と、を備
えたことを特徴とする。
これにより、ラベル発行中においても、次に処理される商品のラベル発行予約ができる
ので、次に処理される商品が出来上がるタイミングと、その商品に貼り付けるラベル発行タイミングとをマッチさせることができる。したがって、発行された一連の定額ラベルをラベルプリンタから取り去っても、それを直ちに商品に貼り付けることができるから、台紙レスラベルを使用する場合でも、発行されたラベルの損傷や取り扱いミスを無くすことができる。
ここで使用するラベルは、好ましくは台紙レスラベルであるが、台紙付きラベルであっ
ても良い。また、ラベルプリンタは、台紙付きラベルや台紙レスラベルの何れも印字発行
ができる兼用型が良いが、一方のラベルだけが印字発行できる専用型でも良い。
台紙レスラベルが印字発行できるラベルプリンタとしては、ロール状に巻かれた台紙レ
スラベルを送り出しながらラベルに印字する印字部と、該印字部の下流側に配置されて、
印字発行されたラベルを所定長さで切断するカッターと、切断されたラベルを表裏から保
持するとともに、切断された前記ラベルの後端部と、後から送り出される後続ラベルの先
端部とを重ね合わせる仮着部とを備えたものを使用する。これにより、印字発行された先
行ラベルに、後続ラベルを部分的に重ね合わせながら順次発行させることができる。
前記ラベルプリンタは、予約内容を一覧表示する表示手段を備えていることを特徴とす
る。これにより、予約された商品のラベル発行順序を確認することができるから、作業順
序とラベル発行順序とが一致しているか否かを確認して、予約順序のミスを未然に防止す
ることができる。
また、前記ラベルプリンタは、予約された商品のラベル発行順序を変更する変更手段を
さらに備えていることを特徴とする。これにより、作業順序とラベル発行順序の不整合が
生じても、発行順序を入れ替えたり、予約商品の消去や、新たな商品を発行順序の上位に
割り込ませたりすることができる。
また、前記ラベルプリンタは、予約枚数のラベル発行が終了すると、次に発行されるラ
ベルとの境目を知らせる報知ラベルを発行することを特徴とする。
この報知ラベルは、例えば、空白ラベルや、目印を印字したラベルである。このラベル
を、先行グループのラベル発行後に発行させ、それを先行グループラベルの後端部に接続
し、さらに後続グループのラベルをその報知ラベルの後端部に接続させる。これにより、
作業者は、先行グループと後続グループとの境目を識別することができるから、発行され
たラベルをグループ毎に纏めて取り去ることができる。また、この報知ラベルに代えて、
例えば、先行グループには、各ラベルの右側余白部分に小さなドットを印字し、後続グル
ープには、各ラベルの左側余白部分に小さなドットを印字する方法もある。こうすれば、それらのドットの並びが左右入れ替わったところが、先行グループと後続グループの境目となるから、それによって区別することができる。
また、前記ラベルプリンタは、印字発行されたラベルをラベル発行口において検出する剥離センサを備え、前記印字ラベルが所定枚数発行された後も、前記印字ラベルがラベル発行口に在る場合は、次のラベル発行を停止する安全手段(後述の制御部)を備えたことを特徴とする。
前記ラベルプリンタに台紙レスラベルを使用する場合は、複数枚の台紙レスラベルが連なった状態で発行されるから、発行されたラベルが長くなり過ぎると、周囲、すなわちラベルプリンタの外面や、ラベルプリンタの近傍に置かれた物や、壁や床などに貼り付く虞がある。そこで、このラベルプリンタを使用する場合は、印字ラベルが所定枚数発行された後も、それがラベル発行口にある場合は、次のラベル発行を一時的に停止する。すなわち、連なった状態で発行されるラベルが周囲に貼り付く長さに達する前に次のラベル発行を停止するのである。ここで、ラベルが周囲に貼りつく長さは、ラベルを送り出す方向や、ラベル1枚分の長さ、ラベルの腰の強さ、さらにはラベルプリンタの周囲状況によって左右されるから、使用するラベルの種類や印字データ量に応じて、ラベルを何枚連ねて発行すると、或いはどの位の長さまで連ねると、周囲に貼り付くかを事前に把握しておく。そして、周囲に貼り付かないぎりぎりのラベル枚数やラベル長さを、所定枚数或いは所定長さとして商品別に登録しておく。商品別に登録するのは、商品によって印字データ量が異なり、それによってラベルの送り長さが異なるからである。そして、発行されたラベルが所定枚数に達した後も或いは所定長さに達した後も、それらが前記センサによって検出される場合は、前記安全手段(制御部)は、次のラベル発行を停止するのである。これにより、長く連なった状態で発行されたラベルが周囲に貼り付いたりする問題を未然に防止することができる。
前記制御部は、ラベル発行口のラベルが所定枚数に達する前に、或いは所定長さに達する前に取り除かれ、それが前記センサによって検出されると、次のラベルを続けて発行させることを特徴とする。
この制御部は、ラベルを発行する度に、ラベル発行口のラベル枚数やラベル長さを算出していく。一方、ラベル発行口のラベルが取り除かれ、それを前記センサが検出すると、前記制御部は、算出したラベル発行口のラベル枚数やラベル長さをクリアして次のラベル発行に備える。
また、ラベル発行口のラベルが所定枚数或いは所定長さに達して、次のラベル発行が停止された場合でも、それらがラベル発行口から取り除かれ、それを前記センサが検出すると、前記制御部は、停止していたラベル発行を自動的に再開する。こうした動作は、登録された予約枚数分のラベル発行が終了するまで続く。したがって、作業者は、予約ラベルの発行操作を開始させた後は、ラベルプリンタを操作しなくても、連なった状態で発行されるラベルをラベル発行口から取り除いては、それを商品に貼り付けていくだけとなるから、作業性が極めてよくなる。この場合において、ラベル発行の一時停止を音や光で知らせる警告手段を設けておけば、発行されたラベルの除去を促すことができる。
また、前記制御部は、次に発行するラベルの印字内容が直前に発行したラベルの印字内容と異なるときは、ラベル発行口のラベルが取り除かれるまで、次のラベル発行を停止することを特徴とする。これにより、ラベル発行口において、印字内容の異なるラベルの混在を無くすことができるから、異なる商品へ異なるラベルが貼り付けられるミスを防止することができる。なお、この場合にも警告手段で音や光を発するのが好ましいが、この場合の音や光は、前述の音や光とは異なる音色や波長としておくのが好ましい。
加えて、前記ラベルプリンタは、ラベルに印字されるデータ量に応じて複数枚のラベル
に分けて発行する複数枚発行モードと、分けずに発行する発行モードとに切り替える切替
手段をさらに備えていることを特徴とする。
例えば、印字データには、商品名や価格等の他に、その商品の原材料や添加物、さらに
は、その商品の調理方法等が含まれる場合もある。そこで、切替手段は、印字データ量に
応じて、例えば、品名や価格等が含まれる品名ラベルとその他のデータが含まれる付属ラ
ベルとに分けて発行する。あるいは、後者の付属ラベルをさらに添加物用ラベルとレシピ
用ラベルとに分けて発行する。そして、品名ラベルは、商品の表側に貼り付け、その他の
ラベルは、商品の裏面に貼り付ける。これにより、一つの商品について、ラベルの1枚発
行ができるだけでなく、印字データ量に応じて、ラベルの2枚発行や3枚発行も行うこと
ができる。
また、一つの商品に複数のラベルを貼り付ける必要のある商品が複数個ある場合は、同じラベルをまとめて発行してから各商品に貼り付けていくか、複数のラベルを順番に発行しながら、各商品に貼り付けていくかを選択する第2切替手段を設けておくと良い。例えば、前述のように、一つの商品に品名ラベル、添加物用ラベル、レシピ用ラベルを貼り付けていく場合に、それらを順番に発行しながら各商品に貼り付けて行くよりは、同じラベルをまとめて発行し、それを各商品に貼り付けてから、次のラベルを発行していく方が、作業性が良い場合がある。そうした場合は、第2の切替手段を操作してまとめ発行モードに設定する。そして、例えば、同じ商品が5つある場合は、最初に品名ラベルを5枚発行させ、それを各商品の表側に貼り付けていく。次に添加物ラベルを5枚発行させ、それを各商品の裏面に貼り付けていく。そうすることで作業性が改善することがある。
本発明によれば、ラベル発行中においても、次に処理する商品のラベル発行予約ができ
るから、次の商品が出来上がるタイミングと、その商品に貼り付けるラベル発行タイミン
グとをマッチさせて、複数枚の印字ラベルがシート状に連なって発行されたものを出来上がった商品に直ちに貼り付けていくことができる。したがって、連なった状態で発行されたラベルをラベル発行口から取り去っても、それらは、直ちに商品に貼付されるから、粘着面が剥き出しの一連のラベルを放置することによるラベルの損傷や取り扱いミスを無くすことができる。
また、本発明に係るラベルプリンタによれば、台紙レスラベルを発行する都度、先行ラ
ベルの後端部に後続ラベルの先端部を次々と貼り付けていくから、一枚ずつ発行された台
紙レスラベルでありながら、シート状に連なった一連のラベルを発行することができる。
しかも、商品毎に印字量が変化しても、発行するラベル長さを変えて対応させることがで
きるから、1枚のラベルが一定寸法に規定された台紙付きラベルよりも、汎用性を向上さ
せることができる。加えて、印字空白を最小限に抑えることができるから、一商品当たり
のラベル使用量も減少させることができる。
また、本発明に係るラベルプリンタによれば、予約内容を一覧表示する表示手段を備え
たから、予約商品のラベル発行順序を確認することができる。したがって、作業順序とラ
ベル発行順序とが一致しているか否かを確認して、予約順序のミスを未然に防止すること
ができる。
また、本発明に係るラベルプリンタによれば、予約された商品のラベル発行順序を変更
する変更手段を備えたから、作業順序とラベル発行順序の不整合が生じても、発行順序を
入れ替えたりして不整合を解消することができる。
また、本発明に係るラベルプリンタによれば、予約枚数のラベル発行が終了すると、次
に発行されるラベルとの境目を知らせる報知ラベルを発行することができるから、この報
知ラベルを、先行グループのラベルと、後続グループのラベルとの間に介在させれば、作
業者は、先行グループと後続グループとの境目を識別することができる。したがって、先
行グループの商品用ラベルと、後続グループの商品用ラベルとを同時に取り去るミスを防
止することができる。
また、本発明に係るラベルプリンタによれば、印字ラベルが所定枚数発行された後も印字ラベルがラベル発行口にある場合は、次のラベル発行を一時的に停止させることができるから、複数枚のラベルが長く連なった状態でラベル発行口に放置されていても、それが周囲に貼り付いたりする問題を防止することができる。また、そうしたラベルがラベル発行口から除去され、それをセンサが検出すると、ラベル発行が自動的に再開されるから、作業者は、ラベルプリンタを操作しなくても、次々と発行されるラベルを取っては、それを商品に貼り付けて行くことができる。
また、本発明に係るラベルプリンタによれば、次に発行するラベルの印字内容が直前に発行したラベルの印字内容と異なるときは、ラベル発行口のラベルが取り除かれるまで次のラベル発行を停止するので、ラベル発行口において、印字内容の異なるラベルの混在を無くし、異なる商品へ異なるラベルが貼り付けられるミスを防止することができる。
加えて、本発明に係るラベルプリンタによれば、予約商品の品名や価格等が含まれる品
名ラベルと、当該商品の添加物等の付属ラベルとを分けて発行する複数枚発行モードと、
分けずに1枚のラベルに合体させて発行する1枚発行モードとに切り替えることができる
から、商品に応じて、ラベルの複数枚貼りと1枚貼りを行うことができる。
本発明のラベルプリンタを搭載した電子秤の一実施形態の外観斜視図。 上記電子秤からラベルカセットを引き出した状態の斜視図。 上記ラベルプリンタの印字部分の要部断面図。 上記ラベルプリンタ付き電子秤の概略構成のブロック図。 上記ラベルプリンタの機能ブロック図。 商品マスタに登録されている商品情報の一例。 単語マスタに登録されている情報の一例 単語リンクマスタに登録されている情報の一例。 定額ラベルを発行させる操作画面の一例。 定額ラベルの発行が次の商品に切り替わった状態の操作画面の一例。 予約一覧が表示された操作画面の一例。 「か」で始まる単語一覧表示の一例。 「海鮮」で始まる品名一覧の一例。 「関連単語」キーの操作によって表示される単語一覧の一例。 絞り込まれた単語一覧の一例。 単語検索で読み出した商品の表示画面の一例。
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明のラベルプリンタが搭載された電子秤の一実
施形態を説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
図1〜図4において、プリンタ付き電子秤100は、本体ケースBと、その中に組み込
まれたラベルプリンタPと、本体ケースBの上面に設置された計量部Wと、本体ケースB
に組み込まれ、前記ラベルプリンタPと計量部Wとを制御する制御部C(図4参照)と、
同じく本体ケースB内に組み込まれ、ラベルプリンタPや制御部Cに給電する図示しない
電源ユニットを備える。また、店員が操作する本体ケースBの正面側には、タッチパネル式の店員側表示部D1と固定キーD2とが設けられ、背面側には客側表示部D3が設けられている。
ラベルプリンタPは、向かって右側の本体ケースB内に収納され、その正面側には、開
閉扉Gが設けられ、さらにその前方に設けられた店員側表示部D1のケースを跳ね上げれ
ば、図2に示すように、開閉扉Gを下方へ開くことができる。その開閉扉Gを開けば、中
からカセットCAが取り出せるようになっている。このカセットCAの前部には、取手が
取り付けられ、これを手前に引けば、カセットCAを本体ケースBから引き出すことがで
きる。
ラベルプリンタPは、ラベルロールLRを収納するカセットCAと、カセットCAの先
端上部に設けられたプラテンローラ12と、開閉扉Gの裏面に設けられた印字ヘッド11
と、本体ケースBの前端上部に設けられたカッターユニット20と、その近傍に設けられた仮着部30とを備えている。また、カセットCAの向かって左側の側壁CA1には、図2に示すように、ロール支持部Rが片持ち状態で支持され、そこにラベルロールLRが装着される。ラベルロールLRは、帯状の台紙レスラベルLを紙管に巻きつけたもので、そこから引き出された台紙レスラベルLは、ガイドローラGRの下を潜って、先端上部のプラテンローラ12に引き渡される。このガイドローラGRは、カセットCAの側壁CA1に片持ち状態で取り付けられている。
台紙レスラベルLは、基材である紙の裏面に接着剤を積層し、表面に熱で発色する感熱
剤を積層し、その上から剥離剤としてのシリコン樹脂を塗布したものである。ラベルロー
ルLRは、この台紙レスラベルLの裏面を内側にして紙管に巻き付けたものであるから、
裏面がプラテンローラ12と接触するように装着される。
なお、カセットCAの後部には、装着されたラベルロールLRが台紙付きラベルか、台
紙レスラベルかを識別する識別コードが付与され、そのカセットCAを本体ケースB内に
収納すると、その識別コードが読み取られて、装着されたラベルロールLRの種類が制御
部Cに通知されるようになっている。
開閉扉Gの裏面に設けられた印字ヘッド11は、サーマル式の印字ヘッドで構成され、
その発熱ラインは、開閉扉Gを閉じると、収納されたカセットCAのプラテンローラ12
と接するように位置決めされている。
図3は、印字ヘッド11とプラテンローラ12とを有する印字部10の要部断面図を示
す。この図において、開閉扉Gの裏面には、支持フレーム13が図示しないヒンジを介し
て開閉扉Gに近接離反するように取り付けられ、その支持フレーム13の内側には、印字
ヘッド11が固定されている。また、支持フレーム13と開閉扉Gとの間には、開閉扉G
を閉じたときに、印字ヘッド11をプラテンローラ12に押し付けるスプリング14が設
けられている。
カセットCAの先端上部には、プラテンローラ12が取り付けられ、その上部には、印
字されたラベルLの移動経路を規制する第1ガイド板15が取り付けられている。また、
図2のカセットCAの側壁CA1内には、プラテンローラ12を駆動するギア機構が組み
込まれ、カセットCAを本体ケースBに装着すると、そのギア機構が本体ケースB内の駆動モータと連結されてプラテンローラ12が回転するようになっている。
一方、開閉扉G側の支持フレーム13の先端部には、印字されたラベルLの移動経路を
規制する第2ガイド板16が取り付けられ、開閉扉Gを閉じると、第1ガイド板15と第
2ガイド板16が、「ハ」の字に向き合って、その先端ギャップから印字されたラベルL
が送り出されるようになっている。
このガイド板15、16とプラテンローラ12の上部には、固定刃21と可動刃22を備えたカッターユニット20が本体ケースB上に取り付けられている。このカッターユニット20は、可動刃22がカッターユニット20内部のクランク機構に連結されて、高速で固定刃21との間を水平方向に往復運動するようになっている。
この固定刃21と可動刃22との間のスペースは、一対のガイド板15、16のギャッ
プと上下に向き合うように配置されている。また、その上方には、仮着部30が配置され
ている。
仮着部30は、フリーローラ32と、その表面にラベルLを軽く押し付ける押さえ部材
31とで構成される。フリーローラ32は、ラベルLの粘着面との接触面積を減らすため
に、表面が凹凸状の回転自在なローラで構成されている。押さえ部材31は、印字発行さ
れたラベルLをフリーローラ32に軽く押さえるもので、薄い樹脂製プレートで構成され
ている。また、仮着部30と固定刃21との間隔は、発行されたラベルLの先端部を十分
保持することのできる距離に設定されている。この実施形態では、フリーローラ32と押
さえ部材31を、カッターユニット20を被うカバーケース23に固定しているが、この
仮着部30をユニット化して、固定刃21に対して近接離反できるようにしても良い。
計量部Wは、機械的歪みを電気信号に変換する周知構成のロードセルと、ロードセル出
力を増幅してデジタル信号に変換する信号処理回路と、デジタル信号を本体ケースB内の
制御部Cに無線で送信する通信モジュールと、これらに給電するバッテリーユニットを備
える。また、本体ケースB内には、計量部Wから送信されたデジタル信号を受信する通信
モジュールと、受信した信号を質量に変換し、それと設定された単位質量当りの単価とを
掛けて価格を算出し、それを店員側表示部D1と客側表示部D3に表示する制御部Cと、
ラベルプリンタP、ならびに、これらに給電する電源ユニットが収納されている。なお、
この実施形態では、計量部Wから制御部Cに無線で重量信号を送信するように構成してい
るが、これに代えて有線で送信することもできる。
店員側表示部D1は、タッチパネル式の液晶ディスプレイで構成され、制御部Cの制御
により、必要な操作画面が表示される。また、固定キーD2には、ハカリ用としての単価
キー、定額キー、風袋キー、呼出キーD21と、ラベルの発行を指示する印字キーD22
とがあり、これらが数字キーと共に配置されている。また、客側表示部D3(図4参照)
は、液晶ディスプレイで構成され、重量、価格の他に商品に関する広告メッセージが表示
されるようになっている。
図4は、プリンタ付き電子秤100の構成ブロック図を示し、図5は、ラベルプリンタ
Pが実行する機能ブロック図を示す。
図4において、制御部Cは、CPU40、ROM41、RAM42及びHDD(ハード
ディスク)43を備え、計量部W、店員側表示部D1、固定キーD2、客側表示部D3、
ラベルプリンタPと電気的に接続されている。
ROM41には、電子秤とラベルプリンタPの制御プログラムが記憶され、これをCP
U40が読み出して実行することにより、秤としての機能の他に後述するラベルプリンタPとしての種々の機能が実現されるようになっている。RAM42には、例えば、ラベル発行の予約登録データや、ラベル発行されたログ・ファイルや、ラベルプリンタPに出力する印字情報等が記憶されている。また、HDD43には、図6に示す商品マスタ431と、図7、図8に示す単語検索マスタ432とが記憶されている。なお、単語検索マスタ432を使った商品呼出操作については後述する。
ハカリとして使用するときは、店員側表示部D1に表示される、商品指定手段5(図5参照)を操作する。あるいは、その商品番号を図1の数字キーで入力し、続いて呼出キーD21を操作する。そして、当該商品を計量部Wに載置すれば、当該商品の重量、価格、商品名が店員側表示部D1と客側表示部D3に表示される。
続いて印字キーD22を操作すると、プラテンローラ12が逆回転して、切断位置まで
送り出されたラベルLを後退させながらラベルの先端縁を印字ヘッド11の発熱ラインま
で戻す。続いてプラテンローラ12が順方向に回転し、ラベルLを送り出しながら重量、
価格、商品情報等を所定のフォーマットで印字していく。その間、送り出されたラベルL
は、一対のガイド板15、16の間を通り、さらに固定刃21と可動刃22との間を通っ
て上昇していく。そして、印字が終了しても、プラテンローラ12は、さらにラベルLの
後端縁が切断位置に到達するまで回転する。これにより、ラベルLの先端部分は、押さえ
部材31とフリーローラ32との間に侵入するから、ラベルLの先端部分は、押さえ部材
31に押されて計量部W側に傾く。
プラテンローラ12による送りが止まると、直ちにカッターユニット20が作動して可
動刃22が前後ラベルの境界線上を切断する。すると、ラベルLの後端部分が可動刃22
に押され、かつ、ラベルLの先端部分が計量部W側に傾いていることから、ラベルの後端
部分は、反対方向へ、すなわち、店員側表示部D1の方へ移動して止まる。これにより、
切断されたラベルLの粘着面が後続ラベルの先端部の進行を妨げない位置まで移動する。
こうして、計量された商品の印字ラベルLが発行されれば、作業者は、仮着部30で止ま
ったラベルLを取ってそれを商品に貼り付ける。
以上の各部の動作は、制御部CのCPU40がROM41から制御プログラムを読み出
して実行することにより実現される。
図5は、定額ラベルをラベルプリンタPで連続発行させる場合に、制御部Cが制御プロ
グラムを実行することによって実現される機能ブロックを示したものである。
この図において、商品指定手段5は、ラベル発行させる商品を指定するもので、例えば
図9の「国産牛モモ薄切り」「若鶏ムネ肉」等の商品名が表示された区画表示欄で構成されている。そして、何れかの区画表示欄をタッチすれば、タッチされた区画表示欄の商品
が指定される。また、これに代えて、図1の数字キーで商品番号を入力し、続いて呼出キ
ーD21を操作することによっても商品を指定することができる。したがって、商品指定
手段5には、数字キーと呼出キーD21が含まれる。
なお、商品番号は、図6の商品マスタ431に登録されており、この番号を入力することにより、対応する商品情報が商品マスタ431から読み出される。
入力手段6は、指定された商品のラベル発行枚数を入力するもので、例えば、図1の数
字キーで構成される。
図9は、店員側表示部D1に表示された操作画面の一例を示す。この画面を使って設定
枚数のラベルを発行させるには、例えば商品指定手段5としての「神戸牛ヒレステーキ」
をタッチし、続いて、発行枚数として、例えば「10」を数字キーで入力する。すると、
制御部Cは、指定された「神戸牛ヒレステーキ」について「10」枚の発行枚数を登録す
る。なお、図9において、商品指定手段5は、区画された、商品名が表示された複数の表示欄で構成されるが、各表示欄に表示された「国産牛モモ薄切り」「若鶏ムネ肉」等の商品名は「精肉」キー、「鮮魚」キー、「惣菜」キーのタッチによって切り替わる。また、同一部門内で次の商品群を表示させるときは、右下隅のページ切替キー51を押せば、同じ「精肉」部門内の次の商品群が表示される。
なお、「神戸牛ヒレステーキ」をタッチする代わりに、図6の商品マスタ431に登録
された対応する商品番号、すなわち、「000001」を入力した後、図1の呼出キーD21を操作しても同様な画面が表示される。
続いて、図1の印字キーD22が押されると、前述と同様にして、まず先頭のラベルが
印字発行され、続いて、先頭ラベルから切り離された後続ラベルは、プラテンローラ12
の逆方向の回転により、印字位置まで引き戻された後、再び順方向回転によって送り出さ
れながら印字されていく。そして、先行ラベルと後続ラベルとの境界位置が切断位置に到
達すると、その時点でラベル送りが停止され、続いてカッターユニット20が作動してラ
ベルが切断される。こうして、各ラベルは、一旦引き戻されては、送り出されて印字され
ていく。なお、ラベルが1枚発行される度に、当初設定された発行枚数「10」は、カウ
ントダウンされ、その値が発行数表示欄50に逐次表示される。
一方、切断されたラベルLは、図3に示す前傾姿勢で仮着部30に保持されるが、続い
て次の後続ラベルが送り出されるから、後続ラベルの先端が先行ラベルLの粘着面に触れ
ると、その時点で両ラベルは接合される。そして、さらに続けて後続ラベルが送り出され
ると、それに伴って先行ラベルLは、仮着部30を抜けて計量部W側へ垂れていく。計量
部W側に垂れると、仮着部30に保持されたラベルの後端部は、ますます客側表示部D1
側へ傾斜することになるから、後続ラベルとの接合が確実なものとなる。こうした動作を
繰り返して、一枚ずつに切断されたラベルは、先行ラベルの後端部に次々と重ね貼りにさ
れて、シート状に連なった状態で連続発行される。
勿論、こうした動作は、前述と同様に、制御部CのCPU40が制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
一方、最初のラベル発行操作の直後に、あるいは、それに続くラベル発行中に、次の商
品のラベル発行予約を行うことができる。具体的には、前述と同様、商品指定手段5によ
って次の商品を指定し、続いて入力手段6(数字キー)でラベル発行枚数を入力し、さら
に印字キーD22を操作する。例えば図9に示すように、次の商品として「若鶏ムネ肉」が指定されると、指定商品の区画表示欄がハイライトされる。そして、ラベル発行枚数を入力手段6で入力し、印字キーD22を操作すると、登録手段7は指定された商品とラベルの発行枚数をRAM42に登録し、区画表示欄のハイライトが消えるとともに予約数表示欄の52の背景色が変わり、予約数表示欄52に予約数が表示される(図10参照)。図9では、2番目に指定された商品として「若鶏ムネ肉」がハイライトされており、当初のラベル発行枚数「10」が「6」枚に減った状態で、「若鶏ムネ肉」が次の商品として選択された状態を示している。
こうして、ラベル発行中に、次の商品指定と、その発行枚数の入力と、それに続く印字
キーD22の操作を順次繰り返していけば、ラベル発行中であっても、登録手段7は、予
約された順序で指定商品と発行枚数をRAM42上に登録していく。
なお、図10は、最初に設定された「神戸牛ヒレステーキ」のラベル発行が終了し、次の予約商品である「若鶏ムネ肉」が読み出されてラベル発行が行われている状態を示している。また、そのラベル発行中に、前述の操作で予約登録が次々と行われ、都合5件の予約登録が行われ、その5件の内、最後に予約登録された商品が「若鶏ササミ」であることを示している。
以上の操作の後、登録された予約内容を確認するときは、図10の予約数表示欄52をタッチする。すると、図11に示すような表示欄(表示手段8)が現れて予約一覧が表示される。これにより、予約した商品の予約一覧を確認することができるから、作業順序とラベル発行順序とが一致しているか否かを確認することができる。
なお、予約登録モードに切り替わると、予約一覧を表示する表示手段8が表示されるようにしても良い。また、既にラベル発行した処理済み商品一覧と、未処理の商品一覧とを色分けして表示手段8に表示するようにしても良い。
図5に戻って、変更手段9は、予約された商品のラベル発行順序を変更するもので、例
えば、図11において、予約一覧中の、次に予定されている「豚バラスライス」をタッチ
し、続いて数字キーで「2」を入力した後、「変更」キー53をタッチすると、「豚バラスライス」が2番目に繰り下がり、2番目の「国産牛モモ薄切り」が1番目に繰り上がるように構成されている。また、予約一覧中の予約商品を指定した後、「消去」キー54を操作すれば、指定された商品の予約が取り消されるようになっている。これにより、作業順序とラベル発行順序の不整合が生じても、発行順序を入れ替えたり、予約商品の消去や新たな商品を予約登録して、それを発行順序の上位に割り込ませたりすることができる。
また、登録手段7には、空白ラベルや目印を印字する報知ラベルが登録されており、予
約枚数のラベル発行が終了し、次の予約商品の印字情報を読み出すときに、その報知ラベ
ルを発行して先行ラベルの後端部に接続し、続いて、次の予約商品の印字情報を読み出し
て、次の商品の印字ラベルを発行するように構成されている。これにより、報知ラベルを
先行グループのラベルと、後続グループのラベルとの間に介在させることができるから、
作業者は、先行グループと後続グループとの境目を識別して、グループ毎に纏めて印字ラ
ベルをラベル発行口から取り去ることができる。
ラベルプリンタPのラベル発行口には、図1、図2に示すように、印字発行されたラベ
ルを検出する剥離センサSが設けられている。この剥離センサSは、ラベル発行口のラベ
ルを検出して、安全手段71に検出信号を出力する。安全手段71は、ラベルが発行され
る度に発行枚数をカウントし、そのカウント値が所定枚数に達した後も、印字ラベルがラ
ベル発行口に存在する場合は、登録手段7に次のラベル発行の停止を通知する。同時に、
警告手段710を作動させて、ラベル発行の停止を音や光でもって作業者に知らせる。こ
れにより、長く連なった状態で発行されたラベルが計量皿に貼り付いたりする問題を回避
する。
なお、発行されるラベル1枚分の長さは、印字量によって商品毎に異なるから、安全手段71は、1枚のラベル長さをプラテンローラ12を回転させるパルスをカウントすることによって監視し、そのカウント値が、1枚のラベル長さ相当分になると、1枚のラベル発行が終了したとして発行枚数をカウントし、その発行枚数が予め設定した値以上になると、一時的にラベル発行を停止させる。そして、剥離センサSがラベル発行口のラベルがなくなったことを検出すると、安全手段71は、ラベル発行口のラベル枚数をクリアした後、登録手段7に対しラベル発行の再開を指示する。
勿論、こうした安全手段71の動作制御は、前述と同様に、制御部CのCPU40が制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
以上の実施形態では、ラベルの発行枚数をカウントしたが、これに代えて、プラテンローラ12を回転させる駆動パルスを、順方向、逆方向の送りを加味しながらカウントすることにより、ラベル発行口に送り出されたラベル長さを算出することもできる。この場合において、前後のラベルが部分的に重なる領域の送り長さは一定であるから、その重ね代の長さ分を、発行枚数分のラベル長さから減算することによって求めることができる。
なお、図9〜図11において、右端の縦の欄に表示された「ハクリ」キー55を操作す
ると、剥離センサSの検出機能をON,OFFすることができる。また、この剥離センサSは、ラベル発行口のラベルを臨む位置に配置されているから、台紙付きラベルを使用する場合は、印字発行されたラベルが台紙から剥離された否かを検出するセンサとなる。
ラベルに印字される情報には、商品名や価格等の基本情報の他に、その商品に使われた
原材料、調味料、添加物、栄養成分等の付加情報等がある。これらの情報は、印字データ
量として少なければ、1枚のラベルに印字されるが、多い場合には、基本情報が印字され
た品名ラベルと、付加情報が印字された付属ラベルとに分けて印字されることもある。そ
こで、制御部Cには、予約商品の品名等が含まれる品名ラベルと、当該商品の添加物等の
付属ラベルとを分けて発行する2枚発行モードと、分けずに1枚のラベルに合体させて発
行する1枚発行モードとに切り替える切替手段72が設けられている。この切替手段72
も制御プログラムを実行することによって実現されるものである。
2枚のラベルに分ける場合は、ラベル貼付の作業量に応じて、品名ラベルと、付属ラベルとを交互に繋げてラベル発行する場合と、最初に品名ラベルを予約枚数分発行し、続いて、付属ラベルを予約枚数分発行する場合とがある。第2切替手段73は、同じラベルをまとめて発行するか、異なるラベルを順番に、すなわち、品名ラベルに続いて付属ラベルを交互に発行するかを選択させるもので、複数枚発行モードのときに、店員側表示部D1に第2切替手段73が表示され、それを操作することによって、「まとめ発行」するか否かが選択できるようになっている。
また、2枚のラベルに分ける場合は、それぞれのラベルに住所店名等の共通事項が印字されるので、ラベルフォーマットとしては、品名ラベル用のフォーマットと、付属ラベル用のフォーマットが用意され、それぞれに住所店名欄が設けられている。そこで、それらのフォーマットを繋げて1枚のラベルに合体させて発行するときは、品名ラベルの住所店名欄を削除し、その欄に付属ラベルの先頭印字欄を行詰めするように構成されている。これにより、発行されるラベル長さを必要最小限の長さに設定することができる。
以上の実施形態は、ラベルを2枚に分ける場合であったが、商品によっては、3枚以上
に分ける場合もある。例えば、その商品の調理方法(レシピ)をラベルに印字し、それも
併せて商品に貼り付ける場合である。それにも対応できるように、切替手段72は、各商
品の印字データ量に応じて、ラベルの1枚発行や2枚発行、さらには、3枚発行も可能なように構成されている。例えば、印字データとして、商品名、価格等の商品情報の他に添加物やレシピまでも登録されているときは、切替手段72は、品名ラベルと添加物ラベルとレシピ用ラベルとに分けて発行する。この場合に、第2切替手段73で「まとめ発行」が選択されると、品名ラベルが予約枚数分発行された後に、添加物ラベルが予約枚数分発行され、続いてレシピ用ラベルが予約枚数分発行されることになる。
ところで、商品マスタ431内の商品情報を呼び出すには、前述の商品指定手段5を操
作する他に、単語入力による呼び出しも可能になっている。そのために、HDD43には
単語検索マスタ432も記憶されている。
次に、その単語検査マスタ432を使った商品呼び出しについて説明する。
これまでの商品呼び出しは、例えば、表示画面を単語入力画面に切り替えて、入力した
単語を含む商品一覧を表示させ、その中から目的の商品を選択する。すると、選択された
商品の商品情報が商品マスタ431から読み出される。
ところが、同じ単語を含む商品名が多くなると、一覧表示される商品数が多くなり、そ
の中から目的の商品を探すのに手間がかかる。そうした場合は、さらに別な単語を入力し
て、2つの単語が含まれる商品一覧を表示させることになるが、その場合には、再び単語
入力画面に切り替えて単語を入力する必要があり、また、入力した単語が曖昧であると、
目的の商品名が検出できないこともある。
そこで、この実施形態では、図6〜図8に示すように、商品毎に、その商品名に使用さ
れた単語を対応付けて記憶し、一つの単語で絞り込んだ後に、図13の「関連単語」キー
56を押すと、その商品に使用された単語が表示されて、目的とする商品が確実にピック
アップされるようにしている。
具体的に説明すると、それぞれの商品名について、そこに含まれる複数単語を対応させ
て単語検索マスタ432に登録しておく。この単語検索マスタ432は、図7の単語マス
タと図8の単語リンクマスクから構成されるもので、前者の単語マスタは、図7に示すよ
うに、単語番号に対応させて、読み仮名と漢字を対応させて記憶したものであり、後者の
単語リンクマスタは、図8に示すように、各商品(商品番号)に対応させて、その商品名
に使用されている単語の単語番号を記憶したものである。
そして、単語入力画面から、検索する商品名の単語を入力する。例えば、図6の商品番
号「002115」で特定される「海鮮手巻き寿司セット小」を読み出す場合を説明すると、ま
ず、単語入力画面で「か」を入力する。すると、図12に示すように、「か」で始まる単
語一覧が表示されるから、その中から「かいせん/海鮮」と表示された表示欄57をタッ
チする。すると、図13に示すように、「海鮮」が含まれる単語一覧が表示される。その
段階で目的とする商品名が見つからなければ、図13の「関連単語」キー56をタッチす
ると、図14に示す、リンクされた次の単語一覧が表示される。その中から「すし/寿司
」の表示欄58をタッチすると、図15に示すように、絞り込まれた品名一覧が表示され
る。この段階になると、「海鮮手巻き寿司セット小」が視認できるから、その表示欄59
をタッチすると、タッチされた商品の商品情報が商品マスタ431から読み出されて、店
員側表示部D1に表示される。図16は、そうして表示された画面の一例を示す。
このようにして、目的とする商品の情報を呼び出すことができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
その他の実施形態も採用可能である。例えば、以上の実施形態では、印字されたラベルを
上方に送り出すようにしたが、下向きに送り出すようにすれば、発行されたラベルLは、
作業者の居る正面側に垂れ下がっていくので、プリンタ付電子秤100がテーブル上に設
置される場合は、発行されたラベルが計量部Wに触れるのを防止することができる。そう
した構成を採るには、印字ヘッド11とプラテンローラ12を、天地を逆にして配置する
とともに、ラベルロールLRを逆向きに装着して、印字面が上に、粘着面が下になるよう
に台紙レスラベルを送り出すように構成する。
また、印字内容や使用するラベルの横幅は、商品毎に特定されるから、それらからラベル1枚分の送り長さは事前に把握することができる。そこで、ラベルの送り長さを図6の商品マスタに商品毎に登録しておき、それに基づいて、ラベル発行口のラベル枚数やラベル長さを算出する。また、ラベル発行口にラベルを何枚連ねて発行すると、或いはどの位の長さまで連ねると、周囲に貼り付くかを事前に求めておき、その枚数や長さも商品毎に登録しておく。そうすれば、種々の商品について、次々とラベル発行枚数が予約登録されても、商品マスタに登録された1枚分のラベル送り長さと、周囲に貼りつく直前のラベル枚数やラベル長さに基づいて、ラベル発行口のラベル枚数を規制することができる。
また、読み出される商品の種類が切り替わると、ラベル発行口で許容されるラベル枚数や長さも異なってくるから、予約登録された商品の種類が切り替わる場合は、既に発行されたラベルがラベル発行口から取り除かれるまで、次の商品に貼付するラベルの発行を停止する。これにより、ラベル発行口において、印字内容の異なるラベルの混在を無くすことができるだけでなく、ラベル発行口で留めておくラベル枚数やラベル長さの算出が容易になる。
P ラベルプリンタ
3 仮着部
5 商品指定手段(指定手段)
6 入力手段
7 登録手段
8 表示手段
9 変更手段
10 印字部
20 カッター
71 安全手段
72 切替手段
C 制御部
S 剥離センサ(センサ)
L ラベル
L1 先行ラベル
L2 後続ラベル

Claims (13)

  1. 予約された商品の印字ラベルを予約枚数分順次発行するようにしたラベルプリンタであ
    って、商品を指定する指定手段と、指定された商品のラベル発行枚数を入力する入力手段
    と、ラベル発行中に、前記指定手段による商品の指定と前記入力手段によるラベル発行枚
    数の入力とを受け付けて予約登録する登録手段と、を備えたことを特徴とするラベルプリ
    ンタ。
  2. 請求項1に記載のラベルプリンタが、ロール状に巻かれた台紙レスラベルを送り出しな
    がらラベルに印字する印字部と、該印字部の下流側に配置されて、印字発行されたラベル
    を所定長さで切断するカッターと、切断されたラベルを表裏から保持するとともに、切断
    された前記ラベルの後端部と、後から送り出される後続ラベルの先端部とを重ね合わせる
    仮着部とを備えていることを特徴とするラベルプリンタ。
  3. 請求項1に記載のラベルプリンタが、予約内容を一覧表示する表示手段を備えているこ
    とを特徴とするラベルプリンタ。
  4. 請求項3に記載のラベルプリンタが、予約された商品のラベル発行順序を変更する変更
    手段をさらに備えていることを特徴とするラベルプリンタ。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のラベルプリンタが、予約枚数のラベル発行が終
    了すると、次に発行されるラベルとの境目を知らせる報知ラベルを発行することを特徴と
    するラベルプリンタ。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載のラベルプリンタが、印字発行されたラベルをラ
    ベル発行口において検出するセンサを備え、前記印字ラベルが所定枚数発行された後も、前記印字ラベルがラベル発行口に在る場合は、次のラベル発行を停止する安全手段を備えたことを特徴とするラベルプリンタ。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載のラベルプリンタにおいて、予約商品としての印
    字データ量に応じて複数枚のラベルに分けて発行する複数枚発行モードと、分けずに発行
    する発行モードとに切り替える切替手段をさらに備えていることを特徴とするラベルプリ
    ンタ。
  8. ロール状に巻かれた台紙レスラベルを送り出しながらラベルに印字する印字部と、該印字部の下流側に配置されて、印字発行されたラベルを所定長さで切断するカッターと、切断されたラベルを表裏から保持するとともに、切断された前記ラベルの後端部と、後から送り出される後続ラベルの先端部とを重ね合わせる仮着部と、前後に連なった状態で発行されるラベルの発行枚数または長さの上限を設定し、前記上限に達すると前記ラベルの発行を停止させる制御部とを備えたことを特徴とするラベルプリンタ。
  9. 印字発行されたラベルの有無をラベル発行口において検出するセンサを備え、前記制御部は、前記ラベルが前記ラベル発行口において所定枚数に達した後も或いは所定長さに達した後も、ラベル発行口に存在すると前記センサが検出する場合は、次のラベル発行を停止させることを特徴とする請求項8に記載のラベルプリンタ。
  10. 前記制御部は、ラベル発行口の前記ラベルが所定枚数或いは所定長さに達する前に取り除かれ、それが前記センサによって検出された場合は、次のラベルを続けて発行させることを特徴とする請求項9に記載のラベルプリンタ。
  11. 前記制御部は、ラベルを発行する都度、ラベル発行口のラベル枚数或いはそのラベル長さを求めることを特徴とする請求項9又は10に記載のラベルプリンタ。
  12. 前記制御部は、前記センサの検出信号から、発行されたラベルがラベル発行口から取り除かれたと判断すると、ラベル発行口のラベル枚数或いはそのラベル長さをクリアすることを特徴とする請求項11に記載のラベルプリンタ。
  13. 前記制御部は、次に発行するラベルの印字内容が直前に発行したラベルの印字内容と異なるときは、ラベル発行口のラベルが取り除かれるまで、次のラベル発行を停止することを特徴とする請求項9に記載のラベルプリンタ。
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