JP2016147427A - パッド印刷方法およびパッド印刷装置 - Google Patents

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章 久米
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【課題】ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制できるパッド印刷方法を提供する。【解決手段】パッド印刷方法は、所定のピッチで配列された凹部により印刷パターンが形成された印版から、被印刷物の所定位置に、パッドを用いて印刷パターンを転写させる第1転写工程S20と、第1転写工程S20の後に、被印刷物の所定位置から所定の距離ずれた位置に、パッドを用いて印刷パターンを転写させる第2転写工程S30と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、パッド印刷方法およびパッド印刷装置に関するものである。
従来、インクや接着剤等の印刷液を平面状や曲面状の被印刷面に印刷するための印刷装置として、パッド印刷装置が提供されている。パッド印刷装置は、例えば文字や記号、図形、模様等の印刷パターンを一時的に保持することが可能なパッドを有する。パッド印刷装置は、印刷液が塗布された印版上にパッドの転写面を押し付けることで転写面に印刷パターンを転写し、その後、パッドの転写面を被印刷物の被印刷面に押し付けることで被印刷面に印刷パターンを転写するものである。パッドは、例えばシリコーンゴム等からなる弾性部材により形成されている。
印版上にパッドの転写面を押し付ける際には、予めスキージを印版の上面に沿って摺動させて、印版の凹部以外に塗布された余剰な印刷液を除去する。しかしながら、凹部の面積が大きい場合には、スキージが凹部内に入り込み印刷液の一部を除去することがある。この状態で、被印刷物に印刷液を転写させると、被印刷物に転写された印刷パターンに濃淡が生じる。そこで、パッド印刷装置を用いて一定範囲に印刷液を塗布する印刷(以下、「ベタ印刷」という。)を行う際には、印版の凹部内に凸部を設ける等してスキージが凹部内に入り込むのを抑制する印版が用いられる。
例えば、特許文献1には、凹部は、白線スクリーンにより多数のセルに分割され、白線スクリーンの幅は、0.05mm以下に形成され、セルの幅は0.1mm以上に形成されているとともに、凹部に対するセルの総面積比は、70%以上に形成されていることを特徴とするパッド印刷方法が開示されている。特許文献1に記載のパッド印刷方法によれば、濃淡のない完全なベタ印刷部を得ることができるとされている。
特開平8−337040号公報
しかしながら、上記のパッド印刷方法においては、印版からパッドの転写面に印刷パターンを転写させると、印版の凹部同士の間に形成された凸部により、転写面上における印版の凸部に対応する位置には印刷液が転写されないことがある。このため、被印刷物の被印刷面には、ベタ印刷により印刷液で塗りつぶされるはずの領域内においても、印刷液が転写されない未転写領域が形成される。特に印刷液として接着剤を被印刷面に塗布し、被印刷物に接着剤を介してフィルム等を貼り付ける場合には、被印刷面に未転写領域が形成されると、フィルムを貼り付けた際に気泡が形成されて貼り付け不良となるおそれがある。したがって、従来のパッド印刷方法およびパッド印刷装置においては、ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制するという点で改善の余地がある。
そこで本発明は、ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制できるパッド印刷方法およびパッド印刷装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明のパッド印刷方法は、所定ピッチで配列された凹部により印刷パターンが形成された印版から、被印刷物の所定位置に、パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第1転写工程と、前記第1転写工程の後に、前記被印刷物の前記所定位置から所定距離ずれた位置に、前記パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第2転写工程と、を有することを特徴とする。
上記印刷パターンを被印刷物に転写すると、被印刷物には、印版の凹部に対応する位置に形成される印刷液が転写される転写領域と、凹部同士の間の領域に対応する位置に形成される印刷液が転写されない未転写領域と、が所定ピッチで交互に並んで形成される。
本発明によれば、第2転写工程では、被印刷物に対して第1転写工程において印刷パターンが転写された位置から所定距離ずれた位置に印刷パターンを転写させるので、第1転写工程において形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させることができる。これにより、凹部が所定ピッチで配列されたベタ印刷用の印版を用いてベタ印刷を行う際に、被印刷物におけるベタ印刷される領域内に未転写領域が形成されることを抑制できる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制できるパッド印刷方法を提供できる。
上記のパッド印刷方法において、前記第2転写工程では、前記第1転写工程において前記被印刷物に転写された前記印刷パターンのうち、前記所定ピッチで配列された前記凹部同士の間の領域に対応する未転写領域を埋めるように前記印刷パターンを転写させることが望ましい。
本発明によれば、第2転写工程で、第1転写工程において形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させるため、ベタ印刷用の印版を用いてベタ印刷を行う際に、ベタ印刷される領域内に未転写領域が形成されることを抑制できる。
上記のパッド印刷方法において、前記所定距離をLとし、前記所定ピッチをPとし、nを0以上の整数としたとき、前記所定距離Lおよび前記所定ピッチPは、L=P×(n+1/2)を満足するように設定されている、ことが望ましい。
本発明によれば、L=P×(n+1/2)を満足するように所定距離Lを設定することで、第1転写工程において転写された印刷パターンに対して、第2転写工程において所定ピッチの半分の距離をずらして印刷パターンを転写することができる。これにより、第2転写工程では、第1転写工程において形成された未転写領域に転写領域を確実に重ね合わせることができる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域の形成を確実に抑制できるパッド印刷方法を提供できる。
本発明のパッド印刷装置は、所定ピッチで配列された凹部により形成された印刷パターンを有する印版の前記印刷パターンを被印刷物に転写させるパッドと、前記印版が保持される印版台と、前記被印刷物が載置されるワーク台と、前記パッドを前記印版台および前記ワーク台に対して相対移動させる駆動機構と、前記駆動機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記印版から前記被印刷物の所定位置に前記パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第1転写ステップと、前記第1転写ステップの後、前記被印刷物の前記所定位置から所定距離ずれた位置に前記パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第2転写ステップと、を前記駆動機構に実行させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、第2転写ステップでは、被印刷物に対して第1転写ステップにおいて印刷パターンが転写された位置から所定距離ずれた位置に印刷パターンを転写させるので、第1転写ステップにおいて形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させることができる。これにより、凹部が所定ピッチで配列されたベタ印刷用の印版を用いてベタ印刷を行う際に、被印刷物におけるベタ印刷される領域内に未転写領域が形成されることを抑制できる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制できるパッド印刷装置とすることができる。
上記のパッド印刷装置において、前記制御部は、前記第1転写ステップにおいて前記被印刷物に転写された前記印刷パターンのうち、前記所定ピッチで配列された前記凹部同士の間の領域に対応する未転写領域を埋めるように、前記第2転写ステップにおいて前記印刷パターンを転写させる、ことが望ましい。
本発明によれば、第2転写ステップで、第1転写ステップにおいて形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させるため、ベタ印刷用の印版を用いてベタ印刷を行う際に、ベタ印刷される領域内に未転写領域が形成されることを抑制できる。
上記のパッド印刷装置において、前記所定距離をLとし、前記所定ピッチをPとし、nを0以上の整数としたとき、前記所定距離Lおよび前記所定ピッチPは、L=P×(n+1/2)を満足するように設定されている、ことが望ましい。
本発明によれば、L=P×(n+1/2)を満足するように所定距離Lを設定することで、第1転写ステップにおいて転写された印刷パターンに対して、第2転写ステップにおいて所定ピッチの半分の距離をずらして印刷パターンを転写することができる。これにより、第2転写ステップでは、第1転写ステップにおいて形成された未転写領域に転写領域を確実に重ね合わせることができる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域の形成を確実に抑制できるパッド印刷装置とすることができる。
本発明のパッド印刷方法によれば、第2転写工程では、被印刷物に対して第1転写工程において印刷パターンが転写された位置から所定距離ずれた位置に印刷パターンを転写させるので、第1転写工程において形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させることができる。これにより、凹部が所定ピッチで配列されたベタ印刷用の印版を用いてベタ印刷を行う際に、被印刷物におけるベタ印刷される領域内に未転写領域が形成されることを抑制できる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制できるパッド印刷方法を提供できる。
本発明のパッド印刷装置によれば、第2転写ステップでは、被印刷物に対して第1転写ステップにおいて印刷パターンが転写された位置から所定距離ずれた位置に印刷パターンを転写させるので、第1転写ステップにおいて形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させることができる。これにより、凹部が所定ピッチで配列されたベタ印刷用の印版を用いてベタ印刷を行う際に、被印刷物におけるベタ印刷される領域内に未転写領域が形成されることを抑制できる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域の形成を抑制できるパッド印刷装置とすることができる。
第1実施形態に係るパッド印刷装置の側面図である。 第1実施形態に係る印版の平面図である。 第1実施形態に係る印版の掘込部の拡大平面図である。 第1実施形態に係るパッド印刷方法を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパッド印刷方法の工程図である。 第1実施形態に係るパッド印刷方法の工程図である。 第1実施形態に係るパッド印刷方法の工程図である。 第1実施形態に係るパッド印刷方法の工程図である。 第1実施形態に係る第1転写工程後の被印刷面の拡大平面図である。 第1実施形態に係る第2転写工程後の被印刷面の拡大平面図である。 第1実施形態の変形例に係る印版の掘込部の拡大平面図である。 第1実施形態の変形例の印版を用いたパッド印刷方法における、第2転写工程後の被印刷面の拡大平面図である。 第2実施形態に係るパッド印刷方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、パッド印刷装置が印刷液として接着剤を塗布する場合を例に挙げて説明する。
[第1実施形態]
(パッド印刷装置)
最初に、第1実施形態のパッド印刷装置1の構成について説明する。
図1は、パッド印刷装置の側面図である。パッド印刷装置1は、水平面に設置された状態で使用される。
図1に示すように、パッド印刷装置1には、接着剤の印刷パターンが刻印された印版2がセットされる。パッド印刷装置1は、接着剤が塗布された印版2上にパッド3の転写面30を押し付けて転写面30に印刷パターンを転写し、その転写面30を被印刷物Xの被印刷面Yに押し付けて印刷パターンを被印刷面Yに転写する装置である。
パッド印刷装置1は、印版2から転写された印刷パターンを一時的に保持する転写面30を有するパッド3と、印版2上に塗布する接着剤を貯留するリザーバー5と、印版2上の余剰な接着剤を掻き出すスキージ6と、印版2が載置される印版台7と、被印刷物Xが載置されるワーク台8と、パッド3を印版2上と被印刷物X上との間で往復移動させるパッド移動手段9(請求項の「駆動機構」に相当。)と、パッド3を支持するパッド支持部材10と、パッド移動手段9を制御する制御部40と、を備えている。また、パッド印刷装置1は、印版2上に接着剤を塗布する不図示の塗布手段と、スキージ6を印版2の上面に沿って往復移動させる不図示のスキージ移動手段と、パッド3の転写面30に付着した残留接着剤を除去する不図示の洗浄手段と、を備えている。
リザーバー5は、上面が開放された容器であり、接着剤が収容されている。リザーバー5の上には、印版台7が配設されている。リザーバー5は、印版台7によって上面が閉塞されている。なお、リザーバー5は、上面が印版台7で閉塞されたクローズ式の容器に限らず、上面が開放されたオープン式の容器であってもよい。
印版台7は、印版2を支持する台座であり、リザーバー5上に固定されている。印版台7の上面には、平面視矩形の凹状の保持部(不図示)が形成されている。保持部には、矩形板状の印版2が着脱可能に嵌合されている。印版台7の上方には、スキージ6が配置されている。
スキージ6は、印版2および印版台7の上面に対して傾斜して配置された板状のブレードであり、このスキージ6の幅は、少なくとも印版2の幅よりも大きくなっている。スキージ6の下端面は、スキージ6の表面に対して斜めに傾斜されており、印版台7の上面に摺接されている。スキージ6は、スキージ移動手段(不図示)によって印版2の上面に沿って傾斜側に往復動する。
ワーク台8は、被印刷物Xを支持する台座であり、印版台7の側方に配設されている。ワーク台8には、その上に載せられた被印刷物Xを保持する不図示の保持手段が設けられている。
パッド移動手段9は、パッド3を水平方向に移動させる水平移動機構90と、パッド3を鉛直方向に移動させて印版2および被印刷物Xに押し付ける鉛直移動機構91と、を備えている。水平移動機構90は、印版2(印版台7)および被印刷物X(ワーク台8)の上方において水平に配設されたガイドレール92と、ガイドレール92に走行可能に取り付けられたスライダー93と、スライダー93をガイドレール92に沿って往復動させる不図示の駆動機構と、を備えている。鉛直移動機構91は、スライダー93に取り付けられているとともに、パッド支持部材10を鉛直方向に往復動させる駆動機構を有している。水平移動機構90および鉛直移動機構91の駆動機構としては、公知の駆動機構を用いることが可能であり、例えば、シリンダおよびピストンを備えた駆動機構や、モータおよびボールネジを備えた駆動機構、モータおよびラック−ピニオンを備えた駆動機構、モータ、ギアおよびベルトを備えた駆動機構等がある。
パッド支持部材10は、鉛直移動機構91の可動部96に連結された支持軸11と、支持軸11の下端に設けられたベースプレート12と、を備えている。支持軸11は鉛直方向に延在する棒部材であり、支持軸11の上端が鉛直移動機構91の可動部96に着脱可能に連結されている。ベースプレート12は、支持軸11の下端に垂直に接合された板材であり、鉛直方向に直交する方向に延設されている。
パッド3は、転写面30を接着剤が塗布された印版2に押し付けて転写面30に接着剤を転写し、その転写面30を被印刷物Xの被印刷面Yに押し付けて接着剤を被印刷面Yに転写するパッド印刷用の転写体である。パッド3は、例えばブチルゴムやシリコーンゴム、ニトリルゴム等の弾性変形可能な弾性部材により形成されている。パッド3は、例えば射出成形により形成されている。パッド3は、例えばパッド支持部材10のベースプレート12の延設方向に沿って一様に延在する筒状部材である。パッド3の上面は、ベースプレート12の下面に接合されている。パッド3の下面は、転写面30とされている。
制御部40は、CPU等である。制御部40は、パッド移動手段9の他に、塗布手段(不図示)や、スキージ移動手段(不図示)、洗浄手段(不図示)等を制御可能となっている。
(印版)
次に、印版2について説明する。
図2は、第1実施形態に係る印版の平面図である。
図2に示すように、印版2は、一定範囲に印刷液を塗布する印刷(以下、「ベタ印刷」という。)を行うための凹版である。印版2は、例えばステンレス鋼等により、長方形の板状に形成されている。印版2の上面には、矩形状の印刷パターンに対応する掘込部20(図2中のハッチングを付した領域)が形成されている。掘込部20は、例えばエッチング等により形成されている。印版2は、印版台7の保持部(不図示)の内側に嵌め込むことで保持されている。
図3は、第1実施形態に係る印版の掘込部の拡大平面図である。
図3に示すように、掘込部20は、凹部21(図3中のハッチングを付した領域)と、凹部21同士の間に形成された凸部22と、を有する。凹部21は、網目状に形成されている。凹部21は、印版2の長手方向に対して45°傾斜した方向に沿うとともに間隔Gで複数配列された複数の第1線条部21aと、第1線条部21aに直交するとともに間隔Gで複数配列された複数の第2線条部21bと、を有する。第1線条部21aの幅W1は、例えば50μm程度になっている。第2線条部21bの幅W2は、例えば第1線条部21aの幅と同等になっている。隣り合う一対の第1線条部21a同士、および隣り合う一対の第2線条部21b同士の間隔Gは、例えば60μm程度となっている。凹部21の深さは、例えば10μm程度となっている。凸部22は、第1線条部21aおよび第2線条部21bにより挟まれるように形成されている。凸部22の上面は、印版2の上面と面一となっている。
以下の説明では、第1線条部21aの中心線と第2線条部21bの中心線との交点をCとし、印版2の長手方向において凸部22の両側に位置する交点C同士の距離をピッチP(請求項の「所定ピッチ」に相当。)と定義する。凹部21は、印版2の長手方向に沿ってピッチPで配列されている。
(パッド印刷方法)
次に、第1実施形態におけるパッド印刷装置1を用いたパッド印刷方法について説明する。なお、以下の説明におけるパッド印刷装置1および印版2の各構成部品の符号については、図1および図3を参照されたい。
図4は、第1実施形態に係るパッド印刷方法を示すフローチャートである。図5から図8は、第1実施形態に係るパッド印刷方法の工程図である。
図4に示すように、本実施形態のパッド印刷方法は、印版2の掘込部20に接着剤Aを充填する接着剤充填工程S10と、印版2から被印刷物Xの所定位置にパッド3を用いて印刷パターンを転写させる第1転写工程S20と、第1転写工程S20の後に被印刷物Xの所定位置から距離L(請求項の「所定距離」に相当。)ずれた位置にパッド3を用いて印刷パターンを転写させる第2転写工程S30と、を有する。
まず、印版台7の保持部(不図示)内に印版2を嵌合させて印版2をセットする。この際、印版2は、印版2の長手方向がパッド支持部材10のベースプレート12の延設方向に沿う状態でセットされる。また、ワーク台8の上に被印刷物Xを載置して保持手段(不図示)によって被印刷物Xを保持し、被印刷物Xを固定する。
次に、接着剤充填工程S10を行う。
図5に示すように、接着剤充填工程S10では、制御部40によって例えばノズル等の塗布手段(不図示)を制御し、印版2の上面に接着剤Aを塗布する。これにより、印版2の掘込部20内に接着剤Aが隙間無く充填される。次いで、制御部40によってスキージ移動手段(不図示)を制御し、スキージ6を印版2の上面に沿って摺動させる。これにより、印版2上の余剰な接着剤Aが掻き出される。この際、掘込部20内に凸部22が配列されているため、スキージ6が摺動時に凹部21内に入り込むのを抑制し、凹部21内の接着剤Aまで掻き出されることを防止している。
次に、第1転写工程S20を行う。第1転写工程S20では、制御部40が印版2から被印刷物Xの所定位置にパッド3を用いて印刷パターンを転写させる第1転写ステップをパッド移動手段9に実行させる。
第1転写工程S20は、印版2の掘込部20からパッド3により接着剤Aを取り出す第1取出工程S21と、パッド3を被印刷物Xに押し付けて接着剤Aを塗布する第1塗布工程S23と、を有する。
図6に示すように、第1取出工程S21では、制御部40によって水平移動機構90を制御し、パッド3が接合されたパッド支持部材10を印版2上に移動させる。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を下降させ、パッド3の転写面30を印版2の上面に押し付ける。この際、パッド3は弾性変形して撓み、転写面30が印版2の上面に密着する。これにより、印版2の掘込部20内の接着剤Aがパッド3の転写面30に付着する。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を上昇させて、掘込部20内の接着剤Aを取り出す。これにより、印版2の掘込部20内の接着剤Aは、パッド3の転写面30に転写される。なお、パッド3の転写面30には、印版2の掘込部20の形状に対応して、接着剤Aが網目状に付着している。
図7に示すように、第1塗布工程S23では、制御部40によって水平移動機構90を制御し、パッド支持部材10を被印刷物X上に移動させる。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を下降させ、パッド3の転写面30を被印刷物Xの被印刷面Yにおける所定位置に押し付ける。これにより、パッド3の転写面30に転写された接着剤Aは、被印刷物Xの被印刷面Yに付着する。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を上昇させる。これにより、パッド3の転写面30に転写された接着剤Aは、被印刷物Xの被印刷面Yに転写される。
以上により、第1転写工程S20は完了する。
図9は、第1実施形態に係る第1転写工程後の被印刷面の拡大平面図である。
図9に示すように、第1転写工程S20後の被印刷物Xの被印刷面Yには、接着剤Aが印版2の掘込部20の形状に対応して、網目状に塗布されている。すなわち、第1転写工程S20後の被印刷面Yには、印版2の掘込部20の凹部21に対応する格子状に接着剤Aが転写された転写領域50と、掘込部20の凸部22に対応する接着剤Aが転写されていない未転写領域60と、が形成された状態となっている。これら転写領域50および未転写領域60は、ベースプレート12の延設方向に沿ってピッチPで配列された状態となっている。
次に、第2転写工程S30を行う。第2転写工程S30では、制御部40が被印刷物Xの所定位置から距離Lずれた位置にパッド3を用いて印刷パターンを転写させる第2転写ステップをパッド移動手段9に実行させる。
第2転写工程S30は、パッド3を被印刷物Xに押し付けて接着剤Aを塗布する第2塗布工程S33を有する。
図8に示すように、第2塗布工程S33では、制御部40によって水平移動機構90を制御し、パッド支持部材10をベースプレート12の延設方向に沿って距離L移動させる。このとき、距離Lは、印版2の掘込部20における凹部21の配列間隔であるピッチPを用いて、L=P×1/2を満足するように設定されている。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を下降させ、パッド3の転写面30を被印刷物Xの被印刷面Yにおける所定位置からベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた位置に押し付ける。これにより、パッド3の転写面30に付着している接着剤Aは、被印刷物Xの被印刷面Yに再度付着する。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を上昇させる。次いで、制御部40によって洗浄手段(不図示)を制御し、パッド3の転写面30に付着した残留接着剤を除去させる。
以上により、第2転写工程S30は完了する。
図10は、第1実施形態に係る第2転写工程後の被印刷面の拡大平面図である。なお、図10では、わかりやすくするために、第1転写工程S20において接着剤Aが塗布された領域を二点鎖線で示し、第2転写工程S30において接着剤Aが塗布された領域を実線で示している。
図10に示すように、第2転写工程S30後の被印刷物Xの被印刷面Yには、第1転写工程S20後の状態(図9参照)に対して、接着剤Aがベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた状態で塗布されている。これにより、被印刷物Xの被印刷面Yには、第1転写工程S20で形成された接着剤Aの未転写領域60(図9参照)を埋めるように印刷パターンが転写されて接着剤Aが塗布されている。
このように、本実施形態のパッド印刷装置1は、制御部40が印版2から被印刷物Xの所定位置にパッド3を用いて印刷パターンを転写させる第1転写ステップと、第1転写ステップの後、被印刷物Xの所定位置から距離Lずれた位置にパッド3を用いて印刷パターンを転写させる第2転写ステップと、をパッド移動手段9に実行させる。
また、本実施形態のパッド印刷方法は、ピッチPで配列された凹部21により印刷パターンが形成された印版2から、被印刷物Xの所定位置に、パッド3を用いて印刷パターンを転写させる第1転写工程S20と、第1転写工程S20の後に、被印刷物Xの所定位置から距離Lずれた位置に、パッド3を用いて印刷パターンを転写させる第2転写工程S30と、を有する。
上記方法によれば、第2転写工程S30では、被印刷物Xに対して第1転写工程S20において印刷パターンが転写された位置から距離Lずれた位置に印刷パターンを転写させるので、第1転写工程S20において形成された未転写領域60を埋めるように印刷パターンを転写させることができる。これにより、凹部21がピッチPで配列されたベタ印刷用の印版2を用いてベタ印刷を行う際に、被印刷物Xにおけるベタ印刷される領域内に未転写領域60が形成されることを抑制できる。したがって、ベタ印刷時における未転写領域60の形成を抑制できるパッド印刷装置1およびパッド印刷方法を提供できる。
また、第2転写工程S30では、第1転写工程S20において形成された未転写領域60を埋めるように印刷パターンを転写させる。このため、ベタ印刷用の印版2を用いてベタ印刷を行う際に、ベタ印刷される領域内に未転写領域60が形成されることを確実に抑制できる。
また、第2転写工程S30においてずらす距離Lを、L=P×1/2を満足するように設定することで、第1転写工程S20において転写された印刷パターンに対して、第2転写工程S30においてピッチPの半分の距離をずらして印刷パターンを転写することができる。これにより、第2転写工程S30では、第1転写工程S20において形成された未転写領域60に転写領域50を確実に重ね合わせることができる。
なお、本実施形態では、印版2の掘込部20は、網目状に形成されていたが、これに限定されるものではない。
図11は、第1実施形態の変形例に係る印版の掘込部の拡大平面図である。
図11に示すように、掘込部120は、印版102の長手方向および短手方向に沿ってピッチPで千鳥状に配列された凹部121(図11中のハッチングを付した領域)と、凹部121の周囲に形成された凸部122と、を有する。凹部121は、平面視で円形状に形成されている。凹部121の内径は、例えば100μm程度となっている。凹部121の深さは、例えば10μm程度となっている。ピッチPは、例えば200μm程度となっている。
以下、変形例の印版102を用いた場合における、上記のパッド印刷方法の作用および効果について説明する。
図12は、第1実施形態の変形例の印版を用いたパッド印刷方法における、第2転写工程後の被印刷面の拡大平面図である。なお、図12では、わかりやすくするために、第1転写工程S20において接着剤Aが転写された領域を二点鎖線で示し、第2転写工程S30において接着剤Aが転写された領域を実線で示している。
図12に示すように、第2転写工程S30後の被印刷物Xの被印刷面Yには、第1転写工程S20において接着剤Aが塗布された領域(二点鎖線で示す領域)に対して、接着剤Aが距離Lずれた状態で塗布されている。ここで、距離Lは、L=P×1/2を満足するように設定されている。これにより、被印刷物Xの被印刷面Yには、第1転写工程S20に形成された接着剤Aの未転写領域160を埋めるように接着剤Aが転写されている。なお、被印刷面Yには、第2転写工程S30後においても接着剤Aの未転写領域160が残っているが、第1転写工程S20後と比較して、未転写領域160の面積が十分に小さくなる。このため、接着剤Aを介してフィルム等を貼り付ける際に気泡が発生することを抑制できる。
[第2実施形態]
(パッド印刷方法)
次に、第2実施形態のパッド印刷方法について説明する。なお、以下の説明におけるパッド印刷装置1および印版2の各構成部品の符号については、図1および図3を参照されたい。
図13は、第2実施形態に係るパッド印刷方法を示すフローチャートである。
図13に示す第2実施形態のパッド印刷方法では、第2転写工程S130が第2取出工程S31を有する点で、図4に示す第1実施形態のパッド印刷方法と異なっている。また、図13に示す第2実施形態のパッド印刷方法では、第1接着剤充填工程S111および第2接着剤充填工程S113を有する点で、図4に示す第1実施形態のパッド印刷方法と異なっている。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、第1接着剤充填工程S111を行う。第1接着剤充填工程S111は、図5に示す第1実施形態の接着剤充填工程S10と同様に行う。
次に、図6および図7に示す第1実施形態と同様に、第1転写工程S20を行う。次いで、制御部40によって洗浄手段(不図示)を制御し、パッド3の転写面30に付着した残留接着剤を除去させる。
次に、第2接着剤充填工程S113を行う。第2接着剤充填工程S113は、第1接着剤充填工程S111と同様に行う。
次に、第2転写工程S130を行う。
第2転写工程S130は、印版2の掘込部20からパッド3により接着剤Aを取り出す第2取出工程S31と、パッド3を被印刷物Xに押し付けて接着剤Aを塗布する第2塗布工程S33と、を有する。
第2取出工程S31では、図6に示す第1取出工程S21と同様に、まず制御部40によって水平移動機構90を制御し、パッド3が接合されたパッド支持部材10を印版2上に移動させる。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を下降させ、パッド3の転写面30を印版2の上面に押し付ける。これにより、印版2の掘込部20内の接着剤Aがパッド3の転写面30に付着する。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を上昇させて、掘込部20内の接着剤Aを取り出す。これにより、印版2の掘込部20内の接着剤Aは、パッド3の転写面30に転写される。
次に第2塗布工程S33を行う。図8に示すように、第2塗布工程S33では、制御部40によって水平移動機構90を制御し、パッド支持部材10を被印刷物X上に移動させる。このとき、制御部40によって水平移動機構90を制御し、第1塗布工程S23で鉛直移動機構91によりパッド支持部材10を上下に往復動させた位置から、ベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた位置にパッド支持部材10を移動させる。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を下降させ、パッド3の転写面30を被印刷物Xの被印刷面Yにおける所定位置からベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた位置に押し付ける。これにより、パッド3の転写面30に付着している接着剤Aは、被印刷物Xの被印刷面Yに再度付着する。次いで、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、パッド支持部材10を上昇させる。これにより、被印刷物Xの被印刷面Yには、第1塗布工程S23に形成された接着剤Aの未転写領域60を埋めるように接着剤Aが塗布される。次いで、制御部40によって洗浄手段(不図示)を制御し、パッド3の転写面30に付着した残留接着剤を除去させる。
このように、本実施形態のパッド印刷方法は、第2転写工程S130において、第2塗布工程S33の前に第2取出工程S31を行う。このため、第2取出工程S31においてパッド3の転写面30に接着剤Aを十分に転写させた状態で、第2塗布工程S33を行うことができる。これにより、第1転写工程S20において形成された未転写領域60に、接着剤Aを確実に転写させることが可能となる。
なお、本実施形態では、第2転写工程S130において、パッド3を被印刷物Xに押し付ける際に、水平移動機構90を駆動させてパッド3を距離L移動させていたが、これに限定されるものではない。例えば、水平移動機構90を駆動させて、印版2から転写されるパッド3の転写面30上における印刷パターンの位置を、第1取出工程S21と第2取出工程S31との間で距離Lずらす構成としてもよい。具体的に、第2取出工程において、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、第1取出工程S21で鉛直移動機構91によりパッド支持部材10を上下に往復動させた位置から、ベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた位置でパッド支持部材10を下降させる。これにより、パッド3の転写面30には、第1取出工程S21において転写された印刷パターンの位置に対して、ベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた位置に印刷パターンが転写される。この状態で、第2塗布工程において、制御部40によって鉛直移動機構91を制御し、第1塗布工程S23で鉛直移動機構91によりパッド支持部材10を上下に往復動させた位置と同じ位置でパッド支持部材10を下降させる。これにより、被印刷物Xの被印刷面Yには、第1塗布工程S23に形成された印刷パターンに対して、ベースプレート12の延設方向に沿って距離Lずれた位置に印刷パターンが転写される。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、第2転写工程S30,S130において印刷パターンをずらす距離Lが、L=P×1/2を満足するように設定されていたが、これに限定されるものではない。距離Lは、nを0以上の整数としたとき、L=P×(n+1/2)を満足するように設定すればよい。これにより、第1転写工程S20において転写された印刷パターンに対して、第2転写工程S30,S130においてピッチPの半分の距離をずらして印刷パターンを転写することができる。このため、第2転写工程では、第1転写工程において形成された未転写領域同士の間の領域に転写領域を確実に重ね合わせることができる。また、距離Lが、L=P×(n+1/2)を満足しない場合であっても、第2転写工程では、第1転写工程において形成された未転写領域を埋めるように印刷パターンを転写させることができる。
また、上記各実施形態では、印刷液として接着剤を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、印刷液としてインクを用いてもよい。印刷液としてインクが用いられる場合には、ベタ印刷時に未転写領域の形成を抑制できるため、印字品質を向上させることができる。
また、上記各実施形態では、パッド印刷装置1がパッド3を印版台7およびワーク台8に対して相対移動させる駆動機構として、パッド3を駆動させるパッド移動手段9を備えていたが、これに限定されるものではない。例えば、パッド印刷装置は、印版台およびワーク台を駆動させることで、パッドを印版台およびワーク台に対して相対移動させる駆動機構を備える構成であってもよい。
また、上記実施形態では、印版の凹部は、平面視で網目状や千鳥状に配列された円形状に形成されていたが、これに限定されるものではなく、平行に配列された溝状等、所定ピッチで配列されていればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…パッド印刷装置 2,102…印版 3…パッド 7…印版台 8…ワーク台 9…パッド移動手段(駆動機構) 21…凹部 40…制御部 60,160…未転写領域 L…距離(所定距離) P…ピッチ(所定ピッチ) S20…第1転写工程 S30,S130…第2転写工程

Claims (6)

  1. 所定ピッチで配列された凹部により印刷パターンが形成された印版から、被印刷物の所定位置に、パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第1転写工程と、
    前記第1転写工程の後に、前記被印刷物の前記所定位置から所定距離ずれた位置に、前記パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第2転写工程と、
    を有することを特徴とするパッド印刷方法。
  2. 前記第2転写工程では、前記第1転写工程において前記被印刷物に転写された前記印刷パターンのうち、前記所定ピッチで配列された前記凹部同士の間の領域に対応する未転写領域を埋めるように前記印刷パターンを転写させることを特徴とする請求項1に記載のパッド印刷方法。
  3. 前記所定距離をLとし、前記所定ピッチをPとし、nを0以上の整数としたとき、
    前記所定距離Lおよび前記所定ピッチPは、
    L=P×(n+1/2)
    を満足するように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパッド印刷方法。
  4. 所定ピッチで配列された凹部により形成された印刷パターンを有する印版の前記印刷パターンを被印刷物に転写させるパッドと、
    前記印版が保持される印版台と、
    前記被印刷物が載置されるワーク台と、
    前記パッドを前記印版台および前記ワーク台に対して相対移動させる駆動機構と、
    前記駆動機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記印版から前記被印刷物の所定位置に前記パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第1転写ステップと、
    前記第1転写ステップの後、前記被印刷物の前記所定位置から所定距離ずれた位置に前記パッドを用いて前記印刷パターンを転写させる第2転写ステップと、
    を前記駆動機構に実行させる、
    ことを特徴とするパッド印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記第1転写ステップにおいて前記被印刷物に転写された前記印刷パターンのうち、前記所定ピッチで配列された前記凹部同士の間の領域に対応する未転写領域を埋めるように、前記第2転写ステップにおいて前記印刷パターンを転写させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のパッド印刷装置。
  6. 前記所定距離をLとし、前記所定ピッチをPとし、nを0以上の整数としたとき、
    前記所定距離Lおよび前記所定ピッチPは、
    L=P×(n+1/2)
    を満足するように設定されている、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のパッド印刷装置。
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