JP2016147217A - ツインタイプ多色塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
流路切換用バルブの洗浄時間を別途確保する必要がなく、第一及び第二霧化機構に至る第一及び第二塗料流路の二系統を同時に洗浄することにより、全ての経路の残存塗料を短時間で洗浄除去する。
【解決手段】
主供給流路S1から第一及び第二霧化機構A1,A2に至る塗料流路F1,F2へ分岐させる第一及び第二ニードルバルブN1,N2が、ニードル7を進退させるバルブ本体8の先端面6と、これを装着する装着孔9の底面10との間の空間を弁室11とする外部弁室型二方弁で形成され、弁室底面10の弁座開口部B1、B2が主供給流路S1に連通され、弁室側壁12の開口部13が夫々の塗料流路F1,F2に接続され、第二ニードルバルブN2の弁室11に洗浄時開成弁14を介装したバイパス洗浄流路S2を接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、二種類の霧化機構を選択的に使用して塗装を行うツインタイプ多色塗装装置に関する。
例えば自動車バンパーのように、連続的に搬送されてくる夫々のワークごとに指定された塗色で塗装を行う際に、個々のワークに対しその塗装部位ごとに大小異なるパターン径で塗装する必要を生ずる場合がある。
回転霧化機構は、塗装パターンが比較的大きいため、広い部分塗装するには適しているものの細かな部分の塗装を行おうとするとオーバースプレーを生じ、エア霧化機構は、塗料粒子の直進性に優れるため、比較的小さい塗装パターンで塗装することができるが、広い部分を塗装する場合に効率が悪いという問題を生ずる。
そこで、大径パターン塗装用の回転霧化機構の中心に、小径パターン塗装用のエア霧化機構を設けたツインタイプの塗装装置が提案されている(特許文献1)。
また、出願人は、よりメンテナンス性を向上させるため、正面に回転霧化頭が配された塗装機本体の側面にエア霧化機構を配したツインタイプ多色塗装装置を試作した。
図5はこのツインタイプ多色塗装装置21の概略構成を示す説明図であって、これによれば、塗装機本体22の正面に第一霧化機構A1となる回転霧化頭を備え、側面に第二霧化機構A2となるスプレーノズルを備えている。
塗装機本体22は、各色塗料及び洗浄流体の供給源となる色替バルブCV1に主供給流路S1を介して接続されると共に、洗浄流体供給源となるバイパス洗浄バルブCV2にバイパス洗浄流路S2を介して接続されている。
また、主供給流路S1は、塗装機本体2の内部で、流路切換用三方弁23を介して第一及び第二霧化機構A1,A2に至る第一及び第二塗料流路F1、F2に分岐されている。
この三方弁23は、内部に弁室24を形成したバルブ本体25と、これを装着するバルブブロック26からなる。
バルブ本体25は、弁筒27の頭部に弁体となる双方向ニードル28を進退駆動させるエアシリンダ29が配され、前記ニードル28により弁室24の先端側及び後端側に形成された弁座30、31を選択的に開閉して、バルブ本体25に形成された流入ポート32から二つの流出ポート33、34に至る内部流路を選択的に切り換えることができるようになっている。
前記流入ポート32は弁筒27の側壁に貫通形成されて弁室24に連通され、弁筒27の先端側弁座30の開口部が一方の流出ポート33として形成され、他方の流出ポート34は、弁筒27の後端側側壁に貫通形成されて後端側弁座31の後端側流路35に連通している。
また、弁筒27の外周面には、各ポート32〜34を互いにシールするため、Oリング36…が装着されている。
また、バルブブロック26にはバルブ本体25を装着する装着孔41が形成され、その底面には、弁筒27の先端側流出ポート33と対応する位置に、前記第一塗料流路F1に接続される開口部42が形成されている。
装着孔41の内周面には、その円周方向に沿って、弁筒27の流入ポート32及び後端側流出ポート34に対応する高さに、周回流路43、44となる環状凹溝が形成されている。
流入ポート32に対応する周回流路43には、バルブ本体25を装着した状態で、当該流入ポート32に対して例えば180°の位置に、主供給流路S1に接続される開口部45が形成されている。
流出ポート34に対応する周回流路44には、バルブ本体25を装着した状態で、当該流出ポート34に対して例えば180°の位置に、第二塗料流路F2に接続される開口部46が形成されると共に、当該開口部46は逆止弁47を介してバイパス洗浄流路S2に接続されている。
なお、流入ポート32及び流出ポート34に対し、開口部45及び46を約180°の位置に形成しているのは、Oリング36で流路をシールした場合に形成される環状の隙間の洗浄性を考慮したためである。
このツインタイプ多色塗装装置21を用いて、まず、第一霧化機構A1である回転霧化頭で塗装する場合、図6(a)に示すように、三方弁のニードル28を後退させて、後端側弁座31を閉じ、先端側弁座30を開いた状態で、色替バルブCV1から任意の色の塗料を供給すると、塗料は、主供給流路S1からバルブブロック26の周回流路43内を通って、流入ポート32から弁室24内に流入し、開成されている弁座30から第一塗料流路F1に流れ、第一霧化機構A1へ供給されて回転霧化頭で静電塗装が行われ、塗装が終了した時点で色替バルブCV1からの塗料の供給を一旦停止する。
次いで、第二の霧化機構A2であるスプレーノズルで塗装する場合、図6(b)に示すように、三方弁のニードル28を進出させて、先端側弁座30を閉じ、後端側弁座31を開いた状態で、色替バルブCV1から同じ色の塗料を供給すると、塗料は、主供給流路S1からバルブブロック26の周回流路43内を通って、流入ポート32から弁室24内に流入し、開成されている弁座31から後端側流路35を通って流出ポート34から流出され、バルブブロック26の周回流路44を通って第二塗料流路F2に流れ、第二霧化機構A2へ供給されてスプレーノズルで塗装し、塗装が終了した時点で色替バルブCV1からの塗料の供給を停止する。
この場合に、第一及び第二霧化機構A1、A2を同時に洗浄しようとして、三方弁のニードル28を後退させて先端側弁座30を開いた状態で、色替バルブCV1とバイパス洗浄バルブCV2の夫々から、洗浄流体として洗浄液・洗浄エアを交互に供給しても、三方弁23の後端側弁座31から後端側流路35−流出ポート34−周回流路44を通って開口部46に至る経路は洗浄流体が流れないので、洗浄することができない。
そこで、三方弁23の内部洗浄と、第一及び第二塗料流路F1、F2と第一及び第二霧化機構A1、A2の洗浄を段階的に実行する必要がある。
三方弁23の内部を洗浄する場合は、図6(c)に示すように、三方弁のニードル28を進出させて、先端側弁座30を閉じ、後端側弁座31を開いた状態で、色替バルブCV1から洗浄流体として洗浄液・洗浄エアを交互に供給する。
洗浄流体は、主供給流路S1からバルブブロック26の周回流路43内を通って、流入ポート32から弁室24内に流入し、開成されている弁座31から後端側流路35を通って流出ポート34から流出され、バルブブロック26の周回流路44を通って第二塗料流路F2に流れるため、三方弁23の内部が洗浄される。
次いで、図6(d)に示すように、ニードル28を後退させて、後端側弁座31を閉じ、先端側弁座30を開いた状態で、色替バルブCV1とバイパス洗浄バルブCV2の夫々から洗浄流体として洗浄液・洗浄エアを交互に供給する。
色替バルブCV1から供給された洗浄流体は、主供給流路S1からバルブブロック26の周回流路43内を通って、流入ポート32から弁室24内に流入し、開成されている弁座30から第一塗料流路F1に流れて第一霧化機構A1へ供給されるので、第一塗料流路F1及び回転霧化頭が洗浄される。
また、バイパス洗浄バルブCV2から供給された洗浄流体は、バイパス洗浄流路S2を通りバルブブロック26の周回流路44に流入するが、弁座31が閉成されているので三方弁23内部には流入せず、第二塗料流路F2に流れて第二霧化機構A2へ供給され、第一塗料流路F2及びスプレーノズルが洗浄される。
このようにすれば、色替バルブCV1から各霧化機構A1、A2に至るすべての塗料経路内の残存塗料を洗浄することができるが、三方弁23の洗浄と霧化機構A1の洗浄は三方弁23を切り換えてそれぞれに洗浄液を供給する必要があるため、同時に洗浄することができない。
したがって、色替バルブCV1及びバイパス洗浄バルブCV2から洗浄流体を同時に共供して各霧化機構A1、A2及び各塗料流路F1、F2を同時に洗浄することができても、これとは別に流路切換用の三方弁23の洗浄時間を別途確保しなければならないだけでなく、三方弁23は構造が複雑で洗浄時間を短縮することができないため、タクトタイムがかかり、生産効率を向上させることができないという問題があった。
特開2005−081304号公報
そこで本発明は、流路切換用バルブの洗浄時間を別途確保する必要がなく、第一霧化機構に至る第一塗料流路と、第二霧化機構に至る塗料流路を同時に洗浄することにより、全ての経路の残存塗料を短時間で洗浄できるようにすることを技術的課題とする。
この課題を解決するために、本発明は、塗装機本体に、第一及び第二霧化機構の二種類の霧化機構を備え、各色塗料及び洗浄流体を供給する主供給流路が、前記第一及び第二霧化機構に至る第一及び第二塗料流路に分岐されて成るツインタイプ多色塗装装置において、前記主供給流路から前記第一及び第二塗料流路に分岐される夫々の分岐点に、第一及び第二ニードルバルブが介装され、当該各ニードルバルブは、先端面からニードルを進退させるバルブ本体を装着孔に取り付けた状態で、バルブ本体の先端面と装着孔底面の間の空間を弁室とする外部弁室型二方弁で形成され、前記弁室の底面には前記主流路に連通する弁座開口部がバルブ流入口として形成されると共に、当該弁室には前記第一又は第二塗料流路に接続される流出口が形成され、前記第二ニードルバルブの弁室に、洗浄時開成弁を介装したバイパス洗浄流路が接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、第一霧化機構(例えば回転霧化機構)で塗装する場合は、第二ニードルバルブを閉じ、第一ニードルバルブを開いた状態で、主供給流路を介して塗料を供給すると、塗料は、主供給流路−第一ニードルバルブの弁座開口部−外部弁室−第一塗料流路を通って第一霧化機構に供給されて塗装される。
次いで、第二霧化機構(例えばエアスプレー機構)を用いて同色塗料で塗装する場合は、第一のニードルバルブを閉じ、第二のニードルバルブを開いた状態で、主供給流路を介して同色塗料を供給すると、塗料は、主供給流路−第二ニードルバルブの弁座開口部−外部弁室−第二塗料流路を通って第二霧化機構に供給されて塗装される。
色替洗浄を行う場合は、第一ニードルバルブを開き、第二ニードルバルブを閉じた状態で、主供給流路から第一ニードルバルブに洗浄流体を流入させて第一塗料流路及び第一霧化機構を洗浄すると同時に、バイパス洗浄流路を介して第二ニードルバルブに洗浄流体を流入させて第二塗料流路及び第二霧化機構を洗浄することができる。
このとき、いずれのニードルバルブも、バルブ本体の正面と装着孔底面との間の空間を弁室として形成した外部弁室型二方弁を用いており、バルブ本体の内部には弁室が形成されていないので、バルブ本体の外周面とバルブ装着孔の内周面との狭い隙間に、バルブ本体側の流路開口部を外部へ連通させるための周回流路を形成する必要がない。
したがって、弁室に洗浄流体を流すだけで各ニードルバルブを簡単に洗浄することができるので、個々のニードルバルブの洗浄時間も短くてすみ、しかも二系統同時に洗浄できるので、全ての塗料経路内の残存塗料を短時間で、且つ、確実に除去することができる。
本発明に係るツインタイプ色替塗装装置の一例を示す説明図。 塗装時の動作を示す説明図。 洗浄時の動作を示す説明図。 本発明に係る他の実施形態を示す説明図。 出願人が試作したインタイプ色替塗装装置を示す説明図。 その動作を示す説明図。
本例は、三方弁の洗浄時間を別途確保する必要がなく、第一霧化機構に至る第一塗料流路と、第二霧化機構に至る塗料流路を同時に洗浄することにより、全ての経路の残存塗料を短時間で洗浄できるようにするという目的を達成するために、塗装機本体に、第一及び第二霧化機構の二種類の霧化機構を備え、各色塗料及び洗浄流体を供給する主供給流路が、前記第一及び第二霧化機構に至る第一及び第二塗料流路に分岐されて成るツインタイプ多色塗装装置において、前記主供給流路から前記第一及び第二塗料流路に分岐される夫々の分岐点に、第一及び第二ニードルバルブが介装され、当該各ニードルバルブは、先端面からニードルを進退させるバルブ本体を装着孔に取り付けた状態で、バルブ本体の先端面と装着孔底面の間の空間を弁室とする外部弁室型二方弁で形成され、前記弁室の底面には前記主流路に連通する弁座開口部がバルブ流入口として形成されると共に、当該弁室には前記第一又は第二塗料流路に接続される流出口が形成され、前記第二ニードルバルブの弁室に、洗浄時開成弁を介装したバイパス洗浄流路を接続した。
図1に示すツインタイプ多色塗装装置1は二種類の霧化機構を備えており、本例では、塗装機本体2の正面に、使用頻度の高い第一霧化機構A1となる回転霧化頭(回転霧化機構)が配されると共に、側面に、第二霧化機構A2となるエアスプレーノズル(エア霧化機構)が配されている。
第一霧化機構A1となる回転霧化頭は、エアモータMの中空回転軸Xの先端に取り付けられている。
塗装機本体2は、その背面に、塗料を充填した塗料バッグ3を収納したカートリッジ4が着脱可能に装着され、作動流体供給系5を介してカートリッジ4内に作動流体を供給することにより塗料バッグ3の外側が加圧されて塗料が圧し出され、主供給流路S1に流出する。
したがって、所望の塗色塗料が充填されたカートリッジ4に交換することにより、任意の色の塗料で塗装することができる。
塗装機本体2の背面には、カートリッジ4の吐出ノズル4aを挿入する接続ポート2aが開口形成され、カートリッジ4を外した状態で接続ポート2aを閉じることのできる回転シャッター2sが配されている。
主供給流路S1は、塗装機本体2の内部で、第一及び第二霧化機構A1,A2に至る第一及び第二塗料流路F1、F2に分岐されており、夫々の分岐点に第一及び第二ニードルバルブN1、N2が配されている。
本例では、第一及び第二ニードルバルブN1、N2が塗装機本体2に内蔵されており、第一ニードルバルブN1が主供給流路S1の最下流端に接続され、第二ニードルバルブN2がその上流側に接続されている。
前記各ニードルバルブN1、N2は、先端面6からニードル7を進退させるバルブ本体8が装着孔9に装着された状態で、バルブ本体8内部には弁室が存在せず、バルブ本体8の先端面6と装着孔9の底面10の間の空間が弁室11となる外部弁室型二方弁で形成されている。
装着孔9には、弁室11の底面10に、主供給流路S1に連通する弁座開口部B1、B2がバルブ流入口として形成され、弁室11の側壁12には前記第一又は第二塗料流路F1、F2に連通する開口部13が流出口として形成されている。
第二ニードルバルブN2の装着孔9には、弁室11の側壁12に、逆止弁(洗浄時開成弁)14を介装したバイパス洗浄流路S2が接続される開口部15がバイパス洗浄用流入口として形成されている。
また、塗装終了後にカートリッジ4を外した状態で塗装機本体2の洗浄を行う洗浄位置には、塗装機本体2に連結される洗浄ドックDが配され、塗装機本体2の側面には形成された洗浄流体流入ポート16及び17に接続される洗浄流体供給ポートC1及びC2を備えている。
一方の洗浄流体流入ポート16は、逆止弁(洗浄時開成弁)19及び洗浄流体流路18を介して回転シャッター2sが配された主供給流路S1の上流端に接続され、他方の洗浄流体流入ポート17は、前記バイパス洗浄流路S2の上流端に接続されている。
したがって、洗浄ドックDを塗装機本体2に連結した状態で、洗浄流体供給ポートC1及びC2から洗浄流体を供給すれば、洗浄流体は主供給流路S1及びバイパス洗浄流路S2に流入する。
以上が本発明の一例構成であって、次にその作用について、図2を伴って説明する。
まず、第一霧化機構(本例では回転霧化機構)A1でワークの広い範囲を塗装する場合、図2(a)に示すように、第一ニードルバルブN1を開き、第二ニードルバルブN2を閉じた状態で、カートリッジ4に作動流体を供給して塗料を圧し出すと、塗料は、主供給流路S1−第一ニードルバルブN1の弁座開口部B1−弁室11−第一塗料流路F1を通って第一霧化機構A1に達し、そこで回転霧化されて静電塗装される。
そして、第一霧化機構A1による塗装工程が終了した時点で、カートリッジ4からの塗料の供給を一旦停止する。
次いで、第二霧化機構(本例ではエア霧化機構)A2を用いて同じワークの狭い範囲を同色塗料で塗装する場合は、図2(b)に示すように、第一ニードルバルブN1を閉じ、第二ニードルバルブN2を開いた状態で、カートリッジ4に作動流体を供給して塗料を圧し出すと、塗料は、主供給流路S1−第二ニードルバルブN2の弁座開口部B2−弁室11−第二塗料流路を通って第二霧化機構A2でエア霧化されて静電塗装される。
そして、第二霧化機構A2による塗装工程が終了した時点で、カートリッジ4からの塗料の供給を停止する。
そして、後続のワークを異色塗料で塗装する場合など、カートリッジ4を交換する場合に、各霧化機構A1、A2に至る塗料経路内の残存塗料を洗浄除去する。
洗浄時は、図3に示すように、塗装機本体2からカートリッジ4を外し、カートリッジ4の装着ポート2aの回転シャッター2sを閉じた状態で所定の洗浄位置へ移動させ、洗浄ドックDに連結する。
次いで、第一ニードルバルブN1を開き、第二ニードルバルブN2を閉じて、洗浄ドックDから洗浄流体として洗浄液及び洗浄エアを交互に供給する。
洗浄ドックDの洗浄流体供給ポートC1から供給された洗浄流体は、塗装機本体2の洗浄流体流入ポート16に流入し、洗浄流体流路18を介して回転シャッター2sで閉じられた装着ポート2aから主供給流路S1に流入し、主供給流路S1−第一ニードルバルブN1の弁座開口部B1−弁室11−第一塗料流路F1を通って第一霧化機構A1に達するので、この経路内の残存塗料は確実に洗浄除去される。
また、洗浄ドックDの洗浄流体供給ポートC2から供給された洗浄流体は、塗装機本体2の洗浄流体流入ポート17に流入し、その流体圧により逆止弁14を開いてバイパス洗浄流路S2に流入し、バイパス洗浄流路S2−第二ニードルバルブN2の弁室11−第二塗料流路F2を通って第二霧化機構A2に達するので、この経路内の残存塗料は確実に洗浄除去される。
このように、本例のツインタイプ多色塗装装置1は、第一霧化機構A1に至る塗料経路と、第二霧化機構A2に至る塗料経路の二系統に同時に洗浄流体を流通させることができ、これによって塗料が残存するすべての部分を確実に洗浄することができるので、洗浄時間を短縮することができる。
また、使用頻度の比較的高い第一霧化機構A1へ塗料を供給する第一ニードルバルブN1が主供給流路S1の最下流端に設けられているので、使用頻度の比較的低い第二霧化機構A2を使用しなかった場合は、洗浄ドックDの洗浄流体供給ポートC1のみから洗浄流体を供給して洗浄すれば足り、洗浄流体供給ポートC2から洗浄流体を供給する必要がないので洗浄流体を節約することができるだけでなく、処理すべき廃液量を軽減することができる。
図4は、本発明に係るツインタイプ多色塗装装置の第二実施例を示す説明図である。なお、図1と共通する部分については、同一符号を付して詳細説明を省略する。
本例のツインタイプ多色塗装装置20は、着脱可能なカートリッジから塗料が供給されるタイプではなく、塗料を連続的に供給可能な連続フィードタイプであって、主供給流路S1が各色塗料及び洗浄流体を選択的に供給する色替バルブCV1に接続されており、バイパス洗浄流路S2が洗浄流体供給バルブCV2に接続されている。
また、第一及び第二ニードルバルブN1及びN2は、主供給流路S1の最下流点に対向配設されている。
本例によれば、第一霧化機構(本例では回転霧化機構)A1でワークの広い範囲を塗装する場合、第一ニードルバルブN1を開き、第二ニードルバルブN2を閉じた状態で、色替バルブCV1から任意の塗色塗料を供給すると、塗料は、主供給流路S1−第一ニードルバルブN1の弁座開口部B1−弁室11−第一塗料流路F1を通って第一霧化機構A1に達し、そこで回転霧化されて静電塗装される。
そして、第一霧化機構A1による塗装工程が終了した時点で、色替バルブCV1からの塗料の供給を一旦停止する。
次いで、第二霧化機構(本例ではエア霧化機構)A2を用いて同じワークの狭い範囲を同色塗料で塗装する場合は、第一ニードルバルブN1を閉じ、第二ニードルバルブN2を開いた状態で、色替バルブCV1から任意の塗色塗料を供給すると、塗料は、主供給流路S1−第二ニードルバルブN2の弁座開口部B2−弁室11−第二塗料流路を通って第二霧化機構A2でエア霧化されて静電塗装される。
そして、第二霧化機構A2による塗装工程が終了した時点で、色替バルブCV1からの塗料の供給を停止する。
そして、後続のワークを異色塗料で塗装する場合などに、各霧化機構A1、A2に至る塗料経路内の残存塗料を洗浄除去する。
洗浄時は、塗装機本体2を所定の洗浄位置へ移動させ、第一ニードルバルブN1を開き、第二ニードルバルブN2を閉じて、色替バルブCV1及びバイパス洗浄バルブCV2から洗浄流体を供給することにより行う。
これにより、第一実施例と同様、本例のツインタイプ多色塗装装置21は、第一霧化機構A1に至る塗料経路と、第二霧化機構A2に至る塗料経路の二系統を同時に洗浄することにより、塗料が残存するすべての部分を確実に洗浄することができるので、洗浄時間を短縮することができる。
なお、実施例1では、洗浄時開成弁として洗浄流体の流体圧により開成される逆止弁14を使用した場合について説明したが、本発明ではこれに限らず、例えば、洗浄ドックDを連結したときに開成操作される開閉バルブであっても、また、その他の外部操作により洗浄時に開成される任意のバルブであってもよい。
さらに、実施例1のカートリッジタイプの塗装装置1では、第一及び第二ニードルバルブN1及びN2を並列に配設し、実施例2の連続フィードタイプの塗装装置20では、第一及び第二ニードルバルブN1及びN2を対向配設させた場合について説明したが、カートリッジタイプの塗装装置1で対向配設させ、連続フィードタイプの塗装装置20で並列に配設させる場合であってもよいことは勿論である。
本発明は、二種類の霧化機構を切り換えて使用するツインタイプ多色塗装装置の用途に適用し得る。
1 ツインタイプ多色塗装装置
2 塗装機本体
3 塗料バッグ
4 カートリッジ
A1 第一霧化機構
A2 第二霧化機構
S1 主供給流路
S2 バイパス洗浄流路
F1 第一塗料流路
F2 第二塗料流路
N1 第一ニードルバルブ
N2 第二ニードルバルブ
6 先端面
7 ニードル
8 バルブ本体
9 装着孔
10 底面
11 弁室
B1 弁座開口部
B2 弁座開口部
12 側壁
13 開口部(流出口)
14 逆止弁(洗浄時開成弁)
15 開口部(バイパス洗浄用流入口)

Claims (8)

  1. 塗装機本体に、第一及び第二霧化機構の二種類の霧化機構を備え、各色塗料及び洗浄流体を供給する主供給流路が、前記第一及び第二霧化機構に至る第一及び第二塗料流路に分岐されて成るツインタイプ多色塗装装置において、
    前記主供給流路から前記第一及び第二塗料流路に分岐される夫々の分岐点に、第一及び第二ニードルバルブが介装され、
    当該各ニードルバルブは、先端面からニードルを進退させるバルブ本体を装着孔に取り付けた状態で、バルブ本体の先端面と装着孔底面の間の空間を弁室とする外部弁室型二方弁で形成され、
    前記弁室の底面には前記主流路に連通する弁座開口部がバルブ流入口として形成されると共に、当該弁室には前記第一又は第二塗料流路に接続される流出口が形成され、
    前記第二ニードルバルブの弁室に、洗浄時開成弁を介装したバイパス洗浄流路が接続されたことを特徴とするツインタイプ多色塗装機。
  2. 前記第一霧化機構として、前記第二霧化機構に比して使用頻度の高い霧化機構が用いられ、
    前記第一ニードルバルブは前記主供給流路の最下流に接続された請求項1記載のツインタイプ多色塗装装置。
  3. 前記第二ニードルバルブが、前記第一ニードルバルブに対して前記主供給流路の上流側に接続された請求項2記載のツインタイプ多色塗装装置。
  4. 前記第一霧化機構が回転霧化機構である請求項1乃至3いずれか記載のツインタイプ多色塗装装置。
  5. 前記第二霧化機構がエア霧化機構である請求項1乃至4いずれか記載のツインタイプ多色塗装装置。
  6. 前記第一及び第二ニードルバルブが塗装機本体に内蔵された請求項1乃至5いずれか記載のツインタイプ多色塗装装置。
  7. 前記塗装機本体に、塗料を充填した塗料バッグを収納したカートリッジが着脱可能に装着され、当該カートリッジの塗料吐出口から前記主供給流路を介して塗料が供給され、
    塗装終了後に、前記主供給流路に連通する洗浄ポート及び前記バイパス洗浄流路に連通する洗浄ポートに外部から洗浄流体が供給される請求項1乃至6いずれか記載のツインタイプ多色塗装装置。
  8. 前記主供給流路に各色塗料及び洗浄流体を択一的に供給する色替バルブが接続され、前記バイパス洗浄ポートにバイパス洗浄バルブが接続される請求項1乃至6いずれか記載のツインタイプ多色塗装装置。

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