JP2016144332A - 直流給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力にかかわらず、逆潮流不可の発電システムからの電力が逆潮流されることを防止する直流給電システムを提供する。【解決手段】直流給電システム20は、商用端子5と、逆潮可端子18と、交流電力変換部19と、合成部28と、第1の直流電力変換部26と、逆潮不可端子7と、第2の直流電力変換部23eと、出力端子9と、第1の直流電力変換部26と出力端子9との間に介在し、出力端子9側から第1の直流電力変換部26側に電流が流れることを防止する逆電流防止部27aと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、直流負荷に直流電力を供給する直流給電システムに関する。
近年、自然再生エネルギ発電装置と二次電池とを組み合わせた蓄電システムが普及過程にある。自然再生エネルギ発電装置としては、太陽光発電、風力発電等が挙げられる。また、二次電池としては、蓄電池等が挙げられる。そして、自然再生エネルギ発電装置のようなクリーンなエネルギ発電装置の普及に伴い、自家発電による電力供給を利用する提案がなされている。更に、このような自家発電による電力供給によって、災害時等に備える提案もなされている。例えば、逆潮流という制度が導入されている。逆潮流とは、自然再生エネルギを利用した発電によって得られた電力を売却する制度である。なお、都市ガス又はLPガス等を利用した比較的簡便に小規模の発電が可能な燃料電池発電は、ガス会社を中心として普及過程にあるが、逆潮流は許可されていない。
逆潮流が許可されている発電システムとしては、太陽光発電、風力発電、地熱発電、水力発電及びバイオマス発電等が挙げられ、逆潮流が許可されていない発電システムとしては、都市ガス、LPガス等を利用した燃料電池発電又は蓄電池の放電電力等が挙げられる。
このように、逆潮流が許可されていない発電システムによる電力が逆潮流されることを抑制する技術として、特許文献1には、逆潮防止回路を有する配電システムが開示されている。特許文献1は、商用電源と負荷とを接続する主電路において、逆潮流可能の発電システムとの接続点と逆潮流不可の発電システムとの接続点との間に、逆潮防止回路が設けられている。逆潮流不可の発電システムで発電された電力に余剰が生じているとき、逆潮防止回路によって、主電路が電気的に遮断される。これにより、負荷には、逆潮流不可の発電システムで発電された電力のみが供給される。
また、特許文献2には、逆潮流可能の発電システムにおける電力及び逆潮流不可の発電システムにおける電力とが直流負荷に供給される直流給電システムが開示されている。現状、大多数の家電製品及び情報機器等の直流負荷に供給される電力は、商用電力である交流電力が直流電力に変換されたものである。自家発電システムのような小規模の発電システムにおける直流電力は、負荷機器が交流電力入力仕様である場合が多いため、一旦、直流から交流に変換され、負荷機器内部で、交流から直流に変換される。このため、電力変換による損失が生じる。特許文献2は、自家発電システムのような小規模の発電システムにおける直流電力を、直流電力のまま、直流負荷に供給される。特許文献2は、これにより、電力変換による損失を低減しようとするものである。
特開2011−15501号公報 特開2012−50167号公報
しかしながら、特許文献1に開示された配電システムは、逆潮流が許可されていない蓄電池等が発電した電力の合計が、交流負荷の消費電力と直流負荷の消費電力との合計を上回った際に発生する余剰電力が逆潮流する場合にのみ、逆潮防止回路によって、主電路が電気的に遮断される。このため、逆潮流が許可されていない蓄電池の放電等が供給する電力の合計が、交流負荷の消費電力と直流負荷の消費電力との合計以上の場合において、逆潮流不可の発電システムからの電力が商用電力に供給されて、逆潮流を許してしまう。また、特許文献2に開示された直流給電システムは、逆潮流について何ら配慮されていない。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、消費電力の変動にかかわらず、逆潮流不可の発電システムからの電力が逆潮流されることを防止する直流給電システムを提供するものである。
本発明に係る直流給電システムは、商用電源からの交流電力が給電される商用端子と、逆潮流可能の発電システムからの電力が給電される逆潮可端子と、逆潮可端子から給電される電力を交流電力に変換する交流電力変換部と、交流電力変換部で変換された交流電力と、商用端子から給電される交流電力とを合成する合成部と、合成部から出力された交流電力を直流電力に変換する第1の直流電力変換部と、逆潮流不可の発電システムからの電力が給電される逆潮不可端子と、逆潮不可端子から給電される電力を直流電力に変換する第2の直流電力変換部と、第2の直流電力変換部で変換された直流電力と、第1の直流電力変換部で変換された直流電力とが合流し、合流した直流電力が直流負荷に出力される出力端子と、第1の直流電力変換部と出力端子との間に介在し、出力端子側から第1の直流電力変換部側に電流が流れることを防止する逆電流防止部と、を備える。
本発明によれば、直流給電システムは、第1の直流電力変換部と出力端子との間に介在し、出力端子側から第1の直流電力変換部側に電流が流れることを防止する逆電流防止部を備えている。このため、消費電力の変動にかかわらず、逆潮流不可の発電システムからの電力が逆潮流されることを防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る直流給電システム20を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る直流給電システム20のスイッチ状態を示す表である。 本発明の実施の形態1における太陽光発電システム2の逆潮流を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における交流発電システム4の逆潮流を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る直流給電システム20の自立運転を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る直流給電システム20を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3における直流負荷10を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における直流負荷10を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における直流負荷10の消費電力を示すグラフである。
以下、本発明に係る直流給電システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る直流給電システム20を示すブロック図である。図1に基づいて、直流給電システム20について説明する。図1に示すように、直流給電システム20は、商用端子5と、逆潮可端子18と、交流電力変換部19と、合成部28と、第1の直流電力変換部26と、逆潮不可端子7と、第2の直流電力変換部23eと、出力端子9と、逆電流防止部27aとを備えている。更に、直流給電システム20は、逆潮可直流電力変換部25と、第3の直流電力変換部50と、保持回路51と、第1の逆潮可逆電流防止部27bと、第2の逆潮可逆電流防止部27dと、逆潮不可逆電流防止部27cと、蓄電装置40と、制御部29とを備えている。
なお、逆潮可端子18は、第1の逆潮可端子6と第2の逆潮可端子8とを有している。また、交流電力変換部19は、第1の交流電力変換部22aと第2の交流電力変換部24aとを有している。更に、逆潮可直流電力変換部25は、第1の逆潮可直流電力変換部22eと第2の逆潮可直流電力変換部24eとを有している。
(商用端子5)
商用端子5は、商用電源1からの交流電力が給電される端子である。なお、商用端子5と合成部28との間には、商用スイッチ21が設けられている。商用スイッチ21は、直流給電システム20と商用電源1とを切り離す機能を有している。
(逆潮可端子18)
逆潮可端子18は、逆潮流可能の発電システムからの電力が給電される端子である。逆潮流可能の発電システムとして、直流電力を発電する太陽光発電システム2と、交流電力を発電する交流発電システム4とを例示している。第1の逆潮可端子6は、太陽光発電システム2からの直流電力が給電される端子であり、第2の逆潮可端子8は、交流発電システム4からの交流電力が給電される端子である。
(交流電力変換部19)
交流電力変換部19は、逆潮可端子18から給電される電力を交流電力に変換するものである。なお、交流電力変換部19は、逆潮可端子18から給電される電力の位相を、商用端子5から給電される交流電力の位相を考慮する機能を有している。そして、第1の交流電力変換部22aは、第1の逆潮可端子6から給電される直流電力を交流電力に変換するものであり、例えばDC−ACインバータである。また、第2の交流電力変換部24aは、第2の逆潮可端子8から給電される交流電力を交流電力に変換するものであり、例えばAC−ACインバータである。
なお、第1の逆潮可端子6と第1の交流電力変換部22aとの間には、第1の許可入力側スイッチ22cが設けられており、第1の交流電力変換部22aと合成部28との間には、第1の許可出力側スイッチ22bが設けられている。また、第2の逆潮可端子8と第2の交流電力変換部24aとの間には、第2の許可入力側スイッチ24cが設けられており、第2の交流電力変換部24aと合成部28との間には、第2の許可出力側スイッチ24bが設けられている。
(逆潮可直流電力変換部25)
また、逆潮可直流電力変換部25は、交流電力変換部19とは別経路接続され、逆潮可端子18から給電される電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を出力端子9に出力するものである。このうち、第1の逆潮可直流電力変換部22eは、第1の交流電力変換部22aとは別経路接続され、第1の逆潮可端子6から給電される直流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を出力端子9に変換するものであり、例えばDC−DCコンバータである。第1の逆潮可直流電力変換部22eは、電圧を昇降圧するものである。また、第2の逆潮可直流電力変換部24eは、第2の交流電力変換部24aとは別経路接続され、第2の逆潮可端子8から給電される交流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を出力端子9に変換するものであり、例えばAC−DCコンバータである。
なお、第1の逆潮可端子6と第1の逆潮可直流電力変換部22eとの間には、第1の切換スイッチ22dが設けられており、第2の逆潮可端子8と第2の逆潮可直流電力変換部24eとの間には、第2の切換スイッチ24dが設けられている。そして、第1の交流電力変換部22a、第1の許可入力側スイッチ22c、第1の許可出力側スイッチ22b、第1の逆潮可直流電力変換部22e及び第1の切換スイッチ22dから、第1の逆潮可変換部22が構成されている。また、第2の交流電力変換部24a、第2の許可入力側スイッチ24c、第2の許可出力側スイッチ24b、第2の逆潮可直流電力変換部24e及び第2の切換スイッチ24dから、第2の逆潮可変換部24が構成されている。
(合成部28)
合成部28は、交流電力変換部19で変換された交流電力と、商用端子5から給電される交流電力とを合成するものであり、例えば加算端子である。本実施の形態1においては、合成部28は、第1の交流電力変換部22aで変換された交流電力と、第2の交流電力変換部24aで変換された交流電力と、商用端子5から給電される交流電力とを合成するものである。
(第1の直流電力変換部26)
第1の直流電力変換部26は、合成部28から出力された交流電力を直流電力に変換するものであり、例えばAC−DCコンバータである。第1の直流電力変換部26は、出力端子9に接続される直流負荷10の消費電力、蓄電装置40の放電による電力等によって、動作するか否かが決定される。
(逆潮不可端子7)
逆潮不可端子7は、逆潮流不可の発電システムからの電力が給電される端子である。逆潮流不可の発電システムとして、電池系発電システム3を例示している。
(第2の直流電力変換部23e)
第2の直流電力変換部23eは、逆潮不可端子7から給電される電力を直流電力に変換するものであり、例えばDC−DCコンバータである。第2の直流電力変換部23eは、電圧を昇降圧するものである。第2の直流電力変換部23eは、逆潮不可変換部23を構成している。
(出力端子9)
出力端子9は、第2の直流電力変換部23eで変換された直流電力と、第1の直流電力変換部26で変換された直流電力とが合流し、合流した直流電力が直流負荷10に出力される端子である。
(逆電流防止部27a)
逆電流防止部27aは、第1の直流電力変換部26と出力端子9との間に介在し、出力端子9側から第1の直流電力変換部26側に電流が流れることを防止するものであり、例えばダイオードである。なお、逆電流防止部27aは、ダイオードに限らず、ダイオードのように電流を一方向に流すトランジスタ又はFET等の電子部品又は機械部品等としてもよい。
また、第1の逆潮可逆電流防止部27bは、第1の逆潮可直流電力変換部22eと出力端子9との間に介在し、出力端子9側から第1の逆潮可直流電力変換部22e側に電流が流れることを防止するものであり、例えばダイオードである。更に、第2の逆潮可逆電流防止部27dは、第2の逆潮可直流電力変換部24eと出力端子9との間に介在し、出力端子9側から第2の逆潮可直流電力変換部24e側に電流が流れることを防止するものであり、例えばダイオードである。
更にまた、逆潮不可逆電流防止部27cは、第2の直流電力変換部23eと出力端子9との間に介在し、出力端子9側から第2の直流電力変換部23e側に電流が流れることを防止するものであり、例えばダイオードである。第1の逆潮可逆電流防止部27b、第2の逆潮可逆電流防止部27d及び逆潮不可逆電流防止部27cも、ダイオードに限らず、ダイオードのように電流を一方向に流すトランジスタ又はFET等の電子部品又は機械部品等としてもよい。なお、逆電流防止部27a、第1の逆潮可逆電流防止部27b、第2の逆潮可逆電流防止部27d及び逆潮不可逆電流防止部27cから、逆電流防止装置27が構成されている。
なお、第2の直流電力変換部23eで変換された直流電力と、第1の直流電力変換部26で変換された直流電力とは、合流部32において合流する。本実施の形態1においては、逆電流防止部27aから出力された直流電力と、第1の逆潮可逆電流防止部27bから出力された直流電力と、第2の逆潮可逆電流防止部27dから出力された直流電力と、逆潮不可逆電流防止部27cから出力された直流電力とは、直流系統である合流部32において合流する。そして、合流部32において合流した直流電力は、出力端子9に出力される。
(第3の直流電力変換部50)
第3の直流電力変換部50は、逆電流防止部27aと出力端子9との間に介在し、第2の直流電力変換部23eで変換された直流電力と、第1の直流電力変換部26で変換された直流電力とを、直流電力に変換し、出力端子9に出力するものであり、例えばDC−DCコンバータである。第3の直流電力変換部50は、電圧を昇降圧するものである。より具体的には、第3の直流電力変換部50は、合流部32と出力端子9との間に介在し、逆電流防止部27aから出力された直流電力と、第1の逆潮可逆電流防止部27bから出力された直流電力と、第2の逆潮可逆電流防止部27dから出力された直流電力と、逆潮不可逆電流防止部27cから出力された直流電力とを、直流電力に変換して、出力端子9に出力する。
(保持回路51)
保持回路51は、第3の直流電力変換部50で変換された直流電力を、直流負荷10の変動に基づいて決められた直流電力に保持するものである。
(蓄電装置40)
蓄電装置40は、出力端子9に接続され、第2の直流電力変換部23eで変換された直流電力と、第1の直流電力変換部26で変換された直流電力とを蓄電するものであり、例えば蓄電池である。なお、蓄電装置40は、蓄電池に限らず、例えばスーパーキャパシタ等の大容量のキャパシタとしてもよい。より具体的には、蓄電装置40は、合流部32に接続されており、逆電流防止部27aから出力された直流電力と、第1の逆潮可逆電流防止部27bから出力された直流電力と、第2の逆潮可逆電流防止部27dから出力された直流電力と、逆潮不可逆電流防止部27cから出力された直流電力とを蓄電するものである。
なお、蓄電装置40と合流部32との間には、蓄電スイッチ30が設けられている。蓄電スイッチ30は、蓄電装置40と合流部32とを切り離す機能を有している。そして、蓄電装置40と蓄電スイッチ30との間には、電流電圧検出部31が接続されている。電流電圧検出部31は、蓄電装置40に流れる電流と、蓄電装置40の電圧とを検出するものである。
(制御部29)
制御部29は、第1の逆潮可変換部22に接続されており、第1の逆潮可変換部22における第1の許可入力側スイッチ22c、第1の許可出力側スイッチ22b及び第1の切換スイッチ22dを制御している。また、制御部29は、第2の逆潮可変換部24に接続されており、電流電圧検出部31において検出された電流及び電圧に基づいて、第2の逆潮可変換部24における第2の許可入力側スイッチ24c、第2の許可出力側スイッチ24b及び第2の切換スイッチ24dを制御している。更に、制御部29は、逆潮不可変換部23、商用スイッチ21、蓄電スイッチ30及び保持回路51に接続されている。制御部29は、電流電圧検出部31において検出された電流及び電圧に基づいて蓄電装置40を充電するために、第1の直流電力変換部26、第1の逆潮可直流電力変換部22e、第2の直流電力変換部23e及び第2の逆潮可直流電力変換部24eを制御する。
制御部29は、逆潮流可能の発電システムにおいて、逆潮流が許容される場合、逆潮可端子18から給電される電力を交流電力変換部19に供給し、逆潮流が拒否される場合、逆潮可端子18から給電される電力を逆潮可直流電力変換部25に供給することを制御するものである。より具体的には、制御部29は、太陽光発電システム2の逆潮流が許容される場合、第1の許可入力側スイッチ22c及び第1の許可出力側スイッチ22bをオンし、第1の切換スイッチ22dをオフする。また、制御部29は、太陽光発電システム2の逆潮流が拒否される場合、第1の許可入力側スイッチ22c及び第1の許可出力側スイッチ22bをオフし、第1の切換スイッチ22dをオンする。
更に、制御部29は、交流発電システム4の逆潮流が許容される場合、第2の許可入力側スイッチ24c及び第2の許可出力側スイッチ24bをオンし、第2の切換スイッチ24dをオフする。更にまた、制御部29は、交流発電システム4の逆潮流が拒否される場合、第2の許可入力側スイッチ24c及び第2の許可出力側スイッチ24bをオフし、第2の切換スイッチ24dをオンする。
また、制御部29は、直流給電システム20と商用電源1とが切り離される際、商用スイッチ21をオフする。更に、制御部29は、蓄電装置40と合流部32とが切り離される際、蓄電スイッチ30をオフする。そして、制御部29は、第3の直流電力変換部50で変換された直流電力を、直流負荷10の変動に基づいて決められた直流電力に保持するように保持回路51を制御する。
直流負荷10は、出力端子9から出力された直流電力によって駆動するものである。直流負荷10は、第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14を有している。なお、直流負荷10は、更に多くの機器を有してもよい。
次に、本実施の形態1に係る直流給電システム20の動作について説明する。商用電源1からの交流電力は、商用端子5に入力され、合成部28に出力される。
太陽光発電システム2からの直流電力は、第1の逆潮可端子6に入力される。太陽光発電システム2の逆潮流が許容される場合、第1の逆潮可端子6に入力された直流電力は、第1の許可入力側スイッチ22cを通って、第1の交流電力変換部22aに出力される。第1の交流電力変換部22aにおいて変換された交流電力は、第1の許可出力側スイッチ22bを通って、合成部28に出力される。一方、太陽光発電システム2の逆潮流が拒否される場合、第1の逆潮可端子6に入力された直流電力は、第1の切換スイッチ22dを通って、第1の逆潮可直流電力変換部22eに出力される。第1の逆潮可直流電力変換部22eにおいて変換された直流電力は、第1の逆潮可逆電流防止部27bを通って、合流部32に出力される。
逆潮流不可の発電システム、即ち電池系発電システム3からの直流電力は、逆潮不可端子7に入力され、第2の直流電力変換部23eに出力される。第2の直流電力変換部23eにおいて変換された直流電力は、逆潮不可逆電流防止部27cを通って、合流部32に出力される。ここで、合流部32に流れる電流は、逆電流防止部27aによって、第1の直流電力変換部26側に流れることが防止される。従って、逆潮流不可の発電システムから流れる電流が第1の直流電力変換部26側に流れることも防止される。
交流発電システム4からの交流電力は、第2の逆潮可端子8に入力される。交流発電システム4の逆潮流が許容される場合、第2の逆潮可端子8に入力された交流電力は、第2の許可入力側スイッチ24cを通って、第2の交流電力変換部24aに出力される。第2の交流電力変換部24aにおいて変換された交流電力は、第2の許可出力側スイッチ24bを通って、合成部28に出力される。一方、交流発電システム4の逆潮流が拒否される場合、第2の逆潮可端子8に入力された交流電力は、第2の切換スイッチ24dを通って、第2の逆潮可直流電力変換部24eに出力される。第2の逆潮可直流電力変換部24eにおいて変換された直流電力は、第2の逆潮可逆電流防止部27dを通って、合流部32に出力される。
商用端子5から出力された交流電力と、第1の交流電力変換部22aから出力された交流電力と、第2の交流電力変換部24aから出力された交流電力とは、合成部28において合成される。合成された交流電力は、第1の直流電力変換部26に出力される。第1の直流電力変換部26において変換された直流電力は、逆電流防止部27aを通って、合流部32に出力される。
合流部32に出力された直流電力は、蓄電スイッチ30を通って、蓄電装置40に蓄電される。なお、合流部32においては、蓄電装置40からの電力も供給される。ここで、合流部32に流れる電流は、逆電流防止部27aによって、第1の直流電力変換部26側に流れることが防止される。従って、蓄電装置40から流れる電流が第1の直流電力変換部26側に流れることも防止される。
合流部32において合流した直流電力は、第3の直流電力変換部50に出力される。第3の直流電力変換部50において変換された直流電力は、出力端子9に出力され、出力端子9から直流負荷10に出力される。これにより、直流負荷10における第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14は、駆動される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る直流給電システム20のスイッチ状態を示す表である。次に、直流給電システム20のスイッチ状態について説明する。図2に示すように、太陽光発電システム2の逆潮流が許容され、交流発電システム4の逆潮流をしない場合、制御部29は、商用スイッチ21をオン、第1の許可入力側スイッチ22cをオン、第1の許可出力側スイッチ22bをオン、第1の切換スイッチ22dをオフ、第2の許可入力側スイッチ24cをオフ、第2の許可出力側スイッチ24bをオフ、第2の切換スイッチ24dをオン、蓄電スイッチ30をオンにする。
また、図2に示すように、太陽光発電システム2の逆潮流をせず、交流発電システム4の逆潮流が許容される場合、制御部29は、商用スイッチ21をオン、第1の許可入力側スイッチ22cをオフ、第1の許可出力側スイッチ22bをオフ、第1の切換スイッチ22dをオン、第2の許可入力側スイッチ24cをオン、第2の許可出力側スイッチ24bをオン、第2の切換スイッチ24dをオフ、蓄電スイッチ30をオンにする。
更に、自立運転がなされる場合、商用電源1からの交流電力の供給は遮断される。これに伴い、太陽光発電システム2の逆潮流ができず、交流発電システム4の逆潮流もできない。この場合、図2に示すように、制御部29は、商用スイッチ21をオフ、第1の許可入力側スイッチ22cをオフ、第1の許可出力側スイッチ22bをオフ、第1の切換スイッチ22dをオン、第2の許可入力側スイッチ24cをオフ、第2の許可出力側スイッチ24bをオフ、第2の切換スイッチ24dをオン、蓄電スイッチ30をオンにする。
なお、太陽光発電システム2及び交流発電システム4のいずれもの逆潮流が許容される場合、制御部29は、商用スイッチ21をオン、第1の許可入力側スイッチ22cをオン、第1の許可出力側スイッチ22bをオン、第1の切換スイッチ22dをオフ、第2の許可入力側スイッチ24cをオン、第2の許可出力側スイッチ24bをオン、第2の切換スイッチ24dをオフ、蓄電スイッチ30をオンにする。
図3は、本発明の実施の形態1における太陽光発電システム2の逆潮流を示すブロック図である。次に、太陽光発電システム2の逆潮流が許容され、交流発電システム4の逆潮流ができない場合について説明する。図3に示すように、制御部29は、商用スイッチ21をオン、第1の許可入力側スイッチ22cをオン、第1の許可出力側スイッチ22bをオン、第1の切換スイッチ22dをオフ、第2の許可入力側スイッチ24cをオフ、第2の許可出力側スイッチ24bをオフ、第2の切換スイッチ24dをオン、蓄電スイッチ30をオンにする。
太陽光発電システム2からの直流電力は、第1の逆潮可端子6に入力され、第1の許可入力側スイッチ22cを通って、第1の交流電力変換部22aに出力される。第1の交流電力変換部22aにおいて変換された交流電力は、第1の許可出力側スイッチ22bを通って、合成部28に出力される。一方、交流発電システム4からの交流電力は、第2の逆潮可端子8に入力され、第2の切換スイッチ24dを通って、第2の逆潮可直流電力変換部24eに出力される。第2の逆潮可直流電力変換部24eにおいて変換された直流電力は、第2の逆潮可逆電流防止部27dを通って、合流部32に出力される。なお、第1の逆潮可直流電力変換部22e及び第2の交流電力変換部24aは停止している。
図4は、本発明の実施の形態1における交流発電システム4の逆潮流を示すブロック図である。次に、太陽光発電システム2の逆潮流ができず、交流発電システム4の逆潮流が許容される場合について説明する。図4に示すように、制御部29は、商用スイッチ21をオン、第1の許可入力側スイッチ22cをオフ、第1の許可出力側スイッチ22bをオフ、第1の切換スイッチ22dをオン、第2の許可入力側スイッチ24cをオン、第2の許可出力側スイッチ24bをオン、第2の切換スイッチ24dをオフ、蓄電スイッチ30をオンにする。
太陽光発電システム2からの直流電力は、第1の逆潮可端子6に入力され、第1の切換スイッチ22dを通って、第1の逆潮可直流電力変換部22eに出力される。第1の逆潮可直流電力変換部22eにおいて変換された直流電力は、第1の逆潮可逆電流防止部27bを通って、合流部32に出力される。一方、交流発電システム4からの交流電力は、第2の逆潮可端子8に入力され、第2の許可入力側スイッチ24cを通って、第2の交流電力変換部24aに出力される。第2の交流電力変換部24aにおいて変換された交流電力は、第2の許可出力側スイッチ24bを通って、合成部28に出力される。なお、第1の交流電力変換部22a及び第2の逆潮可直流電力変換部24eは停止している。
図5は、本発明の実施の形態1に係る直流給電システム20の自立運転を示すブロック図である。次に、自立運転について説明する。図5に示すように、制御部29は、商用スイッチ21をオフ、第1の許可入力側スイッチ22cをオフ、第1の許可出力側スイッチ22bをオフ、第1の切換スイッチ22dをオン、第2の許可入力側スイッチ24cをオフ、第2の許可出力側スイッチ24bをオフ、第2の切換スイッチ24dをオン、蓄電スイッチ30をオンにする。
商用端子5から出力された交流電力は、商用スイッチ21によって遮断される。
太陽光発電システム2からの直流電力は、第1の逆潮可端子6に入力され、第1の切換スイッチ22dを通って、第1の逆潮可直流電力変換部22eに出力される。第1の逆潮可直流電力変換部22eにおいて変換された直流電力は、第1の逆潮可逆電流防止部27bを通って、合流部32に出力される。そして、交流発電システム4からの交流電力は、第2の逆潮可端子8に入力され、第2の切換スイッチ24dを通って、第2の逆潮可直流電力変換部24eに出力される。第2の逆潮可直流電力変換部24eにおいて変換された直流電力は、第2の逆潮可逆電流防止部27dを通って、合流部32に出力される。
このように、直流給電システム20は、商用電源1に依存せず、太陽光発電システム2、電池系発電システム3、交流発電システム4及び蓄電装置40によって動作し、直流負荷10に直流電力を供給する自立運転が行われる。
次に、本実施の形態1に係る直流給電システム20の作用について説明する。直流給電システム20は、逆電流防止部27aを備えており、逆電流防止部27aは、第1の直流電力変換部26と出力端子9との間に介在し、出力端子9側から第1の直流電力変換部26側に電流が流れることを防止する。ここで、逆潮流不可の発電システムからの電力は、第2の直流電力変換部23eを介して出力端子9に接続されている。このため、逆潮流不可の発電システムから流れる電流は、逆電流防止部27aによって、第1の直流電力変換部26側、即ち商用電源1側に流れることが防止される。従って、直流負荷10の消費電力の変動にかかわらず、逆潮流不可の発電システムからの電力が逆潮流されることを防止することができる。
また、直流給電システム20は、交流電力変換部19と逆潮可直流電力変換部25とが別経路接続されている。そして、制御部29は、逆潮流可能の発電システムにおいて、逆潮流が許容される場合、逆潮可端子18から給電される電力を交流電力変換部19に供給し、逆潮流が拒否される場合、逆潮可端子18から給電される電力を逆潮可直流電力変換部25に供給する。このように、逆潮流が拒否される場合、逆潮可端子18から給電される電力は、商用電源1からの交流電力に接続されない。このため、電力変換による損失が生じない。
更に、直流給電システム20は、合流部32において、第2の直流電力変換部23eで変換された直流電力と、第1の直流電力変換部26で変換された直流電力とが合流する。これにより、蓄電装置40を充電する電力は、合流部32において統一されるため、蓄電装置40の寿命及び安全性を確保しつつ、充放電が常に実施される。
更にまた、直流給電システム20は、第3の直流電力変換部50及び保持回路51を備えている。直流負荷10に供給される直流電力は、直流負荷10における第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14に適合する必要があり、蓄電装置40に充電された電力とは相違する。本実施の形態1は、第3の直流電力変換部50及び保持回路51を備えており、合流部32において合流した直流電力が、直流負荷10の変動に基づいて決められた直流電力に保持される。このため、直流負荷10の変動、例えば電流変動に対する電圧変動の安定性が確保される。
また、合流部32に流れる電流は、逆電流防止部27aによって、第1の直流電力変換部26側に流れることが防止される。従って、蓄電装置40から流れる電流が第1の直流電力変換部26側に流れることも防止される。このように、本実施の形態1は、蓄電装置40からの電力が逆潮流されることを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態1は、逆潮流不可の発電システムからの電力と蓄電装置40からの放電電力とが逆潮流されることなく、蓄電装置40に適した条件に統一された電力を蓄電装置40に供給し、直流負荷10に適切な直流電力を供給することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る直流給電システム20について説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る直流給電システム20を示すブロック図である。本実施の形態2は、交流発電システム4が直流発電システム17である点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態2では、図6に示すように、逆潮流可能の発電システムは、太陽光発電システム2及び直流発電システム17である。第2の逆潮変換部は、第2の交流電力変換部24aと第2の逆潮可直流電力変換部24eとを有している。第2の交流電力変換部24aは、第2の逆潮可端子8から給電される直流電力を交流電力に変換するものであり、例えばDC−ACインバータである。また、第2の逆潮可直流電力変換部24eは、第2の交流電力変換部24aとは別経路接続され、第2の逆潮可端子8から給電される直流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を出力端子9に変換するものであり、例えばDC−DCコンバータである。
このように、直流給電システム20は、逆潮流可能の発電システムとして、直流発電システム17が導入されていても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る直流給電システム20について説明する。図7は、本発明の実施の形態3における直流負荷10を示すブロック図である。本実施の形態3は、直流負荷10に電力保持部15が設けられており、第3の直流電力変換部50及び保持回路51を備えていない点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1、2と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1、2との相違点を中心に説明する。
本実施の形態3では、図7に示すように、直流負荷10に電力保持部15が設けられており、電力保持部15は、4個の第4の直流電力変換部15aと4個の負荷用保持回路15eとを有している。そして、第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14の夫々に、第4の直流電力変換部15aと負荷用保持回路15eとが接続されている。
第4の直流電力変換部15aは、出力端子9から出力された直流電力を、直流電力に変換するものであり、例えばDC−DCコンバータである。第4の直流電力変換部15aは、電圧を昇降圧するものである。また、負荷用保持回路15eは、第4の直流電力変換部15aで変換された直流電力を、直流負荷10で決められた直流電力に保持するものである。
本実施の形態3は、電池系発電システム3のように、常に蓄電装置40に充電可能な電力供給がされている構成であるため、合流部32の安定化が図れる。また、蓄電装置40において電圧降下が発生して合流部32が不安定になり、第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13又は第4の機器14に入力される直流電力が変動したり、直流負荷10が変動したりしても、負荷用保持回路15eによって、直流負荷10で決められた直流電力に保持される。このため、直流負荷10夫々の変動、例えば電流変動に対する電圧変動の安定性が確保される。
更に、第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14の夫々に、第4の直流電力変換部15aと負荷用保持回路15eとが接続されている。これにより、第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14において、夫々異なる直流電力を供給することができる。このように、本実施の形態3は、複数の直流負荷10において、適切な直流電力を、個別に夫々異なるように設定することができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4に係る直流給電システム20について説明する。図8は、本発明の実施の形態4における直流負荷10を示すブロック図である。本実施の形態4は、直流負荷10が、消費電力を制御自在に構成されており、直流負荷10に検出部16が設けられている点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1、2、3と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1、2、3との相違点を中心に説明する。
本実施の形態4では、直流負荷10が、消費電力を制御自在に構成されている。また、図8に示すように、直流負荷10に検出部16が設けられており、検出部16は、出力端子9から出力された直流電力を検出するものである。検出部16は、4個の第5の直流電力変換部16aと4個の電圧検出回路16eとを有している。そして、第1の機器11、第2の機器12、第3の機器13及び第4の機器14の夫々に、第5の直流電力変換部16aと電圧検出回路16eとが接続されている。
第5の直流電力変換部16aは、出力端子9から出力された直流電力を、直流電力に変換するものであり、例えばDC−DCコンバータである。第5の直流電力変換部16aは、電圧を昇降圧するものである。また、電圧検出回路16eは、第5の直流電力変換部16aに入力される電圧を検出するものである。
そして、制御部29は、検出部16で検出された直流電力が、直流負荷10の消費電力を下回った場合、直流負荷10の消費電力を低減する。
直流負荷10は、例えば、入力電圧の低下に従って段階的に消費電力が低減する各モードを有する。フル動作モードは、通常の動作が可能なモードである。省エネモードは、本来有する性能を一部意図的に低下させ、消費電力を抑えるモードである。MINモードは、必要最低限の動作に留めて、消費電力を大幅に抑えるモードである。なお、省エネモードは、複数の段階に分けてもよい。これらの各モードは、制御部29によって自動的に切り替えられる。
図9は、本発明の実施の形態4における直流負荷10の消費電力を示すグラフである。次に、直流負荷10の消費電力について説明する。図9において、横軸は、第5の直流電力変換部16aに入力される入力電圧を示し、縦軸は、直流負荷10の消費電力を示す。図9に示すように、入力電圧が0VからbVまでの間は、直流負荷10は動作しないが、入力電圧がbVに達したとき、MINモードに移行する。そして、入力電圧がdVに達したとき、省エネモードに移行する。更に、入力電圧がfVに達したとき、フル動作モードに移行する。一方、フル動作モードにおいて、入力電圧がeVに下がったとき、省エネモードに移行する。そして、入力電圧がcVに下がったとき、MINモードに移行する。更に、入力電圧がaVに下がったとき、直流負荷10は停止する。なお、a<b、c<d、e<fである。このように、消費電力が高くなるモードに移行する場合と、消費電力が低くなるモードに移行する場合とで、ヒステリシスを設けている。
このように、本実施の形態4は、制御部29は、検出部16で検出された直流電力が、直流負荷10の消費電力を下回った場合、直流負荷10の消費電力を低減する。このため、出力端子9から出力された直流電力が低下しても、直流負荷10が直ちに停止せず、直流負荷10の動作時間を延ばすことができる。
なお、本実施の形態4は、図5に示す自立運転が行われている際に、より有効である。災害時等において、商用電源1からの交流電力の供給が遮断された場合、太陽光発電システム2からの直流電力、電池系発電システム3からの直流電力、交流発電システム4からの交流電力、及び蓄電装置40からの直流電力によって、直流負荷10を動作させる必要がある。この場合、これらの電力には限界がある。
図5において、直流負荷10に供給される直流電力をWoとし、合流部32から蓄電装置40に充電される電力をWinとすると、Win<Woの場合、蓄電装置40の電圧は、蓄電装置40の特性によって電圧降下が生じる。このとき、出力端子9から出力される直流電圧は低下する。このとき、直流電圧が、第3の直流電力変換部50及び保持回路51によって制御可能な範囲である場合、直流負荷10は通常に動作される。これに対し、直流電圧が、第3の直流電力変換部50及び保持回路51によって制御可能な範囲外である場合、即ち、出力端子9から出力される総電力量が、直流負荷10の消費電力量を下回った場合、直流負荷10のいずれかが動作不能になったり、直流給電システム20の出力停止が生じる虞がある。更に、この蓄電装置40の放電が続けば、蓄電スイッチ30がオフされ、蓄電装置40と合流部32とが切り離され、蓄電装置40の過放電保護が行われる場合もある。
本実施の形態4では、制御部29は、検出部16で検出された直流電力が、直流負荷10の消費電力を下回った場合、直流負荷10の消費電力が低減される。このように、商用電源1からの交流電力の供給が遮断されても、直流給電システム20の自立運転、即ち、太陽光発電システム2のような小規模発電システムによる給電と蓄電装置40による給電との連系運転が行われ、更に、直流負荷10の消費電力を低減させる。これにより、直流負荷10の動作時間を延ばすことができる。
1 商用電源、2 太陽光発電システム、3 電池系発電システム、4 交流発電システム、5 商用端子、6 第1の逆潮可端子、7 逆潮不可端子、8 第2の逆潮可端子、9 出力端子、10 直流負荷、11 第1の機器、12 第2の機器、13 第3の機器、14 第4の機器、15 電力保持部、15a 第4の直流電力変換部、15e 負荷用保持回路、16 検出部、16a 第5の直流電力変換部、16e 電圧検出回路、17 直流発電システム、18 逆潮可端子、19 交流電力変換部、20 直流給電システム、21 商用スイッチ、22 第1の逆潮可変換部、22a 第1の交流電力変換部、22b 第1の許可出力側スイッチ、22c 第1の許可入力側スイッチ、22d 第1の切換スイッチ、22e 第1の逆潮可直流電力変換部、23 逆潮不可変換部、23e 第2の直流電力変換部、24 第2の逆潮可変換部、24a 第2の交流電力変換部、24b 第2の許可出力側スイッチ、24c 第2の許可入力側スイッチ、24d 第2の切換スイッチ、24e 第2の逆潮可直流電力変換部、25 逆潮可直流電力変換部、26 第1の直流電力変換部、27 逆電流防止装置、27a 逆電流防止部、27b 第1の逆潮可逆電流防止部、27c 逆潮不可逆電流防止部、27d 第2の逆潮可逆電流防止部、28 合成部、29 制御部、30 蓄電スイッチ、31 電流電圧検出部、32 合流部、40 蓄電装置、50 第3の直流電力変換部、51 保持回路。

Claims (7)

  1. 商用電源からの交流電力が給電される商用端子と、
    逆潮流可能の発電システムからの電力が給電される逆潮可端子と、
    前記逆潮可端子から給電される電力を交流電力に変換する交流電力変換部と、
    前記交流電力変換部で変換された交流電力と、前記商用端子から給電される交流電力とを合成する合成部と、
    前記合成部から出力された交流電力を直流電力に変換する第1の直流電力変換部と、
    逆潮流不可の発電システムからの電力が給電される逆潮不可端子と、
    前記逆潮不可端子から給電される電力を直流電力に変換する第2の直流電力変換部と、
    前記第2の直流電力変換部で変換された直流電力と、前記第1の直流電力変換部で変換された直流電力とが合流し、合流した直流電力が直流負荷に出力される出力端子と、
    前記第1の直流電力変換部と前記出力端子との間に介在し、前記出力端子側から前記第1の直流電力変換部側に電流が流れることを防止する逆電流防止部と、
    を備える直流給電システム。
  2. 前記交流電力変換部と別経路接続され、前記逆潮可端子から給電される電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を前記出力端子に出力する逆潮可直流電力変換部と、
    前記逆潮流可能の発電システムにおいて、逆潮流が許容される場合、前記逆潮可端子から給電される電力を前記交流電力変換部に供給し、逆潮流が拒否される場合、前記逆潮可端子から給電される電力を前記逆潮可直流電力変換部に供給することを制御する制御部と、を更に備える請求項1記載の直流給電システム。
  3. 前記出力端子に接続され、前記第2の直流電力変換部で変換された直流電力と、前記第1の直流電力変換部で変換された直流電力とを蓄電する蓄電装置を更に備えた請求項1又は2記載の直流給電システム。
  4. 前記第2の直流電力変換部で変換された直流電力と、前記第1の直流電力変換部で変換された直流電力とは、合流部において合流する請求項3記載の直流給電システム。
  5. 前記逆電流防止部と前記出力端子との間に介在し、前記第2の直流電力変換部で変換された電力と、前記第1の直流電力変換部で変換された電力とを、直流電力に変換し、前記出力端子に出力する第3の直流電力変換部と、
    前記第3の直流電力変換部で変換された直流電力を、前記直流負荷の変動に基づいて決められた直流電力に保持する保持回路と、を更に備える請求項3又は4記載の直流給電システム。
  6. 前記直流負荷は、複数の直流負荷で構成されており、
    複数の前記直流負荷の夫々に、前記出力端子から出力された電力を、直流電力に変換する第4の直流電力変換部、及び、前記第4の直流電力変換部で変換された直流電力を、前記直流負荷で決められた直流電圧に保持する負荷用保持回路が接続されている請求項3又は4記載の直流給電システム。
  7. 前記直流負荷は、消費電力を制御自在に構成されており、
    前記直流負荷には、前記出力端子から出力された直流電力を検出する検出部が設けられており、
    前記検出部で検出された直流電力が、前記直流負荷の消費電力を下回った場合、前記直流負荷の消費電力を低減する制御部を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の直流給電システム。
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