JP2016143309A - ジンバル制御装置及びジンバル制御方法 - Google Patents

ジンバル制御装置及びジンバル制御方法 Download PDF

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Hidehiro Kato
秀弘 加藤
和幸 高尾
Kazuyuki Takao
和幸 高尾
哲平 久保田
Teppei Kubota
哲平 久保田
小林 和彦
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
賢佑 田口
Kensuke Taguchi
賢佑 田口
松本 浩
Hiroshi Matsumoto
浩 松本
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Abstract

【課題】複数モードを自動で切り替えてジンバル機構を制御するジンバル制御装置を提供する。
【解決手段】ジンバル制御装置1は、振れ補正量算出部2、制御パラメータ切り替え部3、記憶部4、目標値算出部5、及び駆動制御部6を備える。振れ補正量算出部2はジンバル機構100からジンバル駆動目標値と撮像装置101の角速度とを取得して振れ補正量を算出する。制御パラメータ切り替え部3はジンバル機構100からジンバル駆動目標値と撮像装置101の位置情報とを取得し、位置情報に応じて第1モードまたは第2モードに切り替え、切り替えられた方のモード用パラメータを記憶部から取得し、取得した方のモード用パラメータと、取得したジンバル駆動目標値とから制御パラメータを算出する。目標値算出部5は振れ補正量と制御パラメータとからジンバル駆動目標値を算出し、駆動制御部6を介してジンバル機構100へ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジンバル機構の駆動を制御するジンバル制御装置及びジンバル制御方法に関する。
ビデオカメラ等の撮像装置を移動させながら行う撮影や、撮像装置を無人のヘリコプタや飛行機に搭載して行う空中撮影では、視軸振れを抑制するために、撮像装置を高精度に姿勢制御する必要がある。
一般的に、撮像装置の姿勢制御を必要とする撮影には、撮像装置を取り付け可能なジンバル装置が用いられている。
特許文献1には、複数のモードでジンバル機構の駆動を制御するジンバル装置が記載されている。
特開平9−218039号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来のジンバル装置では、操作者が複数のモードの切り替えを行うため、操作が煩わしいユーザインタフェースとなっている。
本発明はこのような問題点に鑑み、複数のモードを自動で切り替えてジンバル機構の駆動を制御するジンバル制御装置及びジンバル制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、撮像装置が固定されているジンバル機構の駆動を制御するためのジンバル駆動目標値を前記ジンバル機構へ出力する駆動制御部と、前記ジンバル機構から、前記撮像装置の角速度と前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とを取得して振れ補正量を算出する振れ補正量算出部と、前記撮像装置の振れを補正するための第1の補正範囲を有する第1のモード用パラメータ、及び、前記第1の補正範囲よりも狭い第2の補正範囲を有する第2のモード用パラメータが記憶されている記憶部と、前記ジンバル機構から、前記撮像装置の位置情報と前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とを取得し、前記位置情報に応じて前記第1のモードと前記第2のモードとのうちのいずれかに切り替え、切り替えられた方のモード用パラメータを前記記憶部から取得し、取得した方のモード用パラメータと、取得した前記ジンバル駆動目標値とから制御パラメータを算出する制御パラメータ切り替え部と、前記振れ補正量算出部で算出された振れ補正量と前記制御パラメータ切り替え部で算出された制御パラメータとから前記ジンバル駆動目標値を算出し、前記駆動制御部へ出力する目標値算出部と、を備えていることを特徴とするジンバル制御装置を提供する。
また、本発明は、撮像装置が固定されているジンバル機構から、前記撮像装置の角速度と、前記撮像装置の位置情報と、前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とを取得し、前記撮像装置の角速度と前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とに基づいて振れ補正量を算出し、前記位置情報に応じて、前記ジンバル機構の振れを補正するための第1の補正範囲を有する第1のモード用パラメータ、または、前記第1の補正範囲よりも狭い第2の補正範囲を有する第2のモード用パラメータを取得し、取得した前記第1のモード用パラメータまたは前記第2のモード用パラメータと前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とに基づいて制御パラメータを算出し、前記振れ補正量と前記制御パラメータとからジンバル駆動目標値を算出し、前記ジンバル駆動目標値を前記ジンバル機構へ出力する、ことを特徴とするジンバル制御方法を提供する。
本発明のジンバル制御装置及びジンバル制御方法によれば、複数のモードを自動で切り替えてジンバル機構の駆動を制御するため、操作の煩わしさが改善される。
第1の実施形態のジンバル制御装置を説明するためのブロック図である。 ジンバル機構の駆動を制御するためのステディモード及びフォローモードを説明するための模式図である。 ステディモードによる振れ補正を説明するための模式図である。 フォローモードによる振れ補正を説明するための模式図である。 第1の実施形態における制御モードの切り替え方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態におけるジンバル駆動目標値の算出方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態における振れ補正を説明するための模式図である。 第1の実施形態におけるジンバル機構制御の実施例を説明するための模式図である。 第2の実施形態のジンバル制御装置を説明するためのブロック図である。 画角の算出方法と被写体が画角外か否かの判定方法を説明するための模式図である。 第2の実施形態における制御モードの切り替え方法を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態におけるジンバル機構制御の実施例を説明するための模式図である。
[第1の実施形態]
図1を用いて、第1の実施形態のジンバル制御装置を説明する。
図1に示すように、第1の実施形態のジンバル制御装置1は、ジンバル機構100の駆動を制御する。
ジンバル機構100は、撮像装置101が固定されている撮像装置固定部102と、撮像装置101を所定の方向(例えばパン方向)に駆動させる駆動部103と、角速度センサ104と、位置センサ105と、を備えている。
ジンバル機構100には、ジンバル機構100、具体的には駆動部103の駆動を制御するためのジンバル駆動目標値である制御信号が入力される。
駆動部103は、入力された制御信号(ジンバル駆動目標値)に基づいて、撮像装置固定部102を回動軸Cxまわりに回動させる。これにより、撮像装置101は所定の方向に駆動する。駆動部103としてモータを用いることができる。
角速度センサ104は、撮像装置101が駆動される回動軸Cx成分の角速度を検出する。
位置センサ105は、撮像装置固定部102の回動方向における位置を検出し、位置情報を出力する。
ジンバル制御装置1は、振れ補正量算出部2と、制御パラメータ切り替え部3と、記憶部4と、目標値算出部5と、駆動制御部6と、を備えている。
振れ補正量算出部2、制御パラメータ切り替え部3、記憶部4、目標値算出部5、及び、駆動制御部6は、例えばCPU(Central Processing Unit)内に機能的に設けられている。振れ補正量算出部2、制御パラメータ切り替え部3、記憶部4、目標値算出部5、及び、駆動制御部6をそれぞれ回路によって構成してもよい。
振れ補正量算出部2は、角速度センサ104で検出された角速度を取得する。
振れ補正量算出部2は、ジンバル機構100に既に設定されている前回のジンバル駆動目標値を取得する。
振れ補正量算出部2は、角速度センサ104で検出された角速度、及び、ジンバル機構100から取得した前回のジンバル駆動目標値から、振れ補正量を算出する。
制御パラメータ切り替え部3は、位置センサ105から位置情報を取得する。
制御パラメータ切り替え部3は、ジンバル機構100に既に設定されている前回のジンバル駆動目標値を取得する。
制御パラメータ切り替え部3は、位置センサ105から取得した位置情報やジンバル駆動目標値から、撮像装置固定部102がその回動方向における機械的な補正限界であるメカ端に位置しているか否かを判定する。
メカ端に位置しているか否かは、位置センサ105から取得した位置情報やジンバル駆動目標値と、予め設定されている補正限界位置情報とを比較することで判定できる。
制御パラメータ切り替え部3は、位置センサ105から取得した位置情報から、撮像装置固定部102がその回動方向における目標センター付近に位置しているか否かを判定する。目標センターは予め設定されている。目標センターは補正範囲の中央に設定することが好ましい。
目標センター付近に位置しているか否かは、位置センサ105から取得した位置情報やジンバル駆動目標値と、予め設定されている閾値情報とを比較することで判定できる。
記憶部4には、ステディモード(第1のモード)用パラメータ及びフォローモード(第2のモード)用パラメータが記憶されている。
これらパラメータは、例えばセンタリング量や電気的制限量等のパラメータである。
センタリング量は、目標センターに戻す量である。なお、ステディモードではセンタリング量は0である。
制御パラメータ切り替え部3は、撮像装置固定部102がメカ端に位置していると判定した場合、記憶部4からフォローモード用パラメータを取得する。
制御パラメータ切り替え部3は、撮像装置固定部102が目標センター付近に位置していると判定した場合、記憶部4からステディモード用パラメータを取得する。
制御パラメータ切り替え部3は、撮像装置固定部102がメカ端に位置していないと判定し、かつ、目標センター付近に位置していないと判定した場合には、既に設定されている方のパラメータを保持する。
制御パラメータ切り替え部3は、ジンバル機構100から取得した前回のジンバル駆動目標値と、記憶部4から取得したパラメータまたは保持しているパラメータとに基づいて制御パラメータであるセンタリング量を算出する。
上述したように、制御パラメータ切り替え部3は、ジンバル機構100から、撮像装置101の位置情報とジンバル機構100に既に設定されているジンバル駆動目標値とを取得し、位置情報に応じてステディモードまたはフォローモードに切り替える。
制御パラメータ切り替え部3は、切り替えられた方のモード用パラメータを記憶部4から取得し、取得した方のモード用パラメータと、取得したジンバル駆動目標値とから制御パラメータを算出する。
目標値算出部5は、振れ補正量算出部2で算出された振れ補正量と、制御パラメータ切り替え部3で算出された制御パラメータであるセンタリング量とから、ジンバル駆動目標値を算出する。
駆動制御部6は、目標値算出部5で算出されたジンバル駆動目標値を、ジンバル機構100の駆動部103の駆動を制御するための制御信号として、ジンバル機構100の駆動部103へ出力する。
駆動部103は、駆動制御部6から出力された制御信号に基づいて、ジンバル機構100、具体的には撮像装置固定部102の駆動を制御する。
ここで、図2を用いて、ジンバル機構100の駆動を制御するためのステディモード及びフォローモードを説明する。図2(a)はステディモードを説明するための模式図である。図2(b)はフォローモードを説明するための模式図である。
図2(a)に示すように、ステディモードは、撮像装置固定部102の機械的な可動範囲全体を補正範囲とするモードである。従って、ステディモードでは、メカ端が補正限界となる。
なお、図2(a)では撮像装置固定部102の機械的な可動範囲を180°の角度範囲で示しているが、これに限定されるものではない。可動範囲はジンバル機構の設計仕様に応じて適宜設定される。
一方、図2(b)に示すように、フォローモードは、撮像装置固定部102の可動範囲を、ソフトウェアによって制限するモードである。
従って、フォローモードでは、撮像装置固定部102の機械的な可動範囲内であれば、補正範囲や補正限界を任意に設定することが可能である。また、複数のモードで補正範囲や補正限界を設定することも可能である。
図3を用いて、ステディモードによる振れ補正を説明する。
図3(a)〜図3(c)において、符号150を付した矩形は、ジンバル機構100が取り付けられている本体(例えばヘリコプタや飛行機等の本体)を模式的に示すものである。符号C101を付した矢印は撮像装置101の光軸である。符号160を付した円は被写体である。
図3(a)は、撮像装置固定部102の基本姿勢の状態を模式的に示している。
図3(b)は、本体150が右に傾いた状態を示している。
この状態では、被写体160は補正範囲内に位置しており、振れ補正が可能である。
図3(c)は、図3(b)の状態から本体150がさらに右に傾き、メカ端である補正限界に到達した状態を示している。
この状態では、メカ端から右方向のみに振れ補正が可能である。
ステディモードでは、図3(c)の状態から本体150がさらに右に傾いた場合、メカ端である補正限界に到達した状態が維持される。そのため、メカ端から右方向のみの振れ補正しかできない状態が維持される。
従って、ステディモードは、ジンバル機構の機械的な可動範囲全体を補正範囲(第1の補正範囲)としているため、補正限界(第1の補正限界)が大きく、追従性能が高いというメリットを有する。反面、ステディモードは、補正限界であるメカ端では一方向のみの補正しかできない状態が維持されるというデメリットを有する。
なお、図3(b)及び図3(c)では本体150が右に傾いた場合を示したが、左に傾いた場合も同様のメリット及びデメリットを有する。
図4を用いて、フォローモードによる振れ補正を説明する。
なお、説明をわかりやすくするために、図3と同じ構成部には同じ符号を付す。
図4(a)は、図3(a)に対応し、ジンバル機構100の基本姿勢の状態を模式的に示している。
図4(b)は、本体150が右に傾いた状態を示している。
この状態では、被写体160は補正範囲内に位置しており、振れ補正が可能である。
図4(c)は、図4(b)の状態から本体150がさらに右に傾き、補正限界に到達した状態を示している。
図4(d)は、図4(c)の状態から本体150がさらに右に傾いた状態を示している。この状態では、補正範囲から外れているため、被写体160に追従できない。
フォローモードでは、補正範囲から外れると、光軸C101をソフトウェアによってセンタリングさせることができる。これにより、光軸C101は補正範囲内に移動される。
図4(e)に示すように、光軸C101は、図4(d)の状態からさらにセンタリングされて本体150の向きとほぼ一致し、目標センター付近に移動される。
その後は新たな被写体に対して追従する。
従って、フォローモードは、ステディモードよりも補正範囲(第2の補正範囲)が狭く、補正限界(第2の補正限界)が小さく、追従性能が低いというデメリットを有する。
反面、フォローモードは、補正範囲から外れると光軸C101をセンタリングさせることができるというメリットを有する。
そのため、センタリングされた光軸を中心とする新たな補正範囲や補正限界が設定され、振れ補正を行うことができる。
なお、図4(b)〜図4(e)では本体150が右に傾いた場合を示したが、左に傾いた場合も同様のメリット及びデメリットを有する。
図5を用いて、第1の実施形態における制御モードの切り替え方法を説明する。
制御モードの切り替え処理が開始されると、制御パラメータ切り替え部3は、ステップS11にて、位置センサ105から位置情報を取得する。
制御パラメータ切り替え部3は、ステップS12にて、ジンバル機構100に既に設定されている前回のジンバル駆動目標値を取得する。
制御パラメータ切り替え部3は、ステップS13にて、取得した位置情報から、撮像装置固定部102がその回動方向における機械的な補正限界であるメカ端に位置しているか否かを判定する。
ステップS13でメカ端に位置している(YES)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部3は、ステップS14にて、記憶部4からフォローモード用パラメータを取得する。
ステップS13でメカ端に位置していない(NO)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部3は、ステップS15にて、取得した位置情報から、撮像装置固定部102がその回動方向における目標センター付近に位置しているか否かを判定する。
ステップS15で目標センター付近に位置している(YES)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部3は、ステップS16にて、記憶部4からステディモード用パラメータを取得する。
ステップS15で目標センター付近に位置していない(NO)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部3は、ステップS17にて、既に設定されている方のパラメータを保持する。
制御パラメータ切り替え部3は、ステップS18にて、ステップS12で取得された前回のジンバル駆動目標値と、ステップS14、ステップS16、またはステップS17で取得されたパラメータとに基づいて、制御パラメータであるセンタリング量を算出して、処理を終了させる。
図6を用いて、第1の実施形態におけるジンバル駆動目標値の算出方法を説明する。
ジンバル駆動目標値の算出処理が開始されると、振れ補正量算出部2は、ステップS21にて、角速度センサ104から角速度を取得する。
振れ補正量算出部2は、ステップS22にて、ジンバル機構100から既に設定されている前回のジンバル駆動目標値を取得する。
振れ補正量算出部2は、ステップS23にて、角速度センサ104で検出された角速度と、ジンバル機構100から取得した前回のジンバル駆動目標値とから、振れ補正量を算出する。
目標値算出部5は、ステップS24にて、ステップS23で算出された振れ補正量に対し、ステップS18で算出された制御パラメータであるセンタリング量を加減算し、ジンバル駆動目標値を算出して、処理を終了させる。
目標値算出部5で算出されたジンバル駆動目標値は、駆動制御部6から制御信号としてジンバル機構100の駆動部103へ出力される。
これにより、ジンバル機構100の駆動部103は、制御信号に基づいて、ジンバル機構100、具体的には撮像装置固定部102の駆動を制御する。
図7を用いて、第1の実施形態のモード切り替えによる振れ補正を説明する。
図7では開始時の制御モードがステディモードである例を示している。なお、説明をわかりやすくするために、図3及び図4と同じ構成部には同じ符号を付す。
図7(a)は、図3(a)及び図4(a)に対応し、ジンバル機構100の基本姿勢の状態を模式的に示している。
図7(b)は、図3(b)に対応し、本体150が右に傾いた状態を示している。
この状態では、被写体160はステディモードの補正範囲内に位置しており、振れ補正が可能である。
図7(c)は、図3(c)に対応し、図7(b)の状態から本体150がさらに右に傾き、メカ端である補正限界に到達した状態を示している。
この状態では、メカ端から右方向のみの振れ補正しかできない。
そこで、第1の実施形態では、メカ端であるステディモードの補正限界に位置していると判定された場合に、ステディモードからフォローモードへ切り替えられる。
これにより、図7(d)に示すように、フォローモードの補正限界(補正範囲)が設定され、撮像装置101の光軸C101は、フォローモードの補正範囲内に移動される。
図7(e)に示すように、撮像装置101の光軸C101は、図7(d)の状態からさらにセンタリングされて本体150の向きとほぼ一致し、目標センター付近に移動される。
図7(e)に示すように、目標センター付近に位置していると判定された場合に、フォローモードからステディモードへ切り替えられる。
ステディモードへ切り替えられた後は、新たな被写体に対して追従する。
図8を用いて、第1の実施形態におけるジンバル機構制御の実施例を説明する。
図8(a)はジンバル駆動目標値と制御モードの切り替えとの関係の一例を示す図である。縦軸はジンバル駆動目標値、並びに、ステディモードでの補正限界及びフォローモードでの補正限界を示す。なお、図8(a)では目標センター位置を縦軸における0としている。横軸は時間軸である。
図8(b)はセンタリング量と制御パラメータの切り替えとの関係の一例を示す図である。縦軸はセンタリング量を示す。横軸は時間軸である。
図8(c)は、振れ量と制御パラメータの切り替えとの関係の一例を示す図である。縦軸は振れ量(角速度)を示す。横軸は時間軸である。
図8(a)〜図8(c)のそれぞれの時間軸(横軸)は互いに相関関係にある。
なお、図8(a)〜図8(c)では開始時の制御モードがステディモードである例を示している。
図8(a)に示すように、時刻t0から時刻t1までの期間では、ジンバル駆動目標値は徐々に増加している。即ち、本体に対するジンバル機構の相対角度が徐々に大きくなっている。
ジンバル駆動目標値がステディモードでの補正限界に到達するまでの期間はステディモードが保持される。
図8(b)に示すように、時刻t0から時刻t1までの期間では、ステディモードが維持されているため、センタリング量は0である。
図8(c)に示すように、時刻t0から時刻t1までの期間ではステディモードが維持されている。そのため、補正範囲が広く、追従性能が高い振れ補正が維持される。従って、振れ量(角速度)が比較的大きい状態でも、追従が可能である。
図8(a)に示すように、ジンバル駆動目標値がステディモードでの補正限界に到達した状態になると、時刻t1にステディモードからフォローモードに制御モードが切り替わり、新たな補正限界(補正範囲)が設定される。
図8(b)に示すように、時刻t1でフォローモードに切り替わることにより、新たなセンタリング量が設定される。
図8(a)に示すように、新たなセンタリング量が設定されたことにより、時刻t1から時刻t2までの期間では、ジンバル駆動目標値は徐々に減少する。即ち、本体に対するジンバル機構の相対角度が徐々に小さくなる。
図8(c)に示すように、時刻t1から時刻t2までの期間では、ジンバル駆動目標値がフォローモードの補正範囲内(補正限界以下)ではないので、振れ量(角速度)に追従することができない。
時刻t2から時刻t3までの期間では、ジンバル駆動目標値はフォローモードでの補正限界以下、即ち補正範囲内となる。そのため、時刻t1から時刻t3までの期間では、フォローモードが維持される。
図8(b)に示すように、時刻t2から時刻t3までの期間では、センタリング量は適宜、設定される。なお、図8(b)では、センタリング量が段階的に設定される例を示しているが、これに限定されるものではない。例えばセンタリング量を連続的に設定してもよい。
図8(c)に示すように、時刻t2から時刻t3までの期間では、振れ量(角速度)が小さい。そのため、センタリング量が適宜、設定されることにより、ジンバル駆動目標値が目標センター付近になる。
図8(a)に示すように、センタリング量が適宜、設定されることにより、ジンバル駆動目標値が0付近、即ち、目標センター付近になると、時刻t3にフォローモードからステディモードに制御モードが切り替わる。
図8(b)に示すように、時刻t3では、ステディモードに切り替わることにより、センタリング量は0になる。
第1の実施形態のジンバル制御装置及びジンバル制御方法によれば、複数のモード、具体的にはステディモードとフォローモードとを自動で切り替えてジンバル機構の駆動を制御するため、操作の煩わしさを改善することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では位置センサからの位置情報によって制御モードの切り替えを行っている。それに対して、第2の実施形態では撮像装置から出力される撮影情報によって制御モードの切り替えを行う点で相違する。
図9を用いて、第2の実施形態のジンバル制御装置を説明する。
なお、説明をわかりやすくするために、第1の実施形態と同じ構成部には同じ符号を付す。
図9に示すように、第2の実施形態のジンバル制御装置51は、ジンバル機構200の駆動を制御する。
ジンバル機構200は、第1の実施形態のジンバル機構100と比較して、撮像装置201からジンバル制御装置51へ撮影情報が出力される点で相違し、それ以外の構成は第1の実施形態のジンバル機構100と同じである。
ジンバル制御装置51は、第1の実施形態のジンバル制御装置1と比較して、制御パラメータ切り替え部53の制御パラメータの切り替え方法が異なる点で相違し、それ以外の構成は第1の実施形態のジンバル制御装置1と同じである。
そこで、第2の実施形態のジンバル制御装置51における制御パラメータ切り替え部53について説明する。
制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置201から撮影情報を取得する。
撮影情報には、例えば撮像装置201のレンズの焦点距離情報と撮像装置201の撮像素子のイメージサークル情報、または、顔認識できているか否かの情報が含まれる。
イメージサークル情報には、例えばイメージサークルの半径情報が含まれる。
制御パラメータ切り替え部53は、ジンバル機構200に既に設定されている前回のジンバル駆動目標値を取得する。
制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置201から取得した撮影情報から、被写体が画角外か否かを判定する。
撮影情報にレンズの焦点距離情報と撮像素子のイメージサークル情報が含まれている場合、制御パラメータ切り替え部53は、取得したレンズの焦点距離情報と撮像素子のイメージサークル情報から画角を算出し、算出した画角から被写体が画角外か否かを判定することができる。
図10を用いて、画角の算出方法と被写体が画角外か否かの判定方法を説明する。
例えば、画角をθとし、イメージサークル180の半径をrとし、レンズの焦点距離をfとすると、式(1)を用いて、画角θを算出することができる。
r=f×tanθ …(1)
図10(a)に示すように、イメージサークル180は、撮像素子210、具体的には撮像素子210における画素がX列、Y行に配置された撮像領域の外接円に相当する。
被写体を広角で撮影したり、望遠で撮影したりする場合がある。
図10(b)に示すように、例えば広角で撮影する場合、レンズの焦点距離f1における画角θ1は、式(2)を用いて算出される。
r=f1×tanθ1 …(2)
望遠で撮影する場合、レンズの焦点距離f2における画角θ2は、式(3)を用いて算出される。
r=f2×tanθ2 …(3)
従って、制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置201が補正限界を超えて2θ以上、回動軸Cxまわりに回動した場合には被写体が画角外であると判定し、それ以外の場合には被写体が画角内、即ち、画角外ではないと判定する。
撮影情報に顔認識できているか否かの情報が含まれている場合、制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置201が補正限界を超えて回動し、かつ、顔認識できていないと判定した場合には被写体が画角外であると判定し、それ以外の場合には被写体が画角外ではないと判定する。
または、撮影情報に顔認識できているか否かの情報が含まれている場合、制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置201が顔認識できているときには被写体が画角外ではないと判定し、顔認識できていないときには被写体が画角外であると判定するようにしてもよい。
従って、第2の実施形態のジンバル制御装置51は、ジンバル機構200、具体的には撮像装置固定部102の可動範囲をソフトウェアによって制限する。
制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置201から取得した撮影情報から、撮像装置固定部102がその回動方向における目標センター付近に位置しているか否かを判定する。目標センター付近に位置しているか否かは、例えば位置センサ105から取得した位置情報やジンバル駆動目標値を、予め設定されている閾値情報と比較することで判定することができる。
制御パラメータ切り替え部53は、被写体が画角外であると判定された場合には、記憶部4からフォローモード用パラメータを取得する。
制御パラメータ切り替え部53は、撮像装置固定部102が目標センター付近に位置していると判定された場合には、記憶部4からステディモード用パラメータを取得する。
制御パラメータ切り替え部53は、被写体が画角外ではないと判定され、かつ、撮像装置固定部102が目標センター付近に位置していないと判定された場合には、すでに設定されている方のパラメータを保持する。
制御パラメータ切り替え部53は、ジンバル機構200から取得した前回のジンバル駆動目標値と、記憶部4から取得したパラメータまたは保持しているパラメータとに基づいて制御パラメータであるセンタリング量を算出する。
上述したように、制御パラメータ切り替え部53は、ジンバル機構200から、撮像装置201の撮影情報とジンバル機構200に既に設定されているジンバル駆動目標値とを取得し、撮影情報に応じてステディモードまたはフォローモードに切り替える。
制御パラメータ切り替え部53は、切り替えられた方のモード用パラメータを記憶部4から取得し、取得した方のモード用パラメータと、取得したジンバル駆動目標値とから制御パラメータを算出する。
図11を用いて、第2の実施形態における制御パラメータの切り替え方法を説明する。
制御パラメータの切り替え処理が開始されると、制御パラメータ切り替え部53は、ステップS31にて、撮像装置201から撮影情報を取得する。
制御パラメータ切り替え部53は、ステップS32にて、ジンバル機構200に既に設定されている前回のジンバル駆動目標値を取得する。
制御パラメータ切り替え部53は、ステップS33にて、取得した撮影情報から、被写体が画角外か否かを判定する。
ステップS33で被写体が画角外である(YES)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部53は、ステップS34にて、記憶部4からフォローモード用パラメータを取得する。
ステップS33で被写体が画角外ではない(NO)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部53は、ステップS35にて、取得した撮影情報から目標センター付近に位置しているか否かを判定する。
ステップS35で目標センター付近に位置している(YES)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部53は、ステップS36にて、記憶部4からステディモード用パラメータを取得する。
ステップS35で目標センター付近に位置していない(NO)と判定された場合、制御パラメータ切り替え部53は、ステップS37として、既に設定されている方のパラメータを保持する。
制御パラメータ切り替え部53は、ステップS38にて、ステップS32で取得された前回のジンバル駆動目標値と、ステップS34、ステップS36、またはステップS37で取得されたパラメータとに基づいて制御パラメータであるセンタリング量を算出して、処理を終了させる。
第2の実施形態におけるジンバル駆動目標値の算出方法は、図6を用いて説明した第1の実施形態の算出方法と同様の手順である。
図12を用いて、第2の実施形態におけるジンバル機構の制御方法の実施例を説明する。
図12は、ジンバル機構200が取り付けられている本体(例えばヘリコプタや飛行機等の本体)が右に徐々に傾いていく場合の制御モードの切り替えの一例を示す模式図である。符号160を付した円は被写体である。符号170を付した矩形は撮像装置201の画角である。
ここで、図12中の本体に対するジンバル機構200の相対角度と矢印の向きとの関係について説明する。
図12(a)及び図12(g)の本体に対するジンバル機構の相対角度の欄における上向きの矢印は、本体に対するジンバル機構200の相対角度が0°(ゼロ度)の状態を示す。即ち、ジンバル機構200、具体的には撮像装置固定部102が目標センターに位置している状態を示す。
図12(c)〜図12(e)の本体に対するジンバル機構の相対角度の欄における左向きの矢印は、本体に対するジンバル機構200の相対角度が90°(度)の状態を示す。
図12(a)に示す状態では、本体に対するジンバル機構の相対角度は0°である。
即ち、ジンバル機構200、具体的には撮像装置固定部102が目標センターに位置している状態である。撮像装置の光軸は本体の向きと一致している。
このとき、被写体160が画角170の中央に写っている画像となる。
図12(b)は、図12(a)の状態から本体が右に、例えば45°傾いた状態を示している。
ジンバル機構200は、本体の傾きを相殺するように振れ補正されるため、本体とは反対方向に45°傾いた状態になる。
従って、撮像装置の光軸は本体の向きと一致し、被写体160が画角170の中央に写っている画像となる。
図12(c)は、図12(b)の状態から本体がさらに右に傾き、図12(a)の状態から例えば90°傾いた状態を示している。
ジンバル機構200は本体の傾きを相殺するように振れ補正されるため、本体とは反対方向に、90°傾いた状態になる。
図12(c)に示す状態は、ジンバル機構200、具体的には撮像装置固定部102がメカ端に位置している状態である。この状態では撮像装置の光軸は本体の向きと一致し、被写体160が画角170の中央に写っている画像となる。
図12(d)は、図12(c)の状態から本体がさらに右に傾き、図12(a)の状態から例えば110°傾いた状態を示している。
この状態ではジンバル機構200がメカ端に位置している状態が維持されている。そのため、図12(c)の状態から本体がさらに右に傾いた分、撮像装置の光軸は右に傾く。
これにより、被写体160が画角170の左側に寄った画像となる。
図12(e)は、図12(d)の状態から本体がさらに右に傾き、図12(a)の状態から例えば130°傾いた状態を示している。
この状態ではジンバル機構200がメカ端に位置している状態が維持されている。そのため、図12(d)の状態から本体がさらに右に傾いた分、撮像装置の光軸はさらに右に傾く。
これにより、被写体160がさらに左側に寄り、画角170から外れた画像となる。
制御パラメータ切り替え部53(図9参照)は、撮像装置201から取得した、レンズの焦点距離情報と撮像素子のイメージサークル情報、または、顔認識できているか否かの情報を含む撮影情報と、位置センサ105から取得した位置情報とから、被写体160が画角170から外れたか否かを判定することができる。
そこで、図12(f)に示すように、被写体160が画角170から外れたと判定された場合、制御パラメータ切り替え部53は、ステディモードからフォローモードへ制御モードを切り替える。
従って、第2の実施形態では、撮像装置201から取得した、レンズの焦点距離情報と撮像素子のイメージサークル情報、または、顔認識できているか否かの情報を含む撮影情報と、位置センサ105から取得した位置情報とから、被写体160が画角170から外れたか否かを判定し、制御モードの切り替えを行う。
フォローモードでは、ソフトウェアによってセンタリングさせることができる。
図12(f)に示す状態は、センタリング過程の状態であり、本体に対するジンバル機構200の相対角度が例えば90°から45°へ小さくなった状態を示している。
これにより、本体の向きに対する撮像装置の光軸の相対角度も小さくなる。
図12(g)は、センタリング過程がさらに進み、撮像装置の光軸が本体の向きとほぼ一致した状態、即ち、ジンバル機構200、具体的には撮像装置固定部102が目標センター付近に位置している状態である。
制御パラメータ切り替え部53は、目標センター付近に位置していると判定された場合、フォローモードからステディモードへ制御モードを切り替える。
その後は新たな被写体に対して追従する。
第2の実施形態のジンバル制御装置及びジンバル制御方法によれば、複数のモード、具体的にはステディモードとフォローモードとを自動で切り替えてジンバル機構の駆動を制御するため、操作の煩わしさを改善することができる。
なお、本発明に係る実施形態は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、撮像装置101を駆動させる所定の方向を例えばパン方向として説明したが、これに限定されるものではない。上記の所定の方向を、パン方向に直交するチルト方向、または、パン方向及びチルト方向に直交するロール方向としても適用可能である。
また、第1の実施形態では、ジンバル機構のメカ端を位置センサで検出したが、これに限定されるものではない。例えばジンバル機構の駆動部で中心位置を検出し、検出した中心位置からの変位量から、メカ端に位置しているか否かを判定するようにしてもよい。
ジンバル制御装置を構成する構成要素それぞれをハードウェアによって構成してもよく、ソフトウェア(コンピュータプログラム)によって構成してもよい。ハードウェアとソフトウェアとが混在していてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの使い分けは任意である。
1,51 ジンバル制御装置
2 振れ補正量算出部
3 制御パラメータ切り替え部
4 記憶部
5 目標値算出部
6 駆動制御部
100,200 ジンバル機構
101,201 撮像装置

Claims (7)

  1. 撮像装置が固定されているジンバル機構の駆動を制御するためのジンバル駆動目標値を前記ジンバル機構へ出力する駆動制御部と、
    前記ジンバル機構から、前記撮像装置の角速度と前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とを取得して振れ補正量を算出する振れ補正量算出部と、
    前記撮像装置の振れを補正するための第1の補正範囲を有する第1のモード用パラメータ、及び、前記第1の補正範囲よりも狭い第2の補正範囲を有する第2のモード用パラメータが記憶されている記憶部と、
    前記ジンバル機構から、前記撮像装置の位置情報と前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とを取得し、前記位置情報に応じて前記第1のモードと前記第2のモードとのうちのいずれかに切り替え、切り替えられた方のモード用パラメータを前記記憶部から取得し、取得した方のモード用パラメータと、取得した前記ジンバル駆動目標値とから制御パラメータを算出する制御パラメータ切り替え部と、
    前記振れ補正量算出部で算出された振れ補正量と前記制御パラメータ切り替え部で算出された制御パラメータとから前記ジンバル駆動目標値を算出し、前記駆動制御部へ出力する目標値算出部と、
    を備えていることを特徴とするジンバル制御装置。
  2. 前記制御パラメータはセンタリング量を含み、前記第1のモード用パラメータのセンタリング量は0であり、前記第2のモード用パラメータのセンタリング量は前記ジンバル駆動目標値が0になるように設定されることを特徴とする請求項1に記載のジンバル制御装置。
  3. 前記制御パラメータ切り替え部は、
    取得した前記位置情報から、前記第1の補正範囲における補正限界に位置しているか否かを判定し、
    前記補正限界に位置していると判定した場合には前記記憶部から前記第2のモード用パラメータを取得し、
    前記補正限界に位置していないと判定した場合には予め設定されている目標センター付近に位置しているか否かを判定し、
    前記目標センター付近に位置していると判定した場合には前記記憶部から前記第1のモード用パラメータを取得し、
    前記目標センター付近に位置していないと判定した場合には既に取得している前記第1のモード用パラメータまたは前記第2のモード用パラメータを保持する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のジンバル制御装置。
  4. 前記制御パラメータ切り替え部は、
    前記ジンバル機構から、前記撮像装置の撮影情報をさらに取得し、
    取得した前記位置情報及び前記撮影情報から、被写体が画角外か否かを判定し、
    被写体が画角外であると判定した場合には前記記憶部から前記第2のモード用パラメータを取得し、
    被写体が画角外ではないと判定した場合には予め設定されている目標センター付近に位置しているか否かを判定し、
    前記目標センター付近に位置していると判定した場合には前記記憶部から前記第1のモード用パラメータを取得し、
    前記目標センター付近に位置していないと判定した場合には既に取得している前記第1のモード用パラメータまたは前記第2のモード用パラメータを保持する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のジンバル制御装置。
  5. 前記撮影情報は、前記撮像装置のレンズの焦点距離情報、及び、前記撮像装置の撮像素子のイメージサークル情報を含むことを特徴とする請求項4に記載のジンバル制御装置。
  6. 前記撮影情報は、顔認識できているか否かの情報を含むことを特徴とする請求項4に記載のジンバル制御装置。
  7. 撮像装置が固定されているジンバル機構から、前記撮像装置の角速度と、前記撮像装置の位置情報と、前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とを取得し、
    前記撮像装置の角速度と前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とに基づいて振れ補正量を算出し、
    前記位置情報に応じて、前記ジンバル機構の振れを補正するための第1の補正範囲を有する第1のモード用パラメータ、または、前記第1の補正範囲よりも狭い第2の補正範囲を有する第2のモード用パラメータを取得し、
    取得した前記第1のモード用パラメータまたは前記第2のモード用パラメータと前記ジンバル機構に設定されているジンバル駆動目標値とに基づいて制御パラメータを算出し、
    前記振れ補正量と前記制御パラメータとからジンバル駆動目標値を算出し、
    前記ジンバル駆動目標値を前記ジンバル機構へ出力する、
    ことを特徴とするジンバル制御方法。
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