JP7023676B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像方向を変更する駆動部を有する撮像装置およびその制御方法に関する。
ネットワークや専用線を介して、遠隔操作により撮像方向や画角を制御して監視するネットワークカメラには、パンチルト(以下、PTとも記す)タイプの装置がある。この種の撮像装置は、カメラヘッドがパンニング(水平方向回転)動作およびチルティング(垂直方向回転)動作を行う。また電動ズーム機能をもつ撮像装置では、遠隔操作により撮影画角を変更可能である。
設置環境の振動によって発生する撮像画像のブレを低減するための防振機能(像ブレ補正機能)を有する撮像装置の場合、電子式補正または光学式補正が行われる。電子式補正では画像処理によって像ブレ補正が行われ、光学式補正では、補正レンズ等の駆動により像ブレ補正が行われる。またパンチルト機構を用いて、レンズと撮像素子を含む鏡筒ユニットを駆動することにより像ブレ補正を行う方法(以下、PT防振という)がある。PT防振は、電子式補正や光学式補正に比べて振幅の大きい揺れに対して補正が可能であるので、船上のように大きな揺れが発生する設置環境において有効である。
特許文献1には、パンチルト機構を有するカメラの防振制御が開示されている。PT駆動開始時や駆動停止時に防振機能(電子式補正や光学式補正)が働いて逆に映像が揺れてしまうことを防ぐために、カメラの防振機能が一時的に無効化される。また、特許文献2には、検出された振動に基づき、所定以下の周波数の振動や、所定以上の振幅に対してPT防振を行う方法が開示されている。
特開2004-312138号公報 特開2006-80837号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、PT駆動に伴い発生する振動によって不要な防振動作が行われないように防止することが目的であり、PT機構を用いた像ブレ補正制御に関する以下の課題については言及されていない。
特許文献2に開示された従来技術では、PT防振機能とそれ以外の防振機能との切り替えに関し、PT防振の実行中に、どの位置を基準にして防振処理を行うかについての言及がない。つまり、どの位置を基準としてPT防振処理を行えばよいか、という問題があった。また、PT防振の終了処理について何ら言及されていない。例えば、PT防振の終了処理では終了指示の受信後、PT駆動部が動作を終了する。しかし、PT防振の終了指示の受信直後にPT駆動を終了させると、PT防振の開始前と終了時とでパンチルト機構部の位置が異なる場合に、撮像方向が変わってしまう。また、PT防振の実行中にPT防振以外のPT駆動命令が受信された場合のPT駆動方法について何ら言及されていない。そのため、PT防振の実行中にPT駆動命令が受信されたとしても、PT防振とPT駆動を併用して実行することができない。
本発明の目的は、駆動手段で撮像方向を変更して撮像画像の像ブレ補正を行う撮像装置において、揺れの検出信号に基づく像ブレ補正を的確に行うことである。
本発明の一実施形態の撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段の撮像方向を変更する駆動手段と、前記駆動手段の位置情報を記憶する記憶手段と、撮像装置の揺れを検出する検出手段から検出信号を取得して前記駆動手段を制御することにより画像の像ブレ補正を行う制御手段と、を備える。前記制御手段は前記像ブレ補正を開始する際、前記駆動手段を駆動する前に前記駆動手段の位置を前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶した位置を基準位置として前記検出信号を用いて前記像ブレ補正を行うとともに、前記像ブレ補正の処理において、前記記憶手段に記憶した基準位置に、前記検出信号から算出した補正量を加算して前記駆動手段の駆動目標値を算出する。
本発明によれば、駆動手段で撮像方向を変更して撮像画像の像ブレ補正を行う撮像装置において、揺れの検出信号に基づく像ブレ補正を的確に行うことができる。
第1実施形態におけるネットワークカメラの機能ブロック図である。 第1実施形態におけるネットワークカメラの構成図である。 第1実施形態における像ブレ補正制御の概要図である。 第1実施形態にてPT防振開始命令の受信時の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるPT防振処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるPT防振処理のフローチャートである。 第2実施形態にてPT防振開始命令の受信時の処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。各実施形態では、パンニングおよびチルティングの駆動機構を備える撮像装置の例を説明する。撮像装置は、ユーザが撮影したい場所を登録するプリセット登録機能を有する。プリセット登録時に、パンニング駆動部またはチルティング駆動部の位置情報、ズーム位置情報等を記憶する処理が行われる。また撮像装置は、プリセット巡回機能および自動追尾機能を有する。プリセット巡回機能は、登録済みの複数のプリセット情報に基づいて自動で巡回撮像を行う機能である。自動追尾機能は、カメラが検知領域内で動体を検知した場合、検知された物体を自動で追尾する機能である。以下では、パンニング動作をP動作と略称し、チルティング動作をT動作と略称する。
[第1実施形態]
図1から図5を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るネットワークカメラの機能ブロック図である。ネットワークカメラ100は、ネットワーク150を介してクライアント装置(情報処理装置)と相互に通信可能な状態に接続されている。ネットワークカメラ100は、撮像部101、画像処理部102、システム制御部103、揺れ検出部104、パンニング駆動部105、チルティング駆動部106、パンチルト制御部107、通信部108を備える。
撮像部101は、撮像光学系を構成するレンズとレンズ駆動機構、および撮像素子を備える。撮像素子は被写体を撮像して被写体像を光電変換し、電気信号を出力する。画像処理部102は、撮像部101により取得された画像信号に対して現像処理、画像反転処理、圧縮符号化処理等を行い、画像データを生成する。生成された画像データはシステム制御部103へ出力される。
システム制御部103はCPU(中央演算処理装置)を備え、ネットワークカメラ100の各構成部を制御する。システム制御部103は、画像処理部102により生成された画像データを取得し、通信部108を介してクライアント装置に送信する処理を行う。またシステム制御部103は、通信部108から取得したクライアント装置からのカメラ制御コマンドを解析し、コマンドに応じた処理を行う。例えば、システム制御部103は画像処理部102に対して画質調整の指示を行い、またパンチルト制御部(以下、PT制御部という)107に対して、P動作またはT動作の指示や、プリセット巡回指示、自動追尾指示を行う。
揺れ検出部104は、ジャイロセンサ等の角速度センサやノイズ除去のための各種アナログフィルタを備える。揺れ検出部104は、例えばネットワークカメラ100のパンニング方向およびチルティング方向の角速度を検出し、検出信号をPT制御部107に出力する。ジャイロセンサ等の角速度センサは、パンニング方向の検出用センサとチルティング方向の検出用センサがそれぞれ1つずつ配置されるか、または同時に2方向の検出を行える2軸タイプのセンサが1つ配置される。検出された角速度情報はPT制御部107に出力されて、後述の像ブレ補正制御に用いられる。
パンニング駆動部105は、撮像部101のP動作を行う機構部と、その駆動源であるモータと、P動作の駆動角度を検出する角度センサにより構成される。チルティング駆動部106は、撮像部101のT動作を行う機構部と、その駆動源であるモータと、T動作の駆動角度を検出する角度センサにより構成される。
PT制御部107は、システム制御部103の指令にしたがってP動作およびT動作の制御を行う。またPT制御部107は、揺れ検出部104から取得した角速度情報を角度情報に変換する処理を行い、検出情報に基づいてパンニング駆動部105およびチルティング駆動部106をそれぞれ制御する。またPT制御部107は制御に必要な情報(揺れの角速度情報や角度情報、パンニング角度やチルティング角度等)を不図示のメモリに記憶する処理を行う。
通信部108は、クライアント装置から送信されるカメラ制御コマンドを受信し、システム制御部103へ伝達する処理を行う。また通信部108は、カメラ制御コマンドに対するレスポンス信号をクライアント装置へ送信する。尚、図1に示す構成に限定されることなく、例えばネットワークカメラ100が音声入出力部や外部デバイス入出力部を備えてもよい。通信部108の通信接続の形態としては有線通信接続でも無線通信接続でもよい。
続いて図2を参照し、ネットワークカメラ100の機構的な構成を説明する。図2(A)は天井にとりつけられたネットワークカメラ100を下面側から見た場合の図である。図2(B)はネットワークカメラ100の側面図である。図2(B)において、ボトムケース201とターンテーブル202が上側に配置され、カメラヘッド支柱203にカメラヘッド204が取り付けられている。図2(B)において、上下方向の軸を垂直軸とし、これに直交する軸を水平軸と定義して、P動作およびT動作について説明する。尚、図2(A)にて、紙面に直交する垂直軸を中心として時計回り方向をパンニング角度の正方向とし、図2(B)にて、紙面に直交する軸を中心として反時計回り方向をチルティング角度の正方向とする。
図2に示すパンニング駆動部は、ボトムケース201とターンテーブル202で構成される。ターンテーブル202は垂直軸を中心として水平方向に回転する。ボトムケース201の固定部とターンテーブル202の回転部にそれぞれ配置された電気回路は、スリップリング等により接続されているので、パンニング可動部は水平軸を含む面内にて360°の角度範囲でエンドレスに回転することができる。また、ターンテーブル202にはエンコーダが取り付けられ、ボトムケース201にはエンコーダの移動量を測定するための円形のエンコーダスケールが取り付けられているので、これらによりパンニング可動部の回転角(パンニング角度)が検出される。
チルティング駆動部はターンテーブル202の上に備えられたカメラヘッド支柱203とカメラヘッド204で構成される。カメラヘッド204が水平軸を中心として垂直方向に回転する。チルティング可動部は水平方向0°から真下方向の-90°、さらに-180°まで回転することができる。カメラヘッド204にはエンコーダが取り付けられ、カメラヘッド支柱203にはエンコーダの移動量を測定するための円形のエンコーダスケールが取り付けられているので、これらによりチルティング可動部の回転角(チルティング角度)が検出される。
本実施形態のネットワークカメラ100は、カメラヘッド204を水平方向および垂直方向に回転させて撮像方向を変更して、広範囲に撮影することができる。尚、図2に示す構成に限らず、例えば、パンニング方向の駆動可能範囲が所定の角度範囲(例えば+170°~-170°)に制限されてもよい。同様に、チルティング方向の駆動可能範囲が所定の範囲(例えば0°~-90°)に制限されてもよい。
図3を参照して、ネットワークカメラ100のPT防振制御について説明する。図3は、チルティング駆動部106を用いて防振制御を行う様子を示す模式図である。図3(A)はPT防振制御のOFF状態を示し、図3(B)はPT防振制御のON状態を示す。本実施形態ではチルティング方向の防振制御を行うが、パンニング駆動部105を用いてパンニング方向の防振制御を行ってもよい。あるいは、チルティング駆動部106とパンニング駆動部105を用いた防振制御を併用してもよい。
図3に示すネットワークカメラ100は天井に取り付けられており、天井がチルティング方向に±15°程度の角度で揺れている様子を示している。例えば、ネットワークカメラ100が船室の天井に取り付けられた場合を想定する。船が波により大きく揺れることに伴い、船室の天井が大きく揺れる事になる。カメラヘッド204は船内を撮影するために、撮像方向が真下の-90°を向いた位置にある。図3(A)のOFF状態では、天井の揺れによってカメラヘッド204が傾き、所望の撮像方向、つまり-90°の角度での撮影ができない。撮像方向が±15°の範囲で変化すると、-75°から-105°の角度に対応する、映像のぶれが発生するので、非常に見づらい映像となってしまう。
一方、PT防振制御がONに設定されると、揺れ検出部104により検出される揺れの検出信号に応じて、PT制御部107がチルティング駆動部106を制御し、-75°から-105°の範囲でカメラヘッド204に係る駆動制御を行う。図3(B)に示すように、揺れに応じて、常に真下の-90°の方向を撮影することができる。このように、PT防振をON状態にすると、船が大きく揺れているにも関わらず、ぶれのない映像をユーザに提供することが可能となる。
図4および図5を参照して、本実施形態のPT防振処理について説明する。図4は、PT制御部107が、システム制御部103からPT防振制御の開始命令を受信した場合の処理を示すフローチャートである。S401で開始命令の受信時の処理を開始する。S402でPT制御部107は、PT防振時のオフセット位置(基準位置、振幅中心位置)として、現在の位置情報をメモリに記憶する処理を行う。現在の位置は、PT防振制御の開始前におけるパンニング駆動部105の位置、およびチルティング駆動部106の位置である。つまり、この時点ではまだPT防振制御が開始していないので、記憶値は、パンニング駆動部105およびチルティング駆動部106が静止している状態でのパンニング角度、チルティング角度である。
S403ではPT防振処理が実行される。この処理は、S404でPT制御部107がPT防振制御の終了命令を受信したと判断される時点までの間、周期的に行われる。PT防振による像ブレ補正処理の詳細については、図5のフローチャートを用いて後述する。
S404でPT制御部107は、PT防振制御の終了命令をシステム制御部103から受信したかどうかを判断する。PT制御部107が終了命令を受信したと判断した場合、S405へ進み、終了命令を受信していないと判断した場合には、S403へ戻り、PT防振処理を続行する。S405でPT制御部107は、S402でメモリに記憶されたオフセット位置をPT駆動目標値、つまり、パンニング駆動部105およびチルティング駆動部106を駆動するための目標値としてセットする。揺れ検出部104の検出信号に基づいて算出された補正値は使用しない。次のS406では、S405でPT制御部107がセットした駆動目標値にしたがってパンニング駆動部105およびチルティング駆動部106が駆動される。そしてS407でPT防振制御の開始命令の受信時の処理シーケンスを終了する。
図5は、図4のS403に示すPT防振処理を説明するフローチャートである。S501でPT防振処理を開始する。S502でPT制御部107は、揺れ検出部104からパンニング方向の角速度、およびチルティング方向の角速度の検出信号を取得する。S503でPT制御部107は、S502で取得した値を積分してパンニング方向の角度、およびチルティング方向の角度を算出する。算出時には各種フィルタ(ハイパスフィルタやローパスフィルタ、位相進みフィルタ等)が用いられる。
S504でPT制御部107は、S503で算出したパンニング方向とチルティング方向の角度値により、PT駆動での補正を行う揺れ補正量を算出する。揺れ補正量は、揺れにより発生した角度分をキャンセルするための補正量である。例えば、S503で算出された角度値として、チルティング角度が10°である場合、揺れ補正量は-10°である。
S505でPT制御部107は、パンニング駆動部105とチルティング駆動部106の各駆動目標値を算出する。駆動目標値は、図4のS402でメモリに記憶されたPT防振制御の開始前のPT位置(オフセット位置)を基準位置として、S504で求めた揺れ補正量を加算した値である。例えば、チルティング角度のオフセット位置が90°である場合、S504でされた揺れ補正量、つまり-10°が加算され、チルティング方向の駆動目標値として80°が算出される。この場合の加算には、負値の加算、つまり減算も含まれる。
S506でPT制御部107は、S505で算出したパンニング方向とチルティング方向の各駆動目標値に対応する制御指令を、パンニング駆動部105とチルティング駆動部106にそれぞれ出力する。これにより、揺れ補正された駆動目標値にしたがってP動作やT動作が行われる。S507でリターン処理へ移行し、PT防振による像ブレ補正処理のサブルーチンを終了する。
PT防振制御では、パンニング方向またはチルティング方向にてそれぞれ検出された揺れ量に応じて、揺れをキャンセルするようにパンニング駆動部またはチルティング駆動部の駆動制御により像ブレ補正処理が行われる。よって、撮像装置の揺れに伴う画像ブレを補正することができる。
本実施形態では、PT防振の開始前にパンニング駆動部およびチルティング駆動部の現在位置を記憶し、PT防振実行中には記憶されている位置をPT防振処理のオフセット位置(基準位置)として使用する。PT防振の終了時には、記憶された位置へパンニング駆動部およびチルティング駆動部を駆動させてからPT防振処理が終了する。よって、PT防振開始前にパンニング駆動位置やチルティング駆動位置がどこであろうと、PT防振の開始前の位置を基準位置として的確に像ブレ補正処理を行うことができる。また、PT防振の終了時には、PT防振終了命令の受信直後にPT駆動を停止するのではなく、PT防振の開始前に記憶したオフセット位置へパンニング駆動部とチルティング駆動部を移動させてから処理が終了する。したがって、PT防振制御の開始前と終了後においてパンニング駆動部およびチルティング駆動部の位置を同一の位置にすることができ、撮像方向のズレを防止できる。
[第1実施形態の変形例]
第1実施形態では、PT防振処理においてフィードバックを使用しないオープンループ制御法を説明したが、これに限るものではない。変形例では、図5のS505にてPT駆動目標値が算出された後、パンニング駆動部とチルティング駆動部の現在位置を取得し、現在位置とPT駆動目標値との差分を算出してフィードバック制御が行われる。したがって、より信頼性の高いPT防振制御を行う事ができる。
また変形例では、PT防振終了命令の受信後、PT駆動位置をオフセット位置に戻すための速度に関して、揺れ検出部104の検出信号の振幅や周波数に応じて変更される。例えば、揺れの周波数が低い場合、PT駆動位置をオフセット位置へゆっくりと戻し、揺れの周波数が高い場合には、PT駆動位置をオフセット位置に素早く戻す制御が行われる。これにより、PT防振を実行している状態と実行していない状態との切り替えによる映像の違和感を低減できる。
第1実施形態では、PT防振終了命令の受信後、PT駆動目標値をオフセット位置とし、直後にオフセット位置への駆動を行って処理を終了した。これに限らず、所定時間をかけてオフセット位置への駆動を行ってもよい。変形例では、PT防振終了命令の受信後、揺れ検出部104の出力に応じて、これを段階的に小さくするようにゲインを乗算して駆動部を減速させて、所定時間の経過後にオフセット位置で駆動を停止させる制御が行われる。これにより、PT防振を実行している状態と実行していない状態との切り替えによる映像の違和感をさらに低減できる。また、PT防振以外に光学式または電子式防振(像ブレ補正)の機能を有する撮像装置の場合には、PT防振とその他の防振手段との切り替え時などにおいて有効である。前記事項については後述の実施形態でも同様に適用可能である。
[第2実施形態]
図6および図7を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態の場合と同様の構成要素については、すでに使用した符号を用いることで、それらの詳細な説明を省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、PT防振の実行中にネットワークカメラ100がPT防振以外のPT駆動命令を受信した場合のPT駆動について説明する。PT防振以外のPT駆動命令とは、ユーザによる手動でのPT駆動操作や、プリセット巡回、自動追尾等に係る命令である。
図6を参照して、本実施形態のPT防振処理のシーケンスについて説明する。図5との相違点を説明し、図5と同じ処理については同じステップ番号を使用することで、それらの詳細な説明を省略する。
S501の次にS601でPT制御部107は、PT防振以外のPT駆動命令を、システム制御部103から受信したかどうかを判断する。PT防振以外のPT駆動命令を受信したと判断された場合、S602へ進み、PT防振以外のPT駆動命令を受信していないと判断された場合には、S604へ進む。
S602でPT制御部107は、受信したPT駆動命令の示す駆動量、および駆動速度からPT防振制御の1周期における駆動量を計算する。PT防振制御の1周期における駆動量とは、S501におけるPT防振処理を1回行う際の、PT防振以外の駆動量の事である。PT防振処理は、図4のS404にてPT防振の終了命令をPT制御部107が受信するまで間、周期的に行われる。周期については、例えば2kHzに対応する周期(500マイクロ秒)とする。尚、S601で駆動速度が受信されていない場合には、前回までに指示された駆動速度を使用するものとする。PT防振制御の1周期における駆動量をpと表記し、受信されたPT駆動速度をvと表記し、PT防振制御の実行に係る周波数をfと表記する。PT防振制御の1周期における駆動量pは下記式(1)から算出される。
Figure 0007023676000001
例えば、S601でPT制御部107がチルティング駆動命令を受信した場合に、受信した駆動速度をv=450[°/s]とし、PT防振制御の周波数をf=2000[Hz]とする。この場合、1周期における駆動量p=450÷2000=0.225°となる。よって、2000Hzに対応する1周期において、1回の防振処理で0.225°ずつチルティング駆動部106を制御すれば、450°/sの速度でT動作の駆動が行われる。
S603でPT制御部107は、受信駆動残量として、受信駆動量をセットする。例えば、S601でチルティング方向の駆動量として60°が受信されていれば、現在の受信駆動残量は60°である。ここでの駆動量および受信駆動残量は現在位置からの相対量としている。S601で絶対位置の指定で駆動量が受信された場合には、当該駆動量の示す位置と現在位置との差分が算出され、相対駆動量としてメモリに記憶される。また、受信駆動残量とは、PT防振以外のPT駆動命令に関する駆動残量であり、PT防振制御時の駆動残量(揺れ検出部104から算出した値)ではない。
S604でPT制御部107は、受信したPT駆動量に対して、受信駆動残量があるかどうかを判定する。具体的には、受信駆動残量をゼロと比較し、「受信駆動残量>0」であるかどうかが判定される。尚、S604の処理は、S601でPT駆動命令を受信していないと判定された場合にも行われる。その理由は、PT駆動命令の受信後、2回目以降のS501の防振処理において、受信駆動残量がゼロでない場合にはPT駆動を行う必要があることに拠る。受信駆動残量がゼロより大きいと判定された場合、S605へ進み、受信駆動残量がない(受信駆動残量=0)と判定された場合には、S502へ進む。
S605でPT制御部107は、受信駆動残量が所定値以上であるかどうかを判定する。所定値とは、パンニング駆動部105またはチルティング駆動部106の、それぞれの最少駆動可能角度を考慮して設定される閾値である。パンニング駆動部105およびチルティング駆動部106の最少駆動可能角度は、モータの特性や機構部の構成によって決まるが、最少駆動可能角度より小さい角度での駆動は実行できない。そのため、1回あたりの駆動量が最少駆動可能角度未満にならないように、所定値があらかじめ決定される。また、所定値については、S602で求めたPT防振制御の1周期における駆動量を考慮して決定してもよい。本実施形態では、例えば所定値を0.2°(閾値)とする。受信駆動残量が閾値以上であると判定された場合、S606へ進み、受信駆動残量が閾値未満であると判定された場合にはS607へ進む。
S606でPT制御部107は、オフセット位置(初回には図4のS402で記憶された位置)に対し、S602で算出した1周期分の駆動量を加算する。例えば、オフセット位置を90°とすると、1周期分の駆動量の0.225°を加算して、90.225°が算出され、この値は、メモリに記憶済みのオフセット位置に対して上書きされる。
S607でPT制御部107は、オフセット位置に対し、受信駆動残量の全量を加算する。例えば、S601で受信した駆動量が60°である場合、266回に亘ってPT防振処理を実行すると、1周期分の駆動量0.225°×266回=59.85°の角度で駆動したことになる。267回目にS501の防振処理を実行する際の受信駆動残量は、60°-59.85°=0.15°となる。これは閾値である0.2°未満となるため、PT制御部107はオフセット位置に受信駆動残量の全量0.15°を加算する。例えば、オフセット位置が149.85°である場合、これに0.15°を加算して、150°を新たなオフセット位置として更新する処理が行われる。PT駆動命令を受信する前にオフセット位置が90°であった場合、60°のPT駆動命令の受信後、267回の防振処理を実行しながらオフセット位置に0.225°を加算していくことで、最終的には150°まで可動部を駆動させることができる。
S606、S607の処理後、S502からS506の処理が実行される。次のS608では、直前のS506でPT駆動が行われているので、PT制御部107は受信駆動残量を更新する。具体的には、S606の処理が実行されたと場合、1周期分の駆動量をオフセット位置に加算した駆動量によりP動作またはT動作が駆動済みである。このため、PT制御部107は現在の受信駆動残量から1周期分の駆動量を減算した値を新たな駆動残量として更新する。一方、S607の処理が実行された場合には、全駆動残量をオフセット位置に加算した駆動量によりP動作またはT動作が駆動済みである。このため、PT制御部107は駆動残量をゼロとして更新する。その後、S507へ進む。
次に図7のフローチャートを参照して、PT制御部107がPT防振の終了命令を受信した後に、PT防振以外のPT駆動命令を受信した場合の処理について説明する。尚、図4との相違点を説明し、図4と同じ処理については同じステップ番号を使用することで、それらの説明を省略する
S404でPT防振制御の終了命令を受信したと判定された後にS701に進み、PT制御部107はPT防振以外のPT駆動命令を受信したかどうかを判定する。PT防振以外のPT駆動命令を受信したと判定された場合、S702へ進み、当該PT駆動命令を受信していないと判定された場合には、S405へ進む。
S702でPT制御部107は、S701で受信したPT駆動命令が相対位置指定で受信した命令であるか、または絶対位置指定で受信した命令であるかを判断する。相対位置指定とは、現在位置から移動先までの移動量を相対角度で指定することである。また、絶対位置指定とは、移動先の位置を絶対角度で指定することである。PT駆動命令が相対位置指定で受信された命令であると判断された場合、S703へ進み、絶対位置指定で受信された命令であると判断された場合にはS704へ進む。
S703でPT制御部107は、オフセット位置に対してS701で受信したPT駆動量を加算した値を、PT駆動目標値として設定する。一方、S704でPT制御部107は、S701で受信したPT駆動量をそのままPT駆動目標値として設定する。S703、S704の処理後にS406へ進む。
本実施形態では、S701でPT防振以外のPT駆動命令が受信されていない場合、PT駆動目標値としてオフセット位置を設定してP動作やT動作の駆動が行われてから処理を終了する。一方、S701でPT防振以外のPT駆動命令が受信された場合には、オフセット位置に必ずしも戻さず、受信した駆動量にしたがってP動作やT動作の駆動を行ってから処理を終了する。よって、駆動目標位置への早い駆動が可能となる。
本実施形態では、PT防振中にPT防振以外のPT駆動命令が受信された場合の処理において、PT防振処理のオフセット位置(振幅中心位置)に対して、受信したPT防振以外の駆動命令に係るPT駆動量が加算される。よって、PT防振の実行中でもPT防振以外のPT駆動命令を実行できるので、さらに利便性を高めることができる。また、PT防振の終了時にPT防振以外のPT駆動命令を受信した場合に本実施形態では、オフセット位置に移動させてから駆動を終了させるのではなく、受信したPT駆動量に対応する位置への駆動制御を行ってから駆動を終了させる。PT防振以外の駆動命令による駆動量にしたがって駆動目標値を設定することにより、指定されたPT位置への駆動を、より早く行うことができる。
[第2実施形態の変形例]
第2実施形態では、図6のS605において受信駆動残量が所定値以上であるかどうかの判定処理を行う例について説明したが、これに限るものではない。変形例では、S602で算出された1周期分の駆動量が所定の閾値以上であるどうかの判定処理も行う。例えば、1周期分の駆動量が閾値未満である場合に、処理ごとにオフセット位置に1周期分の駆動量を加算せず、所定回数の処理ごとに一度、1周期分の駆動量×所定回数の値が閾値以上となる設定値がオフセット位置に加算される。
また変形例では、PT防振終了命令の受信後、PT駆動目標値に駆動するための速度が、揺れ検出部104より検出された揺れの振幅や周波数に応じて変更される。例えば、揺れの周波数が低い場合には、PT駆動目標値への駆動が低速でゆっくりと行われ、揺れの周波数が高い場合には、PT駆動目標値への駆動が素早く行われる。これにより、PT防振を実行している状態とPT防振を実行していない状態との切り替えによる映像の違和感を低減できる。
第2実施形態では、PT防振終了命令の受信後、直後にPT駆動目標値への駆動を行って処理を終了する例を説明した。これに限らず、所定の時間をかけてPT駆動目標値への駆動制御を行ってもよい。例えば、PT防振終了命令の受信後、揺れ検出部104の出力に応じたゲインを算出し、駆動出力を段階的に小さくするようにゲイン乗算の処理が行われ、所定時間後にPT駆動目標値への駆動が停止される。これにより、PT防振の実行状態と非実行状態との切り替えによる映像の違和感をさらに低減することができる。また、PT防振以外の防振手段(光学式または電子式の防振手段等)を有する撮像装置の場合において防振手段の切り替え時などに有効である。
前記実施形態によれば、駆動部により、撮像部の揺れに伴う像ブレを補正する撮像装置において、PT防振による像ブレ補正制御の処理開始前に駆動部の位置情報を記憶して基準位置として使用する。像ブレ補正の実行前に記憶される駆動手段の位置を基準位置として揺れの検出信号に基づく像ブレ補正制御を適切に実行することができ、制御開始前と制御終了時とで撮像方向のズレが発生することを抑制できる。また、像ブレ補正の実行中にPT防振以外のPT駆動命令が受信された場合に、当該PT駆動命令に応じた駆動制御を行うことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。前記実施形態では、オフセット位置として、パンニング駆動部およびチルティング駆動部の各位置情報の両方をメモリに記憶する例を示したが、これに限るものではない。例えば、水平方向の揺れに対してパンニング駆動部を用いた防振制御を有効とせず、垂直方向の揺れに対してチルティング駆動部を用いた防振制御を有効にする場合を想定する。この場合、PT防振開始前にチルティング駆動部の位置のみをメモリに記憶すればよい。また、逆にパンニング駆動部のみを用いた防振制御を有効にする場合には、PT防振開始前にパンニング駆動部の位置のみをメモリに記憶すればよい。
前記実施形態では、パンチルト機構を用いたPT防振制御手段のみを備えた構成例を説明した。別の制御手段として、例えば光学式もしくは電子式の像ブレ補正を行う制御手段、または光学式および電子式の像ブレ補正を行う制御手段等を備える構成でもよい。複数の制御手段を備える撮像装置の場合、PT防振制御手段と別の制御手段とを併用する方法と、複数の制御手段を切り替えて個別に使用する方法を選択可能であるので、像ブレ補正性能をさらに向上させることができる。
100 ネットワークカメラ
101 撮像部
103 システム制御部
104 揺れ検出部
105 パンニング駆動部
106 チルティング駆動部
107 パンチルト制御部


Claims (10)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像方向を変更する駆動手段と、
    前記駆動手段の位置情報を記憶する記憶手段と、
    撮像装置の揺れを検出する検出手段から検出信号を取得して前記駆動手段を制御することにより画像の像ブレ補正を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は前記像ブレ補正を開始する際、前記駆動手段を駆動する前に前記駆動手段の位置を前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶した位置を基準位置として前記検出信号を用いて前記像ブレ補正を行うとともに、前記像ブレ補正の処理において、前記記憶手段に記憶した基準位置に、前記検出信号から算出した補正量を加算して前記駆動手段の駆動目標値を算出する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動手段は、前記撮像手段の撮像方向を水平方向に回転させる第1の駆動部、または前記撮像手段の撮像方向を垂直方向に回転させる第2の駆動部を備え、
    前記記憶手段は、前記制御手段が前記像ブレ補正を開始する前の前記第1または第2の駆動部の位置を記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は前記像ブレ補正を終了する場合、前記駆動手段の駆動目標値として、前記記憶手段に記憶された前記位置の値を設定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は前記像ブレ補正の実行中に、前記像ブレ補正の命令とは異なる駆動命令を受信した場合、前記記憶手段に記憶された位置に対して、前記検出信号から算出された補正量を加算するとともに、前記駆動命令による前記駆動手段の駆動速度および像ブレ補正処理を行う周期から算出した、像ブレ補正処理の1周期における駆動量を加算した値を、前記駆動手段の駆動目標値として設定する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は前記像ブレ補正の実行中に、前記駆動手段の駆動残量を算出し、前記駆動残量が閾値以上である場合、前記像ブレ補正処理の1周期における駆動量を前記記憶手段に記憶された位置に加算し、また前記駆動残量が閾値未満である場合、前記駆動残量を前記記憶手段に記憶された位置に加算した上で、さらに前記補正量を加算して前記駆動手段の駆動目標値を設定して前記駆動残量を更新する
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記駆動命令を受信しており、かつ、前記像ブレ補正を終了する場合、前記駆動命令による駆動量にしたがって前記駆動手段の駆動目標値を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は前記像ブレ補正を終了する場合、前記駆動手段の駆動速度を、前記検出信号に基づく駆動速度に変更する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は前記像ブレ補正を終了する場合、前記駆動手段への出力にゲインを乗算することにより前記駆動手段を減速させて駆動目標値で停止させる制御を行う
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記駆動命令は、前記駆動手段の駆動操作、プリセット巡回、または自動追尾に係る命令である
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の撮像装置。
  10. 撮像手段により撮像される画像の像ブレ補正が可能な撮像装置にて実行される制御方法であって、
    前記撮像手段の撮像方向を変更する駆動手段の位置情報を記憶手段が記憶する工程と、
    前記撮像装置の揺れを検出する検出手段から検出信号を制御手段が取得して前記駆動手段を制御することにより、画像の像ブレ補正を行う工程と、を有し、
    前記制御手段によって前記像ブレ補正を開始する際、前記駆動手段を駆動する前に前記駆動手段の位置を前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶した位置を基準位置として前記検出信号を用いて前記像ブレ補正が行われるとともに、前記像ブレ補正の処理において、前記記憶手段に記憶した基準位置に、前記検出信号から算出した補正量を加算して前記駆動手段の駆動目標値が算出される
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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